JP2004018437A - Antitumor composition, ingestion composition and method for controlling animal tumor - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、抗腫瘍性組成物、経口摂取組成物および動物の腫瘍を抑制する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
プロポリス抽出物、アガリクス抽出物は、各々抗腫瘍効果を期待される健康食品として民間で使用されている。プロポリス抽出物は、腫瘍細胞の増殖を抑制する作用を有するといわれている。また、アガリクス抽出物は、マクロファージ、B細胞、ナチュラルキラー細胞を賦活し、腫瘍細胞の捕食を促進するものともいわれている。プロポリス抽出物では、超臨界圧抽出によって可溶物を抽出したり、アルコール抽出した後水抽出するなどの方法が提案されている。また、アガリクス抽出物では、抽出法の工夫ばかりでなく、キノコを酵素分解した後エキスを抽出したりして有効成分のみを取り出そうとしている。1例として、アガリクス茸に含まれるエルゴステロールに抗腫瘍性効果が高いことが報告されている。また、また、水野らの研究の中で、アガリクス子実体の水抽出液をアルコール処理することで得られるアガリクス多糖体タンパク複合体(AGSE)に機能性の高い成分が濃縮されることが報告されてきた(水野卓、The ChemicalTimes Vol1,P12,1989)。
【0003】
また、プロポリス抽出物とアガリクス抽出物との配合物が市販されている(資生堂株式会社:商品名「プロポリス+アガリクス茸」)。この商品は健康増進用途に販売されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、プロポリス抽出物とアガリクス抽出物との両方を配合した美容健康食品は市販されているが、プロポリス抽出物とアガリクス抽出物との両方を配合した組成物の抗腫瘍活性については、いまだ検討されておらず、不明であった。
【0005】
本発明の課題は、相乗的な抗腫瘍活性を示す新規な抗腫瘍性組成物を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、アガリクス抽出物とプロポリス抽出物とを配合してなることを特徴とする、抗腫瘍性組成物に係るものである。
【0007】
本発明者は、アガリクス抽出物とプロポリス抽出物とを配合することにより、アガリクス抽出物単独、あるいはプロポリス抽出物単独とは異なる相乗的な抗腫瘍活性が得られることを見いだし、本発明に到達した。
【0008】
この相乗的な抗腫瘍活性について、例えば図1のグラフを参照しつつ説明する。グラフの横軸はアガリクス抽出物の割合(重量部単位)であり、縦軸は腫瘍容積抑制率である。ここで、アガリクス抽出物、プロポリス抽出物が、それぞれ単独で抗腫瘍活性を有することは公知である。図1においても、アガリクス抽出物0部(プロポリス抽出物100部:点C)の場合、アガリクス抽出物100部(点D)の場合には、それぞれ所定の腫瘍容積抑制率を示す。
【0009】
ここで、プロポリス抽出物とアガリクス抽出物とを配合して得られた組成物は、点線Aに示すような腫瘍容積抑制率を示すものと予想された。ところが、実際に検討してみると、組成物の腫瘍容積抑制率は、外挿線Aから上方に大きく乖離することを発見した。これは、アガリクス抽出物とプロポリス抽出物とを混合して投与した場合には、抗腫瘍活性の点で相乗効果があることを示している。
【0010】
好適な実施形態においては、前記の相乗的な抗腫瘍活性という観点からは、アガリクス抽出物とプロポリス抽出物との合計重量を100部としたとき、アガリクス抽出物の重量比率が10部以上、95部以下である。
【0011】
相乗的な抗腫瘍活性は、アガリクス抽出物の重量比率が30部以上の場合に特に顕著となる。これは、組成物が30部以上のアガリクス抽出物を含有している場合には、組成物の抗腫瘍活性の外挿線Aからの乖離が特に大きいことを意味している。
【0012】
更に、アガリクス抽出物の重量比率が40部以上になると、腫瘍容積抑制率が著しく向上する。そして、組成物の腫瘍容積抑制率が、アガリクス抽出物単独(100部:点D)の場合の腫瘍容積抑制率と同等以上になるという驚くべき作用効果が得られる。この観点からは、アガリクス抽出物の重量比率が45部以上であることが更に好ましく、50重量部以上であることが一層好ましい。
【0013】
また、特に好ましくは、アガリクス抽出物の重量比率が90部以下の場合に、腫瘍容積抑制率が線Bを超えて一層高くなる。
