JP2004003307A - 雨水集水処理方法および雨水集水装置、ならびに飲料水製造装置 - Google Patents

雨水集水処理方法および雨水集水装置、ならびに飲料水製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004003307A
JP2004003307A JP2003095448A JP2003095448A JP2004003307A JP 2004003307 A JP2004003307 A JP 2004003307A JP 2003095448 A JP2003095448 A JP 2003095448A JP 2003095448 A JP2003095448 A JP 2003095448A JP 2004003307 A JP2004003307 A JP 2004003307A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rainwater
water
pipe
tank
ground surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003095448A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3873255B2 (ja
Inventor
Noboru Arimura
有村 昇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2003095448A priority Critical patent/JP3873255B2/ja
Publication of JP2004003307A publication Critical patent/JP2004003307A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3873255B2 publication Critical patent/JP3873255B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A20/00Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A20/00Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
    • Y02A20/108Rainwater harvesting
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A20/00Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
    • Y02A20/152Water filtration

Landscapes

  • Filtration Of Liquid (AREA)
  • Sewage (AREA)

Abstract

【課題】初期降雨時の雨水と降雨時の雨水とを分流し、それぞれの埃、ゴミ、油、砂等の汚れを効率よく取り除き、清浄化された雨水を雨水貯留層に送るとともに、初期降雨時の雨水も清浄化して、できるだけ多く集水することで、有効性、至便性の高い雨水処理装置を提供することを目的としている。
【解決手段】流入管に設けられた一次処理装置で除外されなかった水より重い砂等の混入物は流入槽で沈殿させ、水より軽い埃等の混入物はオーバー管から排水槽へ排水し、滞留槽に溜まった清浄化された雨水は再び浄化度を高めるため、地表面雨水集水処理層上部へ送流され、沈殿、ろ過し、透水管、集合管を経て雨水貯留槽へ流すことができる。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、屋根面雨水集水処理装置と地表面雨水集水処理装置の二つの系統より構成された雨水集水処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の装置は、特開平7−132299号(以下、先行技術文献1という)および特開平09−228429号公報(以下、先行技術文献2という)に記載されたものが知られている。
【0003】
先行技術文献1の装置について説明する。降雨101により建物の屋根瓦等から集められた雨水は流入管102を通り沈殿槽103に入り砂、ゴミ等の重い物を沈殿させて雨水貯留槽104に入り、雨水貯留槽104から雨水処理水槽105に入って雑用水等として活用されることとなる。またゴミ、砂、汚れ等を多く含んだ初期降雨の雨水については流入管102の途中に設けられた初期降雨排水弁106を一定時間開として排水することで、沈砂槽103には流入しないようになっている。
【0004】
沈殿槽103と雨水貯留槽104及び雨水処理水槽105は各々仕切堰107により仕切られ重い汚濁物を各槽の底に沈殿させて、雑用水として供給される雨水処理水槽にはできるだけ清浄化された雨水が溜まるようになっている。
【0005】
