JP2004013235A - ジョブスケジュール変更支援装置 - Google Patents

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Yasuhiro Tani
谷 康宏
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Abstract

【課題】予期しない事象にも対応できるジョブスケジュール変更支援装置を得る。
【解決手段】運用者が入力装置100から変更対象ジョブ名、ジョブ実行日、変更後の開始予定時刻等の当日変更情報を入力し記憶部205に格納する。記憶部201の全てのジョブスケジュール情報から当日のジョブスケジュールを抽出し記憶部203に格納する。上記当日のジョブスケジュール、当日変更情報と、設定されたジョブ間依存関係制約とに基づいて当日ジョブスケジュールの変更を行う。この変更後ジョブスケジュールに対して設定された運用終了時刻制約をチェックする。チェック結果、変更後ジョブスケジュールがスケジュール制約を満たせば、その変更後ジョブスケジュールフローを作成する。スケジュール制約に違反する場合は、違反したジョブの先行ジョブから優先度の低いものをキャンセルして再チェック後、上記フローとキャンセルジョブ一覧とを表示する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータシステムのジョブスケジュールを変更するジョブスケジュール変更支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のジョブスケジュール変更支援装置として、例えば特開2000−112773号公報には、ネットワークに接続された処理装置が、自身のジョブスケジュールを、自身あるいは他の処理装置から通知される事象を実行条件にして次ジョブを選択実行するようにした動的にジョブスケジュールする処理装置が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来技術では、予め想定した事象が発生した場合のみ動的ジョブスケジュール変更および処理を行えるが、想定しない事象が発生した場合には動的なスケジュール変更は行えないという問題点があった。
【0004】
本発明は上記の問題を解決するためになされたもので、予期しない事象が発生した場合でも、それにより開始予定時刻を変更するジョブネットワーク(またはジョブ)を運用者が選択できるようにして、より柔軟なスケジュール変更を可能とするジョブスケジュール変更支援装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明によるジョブスケジュール変更支援装置においては、全てのジョブスケジュール情報を記憶するジョブスケジュール記憶手段と、スケジュール制約とジョブの優先度とを記憶する制約・優先度記憶手段と、ジョブスケジュールを変更するための変更情報を入力する入力手段と、前記ジョブスケジュール記憶手段に記憶された全てのジョブスケジュールから前記入力手段により入力された変更情報による指定期間におけるジョブスケジュールを抽出する抽出手段と、前記入力手段により入力された変更情報と前記制約・優先度記憶手段に記憶されたスケジュール制約及びジョブ優先度とに基づいて前記スケジュール制約を満たすように前記抽出手段により抽出されたジョブスケジュールを変更するジョブスケジュール変更手段とを備えている。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面と共に説明する。
本実施の形態は、日次、週次、月次等、定期的にスケジューリングされているジョブと、特定日にスケジューリングされているジョブとを管理している処理装置(ジョブスケジュール変更支援装置)において、特定のジョブのスケジュールを変更せざるをえない場合に、処理装置において管理している全てのジョブスケジュール情報と、ジョブ同士の依存関係と運用終了時刻とからなるスケジュール制約と、ジョブの優先度と、変更しなければならないジョブスケジュール変更情報とを入力として、スケジュールが変更されたジョブに関連する他の全てのジョブスケジュールを、スケジュール制約とジョブ優先度に基づいて特定ジョブのキャンセルを行うなどすることにより、スケジュール制約を満たすように自動的に変更し、変更を行ったジョブスケジュールのフローを、キャンセルを行ったジョブがある場合はキャンセルを行ったジョブ一覧と合わせて表示できる機能を提供するものである。
【0007】
図1は本発明の第1の実施の形態によるジョブスケジュール変更支援装置としての処理装置1を示すブロック図である。
