JP2003535610A - チェックロッド - Google Patents

チェックロッド

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JP2003535610A
JP2003535610A JP2002503124A JP2002503124A JP2003535610A JP 2003535610 A JP2003535610 A JP 2003535610A JP 2002503124 A JP2002503124 A JP 2002503124A JP 2002503124 A JP2002503124 A JP 2002503124A JP 2003535610 A JP2003535610 A JP 2003535610A
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ダニエル ハッジ オリバー
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モリンズ ピーエルシー
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    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24CMACHINES FOR MAKING CIGARS OR CIGARETTES
    • A24C5/00Making cigarettes; Making tipping materials for, or attaching filters or mouthpieces to, cigars or cigarettes
    • A24C5/32Separating, ordering, counting or examining cigarettes; Regulating the feeding of tobacco according to rod or cigarette condition
    • A24C5/34Examining cigarettes or the rod, e.g. for regulating the feeding of tobacco; Removing defective cigarettes
    • A24C5/3418Examining cigarettes or the rod, e.g. for regulating the feeding of tobacco; Removing defective cigarettes by pneumatic means
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N15/00Investigating characteristics of particles; Investigating permeability, pore-volume or surface-area of porous materials
    • G01N15/08Investigating permeability, pore-volume, or surface area of porous materials
    • G01N15/082Investigating permeability by forcing a fluid through a sample
    • G01N15/0826Investigating permeability by forcing a fluid through a sample and measuring fluid flow rate, i.e. permeation rate or pressure change

Abstract

(57)【要約】 長手方向に通気性を有するロッドの特性を計測する装置のためのチェックロッド(1)であって、中空の円筒状の本体(2)を具え、この本体(2)は第一、第二および第三の横壁(4,5,6)と、本体(2)と第一および第二の横壁(4,5)とで規定される第一のチャンバー(7)と、本体(2)と第二および第三の横壁(5,6)とで規定される第二のチャンバー(8)と、側面方向から第一のチャンバー(7)へ空気を流入させる少なくとも一つの第一の通気窓と、側面方向から第二のチャンバー(8)へ空気を流入させる少なくとも一つの第二の通気窓と、両端で開口し、層流を提供する管(9,10,11)とを具え、前記管を貫通する層流は前記横壁を貫通する空気流のみであり、前記管は、横壁(4)を貫通して第一のチャンバー(7)内で開口する少なくとも一つの短い層流管(9)と、横壁(5,6)を貫通して第二のチャンバー(8)内で開口する少なくとも一つの中間長さの層流管(10)と、当該チェックロッドの長さ全体に亘る空気の流れを許容する、横壁(4,5,6)を貫通する少なくとも一つの長い層流管(11)とを具える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、長手方向に通気性を有するロッド、例えば煙草のロッド、フィルタ
