JP2004015650A - インターネットファクシミリ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】インターネットファクシミリ装置1は、通常の電子メールアドレスの他に保守用の電子メールアドレスも割り当てられており、このアドレスに対する送信元の識別データを登録した保守送信元登録手段と11aと、保守用の電子メールアドレスで受信した電子メールについて、上記保守送信元登録手段11aによる認証を確認した後、電子メールの受け入れ処理を許容する信号処理手段10とを備えている。
【選択図】図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信ネットワークを介して電子メールを受信できるインターネットファクシミリ装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
インターネットファクシミリ装置は、画像を添付した電子メールを受信して、受信した画像を印刷または転送できる機能を有したものである。
【0003】
この電子メールを利用して、メモリ上のファームウェアの更新データなどを含む保守データも受信し、ユーザはこのデータにもとづき装置の保守、更新を実施することが可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来のこの種のインターネットファクシミリ装置は、電子メールアドレスを1つしか有しておらず、画像データにまぎれて、このような保守データが送られていたため、セキュリティの問題が生じる可能性がある。
【0005】
すなわち、この電子メールアドレスは電話番号と同様に公開されているものであるため、誰からでも送信でき、悪意を持った者からの不正な内容の保守データも受け付けてしまうことになる。そして、受け付けた保守データが不正であると確認できる場合は、最悪の事態を避けることができるが、多くの場合バイナリデータなど確認の困難なデータを含んでいるため、そのまま実行してしまうこともある。
【0006】
これを解決するために、受信するごとにプログラムにより自動認証すればよいが、すべての電子メールについて行なわなければならず、効率の点で問題がある。
【0007】
本発明は、このような問題を解決するために提案されたもので、その目的は、装置に関する保守データを、電子メールを利用して安全で確実に入手できるインターネットファクシミリ装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載のインターネットファクシミリ装置は、原稿用の電子メールを受信できるインターネットファクシミリ装置であって、次の特徴を有している。
【0009】
すなわち、このファクシミリ装置は、原稿送受信用の電子メールアドレスとは異なる保守用の電子メールアドレスが割り当てられており、このアドレスに対して保守データの送信を許容している送信元の識別データを変更可能に登録した保守送信元登録手段と、保守用の電子メールアドレスで受信した電子メールについて保守送信元登録手段による認証を確認した後、電子メールの受け入れ処理を許容する信号処理手段とを備えている。
【0010】
保守用の電子メールアドレスを別に設けているため、このアドレスを非公開にして、限られた送信元のみが電子メールを送信できるようにすれば、安全で信頼性の高いデータのみを受け付けることができる。また、送信元の識別コードで受信したデータの照合ができるようにしているため、さらに安全性が高く、受信した後、自動実行することも可能となる。
【0011】
ここで、送信元の識別データとは、送信元装置の電子メールアドレスが含まれる。また、メッセージIDや、パスワードを含んだサブジェクトなどでもよい。
【0012】
請求項2では、信号処理手段は、保守用の電子メールアドレスで受信した電子メールの情報を、印字または表示部へ表示することを特徴とする。
【0013】
請求項3では、信号処理手段は、保守用の電子メールアドレスで受信した電子メールに含まれる保守コマンドを自動的に受け付けて、その保守コマンドに応じた機能設定を、インターネットファクシミリ装置に対して実行することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について、添付図面とともに説明する。
【0015】
図1は、本発明のインターネットファクシミリ装置1を含んだシステムの系統図である。
【0016】
このインターネットファクシミリ装置1はインターネットLを介して、電子メールサーバ3と送受信可能に接続されており、LANを介してパソコン等の通信端末装置2と接続されている。
【0017】
送信元装置(不図示)から送られてくる画像データの添付された電子メールは、電子メールサーバ3の原稿用メールボックス3aに保存され、その後、インターネットファクシミリ装置1は、POP(Post Office Protocol)により、このメールボックス3aから該当の電子メールを取り出し、受信した画像を印刷し、または通信端末装置2などへ転送する。
【0018】
インターネットファクシミリ装置1は、この原稿用のメールボックス3aに対応して、1つの電子メールアドレスが割り当てられているが、この電子メールアドレスの他に、保守用の電子メールアドレスも設けており、これに対応するメールボックスが図中の保守用メールボックス3bに該当する。
【0019】
