JP2003529755A - 質量流量測定機器の特性量を検出するための方法 - Google Patents

質量流量測定機器の特性量を検出するための方法

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Abstract

(57)【要約】 質量流量測定機器が記述され図示される。この質量流量測定機器は、コリオリ原理で作動する質量流量測定機器であって、流れる媒体を導くコリオリ導管(1)を有し、コリオリ導管(1)に割り当てられたこのコリオリ導管(1)を励振する少なくとも2つの振動発生器(2)を有し、さらにコリオリ導管(1)に割り当てられた1つのコリオリ力及び/又は複数のコリオリ力に起因するコリオリ振動を検出する少なくとも2つの測定値検出器(3)を有し、コリオリ導管(1)は第1の振動形式及びこの第1の振動形式には依存しない第2の振動形式で励振される。外部パラメータの変化に依存せずに質量流量の検出の際の特に高い精度が本発明において次のことによって実現される。すなわち、コリオリ導管(1)がそれぞれ第1の振動形式及び第2の振動形式には依存しない第3の振動形式で励振され、第1の振動形式の励振及び第2の振動形式の励振及び第3の振動形式の励振に対して測定値検出器(3)により検出される応答特性によってこの質量流量測定機器の特性パラメータがモデルベースで検出されることによって実現される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は質量流量測定機器に関し、この質量流量測定機器は、コリオリ原理で
作動し、流れる媒体を導くコリオリ導管を有し、このコリオリ導管に割り当てら
れたこのコリオリ導管を励振する少なくとも2つの振動発生器を有し、さらにこ
のコリオリ導管に割り当てられた1つのコリオリ力及び/又は複数のコリオリ力
に起因するコリオリ振動を検出する少なくとも2つの測定値検出器を有し、この
コリオリ導管は第1の振動形式及びこの第1の振動形式には依存しない振動形式
で励振される。さらに本発明は質量流量測定機器によって質量流量を検出するた
めの方法に関し、この質量流量測定機器は、コリオリ原理で作動し、流れる媒体
を導くコリオリ導管を有し、このコリオリ導管に割り当てられたこのコリオリ導
管を励振する少なくとも2つの振動発生器を有し、さらにこのコリオリ導管に割
り当てられた1つのコリオリ力及び/又は複数のコリオリ力に起因するコリオリ
振動を検出する少なくとも2つの測定値検出器を有し、このコリオリ導管は第1
の振動形式及びこの第1の振動形式には依存しない第2の振動形式で励振される
【0002】 先に、ここで問題とされている質量流量測定機器には、とりわけコリオリ導管
に「割り当てられる」少なくとも2つの振動発生器及びこのコリオリ導管に「割
り当てられる」少なくとも2つの測定値検出器が所属する、と述べた。通常は、
振動発生器が、少なくとも振動発生器の一部分が及び測定値検出器が、少なくと
も測定値検出器の一部分が、コリオリ導管に結合されている。しかし、これは必
ずしも必要ではないので、「割り当てられる」という表現は「結合されている」
という表現の代わりに使用したのである。
【0003】 コリオリ原理によって作動する質量流量測定機器の場合、原理的には一方でこ
の測定機器のコリオリ導管が少なくとも基本的に直線状に構成されているような
質量流量測定機器とこの測定機器のコリオリ導管がループ状に構成されているよ
うな質量流量測定機器とが区別される。さらにここで問題とされている質量流量
測定機器の場合、ただ1つのコリオリ導管を有するような質量流量測定機器と2
つのコリオリ導管を有するような質量流量測定機器とが区別される。2つのコリ
オリ導管を有する実施形態では、これらのコリオリ導管は流体技術的に互いに直
列に又は並列に設けることができる。
【0004】 最近では基本的に直線状のただ1つのコリオリ導管を有する質量流量測定機器
がますますその価値を認められてきた。1つの直線状のコリオリ導管を有する質
量流量測定機器は機械的な構造の点で簡単であり、すなわち比較的少ないコスト
で製造でき、コリオリ導管の内面を良好に処理することが、例えば研磨すること
ことができ、小さい圧力損失を有し、さらに流体を自己排出(Selbstentleerend
)する。
【0005】 ただ1つの直線状のコリオリ導管を有する質量流量測定機器は、あらゆる利点
にもかかわらず、ある種の観点から見ると問題を有する。
【0006】 コリオリ原理によって作動する質量流量測定機器は質量流量を直接検出し、コ
リオリ導管を貫流する媒体のフロー・プロフィールに亘る実際の平均値を形成す
る。理想的な条件下では、コリオリ原理によって作動する質量流量測定機器は、
この原理によって、媒体の熱伝導率及び熱容量のようなこのコリオリ導管を貫流
する媒体の物質特性ならびに圧力及び温度のようなプロセスパラメータには影響
されない測定値を送出する。それでもやはり、例えば回避できない製造トレラン
ス及び例えば温度変化又は装着条件の変化のような使用条件の時間的変化に起因
する質量流量測定機器における非対称性は、この質量流量測定機器の原理による
非常に高い測定精度の低減をもたらしてしまう。これらの問題は、とりわけただ
1つの直線状コリオリ導管を有する質量流量測定機器において特に著しい。
【0007】 これまで、温度変化乃至はコリオリ導管の装着条件のような変化する周囲条件
の影響を質量流量の測定の際に考慮に入れる様々な試みが行われた。例えば、冒
頭に挙げたタイプの質量流量測定機器では(DE4413239A1参照)、コ
リオリ導管がその作動モードでの励振に加えてさらにコリオリモードでも励振さ
れることによって、この測定機器の動作中にコリオリ導管の固有周波数をコリオ
リモードにおいて測定する。しかし、このやり方では上記の変化する周囲パラメ
