JP2004013204A - 印刷制御システム及び印刷制御方法 - Google Patents
印刷制御システム及び印刷制御方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004013204A JP2004013204A JP2002161607A JP2002161607A JP2004013204A JP 2004013204 A JP2004013204 A JP 2004013204A JP 2002161607 A JP2002161607 A JP 2002161607A JP 2002161607 A JP2002161607 A JP 2002161607A JP 2004013204 A JP2004013204 A JP 2004013204A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- printer
- data
- page
- print data
- copies
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Abstract
【課題】印刷データのコピーを効率良く行うことを目的としている印刷制御システム及び印刷制御方法の提供。
【解決手段】1ページ分のデータをプリンタに送りながらデータ量を産出すると同時にファイルに保存し、そのページのデータが、プリンタの持っているメモリに収まるのであれば、コピー部数を送信し、プリンタ側でコピーを行わせ、収まらないのであれば、プリンタ側でコピーを行わせないようにコピー部数1を送信し、ドライバ側で、先にファイルに保存したデータを、コピー部数分だけプリンタに送る。
【選択図】 図1
【解決手段】1ページ分のデータをプリンタに送りながらデータ量を産出すると同時にファイルに保存し、そのページのデータが、プリンタの持っているメモリに収まるのであれば、コピー部数を送信し、プリンタ側でコピーを行わせ、収まらないのであれば、プリンタ側でコピーを行わせないようにコピー部数1を送信し、ドライバ側で、先にファイルに保存したデータを、コピー部数分だけプリンタに送る。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は印刷制御システム及び印刷制御方法に関し、プリンタ本体でページ単位にコピー可能なプリンタに対して、コピーの可否を判別して印刷データを生成する、プリンタドライバに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、印刷データのコピーは、以下のように行なわれる。
【0003】
・プリンタドライバで、1ページ分のデータをラスタデータとして生成し、コピー部数分プリンタにデータを送る。
【0004】
・プリンタ本体にコピー機能がある場合には、コピー部数を先に送信し、後から、生成した1ページ分のデータをプリンタに送信し、プリンタ側でコピーを行なう。
【0005】
・特開平11−24869号公報では、ドライバから、コピースタート、コピーエンド、プリンタからコピーOK、コピーNG等のコマンドのやりとりによって、プリンタ本体でコピーを行なうか、プリンタドライバでコピーを行なうかを判断する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例では、次のような問題があった。
【0007】
・プリンタドライバでのみコピーを行なうとデータ量が多くなってしまい、印刷速度が遅くなってしまう。
【0008】
・プリンタ本体でのみコピーを行なうと、プリンタに搭載されているメモリ量によっては、1ページ分のデータが展開できずに、正しくコピー印刷できない場合がある。
【0009】
・どのようなデータでもプリンタ本体でコピーできるようにするには、相当量のメモリを搭載しなければならず、プリンタ本体のコストアップにつながる。
【0010】
・特開平11−24869号公報では、コマンドのやりとりが必要になり、プリンタドライバが、プリンタからのコマンドを受信できないと、実現できない。また、データのやりとりに時間がかかると、全体として、印刷に時間がかかってしまう。
【0011】
本発明は、上述の問題点に着目してなされたものであって、印刷データのコピーを効率良く行うことのできる印刷制御システム及び印刷制御方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明では、あらかじめプリンタのメモリを記憶しておき、プリンタドライバは、最初にコピー部数を送信し、印刷データをプリンタに送信しつつ、記憶装置にも保存しておき、1ページ分のデータを送信し終わった時点で、ページ終了のデータを送信する。送信したデータ量が、プリンタに搭載されているメモリ量より小さければ、プリンタ側でコピーが行われるので、プリンタドライバは、そのままプリンタ側でコピーできると判断し、次のページのデータを作成する。送信したデータ量が、プリンタに搭載されているメモリ量より大きければ、プリンタはコピーを行なうことができないので、コピー数を1にリセットしてプリンタに送信し、プリンタドライバは、プリンタ側ではコピーできないと判断し、記憶装置に保存してあるデータをコピー数マイナス1部だけ、プリンタにデータを送信することによって、より効率的なコピー印刷を行なうことができる。
【0013】
