JP2004003895A - 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、及び該情報処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】情報センター(情報処理サーバ1)とネットワークを介して接続されたユーザ端末2に対して、施設へ向かう経路誘導路を提供する場合に、ユーザをその施設への入口がない裏道路へ誘導するのを未然に防止する。
【解決手段】各施設毎に、該施設へ向かう経路誘導路を演算したときの該経路誘導路の最終地点が該施設への入口が面している道路上に位置していない不整合が生じるか否かの情報を記憶しておき、ユーザ端末2により選択された施設に関して上記記憶された情報に基づいて上記不整合が生じるか否かを判定して、該不整合が生じると判定した場合には、該ユーザ端末2が上記施設周囲の道路のうち該施設への入口が面していない道路上の位置に経路誘導により到達するのを阻止するか、又は該ユーザ端末2に該不整合が生じる旨を報知するようにする。
【選択図】 図1
【解決手段】各施設毎に、該施設へ向かう経路誘導路を演算したときの該経路誘導路の最終地点が該施設への入口が面している道路上に位置していない不整合が生じるか否かの情報を記憶しておき、ユーザ端末2により選択された施設に関して上記記憶された情報に基づいて上記不整合が生じるか否かを判定して、該不整合が生じると判定した場合には、該ユーザ端末2が上記施設周囲の道路のうち該施設への入口が面していない道路上の位置に経路誘導により到達するのを阻止するか、又は該ユーザ端末2に該不整合が生じる旨を報知するようにする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、及び該情報処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関し、特に道路データ及び施設位置データを用いて施設へ向かう経路誘導路を演算するものの技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば特開平11−143358号公報に示されているように、移動体に設置されたナビゲーション装置と、移動体外部に設けられた旅行データ編集装置と、情報記憶手段を有し、これら両装置と通信網を介して通信を行う旅行支援サーバ(情報センター)とを備え、この旅行支援サーバの情報記憶手段に情報を記憶することにより、上記両装置間で情報の共有を行うようにすることが知られている。
【0003】
また、例えば特開2001−91282号公報に示されているように、ナビゲーション装置において、ユーザが目的地を指定したときに、目的地としての中心施設と共に、その周辺の他の施設や駐車場等を表示し、その中からユーザが指定した地点を最終誘導地点として経路誘導路を演算することにより、ユーザが実際に行きたい施設の近くまで車両を誘導できるようにすることが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来例(特開平11−143358号公報)のように情報センターを設置して、この情報センターから、該情報センターとネットワークを介して接続された携帯電話等のようなユーザ端末に経路誘導路を提供して経路誘導を行うようにすることが考えられる。このようにすれば、ユーザ端末自体に経路誘導機能がなくても経路誘導を容易に行うことができるとともに、ユーザが歩いて目的地に行く場合等においても経路誘導を行うことができて、ユーザの利便性が向上する。そして、特にユーザの歩行時に経路誘導を行う場合には、上記提案例(特開2001−91282号公報)の考え方をさらに推し進めて、ユーザが行こうとする施設への入口近くまで誘導できるようにすることが望ましい。
【0005】
しかしながら、施設情報に含まれている施設位置データが示す位置は、施設によってまちまちであるため、全ての施設について入口近くまで誘導できるようにすることは困難である。すなわち、ユーザが目的地として或る施設を選択した場合に、単にその施設の施設位置データに基づいて経路誘導路を演算すると、その経路誘導路の最終地点は、通常、その施設周囲の道路のうち施設位置データが示す位置に最も近い道路上に位置することになり、このため、施設位置データが示す位置が施設への入口近傍になっていない場合には、経路誘導路の最終地点が施設への入口が面している道路上に位置せず、ユーザを施設入口がない裏道路へ誘導してしまうことになる。このような現象は、敷地面積が大きい施設で生じ易く、このような施設において施設入口がない裏道路へ誘導されると、ユーザは施設入口に到達するまでにかなりの遠回りをさせられることになり、特に歩いているユーザにはかなりの苦痛を与えてしまう。
【0006】
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、上記のように情報センターとネットワークを介して接続されたユーザ端末に対して、施設へ向かう経路誘導路を提供する場合に、ユーザをその施設への入口がない裏道路へ誘導するのを未然に防止しようとすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この発明では、各施設毎に、該施設へ向かう経路誘導路を演算したときの該経路誘導路の最終地点が該施設への入口が面している道路上に位置していない不整合が生じるか否かの情報を記憶しておき、ユーザ端末により選択された施設に関して上記記憶された情報に基づいて上記不整合が生じるか否かを判定して、該不整合が生じると判定した場合には、該ユーザ端末が上記施設周囲の道路のうち該施設への入口が面していない道路上の位置に経路誘導により到達するのを阻止するか、又は、該ユーザ端末に該不整合が生じる旨を報知するようにした。
【0008】
具体的には、請求項1の発明では、ユーザ端末とネットワークを介して接続されているとともに、道路データを含む地図情報及び施設位置データを含む施設情報を記憶するデータベースと上記ユーザ端末による施設選択に応じて上記道路データ及び施設位置データを用いて該施設へ向かう経路誘導路を演算して、該経路誘導路を該ユーザ端末に送信する制御手段とを備えた情報処理装置を対象とする。
【0009】
そして、上記各施設毎に、該施設へ向かう経路誘導路を演算したときの該経路誘導路の最終地点が該施設への入口が面している道路上に位置していない不整合が生じるか否かの情報を記憶する不整合情報記憶手段を備え、上記制御手段は、上記ユーザ端末により選択された施設に関して上記不整合情報記憶手段に記憶された情報に基づいて上記不整合が生じるか否かを判定して、該不整合が生じると判定した場合には、該ユーザ端末が経路誘導により上記施設周囲の道路のうち該施設への入口が面していない道路上の位置に到達するのを阻止するように構成されているものとする。
【0010】
上記の構成により、制御手段は、ユーザが不整合が生じる施設へ向かう場合には、経路誘導を途中で中止したり、不整合が生じる施設への入口がある方向の情報を記憶しておいて、その入口方向情報を用いてユーザを施設への入口が面している道路上の位置に誘導したりすることで、ユーザ(ユーザ端末)が経路誘導により施設への入口が面していない道路上の位置に到達するのを阻止する。この結果、ユーザを施設への入口がない裏道路へ誘導するのを未然に防止することができて、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0011】
請求項2の発明では、請求項1の発明において、制御手段は、ユーザ端末により選択された施設に関して不整合が生じると判定した場合には、経路誘導中に上記ユーザ端末が上記施設から所定距離以内の位置に到達したときに、経路誘導を中止することで、該ユーザ端末が経路誘導により上記施設への入口が面していない道路上の位置に到達するのを阻止するように構成されているものとする。
【0012】
すなわち、経路誘導路の最終地点が該施設への入口が面している道路上に位置していないので、最後まで経路誘導を行うと、ユーザは施設への入口が面していない道路上の位置に到達してしまう。しかし、この発明では、経路誘導中にユーザ端末が施設から所定距離以内の位置に到達したときに、経路誘導を中止するので、ユーザが施設への入口が面していない道路上の位置に到達するのを阻止することができる。つまり、所定距離を、施設に対し出来る限り近い距離(例えば市街地等では1ブロック程度離れた距離)に設定しておけば、経路誘導を中止してもユーザが迷うことは殆どなく、しかも、施設が見える位置に到達すれば、その施設入口の位置が分かる場合が多く、また、ユーザ端末の表示画面にその施設周辺の地図を表示させれば、その地図からも施設入口の位置が大凡分かる。この結果、ユーザは経路誘導中止後に遠回りすることなく自力で施設への入口が面している道路に到達することができる。よって、ユーザを施設への入口がない裏道路へ誘導するのを未然に防止することができる。
【0013】
請求項3の発明では、請求項2の発明において、不整合が生じる施設への入口がある方向の情報を記憶する入口方向情報記憶手段を備え、制御手段は、経路誘導を中止したときに、ユーザ端末に上記入口方向情報記憶手段に記憶された入口方向情報を提示するように構成されているものとする。
【0014】
このことにより、経路誘導を中止しても、ユーザは施設入口方向(方角)の情報が得られるので、遠回りすることなく確実に施設への入口が面している道路に到達することができる。
【0015】
請求項4の発明では、請求項1の発明において、不整合が生じる施設への入口がある方向の情報を記憶する入口方向情報記憶手段を備え、制御手段は、ユーザ端末により選択された施設に関して不整合が生じると判定した場合には、上記施設の敷地内において、該施設の施設位置データが示す位置から上記入口方向情報記憶手段に記憶された施設への入口がある方向に延びる敷地内道路を設定するとともに、該敷地内道路が、経路誘導路の最終地点が位置する道路となるように経路誘導路を演算して、該経路誘導路を上記ユーザ端末に送信することで、該ユーザ端末が経路誘導により上記施設への入口が面していない道路上の位置に到達するのを阻止するように構成されているものとする。
【0016】
このことで、施設位置データが示す位置から施設入口方向に延びる敷地内道路が、経路誘導路の最終地点が位置する道路となるように経路誘導路を演算するので、この演算された経路誘導路において敷地内道路の手前側の道路が施設への入口が面している道路となる。よって、ユーザが施設への入口が面していない道路上の位置に到達するのを確実に阻止することができる。
【0017】
請求項5の発明では、請求項4の発明において、制御手段は、ユーザ端末に経路誘導路を送信して該ユーザ端末の表示画面に該経路誘導路を表示させるとともに、該経路誘導路を表示させる際に、敷地内道路は表示させないように構成されているものとする。
【0018】
こうすることで、敷地内道路は、経路誘導路を演算するための仮想道路であるので、敷地内道路が実際に存在するものとユーザに勘違いさせるのを防止することができる。尚、この場合、経路誘導路における敷地内道路に相当する部分も非表示にするとともに、ユーザ端末に提供する経路誘導路の最終地点を、敷地内道路の手前側の道路(つまり施設への入口が面している道路)上とするのが好ましい。
【0019】
請求項6の発明では、請求項1の発明において、不整合が生じる施設への入口がある方向の情報を記憶する入口方向情報記憶手段を備え、制御手段は、ユーザ端末により選択された施設に関して不整合が生じると判定した場合には、上記施設に対して上記入口方向情報記憶手段に記憶された施設への入口がある方向側に接する道路上に、演算用施設位置データを設定するとともに、道路データ及び該演算用施設位置データを用いて経路誘導路を演算して、該経路誘導路を上記ユーザ端末に送信することで、該ユーザ端末が経路誘導により上記施設への入口が面していない道路上の位置に到達するのを阻止するように構成されているものとする。
【0020】
このことにより、データベースにおける施設位置データの代わりに、施設に対して施設入口がある方向側に接する道路上に設定した演算用施設位置データを用いて経路誘導路を演算するので、その経路誘導路の最終地点は施設への入口が面している道路上に位置することになる。よって、請求項4の発明と同様の作用効果が得られる。
【0021】
請求項7の発明では、請求項1の発明において、不整合が生じる施設への入口がある方向の情報を記憶する入口方向情報記憶手段を備え、制御手段は、ユーザ端末により選択された施設に関して不整合が生じると判定した場合には、上記施設に対して上記入口方向情報記憶手段に記憶された施設への入口がある方向側に接する道路が、経路誘導路の最終地点が位置する道路となるように経路誘導路を演算して、該経路誘導路を上記ユーザ端末に送信することで、該ユーザ端末が経路誘導により上記施設への入口が面していない道路上の位置に到達するのを阻止するように構成されているものとする。
【0022】
このことで、施設に対して施設入口がある方向側に接する道路が経路誘導路の最終地点が位置する道路となるように経路誘導路を演算するので、請求項4の発明と同様の作用効果が得られる。
【0023】
請求項8の発明では、ユーザ端末とネットワークを介して接続されているとともに、道路データを含む地図情報及び施設位置データを含む施設情報を記憶するデータベースと上記ユーザ端末による施設選択に応じて上記道路データ及び施設位置データを用いて該施設へ向かう経路誘導路を演算して、該経路誘導路を該ユーザ端末に送信する制御手段とを備えた情報処理装置を対象とする。
【0024】
そして、上記各施設毎に、該施設へ向かう経路誘導路を演算したときの該経路誘導路の最終地点が該施設への入口が面している道路上に位置していない不整合が生じるか否かの情報を記憶する不整合情報記憶手段を備え、上記制御手段は、上記ユーザ端末により選択された施設に関して上記不整合情報記憶手段に記憶された情報に基づいて上記不整合が生じるか否かを判定して、該不整合が生じると判定した場合には、該ユーザ端末に該不整合が生じる旨を報知するように構成されているものとする。
【0025】
この発明により、ユーザに不整合が生じる旨を報知するので、請求項2の発明と同様に、ユーザは施設の近くまで来ると、経路誘導に頼ることなく、施設入口の位置を自ら判定して、自力で施設への入口が面している道路に到達する。よって、この発明においても、請求項1の発明と同様に、ユーザが経路誘導により施設への入口が面していない道路上の位置に到達するのを阻止することができて、ユーザを施設への入口がない裏道路へ誘導するのを未然に防止することができる。
【0026】
請求項9の発明では、請求項8の発明において、制御手段は、ユーザ端末により選択された施設に関して不整合が生じると判定した場合には、該ユーザ端末に該不整合が生じる旨を報知するとともに、経路誘導中に上記ユーザ端末が上記施設から所定距離以内の位置に到達したときに、経路誘導を中止するように構成されているものとする。
【0027】
このことで、ユーザが施設への入口が面していない道路上の位置に到達するのをより確実に阻止することができる。
【0028】
請求項10の発明では、請求項9の発明において、不整合が生じる施設への入口がある方向の情報を記憶する入口方向情報記憶手段を備え、制御手段は、経路誘導を中止したときに、ユーザ端末に上記入口方向情報記憶手段に記憶された入口方向情報を提示するように構成されているものとする。こうすることで、請求項3の発明と同様の作用効果が得られる。
【0029】
請求項11の発明は、ユーザ端末とネットワークを介して接続されているとともに、道路データを含む地図情報及び施設位置データを含む施設情報を記憶するデータベースを備えた情報センターから、上記ユーザ端末による施設選択に応じて上記道路データ及び施設位置データを用いて演算した該施設へ向かう経路誘導路を、該ユーザ端末に提供するための情報処理方法の発明である。
【0030】
そして、この発明では、上記情報センターに、予め、上記各施設毎に、該施設へ向かう経路誘導路を演算したときの該経路誘導路の最終地点が該施設への入口が面している道路上に位置していない不整合が生じるか否かの情報を記憶する不整合情報記憶手段を設けておき、上記情報センターが、上記ユーザ端末により選択された施設に関して上記不整合情報記憶手段に記憶された情報に基づいて上記不整合が生じるか否かを判定する判定ステップと、上記情報センターが、上記判定ステップで上記不整合が生じると判定した場合には、上記ユーザ端末が経路誘導により上記施設周囲の道路のうち該施設への入口が面していない道路上の位置に到達するのを阻止する阻止ステップとを含むものとする。
【0031】
請求項12の発明では、ユーザ端末とネットワークを介して接続されているとともに、道路データを含む地図情報及び施設位置データを含む施設情報を記憶するデータベースを備えた情報センターから、上記ユーザ端末による施設選択に応じて上記道路データ及び施設位置データを用いて演算した該施設へ向かう経路誘導路を、該ユーザ端末に提供するための情報処理方法を対象とする。