ータを完全に考慮することは不可能である。とりわけ上記の質量流量測定機器の
場合には、コリオリ導管を貫流する媒体の密度に対する温度変化の作用及びこれ
に関係して媒体により貫流されるコリオリ導管の共振周波数の変化だけがコリオ
リモードにおいて考慮される。従って、質量流量測定機器の零点及び感度のよう
なこの質量流量測定機器の特性パラメータの検出はできない。
【0008】 さらに、ただ1つの直線状のコリオリ導管を有する質量流量測定機器の問題は
、振動するコンポーネントが、すなわち基本的にコリオリ導管が発振する力乃至
は回転モーメントをこのコリオリ導管が装着されている箇所に作用させてしまう
ことである。これらの発振する力乃至は回転トルクはとりわけただ1つの直線状
のコリオリ導管を有する質量流量測定機器においては反作用なしには検出できな
い。これによって、一方では振動エネルギが非対称的にコリオリ導管から周囲に
流出し今度は反射されて不均一にこのコリオリ導管へと入力結合し、他方では周
囲環境からの振動が不均一にこのコリオリ導管の流入側半分乃至は排出側半分に
入力結合しうる。これは測定結果の歪曲を引き起こす。
【0009】 従来技術では、これまで、この問題を反対振動器(Gegenschwinger/counter-vi
brator)によって解決しようと試みてきた。これは一般的にはハウジング振動の
補償のために使用される。これには例として次の特許乃至は公開文献を挙げてお
く;DE19840782A1,EP0598287A1,EP0759542
A1,EP0831306及びEP0849568A1。これらの機械的にコス
ト高な反対振動器にもかかわらず、周囲からのコリオリ質量流量測定機器の振動
技術的な減結合はこれまでは不完全であった。これに加えて、パルセーション(
pulsation)の作用、すなわち測定結果に対するコリオリ導管における媒体の連
続体変動又は貫流する媒体における大きな不均一性によるコリオリ導管の不規則
的な振動のような更に別の問題が生じる。これらの理由から特性パラメータすな
わち零点及び感度は動作中に変化する。
【0010】 従って、本発明の課題は、質量流量測定機器の精度及び零点安定性の向上を実
現する質量流量測定機器及び質量流量の検出のための方法を提供することである
【0011】 上記課題を解決する本発明の質量流量測定機器は、この質量流量測定機器の特
性パラメータがモデルベースで検出できることを特徴とする。
【0012】 先に述べたように、コリオリ導管は互いに依存しない振動形式で励振される。
もちろん、互いに依存しない振動形式におけるこの励振はただコリオリ導管の励
振だけでなく、質量流量が測定される媒体が貫流するコリオリ導管の励振にも関
する。
【0013】 原理的には質量流量測定機器の特性パラメータのモデルベース検出はこの機器
の始動前に又は動作休止期間に実施可能である。しかし、本発明のとりわけ有利
な実施形態では、質量流量測定機器の特性パラメータはこの質量流量測定機器の
動作中に検出可能である。こうして、一方で測定動作を特性パラメータの検出の
ために中断する必要はないし、他方でこのやり方で特性パラメータは「オンライ
ンで」すなわちリアルタイムで供給され、この結果、これらの特性パラメータが
継続的にこの質量流量の検出において考慮され得る。
【0014】 本発明の有利な実施形態では、コリオリ導管はそれぞれ第1の振動形式及び第
2の振動形式に依存しない第3の振動形式において励振可能であり、第1の振動
形式の励振及び第2の振動形式の励振及び第3の振動形式の励振に対して測定値
検出器により検出されるこのコリオリ導管の応答特性によって質量流量測定機器
の特性パラメータがモデルベースで検出可能である。特性パラメータの検出の他
の改善例は次のことによって実現される。すなわち、本発明の質量流量測定機器
において、コリオリ導管は付加的にそれぞれ第1の振動形式及び第2の振動形式
及び第3の振動形式に依存しない第4の振動形式において励振可能であり、第1
の振動形式の励振及び第2の振動形式の励振及び第3の振動形式の励振及び第4
の振動形式の励振に対して測定値検出器により検出されるこのコリオリ導管の応
答特性によって質量流量測定機器の特性パラメータがモデルベースで検出可能で
ある。
【0015】 互いに依存しない独立した振動形式を得るために、本発明では特に有利には、
第1の振動形式と第3の振動形式とは、同一のモードにおける互いに位相シフト
された振動によって形成される。特に有利には、この場合、第3の振動形式に対
する第1の振動形式の位相シフトは90°である。これに相応して、本発明では
同様に、特に有利には、第2の振動形式と第4の振動形式とは同一のモードにお
ける互いに位相シフトされた振動によって形成され、この場合このモードは第1
の及び第3の振動形式に相応するモードとは異なる。同様に本発明では特に有利
には、第4の振動形式に対して第2の振動形式は90°の位相シフトを有する。
【0016】 さらに、この場合、特に有利には、第1の振動形式はコリオリ導管の作動モー
ドにおける振動によって形成される。これに相応して、第3の振動形式もコリオ
リ導管の作動モードにおける振動によって形成されるが、この第3の振動形式は
第1の振動形式に対して90°だけ位相シフトされている。さらに、とりわけ有
利には、第2の振動形式はコリオリ導管のコリオリモードにおける振動によって
形成され、従って、第4の振動形式はコリオリ導管のコリオリモードにおける振
動によって形成され、もちろん有利にはこの第4の振動形式は第2の振動形式に
対して90°だけ位相シフトされている。
【0017】 従って、とりわけ簡単かつエレガントな解決策は、4つの独立した互いにそれ
ぞれ直交する振動形式で励振されるような質量流量測定機器によって得られ、こ
の場合、これらの振動形式のうちの2つは互いに90°だけ位相シフトされた2
