JP2004010059A - 飲料ディスペンサ - Google Patents

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井上 和彦
Toshinari Hirakawa
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Abstract

【課題】注出される飲料の温度が必ず設定温度となるようにする。
【解決手段】抽出機構部35に接続する注ぎ口38から飲料を容器31に供給する。タンク23は、注ぎ口38より高い位置に水頭線を持ち、飲料を設定温度に調整して貯える。タンク23から飲料を吸い出して吐き出すポンプ26と注ぎ口38とが、注出配管45で接続される。注出配管45と注ぎ口38との間に逆止弁46が設けられる。注出配管45の潜没部45cは、タンク23内の水頭線より下の飲料に潜没する位置に配置される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、温水や冷水等で原液(原料)を希釈して飲料として提供する飲料ディスペンサに関し、更に詳細には、外気温に影響されることなく、常に設定温度の飲料を注出し得る飲料ディスペンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図6は、従来の飲料ディスペンサの構成図である。この飲料ディスペンサ1は、箱形筐体2の下部に、水を加温したり冷却して設定温度に調整するタンク3が設けられると共に、該筐体2の上部前面位置には原料パック4を収納する原料保管庫5が設けられている。この原料保管庫5は、前面に設けられたステンレス製の扉5aによって開閉され、原料パック4の交換が行なわれるようになっている。原料保管庫5が設けられた上部筐体2aは、タンク3が設けられた下部筐体2bより前方に張り出す形状となっており、この張り出した部分の上部筐体2a内の原料保管庫5下部に、抽出機構6が設けてある。
【0003】
前記抽出機構6は、原料パック4から所要量の原液を抽出すると共に、この原液を希釈する温水や冷水をタンク3から導入し、図示しないコップ等の容器に注ぐものである。この抽出機構6の上端部には原料接続口8が設けられ、図7に示す如く、原料パック4の出口4aにナット7aによって連結されたジョイント7の先端部7bが、この原料接続口8に挿入されて接続される。なお、抽出機構6の下端部には、飲料をコップ等の容器に注ぐ注ぎ口9が設けられている。また抽出機構6の中央部分には、原料パック4の原液を吸い込んで絞り出す容積式ポンプ10が設けられる。
【0004】
前記タンク3の前側にはポンプモータ11が設けられ、飲料注出時に起動されてタンク3内の温水等を抽出機構6の注ぎ口9に配管12およびエルボ13を介して供給するよう構成される。また、原料保管庫5の背面部には電装箱14が設けられ、当該飲料ディスペンサ1の電装品(ポンプ10の駆動モータや、ポンプモータ11等)の駆動電源部や制御回路等が収納されている。更に、飲料ディスペンサ1の前面所定位置には、抽出回数を計数するカウンタ15が設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前述したタンク3内の飲料の水頭位置(水頭線)が注ぎ口9の位置より高いと、サイホン現象によって、タンク3内の飲料が配管12を通り注ぎ口9から漏れ出てしまう。このサイホン現象を避けるために、従来の飲料ディスペンサ1では、タンク3の設置位置を、注ぎ口9より低い位置になるようにしている。このため、タンク3から抽出機構6まで引き回す配管12の長さが長くなり、しかも、水頭位置が下がってくると外気に露出する配管12の長さが長くなってしまうという問題を生じる。
【0006】
すなわち、外気に晒される配管12の長さが長くなると、設定温度に制御されたタンク3内の飲料をコップ等に注出しても、外気に晒された配管12を通ることで温度が設定温度からずれてしまい、ぬるい飲料(温水)や、あまり冷えてない飲料(冷水)を客に提供してしまうことになる。
【0007】
【発明の目的】