処理装置1は、入力装置100と、入力装置100からの入力により指定された日のジョブスケジュールの変更を行う当日ジョブスケジュール変更支援装置200と、変更された当日のジョブスケジュールからジョブスケジュールフローを作成する変更ジョブスケジュールフロー作成装置300と、出力装置400とを備える。
【0008】
当日ジョブスケジュール変更支援装置200は、全てのジョブスケジュール情報を含むジョブスケジュール記憶部201と、全てのジョブスケジュールから当日分のジョブスケジュールを抽出する当日ジョブスケジュール抽出手段202と、抽出した当日分のジョブスケジュールを格納する当日ジョブスケジュール記憶部203と、入力装置100から入力された当日の変更情報を取得する当日変更情報入力手段204と、取得した当日の変更情報を格納する当日変更情報記憶部205と、当日のジョブスケジュールを変更する当日ジョブスケジュール変更手段206と、変更された当日のジョブスケジュールを格納する変更ジョブスケジュール記憶部207とを有する。
【0009】
さらに、ジョブスケジュールの制約情報を含むスケジュール制約記憶部208と、変更されたジョブスケジュールの制約チェックを行うスケジュール制約チェック手段209と、ジョブの優先度の情報を含むジョブ優先度記憶部210と、必要時にジョブのキャンセルを行うジョブキャンセル手段211と、変更されたジョブスケジュールの再変更を行う当日ジョブスケジュール再変更手段212と、キャンセルされたジョブの情報を格納するキャンセルジョブ記憶部213とを備える。
【0010】
ここで、スケジュール制約記憶部208と、ジョブ優先度記憶部210とは、必要時に随時スケジュール制約やジョブ優先度の登録、削除、変更が可能であるとものとする。
【0011】
変更ジョブスケジュールフロー作成装置300は、当日の変更ジョブスケジュールフローを作成する変更ジョブスケジュールフロー作成手段301と、当日の変更ジョブスケジュールフローを格納するジョブスケジュールフロー記憶部302と、当日の変更ジョブスケジュールフローとキャンセルジョブ一覧の表示を行うスケジュール変更結果表示手段303とを備える。
【0012】
次に、図2のフローチャートを参照して本実施の形態の動作について説明する。
まず、当日変更情報入力手段204は、運用者によって入力装置100から入力された、変更の対象となるジョブ名、ジョブの実行日、変更後の開始予定時刻を含む当日変更情報を取得し、当日変更情報記憶部205に格納する(ステップ501)。次に、当日ジョブスケジュール抽出手段202は、ジョブスケジュール記憶部201に格納されているジョブスケジュール情報から、当日のジョブスケジュールを抽出し、当日ジョブスケジュール記憶部203に格納する(ステップ502)。
【0013】
次に、当日ジョブスケジュール変更手段206は、当日ジョブスケジュール記憶部203に格納された当日のジョブスケジュールと、当日変更情報記憶部205に格納された当日変更情報と、スケジュール制約記憶部208に格納された予め設定されたジョブ間依存関係制約とに基づいて、当日ジョブスケジュールの変更を行い、変更ジョブスケジュール記憶部207に格納する(ステップ503)。
【0014】
ここで、スケジュール制約とは、ジョブスケジュール作成時に従うべき時間的制約であり、予め運用者によって登録された、ジョブ間の前後の依存関係の制約(ジョブ間依存関係制約)や、ジョブの待ち合わせ時刻の制約(ジョブ待ち合わせ時刻制約)や、運用時間内でのジョブスケジューリングの制約(運用開始時刻制約、運用終了時刻制約)などを含む。
【0015】
次に、上記ステップ503で変更され、変更ジョブスケジュール記憶部207に格納されたジョブスケジュールに対して、スケジュール制約記憶部208に格納された運用終了時刻制約のチェックを行う(ステップ504)。制約チェックの結果、変更ジョブスケジュールが全てのスケジュール制約を満たす場合は、ステップ507の変更ジョブスケジュールフロー作成へ進み、スケジュール制約に違反する場合は、ステップ505に進む。
【0016】
ステップ505では、制約違反のあったジョブの先行ジョブをたどっていき、まだキャンセルが行われていない最も優先度の低いジョブを選択し、キャンセルを行う。ここで、キャンセル可能なジョブは、運用者によって予めジョブ優先度記憶部210に登録されたジョブのみとする。これらのジョブは、キャンセルを行ってもその他のジョブの処理やデータに不整合を生じさせないものである。例えば、当日に行うことが望ましいが、やむをえない場合は翌日に回すことが可能なバッチ処理などである。
次に、ステップ506において、ジョブがキャンセルされた後の変更ジョブスケジュールの再変更を行い、再びステップ504へ進んで再チェックを行う。
【0017】
