JP2004005880A - ディスクドライブ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ディスクカートリッジをディスクドライブ装置内に挿入する過程で、ディスクを破損させないようにすること。
【解決手段】駆動機構によってカートリッジホルダ64をイジェクト位置から所定位置まで引き込み駆動して、ディスクカートリッジ1をディスクドライブ装置61内に矢印A方向に完全に引き込んだ後に、カートリッジホルダ64に取り付けられているラック部材71を駆動機構によって矢印B方向へスライド駆動して、そのラック部材71によってディスクカートリッジ1内のインナーロ−タを回転駆動することにより、ディスクカートリッジ1内のシャッタを開くようにしたディスクドライブ装置。
【選択図】    図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、MO、DVD、DVD−ROM等のディスク状記録媒体が収納されたディスクカートリッジが装填されるディスクドライブ装置の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、カートリッジホルダを用いてディスクカートリッジのローディング及びイジェクトを行うディスクドライブ装置では、イジェクト位置へ引き出されているカートリッジホルダ内にディスクカートリッジを水平に挿入すると、カートリッジホルダによってディスクカートリッジがイジェクト位置から水平に引き込まれた後に、ローディング位置まで垂直に下降されて、ディスクカートリッジ内の光ディスク等がスピンドルモータ上に装着されるように構成されている。
そして、従来の一般的なディスクドライブ装置は、ディスクカートリッジをイジェクト位置へ引き出されているカートリッジホルダ内に水平に挿入する際、或いは、カートリッジホルダによってディスクカートリッジをイジェクト位置から水平に引込み開始するのと同時に、ディスクカートリッジのシャッタを開放して、そのディスクカートリッジの開口部を開放するように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような従来のシャッタ開放方式では、シャッタを開放するタイミングが早過ぎるため、挿入されたディスクカートリッジがディスクドライブ装置の外部に殆んど露出されている時点で、既にシャッタが開閉されてしまい、ディスクカートリッジ内の光ディスク等がそのディスクカートリッジの開口部によって外部へ露呈されてしまうことになる。
従って、ディスクカートリッジをディスクドライブ装置内に装填する際に、使用者が手指や異物をディスクカートリッジの開口部から内部に誤って挿入して、光ディスク等のデータを破壊したり、外気中のダストが開口部からディスクカートリッジ内に侵入して光ディスク等に簡単に付着してしまい、記録、再生時のスペーシングロスを発生してしまう等の重大な問題が生じ易かった。
【0004】
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであって、ディスクカートリッジをディスクドライブ装置内に装填する際に発生し易かった光ディスク等のデータの破壊やダスト付着等を極力防止することができるディスクドライブ装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本発明のディスクドライブ装置は、内部にディスク状記録媒体が収容され、開口部を開閉するシャッタと、そのシャッタを開閉駆動するシャッタ開閉用回転部材とが備えられたディスクカートリッジと、固定フレームに取り付けられて、イジェクト位置にて前記ディスクカートリッジが挿入されるカートリッジホルダであって、その挿入されたディスクカートリッジをイジェクト位置からローディング位置まで引き込むカートリッジホルダと、前記カートリッジホルダの駆動機構であって、前記ディスクカートリッジが前記カートリッジホルダ内に挿入された後に、そのカートリッジホルダをイジェクト位置からローディング位置まで引き込み駆動すると共に、前記ディスクカートリッジがイジェクト位置から所定位置まで引き込まれた後に、そのディスクカートリッジ内の前記シャッタ開閉用回転部材を回転駆動して前記シャッタを開くようになされた駆動機構とを備えたものである。
【0006】
上記のように構成された本発明のディスクドライブ装置は、ディスクカートリッジをディスクドライブ装置内に装填する際、ディスクカートリッジの挿入後に、駆動機構によって駆動されるカートリッジホルダによってディスクカートリッジがイジェクト位置から所定位置まで引き込まれた後に、ディスクカートリッジ内のシャッタ開閉用回転部材が駆動機構によって回転駆動開始されて、シャッタの開放動作が開始され、ディスクカートリッジがその所定位置から更に奥位置まで引き込まれる間にシャッタの開放動作が終了されるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用したディスクドライブ装置の実施の形態を図を参照して、以下の順序で説明する。
(1)・・・ ディスクドライブ装置の説明(図1〜図18)
(2)・・・ ラック部材の説明(図19〜図22)
(3)・・・ ディスクドライブ装置によるシャッタ開閉動作の説明(図23〜図31)
(4)・・・ インナーロータを用いたディスクカートリッジの説明(図32〜図38)
(5)・・・ インナーロータの回転によって開閉されるシャッタ開閉機構の説明(図36〜図43)
【0008】
(1)・・・ ディスクドライブ装置の説明
図1〜図18によって、ディスクドライブ装置について説明する。
まず、図1に示されたディスクドライブ装置61は、後述するように、インナーロータ及びそのインナーロータによって開閉駆動されるシャッタが収容されているディスクカートリッジ1を記録、再生するものである。
そして、フロントパネル62の上部位置には水平状のカートリッジ挿入口63が開口されていて、内部にはカートリッジホルダ64が収容されている。
そして、ディスクカートリッジ1がカートリッジ挿入口63からイジェクト位置に待機されているカートリッジホルダ64内に図2、図3、図4、及び図6の順に矢印A方向から水平に挿入されて、カートリッジ挿入センサー(図示せず)によってカートリッジホルダ64の挿入完了が検出されると、カートリッジホルダ64が図6に示すイジェクト位置からその後方に設定されていて、図7及び図9に示されている引込み位置まで水平に引き込まれて、ディスクカートリッジ1がカートリッジ挿入口63からディスクドライブ装置61の内部に完全に引き込まれる。