【0014】
これまで、アガリクス抽出物とプロポリス抽出物との組成物を含有する健康食品は市販されているが、前述のような抗腫瘍活性に関する相乗的な作用効果は知られていない。
【0015】
アガリクスとは、学名Agaricus Blazei Muril の茸である。ブラジルのサンパウロ近郊で自生し、現在、ブラジル、日本、中国、台湾で栽培されている。アガリクス茸は、各種産地で効能が異なるようなことも言われているが、遺伝子的にも機能的にもほとんど差はない。ブラジル原産であるが、日本、台湾、中国での栽培品において化学的な組成も抗腫瘍活性の機能も大きな差はない。アガリクス茸は、エキスが抗腫瘍効果のあるところから、抗腫瘍性の機能食品、健康食品として市場に出回っている。抗腫瘍性の成分については未だ確定していないが、キノコの機能成分として一般的にβグルカンなどの多糖体にあるものと考えられている。
【0016】
アガリクスの有効成分については、近年機能成分を探求しているが、高機能性の成分があっても極微量であり、その成分にすべての機能は限定されておらず、不明な点が多い。しかし、水野らの研究において、高機能の成分として多糖体蛋白が検討されている。
【0017】
アガリクス抽出物の抽出方法は、前述のような抗腫瘍活性成分が除外されない限りは、特に限定されない。例えば水や親水性有機溶媒、例えばエチルアルコール、メチルアルコール等のアルコール類、酢酸エチル、アセトン、およびこれらの有機溶媒の混合物を使用して抽出可能である。また、水と親水性有機溶媒、特にエチルアルコール等のアルコール類との混合溶媒も好ましい。また抽出媒体を加熱する際の加熱温度も、前述のような抗腫瘍活性成分が破壊されない限りは、特に限定されない。
【0018】好適な実施形態においては、アガリクス抽出物が、アガリクス茸から100℃以下の水を用いて抽出された抽出物からなる。また、更に好ましくは、アガリクス抽出物が、アガリクス茸から100℃以下の水を用いて抽出された抽出液にアルコールを添加し、タンパク質または蛋白複合体を沈降させて得られた抽出物からなる。これらの抽出温度は更に好ましくは10〜90℃であり、一層好ましくは40℃以上である。沈降時の抽出液の温度は、冷却の観点から0〜30℃が特に好ましい。このようにして得られた抽出物は、一般に多糖体を多量に含有しているので、アガリクス多糖体蛋白と呼ばれている。
【0019】
好ましくは、アガリクス多糖体蛋白は、アガリクス茸を熱水抽出し得られたエキスを濃縮し、ブリックス30程度に調整した後、アルコールを加えて蛋白成分を沈降させて調製する。アルコールとしては、エチルアルコール、メチルアルコールが好ましい。好ましくは、乾燥アガリクス茸を温度40℃以上の水で抽出し、ブリックス30まで濃縮後、溶液の半量の95%アルコールを加え、沈殿物を得る。これを濾過で取り、沈殿物を乾燥することによって、アガリクス多糖体蛋白が得られる。こうしたアガリクス多糖体蛋白複合体の中で最も好ましいものは、商標名「アガリクスAGSE」(備前化成株式会社製)と呼ばれるものである。「アガリクスAGSE」単独での抗腫瘍活性は、例えば「食品と開発」VOL.34、No.9、60〜61頁に記載されている。
【0020】
プロポリスとは、ミツバチ等の蜂類が巣箱を補修する樹脂状の成分であり、抗菌作用や抗癌作用があることが知られている。機能性の成分としてはケルセチンなどが知られているが、近年アルテピリンCなどの有効成分が抗腫瘍効果を示すことなどが明らかになってきている(日本医事新報 第3726号、43〜48頁、1995年)。市場では、ブラジル、中国、オーストラリアなどから供給されている。
【0021】
プロポリス抽出物の抽出方法は限定されない。例えば、プロポリス原塊を水や親水性有機溶媒(例えばアルコール)によって抽出する。そして、この抽出液を販売することがある。あるいはこの抽出液を乾燥し、粉末体として販売することがある。あるいは、この抽出液をそのままか濃縮した後に、油などに脱アルコールして分散させる。またプロポリス抽出物原塊から超臨界抽出法によって抽出することもできる。
【0022】
好適な実施形態においては、プロポリス原塊に50%〜99%アルコールを加え、室温下で6ヶ月間静置して抽出液を得、この抽出液を濾過することによって、通常固形分として20%程度の粉末エキスが得られる。あるいは、水抽出法では、プロポリス原塊を粉末化し、常温で水を加え抽出すると10%程度のエキス液が得られる。これをスプレー乾燥や凍結乾燥してプロポリスエキス乾燥粉末を得る。
【0023】
