JP2003533614A - 防護ヘルメットおよびその付属品接続手段 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 防護ヘルメットおよびその付属品接続手段を提供すること。 【解決手段】 全体的に垂直対称な面（Ｐ）を有する主外部シェルを備えた防護ヘルメット（１）であって、このシェルの上に、無色または有色のバイザなどの付属品、または暗視装置（９）などの光電子工学装置のための支持構造（８）を固定することができ、ヘルメットは、使用者がこのヘルメットに付属品のどれかを固定するのを可能にする接続−固定手段を備えることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】

本発明は、防護ヘルメットのための改良に関し、より詳細には、例えば、暗視
装置またはそれに類するものの支持物や、さらには防護スクリーンのための支持
物などの、ヘルメットの付属品接続手段に関する。

【０００２】

【従来の技術】

様々な分野で使用され、自転車に乗る人、オートバイに乗る人、消防士、スキ
ーをする人、および飛行機またはヘリコプタの操縦者などのその他の人々など様
々な使用者が被る防護ヘルメットが既に知られている。現在のすべてのヘルメッ
トは、その用途が何であれ、全体的に球形をした堅固な外側シェルを備え、顔面
開放部を備え、このように形成された空洞が使用者の頭部に適合するようにする
保護パッド要素および快適要素を備えている。さらに、ヘルメットは、従来、ヘ
ルメットの側部に固定された可撓性のあるあご紐によって使用者の頭部上に保持
される。

【０００３】 本発明は、より詳細には、ただし制限するものとしてではなく、飛行機または
ヘリコプタの操縦者のためのヘルメットに関する。そのようなヘルメットは、暗
視装置などの可視化装置を備えている。そのような装置は、ヘルメット上にしっ
かりと保持されなければならず、また使用者の目に対して正確な位置を有してい
なければならない。したがって、ヘルメットにそれを固定するという課題が生じ
る。

【０００４】 そのような装置を備えたヘルメットが既に知られている。例えば、仏国特許第
２５６０７５３号および第２７０８４２７号、米国特許第５２６５２７６号およ
び第４４４９７８７号、欧州特許出願第０６７１１３２号によって開示されるヘ
ルメットである。これらの特許のどれも、可能な別の付属品によって置換される
ように使用者によって容易に取り外される一方で、信頼性と正確さをもたらす機
能的な取外し可能な装着を開示していない。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】

したがって、本発明は、特に簡単で信頼のおける、ヘルメット上に付属品を取
外し可能に接続する手段を提案する。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

したがって、本発明の防護ヘルメットは、無色または有色のバイザなどの付属
品、または暗視装置などの光電子工学装置のための支持構造をその上に固定する
ことができる全体的に垂直対称な面を有する主外部シェルを備え、使用者がこの
ヘルメットに付属品のどれかを固定するのを可能にする接続手段および固定手段
を含むことを特徴とする。

【０００７】 さらなる特徴によれば、接続手段および固定手段は、シェルのどちらの側にも
配置され、ヘルメットのシェルと一体になった取付けピンおよび付属品と一体と
なった取付け−固定部品によって構成される。

【０００８】 別の特徴によれば、ピンのそれぞれは、シェルの対応する側壁のそれぞれの側
で横断軸方向に外向きに延びている。

【０００９】 好ましい実施形態によれば、ピンのそれぞれは円柱形であり、支持壁の対応す
る取付け部品と協働するための取付け溝を備え、他方では、取付け−固定部品は
、ヘルメットの付属品と一体となった小型金属バーによって構成され、ねじりば
ねなどの弾性機構によって旋回させられる可動ラッチを備えている。

【００１０】 小型バーは後方に開いた凹みを有し、他方、ラッチは旋回軸のまわりでこの小
型バー上に連結されたフック形状の金属部品によって構成されており、またこの
ラッチは、上方に延び、シェルの対応する取付けピンと協働するための穴を小型
バーの凹みと一緒に形成する後部突起も備えている。

【００１１】 さらなる特徴によれば、ラッチは、ばねの働きに対抗して下方に旋回し、止ま
ったところでこのばねによって上方に向わせられることが可能なように、その対
応する小型バー上に旋回するように配置される。

