JP2004020250A - 原子炉中性子計装装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】LPRM検出器の校正に必要なLPRM検出器の校正定数計算を出力領域モニタ、もしくは移動式炉心内計装装置上で実現し、設備利用率を高め、安価で高性能の原子炉中性子計装装置を得る。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は原子力発電プラントにおける原子炉の炉心内中性子束レベルを監視する原子炉中性子計装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
原子力発電プラントにおける原子炉出力は通常熱出力で表されるが、これは熱出力が単位時間内の核分裂数に比例することから原子炉内の中性子束を測定することで原子炉出力を求めることとができる。このため、原子力発電プラントにおける放射線計測システムの1つとして、プラント運転時に原子炉内部の核分裂によって生じる中性子束を直接測定して核分裂反応の情報を得る原子炉中性子計装装置(核計装装置)が設けられている。
【0003】
このような原子炉中性子計装装置の従来の一例を図6に示す。図6において、1は原子炉の圧力容器で、2は原子炉の炉心である。3は出力領域モニタ(PRNM:Power Range Neutron Monitor)で、この出力領域モニタ3を構成し原子炉内の水平方向、軸方向の局部的な中性子束レベル監視を行う局部出力領域モニタ(LPRM:Local Power Range Monitor)4の検出器(以下LPRM検出器と称す)5が炉心2の縦方向に4箇所設置されている。このLPRM検出器5は中性子照射により感度が変化するため定期的な感度校正を必要とする。6は炉心2内の縦方向の中性子束分布を測定する移動式炉心内計装装置(TIP:Traversing In−Core Probe)で、前記炉心2内に可動検出器(以下TIP検出器と称す)7を設け、このTIP検出器7を圧力容器1の外部に設けた駆動装置8により案内管9を通して炉心頂部から炉心軸方向に沿って引き抜く際に連続的な炉心内軸方向の中性子束分布を測定する。
【0004】
LPRM検出器5で検出された中性子束レベルを示す検出信号10は局部出力領域モニタ4に入力され、局部中性子束信号11はデータ伝送装置12を介してプロセス計算機13に伝送される。
【0005】
一方、前記出力領域モニタ3にはLPRM検出器5全チャンネルの中性子束レベル、検出器位置情報などのデータを有する制御棒引抜監視モニタ14が設けられ、局部出力領域モニタ4からの局部中性子束信号11が入力され選択された制御棒周辺のLPRM検出器5の中性子束レベルを監視し、制御棒が引抜可能か否かを監視している。
【0006】
一方、移動式炉心内計装装置6では、可動式のTIP検出器7により炉心2の軸方向の検出器位置信号15と中性子束レベル信号16を測定し、この信号を中性子束モニタ17および駆動制御装置18を介してプロセス計算機13に伝送している。プロセス計算機13ではこれらの入力信号を用いて炉心2内の中性子束分布、およびLPRM検出器5の校正定数計算や炉心性能計算等を行う。
【0007】
LPRM検出器5の感度が中性子照射により変化し、LPRM検出器5の感度校正を行うときは、移動式炉心内計装装置6のTIP検出器7で測定された中性子束レベル信号16と検出器位置信号15とを、それらを同期を取ってプロセス計算機13に伝送し、炉心内中性子束分布を計算する。その結果を図2(b)のフローチャートに示すようにプロセス計算機13にてLPRM検出器5のデータと比較してLPRM校正定数の計算を行い、LPRM検出器5を校正する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の原子炉中性子計装装置においては以下のような問題点が有る。
すなわち、制御棒引抜監視モニタ14は制御棒引抜操作時のみその機能を必要とされ、原子炉の通常の一定出力運転時は使用されない状態にある。また、移動式炉心内計装装置6もLPRM検出器5の校正時のみ使用され、通常は使用されない状態にある。そのため原子炉中性子計装装置全体としてみると設備利用率が非常に低く、機能と比較して割高な装置になっている。
【0009】
また、LPRM検出器5の校正定数計算をプロセス計算機13で実施している。そのため移動式炉心内計装装置6からプロセス計算機13に対して中性子束レベル信号16と検出器軸方向位置データ示す検出器位置信号15とを出力する必要があり、互いの入出力のために多くの入出力装置を必要とし、構成が複雑と成る。また、移動式炉心内計装装置6とプロセス計算機13とで信号の取合をする場合でも、中性子束レベル信号16と検出器位置信号15との同時性を確保するため両信号を同期をとって伝送する等の信号処理が必要となり、LPRM検出器5の校正時間増加の要因となっている。
