JP2004020004A - 濡れた傘の脱水装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】店先・建物の入口に必要に応じ簡単に設置でき、かつ濡れた傘を瞬間的に脱水することができる装置を供給することを目的とする。
【解決手段】濡れた傘を脱水・乾燥する方式に、吸引方式・吹き飛ばし方式・熱風吹き飛ばし方式およびこれらの方式を併用し、容器の内壁に起伏を設けることにより吸引時に傘の張布が空気路内壁に張り付いて吸引効率が下がるのを防止し、容器の内壁に設けた多数の吸引口・噴出口の向き・配置を適切にして吸引・噴出する空気に局所的に高速な乱流・撹拌流を発生させることによりまた容器内壁に撹拌フラップを設けることにより、傘張布の襞を揺動・撹拌状態にして襞同士が密着するのを防止して、瞬間的短時間で濡れた傘の脱水を可能とした。さらに、傘を挟持・把持して搬送する装置を設けたことから、多数の傘の連続脱水を可能にした。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
濡れた傘を脱水し乾燥する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
雨中で使用して濡れた傘を携帯する場合は、傘に付着した雨水が他の物に付かないように絶えず気を使うかあるいは合成樹脂フイルム等でできた防水性の長袋に入れて携帯し、また、一時保管する場合には、傘立か傘ロックスタンドにさしたりあるいは防水性の長筒状の傘収納布袋に入れて該袋懸け用フックにつり下げて保管している。
【0003】
書店・百貨店・スーパーマーケット等水濡れを嫌う商品を置いている店では、店の入口に合成樹脂フイルムでできた使い捨ての長袋を用意し、その長袋に濡れた傘を収納して買い物に携帯してもらい、店を出るときには長袋を回収するようにしている。
しかし、濡れた傘を長袋に収納する際、長袋は密着していて開口するのに手間取るため滴下する雨水で床面を濡らし、また、保管時間が長くなると長袋表面の温度が外気温より下がって長袋表面に結露が生じその結露で衣服・書籍・書類などを濡らしてしまう場合があり、また、長袋に入れていても傘の先端部で水の溜まった袋の底部を突き破って、建物の床面を濡らす事態が頻発する。
さらに、長袋は使用前より使用後の方が嵩張りかつ雨水を含んでいてしかもその数は夥しい数となることから回収場所の確保やその後の廃却処分が容易ではなく、焼却するにしても雨水を含むことから熱源を多く要し、さらに現今の資源保護・地球環境保護の観点からも、この長袋による方法は問題が多い処置方法である。
【0004】
また、傘立や傘ロックスタンドで保管する場合にしても、保管しに行くまでに、傘に付着していた雨水が滴下して建物の床面を濡らしてしまい、床が天然石タイル・セラミックタイル・合成樹脂タイル等の滑りやすい素材の場合には滑走転倒の危険があり、また絨毯等で仕上げされた床の場合には履物に付着されて運ばれる土砂・泥で床面が汚されてしまい清掃等のメンテナンスに多大な手間・費用がかかっている。
【0005】
一方、濡れた傘を脱水する場合、強制的に吸引または吹き出しを行なうと、空気流によって生じる負圧のため傘の張布の襞と襞とが密着しそれも多数箇所で一層密に密着してしまい、加えて張布表面に蜜に付着している微細な水滴間の密着性によって襞と襞とはより強固に密着してしまうことから、脱水効果も局所的なものに限定され、傘全体が脱水されない状態となる。
また、傘の張布が脱水口に張り付き、さらに傘張布の生地は撥水あるいは防水処理されていて通気性が無くなっていることから、脱水処理は一層困難となる。
このため、濡れた傘の効果的な脱水装置は実用化されていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本願発明の目的は、脱水・乾燥に供される空気に乱流・撹拌流を生じさせて傘の張布をばたつかせることにより、さらに熱風を併用することにより、濡れた傘を全面的にかつ瞬間的に脱水する装置を供給することにある。
【0007】
