JP2003535409A - コンピュータグラフィックス画像の計算方法及び装置 - Google Patents

コンピュータグラフィックス画像の計算方法及び装置

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JP2003535409A
JP2003535409A JP2002500340A JP2002500340A JP2003535409A JP 2003535409 A JP2003535409 A JP 2003535409A JP 2002500340 A JP2002500340 A JP 2002500340A JP 2002500340 A JP2002500340 A JP 2002500340A JP 2003535409 A JP2003535409 A JP 2003535409A
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コルネリス、メインズ
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  • Physics & Mathematics (AREA)
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  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 画像における可視の多角形である。多角形の視覚効果を計算するために第1のアルゴリズム又は第2のアルゴリズムの選択が行われる。第1のアルゴリズムは、多角形の更新値を計算し、該更新値を用いてピクセル値を連続的に更新することにより多角形において空間的に連続するピクセルのピクセル値を計算する。第2のアルゴリズムは、多角形の各ピクセルのピクセル値を更新せずにそれぞれ計算し、多角形のサイズが閾値を超える場合は第1のアルゴリズムが選択され、該サイズが閾値を超えない場合は第2のアルゴリズムが選択される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像における可視の少なくとも一つの多角形により記述されたコン
ピュータグラフィックスモデルから画像を計算する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
公知のコンピュータグラフィックスモデルでは、オブジェクトのレンダリング
には多角形(通常は三角形)とその視覚的特性を処理することが必要になる。各
多角形は、画像の複数のピクセルを被覆する。画像の計算には、どのピクセルが
多角形に被覆されているかを判別し、多角形の視覚的特性からピクセルの視覚的
特性を判別することが必要になる。
【0003】 ピクセルベースのアルゴリズムは、この計算を実行する概念上最も簡単な方法
である。ピクセルベースのアルゴリズムでは、各ピクセルの視覚的特性の計算を
他のピクセルとは独立して計算する。このようなピクセルベースのアルゴリズム
の例では、多角形は、辺のパラメータ及びその視覚的外観を多角形の位置の関数
として表すパラメータ化関数によって記述される。この例では、多角形の異なる
辺に対する各ピクセルの位置(例えば、左/右)の測定値を計算してそのピクセ
ルが多角形の内側にあるか又は外側にあるかを判別する。視覚的特性の計算には
、例えば多角形に対する基準フレームで表したピクセルの座標の計算やピクセル
位置でのパラメータ化関数の値の計算が含まれる。
【0004】 このようなピクセルベースのアルゴリズムは、かなりの量の計算量を要する。
例えば、ピクセルの辺に対する位置の決定には、各辺に対して少なくとも1回の
乗算を要する。
【0005】 増分アルゴリズムは、必要な計算量を減少させることができる。増分アルゴリ
ズムでは、計算の大部分を空間的に隣接する一連のピクセルに共通して1回実行
すればよい。各ピクセルに対しては、比較的量の少ない増分計算しか必要としな
い。例えば、ピクセルが多角形内にあるかどうかの判別を行う場合、隣接するピ
クセルの対応する測定値に増分を加算することによって、辺に対する位置の測定
値を計算することができる。このように計算結果を再使用することで、隣接する
ピクセルを連続的に処理する。同様に、隣接するピクセルの計算結果から視覚的
特性を増分的に計算することができる。
【0006】 増分アルゴリズムはピクセルベースのアルゴリズムよりも複雑である。増分ア
ルゴリズムには、ピクセルの実際の計算以外に増分計算のパラメータのセットア