保守用の電子メールアドレスは公開されず特定の送信元のみに知られており、装置1のメモリに実装されたファームウェアやソフトウェアの更新、その他のファクシミリ装置の機能設定変更のための保守データ受信用として割り当てられている。
【0020】
その保守用の電子メールボックス3bで受信した電子メールは、ファクシミリ装置1で予め登録した情報にもとづいて、その送信元などがチェックされ、正当な電子メールのみを受け付けるようにしている。
【0021】
図2は、本発明のインターネットファクシミリ装置1の要部構成を示す図である。
【0022】
インターネットファクシミリ装置1は、CPUで構成され以下の各部を制御する信号処理手段10と、受信データ等を格納するRAM11と、制御プログラムなどを予め記憶したROM12と、原稿から画像データを読み取るスキャナ13と、データを記録紙に記録するプリンタ14と、電話回線に対する接続制御をするNCU15と、ファクシミリ通信に必要な各種信号を変復調するモデム16と、液晶画面などの表示部17aや各種操作キーなどで構成された操作パネル17と、データをファクシミリ通信するために符号化および復号化するCODEC18と、ローカルエリアネットワークと接続できるようにしたLANインターフェース19とを備えている。
【0023】
このインターネットファクシミリ装置1は、電子メールの送受信、通常ファクシミリの送受信、受信した画像データのプリンタ14への印字出力、受信した画像データの転送などの基本機能を有しているほか、上述のように、ファームウェアなどのバージョンアップのための保守用電子メールの受け入れ処理を実行する保守支援機能も有している。
【0024】
すなわち、この保守支援機能を実現するために、電子メール受け入れ処理が実行される。受け入れ時に送信元の認証を確認するために、予め照合用データが登録された保守送信元登録手段11aが用いられる。
【0025】
ここで、照合用データとは、保守データ受け入れ時に特定の送信元であることを認証するために登録された、送信元を識別するためのデータであり、例えば、照合用データには、送信元装置の電子メールアドレスやパスワードを含んだサブジェクトなどが含まれる。また、送信元としては、ファクシミリ装置のメーカー、ファームウェアやミドルウェアのメーカーなどが含まれる。
【0026】
図3は、インターネットファクシミリ装置1の受け入れ処理の基本動作を示すフローチャートである。また、図4は、保守用電子メールのサンプルを示しており、(a)はメールヘッダ部、(b)は機能設定用の保守コマンドを含むメール本文を示している。また、保守コマンドのパラメータとしてバイナリデータが添付されていてもよい。
【0027】
電子メールサーバ3から電子メールを受信すると、そのメールのヘッダ部のパスワードを含んだサブジェクト(図4の符号A)をキーとして、保守送信元登録手段11a内の照合用データをサーチし、正当な送信元であることを認証する(図3の101〜103)。
【0028】
照合した結果がNGであれば、表示部17aへアラーム表示等で報知する(図3の104)。ファクシミリ装置の管理者は、これにより不正な保守用データが送られてきたことを知ることができる。
【0029】
正当な送信元から送られてきたメールであれば、電子メールを自動オープンして内容を読み取り、電子メール本文に含まれる保守コマンドを表示または印刷する。例えば、図4(a)、(b)に示す電子メール情報が、そのまま表示、印刷される。また、添付されたバイナリデータも、そのまままたは変換して表示、印刷するようにしてもよい。
【0030】
このように、送信されてきたデータは厳重な認証確認により、正式な保守データであることが確認できるので、そのままコマンドを自動実行するようにしてもよい。もちろん、オペレータの指示により手動で実行してもよい(図3の106〜109)。
【0031】
上述するように保守データには、容易に視認できないバイナリデータも含まれる場合もあるので、本文の保守コマンドは正しいが添付したバイナリデータが不正な場合でも、容易に全体として不正であるとの判断はつかないが、非公開の電子メールアドレスで保守データを受け付け、その電子メールの送信元を認証するようにすれば、インターネットファクシミリ装置1では安心して装置の保守管理を行なうことができる。
【0032】
また、保守データを表示、印刷しているので、すぐにその内容を視認することができ、これを見ながら即コマンドを実行することもできる。
【0033】
なお、図4(b)に示した機能設定用の各保守コマンドの意味は次のとおりである。
“receive−interval−time” POP受信間隔
“accept−request−to−relay” メール→G3FAX転送を許可するか
“relay−to−fax−and−print” メール→G3FAX転送時に印刷するか
“relay−to−fax−accept−domain” メール→G3FAX転送を許可するドメイン
“file−format” 添付ファイルのフォーマット
“insert−text” 本文のメッセージを付けるか
“insert−text−language” 本文のメッセージの言語
“receipt−notification” 受領確認を要求するか
“ignore−mdn−request” 受領確認要求を受信したときに無視するか
“request−mdn−accept−domain” 受領確認を返送するメールを限定する場合のドメイン
