JP2004007356A - 情報処理システム、情報処理装置および方法、プログラム格納媒体、並びにプログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置および方法、プログラム格納媒体、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】容量が小さい記録メディアを有する機器でも、大容量のファイルを容易に取り扱うことができるようにする。
【解決手段】デジタルビデオカメラ51は、内蔵する記録メディアに記録したファイルの画像データを、サーバ42を介して、同一のグループ81に属するパーソナルコンピュータ54に、ネットワークを介して送信する。送信が途中で中断した場合、デジタルビデオカメラ51は、中断した位置を表すレジューム開始位置で、ファイルを2つに分割し、転送済みのデータのファイルを削除する。本発明は、ネットワーク機能を有するデジタルビデオカメラに適用することができる。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報処理システム、情報処理装置および方法、プログラム格納媒体、並びにプログラムに関し、特に、記憶容量の少ないモバイル機器において、大容量のファイルを容易に取り扱うことができるようにした情報処理システム、情報処理装置および方法、プログラム格納媒体、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
ネットワークを介してファイルを交換するファイル交換システムが、例えば、特許文献1に開示されている。このファイル交換システムでは、ファイルの転送が中断された後、再転送される場合、未転送のファイルデータのみが転送される。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−249857号公報(第4ページ、図2)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1のファイル交換システムにおいては、ファイル送信側は、ファイル受信側がファイル全体を受信し終わるまで、転送したいファイルを手元の記録メディアに残しておく必要がある。
【0006】
したがって、特許文献1のファイル交換システムでは、例えば、デジタルビデオカメラにおいて、撮像した画像データを記録メディアに記録した結果、その記録メディアの残容量が少なくなってきたので、ネットワーク機能を使用して、その記録メディアに記録された画像データを、そのユーザの自宅のパーソナルコンピュータに転送し、記録メディアを空にして、新たな画像データを記録できるようにしようとした場合、転送動作が、何らかの理由により途中で中断してしまったようなとき、新たな画像を撮像できないので、シャッタチャンスを逃してしまうことがあった。
【0007】
特に、携帯用のデジタルビデオカメラは、その携帯性を確保するために、記録メディアとして、記録容量が大きいものは使用できないので、このような事態の発生は、ネットワーク機能の存在価値を大きく損なわせることになる。
【0008】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、記録メディアの記録容量が小さい機器においても大容量のファイルを容易に取り扱うことができるようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の情報処理システムは、第1の情報処理装置は、ファイルを保持する第1の保持手段と、第1の保持手段に保持されているファイルを構成するデータを第2の情報処理装置に送信する第1の送信手段と、第1の送信手段によるファイルを構成するデータの送信が途中で中断した場合の位置を表す位置情報を、第2の情報処理装置から受信する第1の受信手段と、第1の受信手段により受信された位置情報に基づいて、ファイルを、既に送信されたデータとしての第1のデータからなる第1のファイルと、まだ送信されていないデータとしての第2のデータからなる第2のファイルとに分割する分割手段と、分割手段により分割された第1のファイルを削除する削除手段と、分割手段により分割された第2のファイルを構成する第2のデータを第2の情報処理装置に送信する第2の送信手段とを備え、第2の情報処理装置は、第1の情報処理装置から送信されてくるファイルを構成するデータを受信する第2の受信手段と、第2の受信手段によるファイルを構成するデータの受信が途中で中断した場合、それまでに受信した第1のデータを保持する第2の保持手段と、第2の受信手段によるファイルを構成するデータの受信が途中で中断した場合、その位置を検出し、その位置を表す位置情報を、第1の情報処理装置に送信する第3の送信手段と、第3の送信手段により送信された位置情報に基づいて、第1の情報処理装置が送信してきた、第2のデータを受信する第3の受信手段と、第3の受信手段により受信された第2のデータを、第1のデータと合成して1つのファイルとして第2の保持手段に保持させる合成手段とを備えることを特徴とする。
【0010】
本発明の情報処理システムの情報処理方法は、第1の情報処理装置の情報処理方法は、ファイルを保持する第1の保持ステップと、第1の保持ステップの処理により保持されているファイルを構成するデータを第2の情報処理装置に送信する第1の送信ステップと、第1の送信ステップの処理によるファイルを構成するデータの送信が途中で中断した場合の位置を表す位置情報を、第2の情報処理装置から受信する第1の受信ステップと、第1の受信ステップの処理により受信された位置情報に基づいて、ファイルを、既に送信されたデータとしての第1のデータからなる第1のファイルと、まだ送信されていないデータとしての第2のデータからなる第2のファイルとに分割する分割ステップと、分割ステップの処理により分割された第1のファイルを削除する削除ステップと、分割ステップの処理により分割された第2のファイルを構成する第2のデータを第2の情報処理装置に送信する第2の送信ステップとを含み、第2の情報処理装置の情報処理方法は、第1の情報処理装置から送信されてくるファイルを構成するデータを受信する第2の受信ステップと、第2の受信ステップの処理によるファイルを構成するデータの受信が途中で中断した場合、それまでに受信した第1のデータを保持する第2の保持ステップと、第2の受信ステップの処理によるファイルを構成するデータの受信が途中で中断した場合、その位置を検出し、その位置を表す位置情報を、第1の情報処理装置に送信する第3の送信ステップと、第3の送信ステップの処理により送信された位置情報に基づいて、第1の情報処理装置が送信してきた、第2のデータを受信する第3の受信ステップと、第3の受信ステップの処理により受信された第2のデータを、第1のデータと合成して1つのファイルとして保持させる合成ステップとを含むことを特徴とする。
【0011】
本発明の第1の情報処理装置は、ファイルを保持する保持手段と、保持手段により保持されているファイルを構成するデータを他の情報処理装置に送信する第1の送信手段と、第1の送信手段によるファイルを構成するデータの送信が途中で中断した場合の位置を表す位置情報を、他の情報処理装置から受信する第1の受信手段と、第1の受信手段により受信された位置情報に基づいて、ファイルを、既に送信されたデータを含む第1のファイルと、まだ送信されていないデータを含む第2のファイルとに分割する分割手段と、分割手段により分割された第1のファイルを削除する削除手段と、分割手段により分割された第2のファイルを構成するデータを他の情報処理装置に送信する第2の送信手段とを備えることを特徴とする。
【0012】
ファイルを構成するデータを送信する相手が同じグループに属するか否かを判定する判定手段をさらに備え、第1の送信手段は、判定手段により、送信する相手が同じグループに属すると判定された場合、ファイルを構成するデータを送信するようにすることができる。
【0013】
ファイルは、プライベートで記録されたものであるか否かの属性を表す属性情報を有するようにすることができる。
【0014】
ファイルがプライベートで記録されたものであるか否かを判定する判定手段をさらに備え、第1の送信手段は、判定手段により、ファイルがプライベートで記録されたものであると判定された場合、送信を許可するようにすることができる。
【0015】
他の情報処理装置に対して電源状態の通知を要求する要求手段と、他の情報処理装置からの電源状態の通知を受信する第2の受信手段と、他の情報処理装置の電源状態が起動していない状態のとき、起動を指令する指令手段とをさらに備えるようにすることができる。
【0016】
本発明の第1の情報処理方法は、ファイルを保持する保持ステップと、第1の保持ステップの処理により保持されているファイルを構成するデータを他の情報処理装置に送信する第1の送信ステップと、第1の送信ステップの処理によるファイルを構成するデータの送信が途中で中断した場合の位置を表す位置情報を、他の情報処理装置から受信する受信ステップと、受信ステップの処理により受信された位置情報に基づいて、ファイルを、既に送信されたデータを含む第1のファイルと、まだ送信されていないデータを含む第2のファイルとに分割する分割ステップと、分割ステップの処理により分割された第1のファイルを削除する削除ステップと、分割ステップの処理により分割された第2のファイルを構成するデータを他の情報処理装置に送信する第2の送信ステップとを含むことを特徴とする。
【0017】
本発明の第1のプログラム格納媒体のプログラムは、ファイルを構成するデータを他の情報処理装置に送信する第1の送信ステップと、第1の送信ステップの処理によるファイルを構成するデータの送信が途中で中断した場合の位置を表す位置情報を、他の情報処理装置から受信する受信ステップと、受信ステップの処理により受信された位置情報に基づいて、ファイルを、既に送信されたデータを含む第1のファイルと、まだ送信されていないデータを含む第2のファイルとに分割する分割ステップと、分割ステップの処理により分割された第1のファイルを削除する削除ステップと、分割ステップの処理により分割された第2のファイルを構成するデータを他の情報処理装置に送信する第2の送信ステップとを含むことを特徴とする。
【0018】
本発明の第1のプログラムは、ファイルを構成するデータを他の情報処理装置に送信する第1の送信ステップと、第1の送信ステップの処理によるファイルを構成するデータの送信が途中で中断した場合の位置を表す位置情報を、他の情報処理装置から受信する受信ステップと、受信ステップの処理により受信された位置情報に基づいて、ファイルを、既に送信されたデータを含む第1のファイルと、まだ送信されていないデータを含む第2のファイルとに分割する分割ステップと、分割ステップの処理により分割された第1のファイルを削除する削除ステップと、分割ステップの処理により分割された第2のファイルを構成するデータを他の情報処理装置に送信する第2の送信ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0019】
本発明の第2の情報処理装置は、他の情報処理装置から送信されてくるファイルを構成するデータを受信する第1の受信手段と、第1の受信手段によるファイルを構成するデータの受信が途中で中断した場合、それまでに受信したデータを第1のデータとして保持する保持手段と、第1の受信手段によるファイルを構成するデータの受信が途中で中断した場合、その位置を検出し、その位置を表す位置情報を、他の情報処理装置に送信する第1の送信手段と、第1の送信手段により送信された位置情報に基づいて、他の情報処理装置が送信してきた、ファイルを構成するデータのうち、第1のデータに続くデータとしての第2のデータを受信する第2の受信手段と、第2の受信手段により受信された第2のデータを、第1のデータと合成して1つのファイルとして保持手段に保持させる合成手段とを備えることを特徴とする。
【0020】
第1の受信手段により受信されるファイルを構成するデータを送信する相手が同じグループに属するか否かを判定する判定手段をさらに備え、第1の受信手段は、判定手段により、第1の受信手段により受信されるファイルを構成するデータを送信する相手が同じグループに属すると判定された場合、送信を許可するようにすることができる。
【0021】
ファイルは、プライベートで記録されたものであるか否かの属性を表す属性情報を有するようにすることができる。
【0022】
他の情報処理装置から電源状態の通知の要求を受信する第3の受信手段と、電源状態を検出する検出手段と、検出手段により検出された電源状態を、他の情報処理装置に通知する第1の通知手段と、他の情報処理装置から起動の指令を受信する第4の受信手段と、第4の受信手段により起動の指令が受信された場合、他の情報処理装置が予め設定された起動の指令が可能な相手であるか否かを判定し、起動の指令が可能な相手であると判定された場合、起動する起動手段とをさらに備えるようにすることができる。
【0023】
起動したことを他の情報処理装置に通知する第2の通知手段と、第2の通知手段による通知に対する応答を、他の情報処理装置から受信する第5の受信手段とをさらに備え、起動手段は、第4の受信手段により起動の指令が受信された場合、起動し、第5の受信手段により応答を受信した場合、起動した状態を維持し、受信しない場合、起動を中止するようにすることができる。
