JP2004012822A - 定着装置及びこの定着装置を備える画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電力的効率の向上を図りつつ定着能力を向上させることができる定着装置及びこの定着装置を提供する。
【解決手段】互いに圧接回転する定着ローラ31及び加圧ローラ32と、定着ローラ31に離型剤を塗布する離型剤塗布装置33とを備え、未定着像を担持する記録材を定着ローラ31及び加圧ローラ32によって挟持搬送しながら加熱及び加圧することにより上記未定着像を上記記録材に定着させる定着装置30において、定着装置30の雰囲気温度を検知する温度検知センサ39と、温度検知センサ39によって検知された温度に対応する設定温度に離型剤塗布装置33のシリコーンオイルの温度を維持する離型剤温度調整装置38とを備える。
【選択図】 図2
【解決手段】互いに圧接回転する定着ローラ31及び加圧ローラ32と、定着ローラ31に離型剤を塗布する離型剤塗布装置33とを備え、未定着像を担持する記録材を定着ローラ31及び加圧ローラ32によって挟持搬送しながら加熱及び加圧することにより上記未定着像を上記記録材に定着させる定着装置30において、定着装置30の雰囲気温度を検知する温度検知センサ39と、温度検知センサ39によって検知された温度に対応する設定温度に離型剤塗布装置33のシリコーンオイルの温度を維持する離型剤温度調整装置38とを備える。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、未定着像を担持する記録材を定着体及び加圧体によって挟持搬送しながら加熱及び加圧することにより上記未定着像を上記記録材に定着させる定着装置及びこの定着装置を備える画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来における電子写真方式を採用する複写機やレーザービームプリンタ等の画像形成装置に備えられる定着装置にあっては、例えば、回転自在に配設された定着体たる定着ローラが、金属製芯金の表面にシリコーンゴムとフッ素ゴムを所定の厚さに被覆した構造になっており、ハロゲンランプ等のヒータを内包して矢印方向に回転自在に軸支されている。
【0003】
上記定着ローラの下方には、加圧体たる加圧ローラが圧接するように配設されており、該定着ローラに従動回転するように軸支されている。該加圧ローラは、金属製芯金の表面にシリコーンゴムとフッ素ゴムを所定の厚さに被覆した構造になっており、内部には定着ローラと同様にハロゲンランプ等のヒータが配設されている。
【0004】
又、定着ローラ及び加圧ローラにはサーミスタが当接するように配設されており、温度調節回路を介して各ヒータへの電圧を制御することにより定着ローラ及び加圧ローラの表面の温度調節を行っている。
【0005】
又、上記定着ローラに接離自在に配設された離型剤塗布手段たる離型剤塗布装置は、離型剤としてシリコーンオイルを収納した離型剤容器たる該離型剤槽と、該離型剤槽から離型剤を汲み上げる汲み上げローラと、離型剤を定着ローラに塗布する塗布用回転体たる塗布ローラと、離型剤の塗布量を制御するための規制部材たるブレードとを有して構成されている。回転自在に軸支された塗布ローラはスポンジゴムの表面にシリコーンゴムを被覆してあり、定着ローラに着脱自在に配設されて離型剤を塗布している。ブレードは塗布ローラに対して一定の角度で板金に固定され、塗布ローラに一定の圧力で押し当てられている。したがって、汲み上げローラにより汲み上げられてきた離型剤の塗布量は、該ブレードにより一定に調整され記録材Pの先端から後端まで塗布される。
【0006】
更に、上記定着ローラ及び上記加圧ローラにはクリーニング装置が当接されており、定着ローラ側にはニッケルウェブ、加圧ローラ側にはノーメックスフェルトが圧接してローラのクリーニングを行っている。
【0007】
上述の定着装置に記録材が搬送されてくると、定着ローラと加圧ローラは一定速度で回転し、記録材は定着ローラと加圧ローラとの間を通過する際に表裏両面からほば一定の圧力、温度で加圧、加熱され表面に担持した未定着トナーが溶融され良好な定着が行なわれる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述の従来の定着装置は、複写機の記録材の搬送方向の最下流に位置し、記録材上のトナーを熱及び圧力によって該記録材上に定着させなければならないため、定着ローラ、加圧ローラはある高い温度に設定されており、又、ローラ間には圧力がかかっている。定着能力を向上させるためには、ローラをより高温に設定し、圧力をより高くかけることができれば可能である。しかし、ローラを高温に設定することは、ローラ寿命の短縮に繋がり、ローラ間の圧力を強くかけると紙しわ等の画像異常が発生しやすくなってしまう。