本発明は、従来の技術に係る飲料ディスペンサに内在している前記欠点に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、外気温度に影響されることなく常に設定温度の飲料を注出することができる飲料ディスペンサを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決し、所期の目的を達成するため、本発明に係る飲料ディスペンサは、
飲料を注ぎ口から容器に供給する抽出機構部と、前記注ぎ口より高い位置に水頭線を持ち飲料を設定温度に調整して貯えるタンクと、該タンクから前記飲料を吸い出して吐き出すポンプと、該ポンプから吐き出される前記飲料を前記抽出機構部の前記注ぎ口に供給する注出配管と、該注出配管と前記注ぎ口との間に設けられ、前記タンク内の水頭圧では開弁せず該水頭圧に前記ポンプの吐出圧が加わったとき開弁する逆止弁とを備え、
前記注出配管における少なくとも前記容器の一杯分以上の容量を有する部分を、前記タンク内の前記水頭線より下の前記飲料に潜没する位置に配置したことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る飲料ディスペンサにつき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。
【0010】
図1は、本発明の実施例に係る飲料ディスペンサの構成図である。この飲料ディスペンサ20は、前面パネル21で前面開口部が閉塞された矩形筐体22を備え、この矩形筐体22の後部側のほぼ大部分を占めるタンク23が内蔵されている。筐体22の前部上側には電装箱25が収納され、また筐体22の前部下側には、タンク23内の温水あるいは冷水等を汲み出す渦巻き式や容量式のポンプモータ(ポンプ)26が設けられている。
【0011】
前記前面パネル21の前側上端部にはフック27が固設されており、このフック27に原料パック30が、その上部に設けられた穴30bを介して吊り下げられるようになっている。樹脂製の板材でなる前面パネル21には、該パネル21の前側に吊り下げられた原料パック30を収容する上側凹部21aと、注出飲料が注がれる容器31の逃げ部となる下側凹部21bとが形成されており、筐体22の前面開口部に図示しない留め具で取り付けられる。なお、この前面パネル21を筐体22から取り外すことで、筐体22内部の電装箱25,タンク23,ポンプモータ26を、飲料ディスペンサ20の前側からメンテナンスできるようになっている。
【0012】
前記前面パネル21の上端部に固設されているフック27には、ヒンジ32が取り付けられており、このヒンジ32を介して透明樹脂板でなる開閉カバー33が前面パネル21に対して開閉可能に配設される。すなわち、開閉カバー33をヒンジ32を支点として矢印A方向に開放することで、前面パネル21の前面が露出し、前記原料パック30の交換を行ない得るようになっている。また、開閉カバー33は透明なため、原料パック30内の原液残量を該カバー33を開放することなくディスペンサ前側から目視で確認可能となる。なお、開閉カバー33は全体が透明である必要はなく、これを不透明板で構成する場合には、原料パック30内の原液残量の状態が分かる窓を設けることでもよい。
【0013】
従来は、原液の抽出回数を図6のカウンタ15で計数して残量確認の目安としていたが、カウンタ15の計数値から分かるのはあくまでも目安に過ぎず、原液量の少ない薄い飲料を容器31に注出して客に提供してしまうおそれがあったが、実施例の飲料ディスペンサ20では、原液残量を容易に目視で確認できるため、常に同じ味の飲料を安心して客に提供できる。
【0014】
前記前面パネル21の中央前面部分には、抽出機構部35が取り付けられている。本実施例の抽出機構部35は、原料パック30の出口30aに連結された後述するジョイント40の先端部40dが挿入される接続口36と、容積式ポンプ37と、注ぎ口38と、容積式ポンプ37と注ぎ口38との間に配された配管39とで構成され、容積式ポンプ37で原料パック30から吸い込まれ絞り出された原液が、配管39から注ぎ口38内に入ったタンク23内の温水等で希釈され、容器31内に注がれるようになっている。
【0015】
また、前記筐体22の底板前部には、ドリップパン29が取り付けられており、この上に容器31が載せられるようになっている。このように、原料パック30が前面パネル21の前側に取り付けられ、下部にドリップパン29が配置される構造としているため、原料パック30の交換時に原料パック30から原液が漏れ出たとしても、原液の大部分はドリップパン29に落ちてしまい、筐体22の内部には入り込まないため、筐体22内の清掃が容易となり、清潔を保つことが容易となる。