【0024】
第4の受信手段により起動の指令が受信された場合、起動の指令が可能な相手に、起動の指令を送信したか否かを確認する信号を送信する第2の送信手段と、第2の送信手段による信号の応答を受信する第5の受信手段とをさらに備え、起動手段は、第5の受信手段により起動の指令を送信したという応答が受信された場合、起動するようにすることができる。
【0025】
電源をオフする場合、パスワードを決定する決定手段と、他の情報処理装置からパスワードを受信する第5の受信手段とをさらに備え、起動手段は、第5の受信手段により受信されたパスワードと、決定手段により決定されたパスワードが一致する場合、起動するようにすることができる。
【0026】
本発明の第2の情報処理方法は、他の情報処理装置から送信されてくるファイルを構成するデータを受信する第1の受信ステップと、第1の受信ステップの処理によるファイルを構成するデータの受信が途中で中断した場合、それまでに受信したデータを第1のデータとして保持する保持ステップと、第1の受信ステップの処理によるファイルを構成するデータの受信が途中で中断した場合、その位置を検出し、その位置を表す位置情報を、他の情報処理装置に送信する送信ステップと、送信ステップの処理により送信された位置情報に基づいて、他の情報処理装置が送信してきた、ファイルを構成するデータのうち、第1のデータに続くデータとしての第2のデータを受信する第2の受信ステップと、第2の受信ステップの処理により受信された第2のデータを、第1のデータと合成して1つのファイルとして保持させる合成ステップとを含むことを特徴とする。
【0027】
本発明の第2のプログラム格納媒体のプログラムは、他の情報処理装置から送信されてくるファイルを構成するデータを受信する第1の受信ステップと、第1の受信ステップの処理によるファイルを構成するデータの受信が途中で中断した場合、その位置を検出し、その位置を表す位置情報を、他の情報処理装置に送信する送信ステップと、送信ステップの処理により送信された位置情報に基づいて、他の情報処理装置が送信してきた、ファイルを構成するデータのうち、それまでに受信し、保持されている第1のデータに続くデータとしての第2のデータを受信する第2の受信ステップと、第2の受信ステップの処理により受信された第2のデータを、第1のデータと合成し、1つのファイルとする合成ステップとを含むことを特徴とする。
【0028】
本発明の第2のプログラムは、他の情報処理装置から送信されてくるファイルを構成するデータを受信する第1の受信ステップと、第1の受信ステップの処理によるファイルを構成するデータの受信が途中で中断した場合、その位置を検出し、その位置を表す位置情報を、他の情報処理装置に送信する送信ステップと、送信ステップの処理により送信された位置情報に基づいて、他の情報処理装置が送信してきた、ファイルを構成するデータのうち、それまでに受信し、保持されている第1のデータに続くデータとしての第2のデータを受信する第2の受信ステップと、第2の受信ステップの処理により受信された第2のデータを、第1のデータと合成し、1つのファイルとする合成ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0029】
本発明の情報処理システムおよび方法においては、第1の情報処理装置から第2の情報処理装置へのファイルの送信が途中で中断した場合の位置を表す位置情報が、第2の情報処理装置から第1の情報処理装置に送信される。第1の情報処理装置は、受信した位置情報に基づいて、ファイルを、既に送信されたデータとしての第1のデータからなる第1のファイルと、まだ送信されていないデータとしての第2のデータからなる第2のファイルとに分割し、分割した第1のファイルを削除する。分割された第2のファイルを構成する第2のデータは、第2の情報処理装置に送信される。第2の情報処理装置は、第2のデータを、第1のデータと合成して1つのファイルとする。
【0030】
本発明の第1の情報処理装置および方法、プログラム格納媒体、並びにプログラムにおいては、ファイルを構成するデータが他の情報処理装置に送信され、送信が途中で中断された場合、その位置を表す位置情報が、他の情報処理装置から受信され、受信された位置情報に基づいて、ファイルが、既に送信されたデータを含む第1のファイルと、まだ送信されていないデータを含む第2のファイルとに分割され、分割された第1のファイルが削除され、分割された第2のファイルを構成するデータが他の情報処理装置に送信される。
【0031】
本発明の第2の情報処理装置および方法、プログラム格納媒体、並びにプログラムにおいては、他の情報処理装置から送信されてくるファイルを構成するデータが受信され、受信が途中で中断された場合、それまでに受信されたデータが第1のデータとして保持され、受信が中断された位置が検出され、その位置を表す位置情報が、他の情報処理装置に送信される。送信された位置情報に基づいて、他の情報処理装置が送信してきた、そのファイルを構成するデータの、第1のデータに続くデータとしての第2のデータが受信され、受信された第2のデータが、第1のデータと合成して1つのファイルとされる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。図1は、本発明が適用されたファイル交換システムの構成例を示している。
【0033】
デジタルビデオカメラ51乃至53、61、62、71、およびパーソナルコンピュータ54、55、63、72、73は、図示せぬネットワーク(インターネットを含む)を介して、サーバ42に、それぞれ接続されている。また、サーバ42には、図示せぬネットワーク(インターネットを含む)を介して、利用者情報管理サーバ41が接続されている。
【0034】
これらのデジタルビデオカメラ、パーソナルコンピュータ、およびサーバを接続する方法として、例えば、SIP(Session Initiation Protocol)が用いられる。この方法の詳細は、RFC(Request For Comment)2543に開示されている。この例の場合、サーバ42は、プロキシサーバとリダイレクトサーバとしての機能を有する。プロキシサーバは、代理サーバ機能を提供し、他のクライアントに成り代わってメッセージを発行し、リダイレクトサーバは、SIPメッセージを受け取り、その中のアドレスを新しいアドレスに書き換えてクライアントに転送する。
【0035】
登録サーバとしての機能を有する利用者情報管理サーバ41は、利用者情報をデータベースに登録する。利用者情報としては、デジタルビデオカメラ51乃至53、61、62、71、およびパーソナルコンピュータ54、55、63、72、73のID、パスワード、IPアドレス、属するグループ等の情報が登録される。
【0036】
このシステムでは、各パーソナルコンピュータおよびデジタルビデオカメラは、少なくとも1つのグループに属し、同じグループに属する相手とのみファイル交換が可能とされる。図1の例では、デジタルビデオカメラ51乃至53、およびパーソナルコンピュータ54、55は、グループ81に属し、デジタルビデオカメラ61、62、およびパーソナルコンピュータ63はグループ82に属する。また、デジタルビデオカメラ61、71、およびパーソナルコンピュータ72、73は、グループ83に属する。即ち、デジタルビデオカメラ61は、グループ82とグループ83の両方に属する。
【0037】
従って、例えば、デジタルビデオカメラ51とパーソナルコンピュータ54は、同じグループ81に属するので、ファイル交換が可能であるが、デジタルビデオカメラ51とデジタルビデオカメラ62は、デジタルビデオカメラ51がグループ81に属し、デジタルビデオカメラ62がグループ82に属するので、ファイル交換はできない。また、デジタルビデオカメラ61は、グループ82とグループ83の両方に属するので、グループ82に属するデジタルビデオカメラ62と、グループ83に属するパーソナルコンピュータ72の両方とファイル交換ができる。
【0038】
図2はパーソナルコンピュータ54の構成例を示している。電源90は、パーソナルコンピュータ54の各部に必要なエネルギーを供給する。このパーソナルコンピュータ54は、CPU(Central Processing Unit)91を内蔵している。CPU91にはバス94を介して、入出力インタフェース95が接続されている。バス94には、ROM(Read Only Memory)92およびRAM(Random Access Memory)93が接続されている。
【0039】
入出力インタフェース95には、ユーザが操作するキーボード、マウス、スキャナ、マイクロホン等の入力デバイスで構成される操作入力部96、ディスプレイ、スピーカ、プリンタ、プロッタ等の出力デバイスで構成される出力部97が接続されている。さらに、入出力インターフェース95には、プログラムや各種データを格納するハードディスクドライブ等よりなる記憶部98、およびLAN(Local Area Network)を含むネットワークを介してデータを通信する、USB(Universal Serial Bus),IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)1394、Bluetooth,IEEE802.11a/b,Ethernet(R)等の通信部99が接続される。
【0040】
入出力インタフェース95には、磁気ディスク101、光ディスク102、光磁気ディスク103、半導体メモリ104などの記録媒体に対してデータを読み書きするドライブ100が必要に応じて接続される。
【0041】
このパーソナルコンピュータ54に本発明を適用した情報処理装置としての動作を実行させる情報処理プログラムは、磁気ディスク101(フロッピディスクを含む)、光ディスク102(CD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク103(MD(Mini Disc)を含む)、もしくは半導体メモリ104に格納された状態でパーソナルコンピュータ54に供給され、ドライブ100によって読み出されて、記憶部98に内蔵されるハードディスクドライブにインストールされる。記憶部98にインストールされた情報処理プログラムは、入力部96に入力されるユーザからのコマンドに対応するCPU91の指令によって、記憶部98からRAM93にロードされて実行される。
【0042】
図3はデジタルビデオカメラ51の構成例を示している。デジタルビデオカメラ51は、操作入力部119から入力されるユーザの指令に対応して各部を制御するCPU112を内蔵している。CPU112は内蔵メモリ111と接続されている。CPU112は、画像信号処理部113、カメラ機能部117、CCD(charge−coupled device),CMOS(complementary metal−oxide semiconductor)等よりなる光電変換部114、およびインターネットに代表されるネットワークを介してデータを通信する通信部120に接続されている。
【0043】
また、CPU112には、磁気ディスク131、光ディスク132、光磁気ディスク133、半導体メモリ134などの記録媒体に対してデータを読み書きするドライブ122が必要に応じて接続される。
【0044】
画像信号処理部113は、フラッシュメモリ等で構成される記録メディア115に対するデータの書き込みと読み出しのインターフェース処理を行うメディアインターフェース116が接続されている他、液晶ディスプレイ121が接続されている。また、光電変換部114には、カメラ機能部117により制御される光学レンズ部118からの光が入射される。
【0045】
このデジタルビデオカメラ51に本発明を適用した情報処理装置としての動作を実行させる情報処理プログラムは、磁気ディスク131、光ディスク132、光磁気ディスク133、もしくは半導体メモリ134に格納された状態でデジタルビデオカメラ51に供給され、ドライブ122によって読み出されて、記録メディア115にインストールされる。記録メディア115にインストールされた情報処理プログラムは、操作入力部119に入力されるユーザからのコマンドに対応するCPU112の指令によって、記録メディア115から内蔵メモリ111にロードされて実行される。
【0046】
なお、図示は省略するが、パーソナルコンピュータ55、63、72、73、並びにサーバ41、42も、パーソナルコンピュータ54と同様に構成され、デジタルビデオカメラ52、53、61、62、71も、デジタルビデオカメラ51と同様に構成される。
【0047】
従って、以下の説明では、図2の構成は、パーソナルコンピュータ55、63、72、73並びにサーバ41、42の構成としても引用される。同様に、図3の構成は、デジタルビデオカメラ52、53、61、62、71の構成としても引用される。
【0048】
図4は、本発明を適用したファイル交換システムを構成するデジタルビデオカメラ51とパーソナルコンピュータ54の機能的構成例を示している。
【0049】
デジタルビデオカメラ51は、SIPクライアント151、ファイルマネージャ153、FTPクライアント155、FTPサーバ156、HTTPクライアント157、およびHTTPサーバ158を有している。