本発明においては、アガリクス抽出物とプロポリス抽出物とを配合し、組成物を得る。この配合方法は特に限定されず、公知の方法を使用できる。例えば、アガリクス抽出液とプロポリス抽出液とを混合し、カプセルやボンボンに封入したり、あるいはドリンク剤に混合することができる。また、アガリクス抽出粉末とプロポリス抽出粉末とを混合し、顆粒、錠剤にしたり、ソフトカプセル、ハードカプセルに封入でき、また食品やドリンク剤に添加できる。
【0024】
なお、前述したアガリクス抽出物とプロポリス抽出物との配合重量比率の規定は、アガリクス抽出物、プロポリス抽出物ともに、乾燥粉末重量に基づいて算出するものとする。
【0025】
好適な実施形態においては、アガリクス抽出粉末とプロポリス抽出粉末とをブレンダーを用いて混合する。所定の比率で配合をした後、練りだして顆粒を得る。あるいは、フローコーターでプルランなどのバインダーを用いて顆粒化し、そのままスティックに充填でき、あるいは錠剤に成型できる。また、混合粉末を所定の配合比で配合し、そのまま各種食品に添加することが出来る。
【0026】
本発明の抗腫瘍性組成物は、ヒトに対して適用するのに好適であり、ヒトに対して経口投与するのに特に好適である。しかし、本発明の抗腫瘍性組成物は、ヒト以外の動物、特に哺乳類に対して投与することもできる。投与方法は経口投与が好ましいが、他の投与方法でもよい。
【0027】
また、本発明は、前記抗腫瘍性組成物を動物(ヒトを除く)に対して投与することを特徴とする、動物の腫瘍を抑制する方法に係るものである。この動物としては、哺乳類が好ましい。なお、ここで動物(ヒトを除く)と記載したのは、本国特許法の規定によって人体を必須の構成要件とする治療方法の特許が認められないので、本腫瘍抑制方法のクレームのみからヒトの腫瘍抑制方法のみを除いたというものであり、本発明の抗腫瘍性組成物のクレームからヒトを除く趣旨ではない。
【0028】
また、本発明は、アガリクス多糖体蛋白複合体とプロポリス抽出物とを配合してなる経口摂取組成物であって、アガリクス多糖体蛋白複合体と前記プロポリス抽出物との合計重量を100部としたとき、アガリクス抽出物の重量比率が40部以上、95部以下であることを特徴とする、経口摂取組成物に係るものである。こうした経口摂取組成物は、前述したように、特に顕著な抗腫瘍活性を有するものであった。
【0029】
なお、アガリクス抽出物とプロポリス抽出物とを例えば1:1の比率で配合した配合物は市販されている。しかし、特にアガリクス多糖体蛋白複合体とプロポリス抽出物とを例えば1:1の比率で配合した配合物は知られていない。
【0030】
【実施例】
以下、本発明の実施例を示すが、それらは本発明の範囲を制約するものではない。
(プロポリス抽出物)
株式会社林原商事から供給されるプロポリスエキス(エタノールで抽出:アルコール濃度45%)から減圧下で溶剤を留去し、プロポリス抽出物粉末を得た。
【0031】
(アガリクス抽出物)
中国産アガリクス茸120gに1000mlの水を加え、40℃で2時間抽出した。抽出エキスをブリックス30まで濃縮し、170mlのアガリクス抽出液を得、95%アルコールを100ml加え、沈殿物を得た。これを濾過して取った後、凍結乾燥した。得られた沈殿物(アガリクス多糖体蛋白複合体)は16gであった。
【0032】
(抗腫瘍活性の測定)
上記プロポリス抽出粉末とアガリクス多糖体蛋白(AGSE)とを、表1に示す重量比率が配合し、各試料とした。6週齢のICR雄性マウスを1週間予備飼育した後、実験に使用した。1群8匹とした。表1に示す各試料に対して各群のマウスを割り当てた。各マウスについて、1.0 ×106個のSarcoma180腫瘍細胞を腹部皮下に注入した。移植後から、各試料(組成物)500mg/kgを15日間連続投与した。プロポリス抽出物の投与量、アガリクス抽出物の投与量も、それぞれ表1に示す。そして、各マウスをエーテル麻酔下に頸椎脱によって屠殺し、腫瘍塊を取り出し、腫瘍塊の容積を測定した。腫瘍容積は、(腫瘍の長径×短径2/2で算出した。接種3、6、9、12、15日経過時の各腫瘍容積を図2に示す。また、対照例として、塩水を経口投与したマウスについても腫瘍塊の容積を測定した。
【0033】
また、15日経過後の腫瘍容積抑制率を、下記式に従って算出し、算出結果を表1に示す。
腫瘍容積抑制率=
(無投与時の腫瘍容積−各試料投与時の腫瘍容積/無投与時の腫瘍容積)
【0034】
【表1】
【0035】
