JP2003528164A - 硬い表面のクリーニング組成物、予め湿らせた拭取り具、使用方法、及び前記組成物又は拭取り具及びすすぎをしないような強制的条件下において外観及び/又は衛生を改良し、クリーニング及びメンテナンスを容易にするための使用説明書を含有する物品。 - Google Patents

硬い表面のクリーニング組成物、予め湿らせた拭取り具、使用方法、及び前記組成物又は拭取り具及びすすぎをしないような強制的条件下において外観及び/又は衛生を改良し、クリーニング及びメンテナンスを容易にするための使用説明書を含有する物品。

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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 本発明は、好ましい、好ましくは液体の、硬い表面クリーニング組成物、液体組成物で表面をクリーニングする組成物、吸収パッド及び装具と共に使用される組成物、硬い表面をクリーニングし、より容易に且つ効果的にその外観及び衛生を維持するための装置を提供する。これらの組成物は、特別の使用説明書と共に、普通に床、ガラス表面、カウンター、壁、シャワー、浴槽で遭遇する汚れの形成を除去及び/又は防止するのに有利であり、該組成物は、クリーニングされる表面を親水性にする親水性ポリマー;表面がすすがれないとき、又は組成物が完全に除去されないときに外観を改良するために、特別の界面活性剤、特にスポット化/薄膜化を最少にするために選ばれる界面活性剤;場合により、特に最少にする必要のある非揮発性物のレベルでの適用において、クリーニング性及び湿化を与えるために特別な有機クリーニング溶剤;及び場合により防腐又は表面活性のための抗菌剤;及び場合により美観のための香料を含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の分野 本発明は濃厚な組成物を含む液体クリーニング組成物、最適な基材を含む予め
湿らせた拭取り具(wipe)、及び硬い表面のクリーニングに使用するための装具
及び/又はそれらの外観及び衛生の維持、及びそれらの優れた性能を与えるため
にそれらをどのように使用するかについての説明書を携帯している前記組成物、
濃厚物、拭取り具などを含有する物品に関する。これらの組成物、拭取り具、及
び装具のデザインは、特別の使用説明書と共に、浴室の表面、ガラス表面、カウ
ンターの頂面、壁及び床を含む硬い表面への使用が有利である。このような組成
物は、典型的には親水性ポリマー、洗剤用界面活性剤、有機クリーニング溶剤、
及び場合により揮発性緩衝剤、香料、抗菌剤、ビルダーなどを含有する。
【0002】 発明の背景 例えば浴室中の硬い表面をクリーニングするための、有機水溶性合成洗剤用界
面活性剤、ポリマー、及びクリーニング溶剤を含有する組成物の使用はうまく確
立されている。この目的のための公知の液体洗剤組成物は有機クリーニング溶剤
、洗剤用界面活性剤、及び場合により洗剤用ビルダー及び/又は研磨剤を含有し
ている。この組成物は硬水沈着物の除去の改良のために、酸性であることができ
る。
【0003】 液体クリーニング組成物は、そのままで或いは濃厚な形態で硬い表面へ適用す
ることができる利点を有するので、比較的高レベルの、例えば界面活性剤物質及
び/又は有機溶剤が汚れに直接配給されることから、通常好ましい。しかしなが
ら、固体の組成物も、水で希釈して、クリーニング溶液を形成し、使用すること
ができる。濃厚な液体クリーニング組成物は、包装コストを節約することにより
消費者への価値の同一性の改良を助けることができるが、濃厚製品はより希釈さ
れた形態での使用を意図すべきである。濃厚な、例えば10倍の詰替品は、1倍
のものより長くもち、重量が軽く且つ容積が小さいという消費者には付加的な便
利さがある。「拭取り具」の形態の液体クリーニング組成物も、消費者が拭取り
具を一度使用し、それを処分することができる便利さも与えることができる。
【0004】 装具は、液体組成物の性能を有利に改良するために使用することができること
で重要である。拭取り具、パッド、モップなどを含む装具は液体組成物の選択を
補完するために重要な機械的なクリーニング性を与えうる。逆に、液体組成物は
装具の選択を便利にするために選ばれる。従って、装具の適切な選択は、優れた
クリーニング結果を達成するために必要な非揮発性界面活性剤及び他の補助剤の
レベルを十分に減少させることができる。
【0005】 発明の要約 本発明は、床、壁、カウンタートップ、ガラス、及び/又は浴室で通常遭遇す
る汚れの形成を除去及び/又は防止するのに適した、好ましくは液体の硬い表面
クリーニング組成物に関するもので、該組成物はクリーニングされた表面を親水
性にする親水性ポリマー、スポット化/薄膜化(spotting/filming)を最少にする
ために選ばれる特別の界面活性剤、好ましくはアルキルポリグルコシド、場合に
よりクリーニング溶剤及び場合により有機酸を含有することが好ましい。本発明
は、また好ましくは、低い残渣の最終結果を達成するための親水性ポリマーを含
有する溶液と共に、装具及び組成物の使用説明書を包含するクリーニングシステ
ムに関するものである。本発明は、さらに硬い表面、特に浴室、台所、洗濯場な
どにあるものをクリーニングし且つそれらの綺麗さを維持し、その際表面を処理
し、擦り洗い(scrubbing)及び/又はすすぎ(rinsing)することなしで、例えば処
理はすすぎのない処理が好ましい、処理液を乾燥させることができる方法に関す
るものである。ここで使用される「すすぎのない処理」、例えばすすぎなしで硬
い表面をクリーニングするとは、表面処理液の少なくとも実質的な部分を、処理
された表面上で乾燥させることを意味する。このような処理液は非常に希釈され
ていることが好ましい。典型的には、表面が再び使用され、水、又は他のクリー
ニング溶液に曝された後に、表面は残される。好ましくは、表面は、規則的基準
で、例えば、シャワー、浴槽、流しなどで水に通常曝されるものである。
【0006】 本発明は、処理液を適用し、ついで吸収及び/又は擦り洗いで実質的に除去す
ることにより、その際適度のレベルの処理液を残し、ついで乾燥する、床、カウ
ンター、壁などをクリーニングする組成物及びその使用方法に関する。このよう
な方法の例としては、(基材及び基材に混入させた水性組成物を含有する)予め
湿らせた拭取り具及び/又はクリーニング液と共に使用される吸収物品を用いる