【0009】
ここで、カートリッジホルダ64は引込み位置にて一時停止され、その後に、後述するように、ディスクカートリッジ1内のインナーロータが回転駆動されて、シャッタがこのディスクドライブ装置61の内部で開放される。
そして、そのシャッタ開放完了後に、カートリッジホルダ64が図7に示す引込み位置の下方に設定されていて、図8及び図10に示されているローディング位置まで矢印C方向に垂直に下降されて、ディスクカートリッジ1内の光ディスクDがスピンドルモータS上にディスクカートリッジ1内の後述するディスククランパ11によってマグネットチャッキングされる。
そして、スピンドルモータSによって光ディスクが回転駆動されて、光ピックアップによって光ディスクDにデータの記録、再生が行われることになる。
【0010】
なお、ディスクカートリッジ1のイジェクト時は、ローディング時の逆動作を辿り、まず、カートリッジホルダ64によってディスクカートリッジ1が図8及び図10に示すローディング位置から矢印D方向に垂直に上昇され、この時、ディスククランパ11による光ディスクDのスピンドルモータSに対するマグネットチャッキングが解除されて、ディスクカートリッジ1が矢印D方向に上昇されて図7及び図9に示す引込み位置で一時停止される。
そして、この後に、後述するように、ディスクカートリッジ1のシャッタが閉塞されてから、カートリッジホルダ64によってディスクカートリッジ1が図6に示すイジェクト位置まで前方である矢印B方向に引き出されて、そのディスクカートリッジ1の一部がカートリッジ挿入口63外に突出されることになり、ディスクカートリッジ1をディスクドライブ装置61が引き抜くことができるように構成されている。
【0011】
次に、ディスクドライブ装置61内のローディング機構におけるガイド機構について説明する。
まず、板金等によってほぼコ字状に形成されている固定フレーム82がシャーシ(図示せず)上に水平状に搭載(固定)されていて、その内部にカートリッジホルダ64が収容されている。このカートリッジホルダ64も板金等によってほぼコ字状に形成されていて、天板部64aの左右両側の下部にコ字状に形成されている左右一対のカートリッジ保持部64bが互いに対向された状態で水平に形成されている。
そして、このカートリッジホルダ64の天板部64aには、ディスクカートリッジ1の押えバネ83、ディスクカートリッジ1のロック用フック84、カートリッジ挿入検出レバー85や左右一対のカートリッジ排出レバー86等が取り付けられている。
そして、シャッタ開閉駆動部材が後述するラック部材71によって構成されていて、このラック部材71がカートリッジホルダ64の一方のカートリッジ保持部64bと、固定フレーム82の一方の側板部82aとの間の隙間内に水平状に組み込まれている。そして、このラック部材71はカートリッジホルダ1の一方のカートリッジ保持部64bに前後水平方向である矢印e(B)、f(A)方向にスライド可能に保持されていて、後述するように、カートリッジホルダ64が上下方向である矢印C、D方向に昇降される時には、このラック部材71はカートリッジホルダ64と一体に矢印C、D方向に平行移動されるように構成されている。
【0012】
そして、カートリッジホルダ64をイジェクト位置と、引込み位置と、ローディング位置との間で水平方向である矢印A、B方向及び垂直方向である矢印C、D方向にL型の移動経路に沿ってガイドするガイド構造が、カートリッジホルダ64の垂直状の左右両側面の外側で、前後2箇所に横向きに突出された合計4本のガイドピン91と、固定フレーム82の垂直状の左右両側板82a、82bに形成された合計4つのL型ガイド溝92とによって構成されている。
そして、合計4本のガイドピン91を合計4つのL型ガイド溝92に沿って駆動する駆動部材が左右一対のスライドカム93、94によって構成されていて、この左右一対のスライドカム93、94は固定フレーム82の左右両側板82a、82bの外側の側面に平行状に取り付けられて矢印A、B方向に平行にスライドされるように構成されている。
【0013】
そして、これら左右一対のスライドカム93、94には、水平基準に対して45°等に傾斜された合計4つの傾斜ガイド溝95が形成されていて、カートリッジホルダ64の左右両側の合計4本のガイドピン91が合計4つのL型ガイド溝92を貫通して、合計4つの傾斜ガイド溝95内にスライド可能に挿入されている。
なお、これら合計4つの傾斜ガイド溝95の上端にはそれぞれ垂直部95aが形成され、下端にはそれぞれ水平部95bが形成されている。
【0014】
以上、このように構成されたガイド機構によれば、まず、カートリッジホルダ64が、図6に示すイジェクト位置まで矢印B方向にイジェクトされている時には、各ガイドピン91が各L型ガイド溝92の水平部92aの前端に位置し、かつ、各傾斜ガイド溝95の上端の垂直部95a内に位置している。
そこで、後述する駆動機構によって、左右一対のスライドカム93、94が矢印A方向に同時にスライド駆動されると、各傾斜ガイド溝95の垂直部95aによって各ガイドピン91が各L型ガイド溝92の水平部92aに沿って矢印A方向に水平に駆動されて、カートリッジホルダ64がイジェクト位置から図7に示す引込み位置まで水平に引き込まれる。
【0015】
次に、左右一対のスライドカム93、94が引き続き矢印A方向に同時にスライド駆動されると、各ガイドピン91が各傾斜ガイド溝95の垂直部95aから下方に外れ、その各傾斜ガイド溝95のカム作用によって各L型ガイド溝92の垂直部92bに沿って矢印C方向に垂直に駆動されて、カートリッジホルダ64が引込み位置から図8に示すローディング位置まで矢印C方向に垂直に下降される。
そして、左右一対のスライドカム93、94が矢印A方向のスライド停止位置に到達した時に、各ガイドピン91が各傾斜ガイド溝95の下端の水平部95b内に入り込み、そのローディング位置にてカートリッジホルダ64が水平状に安定されることになる。
なお、カートリッジホルダ64のイジェクト時には、この逆の動作で案内されて、左右一対のスライドカム93、94が図8に示す矢印A方向のスライド停止位置から図6に示す矢印B方向のスライド停止位置まで矢印B方向にスライド駆動されることによって、カートリッジホルダ64が図8に示すローディング位置から図7に示す引込み位置まで矢印D方向に垂直に上昇された後に、図6に示すイジェクト位置まで矢印B方向に水平に押し出されることになる。
【0016】
次に、図13〜図21によって、ローディング機構における駆動機構101について説明する。
