JP2004008192A - 藻場海中林造成のための海藻栄養繁殖法における葉芽食害防止および増養殖法 - Google Patents
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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- Y02P60/20—Reduction of greenhouse gas [GHG] emissions in agriculture, e.g. CO2
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Abstract
【課題】従来の藻場・海中林造成においては、環境改善方式・種苗生産方式・栄養繁殖方式にかかわらず、葉芽が藻食性魚介類による食害によって繁殖することがきわめて困難な課題があった。
【解決手段】海藻の食害を阻止するためにタマネギ袋1に膨らみをもたせ、ネット上部拡張リング2およびネット下部拡張リング3を固定し4、養殖施設6に多数の垂下網7を吊るし、最適成長垂下養殖深度にタマネギ袋を多数垂下して栄養繁殖させ,これを放養・利用することによって、磯焼け対策や水産資源の増大、地球温暖化対策としての二酸化炭素吸収および、食用、藻食性魚介類の餌料、肥料、飼料、工業原料等に用いる。
【選択図】図2
【解決手段】海藻の食害を阻止するためにタマネギ袋1に膨らみをもたせ、ネット上部拡張リング2およびネット下部拡張リング3を固定し4、養殖施設6に多数の垂下網7を吊るし、最適成長垂下養殖深度にタマネギ袋を多数垂下して栄養繁殖させ,これを放養・利用することによって、磯焼け対策や水産資源の増大、地球温暖化対策としての二酸化炭素吸収および、食用、藻食性魚介類の餌料、肥料、飼料、工業原料等に用いる。
【選択図】図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、藻場・海中林造成のための海藻の栄養繁殖法における葉芽食害防止および大量増養殖に関する。
【従来の技術】
従来の藻場・海中林造成における栄養繁殖法は、葉芽が藻食性魚介類による食害によって繁殖することがきわめて困難であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の藻場・海中林造成においては、環境改善方式・種苗生産方式・栄養繁殖方式にかかわらず、葉芽が藻食性魚介類による食害によって繁殖することがきわめて困難な課題があった。
【0004】
本発明では、藻場・海中林造成において葉芽が藻食性魚介類による食害を防止し磯焼けの海を救い水産資源の持続的拡大と安定をめざすことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は海藻の栄養繁殖法による母藻を細割したものを藻食性魚介類による食害を防止するために、網目の小さいタマネギ袋にいれて食害を防ぐ。
【0006】
藻場・海中林造成のための地域別海藻の最適成長度を調査するために、タマネギ袋を水深別に一定の間隔に同重量の細割海藻を入れて10日から20日間垂下養殖して光合成・栄養塩・水質環境などによる最適海藻成長水深を調べる。
【0007】
藻場・海中林造成のため、上記海藻の最適成長水深を目標に母藻を細割してタマネギ袋多数にいれ、これを養殖施設の垂下網に垂下して栄養繁殖させる。
【0008】
上記の改良海藻栄養繁殖法によって、藻食性魚介類に葉芽を食害されることなく成長した母藻を大量に磯焼けした沿岸域に移植することを繰り返し実施することによって藻場・海中林造成を行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態を実施例に基づいて図面を参考にして説明する。
図1において、海藻の食害を阻止するためにタマネギ袋1に膨らみをもたせ、ネット上部拡張リング2およびネット下部拡張リング3を固定し4、その中に母藻を細割した葉体5をいれ、深度、栄養塩、日照量、水温、海域別の最適成長垂下養殖深度を選択するために、養殖施設6に垂下網7を固定し水深別にタマネギ袋を海中に垂下して2〜3週間後重量測定してきめるとともに、養殖施設に多数の垂下網を吊るし、適成長垂下養殖深度にタマネギ袋を多数垂下して栄養繁殖させ,これを放養・利用することによって、磯焼け対策や水産資源の増大、地球温暖化対策としての二酸化炭素吸収および、食用、藻食性魚介類の餌料、肥料、飼料、工業原料などに用いる。
【0010】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0011】
藻場・海中林造成のための海藻栄養繁殖法における葉芽食害防止および増養殖法を繰り返し放養することによって、磯焼けとなった沿岸域の藻場・海中林の再生を期することができる。
【0012】
本発明の藻場・海中林を全国的に大規模造成することによって、海藻の魚礁効果による水産資源の持続的生産をはかることができる。
【0013】
藻場・海中林を造成することによって、藻食性のアワビ・ウニ・サザエなど養殖の際の生きた餌料として用いることができる。
【0014】
藻場・海中林を造成することによって、地球温暖化対策としての二酸化炭素吸収・固定化をすることができる。
【0015】
藻場・海中林を造成することによって、魚介類養殖による水質浄化に役立つことができる。
【0016】
藻場・海中林を造成する際、深度、栄養塩、日照量、水温、海域別の最適成長垂下養殖深度を選択できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】藻場・海中林造成の最適成長垂下深度の縦断面図である。
【図2】葉芽食害防止ネットによる大規模海藻栄養繁殖の養殖施設透視図
【符号の説明】
1、タマネギ袋
2、上部拡張リング
3、下部拡張リング
4、固定
5、葉体
6 養殖施設
7、垂下網
【発明の属する技術分野】
本発明は、藻場・海中林造成のための海藻の栄養繁殖法における葉芽食害防止および大量増養殖に関する。
【従来の技術】
従来の藻場・海中林造成における栄養繁殖法は、葉芽が藻食性魚介類による食害によって繁殖することがきわめて困難であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の藻場・海中林造成においては、環境改善方式・種苗生産方式・栄養繁殖方式にかかわらず、葉芽が藻食性魚介類による食害によって繁殖することがきわめて困難な課題があった。
【0004】
本発明では、藻場・海中林造成において葉芽が藻食性魚介類による食害を防止し磯焼けの海を救い水産資源の持続的拡大と安定をめざすことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は海藻の栄養繁殖法による母藻を細割したものを藻食性魚介類による食害を防止するために、網目の小さいタマネギ袋にいれて食害を防ぐ。