先行技術文献2には、雨水が流入管を通り流れ込む、オーバーフロー堰とこのオーバーフロー堰より高さの低い仕切堰に挟まれた流入槽と、この流入槽の隣で前記仕切堰を介して設けられた移流槽と前記オーバーフロー堰を介して設けられた排水槽を有し、雨水は前記流入槽から前記移流槽へ溜められ、この両槽が一杯となり分水槽に溜まり前記オーバーフロー堰の高さ以上になるとオーバーフロー堰を越えて前記排水槽に流れ、この排水槽に設けられた排水口から外部に流され、且つ前記移流槽にはサイフォン作用を利用した移流管を設け移流槽に溜まった雨水を雨水貯留槽へ流す構成とした雨水分流集水装置の記載がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の雨水処理装置では、屋根や道路などに降り管路を通って集水される埃、ゴミ、油分などで汚濁した初期降雨の雨水は、一定時間とはいえ全て排水されることとなり、特に降雨量の少ない地域ではせっかくの雨水までも全て排水されてしまうので、雨水処理装置自体が有効に活用されないことになってしまう。
【0007】
また初期降雨でなく降り続く雨の場合でも雨量の変化等により、その雨水には埃、ゴミ、砂等が混入することは常であり、汚濁した雨水が沈砂槽に流れ込み仕切堰で仕切られているとはいえ同じ槽の中で仕切られているため、一旦入った汚濁雨水はなかなか清浄化されず、十分に清浄化されない雨水が雨水貯留槽から流れて溜められてしまうという問題点があった。
【0008】
本発明は、初期降雨時の雨水と降雨時の雨水とを分流し、それぞれの埃、ゴミ、油、砂等の汚れを効率よく取り除き、清浄化された雨水を雨水貯留層に送るとともに、初期降雨時の雨水も清浄化して、できるだけ多く集水することで、有効性、至便性の高い雨水処理装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本願発明者は、鋭意研究の結果、雨水を屋根面雨水と地表面雨水とを別々に集水し、屋根面集水処理装置と地表面集水処理装置の雨水とを合流させ貯留し、この水の浄化度を高めることにより発明を完成し、上記課題を解決した。すなわち、
【0010】
本発明は、屋根面雨水を分流し、地表面雨水を濾別し、集水する雨水集水処理方法である。
本発明の雨水集水装置によれば、流入管に設けられた一次処理装置で除外されなかった水より重い砂等の混入物は流入槽で沈殿させ、水より軽い埃等の混入物はオーバー管から排水槽へ排水し、滞留槽に溜まった清浄化された雨水は再び浄化度を高めるため、地表面雨水集水処理層上部へ送流し、散水管で散水し、処理層を透過しながら濾別し、透水管でろ過し、集合管に集水し、雨水貯留槽へ流すことができる。
【0011】
使用される透水管は、連続性空隙を形成したコンクリート性透水管、フィルター効果の大きい透水性に優れるポリエチレン透水管やポリプロピレン透水管等であり、強度、透水性の良いものであればこれらに限定されない。
【0012】
本発明の屋根面雨水集水処理装置は、初期降雨検知装置と、沈砂装置と、屋根面雨水集水配管とから構成される。
本発明の地表面雨水集水処理装置は、分配管と、散水管と、透水管と、集合管と、排水槽と、雨水処理層と、遮水層とからなる。
地表面雨水を集水する側溝と、側溝透水管とをさらに含む地表面雨水集水処理装置、排水槽と側溝とを連結する連絡管をさらに含む地表面雨水集水処理装置も本発明を構成する。
本発明の雨水集水処理装置は、屋根面雨水集水処理装置と、地表面雨水集水処理装置との二つの系統から構成される。
【0013】
本発明の雨水集水装置は、屋根面雨水集水処理装置と、地表面雨水集水処理装置と、貯溜施設と、水質改善装置とからなる。
本発明の飲料水製造装置は、雨水集水装置と、複数の貯留槽と、滅菌装置とからなる。
ここで水質改善装置には、活性炭の吸着特性を利用した、浸透膜の分離特性を利用した、磁気特性を利用したものも含まれる。
本発明の飲料水製造装置は、前記の雨水処理装置によって貯水された水を、複数の貯留槽と、滅菌装置とからなるものである。
本発明の屋根面雨水集水処理装置は、初期降雨検知装置と沈砂装置から構成される。
この屋根面雨水集水処理装置を用いた雨水集水装置も本発明に含まれる。
本発明の地表面雨水集水処理装置は、保水性をもつ雨水処理層と、散水管と、透水管とからなる。
本発明の雨水集水装置は、地表面雨水集水処理装置と、地表面雨水集水処理装置の周囲に設けた側溝と、透水管とからなるものも含まれる。さらに、これに側溝と排水槽とを循環させる連絡管を取り付けてもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の、屋根面雨水集水処理装置は、埃、ゴミ砂等を含む初期降雨は流入槽にはいる手前から分岐した検知槽へ一定時間排水し、オーバーフローした雨水を排水槽に送流させ排水槽の上澄みのみを地表面雨水集水処理装置の芝生面場に散水するものである。
【0015】
本発明の沈砂装置によれば、流入槽よりオーバーした雨水はオーバー管により排水槽へ排水され、初期降雨検知装置からの雨水とを合流させたものである。
【0016】
本発明の地表面雨水集水処理装置は、初期降雨や初期降雨以外の連続した雨水の埃、ゴミ、油、砂等を、集水処理装置上部の芝面、砂利表面、舗装表面上で自然に除去し、処理層を透過しながら濾別し、さらに透水管により濾過する構造である。
【0017】
本発明の地表面雨水集水処理装置周囲に側溝を設け、周囲に流出した雨水を有効利用するため側溝低盤より浮かした状態で透水管を布設する。この透水管より集水された雨水は連絡管を通じて、地表面雨水集水処理装置又は分配管、散水管に導く。
【0018】
雨水の浸透量が少ないときは、地表面雨水集水処理装置の表面に透水係数の小さいろ材を用いることが集水に有効である。
本発明の地表面雨水集水処理装置は涵養水の得にくい水源地に適している。
【0019】
本発明の排水槽内に整流板を設けることにより初期降雨時の汚濁した雨水を複雑な装置でなく簡易な構成で除去することができることとする。