ップが必要となる。例えばPC(パーソナルコンピュータ)などの実際のコンピ
ュータグラフィックスシステムでは、増分アルゴリズムの増分部分を実行するた
めに専用ハードウェアが設けられ、専用ハードウェアによる特定の多角形に対す
る増分をスタートさせるためのセットアップパラメータを計算するために多目的
プロセッサを使用する。多目的プロセッサは、専用ハードウェアによる先行多角
形の各ピクセルの特性の増分計算と並行して、多角形のセットアップパラメータ
を計算することができる。従って、非常に有効なコンピュータグラフィックスの
処理を実現できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、コンピュータグラフィックスに必要な計算量を減少させる要求が依然
として存在する。例えば、米国特許第5,977,983号は、画質のロスを最
小にするアルゴリズムを用いて、画質を犠牲にして計算量を減少させることを提
案している。この開示は、ピクセル座標の多角形の面上の座標への透視変換を要
するテクスチャマッピングを対象とする。透視変換は多量の計算(典型的には除
算を含む)を要するが、透視変換を省くと得られる画像が変形する。この変形は
多角形が小さければ小さい。米国特許第5,977,983号によると、閾値よ
り小さいサイズの多角形の場合に透視変換を省く。従って、小さな多角形にしか
適用しないため、変形を最小にできる。閾値を相互作用可能に選択するため、計
算の手間と画質との妥協点を調節することができる。
【0008】 本発明の目的は、特に、コンピュータグラフィックスに必要な計算量を画質と
無関係に減少させることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の方法は、請求項1で説明されている。本発明によると、小さな多角形
はピクセルベースのアルゴリズムで処理され、大きな多角形は増分アルゴリズム
で処理される。従って、ピクセル値を更新するアルゴリズムで使用する更新値を
初期化する計算上のオーバヘッドを、ピクセルの数が少ないためにピクセル当た
りの計算量の減少がこのオーバヘッドに関係しない小さい多角形の場合に防ぐこ
とができる。このとき、増分アルゴリズムを使用した場合は、空間的に隣接する
ピクセルに対応するピクセル値から増分的に計算されるピクセル値を、隣接する
ピクセルの対応するピクセル値を更新せずに各々計算することができる。多角形
が大きくて増分アルゴリズムのほうが利得を生じると予測された場合にだけ、増
分アルゴリズムを使用する。
【0010】 本発明の実施の形態では、増分アルゴリズムとピクセルベースのアルゴリズム
とを互いに異なる第1のプロセッサ及び第2のプロセッサを用いて実行するため
、これらのアルゴリズムを並行して実行できる。ピクセルベースのアルゴリズム
を実行する第2の処理回路もまた、多角形が増分アルゴリズムを使用する程度に
充分大きいかどうかを判別し、第1の処理回路のセットアップを計算して増分ア
ルゴリズムを実行するのが好ましい。通常、第1の処理回路は非常に速いため、
処理時間は、多角形が大きくなければ第2の処理回路に主に依存する。
【0011】 増分アルゴリズムのセットアップが多角形の総てのピクセルのピクセルベース
の計算よりも手間を要する場合、第1の処理回路はピクセルベースのアルゴリズ
ムを選択する(即ち、走査線ベースのアルゴリズムで各ピクセルを計算するのに
必要な時間は、この場合無視される)。
【0012】 ピクセルベースのアルゴリズムを実行する処理回路が適切にプログラムされた
プログラマブルプロセッサであり、走査線ベースのアルゴリズムを実行する処理
回路が増分アルゴリズムを実行する専用プロセッサであることが好ましい。
【0013】 本発明のこれらの及び他の有益な態様を、図面を用いてより詳細に説明する。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は、多角形10におけるピクセル(例えば、14)の幾何学的配置を示す
。ピクセルは、ラスタ表示装置に表示する画像の一部である。ピクセルは、画像
の走査線12a−c上に配置される。多角形10が画像に示されると、その多角
形は複数のピクセル(例えば、14)を被覆する。画像を計算するコンピュータ
グラフィックスプログラムでは、どのピクセルが多角形に被覆されているかを計
算し、多角形のパラメータからこれらのピクセルの視覚的特性を計算する。
【0015】 この計算のために、ピクセルベースのアルゴリズム又は増分アルゴリズムを使
用することができる。
【0016】 (基本的な概念を例示するためだけに本明細書中で用いる)このような計算の