【0009】
したがって、上記2つ以外の方法で定着能力を向上させることが必要となる。
【0010】
又、離型剤として用いられる定着オイルは、定着ローラと加圧ローラとの間のニップ部に溜まるが、熱伝導率が低いために、定着ローラの熱を紙とトナーに伝えるための妨げとなっている。従って、定着オイルの温度は、定着性を向上させるための重要なげラメーターとなり、オイルの温度を上げれば、定着能力は向上する。
【0011】
一方、紙、トナー、定着装置周辺等の温度が大きく変わるため、定着性は室内環境に大きく依存する。例えば、20℃環境と15℃環境を比べた場合、紙、トナー、定着装置周辺の温度差がそれぞれ5℃あるために、定着させるために必要な定着ローラの温度は単純に考えても15℃違うことになる。従って、低温環境では定着性を確保するために、よりオイル温度を高温にする必要があるが、通常環境では、それ程必要とせず、低温環境と同様のオイル温度に設定することは電力的に無駄になってしまう。
【0012】
そこで、本発明は、電力的効率の向上を図りつつ定着能力を向上させることができる定着装置及びこの定着装置の提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本出願によれば、上記目的は、互いに圧接回転する定着体及び加圧体と、該定着体及び該加圧体の少なくとも一方の表面に離型剤を塗布する離型剤塗布手段とを備え、未定着像を担持する記録材を上記定着体及び上記加圧体によって挟持搬送しながら加熱及び加圧することにより上記未定着像を上記記録材に定着させる定着装置において、離型材塗布手段の離型剤の温度を所定温度に維持する離型剤温度調整手段を備え、該離型剤温度調整手段は、定着装置の設置環境に対応する設定温度に離型剤塗布手段の離型剤の温度を維持するよう設定されているという第一の発明によって達成される。
【0014】
又、本出願によれば、上記目的は、第一の発明において、定着装置の雰囲気温度を検知する雰囲気温度検知手段を備え、離型剤温度調整手段は、該雰囲気温度検知手段によって検知された温度に対応する設定温度に離型剤塗布手段の離型剤の温度を維持するよう設定されているという第二の発明によっても達成される。
【0015】
更に、本出願によれば、上記目的は、一連の画像形成プロセスによって形成された画像を記録材に記録する画像形成装置であって、第一の発明又は第二の発明の定着装置を備えるという第三の発明によっても達成される。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に関して、添付図面に基づき説明する。
【0017】
図1は、本実施形態にかかる画像形成装置の一例たる、電子写真方式を採用するカラー画像形成装置の概略構成を示す断面図である。
【0018】
かかるカラー画像形成装置は、図1に示すように、装置本体1の右側から装置本体の略中央部に亘って設けられている記録材搬送系Iと、上記記録材搬送系Iを構成している転写ドラム15に近接して装置本体1の略中央部に設けられている潜像形成部IIと、上記潜像形成部IIに近接して配設されている現像手段である回転式現像装置IIIとに大別される。
【0019】
上記記録材搬送系Iは、次のような構成となっている。先ず、上記装置本体1の右壁に開口部が形成されており、該開口部に着脱自在な記録材供給用のトレイ2,3が一部機外に突出して配設されている。該トレイ2,3の略直上部には給紙用ローラ4,5が配設され、これら給紙用ローラ4,5と左方にされた矢印A方向に回転自在な転写手段たる転写ドラム15とを連絡するように、給紙ローラ6及び給紙ガイド7,8が設けられている。上記転写ドラム15の外周面近傍には回転方向上流側から下流側に向って当接用ローラ9、グリッパ10、記録材分離用帯電器11、分離爪12が順次配設されている。又、上記転写ドラム15の内周側には転写帯電器13、記録材分離用帯電器14が配設されている。上記転写ドラム15の右側上部には上記分離爪12に近接して搬送ベルト手段16が、そして該搬送ベルト手段16の記録材搬送方向終(右)端には定着装置30が配設されている。該定着装置30よりも更に搬送方向後流には装置本体1外へと延在し、装置本体1に対して着脱自在な排出用トレイ17が配設されている。
【0020】
