JP2003533759A - コンピュータシステムに関する改善 - Google Patents

コンピュータシステムに関する改善

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JP2003533759A
JP2003533759A JP2001579097A JP2001579097A JP2003533759A JP 2003533759 A JP2003533759 A JP 2003533759A JP 2001579097 A JP2001579097 A JP 2001579097A JP 2001579097 A JP2001579097 A JP 2001579097A JP 2003533759 A JP2003533759 A JP 2003533759A
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エイエヌティー リミテッド
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    • G06F9/44—Arrangements for executing specific programs
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    • G06F9/45533—Hypervisors; Virtual machine monitors
    • G06F9/45537—Provision of facilities of other operating environments, e.g. WINE

Abstract

(57)【要約】 ハードウェア（７０）、オぺレーティングシステム（６８）、およびオぺレーティングシステム上で機能呼び出しを作成するアプリケーションプログラム（５４）を含むコンピュータシステムである。このコンピュータシステムは、オぺレーティングシステムに関連したネイティブライブラリ（６２）の構成要素が存在すれば、その構成要素へ呼び出しを命令し、存在しなければ特別な可搬性ライブラリ（６４）の構成要素へ呼び出しを命令する、可搬性レイヤー（６０）を含む。このように、アプリケーションはかなり容易に適応されるか、または機能豊富なオぺレーティングシステムもしくは機能が乏しいオぺレーティングシステムのいずれかを含む、多くの異なるプラットフォーム上で動作するように移植され得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】 （発明の背景） 本発明はコンピュータシステムに関する。
【０００２】 例えば、ウェブブラウザ、ｅメールクライアント、および電子プログラムガイ
ドのような現存するソフトウェアアプリケーションプログラムは、しばしば多く
の異なるターゲットプラットフォーム上で実行され得るように書かれる。例えば
、異なるプロセッサ、異なるオペレーティングシステム、またはディスプレーデ
バイスのような異なるハードウェアを使うことによって、ターゲットプラットフ
ォームの特徴は変化する。
【０００３】 新しいターゲットプラットフォーム上で働くそのようなアプリケーションソフ
トウェアに適応するために、プラットフォームは完全にソフトウェアをレビュー
および修正する必要があった。このことは、 （ａ）ある特定のプロセッサに特有なソフトウェアコードの全ての局面を位置付
けおよびアドレッシングし、 （ｂ）ある特定のオペレーティングシステムに特有なソフトウェアコードの全て
の局面を位置付けおよびアドレッシングし、および （ｃ）ある特定のビジュアルプロダクトスタイリングに特有なプログラムの全て
の局面を位置付けおよびアドレッシングする、ことを必要とする。
【０００４】 ここで参照された“アドレッシング”オペレーションは以下のように実行され
得る。ある新しいプロセッサ、オペレーティングシステムまたはビジュアルプロ
ダクトスタイリングに直面する度に、ソースコードはターゲットプラットフォー
ムに特定のコードのセクションの変数を含むように拡張される。この拡張のタイ
プは“条件付きコンパイル”と呼ばれる方法を使ってもよい。この方法では、コ
ンパイラはアプリケーションプログラムソースコードの内部の多くのオプション
から一つの選択肢を選び、そして選ばれたオプションに従ってプログラム命令を
発生する。しかし、これは急速に、維持および試験するのが難しい手に負えない
コードとなる。
【０００５】 図１はいわゆる機能豊富なプラットフォームを用いて使用するために設計され
た公知のタイプのシステムを示す。すなわちこのプラットフォームは、オぺレー