【0010】
本発明は以上の問題点を解決して、炉心内中性子束分布データ測定機能を出力領域モニタ、または移動式炉心内計装装置に取り込むことにより、簡単な構造で、設備利用率を高め、安価で高性能の原子炉中性子計装装置を提供する事を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1に記載の原子炉中性子計装装置の発明は、原子炉の炉心内複数個所に設置され、炉内局部中性子束レベルに応じた検出信号を発生するLPRM検出器と、LPRM検出器からの検出信号により炉内局部中性子束を測定する局部出力領域モニタと、この炉内局部中性子束測定値より選択制御棒周辺の中性子束を監視する制御棒引抜監視モニタと、これらのデータが入力され計算機に伝送するデータ伝送装置と、前記LPRM検出器の感度校正のために炉内に設置され、炉内中性子束に応じた中性子束レベル信号を発生するTIP検出器と、このTIP検出器を炉心軸方向に駆動するとともにTIP検出器の位置信号を測定する駆動装置とを有する原子炉中性子計装装置において、局部出力領域モニタからの局部中性子束信号とTIP検出器の中性子束レベル信号並びに検出器位置信号を制御棒引抜監視モニタに入力することを特徴とする。
これにより、制御棒引抜監視モニタ内でLPRM検出器の校正定数を計算する。
【0012】
請求項2に記載の原子炉中性子計装装置の発明は、原子炉の炉心内複数個所に設置され、炉内局部中性子束レベルに応じた検出信号を発生するLPRM検出器と、LPRM検出器からの検出信号により炉内局部中性子束を測定する局部出力領域モニタと、この炉内局部中性子束測定値より選択制御棒周辺の中性子束を監視する制御棒引抜監視モニタと、これらのデータが入力され計算機に伝送するデータ伝送装置と、前記LPRM検出器の感度校正のために炉内に設置され、炉内中性子束に応じた中性子束レベル信号を発生するTIP検出器と、このTIP検出器を炉心軸方向に駆動するとともにTIP検出器の位置信号を測定する駆動装置とを有する原子炉中性子計装装置において、LPRM検出器の局部中性子束信号を局部出力領域モニタからデータ伝送装置を介して駆動制御装置に入力すると共にTIP検出器の中性子束レベル信号並びに検出器位置信号を駆動制御装置に入力することを特徴とする。
これにより、駆動制御装置においてLPRM検出器の校正定数を計算する。
【0013】
請求項3に記載の原子炉中性子計装装置の発明は、原子炉の炉心内複数個所に設置され、炉内局部中性子束レベルに応じた検出信号を発生するLPRM検出器と、LPRM検出器からの検出信号により炉内局部中性子束を測定する局部出力領域モニタと、この炉内局部中性子束測定値より選択制御棒周辺の中性子束を監視する制御棒引抜監視モニタと、これらのデータが入力され計算機に伝送するデータ伝送装置と、前記LPRM検出器の感度校正のために炉内に設置され、炉内中性子束に応じた中性子束レベル信号を発生するTIP検出器と、このTIP検出器を炉心軸方向に駆動するとともにTIP検出器の位置信号を測定する駆動装置とを有する原子炉中性子計装装置において、TIP検出器の中性子束レベル信号を局部出力領域モニタに入力し、検出器位置信号を制御棒引抜監視モニタに入力し、これらの信号およびLPRM検出器の局部中性子束信号をデータ伝送装置に伝送することを特徴とする。
これにより、データ伝送装置上でLPRM検出器の校正定数を計算する。
【0014】
請求項4に記載の発明は、原子炉の炉心内複数個所に設置され、炉内局部中性子束レベルに応じた検出信号を発生するLPRM検出器と、LPRM検出器からの検出信号により炉内局部中性子束を測定する局部出力領域モニタと、この炉内局部中性子束測定値より選択制御棒周辺の中性子束を監視する制御棒引抜監視モニタと、これらのデータが入力され計算機に伝送するデータ伝送装置と、前記LPRM検出器の感度校正のために炉内に設置され、炉内中性子束に応じた中性子束レベル信号を発生するTIP検出器と、このTIP検出器を炉心軸方向に駆動するとともにTIP検出器の位置信号を測定する駆動装置とを有する原子炉中性子計装装置において、TIP検出器の中性子束レベル信号および検出器位置信号を制御棒引抜監視モニタに入力し、これらの信号およびLPRM検出器の局部中性子束信号をデータ伝送装置に伝送することを特徴とする。
これにより、データ伝送装置上でLPRM検出器の校正定数を計算する。
【0015】