単純な例は、ピクセルが多角形内にあるかを判別することである。複数の不等式
を満たすならば、そのピクセルは多角形内にある。 ax X+ay Y<C ここで、X、Yはピクセルの座標値で、ax、ay(i=0,1,2)は多角形
10の辺の傾きに依存し、Cはこれらの辺の位置に依存する。
【0017】 ピクセルベースのアルゴリズムでは、例えば不等式で発生するピクセル座標値
を乗算することで、これらの不等式を各ピクセルに対して個別にテストする。
【0018】 増分アルゴリズムの場合、走査線12a−cに沿ったピクセルが同じY座標で
、隣接するピクセルのX座標の差が一定である事実を用いる。従って、座標X、
Yのピクセルに対して以下の式が分かっている場合、 S=ax X+ay Y 座標X+h,Yの隣接するピクセルのSに対応するS’の値を以下の式から計算
することができる。 S’=S+ax h 即ち、更新値に無関係に座標を加算することで、S’を計算することができる。
増分アルゴリズムは、最初に更新値を計算し各走査線の最初のピクセルに対して
S値を計算することで、この事実を用いている。続いて、1回毎に更新値を加算
して走査線12a−cに沿ったピクセルのシーケンスに対してSを連続して計算
する。従って、ピクセル当たり必要な計算量が減る。
【0019】 図2は、増分アルゴリズムにおける、計算を実行するピクセルの数の関数の、
ピクセル毎に平均した計算量W(例えば、全計算時間を表す)のグラフ20によ
る表示である。ピクセルの数が多い場合、この計算量は更新に必要な計算量に近
づく。ピクセルの数が少ない場合、走査線12a−cに対して1回だけ実行すれ
ばよい、更新値を計算するのに必要な計算が依然として存在する。
【0020】 もちろん、この特定の増分アルゴリズムは単なる例であり、これを実際に使用
するというよりも例示の目的で示されている。例えば、多角形の位置依存シェー
ディング、反射率のテクスチャマッピング計算などのために他の増分アルゴリズ
ムを使用することができる。また、増分アルゴリズムの概念は、走査線毎に更新
値を計算する増分アルゴリズムに限定されるものではない。本発明は特に、多角
形当たり1回、即ち多角形に含まれる任意の走査線(2本以上の走査線でもよい
)に対して1回しか更新値を計算しないアルゴリズムも対象とする。
【0021】 一般に、増分アルゴリズムでは、ピクセルのピクセル値を、隣接するピクセル
の対応するピクセル値を更新することにより得る。本明細書中で更新とは、(例
にあるような)加算又はより複雑な数値動作のいずれかにおけるピクセル値の計
算のオペランドとして、対応するピクセル値を用いることを意味する。ピクセル
値は、そのピクセルの位置での画像の実際の色値又は強度値であってもよいが、
例えばテクスチャマッピング座標などの、その色値又は強度値の計算で使用する
中間値であってもよい。更新以外に、増分アルゴリズムは更新値の初期計算も要
する。その結果、ピクセル当たり必要な計算量のピクセル数に対する依存は、図
2に示すグラフと性質上似ている。
【0022】 総ての増分アルゴリズムの代わりに、増分アルゴリズムでは更新することによ
り計算したピクセル値を、更新せずに計算する他のピクセルベースのアルゴリズ
ムもある。本明細書中で使用する「ピクセルベースのアルゴリズム」という用語
は、このピクセル値の計算を称するものとする。この用語は、このピクセル値以
外の他のパラメータを計算するピクセルベースのアルゴリズム部分が、これらの
他のパラメータを計算するのに増分アルゴリズムを使用する可能性を排除しない
【0023】 ピクセルベースのアルゴリズムでは、ピクセル値を計算するには、ピクセル当
たり一定の計算量が必要になる。従って、図2のグラフで表すと、ピクセルベー
スのアルゴリズムのグラフは水平線になり、垂直方向の位置がピクセル当たりの
計算量に対応する。一般に、この計算量は増分アルゴリズムで更新を行うのに必
要な計算量よりもはるかに多い。従って、従来技術では一般に、増分アルゴリズ
ムの使用を好んでいた。しかしながら、ピクセルベースのアルゴリズムでは、更
新値の計算のためのオーバヘッドがない。そのため、少ない数のピクセルの計算
量は、増分アルゴリズムで必要な量よりも実際少なくなる。
【0024】 本発明は、ピクセル値を計算するために使用するアルゴリズムの選択を、処理
されている多角形のサイズに適合させることで上記の事実を利用する。多角形内
のピクセルの数が少なくてピクセルベースのアルゴリズムでピクセル値を計算す
る計算量(例えば、時間)が増分アルゴリズムで必要な計算量よりも少ないこと
