JP2004017040A - 混入粉体回収装置 - Google Patents
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Abstract
【構成】粉体の混じった空気の進行通路を塞ぐようにしてフィルター1を並べ立て、このフィルター1の上方にシャワー5を設け、シャワー5からの水がフィルター1を伝い落ちるようにし、フィルター1の下方に、水のみを通す粉体塗料収容袋7を備えた水槽3を設け、シャワー5と水槽3をパイプ6で連結し、ポンプpにより水槽3の水をシャワー5に循環供給可能に成した混入粉体回収装置。
【効果】フィルターの内外面を水が複雑に伝い落ちるので、粉体塗料は、極めて高い確率でフィルター(の水)に捕捉され、粉体塗料が混じらない空気を大気中に放出可能。シャワー水は循環使用することができ、経費の節約効果大。
【選択図】図1
【効果】フィルターの内外面を水が複雑に伝い落ちるので、粉体塗料は、極めて高い確率でフィルター(の水)に捕捉され、粉体塗料が混じらない空気を大気中に放出可能。シャワー水は循環使用することができ、経費の節約効果大。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、混入粉体の回収装置の新規な提案に関し、例えば、塗装業界における粉体塗装において、被塗装物に付着せずに空気に混じって排気処理部に運ばれた粉体塗料を回収せしめるに好適な混入粉体の回収装置の新規な提案に関する。
【0002】
【従来の技術】
静電気を利用した粉体塗料を用いて行う粉体塗装は、従来の吹付塗装に比べ塗膜の厚い、やわらかい感触の製品仕上がりが期待できることから、近年目覚しい需要の伸びをみせている。
【0003】
ところが、この粉体塗装は、吸気装置の前で、被塗装物に向けてエアガンから粉体塗料を吹付ける(エアガンから被塗装物に向けて噴射された粉体塗料は、同時に、拡散を防止する為に設けた前方配置の吸気装置により強く引っ張られる)作業形態を成し、このような作業形態故に、被塗装物への粉体塗料の付着率は50%に満たないという実情にある。
【0004】
このように、粉体塗装は、前記の如き製品品質上の利点を有するものの、高価な材料である粉体塗料を大量に無駄にするという資源効率、経営効率面のマイナスに加え、産業廃棄物の処理と公害問題が付随するという難点を抱えている。
【0005】
そこで本発明者は、これらの難点を一掃するための粉体回収装置を先に提案し出願手続きも済ませている(特願平2002−61173号。以下、この発明を「先願発明」という)。
【0006】
この先願発明の要旨は、被塗装物に付着せず突進する粉体塗料を効率良く回収せしめる粉体塗料回収装置であって、それ自体に振動を付与する手段を備えてなるフィルター機構を吸気部の前面に配置構成したものである。
【0007】
この先願発明の提案は、それまで略半分も、被塗装物を通り抜けて棄てられる運命を辿っていた粉体塗料を効率良く回収し、再使用に供することを可能ならしめたもので、費用および資源節約に多大な貢献をもたらすものであった。
【0008】
このように、先願発明は、粉体塗料の回収、再使用に革命的道筋を開いたものであるが、それでも、極く微細な粒子である粉体塗料の物質的特徴から、これを完全に回収するのは(先願発明のフィルター機構で粉体塗料を完全に捕捉するのは)物理的に難しく、排気処理部に導かれる空気に少量ながら粉体塗料が混じるのは避け難いものであった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記に鑑み提案に及んだものであって、本発明の課題は、粉体塗料が混じった空気から完全に粉体塗料を回収(除去)せしめる装置を提案することにより、粉体塗装作業現場から、粉体塗料の混じらない空気を大気中に排出可能ならしめ、公害を完全に追放することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明では、粉体塗料(粉体)の混じった空気の進行通路を塞ぐようにしてフィルターを立装せしめるとともに、このフィルターの上方にシャワー装置を配設して、上記フィルターをシャワー装置から放たれた水が伝い落ちるように成し、さらにフィルターの下方に、水のみを通す粉体塗料収容袋を備えた水槽を配設した混入粉体塗料(粉体)回収装置、を提供することにより課題を解決するものである。
【0011】
【発明の実施の態様】
「図1」は本発明装置(A)の全体構造を示すもので、(1)はフィルターであり、本実施例では、5枚のフィルター(1)が、任意の間隔を設けて垂直に並べられている。
【0012】