請求項5に記載の原子炉中性子計装装置の発明は、請求項1に記載の原子炉中性子計装装置ノ発明において、TIP検出器の出力信号並びに炉心軸方向位置信号を制御棒引抜監視装置に入力し、制御棒非選択時は制御棒引抜監視装置内で炉心軸方向中性子束分布を計算し、制御棒選択時には制御棒引抜監視モニタとして作動させること特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施の形態を示す図で、図6に示す従来の原子炉中性子計装装置と同一部分には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0017】
図1において本発明においては、LPRM検出器5の中性子束レベルを示す検出信号10を局部出力領域モニタ4に入力して信号処理し、その処理した局部中性子束信号11を制御棒引抜監視モニタ14に入力する。
また、TIP検出器7で検出した中性子束レベル信号16と検出器位置信号15も制御棒引抜監視モニタ14に取り込む。
【0018】
制御棒引抜監視モニタ14はLPRM検出器5の校正時に、図2(a)のフローチャートに示すようにLPRM検出器5の中性子束レベルとTIP検出器7のLPRM検出器位置における中性子束レベルとを比較して、LPRM検出器5の校正定数の計算を行う。
【0019】
図3は本発明の第2の実施の形態を示す図で、図6に示す従来の原子炉中性子計装装置と同一部分には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
本実施の形態においては、LPRM検出器5の中性子束レベルを示す検出信号10を局部出力領域モニタ4に入力して信号処理し、その処理した局部中性子束信号11をデータ伝送装置12を介して移動式炉心内計装装置6の駆動制御装置18に入力する。駆動制御装置18では中性子束モニタ17から入力されたTIP検出器7の中性子束レベル信号16とLPRM検出器5の局部中性子束信号11とを比較して、第1の実施の形態と同様にLPRM検出器5の校正定数の計算を行う。
【0020】
図4は本発明の第3の実施の形態を示す図で、図6に示す従来の原子炉中性子計装装置と同一部分には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
本実施の形態においては、LPRM検出器5の中性子束レベルを示す検出信号10とTIP検出器7の中性子束レベル信号16とを局部出力領域モニタ4に入力して信号処理し、その処理した局部中性子束信号11をデータ伝送装置12に入力する。
また、TIP検出器7で検出した検出器位置信号15を制御棒引抜監視モニタ14に取りみ、データ伝送装置12に入力する。
【0021】
データ伝送装置12はLPRM検出器5の校正時に、LPRM検出器5の中性子束レベルとTIP検出器7のLPRM検出器位置における中性子束レベルとを比較して、第1の実施の形態と同様にLPRM検出器5の校正定数の計算を行う。
【0022】
図5は本発明の第4の実施の形態を示す図で、図6に示す従来の原子炉中性子計装装置と同一部分には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
本実施の形態においては、LPRM検出器5の中性子束レベルを示す検出信号10を局部出力領域モニタ14に入力して信号処理し、その処理した局部中性子束信号11を制御棒引抜監視モニタ14に入力する。
また、TIP検出器7で検出した中性子束レベル信号16と検出器位置信号15とを制御棒引抜監視モニタ14に入力する。
【0023】
制御棒引抜監視モニタ14は制御棒選択信号にて制御棒を選択している時は制御棒引抜監視モニタとして機能し、制御棒を選択していない時は制御棒引抜監視モニタとして使用されない状態となる。この状態の時、LPRM検出器5の校正用として、LPRM検出器5の中性子束レベルとTIP検出器2のLPRM検出器位置における中性子束レベルとを比較して、LPRM検出器5の校正定数の計算を行う。
【0024】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、LPRM検出器の校正に必要なLPRM検出器の校正定数計算を計算機を使わずに出力領域モニタ、もしくは移動式炉心内計装装置上で実現するため、検出器校正時に必要な炉心内中性子束信号および検出器位置信号を計算機に伝送する必要がなくなり、このため設備利用率を高め、安価で高性能の原子炉中性子計装装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すブロック構成図。
【図2】LPRM検出器の校正フローを示す図で、(a)は本発明によるフローチャート、(b)は従来の装置によるフローチャート。
【図3】本発明の第2の実施の形態を示すブロック構成図。
【図4】本発明の第3の実施の形態を示すブロック構成図。
【図5】本発明の第4の実施の形態を示すブロック構成図。