【0020】
本発明の沈砂装置によれば、流入槽内に流入する流入管の先端の高さと、滞留槽内に設けられた排出管の先端の高さは重力による流出効果を高めるため、排出管の先端を槽水位より低くし、流れ込む雨水が少ない量でもサイホン作用が働いて雨水が地表面処理装置へ流れる構成としたものである。
【0021】
初期降雨時の埃、ゴミ、砂、降灰等の混入物を含む汚濁水を流入槽への流入を避けるため排出弁、流入弁、ドレン弁を設け、初期段階では流入弁、ドレン弁は閉となり、排出弁のみが開となって、検知槽が満水位50リツトルになる頃には流入雨水もきれいな雨水になっているため、排出弁が閉じると同時に流入弁、ドレン弁が開となり、雨水は一次処理装置へと流入する構成となっている。
【0022】
また、上記記載の初期降雨検知装置は、降雨がやみ流水が止まると一次処理装置の下部に設けた検知計のリレーにより自動的に排出弁が開き流入弁、ドレン弁が閉となり降雨初期の状態にもどる。
【0023】
地表面雨水集水処理装置は、保水性を持たせた構造になっているため、処理装置自体が貯留槽の役目をし、また、散水管、透水管、集合管が一種の貯留槽の代役も兼ねるため降雨を長期間貯留でき、したがって、従来の処理装置に比べて貯留施設が満水状態になって余分な雨水を外部へ放流することなく全て雨水を利用できる。
【0024】
【実施例】
【図1】
本発明の屋根面雨水集水処理装置の実施例を図1に示す。
図1において、初期降雨段階で降雨11はルーフドレン12より集められ雨樋13をへて、排出弁14と流入弁15により分流する。流入弁15から一次処理装置16に流入する。この流入水の有無を検知計17により検知する。流入管18を経て、分離板19を有する、流入槽20と滞留槽21に分割して構成する沈砂槽にこの流入水を注ぐ。
【0025】
沈砂槽20本体を分離板19によって分割する。屋根面より集められた雨水が流入する流入管18を流入槽20内上部に接続する。流入槽内に入った雨水を分離板によって仕切られた滞留槽21内に流入する。排出管22のサイホン作用によって次の処理装置に送流する。排出管先端は滞留槽21内に挿入され、また、オーバーフロー管24によりオーバーフロー水は排水槽に送流され地表面処理層上部に散水する。
【0026】
図1において、屋根面集水処理で浄化された雨水は、さらに浄化度を高めるため排出管22より地表面処理装置の分配管30に送流し、散水管31より散水し、地表面より浸透した地表面雨水と合流した後、透水管でろ過し、集水され集合管をへて第一留槽に貯留する。
【0027】
図1において、初期降雨段階で降雨11はルーフドレン12より集められた雨水は雨樋13をへて一次処理装置16に流入する前に排出弁14をへて検知槽25に流入、流入した雨水は検知槽25の水位が検知槽底盤から2/3の水位になると液面計28のリレーにより流入弁15が開き、排出弁14を閉じ、流入した雨水は停止し、以後は屋根面雨水処理装置へ流入し、また、同時に検知槽ドレン弁27を開放する.
【0028】
図1において、検知槽オーバー管26よりのオーバー水は、ドレン弁27のドレン排水とドレン管29により排水槽42に送流され地表面処理層上部に散水する。
【0029】
【図2】
本発明の地表面雨水処理装置の構成を示す説明図である。
図2において、本処理装置は屋根面雨水処理装置の雨水と地表面雨水処理装置の雨水を合流させ、浄化度を高める要素より構成された構造で、まず、屋根面雨水処理装置で浄化された雨水は排出管22より分配管30に送流され、分配管30よりそれぞれの散水管31に均等に分配し、散水管31には全長に渡り、雨水処理装置全体に均等に散水できるように散水孔を穿け、散水孔より散水された雨水は処理砂、処理用砂利、砕石層から構成された雨水処理層55に浸透し、処理層底面に布設された透水管32でろ過し、集合管33に集水、また、地表面雨水処理装置の雨水は、雨水処理層55の上部芝生面を介して芝生面、処理砂、処理用砂利、砕石層から構成された処理層に浸透し、以後は屋根面雨水処理装置より散水された雨水と合流し処理される構造となっている。
【0030】
図2において、本発明の地表面雨水処理装置は排出管22、分配管30、散水管31、透水管32、集分管33、排水槽42より構成され、それぞれがその機能を果たす構造で、排出管22は屋根雨水処理装置で浄化された雨水を分配管30に送流し、分配管30は送流された雨水を散水管31に均等に分配し、散水管31は処理層55全体に均等に散水し、透水管32は処理層55に浸透した雨水をろ過し、集合管33は透水管よりろ過した雨水を集水する役目をし、また、排水槽42はドレン管29、沈砂槽オーバー管24よりの雨水を集合し、地表面雨水処理装置の表面に散水する。
【0031】
図2において、本発明の地表面雨水処理装置は地表面雨水処理装置以外に、周囲雨水を集水する側溝56、側溝留桝57、連絡管58、側溝透水管43より構成され周囲全域の雨水を集水し処理する機能を有する構造となっている。
【0032】
図2において、地表面雨水処理装置は屋根面雨水、地表面雨水、側溝より集水した雨水を雨水処理層に浸透させ透水管32によりろ過し、雨水を浄化する機能を持った構造となっている。
【0033】
【図3】
本発明の地表面雨水処理装置の断面の構成を示す説明である。
図3において、地表面雨水処理装置の断面の処理層は地表面芝生面、処理砂、処理用砂利、砕石層55から構成し、雨水を浸透し、貯留する機能を持った構造とし、また、それぞれの層の厚さ、及び層材を変えることにより雨水の浄化度を高める機能としている。