【0032】
そして、上記情報センターに、予め、上記各施設毎に、該施設へ向かう経路誘導路を演算したときの該経路誘導路の最終地点が該施設への入口が面している道路上に位置していない不整合が生じるか否かの情報を記憶する不整合情報記憶手段を設けておき、上記情報センターが、上記ユーザ端末により選択された施設に関して上記不整合情報記憶手段に記憶された情報に基づいて上記不整合が生じるか否かを判定する判定ステップと、上記情報センターが、上記判定ステップで上記不整合が生じると判定した場合には、該不整合が生じる旨を上記ユーザ端末に報知する不整合報知ステップとを含むものとする。
【0033】
請求項13の発明は、ユーザ端末とネットワークを介して接続されているとともに、道路データを含む地図情報及び施設位置データを含む施設情報を記憶するデータベースと上記ユーザ端末による施設選択に応じて上記道路データ及び施設位置データを用いて該施設へ向かう経路誘導路を演算して、該経路誘導路を該ユーザ端末に送信する制御手段とを備えた情報処理装置を制御するための情報処理プログラムの発明である。
【0034】
そして、この発明では、上記情報処理装置は、上記各施設毎に、該施設へ向かう経路誘導路を演算したときの該経路誘導路の最終地点が該施設への入口が面している道路上に位置していない不整合が生じるか否かの情報を記憶する不整合情報記憶手段を備えており、上記情報処理装置に対して、上記ユーザ端末により選択された施設に関して上記不整合情報記憶手段に記憶された情報に基づいて上記不整合が生じるか否かを判定する判定ステップと、上記判定ステップで上記不整合が生じると判定した場合には、上記ユーザ端末が経路誘導により上記施設周囲の道路のうち該施設への入口が面していない道路上の位置に到達するのを阻止する阻止ステップとを実行させるものとする。
【0035】
請求項14の発明では、ユーザ端末とネットワークを介して接続されているとともに、道路データを含む地図情報及び施設位置データを含む施設情報を記憶するデータベースと上記ユーザ端末による施設選択に応じて上記道路データ及び施設位置データを用いて該施設へ向かう経路誘導路を演算して、該経路誘導路を該ユーザ端末に送信する制御手段とを備えた情報処理装置を制御するための情報処理プログラムを対象とする。
【0036】
そして、上記情報処理装置は、上記各施設毎に、該施設へ向かう経路誘導路を演算したときの該経路誘導路の最終地点が該施設への入口が面している道路上に位置していない不整合が生じるか否かの情報を記憶する不整合情報記憶手段を備えており、上記情報処理装置に対して、上記ユーザ端末により選択された施設に関して上記不整合情報記憶手段に記憶された情報に基づいて上記不整合が生じるか否かを判定する判定ステップと、上記判定ステップで上記不整合が生じると判定した場合には、該不整合が生じる旨を上記ユーザ端末に報知する不整合報知ステップとを実行させるものとする。
【0037】
請求項15の発明は、ユーザ端末とネットワークを介して接続されているとともに、道路データを含む地図情報及び施設位置データを含む施設情報を記憶するデータベースと上記ユーザ端末による施設選択に応じて上記道路データ及び施設位置データを用いて該施設へ向かう経路誘導路を演算して、該経路誘導路を該ユーザ端末に送信する制御手段とを備えた情報処理装置を制御するための情報処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体の発明である。
【0038】
そして、この発明では、上記情報処理装置は、上記各施設毎に、該施設へ向かう経路誘導路を演算したときの該経路誘導路の最終地点が該施設への入口が面している道路上に位置していない不整合が生じるか否かの情報を記憶する不整合情報記憶手段を備えており、上記情報処理プログラムは、上記情報処理装置に対して、上記ユーザ端末により選択された施設に関して上記不整合情報記憶手段に記憶された情報に基づいて上記不整合が生じるか否かを判定する判定ステップと、上記判定ステップで上記不整合が生じると判定した場合には、上記ユーザ端末が経路誘導により上記施設周囲の道路のうち該施設への入口が面していない道路上の位置に到達するのを阻止する阻止ステップとを実行させるものであるとする。
【0039】
請求項16の発明では、ユーザ端末とネットワークを介して接続されているとともに、道路データを含む地図情報及び施設位置データを含む施設情報を記憶するデータベースと上記ユーザ端末による施設選択に応じて上記道路データ及び施設位置データを用いて該施設へ向かう経路誘導路を演算して、該経路誘導路を該ユーザ端末に送信する制御手段とを備えた情報処理装置を制御するための情報処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を対象とする。
【0040】
そして、上記情報処理装置は、上記各施設毎に、該施設へ向かう経路誘導路を演算したときの該経路誘導路の最終地点が該施設への入口が面している道路上に位置していない不整合が生じるか否かの情報を記憶する不整合情報記憶手段を備えており、上記情報処理プログラムは、上記情報処理装置に対して、上記ユーザ端末により選択された施設に関して上記不整合情報記憶手段に記憶された情報に基づいて上記不整合が生じるか否かを判定する判定ステップと、上記判定ステップで上記不整合が生じると判定した場合には、該不整合が生じる旨を上記ユーザ端末に報知する不整合報知ステップとを実行させるものであるとする。
【0041】
これら請求項11〜16の発明により、請求項1又は8の発明と同様の作用効果を得ることができる。
【0042】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態に係る情報処理装置としての情報処理サーバ1がユーザ端末2と接続された状態を示し、これら情報処理サーバ1とユーザ端末2とは、インターネット6(ネットワーク)及び無線通信アンテナ7を介して通信自在に接続されている。この情報処理サーバ1は、情報センターに設置されたサーバコンピュータであって、後述の如くユーザ端末2に目的地としての施設へ向かう経路誘導路を送信し提供するようになっている。つまり、情報センターからユーザ端末2に対して経路誘導路が提供される。
【0043】
上記ユーザ端末2は、この実施形態では、ユーザが携帯する携帯電話としているが、携帯電話の他に、ユーザが運転する車両に搭載されたナビゲーション装置や、ユーザが携帯する携帯情報端末(PDA)等であってもよい。
【0044】
上記情報処理サーバ1は、図2に示すように、各種信号の制御処理を行う制御手段としてのCPU21を備えており、このCPU21には、上記ユーザ端末2と通信を行うための通信インターフェース22と、この情報処理サーバ1を制御するための情報処理プログラム等を記録したROM23(記録媒体)と、各種情報等を一時的に記憶するRAM24と、道路データを含む地図情報を記憶する地図データベース25と、施設の所在地を示す施設位置データ(緯度と経度とからなる)を含む施設情報を記憶する施設データベース26と、入口方向情報データベース27とが信号の授受可能に接続されている。尚、上記情報処理プログラムは、磁気ディスクや光ディスク等の記録媒体に記録しておいて、それをディスクドライブ装置を介してCPU21が読み取るようにしてもよい。また、上記地図情報と施設情報とは、同じデータベースに記憶するようにしてもよい。
【0045】
上記入口方向情報データベース27には、各施設毎に、上記道路データ及び施設位置データを用いて該施設へ向かう経路誘導路を演算したときの該経路誘導路の最終地点が該施設への入口が面している道路上に位置していない不整合(以下、アクセス道路不整合という)が生じるか否かの整合/不整合情報が記憶されている。この整合/不整合情報は、後述の方法により検出してデータベース化したものである。また、入口方向情報データベース27には、上記アクセス道路不整合が生じる施設への入口がある方向(方角)の情報が併せて記憶されている。この施設入口方向の情報も、後述の方法により入手してデータベース化したものである。したがって、入口方向情報データベース27は、アクセス道路不整合が生じるか否かの情報を記憶する不整合情報記憶手段と、アクセス道路不整合が生じる施設への入口がある方向の情報を記憶する入口方向情報記憶手段とを構成している。尚、上記整合/不整合情報と施設入口方向の情報とをそれぞれ別々のデータベースに記憶してもよく、また、整合/不整合情報と施設入口方向の情報とを施設データベース26に記憶するようにしてもよい。
【0046】
一方、上記ユーザ端末2は、図3に示すように、各種信号の制御処理を行うCPU31を備えており、このCPU31には、各種情報を表示する表示画面としてのディスプレイ33と、ユーザが操作する操作スイッチ34と、上記情報処理サーバ1の通信インターフェース22との間で信号の送受信を行う通信装置35と、このユーザ端末2を制御するためのプログラム等を記録したROM36と、各種情報等を一時的に記憶するRAM37とが信号の授受可能に接続されている。
【0047】
上記情報処理サーバ1のCPU21は、上記情報処理プログラムを読み取ることによって、上記ユーザ端末2による施設選択に応じて上記地図データベース25に記憶された地図情報の道路データ及び施設データベース26に記憶された施設情報の施設位置データを用いて該施設へ向かう経路誘導路を演算して、該経路誘導路を該ユーザ端末2に送信するようになっている。また、CPU21は、上記ユーザ端末2により選択された施設に関して上記不整合情報データベース27に記憶された整合/不整合情報に基づいて上記アクセス道路不整合が生じるか否かを判定して、該アクセス道路不整合が生じると判定した場合には、該ユーザ端末2が経路誘導により上記施設周囲の道路のうち該施設への入口が面していない道路上の位置に到達するのを阻止するようになっている。
【0048】
上記CPU21の具体的な処理(第1例〜第6例)を、図4〜図9のフローチャートに基づいて説明する。
【0049】
(第1例)
この第1例は、ユーザ端末2により選択された施設に関してアクセス道路不整合が生じると判定した場合には、経路誘導中に上記ユーザ端末2が上記施設から所定距離以内の位置に到達したときに、経路誘導を中止することで、該ユーザ端末2(ユーザ)が経路誘導により上記施設への入口が面していない道路上の位置に到達するのを阻止するものである。
【0050】
すなわち、図4に示すように、ステップS1で、通常の情報センターとしての処理を行う。つまり、ユーザ端末2の現在位置を受信し検出するとともに、そのユーザ端末2からの要求に応じて、そのユーザ端末2に地図を配信したり渋滞情報を提供したり等する。尚、上記ユーザ端末2の現在位置は、例えば、ユーザ端末2に、GPS人工衛星から送信されるGPS信号により現在位置を検出する現在地測位センサを設けておいて、ユーザ端末2からその現在地測位センサの信号を受信することで検出するようにすればよい。
【0051】
次のステップS2では、ユーザ端末2から、該ユーザ端末2により選択された施設への経路誘導の要求があるか否かを判定し、このステップS2の判定がNOであるときには、そのままリターンする一方、判定がYESであるときには、ステップS3に進む。
【0052】
上記ステップS3では、上記不整合情報データベース27に記憶された整合/不整合情報に基づいて、その選択された施設がアクセス道路不整合が生じる施設であるか否かを判定し、このステップS3の判定がNOであるときには、ステップS4に進む一方、判定がYESであるときには、ステップS5に進む。
【0053】
上記ステップS4では、上記地図データベース25に記憶された地図情報の道路データ及び施設データベース26に記憶された施設情報の施設位置データを用いてその施設へ向かう経路誘導路を演算して、ユーザ端末2がその経路誘導路の最終地点に到達するまで経路誘導を実行する(演算した経路誘導路及び地図をユーザ端末2に送信して、ディスプレイ33に表示させる)。そして、このステップS4の後にリターンする。
【0054】
上記ステップS5では、上記地図データベース25に記憶された地図情報の道路データ及び施設データベース26に記憶された施設情報の施設位置データを用いて、その施設へ向かう経路誘導路を演算して、経路誘導を実行する(演算した経路誘導路及び地図をユーザ端末2に送信して、ディスプレイ33に表示させる)とともに、ユーザ端末2が当該施設から所定距離以内の位置に到達すると、経路誘導を中止する。この所定距離は、経路誘導を中止してもユーザが迷わないように施設に対し出来る限り近い距離(例えば市街地等では1ブロック程度離れた距離)に設定するのが望ましく、その値を、施設の位置に応じて、又は施設に向かう方向に応じて変更するようにしてもよい。尚、このステップS5で演算された経路誘導路及び該経路誘導路の最終地点は、上記ステップS4で演算されたものと同じとなる。
【0055】
このステップS5の後のステップS6では、当該施設への入口がある方向(方角)をユーザ端末2に報知して、しかる後にリターンする。
【0056】
尚、上記ステップS6は必ずしも必要なものではなく省略してもよい。また、経路誘導を中止したときには、アクセス道路不整合が生じるために経路誘導を中止する旨をユーザ端末2に報知するようにしてもよい。
【0057】
(第2例)
この第2例は、上記第1例と同様に、ユーザ端末2により選択された施設に関してアクセス道路不整合が生じると判定した場合に、経路誘導中に上記ユーザ端末2が上記施設から所定距離以内の位置に到達したときに、経路誘導を中止するが、その中止した段階で当該施設周辺の地図をユーザ端末2に提示して経路誘導路の最終地点をユーザに指定させるものである。
【0058】
すなわち、図5に示すように、ステップS11〜S15で、上記第1例におけるステップS1〜S5とそれぞれ同じ処理を実行し、ステップS15の後に進むステップS16で、当該施設周辺の地図をユーザ端末2に提示し(このとき、ユーザ端末2に対し、アクセス道路不整合が生じるので、経路誘導路の最終地点を指定すべき旨を報知する)、この地図において経路誘導路の最終地点がユーザ端末2により指定されると、その最終地点に向けて経路誘導を再開し、しかる後にリターンする。
【0059】
尚、この第2例におけるステップS15の所定距離は、上記第1例におけるステップS5の所定距離よりも大きい値に設定してもよく、経路誘導誘導の初期段階となるような距離であってもよい。
【0060】
(第3例)
この第3例は、ユーザ端末2により選択された施設に関してアクセス道路不整合が生じると判定した場合に、その施設の敷地内において、該施設の施設位置データが示す位置から上記入口方向情報データベース27に記憶された施設への入口がある方向に延びる敷地内道路を設定するとともに、該敷地内道路が、経路誘導路の最終地点が位置する道路となるように経路誘導路を演算して、該経路誘導路を上記ユーザ端末2に送信することで、該ユーザ端末が経路誘導により上記施設への入口が面していない道路上の位置に到達するのを阻止するものである。
【0061】
すなわち、図6に示すように、ステップS21〜S24で、上記第1例におけるステップS1〜S4とそれぞれ同じ処理を実行し、ステップS23の判定がYESであるときに進むステップS25で、その施設の敷地内において、該施設の施設位置データが示す位置から上記入口方向情報データベース27に記憶された施設への入口がある方向に延びる敷地内道路を設定する。尚、施設入口が異なる方向に複数ある場合には、それぞれの方向に延びる複数の敷地内道路を設定する。
【0062】
そして、次のステップS26で、上記地図データベース25に記憶された地図情報の道路データ及び施設データベース26に記憶された施設情報の施設位置データを用いて、その敷地内道路(複数ある場合にはそのうちの1つ)が経路誘導路の最終地点が位置する道路となるように経路誘導路を演算して、経路誘導を実行し、しかる後にリターンする。この経路誘導を実行する際には、敷地内道路及び経路誘導路における該敷地内道路に相当する部分は非表示にすることが望ましく、これに伴って、ユーザ端末2に提供する経路誘導路の最終地点を、敷地内道路の手前側の道路(つまり施設への入口が面している道路)上とするのがよい。
【0063】
尚、上記施設の敷地内道路は、仮想道路であって、当該施設への経路誘導時に有効であるものであり、他の施設への経路誘導時に用いられることはない(特に複数の敷地内道路が設定される場合に、これら複数の敷地内道路が、他の施設への経路誘導路として敷地を横切るショートカット路となる可能性があるが、そのようなショートカット路が経路誘導路となることはない)。
【0064】
(第4例)
この第4例は、ユーザ端末2により選択された施設に関してアクセス道路不整合が生じると判定した場合に、上記施設に対して上記入口方向情報データベース27に記憶された施設への入口がある方向側に接する道路上に、演算用施設位置データを設定するとともに、道路データ及び該演算用施設位置データを用いて経路誘導路を演算して、該経路誘導路を上記ユーザ端末2に送信することで、該ユーザ端末2が経路誘導により上記施設への入口が面していない道路上の位置に到達するのを阻止するものである。
