JP2004016757A - 滑走、歩行簡易切り替えローラースケート - Google Patents
滑走、歩行簡易切り替えローラースケート Download PDFInfo
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Abstract
【課題】装着したままで滑走から歩行へ、あるいは歩行から滑走へ簡単に切り替えることができ、又携帯に便利な滑走、歩行簡易切り替えローラースケートを提供する。
【解決手段】車輪台1に車軸4を取り付け、車軸に車輪3を装着する。
当該車輪台の上部に車輪台凸部5を設ける。
台板2上部に台板凹部6を設ける。台板はローラースケート靴の靴底面に埋め込んで取り付ける。
車輪台上部の凸部と台板底部の凹部は相互に噛み合う形状の凸凹となっている。
車輪台に、ストッパー7を取り付ける。
台板底部にストッパー受け9を設ける。
ストッパーは、車輪台凸部と台板凹部が噛み合う位置でストッパー受けに挿入する構造となっている。
車輪台に車輪台ストラップ12を取り付ける。
以上を特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】車輪台1に車軸4を取り付け、車軸に車輪3を装着する。
当該車輪台の上部に車輪台凸部5を設ける。
台板2上部に台板凹部6を設ける。台板はローラースケート靴の靴底面に埋め込んで取り付ける。
車輪台上部の凸部と台板底部の凹部は相互に噛み合う形状の凸凹となっている。
車輪台に、ストッパー7を取り付ける。
台板底部にストッパー受け9を設ける。
ストッパーは、車輪台凸部と台板凹部が噛み合う位置でストッパー受けに挿入する構造となっている。
車輪台に車輪台ストラップ12を取り付ける。
以上を特徴とする。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術的分野】
この発明は、装着したままで滑走から歩行へあるいは歩行から滑走へと簡単に切り替えることができる滑走、歩行簡易切り替えローラースケートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のローラースケート靴は滑走時のみを想定しており、歩行する際は通常の靴と履き替えるという前提のものであった。
しかしながら多くのローラースケート愛好家の望むところは、公園等の限定された場所だけではなく、通学、通勤あるいは買い物時等に一般道路を滑走したいというものであった。
しかし一般道路は、階段、勾配の急な坂道、凹凸の激しい路面、電車あるいはバスなどの交通手段利用時等滑走にとっての障害が多く存在し、頻繁に滑走と歩行を切り替えねばならず、従来のローラースケートはその度に歩行用の通常の靴と履き替えねばならなかった。
また、全車輪を支えている車輪支持台ごとスケート靴から取り外すというスケート靴がある。
そして、ローラースケート靴の靴底に車軸及び車輪を埋め込んで使用するというタイプのローラースケートがある。
【0003】
【発明の解決しようとする課題】
従来のローラースケート靴は以下のような欠点があった。
(イ)滑走専用のローラースケート靴の場合。
通常の靴も携帯し、歩行の際はその都度履き替えなければならない。
(ロ)図17、図18に示すごとき、車輪支持台25とスケート靴をネジピン26によって固定しているというローラースケート靴の場合。
同一足の全ての車輪が一個の車輪支持台25に固定的に装着されており、この車輪支持台をスケート靴に固定するためにスケート靴の底部最前部から最後部に渡り、更に足首後部に渡ってアルミニウムあるいは硬度プラスチックの支持台基盤27が取り付けられている為、車輪支持台を取り外した状態でも甚だ歩きにくいものであった。又、取り外した車輪支持台には同一のスケート靴の全ての車輪が装着されており、分離することができないため車輪支持台の重量、体積とも非常に大きな物となり携帯するには、必ずその為のバッグが必要というものであった。
その為、滑走と歩行を頻繁に切り替えなければならない一般道路での使用には不満が多いものであった。
(ハ)図19に示すごとき靴底に車輪を収納したスニーカータイプのローラースケート靴の場合。
車輪28を靴底に埋め込むという構造上、直径の小さな車輪の使用というのが不可避であり、その為路面の凹凸の影響を受けやすく又、前後あるいは左右に体がわずかでも傾くとスケート靴の底面が直接路面に接してしまうため、後ろにキックしながら前進するという従来の滑走方による快適な滑走ができなかった。