各フィルター(1)は、金属等の強度のある細材で組み立てられたフィルター保持篭(2)内に収容されており、図示しないが、各フィルター(1)の端部が、止具にてフィルター保持篭(2)にそれぞれ止められていて、その位置、姿勢が完全に保持されている。
【0013】
そして、フィルター保持篭(2)は、水槽(3)上に固定されており、また頂部が外枠(4)に固定されていることにより、フィルター保持篭(2)は完全に位置、姿勢が保持されている。
【0014】
フィルター(1)の素材としては任意に採用すればよく、本実施例では極細のプラスチック線材を細かく編み込んだものが採用されており、姿勢保持力も充分に確保されるように作られているが、必要に応じ、例えば任意間隔で通棒(図示せず)を内蔵させ、該通棒の端部をフィルター保持篭(2)に固定させるようにして、姿勢保持力をより完全なものにするようにしてもよい。
【0015】
フィルター(1)の上方位置には、シャワー(5)が配設されており、上方からフィルター(1)の頂部に向けてシャワー水が放たれるようになっている。
【0016】
また、フィルター(1)の下方には水槽(3)が配設されており、該水槽(3)の底部に設けた取出口(3a)と上記シャワー(5)とは、ポンプ(p)、送給パイプ(6)を介して連結されており、ポンプ(p)を作動させることにより、水槽(3)内の水(w)が、送給パイプ(6)内を通りシャワー(5)から放たれるようになっている。
【0017】
水槽(3)の内部には、粉体塗料収容袋(7)が吊装されており、シャワー(5)から放たれた水(w)は、フィルター(1)の内部や表面を流れ落ち(伝い落ち)、粉体塗料収容袋(7)内に至り、粉体塗料(8)だけが収容袋(7)に留まり、水は水槽(3)内に流れ出る。
【0018】
粉体塗料収容袋(7)の素材としては、適度な腰の強さを有し、水は通すが粉体塗料(8)は通さない材質のもの(不織布等)で、強度、耐久性等を満たすものなら任意に採用すればよい。
【0019】
尚、図示しないが、本発明装置の排出口(9)の後方位置には、吸気手段(ファン)が取り付けられおり、導入口(10)→フィルター(1)→排出口(9)と、矢印で示した如く、空気が強制的に強く引っ張られているように成してあることは言うまでもない。
【0020】
また、詳細図示は省略してあるが、水槽(3)内への粉体塗料収容袋(7)の取付は、内部に粉体塗料が溜まったら、当該袋(7)を水槽(3)から取り出して、粉体塗料を棄てる都合上、水槽(3)の側面から粉体収容袋(7)を着脱できるように設計構成してある。
【0021】
本発明装置(A)は、先願発明と組み合わせて一体装置と成すことにより粉体塗装作業用装置として最大の作用、効果を得ることができ、その状態を「図2」に示してあり、同図を元に説明する。
【0022】
(B)が先願発明装置であり、同装置(B)を簡略に説明すると、回転軸(11)と(12)を支点として振子運動が可能に吊設された一次フィルター(13)と二次フィルター(14)とが、図示しない回転駆動源にて駆動されるカム(15)の作動により、下方部が衝突を繰り返すようになっており、被塗装物に付着せず、空気に混じって突進する粉体塗料は、これら一次、二次フィルター(13)(14)により捕捉され、回収、再使用に供されるが、粉体塗料の物質的特徴から、少量ではあるが、これらフィルター(13)(14)を通り抜けてしまうことは避けられない。
【0023】
すなわち、粉体塗料は、空気に混じって先願発明装置(B)から本発明装置(A)の導入口(10)に至り、矢印の如く進み、本発明装置(A)を通る過程で粉体塗料(8)が取り除かれ、空気だけが大気中に放出される。
【0024】
以下、本発明の作用を説明する。
例えば、先願発明装置(B)から少量の粉体塗料が混じった空気が、本発明装置(A)の導入口(10)から入り、各フィルター(1)を通ろうとするとき、シャワー(5)から放たれた水(w)が、各フィルター(1)の内外面を複雑に伝い落ちているので、粉体塗料は極めて高い確率で、フィルター(1)に、換言すれば、そのフィルター(1)を伝い落ちる水に捕捉され、水と共に流れ落ち、水槽(3)の粉体塗料収容袋(7)に至り、粉体塗料は当該袋(7)に留まり、水(w)だけが水槽(3)内に流れ出る。
【0025】
また、フィルター(1)に供給する水は、ポンプ(p)の駆動により水槽(3)内の水を循環使用できるから、本発明装置を使用するときは、ポンプ(p)を運転させておけばよいので、作業効率抜群である。
【0026】
本発明装置使用により、粉体塗料収容袋(7)に粉体塗料(8)が溜まったら、水槽(3)から当該袋(7)を取り出し、中の粉体塗料(8)を棄て、再び、粉体塗料収容袋(7)を水槽(3)に取り付ければよい。
