JP2004015221A - 画像処理装置及びその制御方法、及び画像処理システム - Google Patents

画像処理装置及びその制御方法、及び画像処理システム Download PDF

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Abstract

【課題】ICCプロファイルはそのデータ構造が公開されているために、ネットワーク等を介して利用する場合、内部データ等が改竄されてしまう可能性があり、データ自身に非読性を持たせる最適な手段はなかった。
【解決手段】プロファイルが暗号化可能であると判別された場合に(S113)、該プロファイルを所定のアルゴリズムによりブロック単位で暗号化し(S114,S115,S116)、さらに、プロファイルによる色変換後の出力値を制限するための制限パラメータを生成し(S117)、プロファイルに付加する(S118)。これにより、当該暗号化データが復号されずに利用された場合でも、該システムのプリンタエンジンにおいて最低限の画質による印刷処理が保証される。また、必要に応じて暗号化前に圧縮を施すことによって、ファイルサイズを更に軽減できる。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラーマッチング用のプロファイルを暗号化する画像処理装置及びその制御方法、及び画像処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ICC(International Color Consortium)の提唱するプロファイル(ICCプロファイル)等を用いたカラーマッチング処理を可能とするカラープリンタが普及している。このようなプリンタにおいては、描画するオブジェクトに応じたカラーマッチング処理を施すことによって、常に最適な色再現を可能とする。
【0003】
ここでカラーマッチング技術とは、プリンティングシステムを構成するデバイスに応じた色変換特性をファイル化したプロファイルを用いて、画像データをデバイス独立な色空間(デバイス非依存色空間)とデバイス固有の色空間(デバイス依存色空間)とで相互に変換することによって、デバイスにおける最適な色再現を実現するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述したようなカラーマッチングを実現するために必要となるICCプロファイルは、インターネット等のネットワークを介して遠隔地へ転送されることも考えられる。しかしながら、ICCプロファイルはそのデータ構造が公開されているために、ネットワーク等を介して利用する場合、内部データ等が改竄されてしまう可能性があり、安全に利用するには不安があった。また、データ自身に非読性を持たせようとしても、現状では最適な手段がなかった。
【0005】
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであって、ICCプロファイルを適切に暗号化する画像処理装置及びその制御方法、及び画像処理システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための一手段として、本発明の画像処理装置は以下の構成を備える。
【0007】
すなわち、カラーマッチング用のプロファイルを暗号化する画像処理装置であって、前記プロファイルが暗号化可能であるか否かを判別する判別手段と、前記判別手段によって暗号化可能であると判別された場合に、前記プロファイルを所定のアルゴリズムにより暗号化する暗号化手段と、前記プロファイルによる色変換後の出力値を制限するための制限パラメータを生成するパラメータ生成手段と、前記暗号化手段によって暗号化されたプロファイルに対し、前記制限パラメータを付加するパラメータ付加手段と、を有することを特徴とする。
【0008】
例えば、前記パラメータ生成手段は、前記プロファイルの出力値を所定割合に抑制するパラメータを生成することを特徴とする。
【0009】
例えば、前記暗号化手段は前記プロファイル内の3次元テーブルを暗号化し、前記パラメータ生成手段は、前記プロファイル内の1次元テーブルを調整することによって、該プロファイルの出力値を抑制することを特徴とする。
【0010】
さらに、前記暗号化手段において暗号化されたプロファイルを復号する復号手段と、前記プロファイルに付加された制限パラメータによる制限を解除する制限解除手段と、を有することを特徴とする。
【0011】
例えば、前記制限解除手段は、前記プロファイルによる色変換後の出力値を前記制限パラメータによる制限前の値に戻すことを特徴とする。
【0012】
さらに、前記判別手段によって暗号化可能であると判別された場合に、前記プロファイルに対して圧縮処理を施す圧縮手段を有し、前記暗号化手段は、前記圧縮手段により圧縮されたプロファイルを所定のアルゴリズムにより暗号化することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0014】