つの振動によってコリオリ導管の作動モードにおいて形成され、さらに、これら
の振動形式のうちの2つは互いに90°だけ位相シフトされた2つの振動によっ
てコリオリ導管のコリオリモードにおいて形成される。
【0018】 原理的には、本発明の質量流量測定機器の多数の特性パラメータが検出可能で
ある。しかし、とりわけ有利には、特性パラメータとして質量流量測定機器の零
点及び感度が検出可能である。これらの特性パラメータは結果的に重要かつ決定
的な影響をこの質量流量測定機器の検出精度に与える。
【0019】 2つの振動発生器の配置ならびに2つの測定値検出器の配置は、原理的には実
際的な構造技術的な観点の枠内で任意に行われる。しかし、本発明では特に有利
には、2つの振動発生器はそれぞれ各測定値検出器と同じ軸線方向の領域に設け
られている。とりわけ有利には、この場合、各振動発生器及び各測定値検出器の
ペアは、軸線方向にコリオリ導管の中心から同一の間隔のところにとりわけ有利
には互いに向かい合って配置されている。
【0020】 本発明の質量流量測定機器の代替的な有利な実施形態では、2つの測定値検出
器はそれぞれ振動発生器に統合される。こうして本発明の質量流量測定機器の必
要な構成部材の数がさらに低減される。
【0021】 さらに、本発明の質量流量測定機器の有利な実施形態では、信号処理、閉ルー
プ制御及び開ループ制御のためにディジタル信号プロセッサが設けられている。
【0022】 ただ1つの直線状のコリオリ導管を有するコリオリ質量流量測定機器の上記の
利点に基づいて、結局、本発明のとりわけ有利な実施形態では、基本的に直線状
であるコリオリ導管が設けられている。
【0023】 従って、本発明のコリオリ質量流量測定機器によって、測定精度の改善を実現
するために付加情報として供給しなければならない特性パラメータが「オンライ
ンで」検出される。これらの「オンラインで」検出される特性パラメータには、
特性パラメータの内部表現すなわち零点及び感度に関する構造情報と、測定過程
が実施されるところの既知の周辺条件に関する情報すなわち外部パラメータとが
含まれる。
【0024】 上記の課題を解決するための本発明の方法は、質量流量測定機器の特性パラメ
ータがモデルベースで検出されることを特徴とする。
【0025】 従って、本発明の方法の基礎は、媒体により貫流される振動するコリオリ導管
に対するモデルであり、このモデルは互いに独立した振動形式の励振に対する貫
流されるコリオリ導管の応答に基づいて検出されるようなパラメータによって記
述される。
【0026】 質量流量測定機器の特性パラメータのこのモデルベース検出がこの質量流量測
定機器の始動前に乃至は動作休止期間に行うことができるにもかかわらず、本発
明では有利には質量流量測定機器の特性パラメータをこの測定機器の動作中に検
出する。
【0027】 本発明の有利な実施形態によれば、コリオリ導管はそれぞれ第1の振動形式及
び第2の振動形式には依存しない第3の振動形式で励振され、第1の振動形式の
励振及び第2の振動形式の励振及び第3の振動形式の励振に対して測定値検出器
により検出される応答特性によって質量流量測定機器の特性パラメータがモデル
ベースで検出される。
【0028】 さらに、コリオリ導管は、それぞれ第1の振動形式及び第2の振動形式及び第
3の振動形式には依存しない第4の振動形式で励振され、第1の振動形式の励振
及び第2の振動形式の励振及び第3の振動形式の励振及び第4の振動形式の励振
に対して測定値検出器により検出される応答特性によって質量流量測定機器の特
性パラメータがモデルベースで検出される。
【0029】 既に本発明の質量流量測定機器の記述において詳しく述べたように、とりわけ
有利には、第1の振動形式と第3の振動形式とは、コリオリ導管の同一のモード
における互いに有利には90°だけ位相シフトされた振動によって形成され、さ
らに、第2の振動形式と第4の振動形式とはコリオリ導管の同一のモードにおけ
る互いに有利には90°だけ位相シフトされた振動によって形成される。しかし
、このモードは第1及び第3の振動形式のモードとは異なる。有利には、この場
合、第1の振動形式はコリオリ導管の作動モードにおける振動によって形成され
る、及び/又は、第2の振動形式はコリオリ導管のコリオリモードにおける振動
によって形成される。従って、第3の振動形式は有利にはコリオリ導管の作動モ
ードにおける振動によって形成され、第4の振動形式は有利にはコリオリ導管の
コリオリモードにおける振動によって形成される。
【0030】 本発明の方法はとりわけ正確に基本的に直線状のコリオリ導管を有する質量流
量測定機器に適している。しかし、本発明の方法はこのような質量流量測定機器
に限定されるわけではない。
【0031】 詳しく言えば、本発明の質量流量測定機器乃至は質量流量を検出するための本
発明の方法を構成し実施する多数の可能性が存在する。これについては、一方で
は独立請求項の下位請求項を参照し、さらに他方では図面を参考にしながら有利
な実施例の以下の記述を参照してほしい。図面では 図1は本発明の有利な実施例の質量流量測定機器の概略図を示し、 図2は本発明の有利な実施例による方法のために使用されるこの質量流量測定
機器のメカニカルなモデルを示し、 図3は本発明の有利な実施例による質量流量測定機器の基本的な作用構造を概
略的に示す線図を示す。
【0032】 図1から本発明の有利な実施例の質量流量測定機器の簡略化されたブロック線
図が見て取れる。この質量流量測定機器は基本的にコリオリ導管1、このコリオ
リ導管1を励振する2つの振動発生器2、2つの測定値検出器3、ディジタル信
号プロセッサ4及び支持管5から形成される。2つの振動発生器2はそれぞれ各
測定値検出器3と同じ軸線方向の領域に設けられており、それぞれコリオリ導管