図2から分かるように、アガリクス抽出物単独の場合に比べて、両者を混合することによって、腫瘍容積が著しく低減された。この傾向は、接種後6日経過時には顕著となり、12日目、15日目には一層明確化した。また、表1およびこれをグラフ化した図1から分かるように、アガリクス抽出物にプロポリス抽出物を添加配合することで、腫瘍容積抑制率が著しく向上した。こうした配合組成物の腫瘍容積抑制率は、前述したように、アガリクス抽出物単独の場合の腫瘍容積抑制率、プロポリス抽出物単独の場合の腫瘍容積抑制率からの外挿線Aから上方に乖離していた。
【0036】また、プロポリス原塊500gを粉末化し、水3000mlを加えた。40℃で2時間抽出した後、遠心分離して上澄み液を取った。この残滓に更に水2000mlを加え、40℃にて2時間抽出し、遠心分離して上澄み液を取った。各上澄み液を集めた。次いで、上澄み液からロータリーエバポレイターで水を留去し、乾燥物54gを得た。これらの固形物を乳鉢で粉末化し、プロポリス抽出粉末を得た。このプロポリス抽出粉末を使用し、上記と同様の結果を得た。
【0037】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、相乗的な抗腫瘍活性を示す新規な抗腫瘍性組成物を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】アガリクス抽出物およびプロポリス抽出物の組成物におけるアガリクス抽出物の配合重量比率と、マウスの腫瘍容積抑制率との関係を示すグラフである。
【図2】アガリクス抽出物およびプロポリス抽出物の組成物におけるアガリクス抽出物の配合重量比率、マウスの腫瘍容積、および腫瘍細胞接種後の経過日数の関係を示すグラフである。[0001]
[Technical field to which the invention belongs]
The present invention relates to an antitumor composition, an orally ingested composition, and a method for suppressing tumors in animals.
[0002]
[Prior art]
Propolis extract and Agaricus extract are each used in the private sector as health foods that are expected to have antitumor effects. Propolis extract is said to have an action of suppressing the growth of tumor cells. Agaricus extract is also said to activate macrophages, B cells, and natural killer cells and promote predation of tumor cells. For propolis extracts, methods such as extraction of soluble substances by supercritical pressure extraction, water extraction after alcohol extraction, and the like have been proposed. In addition, with Agaricus extract, not only the extraction method is devised, but also the active ingredient is extracted by extracting the extract after enzymatic decomposition of the mushrooms. As an example, ergosterol contained in Agaricus sputum has been reported to have a high antitumor effect. In addition, in the research by Mizuno et al., It was reported that highly functional components were concentrated in the Agaricus polysaccharide protein complex (AGSE) obtained by treating the aqueous extract of Agaricus fruiting body with alcohol. (Taku Mizuno, The Chemical Times Vol 1, P12, 1989).