【００１２】 本発明の好ましい実施形態では、暗視装置の支持構造は、ほぼ球面三角部の形
状を有する合成材料で実現された壁によって構成され、他方、この実施形態は、
２つの位置の間でシェルに対して横断軸のまわりで旋回する目を保護するスクリ
ーンを備えている。この２つの位置とは、すなわち、スクリーンが使用者の目の
前に配置された使用の際のアクティブな低い位置と、スクリーンが上げられてシ
ェルの前壁の前にある非使用の際の非アクティブな上げられた位置である。この
スクリーンは、中央すべり溝内を移動する誘導−固定台車によってヘルメットの
中央に誘導される。この実施形態によれば、支持構造の壁は、保護スクリーンが
その誘導台車とともに移動できるようにする空間を残すように、シェルからある
距離を離して、このシェルの前方上壁部の高さに配置される一方で、暗視装置が
存在している場合でも目を保護するスクリーンの誘導台車を操作できるように、
この台車に使用者がアクセスを有することを可能にする少なくとも１つの穴を備
えている。

【００１３】 本発明のその他の特徴と利点は、非限定的な実施例としてしか提示していない
添付の図面に関連する以下の説明から明らかになる。

【００１４】

【発明の実施の形態】

全体としての参照番号（１）が付いた図１から２４に示す防護ヘルメットは、
例えば、飛行機またはヘリコプタの操縦者のためのヘルメットである。このヘル
メットは、一般にキャロタンと呼ばれる内部パッドを備えた、前方顔面開放部（
３）を有する主外部シェル（２）を周知の仕方で備えた全体的に縦方向の対称面
（Ｐ）を有している。

【００１５】 主外部シェルは、全体的に垂直対称な面（Ｐ）を有するほぼ球形の壁によって
構成され、この壁は、有利には、樹脂の接着剤を含浸して互いに結合された補強
繊維の積層を備えた型の合成材料で実現される。繊維は、ガラス繊維、アラミド
繊維、ナイロン繊維、ポリエチレン繊維、または炭素繊維であることが可能であ
り、他方、接着剤は、熱硬化性樹脂または熱可塑性樹脂であることが可能である
。

【００１６】 主外部シェル（２）は、複数の壁部分を備えている。すなわち、前方上壁部（
６）が後方に後方上壁部（７）によって延長され、この部分自体、下方に後方下
壁部（８）によって延長され、さらに、２つの側方壁部（９ａ、９ｂ）を備えて
いる。前方上部（６）は、使用者の額によって占められる領域に対応して顔面開
放部（３）の上縁（１０）によって画定され、この顔面開放部は、２つの側縁（
１１ａ、１１ｂ）によって側方で画定されている。後方上壁部（７）は、使用者
の頭蓋骨によって占められる領域に対応し、他方、後方下壁部（８）は、使用者
の頚部によって占められる領域に対応する。これに加え、キャロットの壁（５）
は、下方で下縁（１２）によって画定されている。側方壁部（９ａ、９ｂ）は、
使用者の両耳によって占められる領域に対応し、前方では顔面開放部（３）の対
応する側縁（１１ａ、１１ｂ）によって画定され、下方では下縁（１２）前端に
よって画定されている。側縁（１１）と下縁の間の接合は、有利には曲線の接合
縁（１３）に沿って行われる。本発明のヘルメットは、さらに、例えば、可撓性
のあるベルトによって構成されたあご紐（１４）を備える。

【００１７】 さらに、シェル（２）の内部被覆は、例えば、可撓性のある発泡材の快適層お
よびヘルメットの内部装飾を確保する織物によって被覆された剛性の発泡材でで
きたキャロタンによって構成される。

【００１８】 本発明のヘルメット（１）は、２つの位置の間で、ヘルメット（１）に対して
横断軸ＸＸ’のまわりで旋回する目を保護するスクリーン（５）を備えることが
可能である。２つの位置とは、すなわち、スクリーンが使用者の目の前に配置さ
れた使用の際のアクティブな低い位置と、スクリーンが上げられてシェルの前壁
の前にある非使用の際の非アクティブな上げられた位置である。このスクリーン
（５）は、中央すべり溝（５１）内を移動する誘導−固定台車（５０）によって
ヘルメットの中央に誘導される。

【００１９】 本発明によるヘルメット（１）は、例えば、支持構造（８、８’）などの付属
品、例えば、暗視装置（９）あるいは無色または有色のバイザ（８”）のための
支持構造（８、８’）などを受けるようになっている。

【００２０】 本発明の特徴によれば、ヘルメットは、使用者の必要性に応じて付属品のどれ
かを取外し可能な形で固定するための接続―固定手段を備える。

【００２１】 したがって、本発明の特徴によれば、特に簡単な意図的な取外しを可能にしな
がらも、付属品がヘルメットにしっかりと接続されるのを確保できるようにする
接続−固定手段をヘルメットと付属品の間に備える。