1の中心から同じ間隔で配置されている。コリオリ導管1は矢印方向において質
量流量が測定されるべき媒体によって貫流され、従来の多数のコリオリ質量流量
測定機器の場合のようにコリオリ導管1は支持管5によって取り囲まれている。
この支持管5はこのコリオリ導管1の流入側端部乃至は排出側端部に固定されて
いる。全信号処理、閉ループ制御及び開ループ制御は本発明の有利な実施例によ
れば質量流量測定機器において完全にディジタルに行われ、これらはディジタル
信号プロセッサ4で実現される。この場合、測定値検出器3から供給される信号
はシングルステップで広帯域に増幅され、すぐに続いてディジタル化される。デ
ィジタル信号プロセッサ4により発生される振動発生器2に対する制御信号は単
にここには図示されていない電圧・電流変換器に供給される。
【0033】 本発明のこの有利な実施例の方法の基礎となる質量流量測定機器のモデルは、
コリオリ導管1が固定的に装着されておらず、さらに理想的にはその寸法及び材
料特性に関して対称的であることを前提とする。こうして、零点及び感度のよう
な特性パラメータの現実に存在する変化を数学的に写し取ることができる。なぜ
なら、これらの変化の原因は質量流量測定機器における不可避的な非対称性にも
とめることができるからである。このような非対称性の源は、例えば構造におけ
る製造精度乃至は取り付け精度であり、とりわけコリオリ導管1、振動発生器2
、測定値検出器3、支持管5及びこのコリオリ導管の吊り下げ具合、ならびにコ
リオリ導管1を貫流する媒体における密度変動乃至は粘性変動、コリオリ導管1
に沿った温度勾配乃至は圧力勾配及びコリオリ導管1における堆積物に関連する
【0034】 特に質量流量測定機器の特性パラメータの「オンライン」検出に良好に適した
モデルのとりわけ実際的かつエレガントな形は、集約的な離散的エレメントを有
する質量流量測定機器を記述する。相応のメカニカルなモデルが概略的に図2か
ら見て取れる。コリオリ導管1の左半分の有効振動質量は理想的な代用質量m として左側の測定値検出器3の位置にLに置かれる。これに相応して、コリオ
リ導管1の右半分の質量mは右側の測定値検出器3の位置にLに置かれる。
中心代用質量は、並進運動の際にだけ関与するが、回転の際には関与しない質量
を考慮しており、これをmで示す。質量m、m及びmは質量のない半径
方向に固定され軸線方向に柔軟なバーを介して互いに結合されている。これらの
質量に内力及び外力がかかる。相応のことは代用バネc、c及びcならび
に減衰器d、d及びdにも当てはまる。
【0035】 本発明の有利な実施例に従ってこのモデルにより記述される質量流量測定機器
の基本的な作用構造は、図3からその全ての可能な結合によって見て取れる。こ
の場合、ノーマル動作は太い作用線で特に強調されている。この場合、基本的な
のは2つの振動器G(s)及びG(s)
【0036】
【数1】
【0037】 であり、これらの2つの振動器は6つの異なるやり方で互いに結合されている。
これらの結合はこの質量流量測定機器における非対称性を記述する。
【0038】 1. 加速度結合kはコリオリ導管1の2つの半分において振動する質量(m
≠m)の差によって成立する。
【0039】 2. 変位結合kはコリオリ導管1の2つの半分において不均等なポテンシャ
ルエネルギ蓄積器によって喚起される(c≠c)。
【0040】 3. 分散されるエネルギがコリオリ導管1の2つの半分において同一の速さで
異なる場合(d≠db)に、速度結合kが存在する。
【0041】 4. 駆動結合εは振動発生器2の静的特性における差を表す。
【0042】 5. センサ結合εは測定値検出器3の異なる静的特性を記述する。
【0043】 6. 質量流に起因する結合kCN及びkCIは2つの振動系の唯一の望ましい
結合である。これらの結合は質量流測定を許容する。
【0044】 モデルパラメータの識別は、時間領域においては、2つのモードの極度に弱い
減衰のために、是認できるコストによっては不可能である。なぜなら、PRBD
による励振の際に応答信号は固有周波数の非常に狭い帯域の領域においてのみ測
定可能なスペクトル成分を有するからである。従って、周波数領域における識別
が有利である。
【0045】 モードi={ 1,2}における駆動とモードj={ 1,2}の測定との間の伝達関数は次式で表される。
【0046】
【数2】
【0047】 分母多項式Nij(s)は全ての4つの伝達関数Gij(s)に対して同一で
ある。これら4つの伝達関数の係数θ={ aijv,bijl}は物理的なシステムパラメータ={ ω01k,ω02k,d01k,...}によって非線形関係式を介して結合さ
れる。
【0048】
【数3】
【0049】 この関数は非常に複雑であり、その逆関数は一般的に決定できない。さらに、
このケースでは、未知のパラメータの個数が定義方程式(Bestimmungsgleichunge
n)の個数より多いことになる。これは図3の作用構造の複数の等価に作用するパ
スによって明らかである。これらの理由からここでは特別な解決法をたどること
にする。
【0050】 入力及び出力結合は、すなわち振動発生器における差ε及び測定値検出器に
おける差εは、まず最初に実験的に決定され除去される。次いで加速度及び速
度結合(k及びk)が周波数ω01及びksbにおいてまとめられる。これ
は、このケースでは、すなわち準定常動作では、可能であり有意義である。なぜ
なら、2つの結合の差だけが有効であるからである。次いで残りのモデル係数が
最尤法によって周波数領域において推定され、未知の物理パラメータが計算され
る。
【0051】 特性パラメータを検出するためには、先行する区間において与えられるアプリ
オリ情報の他に、付加的な「オンライン」情報が必要である。これは他のセンサ
によって又はシステムの適当な付加的な励振及びシステム応答のモデルベースの
評価によって得られる。ここで記述される有利な本発明の実施例では付加的な励
振が提案される。
【0052】 この場合、基本的なアイデアは、コリオリ導管1をその第1の固有形式で及び
その第2の固有形式で厳密に励振し、この結果、これから質量流量測定機器の挙
動特性に関する情報を得ることに存する。
【0053】 図3からこれらの固有形式の速度応答が直接読み取られる。
【0054】
【数4】
【0055】 これらの方程式は、以下において質量流量測定機器の重要な動作タイプを記述
するのに使用され、さらにこれらの方程式は特性パラメータすなわち零点及び感
度の検出のための基礎である。
【0056】 質量流量測定機器のノーマル動作では、第1の固有形式だけが外部から励振さ
れる。この動作タイプは次式によって特徴付けられる。
【0057】
【数5】
【0058】 これらの仕様(specifications)の下でV1N及びV2Nに対して次の関係式
が得られる。
【0059】
【数6】
【0060】 測定値検出器3の流入側信号V及び排出側信号Vとの間の時間的なずれΔ
tに対して次式が成立する。
【0061】
【数7】
【0062】 式(9)を式(10)に代入すると、ノーマル動作における質量流量測定機器
の静的特性曲線が得られる。
【0063】
【数8】
【0064】 特性パラメータすなわち感度及び零点は、この質量流量測定機器の較正によっ
て決定される。しかし、これらの特性パラメータは時間依存的である。なぜなら
、これらの特性パラメータは時間により変化する周囲条件に相応するからである
【0065】 変位結合及び加速度結合は2つの点で妨害する。まず、これらの結合は作動周
波数に影響を与え、これにより密度測定を損なう。次に、これらの結合は式(7
)を介する質量流量の検出を妨げる。ここからのエレガントな脱出策は変位及び
加速度に関する2つの固有形式の減結合である。このために次のような結合に起
因する力が補償される。
【0066】
【数9】
【0067】 式(8)を式(12)及び(13)に代入すると、結合力が、つまりは必要な
補償力が得られる。
【0068】
【数10】
【0069】 しかもその上、F2Kopplungは、補償方法において、場合によっては
変化するIm{ G}には依存せずに決定される。このために、測定される量Re{ V2N}が閉ループ制御回路において第2の固有形式の励振F2Kompens
ationを介してゼロに閉ループ制御される。
【0070】 F2Kopplung=−F2Kompensation (16) 式(14)、(15)及び(16)から、F1KopplungはIm{ G}には依存せずに決定される。これは第1の固有形式の付加的な励振
【0071】
【数11】
【0072】 を介して補償される。変位及び加速度に関するこれら2つの固有形式の減結合に
より、V1NK及びV2NKに対して次の関係式が得られる。
【0073】
【数12】
【0074】 変位結合及び加速度結合が補償されているこの動作タイプにおける質量流量測
定機器の静的特性曲線は、式(20)により得られる。
【0075】
【数13】
【0076】 この特性曲線は式(11)によるノーマル動作における質量流量測定機器の特
性曲線と同一である。
【0077】 質量流量測定機器のインバース動作においては、第2の固有形式だけが外部か
ら励振される。この動作タイプは次式によって特徴付けられる。
【0078】
【数14】
【0079】 これらの動作条件ならびに変位結合及び加速度結合の補償を付け加えることに
よって、V1I及びV2Iに対して次の関係式が得られる。
【0080】
【数15】
【0081】 インバース動作における質量流量測定機器の静的特性曲線に対して、式(22
)から
【0082】
【数16】
【0083】 が得られる。E及びNはインバース動作における特性パラメータすなわち感
度及び零点である。
【0084】 式(24)は項Re{F2I}を除いてノーマル動作における質量流量測定機器
の静的特性直線(式(9)を参照)に相応している。ここでVに対して直交す
るF2Iを選択すると、ノーマル動作及びインバース動作はほとんど互いに影響
を与えない。これは決定的に重要である。なぜなら、純粋なインバース動作にお
ける作動周波数ω01の観察可能性は必ずしも保証されず、従って2つの固有形
式が同時に励振されるべきだからである(混合動作)。
【0085】 混合動作では次式が成り立つ。
【0086】
【数17】
【0087】 ここからV1M及びV2Mが式(5)及び(6)によって変位及び加速度補償
を考慮することによって計算される。
【0088】
【数18】
【0089】 式(18)を式(26)に代入すると、インバース動作における質量流量測定
機器の特性曲線が得られる。
【0090】
【数19】
【0091】 式(28)から次のようにノーマル動作の特性曲線が得られる。
【0092】
【数20】
【0093】 実行中の動作における感度を検出するためには、式(11)によれば3つのパ
ラメータが必要である。第1のパラメータkCNは、コリオリ導管に沿って分布
するコリオリ力をこのモデル内部に局限された力へと換算することを記述してい
る。それゆえ、この第1のパラメータは不変的な定数と見なされる。第2のパラ
メータω01は∠{ F,V}=0に対する制御量であり、よって既知である。第3のパラメータ
Im{ G}はこの動作において式(27)を介して決定される。従って、感度に対す
る定義方程式は次式で表される。
【0094】
【数21】
【0095】 零点の検出のためには、式(11)によれば既知のパラメータIm{ G}(式(27))の他にkだけを決定すればよい。このために、ノーマル
動作及びインバース動作に対する2つの特性曲線(式(29)及び式(30))
におけるmが消去され、kがもとめられる。kを式(11)に代入すること
