JP2004001178A - バッテリー駆動型液圧工具 - Google Patents
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Abstract
【課題】バッテリーの寿命を最適化し、より迅速な工具ストロークを提供するバッテリー駆動型液圧工具を提供したい。
【解決手段】バッテリー駆動型液圧工具は、フレーム12と;フレームに結合されたバッテリー20と;フレームに結合されバッテリーによって駆動されるのに適したモータ18と;および、歯車減少変速機によってモータに結合された液圧ポンプ16と;を備えている。モータと歯車減少変速機とは、約10:1から約15:1の歯車減少を提供するのに適した歯車減少変速機と、少なくとも約6000psi以上の圧力を出力するのに適した液圧ポンプとを有し、少なくとも約160oz−inのトルクを出力するのに適している。
【選択図】 図1
【解決手段】バッテリー駆動型液圧工具は、フレーム12と;フレームに結合されたバッテリー20と;フレームに結合されバッテリーによって駆動されるのに適したモータ18と;および、歯車減少変速機によってモータに結合された液圧ポンプ16と;を備えている。モータと歯車減少変速機とは、約10:1から約15:1の歯車減少を提供するのに適した歯車減少変速機と、少なくとも約6000psi以上の圧力を出力するのに適した液圧ポンプとを有し、少なくとも約160oz−inのトルクを出力するのに適している。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バッテリー駆動型(battery powered)液圧工具に関し、特に、バッテリーの寿命を最適化し、より迅速な工具ストロークを提供する工具に関する。
【0002】
【従来の技術】
電気的コネクタをクリンプ(crimp)するためのバッテリー駆動型液圧工具を開示しているものがある(例えば、特許文献1参照。)。従来の工業標準バッテリー駆動型液圧クリンプ工具は、代表的には、公称電圧(nominal voltage)12ボルトのDCまたは14.4ボルトのDCで操作する。
【特許文献1】
米国特許第5、657、417号明細書
【特許文献2】
米国特許第5、979、215号明細書
【特許文献3】
米国特許第6、075、341号明細書
【特許文献4】
米国特許第6、276、627号明細書
【特許文献5】
米国特許第6、304、058号明細書
【特許文献6】
米国特許第6、237、698号明細書
【特許文献7】
米国特許第5、130、700号明細書
【特許文献8】
米国特許第5、309、751号明細書
【特許文献9】
米国特許第5、711、078号明細書
【特許文献10】
米国特許第6、138、346号明細書
【特許文献11】
米国特許第6、309、151号明細書。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の工具よりも短い時間でクリンプを達成できるバッテリー駆動型液圧クリンプ工具に対する要望がある。従来の工具よりも1回のバッテリー充電当たりにつきより多くのクリンプを達成できるバッテリー駆動型液圧クリンプ工具に対する要望もまたある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の1つの態様によれば、バッテリー駆動型液圧工具は、フレームと;フレームに結合されたバッテリーと;フレームに結合されバッテリーによって駆動されるのに適したモータと;および歯車減少変速機によってモータに結合された液圧ポンプとを備えて提供される。モータと歯車減少変速機とは、約10:1から約15:1の間の歯車減少を提供するのに適した歯車減少変速機と、少なくとも約6000psi(1平方インチ当たりのポンド)の圧力を出力するのに適した液圧ポンプとを有し、少なくとも約160oz−in(オンス−インチ)のトルクを出力するのに適している。
【0005】
本発明の他の態様によれば、バッテリー駆動型液圧工具は、液圧流体導管を有するフレームと;フレームに結合されたバッテリーと;フレームに結合されバッテリーによって駆動されるのに適したモータと;および歯車減少変速機によってモータに結合され、また、液圧流体導管に結合された液圧ポンプとを備えて提供される。液圧ポンプは少なくとも約0.29インチよりも小さい直径を有するポンプピストンを備えている。液圧ポンプは液圧流体導管において少なくとも6000psiを発生でき、モータと歯車減少変速機とは少なくとも160oz−inのトルクを発生するのに適している。
【0006】
本発明の他の態様によれば、バッテリー駆動型液圧工具は、フレームと;フレームに移動可能に結合されたラム(ram)と;フレームに結合されたバッテリーと;フレームに結合され、バッテリーによって駆動されるのに適したモータと;歯車減少変速機によってモータに連結された液圧駆動システムとを備えて提供される。液圧駆動システムは、ラムをフレーム上で移動するのに適している。バッテリーは、少なくとも16ボルトの電圧を有している。モータと歯車減少変速機とは、25秒以下においてフレーム上でラムを1.3インチ(in)以上移動し、液圧駆動システムにおいて少なくとも約6000psiの圧力を生成することができる。
【0007】
本発明の他の態様によれば、バッテリー駆動型液圧工具は、フレームと;フレームに結合されたバッテリーと;フレームに結合され、バッテリーによって駆動されるのに適したモータと;モータによって駆動されるようにモータに結合された液圧ポンプと;および、所定のアンペア数(amperage)以上の電流ドロー(current draw)からモータを保護するためのシステムと;を備えて提供される。バッテリーは少なくとも16ボルトの電圧を有する。
【0008】
本発明の他の態様によれば、バッテリー駆動型液圧工具は、液圧流体導管システムを形成するフレームと;フレームに結合されたバッテリーと;フレームに結合され、モータと液圧流体導管システムに結合された液圧ポンプとを備えた駆動システムと;液圧流体導管システムに結合された液圧ポペットバルブと;および、ポペットバルブが開成した場合モータへの電気の電流低下を感知するのに適していて、また、モータを所定期間再作動するのに適した制御装置と;を備えて提供される。
【0009】
本発明の1つの方法によれば、電気的コネクタをクリンプするための移動可能なラムを有するハンドヘルド型(hand held)のバッテリー駆動型液圧工具を操作する方法は、少なくとも16ボルトの電圧を有するバッテリーによって駆動されるモータの駆動軸を少なくとも15,000rpm(1分間当たりの回転数)で回転するステップと;少なくとも0.005ft/秒の速度で工具のラムを前進するためにモータによって工具の液圧ポンプを駆動するステップと;および液圧ポンプから少なくとも6000psiの工具の液圧を生成するステップと;を備えて提供される。
【0010】
本発明の他の方法によれば、電気的コネクタをクリンプするための移動可能なラムを有するハンドヘルド型のバッテリー駆動型液圧工具を構成する方法は、モータを選択するステップと;モータと操作可能な所定の電圧を有するバッテリーを選択するステップと;所望の最大液圧システム操作圧力を選択するステップと;工具のモータと液圧ポンプとの間の歯車減少変速機用の歯車減少比を決定するステップとを備えていて、歯車減少比は、液圧ポンプの所望のトルクに基づいて決定され、選択された所望の最大液圧システム操作圧力は、選択されたモータ用のピーク効率で利用可能なトルクによって割られる(divided)。
本発明の上述した態様と他の態様とは、図面と関連して行なわれる以下の記述において説明される。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1を参照すると、本発明の態様を具現化した工具10の立面側面図が示されている。本発明は、図面に示された例示的な実施例を参照して述べられるけれども、本発明は他の形状の実施例にも具現化できることを理解しなければならない。さらに、部材または材料の種々の寸法、形状またはタイプが使用できる。本発明の態様はまた、バッテリー駆動型液圧切断工具、またはバッテリーで操作される液圧工具の種々のタイプのような他のタイプの工具にも使用できる。
【0012】
工具10は、全体的に、フレーム12と、作業ヘッド14と、ポンプ16と、モータ18と、バッテリー20と、流体リザーバ22と、制御装置24とを備えている。これに替わる実施例において、工具は、付加的な、またはこれに替わる構成要素を備えることができる。図2もまた参照すると、フレーム12は、ラム(ram)液圧駆動導管システム26を形成する。作業ヘッド14は、フレーム部28とラム30とを備えている。フレーム部28は、フレーム12の前端部に固定的に結合されているが、回転可能である。ラム30は部分28に移動可能に結合されている。例示された実施例において、部分28とラム30とは、導電体受容領域32で導電体クリンプダイス(crimping die)(図示せず)を移動可能に収容するのに適している。