<第1実施形態>
●システム構成
図1は、本実施形態に係るプリンティングシステムの概要構成を示すブロック図である。同図に示すように本システムは、画像入力部10、画像処理部20、画像出力部30からなり、画像処理部20内の色変換部21において、プロファイル格納メモリ22内のICCプロファイルを参照して、画像入力部10と画像出力部30との間におけるカラーマッチングが行われる。
【0015】
画像処理部20は、プロファイル暗号化処理部23及びプロファイル復号化処理部24を有し、本実施形態の特徴であるプロファイルの暗号化及び復号化を行う。プロファイル暗号化部23において暗号化されたICCプロファイルは、通信部25を介してネットワーク上へ送信することが可能である。また、ネットワーク40より通信部25を介して受信されたICCプロファイルが暗号化されていれば、プロファイル復号化部24において復号された後、色変換部21で参照される。
【0016】
画像処理部20内における上記各構成は、CPUやROM及びRAM等からなる制御部26によって、統括的に制御される。また、27はGUI部であり、制御部26の制御に基づき、後述する本実施形態におけるデータセキュリティ(暗号化等)に関する設定等を行う。
【0017】
●GUI画面
図2は、本システムにおけるカラーマッチング設定用のGUI27の表示画面例を示す図である。このGUIによって、カラーマッチング処理のオン/オフが制御される。同図に示されるように、入力色空間における処理系の設定項目としては、RGB入力系、CMYK入力系の2つがあり、それぞれの色空間においてプロファイルの指定、及びマッチング方法を示すインテント(intent)を設定することができる。また、出力プリンタのプロファイルは接続されているプリンタと関連しているため、印刷モード等と連携して適宜設定することが可能となっている。
【0018】
同図に示すGUIにおいて、「プロファイルの管理」ボタン107にカーソルを重ねると、プルダウンメニューが表示され、「RGB入力」「CMYK入力」「プリンタ設定」のいずれかを選択することができる。そして、これらのいずれかの項目が選択されると、図3に示す「プロファイルの管理」シートが表示される。
【0019】
本実施形態におけるICCプロファイルは、プロファイル格納メモリ22内から適宜選択して登録する構成となっており、利用可能なICCプロファイルは、図3に示す「プロファイルの管理」シート上にリスト201として表示されている。新規にプロファイルを追加する場合は、プロファイル格納メモリ22へ当該ICCプロファイルを保存した後に、「プロファイルの管理」シート上の「登録」ボタン202を押下する。そして、この新規ICCプロファイルが利用可能な状態になると、その情報がリスト201に表示される。尚、登録したプロファイルを削除する場合には、リスト201に表示されているICCプロファイルを選択した上で、「削除」ボタン203を押下すればよい。
【0020】
本実施形態において、ICCプロファイルのセキュリティを設定する場合には、図3に示す「プロファイルの管理」シート上において、対象のICCプロファイルをリスト201から選択した上で、「セキュリティ設定」ボタン204を押下する。これにより、図3の下部に示す「セキュリティ設定」シートが表示され、ファイル自身の暗号化、および復号化を操作することができる。
【0021】
●暗号化処理
以下、図4に示すフローチャートを参照して、本実施形態におけるICCプロファイルの暗号化処理について説明する。
【0022】
まずステップS111において、暗号化の対象となるプロファイルを読み込む。続いてステップS112で該プロファイル内において、暗号化が行われたか否かを示す暗号化フラグを検索する。なお、この暗号化フラグとしては、プロファイル内のフラグ情報を利用する。
【0023】
そして、該判定結果をステップS113で受け、読み込んだプロファイルに対する暗号化処理が可能であるか否かを判別する。本実施形態ではすなわち、上記フラグ情報が暗号化済みを示していれば、暗号化不可と判定する。これにより、既に暗号化されたプロファイルについて、再度の暗号化を行なってしまうことを避けることができる。
【0024】
暗号化が可能であった場合にはステップS114へ進み、暗号化に必要となる一般的な初期化処理を行った後、ステップS115で暗号化該当部分(3D−LUT)のブロックの切り出し処理を行う。そしてステップS116で、該プロック単位での暗号化を適宜行って暗号化ブロック群を生成する。なお、ここでの暗号化手法は特に限定されず、周知のあらゆる暗号化方法を適用することができる。
【0025】