ならびに式(18)及び(27)を考慮することによって、零点に対して次の定
義方程式が得られる。
【0096】
【数22】
【0097】 よって、式(31)及び(32)から、実行中の動作における特性パラメータ
零点及び感度が検出される。
【0098】 すなわち、本発明のここで示された有利な実施例によれば、コリオリ質量流量
測定機器に関する基本的な情報は4次の物理的数学的モデルに格納される。この
ためには流れる媒体と振動するコリオリ測定管との間の相互作用に対する継続的
なモデルアプローチから出発して、集約的なパラメータを有する離散的モデルが
作成される。このモデルはコリオリ導管の2つの最も重要な振動モード及びこれ
らの振動モードの結合を共に記述する。これらの結合は、コリオリ導管を通過す
る測定すべき質量流によって及びこの構造における非対称性によって生じる。特
性パラメータすなわち零点及び感度の検出のためには、ノーマル動作におけるコ
リオリ導管の2つの固有形式が変位及び加速度に関して減結合され、これにより
コリオリ導管の運動の対称性回復(symmetrization)が強制的に行われる。直交
する力により励振される固有形式を本発明の有利な実施例により作成される数学
的物理的モデルを用いて評価することから、このコリオリ質量流量測定機器の特
性パラメータすなわち零点及び感度が記述され、検出される。
【0099】 本発明の方法では、前述のように、密度測定の補正が実施される。詳細にどの
ような方法が本発明において密度測定の補正のために行われるかを、以下におい
て従来技術と区別しながらもう一度詳しく説明する。
【0100】 流れる媒体の密度は、唯一の直線状の測定管を有するコリオリ質量流量測定機
器において第1のモードの共振周波数を介して検出される。
【0101】
【数23】
【0102】 第1のモードに関するコリオリ導管の全バネ定数cはメカニカルな代用モデ
ルのバネ定数から合成される。これらのバネ定数はコリオリ導管の弾性率に依存
し、従って温度に依存する。さらにこれらのバネ定数は軸線方向の応力に従って
変化する。よって、温度及び軸線方向の応力に対するバネ定数の依存性は次の関
係式によって表される。
【0103】
【数24】
【0104】 ただしここで、Tは温度であり、σは軸線方向の応力である。
【0105】 上記の式によって流体密度を検出するためには、温度補正も軸線方向の応力の
影響の補正も必要である。相応の補正係数をもとめるためには従来技術では付加
的な測定、例えば温度及び伸長測定又は2つの温度測定、すなわちコリオリ導管
での温度測定及び装着箇所での温度測定を行う。
【0106】 本発明のコリオリ質量流量測定機器乃至は本発明のモデルベースの方法では、
密度測定の補正は第2のモードの測定されたバネ定数cを介して行われる。こ
のバネ定数は温度によっても軸線方向の応力によっても変化し、さらにこのバネ
定数はこれら2つのパラメータのうちの1つを検出するために使用され、従って
これら2つの影響パラメータのうちの少なくとも1つを補正するために使用され
る。これは、
【0107】
【数25】
【0108】 のために関係式
【0109】
【数26】
【0110】 を介して実行中の動作中に検出される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の有利な実施例の質量流量測定機器の概略図を示す。
【図2】 本発明の有利な実施例による方法のために使用されるこの質量流量測定機器の
メカニカルなモデルを示す。
【図3】 本発明の有利な実施例による質量流量測定機器の基本的な作用構造を概略的に
示す線図を示す。
【符号の説明】
1 コリオリ導管 2 振動発生器 3 測定値検出器 4 ディジタル信号プロセッサ 5 支持管
【手続補正書】
【提出日】平成14年11月29日(2002.11.29)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の名称】 質量流量測定機器の特性量を検出するための方法
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0001】 本発明は、流れる媒体を導くコリオリ導管を備えたコリオリ原理で作動する質
量流量測定機器の少なくとも1つの特性量を検出するための方法に関し、コリオ
リ導管を第1の固有形式及び第1の固有形式とは異なる第2の固有形式で定めら
れたように励振し、第1の固有形式及び第2の固有形式での所定の励振に対する
コリオリ導管の応答特性を検出し、質量流量測定機器の作動中に質量流量測定機
器の特性量をリアルタイムで検出し、コリオリ導管の検出された応答特性を数学
的物理的モデルを用いて作動中にリアルタイムで評価する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0010】 従って、本発明の課題は、質量流量測定機器の精度及び零点安定性の向上を実
現する、質量流量機器の特性量を検出するための方法を提供することである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0011】 上記課題を解決する本発明の方法は、質量流量測定機器の特性パラメータがモ
デルベースで検出できることを特徴とする。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0014】 本発明の有利な実施形態では、コリオリ導管はそれぞれ第1の固有形式及び第
2の固有形式に依存しない第3の振動形式において励振可能であり、第1の固有
形式の励振及び第2の固有形式の励振及び第3の振動形式の励振に対して測定値
検出器により検出されるこのコリオリ導管の応答特性によって質量流量測定機器
の特性パラメータがモデルベースで検出可能である。特性パラメータの検出の他