【0013】
ラム30は、矢印34によって示されたように、前方と後方へ移動するのに適している。ラム液圧駆動導管システム26は、ポンプ16とラム30の後端部との間に接続されている。ラム30の後端部に対してポンプ16によって汲み上げられた液圧流体は、ラム30を前方へ移動する。工具10は好ましくは、液圧流体の圧力が解放された場合に、この分野で知られているようにラム30をそのホームポジションに戻すのに適したスプリング(図示せず)を備えている。例示された実施例において、ラム30は、約2インチ(in)の直径の後端部を有している。しかしながら、これに替わる実施例において、ラムの後端部は、液圧流体接触面として機能するためのどのように適切な寸法または形状をも有することができる。開示された実施例において、ラム30は、その後部位置とその前部位置との間で、約1.7インチの距離31を移動するのに適している。しかしながら、これに替わる実施例において、距離31は、例えば1.3〜2インチのようなどのように適切な距離にでもできる。
【0014】
フレーム12は、ハンドル36を形成する。バッテリー20は、ハンドル36の底部に取り外し可能に接続されている。しかしながら、これに替わる実施例において、フレーム12は、種々の適切なタイプの形状を備えることができる。さらに、バッテリー20は、フレームの種々の適切な位置に取り外し可能に設けることができる。バッテリー20はまた、工具に固定的に、取り外しできないように設けられ得る。バッテリー20は、好ましくは少なくとも16ボルトの出力ができる再充電可能なバッテリーである。好ましい1つのタイプの実施例において、バッテリー20は、約18ボルトの電圧を出力できる。他の好ましい実施例において、バッテリー20は、約24ボルトの電圧を出力できる。ハンドル36は、使用者が作動可能な2つの制御トリガー38、39を備えている。しかしながら、これに替わる実施例において、使用者が作動可能な種々の適切なタイプの制御装置を備えることができる。制御トリガー38、39は、制御装置24に操作可能に結合されている。
【0015】
モータ18は、制御装置24とバッテリー20とに結合されている。制御装置24は、好ましくは印刷回路基板を備えている。しかしながら、これに替わる実施例において、種々の適切なタイプの制御装置を備えることができる。モータ18は、制御装置24によって制御される。モータ18は、バッテリー20の電圧に対応する公称電圧(nominal voltage)で制御するのに適している。例えば、バッテリー20が約18ボルトの電圧を出力するのに適している場合、モータ18は、約18ボルトの公称電圧で操作するのに適している。開示された例示的実施例において、バッテリー20は18VのDCバッテリーである。モータ18は、好ましくは、日本の千葉県のマブチモータ株式会社によって製造されたRS−775WC−8514のモータである。しかしながら、これに替わる実施例において、16Vの公称電圧以上で操作するのに適した種々の適切なタイプのモータが使用できる。例えば、これに替わる1つの実施例において、モータは、同様にマブチモータ株式会社によって製造された約16.8ボルトの公称操作電圧を有するRS−775VC−8015のモータを備えていても良い。他の実施例として、モータは、24Vの公称電圧で操作するのに適したモータを備えていても良い。モータ18の出力軸は、歯車減少装置すなわち歯車ボックス40によってポンプ16に結合されている。種々の適切なタイプの歯車減少装置を備えることができる。
【0016】
モータ18は、6〜20ボルトの間の操作電圧で機能するのに適している。無負荷状態の下で、そのようなモータ18は、約2.7アンペア(amp)の電流をもって19,500rpm(1分間当たりの回転数)で操作できる。最大効率で、モータ18は、約18.7アンペアの電流と、約153mN−m(1560g−cm)のトルクと、約273Wの出力とを有して、17,040rpmで操作できる。
【0017】
図3もまた参照すると、開示された例示的実施例において、ポンプ16は、偏心輪42とポンプピストン44とを備えている。偏心輪42は歯車減少装置40からの出力に結合されている。偏心輪42は、中心46と回転の中心軸48とを備えている。中心46は、オフセット(offset)50によって回転の中心軸48から偏倚している。このようにして、偏心輪42が矢印52のように回転すると、偏心輪は、図3に示された実線と、図3に示された点線との間で移動する。
【0018】
ポンプピストン44は、偏心輪42の外面に対して配置された後端部54を備えている。偏心輪42は、回転カムのように機能する。開示された例示的実施例において、ポンプ16は、例えばスプリングまたは流体圧力のような、ピストン44を偏心輪42に対して変位する手段(図示せず)を備えている。ピストン44はフレーム12の孔58に摺動可能に配置されている。ピストン44は、矢印60で示されたように孔58内で前後に摺動するのに適している。孔58は、ラム液圧駆動導管システム26に結合されている。開示された例示的実施例において、ピストン44は、約0.312インチの直径を有している。しかしながら、これに替わる実施例において、ピストン44は、種々の適切なタイプの寸法および形状を有している。例えば、ピストン44は、約0.2〜0.5インチの間、または多分それよりも大きい直径を有することができる。1つのタイプの好ましい実施例において、直径は約0.329〜0.330インチである。他のタイプの好ましい実施例において、直径は約0.29インチである。
【0019】
ピストン44が孔58内で外側の方向へ移動すると、液圧流体は、流体リザーバ22から孔58内に吸引される。ピストン44が孔58内で内側の方向へ移動すると、孔58内の液圧流体は、ラム液圧駆動導管システム26内に押圧される。この液圧流体は、ラム30を前方へ移動するためにラム30の後端部に対して連続的に押圧する。ピストン44の一番内側の位置と一番外側の位置との間の移動は、オフセット50の2倍に等しい。これに替わる実施例において、種々の適切なタイプの液圧ポンプ16が提供できる。たとえば、ポンプは、ピストン44の後端部54に対して偏心輪よりはむしろカムを備えることができる。
【0020】
工具10は好ましくは、約8,000〜10,000psi(1平方インチ当たりのポンド)の最大液圧で操作するのに適している。しかしながら、これに替わる実施例において、工具は、6,000psiまたは11,000psiのような種々の適切なタイプの最大液圧で操作するのに適している。上述したシステムを有して、ラム30は、約0.007202ft(フィート)/秒(0.08643インチ/秒)の速度で進むのに適している。液圧クリンプ工具で操作される従来の12Vのバッテリーは、一方において、約0.00439ft/秒(0.05273インチ/秒)のラム前進速度に制限される。このように、ラム30の速度は、従来の技術の12Vのバッテリーで操作される液圧クリンプ工具のラムの速度よりも早い。ラム30の速度はまた、従来の技術の14.4Vのバッテリーで操作される液圧クリンプ工具のラムの速度よりも早い。
【0021】
図4を参照すると、従来の12ボルトのモータの種々の操作パラメータのチャートが示されている。このこのチャート用のパラメータは、従来のバッテリーで操作される液圧クリンプ工具に使用されたRS−775VF−7513の12ボルトのモータに相当する。モータは、18アンペア(amp)でドロー(draw)した場合、ピーク効率(約75%)で操作する。
【0022】
本発明は、産業標準よりも大きい電圧で操作できるバッテリー駆動型液圧クリンプ工具を提供するために企図されている。上記で注記したように、従来の産業標準のバッテリー駆動型液圧クリンプ工具は、代表的には12ボルトのDCかまたは14.4ボルトのDCの公称電圧で操作する。特に比較的高い電圧を使用したバッテリー駆動型液圧クリンプ工具に採用された場合、潜在的実行利点を提供するバッテリーとDCモータ技術における最近の技術的進歩がある。例えば、公称18ボルトのDCバッテリーおよび18ボルトのDC操作とみなされるDCモータの採用は、顕著な利点、すなわちクリンプサイクル時間の減少を提供する。図5もまた参照すると、新しい18ボルトのRS−775WC−8514のモータ用の種々の操作パラメータのチャートが示されている。
【0023】
モータ技術における最近の開発(より高い操作電圧)は、与えられた電流でより高いトルクとより高い効率を提供する。液圧クリンプ工具は、モータのピーク効率につりあう電流ドロー(current draw)で操作するために構成される。これは、バッテリーの充電当たりのクリンプを最適化できる。例示として、図4に示されたRS−775VFのモータ用の12ボルトのDCモータ曲線を考えてみる。ピーク効率で、電流ドローは、モータ速度が約13,000rpmでほぼ18アンペアであり、約17oz−in(オンス−インチ)のトルクを作り出す。このトルク値は、図3に示されたポンプのような往復型液圧ポンプピストンを駆動するためには比較的小さい。これを図5に示されたRS−775WC−8514のモータと比較すると、ピーク効率で、電流ドローは、モータ速度が約17,000rpmでほぼ18アンペアであり、約21oz−inのトルクを作り出す。