【0065】
すなわち、図7に示すように、ステップS31〜S34で、上記第1例におけるステップS1〜S4とそれぞれ同じ処理を実行し、ステップS33の判定がYESであるときに進むステップS35で、施設に対して上記入口方向情報データベース27に記憶された施設への入口がある方向側に接する道路上(例えば施設の施設位置データが示す位置から施設への入口がある方向に線を引いたときの該線とその道路との交わる位置)に、演算用施設位置データを設定する。
【0066】
そして、次のステップS36で、上記地図データベース25に記憶された地図情報の道路データ及び上記演算用施設位置データを用いて経路誘導路を演算して経路誘導を実行し、しかる後にリターンする。
【0067】
(第5例)
この第5例は、ユーザ端末2により選択された施設に関してアクセス道路不整合が生じると判定した場合に、上記施設に対して上記入口方向情報データベース27に記憶された施設への入口がある方向側に接する道路が、経路誘導路の最終地点が位置する道路となるように経路誘導路を演算して、該経路誘導路を上記ユーザ端末2に送信することで、該ユーザ端末2が経路誘導により上記施設への入口が面していない道路上の位置に到達するのを阻止するものである。
【0068】
すなわち、図8に示すように、ステップS41〜S44で、上記第1例におけるステップS1〜S4とそれぞれ同じ処理を実行し、ステップS43の判定がYESであるときに進むステップS45で、上記地図データベース25に記憶された地図情報の道路データ及び施設データベース26に記憶された施設情報の施設位置データを用いて、施設に対して上記入口方向情報データベース27に記憶された施設への入口がある方向側に接する道路が、経路誘導路の最終地点が位置する道路となるように経路誘導路を演算して経路誘導を実行し、しかる後にリターンする。
【0069】
(第6例)
この第6例は、ユーザ端末2により選択された施設に関してアクセス道路不整合が生じると判定した場合に、上記ユーザ端末2に該アクセス道路不整合が生じる旨を報知することで、該ユーザ端末2が経路誘導により上記施設への入口が面していない道路上の位置に到達するのを阻止するものである。
【0070】
すなわち、図9に示すように、ステップS51〜S54で、上記第1例におけるステップS1〜S4とそれぞれ同じ処理を実行し、ステップS53の判定がYESであるときに進むステップS55で、アクセス道路不整合が生じる旨をユーザ端末2に報知する。
【0071】
そして、次のステップS56で、上記第1例におけるステップS5と同じ処理を実行し、次のステップS57で、上記第1例におけるステップS6と同じ処理を実行し、しかる後にリターンする。尚、上記ステップS56及びS57は必ずしも必要なものではなく省略してもよい。
【0072】
上記情報処理サーバ1は、そのCPU21の処理によって、ユーザ端末2からの経路誘導の要求があると、そのユーザ端末2により選択された施設に関してアクセス道路不整合が生じるか否かを判定し、該アクセス道路不整合が生じないと判定した場合には、道路データ及び施設位置データを用いてその施設へ向かう経路誘導路を一般的な手法で演算して、ユーザ端末2(ユーザ)がその経路誘導路の最終地点に到達するまで経路誘導を実行する。一方、アクセス道路不整合が生じると判定した場合には、該ユーザ端末2が経路誘導により上記施設周囲の道路のうち該施設への入口が面していない道路上の位置に到達するのを阻止する。
【0073】
具体的には、上記第1例では、アクセス道路不整合が生じないと判定した場合と同じ経路誘導路をユーザ端末2に提供するが、この経路誘導中に上記ユーザ端末2が上記施設から所定距離以内の位置に到達したときに、経路誘導を中止して、施設への入口がある方向をユーザ端末2に報知する。このように経路誘導を中止しても、上記所定距離を施設に対しかなり近い距離に設定すれば、ユーザが迷うことは殆どなく、しかも、施設入口方向の報知により、ユーザは経路誘導中止後に遠回りすることなく自力で施設への入口が面している道路に到達することができる。そして、たとえ施設入口方向の報知がなくても、施設が見える位置に到達すれば、その施設入口の位置が分かる場合が多く、また、ユーザ端末2のディスプレイ33にその施設周辺の地図を表示させれば、その地図からも施設入口の位置が大凡分かる。
【0074】
例えば図10に示すような位置に施設としてのホテルがあり、このホテルの敷地内の北側には建物50が、南側には駐車場51がそれぞれ設けられており、その建物50は北側道路54に面しているが、施設入口52は南側道路55に面している。また、駐車場51内には、その施設入口52から建物50内への入口へ向かう歩行用道路53が設けられている。そして、このホテルの施設位置データが示す位置は建物の東側の位置Pにあるものとする。この場合、その施設位置データを用いてこのホテルへ向かう経路誘導路を演算すると、その経路誘導路の最終地点は、通常、ホテル周囲の4つの道路のうち施設位置データが示す位置Pに最も近い道路(北側道路54)上でかつ施設位置データが示す位置Pの近傍位置となる。このため、ユーザは、施設入口がない裏道路としての北側道路54へ誘導されてしまう。このように施設入口がない裏道路へ誘導されると、ユーザは施設入口に到達するまでにかなりの遠回りをさせられることになる。
【0075】
しかし、上記のように経路誘導を中止して、施設への入口がある方向(図10のホテルの例では南)をユーザ端末2に報知すれば、ユーザは裏道路へ誘導されることはなく、自力で施設への入口が面している道路(南側道路55)に到達することができる。
【0076】
また、上記第2例では、経路誘導中に上記ユーザ端末2が上記施設から所定距離以内の位置に到達したときに、経路誘導を中止して、その施設周辺の地図(例えば図10のような地図)をユーザ端末2に提示し、この地図において経路誘導路の最終地点がユーザ端末2により指定されると、その最終地点に向けて経路誘導を再開する。この第2例では、ユーザが、提示された地図を見て施設入口の位置を検討して経路誘導路の最終地点を指定することになるが、地図によって施設入口の位置が大凡分かるとともに、その位置がまちがっていたとしても、施設入口位置に関して注意を払っているので、施設が見える位置に到達して施設入口位置が分かれば、経路誘導に頼ることなく自力で施設への入口が面している道路に到達することができる。
【0077】
さらに、上記第3例では、ユーザ端末2により選択された施設に関してアクセス道路不整合が生じると判定した場合に、上記施設の敷地内に敷地内道路(図10において一点鎖線で示す符号58の道路参照)を設定し、この敷地内道路が、経路誘導路の最終地点が位置する道路となるように経路誘導路を演算する。この経路誘導路において敷地内道路の手前側の道路が施設への入口が面している道路となるので、ユーザは施設への入口が面していない道路に誘導されることはない。また、演算された経路誘導路の最終地点は敷地内道路上にあっても、この敷地内道路及び経路誘導路における該敷地内道路に相当する部分は非表示にするとともに、ユーザ端末2に提供する経路誘導路の最終地点を敷地内道路の手前側の道路(つまり施設への入口が面している道路)上とすれば、図10のように敷地内道路58の位置が歩行用道路53の位置と異なっていても問題は生じない。
【0078】
また、上記第4例では、ユーザ端末2により選択された施設に関してアクセス道路不整合が生じると判定した場合に、上記施設に対して施設入口方向側に接する道路(図10のホテルの例では南側道路55)上に、演算用施設位置データを設定し、施設データベース26に記憶された施設情報の施設位置データの代わりに、上記演算用施設位置データを用いて経路誘導路を演算する。図10のホテルの例では、例えば施設の施設位置データが示す位置Pから施設入口方向に線を引いたときの該線とその道路との交わる位置Q又はその近傍に演算用施設位置データを設定する。したがって、経路誘導路の最終地点がこの位置Q又はその近傍となり、ユーザは施設への入口が面していない道路に誘導されることはない。
【0079】
そして、上記第5例では、ユーザ端末2により選択された施設に関してアクセス道路不整合が生じると判定した場合に、上記施設に対して施設入口方向側に接する道路(図10のホテルの例では南側道路55)が、経路誘導路の最終地点が位置する道路となるように経路誘導路を演算する。したがって、上記第4例と同様に、ユーザは施設への入口が面していない道路に誘導されることはない。
【0080】
さらに、上記第6例では、ユーザ端末2により選択された施設に関してアクセス道路不整合が生じると判定した場合に、上記ユーザ端末2に該アクセス道路不整合が生じる旨を報知する。そして、上記第1例と同様に、経路誘導中に上記ユーザ端末2が上記施設から所定距離以内の位置に到達したときに、経路誘導を中止して、施設への入口がある方向をユーザ端末2に報知する。したがって、上記第1例と同様に、ユーザが経路誘導により施設への入口が面していない道路上の位置に到達するのを阻止することができる。また、経路誘導を中止しなくても、アクセス道路不整合が生じる旨の報知により、ユーザは施設の近くまで来ると、経路誘導に頼ることなく、施設入口の位置を自ら判定して、自力で施設への入口が面している道路に到達する。
【0081】
ここで、上記入口方向情報データベース27における整合/不整合情報の検出方法及び施設入口方向の情報の入手方法を説明する。
【0082】
先ず、整合/不整合情報の検出方法の具体例(第1例〜第4例)を図11〜図14のフローチャートに基づいて説明する。
【0083】
(第1例)
この第1例では、ユーザ端末2により選択された施設への経路誘導中における該ユーザ端末2のディスプレイ33において経路誘導の最終地点を表示する画面に不整合ボタンを表示して、アクセス道路不整合が有ったときに、ユーザがその不整合ボタンを操作する(ユーザ端末2のディスプレイ33にその旨を表示しておく)ようにしておき、その不整合ボタンの操作によりユーザ端末2から送信される不整合信号を受信することで、その施設に関してアクセス道路不整合が生じることを検出するようにしたものである。
【0084】
すなわち、図11に示すように、ステップS111で、上記不整合信号を受信したか否かを判定し、このステップS111の判定がNOであるときには、そのままリターンする一方、判定がYESであるときには、ステップS112に進んで、その施設に関する不整合フラグのカウント値を1だけアップする。
【0085】
そして、次のステップS113で、上記不整合フラグのカウント値が所定数(なるべく小さい値でかつユーザの誤操作によるカウントアップを無視できる値)以上であるか否かを判定し、このステップS113の判定がNOであるときには、そのままリターンする一方、判定がYESであるときには、ステップS114に進んで、当該施設に関してアクセス道路不整合が生じることを検出して、その旨を入口方向情報データベース27に記憶し、しかる後にリターンする。尚、上記不整合フラグのカウント値が所定数よりも小さい施設についてはアクセス道路不整合が生じない(整合する)ものとして入口方向情報データベース27に記憶する。
【0086】
(第2例)
この第2例では、経路誘導中におけるユーザ端末2の移動履歴を監視することにより、アクセス道路不整合が生じることを検出するようにしたものである。
【0087】
すなわち、図12に示すように、ステップS121で、ユーザ端末2の現在位置を検出することで、経路誘導中におけるユーザ端末2の移動履歴を監視し、次のステップS122で、その移動履歴より施設への入口位置(道路から施設方向へ離脱した位置)を検出する。
【0088】
そして、次のステップS123で、経路誘導路の最終地点が、上記施設への入口が面している道路上に位置していないかどうかを判定し、この判定がNOであるとき(施設への入口が面している道路上に位置しているとき)には、そのままリターンする一方、判定がYESであるとき(施設への入口が面している道路上に位置していないとき)には、ステップS124に進んで、その施設に関する不整合フラグのカウント値を1だけアップする。
【0089】
そして、次のステップS125で、上記不整合フラグのカウント値が所定数(なるべく小さい値でかつユーザのイレギュラーな行動によるカウントアップを無視できる値)以上であるか否かを判定する。尚、このステップS125では、当該施設に経路誘導を行った全回数に対する不整合フラグのカウント値の比率が所定比率以上であるか否かを判定してもよく、それら両方の条件を満たすか否かを判定してもよい。
【0090】
上記ステップS125の判定がNOであるときには、そのままリターンする一方、判定がYESであるときには、ステップS126に進んで、当該施設に関してアクセス道路不整合が生じることを検出して、その旨を入口方向情報データベース27に記憶し、しかる後にリターンする。尚、上記不整合フラグのカウント値が所定数よりも小さい施設についてはアクセス道路不整合が生じない(整合する)ものとして入口方向情報データベース27に記憶する。
【0091】
(第3例)
この第3例では、ユーザに、施設への入口でユーザ端末2の所定の操作ボタンの操作により現在位置情報を送信してもらい(ユーザ端末2のディスプレイ33にその旨を表示しておく)、そのユーザ端末2から送信された現在位置情報(つまり施設入口位置情報)を受信することにより、アクセス道路不整合が生じることを検出するようにしたものである。
【0092】
すなわち、図13に示すように、ステップS131で、ユーザ端末2からの上記施設入口位置情報を受信したか否かを判定し、この判定がNOであるときには、そのままリターンする一方、判定がYESであるときには、ステップS132に進んで、その施設への入口位置を当該施設情報及び通報者(施設入口位置情報を送信したユーザ端末2の所有者)と共に不図示のメモリに記憶する。
【0093】
次のステップS133では、その施設に関して記憶された施設入口位置と同じ位置として記憶された数(同一通報者のものは除く)が所定数(なるべく小さい値でかつユーザの誤操作を無視できる値)以上であるか否かを判定する。尚、このステップS133では、記憶された全ての数に対する上記施設入口位置と同じ位置として記憶された数の比率が所定比率以上であるか否かを判定してもよく、それら両方の条件を満たすか否かを判定してもよい。
【0094】
上記ステップS133の判定がNOであるときには、そのままリターンする一方、判定がYESであるときには、ステップS134に進んで、その所定数以上記憶された施設入口位置を正しい施設入口位置と認定するとともに、経路誘導路の最終地点が、その正しいと認定した施設入口が面している道路上に位置していない場合に、当該施設に関してアクセス道路不整合が生じることを検出して、その旨を入口方向情報データベース27に記憶し、次のステップS135で、その正しいと認定した施設入口位置情報の通報者全員に所定の対価を付与する処理を行ってリターンする。尚、上記数が所定数よりも小さい施設についてはアクセス道路不整合が生じない(整合する)ものとして入口方向情報データベース27に記憶する。
【0095】
(第4例)
この第4例では、上記第3例と同様に、ユーザに、施設への入口でユーザ端末2の所定の操作ボタンの操作により現在位置情報を送信してもらい(ユーザ端末2のディスプレイ33にその旨を表示しておく)、そのユーザ端末2から送信された現在位置情報(つまり施設入口位置情報)を受信しかつその施設内のユーザ端末2の移動履歴を監視することにより、アクセス道路不整合が生じることを検出するようにしたものである。
【0096】
すなわち、図14に示すように、ステップS141で、経路誘導中におけるユーザ端末2の移動履歴を監視し、次のステップS142で、そのユーザ端末2から上記施設入口位置情報を受信したか否かを判定する。このステップS142の判定がNOであるときには、そのままリターンする一方、判定がYESであるときには、ステップS143に進んで、上記移動履歴により、道路離脱位置(施設入口位置)から建物内への入口位置までの移動経路を当該施設情報及び通報者と共に不図示のメモリに記憶する。
【0097】
次のステップS144では、その施設に関して記憶された移動経路と同じ経路として記憶された数(同一通報者のものは除く)が所定数(なるべく小さい値でかつユーザのイレギュラーな行動を無視できる値)以上であるか否かを判定する。尚、このステップS44では、記憶された全ての数に対する上記移動経路と同じ経路として記憶された数の比率が所定比率以上であるか否かを判定してもよく、それら両方の条件を満たすか否かを判定してもよい。
【0098】