の改善例は次のことによって実現される。すなわち、本発明の質量流量測定機器
において、コリオリ導管は付加的にそれぞれ第1の固有形式及び第2の固有形式
及び第3の振動形式に依存しない第4の振動形式において励振可能であり、第1
の固有形式の励振及び第2の固有形式の励振及び第3の振動形式の励振及び第4
の振動形式の励振に対して測定値検出器により検出されるこのコリオリ導管の応
答特性によって質量流量測定機器の特性パラメータがモデルベースで検出可能で
ある。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0015】 互いに依存しない独立した振動形式を得るために、本発明では特に有利には、
第1の固有形式と第3の振動形式とは、同一のモードにおける互いに位相シフト
された振動によって形成される。特に有利には、この場合、第3の振動形式に対
する第1の固有形式の位相シフトは90°である。これに相応して、本発明では
同様に、特に有利には、第2の固有形式と第4の振動形式とは同一のモードにお
ける互いに位相シフトされた振動によって形成され、この場合このモードは第1
の及び第3の振動形式に相応するモードとは異なる。同様に本発明では特に有利
には、第4の振動形式に対して第2の固有形式は90°の位相シフトを有する。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0016】 さらに、この場合、特に有利には、第1の固有形式はコリオリ導管の作動モー
ドにおける振動によって形成される。これに相応して、第3の振動形式もコリオ
リ導管の作動モードにおける振動によって形成されるが、この第3の振動形式は
第1の固有形式に対して90°だけ位相シフトされている。さらに、とりわけ有
利には、第2の固有形式はコリオリ導管のコリオリモードにおける振動によって
形成され、従って、第4の振動形式はコリオリ導管のコリオリモードにおける振
動によって形成され、もちろん有利にはこの第4の振動形式は第2の振動形式に
対して90°だけ位相シフトされている。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0027】 本発明の有利な実施形態によれば、コリオリ導管はそれぞれ第1の固有形式及
び第2の固有形式には依存しない第3の振動形式で励振され、第1の固有形式の
励振及び第2の固有形式の励振及び第3の振動形式の励振に対して測定値検出器
により検出される応答特性によって質量流量測定機器の特性パラメータがモデル
ベースで検出される。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0028】 さらに、コリオリ導管は、それぞれ第1の固有形式及び第2の固有形式及び第
3の振動形式には依存しない第4の振動形式で励振され、第1の固有形式の励振
及び第2の固有形式の励振及び第3の振動形式の励振及び第4の振動形式の励振
に対して測定値検出器により検出される応答特性によって質量流量測定機器の特
性パラメータがモデルベースで検出される。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0029】 既に本発明の質量流量測定機器の記述において詳しく述べたように、とりわけ
有利には、第1の固有形式と第3の振動形式とは、コリオリ導管の同一のモード
における互いに有利には90°だけ位相シフトされた振動によって形成され、さ
らに、第2の固有形式と第4の振動形式とはコリオリ導管の同一のモードにおけ
る互いに有利には90°だけ位相シフトされた振動によって形成される。しかし
、このモードは第1の固有形式及び第3の振動形式のモードとは異なる。有利に
は、この場合、第1の固有形式はコリオリ導管の作動モードにおける振動によっ
て形成される、及び/又は、第2の固有形式はコリオリ導管のコリオリモードに
おける振動によって形成される。従って、第3の振動形式は有利にはコリオリ導
管の作動モードにおける振動によって形成され、第4の振動形式は有利にはコリ
オリ導管のコリオリモードにおける振動によって形成される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コリオリ原理で作動する質量流量測定機器であって、 流れる媒体を導くコリオリ導管(1)を有し、コリオリ導管(1)に割り当て
    られた該コリオリ導管(1)を励振する少なくとも2つの振動発生器(2)を有
    し、さらにコリオリ導管(1)に割り当てられた1つのコリオリ力及び/又は複
    数のコリオリ力に起因するコリオリ振動を検出する少なくとも2つの測定値検出
    器(3)を有する、コリオリ原理で作動する質量流量測定機器において、 該質量流量測定機器の特性パラメータは有利には前記質量流量測定機器の動作
    中にモデルベースで検出可能であることを特徴とする、コリオリ原理で作動する
    質量流量測定機器。
  2. 【請求項2】 コリオリ導管(1)はそれぞれ第1の振動形式及び第2の振
    動形式に依存しない第3の振動形式において励振可能であり、前記第1の振動形
    式の励振及び前記第2の振動形式の励振及び前記第3の振動形式の励振に対して
    測定値検出器(3)により検出される前記コリオリ導管(1)の応答特性によっ
    て質量流量測定機器の特性パラメータがモデルベースで検出可能であることを特
    徴とする、請求項1記載の質量流量測定機器。
  3. 【請求項3】 コリオリ導管(1)はそれぞれ第1の振動形式及び第2の振
    動形式及び第3の振動形式に依存しない第4の振動形式において励振可能であり
    、前記第1の振動形式の励振及び前記第2の振動形式の励振及び前記第3の振動
    形式の励振及び前記第4の振動形式の励振に対して測定値検出器(3)により検