【0016】
前記タンク23には、水道水などの入口配管41と、図示しないバルブに接続された排出管42と、内部に立設されたオーバーフロー管43とが取り付けられており、タンク23内に導入された水道水等は、図示しない電熱ヒータで設定温度に加温されたり、冷却装置で冷却されるよう構成してある。このタンク23内の温水等は、ポンプモータ26によって吸込管44からタンク23外に一旦吸い出された後、タンク23内に設置されている注出配管45に吐き出され、その注出配管45の先端部45aが、前面パネル21の背部に取り付けられている逆止弁46を介して、前記抽出機構部35の配管39に接続される構成となっている。
【0017】
この注出配管45は、タンク23から逆止弁46に至る短い部分を除いた大部分がタンク23内の低い位置でコイル状に巻かれている。すなわち、注出配管45のコイル状に巻かれた潜没部45cは、タンク23のオーバーフロー管43の上端面で規定される水頭線より下に位置して該タンク23に貯留されている温水や冷水等の飲料に潜没しており、該潜没部45c内の飲料の温度は、タンク23内の飲料と同一温度に保たれ、外気温度によって影響され難くなっている。このため、本実施例の飲料ディスペンサ20では、常に、設定温度の飲料を容器31に注ぐことができる。また潜没部45cの長さは、少なくとも前記容器31の一杯分の飲料が入る内部容量を有するよう設定される。なお、注出配管45は、タンク23から容易に取り外すことができる構成になっており、注出配管45が詰まったときには、タンク23を交換することなく、単に注出配管45だけをタンク23から取り外して交換すればよいようになっている。
【0018】
更に、本実施例の注出配管45では、前記潜没部45cと前記逆止弁46との間に位置する注出配管45(実施例では潜没部45cの一部)に、前記オーバーフロー管43の上端面(水頭線の最高位)より高い位置に臨む突出部45dを設け、該突出部45dに開口部としての小径の開口45bを穿設している。なお、この開口45bの開口寸法は、注出配管45における先端部45aの開口寸法より小さく設定される。
【0019】
前記タンク23には、オーバーフロー管43の上端面まで飲料を内部に溜めることができ、その水頭位置(水頭線)は、前記注ぎ口38の位置より高い位置になっている。このため、注出配管45の先端部45aにはタンク23の水頭圧が掛かるが、この圧力は逆止弁46によって阻止される。但し、この逆止弁46は、水頭圧だけでは開弁せずに、ポンプモータ26の吐出圧が加わったとき初めて開弁するよう設定される。
【0020】
ここで、前記ポンプモータ26が停止した状態になったとき、ポンプモータ26の羽根の位置によって、ポンプモータ26の吐出口から注出配管45の先端部45aまでの範囲に圧力が加わることがある。このとき、この圧力がタンク23の水頭圧に加わると、逆止弁46が開弁してしまうおそれがある。しかし、本実施例では、前述したように注出配管45の途中に開口45bを設けているため、逆止弁46には常に水頭圧しか掛からず、ポンプ26の停止時に逆止弁46が開弁するおそれはない。
【0021】
なお、前記注出配管45に開口45bを設けたため、その部分の注出配管45内に空気が入り込むが、ポンプモータ26が起動して注出配管45内にポンプ吐出圧が加わった瞬間にこの空気は開口45bから排出されてしまう。また、ポンプモータ26の駆動中は、注出配管45内の飲料の一部が開口45bからタンク23内に漏れ出るが、開口45bの大きさを調整して開口45bから漏れ出る量を調整すれば、逆止弁46を通る飲料の流量調整が可能である。なお、逆止弁46のバネ圧を調整することでも、逆止弁46を通る飲料の流量を調整することができる。
【0022】
ちなみに、従来の図6に示す飲料ディスペンサ1では、止め弁を持たない配管12から注ぎ口9に飲料がサイホン現象で漏れ出ないように、タンク3を注ぎ口9より下に配置した関係で、タンク容量が小さくなり、タンク9の上部に無駄なスペース18ができてしまっている。しかし、本実施例の飲料ディスペンサ20では、注出配管45の出口端に逆止弁46を設けた関係で、タンク23の水頭位置を注ぎ口38より高い位置にすることができ、これにより注出杯数を多くとれる大容量のタンク23が搭載可能となり、無駄なスペースがないため小型で大容量の飲料ディスペンサ20を構成することが可能となっている。
