JP2004011365A - ショベル - Google Patents

Abstract

【課題】鋼製のショベルやスコップの柄体や把手部表面に滑り止めの加工を施して作業性の優れたショベルやスコップを提供する。
【解決手段】鋼管製の柄体２の両端にそれぞれ匙体３と把手部４を固着して鋼製のショベル１を構成する。そして、前記柄体２及び把手部４のうち、少なくとも何れか一方の表面にはローレット加工にて複数の線状の溝を刻設して滑り止め部５を形成する。この複数の線状の溝によって握り時に摩擦抵抗が増して作業中の手の滑りを極力抑えられ、作業性の優れたものとなる。
【選択図】　図１

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、土木作業や園芸作業などに使用するショベルやスコップに関し、特に鋼製のショベルやスコップに関する。
【０００２】
【従来の技術】
最近では鋼製のショベルやスコップが数多く出回っているが、一般にこれらの柄体や把手部は握り具合が悪く、また滑り易い欠点があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の点に鑑み、鋼製のショベルやスコップの柄体や把手部表面に滑り止めの加工を施して作業性の優れたショベルやスコップを提供することを課題とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の課題を解決するために、鋼管製の柄体の両端にそれぞれ匙体と把手部を固着して成る鋼製のショベルであって、前記柄体及び把手部のうち、少なくとも何れか一方の表面には滑り止め用にローレット加工にて複数の線状の溝を刻設したことを特徴としている。
【０００５】
【発明の実施の形態】
本発明に係るショベルによれば、柄体と把手部のうち、少なくとも何れか一方の表面にはローレット加工にて複数の線状の溝を刻設して滑り止め部を形成する。こうすることにより、摩擦抵抗が増して柄体や把手部を握る作業者の手が滑りにくくなり、力を入れ易くなって非常に能率良く作業を行うことができる。
【０００６】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【０００７】
図中の１は、本発明の鋼製のショベルであって、該ショベル１は鋼管製の柄体２と、その両端に固着した鋼製の匙体３と把手部４とから成っている。また、作業時に手で握る前記柄体２の下部表面、及び把手部４表面には、ローレット加工により、複数の線状の溝を約１ｍｍ間隔で、かつ格子状に刻設して滑り止め部５を形成しており、作業者の手との摩擦抵抗を増加させるようにして滑りにくいように図っている。
【０００８】
なお、前記滑り止め部５を形成するのに、必ずしも溝を格子状に刻設する必要はなく、例えば、柄体２の長手方向に対して直交方向にのみ平行に線状の溝を刻設しても良く、要するに十分な滑り止め効果が得られるように形成されていれば良い。
【０００９】
また、本実施例においては、滑り止め部５を柄体２と把手部４の両表面に形成するようにしたが、何らこれに限定するものではなく、少なくとも何れか一方の表面に形成するようにしておけば良い。また、柄体２の下部表面だけでなく、柄体２の全面に滑り止め部５を形成するようにしても勿論良い。
【００１０】
【発明の効果】
以上のように本発明に係るショベルによれば、鋼管製の柄体の両端にそれぞれ匙体と把手部を固着して成る鋼製のショベルであって、前記柄体及び把手部のうち、少なくとも何れか一方の表面には滑り止め用にローレット加工にて複数の線状の溝を刻設したので、作業者の手との摩擦抵抗が増して作業中の滑りを極力抑えられ、力も入れ易くて作業効率を大きく高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係るショベルの正面図である。
【図２】図１の側面図である。
【図３】図１の拡大平面図である。
【図４】図１の柄体に形成した滑り止め部の拡大図である。
【符号の説明】
１…ショベル　　　　　　　　　　　２…柄体
３…匙体　　　　　　　　　　　　　４…把手部
５…滑り止め部

Claims (1)

1. 鋼管製の柄体の両端にそれぞれ匙体と把手部を固着して成る鋼製のショベルであって、前記柄体及び把手部のうち、少なくとも何れか一方の表面には滑り止め用にローレット加工にて複数の線状の溝を刻設したことを特徴とするショベル。

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