    出される前記コリオリ導管(1)の応答特性によって質量流量測定機器の特性パ
    ラメータがモデルベースで検出可能であることを特徴とする、請求項1又は2記
    載の質量流量測定機器。
  4. 【請求項4】 第1の振動形式と第3の振動形式とは、コリオリ導管(1)
    の同一のモードにおける互いに有利には90°だけ位相シフトされた振動によっ
    て形成されることを特徴とする、請求項1〜3のうちの1項記載の質量流量測定
    機器。
  5. 【請求項5】 第2の振動形式と第4の振動形式とはコリオリ導管(1)の
    同一のモードにおける互いに有利には90°だけ位相シフトされた振動によって
    形成されることを特徴とする、請求項3又は4記載の質量流量測定機器。
  6. 【請求項6】 第1の振動形式はコリオリ導管(1)の作動モードにおける
    振動によって形成されることを特徴とする、請求項1〜5のうちの1項記載の質
    量流量測定機器。
  7. 【請求項7】 第2の振動形式はコリオリ導管(1)のコリオリモードにお
    ける振動によって形成されることを特徴とする、請求項1〜6のうちの1項記載
    の質量流量測定機器。
  8. 【請求項8】 特性パラメータとして質量流量測定機器の零点及び質量流量
    測定機器の感度が検出可能であることを特徴とする、請求項1〜7のうちの1項
    記載の質量流量測定機器。
  9. 【請求項9】 2つの振動発生器(2)はそれぞれ各測定値検出器(3)と
    同じ軸線方向の領域に設けられていることを特徴とする、請求項1〜8のうちの
    1項記載の質量流量測定機器。
  10. 【請求項10】 2つの測定値検出器(3)はそれぞれ振動発生器(2)に
    統合されていることを特徴とする、請求項1〜8のうちの1項記載の質量流量測
    定機器。
  11. 【請求項11】 信号処理、閉ループ制御及び開ループ制御のためにディジ
    タル信号プロセッサ(4)が設けられていることを特徴とする、請求項1〜10
    のうちの1項記載の質量流量測定機器。
  12. 【請求項12】 基本的に直線状のコリオリ導管(1)が設けられているこ
    とを特徴とする、請求項1〜11のうちの1項記載の質量流量測定機器。
  13. 【請求項13】 質量流量測定機器によって質量流量を検出するための方法
    であって、 前記質量流量測定機器は、コリオリ原理で作動し、流れる媒体を導くコリオリ
    導管(1)を有し、コリオリ導管(1)に割り当てられた該コリオリ導管(1)
    を励振する少なくとも2つの振動発生器(2)を有し、さらにコリオリ導管(1
    )に割り当てられた1つのコリオリ力及び/又は複数のコリオリ力に起因するコ
    リオリ振動を検出する少なくとも2つの測定値検出器(3)を有し、前記コリオ
    リ導管(1)は第1の振動形式及び該第1の振動形式には依存しない第2の振動
    形式で励振される、質量流量測定機器によって質量流量を検出するための方法に
    おいて、 質量流量測定機器の特性パラメータは有利には動作中にモデルベースで検出さ
    れることを特徴とする、質量流量測定機器によって質量流量を検出するための方
    法。
  14. 【請求項14】 コリオリ導管は、それぞれ第1の振動形式及び第2の振動
    形式には依存しない第3の振動形式で励振され、前記第1の振動形式の励振及び
    前記第2の振動形式の励振及び前記第3の振動形式の励振に対して測定値検出器
    (3)により検出される応答特性によって質量流量測定機器の特性パラメータが
    モデルベースで検出されることを特徴とする、請求項13記載の方法。
  15. 【請求項15】 コリオリ導管(1)は、それぞれ第1の振動形式及び第2
    の振動形式及び第3の振動形式には依存しない第4の振動形式で励振され、前記
    第1の振動形式の励振及び前記第2の振動形式の励振及び前記第3の振動形式の
    励振及び前記第4の振動形式の励振に対して測定値検出器(3)により検出され
    る応答特性によって質量流量測定機器の特性パラメータがモデルベースで検出さ
    れることを特徴とする、請求項13又は14記載の方法。
  16. 【請求項16】 第1の振動形式と第3の振動形式とは、コリオリ導管(1
    )の同一のモードにおける互いに有利には90°だけ位相シフトされた振動によ
    って形成されることを特徴とする、請求項13〜15のうちの1項記載の方法。
  17. 【請求項17】 第2の振動形式と第4の振動形式とはコリオリ導管(1)
    の同一のモードにおける互いに有利には90°だけ位相シフトされた振動によっ
    て形成されることを特徴とする、請求項15又は16記載の方法。
  18. 【請求項18】 第1の振動形式はコリオリ導管(1)の作動モードにおけ
    る振動によって形成されることを特徴とする、請求項13〜17のうちの1項記
    載の方法。
  19. 【請求項19】 第2の振動形式はコリオリ導管(1)のコリオリモードに
    おける振動によって形成されることを特徴とする、請求項13〜18のうちの1
    項記載の方法。
  20. 【請求項20】 特性パラメータとして質量流量測定機器の零点及び質量流
    量測定機器の感度が検出可能であることを特徴とする、請求項13〜19のうち
    の1項記載の方法。
  21. 【請求項21】 信号処理、閉ループ制御及び開ループ制御のためにディジ
    タル信号プロセッサ(4)が使用されることを特徴とする、請求項13〜20の
    うちの1項記載の方法。
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