【0004】
本発明はその欠点を除くためになされたものであって、滑走用から歩行用へ、あるいは歩行用から滑走用へワンタッチで切り替えることができ、しかも滑走時の快適さも損なわず、歩行時の快適性及び軽便性をも提供する、滑走、歩行簡易切り替えローラースケートである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
図で説明すると図1、図2、図3、図4、図5、図6、図7、図8、図9のごとくなる。
(イ)図1、図4のごとく、台板2はローラースケート靴靴底面に埋め込んで取り付ける。
(ロ)図3のごとく、台板底部に台板凹部6を設ける。
(ハ)図2のごとく、車軸台1上部に車輪台凸部5を設ける。
(ニ)図2、図6のごとく、車輪台にストッパー7を設け、ストッパー下部にスプリング11を装着する。
(ホ)図2のごとくストッパーにストッパー爪8を設け、ストッパー爪は車輪台に空けた窓穴10より外部に露出している。
(ヘ)図3のごとく、台板にストッパー受け9を設ける。
(ト)図7、図8のごとく、車輪台と台板は車輪台凸部5、台板凹部6の噛み合わせ及びストッパー7のストッパー受け9への挿入によって固定する。
(チ)車輪台と台板の切り離し時は、ストッパーとストッパー受けを解放することにより車輪台凸部と台板凹部が解放可能な状態になり、車輪台は台板より切り離すことができる。
(リ)図9で示すごとく、同一の靴に装着されている車輪台を互いに車輪台ストラップ12によって繋ぐ。
但し、上記車輪台ストラップは車輪台より取り外すことができる。
(ヌ)一個の台板に一個の車輪台を装着する。
【0006】
【本発明の実施の形態】
図7、図8で示すごとく、車輪台凸部5を台板凹部6に差し込み、矢印方向にスライドさせることにより凸凹が噛み合うこととなる。更にストッパー7は図6、図8に示すスプリング11に押し上げられ台板のストッパー受け9に挿入し、車輪台は台板に固定される。
【0007】
又、図2、図6で示している車輪台の窓穴10より露出している爪部8を下に押し下げることで、ストッパーはストッパー受けより引き出される、その状態で車輪台をスライドさせることで車輪台凸部と台板凹部の噛み合わせは解放され、車輪台は台板より取り外される。
よって、スケート靴の靴底面が直接路面に接して歩行可能な状態となる。
【0008】
歩行する際には、左足に装着していた複数の車輪台及び右足に装着していた複数の車輪台はそれぞれス車輪台トラップ12で繋がっている状態で携帯することとなる。
【0009】
【発明の効果】
本発明のローラースケートの構造によれば、滑走と歩行の切り替えが台板凹部と車輪台凸部の噛み合わせあるいは解放、及びストッパーとストッパーの噛み合わせあるいは解放によってのみというきわめて簡単な操作で行うことができ、しかもネジ回し等何らの道具も必要とせずワンタッチで行えるため、一般道路を滑走中に路面の状態あるいは一時的に建物の中に入る等周囲の状況の変化によって頻繁に滑走と歩行の切り替えを行うことができるのである。
【0010】
さらに、ローラースケート靴の靴底面に直接装着するのは、車輪あるいは車軸ではなく台板2であり、車輪は当該台板2に車輪台1を装着することによりローラースケート靴に装着されるという構造であるため、使用する車輪の直径の大きさに制約はない。
しかも車輪全体がローラースケート靴靴底面の外に露出するため、滑走中にローラースケート靴靴底面が直接路面に接してしまうということはなく、後ろにキックしながら前進力を得るという従来の滑走方による快適な滑走を行うことができるのである。
【0011】
本発明の滑走、歩行簡易切り替えローラースケートの構造は、滑走時の快適性を損なうことなく滑走と歩行の切り替えの簡便性を提供するというものであるが、同時に歩行時の快適性と簡便性をも提供するというのも重要な要素である。
すなわち、本発明の構造によれば、台板2はスケート靴の靴底に埋め込んで取り付け、しかも本発明の台板には歩行の妨げになるような突出物が無いため、車輪台1を取り外して歩行する際ローラースケート靴靴底面は平らな状態であり、しかも一個の台板に一個の車輪台を装着するという構造であるため、台板はローラースケート靴靴底全面ではなく、その一部に埋め込んで取り付ければ良く、よって歩行に支障をきたすことは無い。
【0012】