付煙草のロッド、フィルタロッドおよびその類似物の適切な特性の測定に関する
ものである。
【0002】 煙草、フィルタ付煙草およびフィルタロッドなどの大量生産される喫煙用品の
規格を維持するため、サンプル品を生産工程から取り出して解析する。測定する
重要なパラメータには、圧力降下(または吸引時の空気抵抗)、重量、寸法およ
び通気がある。
【0003】 従来、こうした特性は完全に自動化した試験装置を用いて測定している。これ
らの装置は、正しく測定を行っているか否かをチェックする必要がある。
【0004】 従来、試験装置は認知されている規格を利用してチェックを行っている。これ
らの装置は特殊な器具で、またガラス製であるため高価かつ破損し易いものであ
った。公知の測定用チェックロッドは、信頼性の低い圧力および通気の試験結果
しか得られない弱い空気の流れの特性を有しているため、満足できるものではな
かった。
【0005】 本発明により提供されるチェックロッドは、長手方向に通気性を有するロッド
の特性を計測する装置のためのものであって、 細長でほぼ中空かつほぼ円筒状の本体と、 前記本体の長手方向に離間する第一、第二および第三の横壁と、 前記本体と、前記第一および第二の横壁とで規定される第一の長手方向チャン
バーと、 前記本体と、前記第二および第三の横壁とで規定される第二の長手方向チャン
バーと、 前記本体の外部から側面方向に前記第一のチャンバーへの空気の流入を許容す
る少なくとも一つの第一の通気窓と、 前記本体の外部から側面方向に前記第二のチャンバーへの空気の流入を許容す
る少なくとも一つの第二の通気窓と、 両端で開口し、層流を提供する管とを具え、 前記管を貫通する層流は前記横壁を貫通する空気流のみであり、 前記管が、前記第一の横壁を貫通して前記第一のチャンバー内で開口する少な
くとも一つの短い層流管と、 前記第一および第二の横壁を貫通して前記第二のチャンバー内で開口する少な
くとも一つの中間長さの層流管と、 該チェックロッドの長さ全体に亘る空気の流れを許容する、前記第一、第二お
よび第三の横壁を貫通する少なくとも一つの長い層流管とを具えるものである。
【0006】 層流管は層流に対する抵抗体として機能する。各管は、これら管を通過する空
気流に対する基準抵抗値を与える。層流管の数、寸法および配置はチェックロッ
ドを通過する空気流の所定の抵抗値を提供するように選ばれる。この空気流は、
(第一の窓を通過する通気が存在する時の)第一のチャンバーから第一の横壁を
通過する流れ、および(第二の窓を通過する通気が存在する時の)第二のチャン
バーから第一および第二の横壁を通過する流れであり、第一の窓および/または
第二の窓は、試験するサンプルロッドに対応するために、チェックロッドを一端
もしくは両端で通気不可能あるいは通気可能となるように(例えば包むことで)
閉鎖することができる。チェックロッドは測定装置の所定位置に配置し、圧力降
下を測定する。測定値と所定値は、装置が正しく測定を行っていることをチェッ
クするために比較される。所定値は、例えば、異なるチェックロッドで「高い」
圧力降下と「低い」圧力降下をチェックすることができるように計算によって求
めても良い。チェックロッドは、測定装置が試験するサンプルのために適切な範
囲の圧力降下を生じるようにチェックするのに使用する。
【0007】 層流管は金属製、例えばシリンジ針またはカニューレに用いられているような
薄壁のステンレス鋼管であることが望ましい。ステンレスカニューレの使用によ
り、非常に高いチェックロッドの値の再現性が得られることが判明している。セ
ラミックス、プラスチックまたはガラスのような幾つかの他の材質の使用もまた
可能である。しかしながら、実際問題としては金属がより適切である。ガラス管
はチェックロッドを使用時に落としたり衝撃を与えた場合に容易に壊れてしまい
、またセラミックス成形体やプラスチック成型品は基準の同心度、すなわち一定
の直径または内径を有する管とすることが困難となり得るからである。同心度の
変化や不正はばらばらの流れ、あるいは乱流(すなわち層流でない)となった空
気流をもたらし、それによってチェックロッドによる測定の精度および再現性を
減少させることとなる。
【0008】 本発明によるチェックロッドは、第一の横壁を貫通して第一のチャンバー内で
開口する3本の短い層流管を含むことが望ましい。これら3本(またはそれ以上)
の管は(通気時に)第一のチャンバーから第一の横壁を通過する流れが層流とな
ることを保証し、また流れの容易に測定できる抵抗値をももたらし、それによっ
て精度と再現性を確実なものとする。
【0009】 本発明によるチェックロッドは、第一および第二の横壁を貫通して第二のチャ