ティングシステムそれ自身の中、またはネイティブライブラリー中にかかわらず
、フォントレンダリング、ウィンドウマネジメント、およびウィジット（ｗｉｄ
ｇｅｔ）セットのような機能を含む。ウィジットセットという用語はインターフ
ェース、または例えばボタンがコンピュータディスプレイデバイス上でどのよう
に見えるかを規定するインターフェースすなわちディスプレイのコンポーネント
の集合を記述するために、当業者によって用いられる用語である。従って、シス
テム１０は、可搬性レイヤー１６に接続されたアプリケーションプログラム１２
を含む。この可搬性レイヤー１６は、例えばある特定のプロセッサを組み込んだ
特定のハードウェア２２上で動作するオぺレーティングシステム２０に関連した
ネイティブレイヤー１８を用いる。フレームバッファ２４はまた、このオぺレー
ティングシステム２０およびこのネイティブライブラリ１８にアクセス可能であ
り、そしてディスプレイメモリを提供する。このシステムはアプリケーションに
よる要求をマッピングし、そしてオぺレーティングシステムに直接命令を出す。
このオぺレーティングシステムはネイティブ可搬性ライブラリ１８によって決定
される利便性（ｆａｃｉｌｉｔｙ）または機能（ｆｅａｔｕｒｅ）が関連づけら
れる。用語「可搬性レイヤー」および「ネイティブライブラリー」は当業者に周
知である。
【０００６】 図２はいわゆる機能が乏しいプラットフォームを用いて使用するために設計さ
れた別の公知のタイプのシステムを示す。すなわちこのプラットフォームには、
フォントレンダリング、ウィンドウマネジメント、およびウィジットセットのよ
うな機能は存在しない。従って、システム３０は可搬性レイヤー３６に接続され
たアプリケーションプログラム３２を含む。可搬性レイヤー３６は、オぺレーテ
ィングシステムに関連した図１のネイティブライブラリ１８とは対照的に、アプ
リケーションプログラム３２に関連した、アプリケーションが提供する可搬性ラ
イブラリ３８を用いる。アプリケーションが提供する可搬性レイヤー３８はフレ
ームバッファ４０に連結され、このフレームバッファ４０は順々にハードウェア
４４上で動作するオぺレーティングシステム４２に連結される。
【０００７】 図２のシステム３０は常にアプリケーションが提供する可搬性レイヤー自身の
利便性または機能へマッピングする。
【０００８】 上記のアプローチは、プロダクトスタイリング、コアアプリケーション、およ
びターゲットを特定する局面を一緒に結び付ける。これはターゲットプラットフ
ォーム上での実行以前にプロダクトスタイリングを展開することを不可能にする
。公知のアプローチは、このようにコアアプリケーションの新しいターゲットプ
ラットフォームへの適応が複雑な時間のかかるプロセスであること、および特別
なビジュアルプロダクトスタイリングが特定のターゲットプラットフォーム上で
のみ実行され得るということ、といった不利益を被る。
【０００９】 （発明の要旨） 本発明は独立請求項中に定義され、この独立請求項の下に参照が作られる。利
点としての特徴は従属請求項中に述べられる。
【００１０】 本発明の好ましい実施形態は、より詳細に以下に述べられ、ハードウェア、オ
ぺレーティングシステム、およびアプリケーションプログラムを含むコンピュー
タシステムの形式を取る。このアプリケーションプログラムはオぺレーティング
システム上で機能呼び出しを作成し、そして可搬性レイヤーを含む。この可搬性
レイヤーは、オぺレーティングシステムに関連したネイティブライブラリの構成
要素が存在すれば、その構成要素へ呼び出しを命令する。存在しなければ特別な
可搬性ライブラリの構成要素へ呼び出しを命令する。このように、アプリケーシ
ョンはかなり容易に適応されるか、または機能豊富なプラットフォーム上もしく
は機能が乏しいプラットフォームのいずれかで動作するように移植される。これ
らのプラットフォームはそれぞれ機能豊富なオぺレーティングシステムまたは機
能が乏しいオぺレーティングシステムが備えられたオぺレーティングシステムで
ある。
【００１１】 本発明は添付の図面を参照して実施例によって、より詳細に述べられる。
【００１２】 （好ましい実施形態の詳細な説明） 好ましいコンピュータシステムはここで、システムアーキテクチャを図示する
図３を参照して述べられる。
【００１３】 コンピュータシステム５０は、プレゼンテーションおよびスタイリングセクシ
ョン５６に連結したアプリケーションプログラム５４を含む。プレゼンテーショ
ンおよびスタイリングセクションはまたビジュアルスタイリングライブラリ５８
に連結され、そして可搬性レイヤー６０はアプリケーションプログラム５４、プ
レゼンテーションおよびスタイリングセクション５６、ならびにビジュアルスタ
イリングライブラリ５８と通信する。ビジュアルスタイリングライブラリは、ボ
タン、ツールバー、ダイアログボックスおよびウィンドウのような異なる要素の
グラフィカルな外観に利便性を提供する。それらのグラフィカルな外観はもちろ
ん要素の内容とは別個のものである。一方プレゼンテーションおよびスタイリン
グセクション５６は、現在使われている利用可能な利便性を規定する。可搬性レ
イヤー６０は二つのライブラリと選択的に通信する。第一のライブラリはオぺレ
ーティングシステムに関連し、そして図１のネイティブライブラリ１８に対応し
ているネイティブライブラリ６２である。第二のライブラリは特定の可搬性ライ
ブラリ６４である。この可搬性ライブラリ６４はアプリケーションプログラムに
関連し、そして図２のアプリケーションが提供した可搬性ライブラリ３８におお
まかに一致している。特定の可搬性ライブラリ６４はフレームバッファ６６に連
結されている。
【００１４】 このように、オぺレーティングシステム６８はネイティブライブラリ６２と通
信し、そしてフレームバッファ６６を通して特定の可搬性ライブラリ６４と通信
する。ハードウェア７０はまた図３に示される。
【００１５】 特定の環境での動作のために図３のシステムをセットアップする際に、プログ
ラマーはネイティブライブラリ６２および特定の可搬性ライブラリ６４から機能
を選択する。つまり、ある機能として可搬性レイヤー６０は呼び出しをネイティ
ブライブラリ６２にマッピングし、そして他の機能として可搬性レイヤーは呼び
出しを特定の可搬性ライブラリ６４にマッピングする。機能の動的な組み合わせ
を用いることによって、任意の所与のオぺレーティングシステムおよびハードウ
ェアプラットフォームに対して非常に容易にシステムをセットアップするため、
プログラマーに最大限の柔軟性が提供される。
【００１６】 アプリケーション５４およびユーザーインターフェース（これは、プレゼンテ
ーションおよびスタイリングセクション５６を含み、そして可搬性レイヤー６０
の上部に置かれる）は特定の利便性がどこから由来するのかを認識しない。
【００１７】 図４は、アプリケーションプログラムが用いられているときのコンピュータシ
ステムの完全なインプリメンテーションを示す。図示されたコンピュータシステ
ム８０はアプリケーションコア５４を含む。このアプリケーションコア５４はこ
の場合二つのアプリケーションプログラム、すなわちウェブブラウザ５４Ａおよ
びｅメールクライアント５４Ｂを含む。グラフィックユーザーインターフェース
（ＧＵＩ）を構成するプレゼンテーションおよびスタイリングセクション５６は
アプリケーションコアに接続される。ビジュアルスタイリングライブラリ５８は
またプレゼンテーションおよびスタイリングセクション５６に接続される。
【００１８】 可搬性ライブラリ９０は、利便的にバス８８として参照され得るものによって
、アプリケーションコア５４、ビジュアルスタイリングライブラリ５８、ならび
にプレゼンテーションおよびスタイリングセクション５６に連結される。可搬性
ライブラリ９０は可搬性レイヤー６０および集合的に１００として参照される複
数の可搬性ライブラリーの構成要素で構成される。
【００１９】 可搬性レイヤー６０はマルチプレクサとして機能し、そして呼び出しをアプリ
ケーションプログラム５４から可搬性ライブラリの構成要素１００へと伝達する
。可搬性ライブラリの構成要素１００は、以下に記述されるように受け取られ得
る異なる機能呼び出しのタイプのための異なるセクションを含む。可搬性ライブ
ラリはハードウェア７０上で動作するオぺレーティングシステム６８と通信する
。
【００２０】 上記の記述は、まるで様々な構成要素が分離したハードウェアの構成要素であ
るかのように与えられている。しかし、実際にこれらの構成要素がソフトウェア
の構成要素またはモジュールの形態をとり、そしてこのようにして「バス」のよ
うな表現が解釈されるべきであることは当業者に認識されている。
【００２１】 アーキテクチャの様々な構成要素はここでより詳細に述べられる。
【００２２】 プレゼンテーションおよびスタイリングセクション５６はアプリケーションプ
ログラムの外観または視覚的な「外見」を規定する。これは、ボタンの視覚的プ
レゼンテーションの方式、エントリーフィールド（ｅｎｔｒｙ ｆｉｅｌｄ）、
ユーザーダイアローグ（ｕｓｅｒ ｄｉａｌｏｇｕｅ）、ならびにビジュアルユ
ーザーインターフェーススタイリングおよび特定のアプリケーションの動作に関
連したプレゼンテーションおよびプログラムロジックの他の項目である。プレゼ
ンテーションおよびスタイリングセクション５６はアプリケーションコア５４と
通信し、そしてこのアプリケーションコア５４からプログラムの命令を受け取る
。 プレゼンテーションおよびスタイリングセクション５６はビジュアルスタイリン
グライブラリ５８と通信し、そしてこのビジュアルスタイリングライブラリ５８
の上に表示される要素を得るための呼び出しを行う。プレゼンテーションおよび
スタイリングセクション５６は可搬性レイヤー６０と通信し、そしてこの可搬性
レイヤー６０を介して、可搬性ライブラリの構成要素１００によってインタープ
リットされたものとして、ハードウェアおよびオペーレティングシステムの特定
の情報およびパラメータを受け取る。
【００２３】 アプリケーションコア５４は異なるターゲットプラットフォームへ適応される
べき基本的なプログラムである。上記されたように、例えばこのアプリケーショ
ンコア５４は、インターネットウェブブラウザ、ｅメールを読むもしくは書くた
めのｅメールクライアント、または来たるべきテレビ番組の詳細を見るためのプ
ログラムであり得る。アプリケーションプログラムはその時々にオぺレーティン
グシステムのソフトウェアに呼び出しを行い、そして命令によってアプリケーシ
ョンプログラムの出力を表示させるために、この命令をプレゼンテーションおよ
びスタイリングセクション５６に送る。
【００２４】 ビジュアルスタイリングライブラリ５８は、所望のビジュアルプロダクトスタ
イリングをインプリメントおよび実現する際に有効なメカニズムまたは要素の集
合を含む可搬性の構成要素である。ビジュアルスタイリングライブラリ５８がソ
ースコードの修正無しにあるプラットフォームから別のプラットフォームへ移さ
れ得るということは、この意味で可搬性である。
【００２５】 プラットフォームにおける変更にかかわらず、可搬性レイヤー６０はアプリケ
ーションコア５４、プレゼンテーションおよびスタイリングセクション５６、な
らびにビジュアルスタイリングライブラリ５８へ首尾一貫したインターフェース
を提供する。より詳細には、可搬性レイヤー６０はアプリケーションコア５４、
プレゼンテーションおよびスタイリングセクション５６、ならびにライブラリ５
８から「バス」８８を介して非プラットフォームの特定の動作要求を受け取り、
そしてこれらを可搬性ライブラリ１００へ転送する。
【００２６】 図５は図４の可搬性ライブラリが構築され、そして図３のシステムから発生さ
れる方法の例を示す。この例では、可搬性ライブラリ１００はネイティブライブ
ラリ６２から引き出されるある機能、および特定の可搬性ライブラリ６４から引
き出される他の機能を含む。図５で示される例では、以下の機能がある。
【００２７】 １０１ ウィジットセット １０２ ウィンドウマネージャー １０３ マウスコントロール １０４ ネットワーキング １０５ フォントレンダリング １０６ ビットマッププロッティング １０７ フレームバッファマネジメント １０８ メモリマネジメント １０９ タイマー １１０ デバッグトレース １１１ イメージデコーダ このリストは全く例示的であり、そして使用され得る多くの機能の代表的なサ
ンプルのみを含むということは認識されている。
【００２８】 図５に示されるように、これら十一の機能のうちの三つ、すなわちネットワー
キング１０４、フォントレンダリング１０５、およびビットマッププロッティン
グ１０６はネイティブライブラリ６２から引き出される。残りの機能は図３で示
されるように、すべて特定の可搬性ライブラリ６４から引き出される。
【００２９】 異なるアプリケーションおよび異なるプラットフォームに関しては、機能の混
合が異なり、そしてライブラリ６２、６４のどちらから機能の混合が引き出され
るかについても異なる。一般的に可搬性ライブラリの構成要素は、構成要素が中
に存在するネイティブライブラリ６２から取られる。しかし、ネイティブライブ
ラリ６２から機能を提供することは、不可能、非実用的または望ましくない場合
、特徴または機能が特定の可搬性ライブラリ６４から提供される。実際には、全
体の特定の可搬性ライブラリ６４は提示のままである。可搬性レイヤー６０は、
特定の機能に適切になるように、アプリケーション５４から、ネイティブライブ
ラリ６２へ、または特定の可搬性ライブラリ６４へのどちらかに機能呼び出しを
命令するマルチプレクサとして機能する。
【００３０】 可搬性ライブラリの構成要素１００は可搬性レイヤー６０から動作要求を取り
、そして特定のターゲットプラットフォームの能力を用いてそれらの動作要求を
インプリメントする。この特定のターゲットプラットフォームはハードウェアお
よびオぺレーティングシステム６８、７０である。可搬性ライブラリの構成要素
１００はまた可搬性レイヤー６０へ呼び戻し要求を作成し得る。この可搬性レイ
ヤー６０は、順々に呼び戻し要求をプレゼンテーションおよびスタイリングセク
ション５６、アプリケーションコア５４、またはビジュアルスタイリングライブ
ラリ５８に適切に通す。このような要求はスクリーンアップデート、マウスおよ
びキーボードへの応答、インプットおよびイベントタイミング、ならびにネット
ワークアクティビティのような演算を実行し得る。
【００３１】 可搬性ライブラリ９０はプレゼンテーションおよびスタイリングセクション５
６、アプリケーションコア５４、またはビジュアルスタイリングライブラリ５８
からの演算要求を取る。この演算要求は一般的な（可搬性の）フォーマット、ま
たは非システム特定フォーマットであり、そしてそれらを使用中のターゲットプ
ラットフォームの能力でインプリメントする。逆にいえば、インプリメンテーシ
ョンセクションはターゲット特定フォーマットで「呼び戻し」要求を受け取り、
そして非システム特定フォーマットでそれらを逆に通す。プレゼンテーションお
よびスタイリングセクション５６、アプリケーションコア５４、およびビジュア
ルスタイリングライブラリ５８はどんなターゲット特定演算も実行しない。代わ
りにそれらは、ターゲットプラットフォームに実行される一般的な演算を持つ可
搬性レイヤー６０へ要求を渡す。可搬性レイヤー６０は、プレゼンテーションお
よびスタイリングセクション５６、アプリケーションコア５４、またはビジュア
ルスタイリングライブラリ５８によって要求された演算を実行するため、可搬性
ライブラリの構成要素１００を準備する。可搬性ライブラリは、可搬性ライブラ
リに要請された演算を実行するために、ターゲットプラットフォームの特定の能
力を利用する。可搬性ライブラリの構成要素１００は、プレゼンテーションおよ
びスタイリングセクション５６、アプリケーションコア５４、またはビジュアル
スタイリングライブラリ５８に通信されるべき情報を有し得る。これらは、可搬
性レイヤー６０へ「呼び戻し」要求を渡すことによって、この演算を実行する。
可搬性レイヤー６０は順々に所望の情報を、プレゼンテーションおよびスタイリ
ングセクション５６、アプリケーションコア５４、またはビジュアルスタイリン
グライブラリ５８へと適切に伝える。
【００３２】 機能呼び出しを生じたアプリケーションプログラム５４は、その呼び出しがネ
イティブライブラリ６２由来のコード上でインプリメントされるのか、または特
定の可搬性ライブラリ６４由来のコード上でインプリメントされるのかを認識し
ない。
【００３３】 ハードウェアターゲットプラットフォーム７０は、Ｌｉｎｕｘ（登録商標）ま
たはｐＳＯＳオぺレーティングシステムのようないかなるタイプのオぺレーティ
ングシステムを動作する、Ｘ８６またはＰｅｎｔｉｕｍ（登録商標）またはＰｏ
ｗｅｒＰＣ（登録商標）セットトップボックスのようないかなるタイプのプロセ
ッサを含み得る。ターゲットプラットフォームの各々は、ターゲットプラットフ
ォームの各々に要請された一般的な利便性をインプリメントするために、そのい
くつかのターゲット特定ソフトウェアコードと関連している。例えばこれらは、
メモリマネジメント、タイマー、スクリーンアップデート、ネットワークアクセ
ス、キーボードインプット、マウスインプット、およびローカルファイリングシ
ステムを提供するために必要な利便性を含み得る。これらは二つの例のターゲッ
トプラットフォームの各々で異なる。機能豊富なプラットフォームはこのような
多くの利用可能な利便性を有し得るが、機能に乏しいプラットフォームはこのよ
うに利用可能な利便性を有し得ない、またはほとんど有し得ない。二つのアプリ
ケーションコア５４Ａおよび５４Ｂの各々として、すなわちそれぞれウェブブラ
ウザおよびｅメールの各々として、二つの異なるビジュアルプロダクトスタイリ
ングおよびユーザーインターフェースロジックデザインがインプリメントされる
。例えば、一方は見識のあるおよび経験のあるユーザーに、他方は経験の無いお
よびより見識の薄いユーザーに関するものであり得る。例えば、後者にはより単
純な利便性のセットとより色彩に富んだグラフィックとが提供され得る。
【００３４】 なされる唯一の変更が可搬性ライブラリ９０のアセンブリ中にある場合、この
記載されたシステムによって、異なるプラットフォーム上で動作するアプリケー
ションプログラムを、かなり迅速に移植することが可能になる。アプリケーショ
ンプログラム自身はプラットフォームに独立である。このシステムは、機能豊富
なオぺレーティングシステムのネイティブライブラリ、および機能が乏しいオぺ
レーティングシステムのネイティブライブラリの両方で動作する。これは、存在
するネイティブライブラリの機能を使うことによってではなく、これらの機能が
ネイティブライブラリ６２によって提供されないときに、単に特定のライブラリ
６４から機能を選択することによって行われる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 図１は、第一の公知のコンピュータシステムのアーキテクチャを示すブロック
概略図である。
【図２】 図２は、第二の公知のコンピュータシステムのアーキテクチャを示すブロック
概略図である。
【図３】 図３は、特定の環境に適応されたときの、本発明を具現化する、好ましいコン
ピュータシステムのアーキテクチャを示すブロック概略図である。
【図４】 図４は、所定のアプリケーションプログラムが動作しているときの、本発明を
具現化する、好ましいコンピュータシステムのアーキテクチャを示すブロック概
略図である。
【図５】 図５は、図４のコンピュータシステムの可搬性ライブラリをより詳細に示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ，ＴＲ)，ＯＡ(ＢＦ ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ， ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，Ｇ Ｍ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＭＺ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ， ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＧ，ＡＬ，ＡＭ， ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，Ｂ Ｚ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＯ，ＣＲ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ ，ＤＫ，ＤＭ，ＤＺ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ， ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，Ｉ Ｓ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＡ，ＭＤ，ＭＧ， ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＭＺ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，Ｐ Ｔ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＴＺ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ， ＶＮ，ＹＵ，ＺＡ，ＺＷ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 プロセッサを含むコンピュータハードウェアと、 該コンピュータハードウェア上で動作するオぺレーティングシステムと、 該オぺレーティングシステム上で動作し、そして該オぺレーティングシステム
    へ呼び出しを行うアプリケーションプログラムと、 該アプリケーションプログラムと該オぺレーティングシステムの間のライブラ
    リであって、該アプリケーションプログラムからの機能呼び出しに対して応答す
    る複数の構成要素を含むライブラリと を備えたコンピュータシステムであって、 該ライブラリは、オぺレーティングシステムに関連するネイティブライブラリ
    によって規定される構成要素、および該アプリケーションに関連する特定の可搬
    性ライブラリによって規定される他の構成要素を備える、コンピュータシステム
    。
  2. 【請求項２】 前記アプリケーションプログラムの表示された出力の外観を
    決定するプレゼンテーションおよびスタイリングセクションをさらに備える、請
    求項１に記載のコンピュータシステム。
  3. 【請求項３】 前記特定の可搬性ライブラリは、ウィジットセット、ウィン
    ドウマネージャー、マウスコントロール、ネットワーキング、フォントレンダリ
    ング、ビットマッププロッティング、フレームバッファマネジメント、メモリマ
    ネジメント、タイマー、デバッグトレース、およびイメージからの構成要素を含
    む、請求項１に記載のコンピュータシステム。
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