更に図10で示すごとく、台板2より取り外した車輪台1はその度にバッグの中などに収納せずとも、車輪台に取り付けてある車輪台ストラップ12をズボンのベルトあるいはバッグのショルダーストラップに掛けることにより簡便に携帯できるのである。
【0013】
又、車輪台ストラップ12を車輪台より取り外せば全ての車輪台は各々分離し、各車輪台はそれぞれコンパクトな形状であるためズボンのポケット等に分けて収納して携帯できる。
【0014】
【実施例1】
ローラースケート靴靴底に取り付ける台板底部の台板凹部6と車輪台上部の車輪台凸部5との関係がその基となっている本発明の滑走、歩行簡易切り替えローラースケートの構造は、台板がその靴底に固定取り付け可能である限りにおいて、ローラースケート靴の形状あるいは素材に制約が無い。
【0015】
【実施例2】
車輪台凸部と台板凸部の形状は以下のごときもある。
図で説明すると図11、図12のごとくである。
車輪台17上部に円柱形の車輪台凸部18があり、台板13底部には円柱形の台板凹部14がある。
車輪台凸部18に設けた帯状の凸部レール19と台板凹部14に設けた凹部爪15は、車輪台と台板の双方を回転させながら装着することで噛み合う構造になっている。その状態でストッパー20とストッパー受け16が噛み合って車輪台と台板を固定するというのは前に説明したものと同じである。
【0016】
尚、車輪台凸部と台板凹部の形状及び位置は双方の凹凸が互いに噛み合う形であり且つ車輪台を取り外した後の台板底部に歩行の妨げになるような凸部が突出してないという条件を満たしたものであれば良い。
【0017】
【実施例3】
車輪台の形状は以下のごときもある。
車輪台は両袖の形状の他、図13で示すごとく車輪の前後左右を囲う箱型の車輪台21も良い。
【0018】
その他、車輪台は台板凹部と噛み合う車輪台凸部及びストッパーを有している形状であれば良い。
【0019】
【実施例4】
図13で示すごとく、ストッパーの位置は車輪台の形状によって最も操作に適した場所に設けて良い。その場合当該車輪台と対となる台板に設けるストッパー受けの位置もまた車輪台のストッパーの位置に合わせる事は当然である。
【0020】
【実施例5】
本発明の滑走、歩行簡易切り替えローラースケートの構造は、車輪が縦に並ぶいわゆるインラインスケート型ローラースケートの他、四つの車輪が箱型に配置されているローラースケート及びそれ以外の数の車輪を有するローラースケート靴に使用しても同じ効果を持つことができる。
【0021】
【実施例6】
本発明の構造の車輪台は、車輪台凸部及びストッパーを有し、且つ当該車輪台凸部とストッパーの形状及び位置が台板の台板凹部、ストッパー受けと噛み合うものである限りにおいて、ここまで説明した以外の形状の車輪台も良しとするものである、よって図14で示すごとき一個の車輪台に複数の車輪を装着するという形状の車輪台もまた良い。
【0022】
【実施例7】
ローラースケート靴の靴底に取り付ける台板と車輪を装着した車輪台のそれぞれに設けた凹凸部及びストッパー、ストッパー受けの噛み合わせによって車輪をローラースケート靴に装着し、更に一個の台板に一個の車輪台を装着するという本発明の基本構造は、台板凹部、車輪台凸部の形状及び位置、車輪台のストッパーの形状及び位置、台板のストッパー受けの形状及び位置を統一規格としておくことでスケート愛好家にローラースケートの新たな楽しみ方を与えるローラースケートのとなるのである。
すなわち、装着する車輪台の組み合わせを替えることのみで一足のローラースケート靴が、図1のごとき車輪が縦に並ぶいわゆるインライン型のローラースケートとしても、図15で示すごとき箱型に4輪が配置されるローラースケートとしても、又図16で示すごとき前輪1輪後輪2輪の三輪ローラースケートとしても、その他さまざまな車輪配置のローラースケートとして、日替わり的にあるいは滑走技術の上達にあわせて切り替えながら楽しめるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】台板を取り付けたローラースケート靴と車輪台の斜視図である。
【図2】車輪を装着した車輪台の斜視図である。
【図3】台板の斜視図である。
【図4】台板を取り付けたローラースケート靴の斜視図である。
【図5】図3のA−A線の断面図である。
【図6】車輪台の右側面部分断面図である。
【図7】台板と車輪台の正面図である。