【0034】
図3において、処理層55は内部に散水管31、透水管32が布設され、散水管31より雨水を散水し、地表面芝生面より浸透した雨水を処理層内全体に貯留し、透水管32によりろ過し、集合管33により集水され、使用量に応じて送流し、長期間貯留する容量にすることによって、一種の貯水槽の機能を持った構造としている。
【0035】
図3において、屋根面雨水、地表面雨水、側溝雨水は処理層全体を浸透沈殿することにより、雨水利用最大の課題である埃、ゴミ、降灰等を含む全ての混入物および溶存物を除去でき、降雨全てを有効利用する。
【0036】
【図4】
本発明の地表面雨水処理装置周囲の雨水集水装置の構成を示す説明である。
図4において、地表面雨水処理装置周囲集水装置は側溝56、側溝透水管43、側溝留桝57より構成され、それぞれを構成する要素は、地表面雨水処理装置のオーバーフロー水、周囲地域全体からの雨水を有効利用するために設けた側溝56、それをろ過する側溝透水管43、雨水を一時貯留する側溝留桝57とからなる構造としている。
【0037】
図4において、本発明の地表面雨水処理装置周囲雨水透水装置は、地表面雨水処理装置よりのオーバー水、周囲地域全体からの雨水を側溝に集水し、側溝透水管43よりろ過され、ろ過された雨水は、図3処理層に布設された散水管31、または、分配管30に送流し、処理層で浄化し、処理層内に貯留する。
【0038】
【図5】
本発明の制御系統の構成を示す説明図である。
図5において、制御系統は排出弁14、流入弁15、検知計17、ドレン弁27、液面計28より構成され、制御操作はフロート式の時間差によるタイマー式自動制御、リモコンにより遠隔操作、または、手動による。
【0039】
図5において、制御操作の手順は液面計28の作用により流入弁15、ドレン弁27が開となると同時に排出弁14が閉じ、雨水は流入弁15を介して一次処理装置16、流入管18をへて流入槽20に入り、初期の操作は完するが、降雨が上がり長時間雨が降らなくなった時、流入管上部に設置されている検知計リレーにより、排出弁14が開き流入弁15、ドレン弁27が閉となり元の状態にもどり、初期の操作をにもどる。
【0040】
図5において、上記の本操作は自動制御を目的としたものであるが、雨水処理装置の規模により、自動制御するか、手動にするかは状況判断により経済性を考慮して決定する。
【0041】
【図6】
図6において、本発明の貯留施設及び水質改善装置の構成を示す説明図である。
図6において、雨水集水処理装置によって浄化された雨水を貯留するところが第一貯留槽34、第二貯留槽37、第三貯留槽38及び水質改善装置より構成される。
【0042】
図6において、第一貯留槽34は分離板で分割され、雨水は沈殿槽内に入り水より重い物は沈殿分離され、ポンプ槽に入り、雑用水として散水、便所洗浄水として利用、容量は日使用量の3〜5日分とする。
【0043】
図6において、第二貯留槽37は貯留槽前後に竹炭、木炭等のろ過材を封入したろ過装置36を設け、一段と浄化度を高め飲料水に適するまで浄化し、容量は日使用量5〜7日分とする。
【0044】
図6において、第三貯留槽38はろ過装置を設け、一段と浄化度を高め、即飲料水として利用でき、容量は日使用量の3〜5日分とし、それぞれの貯留槽内部は、貯留水の死水を避けるため分離板で分割し、循環するように構成したものである。
【0045】
図6において、水質改善装置は給水ポンプ39、減菌装置40、水質改善装置41、給水口60より構成され、飲料水を供給するが、第一貯留槽の揚水ポンプ35より揚水し、第二貯留槽37、第三貯留槽38を地上式の施設とすると施工費が低減できる。
【0046】
【発明の効果】
本発明は、上記の説明からも明らかなように屋根面集水と地表面集水を一体化して、飲料水に適するまで浄化できる雨水処理装置を提供できる。
【0047】
雨水利用の最大の課題は、埃、ゴミ、降灰等を含む初期降雨や連続した初期降雨以外の降雨から効率よく除去でき、降雨全てを有効利用することである。
【0048】
上記のような理由により屋根面雨水処理装置、地表面雨水処理装置を開発し個々で埃、ゴミ、降灰等の混入物をそれぞれ条件で雨水とともに分離できる雨水処理装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の屋根面雨水処理装置の構成を示す説明図である。
【図2】本発明の地表面雨水処理装置の構成を示す説明図である。
【図3】本発明の地表面雨水処理装置の断面の構成を示す説明図である。
【図4】本発明の地表面雨水処理装置周囲の雨水集水装置の構成を示す説明図である。
【図5】本発明の制御系統の構成を示す説明図である。
【図6】本発明の貯留施設及び水質改善装置の構成を示す説明図である。
【符号の説明】
11 降雨
12 ルーフドレン
13 雨樋
14 排出弁
15 流入弁
16 一次処理装置
17 検知計
18 流入管
19 分離板
20 流入槽
21 滞留槽
22 排出管
23 沈砂槽
24 沈砂槽オーバー管
25 検知槽
26 検知槽オーバー管
27 ドレン弁
28 液面計
29 ドレン管
30 分配管
31 散水管
32 透水管
33 集合管
34 第一貯留槽
35 揚水ポンプ
36 ろ過装置
37 第二貯留槽
38 第三貯留槽
39 給水ポンプ
40 減菌装置
41 水質改善装置
42 排水槽
43 側溝透水管
44 制御盤
54 遮水層
55 雨水処理層
56 側溝
57 側溝留桝
58 連絡管
60 給水口