【0024】
明瞭に分かるように、18ボルトのモータは、所定の電流ドロー用に12ボルトのモータよりもトルクをより作り出す。換言すれば、18ボルトDCで操作するバッテリー駆動型クリンプ工具は、従来の12ボルトまたは14.4ボルトのクリンプ工具よりも多い利用可能な出力を有している。上述の例は、比較的大きい断面直径のポンプピストンを使用でき、それ故、より短いクリンプサイクル時間を有し、または、12ボルトの古い工具よりも小さい減少装置を有する歯車ボックスを使用することもまた特筆される。さらに、18ボルトの操作電圧に加えてバッテリー駆動型液圧クリンプ工具に使用するために、24ボルトDCまでの産業標準が14.4ボルトDCより大きい他の電圧にもまた関心がある。すべてのこれらの利点を有しているにもかかわらず、比較的高い操作電圧が採用されてきていないけれども、バッテリーで操作される他の工具には比較的高い操作電圧が採用されてきた。
【0025】
液圧工具分野において比較的高い操作電圧が以前採用されてこなかったかという1つの理由は、RS−775WC−8514のモータまたはRS−775VC−8015のモータのような、ハンドヘルド型液圧工具用の適切な電気的モータが以前は利用可能ではなかったからである。比較的高い操作電圧が液圧工具分野において以前採用されてこなかったかという他の理由は、比較的高い公称操作電圧でモータを使用しようと試みた場合に、バッテリー操作型液圧工具において遭遇されるトルクの問題である。特に、増加された公称操作電圧を有するモータが使用されるように試みられた場合、液圧の迅速な増加(ラムの比較的早い速度による)とモータへのその影響のために、モータを損傷する電流スパイクの潜在的問題がある。さらに、バッテリーの充電当たりのバッテリークリンプ回数を引き延ばすために、バッテリー消費(drain)効率用の全体の「駆動」明細を再設計しなければならない問題もまたある。
【0026】
次に示すのは、12ボルトのバッテリー操作型液圧クリンプ工具(RS−775VFのモータを使用した)と、18ボルトのバッテリー操作型液圧クリンプ工具(RS−775WC−8514のモータを使用した)との間の差の比較である。類似する比較は、16ボルトまたはそれ以上で操作するのに適した種々のバッテリー操作型液圧クリンプ工具ですることができる。以下に示された比較は、8000psi(1平方当たりのポンド)の最大操作圧力と、ポンプピストン用に170oz−in(オンス−インチ)のトルク要求と、全クリンプサイクル中での18アンペア電流プロフィル(profile)と、2.2Ah(アンペア−時)のエネルギー密度(2.2Ahは、標準的なバッテリー産業のエネルギー密度である)と、バッテリーのタイプまたは寸法を考慮しないエネルギー密度の最大または最適な使用と、1.7インチのラム走行距離とを想定している。
【0027】
【表1】
【0028】
12ボルト用の実施例:
クリンプ時間=32.24秒
エネルギー密度:バッテリー充電当たり2.2Ah、*3600秒/時=7,920アンペア−秒/充電
電流ドロー=18アンペア
クリンプ当たり使用されたエネルギー密度:
32.24*18=580.32アンペア−秒/クリンプ
バッテリー充電当たりのクリンプ数:
7,920÷580.32=13.64クリンプ/バッテリー充電。
【0029】
18ボルト用の実施例:
クリンプ時間=19.67秒
エネルギー密度:バッテリー充電当たり2.2Ah、*3600秒/時=7,920アンペア−秒/充電
電流ドロー=18アンペア
クリンプ当たり使用されたエネルギー密度:
19.67*18=354.06アンペア−秒/クリンプ
バッテリー充電当たりのクリンプ数:
7,920÷354.06=22.37クリンプ/バッテリー充電
バッテリー電圧の50%増加は、バッテリー充電当たり64%のクリンプの増加を提供する。
【0030】
18ボルトのクリンプ工具は、その比較的大きいトルクとモータ速度の結果、比較的短い時間で多くのクリンプを達成できることが上述の例から明らかである。さらに、18ボルトシステム用のクリンプサイクル時間が比較的短いので、操作者は、バッテリー充電当たりより多いクリンプを得ることができる。
【0031】
これに替わる実施例において、ポンプ用に必要な最大トルクは、約260〜290oz−inの間であり、好ましくは、279のような約270〜280oz−inの間である。しかしながら、ポンプ用に必要な種々の適切な最大トルクが要求される。要求された歯車減少装置は、明らかにポンプのピストンの直径に依存して変わる。上記で注記した例のような約0.312の直径のピストン用に、また、279oz−inの要求されたトルクと18Vモータ用に、歯車減少装置は、約13:1(279÷21≒13.29)の必要がある。歯車減少装置は、0.33インチの直径のピストンポンプを有する工具用として12:1のような、好ましくは10:1〜15:1の範囲の間である。例示的実施例における単一段階(single stage)ポンプに対して、米国特許第5、979、215号に開示されたものに類似する液圧工具に使用された他の公知のポンプは、ラムの迅速な移動用に2つの離間したポンプ面を有する2段階(two−stage)ポンプを使用する。2つの面は約0.9インチ(0.307インチと5/8インチ)の組み合わされた効率的なピストン直径を有していなければならない。しかしながら、複数段階ポンプの使用は、単一段階ポンプよりも付加的なチェックバルブと液圧導管を必要とする。このように、複数段階(multi−stage)ポンプを有する工具は、単一段階ポンプを有するよりも製造するのにより高価になる。しかしながら、本発明は、複数段階ポンプとともに使用できる。
【0032】
上述の計算とサイクル時間は、一定の流れ圧力(8000psi)のサイクルを実行する場合、1.70インチの移動可能なラム走行に基づいている。そのような条件は、実際の操作においてまれに存在する。この条件は、比較の目的のためのみに確立された。クリンプの現実の世界において、圧力はクリンププロセス中に手はずを整える(ramp up)であろう。圧力は、導電体が破壊されるので一定ではないであろう。バッテリー充電当たりのクリンプは、出力消費が少ないので増加するであろう。
【0033】
バッテリー充電当たりのクリンプ数は操作者にとって重要である。典型的には、バッテリー工具は、2つのバッテリーとバッテリー充電器を有して供給される。操作者がクリンプし一方のバッテリーを放電している間、第2のバッテリーは充電できる。他の重要な注記は、クリンプ速度を変える他の方法があることである。例えば、設計者は、ポンプピストンのストロークを増加するために偏心輪(eccentric)を増加できる。同様に、この要求はより大きいトルクとより高い電流ドローである。電流ドローは、充電当たりのクリンプを最大にするためにモータの効率と共に考慮しなければならない。歯車減少装置を変更すると電流ドローを制御できるが、クリンプ速度にもまた影響する。クリンプ速度を変更する他の可能な技法は、ポンプのピストンの直径を大きくすることである。しかしながら、ピストンポンプの負荷は増加し、より多いトルクを必要とする。さらに他のバージョン(version)は、移動可能なラム直径を減少し、また、より高い圧力で操作することである。これらはまたさらにより多いトルクを必要とする。さらに他の方法は、米国特許第5、979、215号に記載されたような装置を使用することである。しかしながら、最良の解決方法は、18ボルトまたはそれ以上で操作するような比較的高い電圧のシステムを使用することが信じられている。
【0034】
図2に示されたように、工具は、ポペット(poppet)バルブ62を備えている。ポペットバルブ62は、ラム液圧駆動導管システム26に結合されている。ポペットバルブ62は、導管システムが8000〜11,000psiのような所定の圧力に到達した場合に開成するのに適している。ポペットバルブが開成した場合、ポンプによって汲み上げられた液圧流体は、導管システム26から出て流体リザーバ22に戻る。ポペットバルブ62は、それが開成した場合可聴音を発生するのに適することができる。この可聴音は、工具10がその最大の所定の液圧に到達し、次に、電気的コネクタのクリンプか完成されたという信号を使用者に出すことができる。
【0035】
開成した場合に比較的大きい可聴音を備えていないポペットバルブを使用することが望まれる。比較的大きい可聴音を有するポペットバルブであっても、騒々しい環境において、使用者はポペットバルブの開成を聞くことができないであろう。したがって、クリンプが完成したとしても、使用者は、モータとポンプとを操作し続けるであろう。これは、バッテリー充電当たりのバッテリー20の作業寿命を減少する。本発明は、ポペットバルブ62が開成した場合を感知するシステムを備えていて、それによって、工具が所定の液圧システム圧力に到達した場合に感知する。
