JP2004015560A - 無線通信装置および端末システム - Google Patents
無線通信装置および端末システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004015560A JP2004015560A JP2002167752A JP2002167752A JP2004015560A JP 2004015560 A JP2004015560 A JP 2004015560A JP 2002167752 A JP2002167752 A JP 2002167752A JP 2002167752 A JP2002167752 A JP 2002167752A JP 2004015560 A JP2004015560 A JP 2004015560A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pdc
- data
- pda
- terminal
- wireless communication
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02D—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
- Y02D30/00—Reducing energy consumption in communication networks
- Y02D30/70—Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks
Landscapes
- Telephone Function (AREA)
- Telephonic Communication Services (AREA)
- Transceivers (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
【課題】移動体電話端末から出力されるデータを携帯情報端末などの情報端末に送信して、情報端末で移動体電話端末の状態を把握できるようにする場合において、システム全体の消費電力を抑制することができる無線通信装置および端末システムを提供すること。
【解決手段】PDC10から出力されるデータをPDC側ユニット20によりPDA側ユニット30に送信するとき、PDC側ユニット20は、PDC10からのデータを取捨選択してPDA側ユニット30に送信する。
【選択図】 図1
【解決手段】PDC10から出力されるデータをPDC側ユニット20によりPDA側ユニット30に送信するとき、PDC側ユニット20は、PDC10からのデータを取捨選択してPDA側ユニット30に送信する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線通信装置および端末システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
外出先などから電話をかけるために移動体電話端末が多数の人々に利用されている。また、スケジュール管理、住所録管理、文章入力などを行うために携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistant)が数多くの人々に利用されている。これらの携帯情報端末および移動体電話端末は別々に使用されるのが一般的であるが、携帯情報端末を移動体電話端末にコードで接続して、あるいは赤外線通信で接続して、携帯情報端末で入力したメールを移動体電話端末の通信機能を利用して友人などに送信することなども行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、携帯情報端末を使用中に、鞄内など、手元から離れた場所に置かれた移動体電話端末の状態を把握したい場合があり、その場合は、移動体電話端末から出力されるデータを携帯情報端末に送って、移動体電話端末の状態を携帯情報端末の表示部に表示させるようにシステムを組むことにより要望を実現可能であるが、その場合のシステムの各機器は電池で動作するので消費電力を抑制できることが望まれる。
【0004】
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、移動体電話端末から出力されるデータを携帯情報端末などの情報端末に送信して、情報端末で移動体電話端末の状態を把握できるようにする場合において、システム全体の消費電力を抑制することができる無線通信装置および端末システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の無線通信装置は、移動体電話端末に接続され、この移動体電話端末から出力されたデータを他の情報端末に送信する無線通信装置であって、前記移動体電話端末から出力されたデータの内容を判断して、データを取捨選択して送信する手段を有することを特徴とする。
【0006】
また、本発明の端末システムは、移動体電話端末と、この移動体電話端末に接続され、この移動体電話端末から出力されたデータの内容を判断して、データを取捨選択して送信する移動体電話端末側無線通信装置と、この移動体電話端末側無線通信装置から送信されたデータを受信する情報端末側無線通信装置と、この情報端末側無線通信装置が接続され、この情報端末側無線通信装置で受信されたデータが供給されることにより、前記移動体電話端末の状態を表示部に表示する情報端末とを具備することを特徴とする。