さらに、本願発明の他の目的は、店先・建物の入口に必要に応じ簡単に設置でき、また濡れた傘を連続的に脱水する装置を供給することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本願発明は傘をいれる容器の内壁に起伏を設けて傘の張布が吸引口や内壁に張り付くの防止し、また内壁に空気またはおよび水を吸引または噴出する開口を設け該開口に多種の開口を採用するとともに吸引・噴出する流れに方向性を与えて乱流・撹拌流を生じさせるように配置して傘の張布をばたつかせる手段とし、該開口から、該容器に設けた空気吸引機器により容器内の空気を吸引するかまたは該容器に設けた空気吐出機器により容器内に空気を噴出するかまたは吸引するととともに吸引した空気を傘に還流・噴出することにより、傘の張布をばたつかせて脱水することを特徴とする。
なお、傘の張布材に使用される天然素材の布や合成繊維の布には防水処理あるいは撥水処理がなされており、該処理によって雨水は布表面に表面張力によって細粒状になっていることから、張布をばたつかせて布表面に高速な空気を流すことは、雨水の吹き飛ばしまた吸引による脱水には極めて効果的である。
【0009】
また、空気の吐出側にヒータを設けて噴出空気を暖めることにより、濡れた傘の乾燥速度を高めて脱水・乾燥時間を短くしたことを特徴とする。
【0010】
さらに、傘をいれる容器の内側面に空気の流れに応じて空気を撹拌させる機構を設けて、脱水時間をさらに短縮したことを特徴とする。
【0011】
また、傘の搬送装置を設け、多数の傘の連続脱水を可能にしたことを特徴とする。
さらに、傘の搬送装置に傘を軸回りに回転させる機構を設け、傘の自転による遠心力によって傘の襞を外側に大きく拡げて襞と襞の密着を解き放して脱水時間を一層短縮したことを特徴とする。
なお、これらの搬送装置を設けて連続処理することおよび脱水時間の大幅な短縮化を図ることは、脱水装置利用待ちの間の雨水滴下による床面の水濡れ・汚れを少なくするのに効果的である。
【0012】
【発明の実施の形態】脱水・乾燥方式
本願発明で採用している濡れた傘を脱水・乾燥する方式には、濡れた傘から雨水が混在する空気(以下「雨水混在空気」という。)を吸引する方式(以下「吸引方式」という。)、空気を噴出して傘に付着した雨水を吹き飛ばす方式(以下「吹き飛ばし方式」という。)、雨水を吹き飛ばす際にヒータで暖められた熱風を使用する方式(以下「熱風吹き飛ばし方式」という。)、およびこれら方式を併用した方式がある。
【0013】装置全体の概要(除く搬送装置)
図1は脱水装置の外観を示す斜視図、図2は濡れた傘を吸引方式または吹き飛ばし方式で脱水している状況を示す斜視図、図3は熱風吹き飛ばし方式の脱水装置の内部構造を示す一部透視の斜視図である。
図4は吸引方式または吹き飛ばし方式の脱水装置の断面図、図5は熱風吹き飛ばし方式の脱水装置の断面図、図6は吸引方式と熱風吹き飛ばし方式を併用した脱水装置の断面図である。
【0014】
脱水装置は図1に示すように、濡れた傘が先端部を下にして脱水されるように、また多数の傘が脱水できるように、縦長・横長の直方体形状で、上面には傘搬送用開口部が設けられ、該開口部には空気の流入を制限する短冊状ラバーフラップ22が設けられている。
傘の挿入口11から挿入されて脱水に供された傘は、傘の柄15および傘骨集束キャップ16部分が上記ラバーフラップで押えこまれ(図2)、これによって空気の流入が制限されて容器内は負圧となり、ラバーフラップ等の隙間から吸い込まれた外気とともに傘に付着していた雨水は吸引され傘は脱水される。
また、側面の出入口に設けられたサイドラバーフラップ23は、空気の流入を制限して容器内の負圧を維持する。
なお、傘を傘の挿入口から傘の出口12に搬送する装置が組み込まれていない場合には、手で傘を傘の出口に移送することになるが、この移送時間中に傘は脱水されることになる。
傘搬送装置が組み込まれていない場合には、脱水装置の上部から傘の出入を行なうこともできる。
【0015】
図3は、脱水装置の内部構造を示す一部透視の斜視図であって、説明の都合上、短冊状ラバーフラップ22およびサイドラバーフラップ23を省略して図示している。