【００２２】 暗視装置の支持構造（８）は、ほぼ球面三角部の形状を有する合成材料で実現
された壁によって構成される。

【００２３】 支持構造（８）の壁（８０）は、図１でより詳細に見られるように、保護スク
リーン（６）がその誘導台車（５０）で移動することができるようにする空間（
ｅ）を残すため、シェルからある距離を離して、このシェルの前方上壁部（６）
の高さに配置されることを留意されたい。さらに、この支持壁（８）は、暗視装
置が存在している場合でも目を保護するスクリーン（６）の誘導台車（５０）を
操作できるように、この台車に使用者がアクセスを有することを可能にする少な
くとも１つの穴、好ましくは、２つの長い穴（８０、８１）を備える。

【００２４】 接続−固定手段は、ヘルメットのシェル（２）と一体となった取付けピン（１
５ａ、１５ｂ）および付属品（８）と一体となった取付け−固定部品（１６ａ、
１６ｂ）によって構成されている。ピン（１５ａ、１５ｂ）のそれぞれは、シェ
ルの対応する側壁（９ａ、９ｂ）のそれぞれの側で外向きに延び、有利には、目
を保護するスクリーン（５）が旋回する横断軸ＸＸ’に対して同軸方向に配置さ
れる。さらに、有利には円柱形のピン（１５ａ、１５ｂ）のそれぞれは、支持壁
の対応する取付け部品と協働するための取付け溝（１５０ａ、１５０ｂ）を備え
る。

【００２５】 この取付け−固定部品（１６ａ、１６ｂ）は、支持構造（８、８’）に固定さ
れた小型金属バー（１７）によって構成され、後方に開いた凹み（１８）と、ね
じりばね（２０）などの弾性機構によって旋回させられる可動ラッチ（１９）と
を備えている。

【００２６】 ラッチ（１９）は、旋回軸（２１）のまわりで取付け小型バー上に連結された
フック形状の金属部品によって構成される。したがって、このラッチは、上方に
延び、シェルの対応する取付けピン（１５ａ、１５ｂ）と協働するための穴（２
３）を小型バー（１７）の凹み（１８）と一緒に形成する後方固定突起（２２）
を備える。

【００２７】 小型バー（１７）の凹み（１８）は、上方および下方で、上縁（２４）および
下縁（２５）によって画定され、上縁（２４）の端は第１のベベル（２６）を備
えていることを留意されたい。さらに、固定突起（２２）の後縁（２７）は、ヘ
ルメットの取付けピン（１５ａ、１５ｂ）のためのはめ込みＶ字型（３０）を小
型バーの第１のベベル（２６）とともに形成し、支持壁のかみ合わせによる配置
を容易にするための、第２のベベル（２８）を備える。ラッチ（１９）は、ばね
の働きに対抗して（Ｒ）に沿って下方に旋回することができ、止まったところで
このばねによって上方に向わせられるように、その対応する小型バー上に旋回す
るように配置される。

【００２８】 暗視装置の支持物は、その三角壁がそのそれぞれの側端（２９ａ、２９ｂ）に
取付け部品（１６ａ、１６ｂ）を担い、他方、その中央上端（２９）は、ヘルメ
ットのシェルの壁に固定された中央上部取付け部品（３１）と協働するための取
付け手段（３０）を備える。したがって、暗視装置（９）の支持壁（８）は、完
全な三角保持を形成する３つの点（Ａ、Ｂ、Ｃ）でヘルメットに固定される。

【００２９】 図１５、１６、１７は、支持壁（８）の固定手順を示している。この手順は、
ヘルメットの支持壁に接近することから始まり（図１５）、次に、図１６に示す
ように、中央上部取付け部品（３１）上に中央上端（２９）の取付け手段（３０
）を取付け、次に、対応するピン上に取付け部品（１６ａ、１６ｂ）をかみ合わ
せる（図１７）。

【００３０】 ヘルメット（１）の支持物（８）を連繋解除することは、図２０、２１、２２
に示すとおり、同じく簡単に行われる。固定解除のためには、使用者は、図２０
に示すとおり、２本の親指で可動ラッチ（１９）のそれぞれを前方にＦに沿って
押すだけでよい。これは、一方でラッチのそれぞれが下方に旋回することを引き
起こし、また他方で支持壁が前方に旋回することを引き起こし、したがって、こ
れにより、ピン（１５ａ、１５ｂ）からの解除がもたらされる。

【００３１】 もちろん、支持物（８）によって担われる装置は、例えば、光電子工学手段、
双眼鏡、およびその他のユニットなどの、暗視装置ではない任意の別の型のもの
であることが可能である。