ンバー内で開口する2本の中程度の長さの層流管を含むことが望ましい。
【0010】 本発明によるチェックロッドは、第一、第二および第三の横壁を貫通する2本
の長い層流管を含むことが望ましい。
【0011】 第二の横壁は第三の横壁よりも第一の横壁に近いことが望ましい。第二のチャ
ンバーの長さと前記第一のチャンバーの長さの比は、約3:1または約4:1〜約2:1
であることが望ましい。第一のチャンバーの長さは、チェックロッド全体の長さ
の約20%〜35%であることが望ましい。
【0012】 第一および第二の横壁の間で実質的に等しい長手方向位置で、かつ、周方向に
等間隔で位置する多数の第一の通気窓を有することが望ましい。こうした配置は
、(通気時に)第一のチャンバー内へ流入する空気の定常流をもたらすという利
点を有する。第二および第三の横壁の間で実質的に等しい長手方向位置で、かつ
、周方向に等間隔で位置する多数の第二の通気窓を有することが望ましい。第二
の通気窓は第三の横壁に隣接、あるいはほぼ隣接する、すなわち第二の横壁の先
にある第二のチャンバーの端部と連通することが望ましい。こうした配置は、(
通気時に)第二のチャンバー内へ流入する空気の定常流をもたらすという利点を
有する。第一および第二の通気窓は、乱流を低減させて層流を維持するために、
層流管の内径または口径よりも著しく長いことが望ましい。これらの通気窓はま
たチェックロッド重量の低減をもたらす。
【0013】 第一および/または第二の通気窓は、例えば中空体に設けた隙間あるいは溝と
しても良い。隙間、あるいは溝その他を、通気性を有する膜、すなわちチェック
ロッド本体の外部から第一または第二の窓への空気の流入を許容するフィルムま
たはメッシュによって全体または部分的に覆うこととしても良い。
【0014】 円筒状の本体は実際のサンプルと等しい寸法および丸みを有するように寸法付
けした領域を含むことが望ましい。本チェックロッドは圧力降下のみならず、丸
みと寸法の測定にも使用することができる。この領域は、第一の通気窓と第二の
通気窓との間の、第二の横壁のある中央領域に配置することが望ましい。
【0015】 本発明によるチェックロッドは、圧力降下、丸み、寸法その他の信頼性の高い
、かつ再現性のあるチェック値を提供する。本チェックロッドは、その使用中に
、校正チェックおよび/または試験装置を相互に比較する手段として使用するこ
とができる。
【0016】 本発明によるチェックロッドは、再現性の高い結果を保証するために格別に高
い基準および公差で製造することができる。こうしたチェックロッドは、試験装
置の校正のための(公認の)標準器としての使用に適したものとなる。
【0017】 本発明によるチェックロッドを、添付図面を参照して説明する。
【0018】 図1および図2は圧力降下を測定する器具をチェックするためのチェックロッド
1を示し、このチェックロッドは、例えば煙草やフィルタ付煙草、あるいはフィ
ルタロッドのサンプルの寸法および丸みを有する、細長の透明なロッドである。
チェックロッド1はプラスチック材料、例えばDelrin、TPXまたはPeekのような材
料で製造した薄壁の円筒状本体2を含む。プラスチック材料は、煙草のサンプル
と同じ寸法および、ほぼ等しい重量となり得るチェックロッドをもたらす。
【0019】 円筒状本体2は3個の環状の横壁4,5,6を有する。横壁4は円筒状本体2の一端
を覆い、ここで底壁と呼ぶ。横壁6は円筒状本体2の他端から短い距離に配置する
。すなわち、円筒状のシェル本体2内にわずかに窪みを形成する。横壁5は底壁4
から測って円筒状本体2に沿ってほぼ30倍の所に配置する。横壁4,5,6は本体2
の円筒状シェルと同様に同じプラスチック材料で製造し、これら横壁の周縁部は
気密性のシールを形成するためにシェルに溶接する。本体2の円筒状シェル内部
および横壁4,5は円筒状本体2内の第一のチャンバー7を規定する。本体の円筒状
シェル内部および横壁5,6は円筒状本体2内の第二のチャンバー8を規定する。し
たがって、第一のチャンバー7および第二のチャンバー8は、横壁5によって互い
に分離することとなる。
【0020】 図3に見られるように、薄壁の円筒状本体は二つのセクション(2A,2B)に形成
しても良く、これらセクションは横壁5で、この横壁5に簡便かつ強固に結合する
。横壁4,5,6のいずれか、あるいは全ての厚さを増加させることにより、円筒
状本体2の構造の強度および堅牢性を増加することが可能であることが理解され
よう。
【0021】 チェックロッド1は7本の層流管9,10,11を含み、これら管はステンレス鋼管
または薄壁の金属本体からなる。図1では6本の層流管(各2本づつの層流管9,10
,11)を示すのみであり、7本目の管は見えていない。これら管は、例えば鋼、
銅のようなあらゆる加工し易い金属から製造することができる。
【0022】 金属製の層流管9,10,11は層流に対する抵抗体として働く。すなわち、これ