“reply−mdn−copy−message” 自分がCC,BCCとして受信した場合に受領確認を返すか
【発明の効果】
以上の説明からも理解できるように、請求項1に記載のインターネットファクシミリ装置は、保守用の電子メールアドレスに対して送信されてきた電子メールの送信元を、事前に登録した識別データにより認証しているので、装置の管理者は保守データにもとづき、ファームウェアのバージョンアップなどの機能設定を安心して実行することができる。
【0034】
保守データに人が視認できないようなバイナリデータを含んでいる場合には、特に有効である。
【0035】
請求項2では、保守用の電子メールのヘッダ部、本文などの情報を表示報知しているので、管理者は、すぐに内容を確認することができ、これを見ながら即コマンドを実行することもできる。
【0036】
請求項3では、電子メールに含まれる保守コマンドを自動実行するようにしているので、管理者の手を煩わすことなくソフトウェアのバージョンアップ等が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインターネットファクシミリ装置を含んだシステムの系統図である。
【図2】本発明のインターネットファクシミリ装置の要部構成を示す図である。
【図3】インターネットファクシミリ装置の受け入れ処理の基本動作を示すフローチャートである。
【図4】保守用電子メールのサンプルを示す図である。
【符号の説明】
1・・・インターネットファクシミリ装置
10・・・信号処理手段
11・・・RAM
11a・・・保守送信元登録手段
17a・・・表示部
Claims (3)
- 電子メール受信機能を備えたインターネットファクシミリ装置において、
原稿送受信用の電子メールアドレスとは異なる保守用の電子メールアドレスを割り当て、このアドレスに対する送信元の識別データを登録した保守送信元登録手段と、保守用の電子メールアドレスで受信した電子メールについて、上記保守送信元登録手段による認証を確認した後、電子メールの受け入れ処理を許容する信号処理手段とを備えた、インターネットファクシミリ装置。 - 請求項1において、
上記信号処理手段は、
上記保守用の電子メールアドレスで受信した電子メールの情報を、印字または表示部へ表示することを特徴とする、インターネットファクシミリ装置。 - 請求項1または2において、
上記信号処理手段は、
上記保守用の電子メールアドレスで受信した電子メールに含まれる保守コマンドを自動的に受け付けて、その保守コマンドに応じた機能設定を、インターネットファクシミリ装置に対して実行することを特徴とする、インターネットファクシミリ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002168967A JP2004015650A (ja) | 2002-06-10 | 2002-06-10 | インターネットファクシミリ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004015650A true JP2004015650A (ja) | 2004-01-15 |
Family
ID=30435729
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2002168967A Pending JP2004015650A (ja) | 2002-06-10 | 2002-06-10 | インターネットファクシミリ装置 |
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JP (1) | JP2004015650A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016034512A (ja) * | 2015-10-05 | 2016-03-17 | 任天堂株式会社 | 送受信装置、送受信プログラム、送受信システムおよび送受信方法 |
US10293264B2 (en) | 2006-11-17 | 2019-05-21 | Nintendo Co. Ltd. | Game apparatus and storage medium storing a game program for conducting data communications with a network |
-
2002
- 2002-06-10 JP JP2002168967A patent/JP2004015650A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US10391407B2 (en) | 2006-11-17 | 2019-08-27 | Nintendo Co., Ltd. | Game apparatus and storage medium storing a game program for conducting data communications with a network |
JP2016034512A (ja) * | 2015-10-05 | 2016-03-17 | 任天堂株式会社 | 送受信装置、送受信プログラム、送受信システムおよび送受信方法 |
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