[0003]
In addition, a blend of propolis extract and agaricus extract is commercially available (Shiseido Co., Ltd .: trade name “Propolis + Agaricus®”). This product is sold for health promotion.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, although beauty and health foods containing both propolis extract and agaricus extract are commercially available, the antitumor activity of the composition containing both propolis extract and agaricus extract is still being investigated. It was not clear.
[0005]
The object of the present invention is to provide a novel antitumor composition exhibiting synergistic antitumor activity.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The present invention relates to an antitumor composition comprising an agaricus extract and a propolis extract.
[0007]
The present inventor has found that by combining an agaricus extract and a propolis extract, synergistic antitumor activity different from that of the agaricus extract alone or the propolis extract alone can be obtained, and the present invention has been achieved. .
[0008]
This synergistic antitumor activity will be described with reference to the graph of FIG. 1, for example. The horizontal axis of the graph is the ratio of Agaricus extract (part by weight), and the vertical axis is the tumor volume inhibition rate. Here, it is known that the Agaricus extract and the propolis extract each have an antitumor activity alone. Also in FIG. 1, in the case of 0 parts of Agaricus extract (100 parts of propolis extract: point C) and 100 parts of Agaricus extract (point D), predetermined tumor volume suppression rates are respectively shown.
[0009]
Here, the composition obtained by blending the propolis extract and the agaricus extract was expected to exhibit a tumor volume inhibition rate as indicated by the dotted line A. However, when actually examined, it was found that the tumor volume inhibition rate of the composition greatly deviated upward from the extrapolation line A. This indicates that there is a synergistic effect in terms of antitumor activity when an agaricus extract and a propolis extract are mixed and administered.
[0010]
In a preferred embodiment, from the viewpoint of the synergistic antitumor activity, when the total weight of the agaricus extract and the propolis extract is 100 parts, the weight ratio of the agaricus extract is 10 parts or more, 95 Or less.
[0011]
The synergistic anti-tumor activity becomes particularly prominent when the weight ratio of the Agaricus extract is 30 parts or more. This means that when the composition contains 30 parts or more of Agaricus extract, the deviation from the extrapolation line A of the antitumor activity of the composition is particularly large.
[0012]
Furthermore, when the weight ratio of the Agaricus extract is 40 parts or more, the tumor volume inhibition rate is significantly improved. And the surprising effect that the tumor volume suppression rate of a composition becomes equivalent to or more than the tumor volume suppression rate in the case of Agaricus extract alone (100 parts: point D) is obtained. From this point of view, the weight ratio of the agaricus extract is more preferably 45 parts or more, and further preferably 50 parts by weight or more.
[0013]
In addition, particularly preferably, when the weight ratio of the Agaricus extract is 90 parts or less, the tumor volume inhibition rate exceeds the line B and becomes higher.
[0014]
So far, health foods containing a composition of an agaricus extract and a propolis extract are commercially available, but the above-mentioned synergistic effects on antitumor activity are not known.
[0015]
Agaricus is a spear of the scientific name Agaricus Blazei Muril. It grows naturally in the suburbs of Sao Paulo, Brazil and is currently cultivated in Brazil, Japan, China, and Taiwan. Agaricus koji is said to have different efficacy in various production areas, but there is almost no difference in genetics and function. Although it is native to Brazil, there is no significant difference in chemical composition or function of antitumor activity among the cultivated products in Japan, Taiwan and China. Agaricus koji is on the market as an anti-tumor functional food and health food because the extract has an anti-tumor effect. The antitumor component has not yet been determined, but it is generally considered to be a polysaccharide such as β-glucan as a functional component of mushrooms.
[0016]
As for the active ingredient of Agaricus, functional ingredients have been sought in recent years. However, even if there is a highly functional ingredient, the quantity is extremely small, and all functions are not limited to that ingredient, and there are many unclear points. However, polysaccharide proteins have been studied as highly functional components in the research by Mizuno et al.