【0023】
また、本実施例では、逆止弁46を抽出機構部35の注ぎ口38に近接配置したため、飲料注出後に逆止弁46と注ぎ口38との間に残る飲料は非常に少なく、飲料注出後の後ダレがなくなるという利点がある。また、本実施例のポンプモータ26は容量式であるため、一回の飲料の注出量を定量化でき、注出作業が容易となる。
【0024】
図2は、前記原料パック30にジョイント40を連結した状態を示す正面図である。この図に示した原料パック30は正面図であり、図1に示す原料パック30は側面図である。
【0025】
直状の配管でなるジョイント40の一端部にはナット40aが回転可能に取り付けられており、このナット40aを、原料パック30の出口30aのネジ部に螺着することで、ジョイント40を原料パック30に取り付けるようになっている。このジョイント40の略中央部には、直状配管を開閉するコック式開閉弁のハンドル40bが取り付けられており、該ハンドル40bを図2に示す位置、すなわちジョイント40に対して直角位置にしたとき直状配管は閉鎖され、平行位置にしたとき(図4参照)、直状配管は開放されて連通状態となるよう構成されている。
【0026】
図3は、前記ジョイント40を接続した状態の抽出機構部35の断面図であり、図4は、その抽出機構部35の正面図である。なお、図3,図4では、ナット40aに連結された原料パック30の図示は省略している。
【0027】
前記ジョイント40に設けられた前記のハンドル40bは、その先端部40cが、図3に示すように、ジョイント40側に曲げられたL字形状を成している。また、抽出機構部35の中核を成す容積式ポンプ37の外周殻部には、前記ハンドル40bの先端部40cが係脱可能なストッパ37aが設けられている。そして、ジョイント40の先端部40dが抽出機構部35の接続口36に挿入された状態で、ハンドル40bが開位置に開けられたとき、ハンドル先端部40cがポンプ37のストッパ37aと係合してハンドル40bのそれ以上の回動が阻止されると共に、ジョイント40の図3に示す矢印B方向、抽出機構部35から抜ける方向への抜去が阻止される構成となっている。
【0028】
すなわち、本実施例の抽出機構部35では、ハンドル40bを閉位置にして直状配管を閉塞状態にしなければジョイント40を抽出機構部35から抜き取ることはできず、ジョイント40を抽出機構部35に取り付けてもハンドル40bを開位置(ジョイント40の抜去不能状態)にしなければ、原料パック30からの原料抽出は不可能な構成となっている。
【0029】
前記電装箱25内には、図示しないモータ駆動部が設けられている。このモータ駆動部は、商用のAC電力を直流電力に変換し、ポンプ37の駆動モータやポンプモータ26を直流駆動する構成となっている。このように各モータを直流駆動とすることで、商用電源周波数の違いによる飲料ディスペンサ20の能力差を無くすことができる。すなわち、本実施例に係る飲料ディスペンサ20は、関東地方に設置された場合と関西地方に設置された場合とで同一能力を発揮することが保証される。
【0030】
【実施例の作用】
次に、前述した実施例に係る飲料ディスペンサの作用について説明する。
【0031】
本実施例に係る飲料ディスペンサ20で、原液を希釈した飲料を容器31に注出する場合、図示しない注出スイッチをオンすることで、電装箱25内の制御回路がポンプ37の駆動モータやポンプモータ26のモータ駆動部に夫々所要容量の注出駆動指令を出力する。この指令を受けた各モータ駆動部は、夫々対応するモータに対して直流電力を印加し、各モータを必要量だけ回転させる。
【0032】
前記ポンプ37が回転すると、該ポンプ37は一回の原液抽出量だけ原料パック30から原液を抽出し、これを注ぎ口38に吐き出す。このとき同時にポンプモータ26が回転し、該モータ26が吸込管44からタンク23内の設定温度に調整された飲料を容器31の一杯分だけ吸引し、その飲料を注出配管45内に押し込む。これにより、注出配管45内にあった一杯分の飲料が逆止弁46のバネ圧に抗して配管39から注ぎ口38に吐き出され、ここで原液を希釈して前記容器31に注がれる。