ような適用がある。これらの装具の使用は、使用の容易性を助長し望ましい最終
の結果及び優れた衛生を達成させるのに有利である。予め湿らせた拭取り具又は
吸収パッドは典型的には各使用後に処分されるから、それらの使用及び処分は、
従来の再使用可能なスポンジ、布、及びモップではしばしば起こることであるが
、クリーニングされる表面上に細菌が停留及び再付着する装具のリスクを減少さ
せる。予め湿らせた拭取り具及び処分可能なクリーニングパッドは下記に見出さ
れる。
【0007】 本発明の硬い表面クリーニング組成物の酸性変更物は石鹸の浮きかす及び硬水
の汚点を除去することができる。組成物は、殺菌性を達成することができるが、
くえん酸を含む抗菌剤の選択及び付加的な黴防止利益のために過酸化水素のよう
添加剤を用い又は用いずに、使用することができる。上述したように、組成物は
、表面が湿化(wetting)及び/又は薄膜化/縞化する性質、及び場合により粘度調
節を改良するために、例えば接触角による測定で表面を親水性にする1種以上の
親水性ポリマーと混入させることが好ましい。
【0008】 親水性ポリマーを含有する本発明の硬い表面クリーニング組成物は、特にすす
ぎをしない適用において、優れた表面外観を与える。従って、「毎日のシャワー
」スプレー用いついては、本発明の組成物は、タイルに、より好ましくは湿った
タイルに直接スプレーされ、ついで乾燥される。つぎに水と接する際に、例えば
シャワー中に、表面を素早く湿らせても、乾いているが見えない残渣を与える。
従って、使用後にすすがず又は拭わないときも、製品はつぎのクリーニング手順
において良好に働く。また、製品が適用された後にすすぎ又は拭いをしないか又
は制限することに関係する事実は、連続使用による性能を改良する。本発明の好
ましいポリマーの利益の一つのは、それがスプレーされる硬い表面において安定
状態の濃度に達するということである。好ましいポリマーは水溶性であるから蓄
積は起こらず、安定状態の濃度に達したときは、表面に沈着した「新しい」ポリ
マーは溶液に溶解されたポリマーによって相殺される。水の接触角の減少は、本
質的に界面活性剤を含有しない組成物でさえも数サイクルにわたり改良されうる
【0009】 床、カウンター、壁クリーナーなどに関しては、溶液組成物を適用し、吸収に
より実質的な量を除去及び拭い、そして乾燥のために適当な処理レベルに低下さ
せた後に達成される安定状態の濃度も重要である。この場合、低レベルの残渣(
残渣は非揮発性物として定義される)は、つぎの適用の際に良好な湿りを与える
ことによって、次回のクリーニングを容易にさせ、かくして非常に疎水性の表面
においては特に重要な溶液の脱湿を最小にすることにより縞化/薄膜化の可能性
を減少させる。低レベルでのポリマーにより与えられるこの効果的な湿化の利益
は、配合者に、典型的には湿化において最低限影響する界面活性剤のような組成
物中の他の成分の保持を可能にする。これは、活性過ぎる表面及び他の物質の存
在のために、汚れ及び/又は表面の粘着化を引き起こしうる薄膜が得られる可能
性を減少させる。これは、長期の製品の使用により粘着性を低下することができ
るので、重要である。
【0010】 従って、クリーニング方法は、好ましくは下記のものを含有する処理液(好ま
しくは直ぐに使える溶液)を使用することを包含する方法であり、その際、該処
理液は使用条件下において、約2〜約12、好ましくは約3〜約11.5のpH
を有し、酸性の組成物は約2〜約6、好ましくは約3〜約5のpHを有し、該方
法はは処理液を適用し、該処理液で湿らされた表面を場合により擦り、ついで場
合により、処理液の一部を表面に残しながら該処理液の一部を除くことに関する
ものである。
【0011】 a. 接触角を減少させる及び/又は親水性を増加させるのに有効な量で、組成
物の約0.5重量%まで、好ましくは約0.005重量%〜約0.4重量%、よ
り好ましくは約0.01重量%〜約0.3重量%の、好ましくは持続性のある、
表面を親水性する親水性ポリマーであって、ポリスチレンスルホネート;ポリビ
ニルピロリドン;ポリビニルピロリドンアクリル酸コポリマー;ポリビニルピロ
リドンアクリル酸コポリマーのナトリウム塩;ポリビニルピロリドンアクリル酸
コポリマーのカリウム塩;ポリビニルピロリドン-ビニルイミダゾリン;ポリビ
ニルピリジンn-オキシド;及びそれらの混合物からなる郡から選ばれ、ポリビ
ニルピリジンn-オキシドが最も好ましい;
【0012】 b. 任意であるが好ましくは、有効な量の、好ましくは組成物の約0.005
重量%〜約0.5重量%、より好ましくは約0.01重量%〜約0.4重量%、
最も好ましくは約0.025重量%〜約0.3重量%の主たる洗剤用界面活性剤
であって、該界面活性剤は、好ましくは約8〜約18、より好ましくは約8〜約
16の炭素原子を含有するアルキル基及び分子当たり約1〜約4、好ましくは約
1〜約1.5のサッカリド部分を有するアルキルポリサッカリドを含有し、及び
/又は約8〜約18、より好ましくは約8〜約16の炭素原子を含有するアルキ
ル基及び分子当たり約1〜約4、好ましくは約1〜約1.5のサッカリド部分を
有するアルキルポリサッカリドと約8〜約16の炭素原子及び約4〜約24のオ
キシエチレン単位を有するアルキルエトキシレートとの組み合せを含有する;
【0013】 c. 場合により、クリーニング性を高めるのに有効な量の、好ましくは組成物
の約0.25重量%〜約5重量%、好ましくは約0.5重量%〜約4重量%、よ
り好ましくは約0,5重量%〜約3重量%の1種以上の有機クリーニング溶剤、
であって、好ましくはモノプロピレングリコールモノプロピルエーテル、モノプ
ロピレングリコールモノブチルエーテル;ジプロピレングリコールモノプロピル
エーテル;ジプロピレングリコールモノブチルエーテル;トリプロピレングリコ
ールモノブチルエーテル;エチレングリコールモノブチルエーテル;ジエチレン
グリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、ジ
エチレングリコールモノヘキシルエーテル;及びそれらの混合物からなる群から
選ばれる;
【0014】 d. 場合により、主たる洗剤用界面活性剤bの量以下の少ない量、好ましくは
組成物の約0.005重量%〜約0.5重量%、より好ましくは約0.01重量
%〜約0.4重量%、さらにより好ましくは約0.025重量%〜約0.3重量
%の共界面活性剤、好ましくはアニオン性及び/又はノニオン性洗剤用界面活性