この駆動機構101は、固定フレーム82の左右両側板部82a、82bの下端部の前側位置に水平に架設された板金等の連結フレーム102上に搭載された1モータ構造に構成されている。
まず、1つのモータ103がフレーム102上に横向きで水平状に取り付けられていて、そのモータ軸103a上と、そのモータ103の先端に平行に取り付けられた支軸103bとの間に3つのギア104、105、106によって構成されたコンパクトな減速機構107が組み込まれている。
【0017】
そして、減速機構107の出力端のギア106に一体成形されたウォ−ム108によって正逆回転駆動されるゼネバ歯車機構110が設けられていて、このゼネバ歯車機構110は、第1ゼネバギア111と、第2ゼネバギア112と、第3ゼネバギア113との3枚のゼネバギアによって構成されている。
そして、直径が最も大きい第1ゼネバギア111は全周ギア111aによってウォーム108に常時噛合されて回転駆動されるように構成されていて、この第1ゼネバギア111には部分ギア111bより円周が大きいギア欠損部111cが形成されている。
【0018】
そして、第2ゼネバギア112及び第3ゼネバギア113は第1ゼネバギア111の外周の2箇所に配置されていて、この第2ゼネバギア112の円周上には第1ロック部112a、第1部分ギア112b、第2ロック部112c、第2部分ギア112d、第3ロック部112eが形成されている。
また、第3ゼネバギア113には、第1ロック部113a、第1部分ギア113b、第2ロック部113c、第2部分ギア113dが形成されている。
【0019】
そして、第2ゼネバギア112に形成されている全周ギア112fによって回転駆動される小径のスライドカム駆動ギア115が一方のスライドカム93の前端部分の内側に沿って水平に形成されているラック116に噛合されている。
そして、左右一対のスライドカム93、94の前端部分の下面にも一対のラック117、118が水平状に形成されている。そして、左右一対のスライドカム93、94間を直角状に横切るように配置された伝動軸119が連結フレーム102の下部に水平状に取り付けられていて、その伝動軸119の左右両端に固着された左右一対のピニオン120、121が左右一対のスライドカム93、94の下面の左右一対のラック117、118に下方から噛合されている。
そして、これら左右一対のラック117、118とピニオン120、121との間に発生するギアバックラッシュにより、左右一対のスライドカム93、94のスライド駆動時に位相差を発生させる位相差発生手段122が構成されている。
【0020】
一方、固定フレーム82の一方の側板部82aの前後方向のほぼ中間位置に幅広ギア126が垂直状で、回転自在に取り付けられていて、第3ゼネバギア113の大径の全周ギア113eがその幅広ギア126の下端に常時噛合されている。
そして、その幅広ギア126の上端側がラック部材71の下端の内側に沿って水平に形成されているラック127に常時噛合されている。
【0021】
ここで、以上のように構成された駆動機構101によって駆動されるローディング機構の動作について説明する。
まず、カートリッジホルダ64が図3及び図6に示すイジェクト位置まで矢印B方向にイジェクトされた状態では、ゼネバ歯車機構110の第1、第2、第3ゼネバギア111、112、113の位相は図15に示すスタンバイ状態となっている。この時、第3ゼネバギア113は第1ロック部113aによって第1ゼネバギア111のギア欠損部111cに係合されて回転がロック(停止)されている。また、この時、ラック部材71はカートリッジホルダ64に対して矢印A(f)方向にスライド復帰されている。
【0022】
そこで、図4及び図6に示すように、ディスクカートリッジ1がカートリッジホルダ64内に矢印A方向から挿入完了位置まで正しく挿入されると、左右一対の対称状のカートリッジ排出レバー86が矢印E方向に回転されると共に、カートリッジ挿入検出レバー85も矢印F方向に回転されて、カートリッジ挿入センサー(図示せず)によってディスクカートリッジ1の正しい位置までの挿入完了が検出されると共に、ディスクカートリッジ1は押えバネ83によってカートリッジホルダ1内に押え込まれる。
【0023】
すると、モータ103が正回転駆動されて、その出力が減速機構107によって減速され、ウォーム108によってゼネバ歯車機構110の第1ゼネバギア111が全周ギア111aを介して矢印G方向に回転開始される。
すると、第1ゼネバギア111の部分ギア111bが第2ゼネバギア112の第1ロック部112aを押して、第1部分ギア112bと噛合して、この第2ゼネバギア112を矢印H方向へ回転駆動する。
【0024】
すると、第2のゼネバギア112の全周ギア112eによってスライドカム駆動ギア115を矢印I方向に回転駆動し、そのスライドカム駆動ギア115がラック116を介して一方のスライドカム93を矢印A方向に駆動することになり、カートリッジホルダ64が図4及び図6に示すイジェクト位置から図5及び図7に示す引込み位置まで矢印A方向に自動的に引き込まれる。
そして、カートリッジホルダ64の水平引き込みが完了すると、図16の状態になり、第2ゼネバギア112が第2ロック部112cによって第1ゼネバギア111のギア欠損部111cに係合されて回転がロック(停止)される。
【0025】
一方、第1ゼネバギア111はウォーム108によって引き続き矢印G方向へ回転駆動され、この後は、第1のゼネバギア111の部分ギア111bが第3のゼネバギア113の第1ロック部113aを押して、第1部分ギア113bと噛合し、この第3ゼネバギア113を矢印J方向へ回転駆動する。
すると、図19に示すように、この第3ゼネバギア113の全周ギア113cが幅広ギア126を矢印K方向に回転駆動し、ラック部材71のラック127が図7に実線で示すと共に図19に示す位置から図7に1点鎖線で示すと共に図20で示す位置までその幅広ギア126によって矢印B(e)方向にスライド駆動される。そして、後述するような、ディスクカートリッジ1のシャッタ開放動作が実行されることになる。
【0026】
そして、ディスクカートリッジ1のシャッタ開閉動作が終了すると、図17に示す状態となり、第3ゼネバギア113が第2ロック部113dによって第1ゼネバギア111のギア欠損部111cに再び係合されて回転がロック(停止)される。
一方、第1ゼネバギア111がウォーム108によって引き続き矢印G方向へ回転駆動され、この後は、図17に示すように、第1ゼネバギア111の第2の部分ギア111dが第2ゼネバギア112の第2ロック部112cを押して、第2部分ギア112dと噛合して、この第2ゼネバギア112を再び矢印H方向へ回転駆動する。