本図に示す方式は熱風吹き飛ばし方式のため装置の下部に設けられた吐出ブロア32の出口にはヒータ33が組み込まれ、熱風は噴出口27から分流ガイド25によって分流され対向する二つの隔壁パネル20に沿って上方に噴き出される。なお、噴出口の大きさ・数は熱風の分散を考慮して設計・配置され、また隔壁パネルには熱風集束用の襞21や起伏28(後述)が設けられている。
【0016】
図4は、脱水装置の下部に設けられた吸引ブロア31・吐出ブロア32によって、装置容器の内側に設けられた空気路34を介して、雨水混在空気を吸引するかまたは空気を噴出する型式の脱水装置の断面図を示す。
吸引ブロア31は、高い吸引力が必要とされるため、毎分一万数千回転する駆動モータで回転される羽根車(翼車)タイプの遠心ブロアが通常使用されるが、真空ポンプ等の真空機器でもよい。
吐出ブロアには、遠心ブロアやエアコンプレッサー等が用いられる。
また、吸引ブロアと吐出ブロアを兼ねるものであってもよい。
なお、一方で空気を噴出し他方で吸引する方式は、高速な乱流・撹拌流を多数箇所で局所的に発生させることから、傘の襞18(図1)を大小様々にはためかせ・ばたつかせ、雨水を瞬間的に除去することができる。
内壁24の下部にはドレン抜き35が設けられる。
【0017】
装置内側に設けられた空気路34を構成する内壁24には、多数の吸引口26・噴出口27および起伏28が設けられている。
吸引口・噴出口には、ノズル、庇、単なる切込み等が用いられ(図4、図5、図6)、その大きさ・数・方向は、雨水混在空気または空気が効率良く吸引・噴出できるようにまた高速な乱流・撹拌流が発生するように設計・配置されている。したがって、これら内壁に設けられた起伏は、吸引時に傘の張布17が空気路内壁に張り付いて吸引効率が下がるのを防止し、吸引口・噴出口は、吸引または噴出する空気に局所的に高速な乱流・撹拌流を発生させ傘張布の襞を揺動・撹拌状態にして襞同士が密着するのを防止し脱水効率を上げる効果を有する。
また、最上部に設けられた噴出口は下向きに設けられており、空気噴出時に傘の内側に空気を送り込んで傘の襞18を開き、他の噴出口・吸引口からの空気と相まって傘の襞をはためかせ・ばたつかせて、脱水時間を極めて短い時間に短縮する。
【0018】
図5は、熱風吹き飛ばし方式の脱水装置の断面図を示すが、図3の方式とは異なる噴出方式を採用し、図4と同様の装置内側に設けられた空気路34を採用した方式の脱水・乾燥装置である。
【0019】
図6は、一方の内壁24の空気路34から空気を吸引するととともに吸引した空気を他方の内壁から還流・噴出し、且つ吐出側にはヒータ33を設けて熱風を飛ばす方式を併用した脱水装置の断面を示す。
なお、還流する際に吐出ブロア32の羽根車の回転によって生ずる遠心力によって水分を除去する水分除去機器を吐出ブロアの出口に設けることもできる(図示省略)。
ヒータを設けたこの場合は、噴出空気が暖められて飽和蒸気量は大きくなるとともに噴出側の風量は吸引側の風量より多くなるため、乾燥効率は一層高くなり、脱水・乾燥時間を一層短縮することができる。
【0020】搬送装置
図7は、図8に示す傘挟持搬送機構を組み込んだ脱水装置の実施例の一例を示す斜視図であり、理解を容易にする都合上サイドラバーフラッパー23を外して図示している。
【0021】
図8に示す傘を挟持して搬送する機構は、植毛されたブラシ42を有する二つのベルト41によって傘の柄15・傘骨集束キャップ16・該キャップ直近部分の張布を挟持し、該ベルトをベルト駆動ローラ43で回転駆動することにより傘を傘の出口12に搬送する機構(以下適宜「ブラシベルトツインコンベヤ」という。)を示す。
このブラシベルトツインコンベヤによる挟持方法は、植毛の先端部や腹部の多数点で挟持することから挟持力は分散されて傘は重心通りに下を向きやすく、空気の流入・流出も適度の量に押さえることができるものである。
ベルト駆動ローラは、対向するベルトが傘の出口方向に回るように、ベルト駆動ローラ相互は反対方向に回転される。