そしてステップS117において、当該暗号化データが復号されずに利用された場合でもプリンタエンジンに負荷をかけないようにするために、出力値制限パラメータを生成する。本実施形態では、暗号化に伴い印刷時のインク総量の制限がなされないことを考慮して、CMYKの各値に対し、一律に50%の出力制限を適用する。これは、タグデータ内部における1次元LUTデータを調整することによって、実現可能である。
【0026】
次にステップS118において、暗号化ブロックデータ群と制限パラメータを組み合わせて暗号化タグデータを生成する。そしてステップS119でプロファイルのヘッダ情報部に、制限パラメータ付きの暗号化を行った旨を示すフラグデータを埋め込み、ステップS120において、ステップS118で生成された暗号化タグデータを用いてプロファイルを再構成する。
【0027】
このようにして再構成された暗号化処理済みのICCプロファイルを保存するために、ステップS121では、読み込まれたICCプロファイル自身が上書き可能であるか否かを検査し、ファイル自身が上書き可能であった場合にのみ、ステップS122にてプロファイルを更新する。
【0028】
以上のように本実施形態では、図4に示すフローチャートに従い、プロファイルに対して出力制限用のパラメータを付した暗号化処理が行われる。
【0029】
●復号化処理
本実施形態においては印刷開始時に、設定されているICCプロファイルが暗号化されていることが判明した場合、本システム内部でその復号化処理を行う。以下、本実施形態における復号化処理について、図5のフローチャートを参照して説明する。
【0030】
まずステップS211において、印刷用に設定されているICCプロファイルを読み込み、ステップS212にてその暗号化フラグを検索する。そしてステップS213において該暗号化フラグに基づき、該プロファイルの復号処理を行う必要があるか否かを判定する。すなわち、暗号化フラグが暗号化済みを示していれば、当該プロファイルは復号処理を行う必要があると判断される。
【0031】
復号化の必要があると判断された場合、ステップS214で復号化に必要となる一般的な初期化処理を行った後、ステップS215で該当ブロックの切り出しを行い、ステップS216で各ブロックの復号処理を行う。
【0032】
そしてステップS217において、制限パラメータの解除処理を行う。本実施形態では暗号化データのタグにおいて50%の出力制限が設定されているため、この解除処理によって100%出力が可能な状態に復元される。
【0033】
次いでステップS218では、復号されたブロックデータに対して制限パラメータが解除されたことを考慮して、プロファイルのタグデータを再構成する。そしてステップS219において、再構成されたタグデータを用いてプロファイルを再構成した後、ステップS220で該復号化されたICCプロファイルを、本システムに対してセットする。
【0034】
なお、本実施形態において復号化されたICCプロファイルは、外部から参照されないように、本システムが稼動している内部リソース(ワークメモリ等)のみに展開される。
【0035】
以上説明したように本実施形態によれば、ICCプロファイルに対し、印刷時のインク総量を制限するパラメータを付して暗号化を行うことにより、当該プロファイルの復号機能を有しないシステムにおいて該プロファイルが使用された場合であっても、該システムのプリンタエンジンにおけるインク総量の規制を超えることなく、最低限の画質による印刷処理を保証することができる。
【0036】
<第2実施形態>
以下、本発明に係る第2実施形態について説明する。
【0037】
第2実施形態におけるプリンティングシステムの構成、及びGUIは、上述した第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
【0038】
第2実施形態においては、ICCプロファイルを第1実施形態と同様に出力制限パラメータを付して暗号化するに先立ち、圧縮処理を施すことを特徴とする。
【0039】
●暗号化処理
以下、図6に示すフローチャートを参照して、第2実施形態におけるICCプロファイルの暗号化処理について説明する。
【0040】
まずステップS311において、暗号化の対象となるプロファイルを読み込む。続いてステップS312で暗号化対象となるタグデータを切り出し、ステップS313で該当データ部分が暗号化可能であるか否かを判別する。具体的な判別方法としては、検査該当部分の先頭バイトから順次データを読み出し、該データに規則性があれば暗号化されていないと判別し、それ以外の場合には暗号化されていると判別する。または、第1実施形態と同様に暗号化フラグを参照するような構成としても良い。
【0041】
暗号化不可であれば直ちに処理を終了するが、暗号化が可能であった場合にはステップS314へ進み、該当データ部分が圧縮可能であるか否かを判別する。圧縮不可であればステップS317へ進むが、圧縮可能であればステップS315へ進んで圧縮処理を行う。
【0042】