【0027】
すると、前述同様に、スライドカム駆動ギア115がラック116を介してスライドカム93を再び矢印A方向にスライド駆動することになり、この間に、カートリッジホルダ64が図7に示す引込み位置から図8に示すローディング位置まで矢印C方向に垂直に下降駆動されることになる。この時、ラック部材71がラック127を幅広ギア126に噛合させたまま、カートリッジホルダ64と一体に図8に示すと共に図21に示す位置まで矢印c方向に平行に下降されることになる。
【0028】
そして、このカートリッジホルダ64のローディング動作が完了すると、図18の状態になって、第2ゼネバギア112及び第3ゼネバギア113が共に第3ロック部112f及び第2ロック部113dによって第1ゼネバギア111のギア欠損部111cに係合されてロック(停止)されることになる。
この時、第2ゼネバギア112の第3ロック部112fは第1ゼネバギア111が矢印G方向に暴走回転することを防止している。
【0029】
なお、ディスクカートリッジ1をローディング位置からイジェクト位置へイジェクト駆動する動作はモータ103の逆回転駆動により、前述したローディング動作の逆動作によって実行されることになる。
そして、ディスクカートリッジ1が図7に示す引込み位置まで矢印D方向へ垂直に上昇された後に、ディスクカートリッジ1内の一対のシャッタが閉塞され、その後に、ディスクカートリッジ1がイジェクト位置まで矢印B方向へイジェクトされる。
そして、この間に、フック84がディスクカートリッジ1から外され、左右一対のカートリッジ排出レバー86によってディスクカートリッジ1の一部がディスクドライブ装置61のカートリッジ挿入口63から外部へ押し出されることになる。
【0030】
ところで、このディスクドライブ装置61では、ゼネバ歯車機構110の第3ゼネバギア113とシャッタ開閉駆動用のラック部材71との間を幅広ギア126によって常時噛合状態に保持させているので、左右一対のスライドカム93、94と、ラック部材71との間の位相ずれを完全に防止することができ、ローディング時においては、必ず、ディスクカートリッジ1の引き込み完了後に、ディスクカートリッジ1のシャッタを開放駆動することができる。また、シャッタの開放動作が完全に終了するまでの間は、カートリッジホルダ64の垂直下降を確実に禁止することができる。
従って、カートリッジホルダ64のローディング及びイジェクト動作と、シャッタの開閉動作とを順次正確に行うことができ、これらの動作に狂いが生じて、機械的なこじれ等によるロックが発生することがなく、常にスムーズに動作させることができる。
【0031】
また、左右一対のスライドカム93、94間の動力伝達機構中にギアバックラッシュによって発生する位相差発生手段122を備えたので、図11に示すように、カートリッジホルダ64の矢印C方向への下降時には、カートリッジホルダ64の主動スライドカム93側が、従動スライドカム94側に先行して下降されることになる。
また、図12に示すように、カートリッジホルダ64の矢印D方向への上昇時には、カートリッジホルダ64の主動スライドカム93側が、従動スライドカム94側に先行して上昇されることになる。
【0032】
この結果、図12に示すように、ディスクカートリッジ1をカートリッジホルダ64によってローディング位置から矢印D方向に上昇して、内部の光ディスクDをスピンドルモータSのチャッキングマグネットの磁力に抗して上方へ引き離す際に、その光ディスクDをカートリッジホルダ64によってスピンドルモータSに対して意図的に斜めに傾けるようにして引き離すことができるので、スピンドルモータS上にディスククランパ11によって水平状にマグネットチャッキングされている光ディスクDに回転モーメントMを付与することができる。このことにより、テコの原理を利用して、光ディスクDをスピンドルモータSから上方(矢印D方向)に容易に引き離すことができ、スピンドルモータS及びディスクカートリッジ1に加えられる負荷を大幅に軽減することができる。
【0033】
(2)・・・ ラック部材の説明
次に、図9〜図22によって、ラック部材71について説明すると、シャッタ開閉駆動部材であるこのラック部材71は、合成樹脂等のモールド部材で構成されていて、一方の側面71bの先端71a側にシャッタ開閉開始用凸部72がモールドばね73を介して一体成形されている。
そして、一方の側面71bの中間部分にはラック74が一体成形されていて、その一方の側面71bの後端側にはシャッタ開閉終了用凸部75がモールドばね76を介して一体成形されている。
そして、これらシャッタ開閉開始用凸部72、ラック74及びシャッタ開閉終了用凸部75は同一幅で、一列状に形成されている。
そして、他方の側面71cには、下端縁に沿って前述したラック127がほぼ全長に亘って一体成形されていて、そのラック127の矢印A方向側の端部127aがラック部材71の全幅に亘って開放される幅広部分に形成されている。
このように、ラック127の矢印A方向側の端部127aを幅広に形成することにより、その端部127aにて幅広ギア126とラック71との上下方向の相対的なスライドストロークを大きくとることができて、図21に示すように、カートリッジホルダ64をローディング位置まで十分に大きなストロークで矢印C方向に下降させることができる。
【0034】
(3)・・・ ディスクドライブ装置によるシャッタ開閉動作の説明
次に、図23〜図31によって、ディスクカートリッジ1のシャッタ開閉動作について説明する。
【0035】
まず、図23〜図31において、矢印a方向がインナーロータ4のシャッタ開放のための回転方向であり、矢印b方向がシャッタ閉塞のための回転方向である。
そして、図23は、インナーロータ4がシャッタ開閉開始位置まで矢印b方向に戻されて、ロック部材36によってロックされている初期状態の様子を示している。
この時、インナーロータ4の外周面4aに円弧状に一体成形されている円弧状凸部であるシャッタ開閉開始用凸部25がディスクカートリッジ1の一方の側面1cに形成されている凹溝34の底部34aの長さ方向のほぼ中央位置に開口された長方形状の窓孔35を通して凹溝34内に円弧状に突出されていて、このシャッタ開閉開始用凸部25によって窓孔35が閉塞されている。そして、そのシャッタ開閉開始用凸部25の円周方向のほぼ中央位置に形成されているインナーロータ4における被回転開始部であるシャッタ開閉開始用凹部26がその窓孔35の長さ方向のほぼ中央位置に位置決めされている。