ら管内を流れる流体、例えば空気に対して抗力を及ぼす。これら管の長さおよび
内径または口径は、流量に対する所望の抗力に依存し、チェックロッド1の予め
定めた所望の圧力降下に適合させて選択する。その例を以下に示す。
【0023】 図示の実施形態における金属管は直管であるが、標準的な圧力降下値に関して
、他の形状の管、例えば螺旋管を使用できることも理解されたい。
【0024】 図1に示す例において、3本の管9が、(通気時に)底板4を通して第一のチャン
バー7から空気が流れることができるように、底板4を貫通してチャンバー7内へ
と延在し、2本の管10が、(通気時に)底板4を通して第二のチャンバー8から空
気が流れることができるように、底板4、チャンバー7、横壁5を貫通してチャン
バー8内へと延在し、また、2本の中空金属管が、チェックロッドの長さ全体を通
して空気が流れることができるように、壁4から(貫通して)壁6まで(貫通して
)円筒状本体2の長さ全体に延在している。
【0025】 円筒状本体2は、当該円筒状本体2の外部と第一のチャンバー7との間を連通さ
せる4本の溝状をなす、4本の第一の通気窓13および、円筒状本体2の外部と第二
のチャンバー8との間を連通させる4本の溝状をなす、4本の第二の通気窓14を有
する。第二の通気窓14は、図2に示すように第三の横壁6にほぼ隣接させて配置す
る。4本の溝の各組は底板4から所定の距離で配置し、また各組の溝は円筒状本体
2の周りに等間隔で配置する。
【0026】 チェックロッド1は、円筒シェルの窓13と窓14との間に、特徴のない円筒状領
域15を含む。この円筒状領域15はサンプルの煙草(大きさ、丸み、その他に関し
て)と同じ寸法を有し、測定装置の同心度、丸み、その他の測定機能を校正する
ために使用することができる。
【0027】 本発明によるチェックロッドはフィルタ付煙草の試験装置に使用するためのも
のであり、寸法および構造はフィルタ付煙草とほぼ等しくなっている。したがっ
て、チェックロッドの長さは約84mmである。横壁は煙草の吸い口側端部(第一の
横壁4)、フィルタチップと煙草の葉を収容した煙草巻き部との間(第二の横壁5
)および煙草巻き部のほぼ最遠部(第三の横壁6)に対応するように配置してい
る。したがって、第一の横壁4(吸い口側端部)から第二の横壁5までの距離、す
なわち第一のチャンバーの長さはロッドの長さ全体(円筒状本体2の長さ)の約2
0%〜35%、望ましくはロッドの長さ全体の29%〜33%とする。
【0028】 さらなる例として、異なる所定の圧力降下を有する3種類の寸法(mmで示す)
のチェックロッドを以下の表に示す。これらのチェックロッドは図1〜図3に示す
構造を有するものである。
【0029】
【表1】
【0030】 例1,2および3において、層流管9,10,11は内径0.55mmのステンレス鋼製であ
る。なお、チェックロッドの重量は実際のサンプルロッドと等しく、そのためこ
れらチェックロッドをチェック用サンプルの重量測定に用いても良い。
【0031】 使用に際しては、チェックロッド1を測定装置、例えば英国Filtrona Instrume
nts & Automation Limited製のQTM5,QTM5UおよびQTM6のような装置のサンプル
ヘッド内に配置する。なお、これらの装置は、煙草、フィルタ付煙草またはフィ
ルタロッドのサンプルの圧力降下(または吸引抵抗)および他のパラメータを測
定するためのものである。
【0032】 圧力降下測定装置は公知である。圧力降下測定装置はサンプルヘッド中にサン
プル煙草(通常フィルタチップおよび煙草巻き部を具える)を保持し、サンプル
を通して空気の流れを吸引する。サンプルヘッドはフィルタチップの環状壁の周
りに第一の気密シールを形成することができ、また煙草巻き部の環状壁の周りに
第二の気密シールを形成することができる。これらシールは互いに独立して開放
および閉鎖が可能である。こうした形式のサンプルヘッドは、試験/品質管理に
必要な以下の5つの値を決定するのに使用することができる。 1)Pd0 これは、フィルタチップ周りのシールを開放し(すなわち、フィルタチップの
通気全体を通したサンプルへの空気の流入)、煙草巻き部周りのシールも開放し
た(すなわち、煙草巻き部の壁を通したサンプル内への空気の流入)ときのフィ
ルタ付煙草全体に亘って測定した圧力降下の合計である。 2)Pdc これは、フィルタチップ周りのシールを閉鎖し(すなわち、フィルタチップの
通気全体を通してサンプルへの空気の流入が行われない)、煙草巻き部の周りの
シールも開放したときのフィルタ付煙草全体に亘って測定した圧力降下の合計で
ある。 3)「チップ通気量」または「フィルタ通気量」 これはフィルタチップでの通気による当該フィルタチップ内への空気の流入の
、煙草サンプルを通しての空気流全体に対する%である。 4)「巻き部通気量」または「紙通気量」 これは煙草のカラム周囲の壁(すなわち紙)を通過する空気流の、煙草サンプ
ルを通しての空気流全体に対する%である。 5)「全体通気量」 これは、通常チップ通気量と包装通気量の合計として計算されるものであり、
フィルタ壁を通過する空気流と煙草周囲の壁を通過する空気流の和より得られる
量の、煙草サンプルを通過する全体空気量に対する%である。
【0033】 Pd0およびPdcは、サンプルを通過する一定の空気流を吸引し、それぞれに関連
するシールを開放または閉鎖のいずれかを行って圧力降下を測定することにより
検出する。チップ通気量および包装通気量は、サンプルを通過する一定の空気流
を吸引し、それぞれに関連するシールを所定の位置に保ち、層流要素を用いてフ
ィルタ(または巻き部)の壁を通過してチップ(または巻き部)領域に流入する
空気流を測定することにより決定する。一定の空気流はその後層流要素を通過す
るように切り換えられる。測定値の差はチップまたは巻き部へ流入する横方向の
全体流量の%を計算するのに利用することができる。全体通気量はチップ通気量
と巻き部通気量の合計として計算される。
【0034】 これら5つの値は、3つの空気流通路を用いて検出する測定から導かれるもので
ある。これらは、サンプルのフィルタチップの壁を通して底壁へ至る通路(これ
はチップ通気の空気流に対応する)、煙草巻き部の壁を通過する通路を通して底
壁へ至る通路(これは巻き部通気の空気流に対応する)および、サンプルの煙草
を全体として(すなわち、吸口または底壁から他端まで)通過する通路である。
第三の通路は他端を通して吸口へ至るまで吸引される空気流に対応するものであ
る。この第三の通路はPd0およびPdcの値に寄与する。
【0035】 サンプルの測定前および/または測定中においては、装置が適切な値を与えて
いることをチェックすることが望ましい。このチェックは、チェックロッドを用
いて行う。
【0036】 チェックロッド1は標準的な公知の抵抗値を有する3箇所の空気流通路を提供し
、これら通路は上述したサンプル煙草の通路に対応するものである。これら通路
は次の通りである。標準1の窓13、第一のチャンバー7および管9は、サンプルヘ
ッド中のサンプル煙草のフィルタチップを通過する空気流通路に対応する。すな
わち、サンプル煙草のフィルタチップを通過する際の圧力降下に対応する、層流
管9を通過する空気流に対する抵抗値である。標準1の窓14、チャンバー8および
管10は、煙草サンプルの煙草巻き部を通過する空気流通路に対応する。すなわち
、煙草巻き部を通過する際の圧力降下に対応する、層流管10を通過する空気流に
対する抵抗値である。最後に、標準1の管11は、フィルタ付煙草サンプル全体を
通過する圧力降下が生じる空気流通路である。Pd0およびPdcをチェックするため
、この通路を、Pdcをチェックするために煙草包装空気流通路(14,8,10)と組
み合わせて使用し、Pd0をチェックするために煙草巻き部空気流(14,8,10)お
よびフィルタチップ空気流通路(13,7,9)と組み合わせて使用する。チェック
ロッド1をサンプルヘッド中の定位置に配置して、これらの値をQTM5またはQTM5U
圧力降下装置によって(サンプルの測定と同様にして)導き出し、これらの値を
チェックロッドの公知の値と比較する。公知の値から何らかの変化が生じている
場合には、操作員は警告を発し、また障害の発生をチェックすることができる。
【0037】 本発明によるチェックロッドは、QTM6のようなフィルタロッド全体に亘る圧力
降下を試験するための装置にも使用することができる。この場合、重要な測定は
、ロッド全体に亘る圧力降下を測定することである。
【0038】 QTM5、QTM5UおよびQTM6装置はレーザを用いてサンプルの寸法および丸みを測
定するものである。チェックロッドの領域15は、当該チェックロッドをQTM5また
はQTM5U装置に配置した時に、レーザ測定システムの下に位置するように配置す
る。チェックロッド1を所定の位置に配置して、当該ロッドの領域15の寸法、丸
みその他をQTM5またはQTM5U装置で(サンプル測定と同様に)測定し、測定値を
チェックロッドの公知の値と比較する。公知の値から何らかの変化が生じている
場合には、操作員は警告を発し、また障害の発生をチェックすることができる。
【0039】 本発明によるチェックロッドはサンプリングの最中にも使用することができる
。本チェックロッドは、サンプルロッドを所定位置に配置する、装置の測定/試
験用ヘッド内に直接挿入しても良く、あるいは多数のサンプルロッド中に、例え
ば試験装置の投入用ホッパー内に投入しても良く、それによって自動化した試験
中にチェックロッドが試験または測定用ヘッドに導入されることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るチェックロッドを切断面で示す図である。
【図2】 本発明に係るチェックロッド上部の平面図である(ここで破線および
