JP2004000341A - 相性判定方法、相性判定サーバ、相性判定プログラム、および該プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】端末から受信した撮影画像に基づいて新たな情報を提供する。
【解決手段】相性判定サーバ１４は、利用者端末１１と公衆網１２およびインターネット１３を介して通信を行なうものである。相性判定サーバ１４は、通信部３２にて顔画像を受信し、制御部３０にて、受信された顔画像に基づいて顔の特徴点を抽出し、抽出された顔の特徴点に基づいて顔の類型を特定し、かつ、２つの顔画像からそれぞれ特定された２人の顔の類型の組合せに対応する２人の相性を判定する。相性判定サーバ１４は、判定された２人の相性を、通信部３２から利用者端末１１に送信する。
【選択図】 図８
【解決手段】相性判定サーバ１４は、利用者端末１１と公衆網１２およびインターネット１３を介して通信を行なうものである。相性判定サーバ１４は、通信部３２にて顔画像を受信し、制御部３０にて、受信された顔画像に基づいて顔の特徴点を抽出し、抽出された顔の特徴点に基づいて顔の類型を特定し、かつ、２つの顔画像からそれぞれ特定された２人の顔の類型の組合せに対応する２人の相性を判定する。相性判定サーバ１４は、判定された２人の相性を、通信部３２から利用者端末１１に送信する。
【選択図】 図８
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、利用者端末から通信ネットワークを介して受信した撮影画像に基づいて情報や娯楽を提供する方法およびサーバに関するものである。具体的には、本発明は、２つの顔画像に基づいて２人の相性を判定する相性判定方法および相性判定サーバに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
近時、インターネットの普及により、利用者に種々の情報および娯楽を提供するサイトが運営されている。特に、携帯電話システムにおける「ｉモード（登録商標）」などの名称で知られている文字情報サービスにより、携帯電話端末からインターネット上のサイトにアクセスできるようになると、インターネット上の種々の情報および娯楽を、携帯電話端末から手軽に取得できるようになっている。
【０００３】
また、デジタルカメラの普及により、インターネット上で撮影画像のやりとりが頻繁になされるようになっている。特に、撮影機能を有する携帯電話端末が市販されるようになると、携帯電話端末どうしで手軽に撮影画像のやりとりが行なわれるようになっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、端末から受信した撮影画像に基づいて種々の情報や娯楽を提供するサイトが現れてきているとはいえ未だ十分であるとは言えない。
【０００５】
本発明は上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、端末から受信した撮影画像に基づいて新たな情報を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の相性判定方法は、通信ネットワークを介して顔画像を取得し、取得された顔画像に基づいて、顔の特徴点を抽出し、抽出された顔の特徴点に基づいて顔の類型を特定し、２つの前記顔画像からそれぞれ特定された２つの顔の類型の組合せに対応する２人の相性を判定し、判定された２人の相性を、通信ネットワークを介して提供することを特徴としている。
【０００７】
上記の方法によると、顔画像を含む撮影画像から、顔の特徴点を抽出し、抽出された顔の特徴点に基づいて顔の類型を特定し、これを２つの撮影画像について行なうことにより、特定された２つの顔の類型の組合せに対応する２人の相性が提供される。したがって、利用者は、顔画像を含む２つの撮影画像を端末から送信することにより、２人の相性という新たな情報を取得することができる。
【０００８】
また、利用者は、端末から２つの前記撮影画像を送信するだけで、顔の特徴に基づく２人の相性を取得することができる。したがって、顔の特徴に基づく２人の相性を取得するために、利用者が顔の特徴を示す幾つかの情報を送信する必要がないから、端末にて手軽に２人の相性を取得することができる。
【０００９】
特に、端末が撮影機能を有する携帯電話端末である場合には、顔を接写し、得られた顔画像を送信することが手軽に行なえるから、より効果的である。
【００１０】
また、本発明の相性判定方法は、上記の方法において、各人の顔画像を複数個記憶し、記憶された複数の顔画像の中から、相性判定に利用する顔画像の組合せを選択することを特徴としている。
【００１１】
一般に、撮影時の被写体の表情、カメラと被写体との位置関係などによって、顔画像に現れる顔の特徴は変化する。このため、同じ２人の相性を判定しても、受信した顔画像によっては判定が異なることがある。
【００１２】
したがって、上記の方法によると、各人の複数の顔画像の中から様々な組合せを選択して相性判定を行なうことができるから、利用者は、例えば、表情を変えて撮影した複数の顔画像を利用することにより、多彩な相性情報を取得することができる。
【００１３】
また、本発明の相性判定サーバは、利用者端末と通信ネットワークを介して通信を行なう相性判定サーバであって、通信ネットワークを介して顔画像を受信する受信手段と、受信された顔画像に基づいて、顔の特徴点を抽出する特徴点抽出手段と、抽出された顔の特徴点に基づいて顔の類型を特定する類型特定手段と、２つの前記顔画像からそれぞれ特定された２人の顔の類型の組合せに対応する２人の相性を判定する相性判定手段と、判定された２人の相性を、通信ネットワークを介して送信する送信手段とを備えることを特徴としている。
【００１４】
上記の構成によると、受信手段にて受信した顔画像を含む撮影画像から、特徴点抽出手段にて顔の特徴点を抽出し、類型特定手段にて顔の類型を特定し、これを２つの撮影画像について行なうことにより、相性判定手段にて特定された２つの顔の類型の組合せに対応する２人の相性が判定されて、送信手段にて２人の相性が端末に送信される。したがって、利用者は、顔画像を含む２つの撮影画像を端末から送信することにより、２人の相性という新たな情報を取得することができる。