さらに、ベルト駆動ローラの駆動は、間欠的に行なうこともでき、この場合には吸入・噴出空気の乱流・撹拌流の効果をより効率的にすることができることから脱水時間をさらに短縮することができる。
なお、ベルト押えピニオンローラ44によって、傘が搬送される間、傘の挟持力が一定になるように保持される。
【0022】
傘の回転機構を備えた傘の搬送装置の一例を図8で説明する。
ベルト駆動ローラ43を回転させる際、一のローラの回転速度を他のローラの回転速度と異なる速度とすれば、傘を軸回りに回転させることができる。
また、この異なる速度とすることを間欠的にまた逆回転するように行なうこともでき、これらの場合には傘の自転による遠心力によって傘の襞18を外側に大きく拡げて襞と襞の密着を解き放して吸入・噴出空気の乱流・撹拌流の効果を一層高めることから脱水時間をさらに著しく縮めることができる。
【0023】
図9は、図7の断面図であって、図8で示す傘挟持搬送機構を組込んだ駆動機構を示す実施例の一例である。
ベルト41を駆動するベルト駆動ローラ43は、駆動モータ46とともに伝導装置を内装した支持フレーム45に組み込まれている。
ベルト相互の間隔は、適切な挟持力が植毛先端部で発生するように、ベルト駆動ローラおよびベルト押えピニオンローラ44によって維持され、該ベルト駆動ローラは伝導装置を介して駆動モータによって駆動される。
駆動モータの必要回転数は低いので通常は減速機付きモータが使われるが、多極モータ・回転数制御機器付きモータでもよい。
装置の起動停止は操作盤61を操作することによって行われ、傘挟持搬送機構の搬送速度は雨量の変化に伴う傘の濡れ具合に応じて調整することもでき、また該機構の起動も傘が接近して来たときにセンサ62、例えば近接センサ・赤外線センサ・光電センサー等、を作動させて回転を開始させることもでき、降雨が激しく来客が多い場合には駆動しっぱなしでも差し支えなく、さらに該搬送機構と脱水機構とを連動させてもよい。
【0024】
図10および図11は、傘の挟持機構を示す他の実施例を示す。
図10は、ベルト方式のブラシの代わりに軟質ラバー・合成樹脂等で傘の柄15の径に見合った凹部47のあるベルトを使用する方式を示し、図11は、傘を挟持する代わりに図示する二つ割のメッシュ状バスケット48を使用して該バスケットを搬送することにより傘を搬送する方式である。
その他、傘の柄部分を簡単に挟持するベルトコンベヤと一方容器下部に傘先端を支えるコンベヤとを別個に設けて両コンベヤを同期させて搬送する方式、2分割の漏斗状のもので傘の柄部分を挟持して搬送する方式、あるいは単に傘の柄や紐をロープやチェーンに引っ掛けで搬送する方式等(図示省略)がある。
【0025】
図12ないし図15は、傘の搬送装置を組み込まない簡易な脱水装置の実施例を示す。
図12は傘一本を対象とした吸引方式の脱水装置の斜視図であり、図13はその断面を示す。
図14は複数本の傘を対象とした小型の吸引方式の脱水装置の断面図であり、図15は複数本の傘を対象とした小型の熱風吹き飛ばし方式の脱水装置の断面を示す。
なお、図15の装置においては、一部が可動する撹拌フラップ29を容器側面に設け、熱風の流れを受けて該一部が動き熱風の流れを撹拌して、傘の襞同士の密着を防止して脱水・乾燥時間を短縮するようにしている。
図15中、(B)は撹拌フラップが容器側面に取り付けられた状態を示し、(A)は熱風の流れを受けて撹拌フラップの一部が上方に動いた状態を示す。
【0026】
【発明の効果】
本願発明は、濡れた傘の脱水方式として、吸引方式・吹き飛ばし方式・熱風吹き飛ばし方式およびこれら方式を併用した方式等種々の方式を採用し、傘をいれる容器の内壁に起伏を設けて傘の張布が吸引口や内壁に張り付くの防止し、また内壁に多種の吸引口・噴出口を設けかつ吸引・噴出する流れに方向性を与えて局所的に高速な乱流・撹拌流を発生するように配置して傘の張布をばたつかせて襞同士が密着するのを防止したことから、瞬間的な短時間で脱水が可能となった。さらに、最上部の噴出口を下向きに設けて傘の内側に空気を送り込み傘の襞を開いて傘の襞を一層ばたつかせることにより、より短い時間で瞬間的に脱水することが可能となった。
【0027】