次に、ステップ507において、変更ジョブスケジュールフロー作成手段301は、変更ジョブスケジュール記憶部207から、スケジュール制約を満たす当日の変更ジョブスケジュールフローを作成し、ジョブスケジュールフロー記憶部302に格納する。最後に、ステップ508により、上記作成した変更ジョブスケジュールフローと、キャンセルジョブ記憶部213に格納されたジョブの一覧とを出力装置400に表示する(ステップ508)。
【0018】
次に、具体例を用いて説明する。
図3に示すように、特定日に実行する必要のある2つの関連するジョブネットワーク1、ジョブネットワーク2があるとする。
ジョブネットワーク1は、ジョブ1からジョブ4から構成され、それぞれのジョブの開始予定時刻と終了予定時刻は以下の通りである。また、ジョブ2とジョブ3は並列に実行される。
ジョブ1の開始予定時刻19:00  ジョブ1の終了予定時刻20:00
ジョブ2の開始予定時刻20:00  ジョブ2の終了予定時刻22:00
ジョブ3の開始予定時刻20:00  ジョブ3の終了予定時刻21:00
ジョブ4の開始予定時刻22:00  ジョブ4の終了予定時刻22:30
【0019】
また、ジョブネットワーク2は、ジョブ5、ジョブ6から構成され、それぞれのジョブの開始予定時刻と終了予定時刻は以下の通りである。
ジョブ5の開始予定時刻20:00  ジョブ5の終了予定時刻20:30
ジョブ6の開始予定時刻21:00  ジョブ6の終了予定時刻23:30
【0020】
また、本具体例においては、スケジュール制約としてジョブ間依存関係制約と、運用終了時刻制約とがある。
ジョブ間依存関係制約とは、ジョブ同士の実行順序の関係を指し、後から実施されるジョブの開始予定時刻が、先行ジョブの終了予定時刻よりも遅い必要がある。本具体例におけるジョブ間依存関係制約2081から2084は以下の通りである。
<ジョブ間依存関係制約2081>ジョブ2、ジョブ3はジョブ1の実行の正常終了を待って実行される。
<ジョブ間依存関係制約2082>ジョブ4は、ジョブ2の実行の正常終了と、ジョブ3の実行の正常終了とを待って実行される。
<ジョブ間依存関係制約2083>ジョブ6は、ジョブ3の実行の正常終了を待って実行される。
<ジョブ間依存関係制約2084>ジョブ6は、ジョブ5の実行の正常終了を待って実行される。
【0021】
また、運用終了時刻制約とは、全てのジョブがこの時刻までに終了する必要のある時刻であり、本具体での運用終了時刻制約2085は以下の通りである。
<運用終了時刻制約2085>24:00
図3を見ると、最も終了予定時刻の遅いジョブ6の終了予定時刻が23:30で、運用終了時刻制約24:00より前であるため、スケジュール制約を満たしている。
【0022】
ここで、図3において、ジョブネットワーク1の開始予定時刻を19:00から20:00に変更しなければならない場合の処理を説明する。
まず、当日ジョブスケジュール変更手段206は、当日ジョブスケジュール記憶部203に格納されている当日ジョブスケジュール情報と、当日変更情報記憶部205に格納されている当日変更情報と、スケジュール制約記憶部208のジョブ間依存関係制約とから、当日ジョブスケジュール変更手段206が当日ジョブスケジュールの変更を行い、変更ジョブスケジュール記憶部207に格納する。変更結果を図4に示す。
【0023】
この際、当日ジョブスケジュール変更手段206はまず、当日変更情報記憶部205に格納されている当日変更情報から、ジョブ1の開始予定時刻を19:00から20:00に変更し、ジョブ1の終了予定時刻を20:00から21:00に変更する。次に、当日ジョブスケジュール変更手段206は、ジョブ間依存関係制約2081から、ジョブ2の開始予定時刻を20:00から21:00に変更し、ジョブ2の終了予定時刻を22:00から23:00に変更する。また、ジョブ3の開始予定時刻を20:00から21:00に変更し、ジョブ3の終了予定時刻を21:00から22:00に変更する。
【0024】
次に、当日ジョブスケジュール変更手段206は、ジョブ間依存関係制約2082から、ジョブ4の開始予定時刻を22:00から23:00に変更し、ジョブ4の終了予定時刻を22:30から23:30に変更する。次に、当日ジョブスケジュール変更手段206は、ジョブ間依存関係制約2083から、ジョブ6の開始予定時刻を21:00から22:00に変更し、ジョブ6の終了予定時刻を23:30から24:30に変更する。次に、スケジュール制約チェック手段209は、変更ジョブスケジュール記憶部207に格納された変更スケジュールに対して、スケジュール制約記憶部208に格納されている運用終了時刻制約チェックを行う。
【0025】
本具体例では、図4に示すように、ジョブ6の終了予定時刻が運用終了時刻を過ぎてしまうため、運用終了時刻制約2085を満たしていない。
このため、ジョブキャンセル手段211は、運用終了時刻制約違反のあったジョブ6の先行ジョブをたどっていき、キャンセルジョブ候補を洗い出し、その中から最も優先度の低いジョブ(ここではジョブ1)を特定し、図5に示すようにジョブ1のキャンセルを行う。