次に、上記潜像形成部IIの構成を説明する。先ず、図1矢印B方向に回転自在な潜像担持体たる感光ドラム19が、外周面を上記転写ドラム15の外周面と当接して配設されている。上記感光ドラム19の上方でその外周面近傍には、該感光ドラム19の回転方向上流側から下流側に向って除電用帯電器20、クリーニング手段21及び一次帯電器23が順次配設され、更に上記感光ドラム19の外周面上に静電溶像を形成するためのレーザビームスキャナのごとき像露光手段24、及び像露光反射手段25が配設されている。
【0021】
最後に上記回転式現像装置IIIの構成は以下のごとくである。上記感光ドラム19の外周面と対向する位置に、回転自在な筐体(以下「回転体」という)26が配設され、該回転体26中には四種類の現像装置が周方向の四位置に搭載され、上記感光ドラム19の外周面上に形成された静電潜像を可視化(すなわち現像化)するようになっている。上記四種類の現像装置は、それぞれイエロー現像装置27Y、マゼンタ現像装置27M、シアン現像装置27C及びブラック現像装置27BKとなっている。
【0022】
上述したごとき構成の画像形成装置全体のシーケンスについて、先ず、フルカラーモードの場合を例として簡単に説明する。上述した感光ドラム19が図1矢印B方向に回転すると、該感光ドラム19上の感光体は一次帯電器23によって均等に帯電される。一次帯電器23による感光体に対する均等な帯電が行われると、原稿28のイエロー画像信号にて変調されたレーザ光Eにより画像露光が行われ、感光ドラム19上に静電冶像が形成され、回転体26の回転によりあらかじめ現像位置に定置されたイエロー現像装置27Yによって上記静電潜像の現像が行われる。
【0023】
一方、給紙ガイド7、給紙ローラ6、給紙ガイド8を経由して搬送されてきた記録材は、所定のタイミングにてグリッパ10により保持され、当接用ローラ9と該当接用ローラ9と対向している電極とによって静電的に転写ドラム15に巻き付けられる。転写ドラム15は、感光ドラム19と同期して図1矢印A方向に回転しており、イエロー現像装置27Yで現像された顕画像は、上記感光ドラム19の外周面と上記転写ドラム15の外周面とが当接している部位にて転写帯電器13によって転写される。転写ドラム15はそのまま、回転を縦続し、次の色(図1においてはマゼンタ)の転写に備える。
【0024】
一方、感光ドラム19は上記除電用帯電器20により除電され、従来公知のブレード法によるクリーニング手段21によってクリーニングされた後、再び一次帯電器23によって帯電され、次のマゼンタ画像信号により上記のような像露光を受ける。上記回転式現像装置は、感光ドラム19上に上記像露光によってマゼンタ画像信号による静電潜像が形成される間に回転して、マゼンタ現像装置27Mを上述した所定の現像位置に定置せしめ所定のマゼンタ現像を行う。引き続いて、上述したごときプロセスをそれぞれシアン色及びブラック色に対しても実施し、四色分の転写が終了すると、記録材上に形成された四色距画像は各帯電器20,14により除電され、上記グリッパ10による記録材の把持が解除されると共に、該記録材は、分離爪12によって転写ドラム15より分離され、搬送ベルト手段16で定着装置30に送られ、熱と圧力により定着され一連のフルカラープリントシーケンスが終了し、所要のフルカラープリント画像が形成されることとなる。
【0025】
次に、上述のようなフルカラーの画像形成における定着装置30について、図2を用いて詳しく説明する。
【0026】
定着装置30にあっては、図2に示すように、回転自在に配設された定着ローラ31が、金属製芯金の表面にシリコーンゴムとフッ素ゴムを所定の厚さに被覆した構造になっており、ハロゲンランプ等のヒータ31aを内包して矢印方向に回転自在に軸支されている。
【0027】
上記定着ローラ31の下方には、加圧ローラ32が圧接するように配設されており、該定着ローラ31に従動回転するように軸支されている。該加圧ローラ32は、金属製芯金の表面にシリコーンゴムとフッ素ゴムを所定の厚さに被覆した構造になっており、内部には定着ローラ31と同様にハロゲンランプ等のヒータ32aが配設されている。
【0028】
又、定着ローラ31及び加圧ローラ32にはサーミスタ36が当接するように配設されており、温度調節回路を介してヒータ31a,ヒータ32aへの電圧を制御することにより定着ローラ31及び加圧ローラ32の表面の温度調節を行っている。
【0029】