【0036】
そして、インナーロータ4の外周面4aで、シャッタ開閉開始用凸部25より矢印b方向側に円弧状に一体成形されている外周ギアである部分ギア27が窓孔35からディスクカートリッジ1内の矢印b方向側の位置に引き込まれて隠蔽されている。
また、インナーロータ4の外周面4aで、部分ギア27より矢印b方向側に一定距離偏位された位置に形成されているロック用凹部兼用のシャッタ開閉終了用凹部28をロック部材36がロックしている。なお、このロック部材36は合成樹脂等のモールド部品でほぼY形に構成されていて、下シェル3内のインナーロータ4の外周近傍位置に一体成形されている支点ピン38の周りに矢印c、d方向に回転自在に取り付けられている。そして、このロック部材36のロック解除アーム36aの先端36bが凹溝34の底部34aで、窓孔35より前面1a側に偏位された位置に形成されている孔39を通して凹溝34内に矢印d方向から突出されている。そして、このロック部材36のロック解除アーム36aとは反対側にあってほぼ二又状に形成されているロックアーム36cがモールドばね36cの弱いばね力によってインナーロータ4のシャッタ開閉終了用凹部28内に係合されて、インナーロータ4をロックしている。
【0037】
従って、この初期状態では、図33及び図37によって後述するように、ディスクカートリッジ1のピックアップ挿入孔7が一対のシャッタ9、10によって内側から閉塞されていて、そのシャッタ9、10を開閉駆動するインナーロータ4の外周の部分ギア27がディスクカートリッジ1内に隠蔽されているので、ロック部材36のロック解除アーム36aを指で矢印c方向に押して、インナーロータ4のロックを解除したとしても、その部分ギア27をディスクカートリッジ1の外部から指で操作して、インナーロータ4を回転し、シャッタ9、10を開くことができない。
【0038】
次に、図24〜図31は、後述するディスクドライブ装置内に設けられているインナーロータ回転駆動手段であるラック部材71がディスクカートリッジ1の一方の側面1cに沿って矢印e方向に相対的にスライド駆動される様子を示したものである。
そして、図24に示すように、ラック部材71がディスクカートリッジ1に対して所定位置まで矢印e方向にスライド駆動された時に、そのラック部材71のインナーロータ回転駆動開始部である先端71a側のシャッタ開閉開始用凸部72がロック部材36のロック解除アーム36aの先端36bを矢印c方向に押す。すると、このロック部材36のロックアーム36cがモールドばね36dに抗して矢印c方向に回転されてインナーロータ4のシャッタ開閉終了用凹部28から離脱され、インナーロータ4のロックが解除される。
【0039】
次に、ラック部材71が引き続き矢印e方向へスライド駆動されると、シャッタ開閉開始用凸部72がロック部材36のロック解除アーム36aの先端36bから矢印e方向に外れて、ロック部材36のロック解除アーム36aの先端36bがモールドばね36dのばね力によって再び孔39から凹溝34内に矢印d方向に再び突出される。
【0040】
しかし、図25に示すように、ラック部材71のシャッタ開閉開始用凸部72がインナーロータ4の外周のシャッタ開閉開始用凸部25に矢印e方向から当接されるのとほぼ同時に、ラック部材71のロック解除部兼用のラック74の先端側がロック部材36のロック解除アーム36aの先端36bに乗り上げて、このロック解除アーム36aを再び矢印c方向に押し込む。
すると、前述同様に、ロック部材36のロックアーム36cがモールドばね36dのばね力に抗してロック解除方向である矢印c方向に回転付勢されて、ロック解除状態となり、以後、インナーロータ4がシャッタ開閉終了位置の直前まで回転される間、ロック部材36はそのロック解除状態に保持される。
【0041】
次に、図26に示すように、ラック部材71が引き続き矢印e方向にスライド駆動されると、その先端のシャッタ開閉開始用凸部72がインナーロータ4のシャッタ開閉開始用凹部26内にモールドばね73のばね力によって矢印g方向から係合される。そして、ラック部材71が引き続き矢印e方向にスライド駆動されることによって、シャッタ開閉開始用凸部72がシャッタ開閉終了用凹部28を矢印a方向に回転駆動して、インナーロータ4がシャッタ開閉開始位置から矢印a方向に回転駆動開始されることになる。
【0042】
次に、図27に示すように、ラック部材71が引き続き矢印e方向にスライド駆動されると、ラック部材71のラック74がインナーロータ4の外周の部分ギア27に矢印e方向から噛合され、この噛合の直後に、ラック部材71のシャッタ開閉開始用凸部72がインナーロータ4の外周のシャッタ開閉開始用凹部26から相対的に矢印h方向に離脱される。
そして、この後は、図27〜図31に示すように、引き続き矢印e方向にスライド駆動されるラック部材71のラック74によってインナーロータ4の部分ギア27がノンスリップ状態で回転駆動されて、インナーロータ4がディスクカートリッジ1内で回転すべり摩擦に抗して矢印a方向に強力に回転駆動されることになる。
【0043】
この際、図29及び図30に示すように、ラック部材71のラック74によるインナーロータ4の部分ギア27の矢印a方向への回転途中において、ラック部材71のシャッタ開閉終了用凸部75がモールドばね76に抗してロック部材36のロック解除アーム36aの先端36bを再び矢印c方向に押すため、そのロックアーム36cがモールドばね36dのばね力に抗してインナーロータ4の外周面4aの外周に円弧状に一体成形されているシャッタ開閉終了用凸部29上に相対的に乗り上げる。
【0044】
そして、図31がインナーロータ4のシャッタ開閉終了位置を示したものであって、ラック部材71が図30に示す位置から図31に示す位置に至る直前に、そのラック部材71のシャッタ開閉終了用凸部75がモールドばね76のばね力によってインナーロータ4の外周のシャッタ開閉終了用凹部28内にモールドばね76によって矢印i方向から係合され、その直後に、ラック部材71のラック74がインナーロータ4の外周の部分ギア27から離脱される。
【0045】