【００１５】
また、利用者は、端末から２つの前記撮影画像を送信するだけで、顔の特徴に基づく２人の相性を取得することができる。したがって、顔の特徴に基づく２人の相性を取得するために、利用者が顔の特徴を示す幾つかの情報を送信する必要がないから、端末にて手軽に２人の相性を取得することができる。
【００１６】
特に、端末が撮影機能を有する携帯電話端末である場合には、顔を接写し、得られた顔画像を送信することが手軽に行なえるから、より効果的である。
【００１７】
また、本発明の相性判定サーバは、上記の構成において、各人の顔画像を複数個記憶できる画像記憶手段と、該画像記憶手段に記憶された複数の顔画像の中から、相性判定に利用する顔画像を選択する画像選択手段とをさらに備えることを特徴としている。
【００１８】
ここで、画像選択手段による顔画像の選択は、端末から受信した指示情報に基づいて行なってもよいし、相性判定サーバが、所定の条件に基づいて、或いはランダムに行なってもよい。
【００１９】
上記の構成によると、画像記憶手段に記憶された各人の複数の顔画像の中から画像選択手段にて様々な組合せを選択して相性判定を行なうことができるから、利用者は、例えば、表情を変えて撮影した複数の顔画像を利用することにより、多彩な相性情報を取得することができる。
【００２０】
なお、上記の相性判定方法を相性判定プログラムとしてコンピュータに実行させることができる。さらに、前記相性判定プログラムをコンピュータで読取り可能な記録媒体に記憶させることにより、任意のコンピュータ上で上記相性判定方法を実行させることができる。
【００２１】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態について図１〜図１０に基づいて説明すれば、以下のとおりである。図１は、本実施形態における相性判定システムの概略構成を示している。本実施形態の相性判定システム１０では、利用者端末１１から公衆網１２およびインターネット１３を介して相性判定サーバ１４に２人の顔画像が送信され、相性判定サーバ１４にて２人の顔画像に基づいて２人の相性が判定され、その判定結果が相性判定サーバ１４からインターネット１３および公衆網１２を介して利用者端末１１に送信されるシステムである。以下、各構成について詳細に説明する。
【００２２】
利用者端末１１としては、携帯電話端末およびＰＣ（パーソナルコンピュータ）が挙げられるが、顔画像データを相性判定サーバ１４に送信し、かつ、相性判定サーバ１４から相性判定結果を受信することが可能なものであれば、任意のものを使用できる。また、利用者端末１１は、撮影機能を有することが望ましいが、デジタルカメラにて撮影された撮影画像データを記録媒体または通信を介して受信可能であれば、撮影機能を有する必要はない。
【００２３】
図２は、撮影機能を有する利用者端末１１の概略構成を示している。利用者端末１１は、制御部２０、撮影部２１、表示部２２、入力部２３、記憶部２４、および通信部２５を備える。制御部２０は、利用者端末１１の各種構成の動作を統括的に制御するものである。
【００２４】
撮影部２１は、レンズ、撮像素子などを備えたデジタルカメラによって構成されており、撮影により撮影画像データを作成して制御部２０に送信する。なお、本実施形態では、撮影部２１は、人間の顔の部分を撮影することができればよいので、望遠レンズや広角レンズを備える必要はない。
【００２５】
表示部２２は、ＣＲＴ（陰極線管）、ＬＣＤ（液晶表示素子）などの表示デバイスによって構成されており、制御部２０から受信した表示データに基づいて、文字や画像などの各種の情報を表示する。
【００２６】
入力部２３は、利用者から各種の入力を受け付けるものであり、多数の入力用ボタンやキーボードによって構成されている。入力部２３は、利用者から入力された情報を入力データに変換して制御部２０に送信する。
【００２７】
記憶部２４は、ＲＯＭ（Ｒｅａｄ Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ）、ＲＡＭ（Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ）、ハードディスクなどの記憶装置を備える。記憶部２４に記憶される内容としては、制御部２０における各種構成の制御動作を行なうための制御プログラム、ＯＳ（Ｏｐｅｒａｔｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ）プログラム、ならびにその他各種プログラムおよび各種データが挙げられる。
【００２８】
通信部２５は、公衆網１２およびインターネット１３を介して相性判定サーバ１４と通信を行なうためのものである。通信部２５は、制御部２０から受信した画像データなどのデータを、公衆網１２上でのデータ通信に適した形式に変換した後、相性判定サーバ１４へ向けて公衆網１２上に送信する。
【００２９】
また、通信部２５は、相性判定サーバ１４からインターネット１３および公衆網１２を介して受信した相性判定結果データなどのデータを装置内部のデータ形式に変換した後、制御部２０に送信する。
【００３０】
公衆網１２としては、固定アナログ電話回線、ＩＳＤＮ（Ｉｎｔｅｇｒａｔｅｄ Ｓｅｒｖｉｃｅｓ Ｄｉｇｉｔａｌ Ｎｅｔｗｏｒｋ）、ＰＨＳ（Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｈａｎｄｙｐｈｏｎｅ Ｓｙｓｔｅｍ）（登録商標）、携帯電話システムなどを含む公衆電話網などの任意の公衆網を単独でまたは組み合わせて利用することができる。
【００３１】
図３は、相性判定サーバ１４の概略構成を示している。相性判定サーバ１４は、インターネットのＷＷＷ（Ｗｏｒｌｄ Ｗｉｄｅ Ｗｅｂ）サーバである。これにより、利用者は、利用者端末１１からＵＲＬ（Ｕｎｉｆｏｒｍ Ｒｅｓｏｕｒｃｅ Ｌｏｃａｔｏｒｓ）を送信することにより、相性判定サーバ１４に格納されたホームページを閲覧することができる。前記相性判定サーバ１４は、制御部３０、記憶部３１、および通信部３２を備える。
【００３２】
制御部３０は、相性判定サーバ１４の各種構成の動作を統括的に制御するものである。制御部３０における各種構成の動作制御は、制御プログラムをコンピュータ上で実行させることによって行なわれる。