【0007】
この端末システムにおいて、好ましい形態として、前記情報端末は、携帯情報端末(PDA)である。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に添付図面を参照して本発明による無線通信装置および端末システムの実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明による無線通信装置の一実施形態を含む、本発明による端末システムの一実施形態を示す構成図である。この一実施形態の端末システムは、移動体電話端末の一つであるデジタル携帯電話端末(以下PDC(Personal Digital Cellular)と言う)10と、移動体電話端末側無線通信装置(以下PDC側ユニットと言う)20と、情報端末の一つである携帯情報端末(以下PDA(Personal Digital Assistant)と言う)40と、情報端末側無線通信装置(以下PDA側ユニットと言う)30とからなる。
【0009】
PDC10は、図示しない基地局を介して着呼側または発呼側と通信する。PDC側ユニット20は、PDC10と接続され、PDC10から出力されたデータをPDA側ユニット30に送信する。この際、PDC側ユニット20は、後で詳述するように、PDC10から出力されたデータの内容を判断して、データを取捨選択してPDA側ユニット30に送信する。PDA側ユニット30は、PDC側ユニット20から送信されたデータを受信する。PDA40は、スケジュール管理、住所録管理、文章入力などのPDA本来の機能を実行することができ、さらに、前記PDA側ユニット30が接続され、このPDA側ユニット30から前記受信データが供給されることにより、PDC10の状態を表示部405に表示する。
【0010】
PDC10の詳細構成図を図2に示す。PDC10は、アンテナ101に接続されて送受信動作を実施するRF回路102と、送受信信号をデジタル信号処理するデジタル信号処理プロセッサ(DSP)103と、このDSP103から出力された受話信号をD/A変換するD/Aコンバータ104と、このD/Aコンバータ104の出力に接続され、D/A変換された受話信号を再生する受話スピーカ105と、話者の音声を入力する送話マイク106と、この送話マイク106から入力された送話信号をA/D変換し前記DSP103に出力するA/Dコンバータ107と、PDC10の全体を制御するCPU部108と、このCPU部108に接続され、プログラムや各種のデータを記憶するメモリ109およびROM110と、同様にCPU部108に接続され、各種の情報を入力する操作キー111と、CPU部108に表示部ドライバ112を介して接続され、各種の情報を表示するカラーLCDよりなる表示部113と、CPU部108に接続された外部機器接続用のコネクタ114とからなる。
【0011】
PDC側ユニット20の詳細構成図を図3に示す。PDC側ユニット20は、PDC10の外部機器接続用コネクタ114に接続されるPDC接続コネクタ201と、このコネクタ201と接続され、PDC側ユニット20の全体を制御するMPU202と、このMPU202により制御され、PDA側ユニット30と半二重シリアル無線通信を実施する無線通信回路203とからなる。
【0012】
PDA側ユニット30の詳細構成図を図4に示す。PDA側ユニット30は、PDC側ユニット20の無線通信回路203と半二重シリアル無線通信を実施する無線通信回路301と、この無線通信回路301を含むPDA側ユニット30の全体を制御するMPU302と、このMPU302と接続されたデータ一時格納用のバッファ回路303と、このバッファ回路303と接続され、PDA側ユニット30をPDA40と接続するためのPDA接続コネクタ304とから構成される。
【0013】
PDA40の詳細構成図を図5に示す。PDA40は、該PDA40の全体を制御するCPU401と、このCPU401に接続され、プログラムや各種のデータを記憶するROM402およびRAM403と、表示部インタフェース404を介してCPU401に接続され、各種の情報を表示するカラーLCDからなる表示部405と、同様に入力部インタフェース406を介してCPU401に接続され、各種の情報を入力するタッチパネルおよびキーからなる入力部407と、CPU401に接続され、例えばPDA側ユニット30のPDA接続コネクタ304と接続されてPDA側ユニット30をPDA40に接続する外部機器接続用コネクタ408とからなる。
【0014】
以上のような端末システムにおいて、PDC10の外部機器接続用コネクタ114からは、PDC10の動作状態に応じて、その動作状態を表すデジタルセルラーホン共通仕様書に準拠した下りシリアル信号データが出力される。この際、下りシリアル信号データは、図6(a)に示すようにスタートビット、偶数パリティ、ストップビットが付加されて調歩同期方式の下りシリアル信号としてPDC10から出力される。PDC10から出力された下りシリアル信号データは、外部機器接続用コネクタ114にPDC接続コネクタ201を接続することによりPDC10に接続されたPDC側ユニット20に供給される。そして、PDC側ユニット20のMPU202の制御の下、PDC側ユニット20の無線通信回路203により、下りシリアル信号データは、図6(b)に示す無線通信フォーマット(プリアンブル、ヘッダ、データ、テェックサムからなる)の形式に変換されてPDC側ユニット20からPDA側ユニット30に向けて送信される。