上記ステップS144の判定がNOであるときには、そのままリターンする一方、判定がYESであるときには、ステップS145に進んで、その所定数以上記憶された移動経路が施設内の歩行用道路であってその道路離脱位置(移動経路の道路側端)が正しい施設入口位置と認定するとともに、経路誘導路の最終地点が、その正しいと認定した施設入口が面している道路上に位置していない場合に、当該施設に関してアクセス道路不整合が生じることを検出して、その旨を入口方向情報データベース27に記憶する。そして、次のステップS146で、その正しいと認定した施設入口位置情報の通報者全員に所定の対価を付与する処理を行ってリターンする。尚、上記数が所定数よりも小さい施設についてはアクセス道路不整合が生じない(整合する)ものとして入口方向情報データベース27に記憶する。
【0099】
次に、施設入口方向の情報の入手方法の具体例(第1例〜第5例)を図15〜図19のフローチャートに基づいて説明する。尚、この具体例は全て、上記整合/不整合情報の検出方法の第1例に対応するものであり、整合/不整合情報の検出方法の第2例〜第4例の場合には、整合/不整合情報の検出と同時に施設入口方向の情報を入手することができるので、この具体例の方法を用いる必要はない。但し、整合/不整合情報の検出方法の第2例〜第4例の場合であっても、情報の確実性を向上させる観点から、この具体例の方法を用いて施設入口方向の情報を入手するようにしてもよい。
【0100】
(第1例)
この第1例は、上記整合/不整合情報の検出方法でアクセス道路不整合が生じるとした施設の所有者の端末(情報処理サーバ1とインターネット6(ネットワーク)を介して接続されている)に、問い合わせ情報を電子メールにて送信して、その返答情報から施設入口方向の情報を入手するようにしたものである。
【0101】
すなわち、図15に示すように、ステップS241で、アクセス道路不整合が生じる施設の所有者の端末(情報処理サーバ1とインターネット6(ネットワーク)を介して接続されている)に、問い合わせ情報を電子メールにて送信する。この電子メールにはurlが添付されており、施設の所有者がこのurlへアクセスしてその問い合わせに対して返答できるようになっている。
【0102】
そして、次のステップS242で、上記所有者の端末のディスプレイに、上記urlへのアクセスに応じて、該所有者が施設への入口位置(道路に面しているもの)を入力可能な入力画面を提示する。この入力画面には、例えば図20に示すように、施設(建物を含む)と該施設の周囲の道路とが表示されるとともに、施設が碁盤目状に区画されており、施設の所有者が道路に面した1つ又は複数の区画を指定することで施設入口位置を入力できるようになっている(図例では、斜線を施した区画が、施設入口位置として指定された区画である)。尚、上記入力画面には、現時点において、施設への入口となる位置(経路誘導路の最終地点に対応する位置や前回に所有者により指定された位置等)も表示される(図例では、黒く塗りつぶした区画)。
【0103】
次のステップS243では、上記入力された施設入口位置から施設入口方向を演算して、その施設入口方向の情報を入口方向情報データベース27に記憶し、しかる後にリターンする。
【0104】
尚、上記ステップS241における問い合わせ情報の送信先は、施設の所有者の端末に限らず、特定のユーザ端末2(不整合信号を送信したユーザ端末2やその施設近傍に住むユーザのユーザ端末2等)や不特定の多数のユーザ端末2としてもよい(以下の第2例〜第5例も同様)。
【0105】
(第2例)
この第2例は、施設の所有者に、施設への入口が面している道路を入力してもらう点が上記第1例とは異なる。
【0106】
すなわち、図16に示すように、ステップS251で、上記第1例におけるステップS241と同じ処理を行い、次のステップS252で、施設の所有者の端末のディスプレイに、urlへのアクセスに応じて、該所有者が施設への入口が面している道路を入力可能な入力画面を提示する。この入力画面には、施設と該施設の周囲の道路とが表示されており、施設の所有者がその周囲の道路の中から施設への入口が面している道路を指定入力するようになっている。尚、上記入力画面には、現時点において、どの道路が、経路誘導路の最終地点が位置する道路になるかが分かるように表示される。
【0107】
そして、次のステップS253で、上記入力された、施設への入口が面している道路から施設入口方向を演算して、その施設入口方向の情報を入口方向情報データベース27に記憶し、しかる後にリターンする。
【0108】
(第3例)
この第3例は、施設の所有者に、該施設の敷地内における施設入口位置から建物入口位置までの歩行用道路を入力してもらうものである。
【0109】
すなわち、図17に示すように、ステップS261で、上記第1例におけるステップS241と同じ処理を行い、次のステップS262で、施設の所有者の端末のディスプレイに、urlへのアクセスに応じて、該所有者が上記歩行用道路を入力可能な入力画面を提示する。尚、この入力画面には、現時点において、経路誘導路の最終地点となる位置が表示されるとともに、前回に所有者により入力された歩行用道路がある場合には、その歩行用道路が表示される。
そして、次のステップS263で、上記入力された歩行用道路から、施設入口方向を演算して、その施設入口方向の情報を入口方向情報データベース27に記憶し、しかる後にリターンする。
【0110】
(第4例)
この第4例は、施設の所有者に、施設への入口がある方向(方角)を入力してもらうものである。
【0111】
すなわち、図18に示すように、ステップS271で、上記第1例におけるステップS241と同じ処理を行い、次のステップS272で、施設の所有者の端末のディスプレイに、urlへのアクセスに応じて、該所有者が施設入口方向を入力(東西南北等を入力する)可能な入力画面を提示する。尚、この入力画面には、現時点において、経路誘導路の最終地点となる位置が表示されるとともに、前回に所有者により入力された方向がある場合には、その方向が表示される。
【0112】
次のステップS273で、上記入力された施設入口方向を、入口方向情報データベース27に記憶し、しかる後にリターンする。
【0113】
(第5例)
この第5例は、施設の所有者に、施設位置データとして適切な位置を入力してもらうものである。
【0114】
すなわち、図19に示すように、ステップS281で、上記第1例におけるステップS241と同じ処理を行い、次のステップS282で、施設の所有者の端末のディスプレイに、urlへのアクセスに応じて、施設位置データとして適切な位置を入力可能な入力画面を提示する。尚、この入力画面には、現時点において、経路誘導路の最終地点となる位置と、施設位置データが示す位置と、前回に所有者により入力された位置がある場合にはその位置とが表示される。また、所有者が位置を入力したときには、その位置に基づいて演算される経路誘導路の最終地点となる位置が表示される。
【0115】
次のステップS283で、上記入力された位置から施設入口方向を演算して、その施設入口方向の情報を入口方向情報データベース27に記憶し、しかる後にリターンする。
【0116】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によると、各施設毎に、該施設へ向かう経路誘導路を演算したときの該経路誘導路の最終地点が該施設への入口が面している道路上に位置していない不整合が生じるか否かの情報を記憶しておき、ユーザ端末により選択された施設に関して上記記憶された情報に基づいて上記不整合が生じるか否かを判定して、該不整合が生じると判定した場合には、該ユーザ端末が上記施設周囲の道路のうち該施設への入口が面していない道路上の位置に経路誘導により到達するのを阻止するか、又は、該ユーザ端末に該不整合が生じる旨を報知するようにしたことにより、ユーザを施設への入口がない裏道路へ誘導するのを未然に防止することができて、ユーザの利便性の向上化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る情報処理装置としての情報処理サーバがユーザ端末と接続された状態を示す概略構成図である。
【図2】情報処理サーバの構成を示すブロック図である。
【図3】ユーザ端末の構成を示すブロック図である。
【図4】情報処理サーバのCPUで行われる処理動作の第1例を示すフローチャートである。
【図5】情報処理サーバのCPUで行われる処理動作の第2例を示すフローチャートである。
【図6】情報処理サーバのCPUで行われる処理動作の第3例を示すフローチャートである。
【図7】情報処理サーバのCPUで行われる処理動作の第4例を示すフローチャートである。
【図8】情報処理サーバのCPUで行われる処理動作の第5例を示すフローチャートである。
【図9】情報処理サーバのCPUで行われる処理動作の第6例を示すフローチャートである。
【図10】アクセス道路不整合が生じる施設の一例を示す図である。
【図11】整合/不整合情報の検出方向の第1例を示すフローチャートである。
【図12】整合/不整合情報の検出方向の第2例を示すフローチャートである。
【図13】整合/不整合情報の検出方向の第3例を示すフローチャートである。
【図14】整合/不整合情報の検出方向の第4例を示すフローチャートである。
【図15】施設入口方向の情報の入手方法の第1例を示すフローチャートである。
【図16】施設入口方向の情報の入手方法の第2例を示すフローチャートである。
【図17】施設入口方向の情報の入手方法の第3例を示すフローチャートである。
【図18】施設入口方向の情報の入手方法の第4例を示すフローチャートである。
【図19】施設入口方向の情報の入手方法の第5例を示すフローチャートである。
【図20】施設の所有者が該施設への入口位置を入力するための入力画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 情報処理サーバ(情報処理装置)
2 ユーザ端末
6 インターネット(ネットワーク)
21 CPU(制御手段)
23 ROM(記録媒体)
25 地図データベース
26 施設データベース
27 入口方向情報データベース(不整合情報記憶手段)
(入口方向情報記憶手段)
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、及び該情報処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関し、特に道路データ及び施設位置データを用いて施設へ向かう経路誘導路を演算するものの技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば特開平11−143358号公報に示されているように、移動体に設置されたナビゲーション装置と、移動体外部に設けられた旅行データ編集装置と、情報記憶手段を有し、これら両装置と通信網を介して通信を行う旅行支援サーバ(情報センター)とを備え、この旅行支援サーバの情報記憶手段に情報を記憶することにより、上記両装置間で情報の共有を行うようにすることが知られている。
【0003】
また、例えば特開2001−91282号公報に示されているように、ナビゲーション装置において、ユーザが目的地を指定したときに、目的地としての中心施設と共に、その周辺の他の施設や駐車場等を表示し、その中からユーザが指定した地点を最終誘導地点として経路誘導路を演算することにより、ユーザが実際に行きたい施設の近くまで車両を誘導できるようにすることが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来例(特開平11−143358号公報)のように情報センターを設置して、この情報センターから、該情報センターとネットワークを介して接続された携帯電話等のようなユーザ端末に経路誘導路を提供して経路誘導を行うようにすることが考えられる。このようにすれば、ユーザ端末自体に経路誘導機能がなくても経路誘導を容易に行うことができるとともに、ユーザが歩いて目的地に行く場合等においても経路誘導を行うことができて、ユーザの利便性が向上する。そして、特にユーザの歩行時に経路誘導を行う場合には、上記提案例(特開2001−91282号公報)の考え方をさらに推し進めて、ユーザが行こうとする施設への入口近くまで誘導できるようにすることが望ましい。
【0005】
しかしながら、施設情報に含まれている施設位置データが示す位置は、施設によってまちまちであるため、全ての施設について入口近くまで誘導できるようにすることは困難である。すなわち、ユーザが目的地として或る施設を選択した場合に、単にその施設の施設位置データに基づいて経路誘導路を演算すると、その経路誘導路の最終地点は、通常、その施設周囲の道路のうち施設位置データが示す位置に最も近い道路上に位置することになり、このため、施設位置データが示す位置が施設への入口近傍になっていない場合には、経路誘導路の最終地点が施設への入口が面している道路上に位置せず、ユーザを施設入口がない裏道路へ誘導してしまうことになる。このような現象は、敷地面積が大きい施設で生じ易く、このような施設において施設入口がない裏道路へ誘導されると、ユーザは施設入口に到達するまでにかなりの遠回りをさせられることになり、特に歩いているユーザにはかなりの苦痛を与えてしまう。
【0006】
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、上記のように情報センターとネットワークを介して接続されたユーザ端末に対して、施設へ向かう経路誘導路を提供する場合に、ユーザをその施設への入口がない裏道路へ誘導するのを未然に防止しようとすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この発明では、各施設毎に、該施設へ向かう経路誘導路を演算したときの該経路誘導路の最終地点が該施設への入口が面している道路上に位置していない不整合が生じるか否かの情報を記憶しておき、ユーザ端末により選択された施設に関して上記記憶された情報に基づいて上記不整合が生じるか否かを判定して、該不整合が生じると判定した場合には、該ユーザ端末が上記施設周囲の道路のうち該施設への入口が面していない道路上の位置に経路誘導により到達するのを阻止するか、又は、該ユーザ端末に該不整合が生じる旨を報知するようにした。
【0008】
具体的には、請求項1の発明では、ユーザ端末とネットワークを介して接続されているとともに、道路データを含む地図情報及び施設位置データを含む施設情報を記憶するデータベースと上記ユーザ端末による施設選択に応じて上記道路データ及び施設位置データを用いて該施設へ向かう経路誘導路を演算して、該経路誘導路を該ユーザ端末に送信する制御手段とを備えた情報処理装置を対象とする。
【0009】
そして、上記各施設毎に、該施設へ向かう経路誘導路を演算したときの該経路誘導路の最終地点が該施設への入口が面している道路上に位置していない不整合が生じるか否かの情報を記憶する不整合情報記憶手段を備え、上記制御手段は、上記ユーザ端末により選択された施設に関して上記不整合情報記憶手段に記憶された情報に基づいて上記不整合が生じるか否かを判定して、該不整合が生じると判定した場合には、該ユーザ端末が経路誘導により上記施設周囲の道路のうち該施設への入口が面していない道路上の位置に到達するのを阻止するように構成されているものとする。
【0010】
上記の構成により、制御手段は、ユーザが不整合が生じる施設へ向かう場合には、経路誘導を途中で中止したり、不整合が生じる施設への入口がある方向の情報を記憶しておいて、その入口方向情報を用いてユーザを施設への入口が面している道路上の位置に誘導したりすることで、ユーザ(ユーザ端末)が経路誘導により施設への入口が面していない道路上の位置に到達するのを阻止する。この結果、ユーザを施設への入口がない裏道路へ誘導するのを未然に防止することができて、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0011】
請求項2の発明では、請求項1の発明において、制御手段は、ユーザ端末により選択された施設に関して不整合が生じると判定した場合には、経路誘導中に上記ユーザ端末が上記施設から所定距離以内の位置に到達したときに、経路誘導を中止することで、該ユーザ端末が経路誘導により上記施設への入口が面していない道路上の位置に到達するのを阻止するように構成されているものとする。
【0012】
すなわち、経路誘導路の最終地点が該施設への入口が面している道路上に位置していないので、最後まで経路誘導を行うと、ユーザは施設への入口が面していない道路上の位置に到達してしまう。しかし、この発明では、経路誘導中にユーザ端末が施設から所定距離以内の位置に到達したときに、経路誘導を中止するので、ユーザが施設への入口が面していない道路上の位置に到達するのを阻止することができる。つまり、所定距離を、施設に対し出来る限り近い距離(例えば市街地等では1ブロック程度離れた距離)に設定しておけば、経路誘導を中止してもユーザが迷うことは殆どなく、しかも、施設が見える位置に到達すれば、その施設入口の位置が分かる場合が多く、また、ユーザ端末の表示画面にその施設周辺の地図を表示させれば、その地図からも施設入口の位置が大凡分かる。この結果、ユーザは経路誘導中止後に遠回りすることなく自力で施設への入口が面している道路に到達することができる。よって、ユーザを施設への入口がない裏道路へ誘導するのを未然に防止することができる。