【図6】従来の原子炉中性子計装装置を示すブロック構成図。
【符号の説明】
1…圧力容器、2…炉心、3…出力領域モニタ、4…局部出力領域モニタ、5…LPRM検出器、6…移動式炉心内計装装置、7…TIP検出器、8…駆動装置、9…案内管、10…検出信号、11…局部中性子束信号、12…データ伝送装置、13…プロセス計算機、14…制御棒引抜監視モニタ、15…検出器位置信号、16…中性子束レベル信号、17…中性子束モニタ、18…駆動制御装置。
Claims (5)
- 原子炉の炉心内複数個所に設置され、炉内局部中性子束レベルに応じた検出信号を発生するLPRM検出器と、LPRM検出器からの検出信号により炉内局部中性子束を測定する局部出力領域モニタと、この炉内局部中性子束測定値より選択制御棒周辺の中性子束を監視する制御棒引抜監視モニタと、これらのデータが入力され計算機に伝送するデータ伝送装置と、前記LPRM検出器の感度校正のために炉内に設置され、炉内中性子束に応じた中性子束レベル信号を発生するTIP検出器と、このTIP検出器を炉心軸方向に駆動するとともにTIP検出器の位置信号を測定する駆動装置とを有する原子炉中性子計装装置において、局部出力領域モニタからの局部中性子束信号とTIP検出器の中性子束レベル信号並びに検出器位置信号を制御棒引抜監視モニタに入力し、制御棒引抜監視モニタ内でLPRM検出器の校正定数を計算することを特徴とする原子炉中性子計装装置。
- 原子炉の炉心内複数個所に設置され、炉内局部中性子束レベルに応じた検出信号を発生するLPRM検出器と、LPRM検出器からの検出信号により炉内局部中性子束を測定する局部出力領域モニタと、この炉内局部中性子束測定値より選択制御棒周辺の中性子束を監視する制御棒引抜監視モニタと、これらのデータが入力され計算機に伝送するデータ伝送装置と、前記LPRM検出器の感度校正のために炉内に設置され、炉内中性子束に応じた中性子束レベル信号を発生するTIP検出器と、このTIP検出器を炉心軸方向に駆動するとともにTIP検出器の位置信号を測定する駆動装置とを有する原子炉中性子計装装置において、LPRM検出器の局部中性子束信号を局部出力領域モニタからデータ伝送装置を介して駆動制御装置に入力すると共にTIP検出器の中性子束レベル信号並びに検出器位置信号を駆動制御装置に入力し、駆動制御装置においてLPRM検出器の校正定数を計算することを特徴とする原子炉中性子計装装置。
- 原子炉の炉心内複数個所に設置され、炉内局部中性子束レベルに応じた検出信号を発生するLPRM検出器と、LPRM検出器からの検出信号により炉内局部中性子束を測定する局部出力領域モニタと、この炉内局部中性子束測定値より選択制御棒周辺の中性子束を監視する制御棒引抜監視モニタと、これらのデータが入力され計算機に伝送するデータ伝送装置と、前記LPRM検出器の感度校正のために炉内に設置され、炉内中性子束に応じた中性子束レベル信号を発生するTIP検出器と、このTIP検出器を炉心軸方向に駆動するとともにTIP検出器の位置信号を測定する駆動装置とを有する原子炉中性子計装装置において、TIP検出器の中性子束レベル信号を局部出力領域モニタに入力し、検出器位置信号を制御棒引抜監視モニタに入力し、これらの信号およびLPRM検出器の局部中性子束信号をデータ伝送装置に伝送し、データ伝送装置上でLPRM検出器の校正定数を計算することを特徴とする原子炉中性子計装装置。
- 原子炉の炉心内複数個所に設置され、炉内局部中性子束レベルに応じた検出信号を発生するLPRM検出器と、LPRM検出器からの検出信号により炉内局部中性子束を測定する局部出力領域モニタと、この炉内局部中性子束測定値より選択制御棒周辺の中性子束を監視する制御棒引抜監視モニタと、これらのデータが入力され計算機に伝送するデータ伝送装置と、前記LPRM検出器の感度校正のために炉内に設置され、炉内中性子束に応じた中性子束レベル信号を発生するTIP検出器と、このTIP検出器を炉心軸方向に駆動するとともにTIP検出器の位置信号を測定する駆動装置とを有する原子炉中性子計装装置において、TIP検出器の中性子束レベル信号および検出器位置信号を制御棒引抜監視モニタに入力し、これらの信号およびLPRM検出器の局部中性子束信号をデータ伝送装置に伝送し、データ伝送装置上でLPRM検出器の校正定数を計算することを特徴とする原子炉中性子計装装置。
- TIP検出器の中性子束レベル信号並びに検出器位置信号を制御棒引抜監視装モニタに入力し、制御棒非選択時は制御棒引抜監視モニタ内で炉心軸方向中性子束分布を計算し、制御棒選択時には制御棒引抜監視モニタとして作動させること特徴とする請求項1に記載の原子炉中性子計装装置。
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