剤、より好ましくはC8−C12の線状スルホネート;C8−C18のアルキルベンゼ
ンスルホネート;C8−C18のアルキススルフェート;C8−C18のアルキルポリ
エトキシスルフェート;及びそれらの混合物からなる群から選ばれる;
【0015】 e. 場合により、クリーニング及び/又は抗菌作用を改良するのに有効な量の
、好ましくは組成物の約0.01重量%〜約1重量%、より好ましくは約0.0
1重量%〜約0.5重量%、さらにより好ましくは約0.01重量%〜0.25
約重量%の水溶性モノ又はポリカルボン酸;
【0016】 f. 場合により、有効な量で組成物の約1重量%までの、好ましくは約0.0
1重量%〜約0.5重量%、より好ましくは約0.025重量%〜約0.25重
量%のシクロデキストリン、好ましくは場合により、短鎖(1〜4の炭素原子)ア
ルキル又はヒドロキシルアルキル基で置換された、α、β又はγシクロデキスト
リンであって、該シクロデキストリンはβ-シクロデキストリン、ヒドロキシプ
ロピルシクロデキストリン又はそれらの混合物が好ましい;
【0017】 g. 場合により、漂白、クリーニング及び/又は抗菌作用を与えるのに有効な
量で組成物の5重量%まで、好ましくは約0.1重量%〜約4重量%、より好ま
しくは約1重量%〜約3重量%の過酸化水素;
【0018】 h. 場合により、組成物の約0.005重量%〜約1重量%、好ましくは約0
.005重量%〜約0.5重量%、より好ましくは約0.01重量%〜約0.1
重量%の、ポリアクリレート、ガム、及びそれらの混合物からなる群から選ばれ
る増粘化ポリマー;
【0019】 i. 場合により、有効な量の臭い効果を与える香料、及び/又は付加的な補助
剤;及び
【0020】 j. 場合により、有効な量、好ましくは組成物の約0.0001重量%〜約0
.1重量%、好ましくは約0.00025重量%〜約0.05重量%、より好ま
しくは約0.001重量%〜約0.01重量%の泡抑制剤、好ましくはシリコー
ン泡抑制剤;及び
【0021】 k. 任意であるが好ましくは、水及び任意の水溶性溶剤を含有する水性溶剤系
【0022】 改良された表面の外観は、親水性ポリマー及び/又は特定の界面活性剤、特に
アルキルポリサッカリドの使用、特にその他の全成分の低レベルの使用の結果で
ある。すすぎなし及び/又はすすぎが制限された「磨き(buffing)」法について
は、たとえポリマーが存在しなくとも、特定のアルキルポリサッカリドは外観に
とって重要である。上記の製品の濃厚物は水の量を減らすことにより造ることが
できる。本発明の溶液の濃厚物(希釈して使用する意図の製品)は、濃縮率により
拡大される活性レベルを有する。好ましい態様においては,濃厚物は消費者が実
際に希釈することを助けるための計量器(通常はキャップ又は目盛り付きの瓶)が
備えられている。本発明の濃厚物の例としては、上記に定義した特定のレベルに
より、3倍、5倍及び10倍の製品があるが、これらに限定されない。特記しな
いかぎり、全ての濃度は下記する「直ぐに使える」製品について適用される。当
業者は濃厚物を造り、ついで使用のために希釈されるものと理解される。
【0023】 本発明の好ましい組成物はポリマー及び香料のみを含有することができる。な
ぜならば、該ポリマー、特に好ましいアミンオキシドポリマーは実質量の水不溶
性香料を溶解/懸濁することができるからである。しかしながら、通常は界面活
性剤が存在するであろう。使い捨てパッドに使用される組成物について下記する
【0024】 発明の詳細な記述 本発明の硬い表面クリーニング組成物は、床及び/又は浴室において通常出く
わす除去困難な汚れの蓄積及び硬い表面の外観を維持することに特に有用である
。これらとしては、硬水の汚れ、脂肪酸、トリグリセリド、脂質、不溶性脂肪酸
石鹸、強固な粒状物、皮で覆われた食物などがある。洗剤組成物は多くの異なる
タイプの表面、例えばセラミック、ガラス繊維、ガラス、ポリウレタン、金属表
面、プラスチック表面、及び上記全てのものの積層物に使用することができる。
【0025】 a.親水性ポリマー 本発明の態様の殆どにおいて、処理される表面の親水性を改良する高分子物質
は必須である。この親水性の増大は、表面からの水のシート化(sheeting)及び
/又は表面への水の広がりを与えることにより、最終の外観を改良し、そしてこ
の効果は、表面が再び湿らされたとき及び湿らせた後に乾燥したときでさえも、
認められる。
【0026】 毎日のシャワー製品として使う意図のある製品に関しては、処理される表面の
殆どが垂直な表面であるので、「シート化」効果は特に顕著である。従って、利
益は、磁器エナメルのような表面を湿らすことがより困難であっても、ガラス、
セラミックにおいて注目される。水が表面を平らにシート化し及び/又は表面に
広がったときに、例えば乾燥した際に生じる「硬水のスポット」の形成が最少と
なる。床のクリーニングへの使用を意図する製品については、ポリマーは表面の
湿化を改良し且つクリーニング性能を援助する。
【0027】 ポリマーの持続性は、そのシート化及びクリーニング利益を長引かせるので有
利である。好ましいポリマーの他の重要な特徴は、乾燥した際に残渣がないこと
である。好ましいポリマーを含有する組成物は霞(haze)のない又は殆どない最終
結果を促進しながら、床をより等しく乾燥する。
【0028】 多くの物質がシート化及び抗スポット化の利益を与えることができるが、好ま
しい物質はアミンオキシド親水性基を含有するポリマーである。他の親水性基、
例えばスルホネート、ピロリドン、及び/又はカルボキシレート基を含有するポ
リマーも使用することができる。望ましいポリスルホネートポリマーの例として
は、ポリビニルスルホネート、より好ましくはポリスチレンスルホネート、例え
ばMonomer-Polymer Dajacより販売されているものがある。典型的な式は -[CH(C6H4SO3Na)-CH2]n-CH(CH6H5)-CH2- (式中nは下記するような適当な分子量を与える数である)である。
【0029】 典型的な分子量は約10,000〜約1,000,000、好ましくは約200,000〜約700,000
である。ピロリドン官能基を有する好ましいポリマーとしては、ポリビニルピロ
リドン、4級化ピロリドン誘導体(例えばInternational Specialty Products
からのGafquat 755N)、及びピロリドン含有コポリマー、例えばポリビニルピロ
リドン/ジメチルアミノエチルメタクリレート(ISPから入手可能)及びポリビニル