【0013】
請求項3の発明では、請求項2の発明において、不整合が生じる施設への入口がある方向の情報を記憶する入口方向情報記憶手段を備え、制御手段は、経路誘導を中止したときに、ユーザ端末に上記入口方向情報記憶手段に記憶された入口方向情報を提示するように構成されているものとする。
【0014】
このことにより、経路誘導を中止しても、ユーザは施設入口方向(方角)の情報が得られるので、遠回りすることなく確実に施設への入口が面している道路に到達することができる。
【0015】
請求項4の発明では、請求項1の発明において、不整合が生じる施設への入口がある方向の情報を記憶する入口方向情報記憶手段を備え、制御手段は、ユーザ端末により選択された施設に関して不整合が生じると判定した場合には、上記施設の敷地内において、該施設の施設位置データが示す位置から上記入口方向情報記憶手段に記憶された施設への入口がある方向に延びる敷地内道路を設定するとともに、該敷地内道路が、経路誘導路の最終地点が位置する道路となるように経路誘導路を演算して、該経路誘導路を上記ユーザ端末に送信することで、該ユーザ端末が経路誘導により上記施設への入口が面していない道路上の位置に到達するのを阻止するように構成されているものとする。
【0016】
このことで、施設位置データが示す位置から施設入口方向に延びる敷地内道路が、経路誘導路の最終地点が位置する道路となるように経路誘導路を演算するので、この演算された経路誘導路において敷地内道路の手前側の道路が施設への入口が面している道路となる。よって、ユーザが施設への入口が面していない道路上の位置に到達するのを確実に阻止することができる。
【0017】
請求項5の発明では、請求項4の発明において、制御手段は、ユーザ端末に経路誘導路を送信して該ユーザ端末の表示画面に該経路誘導路を表示させるとともに、該経路誘導路を表示させる際に、敷地内道路は表示させないように構成されているものとする。
【0018】
こうすることで、敷地内道路は、経路誘導路を演算するための仮想道路であるので、敷地内道路が実際に存在するものとユーザに勘違いさせるのを防止することができる。尚、この場合、経路誘導路における敷地内道路に相当する部分も非表示にするとともに、ユーザ端末に提供する経路誘導路の最終地点を、敷地内道路の手前側の道路(つまり施設への入口が面している道路)上とするのが好ましい。
【0019】
請求項6の発明では、請求項1の発明において、不整合が生じる施設への入口がある方向の情報を記憶する入口方向情報記憶手段を備え、制御手段は、ユーザ端末により選択された施設に関して不整合が生じると判定した場合には、上記施設に対して上記入口方向情報記憶手段に記憶された施設への入口がある方向側に接する道路上に、演算用施設位置データを設定するとともに、道路データ及び該演算用施設位置データを用いて経路誘導路を演算して、該経路誘導路を上記ユーザ端末に送信することで、該ユーザ端末が経路誘導により上記施設への入口が面していない道路上の位置に到達するのを阻止するように構成されているものとする。
【0020】
このことにより、データベースにおける施設位置データの代わりに、施設に対して施設入口がある方向側に接する道路上に設定した演算用施設位置データを用いて経路誘導路を演算するので、その経路誘導路の最終地点は施設への入口が面している道路上に位置することになる。よって、請求項4の発明と同様の作用効果が得られる。
【0021】
請求項7の発明では、請求項1の発明において、不整合が生じる施設への入口がある方向の情報を記憶する入口方向情報記憶手段を備え、制御手段は、ユーザ端末により選択された施設に関して不整合が生じると判定した場合には、上記施設に対して上記入口方向情報記憶手段に記憶された施設への入口がある方向側に接する道路が、経路誘導路の最終地点が位置する道路となるように経路誘導路を演算して、該経路誘導路を上記ユーザ端末に送信することで、該ユーザ端末が経路誘導により上記施設への入口が面していない道路上の位置に到達するのを阻止するように構成されているものとする。
【0022】
このことで、施設に対して施設入口がある方向側に接する道路が経路誘導路の最終地点が位置する道路となるように経路誘導路を演算するので、請求項4の発明と同様の作用効果が得られる。
【0023】
請求項8の発明では、ユーザ端末とネットワークを介して接続されているとともに、道路データを含む地図情報及び施設位置データを含む施設情報を記憶するデータベースと上記ユーザ端末による施設選択に応じて上記道路データ及び施設位置データを用いて該施設へ向かう経路誘導路を演算して、該経路誘導路を該ユーザ端末に送信する制御手段とを備えた情報処理装置を対象とする。
【0024】
そして、上記各施設毎に、該施設へ向かう経路誘導路を演算したときの該経路誘導路の最終地点が該施設への入口が面している道路上に位置していない不整合が生じるか否かの情報を記憶する不整合情報記憶手段を備え、上記制御手段は、上記ユーザ端末により選択された施設に関して上記不整合情報記憶手段に記憶された情報に基づいて上記不整合が生じるか否かを判定して、該不整合が生じると判定した場合には、該ユーザ端末に該不整合が生じる旨を報知するように構成されているものとする。
【0025】
この発明により、ユーザに不整合が生じる旨を報知するので、請求項2の発明と同様に、ユーザは施設の近くまで来ると、経路誘導に頼ることなく、施設入口の位置を自ら判定して、自力で施設への入口が面している道路に到達する。よって、この発明においても、請求項1の発明と同様に、ユーザが経路誘導により施設への入口が面していない道路上の位置に到達するのを阻止することができて、ユーザを施設への入口がない裏道路へ誘導するのを未然に防止することができる。
【0026】
請求項9の発明では、請求項8の発明において、制御手段は、ユーザ端末により選択された施設に関して不整合が生じると判定した場合には、該ユーザ端末に該不整合が生じる旨を報知するとともに、経路誘導中に上記ユーザ端末が上記施設から所定距離以内の位置に到達したときに、経路誘導を中止するように構成されているものとする。
【0027】
このことで、ユーザが施設への入口が面していない道路上の位置に到達するのをより確実に阻止することができる。
【0028】
請求項10の発明では、請求項9の発明において、不整合が生じる施設への入口がある方向の情報を記憶する入口方向情報記憶手段を備え、制御手段は、経路誘導を中止したときに、ユーザ端末に上記入口方向情報記憶手段に記憶された入口方向情報を提示するように構成されているものとする。こうすることで、請求項3の発明と同様の作用効果が得られる。
【0029】
請求項11の発明は、ユーザ端末とネットワークを介して接続されているとともに、道路データを含む地図情報及び施設位置データを含む施設情報を記憶するデータベースを備えた情報センターから、上記ユーザ端末による施設選択に応じて上記道路データ及び施設位置データを用いて演算した該施設へ向かう経路誘導路を、該ユーザ端末に提供するための情報処理方法の発明である。
【0030】
そして、この発明では、上記情報センターに、予め、上記各施設毎に、該施設へ向かう経路誘導路を演算したときの該経路誘導路の最終地点が該施設への入口が面している道路上に位置していない不整合が生じるか否かの情報を記憶する不整合情報記憶手段を設けておき、上記情報センターが、上記ユーザ端末により選択された施設に関して上記不整合情報記憶手段に記憶された情報に基づいて上記不整合が生じるか否かを判定する判定ステップと、上記情報センターが、上記判定ステップで上記不整合が生じると判定した場合には、上記ユーザ端末が経路誘導により上記施設周囲の道路のうち該施設への入口が面していない道路上の位置に到達するのを阻止する阻止ステップとを含むものとする。
【0031】
請求項12の発明では、ユーザ端末とネットワークを介して接続されているとともに、道路データを含む地図情報及び施設位置データを含む施設情報を記憶するデータベースを備えた情報センターから、上記ユーザ端末による施設選択に応じて上記道路データ及び施設位置データを用いて演算した該施設へ向かう経路誘導路を、該ユーザ端末に提供するための情報処理方法を対象とする。
【0032】
そして、上記情報センターに、予め、上記各施設毎に、該施設へ向かう経路誘導路を演算したときの該経路誘導路の最終地点が該施設への入口が面している道路上に位置していない不整合が生じるか否かの情報を記憶する不整合情報記憶手段を設けておき、上記情報センターが、上記ユーザ端末により選択された施設に関して上記不整合情報記憶手段に記憶された情報に基づいて上記不整合が生じるか否かを判定する判定ステップと、上記情報センターが、上記判定ステップで上記不整合が生じると判定した場合には、該不整合が生じる旨を上記ユーザ端末に報知する不整合報知ステップとを含むものとする。
【0033】
請求項13の発明は、ユーザ端末とネットワークを介して接続されているとともに、道路データを含む地図情報及び施設位置データを含む施設情報を記憶するデータベースと上記ユーザ端末による施設選択に応じて上記道路データ及び施設位置データを用いて該施設へ向かう経路誘導路を演算して、該経路誘導路を該ユーザ端末に送信する制御手段とを備えた情報処理装置を制御するための情報処理プログラムの発明である。
【0034】
そして、この発明では、上記情報処理装置は、上記各施設毎に、該施設へ向かう経路誘導路を演算したときの該経路誘導路の最終地点が該施設への入口が面している道路上に位置していない不整合が生じるか否かの情報を記憶する不整合情報記憶手段を備えており、上記情報処理装置に対して、上記ユーザ端末により選択された施設に関して上記不整合情報記憶手段に記憶された情報に基づいて上記不整合が生じるか否かを判定する判定ステップと、上記判定ステップで上記不整合が生じると判定した場合には、上記ユーザ端末が経路誘導により上記施設周囲の道路のうち該施設への入口が面していない道路上の位置に到達するのを阻止する阻止ステップとを実行させるものとする。
【0035】
請求項14の発明では、ユーザ端末とネットワークを介して接続されているとともに、道路データを含む地図情報及び施設位置データを含む施設情報を記憶するデータベースと上記ユーザ端末による施設選択に応じて上記道路データ及び施設位置データを用いて該施設へ向かう経路誘導路を演算して、該経路誘導路を該ユーザ端末に送信する制御手段とを備えた情報処理装置を制御するための情報処理プログラムを対象とする。
【0036】
そして、上記情報処理装置は、上記各施設毎に、該施設へ向かう経路誘導路を演算したときの該経路誘導路の最終地点が該施設への入口が面している道路上に位置していない不整合が生じるか否かの情報を記憶する不整合情報記憶手段を備えており、上記情報処理装置に対して、上記ユーザ端末により選択された施設に関して上記不整合情報記憶手段に記憶された情報に基づいて上記不整合が生じるか否かを判定する判定ステップと、上記判定ステップで上記不整合が生じると判定した場合には、該不整合が生じる旨を上記ユーザ端末に報知する不整合報知ステップとを実行させるものとする。
【0037】
請求項15の発明は、ユーザ端末とネットワークを介して接続されているとともに、道路データを含む地図情報及び施設位置データを含む施設情報を記憶するデータベースと上記ユーザ端末による施設選択に応じて上記道路データ及び施設位置データを用いて該施設へ向かう経路誘導路を演算して、該経路誘導路を該ユーザ端末に送信する制御手段とを備えた情報処理装置を制御するための情報処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体の発明である。
【0038】
そして、この発明では、上記情報処理装置は、上記各施設毎に、該施設へ向かう経路誘導路を演算したときの該経路誘導路の最終地点が該施設への入口が面している道路上に位置していない不整合が生じるか否かの情報を記憶する不整合情報記憶手段を備えており、上記情報処理プログラムは、上記情報処理装置に対して、上記ユーザ端末により選択された施設に関して上記不整合情報記憶手段に記憶された情報に基づいて上記不整合が生じるか否かを判定する判定ステップと、上記判定ステップで上記不整合が生じると判定した場合には、上記ユーザ端末が経路誘導により上記施設周囲の道路のうち該施設への入口が面していない道路上の位置に到達するのを阻止する阻止ステップとを実行させるものであるとする。
【0039】
請求項16の発明では、ユーザ端末とネットワークを介して接続されているとともに、道路データを含む地図情報及び施設位置データを含む施設情報を記憶するデータベースと上記ユーザ端末による施設選択に応じて上記道路データ及び施設位置データを用いて該施設へ向かう経路誘導路を演算して、該経路誘導路を該ユーザ端末に送信する制御手段とを備えた情報処理装置を制御するための情報処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を対象とする。
【0040】
そして、上記情報処理装置は、上記各施設毎に、該施設へ向かう経路誘導路を演算したときの該経路誘導路の最終地点が該施設への入口が面している道路上に位置していない不整合が生じるか否かの情報を記憶する不整合情報記憶手段を備えており、上記情報処理プログラムは、上記情報処理装置に対して、上記ユーザ端末により選択された施設に関して上記不整合情報記憶手段に記憶された情報に基づいて上記不整合が生じるか否かを判定する判定ステップと、上記判定ステップで上記不整合が生じると判定した場合には、該不整合が生じる旨を上記ユーザ端末に報知する不整合報知ステップとを実行させるものであるとする。
【0041】
これら請求項11〜16の発明により、請求項1又は8の発明と同様の作用効果を得ることができる。
【0042】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態に係る情報処理装置としての情報処理サーバ1がユーザ端末2と接続された状態を示し、これら情報処理サーバ1とユーザ端末2とは、インターネット6(ネットワーク)及び無線通信アンテナ7を介して通信自在に接続されている。この情報処理サーバ1は、情報センターに設置されたサーバコンピュータであって、後述の如くユーザ端末2に目的地としての施設へ向かう経路誘導路を送信し提供するようになっている。つまり、情報センターからユーザ端末2に対して経路誘導路が提供される。
【0043】
上記ユーザ端末2は、この実施形態では、ユーザが携帯する携帯電話としているが、携帯電話の他に、ユーザが運転する車両に搭載されたナビゲーション装置や、ユーザが携帯する携帯情報端末(PDA)等であってもよい。
【0044】
上記情報処理サーバ1は、図2に示すように、各種信号の制御処理を行う制御手段としてのCPU21を備えており、このCPU21には、上記ユーザ端末2と通信を行うための通信インターフェース22と、この情報処理サーバ1を制御するための情報処理プログラム等を記録したROM23(記録媒体)と、各種情報等を一時的に記憶するRAM24と、道路データを含む地図情報を記憶する地図データベース25と、施設の所在地を示す施設位置データ(緯度と経度とからなる)を含む施設情報を記憶する施設データベース26と、入口方向情報データベース27とが信号の授受可能に接続されている。尚、上記情報処理プログラムは、磁気ディスクや光ディスク等の記録媒体に記録しておいて、それをディスクドライブ装置を介してCPU21が読み取るようにしてもよい。また、上記地図情報と施設情報とは、同じデータベースに記憶するようにしてもよい。
【0045】
上記入口方向情報データベース27には、各施設毎に、上記道路データ及び施設位置データを用いて該施設へ向かう経路誘導路を演算したときの該経路誘導路の最終地点が該施設への入口が面している道路上に位置していない不整合(以下、アクセス道路不整合という)が生じるか否かの整合/不整合情報が記憶されている。この整合/不整合情報は、後述の方法により検出してデータベース化したものである。また、入口方向情報データベース27には、上記アクセス道路不整合が生じる施設への入口がある方向(方角)の情報が併せて記憶されている。この施設入口方向の情報も、後述の方法により入手してデータベース化したものである。したがって、入口方向情報データベース27は、アクセス道路不整合が生じるか否かの情報を記憶する不整合情報記憶手段と、アクセス道路不整合が生じる施設への入口がある方向の情報を記憶する入口方向情報記憶手段とを構成している。尚、上記整合/不整合情報と施設入口方向の情報とをそれぞれ別々のデータベースに記憶してもよく、また、整合/不整合情報と施設入口方向の情報とを施設データベース26に記憶するようにしてもよい。
【0046】
一方、上記ユーザ端末2は、図3に示すように、各種信号の制御処理を行うCPU31を備えており、このCPU31には、各種情報を表示する表示画面としてのディスプレイ33と、ユーザが操作する操作スイッチ34と、上記情報処理サーバ1の通信インターフェース22との間で信号の送受信を行う通信装置35と、このユーザ端末2を制御するためのプログラム等を記録したROM36と、各種情報等を一時的に記憶するRAM37とが信号の授受可能に接続されている。