【0050】
SIPクライアント151は、利用者リスト152を有している。利用者リスト152には、ユーザがファイル交換可能な相手として指定した相手方(利用者)のIDとその利用者が属するグループが登録される。
【0051】
ファイルマネージャ153は、ファイルを、FAT(File Allocation Table)とファイルディレクトリにより管理する。ファイルマネージャ153はまた、ファイルリスト154を有している。ファイルリスト154には、ユーザが第3者に対して、転送の対象として指定したファイルのリストが登録される。
【0052】
FTPクライアント155、またはHTTPクライアント157は、FTPまたはHTTPに基づいて、ファイルを受信する処理を実行する。FTPサーバ156、またはHTTPサーバ158は、FTPまたはHTTPに基づいて、ファイルを送信する処理を実行する。
【0053】
なお、FTPクライアント155とFTPサーバ156、または、HTTPクライアント157とHTTPサーバ158のいずれを使用するかは、送信されるファイルサイズによって選択される。例えば、サイズが基準値より小さい場合、HTTPが、基準値より大きな場合、FTPが、それぞれ選択される。
【0054】
以上のデジタルビデオカメラ51のSIPクライアント151乃至HTTPサーバ158と同様に、パーソナルコンピュータ54も、SIPクライアント171乃至HTTPサーバ178を有している。これらの対応する名称のものは、対応する機能を有するものであり、その説明は、繰り返しになるので省略する。
【0055】
次に、デジタルビデオカメラ51が、利用者リスト152に利用者IDと利用者が属するグループを登録する処理を、図5を参照して説明する。
【0056】
ステップS1において、デジタルビデオカメラ51のCPU112は、操作入力部119を介して、ユーザから登録したい人のメールアドレスを受けつけると、通信部を制御し、のメールアドレスをキーにして、登録したい人のIDと、その人が属するグループの検索を、利用者情報管理サーバ41に依頼する信号を送信する。
【0057】
ステップS11において、利用者情報管理サーバ41のCPU91は、通信部99を介して、検索の信号を受信すると、ステップS12において、メールアドレスをキーにして、利用者情報管理サーバ41が保持する利用者情報データベースから、IDと属するグループを検索する。そして、ステップS13において、利用者情報管理サーバ41のCPU91は、通信部99を制御し、検索された利用者IDと属するグループをデジタルビデオカメラ51に送信する。
【0058】
ステップS2において、デジタルビデオカメラ51のCPU112は、通信部120を介して、利用者情報管理サーバ41から、利用者IDと属するグループを受信する。ステップS3において、デジタルビデオカメラ51のCPU112は、受信した利用者IDと属するグループを利用者リスト152に登録する。
【0059】
なお、利用者IDと属するグループは、同一人物でも、機器ごとに登録されているので、複数になる場合もある。
【0060】
また、この利用者登録は、RFC2543の4.2.6節、IETF(Internet Engineering Task Force)のInternet Draft「SIP Call Flow Examples」の2.1.1節に開示されている方法に従って行うことができる。
【0061】
同様の処理が、パーソナルコンピュータ54においても行われ、利用者リスト172に、パーソナルコンピュータ54のユーザが指定した、ファイル交換を行う相手方の情報が登録される。このことは、他の装置においても同様である。
【0062】
次に、本発明を用いたファイル交換の例を、図6と図7を参照して説明する。図6は、グループ81に属するデジタルビデオカメラ51が撮影して記録した動画ファイルを、デジタルビデオカメラ51の要求によって、同じグループ(グループ81)に属するパーソナルコンピュータ54に、ネットワークを介して転送する例を示している。
【0063】
なお、デジタルビデオカメラ51が転送する動画ファイルは、例えば、次のようにして、記録メディア115に、記録されたものである。即ち、ユーザが操作入力部119を操作して撮像を指令すると、CPU112は、カメラ機能部117を制御し、光学レンズ部118を駆動し、撮像したい画像の光を光電変換部114に入射させ、電気信号に変換させる。電気信号は画像信号処理部113に供給され、圧縮符号化される。画像信号処理部113は圧縮符号化した画像データを、メディアインターフェース116を介して記録メディア115に供給し、記録させる。
【0064】
このとき、ディレクトリエントリには、ファイルがプライベートで撮影されたものであるのか否かを示す属性情報が「プライベート」194に記録される(後述する図8)。即ち、デジタルビデオカメラ51のCPU112は、動画や静止画を記録メディア115にファイルとして格納する場合、内蔵するレジスタの値から入力経路を検出し、その動画または静止画を、光電変換部114を介して撮像したと判定したとき(プライベートに撮像した画像であると判定したとき)、「プライベート」194に「FF」をセットし、プライベートに撮像した画像ではないと判定したとき、「00」をセットする。
【0065】
ファイルがプライベートで撮影されたものであることを示す属性を有しない場合(プライベートで撮影されたものでない場合)、そのファイルを他の装置へ送信することは禁止される。即ち、デジタルビデオカメラ51のCPU112は、ユーザからファイルリスト154への登録が指令された場合、そのファイルの「プライベート」194をファイルディレクトリから読み出し、プライベートで撮影されたファイルだけをファイルリスト154に登録する。これにより、交換可能なファイルが制限される。
【0066】
ステップS21において、デジタルビデオカメラ51の記録メディア115は、上述のように記録された動画ファイルを保持する。そして、ユーザが操作入力部119を操作して、ファイル転送の指令を入力すると、デジタルビデオカメラ51のCPU112は、通信部120を制御し、自分自身のID(送信元のID)を付して、ファイルの受信を要求する信号を、サーバ42を介して、パーソナルコンピュータ54に送信させる。
【0067】
ステップS41において、パーソナルコンピュータ54のCPU91は、サーバ42を介して、通信部99から、デジタルビデオカメラ51からのファイルの受信を要求する信号を受信すると、ステップS42において、利用者リスト172を参照して、受信した信号の送信元のIDがどのグループに属しているのかを検出し、デジタルビデオカメラ51が同じグループに属するのか否かを判定する。上述したように、パーソナルコンピュータ54においても、デジタルビデオカメラ51における場合と同様に、ファイル交換が許容される相手のIDは、利用者リスト172に、予め登録されている。また、ユーザによって、手元の記録メディアやバッテリの残量等からファイルを取得するか否かが判断される。
【0068】
ステップ43において、パーソナルコンピュータ54のCPU91は、通信部99を制御して、ステップS41で受信した要求に対応する応答を、サーバ42を介して、デジタルビデオカメラ51に送信させる。ユーザからファイルを取得する指令がなされ、かつ、デジタルビデオカメラ51とパーソナルコンピュータ54が、同じグループに属している場合(パーソナルコンピュータ54の記憶部98に記憶されている利用者リスト172に、デジタルビデオカメラ51のグループがパーソナルコンピュータ54と同じグループ81であると記憶されている場合)、この応答は、送信許可の応答となる。これに対して、ユーザから、ファイルの受信の指令が入力されないか、または、両者が異なるグループに属する場合には、この応答は、送信不許可の応答となる。
【0069】
ステップS22において、デジタルビデオカメラ51のCPU112は、サーバ42を介して、通信部120から、パーソナルコンピュータ54からの応答を受信する。いまの場合、送信が許可されたので、ユーザは、ファイルリスト154を参照にして、送信したいファイルを選択する。ファイルリスト154に登録されていないファイルが選択された場合、CPU112は、エラーメッセージを表示し、送信を拒否する。正しいファイルが選択された場合、ステップS23において、CPU112は、通信部120を制御し、その送信したいファイルのファイル情報(ファイル名とファイルサイズを含む)を、サーバ42を介して、パーソナルコンピュータ54に送信させ、FTPサーバ156(または、HTTPサーバ158でもよい)を起動させる。
【0070】
ステップS44において、パーソナルコンピュータ54のCPU91は、サーバ42を介して、通信部99から、そのファイル情報を受信し、記憶部98に保持する。そして、パーソナルコンピュータ54のCPU91は、FTPクライアント175(または、HTTPクライアント177でもよい)を起動させ、デジタルビデオカメラ51のFTPサーバ156(または、HTTPサーバ158)と接続させる。
【0071】
デジタルビデオカメラ51のCPU112(FTPサーバ156(またはHTTPサーバ158))は、ステップS24において、通信部120を制御して、サーバ42を介して、送信したいファイルのデータのパーソナルコンピュータ54への転送を開始させる。即ち、記録メディア115に記録されているファイルのうち、転送対象とされているファイルのデータが、メディアインターフェース116を介して読み出される。画像信号処理部113は、このデータを、CPU112を介して、通信部120に供給する。通信部120は、このデータを、サーバ42を介して、パーソナルコンピュータ54に送信する。
【0072】
ステップS45において、パーソナルコンピュータ54のCPU91(FTPクライアント175(または、HTTPクライアント177))は、サーバ42を介して、通信部99から、デジタルビデオカメラ51からのファイルデータを受信する。ステップS46において、パーソナルコンピュータ54のCPU91は、受信したデータが、ステップS44の処理で保持したファイルサイズに達した場合(すべてのデータを受信した場合)、FTPクライアント175(または、HTTPクライアント177)の動作を停止し、それまでに受信したデータを記憶部98に保持する。
【0073】
これに対して、何等かの理由で、受信途中で接続が終了した場合(ファイルの受信データが保持しているファイルサイズに達していない場合)、パーソナルコンピュータ54のCPU91は、FTPクライアント175(または、HTTPクライアント177)の動作を停止させ、それまでに受信したデータを記憶部98に保持する。そして、CPU91は、レジューム開始位置(受信データの最後の位置)を検出する。ステップS47において、パーソナルコンピュータ54のCPU91は、通信部99を制御し、サーバ42を介して、デジタルビデオカメラ51にレジューム開始位置を送信させる。
【0074】
ステップS25において、デジタルビデオカメラ51のCPU112は、サーバ42を介して、通信部120から、パーソナルコンピュータ54からのレジューム開始位置を受信し、FTPサーバ156(または、HTTPサーバ158)の動作を停止させる。ステップS26において、デジタルビデオカメラ51のCPU112は、ユーザから送信済みデータの消去が指令されたとき、送信対象のファイルのデータを、受信したレジューム開始位置で、送信済みデータのファイルと未送信データのファイルに分割し、送信済みデータのファイルを消去する。これにより、記録メディア115の記録容量が、その分だけ多くなり、新たなデータが記録可能となる。
【0075】
なお、上述の例では、ユーザが手元の記録メディアやバッテリの残量等からファイルを取得するか否かを判断し、指令するようにしたが、外出先でデジタルビデオカメラ51に記録された動画ファイルを、留守中の自宅にあるパーソナルコンピュータ54に転送するような場合、パーソナルコンピュータ54のCPU91が、自ら、同様の判断をすることになる。
【0076】
従って、このような場合、ユーザは、パーソナルコンピュータ54に、ハードディスク(記憶部98)の空き容量やバッテリの残量から受信可能なサイズ等を予め設定しておき、パーソナルコンピュータ54のCPU91は、ファイルがその条件を満たすか否かを判定し、判定結果に対応する応答を返す。
【0077】
図7は、図6の例とは逆に、記録されている動画ファイルを所持するデジタルビデオカメラ51に、パーソナルコンピュータ54がファイルの送信を要求して、ファイルを受信する例を示している。
【0078】
ステップS81において、パーソナルコンピュータ54のCPU91は、通信部99を制御して、ファイルの送信を要求する信号を、サーバ42を介して、デジタルビデオカメラ51に対して送信させる。
【0079】
ステップS61において、デジタルビデオカメラ51のCPU112は、通信部120を介して、パーソナルコンピュータ54からのファイルの送信を要求する信号を受信すると、ステップS62において、利用者リスト152を参照して、パーソナルコンピュータ54が自分自身と同じグループに属するか否かを判定する。この例の場合、パーソナルコンピュータ54とデジタルビデオカメラ51は、同じグループ(グループ81)に属しているので、デジタルビデオカメラ51のCPU112は、ステップS63において、通信部120を制御して、送信承諾の応答を、サーバ42を介して、パーソナルコンピュータ54へ返す。パーソナルコンピュータ54が、同一のグループに属していない場合には、このとき、送信非承諾の応答が返される。