【0027】
【発明の効果】
空気の進行通路を塞ぐようにしてフィルターを立装させ、そのフィルターに上方から水をシャワーすることにより、フィルターの内外面を水が複雑に伝い落ちるようにしたので、粉体塗料が混じった空気がフィルターを通過するとき、その混じった粉体塗料は、極めて高い確率でフィルターに捕捉されるから、粉体塗料が混じった空気を大気中に放出してしまう、という従来抱えていた公害上の大難題を根本から解決するもので、本発明の実用効果は極めて大である。
【0028】
また、シャワー水は循環使用することができるから、経費の節約効果も大きく、自動運転も可能であり、作業効率に資するところも大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】・・・本発明装置の全体側面図。
【図2】・・・先願発明装置と本発明装置とを組合わせた全体概略図。
【符号の説明】
1・・・フイルター
2・・・フィルター保持篭
3・・・水槽
3a・・・取出口
4・・・外枠
5・・・シャワー
6・・・送給パイプ
7・・・粉体塗料収容袋
8・・・粉体塗料
9・・・排出口
10・・・導入口
11、12・・・回転軸
13・・・一次フィルター
14・・・二次フィルター
15・・・カム
A・・・本発明装置
B・・・先願発明装置
p・・・ポンプ
w・・・水
【発明の属する技術分野】
本発明は、混入粉体の回収装置の新規な提案に関し、例えば、塗装業界における粉体塗装において、被塗装物に付着せずに空気に混じって排気処理部に運ばれた粉体塗料を回収せしめるに好適な混入粉体の回収装置の新規な提案に関する。
【0002】
【従来の技術】
静電気を利用した粉体塗料を用いて行う粉体塗装は、従来の吹付塗装に比べ塗膜の厚い、やわらかい感触の製品仕上がりが期待できることから、近年目覚しい需要の伸びをみせている。
【0003】
ところが、この粉体塗装は、吸気装置の前で、被塗装物に向けてエアガンから粉体塗料を吹付ける(エアガンから被塗装物に向けて噴射された粉体塗料は、同時に、拡散を防止する為に設けた前方配置の吸気装置により強く引っ張られる)作業形態を成し、このような作業形態故に、被塗装物への粉体塗料の付着率は50%に満たないという実情にある。
【0004】
このように、粉体塗装は、前記の如き製品品質上の利点を有するものの、高価な材料である粉体塗料を大量に無駄にするという資源効率、経営効率面のマイナスに加え、産業廃棄物の処理と公害問題が付随するという難点を抱えている。
【0005】
そこで本発明者は、これらの難点を一掃するための粉体回収装置を先に提案し出願手続きも済ませている(特願平2002−61173号。以下、この発明を「先願発明」という)。
【0006】
この先願発明の要旨は、被塗装物に付着せず突進する粉体塗料を効率良く回収せしめる粉体塗料回収装置であって、それ自体に振動を付与する手段を備えてなるフィルター機構を吸気部の前面に配置構成したものである。
【0007】
この先願発明の提案は、それまで略半分も、被塗装物を通り抜けて棄てられる運命を辿っていた粉体塗料を効率良く回収し、再使用に供することを可能ならしめたもので、費用および資源節約に多大な貢献をもたらすものであった。
【0008】
このように、先願発明は、粉体塗料の回収、再使用に革命的道筋を開いたものであるが、それでも、極く微細な粒子である粉体塗料の物質的特徴から、これを完全に回収するのは(先願発明のフィルター機構で粉体塗料を完全に捕捉するのは)物理的に難しく、排気処理部に導かれる空気に少量ながら粉体塗料が混じるのは避け難いものであった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記に鑑み提案に及んだものであって、本発明の課題は、粉体塗料が混じった空気から完全に粉体塗料を回収(除去)せしめる装置を提案することにより、粉体塗装作業現場から、粉体塗料の混じらない空気を大気中に排出可能ならしめ、公害を完全に追放することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明では、粉体塗料(粉体)の混じった空気の進行通路を塞ぐようにしてフィルターを立装せしめるとともに、このフィルターの上方にシャワー装置を配設して、上記フィルターをシャワー装置から放たれた水が伝い落ちるように成し、さらにフィルターの下方に、水のみを通す粉体塗料収容袋を備えた水槽を配設した混入粉体塗料(粉体)回収装置、を提供することにより課題を解決するものである。
【0011】
【発明の実施の態様】
「図1」は本発明装置(A)の全体構造を示すもので、(1)はフィルターであり、本実施例では、5枚のフィルター(1)が、任意の間隔を設けて垂直に並べられている。
【0012】
各フィルター(1)は、金属等の強度のある細材で組み立てられたフィルター保持篭(2)内に収容されており、図示しないが、各フィルター(1)の端部が、止具にてフィルター保持篭(2)にそれぞれ止められていて、その位置、姿勢が完全に保持されている。
【0013】
そして、フィルター保持篭(2)は、水槽(3)上に固定されており、また頂部が外枠(4)に固定されていることにより、フィルター保持篭(2)は完全に位置、姿勢が保持されている。
【0014】
フィルター(1)の素材としては任意に採用すればよく、本実施例では極細のプラスチック線材を細かく編み込んだものが採用されており、姿勢保持力も充分に確保されるように作られているが、必要に応じ、例えば任意間隔で通棒(図示せず)を内蔵させ、該通棒の端部をフィルター保持篭(2)に固定させるようにして、姿勢保持力をより完全なものにするようにしてもよい。
【0015】
フィルター(1)の上方位置には、シャワー(5)が配設されており、上方からフィルター(1)の頂部に向けてシャワー水が放たれるようになっている。
【0016】
また、フィルター(1)の下方には水槽(3)が配設されており、該水槽(3)の底部に設けた取出口(3a)と上記シャワー(5)とは、ポンプ(p)、送給パイプ(6)を介して連結されており、ポンプ(p)を作動させることにより、水槽(3)内の水(w)が、送給パイプ(6)内を通りシャワー(5)から放たれるようになっている。
【0017】
水槽(3)の内部には、粉体塗料収容袋(7)が吊装されており、シャワー(5)から放たれた水(w)は、フィルター(1)の内部や表面を流れ落ち(伝い落ち)、粉体塗料収容袋(7)内に至り、粉体塗料(8)だけが収容袋(7)に留まり、水は水槽(3)内に流れ出る。
【0018】
粉体塗料収容袋(7)の素材としては、適度な腰の強さを有し、水は通すが粉体塗料(8)は通さない材質のもの(不織布等)で、強度、耐久性等を満たすものなら任意に採用すればよい。
【0019】
尚、図示しないが、本発明装置の排出口(9)の後方位置には、吸気手段(ファン)が取り付けられおり、導入口(10)→フィルター(1)→排出口(9)と、矢印で示した如く、空気が強制的に強く引っ張られているように成してあることは言うまでもない。
【0020】
また、詳細図示は省略してあるが、水槽(3)内への粉体塗料収容袋(7)の取付は、内部に粉体塗料が溜まったら、当該袋(7)を水槽(3)から取り出して、粉体塗料を棄てる都合上、水槽(3)の側面から粉体収容袋(7)を着脱できるように設計構成してある。
【0021】
本発明装置(A)は、先願発明と組み合わせて一体装置と成すことにより粉体塗装作業用装置として最大の作用、効果を得ることができ、その状態を「図2」に示してあり、同図を元に説明する。
【0022】
(B)が先願発明装置であり、同装置(B)を簡略に説明すると、回転軸(11)と(12)を支点として振子運動が可能に吊設された一次フィルター(13)と二次フィルター(14)とが、図示しない回転駆動源にて駆動されるカム(15)の作動により、下方部が衝突を繰り返すようになっており、被塗装物に付着せず、空気に混じって突進する粉体塗料は、これら一次、二次フィルター(13)(14)により捕捉され、回収、再使用に供されるが、粉体塗料の物質的特徴から、少量ではあるが、これらフィルター(13)(14)を通り抜けてしまうことは避けられない。
【0023】
すなわち、粉体塗料は、空気に混じって先願発明装置(B)から本発明装置(A)の導入口(10)に至り、矢印の如く進み、本発明装置(A)を通る過程で粉体塗料(8)が取り除かれ、空気だけが大気中に放出される。
【0024】
以下、本発明の作用を説明する。
例えば、先願発明装置(B)から少量の粉体塗料が混じった空気が、本発明装置(A)の導入口(10)から入り、各フィルター(1)を通ろうとするとき、シャワー(5)から放たれた水(w)が、各フィルター(1)の内外面を複雑に伝い落ちているので、粉体塗料は極めて高い確率で、フィルター(1)に、換言すれば、そのフィルター(1)を伝い落ちる水に捕捉され、水と共に流れ落ち、水槽(3)の粉体塗料収容袋(7)に至り、粉体塗料は当該袋(7)に留まり、水(w)だけが水槽(3)内に流れ出る。
【0025】
また、フィルター(1)に供給する水は、ポンプ(p)の駆動により水槽(3)内の水を循環使用できるから、本発明装置を使用するときは、ポンプ(p)を運転させておけばよいので、作業効率抜群である。