【0047】
上記情報処理サーバ1のCPU21は、上記情報処理プログラムを読み取ることによって、上記ユーザ端末2による施設選択に応じて上記地図データベース25に記憶された地図情報の道路データ及び施設データベース26に記憶された施設情報の施設位置データを用いて該施設へ向かう経路誘導路を演算して、該経路誘導路を該ユーザ端末2に送信するようになっている。また、CPU21は、上記ユーザ端末2により選択された施設に関して上記不整合情報データベース27に記憶された整合/不整合情報に基づいて上記アクセス道路不整合が生じるか否かを判定して、該アクセス道路不整合が生じると判定した場合には、該ユーザ端末2が経路誘導により上記施設周囲の道路のうち該施設への入口が面していない道路上の位置に到達するのを阻止するようになっている。
【0048】
上記CPU21の具体的な処理(第1例〜第6例)を、図4〜図9のフローチャートに基づいて説明する。
【0049】
(第1例)
この第1例は、ユーザ端末2により選択された施設に関してアクセス道路不整合が生じると判定した場合には、経路誘導中に上記ユーザ端末2が上記施設から所定距離以内の位置に到達したときに、経路誘導を中止することで、該ユーザ端末2(ユーザ)が経路誘導により上記施設への入口が面していない道路上の位置に到達するのを阻止するものである。
【0050】
すなわち、図4に示すように、ステップS1で、通常の情報センターとしての処理を行う。つまり、ユーザ端末2の現在位置を受信し検出するとともに、そのユーザ端末2からの要求に応じて、そのユーザ端末2に地図を配信したり渋滞情報を提供したり等する。尚、上記ユーザ端末2の現在位置は、例えば、ユーザ端末2に、GPS人工衛星から送信されるGPS信号により現在位置を検出する現在地測位センサを設けておいて、ユーザ端末2からその現在地測位センサの信号を受信することで検出するようにすればよい。
【0051】
次のステップS2では、ユーザ端末2から、該ユーザ端末2により選択された施設への経路誘導の要求があるか否かを判定し、このステップS2の判定がNOであるときには、そのままリターンする一方、判定がYESであるときには、ステップS3に進む。
【0052】
上記ステップS3では、上記不整合情報データベース27に記憶された整合/不整合情報に基づいて、その選択された施設がアクセス道路不整合が生じる施設であるか否かを判定し、このステップS3の判定がNOであるときには、ステップS4に進む一方、判定がYESであるときには、ステップS5に進む。
【0053】
上記ステップS4では、上記地図データベース25に記憶された地図情報の道路データ及び施設データベース26に記憶された施設情報の施設位置データを用いてその施設へ向かう経路誘導路を演算して、ユーザ端末2がその経路誘導路の最終地点に到達するまで経路誘導を実行する(演算した経路誘導路及び地図をユーザ端末2に送信して、ディスプレイ33に表示させる)。そして、このステップS4の後にリターンする。
【0054】
上記ステップS5では、上記地図データベース25に記憶された地図情報の道路データ及び施設データベース26に記憶された施設情報の施設位置データを用いて、その施設へ向かう経路誘導路を演算して、経路誘導を実行する(演算した経路誘導路及び地図をユーザ端末2に送信して、ディスプレイ33に表示させる)とともに、ユーザ端末2が当該施設から所定距離以内の位置に到達すると、経路誘導を中止する。この所定距離は、経路誘導を中止してもユーザが迷わないように施設に対し出来る限り近い距離(例えば市街地等では1ブロック程度離れた距離)に設定するのが望ましく、その値を、施設の位置に応じて、又は施設に向かう方向に応じて変更するようにしてもよい。尚、このステップS5で演算された経路誘導路及び該経路誘導路の最終地点は、上記ステップS4で演算されたものと同じとなる。
【0055】
このステップS5の後のステップS6では、当該施設への入口がある方向(方角)をユーザ端末2に報知して、しかる後にリターンする。
【0056】
尚、上記ステップS6は必ずしも必要なものではなく省略してもよい。また、経路誘導を中止したときには、アクセス道路不整合が生じるために経路誘導を中止する旨をユーザ端末2に報知するようにしてもよい。
【0057】
(第2例)
この第2例は、上記第1例と同様に、ユーザ端末2により選択された施設に関してアクセス道路不整合が生じると判定した場合に、経路誘導中に上記ユーザ端末2が上記施設から所定距離以内の位置に到達したときに、経路誘導を中止するが、その中止した段階で当該施設周辺の地図をユーザ端末2に提示して経路誘導路の最終地点をユーザに指定させるものである。
【0058】
すなわち、図5に示すように、ステップS11〜S15で、上記第1例におけるステップS1〜S5とそれぞれ同じ処理を実行し、ステップS15の後に進むステップS16で、当該施設周辺の地図をユーザ端末2に提示し(このとき、ユーザ端末2に対し、アクセス道路不整合が生じるので、経路誘導路の最終地点を指定すべき旨を報知する)、この地図において経路誘導路の最終地点がユーザ端末2により指定されると、その最終地点に向けて経路誘導を再開し、しかる後にリターンする。
【0059】
尚、この第2例におけるステップS15の所定距離は、上記第1例におけるステップS5の所定距離よりも大きい値に設定してもよく、経路誘導誘導の初期段階となるような距離であってもよい。
【0060】
(第3例)
この第3例は、ユーザ端末2により選択された施設に関してアクセス道路不整合が生じると判定した場合に、その施設の敷地内において、該施設の施設位置データが示す位置から上記入口方向情報データベース27に記憶された施設への入口がある方向に延びる敷地内道路を設定するとともに、該敷地内道路が、経路誘導路の最終地点が位置する道路となるように経路誘導路を演算して、該経路誘導路を上記ユーザ端末2に送信することで、該ユーザ端末が経路誘導により上記施設への入口が面していない道路上の位置に到達するのを阻止するものである。
【0061】
すなわち、図6に示すように、ステップS21〜S24で、上記第1例におけるステップS1〜S4とそれぞれ同じ処理を実行し、ステップS23の判定がYESであるときに進むステップS25で、その施設の敷地内において、該施設の施設位置データが示す位置から上記入口方向情報データベース27に記憶された施設への入口がある方向に延びる敷地内道路を設定する。尚、施設入口が異なる方向に複数ある場合には、それぞれの方向に延びる複数の敷地内道路を設定する。
【0062】
そして、次のステップS26で、上記地図データベース25に記憶された地図情報の道路データ及び施設データベース26に記憶された施設情報の施設位置データを用いて、その敷地内道路(複数ある場合にはそのうちの1つ)が経路誘導路の最終地点が位置する道路となるように経路誘導路を演算して、経路誘導を実行し、しかる後にリターンする。この経路誘導を実行する際には、敷地内道路及び経路誘導路における該敷地内道路に相当する部分は非表示にすることが望ましく、これに伴って、ユーザ端末2に提供する経路誘導路の最終地点を、敷地内道路の手前側の道路(つまり施設への入口が面している道路)上とするのがよい。
【0063】
尚、上記施設の敷地内道路は、仮想道路であって、当該施設への経路誘導時に有効であるものであり、他の施設への経路誘導時に用いられることはない(特に複数の敷地内道路が設定される場合に、これら複数の敷地内道路が、他の施設への経路誘導路として敷地を横切るショートカット路となる可能性があるが、そのようなショートカット路が経路誘導路となることはない)。
【0064】
(第4例)
この第4例は、ユーザ端末2により選択された施設に関してアクセス道路不整合が生じると判定した場合に、上記施設に対して上記入口方向情報データベース27に記憶された施設への入口がある方向側に接する道路上に、演算用施設位置データを設定するとともに、道路データ及び該演算用施設位置データを用いて経路誘導路を演算して、該経路誘導路を上記ユーザ端末2に送信することで、該ユーザ端末2が経路誘導により上記施設への入口が面していない道路上の位置に到達するのを阻止するものである。
【0065】
すなわち、図7に示すように、ステップS31〜S34で、上記第1例におけるステップS1〜S4とそれぞれ同じ処理を実行し、ステップS33の判定がYESであるときに進むステップS35で、施設に対して上記入口方向情報データベース27に記憶された施設への入口がある方向側に接する道路上(例えば施設の施設位置データが示す位置から施設への入口がある方向に線を引いたときの該線とその道路との交わる位置)に、演算用施設位置データを設定する。
【0066】
そして、次のステップS36で、上記地図データベース25に記憶された地図情報の道路データ及び上記演算用施設位置データを用いて経路誘導路を演算して経路誘導を実行し、しかる後にリターンする。
【0067】
(第5例)
この第5例は、ユーザ端末2により選択された施設に関してアクセス道路不整合が生じると判定した場合に、上記施設に対して上記入口方向情報データベース27に記憶された施設への入口がある方向側に接する道路が、経路誘導路の最終地点が位置する道路となるように経路誘導路を演算して、該経路誘導路を上記ユーザ端末2に送信することで、該ユーザ端末2が経路誘導により上記施設への入口が面していない道路上の位置に到達するのを阻止するものである。
【0068】
すなわち、図8に示すように、ステップS41〜S44で、上記第1例におけるステップS1〜S4とそれぞれ同じ処理を実行し、ステップS43の判定がYESであるときに進むステップS45で、上記地図データベース25に記憶された地図情報の道路データ及び施設データベース26に記憶された施設情報の施設位置データを用いて、施設に対して上記入口方向情報データベース27に記憶された施設への入口がある方向側に接する道路が、経路誘導路の最終地点が位置する道路となるように経路誘導路を演算して経路誘導を実行し、しかる後にリターンする。
【0069】
(第6例)
この第6例は、ユーザ端末2により選択された施設に関してアクセス道路不整合が生じると判定した場合に、上記ユーザ端末2に該アクセス道路不整合が生じる旨を報知することで、該ユーザ端末2が経路誘導により上記施設への入口が面していない道路上の位置に到達するのを阻止するものである。
【0070】
すなわち、図9に示すように、ステップS51〜S54で、上記第1例におけるステップS1〜S4とそれぞれ同じ処理を実行し、ステップS53の判定がYESであるときに進むステップS55で、アクセス道路不整合が生じる旨をユーザ端末2に報知する。
【0071】
そして、次のステップS56で、上記第1例におけるステップS5と同じ処理を実行し、次のステップS57で、上記第1例におけるステップS6と同じ処理を実行し、しかる後にリターンする。尚、上記ステップS56及びS57は必ずしも必要なものではなく省略してもよい。
【0072】
上記情報処理サーバ1は、そのCPU21の処理によって、ユーザ端末2からの経路誘導の要求があると、そのユーザ端末2により選択された施設に関してアクセス道路不整合が生じるか否かを判定し、該アクセス道路不整合が生じないと判定した場合には、道路データ及び施設位置データを用いてその施設へ向かう経路誘導路を一般的な手法で演算して、ユーザ端末2(ユーザ)がその経路誘導路の最終地点に到達するまで経路誘導を実行する。一方、アクセス道路不整合が生じると判定した場合には、該ユーザ端末2が経路誘導により上記施設周囲の道路のうち該施設への入口が面していない道路上の位置に到達するのを阻止する。
【0073】
具体的には、上記第1例では、アクセス道路不整合が生じないと判定した場合と同じ経路誘導路をユーザ端末2に提供するが、この経路誘導中に上記ユーザ端末2が上記施設から所定距離以内の位置に到達したときに、経路誘導を中止して、施設への入口がある方向をユーザ端末2に報知する。このように経路誘導を中止しても、上記所定距離を施設に対しかなり近い距離に設定すれば、ユーザが迷うことは殆どなく、しかも、施設入口方向の報知により、ユーザは経路誘導中止後に遠回りすることなく自力で施設への入口が面している道路に到達することができる。そして、たとえ施設入口方向の報知がなくても、施設が見える位置に到達すれば、その施設入口の位置が分かる場合が多く、また、ユーザ端末2のディスプレイ33にその施設周辺の地図を表示させれば、その地図からも施設入口の位置が大凡分かる。
【0074】
例えば図10に示すような位置に施設としてのホテルがあり、このホテルの敷地内の北側には建物50が、南側には駐車場51がそれぞれ設けられており、その建物50は北側道路54に面しているが、施設入口52は南側道路55に面している。また、駐車場51内には、その施設入口52から建物50内への入口へ向かう歩行用道路53が設けられている。そして、このホテルの施設位置データが示す位置は建物の東側の位置Pにあるものとする。この場合、その施設位置データを用いてこのホテルへ向かう経路誘導路を演算すると、その経路誘導路の最終地点は、通常、ホテル周囲の4つの道路のうち施設位置データが示す位置Pに最も近い道路(北側道路54)上でかつ施設位置データが示す位置Pの近傍位置となる。このため、ユーザは、施設入口がない裏道路としての北側道路54へ誘導されてしまう。このように施設入口がない裏道路へ誘導されると、ユーザは施設入口に到達するまでにかなりの遠回りをさせられることになる。
【0075】
しかし、上記のように経路誘導を中止して、施設への入口がある方向(図10のホテルの例では南)をユーザ端末2に報知すれば、ユーザは裏道路へ誘導されることはなく、自力で施設への入口が面している道路(南側道路55)に到達することができる。
【0076】
また、上記第2例では、経路誘導中に上記ユーザ端末2が上記施設から所定距離以内の位置に到達したときに、経路誘導を中止して、その施設周辺の地図(例えば図10のような地図)をユーザ端末2に提示し、この地図において経路誘導路の最終地点がユーザ端末2により指定されると、その最終地点に向けて経路誘導を再開する。この第2例では、ユーザが、提示された地図を見て施設入口の位置を検討して経路誘導路の最終地点を指定することになるが、地図によって施設入口の位置が大凡分かるとともに、その位置がまちがっていたとしても、施設入口位置に関して注意を払っているので、施設が見える位置に到達して施設入口位置が分かれば、経路誘導に頼ることなく自力で施設への入口が面している道路に到達することができる。
【0077】
さらに、上記第3例では、ユーザ端末2により選択された施設に関してアクセス道路不整合が生じると判定した場合に、上記施設の敷地内に敷地内道路(図10において一点鎖線で示す符号58の道路参照)を設定し、この敷地内道路が、経路誘導路の最終地点が位置する道路となるように経路誘導路を演算する。この経路誘導路において敷地内道路の手前側の道路が施設への入口が面している道路となるので、ユーザは施設への入口が面していない道路に誘導されることはない。また、演算された経路誘導路の最終地点は敷地内道路上にあっても、この敷地内道路及び経路誘導路における該敷地内道路に相当する部分は非表示にするとともに、ユーザ端末2に提供する経路誘導路の最終地点を敷地内道路の手前側の道路(つまり施設への入口が面している道路)上とすれば、図10のように敷地内道路58の位置が歩行用道路53の位置と異なっていても問題は生じない。
【0078】
また、上記第4例では、ユーザ端末2により選択された施設に関してアクセス道路不整合が生じると判定した場合に、上記施設に対して施設入口方向側に接する道路(図10のホテルの例では南側道路55)上に、演算用施設位置データを設定し、施設データベース26に記憶された施設情報の施設位置データの代わりに、上記演算用施設位置データを用いて経路誘導路を演算する。図10のホテルの例では、例えば施設の施設位置データが示す位置Pから施設入口方向に線を引いたときの該線とその道路との交わる位置Q又はその近傍に演算用施設位置データを設定する。したがって、経路誘導路の最終地点がこの位置Q又はその近傍となり、ユーザは施設への入口が面していない道路に誘導されることはない。
【0079】
そして、上記第5例では、ユーザ端末2により選択された施設に関してアクセス道路不整合が生じると判定した場合に、上記施設に対して施設入口方向側に接する道路(図10のホテルの例では南側道路55)が、経路誘導路の最終地点が位置する道路となるように経路誘導路を演算する。したがって、上記第4例と同様に、ユーザは施設への入口が面していない道路に誘導されることはない。
【0080】