ピロリドン/アクリレート(BASFから入手可能)がある。親水性基を含有するカチ
オン性物質及び複数のエーテル結合を有するポリマーを含む他の物質も持続性及
び親水性を与える。カチオン性物質としては,カチオン性の糖及び/又は澱粉誘
導体があるが、プロピレンオキシドとエチレンオキシドの混合物をベースとする
典型的なブロックコポリマー洗剤用界面活性剤はポリエーテル物質の代表的なも
のである。
【0030】 好ましいポリマーは水溶性のアミンオキシド部分を含有する。アミンオキシド
の部分的な正電荷が表面基材の表面に接着し、従って水をより容易にシート化す
る働をするものと思われる。アミンオキシド部分は、硬い表面基材、例えばセラ
ミックタイル、ガラス、繊維ガラス、磁器エナメル、リノリウム、ノンワックス
タイル、及び消費者の家庭で通常出くわす他の硬い表面と水素結合されうる。ポ
リマーがより良いシート化を促進することに関しては、より高い分子量の物質が
好ましい。分子量の増加はアミンオキシドベースのポリマーの効率及び効果を改
良する。本発明の好ましいポリマーは少なくとも1つのN-オキシド基を含有する
1つ以上のモノマー単位を有する。前記ポリマーを形成する少なくとも約10%
、好ましくは約50%以上、より好ましくは約90%以上のモノマーはアミンオ
キシド基を含有する。これらのポリマーは下記一般式により表される: P(B) 式中、各Pはポリマーの骨格を形成するために結合している重合又は共重合可能
な部分、例えばビニル部分、例えばC(R)2--C(R)2{式中、各RはH、C1
12(好ましくはC1−C4)のアルキル(レン)、C6−C12アリール(レン)及び/
又はBである}から選ばれ;Bは置換又は未置換の、線状及び環状C1−C12
アルキル、C1−C12のアルケニル、C1−C12の複素環、C6−C12の芳香族基
から選ばれる部分であり、その際B部分の少なくとも1つは少なくとも1つのア
ミンオキシド(-N→O)基を有し;その際該ポリマーは典型的にはアミンオキシ
ド基を含有する少なくとも約10%〜約90%のモノマーを含有し;そして該ポ
リマーの平均分子量は約2,000〜約500,000、好ましくは約5,000〜約250,000、よ
り好ましくは約7,500〜約200,000である。
【0031】 本発明の好ましいポリマーは、表面基材が消費者に魅力をなくさせるような目
に見える残渣を残すことのない、予期せぬ持続的な性質を有する。好ましいポリ
マーとしては、ポリ(4-ビニルピリジンN-オキシド)ポリマー(PVNO)、例えば下記
の部分を有するモノマーの重合により形成されるものがある:
【0032】
【化1】
【0033】 その際、ポリマーの平均分子量は約2,000〜約500,000、好ましくは約5,000〜約4
00,000、より好ましくは約7,500〜約300,000である。一般に、高分子量のポリマ
ーが好ましい。しばしば、高分子量のポリマーは、床のクリーニング適用におい
て利益を与えることができる低レベルの湿化ポリマーの使用を可能にする。本発
明において有用なポリマーの望ましい分子量の範囲は、400,000〜1,500,000の範
囲の分子量が好ましいポリカーボネート、ポリスチレンスルホネート、及びポリ
エーテルベースの添加剤に関して従来分かっていたことに反している。本発明の
好ましいポリ-アミンオキシドポリマーについての低分子量は、高分子量のポリ
マーの製造において多くの困難性があるためである。
【0034】 アミンオキシドポリマーのレベルは、通常は最終使用組成物/溶液の約0.5
重量%以下、好ましくは約0.005重量%〜約0.4重量%、より好ましくは
約0.01重量%〜約0.3重量%であろう。
【0035】 本発明の水溶性ポリマーとして使用することができるホモポリマー及びコポリ
マーの幾つかの非限定的な例は、アジピン酸/ジメチルアミノヒドロキシプロピ
ルジエチレントリアミンコポリマー;アジピン酸/エポキシプロピルジエチレン
トリアミンコポリマー;ポリビニルアルコール;メタクロイルエチルベタイン/
メタクリレートコポリマー;エチルアクリレート/メチルメタクリレート/メタク
リル酸コポリマー;ポリアミン樹脂;ポリ4級アミン樹脂;ポリ(エテニルホル
ムアミド);ポリ(ビニルアミン)ヒドロクロリド;ポリ(ビニルアルコール-コ−6
%ビニルアミン);ポリ(ビニルアルコール-コ−12%ビニルアミン);ポリ(ビニ
ルアルコール-コ−6%ビニルアミンヒドロクロリド);ポリ(ビニルアルコール-
コ−12%ビニルアミンヒドロクロリド);及びそれらの混合物である。好ましく
は、前記コポリマー及び/又はホモポリマーは、アジピン酸/ジメチルアミノヒ
ドロキシプロピルジエチレントリアミンコポリマー;ポリ(ビニルピロリドン/
ジメチルアミノエチルメタクリレート)コポリマー;ポリビニルアルコール;エ
チルアクリレート/メチルメタクリレート/メタクリル酸コポリマー;メタクロイ
ルエチルベタイン/メタクリレートコポリマー;ポリ4級アミン樹脂;ポリ(エテ
ニルホルムアミド);ポリ(ビニルアミン)ヒドロクロリド;ポリ(ビニルアルコー
ル-コ−6%ビニルアミン);ポリ(ビニルアルコール-コ−12%ビニルアミン);ポ
リ(ビニルアルコール-コ−6%ビニルアミンヒドロクロリド);ポリ(ビニルアル
コール-コ−12%ビニルアミンヒドロクロリド);及びそれらの混合物;からなる
群から選ばれる。
【0036】 本発明において有用なポリマーは、親水性モノマーの共重合体からなる群から
選ぶことができる。該ポリマーは線状ランダム又はブロックコポリマー、及びそ
れらの混合物であることができる。ここで使用される用語「親水性」とは、水に
対する親和性を有する標準的な意味と調和するものである。ここで使用されるよ
うに、コポリマーを含むポリマー物質とモノマー単位の関係においては、「親水
性」とは実質的に水溶性であることを意味する。これに関して、「実質的に水溶
性」とは蒸留(又はこれと等価の)水中、25℃で、約0.2重量%の濃度で可溶
な物質を云い、好ましくは約1重量%で可溶である。用語「可溶な」、「溶解度
」などは、当業者にはよく理解されているように、水に又は他の溶剤に溶解して
均一な溶液を形成することができる、適用しうるようなモノマー又はポリマーの
最高濃度に相当する。
【0037】 有用な親水性モノマーの非限定的な例は、不飽和有機モノ-及びポリカルボン
酸、例えばアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸,マレイン酸及びその半エス