が予測できる場合、ピクセルベースのアルゴリズムを使用する。そうでない場合
は増分アルゴリズムを使用する。実際、三角形の面積又は三角形の幅及び高さの
最大値と、増分アルゴリズム及びピクセルベースのアルゴリズムがほぼ同じ時間
量を要して求めた面積、幅又は高さを表す閾値とを比較することによって、アル
ゴリズムの選択を行うことができる。もちろん、このような大まかなアルゴリズ
ムの選択方法によって遅いアルゴリズムが選択されることもあるかもしれないが
、アルゴリズムの速度に著しい差がある場合は最も速いアルゴリズムを選択する
ため、それは僅かな効率のロスにしかならない。
【0025】 図3は、多角形を処理する本発明のコンピュータグラフィックスプログラムの
フローチャートである。第1ステップ31では、多角形のサイズを閾値と比較す
る。このサイズが閾値を超えなければ、第2のステップ32及び第3のステップ
33を実行する。サイズが閾値を超えた場合は第4のステップ34、第5のステ
ップ35及び第6のステップ36を実行する。
【0026】 第1のステップ31では、例えば多角形を取り囲むバウンディングボックスの
XとYの大きさを計算し、比較においてこれらの大きさの積を多角形のサイズと
して用いることによって、多角形のサイズと閾値との比較を実行する。しかし、
もちろんこれは一例にすぎない。X及びYの両方の大きさと閾値とを比較し、閾
値よりも小さい場合に第1及び第2のステップを実行することもできる。他の例
では、多角形によって被覆されるピクセルの数のカウントを比較におけるサイズ
として使用することもできる。
【0027】 第2のステップ32及び第3のステップ33は、ピクセルベースのアルゴリズ
ムを表す。第2のステップでは、ピクセルのピクセル値をそれぞれ計算する。即
ち、他のピクセルの対応するピクセル値を用いずに計算する。第3のステップ3
3では、多角形内の総てのピクセルが処理されたかどうかを調べる。処理されて
いなければ、第2のステップ32をそのピクセルに対して繰り返す。総てのピク
セルが処理されると、フローチャートは終了する。
【0028】 第4のステップ34、第5のステップ35及び第6のステップ36は、増分ア
ルゴリズムを表す。第4のステップ34では、増分アルゴリズムに必要な他のセ
ットアップパラメータ及び初期値(必要ならば、初期ピクセルのピクセル値を含
む)と共に、更新値を計算する。第5のステップ35では、隣接するピクセルの
対応するピクセル値を更新することによって、ピクセル値を計算する。第6のス
テップ36では、総てのピクセルを処理したかどうか調べる。処理していなけれ
ば、そのピクセルに対して第5のステップ35を繰り返す。総てのピクセルを処
理したならば、アルゴリズムを終了する。
【0029】 図4は、画像を計算する装置を示す。この装置は、プログラマブルプロセッサ
40、専用増分プロセッサ42、画像メモリユニット46及びディスプレイユニ
ット48を含む。プログラマブルプロセッサ40は多角形のパラメータを受け取
る入力44を有する(外部入力が示されているが、実際はプロセッサ40におい
てプログラムを実行することによりパラメータを生成させてもよい)。プログラ
マブルプロセッサ40は、専用増分プロセッサ42及び画像メモリユニット46
に連結する出力を有する。専用プロセッサ42はまた、画像メモリ46に連結す
る出力を有する。画像メモリユニット46は、ディスプレイユニット48に連結
する出力を有する。
【0030】 専用増分プロセッサ42は、例えばテクスチャマッピング部又はグラフィック
スパイプライン部として、増分アルゴリズムの更新部を含むコンピュータグラフ
ィックス機能を実行するように特別に設計されている。専用プロセッサ42は、
ピクセルを処理するためにセットアップパラメータと少なくとも一つの更新値を
必要とする。プログラマブルプロセッサ40はセットアップパラメータ及び更新
値を計算し、この情報を専用プロセッサ42に送り、この情報を用いて処理を開
始するように専用プロセッサ42に信号を送る。専用プロセッサ42は、処理し
たピクセルの結果を画像メモリユニット46に書き込む。画像メモリユニット4
6はこれらの結果を周期的に読み取り、ディスプレイユニット(例えば、CRT
又はLCD)に送って表示させる。
【0031】 プログラマブルプロセッサ40は、処理する多角形のサイズを調べるように本
発明に従ってプログラムされる。サイズが閾値を超える場合、プログラマブルプ
ロセッサ40は、専用プロセッサ42に増分アルゴリズムを用いてピクセル値を