さらに、上記第6例では、ユーザ端末2により選択された施設に関してアクセス道路不整合が生じると判定した場合に、上記ユーザ端末2に該アクセス道路不整合が生じる旨を報知する。そして、上記第1例と同様に、経路誘導中に上記ユーザ端末2が上記施設から所定距離以内の位置に到達したときに、経路誘導を中止して、施設への入口がある方向をユーザ端末2に報知する。したがって、上記第1例と同様に、ユーザが経路誘導により施設への入口が面していない道路上の位置に到達するのを阻止することができる。また、経路誘導を中止しなくても、アクセス道路不整合が生じる旨の報知により、ユーザは施設の近くまで来ると、経路誘導に頼ることなく、施設入口の位置を自ら判定して、自力で施設への入口が面している道路に到達する。
【0081】
ここで、上記入口方向情報データベース27における整合/不整合情報の検出方法及び施設入口方向の情報の入手方法を説明する。
【0082】
先ず、整合/不整合情報の検出方法の具体例(第1例〜第4例)を図11〜図14のフローチャートに基づいて説明する。
【0083】
(第1例)
この第1例では、ユーザ端末2により選択された施設への経路誘導中における該ユーザ端末2のディスプレイ33において経路誘導の最終地点を表示する画面に不整合ボタンを表示して、アクセス道路不整合が有ったときに、ユーザがその不整合ボタンを操作する(ユーザ端末2のディスプレイ33にその旨を表示しておく)ようにしておき、その不整合ボタンの操作によりユーザ端末2から送信される不整合信号を受信することで、その施設に関してアクセス道路不整合が生じることを検出するようにしたものである。
【0084】
すなわち、図11に示すように、ステップS111で、上記不整合信号を受信したか否かを判定し、このステップS111の判定がNOであるときには、そのままリターンする一方、判定がYESであるときには、ステップS112に進んで、その施設に関する不整合フラグのカウント値を1だけアップする。
【0085】
そして、次のステップS113で、上記不整合フラグのカウント値が所定数(なるべく小さい値でかつユーザの誤操作によるカウントアップを無視できる値)以上であるか否かを判定し、このステップS113の判定がNOであるときには、そのままリターンする一方、判定がYESであるときには、ステップS114に進んで、当該施設に関してアクセス道路不整合が生じることを検出して、その旨を入口方向情報データベース27に記憶し、しかる後にリターンする。尚、上記不整合フラグのカウント値が所定数よりも小さい施設についてはアクセス道路不整合が生じない(整合する)ものとして入口方向情報データベース27に記憶する。
【0086】
(第2例)
この第2例では、経路誘導中におけるユーザ端末2の移動履歴を監視することにより、アクセス道路不整合が生じることを検出するようにしたものである。
【0087】
すなわち、図12に示すように、ステップS121で、ユーザ端末2の現在位置を検出することで、経路誘導中におけるユーザ端末2の移動履歴を監視し、次のステップS122で、その移動履歴より施設への入口位置(道路から施設方向へ離脱した位置)を検出する。
【0088】
そして、次のステップS123で、経路誘導路の最終地点が、上記施設への入口が面している道路上に位置していないかどうかを判定し、この判定がNOであるとき(施設への入口が面している道路上に位置しているとき)には、そのままリターンする一方、判定がYESであるとき(施設への入口が面している道路上に位置していないとき)には、ステップS124に進んで、その施設に関する不整合フラグのカウント値を1だけアップする。
【0089】
そして、次のステップS125で、上記不整合フラグのカウント値が所定数(なるべく小さい値でかつユーザのイレギュラーな行動によるカウントアップを無視できる値)以上であるか否かを判定する。尚、このステップS125では、当該施設に経路誘導を行った全回数に対する不整合フラグのカウント値の比率が所定比率以上であるか否かを判定してもよく、それら両方の条件を満たすか否かを判定してもよい。
【0090】
上記ステップS125の判定がNOであるときには、そのままリターンする一方、判定がYESであるときには、ステップS126に進んで、当該施設に関してアクセス道路不整合が生じることを検出して、その旨を入口方向情報データベース27に記憶し、しかる後にリターンする。尚、上記不整合フラグのカウント値が所定数よりも小さい施設についてはアクセス道路不整合が生じない(整合する)ものとして入口方向情報データベース27に記憶する。
【0091】
(第3例)
この第3例では、ユーザに、施設への入口でユーザ端末2の所定の操作ボタンの操作により現在位置情報を送信してもらい(ユーザ端末2のディスプレイ33にその旨を表示しておく)、そのユーザ端末2から送信された現在位置情報(つまり施設入口位置情報)を受信することにより、アクセス道路不整合が生じることを検出するようにしたものである。
【0092】
すなわち、図13に示すように、ステップS131で、ユーザ端末2からの上記施設入口位置情報を受信したか否かを判定し、この判定がNOであるときには、そのままリターンする一方、判定がYESであるときには、ステップS132に進んで、その施設への入口位置を当該施設情報及び通報者(施設入口位置情報を送信したユーザ端末2の所有者)と共に不図示のメモリに記憶する。
【0093】
次のステップS133では、その施設に関して記憶された施設入口位置と同じ位置として記憶された数(同一通報者のものは除く)が所定数(なるべく小さい値でかつユーザの誤操作を無視できる値)以上であるか否かを判定する。尚、このステップS133では、記憶された全ての数に対する上記施設入口位置と同じ位置として記憶された数の比率が所定比率以上であるか否かを判定してもよく、それら両方の条件を満たすか否かを判定してもよい。
【0094】
上記ステップS133の判定がNOであるときには、そのままリターンする一方、判定がYESであるときには、ステップS134に進んで、その所定数以上記憶された施設入口位置を正しい施設入口位置と認定するとともに、経路誘導路の最終地点が、その正しいと認定した施設入口が面している道路上に位置していない場合に、当該施設に関してアクセス道路不整合が生じることを検出して、その旨を入口方向情報データベース27に記憶し、次のステップS135で、その正しいと認定した施設入口位置情報の通報者全員に所定の対価を付与する処理を行ってリターンする。尚、上記数が所定数よりも小さい施設についてはアクセス道路不整合が生じない(整合する)ものとして入口方向情報データベース27に記憶する。
【0095】
(第4例)
この第4例では、上記第3例と同様に、ユーザに、施設への入口でユーザ端末2の所定の操作ボタンの操作により現在位置情報を送信してもらい(ユーザ端末2のディスプレイ33にその旨を表示しておく)、そのユーザ端末2から送信された現在位置情報(つまり施設入口位置情報)を受信しかつその施設内のユーザ端末2の移動履歴を監視することにより、アクセス道路不整合が生じることを検出するようにしたものである。
【0096】
すなわち、図14に示すように、ステップS141で、経路誘導中におけるユーザ端末2の移動履歴を監視し、次のステップS142で、そのユーザ端末2から上記施設入口位置情報を受信したか否かを判定する。このステップS142の判定がNOであるときには、そのままリターンする一方、判定がYESであるときには、ステップS143に進んで、上記移動履歴により、道路離脱位置(施設入口位置)から建物内への入口位置までの移動経路を当該施設情報及び通報者と共に不図示のメモリに記憶する。
【0097】
次のステップS144では、その施設に関して記憶された移動経路と同じ経路として記憶された数(同一通報者のものは除く)が所定数(なるべく小さい値でかつユーザのイレギュラーな行動を無視できる値)以上であるか否かを判定する。尚、このステップS44では、記憶された全ての数に対する上記移動経路と同じ経路として記憶された数の比率が所定比率以上であるか否かを判定してもよく、それら両方の条件を満たすか否かを判定してもよい。
【0098】
上記ステップS144の判定がNOであるときには、そのままリターンする一方、判定がYESであるときには、ステップS145に進んで、その所定数以上記憶された移動経路が施設内の歩行用道路であってその道路離脱位置(移動経路の道路側端)が正しい施設入口位置と認定するとともに、経路誘導路の最終地点が、その正しいと認定した施設入口が面している道路上に位置していない場合に、当該施設に関してアクセス道路不整合が生じることを検出して、その旨を入口方向情報データベース27に記憶する。そして、次のステップS146で、その正しいと認定した施設入口位置情報の通報者全員に所定の対価を付与する処理を行ってリターンする。尚、上記数が所定数よりも小さい施設についてはアクセス道路不整合が生じない(整合する)ものとして入口方向情報データベース27に記憶する。
【0099】
次に、施設入口方向の情報の入手方法の具体例(第1例〜第5例)を図15〜図19のフローチャートに基づいて説明する。尚、この具体例は全て、上記整合/不整合情報の検出方法の第1例に対応するものであり、整合/不整合情報の検出方法の第2例〜第4例の場合には、整合/不整合情報の検出と同時に施設入口方向の情報を入手することができるので、この具体例の方法を用いる必要はない。但し、整合/不整合情報の検出方法の第2例〜第4例の場合であっても、情報の確実性を向上させる観点から、この具体例の方法を用いて施設入口方向の情報を入手するようにしてもよい。
【0100】
(第1例)
この第1例は、上記整合/不整合情報の検出方法でアクセス道路不整合が生じるとした施設の所有者の端末(情報処理サーバ1とインターネット6(ネットワーク)を介して接続されている)に、問い合わせ情報を電子メールにて送信して、その返答情報から施設入口方向の情報を入手するようにしたものである。
【0101】
すなわち、図15に示すように、ステップS241で、アクセス道路不整合が生じる施設の所有者の端末(情報処理サーバ1とインターネット6(ネットワーク)を介して接続されている)に、問い合わせ情報を電子メールにて送信する。この電子メールにはurlが添付されており、施設の所有者がこのurlへアクセスしてその問い合わせに対して返答できるようになっている。
【0102】
そして、次のステップS242で、上記所有者の端末のディスプレイに、上記urlへのアクセスに応じて、該所有者が施設への入口位置(道路に面しているもの)を入力可能な入力画面を提示する。この入力画面には、例えば図20に示すように、施設(建物を含む)と該施設の周囲の道路とが表示されるとともに、施設が碁盤目状に区画されており、施設の所有者が道路に面した1つ又は複数の区画を指定することで施設入口位置を入力できるようになっている(図例では、斜線を施した区画が、施設入口位置として指定された区画である)。尚、上記入力画面には、現時点において、施設への入口となる位置(経路誘導路の最終地点に対応する位置や前回に所有者により指定された位置等)も表示される(図例では、黒く塗りつぶした区画)。
【0103】
次のステップS243では、上記入力された施設入口位置から施設入口方向を演算して、その施設入口方向の情報を入口方向情報データベース27に記憶し、しかる後にリターンする。
【0104】
尚、上記ステップS241における問い合わせ情報の送信先は、施設の所有者の端末に限らず、特定のユーザ端末2(不整合信号を送信したユーザ端末2やその施設近傍に住むユーザのユーザ端末2等)や不特定の多数のユーザ端末2としてもよい(以下の第2例〜第5例も同様)。
【0105】
(第2例)
この第2例は、施設の所有者に、施設への入口が面している道路を入力してもらう点が上記第1例とは異なる。
【0106】
すなわち、図16に示すように、ステップS251で、上記第1例におけるステップS241と同じ処理を行い、次のステップS252で、施設の所有者の端末のディスプレイに、urlへのアクセスに応じて、該所有者が施設への入口が面している道路を入力可能な入力画面を提示する。この入力画面には、施設と該施設の周囲の道路とが表示されており、施設の所有者がその周囲の道路の中から施設への入口が面している道路を指定入力するようになっている。尚、上記入力画面には、現時点において、どの道路が、経路誘導路の最終地点が位置する道路になるかが分かるように表示される。
【0107】
そして、次のステップS253で、上記入力された、施設への入口が面している道路から施設入口方向を演算して、その施設入口方向の情報を入口方向情報データベース27に記憶し、しかる後にリターンする。
【0108】
(第3例)
この第3例は、施設の所有者に、該施設の敷地内における施設入口位置から建物入口位置までの歩行用道路を入力してもらうものである。
【0109】
すなわち、図17に示すように、ステップS261で、上記第1例におけるステップS241と同じ処理を行い、次のステップS262で、施設の所有者の端末のディスプレイに、urlへのアクセスに応じて、該所有者が上記歩行用道路を入力可能な入力画面を提示する。尚、この入力画面には、現時点において、経路誘導路の最終地点となる位置が表示されるとともに、前回に所有者により入力された歩行用道路がある場合には、その歩行用道路が表示される。
そして、次のステップS263で、上記入力された歩行用道路から、施設入口方向を演算して、その施設入口方向の情報を入口方向情報データベース27に記憶し、しかる後にリターンする。
【0110】
(第4例)
この第4例は、施設の所有者に、施設への入口がある方向(方角)を入力してもらうものである。
【0111】
すなわち、図18に示すように、ステップS271で、上記第1例におけるステップS241と同じ処理を行い、次のステップS272で、施設の所有者の端末のディスプレイに、urlへのアクセスに応じて、該所有者が施設入口方向を入力(東西南北等を入力する)可能な入力画面を提示する。尚、この入力画面には、現時点において、経路誘導路の最終地点となる位置が表示されるとともに、前回に所有者により入力された方向がある場合には、その方向が表示される。
【0112】
次のステップS273で、上記入力された施設入口方向を、入口方向情報データベース27に記憶し、しかる後にリターンする。
【0113】
(第5例)
この第5例は、施設の所有者に、施設位置データとして適切な位置を入力してもらうものである。
【0114】
すなわち、図19に示すように、ステップS281で、上記第1例におけるステップS241と同じ処理を行い、次のステップS282で、施設の所有者の端末のディスプレイに、urlへのアクセスに応じて、施設位置データとして適切な位置を入力可能な入力画面を提示する。尚、この入力画面には、現時点において、経路誘導路の最終地点となる位置と、施設位置データが示す位置と、前回に所有者により入力された位置がある場合にはその位置とが表示される。また、所有者が位置を入力したときには、その位置に基づいて演算される経路誘導路の最終地点となる位置が表示される。
【0115】
次のステップS283で、上記入力された位置から施設入口方向を演算して、その施設入口方向の情報を入口方向情報データベース27に記憶し、しかる後にリターンする。
【0116】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によると、各施設毎に、該施設へ向かう経路誘導路を演算したときの該経路誘導路の最終地点が該施設への入口が面している道路上に位置していない不整合が生じるか否かの情報を記憶しておき、ユーザ端末により選択された施設に関して上記記憶された情報に基づいて上記不整合が生じるか否かを判定して、該不整合が生じると判定した場合には、該ユーザ端末が上記施設周囲の道路のうち該施設への入口が面していない道路上の位置に経路誘導により到達するのを阻止するか、又は、該ユーザ端末に該不整合が生じる旨を報知するようにしたことにより、ユーザを施設への入口がない裏道路へ誘導するのを未然に防止することができて、ユーザの利便性の向上化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る情報処理装置としての情報処理サーバがユーザ端末と接続された状態を示す概略構成図である。
【図2】情報処理サーバの構成を示すブロック図である。
【図3】ユーザ端末の構成を示すブロック図である。
【図4】情報処理サーバのCPUで行われる処理動作の第1例を示すフローチャートである。
【図5】情報処理サーバのCPUで行われる処理動作の第2例を示すフローチャートである。
【図6】情報処理サーバのCPUで行われる処理動作の第3例を示すフローチャートである。
【図7】情報処理サーバのCPUで行われる処理動作の第4例を示すフローチャートである。
【図8】情報処理サーバのCPUで行われる処理動作の第5例を示すフローチャートである。
【図9】情報処理サーバのCPUで行われる処理動作の第6例を示すフローチャートである。
【図10】アクセス道路不整合が生じる施設の一例を示す図である。
【図11】整合/不整合情報の検出方向の第1例を示すフローチャートである。
【図12】整合/不整合情報の検出方向の第2例を示すフローチャートである。
【図13】整合/不整合情報の検出方向の第3例を示すフローチャートである。
