JP2003533350A - 表面処理用アプリケータツール - Google Patents

表面処理用アプリケータツール

Info

Publication number
JP2003533350A
JP2003533350A JP2001583948A JP2001583948A JP2003533350A JP 2003533350 A JP2003533350 A JP 2003533350A JP 2001583948 A JP2001583948 A JP 2001583948A JP 2001583948 A JP2001583948 A JP 2001583948A JP 2003533350 A JP2003533350 A JP 2003533350A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluid
tool
fiber
applicator tool
fibers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001583948A
Other languages
English (en)
Inventor
ロバート リンゼル、ジェフリー
Original Assignee
ボール バーニシング マシーン ツールズ リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ボール バーニシング マシーン ツールズ リミテッド filed Critical ボール バーニシング マシーン ツールズ リミテッド
Publication of JP2003533350A publication Critical patent/JP2003533350A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C17/00Hand tools or apparatus using hand held tools, for applying liquids or other fluent materials to, for spreading applied liquids or other fluent materials on, or for partially removing applied liquids or other fluent materials from, surfaces
    • B05C17/002Hand tools or apparatus using hand held tools, for applying liquids or other fluent materials to, for spreading applied liquids or other fluent materials on, or for partially removing applied liquids or other fluent materials from, surfaces with feed system for supplying material from an external source; Supply controls therefor

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)
  • Harvester Elements (AREA)
  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
  • Processing Of Meat And Fish (AREA)
  • Massaging Devices (AREA)
  • Brushes (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)
  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本ツールは、擦ることによって表面処理を行うものである。不織布を圧縮させたやわらかい研磨ボディを使用するものであり、この研磨ボディが流体を包含し、処理表面を清掃しマッサージするときにその流体を放出する。スラリーやゲルも含め、低粘度の液体から乾燥した微粒子まで及ぶ化学物質を供給することができ、中身が漏れないラビングアプリケータを包含している。このツールには、汚れた使用済み繊維を処理用の面から除去する手段も設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、細かい研磨材を支持する積層した不織繊維でできたボディを取り入
れたツールに関し、そのボディは圧縮されており、その中に流体が供給されて擦
ったときにその流体が処理面に移動するようになされたツールに関する。
【0002】 穏やかな研磨材を支持する不織繊維ボディは、十分に圧縮されていれば、低粘
度の液体を吸収して繊維の間に保持する。この装填ボディで処理面を研磨すると
、処理面の自由エネルギーが上昇して、液体が繊維から処理面上に移動する。こ
のようなアプリケータは、処理面を擦ったときのみ液体を放出するため、本質的
に中身が漏れないようになっている。
【0003】 乾燥した又は湿った微粒子又はゲルなどの他の流体物質も、このようなツール
で供給して処理面に擦り付けることができる。こうした物質は低粘度の液体ほど
には自由に流れないため、その付着挙動は異なると考えられるが、それでもアプ
リケータは本質的に中身が漏れないようになっている。
【0004】 このツールの圧縮繊維ボディは、単一の平らなウェブである場合、ウェブが積
み重ねられて長方形の層状ブロックを形成している場合、又は多数のディスクを
積み重ねた棒状の場合があり、いずれも壊れやすい留め具できつく固定されてい
る。こうして積み重ねたものは、ツールホルダーの働きもする容器内に保管され
る。積み重ねたブロックで、使用済みとなった汚れた層は剥がすことができ、こ
れを剥がすと新しい装填繊維が露出する。
【0005】 別の方法として、平らなウェブをきつく巻き付けてロール状にし、これをリッ
プスティックやスティック糊のディスペンサを強化したもののようなツールホル
ダーに押し込むことによって、棒状のツールを作ることもできる。このツールの
端のキャップには、鉛筆削りのように機能して使用済みの汚れた繊維を取り除い
て保管するカッティング装置が収納されている。
【0006】 したがって、これは種々の処理面に流体の処理剤を塗布するツールであり、こ
のツールは圧縮された不織繊維の組立品を保管用及び塗布用の両方の媒体として
使用している。この繊維は、一般的に製造されている有機繊維でも、無機繊維で
も、又は、それらの組合せでもよい。繊維は中空でないため、流体の保持が気孔
構造に依存することはない。
【0007】 このボディは、表面エネルギー効果によって繊維と繊維の間に流体を吸収する
。繊維ボディはツールの保持装置内に固定され、この開口部付きの保持装置の開
口部から繊維ボディの少なくとも一部が露出するようにしてもよい。この露出面
が、穏やかな研磨ツール、すなわち柔らかくほとんど研磨性のないものから非常
に硬く研磨性の高いものまで存在しうる繊維ボディに応じて、研磨パッドやマッ
サージパッドとして機能する。研磨材は、繊維の間に自由に分散しているか、繊
維に支持されているかのいずれかである。
【0008】 本発明の一態様では、 不織の、穏やかな研磨性を備え、本質的に非圧縮性の繊維がきつく圧縮された
ボディであって、この繊維の間には供給する流体が保持され、(処理面を擦るこ
とによって)流体を供給できる面を有するボディと、 前記供給面を露出させた状態で内部又は上部にボディが取り付けられるボディ
のホルダ、及び、 摩損して汚れた繊維を前記供給面から取り除くことを可能にする装置、 とから構成される処理面を擦ることによって流体を供給するためのアプリケータ
ツールを提供する。
【0009】 本発明は、アプリケータ、すなわち流体物質の薄い均等な層を固体表面上に供
給するツールを提供する。塗布される物質の典型的な機能は、金属面の場合、エ
ッチング剤、脱脂剤、潤滑剤、腐食防止剤、粘着強化剤、離型剤、摩擦強化剤、
封止剤、下塗り剤又は剥離剤、界面活性剤、接着剤などである。木材面の場合は
、希釈した蜜ろう、封止剤、着色剤、目地止め、接着剤、下塗り剤などである。
セラミックやガラスの場合は、粘着強化湿潤剤や剥離剤などの塗布に有益と思わ
れる。
【0010】 その他の用途としては、紙や布への接着剤の塗布、化粧品や皮膚用医薬品の塗
布、織物や皮革の防水又は衣服や所持品への香り付けなどが挙げられる。さらに
このツールは、保安上の目的で、吸収性表面に擦り付けると非常に取れにくい蛍
光染料のような微量物質で目に見えないマーキングをするのにも有益である。こ
のツールは、塗布される層が非常に薄くてほとんど見えないため、インクや塗料
の塗布には不適である。
【0011】 上記のすべての事例で、研磨材がツールの繊維ボディ内で使用される。研磨材
は、繊維に付着される場合もあれば、繊維の間に分配される場合もある。研磨材
のグレードはツールの使用目的によって異なり、原則としてタルカムパウダーの
ようにやわらかいものから強いダイヤモンドペーストまで様々である。
【0012】 最も一般的な研磨材はアルミナ又は炭化珪素で粒度が320〜80のものであ
るが、例えば、タルク−マグネシウム珪酸塩や亜鉛珪酸塩など粉末の金属珪酸塩
の場合もある。粉末珪酸塩の形状のときには、最初は吸着した或いは一部の吸収
された柔軟な酸化物を取り除く研磨材として働き、その後、それよりも硬い基質
に対しては研磨できるほど硬くないため、擦り続けると処理面上に蓄積していく
ことがある。
【0013】 研磨材は、処理面を滑らかにし、処理面に付着している腐食層や吸収層などの
汚染物を取り除く。研磨の実施によって処理面の自由エネルギーが上昇し、冒頭
部分で述べたとおり供給作用を助ける。
【0014】 穏やかな研磨材が繊維に支持された不織ナイロンフリースのような柔軟な材料
で軽く研磨することは、金属やその他の硬い処理面から酸化物や吸着による汚染
物を取り除くための効率的な手段である。通常、酸化物はクリーニングをしても
すぐに再形成される。したがって、このツールによってクリーニング時に放出さ
れる調整物質が形成中の酸化物に優先的に吸収されることが望ましい。
【0015】 硬い材質の上では、クリーニング作用はほぼ酸化物レベルに限られているが、
それでも微小な粗さを低減させることがある。木材のようにより柔軟な処理面の
場合は、はるかに大きな平滑化効果が得られる。皮革の場合、乾燥した鱗状の汚
れや吸着された物質が取り除かれ、処理面がわずかに粗くなるのが一般的である
【0016】 このツールの作用は、研磨パッドのような一般的なクリーニングには不適であ
る。そのような場合には、同じような不織素材を使用することもできるが、汚れ
を取り除き、繊維上に濃縮されている洗剤を溶かして放出するために水がパッド
を自由に通れるようなオープンな構造にしなければならない。したがって、この
ツールと研磨パッドのはっきりとした機能の違いは、このツールでは圧縮された
繊維が汚れを保持し、汚れた繊維を取り除くことによってその汚れが取り除かれ
ることである。
【0017】 ツールのボディ内では、中空でない個々の繊維は圧縮されにくく、ここではそ
の意味で「実質的に非圧縮性の繊維」という表現を使用している。不織フリース
をまとめて押しつぶして圧縮することによって繊維の間隔を小さくしているので
あり、表面圧力によって実際に各繊維の容積を小さくしているのではない。その
目的は、繊維と繊維を十分に近づけることによって、後で粘着エネルギーと呼ぶ
ことになる表面エネルギー作用を得て、繊維の間に浮遊している流体物質を保持
することであり、その挙動は毛管作用と似ている。
【0018】 ただし、毛管作用は、植物の茎やマーカーペンのような中空或いは気孔状の構
造を持つ繊維など、一定の形をした細い管を移動する流体に関係したものである
。それでも、流体は毛管流動をもたらすのと同じような表面エネルギー作用によ
って不織繊維間に保持されるのであるが、繊維の間隔が非常に不規則で方向もバ
ラバラであるために整然とした流れは妨げられる。このような条件下では、大き
い重力或いは表面エネルギーにさらされない限り、物質はいつまでも保持された
ままになる傾向がある。
【0019】 圧縮された繊維は堅いため、装填された流体を絞り出すことは容易でない。こ
のように堅いのは、絡み合って縮れた繊維が互いにかみ合ってそれ以上圧縮され
ないようになっているためであり、ボディ全体としてはある程度の便利な柔軟性
を備えているが、曲げても容積が大幅に変化することはない。こうして柔軟性が
保持されていることで、擦るときの境界面で有益な伸展性や柔らかさがもたらさ
れ、ツールで処理面を擦ったときに処理面の微小な粗さに沿って進むことができ
る。
【0020】 このツールのボディは、3M社のスコッチ・ブライト(Scotch-Brite)ブラン
ドやノートン(Norton)社のベアー・テックス(Bear-Tex)ブランド(いずれも
登録商標)で供給されているような弾力のあるオープン構造を備えた市販の研磨
材コーティング済フリースで組み立てることが望ましい。前記研磨パッドの事例
など、このオープン構造がユーザーにとって利点となる場合もあるが、弾力のあ
るオープンな特徴は、実際にはフリース又はウェブの製造方法の結果としてもた
らされるものである。
【0021】 工業用の研磨用ウェブ又はフリースは、縮らせたナイロンで製造され、自然な間
隔を提供する。多数の短繊維から成るコーティングされていない繊維をブローイ
ングとコーミングにより寄せ集めて、ふわふわしたフリース又はマットが作られ
る。一般的に使用される繊維はデュポン(DuPont de Nemours、ドイツ)社製で
、ナイロン17dtex、58mm 3030と呼ばれている。そのフリースは
、研磨材を含んだ樹脂でコーティングされ、硬化される。
【0022】 こうしたフリースは、一般に幅1メートルの細長い形に作られ、通常は長さ3
0メートルずつのロールにまとめられてから、具体的な目的に応じた形状に転換
される。市販されている最も一般的な製品は、公称厚さが約6〜8mmの標準的
なフリースである。その剛性は繊維の直径によって異なり、一般には使用する研
磨粒子の目の粗さに伴って剛性も高まっていく。
【0023】 こうしたオープンな不織フリースは、圧縮してから熱可塑性接着剤や熱硬化可
能樹脂を含浸させることによって、高速ホイール、スキージーパッド又はリンガ
ーローラー用などで理想的な硬い研磨材になる場合が、この圧縮素材は硬すぎる
ために本発明のアプリケータツールには使えないことが判明した。
【0024】 ブロック型に圧縮されたフリースを保持するための望ましい方法は、ステープ
ルの働きをするナイロン製のトゲ付き留め具を使用することである。ロールを使
用するツールの場合、きつく巻き上げて、開口部の部分で圧縮力が高まるように
開口部に向けてわずかに狭まっている並列チューブにロールを押し込むだけでよ
い。こうすることによって、装填する流体の量を増やすことができ、流体が浸出
するおそれもないことが判明している。
【0025】 いくつかの層のフリースの圧縮を維持するその他の方法としては、クロスステッ
チを施すことやフィラメントを加熱した針で結合させることなどが挙げられ、こ
れにはフリースのフィラメント或いは別のフィラメントが使用されうる。これら
の例は、図面とともに後述する。
【0026】 前記ボディを保持して支える手段が提供されている。このツールのボディは、
後述するとおり蒸発防止のために外気から保護される必要があり、それにはツー
ルボディのようなブロック用に、薄いプラスチック製カバーが使用できる。これ
は本質的に密閉されたパッケージであり、保管中の汚染防止にもなる。パッケー
ジから取り出すと、長方形のボディはツールホルダーのような何らかの保持装置
に取り付けられる。ツールホルダーが単純な成形プラスチックハンドルで、繊維
ボディの側面をつかむようになっている一例を図面とともに後述する。
【0027】 別の方法は、繊維ボディを閉じた容器又はホルダー内に置くことである。その
場合、使用するにつれて研磨材を少しずつ容器又はホルダーから押し出すための
何らかの手段が必要になる。前述したスティック糊用ディスペンサの事例のよう
に、1つの有利な方法は、ツール基部のつまみ又はグリップと連結したスクリュ
ー構造を使用することである。これを回転させることによって、研磨ボディが外
部にスライドするのである。自動塗布の場合は、サーボ制御による電気式又は油
圧式アクチュエータなど他の手段を利用して研磨材を押し出し得るであろう。
【0028】 理想的には、容器は、繊維と類似の素材でできたものか、表面エネルギーが繊
維と同等もしくはそれよりもわずかに低いものであるべきである。正しい素材を
選択すれば、保持中の流体が繊維に優先的に引きつけられたままになるため、容
器が十分に密閉されていなかった場合でも、容器の内面に移動して、漏れ出した
り滲み出したりすることがなくなる。
【0029】 この詳細に関して厳密なガイダンスを提供するのは困難であり、事例ごとにそ
の長所を慎重に検討して適切な素材の組合せを試験する必要がある。コーティン
グしたナイロン繊維用ツールでは、ポリプロピレンとポリエチレンで作られたツ
ールホルダーを使用して好結果が得られているが、ポリカーボネートとABSは表
面エネルギーが高過ぎることが証明された。
【0030】 使用時には、ボディの露出面には処理面をクリーニングしたときの汚れや破片
が蓄積しやすく、蓄積した汚れや摩損した使用済み繊維をボディ表面から取り除
く手段が提供される。2つのアプローチが使用されており、使用済みの層を剥が
し取って捨てるか、ボディから薄片を切り取るかのいずれかである。
【0031】 積層構造のブロックツールで、その積層が擦る区域と平行になっている場合、
積層間の結合は使用済みの層を剥がして破棄することが可能な設計になっている
。留め具は、各層が剥がされたときに新たな表面の高さまでになる設計になって
おり、これは、剥ぎ取るときに各留め具に一定の間隔で設けられている小さなく
ぼみ(脆い箇所)の部分で留め具を曲げて割ることによって実施される。これら
の留め具は、ボディで使用されているのと同じような、ただし直径の大きい繊維
で作ることができる。
【0032】 スティック糊ディスペンサのようなツールホルダーの場合、突き出した使用済
み繊維は小さな鋸歯又は弓鋸で容易に切り取られる。鋸歯がツールのトップキャ
ップにどのように組み込まれるかは、後で図示する。また、トリマー歯を密閉キ
ャップに組み込むこともでき、その場合、キャップをボディに当てて回転させる
と、鉛筆削りのような働きをして末端の面の形を整える。カッターの付いた爪付
きプレートをキャップに組み込んで、これを回転させたときに使用済み繊維をす
き取って引きずり出し、それを切り取ってキャップ内に保管することもできる。
【0033】 突き固め又はその他の方法で成形された平面上のものが積み重ねされて繊維の
棒又は柱が作られる場合、これは留め具を使用して個々のツールを積み重ねたも
のと類似している。これらは圧迫するボディ内で圧縮されているため、相互に結
びついてかみ合いやすくなっている。表面をすき取って一部の繊維を壊すと、不
織素材の他の層ともつれやすくなり、このかみ合い力が高まる。また、使用後は
、各ディスクを剥がし取って捨てるだけである。これによって、次の層又は新た
なツールが表面に出てくる。
【0034】 原則として、繊維ボディは、プラスチック、ガラスやカーボンをベースとした
素材や金属など、ほとんどの素材で構成することができるが、実際には他の素材
でできた繊維とも混合できるナイロン繊維が望ましい。従来の研磨材に代えて使
用した、長さが平均5mm以下の細切りのガラス繊維少量をコーティングしてい
ない不織ナイロンと混合したものには、十分なクリーニング効果が見られた。ガ
ラスの量は重量比で最大5%までが実際的であることも判明した。
【0035】 例えば、有機高分子材料が局所的な化学的性質に不適合なときなど、ガラス繊
維などの無機材料のみを使用することが有益な場合もありうる。ガラスで弾力の
あるオープン構造を形成するのはナイロン繊維よりも困難である。束にした不織
ガラス繊維少量をガラス繊維で織ったマットの薄い層の間に挿入することで実用
的なツールが作られることが判明した。このような状況では、束ねられた繊維が
濡れによって大量の収容力を提供し、織物材料が多孔膜及び機械的保持装置の働
きをしている。
【0036】 アラミド、ポリエステル、ポリアミドなどその他の繊維材料も、個別に或いは
組み合わせで、局所的な表面エネルギーや化学的必要性を満たすよう選択して使
用することができる。ポリエチレン共重合体のような典型的な高分子材料の表面
エネルギーは、20〜24dynes/cm(20〜24mN/m)からポリカ
ーボネートや一部のナイロンでは最大46dynes/cm(46mN/m)ま
でに及ぶ。
【0037】 本発明のアプリケータの目的は何らかの種類の処理を必要としている表面に流
体を塗布することであり、第二の側面として、本発明は、流体材料がツールの繊
維ボディにあらかじめ装填されている本発明のアプリケータツールを使用して流
体材料を処理面に塗布する方法も提供しており、このような方法ではボディの露
出した供給面で処理面を擦り、流体を処理面上に移動させる。
【0038】 本発明は、流体を均等に少量ずつ(極微量でも)塗布して広げる方法を提供し
ている。流体材料の形状は、液体、微粒子又はその組み合わせである。「極微量
」という語は非常に少量を意味し、低粘度液体の場合にはおそらく平均でわずか
数分子の厚さであり、これは処理面の化学的性質に影響は与えるかもしれないが
、このような性質を決定づけたり完全な変化をもたらすものではない。
【0039】 液体形状の材料は、湿式の化学成分であると考えられ、多くの場合、特定の機
能のために設計されたいくつかの成分の混合物である、例えば、界面活性剤とし
ての働きや湿潤の向上などを果たすことなどである。微粒子形状の場合も、例え
ば、スチール上で犠牲防食成分として働く亜鉛粉末など、やはり特定の機能を果
たすために選択された粉末である。界面活性剤のような流体を粒子と組み合わせ
ることにより、流体が湿潤して粒子を処理面上のトラフや顕視的に小さい欠陥部
に運ぶことができるため、カバー力の向上が得られる。
【0040】 これらのアプリケータは表面処理用のツールであり、処理ではクリーニング、
平滑化、供給、擦り(マッサージ)の様々な組み合わせが行われる。こうした処
理は、ツールで擦られる物体の処理面の状態を実際に変えるものである。状態と
いう語には処理面の物理的性質と化学的性質の両方が含まれ、そのいずれもこの
ツールの使用によって影響されうる。
【0041】 第一に、物理的性質については、例えば、粗さを緩和したり、処理面に付着し
ている汚れを機械的な研磨作用で擦り落として取り除いたりすることができる。
第二に、表面層を研磨することによって吸着物質やほとんどの吸収物質が取り除
かれ、処理面の化学的性質が変化する。こうした層を取り除く際、処理面の酸化
物の一部が研磨作用によって剥ぎ取られ、それにより供給材料内の個々の調整分
子の湿潤、粘着、吸着を助ける表面自由エネルギーが上昇する。
【0042】 「湿潤」という語は、流体が広がり固体表面に吸着させることができるかどう
かやその容易さを意味するものである。湿潤は表面エネルギーによって制御され
、例えば、最適な湿潤が起こるのは、流体内の個々の分子が処理面上にある流体
の粒や小滴の中に留まるのではなく処理面に引きつけられて付着する場合である
。したがって、このアプリケータツールの作動条件下では、流動材料、特に流体
内の個々の分子が繊維ボディ内に保持されているときには繊維面に引きつけられ
、その間に固定されているか、又は浮遊している状態のエネルギー条件となって
いる。
【0043】1つの指針を示すとすれば、ボディが研磨樹脂でコーティン
グされたナイロンでできたツールで金属を処理する場合、研磨される面の表面自
由エネルギー(dynes/cmで測定)が調整用流体の表面張力(同じくdy
nes/cmで測定)よりも約10dynes/cm(10mN/m)ほど大き
ければ、その流体は処理面に移動する。この2つの量の差が粘着粘着エネルギー
として知られている。
【0044】 コーティングされた繊維の表面自由エネルギーの水準は、流体の自由エネルギ
ーと処理面の自由エネルギーの間であることが理想的である。処理面の表面自由
エネルギーがその水準を上回る場合もあり、そのような事例では擦らなくても触
れただけで物質が移動するが、それでも擦ることは処理面のクリーニングに有益
である。圧縮された繊維間の実際の間隔は流体のタイプごとに実験で決定し、検
証する必要がある。
【0045】 一例を挙げれば、極性が低いという固有の性質によって表面張力が低くクリー
プ性向の高いポリジメチルシロキサン防水剤のような移動度が高く低分子量の表
面活性流体は、コーティングされたナイロン繊維でも非常に簡単に湿潤させる。
このような材料の最適な保持のためには、繊維と繊維の間隔を最小限にする必要
がある。それとは対照的に、分子間の水素結合が強いために表面張力が比較的高
い脱イオン水のような流体は、繊維間の間隔を大きくしたボディでも保持できる
。したがって、繊維間の平均間隔は、その中に保存されている材料の特性によっ
て決定されるものであり、実験によって最適化されるべきである。
【0046】 装填時に、エネルギーが利用可能であり材料が適切な低粘度の液体であれば、
その材料は、ボディ内に引き込まれ、繊維のかたまり全体が飽和状態に到達する
まで広がり続け、繊維のかたまり内の表面を湿潤させる。材料(流体)を最も高
い表面に塗布すると、この装填プロセスは重力によって自動的に行われる。湿潤
を促進するために利用可能なエネルギー差が湿潤をもたらすために必要な水準を
下回ると、自動的には材料が流れなくなる。
【0047】 前述したとおり、繊維全体にわたる流体の分布を最終的に決定づけるのは分子
間力であり、固体と液体の間で最も低い又は最小のエネルギー差になろうとし、
これに到達すると、安定した状態になる。この安定状態に達すると、装填物質は
繊維上で湿潤状態に保たれ、これにより中身が漏れないという特徴を生む。この
状態は、流出又は蒸発を誘発しうるエネルギー分布の変化がシステムで生じるま
では安定している。
【0048】 開口部を狭くした容器が使用され、ボディと容器の間に隙間が残る場合、その
容器が漏れの生じないものであれば、ボディを飽和させる(過装填する)ことに
よってその隙間を自由流体で満たすことができる。ただし、そうした条件下では
、通常は流体を保持している表面エネルギー作用が有効に機能しないため、アプ
リケータが漏れ防止機能を失うことがある。
【0049】 繊維ボディに装填されている材料が乾燥した微粒子である場合には、異なる手
順に従わなければならない。乾燥した粒子は流体であるが、液体のように湿潤し
ない。この場合、ボディを振動台の上に置いて固定し、上向きになっている面に
少量の粒子を塗布して粉末が一度に少しずつ繊維ボディに振り落とされていくよ
うにする必要がある。同様に、使用時には、ツールを振り動かすか処理面に軽く
打ち付けて振動を与えることによって粒子の放出を促す必要がある。
【0050】 粒子は、第一にかなり大きい隙間を必要とし、第二には静電気による保持力が
相当なものであり得るとしても表面エネルギー作用だけでは保持されない。実際
に、ディスペンサの詰まりを防ぐためには静電防止剤で繊維を処理することが有
益と考えられる場合もある。機械的連結が形成されるため、振動によってそれを
解除して抑える必要がある。このような制限があるものの、それでもなお、この
アプリケータは微粒子のディスペンサとして非常に有利であり、とりわけ液体と
共に塗布する必要があるときは有利である。
【0051】 装填されている流体材料が湿ったスラリー又はゲルである場合、圧力をかけて
材料をボディに押し込むのが最善の方法であり、それには真空含浸が便利である
【0052】 使用時には、スラリー又はゲルが表面に塗りつけられるが、繊維はそうした濃
厚な材料を一部は支持によって、また一部は機械的結合によって保持しているだ
けである。使用時にゲル、スラリー又は粒子がアプリケータツールから流れ出な
いときには、繊維をトリミングするか、層を剥がし取って、繊維ボディ内に保持
されているゲルが出やすくする必要がある。
【0053】 繊維が液体を移動させられるほど十分に表面エネルギーを上昇できるようにす
るためには、繊維、より厳密に言えば繊維コーティングの一部が、処理面から酸
化物層の一部を取り除けるだけの十分な硬さを持っている必要があるが、必ずし
も基体より硬いことや基体材料の表面を除去できることは必要ではない。
【0054】 擦っているときには、繊維ボディ内でもエネルギー変化が生じ、繊維全体、特
に表面付近でエネルギー勾配が確立される。擦っている間に摩擦によって誘発さ
れた静電作用で、擦っている繊維の自由エネルギーもわずかに上昇するためであ
る。その結果、ボディ内では擦っている境界面で繊維の方向に沿って繊維から繊
維に材料が移動する。
【0055】 繊維全体にわたるエネルギー勾配が流れを調節し、最終的には材料の移動量が
制限される。ナイロンフリースを覆っている樹脂コーティングの表面エネルギー
はナイロンの表面エネルギーより高いため、これが機械的摩損によってすり減る
と、擦ることによってボディ内の表面エネルギーが高まっても、樹脂コーティン
グの喪失によって相殺される傾向がある。 以下、本発明について様々な構造の例を図面を使用して説明する。
【0056】 実施例1 圧縮繊維ボディの作り方の例(図1A、1B、1Cを参照) 3M社製スコッチ・ブライト7447又はノートン社製ベアー・テックス74
7に似た、粒度200のものを付着させたカラーコード栗色の中密度不織研磨フ
リースの一片を100×30mmの小さなシート6枚に切り分け、図1Aの側面図
の符号1に示したように積み重ねた。こうして積み重ねたときの自然な高さは、
符号D1として記されている。
【0057】 全長にわたってトゲが成形又は切り込まれたナイロン製ステープルの留め具が
閉じている状態を示したのが符号2、開いた状態を示したのが符号3である。積
み重ねられたフリース1が圧縮されるときに、断面図である図1B及び符号5で
示されているように、ステープルが約10cmの等間隔でボディに押し込まれる
。ステープルを押し込む行為によって、層が図1Bの高さD2までわずかに圧縮
される。挿入及び圧縮の力が加わらなくなると、フリースは膨張しようとして、
トゲ4が繊維とかみ合って開き、これによりアセンブリは圧縮された高さD2に
保持される。
【0058】 圧縮量は様々で、一般的には繊維の剛性に応じて25〜75%である。不織フ
リースの圧縮状態を保つための別の方法は、図1Cの7に示したとおりステッチ
6を使用するものである。或いは、ステッチを通す代わりに、ナイロン製フィラ
メントが使用される場合には加熱した針を圧縮されたシートに挿入することによ
ってフィラメントを溶接することもできる(図示せず)。
【0059】 実施例2 圧縮された繊維ボディの使用法の例(図2A、2Bを参照) 実施例1で使用したのと類似した平らな圧縮シート8を積み重ね、ステープルで
留めてから、界面活性剤として機能し、スチールやアルミニウムへのエポキシの
粘着性や塗料の接着性を高める上で有益な共重合体であるポリアルキレンオキサ
イド改質ヘプタメチルトリシロキサン約10mlを装填する。この化学物質の表
面張力は約23mN/mと見積もられる。この化学物質を上面に滴下し、染み込
ませた。
【0060】 次に、装填後のブロックを密閉ポリエチレン容器内に入れ、使用時まで保管し
た。ポリエチレンの表面エネルギーは通常29〜31mN/mであり、コーティ
ングした不織スコッチ・ブライトの表面エネルギーは約45mN/mと見積もら
れる。よって、含浸流体は圧縮繊維の方に強力に引きつけられ、ポリエチレンに
は移動しない。
【0061】 使用準備のため、含浸スタックを容器から取り出して、符号9で示したツール
ホルダーなどの保持装置に入れた。この押し出し成形したプラスチック製又は金
属製の単純なハンドルの内面にはグリップがあり(図示せず)、ブロックをつか
んで保持する。
【0062】 符号8のように層をつなぎ、符号10で示したように他のシートの圧縮を緩め
ることなく使用後の層を個別に剥がせるようにする。図1に示したステープル6
及び7が、そのための最も実際的な方法である。
【0063】 実施例3 ロールツールの組立法及び使用法の例(図3A、3B、3Cを参照
) 圧縮ロール11を使用した円筒形ツールの例を図3Aに示す。これは、実施例
1で使用したものと同じような材料で作られる。3M 7447素材の小片を2
00mm×80mmに裁断し、外径4mmの厚紙心棒にきつく巻き付け、長さは
80mm、強度はストロー程度にした。このロールの最終的な外径は26mmで
、長さは83mmであった。
【0064】 心棒を残したまま、ロールの側面材料の端をテープで留めて圧縮状態を保持し
た。ロールは、中央内部の成形スクリュー(図示せず)に締め付けられているカ
ップ型成形ポリエチレン製ナット(図示せず)に圧着させることによって、基部
で固定されている。このスクリューはロール中央の心棒を突き通すサイズで、底
部のつまみ12と連結されている。つまみ12を回すと、ロールが成形プラスチ
ックケース13内に引き込まれ、アセンブリは図3Bに示した全体図のようにな
る。
【0065】 図3Bは、スティック糊用紙製ディスペンサに使用されているものに類似した
成形ハウジングを利用したアセンブリを示している。典型的なものは、高さ70
mm、直径29mmである。成形プラスチック製ツールホルダーの内径は、約2
6.5mmである。ツール外側の出っ張り14は、容器の蓋を止める働きをし、
この蓋の設計は図4と5に示している。ギザギザのグリップが付いたつまみ12
は、厚紙心棒内の空洞中央の高さ3分の2まで延びる成形スクリューと結合され
ている。
【0066】 つまみを12回転させると、ロールが持ち上がって端部から突き出され、表面
に擦り付ける用意ができる。使用時には、繊維ロール15は通常、縁16から2
〜5mmほど突き出た位置にある。このようなツールには、低粘度(20mm /s)の流体約5ml又は粘度が約100mm/sの流体10ml以上が装填
される。
【0067】 例を挙げると、粘度30mm/sのポリメチル水素シロキサン共重合体5m
lを研磨ロールの露出面に滴下することによってケース内にある圧縮繊維に化学
物質を加えてから、密閉キャップを被せて容器を密閉する。3ヶ月の保管後も、
漏れ又は蒸発の形跡はなかった。装填材料は、スチールのような金属面を処理す
るために適切なツールになるよう選択され、これを染み込ませることで接触する
金属面同士の摩擦力やグリップ力が高まる。
【0068】 このツールは摩擦増強装置として満足のいく働きをし、約400個のストレー
トシャンクドリルを処理し、キーレスチャックでつかんだときの滑りを減らした
。観察された摩擦グリップ力の増加は、通常、50%を超えていた。このツール
は、クロスヘッド型又はクロススロット型のドライバーをすべりにくくするため
にも利用された。「C字形」スパナーの顎部を処理し、スパナーが保持され回転
される六角形の物体から滑り落ちないようにした。
【0069】 充填物の別の構造を図3Cに示す。この構造では、不織素材の個々の圧縮ディ
スクが積み重ねられ、図1で示したように円柱の全長にわたって延びるトゲ付き
ステープル6によって圧縮状態が維持されている。これにより、残りのディスク
の圧縮を緩めることなく、汚れた使用済みの層を使用後に剥がし取ることができ
る。符号17は、ディスクが剥がしとられた状態を示す。
【0070】 実施例4 図3のツールに使用される密閉キャップ及びドレッサーの例(図4
A、4Bを参照) 図4Aは、図3に示した容器用として適しており、縁16にぴったりと適合し
て密閉状態をもたらすキャップ18の断面を示している。このキャップ18では
、切刃19がスチール製ディスク20に取り付けられており、繊維ロールの端部
を刈り込み、使用済みの汚れた繊維を取り除く。カッターの上にあるスペース2
1は、刈り込みによる破片を受けるために設けられている。刈り込みは、繊維ロ
ール15を上昇させ、ロールが金属プレート20にぴったり接するようにしてキ
ャップ18を繊維ボディに対して回転させることによって行われる。
【0071】 図4Bは、プレート20に切り込みを加えて押し下げ、とがった歯が形成され
た様子を示し、これがロール上部とかみ合って、キャップがボディに対して回転
した時にすき取りの働きをすることが示されている。こうした歯によってカッタ
ーの刈り込みや切断の機能が高まる。
【0072】 実施例5 ロールの刈り込み用に鋸歯がキャップに組み込まれた様子の説明(
図5を参照) 図5は、ロールの刈り込みを行うための別の装置を示している。サムパッド3
2を26の位置に手で回転させたときに歯がギザギザの鋸歯22がロール側面に
押しつけられ、ロール端部にある使用済み繊維を切り取る。使用済み繊維は取り
出され、キャップ空洞内にしっかりと保持される。これは、繊維が丈夫すぎて切
れにくいなどの理由により図4に示した装置では不適切であることが判明したと
きに使用される。この装置では、成形キャップ23に対角の成形ガイド25が設
けられており、そのガイドを鋸歯がスライド移動させる。カッター22は、サム
パッド26によって操作され(押し下げられ)、キャップ23の側面に成形され
た別のガイド24をスライド移動させる。
【0073】 この装置を組み立てるには、まず、バネ27及びその半形座金28を成形物2
3に挿入する。次に、鋸歯22をガイド25に沿ってスロットにスライド移動さ
せ、サムパッド26をガイドスロットとかみ合わせ、鋸歯は符号31で示すボタ
ンのパイプにはめ込む。サムパッドの下に置かれた線バネ(図示せず)は、サム
パッド26が通常のロック位置から解除されて押し上げられたときにこれを位置
32までポンと持ち上げるのを助ける。これにより鋸歯が開き、つまみスクリュ
ー12を操作することによってロールを鋸より先まで押し上げることができるよ
うになる。
【0074】 鋸歯22の前面では鋭いギザギザが符号22方向に向いており、いずれの方向
でも切断できる。組み立てられたキャップ装置は、突き出している使用済みのロ
ール端部に当てられ、ボディ32が繊維ロールに対して回転させられるとボタン
に圧力がかかる。サムパッド26によって鋸歯がロール側面から押し込まれ、キ
ャップ又はツールボディが反対方向に動いたときに繊維をはさみ取り、ロールの
端部は水平に整った状態となる。破片はやはりキャップで受けられ、図4の場合
と同様に保持される。
【0075】 試験1 ボディ漏れの測定。 この試験では、研磨材コーティングした不織繊維を圧縮して高密度化したもの
の保持特性を測定する。試験は、クリープ及び浸透が可能なことが知られている
低粘度の流体3種類で実施された。その3種類とは、希釈燐酸の錆取り剤、炭化
水素をベースとした撥水加工表面保存剤(WD40に類似したもの)、防水用の
ポリジメチルシロキサン配合物である。最初に挙げた2つの材料の酸及び炭化水
素の粘度は約30mm/s、シロキサンは50mm/sである。表面張力は
どれも24dynes/cm(24mN/m)程度である。
【0076】 3M 7447素材の小片を150×40mmに裁断し、平均直径20mmの
きついロール状に巻きつけた。巻き取り中に長さは42mmまでわずかに長くな
った。3本のロールをナイロン製の糸で縛りつけた。ロールの容積は元々のフリ
ースの約30%である。ロールを立て、それぞれのロールに2mlの流体を当て
て吸収させた。
【0077】 15分後、清潔なペーパータオルの上にロールを水平に横たえ、最初の10時
間にわたり1時間ごとに点検と計量を行い、漏れの形跡を調べた。次に、2週間
にわたって毎日、それ以後は6ヶ月間にわたり毎月、重量を測定した。試験は開
放された実験室の条件下で行われ、試験期間中の平均温度は15℃であった。試
験期間であった6ヶ月間の相対湿度は5〜25%で、平均は約10%であった。
【0078】 10時間後、燐酸を含有しているロールでわずかな漏れが発生した。この漏れ
は24時間後に止まり、流体の重量の約2%が失われた。それ以上の漏れは起こ
らず、2週間で7%の重量減が記録された。6ヶ月後、開放的な環境でタオルの
上に横たえていたものでは付加された材料の重量の約70%が失われたが、流出
の形跡はなかった。したがって、この喪失は蒸発によるものである。ポリエチレ
ン製の袋に保管された同様のロールでは、同じ6ヶ月間の喪失量が重量でわずか
3%であった。
【0079】 炭化水素ベースの流体では、試験期間の最初の2週間には漏れの形跡がなかっ
た。この14日間の流体の喪失量は5%で、これは蒸発によるものであり、6ヶ
月間の喪失量は重量の81%であった。この場合も、密閉したプラスチック製の
袋に保管した類似のサンプルでは、6ヶ月間の流体喪失量は重量でわずか2%で
あった。
【0080】 シロキサンを充填したロールでは、4日間は漏れの形跡は見られなかったが、
それ以後にわずかな浸潤が見られ、14日間で重量の約9%の流体が失われた。
喪失率は着実に上昇していくようであった。6ヶ月間で重量の約40%の流体が
失われたが、この材料は実質的に揮発性がないため、蒸発による喪失がほとんど
或いはまったくなかったことは明白である。これと並行して実施された、類似の
ロールを密閉したプラスチック製の袋に保管する試験では、6ヶ月間で重量の約
6%の流体が失われ、これは密閉袋の内側に材料が移動したためであった。
【0081】 以上の試験1では、蒸発が主要な喪失メカニズムであることが示された。した
がって、圧縮繊維ボディは常に密閉容器に保管すべきである。
【0082】 シロキサンを使用した試験では、充填した繊維ボディの保管用として又はツー
ルホルダーとして使用するパッケージ材料の内側への装填材料の移動を防止する
ためには、パッケージ材料の表面自由エネルギーが繊維よりも充填液体の表面張
力に近いものであるべきことが確認された。
【0083】 この試験では、漏れや浸潤は二次的な影響であることが確認され、漏れのない
挙動が確認された。
【0084】 試験2 本発明のツールで一般的に使用される業界標準の不織研磨材の圧縮性
及び弾性の測定
【0085】 3M 7447材料のパッドを40×40mmに裁断した。受領時の平均高さ
/深さは8mmであった。
【0086】 1kgのおもりをパッドに載せ、均等に圧縮した。圧縮後又は「凝縮後」の高
さは1.9mmと測定された。この力は18℃で1時間にわたり維持された。お
もりを取り除いた後、パッドの高さは自然に約7mmまで回復した。このことは
、典型的な不織ナイロン研磨材は圧縮可能であり、使用可能な形状に回復できる
という見解を確認するものである。
【0087】 沸騰水に15分間浸したフリースで、同じ試験を繰り返した。その後、この不
織材料は高さの約半分、すなわち約4mmまで回復した。
【0088】 さらに、150℃に加熱した炉の中で試験を再度繰り返した。その後、フリー
スはわずか3.1mmの高さまでしか回復しなかった。電子顕微鏡で観察したと
ころ、樹脂コーティングがナイロン繊維から剥がれたことによる相当な破損が見
られた。
【0089】 この試験では、繊維を加熱すると樹脂結合を損なう危険があるため、低温で圧
縮する方が望ましいことが示されている。ただし、圧縮時にフリースに約50℃
程度の適度な加熱をすることは有益であろう。
【0090】 試験3 アプリケータツールの一般的な供給率の測定 上記の試験1で説明した3本のロールを作成し、燐酸、WD40のような低粘
度の炭化水素、及び50mm/sのポリジメチルシロキサンをそれぞれ2ml
ずつ充填した。
【0091】 テスト治具中で各ロールの先端で脱脂軟鋼を擦った。擦る速さは300mm/
秒に設定し、直径20mmの端面全体にわたり200グラムの負荷をかけた。擦
る動きは長さ150mmの後退ストロークで、ストロークごとに5mmの割り出
しをした。したがって、総研磨面積は1分当たり45,000mmである。3
つの材料すべての比重が約1であると仮定し、蒸発作用を無視すると、付着速度
はおよそ以下の表1のように計算された。
【0092】
【表1】
【0093】 付着速度は表面エネルギーの関数であるため、その推定は複雑である。この場
合、付着速度は擦りを続けていくにつれて低下していくことが予想されうるが、
それは完全なクリーニングを仮定したもので、現実にはほとんどあり得ない。し
たがって、通るたびに処理面が少しずつきれいになり、5回までは同量ずつ付着
するが、その後は付着率が低下していくということが考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の構成を示す図であり、図1Aは、6層のフリースを積み重
ねたもの(スタック)を圧縮していないときの側面図、図1Bは、同じスタック
をトゲ付き留め具で圧縮して保持したものの側面図、図1Cは、同じスタックを
ステッチで圧縮して保持したものの側面図である。
【図2】 本発明の実施例2の構成を示す図であり、図2Aは、留め具で圧縮されたスタ
ックの全体図、図2Bは、同じスタックをツールホルダーで保持したものと、剥
がれている層を示す図である。
【図3】 本発明の実施例3の構成を示す図であり、図3Aは、フリースを圧縮してロー
ル状にしたものを示す図、図3Bは、圧縮されたロールを供給用ツールホルダー
内に保持したものを示す図、図3Cは、円形に圧縮したスタックを供給用ツール
ホルダー内に保持したものを示す図である。
【図4】 本発明の実施例4の構成を示す図であり、図4Aは、図3Aに示したツール用
のドレッサー付きキャップの断面図、図4Bは、ドレッサープレートにドレッシ
ングコームが加えられた様子を示す図である。
【図5】 本発明の実施例5の構成を示す図であり、鋸歯を備えた別のドレッサー付きキ
ャップのアセンブリを示す図である。
【符号の説明】 1…フリース 2、3・・・ステープル 4・・・トゲ 5、7・・・積み重ねられたフリース 6・・・ステッチ 8・・・積み重ねられた圧縮シート 9・・・ツールホルダー 10・・・使用後のシート 11・・・圧縮ロール 12・・・つまみ 13・・・ケース 14・・・出っ張り 15・・・繊維ロール 16・・・縁 17・・・ディスク 18・・・キャップ断面 19・・・切刃 20・・・スチールディスク 21・・・スペース 22・・・鋸歯 23・・・キャップ 24、25・・・成形ガイド 26・・・サムパッド 27・・・バネ 28・・・半形座金
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CO,CR,CU,CZ,DE ,DK,DM,DZ,EC,EE,ES,FI,GB, GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,I N,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC ,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA,MD, MG,MK,MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,P L,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK ,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG, US,UZ,VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 3B202 AA14 AA31 AA34 AB13 BA15 EA01 EB01 EG20 FA11 GA15 4F042 AA01 AB00 FA23 FA24 FA25 FA31

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体材料を処理面に供給し、該処理面を穏やかに研磨するアプリケータツール
    において、 不織の、穏やかな研磨性を備え、本質的に非圧縮性の繊維がきつく圧縮された
    ボディであって、この繊維の間には供給する流体を保持でき、該ボディの一面を
    処理面に擦ることによって該流体を供給できるボディと、 該ボディのホルダーであり、その中又はその上に該ボディが前記の一面を露出
    した状態で取り付けられるホルダーと、 供給面からの繊維の除去を可能にする装置と、 から構成されることを特徴とする表面処理用アプリケータツール。
  2. 【請求項2】 前記研磨性が繊維に付着した研磨材料によって与えられることを特徴とする請
    求項1に記載の表面処理用アプリケータツール。
  3. 【請求項3】 前記研磨材がアルミナもしくはシリコンカーバイドの粒子又は金属珪酸塩粉末
    である請求項1又は請求項2に記載の表面処理用アプリケータツール。
  4. 【請求項4】 前記繊維がナイロンであることを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れか
    1項に記載の表面処理用アプリケータツール。
  5. 【請求項5】 前記圧縮繊維ボディを形成している繊維が皺加工され、連結を形成しており、
    それによってさらなる圧縮に耐えられることを特徴とする請求項1ないし請求項
    4の何れか1項に記載の表面処理用アプリケータツール。
  6. 【請求項6】 前記圧縮された繊維ボディが、ステープルの働きをするトゲ付き留め具で保持
    された数層の圧縮フリース又は開口部に向かってわずかに狭くなっているチュー
    ブ型容器によって周囲を保持されたロール状の圧縮フリースの形を取ることを特
    徴とする請求項1ないし請求項5の何れか1項に記載の表面処理用アプリケータ
    ツール。
  7. 【請求項7】 前記繊維ボディを外気から保護するため及び蒸発を防止するためにボディにプ
    ラスチック製カバーが設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項6
    の何れか1項に記載の表面処理用アプリケータツール。
  8. 【請求項8】 前記繊維ボディが、ボディの両側をつかむ単純なハンドルの形状をした保持装
    置内又はその上に取り付けられているか、又は使用に伴ってボディを少しずつ押
    し出す押出し手段を伴う閉鎖容器又はホルダー内に取り付けられていることを特
    徴とする請求項1ないし請求項7の何れか1項に記載の表面処理用アプリケータ
    ツール。
  9. 【請求項9】 前記チューブ型容器内に取り付けられた繊維ボディの押出し手段がツール基部
    のつまみ又はグリップと連結されたスクリュー機構であり、その作動によって繊
    維ボディが滑り出すことを特徴とする請求項8に記載の表面処理用アプリケータ
    ツール。
  10. 【請求項10】 前記ツールホルダーが繊維に類似した材料又は同等もしくはわずかに低い表面
    エネルギーを持つ材料でできていることを特徴とする請求項1ないし請求項9の
    何れか1項に記載の表面処理用アプリケータツール。
  11. 【請求項11】 前記コーティングしたナイロン繊維ボディに使用するホルダーがポリプロピレ
    ン又はポリエチレンでできていることを特徴とする請求項9に記載の表面処理用
    アプリケータツール。
  12. 【請求項12】 供給面から繊維を除去する装置を提供し、 a)繊維ボディが積層構造であり、かかる積層が擦る区域と平行になっており、
    使用済みの層を剥がし取って破棄することが可能なもの、又は b)繊維ボディがキャップ付きのチューブ型容器内に入れられ、そこから突き出
    され、 キャップに組み込まれた刃又はコームによって刈り込まれることを特徴とする
    請求項1ないし請求項11の何れか1項に記載の表面処理用アプリケータツール
  13. 【請求項13】 実質的に前記の説明に該当する前記請求項1ないし請求項12の何れか1項に
    記載の表面処理用アプリケータツール。
  14. 【請求項14】 前記請求項1ないし請求項13のいずれか1項で定義したアプリケータツール
    を使用して流体材料を処理面に塗布し、前記流体材料をツールの繊維ボディにあ
    らかじめ装填し、ボディの露出した供給面で処理面を擦ることによって流体を処
    理面上に移動させる方法。
  15. 【請求項15】 前記事前装填がホルダーへの繊維ボディの取り付け前に行われ、 流体が流動的な液体である場合、該流体をボディの最も高い表面に当て、その
    吸収を高めるために重力を利用し、 流体が乾燥した微粒子である場合、該流体をボディの最も高い表面に当て、そ
    の吸収を高めるために重力と振動を利用し、 流体が湿ったスラリー又はゲルである場合、該流体を圧力によりボディに押し
    込むことを特徴とする請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 実質的に前記の説明に該当する請求項14又は請求項15に記載の方法。
JP2001583948A 2000-05-17 2001-05-17 表面処理用アプリケータツール Pending JP2003533350A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB0011769.7 2000-05-17
GBGB0011769.7A GB0011769D0 (en) 2000-05-17 2000-05-17 A surface conditioning tool employing compressed non-woven fibres
PCT/GB2001/002212 WO2001087499A1 (en) 2000-05-17 2001-05-17 An applicator tool for treating surfaces

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003533350A true JP2003533350A (ja) 2003-11-11

Family

ID=9891685

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001583948A Pending JP2003533350A (ja) 2000-05-17 2001-05-17 表面処理用アプリケータツール

Country Status (10)

Country Link
US (1) US6991527B2 (ja)
EP (1) EP1294491B1 (ja)
JP (1) JP2003533350A (ja)
CN (1) CN1248785C (ja)
AT (1) ATE411115T1 (ja)
AU (1) AU2001256544A1 (ja)
CA (1) CA2409291A1 (ja)
DE (1) DE60136177D1 (ja)
GB (1) GB0011769D0 (ja)
WO (1) WO2001087499A1 (ja)

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7799968B2 (en) 2001-12-21 2010-09-21 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Sponge-like pad comprising paper layers and method of manufacture
US7994079B2 (en) 2002-12-17 2011-08-09 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Meltblown scrubbing product
US7264414B2 (en) * 2003-06-30 2007-09-04 S.C. Johnson & Son, Inc. Dispenser assembly for dispensing liquid onto a removable sheet contained by an implement
US20050129897A1 (en) * 2003-12-11 2005-06-16 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Disposable scrubbing product
US7591040B2 (en) * 2003-12-18 2009-09-22 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Cleaning tool for removing larger and smaller sized particles
US7331087B2 (en) 2003-12-22 2008-02-19 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Activatable fastening system and web having elevated regions and functional material members
US20050132519A1 (en) * 2003-12-22 2005-06-23 Fung-Jou Chen Mop with disposable wipe and squeegee blade
GB2438372A (en) 2006-05-25 2007-11-28 Ball Burnishing Mach Tools A procedure for cosmetic treatment of skin by sliding a tool over the skin
US20060000043A1 (en) * 2004-07-02 2006-01-05 Fung Jou-Chen Cleaning product for storing and attaching cleaning blocks or wipes
US10065283B2 (en) * 2005-03-15 2018-09-04 Twister Cleaning Technology Ab Method and tool for maintenance of hard surfaces, and a method for manufacturing such a tool
SG137844A1 (en) * 2005-03-15 2007-12-28 Htc Sweden Ab Methods and tool for maintenance of hard surfaces, and a method for manufacturing such a tool
US20110240051A1 (en) * 2005-05-04 2011-10-06 Amy Shelton Nit Stripping Device
US20070295350A1 (en) * 2005-05-04 2007-12-27 Amy Shelton Nit Stripping Device
US20070220693A1 (en) * 2006-03-22 2007-09-27 Billig Jason C Cleaning implement
JP4895656B2 (ja) * 2006-04-03 2012-03-14 株式会社ニデック 眼鏡レンズ周縁加工装置の砥石ドレッシング方法及び砥石ドレス器具
JP4975469B2 (ja) * 2007-02-02 2012-07-11 株式会社ニデック 眼鏡レンズ加工装置
US8065773B2 (en) * 2007-04-02 2011-11-29 Bard Access Systems, Inc. Microbial scrub brush
US8336152B2 (en) 2007-04-02 2012-12-25 C. R. Bard, Inc. Insert for a microbial scrubbing device
US9192449B2 (en) 2007-04-02 2015-11-24 C. R. Bard, Inc. Medical component scrubbing device with detachable cap
US8696820B2 (en) 2008-03-31 2014-04-15 Bard Access Systems, Inc. Method of removing a biofilm from a surface
US8069523B2 (en) * 2008-10-02 2011-12-06 Bard Access Systems, Inc. Site scrub brush
WO2010115005A1 (en) 2009-04-01 2010-10-07 C. R. Bard, Inc. Microbial scrubbing device
EP2442704A1 (en) * 2009-06-15 2012-04-25 3M Innovative Properties Company Grout cleaning tool
US8919349B1 (en) * 2012-07-23 2014-12-30 Gary L. Wallace Foot exfoliation device
US9694474B2 (en) * 2014-02-14 2017-07-04 Danny Branaman Deburring tool
USD770800S1 (en) 2015-06-26 2016-11-08 The Clorox Company Dispenser
US20170066105A1 (en) * 2015-09-03 2017-03-09 Monte Grayden Sanding device and method

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55136444U (ja) * 1979-03-14 1980-09-29
JPS5786160U (ja) * 1980-11-11 1982-05-27
JPS6114954U (ja) * 1984-06-29 1986-01-28 勉 新井 研摩用具
JPS6434798A (en) * 1987-07-30 1989-02-06 Yoshiro Nakamatsu Writing-utensil cap with edge
JPH0334934A (ja) * 1989-06-05 1991-02-14 Sanofi Sa 眼病治療におけるスタチン誘導体の使用
JPH03207699A (ja) * 1989-10-12 1991-09-10 Binney & Smith Inc 汎用クレヨンけずり器
JPH03103783U (ja) * 1990-02-08 1991-10-28
JPH04312431A (ja) * 1991-04-09 1992-11-04 Kao Corp 研磨用シート及びその製造方法
JPH08150099A (ja) * 1994-11-28 1996-06-11 Lion Corp 清掃シート
JPH10295610A (ja) * 1997-04-25 1998-11-10 Tsutomu Yuasa 払拭用具
JPH11277002A (ja) * 1998-03-30 1999-10-12 Lion Corp 洗浄具

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3703739A (en) * 1971-03-02 1972-11-28 Beatrice Foods Co Multiple layer surface working pads
US4486200A (en) * 1980-09-15 1984-12-04 Minnesota Mining And Manufacturing Company Method of making an abrasive article comprising abrasive agglomerates supported in a fibrous matrix
DE3127860A1 (de) 1981-07-15 1983-02-03 Jürgen 5561 Landscheid Börner Schwamm
US5626512A (en) * 1995-05-04 1997-05-06 Minnesota Mining And Manufacturing Company Scouring articles and process for the manufacture of same

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55136444U (ja) * 1979-03-14 1980-09-29
JPS5786160U (ja) * 1980-11-11 1982-05-27
JPS6114954U (ja) * 1984-06-29 1986-01-28 勉 新井 研摩用具
JPS6434798A (en) * 1987-07-30 1989-02-06 Yoshiro Nakamatsu Writing-utensil cap with edge
JPH0334934A (ja) * 1989-06-05 1991-02-14 Sanofi Sa 眼病治療におけるスタチン誘導体の使用
JPH03207699A (ja) * 1989-10-12 1991-09-10 Binney & Smith Inc 汎用クレヨンけずり器
JPH03103783U (ja) * 1990-02-08 1991-10-28
JPH04312431A (ja) * 1991-04-09 1992-11-04 Kao Corp 研磨用シート及びその製造方法
JPH08150099A (ja) * 1994-11-28 1996-06-11 Lion Corp 清掃シート
JPH10295610A (ja) * 1997-04-25 1998-11-10 Tsutomu Yuasa 払拭用具
JPH11277002A (ja) * 1998-03-30 1999-10-12 Lion Corp 洗浄具

Also Published As

Publication number Publication date
CN1429137A (zh) 2003-07-09
WO2001087499A1 (en) 2001-11-22
EP1294491A1 (en) 2003-03-26
GB0011769D0 (en) 2000-07-05
AU2001256544A1 (en) 2001-11-26
CA2409291A1 (en) 2001-11-22
US20030164175A1 (en) 2003-09-04
CN1248785C (zh) 2006-04-05
ATE411115T1 (de) 2008-10-15
EP1294491B1 (en) 2008-10-15
US6991527B2 (en) 2006-01-31
DE60136177D1 (de) 2008-11-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003533350A (ja) 表面処理用アプリケータツール
EP1482828B1 (en) A wipe for dust, dirt or heavier particles such as sand
JP4958899B2 (ja) 湿式、湿潤または乾式清掃用清掃パッド
JP2006526463A (ja) クリーニングパッド
US20070243804A1 (en) Abrasive article with a resilient dusting surface
US20070183836A1 (en) Wipe applicatior
US4391013A (en) Finishing tool for smoothing wallboard tape joints
US4484419A (en) Block for wet abrading
US8430724B2 (en) Surface cleaning system and method
JP2012081164A (ja) 化粧用柔軟シートおよびその製法
US5956881A (en) Dispenser for use in treating artificial flies
US20030127104A1 (en) Nail polish removal system
US20060213535A1 (en) Directional scrubbing and cleaning article
US20050204636A1 (en) Abrasive pad
EP0024756A1 (en) Dispensing container with attachment means for scrubbing device
WO2011087528A1 (en) System for surface preparation
JP3544161B2 (ja) 脱臭フィルター材
JP2006137894A (ja) 柔軟な粘着性紙
US20040248716A1 (en) Method for applying a flocking material to a foamable and sleeve shaped roller as well flock applied roller article used in applying a wallpaper adhesive or a gel removal fluid
US9290686B2 (en) Regenerative compositions for the entrapment of particles and methods for its use
CA1194317A (en) Block for wet abrading
JPH0947414A (ja) 使い捨て雑巾及びその使用法
WO2011062648A2 (en) Deodorizing member with cleaning ability and method
JPS5997846A (ja) 研摩ブロツク
US20110056518A1 (en) Cleaning and/or Hair Gathering Apparatus, Method, and Design

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080421

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110204

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110210

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110720