JP2003533838A - 反転ディスクドライブ及び同ディスクドライブのためのヘッドサスペンション - Google Patents

反転ディスクドライブ及び同ディスクドライブのためのヘッドサスペンション

Info

Publication number
JP2003533838A
JP2003533838A JP2001584418A JP2001584418A JP2003533838A JP 2003533838 A JP2003533838 A JP 2003533838A JP 2001584418 A JP2001584418 A JP 2001584418A JP 2001584418 A JP2001584418 A JP 2001584418A JP 2003533838 A JP2003533838 A JP 2003533838A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
slider
head suspension
flexure
airflow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001584418A
Other languages
English (en)
Inventor
マイケル ダブリュ. デービス
ウェイド エー. リナーツ
レイモンド アール. ウォルター
ロバート ビー. エヴァンス
トッド エー. クリンケ
Original Assignee
ハッチンソン テクノロジー インコーポレーティッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ハッチンソン テクノロジー インコーポレーティッド filed Critical ハッチンソン テクノロジー インコーポレーティッド
Publication of JP2003533838A publication Critical patent/JP2003533838A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/58Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B5/60Fluid-dynamic spacing of heads from record-carriers
    • G11B5/6005Specially adapted for spacing from a rotating disc using a fluid cushion
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/4806Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed specially adapted for disk drive assemblies, e.g. assembly prior to operation, hard or flexible disk drives
    • G11B5/4826Mounting, aligning or attachment of the transducer head relative to the arm assembly, e.g. slider holding members, gimbals, adhesive

Landscapes

  • Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)
  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)

Abstract

(57)【要約】 反転ディスクドライブの場合のヘッドサスペンションに関する。ヘッドサスペンションは、近接端に取り付け領域と、遠心端に剛性領域と、取り付け領域と剛性領域との間にスプリング領域を有するロードビームを含む。フレクシャが、剛性領域の遠心端に取り付けられる。スライダが、フレクシャに取り付けられる。スライダは、ロードビームの近接端に隣接する近接端を有する。1つ以上の読み取り/書き込みヘッドが、スライダの近接端に位置している。ヘッドサスペンションは、1つ以上の空気流減衰器、マイクロアクチュエータ及び/又は逆ジンバルを含むことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】
本発明は、データ記憶装置における反転ディスク及び反転ディスクにおいて読
み取り/書き込みヘッドを支持するためのヘッドサスペンションに関する。読み
取り/書き込みヘッドがディスクに関して生じる空気流に対してヘッドサスペン
ションの剛性領域の上流にあるため、ディスクを回転することによって、当業界
の現状より空気流によって生じる振動を低減する。一定のフレクシャ及び電気接
続によって、従来の読み取り/書き込みヘッドを本反転ディスクドライブにおい
て利用することができる。下流の減衰器の配置によって、空気流によって生じる
振動をさらに低減することができる。
【0002】
【関連技術の説明】
大部分のパーソナルコンピュータシステムは、今日、データ記憶のために、直
接アクセス記憶装置(DASD)又は固定ディスクドライブを用いる。図1に示
されるなどの従来のディスクドライブ20は、方向24の回転用のスピンドルに
取り付けられた複数の磁性材料塗布記録用ディスク26を含み、フレクシャ42
が空気流23に関してロードビーム40の下流にある。別法として、フレクシャ
42がロードビーム40の下流であるようにヘッドサスペンション32が方向付
けられるという条件であれば、図1に示された方向とは反対の方向にも移動する
空気流23によって、24とは反対の方向にディスク26を回転してもよい。
【0003】 ディスク26は、複数のディスク特徴物を具備している。本願明細書で用いら
れるとき、「ディスク特徴物」とは、塗布されたディスクの個別の磁気特性又は
光学特性に関連する。ディスク26の数及び磁気材料コーティングの組成は、部
分的にディスクドライブ20のデータ記憶容量を決定する。回転ディスク26の
外縁に隣接した位置に、それぞれがディスク26の上に片持ち梁方式で延在する
1つ以上のヘッドサスペンション32を支持している複数のアクチュエータアー
ム30を有するE−ブロック28がある。
【0004】 図2は、図1の回転ディスク26の上でヘッドスライド34を支持し、正確に
方向付けるために用いられるヘッドサスペンション32をさらに詳細に示してい
る。このために、米国特許第5,920,444号(Heerenら)に開示さ
れているようなさまざまなヘッドサスペンションを用いることができる。ヘッド
サスペンション32は、長手軸36を具備し、ベースプレート38、ロードビー
ム40及びフレクシャ42から構成されている。ベースプレート38は、ロード
ビーム40の近接端44に取り付けられ、ヘッドサスペンション32をディスク
ドライブ20のアクチュエータ30に装着するために用いられる。スライダ34
が、フレクシャ42に取り付けられ、記憶装置20のディスク26がヘッドスラ
イダ34の下で回転するとき、空気軸受がスライダ34と回転ディスク26との
間に形成され、ヘッドスライダ34に揚力を生じる。この揚力は、ヘッドサスペ
ンション32のロードビーム40によって生成されるばね力によって相殺され、
そのため、「フライ高さ」と呼ばれるディスク上のアライメントでスライダ34
を位置調整する。フレクシャ42は、回転ディスクによって形成される空気軸受
における小さな変動に応じてヘッドスライダ34を水平に保つことができるよう
にするために必要なコンプライアンスを提供する。
【0005】 ヘッドサスペンション32のロードビーム40は、近接端44にアクチュエー
タ取り付け領域46、遠心端50に隣接するロード領域48、アクチュエータ取
り付け領域46に隣接した位置に弾性スプリング領域52、スプリング領域52
とロード領域48との間に延在する剛性領域54を有する。弾性スプリング領域
52は、ヘッドスライダ34で作用する空気軸受の揚力を相殺する所定のばね力
を生成する。この目的のために、スプリング領域52は、スプリング領域52に
よって生成されるバネ力を制御するために、開口部53を含むことができる。剛
性領域54は、ばね力をロードビーム40のロード領域48に伝達する。ロード
ポイントディンプル(図示せず)が、ロード領域48に形成され、スプリング領
域52によって生成されるばね力をフレクシャ42及びヘッドスライダ34に伝
達するために、フレクシャ42に接触している。別法として、ロードビーム40
のロード領域48に向かって延在し、ロード領域48に接触するために、ロード
ポイントディンプルをフレクシャ42に形成することができる。
【0006】 フレクシャ42は、個別の構成要素として形成され、遠心端50付近のロード
ビーム40に取り付けられる。フレクシャ42は、ジンバル領域56及びロード
ビーム取り付け領域58を含む。ロードビーム取り付け領域58は剛性領域54
の一部と重なり、スポット溶接などの従来の手段によって剛性領域54の一部に
取り付けられる。フレクシャ42のジンバル領域56は、回転ディスクによって
形成される空気軸受における変動に応じて、ロードポイントディンプルを中心に
した縦揺れ及び横揺れの両方向においてヘッドスライダ34を水平に保つことが
できる。この目的のために、ジンバル領域56は、ヘッドスライダ34が取り付
けられるスライダ取り付け面を備えた片持ち梁60を有する。片持ち梁60が、
それぞれの端部でフレクシャ42の第1及び第2のアーム64a,64bに接続
されているクロスピース62に取り付けられる。片持ち梁60は、フレクシャ4
2の残りの部分に関して縦揺れ及び横揺れの方向に弾力的に移動可能であるため
、ヘッドスライダ34を水平に保つことができる。ロードビーム40のスプリン
グ領域52によって生成されるばね力をヘッドスライダ34に伝達し、さらに、
ヘッドスライダ34及び片持ち梁60が水平を保つことができる点を形成するた
めに、(ロード領域48に形成されるとき、)ロードポイントディンプルは、片
持ち梁60のスライダ取り付け面に対向する面に接触する。動的記憶装置におい
て、光学又は磁気の読み取り/書き込みヘッド66は、スライダ34の後縁68
上で支持される。後縁68は、ディスク26が回転する方向24に関して定義さ
れる。
【0007】 固定ディスクドライブの場合のさらに広い面密度及びさらに高速のデータ転送
速度の連続的な傾向は、サスペンション気擦性能をさらに必要とする。面密度を
増大するための1つの方法は、トラックミスレジストレーションの低減を必要と
する1インチ当りのトラック数(TPI)を増大させることである。気擦によっ
て生じるオフトラックに対するサスペンションの寄与が、さらに厳しいトラック
ミスレジストレーション要件の中で維持されなければならない。データ転送速度
を増大し、待ち時間を削減するための1つの対処法は、ディスクの毎分回転数(
RPM)を増大することである。ディスクのRPMがさらに増大すると、風エネ
ルギーが増大するため、サスペンション気擦性能に望ましくない影響を及ぼす可
能性がある。たとえば、異なるRPMで2つの同一のドライブを回転させる場合
には、高い方のRPMドライブが、ディスクが増大することによりトラックミス
レジストレーションが高くなるため、より多くの風エネルギーを生成することに
なる。固定ディスクドライブの連続傾向を満たすために、さらに厳しいトラック
ミスレジストレーションは、増大するディスク速度のために生じる気擦エネルギ
ーのレベルの増大を受ける場合には、気擦によって生じるオフトラックが減少す
るようなサスペンションを必要とすると推測される。
【0008】 オフトラックを生じるサスペンションの気擦を決定する相互作用は、3つの異
なる変数、すなわちソースエネルギー、エネルギー抽出、伝達関数から導出する
ことができる。気擦によるオフトラックは、高速回転ディスクから生じるソース
エネルギーのために生じる。E−ブロック及び他のドライブフレクシャの乱流も
、ソースエネルギーが一因である。ソースエネルギーの大きさ及び影響を表す1
つの方法は、ベルヌーイの式を用いる。任意の所与のシステムの場合には、オフ
トラックは動圧に関連すると仮定すると、 ソースエネルギー⇒圧力Dynamic=1/2・流体の密度・(速度) である。流体の密度及び流体の速度は、主要因子であり、速度の場合は二乗の影
響を受ける。所与のサスペンションの場合には、動圧の増大は、気擦オフトラッ
クの増大を生じる(他は一定のままであるが、ソースエネルギーは増大する)と
推測される。気擦に関して、理想的な場合とは、できる限り低速で回転するディ
スクを備え、生じる乱流を最小にすることである。
【0009】 第2の変数は、ソースからのエネルギーを抽出するサスペンションの効率であ
る。異なるサスペンション設計によって、部品長さ、表面積、レール高さ、ヘッ
ドリフトの特徴などに応じて、所与のソースから異なる量のエネルギーを抽出す
る。第3の変数は、サスペンションの伝達関数である。一定量の風エネルギーが
サスペンションの中に吸収された後、オフトラックを摺動させるためにどれだけ
サスペンションを平行移動するかを伝達関数が表す。すべてのサスペンションモ
ードに関して、伝達関数は、入力に対する出力の所与の比を表す。理想的な目的
は、できる限りゼロに近い比を有することによって、できる限り出力を最小にす
ることである。
【0010】 図1に戻ると、ディスク26の回転によって、ディスクドライブ20の中に空
気流23が発生する。アクチュエータアーム30及びE−ブロック28は、ヘッ
ドサスペンション32に空気流23を向ける。空気流23は、初めにE−ブロッ
ク28及びアクチュエータアーム30に遭遇し、ヘッドサスペンション32及び
フレクシャ42はこの障害物の下流に位置する。したがって、ヘッドサスペンシ
ョン32は、E−ブロックのウェークに位置する。E−ブロック28及び/又は
アクチュエータアーム30によって生成される任意の乱流は、下流に伝搬し、ヘ
ッドサスペンション32に衝突する可能性がある。E−ブロック28及びアクチ
ュエータアーム30は、多くの空気流23をヘッドサスペンション32に向ける
ようにするための漏斗として作用する。質量の流れの保存によれば、流れ領域の
断面積が限定されるようになるとき、流体密度及び/又は速度は、さらに小さな
断面積を占めるために増大しなければならない。これらの値の増大によって、ヘ
ッドサスペンション32に作用する動圧の大きさが増大するため、気擦によって
生じるサスペンションオフトラックが増加する。
【0011】
【発明の概要】
本発明は、反転ディスクドライブディスクドライブのためのヘッドサスペンシ
ョンに関する。ヘッドサスペンションは、近接端に取り付け領域と、遠心端に剛
性領域と、取り付け領域と剛性領域との間にスプリング領域を有するロードビー
ムを含む。フレクシャが、剛性領域の遠心端に取り付けられる。スライダが、フ
レクシャに取り付けられる。スライダは、ロードビームの近接端に隣接する近接
端を有し、ロードビームにおいてスプリング領域、剛性領域、フレクシャ及びス
ライダは、活性部分を具備する。1つ以上の読み取り/書き込みヘッドが、スラ
イダの近接端に位置している。
【0012】 別の実施形態において、ヘッドサスペンションは、近接端に取り付け領域と、
遠心端に剛性領域と、取り付け領域と剛性領域との間にスプリング領域を有する
ロードビームを含む。フレクシャが、剛性領域の遠心端に取り付けられる。スラ
イダが、フレクシャに取り付けられる。スライダは、1つ以上の読み取り/書き
込みヘッドを備え、スプリング領域、剛性領域、フレクシャ及びスライダは、活
性部分を具備する。ヘッドサスペンションは、トラッキング制御信号に応じて、
スライダを移動するようになされた1つ以上のマイクロアクチュエータを具備す
る。
【0013】 さらに別の実施形態において、ヘッドサスペンションは、近接端に取り付け領
域と、遠心端に剛性領域と、取り付け領域と剛性領域との間にスプリング領域を
有するロードビームを含む。フレクシャが、剛性領域の遠心端に取り付けられる
。スライダが、フレクシャに取り付けられる。スライダは、1つ以上の読み取り
/書き込みヘッドを備え、スプリング領域、剛性領域、フレクシャ及びスライダ
は、活性部分を具備する。ヘッドサスペンションは、活性部分から下流に位置す
る1つ以上の空気流減衰器を具備する。
【0014】 フレクシャは随意に、逆ジンバルであってもよい。本願明細書に開示されてい
る任意の実施形態は、活性部分から下流に位置する1つ以上の空気流減衰器を具
備することができる。空気流減衰器は一般に、取り付け領域の1つ又はアンアマ
ウント(unamount)アームの不活性部分に位置する。空気流減衰器は随
意に、取り付け領域と一体形成される。空気流減衰器は随意に、ヘッドサスペン
ションの1つ以上の側面、上面又は底面に沿って延在してもよい。一実施形態に
おいて、空気流減衰器は、フレクシャ及び/又は活性部分に隣接する位置に、空
気流の速度を減速させる領域を形成するのに適応した形状を含む。
【0015】 本発明はまた、反転ディスクドライブに関する。反転ディスクドライブは、1
つ以上のディスク及び本願明細書で説明される1つ以上のヘッドサスペンション
を具備する。空気流減衰器が、アクチュエータアームの活性部分から下流に位置
してもよい。
【0016】 本発明のさらなる目的及び特徴は、以下の本発明の好ましい実施形態の詳細な
説明及び図面において説明される。
【0017】 [発明の詳細な説明] 図3は、本発明によるヘッドサスペンション76を有する磁気ディスクスタッ
ク72及びヘッドスタックアセンブリ74を具備する反転ディスクドライブ70
を示している。本願明細書で用いられるとき、「反転ディスクドライブ」とは、
サスペンションアームを通過する前に、ディスク特徴物が読み取り/書き込みヘ
ッドを通過するような方向にディスクが回転されるディスクドライブを表す。反
転ディスクドライブにおいて、ヘッドサスペンションの最も遠い方の端は、ディ
スクの回転によって生じる空気流の中に引き込まれる。
【0018】 ディスクスタック72は、ドライブモータによる回転用のスピンドルに取り付
けられる1つ以上の離隔したディスク78(2つのディスクが図3には示されて
いる)を具備する。ヘッドスタックアセンブリ(又はE−ブロック)74は、ア
クチュエータシャフト82に取り付けられる近接端を有する複数のアクチュエー
タアーム80を含む。ヘッドサスペンションアセンブリ76の近接端は、スエー
ジボス84を用いるなどの従来の方法で、アクチュエータアーム80の遠心端に
取り付けられる。フレクシャ88は、ロードビーム94の固定部分91の遠心端
に位置する。磁気読み取り/書き込みヘッドを有するスライダ86は、それぞれ
のヘッドサスペンションアセンブリ76のフレクシャ88に取り付けられる。ス
プリング領域96は、ディスク78に対してスライダ86を偏らせる。スライダ
86と、ディスク面に隣接する磁気ヘッドと、を配置するために、アクチュエー
タアーム80に取り付けられるサスペンション76がディスク78の間に延在す
るように、アクチュエータアーム80は、スペーサ90によって互いに離間され
ている。
【0019】 ディスクドライブが駆動している間、ディスク78は、1分当り数千回転(R
PM)で方向92に回転する。したがって、ヘッドサスペンション76の活性部
分99が空気流98に引き込まれる。本願明細書で用いられるとき、「活性部分
」とは、スプリング領域と、剛性領域及びフレクシャを含むヘッドサスペンショ
ンの遠い方のすべての部分を指す。
【0020】 図3に示される反転ディスクドライブ70において、フレクシャ88及びスラ
イダ86は、標準的な流れの状態(図1参照)より空気流98のさらに大きな層
流かつ低速の領域に位置する。空気流98は、ロードビーム94からスプリング
領域96へと下方に伝搬し、最後にアクチュエータアーム80を通過する。空気
流98は、アクチュエータアーム80を通過直後に最大のエネルギーを有する。
アクチュエータアーム80を通過した後、再びヘッドサスペンション76の活性
部分99に衝突する前に分散する乱流のため、空気流98は、ディスク78の1
回転のうち約4分の3である。本反転ディスクドライブ70は、従来のディスク
ドライブ(図1参照)に生じるようなアクチュエータアーム80の下流で直ちに
得られる高いエネルギーの空気流に、フレクシャ88及びスライダ86を曝すこ
とはない。本願明細書で用いられるとき、「下流」は、ディスクドライブにおけ
るディスクの回転によって生成される空気流に関連する。
【0021】 図3Aは、別の反転ディスクドライブを示し、アクチュエータアーム80及び
ヘッドサスペンションアセンブリ76の代わりに、アンアマウントアーム76A
と呼ばれる単独構造物が設けられている。アンアマウントアーム76Aは一般に
、アクチュエータコラム93Aに直接取り付けられる。アンアマウントアーム7
6Aの部分80Aは、空気流によって生じる振動に強いヘッドサスペンション7
6の相当強固な不活性部分を含む。スプリング領域96A、剛性領域91A及び
フレクシャ88Aは、図3Aのヘッドサスペンションアセンブリ76Aにおける
活性部分99Aを含む。ディスク78Aは、方向92Aにスピンドル95Aを中
心にして回転する。空気流98Aが初めにフレクシャ88Aに遭遇し、次に剛性
領域91A、スプリング領域96A、部分80Aと下方に伝搬する。上述したよ
うに、活性部分99Aは、空気流98Aに引き込まれる。一実施形態において、
以下に説明するように、不活性部分80Aは、空気流減衰器97Aを含む。
【0022】 図4〜9は、本反転ディスクドライブで用いるのに適したさまざまなヘッドジ
ンバルアセンブリに関する。
【0023】 図4は、回転ディスク126(図3参照)の上方にヘッドスライダ134を支
持し、正確に方向付けるために用いられるヘッドサスペンション132の一実施
形態を示している。ヘッドサスペンション132は、長手軸136を有し、ベー
スプレート138、ロードビーム140及びフレクシャ142から構成される。
ベースプレート138は、ロードビーム140の近接端144に取り付けられ、
ヘッドサスペンション132の取り付け領域146をディスクドライブ120の
アクチュエータ130に装着するために用いられる。スライダ134は、フレク
シャ142に取り付けられ、記憶装置120のディスク126がヘッドスライダ
134の下で回転するとき、空気軸受が、スライダ134と回転ディスク126
との間に形成され、ヘッドスライダ134の上に揚力を生成する。この揚力は、
ヘッドサスペンション132のロードビーム140によって生成されるばね力に
よって相殺されるため、「フライ高さ」と呼ばれるディスク上のアライメントに
スライダ134を配置する。フレクシャ142は、回転ディスク126によって
形成される空気軸受における小さな変動に応じてヘッドスライダ134を水平に
保つことができるようにするために必要なコンプライアンスを提供する。
【0024】 フレクシャ142は、ジンバル領域156及びロードビーム取り付け領域15
8を含む。ロードビーム取り付け領域158は、剛性領域154の一部と重なり
、スポット溶接などの従来の手段によって剛性領域154の一部に取り付けられ
る。フレクシャ142のジンバル領域156は、回転ディスクによって形成され
る空気軸受における変動に応じて、ロードポイントディンプルを中心にした縦揺
れ及び横揺れの両方向においてヘッドスライダ134を水平に保つことができる
【0025】 この目的のために、ジンバル領域156は、ヘッドスライダ134が取り付け
られるスライダ取り付け面を備えた片持ち梁160を有する。片持ち梁160が
、それぞれの端部でフレクシャ142の第1及び第2のアーム164a,164
bに接続されているクロスピース162に取り付けられる。片持ち梁160は、
フレクシャ142の残りの部分に関して縦揺れ及び横揺れの方向に弾力的に移動
可能であるため、ヘッドスライダ134を水平に保つことができる。ロードビー
ム140のスプリング領域152によって生成されるばね力をヘッドスライダ1
34に伝達し、さらに、ヘッドスライダ134及び片持ち梁160が水平を保つ
ことができる点を形成するために、(ロード領域148に形成されるとき、)ロ
ードポイントディンプルは、片持ち梁160のスライダ取り付け面に対向する面
に接触する。
【0026】 光学又は磁気の読み取り/書き込みヘッド166は、スライダ134の後縁1
68上で支持されることが好ましい。後縁又は下流縁168は、図3に示される
空気流98に関連して定義される。ディスク72が図1に示されている方向と逆
方向に回転するため、後縁168は、近接端144に最も近いスライダ134の
縁である。反転ディスクドライブにおいて用いられるとき、スライダ134の後
縁168に読み取り/書き込みヘッド166を配置することにより、ヘッドサス
ペンション132のフライング特性を維持する。一実施形態において、スライダ
134は180°回転する従来のスライダであるため、読み取り/書き込みヘッ
ド166が示されているような方向を指す。
【0027】 図5は、スライダ134が除去された場合の図4のフレクシャ142の底面図
である。電線、トレース又は集積線174a,174b,174c,174d(
まとめて「174」と呼ぶ)は、第1及び第2のアーム164a,164b及び
クロスピース162に沿って、スライダ取り付け面147の近接端部170まで
延在する。さまざまな他の適切なトレース構成については、米国特許第6,04
6,888号(Krinkeら)に開示されている。スライダ取り付け面147
は、片持ち梁方式でクロスピース162に装着されるため、ギャップ176は、
近接端部170沿いを含み、面147の複数の側面の周囲に形成される。したが
って、コンタクトパッド172a,172b,172c,172dが、読み取り
/書き込みヘッド166(図4参照)と電気連結するために、近接端部170に
隣接するように配置される。
【0028】 一実施形態において、トレース174a,174b,174c,174dは、
複数のセグメントを含む。トレース174のセグメント175は、単独の電気導
線又はマイクロアクチュエータ(たとえば、米国特許第5,994,159号、
第5,923,798号、第5,912,094号、第6,046,888号参
照)、センサ、前置増幅器などの集積回路チップ又はさまざまな他の装置などの
何か他の装置であってもよい。無線又は添加物蒸着工程によって形成される集積
線、トレースキャリアラミネート又は米国特許第5,982,584号に開示さ
れるような無線フレクシャなどのさまざまな技術を用いて、本願明細書に開示さ
れる任意の実施形態に用いられる電気トレースを製作することができる。
【0029】 図6は、本発明による改良型スライダ134a及び改良型トレース174a,
174b,174c,174d(まとめて「174」と呼ぶ)を備えたフレクシ
ャ142の底面図である。トレース174は、スライダ取り付け面(図5参照)
遠心端部171で終わる。コンタクトパッド172a,172b,172c,1
72d(まとめて「172」と呼ぶ)は、遠心端部171の付近に配置される。
改良型スライダ134aは、近接端部170の付近で読み取り/書き込みヘッド
166にコンタクトパッド172を電気的に連結する集積電気導線173を含む
。電気導線173は、スライダ134aの内部又は外部のいずれであってもよい
【0030】 図7は、他のフレクシャ242の底面図であり、電気トレース274a,27
4b,274c,274dは、スライダ取り付け面247と第1及び第2のアー
ム264a,264bとの間のギャップ276を横断してスライダ取り付け面2
47の近接端部270まで延在する。コンタクトパッド272a,272b,2
72c,272dは、近接端273(図4参照)に向かう読み取り/書き込みヘ
ッド166と電気連結するために、近接端部270に隣接して配置される。
【0031】 図8は、別のフレクシャ342の上面図であり、電気トレース374がロード
ビーム340に沿って延在している。ホール又はバイア378が、ジンバル34
2上のロードビーム340及びスライダ取り付け面347に形成されるため、ト
レース374の遠心端373がスライダと電気的に連結されることができる。し
たがって、フレクシャ342上に集積線を形成しなくてすむ。
【0032】 図9は、本反転ディスクドライブで用いるための逆ジンバル280の底面図で
ある。1組の外部アーム282が、1組の内部アーム286に接続する先端クロ
スピース284に遠心端283で装着される。内部アーム286が、逆ジンバル
280の近接端289に隣接する近接クロスピース288に接続された。近接ク
ロスピース288は、片持ち梁290及びスライダ取り付け面292に接続され
る。トレース294は、外部アーム282、先端クロスピース284、内部アー
ム286及び近接クロスピース282に沿ってスライダ取り付け面292まで巡
回する。本願明細書で用いられるとき、「逆ジンバル」とは、スライダ取り付け
面の近接側面に位置する片持ち梁を備えたジンバルを指す。一実施形態において
、座屈の危険性を最小限に抑えるために、先端クロスピース284は、ジンバル
280の遠心端側面でロードビーム(図示せず)に溶接される。逆ジンバル28
0は、近接端289(図4参照)に向かう読み取り/書き込みヘッドを備えた従
来のスライダを利用することができる。
【0033】 図10は、マイクロアクチュエータ式ヘッドサスペンションアセンブリ502
を備えた反転ディスクドライブ500を示している。図示された実施形態におい
て、マイクロアクチュエータは、モータ504,506を具備する。モータ50
4,506はそれぞれ、電圧に関してバイアスをかけることができるため、活性
部分524は、トラッキング制御信号に応じて、トラッキング軸510又は51
2に沿って偏向される。マイクロアクチュエータを備えたヘッドサスペンション
アセンブリにおいて、活性部分524は一般に、フレクシャ508、剛性領域5
26及びスプリング領域528を指す。マイクロアクチュエータは、圧電コイル
、電歪コイル、磁界発生コイル、微小電気機械装置(MEMS)、微小光学電気
機械装置(MOEMS)などであってもよい。圧電素子又は電歪素子は磁界発生
コイルを用いないため、このような素子の使用によって、マイクロアクチュエー
タトラッキング信号と読み取り/書き込みプロセスの間の干渉の可能性を低減し
、一般には好ましい。マイクロアクチュエータを含む他の適切なヘッドサスペン
ションについては、米国特許第6,046,888号(Krinkeら)に開示
されている。
【0034】 従来のディスクドライブにおいて、ディスク514は方向516に回転する。
アクチュエータアーム505及びアクチュエータアーム式サスペンションアセン
ブリ502に遭遇すると、生じる空気流518の運動エネルギーが増大する。よ
り高いエネルギー及びより高速の空気流518は、活性部分524で空気流によ
って発生する振動を増加させる。本反転ディスクドライブ500において、ディ
スク514は方向520に回転するため、活性部分524は生じる空気流522
の中に引き込まれ、本願明細書で説明するように空気流によって発生する振動を
著しく低減する。
【0035】 下流に空気流減衰器を追加することによって、サスペンション気擦をさらに低
減することができる。下流の空気流減衰器は、ヘッドサスペンションが位置する
領域における空気の速度を低下させるように作用する。空気流減衰器は、ヘッド
サスペンションの周囲に高めの静圧(低速)空気を含む領域を形成するように作
用する。接近してくる空気が、高めの静圧の領域によって方向転換される。空気
流の速度の減速によって、動圧を全体に低下させる。
【0036】 図11は、活性部分420の下流、さらに詳細にはヘッドジンバルアセンブリ
414の下流にある下流空気流減衰器402を具備する反転ディスクドライブ4
00を示している。減衰器402は、アクチュエータアーム404又はヘッドサ
スペンションアセンブリ406の不活性部分422に位置していてもよい。ヘッ
ドサスペンションアセンブリ406の不活性部分422は、一般には取り付け領
域及び/又はベースプレート416である活性部分420の下流の部分である。
一実施形態において、減衰器402は、ベースプレート416とアクチュエータ
アーム404との間の境界に位置する。
【0037】 本願明細書で用いられるとき、「減衰器」とは、主な機能が、活性部分に隣接
する領域において空気流の速度及び運動エネルギーを減少させることである活性
部分から下流に位置する構造物を指す。反転ディスクドライブにおけるヘッドジ
ンバルアセンブリが空気流の一部を再指向する間、再指向される空気流の量は、
減衰器によって再指向される量よりはるかに少ない。減衰器はまた、ヘッドサス
ペンションアセンブリ及びアクチュエータアームの境界を越えて延在する。一部
の実施形態の場合には、取り付け領域の近接端からフレクシャの遠心端まで測定
されるヘッドサスペンションの長さの関数として、減衰器の有効表面積を測定す
ることができる。たとえば、長さ約8.5mmのヘッドサスペンションによって
分割される表面積約10.0mmの減衰器は、比1.18mmを成す。
【0038】 図11の実施形態において、減衰器402は、ヘッドジンバルアセンブリ41
4の前縁415の有効表面積より大きい、空気流408と遭遇する有効表面積の
前縁を有する。本願明細書で用いられるとき、「前縁」とは、空気流と直接遭遇
する一定の構造物の前縁全体を指す。
【0039】 図示される実施形態において、減衰器402は、ヘッドサスペンションアセン
ブリ406の両面に延在する。別の実施形態において、減衰器402は、ヘッド
サスペンションアセンブリ406の1つの側面、上面及び/又は底面に沿って延
在してもよい。さらに別の実施形態において、ディスクドライブ400は、アク
チュエータアーム404及びヘッドサスペンションアセンブリ406の両方に減
衰器を含んでもよい。反転ディスクドライブ400の性質のために、アクチュエ
ータアーム404、E−ブロック、アンアマウントアーム(図3A参照)及び/
又はベースプレート(図12〜14参照)の上に減衰器402を配置してもよい
【0040】 空気流408が減衰器402の周囲を移動するとき、減衰器402の直前の上
流にある領域412の空気流は、より低速で、より低い運動エネルギーを有する
。減速は、空気流408を制限する減衰器402によるため、部分的に空気流4
08からヘッドサスペンション406を遮断し、空気流408の大部分が減衰器
402の両側にある最小の抵抗の経路を取るように促進する。減衰器402の上
流の領域において残っている空気流408は、より低速で、より低い運動エネル
ギーを有する。その結果、ヘッドジンバルアセンブリ414は、速度及びエネル
ギーの低減された領域に位置する。反転ディスクドライブにおいて減衰器を利用
することによって、ヘッドサスペンションの空気流によって生じる振動をさらに
低減することができる。
【0041】 本願明細書で用いられるとき、「空気流の速度」及び「空気流の運動エネルギ
ー」は、ヘッドサスペンション406及びアクチュエータアーム419から離れ
た領域で測定されることが好ましい。ヘッドジンバル付近の減速領域及び運動エ
ネルギーの低い領域は、ベースプレート及び/又はアクチュエータアームの下流
の直後の空気流の速度及び空気流の運動エネルギーに対して測定される。
【0042】 さまざまな方法及び形状で本発明の減衰器を設計し、製作することができる。
減衰器は、フレクシャ及びスライダの領域において最適な効果となるように設計
されたさまざまなサイズ及び幾何形状であってもよい。減衰器のサイズ、形状、
位置及び数は、用途に応じて変更することができる。1つの可能なトレードオフ
は、電力消費である。減衰器が大きくなればなるほど、ドライブモータにかかる
可能性がある抵抗も大きくなり、ディスクの回転を維持するためにさらに大きな
エネルギーが必要となる。
【0043】 図12は、本発明によるヘッドサスペンションアセンブリ440の概略図であ
る。1組の減衰器444,446が、ロードビームを形成する材料と同一の材料
から一体形成され、ロードビームスチフナ448の両面に配置される。減衰器4
44,446の曲げを容易にするために、部分的なエッチラインを形成してもよ
い。減衰器444,446はロードビームスチフナ448の両側に位置している
が、スチフナ448の一方の側面のみに減衰器がある場合も可能である。図12
の実施形態において、ベースプレート442及び減衰器444,446は、不活
性部分458を含む。不活性部分は、反転ディスクドライブ(図3参照)におい
て活性部分456から下流に位置する。別法として、減衰器444,446は、
ベースプレート442と一体形成されてもよく、又はスポット溶接、接着剤又は
さまざまな他の技術によって、ベースプレート442に接着される個別の構成要
素として形成されてもよい。
【0044】 減衰器444,446は随意に、ロードビームスチフナ448の水平面から下
方に延在する。減衰器444,446はまた、ヘッドジンバルアセンブリ450
に向かって前方に曲線を描いて動く。空気流454によって生じる減速した速度
及び減少した運動エネルギーの領域452の形状を変更するために、減衰器44
4,446の形状を修正することができる。一部の用途の場合には、2つ以上の
減衰器を同時に用いてもよい。別の実施形態において、減衰器402は、アクチ
ュエータアーム(又はE−ブロック)と一体形成されてもよい。
【0045】 図13は、本発明による別のヘッドサスペンション460の斜視図である。ベ
ースプレート462は、ロードビームスチフナ468の両側に1組のカットアウ
ト466を有する一体形成された減衰器464を含む。減衰器464は図13に
示される垂直位置で折り畳まれるとき、減衰器464の部分470がロードビー
ムスチフナ468の下方に延在する。また。減衰器464は、個別の構成要素と
して形成され、適切な技術を用いてヘッドサスペンションアセンブリ460に接
着されてもよい。図13の実施形態において、減衰器464は、ヘッドサスペン
ション460の活性部分472の周囲に空気流478の減速された速度及び減少
された運動エネルギーの領域476を形成する。領域476の形状は、概略的に
示されているが、減衰器464の形状、サイズ及び位置に応じて変更することが
できる。
【0046】 図14は、逆ベースプレート492の縁に形成される減衰器494を有する別
のヘッドサスペンションアセンブリ490を示している。ベースプレート492
の厚さ496×ベースプレート492の幅498は、減衰器494の有効表面積
を構成する。追加の形成工程又はスタンピング工程は必要ではない。上述したよ
うに、ベースプレート492がヘッドサスペンションアセンブリ490に接着さ
れるとき、空気流499を引き付けるために、減衰器494は活性部分497の
下流に配置される。
【0047】 実施例1 図15A〜Dは、従来のディスクドライブの中で空気流によって生じる振動に
よって生成されるオフトラックの移動を示している。図16A〜Dは、反転ディ
スクドライブにおいて図15A〜Dで評価された同一のヘッドサスペンションに
よって生成されるオフトラックの移動を示している。図15A,15B,16A
,16Bは、1分当り約10,000回転及び1分当り約15,000回転の場
合のミネソタ州ハッチンソンに位置するHutchinson Technologyから入手可能な
Mag 5eマイクロアクチュエータ式ヘッドサスペンションの性能を示してい
る。図15C,15D,16C,16Dは、1分当り約10,000回転及び1
分当り約15,000回転の場合のミネソタ州ハッチンソンに位置するHutchins
on Technologyから入手可能な4230 TSAヘッドサスペンションの性能を示
している。グラフは、nmごとに気擦によって生じるオフトラックを示している
【0048】 グラフに示されるz高さは、アクチュエータマウントとディスク面との間の距
離である。図4に概ね示されているように、読み取り/書き込みヘッドが空気流
に対するスライダの下流側に位置するように、スライダは約180°回転された
。ヘッドサスペンションの配置には、ディスクの回転中心とアクチュエータアー
ムの回転中心との間に約60mmのギャップが含まれた。アクチュエータアーム
の回転中心からスライダまでの距離は、約52mmであった。スライダとディス
クの回転中心との距離は、約30mmであった。2つの隣接するディスクの間の
ギャップは、約2.4mmであった。テストは、2つの回転ディスクの間にある
サスペンションを用いて行われた。
【0049】 図16Aに示されているように、1分当り約10,000回転で、Mag 5
eマイクロアクチュエータ式ヘッドサスペンションは、図15Aに示されている
ような従来のディスクドライブで生じる振動より、気擦によって生じる振動が約
68%低減された。図16Bに示されているように、1分当り約15,000回
転で、Mag 5eヘッドサスペンションは、図15Bに示されているような従
来のディスクドライブで生じる振動より、気擦によって生じる振動が約67%低
減された。
【0050】 同様に、図16Cに示されているように、1分当り約10,000回転で、4
230 TSAヘッドサスペンションは、図15Cに示されているような従来の
ディスクドライブで生じる振動より、気擦によって生じる振動が約55%低減さ
れた。図16Dに示されているように、1分当り約15,000回転で、423
0 TSAヘッドサスペンションは、図15Dに示されているような従来のディ
スクドライブで生じる振動より、気擦によって生じる振動が約61%低減された
【0051】 マイクロアクチュエータ式Mag 5eヘッドサスペンションは、アクチュエ
ータのない4230 TSAヘッドサスペンションに比べて気擦によって生じる
振動をさらに大きく低減した。低減の差は、Mag 5eマイクロアクチュエー
タ式ヘッドサスペンションの望ましい空気力学特性によると考えられている。
【0052】 実施例2 図17Aは、空気流減衰器がない場合の反転ディスクドライブにおいて空気流
によって生じる振動によって生成されるオフトラック移動を示している。図17
Bは、空気流減衰器を備えた反転ディスクドライブにおいて空気流によって生じ
る振動によって生成されるオフトラック移動を示している。ヘッドサスペンショ
ンアセンブリは、ミネソタ州ハッチンソンに位置するHutchinson Technologyか
ら入手可能なMag 5eであった。ディスクドライブは、1分当り約10,0
00回転で作動した。空気流減衰器は、図12に概ね示されているとおりであり
、有効表面積が10mmであった。グラフは、nmごとに気擦によって生じる
オフトラックを示している。
【0053】 図17Bに示されているように、1分当り約15,000回転で、空気流減衰
器を有するヘッドサスペンションは、空気流減衰器がない場合のヘッドサスペン
ションによって生じる振動に比べて、気擦によって生じる振動が約33%減少し
た。
【0054】 本発明の背景に記載されているものも含め、本願明細書に開示される特許及び
特許出願はすべて、参照によって本願明細書に引用される。前述の説明に関して
、本発明の精神から逸脱することなく、詳細に変更を行うことができることを理
解すべきである。たとえば、空気流減衰器、ヘッドサスペンション上のマイクロ
アクチュエータ及び/又は後方のフレクシャの任意の組合せに関して、本反転デ
ィスクドライブを用いることができる。本明細書及び示された態様は例示に過ぎ
ず、本発明の真の範囲及び精神は以下の請求項の広範な意味によって示されると
考えるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来技術のディスクドライブの概略図である。
【図2】 従来技術のヘッドサスペンションの斜視図である。
【図3】 本発明による反転ディスクドライブの概略図である。
【図3A】 本発明による別の反転ディスクドライブの概略図である。
【図4】 本発明による反転ディスクドライブにおいて使用するためのヘッドサスペンシ
ョンの斜視図である。
【図5】 本発明によるフレクシャの底面図である。
【図6】 本発明による別のヘッドサスペンションの斜視図である。
【図7】 本発明による別のフレクシャの底面図である。
【図8】 本発明によるロードビーム及びフレクシャの上面図である。
【図9】 本発明による反転ディスクドライブに使用するための逆ジンバルを備えたフレ
クシャの底面図である。
【図10】 本発明によるマイクロアクチュエータ式ヘッドサスペンションを有する反転デ
ィスクドライブの斜視図である。
【図11】 本発明による減衰器を含む反転ディスクドライブの概略図である。
【図12】 本発明による減衰器を含むヘッドサスペンションアセンブリのさまざまな実施
形態を示している。
【図13】 本発明による減衰器を含むヘッドサスペンションアセンブリのさまざまな実施
形態を示している。
【図14】 本発明による減衰器を含むヘッドサスペンションアセンブリのさまざまな実施
形態を示している。
【図15a】 従来のディスクドライブにおける第1のヘッドサスペンションの場合の気擦オ
フトラックを示すグラフデータである。
【図15b】 従来のディスクドライブにおける第1のヘッドサスペンションの場合の気擦オ
フトラックを示すグラフデータである。
【図15c】 従来のディスクドライブにおける第2のヘッドサスペンションの場合の気擦オ
フトラックを示すグラフデータである。
【図15d】 従来のディスクドライブにおける第2のヘッドサスペンションの場合の気擦オ
フトラックを示すグラフデータである。
【図16a】 図15a〜図15bにおいて評価されたヘッドサスペンションを用いて反転デ
ィスクドライブにおける気擦オフトラックを示すグラフデータである。
【図16b】 図15a〜図15bにおいて評価されたヘッドサスペンションを用いて反転デ
ィスクドライブにおける気擦オフトラックを示すグラフデータである。
【図16c】 図15a〜図15bにおいて評価されたヘッドサスペンションを用いて反転デ
ィスクドライブにおける気擦オフトラックを示すグラフデータである。
【図16d】 図15a〜図15bにおいて評価されたヘッドサスペンションを用いて反転デ
ィスクドライブにおける気擦オフトラックを示すグラフデータである。
【図17a】 下流の減衰器を備えていない場合の反転ディスクドライブの気擦オフトラック
を示すグラフデータである。
【図17b】 下流の減衰器を備えている場合の反転ディスクドライブの気擦オフトラックを
示すグラフデータである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 60/221,758 (32)優先日 平成12年7月31日(2000.7.31) (33)優先権主張国 米国(US) (81)指定国 JP (72)発明者 リナーツ ウェイド エー. アメリカ合衆国 ミネソタ州 55317 チ ャンハッセン サウス ショアー ドライ ブ 7761 (72)発明者 ウォルター レイモンド アール. アメリカ合衆国 ミネソタ州 55350 ハ ッチンソン ジョージェンソン ストリー ト サウスイースト 1125 (72)発明者 エヴァンス ロバート ビー. アメリカ合衆国 ミネソタ州 55350 ハ ッチンソン ヒドゥン サークル 525 (72)発明者 クリンケ トッド エー. アメリカ合衆国 ミネソタ州 55373 ロ ックフォード チェリー レーン 5011 Fターム(参考) 5D059 AA01 BA01 CA11 CA21 DA26 DA36 DA37 EA01 EA03 EA08 5D096 NN03 NN07

Claims (43)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反転ディスクドライブ用のヘッドサスペンションであって、 近接端に取り付け領域、遠心端に剛性領域及び該取り付け領域と該剛性領域と
    の間にスプリング領域を有するロードビームと、 前記剛性領域の前記遠心端に取り付けられるフレクシャと、 前記フレクシャに取り付けられるスライダであって、前記ロードビームの前記
    近接端に最も近い近接端を有し、前記スプリング領域、前記剛性領域、前記フレ
    クシャ及び前記スライダが活性部分を備える、スライダと、 前記スライダの前記近接端に位置する1つ以上の読み取り/書き込みヘッドと
    、を具備するヘッドサスペンション。
  2. 【請求項2】 前記フレクシャが、前記剛性領域の前記遠心端に隣接するジ
    ンバル遠心端と、ジンバル近接端とを含む逆ジンバルを具備し、該逆ジンバルが
    、 前記ジンバル近接端から前記ジンバル遠心端に隣接する先端クロスピースまで
    延在する1組の外部アームと、 前記先端クロスピースから前記ジンバル近接端に隣接する近接クロスピースま
    で延在する1組の内部アームと、 前記近接クロスピースをスライダ取り付け領域に接続する片持ち梁と、を具備
    する請求項1に記載のヘッドサスペンション。
  3. 【請求項3】 前記剛性領域と、前記スライダの後面に隣接する前記フレク
    シャと、を通って延在するバイアと、 前記バイアを通って延在し、前記スライダに電気的に結合される電気導線を具
    備する請求項1に記載のヘッドサスペンション。
  4. 【請求項4】 前記活性部分から下流に位置する1つ以上の空気流減衰器を
    具備する請求項1に記載のヘッドサスペンション。
  5. 【請求項5】 前記取り付け領域又はアンアマウントアームの不活性部分の
    うちの一方に配置される少なくとも1つの空気流減衰器を具備する請求項1に記
    載のヘッドサスペンション。
  6. 【請求項6】 前記取り付け領域と一体形成される少なくとも1つの空気流
    減衰器を具備する請求項1に記載のヘッドサスペンション。
  7. 【請求項7】 前記ヘッドサスペンションの側面、上面又は底面の1つ以上
    に沿って延在する1つ以上の空気流減衰器を具備する請求項1に記載のヘッドサ
    スペンション。
  8. 【請求項8】 前記フレクシャに隣接する減速された空気流の速度の領域を
    形成するようになされた形状を含む1つ以上の空気流減衰器を具備する請求項1
    に記載のヘッドサスペンション。
  9. 【請求項9】 前記活性部分に隣接する減速された空気流の速度の領域を形
    成するようになされた形状を含む1つ以上の空気流減衰器を具備する請求項1に
    記載のヘッドサスペンション。
  10. 【請求項10】 1つ以上のマイクロアクチュエータを具備する請求項1に
    記載のヘッドサスペンション。
  11. 【請求項11】 マイクロアクチュエータ、センサ又は集積回路のうちの1
    つを含む電気トレースを具備する請求項1に記載のヘッドサスペンション。
  12. 【請求項12】 前記電気トレースの一部が、前記スライダと一体であり、
    かつ前記スライダの遠心端から該スライダの近接端まで延在する請求項11に記
    載のヘッドサスペンション。
  13. 【請求項13】 前記フレクシャが、 前記ロードビームの前記近接端に向かって延在する自由端を有する片持ち梁式
    スライダ取り付け面と、 前記自由端と前記フレクシャとの間のギャップと、 前記ギャップに広がる1つ以上の電気トレースと、 前記ギャップに広がる前記電気トレースと電気的に結合される前記自由端の付
    近で前記スライダ取り付け面の上にあるコンタクトパッドと、 を具備する請求項1に記載のヘッドサスペンション。
  14. 【請求項14】 反転ディスクドライブ用のヘッドサスペンションであって
    、 近接端に取り付け領域、遠心端に剛性領域、及び前記取り付け領域と前記剛性
    領域との間にスプリング領域を有するロードビームと、 前記剛性領域の前記遠心端に取り付けられるフレクシャと、 1つ以上の読み取り/書き込みヘッドを有する前記フレクシャに取り付けられ
    るスライダであって、前記スプリング領域、前記剛性領域、前記フレクシャ及び
    前記スライダが活性部分を備える、スライダと、 トラッキング制御信号に応じて、前記スライダを移動させるようになされた1
    つ以上のマイクロアクチュエータと、 を具備するヘッドサスペンション。
  15. 【請求項15】 前記剛性領域と、前記スライダの後面に隣接する前記フレ
    クシャと、を通って延在するバイアと、 前記バイアを通って延在し、前記スライダに電気的に結合される電気導線を具
    備する請求項14に記載のヘッドサスペンション。
  16. 【請求項16】 前記活性部分から下流に位置する1つ以上の空気流減衰器
    を具備する請求項14に記載のヘッドサスペンション。
  17. 【請求項17】 前記取り付け領域又はアンアマウントアームの不活性部分
    のうちの一方に配置される少なくとも1つの空気流減衰器を具備する請求項14
    に記載のヘッドサスペンション。
  18. 【請求項18】 前記取り付け領域と一体形成される少なくとも1つの空気
    流減衰器を具備する請求項14に記載のヘッドサスペンション。
  19. 【請求項19】 前記ヘッドサスペンションの側面、上面又は底面の1つ以
    上に沿って延在する1つ以上の空気流減衰器を具備する請求項14に記載のヘッ
    ドサスペンション。
  20. 【請求項20】 前記フレクシャに隣接する減速された空気流の速度の領域
    を形成するようになされた形状を含む1つ以上の空気流減衰器を具備する請求項
    14に記載のヘッドサスペンション。
  21. 【請求項21】 前記活性部分に隣接する減速された空気流の速度の領域を
    形成するようになされた形状を含む1つ以上の空気流減衰器を具備する請求項1
    4に記載のヘッドサスペンション。
  22. 【請求項22】 反転ディスクドライブ用のヘッドサスペンションであって
    、 近接端に取り付け領域、遠心端に剛性領域、及び前記取り付け領域と前記剛性
    領域との間にスプリング領域を有するロードビームと、 前記剛性領域の前記遠心端に取り付けられるフレクシャと、 前記フレクシャに取り付けられる1つ以上の読み取り/書き込みヘッドを有す
    るスライダであって、前記スプリング領域、前記剛性領域、前記フレクシャ及び
    前記スライダが活性部分を備える、スライダと、 前記活性部分から下流に位置する1つ以上の空気流減衰器と、 を具備するヘッドサスペンション。
  23. 【請求項23】 前記フレクシャが、逆ジンバルを具備する請求項22に記
    載のヘッドサスペンション。
  24. 【請求項24】 前記取り付け領域又はアンアマウントアームの不活性部分
    のうちの一方に配置される少なくとも1つの空気流減衰器を具備する請求項22
    に記載のヘッドサスペンション。
  25. 【請求項25】 前記取り付け領域に接着される少なくとも1つの空気流減
    衰器を具備する請求項22に記載のヘッドサスペンション。
  26. 【請求項26】 前記取り付け領域と一体形成される少なくとも1つの空気
    流減衰器を具備する請求項22に記載のヘッドサスペンション。
  27. 【請求項27】 前記ヘッドサスペンションの側面、上面又は底面の1つ以
    上に沿って延在する1つ以上の空気流減衰器を具備する請求項22に記載のヘッ
    ドサスペンション。
  28. 【請求項28】 前記フレクシャに隣接する減速された空気流の速度の領域
    を形成するようになされた形状を含む1つ以上の空気流減衰器を具備する請求項
    22に記載のヘッドサスペンション。
  29. 【請求項29】 前記活性部分に隣接する減速された空気流の速度の領域を
    形成するようになされた形状を含む1つ以上の空気流減衰器を具備する請求項2
    2に記載のヘッドサスペンション。
  30. 【請求項30】 1つ以上のマイクロアクチュエータを具備する請求項22
    に記載のヘッドサスペンション。
  31. 【請求項31】 マイクロアクチュエータ、センサ又は集積回路のうちの1
    つを含む電気トレースを具備する請求項22に記載のヘッドサスペンション。
  32. 【請求項32】 1つ以上のディスクと、 近接端に取り付け領域、遠心端に剛性領域及び前記取り付け領域と前記剛性
    領域との間にスプリング領域を有するロードビームと、 前記剛性領域の前記遠心端に取り付けられるフレクシャと、 前記フレクシャに取り付けられるスライダであって、前記ロードビームの前
    記近接端に最も近い近接端を有し、前記スプリング領域、前記剛性領域、前記フ
    レクシャ及び前記スライダが活性部分を備える、スライダと、 前記スライダの前記近接端に位置する1つ以上の読み取り/書き込みヘッド
    と、 を具備する1つ以上のヘッドサスペンションと、 を具備する反転ディスクドライブ。
  33. 【請求項33】 前記活性部分から下流に位置する1つ以上の空気流減衰器
    と、を具備する請求項32に記載の反転ディスクドライブ。
  34. 【請求項34】 前記取り付け領域又はアンアマウントアームの不活性部分
    のうちの一方に配置される少なくとも1つの空気流減衰器を具備する請求項32
    に記載の反転ディスクドライブ。
  35. 【請求項35】 アクチュエータアームに位置する少なくとも1つの空気流
    減衰器を具備する請求項32に記載の反転ディスクドライブ。
  36. 【請求項36】 前記ヘッドサスペンションの側面、上面又は底面の1つ以
    上に沿って延在する1つ以上の空気流減衰器を具備する請求項32に記載の反転
    ディスクドライブ。
  37. 【請求項37】 前記フレクシャに隣接する減速された空気流の速度の領域
    を形成するようになされた形状を含む1つ以上の空気流減衰器を具備する請求項
    32に記載の反転ディスクドライブ。
  38. 【請求項38】 前記活性部分に隣接する減速された空気流の速度の領域を
    形成するようになされた形状を含む1つ以上の空気流減衰器を具備する請求項3
    2に記載の反転ディスクドライブ。
  39. 【請求項39】 1つ以上のマイクロアクチュエータを具備する請求項32
    に記載の反転ディスクドライブ。
  40. 【請求項40】 マイクロアクチュエータ、センサ又は集積回路のうちの1
    つを含む電気トレースを具備する請求項32に記載の反転ディスクドライブ。
  41. 【請求項41】 前記電気トレースの一部が、前記スライダと一体であり、
    かつ該スライダの遠心端から近接端まで延在する請求項40に記載の反転ディス
    クドライブ。
  42. 【請求項42】 1つ以上のディスクと、 近接端に取り付け領域、遠心端に剛性領域、及び前記取り付け領域と前記剛
    性領域との間にスプリング領域を有するロードビームと、 前記剛性領域の前記遠心端に取り付けられるフレクシャと、 前記スプリング領域、前記剛性領域、前記フレクシャ及び前記スライダが活
    性部分を備える、1つ以上の読み取り/書き込みヘッドを有する前記フレクシャ
    に取り付けられるスライダと、 トラッキング制御信号に応じて前記スライダを移動させるようになされた1
    つ以上のマイクロアクチュエータと、 を具備する1つ以上のヘッドサスペンションと、 を具備する反転ディスクドライブ。
  43. 【請求項43】 1つ以上のディスクと、 近接端に取り付け領域、遠心端に剛性領域、及び前記取り付け領域と前記剛
    性領域との間にスプリング領域を有するロードビームと、 前記剛性領域の前記遠心端に取り付けられるフレクシャと、 前記スプリング領域、前記剛性領域、前記フレクシャ及び前記スライダが活
    性部分を備える、前記フレクシャに取り付けられる1つ以上の読み取り/書き込
    みヘッドを有するスライダと、 前記活性部分から下流に位置する1つ以上のマイクロアクチュエータと、 を具備する1つ以上のヘッドサスペンションと、 を具備する反転ディスクドライブ。
JP2001584418A 2000-05-18 2001-05-15 反転ディスクドライブ及び同ディスクドライブのためのヘッドサスペンション Pending JP2003533838A (ja)