【図14】整合/不整合情報の検出方向の第4例を示すフローチャートである。
【図15】施設入口方向の情報の入手方法の第1例を示すフローチャートである。
【図16】施設入口方向の情報の入手方法の第2例を示すフローチャートである。
【図17】施設入口方向の情報の入手方法の第3例を示すフローチャートである。
【図18】施設入口方向の情報の入手方法の第4例を示すフローチャートである。
【図19】施設入口方向の情報の入手方法の第5例を示すフローチャートである。
【図20】施設の所有者が該施設への入口位置を入力するための入力画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 情報処理サーバ(情報処理装置)
2 ユーザ端末
6 インターネット(ネットワーク)
21 CPU(制御手段)
23 ROM(記録媒体)
25 地図データベース
26 施設データベース
27 入口方向情報データベース(不整合情報記憶手段)
(入口方向情報記憶手段)
Claims (16)
- ユーザ端末とネットワークを介して接続されているとともに、道路データを含む地図情報及び施設位置データを含む施設情報を記憶するデータベースと上記ユーザ端末による施設選択に応じて上記道路データ及び施設位置データを用いて該施設へ向かう経路誘導路を演算して、該経路誘導路を該ユーザ端末に送信する制御手段とを備えた情報処理装置であって、
上記各施設毎に、該施設へ向かう経路誘導路を演算したときの該経路誘導路の最終地点が該施設への入口が面している道路上に位置していない不整合が生じるか否かの情報を記憶する不整合情報記憶手段を備え、
上記制御手段は、上記ユーザ端末により選択された施設に関して上記不整合情報記憶手段に記憶された情報に基づいて上記不整合が生じるか否かを判定して、該不整合が生じると判定した場合には、該ユーザ端末が経路誘導により上記施設周囲の道路のうち該施設への入口が面していない道路上の位置に到達するのを阻止するように構成されていることを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1記載の情報処理装置において、
制御手段は、ユーザ端末により選択された施設に関して不整合が生じると判定した場合には、経路誘導中に上記ユーザ端末が上記施設から所定距離以内の位置に到達したときに、経路誘導を中止することで、該ユーザ端末が経路誘導により上記施設への入口が面していない道路上の位置に到達するのを阻止するように構成されていることを特徴とする情報処理装置。 - 請求項2記載の情報処理装置において、
不整合が生じる施設への入口がある方向の情報を記憶する入口方向情報記憶手段を備え、
制御手段は、経路誘導を中止したときに、ユーザ端末に上記入口方向情報記憶手段に記憶された入口方向情報を提示するように構成されていることを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1記載の情報処理装置において、
不整合が生じる施設への入口がある方向の情報を記憶する入口方向情報記憶手段を備え、
制御手段は、ユーザ端末により選択された施設に関して不整合が生じると判定した場合には、上記施設の敷地内において、該施設の施設位置データが示す位置から上記入口方向情報記憶手段に記憶された施設への入口がある方向に延びる敷地内道路を設定するとともに、該敷地内道路が、経路誘導路の最終地点が位置する道路となるように経路誘導路を演算して、該経路誘導路を上記ユーザ端末に送信することで、該ユーザ端末が経路誘導により上記施設への入口が面していない道路上の位置に到達するのを阻止するように構成されていることを特徴とする情報処理装置。 - 請求項4記載の情報処理装置において、
制御手段は、ユーザ端末に経路誘導路を送信して該ユーザ端末の表示画面に該経路誘導路を表示させるとともに、該経路誘導路を表示させる際に、敷地内道路は表示させないように構成されていることを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1記載の情報処理装置において、
不整合が生じる施設への入口がある方向の情報を記憶する入口方向情報記憶手段を備え、
制御手段は、ユーザ端末により選択された施設に関して不整合が生じると判定した場合には、上記施設に対して上記入口方向情報記憶手段に記憶された施設への入口がある方向側に接する道路上に、演算用施設位置データを設定するとともに、道路データ及び該演算用施設位置データを用いて経路誘導路を演算して、該経路誘導路を上記ユーザ端末に送信することで、該ユーザ端末が経路誘導により上記施設への入口が面していない道路上の位置に到達するのを阻止するように構成されていることを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1記載の情報処理装置において、
不整合が生じる施設への入口がある方向の情報を記憶する入口方向情報記憶手段を備え、
制御手段は、ユーザ端末により選択された施設に関して不整合が生じると判定した場合には、上記施設に対して上記入口方向情報記憶手段に記憶された施設への入口がある方向側に接する道路が、経路誘導路の最終地点が位置する道路となるように経路誘導路を演算して、該経路誘導路を上記ユーザ端末に送信することで、該ユーザ端末が経路誘導により上記施設への入口が面していない道路上の位置に到達するのを阻止するように構成されていることを特徴とする情報処理装置。 - ユーザ端末とネットワークを介して接続されているとともに、道路データを含む地図情報及び施設位置データを含む施設情報を記憶するデータベースと上記ユーザ端末による施設選択に応じて上記道路データ及び施設位置データを用いて該施設へ向かう経路誘導路を演算して、該経路誘導路を該ユーザ端末に送信する制御手段とを備えた情報処理装置であって、
上記各施設毎に、該施設へ向かう経路誘導路を演算したときの該経路誘導路の最終地点が該施設への入口が面している道路上に位置していない不整合が生じるか否かの情報を記憶する不整合情報記憶手段を備え、
上記制御手段は、上記ユーザ端末により選択された施設に関して上記不整合情報記憶手段に記憶された情報に基づいて上記不整合が生じるか否かを判定して、該不整合が生じると判定した場合には、該ユーザ端末に該不整合が生じる旨を報知するように構成されていることを特徴とする情報処理装置。 - 請求項8記載の情報処理装置において、
制御手段は、ユーザ端末により選択された施設に関して不整合が生じると判定した場合には、該ユーザ端末に該不整合が生じる旨を報知するとともに、経路誘導中に上記ユーザ端末が上記施設から所定距離以内の位置に到達したときに、経路誘導を中止するように構成されていることを特徴とする情報処理装置。 - 請求項9記載の情報処理装置において、
不整合が生じる施設への入口がある方向の情報を記憶する入口方向情報記憶手段を備え、
制御手段は、経路誘導を中止したときに、ユーザ端末に上記入口方向情報記憶手段に記憶された入口方向情報を提示するように構成されていることを特徴とする情報処理装置。 - ユーザ端末とネットワークを介して接続されているとともに、道路データを含む地図情報及び施設位置データを含む施設情報を記憶するデータベースを備えた情報センターから、上記ユーザ端末による施設選択に応じて上記道路データ及び施設位置データを用いて演算した該施設へ向かう経路誘導路を、該ユーザ端末に提供するための情報処理方法であって、
上記情報センターに、予め、上記各施設毎に、該施設へ向かう経路誘導路を演算したときの該経路誘導路の最終地点が該施設への入口が面している道路上に位置していない不整合が生じるか否かの情報を記憶する不整合情報記憶手段を設けておき、
上記情報センターが、上記ユーザ端末により選択された施設に関して上記不整合情報記憶手段に記憶された情報に基づいて上記不整合が生じるか否かを判定する判定ステップと、
上記情報センターが、上記判定ステップで上記不整合が生じると判定した場合には、上記ユーザ端末が経路誘導により上記施設周囲の道路のうち該施設への入口が面していない道路上の位置に到達するのを阻止する阻止ステップとを含むことを特徴とする情報処理方法。 - ユーザ端末とネットワークを介して接続されているとともに、道路データを含む地図情報及び施設位置データを含む施設情報を記憶するデータベースを備えた情報センターから、上記ユーザ端末による施設選択に応じて上記道路データ及び施設位置データを用いて演算した該施設へ向かう経路誘導路を、該ユーザ端末に提供するための情報処理方法であって、
上記情報センターに、予め、上記各施設毎に、該施設へ向かう経路誘導路を演算したときの該経路誘導路の最終地点が該施設への入口が面している道路上に位置していない不整合が生じるか否かの情報を記憶する不整合情報記憶手段を設けておき、
上記情報センターが、上記ユーザ端末により選択された施設に関して上記不整合情報記憶手段に記憶された情報に基づいて上記不整合が生じるか否かを判定する判定ステップと、
上記情報センターが、上記判定ステップで上記不整合が生じると判定した場合には、該不整合が生じる旨を上記ユーザ端末に報知する不整合報知ステップとを含むことを特徴とする情報処理方法。 - ユーザ端末とネットワークを介して接続されているとともに、道路データを含む地図情報及び施設位置データを含む施設情報を記憶するデータベースと上記ユーザ端末による施設選択に応じて上記道路データ及び施設位置データを用いて該施設へ向かう経路誘導路を演算して、該経路誘導路を該ユーザ端末に送信する制御手段とを備えた情報処理装置を制御するための情報処理プログラムであって、
上記情報処理装置は、上記各施設毎に、該施設へ向かう経路誘導路を演算したときの該経路誘導路の最終地点が該施設への入口が面している道路上に位置していない不整合が生じるか否かの情報を記憶する不整合情報記憶手段を備えており、
上記情報処理装置に対して、
上記ユーザ端末により選択された施設に関して上記不整合情報記憶手段に記憶された情報に基づいて上記不整合が生じるか否かを判定する判定ステップと、
上記判定ステップで上記不整合が生じると判定した場合には、上記ユーザ端末が経路誘導により上記施設周囲の道路のうち該施設への入口が面していない道路上の位置に到達するのを阻止する阻止ステップと
を実行させることを特徴とする情報処理プログラム。 - ユーザ端末とネットワークを介して接続されているとともに、道路データを含む地図情報及び施設位置データを含む施設情報を記憶するデータベースと上記ユーザ端末による施設選択に応じて上記道路データ及び施設位置データを用いて該施設へ向かう経路誘導路を演算して、該経路誘導路を該ユーザ端末に送信する制御手段とを備えた情報処理装置を制御するための情報処理プログラムであって、
上記情報処理装置は、上記各施設毎に、該施設へ向かう経路誘導路を演算したときの該経路誘導路の最終地点が該施設への入口が面している道路上に位置していない不整合が生じるか否かの情報を記憶する不整合情報記憶手段を備えており、
上記情報処理装置に対して、
上記ユーザ端末により選択された施設に関して上記不整合情報記憶手段に記憶された情報に基づいて上記不整合が生じるか否かを判定する判定ステップと、
上記判定ステップで上記不整合が生じると判定した場合には、該不整合が生じる旨を上記ユーザ端末に報知する不整合報知ステップと
を実行させることを特徴とする情報処理プログラム。 - ユーザ端末とネットワークを介して接続されているとともに、道路データを含む地図情報及び施設位置データを含む施設情報を記憶するデータベースと上記ユーザ端末による施設選択に応じて上記道路データ及び施設位置データを用いて該施設へ向かう経路誘導路を演算して、該経路誘導路を該ユーザ端末に送信する制御手段とを備えた情報処理装置を制御するための情報処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
上記情報処理装置は、上記各施設毎に、該施設へ向かう経路誘導路を演算したときの該経路誘導路の最終地点が該施設への入口が面している道路上に位置していない不整合が生じるか否かの情報を記憶する不整合情報記憶手段を備えており、
上記情報処理プログラムは、上記情報処理装置に対して、
上記ユーザ端末により選択された施設に関して上記不整合情報記憶手段に記憶された情報に基づいて上記不整合が生じるか否かを判定する判定ステップと、
上記判定ステップで上記不整合が生じると判定した場合には、上記ユーザ端末が経路誘導により上記施設周囲の道路のうち該施設への入口が面していない道路上の位置に到達するのを阻止する阻止ステップと
を実行させるものであることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - ユーザ端末とネットワークを介して接続されているとともに、道路データを含む地図情報及び施設位置データを含む施設情報を記憶するデータベースと上記ユーザ端末による施設選択に応じて上記道路データ及び施設位置データを用いて該施設へ向かう経路誘導路を演算して、該経路誘導路を該ユーザ端末に送信する制御手段とを備えた情報処理装置を制御するための情報処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
上記情報処理装置は、上記各施設毎に、該施設へ向かう経路誘導路を演算したときの該経路誘導路の最終地点が該施設への入口が面している道路上に位置していない不整合が生じるか否かの情報を記憶する不整合情報記憶手段を備えており、
上記情報処理プログラムは、上記情報処理装置に対して、
上記ユーザ端末により選択された施設に関して上記不整合情報記憶手段に記憶された情報に基づいて上記不整合が生じるか否かを判定する判定ステップと、
上記判定ステップで上記不整合が生じると判定した場合には、該不整合が生じる旨を上記ユーザ端末に報知する不整合報知ステップと
を実行させるものであることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002160949A JP2004003895A (ja) | 2002-06-03 | 2002-06-03 | 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、及び該情報処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002160949A JP2004003895A (ja) | 2002-06-03 | 2002-06-03 | 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、及び該情報処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family
ID=30430157
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002160949A Abandoned JP2004003895A (ja) | 2002-06-03 | 2002-06-03 | 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、及び該情報処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004003895A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007007374A1 (ja) * | 2005-07-07 | 2007-01-18 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 入路情報提供装置及び入路情報利用端末装置 |
JP2010159975A (ja) * | 2009-01-06 | 2010-07-22 | Alpine Electronics Inc | ナビゲーション装置 |
JP2012211880A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-01 | Ntt Docomo Inc | 通信システム、案内方法及びプログラム |
JP2014134394A (ja) * | 2013-01-08 | 2014-07-24 | Ricoh Co Ltd | 通信端末、位置管理システム及び通信方法 |
-
2002
- 2002-06-03 JP JP2002160949A patent/JP2004003895A/ja not_active Abandoned
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007007374A1 (ja) * | 2005-07-07 | 2007-01-18 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 入路情報提供装置及び入路情報利用端末装置 |
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