JP2004019133A - 長尺ロール状の住宅床材 - Google Patents

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Shinichi Shimoda
下田 信一
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Meiwa Industry Co Ltd
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Meiwa Industry Co Ltd
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Abstract

【課題】必要なクッション性を維持しつつ、コルク層の剥離や割れが生じない住宅床材を提供する。
【解決手段】合成樹脂層4としてポリオレフィン系発泡樹脂を選択し且つコルク層2の厚さを1.0〜2.0mmの範囲にしたことにより、床材8としてのクッション性を維持しながら、ロール状にした場合のコルク層2の剥離や割れを防止することができる。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、コルクを用いた長尺ロール状の住宅床材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
コルクを用いた床材は、コルクの持つ意匠性、クッション性、保温性、耐食性、防虫性、防音性から、広く住宅用床材として使用されている。このようなコルクを用いた床材は、所定形状に裁断されたコルク層の表面に、防水性及び耐摩耗性の面から透明層を積層し、裏面にクッション性及び施工性の面から塩化ビニル樹脂シートを積層している。そして、このようなコルク層を有する床材は、一般にタイルサイズ(30×30cm)や、フローリングサイズ(18.5×90cm)のシート状に形成され、コンクリート下地に対して接着剤により敷設される(参考技術としては、特開平9−1515196号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の床材にあっては、サイズが予め所定形状に裁断されたシート状のため、枚数が増えて、保管・輸送性の面で不利である。また、コンクリート床を広い面積で、なるべく継ぎ目が少ない状態でカバーしたい場合に不向きである。
【0004】
そこで、ロール状に巻き取り可能な長尺の床材が考えられるが、従来のような塩化ビニル樹脂シートを積層した床材では、その物性からロール状にした場合にコルク層との間でストレスが生じ、コルク層の剥離或いは割れが生じるおそれがある。また、コルク層の厚さの管理が重要で、コルク層としてのクッション性を維持しながら、ロール状にしても割れが生じない最適な厚さ範囲の特定が必要となる。
【0005】
この発明は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、必要なクッション性を維持しつつ、コルク層の剥離や割れが生じない住宅床材を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明の長尺ロール状の住宅床材は、厚さ0.08〜0.15mmの透明層、厚さ1.0〜2.0mmのコルク層、厚さ0.1mm以下の接着層、厚さ1.5〜2.0mmの合成樹脂層を順次積層した長尺ロール状の住宅床材であって、前記合成樹脂層が、発泡樹脂層がポリオレフィン系発泡樹脂で形成されていることを特徴とする。
【0007】
この発明の住宅床材は、合成樹脂層としてポリオレフィン系発泡樹脂を選択し且つコルク層の厚さを1.0〜2.0mmの範囲にしたことにより、床材としてのクッション性を維持しながら、ロール状にした場合のコルク層の剥離や割れを防止することができる。
【0008】
ポリオレフィン系発泡樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、又はそれらの混合物が好適である。ポリオレフィン系発泡樹脂は塩化ビニル樹脂に比べてコルク層に対する追従性が良く、ロール状にした場合において、コルク層の剥離や割れを防止する。厚さは1.5〜2.0mmで、1.5mm未満では、必要なクッション性が得られず、2.0を超えるとロールが太くなり、保管及び輸送性の面で不向きとなる。
【0009】
コルク層としては、天然コルク又は圧縮コルクを用いることができる。厚さは、1.0〜2.0mmで、1.0mm未満では、コルク層の機能である吸音性や保温性等が低下し、クッション性も低下する。また、2.0mmを超えると、ロール状にした場合に割れるおそれがある。
【0010】
透明層は、コルク層としての外観を保ちつつ、防水性及び耐摩耗性を付与することができる。透明層としては、アイオノマー/EVA、PP/低融点PP等が好適である。加熱によりコルク層の表面に貼着可能で、裏面に意匠プリントを施すこともできる。厚さは、0.08〜0.15mmで、0.08mmでは強度が弱く、0.15mmを超えるとコルク層の厚さに対して剛性が高くなり、ロール状に巻き取りづらくなる。
【0011】
接着層としては、オレフィン系、変性オレフィン系、ポリウレタン系、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂系、ポリアミド系、ポリエステル系、熱可塑性ゴム系、スチレン−ブタン共重合体、スチレン−イソプレン共重合体系樹脂を成分としたホットメルトが好適である。接着層は厚くなりすぎると、透明層の場合と同様に、剛性が高くなり過ぎて、ロール状に巻き取りづらくなるため、0.1mm以下でなければならない。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1及び図2は、この発明に係る床材の製造装置を示す図である。この装置では、透明層1としての厚さ0.1mmのPPフィルムと、コルク層2としての厚さ1.2mmのコルクシートと、接着層3として厚さ0.03mmのEVAホットメルトと、合成樹脂層4としての厚さ1.8mmの発泡PE樹脂シートとを、それぞれヒータ5を近接させた一対の加熱ロール6に接触させて加熱しながら、積層している。積層に必要な圧力は一対の圧着ロール7の間を通過させることにより与えられる。圧着ロール7を通過して互いに積層された床材8は冷却ロール9を通過する間に冷却される。冷却ロール9を通過した床材8は引き取りロール10にて引かれた後に、ロール状の巻き取られ長尺のロール製品11となる。床材8が適度な剛性を有しているため、ロール状に巻き取る作業も容易である。
【0013】
このようにしてロール状に巻き取られた床材8を調べたところ、コルク層2には割れやヒビ等は一切なかった。また、床材8の厚さが約3mm程度の薄さのため、長尺の床材8でありながら、ロール製品11の径が大きくなり過ぎず、保管・輸送性に優れる。また、長さが十分にあるため、現場で必要な長さに切断しながらコンクリート下地に対して接着剤(エポキシ接着剤等)を塗布して敷設することができる。しかも、長い距離であっても、ロール状の床材8を巻き戻しながら接着剤により連続的に敷設することができるため、敷設作業性の面でも有利である。
【0014】
また、このように薄い床材8でありながら、コンクリート下地に対する追従性は良好である。従って、多少の高低差があるコンクリート下地に対して本実施形態の床材8をエポキシ接着剤で施工し、その施工状態を目視で検査しても、接着不良を起こした部分の確認をすることはできなかった。
【0015】
更に、クッション性も良好で、施工した床材8に対して歩行テストを実施し、そのクッション性を評価したところ、歩行時に適度なクッション性が得られ、クッション性の面においても問題ないことが確認された。
【0016】
【発明の効果】
この発明によれば、床材としてのクッション性を維持しながら、ロール状にした場合におけるコルク層の剥離や割れを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係る床材の構造を示す断面図。
【図2】床材の製造装置を示す図。
【符号の説明】
1 透明層
2 コルク層
3 接着層
4 合成樹脂層
8 床材

Claims (3)

  1. 厚さ0.08〜0.15mmの透明層、厚さ1.0〜2.0mmのコルク層、厚さ0.1mm以下の接着層、厚さ1.5〜2.0mmの合成樹脂層を順次積層した長尺ロール状の住宅床材であって、
    前記合成樹脂層がポリオレフィン系発泡樹脂で形成されていることを特徴とする長尺ロール状の住宅床材。
  2. 請求項1に記載の長尺ロール状の住宅床材であって、
    ポリオレフィン系発泡樹脂が、ポリエチレン、ポリプロピレン、又はそれらの混合物であることを特徴とする長尺ロール状の住宅床材。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の長尺ロール状の住宅床材であって、
    接着層が、オレフィン系、変性オレフィン系、ポリウレタン系、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂系、ポリアミド系、ポリエステル系、熱可塑性ゴム系、スチレン−ブタン共重合体、スチレン−イソプレン共重合体系樹脂を成分としたホットメルトであることを特徴とする長尺ロール状の住宅床材。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2017170778A1 (ja) * 2016-03-29 2019-02-07 大日本印刷株式会社 化粧材

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