上記の構成を改めて以下(1)及び(2)に整理して示す。
【0014】
(1)ページ単位にコピーを行なう印刷システムにおいて、プリンタに搭載されているメモリサイズを取得する手段と、印刷データを作成する手段と、作成したデータをプリンタに送信する手段と、印刷データ作成に際して、印刷データを記憶装置に保存する手段と、保存した印刷データのサイズを保持する手段と、複数部印刷の場合に、前記メモリサイズと、前記印刷データサイズを比較し、メモリサイズが大きい場合には、印刷部数をページの最後にプリンタに送信し、印刷データサイズが大きい場合には、印刷部数を1として、印刷部数と印刷部数マイナス1ページ分の印刷データを送信するようにした。
【0015】
(2)ページ単位にコピーを行なう印刷システムにおいて、プリンタに搭載されているメモリサイズを取得する手段と、印刷データを作成する手段と、作成したデータをプリンタに送信する手段と、印刷データ作成に際して、印刷データを記憶装置に保存する手段と、保存した印刷データのサイズを保持する手段と、複数部印刷の場合に、前記メモリサイズと、前記印刷データサイズを比較し、メモリサイズが大きい場合には、印刷部数をページの最後にプリンタに送信し、印刷データサイズが大きい場合には、印刷部数を1として、印刷部数と印刷部数マイナス1ページ分の印刷データを送信するようにした。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を、実施例に基づいて図面を参照しながら説明する。
【0017】
【実施例】
(第1の実施例)
図1が本発明を実施した図である。
【0018】
図2、図3が本発明の特徴をもっとも良く表しているプリンタドライバ側の処理に関するフローチャートである。ユーザによって印刷開始が指定されると、プリンタドライバC2は、ドキュメントスタートコマンドをプリンタC5に送信する(S1)。次にページスタートコマンドを送信する(S2)。印刷データがアプリケーションから渡されるので、プリンタドライバC2は、プリンタC5が解釈できるデータを作成する(S3)。作成したデータは、プリンタC5に送信される(S4)。ここで、コピー部数が指定されている場合には(S5)、作成したプリンタC5が解釈できる形式の印刷データを記憶装置C3に保存しておく(S6)。そして、そのサイズを、ページデータサイズSpとして積算しておく(S7)。コピー部数が1の場合には、記憶装置C3への保存、および、ページデータサイズの積算は行なわない。これらの処理をページの終わりまで繰り返す。1ページ分の印刷データの処理が終ると(S8)、保存したページデータサイズSpと、先に記憶しておいたプリンタC5に搭載されているメモリサイズSmとを比較し(S9)、メモリサイズSmのほうが大きい場合には、ここでコピー部数を送信し(S17)、ページエンドコマンドを送信する(S18)。一方、ページデータサイズSpのほうがプリンタC5に搭載されているメモリサイズSmより大きかった場合には、コピー部数を1としてプリンタに送信し(S10)、ページエンドコマンドを送信する(S11)。その後、さらに、ページスタートコマンドを送信し(S12)、記憶装置C3に保存してあった1ページ分のプリンタC5が解釈できる形式の印刷データを読み出して(S13)プリンタC5に送信し(S14)、ページエンドコマンドを送信する(S15)。これら、(S12)から(S15)までの処理をコピー部数マイナス1ページ分繰り返す(S16)。送信したデータが最終ページであれば(S19)ドキュメントエンドコマンドを送信する(S20)。
【0019】
このような処理によって、1ページのデータであれば、図6のようなデータ列がプリンタC5に送信され、複数ページのデータであれば、図7のようなデータ列がプリンタC5に送信される。
【0020】
図4、図5が本発明の特徴をもっとも良く表しているプリンタ側の処理に関するフローチャートである。最初にドキュメントスタートコマンドを受信した場合には(S21)、ドキュメントスタートの処理を行なう(S22)。例えば、プリンタの初期化や、バッファの初期化などが考えられる。次にページスタートコマンドを受信する(S23)。次に印刷データを受信するので(S24)、受信したデータサイズを積算し(S25)、印刷用のバッファにデータを吐き出し(S26)、印刷を開始する。この時、データがコピー用のバッファサイズをオーバーしていなければ(S27)、受信データをコピー用バッファC9に保存し(S28)、データがコピー用のバッファサイズをオーバーしていれば、コピーバッファC9をクリアする(S29)。その後、コピー部数を受信した場合には(S30)、コピー部数を保存しておく(S31)。なお、コピー部数は、印刷データのページの途中でも、受信することができる。これら(S24)から(S31)までの処理は、ページエンドコマンドを受信するまで(S32)、繰り返される。ページエンドコマンドを受信したら、次のステップに進む。コピー用のバッファC9がクリアされていた場合には(S33)、プリンタC5ではコピーできないので、コピー部数が設定されていても、強制的に1を設定する(S34)。これは、プリンタドライバC2側でのプリンタバッファサイズの計算ミスによる不正コピー対策である。コピー部数が1であった場合には(S35)、コピーバッファC9をクリアし(S38)、ドキュメントエンドコマンドを受信したか確認し(S39)、ドキュメントエンドコマンドを受信した場合には、ドキュメントエンドの処理を行ない(S40)、処理を終了する。ドキュメントエンドコマンドを受信していなければ、次のページのデータを待つ。一方、コピー部数がnであった場合には、コピー用バッファC9に保存されている印刷データを印刷エンジンに転送し(S36)、1ページ分の印刷を行なう。これを指定コピー部数分繰り返し処理し(S37)、コピー部数が1になったら(S35)、コピーバッファC9をクリアし(S38)、ドキュメントエンドコマンドを受信したか確認し、ドキュメントエンドコマンドを受信した場合には(S39)、ドキュメントエンドの処理を行ない(S40)、処理を終了する。ドキュメントエンドコマンドを受信していなければ、次のページのデータを待つ。