【0036】
開示された例示的実施例において、制御装置24は、モータ18への電気の電流低下(current drop)を感知するのに適している。ポペットバルブ62が開成した場合、モータ18の回転に対する抵抗は減少される。このように、モータ18は、ポペットバルブが開成するけれども、操作するための少ない電流を要求する。ポペットバルブが開成した場合、モータ18は、少ない電流をドロー(draw)する。制御装置24は、この電流低下を感知する。この電流低下が起きた場合、制御装置24は、自動的にモータ18を所定の期間再付勢するのに適している。これに替わる実施例において、種々の適切なタイプの所定の期間を備えることができる。これに替わる実施例において、制御装置24は、操作者によってリセットボタンまたは手順が達成されるまで、モータ18を再作動するのに適している。このタイプのシステムを有して、使用者は、モータ18とポンプ16が停止し、また、聞こえている可聴信号または工具の後端部のLEDからの可視信号に頼る必要がないことを感知できる。使用者は、モータ18とポンプ16とが停止した場合に触知できる(tactile)信号を受ける。このタイプのシステムは、バッテリーエネルギーを節約するのに役立つ。
【0037】
バッテリー操作型液圧工具に生ずる他の問題は、23アンペア以上の電流スパイクのような電流スパイクによる電気モータへの損傷である。電流スパイクは、より早く動くラムを有する工具においてさらに問題となる。クリンプされるべき電気的コネクタからの抵抗にラムが遭遇する場合、液圧システムの液圧は増加し、モータへの負荷が増加する。より早く動くラムを有してこれが突然起きた場合、電流スパイクによる電気モータへの損傷は、特にハンドヘルド型のバッテリー操作型液圧クリンプ工具のような比較的小さいモータにおいて、よりさらに大きな問題となる。
【0038】
本発明は、所定のアンペア数(amperage)以上の電流ドローから、モータを保護するための2つのシステムを使用している。好ましい実施例において、所定のアンペア数は約23アンペアである。しかしながら、これに替わる実施例において、種々の適切なタイプの所定のアンペア数を選択することができる。モータを保護するための第1のシステムは、モータによる電流ドローを感知するのに適し、また、電流ドローが所定のアンペア数を越えた場合に、モータへの電気の急激な供給に適した制御装置24を備えている。図6もまた参照すると、制御装置24は、ブロック64によって示されたようにモータによって電流ドローを検知し、ブロック66によって示されたようにモータへの電気の供給を中断する。これに替わる実施例において、この第1のタイプのシステムは備えられなくとも良い。これに替えて、所定のアンペア数以上の電流ドローからモータを保護するために種々の適切なタイプのシステムを備えることができる。
【0039】
所定のアンペア数以上の電流ドローからモータを保護するための第2のタイプのシステムは、その回転の軸48と相対的な偏心輪42のカムオフセット50と、所定のアンペア数電流ドローを超えることからモータを阻止するために選択されたポンプピストン44の直径とを備えている。しかしながら、第1のタイプのシステムが備えられたような場合、この第2のタイプのシステムは備えられなくとも良い。
【0040】
電流スパイクとその結果としてのモータへの損傷に関する他の問題は、使用者が、クリンプが開始した後であるけれどもクリンプが完成する前に工具を停止した場合におきる。この工具の筋書き(scenario)は、モータへの電流スパイクとモータの損傷の原因となる。制御装置24は、好ましくは、モータの所定のアンペア数(例えば23アンペアのような)以上の電流ドローを阻止するのに適している。このように、制御装置は、このタイプのスタート−ストップ−スタート型工具使用における電流スパイクからモータを保護する。
【0041】
上述の記述は本発明の例示のみであることを理解しなければならない。種々の変更および修正が、本発明から逸脱することなくこの分野の当業者によって具現化できる。したがって、本発明は、請求の範囲の目的内に入るそのようなすべての変更、修正および改変を包含するように企図されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の態様を取り込んだバッテリー操作型液圧電気コネクタクリンプ工具の立面側面図。
【図2】図1に示された工具の構成要素のブロック図。
【図3】図1に示された工具のポンプの部分的概略断面図。
【図4】従来のバッテリーで操作される液圧圧縮工具に使用された従来の12ボルトDCモータ用の操作パラメータのチャート。
【図5】図1に示された工具に使用された新規な18ボルトDCモータ用の操作パラメータのチャート。
【図6】本発明の1つの方法に使用されたステップのブロック図。
【符号の説明】
10……工具; 12……フレーム; 14……作業ヘッド; 16……ポンプ(液圧ポンプ); 18……モータ; 20……バッテリー; 22……流体リザーバ; 24……制御装置; 26……ラム液圧駆動導管システム; 28……フレーム部(部分); 30……ラム; 38、39……作動可能なトリガー(制御トリガー); 36……ハンドル; 40……歯車減少装置(歯車ボックス); 42……偏心輪; 44……ポンプピストン(ピストン); 50……オフセット; 54……後端部; 62……ポペットバルブ
【発明の属する技術分野】
本発明は、バッテリー駆動型(battery powered)液圧工具に関し、特に、バッテリーの寿命を最適化し、より迅速な工具ストロークを提供する工具に関する。
【0002】
【従来の技術】
電気的コネクタをクリンプ(crimp)するためのバッテリー駆動型液圧工具を開示しているものがある(例えば、特許文献1参照。)。従来の工業標準バッテリー駆動型液圧クリンプ工具は、代表的には、公称電圧(nominal voltage)12ボルトのDCまたは14.4ボルトのDCで操作する。
【特許文献1】
米国特許第5、657、417号明細書
【特許文献2】
米国特許第5、979、215号明細書
【特許文献3】
米国特許第6、075、341号明細書
【特許文献4】
米国特許第6、276、627号明細書
【特許文献5】
米国特許第6、304、058号明細書
【特許文献6】
米国特許第6、237、698号明細書
【特許文献7】
米国特許第5、130、700号明細書
【特許文献8】
米国特許第5、309、751号明細書
【特許文献9】
米国特許第5、711、078号明細書
【特許文献10】
米国特許第6、138、346号明細書
【特許文献11】
米国特許第6、309、151号明細書。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の工具よりも短い時間でクリンプを達成できるバッテリー駆動型液圧クリンプ工具に対する要望がある。従来の工具よりも1回のバッテリー充電当たりにつきより多くのクリンプを達成できるバッテリー駆動型液圧クリンプ工具に対する要望もまたある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の1つの態様によれば、バッテリー駆動型液圧工具は、フレームと;フレームに結合されたバッテリーと;フレームに結合されバッテリーによって駆動されるのに適したモータと;および歯車減少変速機によってモータに結合された液圧ポンプとを備えて提供される。モータと歯車減少変速機とは、約10:1から約15:1の間の歯車減少を提供するのに適した歯車減少変速機と、少なくとも約6000psi(1平方インチ当たりのポンド)の圧力を出力するのに適した液圧ポンプとを有し、少なくとも約160oz−in(オンス−インチ)のトルクを出力するのに適している。
【0005】
本発明の他の態様によれば、バッテリー駆動型液圧工具は、液圧流体導管を有するフレームと;フレームに結合されたバッテリーと;フレームに結合されバッテリーによって駆動されるのに適したモータと;および歯車減少変速機によってモータに結合され、また、液圧流体導管に結合された液圧ポンプとを備えて提供される。液圧ポンプは少なくとも約0.29インチよりも小さい直径を有するポンプピストンを備えている。液圧ポンプは液圧流体導管において少なくとも6000psiを発生でき、モータと歯車減少変速機とは少なくとも160oz−inのトルクを発生するのに適している。
【0006】
本発明の他の態様によれば、バッテリー駆動型液圧工具は、フレームと;フレームに移動可能に結合されたラム(ram)と;フレームに結合されたバッテリーと;フレームに結合され、バッテリーによって駆動されるのに適したモータと;歯車減少変速機によってモータに連結された液圧駆動システムとを備えて提供される。液圧駆動システムは、ラムをフレーム上で移動するのに適している。バッテリーは、少なくとも16ボルトの電圧を有している。モータと歯車減少変速機とは、25秒以下においてフレーム上でラムを1.3インチ(in)以上移動し、液圧駆動システムにおいて少なくとも約6000psiの圧力を生成することができる。