テル、及びイタコン酸;不飽和アルコール、例えばビニルアルコール及びアリル
アルコール;極性ビニル複素環、例えばビニルカプロラクタム、ビニルピリジン
、及びビニルイミダゾール;ビニルアミン;ビニルスルホネート;不飽和アミド
、例えばアクリルアミド、例えばN,N-ジメチルアクリルアミド及びN-t-ブチルア
クリルアミド;ヒドロキシエチルメタクリレート;ジメチルアミノエチルメタク
リレート;上記の酸及びアミンの塩など;及びそれらの混合物である。いくつか
の好ましい親水性モノマーは、アクリル酸、メタクリル酸、N,N-ジメチルアクリ
ルアミド、N,N-ジメチルメタクリルアミド、N-t-ブチルアクリルアミド、ジメチ
ルアミノエチルメタクリレート、及びそれらの混合物である。
【0038】 ポリカルボキシレートポリマーは、少なくとも幾つかのカルボキシル官能基を
有するモノマーの重合により形成されるものである。通常のモノマーとしては、
アクリル酸、マレイン酸、エチレン、ビニルピロリドン、メタクリル酸、メタク
ロイルエチルベタインなどがある。持続性について好ましいポリマーはより高い
分子量を有するものである。例えば、約10,000以下の分子量を有するポリアクリ
ル酸は特に持続性ではなく、従って、全ての組成物による3回の再湿化について
は通常は親水性を与えないが、高レベルで及び/又は両性及び/又は双性界面活
性剤のようなある種の界面活性剤により分子量を約1,000以下に下げたものはあ
る程度の結果を与えることができる。一般に、ポリマーは約10,000以上、好まし
くは約20,000以上、より好ましくは約300,000以上、さらにより好ましくは約400
,000以上の分子量を有すべきであることがわかった。より高い分子量、例えば3,
000,000以上の分子量を有するものは配合することが非常に困難であり、低分子
量のポリマーよりも抗スポット化利益を与える効果が少ない。従って、分子量は
通常、特にポリアクリレートについては、約20,000〜約3,000,000、好ましくは
約20,000〜約2,500,000、より好ましくは約300,000〜約2,000,000、さらにより
好ましくは約400,000〜約1,500,000であるべきである。
【0039】 幾つかのポリアクリレートポリマーの利点はこのようなポリマーの洗剤用ビル
ダー効果である。このようなポリマーは、他の洗剤用ビルダーのように、薄膜化
/縞化が増大するが、該ポリマーは粒状物を含む除去困難な典型的な汚れについ
て高められたクリーニング効果を与える。
【0040】 幾つかのポリマー、特にポリカルボキシレートポリマーは水性液体である組成
物を増粘する。これは望ましいことである。しかしながら、組成物を引き金式ス
プレー装置で容器に入れた場合、組成物は望ましく濃厚にはならないので過剰の
引き金圧を必要とする。典型的には、せん断下の粘度は200cp以下、好まし
くは100cp以下、より好ましくは50cp以下であるべきである。しかしな
がら、組成物が表面、特に垂直表面から流れ落ちることを防止するために、組成
物を濃厚にすることが望ましい。
【0041】 本発明で使用されるポリマーの非限定的な例としては、ISPよりAcryldoneの商
品名で販売されているポリ(ビニルピロリドン/アクリル酸)及びRohm & Haas
よりAccumerの商品名で販売されているポリ(アクリル酸)がある。他の適当な物
質としては、Versaflexの商品名でNational Starch and Chemical Company
から販売されているスルホン化ポリスチレンポリマー、特にVersaflex 700があ
る。
【0042】 ポリマー物質のレベルは通常約0.5%以下、好ましくは約0.01%〜約0
.4%、より好ましくは約0.01%〜約0.3%である。一般に、低分子量ポ
リ(アクリル酸)のような低分子量の物質、例えば低分子量ポリ(アクリル酸)、例
えば10,000以下、特に2,000以下の分子量のものは、特に低レベル、例えば約0
.02%で再湿化した際に良好な抗スポット化利益を与えない。より効果的な物
質のみを低レベルで使用すべきである。低分子量の物質を使用するためには、例
えば表面への接着性を改良する基、例えばカチオン性基を加えることにより持続
性を増大すべきであり、或いは該物質を高いレベルで、例えば約0.05%以上
使用すべきである。
【0043】 b.界面活性剤 本発明の組成物にポリマーが存在しない場合は、組成物は通常好ましい界面活
性剤、例えばアルキルポリサッカリド、又はアルキルエトキシレートを含むノニ
オン性界面活性剤の1つを含有するであろう。ここでの使用に好ましい界面活性
剤は、Giret, Michel Joseph;Langlois, Anne;及びDuke, Roland Philip
の米国特許第5,776,872号(1998年7月7日発行);Fuman, Christopher Alen; Gi
ret, Michel Joseph;及びDunber,James Chaariesの米国特許第5,883,059号(
1999年3月16日発行);Addisn, Michael Crombie;Foley,Peter Robert;及びA
ndrew Michelの米国特許第5,883,062号(1999年3月16日発行);Ouzounis, Dimi
trios及びNiehaus, Wolfgangの米国特許第5,906,973号(1999年5月23日発行)に
記載のアルキルポリサッカリドである。これらの特許はここに参考として合体さ
れる。
【0044】 ここでの使用に適するアルキルポリサッカリドは、ここに参考として合体され
るLlenadoの米国特許第4,5565,647号(1986年1月21日発行)に開示されており、約
6〜約30、好ましくは約10〜約16の炭素原子を有する親水性基及びポリサ
ッカリド、例えばポリグリコシド親水性基を有している。すすぎ無しの使用に適
する酸性又はアルカリ性のクリーニング組成物/溶液については、好ましいアル
キルポリサッカリドは、これらが湿化性、クリーニング性、及び乾燥の際の低残
渣のベストな組み合せを与えるように、好ましくは広い分布の鎖長さを含有する
。この「広い分布」とは、約10〜約16の炭素原子を有する少なくとも約50
%の鎖長混合物により定義される。好ましくは、アルキルポリサッカリドのアル
キル基は、好ましくは約6〜約18、より好ましくは約8〜約16の炭素原子の
鎖長の混合物及び分子当たり約1〜約1.5のサッカリド、好ましくはグルコシ
ド基を含有する親水性基からなる。広範な鎖長混合物、特にC8−C16は、狭い