【0015】
PDA側ユニット30は、送信された下りシリアル信号データを無線通信回路301で受信する。さらに、PDA側ユニット30は、PDA40の図示しないスロットに挿入されてPDA接続コネクタ304がPDA40の外部機器接続用コネクタ408に接続されているので、受信したデータをPDA40に供給する。これにより、PDA40は、PDC側ユニット20から送信されPDA側ユニット30で受信されたデータを受けて、PDC10の状態を表示部405に表示する。これにより、PDC10を手元に置いておかなくても、PDA40の表示部405に表示される情報によりPDC10の状態を知ることができる。図1では、PDA40の表示部405の上部部分に“着信中”と表示されて、PDC10が着信中であることが分かる。
【0016】
このような動作において、PDC10からは、頻繁に下りシリアル信号データが出力される。したがって、PDC側ユニット20において全てのデータを送信していると通信時間が長くなり、かつ通信データ量が多くなる。これは、無線通信路の占有時間が長くなり、他の通信の妨害になったり、動作時間が長くなり、システム全体での消費電力が大きくなったりという害をもたらす。
【0017】
そこで、上記端末システムでは、PDC10からPDC側ユニット20に下りシリアル信号データが出力されると、出力された下りシリアル信号データの内容をPDC側ユニット20のMPU202が判断し、さらにその判断結果からそのデータがPDA側ユニット30に送信すべきデータか、送信不要なデータかを判断し、送信すべきデータならばMPU202から無線通信回路203にデータを送って、そのデータをPDA側ユニット30に向けて送信する。すなわち、PDC側ユニット20は、PDC10から出力された下りシリアル信号データの内容を判断して、データを取捨選択してPDA側ユニット30に送信する。
【0018】
このとき、送信データの選択は、PDA40に実装される機能によっても異なるが、一般的には、そのデータにより表されるPDCの状態をPDA40の表示部405に表示させて使用者に知らせた方が良いか否かにより決定される。したがって、例えば「着信表示」や「発番号通知」「待受」などのデータは、それらの状態(それらの情報)が非常に重要で、それらの状態(情報)をPDA40の表示部405に表示させて使用者に知らせた方が良いので、PDC側ユニット20からPDA側ユニット30に向けて送信される。一方、「圏外表示」や「受信レベル」のデータは、それらの情報がさほど重要でなく、それらの情報(状態)をPDA40の表示部405上で使用者に知らせる必要もないので、PDA側ユニット30へのデータの送信を中止する。
【0019】
このようなデータの送信動作のフローチャートが図7に示される。すなわち、PDC10からPDC側ユニット20に下りシリアル信号データが出力され、PDC側ユニット20のMPU202が“受信データあり”とステップS1で判断すると、ステップS2に進んで、そのデータが送信するデータか否かをMPU202が判断し、もし、データが送信しないデータである場合は、送信動作を実行せず、そのままステップS1の受信データ検出ステップに戻る。一方、ステップS2で、データが送信するデータであると判断されると、ステップS3に進んで送信動作を実行し、データをPDA側ユニット30に向けて無線通信回路203により送信する。なお、データが送信するデータか否かの判断は、送信すべきデータの情報を予めMPU202内に記憶しておいて、その情報と受信データの内容とを比較することにより行うことができる。
【0020】
そして、以上のような端末システムによれば、PDC10からのデータを取捨選択してPDC側ユニット20からPDA側ユニット30に送信するようにしたので、PDC側ユニット20とPDA側ユニット30間、さらにはPDA側ユニット30とPDA40間の通信時間を短くすることができ、かつ通信データ量を少なくすることができ、その結果としてPDC側ユニット20、PDA側ユニット30およびPDA40の消費電力、すなわちシステム全体の消費電力を抑制することができる。また、PDC側ユニット20とPDA側ユニット30間の無線通信時間を短くすることができれば、このような端末システムが複数組あって、それぞれが、他の端末システムの無線通信状態を監視しつつ時分割多重方式でPDC側ユニット20とPDA側ユニット30間の無線通信を行う場合に、それぞれの端末システムの回線専有時間が短くなり、他のシステムの無線通信に妨害を与えることがなくなるので、時分割多重による無線通信を良好に行うことができる。さらに、PDC10の状態をPDA40の表示部405に表示させることにより、PDC10を手元に置いておかなくても、PDA40の表示部405に表示される情報によりPDC10の状態を知ることができる。
【0021】
なお、上記の実施の形態では、移動体電話端末がデジタル携帯電話端末(PDC)であるが、PHS端末であってもよい。さらに、移動体電話端末の状態を表示する情報端末が携帯情報端末(PDA)であるが、同様にしてその他の情報端末、例えば電子辞書や電子手帳あるいは携帯型パソコンなどに移動体電話端末の状態を表示させることができる。