【0007】
本発明の他の態様によれば、バッテリー駆動型液圧工具は、フレームと;フレームに結合されたバッテリーと;フレームに結合され、バッテリーによって駆動されるのに適したモータと;モータによって駆動されるようにモータに結合された液圧ポンプと;および、所定のアンペア数(amperage)以上の電流ドロー(current draw)からモータを保護するためのシステムと;を備えて提供される。バッテリーは少なくとも16ボルトの電圧を有する。
【0008】
本発明の他の態様によれば、バッテリー駆動型液圧工具は、液圧流体導管システムを形成するフレームと;フレームに結合されたバッテリーと;フレームに結合され、モータと液圧流体導管システムに結合された液圧ポンプとを備えた駆動システムと;液圧流体導管システムに結合された液圧ポペットバルブと;および、ポペットバルブが開成した場合モータへの電気の電流低下を感知するのに適していて、また、モータを所定期間再作動するのに適した制御装置と;を備えて提供される。
【0009】
本発明の1つの方法によれば、電気的コネクタをクリンプするための移動可能なラムを有するハンドヘルド型(hand held)のバッテリー駆動型液圧工具を操作する方法は、少なくとも16ボルトの電圧を有するバッテリーによって駆動されるモータの駆動軸を少なくとも15,000rpm(1分間当たりの回転数)で回転するステップと;少なくとも0.005ft/秒の速度で工具のラムを前進するためにモータによって工具の液圧ポンプを駆動するステップと;および液圧ポンプから少なくとも6000psiの工具の液圧を生成するステップと;を備えて提供される。
【0010】
本発明の他の方法によれば、電気的コネクタをクリンプするための移動可能なラムを有するハンドヘルド型のバッテリー駆動型液圧工具を構成する方法は、モータを選択するステップと;モータと操作可能な所定の電圧を有するバッテリーを選択するステップと;所望の最大液圧システム操作圧力を選択するステップと;工具のモータと液圧ポンプとの間の歯車減少変速機用の歯車減少比を決定するステップとを備えていて、歯車減少比は、液圧ポンプの所望のトルクに基づいて決定され、選択された所望の最大液圧システム操作圧力は、選択されたモータ用のピーク効率で利用可能なトルクによって割られる(divided)。
本発明の上述した態様と他の態様とは、図面と関連して行なわれる以下の記述において説明される。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1を参照すると、本発明の態様を具現化した工具10の立面側面図が示されている。本発明は、図面に示された例示的な実施例を参照して述べられるけれども、本発明は他の形状の実施例にも具現化できることを理解しなければならない。さらに、部材または材料の種々の寸法、形状またはタイプが使用できる。本発明の態様はまた、バッテリー駆動型液圧切断工具、またはバッテリーで操作される液圧工具の種々のタイプのような他のタイプの工具にも使用できる。
【0012】
工具10は、全体的に、フレーム12と、作業ヘッド14と、ポンプ16と、モータ18と、バッテリー20と、流体リザーバ22と、制御装置24とを備えている。これに替わる実施例において、工具は、付加的な、またはこれに替わる構成要素を備えることができる。図2もまた参照すると、フレーム12は、ラム(ram)液圧駆動導管システム26を形成する。作業ヘッド14は、フレーム部28とラム30とを備えている。フレーム部28は、フレーム12の前端部に固定的に結合されているが、回転可能である。ラム30は部分28に移動可能に結合されている。例示された実施例において、部分28とラム30とは、導電体受容領域32で導電体クリンプダイス(crimping die)(図示せず)を移動可能に収容するのに適している。
【0013】
ラム30は、矢印34によって示されたように、前方と後方へ移動するのに適している。ラム液圧駆動導管システム26は、ポンプ16とラム30の後端部との間に接続されている。ラム30の後端部に対してポンプ16によって汲み上げられた液圧流体は、ラム30を前方へ移動する。工具10は好ましくは、液圧流体の圧力が解放された場合に、この分野で知られているようにラム30をそのホームポジションに戻すのに適したスプリング(図示せず)を備えている。例示された実施例において、ラム30は、約2インチ(in)の直径の後端部を有している。しかしながら、これに替わる実施例において、ラムの後端部は、液圧流体接触面として機能するためのどのように適切な寸法または形状をも有することができる。開示された実施例において、ラム30は、その後部位置とその前部位置との間で、約1.7インチの距離31を移動するのに適している。しかしながら、これに替わる実施例において、距離31は、例えば1.3〜2インチのようなどのように適切な距離にでもできる。
【0014】
フレーム12は、ハンドル36を形成する。バッテリー20は、ハンドル36の底部に取り外し可能に接続されている。しかしながら、これに替わる実施例において、フレーム12は、種々の適切なタイプの形状を備えることができる。さらに、バッテリー20は、フレームの種々の適切な位置に取り外し可能に設けることができる。バッテリー20はまた、工具に固定的に、取り外しできないように設けられ得る。バッテリー20は、好ましくは少なくとも16ボルトの出力ができる再充電可能なバッテリーである。好ましい1つのタイプの実施例において、バッテリー20は、約18ボルトの電圧を出力できる。他の好ましい実施例において、バッテリー20は、約24ボルトの電圧を出力できる。ハンドル36は、使用者が作動可能な2つの制御トリガー38、39を備えている。しかしながら、これに替わる実施例において、使用者が作動可能な種々の適切なタイプの制御装置を備えることができる。制御トリガー38、39は、制御装置24に操作可能に結合されている。
【0015】
モータ18は、制御装置24とバッテリー20とに結合されている。制御装置24は、好ましくは印刷回路基板を備えている。しかしながら、これに替わる実施例において、種々の適切なタイプの制御装置を備えることができる。モータ18は、制御装置24によって制御される。モータ18は、バッテリー20の電圧に対応する公称電圧(nominal voltage)で制御するのに適している。例えば、バッテリー20が約18ボルトの電圧を出力するのに適している場合、モータ18は、約18ボルトの公称電圧で操作するのに適している。開示された例示的実施例において、バッテリー20は18VのDCバッテリーである。モータ18は、好ましくは、日本の千葉県のマブチモータ株式会社によって製造されたRS−775WC−8514のモータである。しかしながら、これに替わる実施例において、16Vの公称電圧以上で操作するのに適した種々の適切なタイプのモータが使用できる。例えば、これに替わる1つの実施例において、モータは、同様にマブチモータ株式会社によって製造された約16.8ボルトの公称操作電圧を有するRS−775VC−8015のモータを備えていても良い。他の実施例として、モータは、24Vの公称電圧で操作するのに適したモータを備えていても良い。モータ18の出力軸は、歯車減少装置すなわち歯車ボックス40によってポンプ16に結合されている。種々の適切なタイプの歯車減少装置を備えることができる。
【0016】
モータ18は、6〜20ボルトの間の操作電圧で機能するのに適している。無負荷状態の下で、そのようなモータ18は、約2.7アンペア(amp)の電流をもって19,500rpm(1分間当たりの回転数)で操作できる。最大効率で、モータ18は、約18.7アンペアの電流と、約153mN−m(1560g−cm)のトルクと、約273Wの出力とを有して、17,040rpmで操作できる。
【0017】
図3もまた参照すると、開示された例示的実施例において、ポンプ16は、偏心輪42とポンプピストン44とを備えている。偏心輪42は歯車減少装置40からの出力に結合されている。偏心輪42は、中心46と回転の中心軸48とを備えている。中心46は、オフセット(offset)50によって回転の中心軸48から偏倚している。このようにして、偏心輪42が矢印52のように回転すると、偏心輪は、図3に示された実線と、図3に示された点線との間で移動する。
【0018】
ポンプピストン44は、偏心輪42の外面に対して配置された後端部54を備えている。偏心輪42は、回転カムのように機能する。開示された例示的実施例において、ポンプ16は、例えばスプリングまたは流体圧力のような、ピストン44を偏心輪42に対して変位する手段(図示せず)を備えている。ピストン44はフレーム12の孔58に摺動可能に配置されている。ピストン44は、矢印60で示されたように孔58内で前後に摺動するのに適している。孔58は、ラム液圧駆動導管システム26に結合されている。開示された例示的実施例において、ピストン44は、約0.312インチの直径を有している。しかしながら、これに替わる実施例において、ピストン44は、種々の適切なタイプの寸法および形状を有している。例えば、ピストン44は、約0.2〜0.5インチの間、または多分それよりも大きい直径を有することができる。1つのタイプの好ましい実施例において、直径は約0.329〜0.330インチである。他のタイプの好ましい実施例において、直径は約0.29インチである。
