JP2004001902A - エアゾール缶およびその製造方法 - Google Patents

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中野 孝司
Tetsuji Machiyama
町山 哲司
Tadao Ouchi
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MACHIYAMA SEISAKUSHO KK
Takeuchi Press Industries Co Ltd
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MACHIYAMA SEISAKUSHO KK
Takeuchi Press Industries Co Ltd
Daizo Corp
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Abstract

【課題】エアゾール製品の製造工程の中で温水漏洩検査におけるエアゾール缶のカール部からの疑似漏洩を完全になくすことができるエアゾール缶を提供する。
【解決手段】エアゾールバルブが有底筒状の容器の漏斗状開口部に形成されるカール部にかしめ付けられるエアゾール缶であって、前記カール部のカール先端と対向する肩部の外周位置に複数の凹所が形成されている。
【選択図】図1

Description

 本発明はエアゾール缶およびその製法に関する。さらに詳しくは、エアゾール製品の製造工程における温水漏洩検査を容易に行なうことができるエアゾール缶およびその製法に関する。
 従来のエアゾール缶は、図6に示すように、有底筒状の容器であって上端の漏斗状開口部52にガスケット53を介してエアゾールバルブ54がかしめ付けられるカール部3を有する。このエアゾール缶51には、原液等の内容物と液化ガスなどの噴射剤が充填され、エアゾールバルブ54がかしめ付けられている。充填方法としては、図7に示すように、前記エアゾールバルブ54をエアゾール缶51にかしめ付ける前に、該缶51の肩部55にアダプター56を加圧密着し、噴射剤が漏れないようにする。ついで、噴射剤をアダプター56から圧送し、この流圧によりエアゾールバルブ54を浮かせて、噴射剤をエアゾール缶51内に注入させるようにしている。
 しかしながら、前記充填方法では、噴射剤が充填完了したのちに、エアゾールバルブ54がエアゾール缶51にかしめ付けられるため、充填中にカール部57のカール先端57aと対向する肩部55のわずかなすきまから侵入した噴射剤が、かしめ完了ののちもカール部57内に残存したままとなる。そのため、エアゾール缶51内に噴射剤を充填したのち、エアゾール容器から噴射剤が漏れていないかを検査する温水漏洩検査においてかしめ不良やガスケット不良などによる噴射剤の漏洩以外に、前記カール部57内の残留ガスが徐々に気化し、温水中に気泡を発生させる疑似漏洩現象が起こる。この疑似漏洩であるか否かの判定は非常に困難であるため、温水漏洩検査の判定時間が長くなり、生産ラインの高速化ができないとともに、生産コストが高くなるという問題点がある。また漏洩判定を誤るおそれがあるため、品質面で問題となりやすい。かかる問題の対策として、カール先端57aの全周を肩部55に接触させないオープンカール方式にすることが考えられる。しかしながら、このオープンカール方式では、カール部57の形状やクリンプ強度などがバラツキやすくなるため、エアゾールバルブ54のかしめ付けもバラツキやすくなるという問題点がある。
 本発明は叙上の事情に鑑み、エアゾール製品の製造工程の中で温水漏洩検査におけるエアゾール缶のカール部からの疑似漏洩を完全になくすことができるエアゾール缶およびその製法を提供することを目的とする。
 本発明のエアゾール缶は、エアゾールバルブが有底筒状の容器の漏斗状開口部に形成されるカール部にかしめ付けられるエアゾール缶であって、前記カール部のカール先端と対向する肩部の外周位置に複数の凹所が形成されてなることを特徴としている。
 また本発明のエアゾール缶の製法は、有底筒状の容器本体を成形する工程と、該容器本体の開口端に肩部と該肩部から立設する首部を形成する工程と、肩部の外周位置に凹所を形成する工程と、首部をカーリングしてカール部を形成する工程とを有することを特徴としている。