【００３３】
制御プログラムは、例えばＣＤ−ＲＯＭなどのリムーバブルメディアに記録されているものを読み出して使用する形態であってもよいし、ハードディスクなどにインストールされたものを読み出して使用する形態であってもよい。また、制御部３０がインターネットなどの通信ネットワークを介して前記制御プログラムをダウンロードしてハードディスクなどにインストールして実行する形態なども考えられる。
【００３４】
記憶部３１は、ＲＯＭ、ＲＡＭ、ハードディスクなどの記憶装置を備える。記憶部３１には、各種プログラムおよび各種データが記憶され、例えば、制御部３０における各種構成の制御動作を行なうための制御プログラム、ＯＳプログラム、相性判定を実行する相性判定プログラム、相性判定のための各種操作を利用者が行なうために、利用者端末１１に表示するホームページ（図９・１０）、利用者から送信された顔画像データ、相性判定のために利用されるプログラムおよびデータ（後述）などが記憶される。
【００３５】
通信部３２は、インターネット１３および公衆網１２を介して利用者端末１１と通信を行なうためのものである。通信部３２は、制御部３０から受信したデータを、インターネット１３上でのデータ通信に適した形式に変換した後、利用者端末１１向けてインターネット１３上に送信する。また、通信部３２は、利用者端末１１から公衆網１２およびインターネット１３を介して受信したデータを装置内部のデータ形式に変換した後、制御部３０に送信する。
【００３６】
次に、相性判定サーバ１４における相性判定動作に利用されるプログラムおよびデータについて説明する。これらのプログラムおよびデータは、上述のように、記憶部３１に記憶されている。
【００３７】
まず、画像認識技術を用いて、顔画像から顔の特徴点を抽出するプログラムが記憶部３１に記憶されている。具体的には、図４（ａ）に示すような、利用者端末１１から受信した顔画像４０に対し、画像認識技術を利用して、同図（ｂ）に示すような、顔の特徴点４１…を抽出するものである。
【００３８】
また、抽出された特徴点４１…に基づいて、図５に示すような、顔の輪郭（丸型・長型）の判別と、目、鼻、および口の大きさ（大・中・小）の判別とを行なうプログラムが記憶部３１に記憶されている。
【００３９】
また、判別された顔の各部分の特徴に基づいて分類される複数の顔タイプのデータが記憶部３１に記憶されている。本実施形態で利用している顔タイプは、目、鼻、および口の何れか１つが大きいまたは小さいという６種類に、それら以外のバランス型である１種類を加えた７種類が、丸型および長型の輪郭それぞれについて存在する合計１４種類の顔タイプ（顔タイプ１〜顔タイプ１４）である。
【００４０】
また、図６に示すように、１４種類の顔タイプのそれぞれに関する男女ごとの顔タイプコメント、すなわち２８種類の顔タイプコメントデータ４３が記憶部３１に記憶されている。各顔タイプコメントには、顔の特徴に基づく性格やアドバイスなどが含まれる。
【００４１】
また、図７に示すように、男性の顔タイプ（１４種類）のそれぞれと、女性の顔タイプ（１４種類）のそれぞれとの組合せに対応する相性コメント、すなわち１９６種類の相性コメントデータ４４が記憶部３１に記憶されている。各相性コメントには、相性の程度を示す数値（０〜１００％）の他に、相性の内容やアドバイスなどが含まれる。
【００４２】
次に、上記構成の相性判定システム１０における動作について説明する。まず、利用者端末１１から相性判定サーバ１４にアクセスすることにより、図９に示すようなホームページ５０が利用者端末１１の表示部２２に表示される。このホームページ５０には、顔画像送信ボタン５１、顔画像登録リスト表示用プルダウンメニュー５２・５４、登録済顔画像表示ボタン５３・５５、相性判定ボタン５６などが設けられている。
【００４３】
まず、利用者端末１１の撮影部２１を用いて撮影を行なうことにより、顔画像データが作成される。次に、利用者が顔画像送信ボタン５１を選択することにより、前記顔画像データと、女性及び男性の何れであるかの情報とを添付した電子メールを相性判定サーバ１４に送信する。これにより、女性または男性の顔画像が相性判定サーバ１４に登録される。なお、登録された顔画像は、登録済顔画像表示ボタン５３・５５を選択することにより、相性判定サーバ１４から受信して表示部２２に表示することができる。
【００４４】
本実施形態では、上記の動作を繰り返すことにより、女性および男性のそれぞれについて複数の顔画像を登録することができる。この場合、前記プルダウンメニュー５２・５４を利用して、登録済の顔画像の何れかを選択することができる。
【００４５】
次に、利用者が相性判定ボタン５６を選択することにより、図８に示す相性判定処理が相性判定サーバ１４にて実行される。まず、前記プルダウンメニュー５２・５４によって選択された男女の顔画像データを記憶部３１から読み出す（ステップＳ１）。
【００４６】
次に、読み出された男女の顔画像について、図４（ｂ）に示すように、顔の特徴点４１…を抽出する（ステップＳ２）。次に、図５に示すように、抽出した特徴点に基づいて、顔の輪郭と、目、鼻、および口の大きさを判別し、該判別に基づいて、予め定められた１４種類の顔タイプの中から顔タイプを男女それぞれで特定する（ステップＳ３）。このとき、特定された男女それぞれの顔タイプに対応する顔タイプコメントを、図６に示す顔タイプコメントデータ４３の中から検索しておく。
【００４７】
次に、特定された男女それぞれの顔タイプの組合せに対応する相性コメントを、図７に示す相性コメントデータ４４の中から検索する（ステップＳ４）。そして、各コメント、すなわち検索された男女それぞれの顔タイプコメントと、検索された相性コメントとを、判定結果のホームページデータとともに、利用者端末１１に送信し（ステップＳ５）、その後、相性判定処理が終了する。
【００４８】
このとき、利用者端末１１の表示部２２には、図１０に示す判定結果のホームページ６０が表示される。ホームページ６０には、「相性ピッタリ度」の欄に、相性コメント内の相性の程度を示す数値が記載され、「占いポイント」の欄に、男女それぞれの顔タイプコメントが記載され、かつ、「二人の相性」の欄に、相性コメント内の内容が記載される。これにより、利用者は、相性に関する情報を取得することができる。