【0019】
ピストン44が孔58内で外側の方向へ移動すると、液圧流体は、流体リザーバ22から孔58内に吸引される。ピストン44が孔58内で内側の方向へ移動すると、孔58内の液圧流体は、ラム液圧駆動導管システム26内に押圧される。この液圧流体は、ラム30を前方へ移動するためにラム30の後端部に対して連続的に押圧する。ピストン44の一番内側の位置と一番外側の位置との間の移動は、オフセット50の2倍に等しい。これに替わる実施例において、種々の適切なタイプの液圧ポンプ16が提供できる。たとえば、ポンプは、ピストン44の後端部54に対して偏心輪よりはむしろカムを備えることができる。
【0020】
工具10は好ましくは、約8,000〜10,000psi(1平方インチ当たりのポンド)の最大液圧で操作するのに適している。しかしながら、これに替わる実施例において、工具は、6,000psiまたは11,000psiのような種々の適切なタイプの最大液圧で操作するのに適している。上述したシステムを有して、ラム30は、約0.007202ft(フィート)/秒(0.08643インチ/秒)の速度で進むのに適している。液圧クリンプ工具で操作される従来の12Vのバッテリーは、一方において、約0.00439ft/秒(0.05273インチ/秒)のラム前進速度に制限される。このように、ラム30の速度は、従来の技術の12Vのバッテリーで操作される液圧クリンプ工具のラムの速度よりも早い。ラム30の速度はまた、従来の技術の14.4Vのバッテリーで操作される液圧クリンプ工具のラムの速度よりも早い。
【0021】
図4を参照すると、従来の12ボルトのモータの種々の操作パラメータのチャートが示されている。このこのチャート用のパラメータは、従来のバッテリーで操作される液圧クリンプ工具に使用されたRS−775VF−7513の12ボルトのモータに相当する。モータは、18アンペア(amp)でドロー(draw)した場合、ピーク効率(約75%)で操作する。
【0022】
本発明は、産業標準よりも大きい電圧で操作できるバッテリー駆動型液圧クリンプ工具を提供するために企図されている。上記で注記したように、従来の産業標準のバッテリー駆動型液圧クリンプ工具は、代表的には12ボルトのDCかまたは14.4ボルトのDCの公称電圧で操作する。特に比較的高い電圧を使用したバッテリー駆動型液圧クリンプ工具に採用された場合、潜在的実行利点を提供するバッテリーとDCモータ技術における最近の技術的進歩がある。例えば、公称18ボルトのDCバッテリーおよび18ボルトのDC操作とみなされるDCモータの採用は、顕著な利点、すなわちクリンプサイクル時間の減少を提供する。図5もまた参照すると、新しい18ボルトのRS−775WC−8514のモータ用の種々の操作パラメータのチャートが示されている。
【0023】
モータ技術における最近の開発(より高い操作電圧)は、与えられた電流でより高いトルクとより高い効率を提供する。液圧クリンプ工具は、モータのピーク効率につりあう電流ドロー(current draw)で操作するために構成される。これは、バッテリーの充電当たりのクリンプを最適化できる。例示として、図4に示されたRS−775VFのモータ用の12ボルトのDCモータ曲線を考えてみる。ピーク効率で、電流ドローは、モータ速度が約13,000rpmでほぼ18アンペアであり、約17oz−in(オンス−インチ)のトルクを作り出す。このトルク値は、図3に示されたポンプのような往復型液圧ポンプピストンを駆動するためには比較的小さい。これを図5に示されたRS−775WC−8514のモータと比較すると、ピーク効率で、電流ドローは、モータ速度が約17,000rpmでほぼ18アンペアであり、約21oz−inのトルクを作り出す。
【0024】
明瞭に分かるように、18ボルトのモータは、所定の電流ドロー用に12ボルトのモータよりもトルクをより作り出す。換言すれば、18ボルトDCで操作するバッテリー駆動型クリンプ工具は、従来の12ボルトまたは14.4ボルトのクリンプ工具よりも多い利用可能な出力を有している。上述の例は、比較的大きい断面直径のポンプピストンを使用でき、それ故、より短いクリンプサイクル時間を有し、または、12ボルトの古い工具よりも小さい減少装置を有する歯車ボックスを使用することもまた特筆される。さらに、18ボルトの操作電圧に加えてバッテリー駆動型液圧クリンプ工具に使用するために、24ボルトDCまでの産業標準が14.4ボルトDCより大きい他の電圧にもまた関心がある。すべてのこれらの利点を有しているにもかかわらず、比較的高い操作電圧が採用されてきていないけれども、バッテリーで操作される他の工具には比較的高い操作電圧が採用されてきた。
【0025】
液圧工具分野において比較的高い操作電圧が以前採用されてこなかったかという1つの理由は、RS−775WC−8514のモータまたはRS−775VC−8015のモータのような、ハンドヘルド型液圧工具用の適切な電気的モータが以前は利用可能ではなかったからである。比較的高い操作電圧が液圧工具分野において以前採用されてこなかったかという他の理由は、比較的高い公称操作電圧でモータを使用しようと試みた場合に、バッテリー操作型液圧工具において遭遇されるトルクの問題である。特に、増加された公称操作電圧を有するモータが使用されるように試みられた場合、液圧の迅速な増加(ラムの比較的早い速度による)とモータへのその影響のために、モータを損傷する電流スパイクの潜在的問題がある。さらに、バッテリーの充電当たりのバッテリークリンプ回数を引き延ばすために、バッテリー消費(drain)効率用の全体の「駆動」明細を再設計しなければならない問題もまたある。
【0026】
次に示すのは、12ボルトのバッテリー操作型液圧クリンプ工具(RS−775VFのモータを使用した)と、18ボルトのバッテリー操作型液圧クリンプ工具(RS−775WC−8514のモータを使用した)との間の差の比較である。類似する比較は、16ボルトまたはそれ以上で操作するのに適した種々のバッテリー操作型液圧クリンプ工具ですることができる。以下に示された比較は、8000psi(1平方当たりのポンド)の最大操作圧力と、ポンプピストン用に170oz−in(オンス−インチ)のトルク要求と、全クリンプサイクル中での18アンペア電流プロフィル(profile)と、2.2Ah(アンペア−時)のエネルギー密度(2.2Ahは、標準的なバッテリー産業のエネルギー密度である)と、バッテリーのタイプまたは寸法を考慮しないエネルギー密度の最大または最適な使用と、1.7インチのラム走行距離とを想定している。
【0027】
【表1】
【0028】
12ボルト用の実施例:
クリンプ時間=32.24秒
エネルギー密度:バッテリー充電当たり2.2Ah、*3600秒/時=7,920アンペア−秒/充電
電流ドロー=18アンペア
クリンプ当たり使用されたエネルギー密度:
32.24*18=580.32アンペア−秒/クリンプ
バッテリー充電当たりのクリンプ数:
7,920÷580.32=13.64クリンプ/バッテリー充電。
【0029】
18ボルト用の実施例:
クリンプ時間=19.67秒
エネルギー密度:バッテリー充電当たり2.2Ah、*3600秒/時=7,920アンペア−秒/充電
電流ドロー=18アンペア
クリンプ当たり使用されたエネルギー密度:
19.67*18=354.06アンペア−秒/クリンプ
バッテリー充電当たりのクリンプ数:
7,920÷354.06=22.37クリンプ/バッテリー充電
バッテリー電圧の50%増加は、バッテリー充電当たり64%のクリンプの増加を提供する。
【0030】
18ボルトのクリンプ工具は、その比較的大きいトルクとモータ速度の結果、比較的短い時間で多くのクリンプを達成できることが上述の例から明らかである。さらに、18ボルトシステム用のクリンプサイクル時間が比較的短いので、操作者は、バッテリー充電当たりより多いクリンプを得ることができる。
【0031】