【図8】台板と車輪台を装着した状態の縦断面図である。
【図9】車輪台ストラップを取り付けたローラースケート靴の側面図である。
【図10】車輪台ストラップを取り付けた車輪台を携帯する際の斜視図である。
【図11】他の形状の台板凹部を有する台板の斜視図である。
【図12】他の形状の車輪台凸部を有する車輪台の斜視図である。
【図13】他の形状の車輪台の斜視図である。
【図14】2個の車輪を装着した車輪台の正面図である。
【図15】4個の車輪を箱型に装着したローラースケート靴の斜視図である。
【図16】3個の車輪を装着したローラースケート靴の斜視図である。
【図17】従来のローラースケート靴の斜視図である。
【図18】従来のローラースケート靴の斜視図である。
【図19】従来のローラースケート靴の斜視図である。
【符号の説明】
1、17、21、23 車輪台
2、13 台板
3、24、28 車輪
4 車軸
5、18 車輪台凸部
6、14 台板凹部
7、20、22 ストッパー
8 ストッパー爪
9、16 ストッパー受け
10 窓穴
11 スプリング
12 車輪台ストラップ
15 凹部爪
19 凸部レール
25 車輪支持台
26 ネジピン
27 支持台基盤
【発明の属する技術的分野】
この発明は、装着したままで滑走から歩行へあるいは歩行から滑走へと簡単に切り替えることができる滑走、歩行簡易切り替えローラースケートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のローラースケート靴は滑走時のみを想定しており、歩行する際は通常の靴と履き替えるという前提のものであった。
しかしながら多くのローラースケート愛好家の望むところは、公園等の限定された場所だけではなく、通学、通勤あるいは買い物時等に一般道路を滑走したいというものであった。
しかし一般道路は、階段、勾配の急な坂道、凹凸の激しい路面、電車あるいはバスなどの交通手段利用時等滑走にとっての障害が多く存在し、頻繁に滑走と歩行を切り替えねばならず、従来のローラースケートはその度に歩行用の通常の靴と履き替えねばならなかった。
また、全車輪を支えている車輪支持台ごとスケート靴から取り外すというスケート靴がある。
そして、ローラースケート靴の靴底に車軸及び車輪を埋め込んで使用するというタイプのローラースケートがある。
【0003】
【発明の解決しようとする課題】
従来のローラースケート靴は以下のような欠点があった。
(イ)滑走専用のローラースケート靴の場合。
通常の靴も携帯し、歩行の際はその都度履き替えなければならない。
(ロ)図17、図18に示すごとき、車輪支持台25とスケート靴をネジピン26によって固定しているというローラースケート靴の場合。
同一足の全ての車輪が一個の車輪支持台25に固定的に装着されており、この車輪支持台をスケート靴に固定するためにスケート靴の底部最前部から最後部に渡り、更に足首後部に渡ってアルミニウムあるいは硬度プラスチックの支持台基盤27が取り付けられている為、車輪支持台を取り外した状態でも甚だ歩きにくいものであった。又、取り外した車輪支持台には同一のスケート靴の全ての車輪が装着されており、分離することができないため車輪支持台の重量、体積とも非常に大きな物となり携帯するには、必ずその為のバッグが必要というものであった。
その為、滑走と歩行を頻繁に切り替えなければならない一般道路での使用には不満が多いものであった。
(ハ)図19に示すごとき靴底に車輪を収納したスニーカータイプのローラースケート靴の場合。
車輪28を靴底に埋め込むという構造上、直径の小さな車輪の使用というのが不可避であり、その為路面の凹凸の影響を受けやすく又、前後あるいは左右に体がわずかでも傾くとスケート靴の底面が直接路面に接してしまうため、後ろにキックしながら前進するという従来の滑走方による快適な滑走ができなかった。
【0004】
本発明はその欠点を除くためになされたものであって、滑走用から歩行用へ、あるいは歩行用から滑走用へワンタッチで切り替えることができ、しかも滑走時の快適さも損なわず、歩行時の快適性及び軽便性をも提供する、滑走、歩行簡易切り替えローラースケートである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
図で説明すると図1、図2、図3、図4、図5、図6、図7、図8、図9のごとくなる。