【００４９】
したがって、本実施形態の相性判定システム１０では、利用者は、利用者端末１１を用いて、撮影部２１にて撮影された２つの顔画像を相性判定サーバ１４に送信することにより、相性判定サーバ１４から２人の相性という新たな情報を取得することができる。
【００５０】
また、利用者は、利用者端末１１から２つの顔画像を送信するだけで、相性判定サーバ１４から顔の特徴に基づく２人の相性を取得することができる。したがって、顔の特徴に基づく２人の相性を取得するために、利用者が顔の特徴を示す幾つかの情報を利用者端末１１から送信する必要がないから、利用者端末１１から手軽に２人の相性を取得することができる。
【００５１】
また、利用者の選択により、相性判定サーバ１４の記憶部３１に記憶された各人の複数の顔画像の中から様々な組合せを選択して相性判定を行なうことができるから、利用者は、例えば、表情を変えて撮影した複数の顔画像を相性判定サーバ１４に登録することにより、２人の多彩な相性を取得することができる。
【００５２】
なお、本実施形態では、異性の相性を判定しているが、これに限定されるものではなく、例えば、同性の友達どうしの顔画像から友達としての相性を判定することもできる。
【００５３】
【発明の効果】
以上のように、本発明の相性判定方法は、通信ネットワークを介して顔画像を取得し、取得された顔画像に基づいて、顔の特徴点を抽出し、抽出された顔の特徴点に基づいて顔の類型を特定し、２つの前記顔画像からそれぞれ特定された２つの顔の類型の組合せに対応する２人の相性を判定し、判定された２人の相性を、通信ネットワークを介して提供している。
【００５４】
これにより、利用者は、顔画像を含む２つの撮影画像を端末から送信することにより、２人の相性という新たな情報を取得できるという効果を奏する。また、利用者は、顔の特徴に基づく２人の相性を取得するために、利用者が顔の特徴を示す幾つかの情報を送信する必要がないから、端末にて手軽に２人の相性を取得できるという効果を奏する。特に、端末が撮影機能を有する携帯電話端末である場合には、顔を接写し、得られた顔画像を送信することが手軽に行なえるから、より効果的である。
【００５５】
また、本発明の相性判定方法は、以上のように、上記の方法において、各人の顔画像を複数個記憶し、記憶された複数の顔画像の中から、相性判定に利用する顔画像の組合せを選択している。
【００５６】
これにより、各人の複数の顔画像の中から様々な組合せを選択して相性判定を行なうことができるから、利用者は、多彩な相性情報を取得できるという効果を奏する。
【００５７】
また、本発明の相性判定サーバは、以上のように、利用者端末と通信ネットワークを介して通信を行なう相性判定サーバであって、通信ネットワークを介して顔画像を受信する受信手段と、受信された顔画像に基づいて、顔の特徴点を抽出する特徴点抽出手段と、抽出された顔の特徴点に基づいて顔の類型を特定する類型特定手段と、２つの前記顔画像からそれぞれ特定された２人の顔の類型の組合せに対応する２人の相性を判定する相性判定手段と、判定された２人の相性を、通信ネットワークを介して送信する送信手段とを備える構成である。
【００５８】
これにより、利用者は、顔画像を含む２つの撮影画像を端末から送信することにより、２人の相性という新たな情報を取得できるという効果を奏する。また、利用者は、顔の特徴に基づく２人の相性を取得するために、利用者が顔の特徴を示す幾つかの情報を送信する必要がないから、端末にて手軽に２人の相性を取得できるという効果を奏する。特に、端末が撮影機能を有する携帯電話端末である場合には、顔を接写し、得られた顔画像を送信することが手軽に行なえるから、より効果的である。
【００５９】
また、本発明の相性判定サーバは、以上のように、上記の構成において、各人の顔画像を複数個記憶できる画像記憶手段と、該画像記憶手段に記憶された複数の顔画像の中から、相性判定に利用する顔画像を選択する画像選択手段とをさらに備える構成である。
【００６０】
これにより、画像記憶手段に記憶された各人の複数の顔画像の中から画像選択手段にて様々な組合せを選択して相性判定を行なうことができるから、利用者は、多彩な相性情報を取得できるという効果を奏する。
【００６１】
なお、上記の相性判定方法を相性判定プログラムとしてコンピュータに実行させることができる。さらに、前記相性判定プログラムをコンピュータで読取り可能な記録媒体に記憶させることにより、任意のコンピュータ上で上記相性判定方法を実行させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態である相性判定システムの概要を示すブロック図である。
【図２】本実施形態における利用者端末の概略構成を示すブロック図である。
【図３】本実施形態における相性判定サーバの概略構成を示すブロック図である。
【図４】同図（ａ）は、相性判定サーバにて受信された顔画像を示す図であり、同図（ｂ）は、該顔画像から顔の特徴点を抽出した画像を示す図である。
【図５】本実施形態において顔の各部の特徴を判別する内容を示す図表である。
【図６】本実施形態において、複数の顔タイプとそれに対応する男女それぞれの顔タイプコメントとが格納された顔タイプコメントデータを示す図表である。
【図７】本実施形態において、男女それぞれの顔タイプの組合せに対応する相性コメントが格納された相性コメントデータを示す図表である。
【図８】本実施形態の相性判定サーバにおける相性判定動作を示すフローチャートである。
【図９】本実施形態の利用者端末に表示される相性判定実行前の画像を示す図である。
【図１０】本実施形態の利用者端末に表示される相性判定結果の画像を示す図である。
【符号の説明】
１１ 利用者端末
１２ 公衆網（通信ネットワーク）
１３ インターネット（通信ネットワーク）
１４ 相性判定サーバ
３０ 制御部（特徴点抽出手段、類型特定手段、相性判定手段、画像選択手段）
３１ 記憶部（画像記憶手段）
３２ 通信部（受信手段、送信手段）
【発明の属する技術分野】
本発明は、利用者端末から通信ネットワークを介して受信した撮影画像に基づいて情報や娯楽を提供する方法およびサーバに関するものである。具体的には、本発明は、２つの顔画像に基づいて２人の相性を判定する相性判定方法および相性判定サーバに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
近時、インターネットの普及により、利用者に種々の情報および娯楽を提供するサイトが運営されている。特に、携帯電話システムにおける「ｉモード（登録商標）」などの名称で知られている文字情報サービスにより、携帯電話端末からインターネット上のサイトにアクセスできるようになると、インターネット上の種々の情報および娯楽を、携帯電話端末から手軽に取得できるようになっている。
【０００３】
また、デジタルカメラの普及により、インターネット上で撮影画像のやりとりが頻繁になされるようになっている。特に、撮影機能を有する携帯電話端末が市販されるようになると、携帯電話端末どうしで手軽に撮影画像のやりとりが行なわれるようになっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、端末から受信した撮影画像に基づいて種々の情報や娯楽を提供するサイトが現れてきているとはいえ未だ十分であるとは言えない。
【０００５】
本発明は上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、端末から受信した撮影画像に基づいて新たな情報を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の相性判定方法は、通信ネットワークを介して顔画像を取得し、取得された顔画像に基づいて、顔の特徴点を抽出し、抽出された顔の特徴点に基づいて顔の類型を特定し、２つの前記顔画像からそれぞれ特定された２つの顔の類型の組合せに対応する２人の相性を判定し、判定された２人の相性を、通信ネットワークを介して提供することを特徴としている。
【０００７】
上記の方法によると、顔画像を含む撮影画像から、顔の特徴点を抽出し、抽出された顔の特徴点に基づいて顔の類型を特定し、これを２つの撮影画像について行なうことにより、特定された２つの顔の類型の組合せに対応する２人の相性が提供される。したがって、利用者は、顔画像を含む２つの撮影画像を端末から送信することにより、２人の相性という新たな情報を取得することができる。
【０００８】
また、利用者は、端末から２つの前記撮影画像を送信するだけで、顔の特徴に基づく２人の相性を取得することができる。したがって、顔の特徴に基づく２人の相性を取得するために、利用者が顔の特徴を示す幾つかの情報を送信する必要がないから、端末にて手軽に２人の相性を取得することができる。
【０００９】
特に、端末が撮影機能を有する携帯電話端末である場合には、顔を接写し、得られた顔画像を送信することが手軽に行なえるから、より効果的である。
【００１０】
また、本発明の相性判定方法は、上記の方法において、各人の顔画像を複数個記憶し、記憶された複数の顔画像の中から、相性判定に利用する顔画像の組合せを選択することを特徴としている。
【００１１】
一般に、撮影時の被写体の表情、カメラと被写体との位置関係などによって、顔画像に現れる顔の特徴は変化する。このため、同じ２人の相性を判定しても、受信した顔画像によっては判定が異なることがある。
【００１２】
したがって、上記の方法によると、各人の複数の顔画像の中から様々な組合せを選択して相性判定を行なうことができるから、利用者は、例えば、表情を変えて撮影した複数の顔画像を利用することにより、多彩な相性情報を取得することができる。
【００１３】
また、本発明の相性判定サーバは、利用者端末と通信ネットワークを介して通信を行なう相性判定サーバであって、通信ネットワークを介して顔画像を受信する受信手段と、受信された顔画像に基づいて、顔の特徴点を抽出する特徴点抽出手段と、抽出された顔の特徴点に基づいて顔の類型を特定する類型特定手段と、２つの前記顔画像からそれぞれ特定された２人の顔の類型の組合せに対応する２人の相性を判定する相性判定手段と、判定された２人の相性を、通信ネットワークを介して送信する送信手段とを備えることを特徴としている。
【００１４】
上記の構成によると、受信手段にて受信した顔画像を含む撮影画像から、特徴点抽出手段にて顔の特徴点を抽出し、類型特定手段にて顔の類型を特定し、これを２つの撮影画像について行なうことにより、相性判定手段にて特定された２つの顔の類型の組合せに対応する２人の相性が判定されて、送信手段にて２人の相性が端末に送信される。したがって、利用者は、顔画像を含む２つの撮影画像を端末から送信することにより、２人の相性という新たな情報を取得することができる。
【００１５】
また、利用者は、端末から２つの前記撮影画像を送信するだけで、顔の特徴に基づく２人の相性を取得することができる。したがって、顔の特徴に基づく２人の相性を取得するために、利用者が顔の特徴を示す幾つかの情報を送信する必要がないから、端末にて手軽に２人の相性を取得することができる。
【００１６】
特に、端末が撮影機能を有する携帯電話端末である場合には、顔を接写し、得られた顔画像を送信することが手軽に行なえるから、より効果的である。
【００１７】
また、本発明の相性判定サーバは、上記の構成において、各人の顔画像を複数個記憶できる画像記憶手段と、該画像記憶手段に記憶された複数の顔画像の中から、相性判定に利用する顔画像を選択する画像選択手段とをさらに備えることを特徴としている。
【００１８】
ここで、画像選択手段による顔画像の選択は、端末から受信した指示情報に基づいて行なってもよいし、相性判定サーバが、所定の条件に基づいて、或いはランダムに行なってもよい。
【００１９】
上記の構成によると、画像記憶手段に記憶された各人の複数の顔画像の中から画像選択手段にて様々な組合せを選択して相性判定を行なうことができるから、利用者は、例えば、表情を変えて撮影した複数の顔画像を利用することにより、多彩な相性情報を取得することができる。
【００２０】
なお、上記の相性判定方法を相性判定プログラムとしてコンピュータに実行させることができる。さらに、前記相性判定プログラムをコンピュータで読取り可能な記録媒体に記憶させることにより、任意のコンピュータ上で上記相性判定方法を実行させることができる。