【0080】
ステップS82において、パーソナルコンピュータ54のCPU91は、通信部99を介して、デジタルビデオカメラ51からの応答(送信承諾の応答)を受信する。ステップS83において、パーソナルコンピュータ54のCPU91は、通信部99を制御し、操作入力部96を介して、ユーザから入力される指令に基づき、受信したい(保持したい)ファイル名を、サーバ42を介して、デジタルビデオカメラ51に送信させる。
【0081】
ステップS64において、デジタルビデオカメラ51のCPU112は、通信部120を介して、パーソナルコンピュータ54が受信したいファイル名を受信する。ステップS65において、CPU112には、ファイルリスト154を参照して、そのファイルの情報が適正である(交換可能なファイル(交換が許容されるファイル)である)ことを表しているか否かを判定する。デジタルビデオカメラ51のCPU112は、そのファイル情報が適正である(そのファイルは交換可能である(ファイルリスト154に登録されている、交換が許容されているファイルである))ことを表していると判定した場合、通信部120を制御して、そのファイルサイズを、サーバ42を介して、パーソナルコンピュータ54に送信させ、FTPサーバ156(または、HTTPサーバ158)を起動させる。
【0082】
デジタルビデオカメラ51のCPU112は、そのファイル情報が適性でない(そのファイルは交換可能でない(交換が許容されていない))ことを表していると判定した場合、ステップS65において、通信部120を制御して、送信不可能の通知を、サーバ42を介して、パーソナルコンピュータ54に送信させる。
【0083】
ファイル情報が適正である(そのファイルが交換可能なファイルである(交換が許容されるファイルである))ことを表している場合、ステップS84において、パーソナルコンピュータ54のCPU91は、通信部99を制御して、サーバ42を介して、デジタルビデオカメラ51から送信されてくるファイルサイズを受信して、それを記憶部98に保持する。そして、パーソナルコンピュータ54のCPU91は、FTPクライアント175(または、HTTPクライアント177)を起動させ、デジタルビデオカメラ51のFTPサーバ156(または、HTTPサーバ158)と接続させる。
【0084】
ファイル情報が適性でない(そのファイルは交換可能でない(交換が許容されていない))ことを表している場合、ステップS84において、パーソナルコンピュータ54のCPU91は、通信部99により、サーバ42を介して、デジタルビデオカメラ51から送信されてくる送信不可能の通知を受信して、処理を終了する。
【0085】
デジタルビデオカメラ51のCPU112(FTPサーバ156(またはHTTPサーバ158))は、ステップS65において、パーソナルコンピュータ54にファイルサイズを送信した後、ステップS66において、通信部120を制御し、そのファイルのデータの転送を開始させる。
【0086】
ステップS85において、パーソナルコンピュータ54のCPU91(FTPクライアント175(または、HTTPクライアント177))は、通信部99から、サーバ42を介して、ファイルのデータを受信する。受信したデータが保持しているファイルサイズに達した場合、ステップS86において、パーソナルコンピュータ54のCPU91は、FTPクライアント175(または、HTTPクライアント177)の動作を停止させ、受信したデータを記憶部98に保持する。
【0087】
これに対して、何等かの理由で、受信途中で接続が終了した場合(それまでの受信データのデータ量がステップS84の処理で保持したファイルサイズに達していない場合)、パーソナルコンピュータ54のCPU91は、FTPクライアント175(または、HTTPクライアント177)の動作を停止させ、受信したデータを記憶部98に保持して、レジューム開始位置(受信データの最後の位置)を検出する。ステップS87において、パーソナルコンピュータ54のCPU91は、通信部99を制御して、レジューム開始位置を、サーバ42を介して、デジタルビデオカメラ51に送信させる。
【0088】
ステップS67において、デジタルビデオカメラ51のCPU112は、通信部120から、サーバ42を介してレジューム開始位置を受信し、FTPサーバ156(または、HTTPサーバ158)の動作を停止させる。ユーザから転送済みデータの消去が指令されたとき、ステップS68において、デジタルビデオカメラ51のCPU112は、そのレジューム開始位置で、いま送信対象としているファイルのデータを、送信済みのデータのファイルと、未送信データのファイルとに分割し、送信済みデータのファイルを消去する。従って、デジタルビデオカメラ51の記録メディア115に新たなファイルを記録することができる容量が、その分だけ増加する。
【0089】
以上のようにして、何等かの原因により、ファイルの送信処理が途中で中断した場合、その中断した位置が受信側から送信側に通知される。送信側では、ユーザから送信済みデータの消去が指令された場合、送信対象のファイルを中断した位置(レジューム開始位置)で2つのファイルに分割し、送信済みデータのファイルを消去する。
【0090】
送信対象のファイルを送信済みデータのファイルと未送信データのファイルに分割し、送信済みデータのファイルを消去する処理を図8乃至図13を参照して説明する。
【0091】
ファイルマネージャ153が管理するファイルのディレクトリエントリの例が、図8に示されている。なお、図中の上辺の数字は、ディレクトリエントリの0から始まる16進数で表したバイト位置を示している。「名前」191には、ファイル名が記憶され、「拡張名」192には、ファイルの拡張子(例えば、MPEG2(Moving Picture Experts Group phase 2)フォーマットの場合は「.mpg」、AVI(Audio Video Interleaving)フォーマットの場合は「.avi」)が記憶される。また、「属性」193には、ファイルの属性が記憶されている。ファイルの属性には、例えば、ファイルの拡張子によって判断された交換可能なファイルであるか否かという属性がある。
【0092】
「プライベート」194には、ファイルが「プライベート」で撮影された画像のファイルであるのか否かを示す属性情報が記録される。なお、「プライベート」194のデータは、デジタルビデオカメラ51のCPU112により、記録メディア115に動画または静止画がファイルとして格納される場合にセットされ、この「プライベート」194のデータにより、ファイルリスト154にファイルが登録されるか否かが判断される。即ち、「プライベート」194が「FF」の場合、ファイルはプライベートに撮像した画像データであるので、ファイルリスト154に登録され、「プライベート」194が「00」の場合、ファイルはプライベートに撮像した画像データではないので、ファイルリスト154に登録されない。
【0093】
また、「セクタ内バイト位置」196には、このファイルのデータが格納されているクラスタ(記録メディア115のクラスタ)のうちの、先頭クラスタのセクタ内の先頭バイト位置を表すデータ(アドレス)が記憶される。さらに、「クラスタ内セクタ位置」197には、その先頭クラスタ内の先頭セクタ位置を表すデータ(アドレス)が記憶される。先頭クラスタの番号(位置)は、「先頭クラスタ番号(High)」198と「先頭クラスタ番号(Low)」201に、分けて記憶される。そのファイルのサイズは、「ファイルサイズ」202に記憶される。即ち、送信済みデータのファイルが消去された場合、ファイルマネージャ153は、これらのデータ(アドレス)を変更(更新)する。
【0094】
「記録時刻」199と「記録日付」200には、ファイルが記録された時刻と日付がそれぞれ記憶される。なお、「予約」195は、未使用の領域である。
【0095】
ファイルマネージャ153は、送信済みのデータのファイルが消去された場合、「名前」191に記憶されているファイル名は変更しないが、「セクタ内バイト位置」196、「クラスタ内セクタ位置」197、「先頭クラスタ番号(High)」198、「先頭クラスタ番号(Low)」201、および「ファイルサイズ」202を、送信前(分割前)の元のファイルのものから、分割後の、未送信データのファイルのものに変更させる。また、タイムスタンプとしての、「記録時刻」199と「記録日付」200も、最終変更日時のものに変更される。
【0096】
図9は、ファイルマネージャ153が管理するFATとしてのFAT32の例を示している。なお、FAT32の詳細は、「Microsoft Extensible Firmware Initiative FAT32 File System Specification」に開示されている。FAT32のエントリ211の中の数字は、次のFATエントリ番号を表している(簡略化のため、16進数のうちの下2桁だけが示されている)。なお、図9において、「00000000」と「00000001」の「RSV」は、Windows(登録商標)において使用される領域である。EOF(End Of File)は、ファイルの終点を表し、「−」は、「00000000」を意味し、「未使用」を表す。
【0097】
図9の例では、4つのファイルが登録されている。1つのファイルの先頭は、「00000007」に位置し、その続きは、「00000008」に位置し、「00000009」でそのファイルは終了している。同様に、「00000029」、「0000001B」、「00000011」、「00000012」、「00000013」、「00000014」、「00000003」に1つのファイルが登録されており、他の1つのファイルが、「0000001F」、「00000025」、「00000031」、「00000030」に登録されており、さらに他の1つのファイルが、「0000002C」、「0000002D」、「0000002E」、「0000002F」、「00000038」、「00000039」、「0000003A」、「0000003B」に登録されている。
【0098】
図10は、FAT32における記憶と実際のファイルの関係の例を示している。なお、FAT32の内容の「00000000」(図9における「−」に対応する)は未使用を表し、「FFFFFFFF」は終了を表す。
【0099】
図10の例の場合、ファイルの先頭のFATエントリ番号(クラスタ番号と等しいので、以下、クラスタ番号と称する)が「0000130A」なので、記録メディア115のデータ領域221のうちのクラスタ「0000130A」のデータ232がファイルの先頭のデータになる。そして、先頭クラスタ番号「0000130A」のFAT32の内容は、「0000101E」なので、データ領域221の、クラスタ番号「0000101E」に記憶されているデータ231が次のデータとなる。以下、同様に、クラスタ番号「0000101E」の後、クラスタ番号は、「00004091」、「00004092」、「0000C12B」、と続くので、データ領域221のデータ233、234、235が、データ231に続くことになる。クラスタ番号「0000C12B」の後、「0000C12C」のFAT32の内容が「FFFFFFFF」なので、そのファイルのデータは、データ236で最後となる。
【0100】
図11は、図10に示されるファイルをレジューム開始位置で2つに分割し、送信済のファイルを消去した後のファイルの構成を示している。なお、点Aはレジューム開始位置を示し、データ領域221の斜線部(データ231、232、並びデータ233の点Aまで)は転送済みのデータ(消去されたデータ)を示している。したがって、転送済みのデータのファイルを消去した後の未転送のデータのファイルは、データ233の点Aから最後までのデータと、データ234乃至236で構成される。
【0101】
ファイルを消去する処理について、図12のフローチャートを参照して、詳細に説明する。ステップS101において、デジタルビデオカメラ51のCPU112(ファイルマネージャ153)は、図6のステップS25または図7のステップS67で、パーソナルコンピュータ54から受信した「レジューム開始位置」を「1クラスタのサイズ」で割り、商が「0」であるか否かを判定する。商が「0」であると判定された場合、転送済みのデータは、1クラスタ未満であることになるので(未転送のデータの先頭は、転送前のデータの先頭と同一のクラスタ内に位置するので)、処理をステップS102に進め、CPU112は、ファイルのディレクトリエントリの「先頭クラスタ番号(High)」198と「先頭クラスタ番号(Low)」201を変更しない(特別の処理を実行しない)。
【0102】
ステップS101において、デジタルビデオカメラ51のCPU112は、商が「0」ではないと判定した場合、処理をステップS103に進め、商の値の分だけ先頭クラスタを移動させる。例えば、図11の例では、商が「2」になるので、CPU112は、先頭クラスタを2つ移動し、3番目のクラスタ「00004091」(データ233のクラスタ)を先頭クラスタとして、ファイルのディレクトリエントリの「先頭クラスタ番号(High)」198と「先頭クラスタ番号(Low)」201の値を変更(更新)する。