【0026】
先行ジョブをたどる方法は、まず、ジョブ間依存関係制約2083、2084からジョブ6の先行ジョブであるジョブ3、ジョブ5を選択し、さらにそれらのジョブのうち、終了予定時刻がジョブ6の開始予定時刻と一致しているジョブ3に絞る。次に、ジョブ間依存関係制約2081から、ジョブ3の先行ジョブであるジョブ1を選択する。
以上から、キャンセルを行うジョブの候補がジョブ1、ジョブ3、ジョブ6、に絞られる。ここで、キャンセルを行うジョブの候補には、スケジュール制約違反となっているジョブ6も含むこととする。
【0027】
次に、ジョブ優先度記憶部210に格納されているジョブ優先度一覧(図7)を参照し、前記3つのキャンセルジョブ候補のうち最も優先度の低いジョブ(ここではジョブ1)のキャンセルを行う。
キャンセルを行う際は、キャンセルを行うジョブ1を、実行時間が0である中身のないジョブで置換することにより行う。キャンセルを行う前にそのジョブが持っていた他のジョブとの依存関係はキャンセル後も引き継ぐものとする。
【0028】
ジョブ1のキャンセル後、当日ジョブスケジュール再変更手段212は、上記のジョブキャンセルの変更を反映させてスケジュールの再変更を行う(図6)。
スケジュール制約チェック手段209は、変更スケジュールのスケジュール制約チェックを行い、変更されたジョブスケジュールがスケジュール制約を全て満たしていることを確認する。もしスケジュール制約を満たしていなければ、当日ジョブスケジュール再変更手段212により、スケジュールの再変更を行い、再びスケジュール制約チェックへと戻ることになる。
【0029】
変更ジョブスケジュールフロー作成手段301は、変更ジョブスケジュール記憶部207に格納されたスケジュール制約を満たす変更スケジュール情報に基づいて変更ジョブスケジュールフロー(図6)を作成してジョブスケジュールフロー記憶部302に格納する。
スケジュール変更結果表示手段303は、ジョブスケジュールフロー記憶部302に格納された変更ジョブスケジュールフロー(図6)と、キャンセルジョブ記憶部213に格納されたキャンセルジョブ一覧(図7)とを画面に表示する。
【0030】
本実施の形態による第1の効果は、スケジュールの変更を行いたいジョブの実行日と、ジョブ名と、変更後の開始予定時刻とを入力するだけで、予め登録しておいたスケジュール制約やジョブ優先度を考慮し、当日のジョブスケジュールを変更できることにある。
この結果、運用者が、スケジュール変更を行うジョブと関連する多数のジョブ、ジョブネットワークのスケジュール変更作業に悩む必要がないため運用が容易になり、運用コストを軽減できる。
その理由は、優先度の低いジョブから順次キャンセルを行い、運用終了時刻などのスケジュール制約を満たすようなジョブスケジュールを作成・変更できるためである。
【0031】
第2の効果は、スケジュール変更したいジョブまたはジョブネットワークを運用者自身で決定できることにある。
この結果、予期しない事象が発生した場合でもスケジュール変更が可能となる。
その理由は、スケジュールの変更を行うジョブの決定作業など、事象への対応というパターン化できない部分は運用者が考え、スケジュール制約を満たすようなジョブスケジュール変更作業など、運用者にとって面倒な部分はシステムが行う、といった役割分担が可能となるからである。
【0032】
第3の効果は、スケジュール制約、ジョブの優先度、入力するジョブのスケジュール変更情報、を変更することにより、さまざまな変更スケジュールを検討することができることにある。
この結果、変更を行ったスケジュールが運用者のニーズを満たしていない場合は、スケジュール制約やジョブの優先度、変更情報などのパラメータを変更することにより、変更スケジュールのシミュレーションを行うことができ、運用者のニーズを満たす最適な変更スケジュールが作成しやすくなる。
その理由は、上記3種類のパラメータにより、柔軟なスケジュール変更が行えるためである。
【0033】
図9は本発明の第2の実施の形態によるジョブスケジュール変更支援装置を示す図であり、図1と対応する部分には同一番号を付して重複する説明は省略する。
本実施の形態は、図9のように図1の構成にキャンセルジョブ候補表示手段214を追加すると共に、入力装置100がジョブキャンセル手段211に直接アクセスするようにしたものである。
【0034】
図10は本実施の形態の動作を示すフローチャートである。
図10において、ステップ501からステップ504までの動作は、図2の第1の実施の形態と同様に行われる。また、ステップ504の次にステップ509、510が追加されている。
ステップ504での制約チェックの結果、変更ジョブスケジュールが全てのスケジュール制約を満たす場合は、ステップ507の変更ジョブスケジュールフロー作成へ進み、スケジュール制約を違反する場合は、ステップ509に進む。