【0033】
前記注出配管45内から容器31に吐き出される飲料は、その大部分が、タンク23内の前記潜没部45c内に存在していたため、その温度は、タンク23内の飲料の温度と同一であり、これがタンク23と逆止弁46との間の外気に晒されている配管を通っても外気温度の影響を受けることなく、容器31に注出される。また、連続的に何杯も注出しても、安定した温度で飲料を提供することができる。
【0034】
特に、本実施例の飲料ディスペンサ20では、注出配管45の先端部45aに逆止弁46を設けたため、タンク23の水頭線の位置を注ぎ口38より高い位置にできる。これにより、タンク23の容量を大容量にしてタンク23を抽出機構部35に近接配置可能となり、注出配管45のうち外気に晒される部分の長さを短くでき、更に、注出された飲料の温度を設定温度にすることができる。また、飲料ディスペンサ20の高さ寸法を高くすることなく、タンク23に貯留される飲料の容量を多くすることが可能である。
【0035】
一回の注出が終了してポンプモータ26が停止すると、注出配管45の開口45bから空気が注出配管45内に入り、逆止弁46に加わる圧力は水頭圧だけになる。これにより、逆止弁46からの後ダレも確実に防止可能となる。
【0036】
なお、注出配管45に開口46bを設けることは必ずしも必要でなく、注出停止時に逆止弁46に水頭圧以上の圧力が加わらないのであれば、図5に示すように、タンク23内の注出配管45の全て(潜没部45c)を水頭線より下の飲料に潜没させる構成を採用し得る。
【0037】
【発明の効果】
以上に述べた如く、本発明に係る飲料ディスペンサによれば、注出配管における少なくとも容器の一杯分以上の容量を有する部分を、タンク内の水頭線より下の飲料に潜没する位置に配置したから、容器に注出される飲料の温度を、外気温度の影響を受けることなく常に設定温度とすることができる。また注出配管と注ぎ口との間に逆止弁を設けたから、タンクの水頭線の位置を注ぎ口より高い位置に設定でき、該タンクの容量を大容量にし得る。更に、注出配管に開口部を設けることで、逆止弁にタンクの水頭圧が加わらないようにしたので、後ダレを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る飲料ディスペンサの概略構成図である。
【図2】実施例に係る原料パックにジョイントを取り付けた状態を示す正面図である。
【図3】実施例に係る抽出機構部にジョイントを取り付けた状態を一部断面で示す側面図である。
【図4】実施例に係る抽出機構部にジョイントを取り付けた状態を示す正面図である。
【図5】本発明の別実施例に係る飲料ディスペンサの概略構成図である。
【図6】従来の技術に係る飲料ディスペンサの概略構成図である。
【図7】図6に示す原料パックに従来のジョイントを取り付けた状態を示す側面図である。
【符号の説明】
23タンク,26ポンプモータ(ポンプ),31容器,35抽出機構部
38注ぎ口,45注出配管,45b開口部(開口),45c潜没部
45d突出部,46逆止弁

Claims (2)

  1. 飲料を注ぎ口(38)から容器(31)に供給する抽出機構部(35)と、前記注ぎ口(38)より高い位置に水頭線を持ち飲料を設定温度に調整して貯えるタンク(23)と、該タンク(23)から前記飲料を吸い出して吐き出すポンプ(26)と、該ポンプ(26)から吐き出される前記飲料を前記抽出機構部(35)の前記注ぎ口(38)に供給する注出配管(45)と、該注出配管(45)と前記注ぎ口(38)との間に設けられ、前記タンク(23)内の水頭圧では開弁せず該水頭圧に前記ポンプ(26)の吐出圧が加わったとき開弁する逆止弁(46)とを備え、
    前記注出配管(45)における少なくとも前記容器(31)の一杯分以上の容量を有する部分(45c)を、前記タンク(23)内の前記水頭線より下の前記飲料に潜没する位置に配置した
    ことを特徴とする飲料ディスペンサ。
  2. 前記注出配管(45)の飲料に潜没する潜没部(45a)と前記逆止弁(46)との間に位置する注出配管(45)に、前記水頭線より高い位置に臨む突出部(45d)を設け、該突出部(45d)に開口部(45b)を設けた請求項1記載の飲料ディスペンサ。
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