【0103】
ステップS102またはステップS103の処理の後、ステップS104において、デジタルビデオカメラ51のCPU112は、クラスタ内のセクタ位置と、バイト位置を、BPB(BIOS Parameter Block)に格納されている「クラスタあたりセクタ数」および「セクタあたりバイト数」から算出し、ファイルのディレクトリエントリの「クラスタ内セクタ位置」197と、「セクタ内バイト位置」196に記憶する。図11の例の場合、レジューム開始位置Aにおけるクラスタ内セクタ位置とセクタ内バイト位置が記憶される。ステップS105において、デジタルビデオカメラ51のCPU112は、ファイルのディレクトリエントリの「ファイルサイズ」202を消去後のサイズ(未転送のデータのファイルのサイズ)に変更する。図11の例の場合、データ233の点Aから最後までとデータ234乃至236で構成されるファイルのサイズに変更される。
【0104】
ステップS106において、CPU112は、データを消去したクラスタのクラスタ番号(図11の例の場合、データ231とデータ232のクラスタ「0000101E」と「0000130A」)に対応するFATエントリの内容を「未使用」(「00000000」)に変更して、処理を終了する。
【0105】
図13は、ディレクトリエントリの領域の変更例を示している。この例では、図12のステップS103の処理により、「先頭クラスタ番号(high)」198と、「先頭クラスタ番号(low)」201が、データ232に対応するクラスタ番号「0000130A」からデータ233に対応するクラスタ番号「00004091」に変更されている。また、図12のステップS104の処理により、「クラスタ内セクタ位置」197と、「セクタ内バイト位置」196が、最初の値「0000」からレジューム開始位置の値「003A」、「7A05」に変更される。さらに、図12のステップS105の処理により、「ファイルサイズ」202の内容が、消去前のサイズ「7FFF」から、消去後のサイズ「5EA7」に変更される。
【0106】
以上のような分割と消去の処理が行われたか否かにかかわらず、転送が中断された後、所定のタイミングで、ファイルの未転送データの送信が開始される。このファイルの再送の動作について、図14を参照して説明する。この動作は、図6の例のように、送信側から受信側へファイルの受信を要求した場合も、図7の例のように、受信側から送信側へファイルの送信を要求した場合も、同様に行われる。
【0107】
ステップS131において、デジタルビデオカメラ51のCPU112は、ユーザからの指令に基づき、再送したいファイルのファイル名とファイルサイズを、通信部120を介して、パーソナルコンピュータ54に送信する。パーソナルコンピュータ54のCPU91は、ステップS141において、デジタルビデオカメラ51から送信されてきたファイル名とファイルサイズを受信すると、ステップS142において、オフセット位置を決定する。
【0108】
オフセット位置の決定処理について、図15と図16を参照して説明する。図15は、ファイルのデータの構成を示している。送信前のファイル240は、送信済みデータ241のファイルと、未送信データ242のファイルに分割される。送信済みデータ241と未送信データ242の境界は、レジューム開始位置Aで表される。このレジューム開始位置は、ファイル240の先頭からの位置を表している。
【0109】
図16を参照して、オフセット位置の決定処理について説明する。ステップS151において、パーソナルコンピュータ54のCPU91は、デジタルビデオカメラ51から、ステップS141の処理で受信したファイルサイズが、図6のステップS44または図7のステップS84の処理で受信し、記憶部98に保持されているファイル情報の中のファイルサイズ(元のファイル240のファイルサイズ)と一致するか否かを判定する。
【0110】
ステップS151において、パーソナルコンピュータ54のCPU91は、保持しているファイルサイズと、ステップS141で受信したファイルサイズが一致する(ステップS141で受信したファイルサイズが、図15のファイル240のファイルサイズである)と判定した場合、デジタルビデオカメラ51は、ファイルの分割、消去を行っていないので、処理をステップS152に進め、ファイルの転送開始位置のオフセットに、レジューム開始位置を設定する。即ち、この場合、デジタルビデオカメラ51は、ファイルの転送済みデータを消去していない(転送前と転送後のファイルは同じである)ので、パーソナルコンピュータ54のCPU91は、ファイルの転送開始位置のオフセットをレジューム開始位置Aにする必要がある。
【0111】
一方、ステップS151において、パーソナルコンピュータ54のCPU91は、保持しているファイルサイズと受信したファイルサイズが一致しない(受信したファイルサイズがファイル240のサイズではない)と判定した場合、処理をステップS153に進め、受信したファイルサイズにレジューム開始位置(点A)を加算した値が、保持しているファイルサイズ(ファイル240のサイズ)と等しいか否かを判定する。即ち、図15に示されるように、受信したファイルサズが未送信データ242のファイルのサイズであれば、それにレジューム開始位置(点A)の値(転送済みデータ241のデータ量)を加算した値は、元のファイル240のサイズと等しくなる。
【0112】
ステップS153において、パーソナルコンピュータ54のCPU91は、受信したファイルサイズが未送信データ242のファイルのサイズであると判定した場合、デジタルビデオカメラ51は、転送済みデータのファイルを消去しているので、処理をステップS154に進める。ステップS154において、パーソナルコンピュータ54のCPU91は、ファイルの転送開始位置のオフセットに「0」を設定する。ステップS153で、受信したファイルサイズが未送信データ242のファイルのサイズと一致しないと判定された場合、ステップS155でエラー処理が実行される。
【0113】
図14に戻って、ステップS143において、パーソナルコンピュータ54のCPU91は、通信部99を制御して、決定されたオフセットを、パラメータとして設定し(FTPは転送開始位置をオフセットとして指定するパラメータを有している)、ファイルの再送を要求する信号をデジタルビデオカメラ51に送信させる。
【0114】
ステップS132において、デジタルビデオカメラ51のCPU112は、通信部120を介して、パーソナルコンピュータ54からの再送を要求する信号を受信する。ステップS133において、デジタルビデオカメラ51のCPU112は、通信部120を制御し、パーソナルコンピュータ54へ未転送データ242のファイルを転送させる。オフセットがレジューム開始位置とされている場合、ファイル240のレジューム開始位置Aからのデータ242が転送され、オフセットが「0」とされている場合、データ242で構成される1つの新たなファイルの先頭からデータが転送される。
【0115】
ステップS144において、パーソナルコンピュータ54のCPU91は、通信部99を介して、デジタルビデオカメラ51から送信されたデータを受信すると、ステップS145において、保持していたデータ(図6のステップS45または図7のステップS85の処理で受信したデータ241)と合成して、1つのファイルとする。この合成は、オフセット=レジューム開始位置の場合、従来の場合と同様に、FTPクライアント175によって行われる。これに対して、オフセット=0の場合、合成処理は、ファイルマネージャ173によって行われる。なお、オフセット=0の場合においても、FTPクライアント175に合成処理を行わせるようにすることもできる。
【0116】
データを再送途中で再び接続が途切れた場合には、同様の処理が再び実行される。
【0117】
以上においては、レジューム情報やプライベート情報をファイルのディレクトリエントリで管理するようにしたが、ファイルリストに登録し、管理するようにしてもよい。
【0118】
なお、ファイルがプライベートで撮影されたものであるか否かの判定は、MPEG2−PS(Moving Picture Experts Group phase 2 − Program Stream)のデータ構造の場合、パックヘッダの105乃至109ビット目の予約領域にプライベートで記録したことがわかる情報を埋め込み、それに基づいて行うこともできる。例えば、プライベートで撮影されたものである場合、予約領域には「1」がセットされ、プライベートで撮影されたものでない場合、予約領域には「0」がセットされる。
【0119】
また、Open MG(商標)やDTCP(Digital Transmission Copy Protection)など、デジタルコンテンツの不正コピーを防止する技術を用いて、コピーが許容されているファイルのみを、交換可能なファイルとして限定することもできる。
【0120】
上述の説明においては、ファイルを受信するパーソナルコンピュータ54の電源90は、予め起動されていたが、デジタルビデオカメラ51のユーザが、例えば、留守中の自宅のパーソナルコンピュータ54にファイルを送信したい場合、ユーザが外部からパーソナルコンピュータ54を起動し、ファイルを送信することが必要となる。本発明において、ユーザが外部からパーソナルコンピュータ54を起動し、ファイルを送信する他の実施の形態を以下に示す。
【0121】
図17は、パーソナルコンピュータ54の通信部99に設けられたネットワークアダプタ250の構成例を示す。
【0122】
電力供給部258は、入出力インタフェース95を介して供給される電力に基づいて、ネットワークアダプタ250の各部に必要な電力を供給する。デジタルビデオカメラ51のユーザがパーソナルコンピュータ54の起動を指令すると、CPU112は、通信部120から、パーソナルコンピュータ54の起動を指令するデータ(フレーム)を、LAN(Ethernet(R))を含むネットワークを介して送信する。このデータ(フレーム)は、LAN(Ethernet(R))を含むネットワークを介してパーソナルコンピュータ54により受信され、コネクタ251に供給される。コネクタ251に供給されたデータは、パルストランスフォーマ252を介して、物理層コントローラ253に供給される。
【0123】
物理層コントローラ253に入力されたデータは、さらにLANコントローラ254に供給される。LANコントローラ254は、受信した、LAN規格(例えば、Ethernet(R))に基づくパケットでパケット化し、RAM257に保持させる。また、LANコントローラ254は、アドレスや誤り検出のためのヘッダやフッタを管理し、伝送中の誤りを検出した場合、再送要求を送信元に送る。さらに、LANコントローラ254は、受信したデータが起動可能な相手からの起動データである(詳細は図18を参照して後述する)場合、起動信号を起動信号供給部255に供給する。起動信号供給部255は、起動信号を入出力インターフェース95を介してCPU91に供給し、CPU91は、パーソナルコンピュータ54の電源90を起動する。この起動には、スリープ状態、サスペンド状態、またはレジューム状態からの復帰も含まれる。
【0124】
また、CPU91がデジタルビデオカメラ51へのデータの送信を指令すると、送信データが、入出力インタフェース95を介して、LANコントローラ254に供給される。LANコントローラ254は、供給された送信データから、LAN規格に合わせてパケットを組み立て、その送信データをRAM257に保持させる。LANコントローラ254は、保持した送信データを物理層コントローラ253に供給する。物理層コントローラ253は、送信データを伝送ケーブルの信号規格にあった信号に変換し、パルストランスフォーマ252に供給する。パルストランスフォーマ252は、供給された送信データをコネクタ251を介して、LAN(Ethernet(R))を含むネットワークから外部のネットワークに送信する。
【0125】
なお、このネットワークアダプタ250に遠隔起動処理を実行させる遠隔起動プログラムは、ROM256に格納されている。
【0126】
ネットワークアダプタ250がパーソナルコンピュータ54の電源90を起動する処理を、図18のフローチャートを参照して説明する。
【0127】
ステップS171において、LANコントローラ254は、デジタルビデオカメラ51の通信部120から送信されてきたフレームを、LAN、コネクタ251、パルストランスフォーマ252、および物理層コントローラ253を介して、受信する。この受信したフレームの例を図19に示す。
【0128】
LAN(Ethernet(R))のルータ(図示せず)により生成されたフレーム270は、ヘッダとデータ部から構成されている。ヘッダは、送信先MAC(Media Access Control)アドレス271と送信元MACアドレス272から構成されている。それぞれには、そのLANにおけるフレームの送信先と送信元のMACアドレスが格納される。なお、MACアドレス(IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)アドレス)とは、ネットワーク上で機器毎に決められている48ビットのアドレスであり、前半24ビットがIEEEで管理されたベンダ固有のIDであり、後半24ビットは各ベンダが割り振った連番となっている。