そしてステップS316において、圧縮によるデータサイズの変化に応じてファイルサイズの調整処理を行う。具体的には、3D−LUT部分のサイズが変化するため、データグリッド数を圧縮後のデータサイズに適合するように変更する。またこの時、データサイズのアライメントを調整するために、ダミーデータを適当に付加しておく。尚、オリジナルのグリッド数は、後段の暗号化処理においてデータブロック内の暗号化データに埋め込むことにより、保存しておく。
【0043】
ステップS317では暗号化に必要となる一般的な初期化処理を行い、その後、ステップS318で暗号化該当部分(3D−LUT)をブロック単位で切り出す。そしてステップS319で該ブロック単位での暗号化を適宜行って、暗号化ブロック群を生成する。なお、ここでの暗号化手法は特に限定されず、周知のあらゆる暗号化方法を適用することができる。
【0044】
そしてステップS320において、暗号化データが復号されずに利用された場合でもプリンタエンジンに負荷をかけないようにするために、出力値制限パラメータを生成する。第2実施形態においても、暗号化に伴い印刷時のインク総量の制限がなされないことを考慮して、CMYKの各値に対し、一律に30%の出力制限を適用する。これは、タグデータ内部における1次元LUTデータを調整することによって、実現可能である。
【0045】
次にステップS321において、暗号化ブロックデータ群と制限パラメータを組み合わせて暗号化タグデータを生成する。そしてステップS322で、該暗号化タグデータを用いてプロファイルを再構成する。
【0046】
このようにして再構成された暗号化処理済みのICCプロファイルを保存するために、ステップS323では、読み込まれたICCプロファイル自身が上書き可能であるか否かを検査し、ファイル自身が上書き可能であった場合にのみ、ステップS324にてプロファイルを更新する。
【0047】
以上のように第2実施形態では、図6に示すフローチャートに従い、プロファイルの圧縮処理、及び出力制限用のパラメータを付した暗号化処理が行われる。
【0048】
●復号化処理
以下、第2実施形態における復号化処理について、図7のフローチャートを参照して説明する。
【0049】
まずステップS411において、印刷用に設定されているICCプロファイルを読み込み、続いてステップS412で復号対象となるタグデータを切り出し、ステップS413で該当データ部分は復号処理を施す必要があるか否かを判定する。具体的には、該プロファイルの検査該当部分の先頭バイトから順次データを読み出し、該データに規則性があれば暗号化されていないため、復号の必要はないと判別するが、それ以外の場合には暗号化されているため復号すべきと判別する。または、第1実施形態と同様に暗号化フラグを参照するような構成としても良い。
【0050】
復号化の必要があると判断された場合、ステップS414で復号化に必要となる一般的な初期化処理を行った後、ステップS415で該当ブロック(3D−LUT)の切り出しを行う。そしてステップS416で各ブロックの復号処理を行い、この時同時に、オリジナルのグリッド数情報を引き出しておく。
【0051】
そしてステップS417において、復号されたプロファイルが圧縮データであるか否か、すなわち、解凍処理を行う必要があるか否かを判定する。該判定の結果、解凍処理の必要がなければステップS420へ進むが、解凍処理の必要があればステップS418へ進んで解凍処理を実行した後、ステップS419でファイルサイズを調整する。なお、ステップS418の解凍処理の際には、ダミーデータ群を適宜廃棄する。
【0052】
そしてステップS420において、制限パラメータの解除処理を行う。第2実施形態では、暗号化データのタグにおいて30%の出力制限が設定されているが、この解除処理によって100%出力が可能な状態に復元される。
【0053】
次いでステップS421では、復号されたブロックデータに対して制限パラメータが解除されたことを考慮して、プロファイルのタグデータを再構成する。そしてステップS422において、再構成されたタグデータを用いてプロファイルを再構成した後、ステップS423で該復号化されたICCプロファイルを、本システムに対してセットする。
【0054】
なお、第2実施形態において復号化されたICCプロファイルは、外部から参照されないように、本システムが稼動している内部リソース(ワークメモリ等)のみに展開される。
【0055】
以上説明したように第2実施形態によれば、ICCプロファイルを圧縮したうえで、印刷時のインク総量を制限するパラメータを付して暗号化を行う。これにより、当該プロファイルの復号機能を有しないシステムにおいて該プロファイルが使用された場合であっても、該システムのプリンタエンジンにおけるインク総量の規制を超えることなく、最低限の画質による印刷処理を保証することができる。さらに、最終的なファイルサイズを縮小することができるため、ネットワークへの送出により適した暗号化が可能となる。
【0056】
<他の実施形態>