又、上記定着ローラ31に接離自在に配設された離型剤塗布装置33は、離型剤としてシリコーンオイルを収納した離型剤容器たる該離型剤槽33aと、該離型剤槽33aから離型剤を汲み上げる汲み上げローラ33bと、離型剤を定着ローラ31に塗布する塗布用回転体たる塗布ローラ33cと、離型剤の塗布量を制御するための規制部材たるブレード33dとから構成されている。回転自在に軸支された塗布ローラ33cはスポンジゴムの表面にシリコーンゴムを被覆してあり、定着ローラ31に着脱自任に配設されて離型剤を塗布している。ブレード33dは塗布ローラ33cに対して一定の角度で板金に固定され、塗布ローラ33cに一定の圧力で押し当てられている。したがって、汲み上げローラ33bにより汲み上げられてきた離型剤の塗布量は、該ブレード33dにより一定に調整され記録材Pの先端から後端まで塗布される。
【0030】
本実施形態に定着装置30は、離型材塗布装置33の離型剤の温度を所定温度に維持する離型剤温度調整装置38と、定着装置30の雰囲気温度を検知する雰囲気温度検知手段たる温度検知センサ39とを備え、離型剤温度調整装置38は、該温度検知センサ39によって検知された温度に対応する設定温度に離型剤塗布装置33の離型剤の温度を維持するよう設定されている。
【0031】
更に、上記定着ローラ31及び加圧ローラ32にはクリーニング装置34,35が当接されており、定着ローラ31側にはニッケルウェブ34a、加圧ローラ32側にはノーメックスフェルト35aが圧接してローラのクリーニングを行っている。
【0032】
上述の定着装置30に記録材Pが搬送されてくると、定着ローラ31及び加圧ローラ32は一定速度で回転し、記録材Pは定着ローラ31と加圧ローラ32との間を通過する際に表裏両面からほば一定の圧力、温度で加圧、加熱され表面に担持した未定着トナーが溶融され良好な定着が行なわれる。
【0033】
ここで、本実施形態におけるオイル温度制御について図3及び図4に基づき説明する。
【0034】
図3に示すように、先ず、複写機に装備された温度検知センサ39により、室内温度を読み取る(S101)。そして、離型剤温度調整装置38は、室内温度が20℃以上か否かを判断する(S102)。室内温度が20℃以上の場合には、定着オイルの設定温度を120℃とし(S103)、室内温度が20℃よりも低い場合には、定着オイルの設定温度を140℃とする(S104)。こうして室内温度が20℃以上か否かによって離型材塗布装置33のオイル温度の温調設定(設定温度)を変える。
【0035】
図4は、実験結果の1例であり、定着に必要な定着オイル温度と室内温度との相関を示す図である。
【0036】
定着に必要な定着オイル温度は、室内温度が15℃の場合140℃必要であり、室内温度が20℃の場合は120℃必要である。
【0037】
本実施形態によれば、図3で示すようなオイル温度制御を行うことによって、定着性を確保し、かつ電力的効率を良くすることができる。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、本出願にかかる第一の発明によれば、定着装置の設置環境に対応する設定温度に離型剤塗布手段の離型剤の温度が離型剤温度調整手段によって維持されるようになっているので、電力的効率の向上を図りつつ定着能力を向上させることができる。
【0039】
又、本出願にかかる第二の発明によれば、雰囲気温度検知手段によって検知された温度に対応する設定温度に離型剤塗布手段の離型剤の温度が離型剤温度調整手段によって維持されるようになっているので、電力的効率の向上を図りつつ定着能力を向上させることができる。
【0040】
更に、本出願にかかる第三の発明によれば、定着装置の設置環境に対応する設定温度に離型剤塗布手段の離型剤の温度が離型剤温度調整手段によって維持されるようになっているので、電力的効率の向上を図りつつ定着能力を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる画像形成装置の概略構成を示す断面図である。
【図2】図1の画像形成装置に備えられえた定着装置の概略構成を示す断面図である。
【図3】本発明の実施形態における定着装置の雰囲気温度による離型剤の温度制御を説明するためのフローチャートである。
【図4】定着装置の雰囲気温度と定着に必要な離型剤の温度との相関を示す図である。
【符号の説明】
30 定着装置
31 定着ローラ(定着体)
32 加圧ローラ(加圧体)
33 離型剤塗布装置(離型剤塗布手段)
38 離型剤温度調整装置(離型剤温度調整手段)
39 温度検知センサ(雰囲気温度検知手段)
P 記録材
【発明の属する技術分野】
本発明は、未定着像を担持する記録材を定着体及び加圧体によって挟持搬送しながら加熱及び加圧することにより上記未定着像を上記記録材に定着させる定着装置及びこの定着装置を備える画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来における電子写真方式を採用する複写機やレーザービームプリンタ等の画像形成装置に備えられる定着装置にあっては、例えば、回転自在に配設された定着体たる定着ローラが、金属製芯金の表面にシリコーンゴムとフッ素ゴムを所定の厚さに被覆した構造になっており、ハロゲンランプ等のヒータを内包して矢印方向に回転自在に軸支されている。
【0003】
上記定着ローラの下方には、加圧体たる加圧ローラが圧接するように配設されており、該定着ローラに従動回転するように軸支されている。該加圧ローラは、金属製芯金の表面にシリコーンゴムとフッ素ゴムを所定の厚さに被覆した構造になっており、内部には定着ローラと同様にハロゲンランプ等のヒータが配設されている。
【0004】
又、定着ローラ及び加圧ローラにはサーミスタが当接するように配設されており、温度調節回路を介して各ヒータへの電圧を制御することにより定着ローラ及び加圧ローラの表面の温度調節を行っている。
【0005】
又、上記定着ローラに接離自在に配設された離型剤塗布手段たる離型剤塗布装置は、離型剤としてシリコーンオイルを収納した離型剤容器たる該離型剤槽と、該離型剤槽から離型剤を汲み上げる汲み上げローラと、離型剤を定着ローラに塗布する塗布用回転体たる塗布ローラと、離型剤の塗布量を制御するための規制部材たるブレードとを有して構成されている。回転自在に軸支された塗布ローラはスポンジゴムの表面にシリコーンゴムを被覆してあり、定着ローラに着脱自在に配設されて離型剤を塗布している。ブレードは塗布ローラに対して一定の角度で板金に固定され、塗布ローラに一定の圧力で押し当てられている。したがって、汲み上げローラにより汲み上げられてきた離型剤の塗布量は、該ブレードにより一定に調整され記録材Pの先端から後端まで塗布される。
【0006】
更に、上記定着ローラ及び上記加圧ローラにはクリーニング装置が当接されており、定着ローラ側にはニッケルウェブ、加圧ローラ側にはノーメックスフェルトが圧接してローラのクリーニングを行っている。
【0007】
上述の定着装置に記録材が搬送されてくると、定着ローラと加圧ローラは一定速度で回転し、記録材は定着ローラと加圧ローラとの間を通過する際に表裏両面からほば一定の圧力、温度で加圧、加熱され表面に担持した未定着トナーが溶融され良好な定着が行なわれる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述の従来の定着装置は、複写機の記録材の搬送方向の最下流に位置し、記録材上のトナーを熱及び圧力によって該記録材上に定着させなければならないため、定着ローラ、加圧ローラはある高い温度に設定されており、又、ローラ間には圧力がかかっている。定着能力を向上させるためには、ローラをより高温に設定し、圧力をより高くかけることができれば可能である。しかし、ローラを高温に設定することは、ローラ寿命の短縮に繋がり、ローラ間の圧力を強くかけると紙しわ等の画像異常が発生しやすくなってしまう。
【0009】
したがって、上記2つ以外の方法で定着能力を向上させることが必要となる。
【0010】
又、離型剤として用いられる定着オイルは、定着ローラと加圧ローラとの間のニップ部に溜まるが、熱伝導率が低いために、定着ローラの熱を紙とトナーに伝えるための妨げとなっている。従って、定着オイルの温度は、定着性を向上させるための重要なげラメーターとなり、オイルの温度を上げれば、定着能力は向上する。
【0011】
一方、紙、トナー、定着装置周辺等の温度が大きく変わるため、定着性は室内環境に大きく依存する。例えば、20℃環境と15℃環境を比べた場合、紙、トナー、定着装置周辺の温度差がそれぞれ5℃あるために、定着させるために必要な定着ローラの温度は単純に考えても15℃違うことになる。従って、低温環境では定着性を確保するために、よりオイル温度を高温にする必要があるが、通常環境では、それ程必要とせず、低温環境と同様のオイル温度に設定することは電力的に無駄になってしまう。
【0012】
そこで、本発明は、電力的効率の向上を図りつつ定着能力を向上させることができる定着装置及びこの定着装置の提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本出願によれば、上記目的は、互いに圧接回転する定着体及び加圧体と、該定着体及び該加圧体の少なくとも一方の表面に離型剤を塗布する離型剤塗布手段とを備え、未定着像を担持する記録材を上記定着体及び上記加圧体によって挟持搬送しながら加熱及び加圧することにより上記未定着像を上記記録材に定着させる定着装置において、離型材塗布手段の離型剤の温度を所定温度に維持する離型剤温度調整手段を備え、該離型剤温度調整手段は、定着装置の設置環境に対応する設定温度に離型剤塗布手段の離型剤の温度を維持するよう設定されているという第一の発明によって達成される。
【0014】
又、本出願によれば、上記目的は、第一の発明において、定着装置の雰囲気温度を検知する雰囲気温度検知手段を備え、離型剤温度調整手段は、該雰囲気温度検知手段によって検知された温度に対応する設定温度に離型剤塗布手段の離型剤の温度を維持するよう設定されているという第二の発明によっても達成される。
【0015】
更に、本出願によれば、上記目的は、一連の画像形成プロセスによって形成された画像を記録材に記録する画像形成装置であって、第一の発明又は第二の発明の定着装置を備えるという第三の発明によっても達成される。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に関して、添付図面に基づき説明する。
【0017】
図1は、本実施形態にかかる画像形成装置の一例たる、電子写真方式を採用するカラー画像形成装置の概略構成を示す断面図である。
【0018】
かかるカラー画像形成装置は、図1に示すように、装置本体1の右側から装置本体の略中央部に亘って設けられている記録材搬送系Iと、上記記録材搬送系Iを構成している転写ドラム15に近接して装置本体1の略中央部に設けられている潜像形成部IIと、上記潜像形成部IIに近接して配設されている現像手段である回転式現像装置IIIとに大別される。
【0019】
上記記録材搬送系Iは、次のような構成となっている。先ず、上記装置本体1の右壁に開口部が形成されており、該開口部に着脱自在な記録材供給用のトレイ2,3が一部機外に突出して配設されている。該トレイ2,3の略直上部には給紙用ローラ4,5が配設され、これら給紙用ローラ4,5と左方にされた矢印A方向に回転自在な転写手段たる転写ドラム15とを連絡するように、給紙ローラ6及び給紙ガイド7,8が設けられている。上記転写ドラム15の外周面近傍には回転方向上流側から下流側に向って当接用ローラ9、グリッパ10、記録材分離用帯電器11、分離爪12が順次配設されている。又、上記転写ドラム15の内周側には転写帯電器13、記録材分離用帯電器14が配設されている。上記転写ドラム15の右側上部には上記分離爪12に近接して搬送ベルト手段16が、そして該搬送ベルト手段16の記録材搬送方向終(右)端には定着装置30が配設されている。該定着装置30よりも更に搬送方向後流には装置本体1外へと延在し、装置本体1に対して着脱自在な排出用トレイ17が配設されている。
【0020】
次に、上記潜像形成部IIの構成を説明する。先ず、図1矢印B方向に回転自在な潜像担持体たる感光ドラム19が、外周面を上記転写ドラム15の外周面と当接して配設されている。上記感光ドラム19の上方でその外周面近傍には、該感光ドラム19の回転方向上流側から下流側に向って除電用帯電器20、クリーニング手段21及び一次帯電器23が順次配設され、更に上記感光ドラム19の外周面上に静電溶像を形成するためのレーザビームスキャナのごとき像露光手段24、及び像露光反射手段25が配設されている。
【0021】
最後に上記回転式現像装置IIIの構成は以下のごとくである。上記感光ドラム19の外周面と対向する位置に、回転自在な筐体(以下「回転体」という)26が配設され、該回転体26中には四種類の現像装置が周方向の四位置に搭載され、上記感光ドラム19の外周面上に形成された静電潜像を可視化(すなわち現像化)するようになっている。上記四種類の現像装置は、それぞれイエロー現像装置27Y、マゼンタ現像装置27M、シアン現像装置27C及びブラック現像装置27BKとなっている。
【0022】
上述したごとき構成の画像形成装置全体のシーケンスについて、先ず、フルカラーモードの場合を例として簡単に説明する。上述した感光ドラム19が図1矢印B方向に回転すると、該感光ドラム19上の感光体は一次帯電器23によって均等に帯電される。一次帯電器23による感光体に対する均等な帯電が行われると、原稿28のイエロー画像信号にて変調されたレーザ光Eにより画像露光が行われ、感光ドラム19上に静電冶像が形成され、回転体26の回転によりあらかじめ現像位置に定置されたイエロー現像装置27Yによって上記静電潜像の現像が行われる。
【0023】
一方、給紙ガイド7、給紙ローラ6、給紙ガイド8を経由して搬送されてきた記録材は、所定のタイミングにてグリッパ10により保持され、当接用ローラ9と該当接用ローラ9と対向している電極とによって静電的に転写ドラム15に巻き付けられる。転写ドラム15は、感光ドラム19と同期して図1矢印A方向に回転しており、イエロー現像装置27Yで現像された顕画像は、上記感光ドラム19の外周面と上記転写ドラム15の外周面とが当接している部位にて転写帯電器13によって転写される。転写ドラム15はそのまま、回転を縦続し、次の色(図1においてはマゼンタ)の転写に備える。
【0024】
一方、感光ドラム19は上記除電用帯電器20により除電され、従来公知のブレード法によるクリーニング手段21によってクリーニングされた後、再び一次帯電器23によって帯電され、次のマゼンタ画像信号により上記のような像露光を受ける。上記回転式現像装置は、感光ドラム19上に上記像露光によってマゼンタ画像信号による静電潜像が形成される間に回転して、マゼンタ現像装置27Mを上述した所定の現像位置に定置せしめ所定のマゼンタ現像を行う。引き続いて、上述したごときプロセスをそれぞれシアン色及びブラック色に対しても実施し、四色分の転写が終了すると、記録材上に形成された四色距画像は各帯電器20,14により除電され、上記グリッパ10による記録材の把持が解除されると共に、該記録材は、分離爪12によって転写ドラム15より分離され、搬送ベルト手段16で定着装置30に送られ、熱と圧力により定着され一連のフルカラープリントシーケンスが終了し、所要のフルカラープリント画像が形成されることとなる。
【0025】
次に、上述のようなフルカラーの画像形成における定着装置30について、図2を用いて詳しく説明する。
【0026】
定着装置30にあっては、図2に示すように、回転自在に配設された定着ローラ31が、金属製芯金の表面にシリコーンゴムとフッ素ゴムを所定の厚さに被覆した構造になっており、ハロゲンランプ等のヒータ31aを内包して矢印方向に回転自在に軸支されている。
【0027】
上記定着ローラ31の下方には、加圧ローラ32が圧接するように配設されており、該定着ローラ31に従動回転するように軸支されている。該加圧ローラ32は、金属製芯金の表面にシリコーンゴムとフッ素ゴムを所定の厚さに被覆した構造になっており、内部には定着ローラ31と同様にハロゲンランプ等のヒータ32aが配設されている。
【0028】
又、定着ローラ31及び加圧ローラ32にはサーミスタ36が当接するように配設されており、温度調節回路を介してヒータ31a,ヒータ32aへの電圧を制御することにより定着ローラ31及び加圧ローラ32の表面の温度調節を行っている。
【0029】
又、上記定着ローラ31に接離自在に配設された離型剤塗布装置33は、離型剤としてシリコーンオイルを収納した離型剤容器たる該離型剤槽33aと、該離型剤槽33aから離型剤を汲み上げる汲み上げローラ33bと、離型剤を定着ローラ31に塗布する塗布用回転体たる塗布ローラ33cと、離型剤の塗布量を制御するための規制部材たるブレード33dとから構成されている。回転自在に軸支された塗布ローラ33cはスポンジゴムの表面にシリコーンゴムを被覆してあり、定着ローラ31に着脱自任に配設されて離型剤を塗布している。ブレード33dは塗布ローラ33cに対して一定の角度で板金に固定され、塗布ローラ33cに一定の圧力で押し当てられている。したがって、汲み上げローラ33bにより汲み上げられてきた離型剤の塗布量は、該ブレード33dにより一定に調整され記録材Pの先端から後端まで塗布される。
【0030】
本実施形態に定着装置30は、離型材塗布装置33の離型剤の温度を所定温度に維持する離型剤温度調整装置38と、定着装置30の雰囲気温度を検知する雰囲気温度検知手段たる温度検知センサ39とを備え、離型剤温度調整装置38は、該温度検知センサ39によって検知された温度に対応する設定温度に離型剤塗布装置33の離型剤の温度を維持するよう設定されている。
【0031】
更に、上記定着ローラ31及び加圧ローラ32にはクリーニング装置34,35が当接されており、定着ローラ31側にはニッケルウェブ34a、加圧ローラ32側にはノーメックスフェルト35aが圧接してローラのクリーニングを行っている。
【0032】
上述の定着装置30に記録材Pが搬送されてくると、定着ローラ31及び加圧ローラ32は一定速度で回転し、記録材Pは定着ローラ31と加圧ローラ32との間を通過する際に表裏両面からほば一定の圧力、温度で加圧、加熱され表面に担持した未定着トナーが溶融され良好な定着が行なわれる。
【0033】
ここで、本実施形態におけるオイル温度制御について図3及び図4に基づき説明する。
【0034】