これに替わる実施例において、ポンプ用に必要な最大トルクは、約260〜290oz−inの間であり、好ましくは、279のような約270〜280oz−inの間である。しかしながら、ポンプ用に必要な種々の適切な最大トルクが要求される。要求された歯車減少装置は、明らかにポンプのピストンの直径に依存して変わる。上記で注記した例のような約0.312の直径のピストン用に、また、279oz−inの要求されたトルクと18Vモータ用に、歯車減少装置は、約13:1(279÷21≒13.29)の必要がある。歯車減少装置は、0.33インチの直径のピストンポンプを有する工具用として12:1のような、好ましくは10:1〜15:1の範囲の間である。例示的実施例における単一段階(single stage)ポンプに対して、米国特許第5、979、215号に開示されたものに類似する液圧工具に使用された他の公知のポンプは、ラムの迅速な移動用に2つの離間したポンプ面を有する2段階(two−stage)ポンプを使用する。2つの面は約0.9インチ(0.307インチと5/8インチ)の組み合わされた効率的なピストン直径を有していなければならない。しかしながら、複数段階ポンプの使用は、単一段階ポンプよりも付加的なチェックバルブと液圧導管を必要とする。このように、複数段階(multi−stage)ポンプを有する工具は、単一段階ポンプを有するよりも製造するのにより高価になる。しかしながら、本発明は、複数段階ポンプとともに使用できる。
【0032】
上述の計算とサイクル時間は、一定の流れ圧力(8000psi)のサイクルを実行する場合、1.70インチの移動可能なラム走行に基づいている。そのような条件は、実際の操作においてまれに存在する。この条件は、比較の目的のためのみに確立された。クリンプの現実の世界において、圧力はクリンププロセス中に手はずを整える(ramp up)であろう。圧力は、導電体が破壊されるので一定ではないであろう。バッテリー充電当たりのクリンプは、出力消費が少ないので増加するであろう。
【0033】
バッテリー充電当たりのクリンプ数は操作者にとって重要である。典型的には、バッテリー工具は、2つのバッテリーとバッテリー充電器を有して供給される。操作者がクリンプし一方のバッテリーを放電している間、第2のバッテリーは充電できる。他の重要な注記は、クリンプ速度を変える他の方法があることである。例えば、設計者は、ポンプピストンのストロークを増加するために偏心輪(eccentric)を増加できる。同様に、この要求はより大きいトルクとより高い電流ドローである。電流ドローは、充電当たりのクリンプを最大にするためにモータの効率と共に考慮しなければならない。歯車減少装置を変更すると電流ドローを制御できるが、クリンプ速度にもまた影響する。クリンプ速度を変更する他の可能な技法は、ポンプのピストンの直径を大きくすることである。しかしながら、ピストンポンプの負荷は増加し、より多いトルクを必要とする。さらに他のバージョン(version)は、移動可能なラム直径を減少し、また、より高い圧力で操作することである。これらはまたさらにより多いトルクを必要とする。さらに他の方法は、米国特許第5、979、215号に記載されたような装置を使用することである。しかしながら、最良の解決方法は、18ボルトまたはそれ以上で操作するような比較的高い電圧のシステムを使用することが信じられている。
【0034】
図2に示されたように、工具は、ポペット(poppet)バルブ62を備えている。ポペットバルブ62は、ラム液圧駆動導管システム26に結合されている。ポペットバルブ62は、導管システムが8000〜11,000psiのような所定の圧力に到達した場合に開成するのに適している。ポペットバルブが開成した場合、ポンプによって汲み上げられた液圧流体は、導管システム26から出て流体リザーバ22に戻る。ポペットバルブ62は、それが開成した場合可聴音を発生するのに適することができる。この可聴音は、工具10がその最大の所定の液圧に到達し、次に、電気的コネクタのクリンプか完成されたという信号を使用者に出すことができる。
【0035】
開成した場合に比較的大きい可聴音を備えていないポペットバルブを使用することが望まれる。比較的大きい可聴音を有するポペットバルブであっても、騒々しい環境において、使用者はポペットバルブの開成を聞くことができないであろう。したがって、クリンプが完成したとしても、使用者は、モータとポンプとを操作し続けるであろう。これは、バッテリー充電当たりのバッテリー20の作業寿命を減少する。本発明は、ポペットバルブ62が開成した場合を感知するシステムを備えていて、それによって、工具が所定の液圧システム圧力に到達した場合に感知する。
【0036】
開示された例示的実施例において、制御装置24は、モータ18への電気の電流低下(current drop)を感知するのに適している。ポペットバルブ62が開成した場合、モータ18の回転に対する抵抗は減少される。このように、モータ18は、ポペットバルブが開成するけれども、操作するための少ない電流を要求する。ポペットバルブが開成した場合、モータ18は、少ない電流をドロー(draw)する。制御装置24は、この電流低下を感知する。この電流低下が起きた場合、制御装置24は、自動的にモータ18を所定の期間再付勢するのに適している。これに替わる実施例において、種々の適切なタイプの所定の期間を備えることができる。これに替わる実施例において、制御装置24は、操作者によってリセットボタンまたは手順が達成されるまで、モータ18を再作動するのに適している。このタイプのシステムを有して、使用者は、モータ18とポンプ16が停止し、また、聞こえている可聴信号または工具の後端部のLEDからの可視信号に頼る必要がないことを感知できる。使用者は、モータ18とポンプ16とが停止した場合に触知できる(tactile)信号を受ける。このタイプのシステムは、バッテリーエネルギーを節約するのに役立つ。
【0037】
バッテリー操作型液圧工具に生ずる他の問題は、23アンペア以上の電流スパイクのような電流スパイクによる電気モータへの損傷である。電流スパイクは、より早く動くラムを有する工具においてさらに問題となる。クリンプされるべき電気的コネクタからの抵抗にラムが遭遇する場合、液圧システムの液圧は増加し、モータへの負荷が増加する。より早く動くラムを有してこれが突然起きた場合、電流スパイクによる電気モータへの損傷は、特にハンドヘルド型のバッテリー操作型液圧クリンプ工具のような比較的小さいモータにおいて、よりさらに大きな問題となる。
【0038】
本発明は、所定のアンペア数(amperage)以上の電流ドローから、モータを保護するための2つのシステムを使用している。好ましい実施例において、所定のアンペア数は約23アンペアである。しかしながら、これに替わる実施例において、種々の適切なタイプの所定のアンペア数を選択することができる。モータを保護するための第1のシステムは、モータによる電流ドローを感知するのに適し、また、電流ドローが所定のアンペア数を越えた場合に、モータへの電気の急激な供給に適した制御装置24を備えている。図6もまた参照すると、制御装置24は、ブロック64によって示されたようにモータによって電流ドローを検知し、ブロック66によって示されたようにモータへの電気の供給を中断する。これに替わる実施例において、この第1のタイプのシステムは備えられなくとも良い。これに替えて、所定のアンペア数以上の電流ドローからモータを保護するために種々の適切なタイプのシステムを備えることができる。
【0039】
所定のアンペア数以上の電流ドローからモータを保護するための第2のタイプのシステムは、その回転の軸48と相対的な偏心輪42のカムオフセット50と、所定のアンペア数電流ドローを超えることからモータを阻止するために選択されたポンプピストン44の直径とを備えている。しかしながら、第1のタイプのシステムが備えられたような場合、この第2のタイプのシステムは備えられなくとも良い。
【0040】
電流スパイクとその結果としてのモータへの損傷に関する他の問題は、使用者が、クリンプが開始した後であるけれどもクリンプが完成する前に工具を停止した場合におきる。この工具の筋書き(scenario)は、モータへの電流スパイクとモータの損傷の原因となる。制御装置24は、好ましくは、モータの所定のアンペア数(例えば23アンペアのような)以上の電流ドローを阻止するのに適している。このように、制御装置は、このタイプのスタート−ストップ−スタート型工具使用における電流スパイクからモータを保護する。
【0041】
上述の記述は本発明の例示のみであることを理解しなければならない。種々の変更および修正が、本発明から逸脱することなくこの分野の当業者によって具現化できる。したがって、本発明は、請求の範囲の目的内に入るそのようなすべての変更、修正および改変を包含するように企図されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の態様を取り込んだバッテリー操作型液圧電気コネクタクリンプ工具の立面側面図。
【図2】図1に示された工具の構成要素のブロック図。
【図3】図1に示された工具のポンプの部分的概略断面図。
【図4】従来のバッテリーで操作される液圧圧縮工具に使用された従来の12ボルトDCモータ用の操作パラメータのチャート。
【図5】図1に示された工具に使用された新規な18ボルトDCモータ用の操作パラメータのチャート。
【図6】本発明の1つの方法に使用されたステップのブロック図。
【符号の説明】