 本発明によれば、エアゾール缶におけるカール部を成形する前に、予め成形後のカール部の先端と接触する肩部の外周位置に不等ピッチの凹所を形成し、ついでカール部成形ののち、エアゾールバルブをかしめ付ける際に、等ピッチのクリンパーコレット爪により前記凹所の内側を押圧するため、少なくとも1個の凹部が残される。その結果、えられたエアゾール缶を用いたエアゾール製品は、製造工程における温水漏洩検査において、カール部内の残留ガスがすみやかに凹部から気化して排出されるため、疑似漏洩の判定が非常に簡単にできる。また、前記凹部は、全て成形加工により形成されるため、加工コストがかからないとともに、加工精度がよいので安定した品質を得ることができる。
 本発明は、エアゾール缶におけるカール部を成形する前に、予め成形後のカール部のカール先端と接触する肩部の外周位置に不等ピッチの凹所を形成し、ついでカール部成形ののち、エアゾールバルブをかしめ付ける際に、等ピッチのクリンパーコレット爪により前記凹所の内側を押圧するため、少なくとも1個の凹部が残される。その結果、えられたエアゾール缶は、製造工程における温水漏洩検査において、カール部内の残留ガスがすみやかに凹部から気化して排出される。
 以下、添付図面に基づいて本発明のエアゾール缶およびその製法を説明する。
 図1は本発明のエアゾール缶を用いたエアゾール製品の一実施の形態を示す説明図、図2は図1におけるエアゾール缶の凹所とクリンパーコレット爪との配置の一実施の形態を示す横断面図、図3は図1におけるエアゾール缶の凹所とクリンパーコレット爪との配置の他の実施の形態を示す横断面図、図4は図1におけるエアゾール缶への噴射剤の充填工程を示す説明図、図5は図1におけるエアゾールバルブのクリンプ加工前後を示す説明図である。
 図1に示されるように、本発明のエアゾール缶1はアルミニウムや鋼などの金属または樹脂からなる有底筒状の耐圧容器であり、上端の漏斗状開口部2に、エアゾール缶1内に封入される噴射剤の漏れを防止するためのガスケット9を介してエアゾールバルブ4がかしめ付けられるカール部3を有し、前記カール部3のカール先端3aに対向して、接触する肩部5の外周位置に凹部6が少なくとも1箇所形成されている。
 前記エアゾールバルブ4は、バルブハウジング7と、該バルブハウジング7を支持するとともに、前記開口部2を密封するためのマウンテンキャップ8などから構成されている。本発明では、前記エアゾールバルブ4は、とくに限定されるものではなく公知のものを用いることができる。
 つぎに本発明のエアゾール缶の製法の実施の形態を説明する。
 本実施の形態にかかわる製法における成形工程とは、まず、スラグからインパクト成形したり金属板からDI成形したり、またはブリキからプレス成形したり、または樹脂からインジェクションブロー成形することにより、有底筒状の容器本体を形成したのち、さらにプレス加工により、該容器本体の開口端に肩部5(図1参照)と該肩部5から立設する首部を成形する。また、この肩部5の成形の際には、図2および図5(a)に示すように、肩部5の外周位置に凹所A1、A2、A3、A4、A5およびA6が同時成形される。各凹所A1〜A6のピッチ(分割角度)は、後述するクリンプコレットの各コレット爪13に対して、どのような回転位置にきても、少なくとも1個の凹所が、コレット爪13と接触しない範囲を有するように、つまりクリンプ加工後も、いずれかの凹所とコレット爪13とがずれて図1および図5(b)に示すような凹部6が残されるようにされている。具体的には、凹所A1〜A6は、そのうち凹所A1〜A5が45°の分割位置に、また凹所A1、A5、A6が90°の分割位置になるように、不等ピッチにされている。
 ついで、前記首部をカーリングして、カール部3が成形され、これによりエアゾール缶1の成形工程が完了する。
 なお、本発明では、前記凹所の個数は、A1〜A6の6個に限られるものではなく、また凹所のピッチは45°が4ヵ所と90°が2ヵ所に限られるものではない。たとえば、前記凹所の他の実施例としては、図3に示すように、肩部の外周位置に5個の凹所B1、B2、B3、B4およびB5を成形することができる。この凹所B1〜B5のピッチは、60°が3ヵ所と90°が2ヵ所となるように、不等ピッチにされている。