(イ)図1、図4のごとく、台板2はローラースケート靴靴底面に埋め込んで取り付ける。
(ロ)図3のごとく、台板底部に台板凹部6を設ける。
(ハ)図2のごとく、車軸台1上部に車輪台凸部5を設ける。
(ニ)図2、図6のごとく、車輪台にストッパー7を設け、ストッパー下部にスプリング11を装着する。
(ホ)図2のごとくストッパーにストッパー爪8を設け、ストッパー爪は車輪台に空けた窓穴10より外部に露出している。
(ヘ)図3のごとく、台板にストッパー受け9を設ける。
(ト)図7、図8のごとく、車輪台と台板は車輪台凸部5、台板凹部6の噛み合わせ及びストッパー7のストッパー受け9への挿入によって固定する。
(チ)車輪台と台板の切り離し時は、ストッパーとストッパー受けを解放することにより車輪台凸部と台板凹部が解放可能な状態になり、車輪台は台板より切り離すことができる。
(リ)図9で示すごとく、同一の靴に装着されている車輪台を互いに車輪台ストラップ12によって繋ぐ。
但し、上記車輪台ストラップは車輪台より取り外すことができる。
(ヌ)一個の台板に一個の車輪台を装着する。
【0006】
【本発明の実施の形態】
図7、図8で示すごとく、車輪台凸部5を台板凹部6に差し込み、矢印方向にスライドさせることにより凸凹が噛み合うこととなる。更にストッパー7は図6、図8に示すスプリング11に押し上げられ台板のストッパー受け9に挿入し、車輪台は台板に固定される。
【0007】
又、図2、図6で示している車輪台の窓穴10より露出している爪部8を下に押し下げることで、ストッパーはストッパー受けより引き出される、その状態で車輪台をスライドさせることで車輪台凸部と台板凹部の噛み合わせは解放され、車輪台は台板より取り外される。
よって、スケート靴の靴底面が直接路面に接して歩行可能な状態となる。
【0008】
歩行する際には、左足に装着していた複数の車輪台及び右足に装着していた複数の車輪台はそれぞれス車輪台トラップ12で繋がっている状態で携帯することとなる。
【0009】
【発明の効果】
本発明のローラースケートの構造によれば、滑走と歩行の切り替えが台板凹部と車輪台凸部の噛み合わせあるいは解放、及びストッパーとストッパーの噛み合わせあるいは解放によってのみというきわめて簡単な操作で行うことができ、しかもネジ回し等何らの道具も必要とせずワンタッチで行えるため、一般道路を滑走中に路面の状態あるいは一時的に建物の中に入る等周囲の状況の変化によって頻繁に滑走と歩行の切り替えを行うことができるのである。
【0010】
さらに、ローラースケート靴の靴底面に直接装着するのは、車輪あるいは車軸ではなく台板2であり、車輪は当該台板2に車輪台1を装着することによりローラースケート靴に装着されるという構造であるため、使用する車輪の直径の大きさに制約はない。
しかも車輪全体がローラースケート靴靴底面の外に露出するため、滑走中にローラースケート靴靴底面が直接路面に接してしまうということはなく、後ろにキックしながら前進力を得るという従来の滑走方による快適な滑走を行うことができるのである。
【0011】
本発明の滑走、歩行簡易切り替えローラースケートの構造は、滑走時の快適性を損なうことなく滑走と歩行の切り替えの簡便性を提供するというものであるが、同時に歩行時の快適性と簡便性をも提供するというのも重要な要素である。
すなわち、本発明の構造によれば、台板2はスケート靴の靴底に埋め込んで取り付け、しかも本発明の台板には歩行の妨げになるような突出物が無いため、車輪台1を取り外して歩行する際ローラースケート靴靴底面は平らな状態であり、しかも一個の台板に一個の車輪台を装着するという構造であるため、台板はローラースケート靴靴底全面ではなく、その一部に埋め込んで取り付ければ良く、よって歩行に支障をきたすことは無い。
【0012】
更に図10で示すごとく、台板2より取り外した車輪台1はその度にバッグの中などに収納せずとも、車輪台に取り付けてある車輪台ストラップ12をズボンのベルトあるいはバッグのショルダーストラップに掛けることにより簡便に携帯できるのである。
【0013】
又、車輪台ストラップ12を車輪台より取り外せば全ての車輪台は各々分離し、各車輪台はそれぞれコンパクトな形状であるためズボンのポケット等に分けて収納して携帯できる。
【0014】
【実施例1】
ローラースケート靴靴底に取り付ける台板底部の台板凹部6と車輪台上部の車輪台凸部5との関係がその基となっている本発明の滑走、歩行簡易切り替えローラースケートの構造は、台板がその靴底に固定取り付け可能である限りにおいて、ローラースケート靴の形状あるいは素材に制約が無い。
【0015】
【実施例2】
車輪台凸部と台板凸部の形状は以下のごときもある。
図で説明すると図11、図12のごとくである。
車輪台17上部に円柱形の車輪台凸部18があり、台板13底部には円柱形の台板凹部14がある。
車輪台凸部18に設けた帯状の凸部レール19と台板凹部14に設けた凹部爪15は、車輪台と台板の双方を回転させながら装着することで噛み合う構造になっている。その状態でストッパー20とストッパー受け16が噛み合って車輪台と台板を固定するというのは前に説明したものと同じである。
【0016】
尚、車輪台凸部と台板凹部の形状及び位置は双方の凹凸が互いに噛み合う形であり且つ車輪台を取り外した後の台板底部に歩行の妨げになるような凸部が突出してないという条件を満たしたものであれば良い。
【0017】
【実施例3】
車輪台の形状は以下のごときもある。
車輪台は両袖の形状の他、図13で示すごとく車輪の前後左右を囲う箱型の車輪台21も良い。
【0018】
その他、車輪台は台板凹部と噛み合う車輪台凸部及びストッパーを有している形状であれば良い。
【0019】
【実施例4】
図13で示すごとく、ストッパーの位置は車輪台の形状によって最も操作に適した場所に設けて良い。その場合当該車輪台と対となる台板に設けるストッパー受けの位置もまた車輪台のストッパーの位置に合わせる事は当然である。
【0020】
【実施例5】
本発明の滑走、歩行簡易切り替えローラースケートの構造は、車輪が縦に並ぶいわゆるインラインスケート型ローラースケートの他、四つの車輪が箱型に配置されているローラースケート及びそれ以外の数の車輪を有するローラースケート靴に使用しても同じ効果を持つことができる。
【0021】
【実施例6】
本発明の構造の車輪台は、車輪台凸部及びストッパーを有し、且つ当該車輪台凸部とストッパーの形状及び位置が台板の台板凹部、ストッパー受けと噛み合うものである限りにおいて、ここまで説明した以外の形状の車輪台も良しとするものである、よって図14で示すごとき一個の車輪台に複数の車輪を装着するという形状の車輪台もまた良い。
【0022】
【実施例7】
ローラースケート靴の靴底に取り付ける台板と車輪を装着した車輪台のそれぞれに設けた凹凸部及びストッパー、ストッパー受けの噛み合わせによって車輪をローラースケート靴に装着し、更に一個の台板に一個の車輪台を装着するという本発明の基本構造は、台板凹部、車輪台凸部の形状及び位置、車輪台のストッパーの形状及び位置、台板のストッパー受けの形状及び位置を統一規格としておくことでスケート愛好家にローラースケートの新たな楽しみ方を与えるローラースケートのとなるのである。
すなわち、装着する車輪台の組み合わせを替えることのみで一足のローラースケート靴が、図1のごとき車輪が縦に並ぶいわゆるインライン型のローラースケートとしても、図15で示すごとき箱型に4輪が配置されるローラースケートとしても、又図16で示すごとき前輪1輪後輪2輪の三輪ローラースケートとしても、その他さまざまな車輪配置のローラースケートとして、日替わり的にあるいは滑走技術の上達にあわせて切り替えながら楽しめるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】台板を取り付けたローラースケート靴と車輪台の斜視図である。
【図2】車輪を装着した車輪台の斜視図である。
【図3】台板の斜視図である。
【図4】台板を取り付けたローラースケート靴の斜視図である。
【図5】図3のA−A線の断面図である。
【図6】車輪台の右側面部分断面図である。
【図7】台板と車輪台の正面図である。
【図8】台板と車輪台を装着した状態の縦断面図である。
【図9】車輪台ストラップを取り付けたローラースケート靴の側面図である。
【図10】車輪台ストラップを取り付けた車輪台を携帯する際の斜視図である。
【図11】他の形状の台板凹部を有する台板の斜視図である。
【図12】他の形状の車輪台凸部を有する車輪台の斜視図である。
【図13】他の形状の車輪台の斜視図である。
【図14】2個の車輪を装着した車輪台の正面図である。
【図15】4個の車輪を箱型に装着したローラースケート靴の斜視図である。
【図16】3個の車輪を装着したローラースケート靴の斜視図である。