範囲の鎖長混合物、特に低(C8−C10又はC8−C12)鎖長のアルキルポリグルコ
シドに対して、非常に好ましい。好ましいC8−C16のアルキルポリグルコシド
は低く且つ狭い鎖長のアルキルポリグルコシド、並びにC8−C14のアルキルエ
トキシレートを含む他の好ましい界面活性剤に対して,より改良された香料の溶
解性を与えることがわかった。5又は6の炭素原子を含有する還元性サッカリド
、例えばグルコース、ガラクトースを使用することができ、ガラクトシル部分は
グルコシル部分で置き換えることができる。(場合により、親水性基は2-、3-、
4-などの位置に結合して、グルコシド又はガラクトシドに対するようにグルコー
ス又はガラクトースを与える)。内部のサッカリド結合は、例えば付加的なサッ
カリド単位とサッカリド単位の2-、3、-4-及び/又は6-の位置の間にあることが
できる。グルコシルは好ましくはグルコースから導かれる。
【0045】 場合により、あまり望ましくはないが、疎水性部分とポリサカリド部分を結合
するポリアルキレンオキシド鎖を有することができる。好ましいアルキレンオキ
シドはエチレンオキシドである。典型的な疎水性基としては、飽和又は不飽和の
,分岐又は非分岐の、約8〜約18、好ましくは約10〜約16の炭素原子を有
するアルキル基である。好ましくは、アルキル基は直鎖飽和アルキル基である。
アルキル基は約3つのヒドロキシル基を含有し及び/又はポリアルキレンオキシ
ド鎖は約10まで、好ましくは5未満のアルキレンオキシド部分を含有すること
ができる。適当なアルキルポリサッカリドは、オクチル、ノニルデシル、ウンデ
シル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘ
プタデシル、及びオクタデシル、ジ-、トリ-、テトラ-、ペンタ−及びヘキサグ
ルコシド及び/又はガラトースである。適当な混合物としては、ココナッツアル
キル、ジ-、トリ-、テトラ-及びペンタグルコシド及びタロウアルキルテトラ-、
ペンタ-及びヘキサグルコシドがある。
【0046】 これらの化合物を製造するには、アルコール又はアルキルポリエトキシアルコ
ールが先ず形成され、ついでグルコース、又はグルコース源と反応させて(1-位
で接する)グルコシドを形成させる。ついで、付加的なグルコシル単位はその1-
位とグリコシル単位2-、3-、4-及び/又は6-位、好ましくは主に2-位の間に結合
されていることができる。
【0047】 アルキルポリグルコシドにおいては、アルキル部分は脂肪、オイル又は化学的
に製造されるアルコールのような通常の源から導かれるが、糖部分は加水分解さ
れたポリサッカリドから造られる。アルキルポリサッカリドは脂肪アルコール及
び相対的な親水性を定義する多数のグルコース単位を有するグルコースのような
糖の縮合生成物である。上記したように、糖単位は反応の前又は後に、脂肪アル
コールで付加的にアルコキシル化することができる。このようなアルキルポリサ
ッカリドは例えばWO 86/05199に詳しく記載されている。工業的なアルキルポリ
サッカリドは、一般に分子的に均一な製品ではなく、アルキル基の混合物及びモ
ノサッカリドと異なるオリゴサッカリドの混合物である。アルキルポリグルコシ
ド(以下、しばしば、APGという)は、他の界面活性剤に比して表面外観について
付加的な改良を与えるから、本発明の目的には好ましい。グルコシド部分はグル
コース部分が好ましい。アルキル置換基は約8〜約18、好ましくは約8〜約1
0の炭素原子を有する飽和又は不飽和アルキル部分、又はこのようなアルキル部
分の混合物が好ましい。C8−C16のアルキルポリグルコシドは商業的に入手可
能である(例えば、Seppic Corp.からのSimusol(商品名)界面活性剤、Henkelか
ら入手可能なGlucopon(商品名))。しかしながら、アルキルポリグルコシドの純
度は性能、特に毎日のシャワー製品技術を含む、ある適用における最終結果に影
響を与えることわかった。本発明においては、好ましいアルキルポリグルコシド
は個人のクリーニングへの使用について十分に純粋であるものである。化粧品グ
レードのアルキルポリグルコシド、特にC8−C16のアルキルポリグルコシド、
例えばHenkel Corp.から入手可能なPlantaren 2000(商品名)、Plantaren N(商
品名)、及びPlantaren N UP(商品名)が最も好ましい。
【0048】 床、カウンター、壁などへの適用に関しては、好ましいノニオン性界面活性剤
の他のクラスはアルキルエトキシレートである。本発明のアルキルエトキシレー
トは線状又は分岐状であり、約8〜約14の炭素原子及び約4〜約25のエチレ
ンオキシド単位を含有する。アルキルエトキシレートの例としては、Shell Cor
p.より供給されるNeodol(商品名)91-6、Neodol 91-8及びVista Corp.から供給
されるAlfonic(商品名)810-60がある。より好ましい界面活性剤は約9〜約12
の炭素原子及び約4〜約8のエチレンオキシド単位を含有するアルキルエトキシ
レートである。これらの界面活性剤はしばしば優れたクリーニング利益を与え且
つ必要な親水性ポリマーと相乗的に働く。最も好ましいアルキルエトキシレート
はC11EO5であり、Neodol 1-5の商品名でShell Chemical Co.から入手可能
である。界面活性剤は、望ましい湿化性及びクリーニング性を与えることがわか
り、本発明の湿化ポリマーを含むマトリックス中で、好ましいC8−C16のアル
キルポリグルコシドと有利に組み合せることができる。理論に限定されないが、
8−C16のアルキルポリグルコシドは、特に、優れたクリーニングのために好
ましいアルキルエトキシレートを必要とする場合に、好ましいアルキルエトキシ
レートを付加的に含有する組成物において、優れた最終結果(即ち、霞みの減少)
を与えることができるものと思われる。好ましいC8−C16のアルキルポリグル
コシドは、アルキルエトキシレートを含有する組成物の香料溶解性を改良するこ
とがわかった。高レベルの香料は消費者の許容のためには有利である。
【0049】 本発明の液体組成物の使用は比較的低レベルの活性物質により準備される。典
型的には、後記するように、組成物は、硬い表面クリーナーが経済的に残るよう
に効果的に十分な界面活性剤と任意の溶剤を含有し、従って、組成物はその約0
.005重量%〜約0.5重量%、より好ましくは約0.001重量%〜約0.