【００２１】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態について図１〜図１０に基づいて説明すれば、以下のとおりである。図１は、本実施形態における相性判定システムの概略構成を示している。本実施形態の相性判定システム１０では、利用者端末１１から公衆網１２およびインターネット１３を介して相性判定サーバ１４に２人の顔画像が送信され、相性判定サーバ１４にて２人の顔画像に基づいて２人の相性が判定され、その判定結果が相性判定サーバ１４からインターネット１３および公衆網１２を介して利用者端末１１に送信されるシステムである。以下、各構成について詳細に説明する。
【００２２】
利用者端末１１としては、携帯電話端末およびＰＣ（パーソナルコンピュータ）が挙げられるが、顔画像データを相性判定サーバ１４に送信し、かつ、相性判定サーバ１４から相性判定結果を受信することが可能なものであれば、任意のものを使用できる。また、利用者端末１１は、撮影機能を有することが望ましいが、デジタルカメラにて撮影された撮影画像データを記録媒体または通信を介して受信可能であれば、撮影機能を有する必要はない。
【００２３】
図２は、撮影機能を有する利用者端末１１の概略構成を示している。利用者端末１１は、制御部２０、撮影部２１、表示部２２、入力部２３、記憶部２４、および通信部２５を備える。制御部２０は、利用者端末１１の各種構成の動作を統括的に制御するものである。
【００２４】
撮影部２１は、レンズ、撮像素子などを備えたデジタルカメラによって構成されており、撮影により撮影画像データを作成して制御部２０に送信する。なお、本実施形態では、撮影部２１は、人間の顔の部分を撮影することができればよいので、望遠レンズや広角レンズを備える必要はない。
【００２５】
表示部２２は、ＣＲＴ（陰極線管）、ＬＣＤ（液晶表示素子）などの表示デバイスによって構成されており、制御部２０から受信した表示データに基づいて、文字や画像などの各種の情報を表示する。
【００２６】
入力部２３は、利用者から各種の入力を受け付けるものであり、多数の入力用ボタンやキーボードによって構成されている。入力部２３は、利用者から入力された情報を入力データに変換して制御部２０に送信する。
【００２７】
記憶部２４は、ＲＯＭ（Ｒｅａｄ Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ）、ＲＡＭ（Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ）、ハードディスクなどの記憶装置を備える。記憶部２４に記憶される内容としては、制御部２０における各種構成の制御動作を行なうための制御プログラム、ＯＳ（Ｏｐｅｒａｔｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ）プログラム、ならびにその他各種プログラムおよび各種データが挙げられる。
【００２８】
通信部２５は、公衆網１２およびインターネット１３を介して相性判定サーバ１４と通信を行なうためのものである。通信部２５は、制御部２０から受信した画像データなどのデータを、公衆網１２上でのデータ通信に適した形式に変換した後、相性判定サーバ１４へ向けて公衆網１２上に送信する。
【００２９】
また、通信部２５は、相性判定サーバ１４からインターネット１３および公衆網１２を介して受信した相性判定結果データなどのデータを装置内部のデータ形式に変換した後、制御部２０に送信する。
【００３０】
公衆網１２としては、固定アナログ電話回線、ＩＳＤＮ（Ｉｎｔｅｇｒａｔｅｄ Ｓｅｒｖｉｃｅｓ Ｄｉｇｉｔａｌ Ｎｅｔｗｏｒｋ）、ＰＨＳ（Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｈａｎｄｙｐｈｏｎｅ Ｓｙｓｔｅｍ）（登録商標）、携帯電話システムなどを含む公衆電話網などの任意の公衆網を単独でまたは組み合わせて利用することができる。
【００３１】
図３は、相性判定サーバ１４の概略構成を示している。相性判定サーバ１４は、インターネットのＷＷＷ（Ｗｏｒｌｄ Ｗｉｄｅ Ｗｅｂ）サーバである。これにより、利用者は、利用者端末１１からＵＲＬ（Ｕｎｉｆｏｒｍ Ｒｅｓｏｕｒｃｅ Ｌｏｃａｔｏｒｓ）を送信することにより、相性判定サーバ１４に格納されたホームページを閲覧することができる。前記相性判定サーバ１４は、制御部３０、記憶部３１、および通信部３２を備える。
【００３２】
制御部３０は、相性判定サーバ１４の各種構成の動作を統括的に制御するものである。制御部３０における各種構成の動作制御は、制御プログラムをコンピュータ上で実行させることによって行なわれる。
【００３３】
制御プログラムは、例えばＣＤ−ＲＯＭなどのリムーバブルメディアに記録されているものを読み出して使用する形態であってもよいし、ハードディスクなどにインストールされたものを読み出して使用する形態であってもよい。また、制御部３０がインターネットなどの通信ネットワークを介して前記制御プログラムをダウンロードしてハードディスクなどにインストールして実行する形態なども考えられる。
【００３４】
記憶部３１は、ＲＯＭ、ＲＡＭ、ハードディスクなどの記憶装置を備える。記憶部３１には、各種プログラムおよび各種データが記憶され、例えば、制御部３０における各種構成の制御動作を行なうための制御プログラム、ＯＳプログラム、相性判定を実行する相性判定プログラム、相性判定のための各種操作を利用者が行なうために、利用者端末１１に表示するホームページ（図９・１０）、利用者から送信された顔画像データ、相性判定のために利用されるプログラムおよびデータ（後述）などが記憶される。
【００３５】
通信部３２は、インターネット１３および公衆網１２を介して利用者端末１１と通信を行なうためのものである。通信部３２は、制御部３０から受信したデータを、インターネット１３上でのデータ通信に適した形式に変換した後、利用者端末１１向けてインターネット１３上に送信する。また、通信部３２は、利用者端末１１から公衆網１２およびインターネット１３を介して受信したデータを装置内部のデータ形式に変換した後、制御部３０に送信する。
【００３６】