Claims (8)

  1. 初期降雨検知装置と、沈砂装置と、屋根面雨水集水配管とから構成される屋根面雨水集水処理装置。
  2. 分配管と、散水管と、透水管と、集合管と、排水槽と、雨水処理層と、遮水層とからなる地表面雨水集水処理装置。
  3. 地表面雨水を集水する側溝と、側溝透水管とをさらに含む請求項2に記載の地表面雨水集水処理装置。
  4. 排水槽と側溝とを連結する連絡管をさらに含む請求項3に記載の地表面雨水集水処理装置。
  5. 屋根面雨水集水処理装置と、地表面雨水集水処理装置との二つの系統から構成される雨水集水処理装置。
  6. 屋根面雨水集水処理装置と、地表面雨水集水処理装置と、貯溜施設と、水質改善装置とからなる雨水集水装置。
  7. 雨水集水装置と、複数の貯留槽と、滅菌装置とからなる飲料水製造装置。
  8. 屋根面雨水を分流し、地表面雨水を濾別し、集水する雨水集水処理方法。
JP2003095448A 2002-04-25 2003-03-31 雨水集水処理方法および雨水集水装置、ならびに飲料水製造装置 Expired - Fee Related JP3873255B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003095448A JP3873255B2 (ja) 2002-04-25 2003-03-31 雨水集水処理方法および雨水集水装置、ならびに飲料水製造装置