【００３２】 上記では、図１から２２に記載し図示した支持物（８）は、ほぼ長方形の球面
壁によって構成されているが、例えば、図２３に示すとおり、これは別の形状で
あることが可能である。この変形形態によれば、支持物は、前部バンド（８’）
によって構成される。

【００３３】 さらに、取外し可能な付属品は、本発明の範囲を逸脱することなく、図２４に
示すとおり、無色または有色の透明な顔面保護スクリーン（８”）であることも
可能である。このスクリーンは取外し可能であり、ピン（１５ａ、１５ｂ）のそ
れぞれのまわりで旋回し、２つの位置の間で動く。２つの位置とは、すなわち、
非アクティブな高い位置（Ｉ）および使用の際の低い位置（ＩＩ）である。した
がって、この取外し可能な顔面スクリーンは、側方で取付けピン上に、またその
中央上部（２９）で誘導台車（５０）上に接続される。台車上の接続も、もちろ
ん、取外し可能であり、例えば、図１５から１９に示す実施形態に関して前述し
たようなものであることが可能である。

【００３４】 付属品もまた、図２５に示すとおり、取外し可能な目のスクリーン（５’）で
あることが可能であり、ヘルメットに対する接続は、前段落に記載した顔面スク
リーンの接続と同一である。

【００３５】 接続インターフェース（１５ａ〜１５ｂ、１６ａ〜１６ｂ）により、使用者が
付属品を取外し可能な形で固定し、またそれを取り外して別の付属品を固定する
ことが可能である。

【００３６】 もちろん、本発明は、実施例として記載し示した実施形態には限定されず、す
べての技術的等価形態ならびにそれらの組み合わせも含む。

【図面の簡単な説明】

【図１】 部分拡大図とともに、付属品のうちの１つ、具体的には、暗視装置のための支
持物とともに本発明のヘルメットを示す側面図である。

【図２】 付属品なしのヘルメットを示す透視図である。

【図３】 暗視装置のための支持物を備え、この装置は示していないヘルメットの透視図
である。

【図４】 ヘルメットに対する接続手段を有する暗視装置の支持物を後方から示す透視図
である。

【図５】 ヘルメットに対する接続手段を有する暗視装置の支持物を前方から示す透視図
である。

【図６】 付属品と一体になった接続手段の外側面を示す図である。

【図７】 付属品と一体になった接続手段の端を示す図である。

【図８】 付属品と一体になった接続手段の内側面を示す図である。

【図９】 接続小型バーをそのラッチなしに示す図である。

【図１０】 接続小型バーをそのラッチなしに示す図である。

【図１１】 接続小型バーをそのラッチなしに示す図である。

【図１２】 対応するラッチを示す図である。

【図１３】 対応するラッチを示す図である。

【図１４】 対応するラッチを示す図である。

【図１５】 支持物を固定する１つの段階を示す図である。

【図１６】 支持物を固定する１つの段階を示す図である。

【図１７】 支持物を固定する１つの段階を示す図である。

【図１８】 どのように支持物をヘルメット上に接続する第３の点が実現されるかを後方か
ら示す透視図である。

【図１９】 支持物の対応する接続部分を示す図である。

【図２０】 支持物を開放する一段階を示す図である。

【図２１】 支持物を開放する一段階を示す図である。

【図２２】 支持物を開放する一段階を示す図である。

【図２３】 取外し可能な形でヘルメットに接続することができる可能な１つの型の付属品
である暗視装置のための支持物の変形形態を示す図である。

【図２４】 取外し可能な形でヘルメットに接続することができる可能な１つの型の付属品
である取外し可能な保護顔面スクリーンとともに、本発明のヘルメットを示す図
である。

【図２５】 取外し可能な目を保護するスクリーンとともに本発明のヘルメットを示す図で
ある。

【符号の説明】

１ 防護ヘルメット ２ 主外部シェル ３ 顔面開放部 ５ 目を保護するスクリーン ６ シェルの前方上壁部 ７ シェルの後方上壁部 ８ シェルの後方下壁部 ９、９ａ、９ｂ シェルの側方壁部 １０ 顔面開放部の上縁 １１、１１ａ、１１ｂ 顔面開放部の側縁 １２ 顔面開放部の下縁 １３ 顔面開放部の接合縁 １４ あご紐 １５ａ、１５ｂ 取付けピン １６ａ、１６ｂ 取付け−固定部品 ５０ 誘導−固定台車 ５１ 中央すべり溝 ８０ 支持構造の壁 ｅ 空間 Ｐ 垂直対称平面