図3に示すように、先ず、複写機に装備された温度検知センサ39により、室内温度を読み取る(S101)。そして、離型剤温度調整装置38は、室内温度が20℃以上か否かを判断する(S102)。室内温度が20℃以上の場合には、定着オイルの設定温度を120℃とし(S103)、室内温度が20℃よりも低い場合には、定着オイルの設定温度を140℃とする(S104)。こうして室内温度が20℃以上か否かによって離型材塗布装置33のオイル温度の温調設定(設定温度)を変える。
【0035】
図4は、実験結果の1例であり、定着に必要な定着オイル温度と室内温度との相関を示す図である。
【0036】
定着に必要な定着オイル温度は、室内温度が15℃の場合140℃必要であり、室内温度が20℃の場合は120℃必要である。
【0037】
本実施形態によれば、図3で示すようなオイル温度制御を行うことによって、定着性を確保し、かつ電力的効率を良くすることができる。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、本出願にかかる第一の発明によれば、定着装置の設置環境に対応する設定温度に離型剤塗布手段の離型剤の温度が離型剤温度調整手段によって維持されるようになっているので、電力的効率の向上を図りつつ定着能力を向上させることができる。
【0039】
又、本出願にかかる第二の発明によれば、雰囲気温度検知手段によって検知された温度に対応する設定温度に離型剤塗布手段の離型剤の温度が離型剤温度調整手段によって維持されるようになっているので、電力的効率の向上を図りつつ定着能力を向上させることができる。
【0040】
更に、本出願にかかる第三の発明によれば、定着装置の設置環境に対応する設定温度に離型剤塗布手段の離型剤の温度が離型剤温度調整手段によって維持されるようになっているので、電力的効率の向上を図りつつ定着能力を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる画像形成装置の概略構成を示す断面図である。
【図2】図1の画像形成装置に備えられえた定着装置の概略構成を示す断面図である。
【図3】本発明の実施形態における定着装置の雰囲気温度による離型剤の温度制御を説明するためのフローチャートである。
【図4】定着装置の雰囲気温度と定着に必要な離型剤の温度との相関を示す図である。
【符号の説明】
30 定着装置
31 定着ローラ(定着体)
32 加圧ローラ(加圧体)
33 離型剤塗布装置(離型剤塗布手段)
38 離型剤温度調整装置(離型剤温度調整手段)
39 温度検知センサ(雰囲気温度検知手段)
P 記録材
Claims (3)
- 互いに圧接回転する定着体及び加圧体と、該定着体及び該加圧体の少なくとも一方の表面に離型剤を塗布する離型剤塗布手段とを備え、未定着像を担持する記録材を上記定着体及び上記加圧体によって挟持搬送しながら加熱及び加圧することにより上記未定着像を上記記録材に定着させる定着装置において、離型材塗布手段の離型剤の温度を所定温度に維持する離型剤温度調整手段を備え、該離型剤温度調整手段は、定着装置の設置環境に対応する設定温度に離型剤塗布手段の離型剤の温度を維持するよう設定されていることを特徴とする定着装置。
- 定着装置の雰囲気温度を検知する雰囲気温度検知手段を備え、離型剤温度調整手段は、該雰囲気温度検知手段によって検知された温度に対応する設定温度に離型剤塗布手段の離型剤の温度を維持するよう設定されていることとする請求項1に記載の定着装置。
- 一連の画像形成プロセスによって形成された画像を記録材に記録する画像形成装置であって、請求項1又は請求項2に記載の定着装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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JP2002166423A JP2004012822A (ja) | 2002-06-07 | 2002-06-07 | 定着装置及びこの定着装置を備える画像形成装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN100409119C (zh) * | 2004-02-27 | 2008-08-06 | 佳能株式会社 | 图像形成装置及其控制方法 |
-
2002
- 2002-06-07 JP JP2002166423A patent/JP2004012822A/ja not_active Withdrawn
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