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002124795 2002-04-25
JP2003095448A JP3873255B2 (ja) 2002-04-25 2003-03-31 雨水集水処理方法および雨水集水装置、ならびに飲料水製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004003307A true JP2004003307A (ja) 2004-01-08
JP3873255B2 JP3873255B2 (ja) 2007-01-24

Family

ID=30447443

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003095448A Expired - Fee Related JP3873255B2 (ja) 2002-04-25 2003-03-31 雨水集水処理方法および雨水集水装置、ならびに飲料水製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3873255B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2007211946B1 (en) * 2006-08-25 2007-12-06 Rainmax Pty Ltd Water collection system
CN103362202A (zh) * 2013-07-12 2013-10-23 浙江海河环境科技有限公司 初期雨水收集自动切换系统
CN109098142A (zh) * 2018-09-04 2018-12-28 重庆大学 一种强化雨水抑制城市封闭水体水华形成的管路系统
CN114293621A (zh) * 2022-01-07 2022-04-08 李学明 一种可除杂的风景园林用雨水收集利用装置
CN114703942A (zh) * 2022-05-19 2022-07-05 西华大学 一种雨水截流系统
JP7368666B1 (ja) 2022-06-19 2023-10-25 合同会社物理工学研究社 誘い水サイフォン管によるルーフドレン補助装置(ii)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103758177B (zh) * 2014-02-07 2015-05-06 江苏建筑职业技术学院 海岛雨水收集系统