[0017]
The extraction method of Agaricus extract is not particularly limited as long as the antitumor active ingredient as described above is not excluded. For example, extraction is possible using water or a hydrophilic organic solvent, for example, alcohols such as ethyl alcohol and methyl alcohol, ethyl acetate, acetone, and a mixture of these organic solvents. A mixed solvent of water and a hydrophilic organic solvent, particularly an alcohol such as ethyl alcohol is also preferable. Further, the heating temperature for heating the extraction medium is not particularly limited as long as the antitumor active ingredient as described above is not destroyed.
In a preferred embodiment, the agaricus extract comprises an extract extracted from the agaricus koji using water at 100 ° C. or lower. More preferably, the Agaricus extract comprises an extract obtained by adding alcohol to an extract extracted from Agaricus koji using water at 100 ° C. or lower to precipitate proteins or protein complexes. These extraction temperatures are further preferably 10 to 90 ° C, and more preferably 40 ° C or higher. The temperature of the extract during sedimentation is particularly preferably 0 to 30 ° C. from the viewpoint of cooling. Since the extract thus obtained generally contains a large amount of polysaccharide, it is called agaric polysaccharide protein.
[0019]
Preferably, the agaricus polysaccharide protein is prepared by concentrating an extract obtained by hot water extraction of agaricus koji and adjusting to about
[0020]
Propolis is a resinous component that bees such as bees repair the nest box, and is known to have antibacterial and anticancer effects. Quercetin and the like are known as functional ingredients, but it has recently been clarified that an active ingredient such as artepilin C exhibits an antitumor effect (Japan Medical News No. 3726, pages 43 to 48, (1995). In the market, it is supplied from Brazil, China, Australia, etc.
[0021]
The extraction method of a propolis extract is not limited. For example, the propolis bulk is extracted with water or a hydrophilic organic solvent (for example, alcohol). And this extract may be sold. Alternatively, the extract may be dried and sold as a powder. Alternatively, the extract may be concentrated as it is or after being dealcoholized in oil or the like. It can also be extracted from the propolis extract bulk by a supercritical extraction method.
[0022]
In a preferred embodiment, 50% to 99% alcohol is added to the propolis bulk, left at room temperature for 6 months to obtain an extract, and the extract is filtered to obtain a normal solid content of 20%. About a powder extract is obtained. Alternatively, in the water extraction method, when the propolis bulk is pulverized and extracted by adding water at room temperature, an extract of about 10% is obtained. This is spray-dried or freeze-dried to obtain a propolis extract dry powder.
[0023]
In the present invention, an agaricus extract and a propolis extract are blended to obtain a composition. This blending method is not particularly limited, and a known method can be used. For example, an agaricus extract and a propolis extract can be mixed and sealed in a capsule or bonbon, or mixed in a drink. Also, agaricus extract powder and propolis extract powder can be mixed into granules and tablets, enclosed in soft capsules and hard capsules, and added to foods and drinks.
[0024]
The above-mentioned prescription of the blending weight ratio between the agaricus extract and the propolis extract shall be calculated based on the dry powder weight for both the agaricus extract and the propolis extract.
[0025]
In a preferred embodiment, Agaricus extract powder and propolis extract powder are mixed using a blender. After blending at a predetermined ratio, the mixture is kneaded to obtain granules. Alternatively, it can be granulated with a binder such as pullulan on a flow coater and filled in a stick as it is, or can be molded into a tablet. Moreover, mixed powder can be mix | blended with a predetermined | prescribed compounding ratio, and it can add to various foodstuffs as it is.
[0026]
The antitumor composition of the present invention is suitable for application to humans, and is particularly suitable for oral administration to humans. However, the antitumor composition of the present invention can also be administered to animals other than humans, particularly mammals. The administration method is preferably oral administration, but may be other administration methods.
[0027]
The present invention also relates to a method for suppressing tumors in animals, comprising administering the antitumor composition to animals (excluding humans). The animal is preferably a mammal. Note that the term “animal (excluding human)” is used here because the patent of a treatment method that makes the human body an indispensable component is not permitted under the provisions of the Japanese Patent Law. This excludes only the tumor suppression method and does not exclude humans from the claims of the antitumor composition of the present invention.