4重量%、最も好ましくは約0.01重量%〜約0.3重量%の界面活性剤、好
ましくはアルキルポリグルコシド及び/又はC8-14のアルキルエトキシレート界
面活性剤を含有する。低いよりむしろ高いレベルの界面活性剤の使用が全体の最
終結果の性能に有利であることわかった。主たる界面活性剤系が好ましいアルキ
ルエトキシレートを含む場合は、最終結果の霞み度が特定の共界面活性剤により
軽減されることもわかった。これらの好ましい共界面活性剤はC8のスルホネー
ト及び/又はPoly-Tergent CS-1であり、下記d.でさらに述べる。
【0050】 c.任意の有機クリーニング溶剤 組成物は、場合により1種以上の有機クリーニング溶剤を有効なレベルで、典
型的には組成物の約0.25重量%以下で、少なくとも約0.5重量%、好まし
くは少なくとも約0.3重量%で約7重量%以下、好ましくは約5重量%以下で
含有することができる。
【0051】 界面活性剤は有機クリーニング溶剤の存在なしでも、クリーニング性及び/又
は湿化性を与える。しかしながら、クリーニング性は通常適切な有機クリーニン
グ溶剤の使用によりさらに改良される。有機クリーニング溶剤とは、浴室で通常
遭遇するような汚れを除去するのに界面活性剤を援助する薬剤を意味する。有機
クリーニング溶剤は、必要ならば、粘度の増強に関与することができ、組成物の
安定性を高める。C8-16アルキルポリサッカリド及び/又はC8-14アルキルエト
キシレートを含有する組成物は、該溶剤が存在する場合は、泡立ちが低い。従っ
て、泡立ち性は配合での疎水性溶剤のレベルの調節により大部分はコントロール
できる。
【0052】 このような溶剤は、典型的には、適当な度合いの疎水性、及び好ましくは表面
活性を与えるために、1〜3のエチレングリコール又はプロピレングリコール部
分に結合したC3-C6の末端炭化水素を有する。エチレングリコール化学に基づ
く、商業的に入手可能な疎水性クリーニング溶剤の例としては、モノ-エチレン
グリコールn-ヘキシルエーテル(Union Carbideから入手可能なCellosolve(商
品名))がある。プロピレングリコール化学に基づく、商業的に入手可能な疎水性
クリーニング溶剤の例としては、プロピル又はブチルアルコールのジ-及びトリ-
プロピレングリコール誘導体があり、Arco Chemical及びDow ChemicalからArc
osolv及びDowanolの商品名で入手可能である。
【0053】 本発明に関して,好ましい溶剤はモノ-プロピレングリコールモノ-プロピルエ
ーテル;ジ-プロピレングリコールモノ-プロピルエーテル;モノエチレングリコ
ールモノブチルエーテル;トリプロピレングリコールモノブチルエーテル;エチ
レングリコールモノブチルエーテル;ジ-エチレングリコールモノブチルエーテ
ル;エチレングリコールモノヘキシルエーテル;ジ-エチレングリコールモノヘ
キシルエーテル;及びそれらの混合物からなる群から選ばれる。「ブチル」はn
-ブチル、イソブチル及びt-ブチ基を包含する。モノ-プロピレングリコール及
びモノ-プロピレングリコールモノ-ブチルエーテルは最も好ましいクリーニング
溶剤であり、Dow ChemicalからDowanol DPnP(商品名)及びDowanol DPnB(商
品名)として入手可能である。ジ-プロピレングリコールモノ-t-ブチルエーテル
はArco ChemicalからArcosolv PTBの商品名で商業的に入手可能である。
【0054】 有機クリーニング溶剤の量は組成物中に存在する他の成分の量により変えるこ
とができる。疎水性クリーニング溶剤は通常、床のクリーニングの適用において
、良好なクリーニング性を与えるのを助ける。
【0055】 閉鎖された空間のクリーニングでは、溶剤は望ましくない小さな呼吸しうる液
滴が形成されるので、このような空間の処理に使用される組成物/溶液は実質的
にこのような溶剤がない、好ましくは完全にないことが望ましい。
【0056】 d.任意の付加的な共界面活性剤 本発明の液体組成物は場合により、少量の付加的な共界面活性剤、例えばアニ
オン性及び/又はノニオン性洗剤用界面活性剤を含有することができる。このよ
うなアニオン性界面活性剤は典型的には、約8〜約18、好ましくは約8〜約1
6の炭素原子を有する疎水性鎖を含有し、典型的にはスルホネート又はカルボキ
シレート親水性の頭部基を包含する。一般に、本発明の組成物中の、任意の、例
えばアニオン性共界面活性剤のレベルは、組成物の約0.01重量%〜約0.2
5重量%、より好ましくは約0.01重量%〜約0.2重量%、最も好ましくは
約0.01重量%〜約0.1重量%である。
【0057】 床、カウンター及び他の表面用に関しては、共界面活性剤の選択はタイプ及び
レベルの選択と共に重要である。C8-14のアルキルエトキシレートを含有する組
成物においては、低レベルのC8スルホネートは「色合い(Toning)」効果を与え
ることにより最終結果が改良されることがわかった。色合いとは、霞が殆どない
ために最終結果の目に見える外観における改良を意味する。C8スルホネートは
、存在させる場合は、主たる界面活性剤に対して約1:10重量比〜約1:1重
量比で使用することが好ましい。C8スルホネートは、StepanからBio-Terge PA
S-8の商品名で、並びにWitco Corp.からWitconate NAS-8の商品名で商業的に
入手可能である。本発明に有利な他の「色合い」界面活性剤はBASFから購入可能
なPoly-Tergent CS-1である。Poly-Tergent CS-1は、存在させる場合は、主た
る界面活性剤に対して約1:20重量比〜約1:1重量比で使用することが好ま
しい。
【0058】 典型的には低レベルで使用可能であるがあまり好ましくない他の界面活性剤と
しては、C8-18のアルキルスルホネート(HoechstからのHostapur SAS(商品名))
、C10-14の線状又は分岐アルキルベンゼンスルホネート、C9-15のアルキルエ
トキシカルボキシレート洗剤用界面活性剤(Shell Chemical Corp.から入手可
能なNeodox(商品名))、C10-14のアルキルスルフェート及びエトキシスルフェー
ト(例えばStepanからのStepanol AM(商品名))がある。アルキルエトキシカルボ
キシレートは香料を溶解するために、非常に低いレベル(約0.01%以下)で使
用するのが有利である。これは、最も効果的である本発明とって必要な低いレベ
ルの活性を与える重要な利益である。
【0059】 ここで使用される代わりのノニオン性洗剤用界面活性剤は、アルコキシル化さ
れたアルコールであり、一般に該アルコールの疎水性アルキル鎖中に約6〜約1