 前記のごとき構成にて製造された実施例および他の実施例によるエアゾール缶を用いて、後記の工程にてエアゾール製品を製造した。
〔充填工程〕
 この工程ではエアゾール用原液や液化ガスなどの噴射剤が充填される。図4に示すように、エアゾール缶1にエアゾールバルブ4を被せたのち、アダプター10を肩部5上に密着させる。ついで、噴射剤を圧送させると、噴射剤の流圧によりエアゾールバルブ4が浮上するため、噴射剤がエアゾール缶1とエアゾールバルブ4とのあいだを通過し、エアゾール缶1内に注入される。なお、このとき、噴射剤の一部が前記凹所A1〜A6からカール部3内にも侵入する。エアゾール缶1内に所定量の噴射剤が充填されることにより、充填工程が完了する。
〔クリンプ工程〕
 この工程ではエアゾール缶1のカール部3にエアゾールバルブ4がかしめ付けられる。
 まず、図2および図5(a)に示すように、エアゾールバルブ4の内周部11内にクリンプコレット12が挿入される。このクリンプコレット12のコレット爪13は、周方向に8本等間隔(45°間隔)に配置されている。
 ついで、図2および図5(b)に示すように、各コレット爪13が前記カール部3の内側に向けて押圧され、前記凹所A1〜A6と接触する部分、たとえばR1の範囲がカール先端3aに当接するまで押し拡げられる。そして、コレット爪13により押し拡げられない部分、たとえばR2の範囲内の肩部5に凹部6が残される。
 以上により製造されたエアゾール製品は、充填ガスの温水漏洩検査が行なわれる。この温水漏洩検査は、エアゾール缶を温検槽の温水中に入れ、該缶の充填ガスが気化し、温水中に気泡が漏れ出るか否かの判定を行なう。本発明の製法によるエアゾール缶では図1に示すように、カール部3内に侵入した残留ガスが気化し、肩部5に形成される凹部6からすみやかに排出されるため、疑似漏洩の見きわめが容易になった。
本発明のエアゾール缶を用いたエアゾール製品の一実施の形態を示す説明図である。 図1におけるエアゾール缶の凹所とクリンパーコレット爪との配置の一実施例を示す横断面図である。 図1におけるエアゾール缶の凹所とクリンパーコレット爪との配置の他の実施例を示す横断面図である。 図1におけるエアゾール缶への噴射剤の充填工程を示す説明図である。 図1におけるエアゾールバルブのクリンプ加工前後を示す説明図である。 従来のエアゾール容器の一例を示す説明図である。 図6におけるエアゾール缶への噴射剤の充填を示す説明図である。
符号の説明
       1  エアゾール缶
       2  開口部
       3  カール部
       3a カール先端
       4  エアゾールバルブ
       5  肩部
       6  凹部
      13  クリンパーコレット爪
A1、A2、A3、
A4、A5、A6、
B1、B2、B3、
   B4、B5  凹所

Claims (3)

  1. エアゾールバルブが有底筒状の容器の漏斗状開口部に形成されるカール部にかしめ付けられるエアゾール缶であって、前記カール部のカール先端と対向する肩部の外周位置に複数の凹所が形成されてなることを特徴とするエアゾール缶。
  2. 有底筒状の容器本体を成形する工程と、
    該容器本体の開口端に肩部と該肩部から立設する首部を形成する工程と、
    肩部の外周位置に凹所を形成する工程と、
    首部をカーリングしてカール部を形成する工程
    とを有することを特徴とするエアゾール缶の製法。
  3. 前記凹所がカール先端と対向する肩部の外周位置に形成される請求項2記載の製法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012229053A (ja) * 2011-04-27 2012-11-22 Toyo Seikan Kaisha Ltd エアゾール容器及びその製造方法

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