【0022】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように本発明の無線通信装置および端末システムによれば、システム全体の消費電力を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による端末システムの一実施の形態を示す構成図。
【図2】図1の端末システムで使用されるPDCの詳細構成図。
【図3】図1の端末システムで使用されるPDC側ユニットの詳細構成図。
【図4】図1の端末システムで使用されるPDA側ユニットの詳細構成図。
【図5】図1の端末システムで使用されるPDAの詳細構成図。
【図6】図1および図2のPDCから出力される調歩同期方式下りシリアル信号のデータフォーマットおよび図1および図3のPDC側ユニットにおける無線通信フォーマットを示す図。
【図7】図1および図3のPDC側ユニットで実施される送信動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
10 PDC
20 PDC側ユニット
30 PDA側ユニット
40 PDA
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線通信装置および端末システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
外出先などから電話をかけるために移動体電話端末が多数の人々に利用されている。また、スケジュール管理、住所録管理、文章入力などを行うために携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistant)が数多くの人々に利用されている。これらの携帯情報端末および移動体電話端末は別々に使用されるのが一般的であるが、携帯情報端末を移動体電話端末にコードで接続して、あるいは赤外線通信で接続して、携帯情報端末で入力したメールを移動体電話端末の通信機能を利用して友人などに送信することなども行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、携帯情報端末を使用中に、鞄内など、手元から離れた場所に置かれた移動体電話端末の状態を把握したい場合があり、その場合は、移動体電話端末から出力されるデータを携帯情報端末に送って、移動体電話端末の状態を携帯情報端末の表示部に表示させるようにシステムを組むことにより要望を実現可能であるが、その場合のシステムの各機器は電池で動作するので消費電力を抑制できることが望まれる。
【0004】
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、移動体電話端末から出力されるデータを携帯情報端末などの情報端末に送信して、情報端末で移動体電話端末の状態を把握できるようにする場合において、システム全体の消費電力を抑制することができる無線通信装置および端末システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の無線通信装置は、移動体電話端末に接続され、この移動体電話端末から出力されたデータを他の情報端末に送信する無線通信装置であって、前記移動体電話端末から出力されたデータの内容を判断して、データを取捨選択して送信する手段を有することを特徴とする。
【0006】
また、本発明の端末システムは、移動体電話端末と、この移動体電話端末に接続され、この移動体電話端末から出力されたデータの内容を判断して、データを取捨選択して送信する移動体電話端末側無線通信装置と、この移動体電話端末側無線通信装置から送信されたデータを受信する情報端末側無線通信装置と、この情報端末側無線通信装置が接続され、この情報端末側無線通信装置で受信されたデータが供給されることにより、前記移動体電話端末の状態を表示部に表示する情報端末とを具備することを特徴とする。
【0007】
この端末システムにおいて、好ましい形態として、前記情報端末は、携帯情報端末(PDA)である。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に添付図面を参照して本発明による無線通信装置および端末システムの実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明による無線通信装置の一実施形態を含む、本発明による端末システムの一実施形態を示す構成図である。この一実施形態の端末システムは、移動体電話端末の一つであるデジタル携帯電話端末(以下PDC(Personal Digital Cellular)と言う)10と、移動体電話端末側無線通信装置(以下PDC側ユニットと言う)20と、情報端末の一つである携帯情報端末(以下PDA(Personal Digital Assistant)と言う)40と、情報端末側無線通信装置(以下PDA側ユニットと言う)30とからなる。
【0009】
PDC10は、図示しない基地局を介して着呼側または発呼側と通信する。PDC側ユニット20は、PDC10と接続され、PDC10から出力されたデータをPDA側ユニット30に送信する。この際、PDC側ユニット20は、後で詳述するように、PDC10から出力されたデータの内容を判断して、データを取捨選択してPDA側ユニット30に送信する。PDA側ユニット30は、PDC側ユニット20から送信されたデータを受信する。PDA40は、スケジュール管理、住所録管理、文章入力などのPDA本来の機能を実行することができ、さらに、前記PDA側ユニット30が接続され、このPDA側ユニット30から前記受信データが供給されることにより、PDC10の状態を表示部405に表示する。