【0021】
なお、プリンタC5に搭載されているメモリサイズについては、プリンタC5から情報を受信して設定することもできるし、ユーザに設定させるなどして、取得することも可能である。また、コピー部数については、一般的には、プリンタドライバC2のユーザインターフェイスからのユーザによる入力、または、アプリケーションでユーザが設定した値をアプリケーションから直接ドライバに渡されるなどして、取得する。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、プリンタでコピーできるサイズのデータについては、部数1のページデータをプリンタに送信し、プリンタ側で印刷させ、プリンタでコピーできないサイズのデータについては、ドライバで保存した印刷データを、コピー部数分繰り返しプリンタに送信するので、効率的な、コピー印刷を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す図
【図2】本発明の実施例1のプリンタドライバ側の処理のフローチャート1
【図3】本発明の実施例1のプリンタドライバ側の処理のフローチャート2
【図4】本発明の実施例1のプリンタ本体側の処理のフローチャート1
【図5】本発明の実施例1のプリンタ本体側の処理のフローチャート2
【図6】本発明の実施例1の1ページデータの送信データ列
【図7】本発明の実施例1の複数ページデータの送信データ列
【符号の説明】
C1 プリンタドライバを動作させるホストコンピュータ
C2 プリンタドライバ
C3 印刷データを保存しておく記憶装置
C4 外部装置とのインターフェイス
C5 プリンタ本体(プリンタ)
C6 外部装置とのインターフェイス
C7 データを受信する受信バッファ
C8 プリンタを制御する制御部
C9 コピーするデータを保管しておくコピーバッファ(コピー用バッファ)
C10 実際に印刷を行なう、プリンタエンジン部
【発明の属する技術分野】
本発明は印刷制御システム及び印刷制御方法に関し、プリンタ本体でページ単位にコピー可能なプリンタに対して、コピーの可否を判別して印刷データを生成する、プリンタドライバに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、印刷データのコピーは、以下のように行なわれる。
【0003】
・プリンタドライバで、1ページ分のデータをラスタデータとして生成し、コピー部数分プリンタにデータを送る。
【0004】
・プリンタ本体にコピー機能がある場合には、コピー部数を先に送信し、後から、生成した1ページ分のデータをプリンタに送信し、プリンタ側でコピーを行なう。
【0005】
・特開平11−24869号公報では、ドライバから、コピースタート、コピーエンド、プリンタからコピーOK、コピーNG等のコマンドのやりとりによって、プリンタ本体でコピーを行なうか、プリンタドライバでコピーを行なうかを判断する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例では、次のような問題があった。
【0007】
・プリンタドライバでのみコピーを行なうとデータ量が多くなってしまい、印刷速度が遅くなってしまう。
【0008】
・プリンタ本体でのみコピーを行なうと、プリンタに搭載されているメモリ量によっては、1ページ分のデータが展開できずに、正しくコピー印刷できない場合がある。
【0009】
・どのようなデータでもプリンタ本体でコピーできるようにするには、相当量のメモリを搭載しなければならず、プリンタ本体のコストアップにつながる。
【0010】
・特開平11−24869号公報では、コマンドのやりとりが必要になり、プリンタドライバが、プリンタからのコマンドを受信できないと、実現できない。また、データのやりとりに時間がかかると、全体として、印刷に時間がかかってしまう。
【0011】
本発明は、上述の問題点に着目してなされたものであって、印刷データのコピーを効率良く行うことのできる印刷制御システム及び印刷制御方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明では、あらかじめプリンタのメモリを記憶しておき、プリンタドライバは、最初にコピー部数を送信し、印刷データをプリンタに送信しつつ、記憶装置にも保存しておき、1ページ分のデータを送信し終わった時点で、ページ終了のデータを送信する。送信したデータ量が、プリンタに搭載されているメモリ量より小さければ、プリンタ側でコピーが行われるので、プリンタドライバは、そのままプリンタ側でコピーできると判断し、次のページのデータを作成する。送信したデータ量が、プリンタに搭載されているメモリ量より大きければ、プリンタはコピーを行なうことができないので、コピー数を1にリセットしてプリンタに送信し、プリンタドライバは、プリンタ側ではコピーできないと判断し、記憶装置に保存してあるデータをコピー数マイナス1部だけ、プリンタにデータを送信することによって、より効率的なコピー印刷を行なうことができる。
【0013】
上記の構成を改めて以下(1)及び(2)に整理して示す。
【0014】
(1)ページ単位にコピーを行なう印刷システムにおいて、プリンタに搭載されているメモリサイズを取得する手段と、印刷データを作成する手段と、作成したデータをプリンタに送信する手段と、印刷データ作成に際して、印刷データを記憶装置に保存する手段と、保存した印刷データのサイズを保持する手段と、複数部印刷の場合に、前記メモリサイズと、前記印刷データサイズを比較し、メモリサイズが大きい場合には、印刷部数をページの最後にプリンタに送信し、印刷データサイズが大きい場合には、印刷部数を1として、印刷部数と印刷部数マイナス1ページ分の印刷データを送信するようにした。
【0015】
(2)ページ単位にコピーを行なう印刷システムにおいて、プリンタに搭載されているメモリサイズを取得する手段と、印刷データを作成する手段と、作成したデータをプリンタに送信する手段と、印刷データ作成に際して、印刷データを記憶装置に保存する手段と、保存した印刷データのサイズを保持する手段と、複数部印刷の場合に、前記メモリサイズと、前記印刷データサイズを比較し、メモリサイズが大きい場合には、印刷部数をページの最後にプリンタに送信し、印刷データサイズが大きい場合には、印刷部数を1として、印刷部数と印刷部数マイナス1ページ分の印刷データを送信するようにした。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を、実施例に基づいて図面を参照しながら説明する。
【0017】
【実施例】
(第1の実施例)
図1が本発明を実施した図である。
【0018】
図2、図3が本発明の特徴をもっとも良く表しているプリンタドライバ側の処理に関するフローチャートである。ユーザによって印刷開始が指定されると、プリンタドライバC2は、ドキュメントスタートコマンドをプリンタC5に送信する(S1)。次にページスタートコマンドを送信する(S2)。印刷データがアプリケーションから渡されるので、プリンタドライバC2は、プリンタC5が解釈できるデータを作成する(S3)。作成したデータは、プリンタC5に送信される(S4)。ここで、コピー部数が指定されている場合には(S5)、作成したプリンタC5が解釈できる形式の印刷データを記憶装置C3に保存しておく(S6)。そして、そのサイズを、ページデータサイズSpとして積算しておく(S7)。コピー部数が1の場合には、記憶装置C3への保存、および、ページデータサイズの積算は行なわない。これらの処理をページの終わりまで繰り返す。1ページ分の印刷データの処理が終ると(S8)、保存したページデータサイズSpと、先に記憶しておいたプリンタC5に搭載されているメモリサイズSmとを比較し(S9)、メモリサイズSmのほうが大きい場合には、ここでコピー部数を送信し(S17)、ページエンドコマンドを送信する(S18)。一方、ページデータサイズSpのほうがプリンタC5に搭載されているメモリサイズSmより大きかった場合には、コピー部数を1としてプリンタに送信し(S10)、ページエンドコマンドを送信する(S11)。その後、さらに、ページスタートコマンドを送信し(S12)、記憶装置C3に保存してあった1ページ分のプリンタC5が解釈できる形式の印刷データを読み出して(S13)プリンタC5に送信し(S14)、ページエンドコマンドを送信する(S15)。これら、(S12)から(S15)までの処理をコピー部数マイナス1ページ分繰り返す(S16)。送信したデータが最終ページであれば(S19)ドキュメントエンドコマンドを送信する(S20)。
【0019】
このような処理によって、1ページのデータであれば、図6のようなデータ列がプリンタC5に送信され、複数ページのデータであれば、図7のようなデータ列がプリンタC5に送信される。
【0020】
図4、図5が本発明の特徴をもっとも良く表しているプリンタ側の処理に関するフローチャートである。最初にドキュメントスタートコマンドを受信した場合には(S21)、ドキュメントスタートの処理を行なう(S22)。例えば、プリンタの初期化や、バッファの初期化などが考えられる。次にページスタートコマンドを受信する(S23)。次に印刷データを受信するので(S24)、受信したデータサイズを積算し(S25)、印刷用のバッファにデータを吐き出し(S26)、印刷を開始する。この時、データがコピー用のバッファサイズをオーバーしていなければ(S27)、受信データをコピー用バッファC9に保存し(S28)、データがコピー用のバッファサイズをオーバーしていれば、コピーバッファC9をクリアする(S29)。その後、コピー部数を受信した場合には(S30)、コピー部数を保存しておく(S31)。なお、コピー部数は、印刷データのページの途中でも、受信することができる。これら(S24)から(S31)までの処理は、ページエンドコマンドを受信するまで(S32)、繰り返される。ページエンドコマンドを受信したら、次のステップに進む。コピー用のバッファC9がクリアされていた場合には(S33)、プリンタC5ではコピーできないので、コピー部数が設定されていても、強制的に1を設定する(S34)。これは、プリンタドライバC2側でのプリンタバッファサイズの計算ミスによる不正コピー対策である。コピー部数が1であった場合には(S35)、コピーバッファC9をクリアし(S38)、ドキュメントエンドコマンドを受信したか確認し(S39)、ドキュメントエンドコマンドを受信した場合には、ドキュメントエンドの処理を行ない(S40)、処理を終了する。ドキュメントエンドコマンドを受信していなければ、次のページのデータを待つ。一方、コピー部数がnであった場合には、コピー用バッファC9に保存されている印刷データを印刷エンジンに転送し(S36)、1ページ分の印刷を行なう。これを指定コピー部数分繰り返し処理し(S37)、コピー部数が1になったら(S35)、コピーバッファC9をクリアし(S38)、ドキュメントエンドコマンドを受信したか確認し、ドキュメントエンドコマンドを受信した場合には(S39)、ドキュメントエンドの処理を行ない(S40)、処理を終了する。ドキュメントエンドコマンドを受信していなければ、次のページのデータを待つ。
【0021】
なお、プリンタC5に搭載されているメモリサイズについては、プリンタC5から情報を受信して設定することもできるし、ユーザに設定させるなどして、取得することも可能である。また、コピー部数については、一般的には、プリンタドライバC2のユーザインターフェイスからのユーザによる入力、または、アプリケーションでユーザが設定した値をアプリケーションから直接ドライバに渡されるなどして、取得する。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、プリンタでコピーできるサイズのデータについては、部数1のページデータをプリンタに送信し、プリンタ側で印刷させ、プリンタでコピーできないサイズのデータについては、ドライバで保存した印刷データを、コピー部数分繰り返しプリンタに送信するので、効率的な、コピー印刷を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す図
【図2】本発明の実施例1のプリンタドライバ側の処理のフローチャート1
【図3】本発明の実施例1のプリンタドライバ側の処理のフローチャート2
【図4】本発明の実施例1のプリンタ本体側の処理のフローチャート1
【図5】本発明の実施例1のプリンタ本体側の処理のフローチャート2
【図6】本発明の実施例1の1ページデータの送信データ列
【図7】本発明の実施例1の複数ページデータの送信データ列
【符号の説明】
C1 プリンタドライバを動作させるホストコンピュータ
C2 プリンタドライバ
C3 印刷データを保存しておく記憶装置
C4 外部装置とのインターフェイス
C5 プリンタ本体(プリンタ)
C6 外部装置とのインターフェイス
C7 データを受信する受信バッファ
C8 プリンタを制御する制御部
C9 コピーするデータを保管しておくコピーバッファ(コピー用バッファ)
C10 実際に印刷を行なう、プリンタエンジン部
Claims (2)
- ページ単位にコピーを行なう印刷システムにおいて、プリンタに搭載されているメモリサイズを取得する手段と、印刷データを作成する手段と、作成したデータをプリンタに送信する手段と、印刷データ作成に際して、印刷データを記憶装置に保存する手段と、保存した印刷データのサイズを保持する手段と、複数部印刷の場合に、前記メモリサイズと、前記印刷データサイズを比較し、メモリサイズが大きい場合には、印刷部数をページの最後にプリンタに送信し、印刷データサイズが大きい場合には、印刷部数を1として、印刷部数と印刷部数マイナス1ページ分の印刷データを送信することを特徴とする、印刷制御システム。
- ページ単位にコピーを行なう印刷システムにおいて、プリンタに搭載されているメモリサイズを取得する手段と、印刷データを作成する手段と、作成したデータをプリンタに送信する手段と、印刷データ作成に際して、印刷データを記憶装置に保存する手段と、保存した印刷データのサイズを保持する手段と、複数部印刷の場合に、前記メモリサイズと、前記印刷データサイズを比較し、メモリサイズが大きい場合には、印刷部数をページの最後にプリンタに送信し、印刷データサイズが大きい場合には、印刷部数を1として、印刷部数と印刷部数マイナス1ページ分の印刷データを送信することを特徴とする、印刷制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002161607A JP2004013204A (ja) | 2002-06-03 | 2002-06-03 | 印刷制御システム及び印刷制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002161607A JP2004013204A (ja) | 2002-06-03 | 2002-06-03 | 印刷制御システム及び印刷制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004013204A true JP2004013204A (ja) | 2004-01-15 |
Family
ID=30430630