10……工具; 12……フレーム; 14……作業ヘッド; 16……ポンプ(液圧ポンプ); 18……モータ; 20……バッテリー; 22……流体リザーバ; 24……制御装置; 26……ラム液圧駆動導管システム; 28……フレーム部(部分); 30……ラム; 38、39……作動可能なトリガー(制御トリガー); 36……ハンドル; 40……歯車減少装置(歯車ボックス); 42……偏心輪; 44……ポンプピストン(ピストン); 50……オフセット; 54……後端部; 62……ポペットバルブ
Claims (40)
- バッテリー駆動型液圧工具であって:
フレームと;
フレームに結合されたバッテリーと;
フレームに結合されバッテリーによって駆動されるのに適したモータと;および
歯車減少変速機によってモータに結合された液圧ポンプと;
を備えていて、
モータと歯車減少変速機とは、約10:1から約15:1の歯車減少を提供するのに適した歯車減少変速機と、少なくとも約6000psiの圧力を出力するのに適した液圧ポンプとを有し、少なくとも約160oz−inのトルクを出力するのに適しているバッテリー駆動型液圧工具。 - バッテリーは、少なくとも16ボルトの電圧を有する請求項1記載のバッテリー駆動型液圧工具。
- バッテリーは、約18ボルトの電圧を有する請求項2記載のバッテリー駆動型液圧工具。
- バッテリーは、約24ボルトの電圧を有する請求項2記載のバッテリー駆動型液圧工具。
- モータと歯車減少変速機とのトルク出力は少なくとも約260oz−inのトルクである請求項1記載のバッテリー駆動型液圧工具。
- 歯車減少変速機は、少なくとも約12:1の歯車減少を提供するのに適している請求項1記載のバッテリー駆動型液圧工具。
- 液圧ポンプは、少なくとも約8000psiの圧力を出力するのに適している請求項1記載のバッテリー駆動型液圧工具。
- 液圧ポンプは、約8000〜10,000psiの圧力を出力するのに適している請求項1記載のバッテリー駆動型液圧工具。
- フレームに移動可能に結合されたラムをさらに備えていて、このラムは、液圧ポンプからの液圧によって移動されるようになっていて、フレームが液圧導管システムを備えていて、液圧導管システムと、液圧ポンプと、モータと、歯車減少変速機とは、少なくとも約0.007ft/秒の速度でラムを移動するのに適している請求項1記載のバッテリー駆動型液圧工具。
- 液圧ポンプは、約0.35インチより小さい直径を有するポンプピストンを備えている請求項1記載のバッテリー駆動型液圧工具。
- バッテリー駆動型液圧工具であって:
液圧流体導管を有するフレームと;
フレームに結合されたバッテリーと;
フレームに結合されバッテリーによって駆動されるのに適したモータと;および
歯車減少変速機によってモータに結合され、また、液圧流体導管に結合された液圧ポンプと;
を備えていて、液圧ポンプは約0.4インチよりも小さい直径を有するポンプピストンを備えていて、液圧ポンプは液圧流体導管において少なくとも6000psiを発生でき、モータと歯車減少変速機とは少なくとも160oz−inのトルクを発生するのに適しているバッテリー駆動型液圧工具。 - バッテリーは、少なくとも16ボルトの電圧を有する請求項11記載のバッテリー駆動型液圧工具。
- バッテリーは、約18ボルトの電圧を有する請求項12記載のバッテリー駆動型液圧工具。
- バッテリーは、約24ボルトの電圧を有する請求項12記載のバッテリー駆動型液圧工具。
- モータと歯車減少変速機とのトルク出力は少なくとも約270〜280oz−inのトルクである請求項11記載のバッテリー駆動型液圧工具。
- 歯車減少変速機は、少なくとも約12:1〜15:1の間の歯車減少を提供するのに適している請求項11記載のバッテリー駆動型液圧工具。
- 液圧ポンプは、少なくとも約8000psiの圧力を出力するのに適している請求項11記載のバッテリー駆動型液圧工具。
- 液圧ポンプは、約8000〜10,000psiの圧力を出力するのに適している請求項11記載のバッテリー駆動型液圧工具。
- フレームに移動可能に結合されたラムをさらに備えていて、このラムは、液圧ポンプからの液圧によって移動されるようになっていて、液圧流体導管と、液圧ポンプと、モータと、歯車減少変速機とは、少なくとも約0.007ft/秒の速度でラムを移動するのに適している請求項11記載のバッテリー駆動型液圧工具。
- バッテリー駆動型液圧電気コネクタであって:
フレームと;
フレームに移動可能に結合されたラムと;
フレームに結合され、少なくとも16ボルトの電圧を有するバッテリーと;
フレームに結合され、バッテリーによって駆動されるのに適したモータと;および
歯車減少変速機によってモータに連結されていてラムをフレーム上で移動するのに適した液圧駆動システムと;
を備えていて、モータと歯車減少変速機とは、液圧駆動システムの圧力が少なくとも約6000psiで、25秒以下においてフレーム上でラムを1.3インチ以上移動する液圧駆動システムを駆動するのに適しているバッテリー駆動型液圧電気コネクタ。 - バッテリーは、少なくとも18ボルトの電圧を有する請求項20記載のバッテリー駆動型液圧電気コネクタ。
- バッテリーは、約24ボルトの電圧を有する請求項21記載のバッテリー駆動型液圧電気コネクタ。
- モータと歯車減少変速機とのトルク出力は少なくとも約170oz−inのトルクである請求項20記載のバッテリー駆動型液圧電気コネクタ。
- 歯車減少変速機は、約8:1またはそれ以下の歯車減少を提供するのに適している請求項20記載のバッテリー駆動型液圧工具。
- 液圧ポンプは、少なくとも約8000psiの圧力を液圧駆動システムに生成するのに適している請求項20記載のバッテリー駆動型液圧電気コネクタ。
- 液圧ポンプは、約8000〜11,000psiの圧力を液圧駆動システムに生成するのに適している請求項20記載のバッテリー駆動型液圧電気コネクタ。
- 液圧駆動システムと、モータと、歯車減少変速機とは、ラムを少なくとも0.006ft/秒の速度で移動するのに適している請求項20記載のバッテリー駆動型液圧電気コネクタ。
- 液圧ポンプは、0.4インチより小さい直径を有するポンプピストンを備えている請求項20記載のバッテリー駆動型液圧電気コネクタ。
- バッテリー駆動型液圧工具であって:
フレームと;
フレームに結合され、少なくとも16ボルトの電圧を有するバッテリーと;
フレームに結合され、バッテリーによって駆動されるのに適したモータと;
変速機によってモータに結合された液圧ポンプと;および
所定のアンペア数以上の電流ドローからモータを保護するためのシステムと;を備えたバッテリー駆動型液圧工具。 - 所定のアンペア数は、約23アンペアである請求項29記載のバッテリー駆動型液圧工具。
- モータを保護するためのシステムは、モータによる電流ドローを感知するのに適していて、また、電流ドローが所定のアンペア数を越えた場合にモータへの電気の供給を遮断するのに適している制御装置を備えている請求項29記載のバッテリー駆動型液圧工具。
- 液圧ポンプは、回転カムによって駆動される往復動式ポンプピストンを有していて、モータを保護するためのシステムは、その回転軸に関して回転カムのカムオフセットを備えていて、ポンプピストンの直径は、モータが所定のアンペア数の電流ドローを越えることから阻止するために選択される請求項29記載のバッテリー駆動型液圧工具。
- バッテリー駆動型液圧工具であって:
液圧流体導管システムを形成するフレームと;
フレームに結合されたバッテリーと;
フレームに結合され、モータと液圧流体導管システムに結合された液圧ポンプとを備えた駆動システムと;
液圧流体導管システムに結合された液圧ポペットバルブと;および
ポペットバルブが開成した場合モータへの電気の電流低下を感知するのに適していて、また、モータを所定期間再作動するのに適した制御装置と;
を備えたバッテリー駆動型液圧工具。 - 所定期間は、約2〜3秒である請求項33記載のバッテリー駆動型液圧工具。
- 電気的コネクタをクリンプするための移動可能なラムを有するハンドヘルド型のバッテリー駆動型液圧工具を操作する方法であって:
少なくとも16ボルトの電圧を有するバッテリーによって駆動されるモータの駆動軸を少なくとも15,000rpmで回転するステップと;
少なくとも0.005ft/秒の速度で工具のラムを前進するためにモータによって工具の液圧ポンプを駆動するステップと;および
液圧ポンプから少なくとも6000psiの工具の液圧を生成するステップと;
を備えた方法。 - 駆動するステップは、少なくとも0.006ft/秒の速度でラムを前進する請求項35記載の方法。
- 駆動するステップは、少なくとも0.007ft/秒の速度でラムを前進する請求項35記載の方法。
- 駆動軸を回転するステップは、少なくとも17,000rpmの速度で駆動軸を回転する請求項35記載の方法。
- 液圧を生成するステップは、少なくとも8000psiの圧力を生成する請求項35記載の方法。
- 液圧を生成するステップは、8000〜11,000psiの間の圧力を生成できる請求項38記載の方法。
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