計算させるために、専用プロセッサでセットアップパラメータ及び更新値の計算
を始める。サイズが閾値を超えない場合、プログラマブルプロセッサ42は、ピ
クセルベースのアルゴリズムを用いて多角形に被覆されるピクセルのピクセル値
を計算するため、更新値を計算しない分だけ計算時間を短縮させる。プログラマ
ブルプロセッサ40は、この処理の結果を画像メモリユニット46のメモリ位置
に書き込む。別の場合、このメモリ位置には専用プロセッサ42によって生成さ
れた多角形のピクセルの結果が書き込まれる。
【0032】 増分アルゴリズムのセットアップ計算に必要な時間と増分アルゴリズムにより
多角形のピクセル値を計算するのに必要な時間との合計が、専用プロセッサ42
でピクセルベースのアルゴリズムを用いてピクセル値を計算するのに必要な時間
よりも長い場合、増分アルゴリズムの代わりにピクセルベースのアルゴリズムで
多角形を処理するように、閾値を選択する。閾値の設定の際、専用プロセッサ4
2がプログラマブルプロセッサ40と並行して動作するかどうか、また、異なる
多角形の処理をパイプラインできるかどうかを考慮すべきである。例えば、パイ
プライン処理する場合、専用プロセッサ42は処理が速く、小さな多角形に対す
る時間限界処理経路に関係しないため、小さな多角形の処理の合計時間が、プロ
グラマブルプロセッサ40が必要とする時間にのみ依存するようにすればよい。
この場合、プログラマブルプロセッサにおけるピクセルベースの処理が、専用プ
ロセッサ42の初期セットアップの準備に費やす時間と同じ時間となるサイズに
閾値を設定すべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 多角形内の複数のピクセルの幾何学的配置を示す。
【図2】 多角形内のピクセルの数の関数である、増分アルゴリズムが必要とする計算量
を示す。
【図3】 多角形を処理するプログラムのフローチャートを示す。
【図4】 多角形を処理する装置を示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像における可視の少なくとも一つの多角形を記述するコンピュータグラフィ
    ックスモデルから画像を計算する方法であって、多角形の視覚効果を計算するた
    めの第1のアルゴリズム又は第2のアルゴリズムの選択を含む方法において、前
    記第1のアルゴリズムが多角形の更新値を計算し、前記更新値を用いてピクセル
    値を連続的に更新することにより多角形において空間的に連続するピクセルのピ
    クセル値を計算し、前記第2のアルゴリズムが多角形内の各ピクセルの前記ピク
    セル値を更新せずにそれぞれ計算し、前記第1のアルゴリズムは多角形のサイズ
    が閾値を超えた場合に選択され、前記第2のアルゴリズムは前記サイズが閾値を
    超えない場合に選択されることを特徴とする画像計算方法。
  2. 【請求項2】 第1の処理回路及び第2の処理回路を含む計算装置により実行される請求項1
    に記載の方法であって、前記第1の処理回路の一回路は、前記第1のアルゴリズ
    ムに従った更新の実行専用であり、前記第2の処理回路は、前記第1のアルゴリ
    ズム又は前記第2のアルゴリズムを選択し、前記第2のアルゴリズムが選択され
    た場合に前記第2のアルゴリズムを実行し、前記第1のアルゴリズムが選択され
    た場合に更新値を計算して前記第1の処理回路をトリガするようにプログラムさ
    れた汎用プロセッサであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 画像における可視の少なくとも一つの多角形により記述されたモデルから画像
    を計算する装置であって、 更新値を用いてピクセル値を連続的に更新することにより、多角形において空
    間的に連続するピクセルのピクセル値を計算する第1のアルゴリズムに従うピク
    セル値の計算専用の第1の処理回路と、 多角形のサイズを閾値と比較するように構成された第2の処理回路であって、
    前記サイズが閾値を超える場合は前記第1の処理回路をセットアップして前記ピ
    クセル値における多角形の視覚効果を計算し、前記サイズが閾値を超えない場合
    は空間的に隣接するピクセルのピクセル値を更新せずにそれぞれ計算する第2の
    アルゴリズムに従ってピクセル値を計算する第2の処理回路と、 を含むことを特徴とする画像計算装置。
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