次に、相性判定サーバ１４における相性判定動作に利用されるプログラムおよびデータについて説明する。これらのプログラムおよびデータは、上述のように、記憶部３１に記憶されている。
【００３７】
まず、画像認識技術を用いて、顔画像から顔の特徴点を抽出するプログラムが記憶部３１に記憶されている。具体的には、図４（ａ）に示すような、利用者端末１１から受信した顔画像４０に対し、画像認識技術を利用して、同図（ｂ）に示すような、顔の特徴点４１…を抽出するものである。
【００３８】
また、抽出された特徴点４１…に基づいて、図５に示すような、顔の輪郭（丸型・長型）の判別と、目、鼻、および口の大きさ（大・中・小）の判別とを行なうプログラムが記憶部３１に記憶されている。
【００３９】
また、判別された顔の各部分の特徴に基づいて分類される複数の顔タイプのデータが記憶部３１に記憶されている。本実施形態で利用している顔タイプは、目、鼻、および口の何れか１つが大きいまたは小さいという６種類に、それら以外のバランス型である１種類を加えた７種類が、丸型および長型の輪郭それぞれについて存在する合計１４種類の顔タイプ（顔タイプ１〜顔タイプ１４）である。
【００４０】
また、図６に示すように、１４種類の顔タイプのそれぞれに関する男女ごとの顔タイプコメント、すなわち２８種類の顔タイプコメントデータ４３が記憶部３１に記憶されている。各顔タイプコメントには、顔の特徴に基づく性格やアドバイスなどが含まれる。
【００４１】
また、図７に示すように、男性の顔タイプ（１４種類）のそれぞれと、女性の顔タイプ（１４種類）のそれぞれとの組合せに対応する相性コメント、すなわち１９６種類の相性コメントデータ４４が記憶部３１に記憶されている。各相性コメントには、相性の程度を示す数値（０〜１００％）の他に、相性の内容やアドバイスなどが含まれる。
【００４２】
次に、上記構成の相性判定システム１０における動作について説明する。まず、利用者端末１１から相性判定サーバ１４にアクセスすることにより、図９に示すようなホームページ５０が利用者端末１１の表示部２２に表示される。このホームページ５０には、顔画像送信ボタン５１、顔画像登録リスト表示用プルダウンメニュー５２・５４、登録済顔画像表示ボタン５３・５５、相性判定ボタン５６などが設けられている。
【００４３】
まず、利用者端末１１の撮影部２１を用いて撮影を行なうことにより、顔画像データが作成される。次に、利用者が顔画像送信ボタン５１を選択することにより、前記顔画像データと、女性及び男性の何れであるかの情報とを添付した電子メールを相性判定サーバ１４に送信する。これにより、女性または男性の顔画像が相性判定サーバ１４に登録される。なお、登録された顔画像は、登録済顔画像表示ボタン５３・５５を選択することにより、相性判定サーバ１４から受信して表示部２２に表示することができる。
【００４４】
本実施形態では、上記の動作を繰り返すことにより、女性および男性のそれぞれについて複数の顔画像を登録することができる。この場合、前記プルダウンメニュー５２・５４を利用して、登録済の顔画像の何れかを選択することができる。
【００４５】
次に、利用者が相性判定ボタン５６を選択することにより、図８に示す相性判定処理が相性判定サーバ１４にて実行される。まず、前記プルダウンメニュー５２・５４によって選択された男女の顔画像データを記憶部３１から読み出す（ステップＳ１）。
【００４６】
次に、読み出された男女の顔画像について、図４（ｂ）に示すように、顔の特徴点４１…を抽出する（ステップＳ２）。次に、図５に示すように、抽出した特徴点に基づいて、顔の輪郭と、目、鼻、および口の大きさを判別し、該判別に基づいて、予め定められた１４種類の顔タイプの中から顔タイプを男女それぞれで特定する（ステップＳ３）。このとき、特定された男女それぞれの顔タイプに対応する顔タイプコメントを、図６に示す顔タイプコメントデータ４３の中から検索しておく。
【００４７】
次に、特定された男女それぞれの顔タイプの組合せに対応する相性コメントを、図７に示す相性コメントデータ４４の中から検索する（ステップＳ４）。そして、各コメント、すなわち検索された男女それぞれの顔タイプコメントと、検索された相性コメントとを、判定結果のホームページデータとともに、利用者端末１１に送信し（ステップＳ５）、その後、相性判定処理が終了する。
【００４８】
このとき、利用者端末１１の表示部２２には、図１０に示す判定結果のホームページ６０が表示される。ホームページ６０には、「相性ピッタリ度」の欄に、相性コメント内の相性の程度を示す数値が記載され、「占いポイント」の欄に、男女それぞれの顔タイプコメントが記載され、かつ、「二人の相性」の欄に、相性コメント内の内容が記載される。これにより、利用者は、相性に関する情報を取得することができる。
【００４９】
したがって、本実施形態の相性判定システム１０では、利用者は、利用者端末１１を用いて、撮影部２１にて撮影された２つの顔画像を相性判定サーバ１４に送信することにより、相性判定サーバ１４から２人の相性という新たな情報を取得することができる。
【００５０】
また、利用者は、利用者端末１１から２つの顔画像を送信するだけで、相性判定サーバ１４から顔の特徴に基づく２人の相性を取得することができる。したがって、顔の特徴に基づく２人の相性を取得するために、利用者が顔の特徴を示す幾つかの情報を利用者端末１１から送信する必要がないから、利用者端末１１から手軽に２人の相性を取得することができる。
【００５１】
また、利用者の選択により、相性判定サーバ１４の記憶部３１に記憶された各人の複数の顔画像の中から様々な組合せを選択して相性判定を行なうことができるから、利用者は、例えば、表情を変えて撮影した複数の顔画像を相性判定サーバ１４に登録することにより、２人の多彩な相性を取得することができる。
【００５２】
なお、本実施形態では、異性の相性を判定しているが、これに限定されるものではなく、例えば、同性の友達どうしの顔画像から友達としての相性を判定することもできる。
【００５３】
【発明の効果】
以上のように、本発明の相性判定方法は、通信ネットワークを介して顔画像を取得し、取得された顔画像に基づいて、顔の特徴点を抽出し、抽出された顔の特徴点に基づいて顔の類型を特定し、２つの前記顔画像からそれぞれ特定された２つの顔の類型の組合せに対応する２人の相性を判定し、判定された２人の相性を、通信ネットワークを介して提供している。