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 全体的に垂直対称な面（Ｐ）を有する主外部シェルを備えた
   防護ヘルメット（１）であって、前記シェルの上に、無色または有色のバイザ（
   ８”）などの付属品、または暗視装置（９）などの光電子工学装置のための支持
   構造（８、８’）を固定することができ、ヘルメットは、使用者がこのヘルメッ
   トに前記付属品のどれかを固定するのを可能にする接続手段および固定手段を備
   えることを特徴とするヘルメット。
2. 【請求項２】 接続手段および固定手段が、シェル（２）のどちらの側にも
   配置され、かつヘルメットの前記シェル（２）と一体になった取付けピン（１５
   ａ、１５ｂ）および付属品（８）と一体となった取付け−固定部品（１６ａ、１
   ６ｂ）によって構成されることを特徴とする請求項１に記載の防護ヘルメット。
3. 【請求項３】 ピン（１５ａ、１５ｂ）のそれぞれが、シェルの対応する側
   壁（９ａ、９ｂ）のそれぞれの側で横断軸ＸＸ’の方向で外向きに延びているこ
   とを特徴とする請求項２に記載の防護ヘルメット。
4. 【請求項４】 ピンのそれぞれが円柱形であり、支持壁の対応する取付け部
   品と協働するための取付け溝（１５０ａ、１５０ｂ）を備えることを特徴とする
   請求項３に記載の防護ヘルメット。
5. 【請求項５】 前記取付け−固定部品（１６ａ、１６ｂ）が、ヘルメットの
   付属品（８、８’、８”）と一体となった小型金属バー（１７）によって構成さ
   れ、かつねじりばね（２０）などの弾性機構によって旋回させられる可動ラッチ
   （１９）を備えることを特徴とする請求項２から４のいずれか一項に記載の防護
   ヘルメット。
6. 【請求項６】 小型バー（１７）は後方に開いた凹み（１８）を有し、他方
   、ラッチ（１９）は旋回軸（２１）のまわりで前記小型バー上に連結されたフッ
   ク形状の金属部品によって構成されることを特徴とする請求項５に記載の防護ヘ
   ルメット。
7. 【請求項７】 ラッチは、上方に延びてシェルの対応する取付けピン（１５
   ａ、１５ｂ）と協働するための穴（２３）を小型バー（１７）の凹み（１８）と
   一緒に形成する後方固定突起（２２）を備えることを特徴とする請求項５に記載
   の防護ヘルメット。
8. 【請求項８】 ラッチ（１９）が、ばねの働きに対抗して（Ｒ）に沿って下
   方に旋回することができ、止まったところでこのばねによって上方に向わせられ
   るように、その対応する小型バー（１７）上に旋回するように配置されることを
   特徴とする請求項５から７のいずれか一項に記載の防護ヘルメット。
9. 【請求項９】 暗視装置の支持構造（８）が、ほぼ球面三角部の形状を有す
   る合成材料で実現された壁によって構成されることを特徴とする請求項１から８
   のいずれか一項に記載の防護ヘルメット。
10. 【請求項１０】 ２つの位置の間でシェル（２）に対して横断軸ＸＸ’のま
    わりで旋回する目を保護するスクリーン（５）を備え、この２つの位置とは、す
    なわち、前記スクリーンが使用者の目の前に配置された使用の際のアクティブな
    低い位置と、前記スクリーンが上げられて前記シェルの前壁の前にある非使用の
    際の非アクティブな上げられた位置であり、前記スクリーン（５）は、中央すべ
    り溝（５１）内を移動する誘導−固定台車（５０）によってヘルメットの中央に
    誘導されることを特徴とする請求項１から９のいずれか一項に記載の防護ヘルメ
    ット。
11. 【請求項１１】 支持構造（８）の壁（８０）が、図１ａでより詳細に見ら
    れるように、保護スクリーン（５）がその誘導台車（５０）で移動することがで
    きるようにする空間（ｅ）を残すため、シェルからある距離を離して、前記シェ
    ルの前方上壁部（６）の高さに配置されることを特徴とする請求項９に記載の防
    護ヘルメット。
12. 【請求項１２】 支持構造（８）の壁（８０）が、暗視装置が存在している
    場合でも目を保護するスクリーン（６）の誘導台車（５０）を操作できるように
    、前記台車に使用者がアクセスを有することを可能にする少なくとも１つの穴（
    ８０、８１）を備えることを特徴とする請求項１１に記載の防護ヘルメット。