Applications Claiming Priority (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US20534400P 2000-05-18 2000-05-18
US60/205,344 2000-05-18
US21778900P 2000-07-12 2000-07-12
US60/217,789 2000-07-12
US22175800P 2000-07-31 2000-07-31
US60/221,758 2000-07-31
PCT/US2001/015731 WO2001088906A2 (en) 2000-05-18 2001-05-15 Reverse flow disk drive and head suspension for same

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003533838A true JP2003533838A (ja) 2003-11-11

Family

ID=27394781

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001584418A Pending JP2003533838A (ja) 2000-05-18 2001-05-15 反転ディスクドライブ及び同ディスクドライブのためのヘッドサスペンション

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2003533838A (ja)
WO (1) WO2001088906A2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6804087B2 (en) 2002-05-28 2004-10-12 Seagate Technology Llc Head suspension assembly having an air deflector
US7345840B2 (en) 2004-05-26 2008-03-18 Seagate Technology Llc Light delivery technique for heat assisted magnetic recording head
US8339905B2 (en) 2005-04-13 2012-12-25 Seagate Technology Llc Alignment features for heat assisted magnetic recording transducers

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62149088A (ja) * 1985-12-23 1987-07-03 Hitachi Ltd 磁気デイスク装置
US4821130A (en) * 1987-09-04 1989-04-11 Digital Equipment Corporation Disk extender baffles
US5490027A (en) * 1991-10-28 1996-02-06 Censtor Corp. Gimbaled micro-head/flexure/conductor assembly and system

Also Published As

Publication number Publication date
WO2001088906A3 (en) 2002-03-21
WO2001088906A2 (en) 2001-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100688541B1 (ko) 부압 포켓 내에 복수의 편향 레일을 가진 하드 디스크드라이브의 슬라이더와 이를 구비한 액츄에이터 조립체
US6545842B2 (en) Disc drive actuator assembly drag reduction features
US7701673B2 (en) Gimbal design with solder ball bond pads and trailing edge limiter tab for a recording head
US5438467A (en) Negative pressure air bearing design
US5991114A (en) Disc drive having gram load reducer and method of operating gram load reducer
US6535355B2 (en) Pitch and roll attitude control for sliders in a disk drive
JP4104974B2 (ja) ディスク・ドライブ用の下流フィン付きストリッパ・シュラウド空気流調節装置
JP2004522239A (ja) ヘッド・ピッチ調整を改善したディスク・ドライブ
US7149054B1 (en) Reverse flow disk drive and head suspension for same
JP2002373409A (ja) ヘッドスライダ及びディスク装置
JPH11144216A (ja) ディスク装置用サスペンション
US8649126B2 (en) Air bearing surface of a head slider in a hard disk drive
JP5420832B2 (ja) 非対称の動力学的特性を有するジンバル
US8164860B1 (en) Servo write robust and good altitude performance ABS
JP2006004539A (ja) スライダ及び回転円板形記憶装置
US6510027B1 (en) Disc head slider having highly damped bearing with multiple pressure gradiant-generating pads
US6744602B2 (en) Modified gimbal tongue designs to reduce particle sensitivity
US20110122532A1 (en) Write hole of a head slider in a hard disk drive
JP4134042B2 (ja) ヘッドスライダ用サスペンションおよびヘッドサスペンションアセンブリ
US6570742B2 (en) Head actuator with head support excitation shield
JP2003533838A (ja) 反転ディスクドライブ及び同ディスクドライブのためのヘッドサスペンション
US6710977B2 (en) Aerodynamic air current diverting apparatus
US8159786B2 (en) Suspension with locally strengthened integrated trace connections
US6804087B2 (en) Head suspension assembly having an air deflector
US6381101B1 (en) Non contact head load/unload apparatus and method for disc drives