そして、ラック部材71が図31に示すスライド終了位置まで矢印e方向に引き続き矢印e方向にスライド駆動されることにより、シャッタ開閉終了用凸部75がシャッタ開閉終了用凹部28を矢印a方向に回転駆動して、インナーロータ4がこの図31に示すシャッタ開閉終了位置まで矢印a方向に回転駆動される。そして、インナーロータ4の外周のシャッタ開閉開始用凹部26の矢印a方向側の端面26a等が、ディスクカートリッジ1内のインナーロータストッパ30に矢印a方向から当接して、インナーロータ4がシャッタ開閉終了位置で停止され、これとほぼ同時に、ラック部材71のロックアーム71cがモールドばね71dのばね力によってインナーロータ4の外周のシャッタ開閉終了用凸部29の矢印b方向側の端面29aに矢印c方向に落ち込んで、インナーロータ4がシャッタ開閉終了位置にてインナーロータストッパ30とロックアーム71c間でロックされる。
そして、この時点で、後述するように、一対のシャッタ9、10がシャッタ開閉終了位置まで完全に開かれて、ディスクカートリッジ1のピックアップ挿入孔7が完全開放されることになる。
【0046】
なお、ラック部材71のディスクカートリッジ1に対する矢印f方向のスライド駆動によって、インナーロータ4を図31に示すシャッタ開閉終了位置から図26に示すシャッタ開閉開始位置まで回転駆動して、後述するように、一対のシャッタ9、10をシャッタ開閉開始位置まで閉じる動作は、上述した動作の逆動作となる。
つまり、ラック部材71が図31に示すシャッタ開閉終了位置から矢印f方向にスライド駆動されると、ラック部材71のシャッタ開閉終了用凹部28が矢印b方向に回転駆動される。この時、図30に示すように、ロック部材36のロックアーム36cがモールドばね36dのばね力に抗してインナーロータ4のシャッタ開閉終了用凸部29上に乗り上げる。
【0047】
そして、図30〜図27に示すように、ラック部材71のラック74がインナーロータ4の外周の部分ギア27に噛合されて、インナーロータ4が矢印b方向にノンスリップ状態で回転駆動された後、図26に示すように、ラック部材71のシャッタ開閉開始用凸部72によってインナーロータ4の外周のシャッタ開閉開始用凹部26が矢印b方向に回転駆動されて、インナーロータ4がシャッタ開閉開始位置まで矢印b方向に戻される。そして、インナーロータ4の外周に一体成形されているストッパ用凸部31等がディスクカートリッジ1のインナーロータストッパ30に矢印b方向から当接して、インナーロータ4がシャッタ開閉開始位置で停止される。そして、これとほぼ同時に、ロック部材36のロックアーム36cがインナーロータ4のロック用凹部兼用のシャッタ開閉終了用凹部28内に係合されて、インナーロータ4がシャッタ開閉開始位置に再びロックされる。
そして、図25〜図23に示すように、ラック部材71が引き続き矢印f方向にスライド駆動されて、シャッタ開閉開始用凸部72がインナーロータ4の外周のシャッタ開閉開始用凹部26からモールドばね73のばね力に抗して離脱して、ラック部材71がディスクカートリッジ1から矢印f方向に切り離されることになる。
【0048】
(4)・・・ インナーロータを用いたディスクカートリッジの説明
次に、図32〜図38によって、インナーロータ4を用いたディスクカートリッジ1について説明すると、まず、図32〜図35に示すように、ディスクカートリッジ1の上下シェル2、3、インナーロータ4、一対のシャッタ9、10等は合成樹脂等のモールド部材によって成形されたものである。そして、ほぼ対称形状の上下シェル2、3を上下から結合することによって扁平なほぼ方形状に構成されているディスクカートリッジ1の前面1aは緩やかな円弧状に湾曲されていて、直線状に形成された後面1bの左右両端には対称状のテーパ部が形成され、左右両側面1c、1dは平行状に形成されている。そして、一方の側面1cの厚さ方向の中央部に沿って前述した凹溝34が水平状に形成され、前述したように、その凹溝34の底面34aに窓孔35及び孔39が開口されている。そして、下シェル3のほぼ中央部から前面1aの中央部にかけて長孔形状のピックアップ挿入孔5が形成されている。
【0049】
そして、インナーロータ4は円形の皿形に成形されていて、底部4bの外周に円形の外周壁4cが一体成形され、その底部4bの中央部から外周にかけて、下シェル3のピックアップ挿入孔5と同一形状の開口部4dが形成されている。そして、このインナーロータ4が上下シェル2、3間に形成された円形のロータ収容部8内に水平状に組み込まれて、回転自在に取り付けられていて、そのインナーロータ4の底部4b上で、外周壁4cの内部に形成されたディスク収納部6内にディスク状記録媒体であるDVR等の光ディスクDが水平状で、回転自在及び一定量の上下動が可能な状態に収納されている。
【0050】
そして、上シェル2の下面の中央部に、強磁性部材で形成されたほぼ円盤形状のディスククランパ10が上シェル2の下面に溶着等にて固着されたクランパ支持リング12によって取り付けられていて、このディスククランパ10は上シェル2に対して回転自在であると共に、上下方向に一定範囲内で昇降可能に支持されている。そして、上シェル2の上面の中央部にはほぼU形状の膨出部2aが形成されている。なお、ディスクカートリッジ1の他方の側面1dで前面1a側寄りの位置に半円形状のロック用凹部13が形成されている。
【0051】
そして、ほぼ半円形状に成形されている薄板形状の一対のシャッタ9、10がインナーロータ4の底部4bと下シェル3との間に水平状に形成されたスペースであるシャッタ収納スペース7内に同一高さで収納されている。
そして、インナーロータ4の回転によって一対のシャッタ9、10を開閉駆動するシャッタ開閉機構16がインナーロータ4の底部4bと、下シェル3との間に組み込まれている。そして、このシャッタ開閉機構16は、インナーロータ4の底部4bの下面で、180°対向位置に一体成形されて、一対のシャッタ9、10の互いに反対側の端部を回転自在に支持し、自らもインナーロータ4一体に回動される一対の回動支点ピン17、18と、一対のシャッタ9、10の互いに反対側の端部に形成されたほぼ平行状の一対のカム溝19、20と、下シェル3の底部4b上の180°対向位置に一体成形された固定ピンである一対のカムピン21、22とによって構成された、いわゆるカム機構で構成されている。
【0052】
(5)・・・ インナーロータの回転によって開閉されるシャッタ開閉機構の説明
次に、図36〜図43によって、インナーロータ4の回転によって開閉されるシャッタ開閉機構16の開閉動作を説明すると、このシャッタ開閉機構16は、図33、図37及び図39に示すように、インナーロータ4が前述したシャッタ開閉開始位置(シャッタ閉塞位置)まで矢印b方向に回転復帰された状態では、一対のシャッタ9、10が一対の回動支点ピン17、18を中心に矢印m方向から回動してピックアップ挿入孔5の中心付近を斜めに横切るシャッタ閉塞位置にて互いに近接される。そして、これら一対のシャッタ9、10の端縁に沿ってZ形で、上下対称状に形成されているオーバーラップ用斜面9a、10aで上下から重なり合って、下シェル3のピックアップ挿入孔5とインナーロータ4の開口4dとの中央重なり部分の開口部を閉塞している。