【0129】
データ部には、いまの場合、IPパケットが格納されている。IPパケットは、送信元IPアドレス281と送信先IPアドレス282から構成されるヘッダと、Magic Packet(登録商標)283を含むデータから構成されている。Magic Packet283とは、遠隔操作で機器を起動させるための情報を有するパケットである。送信元IPアドレス281と送信先IPアドレス282には、インターネット上のこのIPパケットの送信元と送信先のIPアドレスが、それぞれ格納される。
【0130】
ステップS172において、LANコントローラ254は、受信したフレーム270にMagic Packet283が存在するか否かを判定する。Magic Packet283が存在すると判定した場合、LANコントローラ254は、処理をステップS173に進め、送信元が、RAM257に予め記憶されている起動許可者であるか否かを判定する。なお、起動許可者は、ユーザが起動を許可する相手のMACアドレスを指定し、入出力インタフェース95を介して、CPU91がLANコントローラ254に供給して、LANコントローラ254がRAM257に記憶したものである。なお、RAM257に替えて、EEPROM等の不揮発性のメモリを設け、そこに記憶させるようにしてもよい。
【0131】
図20にMagic Packet283の例を示す。Magic Packet283は、「FFFFFFFFFFFF」の後、MACアドレス(図20の例の場合、「01 02 03 04 05 06」)が16回繰り返され、さらに、送信元のMACアドレス(図20の例の場合、「77 88 99 AA BB CC」)が付加されている。このMagic Packet283の送信元がデジタルビデオカメラ51である場合、そのMACアドレスがここに記述される。LANコントローラ254は、このMagic Packet283に付加されている送信元のMACアドレスが、予めRAM257に記憶されている起動許可者のMACアドレスであるか否かを判定する。
【0132】
ステップS173において、送信元は起動許可者であると判定した場合、ステップS174において、LANコントローラ254は、起動信号供給部255に起動信号を送信する。ステップS175において、起動信号供給部255は、入出力インタフェース95を介して、CPU91に起動信号を送信する。この起動信号を受信したとき、CPU91は、電源90を制御し、各部に必要な電力を供給させる。
【0133】
ステップS172において、受信したフレーム270にMagic Packet283が存在しないと判定された場合、またはステップS173において、送信元は起動許可者ではないと判定された場合、LANコントローラ254は、起動することはできないので、処理をステップS176に進め、受信したフレーム270を破棄する。すなわち、この場合、電源90は起動されない。
【0134】
このように、送信元が予め記憶されている場合にのみ電源90が起動されるので、パーソナルコンピュータ54が不正に利用されるようなことが抑制される。
【0135】
このようの処理によって、デジタルビデオカメラ51のユーザがパーソナルコンピュータ54を外部から起動する動作を図21を参照して説明する。
【0136】
パーソナルコンピュータ54へのファイルの送信をユーザから指令された場合、ステップS191において、デジタルビデオカメラ51のCPU112は、パーソナルコンピュータ54の電源90の状態を確認する信号を、通信部120からネットワークを介して、パーソナルコンピュータ54に送信する。すなわち、デジタルカメラ51は、電源90がオンされているか否かを表す信号の送信を、パーソナルコンピュータ54に要求する。ステップS211において、パーソナルコンピュータ54のCPU91は、通信部99を介して、デジタルビデオカメラ51から、電源状態を確認する信号を受信する。
【0137】
ステップS212において、CPU91は、電源90の状態を検出し、検出した状態に基づいて、電源オン信号または電源オフ信号を、通信部99からネットワークを介して、デジタルビデオカメラ51に送信する。ステップS192において、CPU112は、通信部120を介して、パーソナルコンピュータ54から、電源オン信号または電源オフ信号を受信する。
【0138】
CPU112は、電源90がオフ状態(スリープ状態、レジューム状態、またはサスペンド状態)であることを表す電源オフ信号を受信した場合、ステップS193において、電源オンを指示する信号(Magic Packet283を含むフレーム270)を、通信部120を介して、パーソナルコンピュータ54に送信する。ステップS213において、CPU91は、通信部99に設けられたネットワークアダプタ250を介して、電源オンの指令を受信する。ネットワークアダプタ250は、図18の処理を行ない、ステップS173において、デジタルビデオカメラ51が起動許可者である(図20のMACアドレスがRAM257に記憶されたMACアドレスである)と判定された場合、起動信号供給部255から、起動信号を、入出力インタフェース95を介して、CPU91に供給する。CPU91はこの起動信号に基づいて、電源90を起動する。
【0139】
図21の処理の後、ファイル送信処理(図6)が行なわれ、パーソナルコンピュータ54は、デジタルビデオカメラ51が送信したファイルを受信する。デジタルビデオカメラ51は、ファイルを送信した後一定時間が経過し、ファイル送信を再開する処理(図14)を行なう場合にも、図21の処理を行ない、パーソナルコンピュータ54の電源90が起動した状態で、ファイルを送信する。
【0140】
ステップS192で受信した信号が、電源オン信号である場合、パーソナルコンピュータ54は、既に起動されているので、ステップS193、従って、ステップS213の処理は実行されない。この場合、ステップS192の処理の後、ファイル送信処理(図6)が行なわれる。なお、ステップS172とS173の判定処理の順序は変更してもよい。
【0141】
このように、本発明においては、ファイルの送信先が起動していない場合、外部から起動させた後、ファイルを送信することができる。しかも、相手側を確認するので、パーソナルコンピュータ54が不正に利用されるのを防止することができる。
【0142】
デジタルビデオカメラ51のユーザが指令して、パーソナルコンピュータ54を起動させる他の実施の形態を図22を参照して説明する。
【0143】
ステップS231において、デジタルビデオカメラ51のCPU112は、通信部120を介して、パーソナルコンピュータ54の電源90の状態を確認する信号を送信する。ステップS251において、パーソナルコンピュータ54のCPU91は、通信部99を介して、デジタルビデオカメラ51から、電源90の状態を確認する信号を受信する。ステップS252において、CPU91は、電源90の状態を検出し、通信部99を介して、電源オン信号または電源オフ信号を送信する。ステップS232において、CPU112は、通信部120を介して、パーソナルコンピュータ54から、電源オン信号または電源オフ信号を受信する。
【0144】
ステップS233において、CPU112は、電源オフ信号を受信した場合、電源オンを指令する信号(Magic Packet283を含むフレーム270)を、通信部120を介して、パーソナルコンピュータ54に送信する。ステップS253において、CPU91は、通信部99を介して、電源オンを指令する信号を受信し、電源90を起動する。ステップS254において、CPU91は、フレーム270の送信元IPアドレス281を参照して、通信部99を介して、デジタルビデオカメラ51に電源90を起動したことを通知する。ステップS234において、CPU112は、通信部120を介して、パーソナルコンピュータ54から、起動の通知を受信する。
【0145】
起動の通知を受信すると、ステップS235において、CPU112は、通信部120を介して、パーソナルコンピュータ54に、通知に対する応答を送信する。ステップS255において、CPU91は、通信部99を介して、デジタルビデオカメラ51から、通知に対する応答を受信すると、電源90をオンの状態のままにする。その後、上述したようにして、ファイルの送受信処理が実行される。
【0146】
ステップS235において、デジタルビデオカメラ51がパーソナルコンピュータ54に応答しなかった場合(パーソナルコンピュータ54が通知に対する応答を受信しなかった場合)、ステップS254で通知を発行してから一定の時間が経過したとき、CPU91は、電源90をオフする。なお、ステップS233で受信した信号が電源オン信号である場合、直ちにファイル送受信処理が実行される。
【0147】
このように、パーソナルコンピュータ54は、起動を指令した相手が起動の通知に対して応答した場合のみ、起動させるようにする。これにより、パーソナルコンピュータ54が通知に応答する機能を有していない装置により、不用意に使用されてしまうことが抑制される。
【0148】
次に、サーバを利用して、パーソナルコンピュータ54を起動させる、さらに他の実施の形態を、図23を参照して説明する。
【0149】
ステップS271において、デジタルビデオカメラ51のCPU112は、通信部120を介して、パーソナルコンピュータ54の電源90の状態を確認する信号を、パーソナルコンピュータ54に送信する。ステップS311において、パーソナルコンピュータ54のCPU91は、通信部99を介して、デジタルビデオカメラ51から、電源90の状態を確認する信号を受信する。ステップS312において、CPU91は、電源状態を検出し、通信部99を介して、電源オン信号または電源オフ信号を、デジタルビデオカメラ51に送信する。ステップS272において、CPU112は、通信部120を介して、パーソナルコンピュータ54から、電源オン信号または電源オフ信号を受信する。なお、この場合にも、受信した信号が電源オン信号であるときは、直ちにファイルの送受信処理が行われる。
【0150】
電源オフ信号を受信した場合、CPU112は、ステップS273において、通信部120を介して、Magic Packet283を、パーソナルコンピュータ54に送信する。ステップS313において、CPU91は、通信部99を介して、デジタルビデオカメラ51から、Magic Packet283(電源オンを指令する信号)を受信する。
【0151】
ステップS314において、CPU91は、通信部99を介して、Magic Packet283の送信元(デジタルビデオカメラ51)の特定依頼を、利用者情報管理サーバ41に送信する。ステップS291において、利用者情報管理サーバ41のCPU91は(図2は、利用者情報管理サーバ41の構成としても引用される)、パーソナルコンピュータ54から、通信部99を介して、送信元が予め登録されているか否か(いまの場合、同一のグループであるか否か)を特定するための送信元の特定依頼を受信する。
【0152】
このとき、利用者情報管理サーバ41のCPU91は、利用者情報データベースに予め保持されている情報から、パーソナルコンピュータ54の起動許可者、例えば、同じグループ81の端末装置(デジタルビデオカメラ51乃至53とパーソナルコンピュータ55)のIPアドレスを取得し、ステップS292において、グループ81の全ての端末装置に、通信部99を介して、Magic Packet283を送信したか否かを確認する信号を送信する。ステップS274において、グループ81の端末装置の1つであるデジタルビデオカメラ51のCPU112は、利用者情報管理サーバ41から、通信部120を介して、Magic Packet283の送信を確認する信号を受信する。グループ81の他の端末装置(デジタルビデオカメラ52,53、およびパーソナルコンピュータ55)も、この信号を受信する。
【0153】
ステップS275において、各端末装置は、自分自身がMagic Packet283をパーソナルコンピュータ54に送信したか否かを確認し、その確認した結果を応答として出力する。デジタルビデオカメラ51のCPU112は、通信部120を介して、送信確認に対する応答として、「送信した」という応答を、利用者管理情報サーバ41に送信する。ステップS293において、利用者情報管理サーバ41のCPU91は、通信部99を介して、デジタルビデオカメラ51から、送信確認に対する応答を受信する。「送信した」という応答を受信した場合、ステップS294において、利用者情報管理サーバ41のCPU91は、通信部99を介して、パーソナルコンピュータ54に起動を許可する信号を送信する。ステップS315において、パーソナルコンピュータ54のCPU91は、通信部99を介して、利用者情報管理サーバ41から、起動を許可する信号を受信する。ステップS316において、CPU91は電源90を起動する。
【0154】
ステップS293において、利用者情報管理サーバ41がグループ81の全ての端末装置から「送信しない」の応答を受信した場合、Magic Packet283の送信元が起動許可者ではないので、ステップS294において、利用者情報管理サーバ41のCPU91は、通信部99を介して、起動不許可の信号を、パーソナルコンピュータ54に送信する。