また、傘をいれる容器の内側面に空気の流れに応じて空気を撹拌させる機構(撹拌フラップ)を設けて、空気の流れをより撹拌し傘の襞同士の密着を防止して脱水時間を一層短縮することができた。
【0028】
また、傘を挟持・把持して搬送する装置を設けたことから、多数の傘の連続脱水を可能にした。
加えて、傘の搬送装置に傘を軸回りに回転させる機構を設けて、脱水時間を一層短縮することができた。
これら連続処理および脱水時間の大幅な短縮化が可能となったことから、脱水装置利用待ちの間の雨水滴下による床面の水濡れ・汚れを一層少なくすることができた。
【0029】
以上の結果、書店・百貨店・スーパーマーケット等の入口に置かれる使い捨ての長袋を不用にすることができ、資源保護・地球環境保護に大いに貢献することができた。
また、濡れた床面での滑走転倒の危険を少なくし、履物に付着されて運ばれる土砂・泥による床面の汚れを防止することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】脱水装置の外観を示す斜視図である。
【図2】濡れた傘を吸引方式または吹き飛ばし方式で脱水している状況を示す斜視図である。
【図3】熱風吹き飛ばし方式の脱水装置の内部構造を示す一部透視の斜視図である。
【図4】吸引方式または吹き飛ばし方式の脱水装置の断面図である。
【図5】熱風吹き飛ばし方式の脱水装置の断面図である。
【図6】吸引方式と熱風吹き飛ばし方式を併用した脱水装置の断面図である。
【図7】傘挟持搬送機構を組み込んだ脱水装置の実施例の一例を示す斜視図である。
【図8】植毛されたブラシを有するベルト2本を用いた傘挟持搬送機構を示す斜視図である。
【図9】図7の断面図であって、図8で示す傘挟持搬送機構を組込んだ駆動機構を示す図である。
【図10】傘挟持搬送機構の他の例を示す斜視図である。
【図11】傘把持搬送機構の他の例(二つ割バスケット方式)を示す斜視図である。
【図12】傘一本を対象とした吸引方式の脱水装置の斜視図である。
【図13】図12の断面図である。
【図14】複数本の傘を対象とした小型の吸引方式の脱水装置の断面図である。
【図15】複数本の傘を対象とした小型の熱風吹き飛ばし方式の脱水装置の断面図である。
【符号の説明】
11 傘の挿入口
12 傘の出口
15 傘の柄
16 傘骨集束キャップ
17 傘の張布
18 傘の襞
20 隔壁パネル
21 襞
22 短冊状ラバーフラップ
23 サイドラバーフラップ
24 内壁
25 分流ガイド
26 吸引口
27 噴出口
28 起伏
29 撹拌フラップ
31 吸引ブロア
32 吐出ブロア
33 ヒータ
34 空気路
35 ドレン抜き
41 ベルト
42 植毛されたブラシ
43 ベルト駆動ローラ
44 ベルト押えピニオンローラ
45 伝導装置を内装した支持フレーム
46 駆動モータ
47 凹部
48 二つ割のメッシュ状バスケット
61 操作盤
62 センサ

Claims (5)

  1. 傘をいれる容器の内壁に起伏および空気またはおよび水を吸引または噴出する開口を設け、吸引・噴出する流れに傘の張布をばたつかせる手段を該開口に備え、該開口から、該容器に設けた空気吸引機器により容器内の空気を吸引するかまたは該容器に設けた空気吐出機器により容器内に空気を噴出するかまたは吸引するととともに吸引した空気を傘に還流・噴出することにより、傘の張布をばたつかせて脱水すること、を特徴とする濡れた傘の脱水装置。
  2. 請求項1記載の発明において、空気吐出機器の吐出側にヒーターを設けたこと、を特徴とする濡れた傘の脱水装置。
  3. 請求項1ないし請求項2記載の発明において、傘をいれる容器の内壁に空気の流れに応じて空気を撹拌させる機構を設けたこと、を特徴とする濡れた傘の脱水装置。
  4. 請求項1ないし請求項3記載の発明において、傘の搬送装置を設けたこと、を特徴とする濡れた傘の脱水装置。
  5. 請求項1ないし請求項3記載の発明において、傘の回転機構を備えた傘の搬送装置を設けたこと、を特徴とする濡れた傘の脱水装置。
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