【００５４】
これにより、利用者は、顔画像を含む２つの撮影画像を端末から送信することにより、２人の相性という新たな情報を取得できるという効果を奏する。また、利用者は、顔の特徴に基づく２人の相性を取得するために、利用者が顔の特徴を示す幾つかの情報を送信する必要がないから、端末にて手軽に２人の相性を取得できるという効果を奏する。特に、端末が撮影機能を有する携帯電話端末である場合には、顔を接写し、得られた顔画像を送信することが手軽に行なえるから、より効果的である。
【００５５】
また、本発明の相性判定方法は、以上のように、上記の方法において、各人の顔画像を複数個記憶し、記憶された複数の顔画像の中から、相性判定に利用する顔画像の組合せを選択している。
【００５６】
これにより、各人の複数の顔画像の中から様々な組合せを選択して相性判定を行なうことができるから、利用者は、多彩な相性情報を取得できるという効果を奏する。
【００５７】
また、本発明の相性判定サーバは、以上のように、利用者端末と通信ネットワークを介して通信を行なう相性判定サーバであって、通信ネットワークを介して顔画像を受信する受信手段と、受信された顔画像に基づいて、顔の特徴点を抽出する特徴点抽出手段と、抽出された顔の特徴点に基づいて顔の類型を特定する類型特定手段と、２つの前記顔画像からそれぞれ特定された２人の顔の類型の組合せに対応する２人の相性を判定する相性判定手段と、判定された２人の相性を、通信ネットワークを介して送信する送信手段とを備える構成である。
【００５８】
これにより、利用者は、顔画像を含む２つの撮影画像を端末から送信することにより、２人の相性という新たな情報を取得できるという効果を奏する。また、利用者は、顔の特徴に基づく２人の相性を取得するために、利用者が顔の特徴を示す幾つかの情報を送信する必要がないから、端末にて手軽に２人の相性を取得できるという効果を奏する。特に、端末が撮影機能を有する携帯電話端末である場合には、顔を接写し、得られた顔画像を送信することが手軽に行なえるから、より効果的である。
【００５９】
また、本発明の相性判定サーバは、以上のように、上記の構成において、各人の顔画像を複数個記憶できる画像記憶手段と、該画像記憶手段に記憶された複数の顔画像の中から、相性判定に利用する顔画像を選択する画像選択手段とをさらに備える構成である。
【００６０】
これにより、画像記憶手段に記憶された各人の複数の顔画像の中から画像選択手段にて様々な組合せを選択して相性判定を行なうことができるから、利用者は、多彩な相性情報を取得できるという効果を奏する。
【００６１】
なお、上記の相性判定方法を相性判定プログラムとしてコンピュータに実行させることができる。さらに、前記相性判定プログラムをコンピュータで読取り可能な記録媒体に記憶させることにより、任意のコンピュータ上で上記相性判定方法を実行させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態である相性判定システムの概要を示すブロック図である。
【図２】本実施形態における利用者端末の概略構成を示すブロック図である。
【図３】本実施形態における相性判定サーバの概略構成を示すブロック図である。
【図４】同図（ａ）は、相性判定サーバにて受信された顔画像を示す図であり、同図（ｂ）は、該顔画像から顔の特徴点を抽出した画像を示す図である。
【図５】本実施形態において顔の各部の特徴を判別する内容を示す図表である。
【図６】本実施形態において、複数の顔タイプとそれに対応する男女それぞれの顔タイプコメントとが格納された顔タイプコメントデータを示す図表である。
【図７】本実施形態において、男女それぞれの顔タイプの組合せに対応する相性コメントが格納された相性コメントデータを示す図表である。
【図８】本実施形態の相性判定サーバにおける相性判定動作を示すフローチャートである。
【図９】本実施形態の利用者端末に表示される相性判定実行前の画像を示す図である。
【図１０】本実施形態の利用者端末に表示される相性判定結果の画像を示す図である。
【符号の説明】
１１ 利用者端末
１２ 公衆網（通信ネットワーク）
１３ インターネット（通信ネットワーク）
１４ 相性判定サーバ
３０ 制御部（特徴点抽出手段、類型特定手段、相性判定手段、画像選択手段）
３１ 記憶部（画像記憶手段）
３２ 通信部（受信手段、送信手段）
Claims (6)
- 通信ネットワークを介して顔画像を取得し、
取得された顔画像に基づいて、顔の特徴点を抽出し、
抽出された顔の特徴点に基づいて顔の類型を特定し、
２つの前記顔画像からそれぞれ特定された２つの顔の類型の組合せに対応する２人の相性を判定し、
判定された２人の相性を、通信ネットワークを介して提供することを特徴とする相性判定方法。 - 各人の顔画像を複数個記憶し、
記憶された複数の顔画像の中から、相性判定に利用する顔画像の組合せを選択することを特徴とする請求項１に記載の相性判定方法。 - 利用者端末と通信ネットワークを介して通信を行なう相性判定サーバであって、
通信ネットワークを介して顔画像を受信する受信手段と、
受信された顔画像に基づいて、顔の特徴点を抽出する特徴点抽出手段と、
抽出された顔の特徴点に基づいて顔の類型を特定する類型特定手段と、
２つの前記顔画像からそれぞれ特定された２人の顔の類型の組合せに対応する２人の相性を判定する相性判定手段と、
判定された２人の相性を、通信ネットワークを介して送信する送信手段とを備えることを特徴とする相性判定サーバ。 - 各人の顔画像を複数個記憶できる画像記憶手段と、
該画像記憶手段に記憶された複数の顔画像の中から、相性判定に利用する顔画像の組合せを選択する画像選択手段とをさらに備えることを特徴とする請求項３に記載の相性判定サーバ。 - 請求項１または２に記載の相性判定方法をコンピュータに実行させるための相性判定プログラム。
- 請求項５に記載の相性判定プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
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