【0010】
PDC10の詳細構成図を図2に示す。PDC10は、アンテナ101に接続されて送受信動作を実施するRF回路102と、送受信信号をデジタル信号処理するデジタル信号処理プロセッサ(DSP)103と、このDSP103から出力された受話信号をD/A変換するD/Aコンバータ104と、このD/Aコンバータ104の出力に接続され、D/A変換された受話信号を再生する受話スピーカ105と、話者の音声を入力する送話マイク106と、この送話マイク106から入力された送話信号をA/D変換し前記DSP103に出力するA/Dコンバータ107と、PDC10の全体を制御するCPU部108と、このCPU部108に接続され、プログラムや各種のデータを記憶するメモリ109およびROM110と、同様にCPU部108に接続され、各種の情報を入力する操作キー111と、CPU部108に表示部ドライバ112を介して接続され、各種の情報を表示するカラーLCDよりなる表示部113と、CPU部108に接続された外部機器接続用のコネクタ114とからなる。
【0011】
PDC側ユニット20の詳細構成図を図3に示す。PDC側ユニット20は、PDC10の外部機器接続用コネクタ114に接続されるPDC接続コネクタ201と、このコネクタ201と接続され、PDC側ユニット20の全体を制御するMPU202と、このMPU202により制御され、PDA側ユニット30と半二重シリアル無線通信を実施する無線通信回路203とからなる。
【0012】
PDA側ユニット30の詳細構成図を図4に示す。PDA側ユニット30は、PDC側ユニット20の無線通信回路203と半二重シリアル無線通信を実施する無線通信回路301と、この無線通信回路301を含むPDA側ユニット30の全体を制御するMPU302と、このMPU302と接続されたデータ一時格納用のバッファ回路303と、このバッファ回路303と接続され、PDA側ユニット30をPDA40と接続するためのPDA接続コネクタ304とから構成される。
【0013】
PDA40の詳細構成図を図5に示す。PDA40は、該PDA40の全体を制御するCPU401と、このCPU401に接続され、プログラムや各種のデータを記憶するROM402およびRAM403と、表示部インタフェース404を介してCPU401に接続され、各種の情報を表示するカラーLCDからなる表示部405と、同様に入力部インタフェース406を介してCPU401に接続され、各種の情報を入力するタッチパネルおよびキーからなる入力部407と、CPU401に接続され、例えばPDA側ユニット30のPDA接続コネクタ304と接続されてPDA側ユニット30をPDA40に接続する外部機器接続用コネクタ408とからなる。
【0014】
以上のような端末システムにおいて、PDC10の外部機器接続用コネクタ114からは、PDC10の動作状態に応じて、その動作状態を表すデジタルセルラーホン共通仕様書に準拠した下りシリアル信号データが出力される。この際、下りシリアル信号データは、図6(a)に示すようにスタートビット、偶数パリティ、ストップビットが付加されて調歩同期方式の下りシリアル信号としてPDC10から出力される。PDC10から出力された下りシリアル信号データは、外部機器接続用コネクタ114にPDC接続コネクタ201を接続することによりPDC10に接続されたPDC側ユニット20に供給される。そして、PDC側ユニット20のMPU202の制御の下、PDC側ユニット20の無線通信回路203により、下りシリアル信号データは、図6(b)に示す無線通信フォーマット(プリアンブル、ヘッダ、データ、テェックサムからなる)の形式に変換されてPDC側ユニット20からPDA側ユニット30に向けて送信される。
【0015】
PDA側ユニット30は、送信された下りシリアル信号データを無線通信回路301で受信する。さらに、PDA側ユニット30は、PDA40の図示しないスロットに挿入されてPDA接続コネクタ304がPDA40の外部機器接続用コネクタ408に接続されているので、受信したデータをPDA40に供給する。これにより、PDA40は、PDC側ユニット20から送信されPDA側ユニット30で受信されたデータを受けて、PDC10の状態を表示部405に表示する。これにより、PDC10を手元に置いておかなくても、PDA40の表示部405に表示される情報によりPDC10の状態を知ることができる。図1では、PDA40の表示部405の上部部分に“着信中”と表示されて、PDC10が着信中であることが分かる。
【0016】
このような動作において、PDC10からは、頻繁に下りシリアル信号データが出力される。したがって、PDC側ユニット20において全てのデータを送信していると通信時間が長くなり、かつ通信データ量が多くなる。これは、無線通信路の占有時間が長くなり、他の通信の妨害になったり、動作時間が長くなり、システム全体での消費電力が大きくなったりという害をもたらす。
【0017】
そこで、上記端末システムでは、PDC10からPDC側ユニット20に下りシリアル信号データが出力されると、出力された下りシリアル信号データの内容をPDC側ユニット20のMPU202が判断し、さらにその判断結果からそのデータがPDA側ユニット30に送信すべきデータか、送信不要なデータかを判断し、送信すべきデータならばMPU202から無線通信回路203にデータを送って、そのデータをPDA側ユニット30に向けて送信する。すなわち、PDC側ユニット20は、PDC10から出力された下りシリアル信号データの内容を判断して、データを取捨選択してPDA側ユニット30に送信する。
【0018】
このとき、送信データの選択は、PDA40に実装される機能によっても異なるが、一般的には、そのデータにより表されるPDCの状態をPDA40の表示部405に表示させて使用者に知らせた方が良いか否かにより決定される。したがって、例えば「着信表示」や「発番号通知」「待受」などのデータは、それらの状態(それらの情報)が非常に重要で、それらの状態(情報)をPDA40の表示部405に表示させて使用者に知らせた方が良いので、PDC側ユニット20からPDA側ユニット30に向けて送信される。一方、「圏外表示」や「受信レベル」のデータは、それらの情報がさほど重要でなく、それらの情報(状態)をPDA40の表示部405上で使用者に知らせる必要もないので、PDA側ユニット30へのデータの送信を中止する。
【0019】
このようなデータの送信動作のフローチャートが図7に示される。すなわち、PDC10からPDC側ユニット20に下りシリアル信号データが出力され、PDC側ユニット20のMPU202が“受信データあり”とステップS1で判断すると、ステップS2に進んで、そのデータが送信するデータか否かをMPU202が判断し、もし、データが送信しないデータである場合は、送信動作を実行せず、そのままステップS1の受信データ検出ステップに戻る。一方、ステップS2で、データが送信するデータであると判断されると、ステップS3に進んで送信動作を実行し、データをPDA側ユニット30に向けて無線通信回路203により送信する。なお、データが送信するデータか否かの判断は、送信すべきデータの情報を予めMPU202内に記憶しておいて、その情報と受信データの内容とを比較することにより行うことができる。
【0020】
そして、以上のような端末システムによれば、PDC10からのデータを取捨選択してPDC側ユニット20からPDA側ユニット30に送信するようにしたので、PDC側ユニット20とPDA側ユニット30間、さらにはPDA側ユニット30とPDA40間の通信時間を短くすることができ、かつ通信データ量を少なくすることができ、その結果としてPDC側ユニット20、PDA側ユニット30およびPDA40の消費電力、すなわちシステム全体の消費電力を抑制することができる。また、PDC側ユニット20とPDA側ユニット30間の無線通信時間を短くすることができれば、このような端末システムが複数組あって、それぞれが、他の端末システムの無線通信状態を監視しつつ時分割多重方式でPDC側ユニット20とPDA側ユニット30間の無線通信を行う場合に、それぞれの端末システムの回線専有時間が短くなり、他のシステムの無線通信に妨害を与えることがなくなるので、時分割多重による無線通信を良好に行うことができる。さらに、PDC10の状態をPDA40の表示部405に表示させることにより、PDC10を手元に置いておかなくても、PDA40の表示部405に表示される情報によりPDC10の状態を知ることができる。
【0021】
なお、上記の実施の形態では、移動体電話端末がデジタル携帯電話端末(PDC)であるが、PHS端末であってもよい。さらに、移動体電話端末の状態を表示する情報端末が携帯情報端末(PDA)であるが、同様にしてその他の情報端末、例えば電子辞書や電子手帳あるいは携帯型パソコンなどに移動体電話端末の状態を表示させることができる。
【0022】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように本発明の無線通信装置および端末システムによれば、システム全体の消費電力を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による端末システムの一実施の形態を示す構成図。
【図2】図1の端末システムで使用されるPDCの詳細構成図。
【図3】図1の端末システムで使用されるPDC側ユニットの詳細構成図。
【図4】図1の端末システムで使用されるPDA側ユニットの詳細構成図。
【図5】図1の端末システムで使用されるPDAの詳細構成図。
【図6】図1および図2のPDCから出力される調歩同期方式下りシリアル信号のデータフォーマットおよび図1および図3のPDC側ユニットにおける無線通信フォーマットを示す図。
【図7】図1および図3のPDC側ユニットで実施される送信動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
10 PDC
20 PDC側ユニット
30 PDA側ユニット
40 PDA
Claims (2)
- 移動体電話端末に接続され、この移動体電話端末から出力されたデータを他の情報端末に送信する無線通信装置であって、