【0035】
ステップ509において、キャンセルジョブ候補表示手段214は、制約違反のあったジョブの先行ジョブをたどっていき、まだキャンセルが行われていないジョブを検索し、違反しているスケジュール制約と共に、優先度の低い順にキャンセル可能なジョブ候補を3つ表示する。この際、表示項目として、ジョブ名と、ジョブの優先度と、キャンセル時の短縮時間とを表示する。
【0036】
次に、前記ステップ509で表示されたキャンセルジョブ候補のうち1つもしくは複数のジョブが、運用者によって入力装置100より選択され(ステップ510)、ジョブキャンセル手段211は、選択されたジョブのキャンセルを行う(ステップ505)。
次に、当日ジョブスケジュール再変更手段212は、ジョブのキャンセル後の変更ジョブスケジュールの再変更を行い(ステップ506)、ステップ504に戻って再チェックを行う。
【0037】
ステップ507では、変更ジョブスケジュールフロー作成手段301は、変更ジョブスケジュール記憶部207から、スケジュール制約を満たす当日の変更ジョブスケジュールフローを作成し、ジョブスケジュールフロー記憶部302に格納する。
最後に、ステップ508にて、作成した変更ジョブスケジュールフローと、キャンセルジョブ記憶部213に格納されたジョブの一覧とを出力装置400に表示する(ステップ508)。
【0038】
次に、具体例を用いて説明する。
図11に示すように、ジョブスケジュール変更によりジョブネットワーク3のジョブ1の開始予定時刻を22:50に変更した結果、ジョブネットワーク3の運用終了時刻がスケジュール制約の24:00を50分超過してしまったとする。この時、ジョブキャンセル手段211は、スケジュール制約違反のあったジョブ2と、ジョブ3と、ジョブ4の先行ジョブをたどっていき、キャンセルジョブ候補を洗い出し、違反しているスケジュール制約と共に、優先度の低いジョブから順に3つを特定し、表示する。本具体例では、ジョブ4、ジョブ3、ジョブ2の順に図14のように表示する。
【0039】
運用者は図14のように表示されたキャンセル可能なジョブ候補のうち、キャンセルしたい候補を選択し、ジョブのキャンセルを行う。この時、前記第1の実施の形態の場合は、優先度の低い順にジョブのキャンセルを行っていくため、キャンセルの順番として、ジョブ4→ジョブ3→ジョブ2、の順に3つのジョブをキャンセルすることになる(図12)。しかし、スケジュール制約の運用終了時刻24:00を満たすためには、ジョブ2のみをキャンセルすればよく、ジョブ3、ジョブ4のキャンセルは不要である(図13)。
【0040】
本実施の形態によれば、運用者が図14のように表示されたキャンセル可能なジョブ候補のうち、必ずしも優先度の低いジョブから順にキャンセルを行わなくてもよい。そのため、運用終了時刻を50分超過しているという制約条件を満たすために、キャンセル時の短縮時間が60分であるジョブ2のみをキャンセルすればよいという判断を下すことが可能となる。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、スケジュールの変更を行いたいジョブの実行日と、ジョブ名と、変更後の開始予定時刻等の変更情報を入力するだけで、予め登録しておいたスケジュール制約やジョブ優先度を考慮し、当日のジョブスケジュールを変更することができる。このため、運用者が、スケジュール変更を行うジョブと関連する多数のジョブ、ジョブネットワークのスケジュール変更作業に悩む必要がないため運用が容易になり、運用コストを軽減できる。
【0042】
また、スケジュール変更したいジョブまたはジョブネットワークを運用者自身で決定できるので、予期しない事象が発生した場合でもスケジュール変更が可能となる。
さらに、スケジュール制約、ジョブの優先度、入力するジョブのスケジュール変更情報、を変更することにより、さまざまな変更スケジュールを検討することができる。このため、変更を行ったスケジュールが運用者のニーズを満たしていない場合は、スケジュール制約やジョブの優先度、変更情報などのパラメータを変更することにより、変更スケジュールのシミュレーションを行うことができ、運用者のニーズを満たす最適な変更スケジュールが作成しやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるジョブスケジュール変更支援装置を示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
【図3】当日の変更前のジョブスケジュールを示す構成図である。
【図4】開始時刻を変更した場合のジョブスケジュールを示す構成図である。
【図5】キャンセルを行った場合のジョブスケジュールを示す構成図である。