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用しても良い。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUまたはMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成されることは言うまでもない。
【0057】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0058】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることが出来る。
【0059】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0060】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、ICCプロファイルの適切な暗号化が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るプリンティングシステムの概要構成を示すブロック図である。
【図2】本実施形態におけるカラーマッチング設定を行うGUI画面例を示す図である。
【図3】本実施形態におけるプロファイルのセキュリティ設定を行うGUI画面例を示す図である。
【図4】本実施形態における暗号化処理を示すフローチャートである。
【図5】本実施形態における復号化処理を示すフローチャートである。
【図6】第2実施形態における暗号化処理を示すフローチャートである。
【図7】第2実施形態における復号化処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 画像入力部
20 画像処理部
21 色変換部
22 プロファイル格納メモリ
23 プロファイル暗号化部
24 プロファイル復号化部
25 通信部
26 制御部
27 GUI部
30 画像出力部
40 ネットワーク

Claims (20)

  1. カラーマッチング用のプロファイルを暗号化する画像処理装置であって、
    前記プロファイルが暗号化可能であるか否かを判別する判別手段と、
    前記判別手段によって暗号化可能であると判別された場合に、前記プロファイルを所定のアルゴリズムにより暗号化する暗号化手段と、
    前記プロファイルによる色変換後の出力値を制限するための制限パラメータを生成するパラメータ生成手段と、
    前記暗号化手段によって暗号化されたプロファイルに対し、前記制限パラメータを付加するパラメータ付加手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記パラメータ生成手段は、前記プロファイルの出力値を所定割合に抑制するパラメータを生成することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記暗号化手段は前記プロファイル内の3次元テーブルを暗号化し、
    前記パラメータ生成手段は、前記プロファイル内の1次元テーブルを調整することによって、該プロファイルの出力値を抑制することを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  4. 前記判別手段は、暗号化対象データの並びに規則性があれば暗号化可能であると判別することを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  5. 前記暗号化手段は、暗号化済みである旨を示す暗号化フラグを前記プロファイルにセットし、
    前記判別手段は、前記暗号化フラグが暗号化済みを示していれば、当該プロファイルは暗号化不可能であると判別することを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  6. 前記暗号化手段は、前記プロファイルをブロック単位で暗号化することを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  7. さらに、複数のプロファイルを格納する格納手段と、
    前記格納手段から、暗号化対象となるプロファイルを選択する選択手段と、
    を有することを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  8. さらに、前記格納手段に格納されたプロファイルを、前記暗号化手段により暗号化されたプロファイルで置換することによって更新するプロファイル更新手段を有することを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  9. さらに、前記暗号化手段により暗号化されたプロファイルを外部装置に送信する送信手段を有することを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  10. さらに、前記暗号化手段において暗号化されたプロファイルを復号する復号手段と、