【0155】
このように、利用者情報管理サーバ41は、送信先が起動許可者である場合のみ、パーソナルコンピュータ54に起動を許可する。この例の場合、利用者情報管理サーバ41による管理が行われるので、より安全となる。
【0156】
サーバを利用して、パーソナルコンピュータ54を起動させる、さらに他の実施の形態を、図24を参照して説明する。
【0157】
パーソナルコンピュータ54のCPU91は、電源90をオフする場合、起動時に必要なパスワードを設定し、ステップS371において、通信部99を介して、パスワードを利用者情報管理サーバ41に送信する。ステップS351において、利用者情報管理サーバ41のCPU91は、通信部99を介して、パーソナルコンピュータ54から、パスワードを受信する。
【0158】
デジタルビデオカメラ51のCPU112は、パーソナルコンピュータ54にファイルを送信する場合、ステップS331において、通信部120を介して、パーソナルコンピュータ54の電源90の状態を確認する信号を、パーソナルコンピュータ54に送信する。ステップS372において、パーソナルコンピュータ54のCPU91は、通信部99を介して、デジタルビデオカメラ51から、電源90の状態を確認する信号を受信する。
【0159】
ステップS373において、CPU91は、電源90の状態を検出し、電源オン信号または電源オフ信号を、通信部99を介して、デジタルビデオカメラ51に送信する。ステップS332において、CPU112は、通信部120を介して、電源オン信号または電源オフ信号を、パーソナルコンピュータ54から受信する。電源オン信号が受信された場合、直ちにファイルの送受信処理が実行される。
【0160】
電源オフ信号を受信した場合、CPU112は、ステップS333において、通信部120を介して、起動時に必要なパスワードの送信を要求する信号を、利用者情報管理サーバ41に送信する。ステップS352において、利用者情報管理サーバ41のCPU91は、通信部99を介して、デジタルビデオカメラ51から、パスワードの送信を要求する信号を受信する。利用者情報管理サーバ41のCPU91は、利用者情報データベースを参照して、デジタルビデオカメラ51がパーソナルコンピュータ54の起動許可者であるか否かを判定する。例えば、同じグループに属する場合に起動を許可する場合、デジタルビデオカメラ51とパーソナルコンピュータ54が同じグループ81に属するので、ステップS353において、CPU91は、通信部99を介して、デジタルビデオカメラ51にパスワードを送信する。グループが異なる場合には、パスワードは送信されない。このため、不正な利用が防止される。
【0161】
ステップS334において、CPU112は、通信部120を介して、利用者情報管理サーバ41から、パスワードを受信する。ステップS335において、CPU112は、通信部120を介して、パスワードを付加した電源オンを指令する信号(Magic Packet283)を送信する。ステップS374において、CPU91は、通信部99を介して、デジタルビデオカメラ51から、Magic Packet283を受信する。Magic Packet283に付加されたパスワードが、ステップS371で設定されたパスワードである場合、ステップS375において、CPU91は、電源90を起動する。パスワードが付加されていないか、付加されていたとしても、ステップS371の処理で登録したパスワードでない場合には、電源90は起動されない。
【0162】
デジタルビデオカメラ51がパーソナルコンピュータ54に送信するMagic Packet283の例を図25に示す。Magic Packet283は、「FFFFFFFFFFFF」の後、MACアドレス(図25の例の場合、「01 02 03 04 05 06」)が16回繰り返され、パスワード(図25の例の場合、「FF 00 FF 00 FF 00・・・00」)が付加されている。したがって、パーソナルコンピュータ54は、Magic Packet283に付加されたパスワードが、ステップS371で利用者情報管理サーバ41に送信されたパスワードであるか否かを判断する。
【0163】
このように、Magic Packet283にパスワードを付加することによって、起動許可の可能な相手を制限することができる。
【0164】
なお、上述の説明では、起動許可者を同じグループに属する相手にしたが、予め起動許可者をユーザが設定し、利用者情報管理サーバ41の利用者情報に登録しておいてもよい。
【0165】
以上においては、デジタルビデオカメラから画像データをパーソナルコンピュータに転送する場合を例として説明したが、本発明は、PDA(Personal Digital Assistants)、携帯電話機、携帯型パーソナルコンピュータ、デジタルスチルカメラ、その他の情報処理装置に適用することが可能である。
【0166】
上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行させることもできるし、ソフトウエアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウエアに組み込まれているパーソナルコンピュータおよびデジタルビデオカメラ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータおよびデジタルビデオカメラなどに、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
【0167】
このプログラム格納媒体は、図2と図3に示されるように、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク101、131、光ディスク102、132、光磁気ディスク103、133、もしくは半導体メモリ104、134、記録メディア115などよりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROM92、内蔵メモリ111や、記憶部98に含まれるハードディスクなどで構成される。
【0168】
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0169】
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
【0170】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、ネットワークを介してファイルを転送することができる。また、ファイルの転送が中断された場合、転送済みのファイルを消去して、その分だけ、新たに記録するための容量を増加することが可能となる。その結果、必要に応じて、新たなデータを記録することが可能となり、いわゆるシャッタチャンスを逃すようなことが抑制される。さらに、外部から起動を指令し、ファイルを転送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したファイル交換システムの実施の形態の構成を示す図である。
【図2】図1のパーソナルコンピュータの内部の構成を示すブロック図である。
【図3】図1のデジタルビデオカメラの内部の構成を示すブロック図である。
【図4】図1のパーソナルコンピュータとデジタルビデオカメラの機能的構成を示すブロック図である。
【図5】利用者リスト作成の動作を説明する図である。
【図6】本発明のファイル交換システムの動作を説明する図である。
【図7】本発明のファイル交換システムの動作を説明する図である。
【図8】本発明におけるディレクトリエントリの構成を示す図である。
【図9】FAT32の例を示す図である。
【図10】FATで管理されるファイルの構成を示す図である。
【図11】転送済みファイルを消去した後のファイルの構成を示す図である。
【図12】転送済みファイル消去の処理を説明するフローチャートである。
【図13】ディレクトリエントリの変更の例を示す図である。
【図14】ファイルの再送処理を説明する図である。
【図15】ファイルの構成を示す図である。
【図16】オフセット位置決定処理を説明するフローチャートである。
【図17】図2のパーソナルコンピュータの通信部に設けられたネットワークアダプタの構成を示すブロック図である。
【図18】図17のネットワークアダプタの電源起動処理を説明するフローチャートである。
【図19】フレームの構成を示す図である。
【図20】図19のMagic Packetの構成を示す図である。
【図21】デジタルビデオカメラがパーソナルコンピュータを起動させる動作を説明する図である。
【図22】デジタルビデオカメラがパーソナルコンピュータを起動させる動作を説明する図である。
【図23】デジタルビデオカメラがパーソナルコンピュータを起動させる動作を説明する図である。
【図24】デジタルビデオカメラがパーソナルコンピュータを起動させる動作を説明する図である。
【図25】図19のMagic Packetの構成を示す図である。
【符号の説明】
41 利用者情報管理サーバ, 42 サーバ, 51乃至53 デジタルビデオカメラ, 54,55 パーソナルコンピュータ, 61,62 デジタルビデオカメラ, 63 パーソナルコンピュータ, 71 デジタルビデオカメラ, 72,73 パーソナルコンピュータ, 91 CPU, 92 ROM, 93 RAM, 94 バス, 95 入出力インタフェース, 96 操作入力部, 97 出力部, 98 記憶部, 99 通信部, 111 内蔵メモリ,112 CPU, 113 画像信号処理部, 114 光電変換部, 115記録メディア, 116 メディアインターフェース, 117 カメラ機能部, 118 光学レンズ部, 119 操作入力部, 120 通信部, 121 液晶ディスプレイ, 250 ネットワークアダプタ, 251 コネクタ, 252 パルストランスフォーマ, 253 物理層コントローラ, 254 LANコントローラ, 255 起動信号供給部, 256 ROM, 257RAM, 258 電力供給部

Claims (20)

  1. ファイルを送信する第1の情報処理装置と、前記第1の情報処理装置が送信した前記ファイルを受信する第2の情報処理装置とからなる情報処理システムにおいて、
    前記第1の情報処理装置は、
    前記ファイルを保持する第1の保持手段と、
    前記第1の保持手段に保持されている前記ファイルを構成するデータを前記第2の情報処理装置に送信する第1の送信手段と、
    前記第1の送信手段による前記ファイルを構成するデータの送信が途中で中断した場合の位置を表す位置情報を、前記第2の情報処理装置から受信する第1の受信手段と、
    前記第1の受信手段により受信された前記位置情報に基づいて、前記ファイルを、既に送信されたデータとしての第1のデータからなる第1のファイルと、まだ送信されていないデータとしての第2のデータからなる第2のファイルとに分割する分割手段と、
    前記分割手段により分割された前記第1のファイルを削除する削除手段と、前記分割手段により分割された前記第2のファイルを構成する前記第2のデータを前記第2の情報処理装置に送信する第2の送信手段と
    を備え、
    前記第2の情報処理装置は、
    前記第1の情報処理装置から送信されてくる前記ファイルを構成するデータを受信する第2の受信手段と、
    前記第2の受信手段による前記ファイルを構成するデータの受信が途中で中断した場合、それまでに受信した前記第1のデータを保持する第2の保持手段と、
    前記第2の受信手段による前記ファイルを構成するデータの受信が途中で中断した場合、その位置を検出し、その位置を表す前記位置情報を、前記第1の情報処理装置に送信する第3の送信手段と、
    前記第3の送信手段により送信された前記位置情報に基づいて、前記第1の情報処理装置が送信してきた、前記第2のデータを受信する第3の受信手段と、前記第3の受信手段により受信された前記第2のデータを、前記第1のデータと合成して1つのファイルとして前記第2の保持手段に保持させる合成手段と
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  2. ファイルを送信する第1の情報処理装置と、前記第1の情報処理装置が送信した前記ファイルを受信する第2の情報処理装置とからなる情報処理システムの情報処理方法において、
    前記第1の情報処理装置の情報処理方法は、
    前記ファイルを保持する第1の保持ステップと、
    前記第1の保持ステップの処理により保持されている前記ファイルを構成するデータを前記第2の情報処理装置に送信する第1の送信ステップと、
    前記第1の送信ステップの処理による前記ファイルを構成するデータの送信が途中で中断した場合の位置を表す位置情報を、前記第2の情報処理装置から受信する第1の受信ステップと、
    前記第1の受信ステップの処理により受信された前記位置情報に基づいて、前記ファイルを、既に送信されたデータとしての第1のデータからなる第1のファイルと、まだ送信されていないデータとしての第2のデータからなる第2のファイルとに分割する分割ステップと、
    前記分割ステップの処理により分割された前記第1のファイルを削除する削除ステップと、