【0006】
藻場・海中林造成のための地域別海藻の最適成長度を調査するために、タマネギ袋を水深別に一定の間隔に同重量の細割海藻を入れて10日から20日間垂下養殖して光合成・栄養塩・水質環境などによる最適海藻成長水深を調べる。
【0007】
藻場・海中林造成のため、上記海藻の最適成長水深を目標に母藻を細割してタマネギ袋多数にいれ、これを養殖施設の垂下網に垂下して栄養繁殖させる。
【0008】
上記の改良海藻栄養繁殖法によって、藻食性魚介類に葉芽を食害されることなく成長した母藻を大量に磯焼けした沿岸域に移植することを繰り返し実施することによって藻場・海中林造成を行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態を実施例に基づいて図面を参考にして説明する。
図1において、海藻の食害を阻止するためにタマネギ袋1に膨らみをもたせ、ネット上部拡張リング2およびネット下部拡張リング3を固定し4、その中に母藻を細割した葉体5をいれ、深度、栄養塩、日照量、水温、海域別の最適成長垂下養殖深度を選択するために、養殖施設6に垂下網7を固定し水深別にタマネギ袋を海中に垂下して2〜3週間後重量測定してきめるとともに、養殖施設に多数の垂下網を吊るし、適成長垂下養殖深度にタマネギ袋を多数垂下して栄養繁殖させ,これを放養・利用することによって、磯焼け対策や水産資源の増大、地球温暖化対策としての二酸化炭素吸収および、食用、藻食性魚介類の餌料、肥料、飼料、工業原料などに用いる。
【0010】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0011】
藻場・海中林造成のための海藻栄養繁殖法における葉芽食害防止および増養殖法を繰り返し放養することによって、磯焼けとなった沿岸域の藻場・海中林の再生を期することができる。
【0012】
本発明の藻場・海中林を全国的に大規模造成することによって、海藻の魚礁効果による水産資源の持続的生産をはかることができる。
【0013】
藻場・海中林を造成することによって、藻食性のアワビ・ウニ・サザエなど養殖の際の生きた餌料として用いることができる。
【0014】
藻場・海中林を造成することによって、地球温暖化対策としての二酸化炭素吸収・固定化をすることができる。
【0015】
藻場・海中林を造成することによって、魚介類養殖による水質浄化に役立つことができる。
【0016】
藻場・海中林を造成する際、深度、栄養塩、日照量、水温、海域別の最適成長垂下養殖深度を選択できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】藻場・海中林造成の最適成長垂下深度の縦断面図である。
【図2】葉芽食害防止ネットによる大規模海藻栄養繁殖の養殖施設透視図
【符号の説明】
1、タマネギ袋
2、上部拡張リング
3、下部拡張リング
4、固定
5、葉体
6 養殖施設
7、垂下網
Claims (1)
- 海藻の食害を阻止するためにタマネギ袋1に膨らみをもたせ、ネット上部拡張リング2およびネット下部拡張リング3を固定し4、その中に母藻を細割した葉体5をいれ、深度、栄養塩,日照量、水温、海域別の最適成長垂下養殖深度を選択するために、養殖施設6に垂下網7を固定し水深別にタマネギ袋を海中に垂下して2〜3週間後重量測定して選定するとともに、養殖施設に多数の垂下網を吊るし、最適成長垂下養殖深度にタマネギ袋を多数垂下して栄養繁殖させ,これを放養・利用することによって、磯焼け対策、資源の増大対策、地球温暖化対策としての二酸化炭素吸収および、食用、藻食性魚介類の餌料、肥料、飼料、工業原料等に用いる。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002199290A JP2004008192A (ja) | 2002-06-03 | 2002-06-03 | 藻場海中林造成のための海藻栄養繁殖法における葉芽食害防止および増養殖法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002199290A JP2004008192A (ja) | 2002-06-03 | 2002-06-03 | 藻場海中林造成のための海藻栄養繁殖法における葉芽食害防止および増養殖法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004008192A true JP2004008192A (ja) | 2004-01-15 |
Family
ID=30437221
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002199290A Pending JP2004008192A (ja) | 2002-06-03 | 2002-06-03 | 藻場海中林造成のための海藻栄養繁殖法における葉芽食害防止および増養殖法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004008192A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103688843A (zh) * | 2013-12-12 | 2014-04-02 | 山东省海水养殖研究所 | 一种鼠尾藻和海带轮养的方法 |
CN105766611A (zh) * | 2016-04-05 | 2016-07-20 | 嵊泗县冠岛水产有限公司 | 一种龙须菜与牡蛎的立体养殖设备与养殖系统及养殖方法 |
CN113873874A (zh) * | 2020-01-31 | 2021-12-31 | 丸小水产有限会社 | 鱼类驱避器具以及海藻养殖方法 |
-
2002
- 2002-06-03 JP JP2002199290A patent/JP2004008192A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103688843A (zh) * | 2013-12-12 | 2014-04-02 | 山东省海水养殖研究所 | 一种鼠尾藻和海带轮养的方法 |
CN105766611A (zh) * | 2016-04-05 | 2016-07-20 | 嵊泗县冠岛水产有限公司 | 一种龙须菜与牡蛎的立体养殖设备与养殖系统及养殖方法 |
CN113873874A (zh) * | 2020-01-31 | 2021-12-31 | 丸小水产有限会社 | 鱼类驱避器具以及海藻养殖方法 |
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