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2007211946B1 (en) * 2006-08-25 2007-12-06 Rainmax Pty Ltd Water collection system
CN103362202A (zh) * 2013-07-12 2013-10-23 浙江海河环境科技有限公司 初期雨水收集自动切换系统
CN109098142A (zh) * 2018-09-04 2018-12-28 重庆大学 一种强化雨水抑制城市封闭水体水华形成的管路系统
CN109098142B (zh) * 2018-09-04 2020-05-15 重庆大学 一种强化雨水抑制城市封闭水体水华形成的管路系统
CN114293621A (zh) * 2022-01-07 2022-04-08 李学明 一种可除杂的风景园林用雨水收集利用装置
CN114293621B (zh) * 2022-01-07 2023-09-22 李学明 一种可除杂的风景园林用雨水收集利用装置
CN114703942A (zh) * 2022-05-19 2022-07-05 西华大学 一种雨水截流系统
JP7368666B1 (ja) 2022-06-19 2023-10-25 合同会社物理工学研究社 誘い水サイフォン管によるルーフドレン補助装置(ii)
JP2024000002A (ja) * 2022-06-19 2024-01-04 合同会社物理工学研究社 誘い水サイフォン管によるルーフドレン補助装置(ii)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3873255B2 (ja) 2007-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100706269B1 (ko) 초기강우유출수의 비점오염물질 정화장치
KR100949325B1 (ko) 저류지 전단 설치용 자연형 비점오염저감시설
KR100854314B1 (ko) 초기우수 처리시설
KR101266939B1 (ko) 초기우수배제, 역세척, 폭우 시 월류 기능이 있는 무동력 빗물여과 및 포집장치
JP2001507091A (ja) 総汚染物質濾過装置
KR101688845B1 (ko) 침투 여과통 부착을 통한 투수성능 및 투수지속성 증대로 초기우수처리 및 지하수 함양효과를 극대화시킨 침투형 빗물받이
KR20150114224A (ko) 빗물정화 빗물침투시설
CN111101585A (zh) 道路雨水径流污染控制与净化系统
KR100767754B1 (ko) 정화시설 내부 저장수를 이용하여 물청소하는 오염수다중정화시설 및 오염수 정화방법
KR101582931B1 (ko) 비점오염 저감 장치
CN106638882A (zh) 雨水收集利用系统
JP4445168B2 (ja) 雨水浸透システム
KR101202677B1 (ko) 우수 및 예비수 정화장치
JP3873255B2 (ja) 雨水集水処理方法および雨水集水装置、ならびに飲料水製造装置
KR101738952B1 (ko) 고분자pe필터를 이용한 빗물 처리장치
CN109518793B (zh) 一种防堵雨污水管道系统及其使用方法
KR100953473B1 (ko) 다양한 입자별 거름기능과 수량조절, 정화 및 투수작용의 착탈식 우수받이 시스템
KR20090033680A (ko) 우수처리시스템 및 우수처리방법
JPH05132993A (ja) 雨水濾過装置およびその装置の維持方法および雨水濾過 方法およびその管理システム
CN108204029A (zh) 一种市政雨水调蓄系统
KR102095891B1 (ko) 입상 여재를 이용한 하향 여과방식의 비점오염저감장치
KR101530970B1 (ko) 빗물 재이용 장치
CN113187022A (zh) 一种雨水收集排放生态系统
KR20230129691A (ko) 토양정화방식을 이용한 빗물 재이용 전처리 시스템 및 그의 방법
CN209082658U (zh) 一种市政道路排水系统

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040412

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060530

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060728

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060728

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061003

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061013

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101102

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees