JP2003531912A - 抗菌性化合物 - Google Patents

抗菌性化合物

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JP2003531912A
JP2003531912A JP2001580920A JP2001580920A JP2003531912A JP 2003531912 A JP2003531912 A JP 2003531912A JP 2001580920 A JP2001580920 A JP 2001580920A JP 2001580920 A JP2001580920 A JP 2001580920A JP 2003531912 A JP2003531912 A JP 2003531912A
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chlorine
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JP2001580920A
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English (en)
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モンデロ,フランク・ジョン
メイ,ラルフ・ジョセフ
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General Electric Co
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General Electric Co
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    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N55/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators, containing organic compounds containing elements other than carbon, hydrogen, halogen, oxygen, nitrogen and sulfur
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F7/00Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic Table
    • C07F7/02Silicon compounds
    • C07F7/08Compounds having one or more C—Si linkages
    • C07F7/18Compounds having one or more C—Si linkages as well as one or more C—O—Si linkages
    • C07F7/1804Compounds having Si-O-C linkages

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Abstract

(57)【要約】 式(I)の保護されたハロゲン化ヒドロキシジフェニルエーテルである化合物。式中、X1はハロゲンであり、X2は塩素又は臭素であり、X3は水素、塩素又は臭素であり、X4は塩素、臭素、炭素原子数1〜3のアルキル、−CHO、−CN又は−NH2であり、X5は塩素、臭素、メチル、トリクロロメチル、−CHO、−CN又は−NH2であり、nは1又は2であり、Rはエーテル結合抑制基である。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、有害化合物又はダイオキシン関連化合物への転化を起こしにくい抗
菌性化合物に関する。
【0002】
【従来の技術】
Modelらの米国特許第3800048号及びModelらの米国特許第3
904696号には、制菌用のハロゲン化ヒドロキシジフェニルエーテル類が開
示されている。そのうち、IRGASAN(登録商標)DP300、すなわちC
iba−Geigy社(米国ニューヨーク州アーズレー)が生産している2,4
,4′−ジクロロ−2′−ヒドロキシジフェニルエーテルは工業用として広く知
られた制菌剤である。しかし、約200℃を超える温度では、IRGASAN(
登録商標)DP300エーテルは塩素化ダイオキシン、すなわち2,8−ジクロ
ロジベンゾ−p−ダイオキシン(DCDD)へと転化するが、これはガンを始め
とする様々な健康に悪影響をもつと疑われている組成物に構造的に類似している
【0003】
【化6】
【0004】 そのため、用途によっては、高温処理を伴うプラスチック成形加工などでのI
RGASAN(登録商標)エーテルの使用を避けるのが好ましいことがある。そ
こで、ダイオキシン関連化合物への転化を起こさずに、高温成形加工に使用でき
る抗菌性化合物がかねてから必要とされていたが、いまだ解決されていなかった
【0005】
【発明の概要】
本発明によれば、官能性保護基を与える化合物とハロゲン化ヒドロキシジフェ
ニルエーテルを反応させることで、プラスチック成形加工で通例用いられる高温
でハロゲン化ヒドロキシジフェニルエーテルがダイオキシン関連化合物に転化す
るのを防止することができる。一実施形態では、化合物は次の式(I)の保護さ
れたハロゲン化ヒドロキシジフェニルエーテルである。
【0006】
【化7】
【0007】 式中、X1はハロゲンであり、X2は塩素又は臭素であり、X3は水素、塩素又
は臭素であり、X4は塩素、臭素、炭素原子数1〜3のアルキル、−CHO、−
CN又は−NH2であり、X5は塩素、臭素、メチル、トリクロロメチル、−CH
O、−CN又は−NH2であり、nは1又は2であり、Rはエーテル結合抑制基
である。
【0008】 本発明は、次の式(II)のハロゲン化ヒドロキシジフェニルエーテルを保護基
供与化合物と反応させる工程を含む、保護されたハロゲン化ヒドロキシジフェニ
ルエーテルの製造方法も提供する。
【0009】
【化8】
【0010】 別の実施形態では、本発明は、プラスチック材料と式(I)の保護されたハロ
ゲン化ヒドロキシジフェニルエーテルとを含んでなる抗菌性組成物、並びにプラ
スチック材料に式(I)の保護されたハロゲン化ヒドロキシジフェニルエーテル
の有効量を配合する工程を含んでなる抗菌性プラスチック材料の製造方法を提供
する。
【0011】
【発明の実施の形態】
好ましい態様では、抗菌性化合物は次の式(I)の保護されたハロゲン化ヒド
ロキシジフェニルエーテルからなる。
【0012】
【化9】
【0013】 式中、X1はハロゲンであり、X2は塩素又は臭素であり、X3は水素、塩素又
は臭素であり、X4は塩素、臭素、炭素原子数1〜3のアルキル、−CHO、−
CN又は−NH2であり、X5は塩素、臭素、メチル、トリクロロメチル、−CH
O、−CN又は−NH2であり、nは1又は2であり、Rはエーテル結合抑制基
、例えばトリメチルシリル、ブチルジメチルシリル、tert−ブチルジメチル
シリル、トリフルオロアセチル、ペンタフルオロプロピオニル又はヘプタフルオ
ロブチリルなどである。Rのその他の例としては、X3とのエーテル結合形成反
応を抑制するメトキシ、メチル、アミノ及びニトロ基がある。
【0014】 式(I)の化合物としては次の式(III)の2,4,4′−トリクロロ−2′
−トリメチルシリルオキシジフェニルエーテルが好ましい。
【0015】
【化10】
【0016】 式(I)の化合物は、次の式(II)のハロゲン化ヒドロキシジフェニルエーテ
ルを保護基供与化合物と反応させることにより製造できる。
【0017】
【化11】
【0018】 式(II)において、X1はハロゲンであればよく、X2は塩素又は臭素であり、
3は水素、塩素又は臭素であり、X4は塩素、臭素、炭素原子数1〜3のアルキ
ル、−CHO、−CN又は−NH2であり、X5は塩素、臭素、メチル、トリクロ
ロメチル、−CHO、−CN又は−NH2であり、nは1又は2である。
【0019】 保護基供与化合物は、式(II)の水酸基(−OH)と反応して、2,2′位間
でのエーテル結合を生じるX3との反応を起こさない官能基を与える化合物であ
ればどんなものでもよい。保護基を与える反応はシリル化、アシル化又はアルキ
ル化などの適当なあらゆる反応でよい。
【0020】 適当な保護基としては、トリメチルシリル、ブチルジメチルシリル及びter
t−ブチルジメチルシリルのようなシリル基がある。シリル化反応を行うのに好
ましい試薬としては、ビス(トリメチルシリル)トリフルオロアセトアミド(B
STFA)、N−又はO−ビス(トリメチルシリル)アセトアミド(BSA)、
ヘキサメチルジシラザン(HDMS)、N−メチル−N−トリメチルシリルトリ
フルオロアセトアミド(MSTFA)、N−メチル−N−(tert−ブチルジ
メチルシリル)トリフルオロアセトアミド(MTBSTFA)又はN−トリメチ
ルシリルイミダゾールがある。
【0021】 シリル化反応は、水の非存在下、ヘキサン、ベンゼン、エーテルなどの有機溶
剤中で実施できる。反応は適当な温度(例えば約15〜55℃の温度)で実施で
き、好ましくは室温で実施される。一般に、反応を約5分〜2時間以内に完了す
る。反応は望ましくは約20分以内、好ましくは約5分以内に完了する。出発材
料に対するシリル化試薬の濃度はモル基準で1.0:1.0を超えてもよく、好
ましくは3.0:1.0を超える。
【0022】 また、アシル化反応を用いても保護基を付与することができる。アシル化は、
カルボン酸又はカルボン酸誘導体の作用を通して、ハロゲン化ヒドロキシジフェ
ニルエーテルの2′ヒドロキシル基をエステルへと転化させることができる。好
ましくはアシル化剤には、トリフルオロアセチルイミダゾール(TFAI)、ペ
ンタフルオロプロピオニルイミダゾン(PFPI)及びヘプタフルオロブチリル
イミダゾール(HFBI)などのペルフルオロアシルイミダゾールがある。
【0023】 アシル化反応はヘキサン、ベンゼンなどの有機溶剤中、例えば約15〜55℃
の温度、好ましくは室温で実施できる。典型的には、反応は5分以内に完了する
が、反応時間を1時間に延ばしてもよい。出発材料に対するアシル化試薬の濃度
はモル基準で1.0:1.0を超えてもよく、好ましくは3.0:1.0を超え
る。
【0024】 もう一つの適当な保護基供与反応はアルキル化であり、ハロゲン化ヒドロキシ
ジフェニルエーテルの2′ヒドロキシル基の水素を脂肪族又は脂肪族−芳香族基
で置換する。適当なアルキル化剤の具体例として、ペンタフルオロベンジルブロ
ミド(PFBBr)がある。
【0025】 アルキル化反応は、塩化メチレンのような適当な有機溶剤中でテトラブチルア
ンモニウムを対イオンとして実施することができる。反応は、例えば約15〜5
5℃の温度、好ましくは室温で実施できる。典型的には、反応は5分以内に完了
するが、反応時間を24時間に延ばしてもよい。出発材料に対するアルキル化試
薬の濃度はモル基準で1.0:1.0を超えてもよく、好ましくは3.0:1.
0を超える。
【0026】 本発明のジフェニルエーテルは他の抗菌性物質と併用することもできる。例え
ば、本発明の化合物は、ハロゲン化サリチル酸アルキルアミド及びアニリド、ハ
ロゲン化ジフェニルウレア、ハロゲン化ベンズオキサゾール又はベンズオキサゾ
ロン、ポリクロロヒドロキシジフェニルメタン、ハロゲンジヒドロキシジフェニ
ルスルフィド、殺菌性2−イミノ−イミダゾリジン又はテトラヒドロピリミジン
、テトラメチルチウラムジスルフィドのような殺生性第四化合物又はある種のジ
チオカルバミン酸誘導体と共に使用できる。その他各種の抗菌性物質を単独又は
混合物として本発明のジフェニルエーテルと併用して、抗菌作用の幅を広げたり
、相乗効果を得たりすることができる。
【0027】 式(I)のジフェニルエーテルは、ペレット形成前のポリマーへの添加、又は
成形プロセスの溶融段階の直前又は途中に粉末形態のジフェニルエーテルの添加
によって、プラスチック組成物に配合することができる。ジフェニルエーテルは
、粉末形態でも、ペレットとしても、或いはジフェニルエーテル含有ペレットと
ジフェニルエーテルを含まないペレットとのブレンドとしても提供できる。
【0028】 抗菌性化合物は、広範なプラスチック材料、例えば溶融押出可能な熱可塑性ポ
リマーに配合することができ、これらは溶融加工して不織布その他の賦形品に形
成することができる。「プラスチック材料」という用語は、熱硬化性材料及び熱
可塑性材料を包含する。特に有用な熱可塑性材料は、溶融押出での成形品の製造
に用いられるあらゆる熱可塑性ポリオレフィンを始めとする熱可塑性ポリオレフ
ィンである。具体例には、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ(1−ブテン)
、ポリ(2−ブテン)、ポリ(1−ペンテン)、ポリ(2−ペンテン)、ポリ(
3−メチル−1−ペンテン)、ポリ(4−メチル−1−ペンテン)、1,2−ポ
リ−1,3−ブタジエン、1,4−ポリ−1,3−ブタジエン、ポリイソプレン
、ポリクロロプレン、ポリアクリロニトリル、ポリ(酢酸ビニル)、ポリ(塩化
ビニリデン)、ポリスチレンなどがある。2種以上のポリオレフィン及び共重合
体のブレンドも有用である。
【0029】 かかる抗菌性組成物は、他の適当な市販のプラスチック材料、例えばポリアミ
ド樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)熱可塑性樹脂、ポ
リカーボネート樹脂、ポリカーボネート−ABSブレンド、PBT樹脂、アクリ
ル−スチレン−アクリロニトリル(ASA)、ポリエーテルイミド、PPOと発
泡性ポリスチレン(EPS)のインターポリマー、ポリフェニレンエーテル+ポ
リスチレン(PPE−PPSブレンド)、ポリフェニレンスルフィド(PPS)
系ポリマー、ポリブチレンテレフタレート(PBT)系ポリマー、PBTとポリ
カーボネート(PC)、ポリプロピレン及びポリエチレンとのアロイブレンドと
共に使用できる。
【0030】 この実施形態では、抗菌性組成物は有効量の抗菌性化合物を含有する。ここで
いう「有効量」という用語は、使用時に望ましい抗菌活性を示す量である。様々
な実施形態で、抗菌性組成物は約0.001〜5重量%、好ましくは約0.00
5〜3重量%、さらに好ましくは約0.01〜1重量%の抗菌性化合物を含有し
得る。
【0031】 当業者が本発明を理解し実施できるように、以下に実施例を示す。実施例は例
示のためのものであり、特許請求の範囲に規定される本発明を限定するものでは
ない。
【0032】
【実施例】
IRGASAN(登録商標)制菌剤の修飾試料と非修飾試料とでダイオキシン
発生を比較した。ガスクロマトグラフィ−質量分析(GC−MS)法による非修
飾IRGASAN(登録商標)制菌剤の分析中、たぶん270℃(518°F)
での材料の射出時に、2,8−DCDDが生成したことが認められた。IRGA
SAN(登録商標)の1000ppm溶液を射出したところ、約46ppmのD
CDDが発生した。
【0033】 IRGASAN(登録商標)制菌剤の分子構造を、BSTFAでの誘導体化に
より修飾した。1000ppmのIRGASAN(登録商標)溶液1.0mlに
0.1ml容量のBSTFA(Supelco社)を加えた。この修飾IRGA
SAN(登録商標)溶液のGC−MS分析ではダイオキシンレベルは検出されな
かった。
【0034】 修飾IRGASAN(登録商標)制菌剤の抗菌活性を、Kirby−Baue
r型アッセイにより非修飾材料の抗菌活性と比較した。IRGASAN(登録商
標)制菌剤の溶液3種類と修飾IRGASAN(登録商標)制菌剤の溶液3種類
(3ppm、30ppm及び3000ppm)を調製し、約6mm径の円形Wh
atman濾紙に浸透させ、乾燥させた。濾紙を、菌数1×106の大腸菌(E
.coli)又は緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)を
接種した栄養寒天培地の表面に置いた。24時間培養後に円形濾紙周囲の阻害領
域の直径を測定することによって、これらの化合物の細菌成長阻害力を求めた。
結果(表1)は、修飾IRGASAN(登録商標)制菌化合物と非修飾IRGA
SAN(登録商標)制菌化合物との間で活性に差がないことを示している。
【0035】
【表1】
【0036】 上述の構成要素の各々又はその2以上が、本明細書中で記載したものとは異な
る用途にも有用性をもつことが理解されよう。本発明を抗菌性化合物としての実
施形態について例示し説明してきたが、本発明の要旨から逸脱せずに様々な変更
や置換が可能であるので、本発明は本明細書に記載した詳細に限定されるもので
はない。例えば、必要に応じて本発明の化合物又は方法に関して追加の抗菌性物
質又は微生物抑制法を用いることができる。本明細書中では各種の化学薬剤、材
料及び反応成分の具体例を多数示したが、可能な事項が抜けていたとしても本発
明での使用を排除するものではない。本明細書中に開示した発明のその他の変形
や均等を想到することは通常の実験により当業者が容易になし得る事項であり、
かかる変更や均等はすべて本発明の技術的範囲に包含される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07C 69/63 C07C 69/63 C07F 7/18 C07F 7/18 A G C08K 5/06 C08K 5/06 C08L 101/00 C08L 101/00 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN, YU,ZA,ZW (72)発明者 メイ,ラルフ・ジョセフ アメリカ合衆国、12309、ニューヨーク州、 ニスカユナ、アルトン・ストリート、2303 番 Fターム(参考) 4H006 AA01 AA02 AB03 AB48 AC43 AC48 AC80 BJ50 BM30 BP10 BP60 GP03 GP06 GP22 4H011 AA02 BA01 BB03 BB06 BB16 BC19 DA02 DC05 DD07 DH02 4H049 VN01 VP01 VQ19 VR23 VR41 VS02 VU01 VU02 VU08 VU16 VW01 4J002 AC031 AC061 AC091 BB021 BB111 BB171 BC021 BD101 BF021 BG091 BN151 CF051 CG001 CH071 CL001 CM041 CN021 ED076 EX036 FD186

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の式(I)の保護されたハロゲン化ヒドロキシジフェニル
    エーテルからなる化合物。 【化1】 式中、X1はハロゲンであり、X2は塩素又は臭素であり、X3は水素、塩素又は
    臭素であり、X4は塩素、臭素、炭素原子数1〜3のアルキル、−CHO、−C
    N又は−NH2であり、X5は塩素、臭素、メチル、トリクロロメチル、−CHO
    、−CN又は−NH2であり、nは1又は2であり、Rはエーテル結合抑制基で
    ある。
  2. 【請求項2】 Rがトリメチルシリル、ブチルジメチルシリル、tert−
    ブチルジメチルシリル、トリフルオロアセチル、ペンタフルオロプロピオニル又
    はヘプタフルオロブチリルである、請求項1記載の化合物。
  3. 【請求項3】 Rが、X3とのエーテル結合の形成を抑制するメトキシ、メ
    チル、アミノ又はニトロ基である、請求項1記載の化合物。
  4. 【請求項4】 Rが、X3とのエーテル結合の形成を抑制する脂肪族又は脂
    肪族−芳香族基である、請求項1記載の化合物。
  5. 【請求項5】 Rが、X3とのエーテル結合の形成を抑制するアシル基であ
    る、請求項1記載の化合物。
  6. 【請求項6】 Rがペンタフルオロベンジルである、請求項1記載の化合物
  7. 【請求項7】 2,4,4′−トリクロロ−2′−トリメチルシリルオキシ
    ジフェニルエーテルからなる、請求項1記載の化合物。
  8. 【請求項8】 次の式(II)のハロゲン化ヒドロキシジフェニルエーテルを
    保護基供与化合物と反応させる工程を含んでなる、保護されたハロゲン化ヒドロ
    キシジフェニルエーテルの製造方法。 【化2】 式中、X1はハロゲンであり、X2は塩素又は臭素であり、X3は水素、塩素又は
    臭素であり、X4は塩素、臭素、炭素原子数1〜3のアルキル、−CHO、−C
    N又は−NH2であり、X5は塩素、臭素、メチル、トリクロロメチル、−CHO
    、−CN又は−NH2であり、nは1又は2である。
  9. 【請求項9】 前記保護基供与化合物が化合物(II)の−OHと反応してエ
    ーテル結合抑制基を供与する、請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記保護基供与化合物が化合物(II)の−OHと反応して
    、次の式(I)の保護されたハロゲン化ヒドロキシジフェニルエーテルを形成す
    る、請求項8記載の方法。 【化3】 式中、X1はハロゲンであり、X2は塩素又は臭素であり、X3は水素、塩素又は
    臭素であり、X4は塩素、臭素、炭素原子数1〜3のアルキル、−CHO、−C
    N又は−NH2であり、X5は塩素、臭素、メチル、トリクロロメチル、−CHO
    、−CN又は−NH2であり、nは1又は2であり、Rはエーテル結合抑制基で
    ある。
  11. 【請求項11】 前記保護基供与化合物がシリル基を供与する、請求項8記
    載の方法。
  12. 【請求項12】 前記保護基供与化合物がトリメチルシリル、ブチルジメチ
    ルシリル又はtert−ブチルジメチルシリル基を供与する、請求項11記載の
    方法。
  13. 【請求項13】 前記保護基供与化合物がビス(トリメチルシリル)トリフ
    ルオロアセトアミド(BSTFA)、N−ビス(トリメチルシリル)アセトアミ
    ド、O−ビス(トリメチルシリル)アセトアミド(BSA)、ヘキサメチルジシ
    ラザン(HDMS)、N−メチル−N−トリメチルシリルトリフルオロアセトア
    ミド(MSTFA)、N−メチル−N−(tert−ブチルジメチルシリル)ト
    リフルオロアセトアミド(MTBSTFA)又はN−トリメチルシリルイミダゾ
    ールである、請求項8記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記保護基供与化合物がアシル化剤である、請求項8記載
    の方法。
  15. 【請求項15】 前記保護基供与化合物がペルフルオロアシルイミダゾール
    である、請求項14記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記保護基供与化合物がトリフルオロアセチルイミダゾー
    ル(TFAI)、ペンタフルオロプロピオニルイミダゾン(PFPI)又はヘプ
    タフルオロブチリルイミダゾール(HFBI)である、請求項15記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記保護基供与化合物が脂肪族又は脂肪族−芳香族供与化
    合物である、請求項8記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記保護基供与化合物がペンタフルオロベンジルブロミド
    (PFBBr)である、請求項17記載の方法。
  19. 【請求項19】 プラスチック材料と次の式(I)の保護されたハロゲン化
    ヒドロキシジフェニルエーテルとを含んでなる抗菌性組成物。 【化4】 式中、X1はハロゲンであり、X2は塩素又は臭素であり、X3は水素、塩素又は
    臭素であり、X4は塩素、臭素、炭素原子数1〜3のアルキル、−CHO、−C
    N又は−NH2であり、X5は塩素、臭素、メチル、トリクロロメチル、−CHO
    、−CN又は−NH2であり、nは1又は2であり、Rはエーテル結合抑制基で
    ある。
  20. 【請求項20】 前記抗菌性化合物を約0.001〜5重量%含有する、請
    求項19記載の抗菌性組成物。
  21. 【請求項21】 前記抗菌性化合物を約0.005〜3重量%含有する、請
    求項19記載の抗菌性組成物。
  22. 【請求項22】 前記抗菌性化合物を約0.01〜1重量%含有する、請求
    項19記載の抗菌性組成物。
  23. 【請求項23】 前記プラスチック材料が溶融押出可能な熱可塑性ポリマー
    である、請求項19記載の抗菌性組成物。
  24. 【請求項24】 前記プラスチック材料が熱硬化性ポリマー又は熱可塑性ポ
    リマーである、請求項19記載の抗菌性組成物。
  25. 【請求項25】 前記プラスチック材料がポリオレフィンである、請求項1
    9記載の抗菌性組成物。
  26. 【請求項26】 前記プラスチック材料がポリエチレン、ポリプロピレン、
    ポリ(1−ブテン)、ポリ(2−ブテン)、ポリ(1−ペンテン)、ポリ(2−
    ペンテン)、ポリ(3−メチル−1−ペンテン)、ポリ(4−メチル−1−ペン
    テン)、1,2−ポリ−1,3−ブタジエン、1,4−ポリ−1,3−ブタジエ
    ン、ポリイソプレン、ポリクロロプレン、ポリアクリロニトリル、ポリ(酢酸ビ
    ニル)、ポリ(塩化ビニリデン)又はポリスチレンである、請求項19記載の抗
    菌性組成物。
  27. 【請求項27】 前記プラスチック材料が複数のポリオレフィン又は共重合
    体のブレンドである、請求項19記載の抗菌性組成物。
  28. 【請求項28】 前記プラスチック材料がポリカーボネートである、請求項
    19記載の抗菌性組成物。
  29. 【請求項29】 ペレット又は粉末の形態にある請求項19記載の抗菌性組
    成物。
  30. 【請求項30】 Rがトリメチルシリル、ブチルジメチルシリル、tert
    −ブチルジメチルシリル、トリフルオロアセチル、ペンタフルオロプロピオニル
    又はヘプタフルオロブチリルである、請求項19記載の抗菌性組成物。
  31. 【請求項31】 Rが、X3とのエーテル結合の形成を抑制するメトキシ、
    メチル、アミノ又はニトロ基である、請求項19記載の抗菌性組成物。
  32. 【請求項32】 Rが、X3とのエーテル結合の形成を抑制する脂肪族又は
    脂肪族−芳香族基である、請求項19記載の抗菌性組成物。
  33. 【請求項33】 Rが、X3とのエーテル結合の形成を抑制するアシル基で
    ある、請求項19記載の抗菌性組成物。
  34. 【請求項34】 Rがペンタフルオロベンジルである、請求項19記載の抗
    菌性組成物。
  35. 【請求項35】 前記保護されたハロゲン化ヒドロキシジフェニルエーテル
    が2,4,4′−トリクロロ−2′−トリメチルシリルオキシジフェニルエーテ
    ルである、請求項19記載の抗菌性組成物。
  36. 【請求項36】 プラスチック材料に次の式(I)の保護されたハロゲン化
    ヒドロキシジフェニルエーテルの有効量を配合する工程を含んでなる、抗菌性プ
    ラスチック材料の製造方法。 【化5】 式中、X1はハロゲンであり、X2は塩素又は臭素であり、X3は水素、塩素又は
    臭素であり、X4は塩素、臭素、炭素原子数1〜3のアルキル、−CHO、−C
    N又は−NH2であり、X5は塩素、臭素、メチル、トリクロロメチル、−CHO
    、−CN又は−NH2であり、nは1又は2であり、Rはエーテル結合抑制基で
    ある。
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