[0028]
The present invention also relates to an oral intake composition comprising an agaric polysaccharide protein complex and a propolis extract, wherein the total weight of the agaric polysaccharide protein complex and the propolis extract is 100 parts. The weight ratio of the Agaricus extract is 40 parts or more and 95 parts or less. Such an orally ingested composition had particularly remarkable antitumor activity as described above.
[0029]
In addition, the formulation which mix | blended Agaricus extract and propolis extract in the ratio of 1: 1 is marketed, for example. However, in particular, there is no known blend in which Agaricus polysaccharide protein complex and propolis extract are blended at a ratio of 1: 1, for example.
[0030]
【Example】
Examples of the present invention will be shown below, but they do not limit the scope of the present invention.
(Propolis extract)
The solvent was distilled off under reduced pressure from propolis extract (extracted with ethanol: alcohol concentration 45%) supplied from Hayashibara Shoji Co., Ltd. to obtain a propolis extract powder.
[0031]
(Agaricus extract)
1000 g of water was added to 120 g of Chinese agaricus koji and extracted at 40 ° C. for 2 hours. The extract was concentrated to
[0032]
(Measurement of antitumor activity)
The propolis extract powder and agaric polysaccharide protein (AGSE) were mixed in the weight ratios shown in Table 1 to prepare samples. Six-week-old ICR male mice were pre-bred for one week and then used for experiments. There were 8 animals per group. Each group of mice was assigned to each sample shown in Table 1. For each mouse, 1.0 × 10 6 Sarcoma 180 tumor cells were injected subcutaneously in the abdomen. After the transplantation, 500 mg / kg of each sample (composition) was continuously administered for 15 days. Table 1 also shows the dose of propolis extract and the dose of Agaricus extract. Each mouse was sacrificed by cervical vertebra prolapse under ether anesthesia, the tumor mass was taken out, and the volume of the tumor mass was measured. Tumor volume is shown in FIG. 2 (calculated in long diameter × short diameter 2/2 tumor.
[0033]
Further, the tumor volume inhibition rate after the lapse of 15 days was calculated according to the following formula, and the calculation results are shown in Table 1.
Tumor volume inhibition rate =
(Tumor volume at the time of no administration-tumor volume at the time of administration of each sample / tumor volume at the time of no administration)
[0034]
[Table 1]
[0035]
As can be seen from FIG. 2, the tumor volume was significantly reduced by mixing both, compared to the case of Agaricus extract alone. This tendency became prominent when 6 days had passed since the inoculation, and was further clarified on the 12th and 15th days. Moreover, as can be seen from Table 1 and FIG. 1 which graphed this, the tumor volume inhibition rate was remarkably improved by adding and mixing the propolis extract to the agaricus extract. As described above, the tumor volume suppression rate of such a compounded composition deviates upward from the extrapolated line A from the tumor volume suppression rate in the case of Agaricus extract alone and the tumor volume suppression rate in the case of propolis extract alone. It was.
Also, 500 g of propolis bulk was powdered and 3000 ml of water was added. After extraction at 40 ° C. for 2 hours, the supernatant was collected by centrifugation. To this residue, 2000 ml of water was further added, extracted at 40 ° C. for 2 hours, and centrifuged to obtain a supernatant. Each supernatant was collected. Subsequently, water was distilled off from the supernatant with a rotary evaporator to obtain 54 g of a dried product. These solids were pulverized with a mortar to obtain propolis extract powder. Using this propolis extracted powder, the same results as above were obtained.
[0037]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, a novel antitumor composition exhibiting synergistic antitumor activity can be provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a graph showing the relationship between the weight ratio of agaricus extract in the composition of agaricus extract and propolis extract and the tumor volume inhibition rate of mice.
FIG. 2 is a graph showing the relationship between the blended weight ratio of Agaricus extract in the composition of Agaricus extract and propolis extract, the tumor volume of mice, and the number of days elapsed after tumor cell inoculation.
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