    前記分割ステップの処理により分割された前記第2のファイルを構成する前記第2のデータを前記第2の情報処理装置に送信する第2の送信ステップと
    を含み、
    前記第2の情報処理装置の情報処理方法は、
    前記第1の情報処理装置から送信されてくる前記ファイルを構成するデータを受信する第2の受信ステップと、
    前記第2の受信ステップの処理による前記ファイルを構成するデータの受信が途中で中断した場合、それまでに受信した前記第1のデータを保持する第2の保持ステップと、
    前記第2の受信ステップの処理による前記ファイルを構成するデータの受信が途中で中断した場合、その位置を検出し、その位置を表す前記位置情報を、前記第1の情報処理装置に送信する第3の送信ステップと、
    前記第3の送信ステップの処理により送信された前記位置情報に基づいて、前記第1の情報処理装置が送信してきた、前記第2のデータを受信する第3の受信ステップと、
    前記第3の受信ステップの処理により受信された前記第2のデータを、前記第1のデータと合成して1つのファイルとして保持させる合成ステップと
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  3. ファイルを保持する保持手段と、
    前記保持手段により保持されている前記ファイルを構成するデータを他の情報処理装置に送信する第1の送信手段と、
    前記第1の送信手段による前記ファイルを構成するデータの送信が途中で中断した場合の位置を表す位置情報を、前記他の情報処理装置から受信する第1の受信手段と、
    前記第1の受信手段により受信された前記位置情報に基づいて、前記ファイルを、既に送信されたデータを含む第1のファイルと、まだ送信されていないデータを含む第2のファイルとに分割する分割手段と、
    前記分割手段により分割された前記第1のファイルを削除する削除手段と、
    前記分割手段により分割された前記第2のファイルを構成するデータを前記他の情報処理装置に送信する第2の送信手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  4. 前記ファイルを構成するデータを送信する相手が同じグループに属するか否かを判定する判定手段をさらに備え、
    前記第1の送信手段は、前記判定手段により、送信する相手が同じグループに属すると判定された場合、前記ファイルを構成するデータを送信する
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記ファイルは、プライベートで記録されたものであるか否かの属性を表す属性情報を有する
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  6. 前記ファイルがプライベートで記録されたものであるか否かを判定する判定手段をさらに備え、
    前記第1の送信手段は、前記判定手段により、前記ファイルがプライベートで記録されたものであると判定された場合、送信を許可する
    ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  7. 前記他の情報処理装置に対して電源状態の通知を要求する要求手段と、
    前記他の情報処理装置からの前記電源状態の通知を受信する第2の受信手段と、
    前記他の情報処理装置の前記電源状態が起動していない状態のとき、起動を指令する指令手段と
    をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  8. ファイルを保持する保持ステップと、
    前記第1の保持ステップの処理により保持されている前記ファイルを構成するデータを他の情報処理装置に送信する第1の送信ステップと、
    前記第1の送信ステップの処理による前記ファイルを構成するデータの送信が途中で中断した場合の位置を表す位置情報を、前記他の情報処理装置から受信する受信ステップと、
    前記受信ステップの処理により受信された前記位置情報に基づいて、前記ファイルを、既に送信されたデータを含む第1のファイルと、まだ送信されていないデータを含む第2のファイルとに分割する分割ステップと、
    前記分割ステップの処理により分割された前記第1のファイルを削除する削除ステップと、
    前記分割ステップの処理により分割された前記第2のファイルを構成するデータを前記他の情報処理装置に送信する第2の送信ステップと
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  9. ファイルを構成するデータを他の情報処理装置に送信する第1の送信ステップと、
    前記第1の送信ステップの処理による前記ファイルを構成するデータの送信が途中で中断した場合の位置を表す位置情報を、前記他の情報処理装置から受信する受信ステップと、
    前記受信ステップの処理により受信された前記位置情報に基づいて、前記ファイルを、既に送信されたデータを含む第1のファイルと、まだ送信されていないデータを含む第2のファイルとに分割する分割ステップと、
    前記分割ステップの処理により分割された前記第1のファイルを削除する削除ステップと、
    前記分割ステップの処理により分割された前記第2のファイルを構成するデータを前記他の情報処理装置に送信する第2の送信ステップと
    を含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが格納されているプログラム格納媒体。
  10. ファイルを構成するデータを他の情報処理装置に送信する第1の送信ステップと、
    前記第1の送信ステップの処理による前記ファイルを構成するデータの送信が途中で中断した場合の位置を表す位置情報を、前記他の情報処理装置から受信する受信ステップと、
    前記受信ステップの処理により受信された前記位置情報に基づいて、前記ファイルを、既に送信されたデータを含む第1のファイルと、まだ送信されていないデータを含む第2のファイルとに分割する分割ステップと、
    前記分割ステップの処理により分割された前記第1のファイルを削除する削除ステップと、
    前記分割ステップの処理により分割された前記第2のファイルを構成するデータを前記他の情報処理装置に送信する第2の送信ステップと
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  11. 他の情報処理装置から送信されてくるファイルを構成するデータを受信する第1の受信手段と、
    前記第1の受信手段による前記ファイルを構成するデータの受信が途中で中断した場合、それまでに受信したデータを第1のデータとして保持する保持手段と、
    前記第1の受信手段による前記ファイルを構成するデータの受信が途中で中断した場合、その位置を検出し、その位置を表す位置情報を、前記他の情報処理装置に送信する第1の送信手段と、
    前記第1の送信手段により送信された前記位置情報に基づいて、前記他の情報処理装置が送信してきた、前記ファイルを構成するデータのうち、前記第1のデータに続くデータとしての第2のデータを受信する第2の受信手段と、
    前記第2の受信手段により受信された前記第2のデータを、前記第1のデータと合成して1つのファイルとして前記保持手段に保持させる合成手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  12. 前記第1の受信手段により受信される前記ファイルを構成するデータを送信する相手が同じグループに属するか否かを判定する判定手段をさらに備え、
    前記第1の受信手段は、前記判定手段により、前記第1の受信手段により受信される前記ファイルを構成するデータを送信する相手が同じグループに属すると判定された場合、送信を許可する
    ことを特徴とする請求項11に記載の情報処理装置。
  13. 前記ファイルは、プライベートで記録されたものであるか否かの属性を表す属性情報を有する
    ことを特徴とする請求項11に記載の情報処理装置。
  14. 前記他の情報処理装置から電源状態の通知の要求を受信する第3の受信手段と、
    前記電源状態を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された前記電源状態を、前記他の情報処理装置に通知する第1の通知手段と、
    前記他の情報処理装置から起動の指令を受信する第4の受信手段と、
    前記第4の受信手段により起動の指令が受信された場合、前記他の情報処理装置が予め設定された起動の指令が可能な相手であるか否かを判定し、前記起動の指令が可能な相手であると判定された場合、起動する起動手段と
    をさらに備えることを特徴とする請求項11に記載の情報処理装置。
  15. 起動したことを前記他の情報処理装置に通知する第2の通知手段と、
    前記第2の通知手段による通知に対する応答を、前記他の情報処理装置から受信する第5の受信手段とをさらに備え、
    前記起動手段は、前記第4の受信手段により起動の指令が受信された場合、起動し、前記第5の受信手段により前記応答を受信した場合、起動した状態を維持し、受信しない場合、起動を中止する
    ことを特徴とする請求項14に記載の情報処理装置。
  16. 前記第4の受信手段により起動の指令が受信された場合、前記起動の指令が可能な相手に、起動の指令を送信したか否かを確認する信号を送信する第2の送信手段と、
    前記第2の送信手段による信号の応答を受信する前記第5の受信手段とをさらに備え、
    前記起動手段は、前記第5の受信手段により前記起動の指令を送信したという応答が受信された場合、起動する
    ことを特徴とする請求項14に記載の情報処理装置。
  17. 電源をオフする場合、パスワードを決定する決定手段と、前記他の情報処理装置から前記パスワードを受信する第5の受信手段とをさらに備え、
    前記起動手段は、前記第5の受信手段により受信されたパスワードと、前記決定手段により決定された前記パスワードが一致する場合、起動する
    ことを特徴とする請求項14に記載の情報処理装置。
  18. 他の情報処理装置から送信されてくるファイルを構成するデータを受信する第1の受信ステップと、
    前記第1の受信ステップの処理による前記ファイルを構成するデータの受信が途中で中断した場合、それまでに受信したデータを第1のデータとして保持する保持ステップと、
    前記第1の受信ステップの処理による前記ファイルを構成するデータの受信が途中で中断した場合、その位置を検出し、その位置を表す位置情報を、前記他の情報処理装置に送信する送信ステップと、
    前記送信ステップの処理により送信された前記位置情報に基づいて、前記他の情報処理装置が送信してきた、前記ファイルを構成するデータのうち、前記第1のデータに続くデータとしての第2のデータを受信する第2の受信ステップと、前記第2の受信ステップの処理により受信された前記第2のデータを、前記第1のデータと合成して1つのファイルとして保持させる合成ステップと
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  19. 他の情報処理装置から送信されてくるファイルを構成するデータを受信する第1の受信ステップと、
    前記第1の受信ステップの処理による前記ファイルを構成するデータの受信が途中で中断した場合、その位置を検出し、その位置を表す位置情報を、前記他の情報処理装置に送信する送信ステップと、
    前記送信ステップの処理により送信された前記位置情報に基づいて、前記他の情報処理装置が送信してきた、前記ファイルを構成するデータのうち、それまでに受信し、保持されている第1のデータに続くデータとしての第2のデータを受信する第2の受信ステップと、
    前記第2の受信ステップの処理により受信された前記第2のデータを、前記第1のデータと合成し、1つのファイルとする合成ステップと
    を含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが格納されているプログラム格納媒体。
  20. 他の情報処理装置から送信されてくるファイルを構成するデータを受信する第1の受信ステップと、
    前記第1の受信ステップの処理による前記ファイルを構成するデータの受信が途中で中断した場合、その位置を検出し、その位置を表す位置情報を、前記他の情報処理装置に送信する送信ステップと、
    前記送信ステップの処理により送信された前記位置情報に基づいて、前記他の情報処理装置が送信してきた、前記ファイルを構成するデータのうち、それまでに受信し、保持されている第1のデータに続くデータとしての第2のデータを受信する第2の受信ステップと、
    前記第2の受信ステップの処理により受信された前記第2のデータを、前記第1のデータと合成し、1つのファイルとする合成ステップと
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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