即ち、このシャッタ閉塞状態では、インナーロータ4の底部4bと、一対のシャッタ9、10とによって、下シェル3のピックアップ挿入孔5の全域が完全に閉塞されている状態となる。
【0053】
一方、このシャッタ開閉機構16は、図38及び図43に示すように、インナーロータ4が前述したシャッタ開閉終了位置(シャッタ開放位置)まで矢印a方向に回転されると、一対の回動支点ピン17、18の矢印a方向への回動動作に同期された一対のカム溝19、20とカムピン21、22とによるいわゆるカム作用によって、一対のシャッタ9、10が一対の回動支点ピン17、18を中心として互いに遠ざかる方向である矢印n方向に回動されて、これら一対のシャッタ9、10がピックアップ挿入孔5の両側位置まで平行状に開かれる。
そして、この際、インナーロータ4の開口4dがピックアップ挿入孔5上に完全に重なって、このピックアップ挿入孔5の全域が完全に開放された状態となる。
【0054】
なお、図36は、インナーロータ4の外周のシャッタ開閉開始用凸部25、シャッタ開閉開始用凹部26、部分ギア27、シャッタ開閉終了用凹部28の配置を説明していて、シャッタ開閉開始用凸部25はインナーロータ4の最大半径R1に沿って円弧状に形成され、部分ギア27はその最大半径R1を内接円とする中間半径R2に沿って円弧状に形成され、シャッタ開閉終了用凹部28は最小半径R3である外周面4aに形成されている。
【0055】
また、図39〜図43は、前述したように、ラック部材71がディスクカートリッジ1の一方の側面(基準面23)1cに沿って矢印e方向に相対的にスライド駆動されて、そのシャッタ開閉開始用凸部72、ラック74及びシャッタ開閉終了用凸部75がインナーロータ4のシャッタ開閉開始用凹部26、部分ギア27及びシャッタ開閉終了用凹部28に順次係合、噛合されながら、インナーロータ4が図39に示すシャッタ開閉開始位置(シャッタ閉塞位置)から図43に示すシャッタ開閉終了位置(シャッタ開放位置)まで回転駆動される際に、シャッタ開閉機構16のカム作用によって一対のシャッタ9、10を図39に示すシャッタ閉塞位置から図43に示すシャッタ開放位置まで開放させる順序を示したものである。
【0056】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記した実施の形態に限定されることなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変更が可能である。
【0057】
【発明の効果】
以上のように構成された本発明のディスクドライブ装置は、次のような効果を奏することができる。
【0058】
請求項1は、ディスクカートリッジをディスクドライブ装置内に装填する際、ディスクカートリッジの挿入後に、駆動機構によって駆動されるカートリッジホルダによってディスクカートリッジがイジェクト位置から所定位置まで引き込まれた後に、ディスクカートリッジ内のシャッタ開閉用回転部材が駆動機構によって回転駆動開始されて、シャッタの開放動作が開始され、ディスクカートリッジがその所定位置から更に奥位置まで引き込まれる間にシャッタの開放動作が終了されるようにしたので、ディスクカートリッジをディスクドライブ装置内に装填する際に、使用者が手指や異物をディスクカートリッジの開口部内に誤って挿入して、光ディスク等のデータを破壊させたり、外気中のダストが開口部からディスクカートリッジ内に侵入して光ディスク等に簡単に付着してしまい、記録、再生時のスペーシングロスを発生してしまう等の重大な問題が発生しにくく、ディスクを保護するための高い安全性が得られる。
【0059】
請求項2は、ディスクカートリッジの挿入後に、駆動機構によって駆動されるカートリッジホルダによってディスクカートリッジがイジェクト位置から所定位置まで引き込まれた後に、駆動機構がカートリッジホルダに取り付けられているシャッタ開閉駆動部材を駆動することにより、ディスクカートリッジ内のシャッタ開閉用回転部材が回転駆動開始されて、シャッタの開放動作が開始され、ディスクカートリッジがその所定位置から更に奥位置まで引き込まれる間にシャッタの開放動作が終了されるようにしたので、カートリッジホルダをイジェクト位置からローディング位置まで駆動する動作と、その動作途中でディスクカートリッジのシャッタを開放する動作とをタイミング良く、スムーズに行なうことができる。
【0060】
請求項3は、カートリッジホルダをディスクカートリッジ内に完全に引き込んだ後にシャッタを開くことができるので、安全性をより一層高くすることができる。
【0061】
請求項4は、1モータ化による小型、軽量化と、コストダウンを実現できる。
【0062】
請求項5は、モータのモータ軸上に減速機構を組み込んだので、小型化を促進できる。
【0063】
請求項6は、ディスクカートリッジ内のシャッタ開閉用回転部材を回転駆動するシャッタ開閉駆動部材をラック部材で構成したので、シャッタの開閉動作をタイミング良く、スムーズに行える。
【0064】
請求項7は、ゼネバ歯車機構を組み込んだので、カートリッジホルダの引き込み、シャッタ開閉、カートリッジホルダのローディングの動作を独立して連続的に行うことができる。また、シャッタの開放動作が完全に終了するまでの間は、カートリッジホルダの垂直下降を確実に禁止することができるので、カートリッジホルダのロ−ディング及びイジェクト動作と、シャッタの開閉動作とを順次正確に行なうことができ、これらの動作に狂いが生じて、機械的なこじれ等によるロックが発生することなく、常にスム−ズに動作させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したディスクドライブ装置と、インナーロータ方式のカートリッジホルダの外観図である。
【図2】ローディング機構におけるカートリッジホルダの斜視図である。
【図3】ローディング機構におけるカートリッジホルダのイジェクト位置を説明する平面図である。
【図4】ローディング機構におけるカートリッジホルダの引き込み開始を説明する平面図である。
【図5】ローディング機構におけるカートリッジホルダの引き込み完了を説明する平面図である。
【図6】ローディング機構におけるカートリッジホルダのイジェクト位置を説明する側面図である。
【図7】ローディング機構におけるカートリッジホルダの引き込み完了を説明する側面図である。