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002161607A Withdrawn JP2004013204A (ja) | 2002-06-03 | 2002-06-03 | 印刷制御システム及び印刷制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004013204A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020062890A (ja) * | 2020-01-06 | 2020-04-23 | キヤノン株式会社 | 印刷装置、その制御方法、及びプログラム |
US11683424B2 (en) | 2015-09-30 | 2023-06-20 | Canon Kabushiki Kaisha | Printing apparatus that displays a determined plurality of sets of image data, a method of controlling the printing apparatus, and a non-transitory computer-readable storage medium |
-
2002
- 2002-06-03 JP JP2002161607A patent/JP2004013204A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11683424B2 (en) | 2015-09-30 | 2023-06-20 | Canon Kabushiki Kaisha | Printing apparatus that displays a determined plurality of sets of image data, a method of controlling the printing apparatus, and a non-transitory computer-readable storage medium |
JP2020062890A (ja) * | 2020-01-06 | 2020-04-23 | キヤノン株式会社 | 印刷装置、その制御方法、及びプログラム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4543340B2 (ja) | 画像処理装置および画像形成システムとプログラム | |
US7626716B2 (en) | Recording apparatus and recording control method for executing recording according to setting of print parameters by wireless device | |
JP2004178284A (ja) | 画像処理装置 | |
JP3652725B2 (ja) | ジョブ印刷方法 | |
US7643160B2 (en) | Spool file modifying device | |
JP2004013204A (ja) | 印刷制御システム及び印刷制御方法 | |
JP2005094301A (ja) | 画像形成装置 | |
US20040190048A1 (en) | Image forming device and method | |
JP4352836B2 (ja) | 画像処理装置 | |
US20040085564A1 (en) | Image forming systems and image forming methods | |
JP2000108463A (ja) | 印刷制御装置及びそれを用いたプリントシステム並びに印刷制御プログラムを記録した記録媒体 | |
JP3583879B2 (ja) | プリンタ制御装置 | |
US8699071B2 (en) | Image forming apparatus and method of forming an image thereof | |
JP2006195888A (ja) | プリントシステム | |
JP2007067579A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2006236006A (ja) | 印刷装置、プログラムおよび記録媒体 | |
JP3902853B2 (ja) | データ処理装置、データ処理方法、記憶媒体 | |
JP2000148418A (ja) | 印刷装置 | |
JP2008250435A (ja) | 印刷システム及び印刷システムにおけるprnファイル生成方法 | |
JP3902854B2 (ja) | データ処理装置、データ処理方法、記憶媒体 | |
JP2002144643A (ja) | データ制御装置、印刷データ処理装置及びデータ制御方法、印刷データ処理方法 | |
JP2006270314A (ja) | 画像処理装置 | |
JP2001216102A (ja) | 印刷制御装置、印刷システム、印刷制御方法及び記憶媒体 | |
JP2000187567A (ja) | 印刷制御方法及び装置 | |
JP2004096507A (ja) | 画像形成装置及び画像形成システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050906 |