【図6】変更後のジョブスケジュールを示す構成図である。
【図7】ジョブ優先度一覧を示す構成図である。
【図8】キャンセルジョブ一覧を示す構成図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態によるジョブスケジュール変更支援装置を示すブロック図である。
【図10】第2の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
【図11】開始時刻を変更した場合のジョブスケジュールを示す構成図である。
【図12】複数のジョブのキャンセルを行った場合のジョブスケジュールを示す構成図である。
【図13】1つのジョブのキャンセルを行った場合ジョブスケジュールを示す構成図である。
【図14】違反しているスケジュール制約及びキャンセルジョブ一覧を示す構成図である。
【符号の説明】
1 処理装置
100 入力装置
200 当日ジョブスケジュール変更支援装置
201 ジョブスケジュール記憶部
202 当日ジョブスケジュール抽出手段
203 当日ジョブスケジュール記憶部
204 当日変更情報入力手段
205 当日変更情報記憶部
206 当日ジョブスケジュール変更手段
207 変更ジョブスケジュール記憶部
208 スケジュール制約記憶部
209 スケジュール制約チェック手段
210 ジョブ優先度記憶部
211 ジョブキャンセル手段
212 当日ジョブスケジュール再変更手段
213 キャンセルジョブ記憶部
214 キャンセルジョブ候補表示手段
300 変更ジョブスケジュールフロー作成装置
301 変更ジョブスケジュールフロー作成手段
302 ジョブスケジュールフロー記憶部
303 スケジュール変更結果表示手段
400 出力装置

Claims (8)

  1. 全てのジョブスケジュール情報を記憶するジョブスケジュール記憶手段と、
    スケジュール制約とジョブの優先度とを記憶する制約・優先度記憶手段と、
    ジョブスケジュールを変更するための変更情報を入力する入力手段と、
    前記ジョブスケジュール記憶手段に記憶された全てのジョブスケジュールから前記入力手段により入力された変更情報による指定期間におけるジョブスケジュールを抽出する抽出手段と、
    前記入力手段により入力された変更情報と前記制約・優先度記憶手段に記憶されたスケジュール制約及びジョブ優先度とに基づいて前記スケジュール制約を満たすように前記抽出手段により抽出されたジョブスケジュールを変更するジョブスケジュール変更手段とを備えたことを特徴とするジョブスケジュール変更支援装置。
  2. 前記ジョブスケジュール変更手段は、前記スケジュール制約を満たすために、前記ジョブ優先度に基づいて所定のジョブをキャンセルすることを特徴とする請求項1記載のジョブスケジュール変更支援装置。
  3. 前記ジョブスケジュール変更手段は、前記スケジュール制約を満たすために、前記ジョブ優先度に基づいて1つ以上のキャンセルジョブ候補を選択すると共に、この選択された1つ以上のキャンセルジョブ候補を表示する表示手段を設け、前記ジョブスケジュール変更手段は、表示された1つ以上のキャンセルジョブ候補から前記入力手段により指定されたジョブをキャンセルすることを特徴とする請求項1記載のジョブスケジュール変更支援装置。
  4. 前記変更情報は、変更対象ジョブ名、ジョブ実行時刻、変更後のジョブ開始時刻、変更期間の全て又はいずれかを含むことを特徴とする請求項1、2又は3記載のジョブスケジュール変更支援装置。
  5. 前記スケジュール制約は、複数ジョブ間の時間的依存関係、ジョブ待ち合わせ時刻、運用開始時刻、運用終了時刻の全て又はいずれかを制約するものであることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のジョブスケジュール変更支援装置。
  6. 前記スケジュール制約及び/又はジョブ優先度を変更する変更手段を設けたことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のジョブスケジュール変更支援装置。
  7. 前記ジョブスケジュール変更手段により変更されたジョブスケジュールのフローを作成して出力するフロー作成出力手段を設けたことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のジョブスケジュール変更支援装置。
  8. 前記フロー作成出力手段は、前記キャンセルを行ったジョブがある場合はキャンセルを行ったジョブ一覧と合わせて出力することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のジョブスケジュール変更支援装置。
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