【0026】
本発明装置使用により、粉体塗料収容袋(7)に粉体塗料(8)が溜まったら、水槽(3)から当該袋(7)を取り出し、中の粉体塗料(8)を棄て、再び、粉体塗料収容袋(7)を水槽(3)に取り付ければよい。
【0027】
【発明の効果】
空気の進行通路を塞ぐようにしてフィルターを立装させ、そのフィルターに上方から水をシャワーすることにより、フィルターの内外面を水が複雑に伝い落ちるようにしたので、粉体塗料が混じった空気がフィルターを通過するとき、その混じった粉体塗料は、極めて高い確率でフィルターに捕捉されるから、粉体塗料が混じった空気を大気中に放出してしまう、という従来抱えていた公害上の大難題を根本から解決するもので、本発明の実用効果は極めて大である。
【0028】
また、シャワー水は循環使用することができるから、経費の節約効果も大きく、自動運転も可能であり、作業効率に資するところも大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】・・・本発明装置の全体側面図。
【図2】・・・先願発明装置と本発明装置とを組合わせた全体概略図。
【符号の説明】
1・・・フイルター
2・・・フィルター保持篭
3・・・水槽
3a・・・取出口
4・・・外枠
5・・・シャワー
6・・・送給パイプ
7・・・粉体塗料収容袋
8・・・粉体塗料
9・・・排出口
10・・・導入口
11、12・・・回転軸
13・・・一次フィルター
14・・・二次フィルター
15・・・カム
A・・・本発明装置
B・・・先願発明装置
p・・・ポンプ
w・・・水
Claims (2)
- 粉体の混じった空気の進行通路を塞ぐようにしてフィルターを立装せしめるとともに、このフィルターの上方にシャワー装置を配設して、シャワー装置から放たれた水が上記フィルターを伝い落ちるように成し、さらにフィルターの下方に、水のみを通す粉体塗料収容体を備えた水槽を配設せしめたことを特徴とする混入粉体回収装置。
- シャワー装置と水槽をパイプで連結せしめ、ポンプにより水槽内の水をシャワー装置に循環供給可能に成してある「請求項1」の混入粉体回収装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002211779A JP2004017040A (ja) | 2002-06-17 | 2002-06-17 | 混入粉体回収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002211779A JP2004017040A (ja) | 2002-06-17 | 2002-06-17 | 混入粉体回収装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004017040A true JP2004017040A (ja) | 2004-01-22 |
Family
ID=31184415
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002211779A Pending JP2004017040A (ja) | 2002-06-17 | 2002-06-17 | 混入粉体回収装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004017040A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105170384A (zh) * | 2015-10-14 | 2015-12-23 | 周小参 | 一种折流式漆雾分离模组及其应用 |
WO2018173714A1 (ja) * | 2017-03-23 | 2018-09-27 | 京史 寺本 | 排気分離装置 |
-
2002
- 2002-06-17 JP JP2002211779A patent/JP2004017040A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105170384A (zh) * | 2015-10-14 | 2015-12-23 | 周小参 | 一种折流式漆雾分离模组及其应用 |
WO2018173714A1 (ja) * | 2017-03-23 | 2018-09-27 | 京史 寺本 | 排気分離装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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