    前記プロファイルに付加された制限パラメータによる制限を解除する制限解除手段と、
    を有することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  11. 前記制限解除手段は、前記プロファイルによる色変換後の出力値を前記制限パラメータによる制限前の値に戻すことを特徴とする請求項10記載の画像処理装置。
  12. さらに、前記プロファイルについて復号すべきであるか否かを判別する復号判別手段を有し、
    前記復号手段は、前記復号判別手段によって復号すべきであると判別された場合に、前記プロファイルを復号することを特徴とする請求項10記載の画像処理装置。
  13. さらに、前記復号手段によって復号されたプロファイルを用いてカラーマッチングを行うカラーマッチング手段と、
    前記カラーマッチング手段によるカラーマッチング後の画像データを出力する画像出力手段と、
    を有することを特徴とする請求項10記載の画像処理装置。
  14. さらに、前記判別手段によって暗号化可能であると判別された場合に、前記プロファイルに対して圧縮処理を施す圧縮手段を有し、
    前記暗号化手段は、前記圧縮手段により圧縮されたプロファイルを所定のアルゴリズムにより暗号化することを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の画像処理装置。
  15. さらに、前記暗号化手段において暗号化されたプロファイルを復号する復号手段と、
    前記復号手段によって復号されたプロファイルを解凍する解凍手段と、
    を有することを特徴とする請求項14記載の画像処理装置。
  16. カラーマッチング用のプロファイルを暗号化する画像処理装置であって、
    前記プロファイルを所定のアルゴリズムにより暗号化する暗号化手段と、
    前記プロファイルによる色変換後の出力値を制限するための制限パラメータを生成するパラメータ生成手段と、
    前記暗号化手段によって暗号化されたプロファイルに対し、前記制限パラメータを付加するパラメータ付加手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  17. 複数の画像処理装置をネットワークを介して接続した画像処理システムであって、
    第1の画像処理装置は、
    前記プロファイルが暗号化可能であるか否かを判別する判別手段と、
    前記判別手段によって暗号化可能であると判別された場合に、前記プロファイルを所定のアルゴリズムにより暗号化する暗号化手段と、
    前記プロファイルによる色変換後の出力値を制限するための制限パラメータを生成するパラメータ生成手段と、
    前記暗号化手段によって暗号化されたプロファイルに対し、前記制限パラメータを付加するパラメータ付加手段と、
    前記パラメータ付加手段により前記制限パラメータが付加されたプロファイルを前記ネットワークを介して第2の画像処理装置に送信する送信手段と、を有し、
    第2の画像処理装置は、
    前記送信手段から送信された暗号化済みのプロファイルを受信する受信手段と、
    前記暗号化済みのプロファイルを復号する復号手段と、
    前記プロファイルに付加された制限パラメータによる制限を解除する制限解除手段と、
    を有することを特徴とする画像処理システム。
  18. カラーマッチング用のプロファイルを暗号化する画像処理装置の制御方法であって、
    前記プロファイルが暗号化可能であるか否かを判別する判別工程と、
    前記判別工程において暗号化可能であると判別された場合に、前記プロファイルを所定のアルゴリズムにより暗号化する暗号化工程と、
    前記プロファイルによる色変換後の出力値を制限するための制限パラメータを生成するパラメータ生成工程と、
    前記暗号化手段によって暗号化されたプロファイルに対し、前記制限パラメータを付加するパラメータ付加工程と、
    を有することを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  19. コンピュータ上で実行されることによって、該コンピュータを請求項1乃至16のいずれかに記載の画像処理装置として動作させることを特徴とするプログラム。
  20. 請求項19記載のプログラムを記録した記録媒体。
JP2002163245A 2002-06-04 2002-06-04 画像処理装置及びその制御方法、及び画像処理システム Expired - Fee Related JP3799299B2 (ja)

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