引出線で示す部品は通常内部に配置され、平面図上では通常見えないが、説明の
理解の助けとなるようにのみ示す。)。
【図3】 図1および図2のチェックロッドの部分的な長手方向断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CO,CR,CU,CZ,DE ,DK,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD, GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG, MK,MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,P T,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL ,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US, UZ,VN,YU,ZA,ZW

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に通気性を有するロッドの特性を計測する装置のための
    チェックロッドであって、 細長でほぼ中空かつほぼ円筒状の本体と、 前記本体の長手方向に離間する第一、第二および第三の横壁と、 前記本体と、前記第一および第二の横壁とで規定される第一の長手方向チャン
    バーと、 前記本体と、前記第二および第三の横壁とで規定される第二の長手方向チャン
    バーと、 前記本体の外部から側面方向に前記第一のチャンバーへの空気の流入を許容す
    る少なくとも一つの第一の通気窓と、 前記本体の外部から側面方向に前記第二のチャンバーへの空気の流入を許容す
    る少なくとも一つの第二の通気窓と、 両端で開口し、層流を提供する管とを具え、 前記管を貫通する層流は前記横壁を貫通する空気流のみであり、 前記管が、前記第一の横壁を貫通して前記第一のチャンバー内で開口する少な
    くとも一つの短い層流管と、 前記第一および第二の横壁を貫通して前記第二のチャンバー内で開口する少な
    くとも一つの中間長さの層流管と、 該チェックロッドの長さ全体に亘る空気の流れを許容する、前記第一、第二お
    よび第三の横壁を貫通する少なくとも一つの長い層流管とを具えるチェックロッ
    ド。
  2. 【請求項2】 前記層流管が金属製である、請求項1記載のチェックロッド。
  3. 【請求項3】 3本の短い層流管を含む、請求項1または2記載のチェックロッ
    ド。
  4. 【請求項4】 2本の中程度の長さの層流管を含む、請求項1〜3のいずれか1
    項記載のチェックロッド。
  5. 【請求項5】 2本の長い層流管を含む、請求項1〜4のいずれか1項記載のチ
    ェックロッド。
  6. 【請求項6】 長手方向に通気性を有するロッドと等しい寸法および丸みを有す
    るように寸法付けした領域をさらに含む、請求項1〜5のいずれか1項記載のチ
    ェックロッド。
  7. 【請求項7】 前記第一および第二の横壁の間で実質的に等しい長手方向位置で
    、かつ、周方向に等間隔で位置する多数の第一の通気窓を含む、請求項1〜6の
    いずれか1項記載のチェックロッド。
  8. 【請求項8】 前記第二および第三の横壁の間で実質的に等しい長手方向位置で
    、かつ、周方向に等間隔で位置する多数の第二の通気窓を含む、請求項1〜7の
    いずれか1項記載のチェックロッド。
  9. 【請求項9】 前記第二の通気窓が前記第三の横壁にほぼ隣接する請求項1〜8
    のいずれか1項記載のチェックロッド。
  10. 【請求項10】 前記第一および第二の通気窓が前記層流管の内径よりも著しく
    長い、請求項1〜9のいずれか1項記載のチェックロッド。
  11. 【請求項11】 前記第二の横壁が前記第三の横壁よりも前記第一の横壁に近い
    、請求項1〜10のいずれか1項記載のチェックロッド。
  12. 【請求項12】 前記第二のチャンバーの長さと前記第一のチャンバーの長さの
    比が、約3:1または約4:1〜約2:1である、請求項1〜11のいずれか1項記載の
    チェックロッド。
  13. 【請求項13】 前記第一のチャンバーの長さが当該ロッド全体の長さの約20%
    〜35%である、請求項1〜12のいずれか1項記載のチェックロッド。
  14. 【請求項14】 実質的に、添付の第1図〜第3図に記載の形状を有する、請求
    項1〜13のいずれか1項記載のチェックロッド。
  15. 【請求項15】 実質的に、添付の第1図および第2図に記載の形状を有する、
    請求項1〜14のいずれか1項記載のチェックロッド。
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