【図8】ローディング機構におけるカートリッジホルダのローディング完了を説明する側面図である。
【図9】ローディング機構におけるカートリッジホルダのイジェクト位置を説明する正面図である。
【図10】ローディング機構におけるカートリッジホルダのローディング位置を説明する正面図である。
【図11】カートリッジホルダのローディング開始時の傾きを説明する正面図である。
【図12】カートリッジホルダのイジェクト時の傾きを説明する正面図である。
【図13】ローディング機構における駆動機構を説明する平面図である。
【図14】図13の正面図である。
【図15】駆動機構に組み込まれているゼネバ歯車機構のイジェクト完了状態を示す平面図である。
【図16】ゼネバ歯車機構の引き込み完了状態を説明する平面図である。
【図17】ゼネバ歯車機構のシャッタ開放動作を説明する平面図である。
【図18】ゼネバ歯車機構のローディング完了状態を説明する平面図である。
【図19】ローディング機構のラック部材によるシャッタ開放開始を説明する斜視図である。
【図20】ローディング機構のラック部材によるシャッタ開放完了を説明する斜視図である。
【図21】ローディング機構のラック部材のローディング完了状態を説明する斜視図である。
【図22】ラック部材の3面を示した図面である。
【図23】ラック部材でインナーロータを回転駆動する動作を説明する初期状態の一部切欠き下面図である。
【図24】図23の初期状態からインナーロータの回転駆動の開始を示した一部切欠き下面図である。
【図25】図24に連続したインナーロータの回転駆動動作を示した一部切欠き下面図である。
【図26】図25に連続したインナーロータの回転駆動動作を示した一部切欠き下面図である。
【図27】図26に連続したインナーロータの回転駆動動作を示した一部切欠き下面図である。
【図28】図27に連続したインナーロータの回転駆動動作を示した一部切欠き下面図である。
【図29】図28に連続したインナーロータの回転駆動動作を示した一部切欠き下面図である。
【図30】図29に連続したインナーロータの回転駆動動作を示した一部切欠き下面図である。
【図31】図30に連続したインナーロータの回転駆動動作の終了を示した一部切欠き下面図である。
【図32】ディスクカートリッジとラック部材の斜視図である。
【図33】ディスクカートリッジの断面図である。
【図34】ディスクカートリッジの上下シェルを分解した下面側斜視図である。
【図35】ディスクカートリッジのインナーロータ、シャッタ、ディスクを分解した下面側斜視図である。
【図36】インナーロータの下面図である。
【図37】ディスクカートリッジのピックアップ挿入孔のシャッタ閉塞状態を示した下面図である。
【図38】ディスクカートリッジのピックアップ挿入孔のシャッタ開放状態を示した下面図である。
【図39】ラック部材によるインナーロータの回転駆動によってシャッタを開閉駆動するシャッタ閉塞状態を示す透視状態の下面図である。
【図40】図39に連続したラック部材によるインナーロータのシャッタ開放動作を示す透視状態の下面図である。
【図41】図40に連続したラック部材によるシャッタ開放動作を示す透視状態の下面図である。
【図42】図41に連続したラック部材によるシャッタ開放動作を示す透視状態の下面図である。
【図43】図42に連続したラック部材によるシャッタ開放完了を示した透視状態の下面図である。
【符号の説明】
Dはディスク状記録媒体である光ディスク、1はディスクカートリッジ、4はシャッタ開閉用回転部材であるインナーロータ、9、10はシャッタ、64はカートリッジホルダ、71はシャッタ開閉駆動部材であるラック部材、101は駆動機構、103はモータ、107は減速機構、110はゼネバ歯車機構である。

Claims (7)

  1. 内部にディスク状記録媒体が収容され、開口部を開閉するシャッタと、そのシャッタを開閉駆動するシャッタ開閉用回転部材とが備えられたディスクカートリッジと、
    固定フレームに取り付けられて、イジェクト位置にて前記ディスクカートリッジが挿入されるカートリッジホルダであって、その挿入されたディスクカートリッジをイジェクト位置からローディング位置まで引き込むカートリッジホルダと、
    前記カートリッジホルダの駆動機構であって、前記ディスクカートリッジが前記カートリッジホルダ内に挿入された後に、そのカートリッジホルダをイジェクト位置からローディング位置まで引き込み駆動すると共に、前記ディスクカートリッジがイジェクト位置から所定位置まで引き込まれた後に、そのディスクカートリッジ内の前記シャッタ開閉用回転部材を回転駆動して前記シャッタを開くようになされた駆動機構とを備えた
    ことを特徴とするディスクドライブ装置。
  2. 前記カートリッジホルダに取り付けられて、前記ディスクカートリッジ内の前記シャッタ開閉用回転部材を回転駆動するシャッタ開閉駆動部材であって、前記駆動機構が前記カートリッジホルダをイジェクト位置からローデング位置まで引き込み駆動する際に、前記ディスクカートリッジがイジェクト位置から所定位置まで引き込まれた後に、前記駆動機構によって駆動されることにより、前記ディスクカートリッジ内の前記シャッタ開閉用回転部材を回転駆動して前記シャッタを開くようになされたシャッタ開閉駆動部材を備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載のディスクドライブ装置。
  3. 前記カートリッジホルダがイジェクト位置から水平に引き込まれた後にローディング位置まで垂直に下降されるように構成されていて、
    前記駆動機構は、前記カートリッジホルダをイジェクト位置から水平方向の引込み完了位置までほぼ引き込んだ後に、前記シャッタ開閉駆動部材を駆動開始するようになされている
    ことを特徴とする請求項2に記載のディスクドライブ装置。
  4. 前記駆動部材は1モータ構造に構成されている
    ことを特徴とする請求項2に記載のディスクドライブ装置。
  5. 前記モータのモータ軸上に減速機構が組み込まれている
    ことを特徴とする請求項2に記載のディスクドライブ装置。
  6. 前記シャッタ開閉駆動部材がラック部材で構成されている
    ことを特徴とする請求項2に記載のディスクドライブ装置。
  7. 前記駆動部材はゼネバ歯車機構を備えている
    ことを特徴とする請求項2に記載のディスクドライブ装置。
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