【図17】従来のローラースケート靴の斜視図である。
【図18】従来のローラースケート靴の斜視図である。
【図19】従来のローラースケート靴の斜視図である。
【符号の説明】
1、17、21、23 車輪台
2、13 台板
3、24、28 車輪
4 車軸
5、18 車輪台凸部
6、14 台板凹部
7、20、22 ストッパー
8 ストッパー爪
9、16 ストッパー受け
10 窓穴
11 スプリング
12 車輪台ストラップ
15 凹部爪
19 凸部レール
25 車輪支持台
26 ネジピン
27 支持台基盤
Claims (2)
- (イ)車輪台1に車軸4を取り付け、車軸に車輪3を装着する。
(ロ)車輪台上部に車輪台凸部5を設ける。
(ハ)台板2の底部に台板凹部6を設ける。
(ニ)台板凹部6と車軸台凸部5は相互に噛み合う形状となっている。
(ホ)車輪台にストッパー7を取り付ける。
(ヘ)台板にストッパー受け9を設ける。
(ト)台板2はローラースケート靴靴底面に取り付ける。
以上のごとく構成された、滑走・歩行簡易切り替えローラースケート。 - 車輪台に車輪台ストラップ12を取り付けた請求項1の滑走、歩行簡易切り替えローラースケート
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002206238A JP2004016757A (ja) | 2002-06-12 | 2002-06-12 | 滑走、歩行簡易切り替えローラースケート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002206238A JP2004016757A (ja) | 2002-06-12 | 2002-06-12 | 滑走、歩行簡易切り替えローラースケート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004016757A true JP2004016757A (ja) | 2004-01-22 |
Family
ID=31184284
Family Applications (1)
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JP2002206238A Pending JP2004016757A (ja) | 2002-06-12 | 2002-06-12 | 滑走、歩行簡易切り替えローラースケート |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004016757A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006068408A1 (en) * | 2004-12-23 | 2006-06-29 | Sung-Chan Lee | Inline skate having boots and bag together |
US9242169B2 (en) | 1999-04-01 | 2016-01-26 | Heeling Sports Limited | Heeling apparatus |
US10945485B2 (en) | 2012-08-03 | 2021-03-16 | Heeling Sports Limited | Heeling apparatus |
-
2002
- 2002-06-12 JP JP2002206238A patent/JP2004016757A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US9242169B2 (en) | 1999-04-01 | 2016-01-26 | Heeling Sports Limited | Heeling apparatus |
US9776067B2 (en) | 1999-04-01 | 2017-10-03 | Heeling Sports Limited | Heeling apparatus |
WO2006068408A1 (en) * | 2004-12-23 | 2006-06-29 | Sung-Chan Lee | Inline skate having boots and bag together |
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