前記移動体電話端末から出力されたデータの内容を判断して、データを取捨選択して送信する手段を有することを特徴とする無線通信装置。 - 移動体電話端末と、この移動体電話端末に接続され、この移動体電話端末から出力されたデータの内容を判断して、データを取捨選択して送信する移動体電話端末側無線通信装置と、この移動体電話端末側無線通信装置から送信されたデータを受信する情報端末側無線通信装置と、この情報端末側無線通信装置が接続され、この情報端末側無線通信装置で受信されたデータが供給されることにより、前記移動体電話端末の状態を表示部に表示する情報端末とを具備することを特徴とする端末システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002167752A JP2004015560A (ja) | 2002-06-07 | 2002-06-07 | 無線通信装置および端末システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002167752A JP2004015560A (ja) | 2002-06-07 | 2002-06-07 | 無線通信装置および端末システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004015560A true JP2004015560A (ja) | 2004-01-15 |
Family
ID=30434908
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002167752A Pending JP2004015560A (ja) | 2002-06-07 | 2002-06-07 | 無線通信装置および端末システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004015560A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007029465A1 (ja) * | 2005-09-09 | 2007-03-15 | Asahi Glass Company, Limited | 研磨剤、被研磨面の研磨方法および半導体集積回路装置の製造方法 |
-
2002
- 2002-06-07 JP JP2002167752A patent/JP2004015560A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007029465A1 (ja) * | 2005-09-09 | 2007-03-15 | Asahi Glass Company, Limited | 研磨剤、被研磨面の研磨方法および半導体集積回路装置の製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8350671B2 (en) | Method and apparatus for controlling new message alert in portable wireless terminal | |
US20080020708A1 (en) | Blue tooth wireless earphone and wireless network phone supported as extension thereof | |
JPH11341121A (ja) | 移動無線機 | |
JP2002185641A (ja) | メール送信方法、無線携帯端末装置及び携帯端末装置 | |
JP3230478B2 (ja) | パケット通信カード | |
KR20030049529A (ko) | 이동통신단말기에서 음성 알람 장치 및 방법 | |
KR100827803B1 (ko) | 초광대역 무선 통신 모듈을 포함하는 이동통신 단말기 및이의 구동 방법 | |
JP2004015560A (ja) | 無線通信装置および端末システム | |
US20210281963A1 (en) | Audio Data Processing Method, Terminal Device, and Storage Medium | |
JP2009010587A (ja) | 接続端部切り替え装置および接続端部切り替え方法 | |
JP2004015559A (ja) | 無線通信装置および端末システム | |
CN111417161B (zh) | 一种通信方法及电子设备 | |
KR100452844B1 (ko) | 절전기능을 갖는 휴대용 단말기 및 그 제어방법 | |
JP2001196997A (ja) | 携帯電話機 | |
KR100253813B1 (ko) | 원격제어기능을 가지는 이동체 단말기 및 그 제어방법 | |
KR20020069987A (ko) | 단문 메시지 서비스를 이용하여 개인 비서 기능을 갖는이동 통신 단말기 및 그 구현 방법 | |
JP3890721B2 (ja) | 携帯通信機器 | |
KR20050070542A (ko) | 이동 통신 단말기에서 전원 제어 방법 | |
JP2000354107A (ja) | 移動体電話機 | |
JP2002171216A (ja) | データ送信方法、及び移動通信機 | |
KR100630060B1 (ko) | 이동통신 단말기를 이용한 음성 이메일 전송 방법 | |
KR100681182B1 (ko) | 최근 통화목록을 갖는 휴대용 무선 단말기 및 그 방법 | |
KR100810237B1 (ko) | 휴대 단말기에서 다중언어를 이용한 텍스트 입력 방법 | |
JP2002111824A (ja) | 携帯電話端末 | |
KR100834658B1 (ko) | 휴대단말기에서 폰북 데이터 전송을 위한 장치 및 방법 |