6の炭素原子を含有するものである。典型的なアルキル化基は、プロポキシ基及
びプロポキシ基とエトキシ基の組み合せである。このような化合物はRhodiaから
Antraoxの商品名で商業的に入手可能であり、広範で種々の鎖長とアルキル化度
を有している。エチレンオキシドとプロピレンオキシドのブロックコポリマーも
使用することができ、BASFからPluronicの商品名で入手可能である。本発明で使
用される好ましいノニオン性洗剤用界面活性剤は式:R(X)nHで示され、式中
Rは約6〜約16、好ましくは約8〜約12の炭素原子を有するアルキル鎖であ
り、Xはプロポキシ基又はエトキシ基とプロポキシ基の混合であり、nは約4〜
約30、好ましくは約5〜約8の整数である。使用することができる他のノニオ
ン性界面活性剤としては、糖のような天然源から導かれるもの、及びC8-16のN-
アルキルグルコースアミド界面活性剤がある。ノニオン性界面活性剤が存在する
場合の濃度は組成物の約0.01重量%〜約0.2重量%、より好ましくは約0
.01重量%〜約0.1重量%である。
【0060】 e.モノ−及びポリカルボン酸 石鹸の浮きかす及び硬水の汚れの除去の目的には、組成物は約2〜約5、より
好ましくは約3のpHの酸性にすることができる。酸性度は、少なくとも一部は
、約5以下、好ましくは約4以下のpKを有する1種以上の有機酸の使用により
、成し遂げられる。このような有機酸は、必要ならば,濃厚化のための相形成を
援助することができ、そして硬水汚れ除去性を与える。有機酸は、本発明の組成
物の枠内での良好な硬水汚れ除去性の促進において非常に効率的であることがわ
かった。低いpH及び1種以上の有機酸の使用は殺菌利益に有利であることもわ
かった。
【0061】 適当なモノ−カルボン酸の例としては、酢酸、グルコン酸、又はβ-ヒドロキ
シプロピオン酸などがある。適当なポリカルボン酸の例としては、くえん酸、酒
石酸、琥珀酸、グルタル酸、アジピン酸、及びそれらの混合物がある。このよう
な酸は商取引で容易に入手可能である。より好ましいポリカルボン酸、特に高分
子でないポリカルボン酸の例としては、くえん酸(Aldich Corp.から入手可能)
、「精製されたAGS二塩基酸」として販売され、Dupontから入手可能な琥珀酸、
グルタル酸及びアジピン酸の混合物、マレイン酸(Aldrichから入手可能)、及び
それらの混合物がある。くえん酸は、特に石鹸の浮きかすのクリーニングに必要
な適用に、最も好ましい。グリコール酸、及び琥珀酸、グルタル酸及びアジピン
酸の混合物は硬水除去への大き利益を与える。本発明の組成物中の有機酸の量は
、組成物の約0.01重量%〜約1重量%、より好ましくは約0.01重量%〜
約0.5重量%、最も好ましくは約0.025重量%〜約0.25重量%である
ことができる。
【0062】 f.臭い制御剤 ここで使用される用語「シクロデキストリン」とは、公知のいずれのシクロデ
キストリンをも包含し、例えば6から12のグルコース単位を含有する不飽和の
シクロデキストリンであり、特にα-シクロデキストリン、β-シクロデキストリ
ン、γ-シクロデキストリン及び/又はそれらの誘導体及び/又はそれらの混合
物がある。α-シクロデキストリンは6つのグルコース単位からなり、β-シクロ
デキストリンは7つのグルコース単位からなり、γ-シクロデキストリンはドー
ナツ型の環に配置された8つのグルコース単位からなる。このグルコースの特別
の連結及び構造はシクロデキストリンに、特定容積の中空の内部を有する精密な
円錐状の分子構造を与える。各内部の腔(cavity)の「ライニング(lining)」は水
素原子及びグルコキシドを橋渡しする酸素原子により形成されているので、この
表面は全く親水性である。腔のユニークな型及び物理的-化学的性質は、腔にぴ
ったり入り込むことができる有機分子又はその一部(とのコンプレックスを含む
形態)を吸収することを可能にする。多くの悪臭分子及び香料分子を含む多くの
臭い分子は腔にぴったり入り込むことができる。従って、シクロデキストリン、
及び特に異なるサイズ腔を有するシクロデキストリンは、反応性官能基を有する
ことがある幅広いスペクトルの有機臭い分子により生ずる臭いを制御するために
使用することができる。シクロデキストリンと臭い分子との錯化は水の存在下に
素早く起こる。しかしながら、錯体形成の程度は吸収された分子の極性に依存す
る。水性溶液では、強い親水性分子(非常に水溶性であるもの)は部分的に吸収さ
れるだけである。従って、シクロデキストリンは、湿った表面に低レベルで存在
する場合には、幾つかの非常に低分子量の有機アミン及び酸と効果的には錯化さ
れない。水が除去されているとき、例えば表面が乾いているときは、幾つかの低
分子量の有機アミン及び酸は、より親和性であり、シクロデキストリンとより容
易に錯化されるであろう。
【0063】 本発明の溶液中のシクロデキストリン内の腔は、溶液が表面に適用されたとき
に、シクロデキストリンが種々の臭い分子を吸収するために、溶液中にある限り
、本質的に満たされない(シクロデキストリンは錯化されずにいる)。非誘導型(
通常の)β-シクロデキストリンは、室温で約1.85%(水100g中1.85
g)の溶解度限界までのレベルで存在させることができる。β-シクロデキストリ
ンは、その水溶解度限界より高いレベルのシクロデキストリンを要求する組成物
には好ましくない。非誘導型β-シクロデキストリンは、それと適合しうる殆ど
の好ましい界面活性剤の表面活性に影響するから、組成物が界面活性剤を含有す
る場合は一般に好ましくない。
【0064】 本発明の水性クリーニング溶液は澄んでいる(clear)ことが好ましい。ここで
いう「澄んでいる」とは、約10cm以下の厚さの層を通して観察したときに「
水の澄んだ」ような、透明(transparent)又は半透明(translucent)であることを
意味し、透明であることが好ましい。
【0065】 好ましくは、本発明に用いられるシクロデキストリンは、非常に水溶性のもの
、例えばα-シクロデキストリン及び/又はその誘導体、γ-シクロデキストリン
及び/又はその誘導体、誘導型β-シクロデキストリン、及び/又はそれらの混
合物である。シクロデキストリンの誘導体は主に、OHの幾つかがOR基に変換
された分子からなる。シクロデキストリンの誘導体としては、例えばメチル化さ
れたシクロデキストリン及びエチル化されたシクロデキストリンのような短鎖ア
ルキル基を有するもの、その際Rはメチル基又はエチル基である;ヒドロキシア
ルキルで置換されたもの、例えばヒドロキシプロピルシクロデキストリン及び/
又はヒドロキシエチルシクロデキストリンであり、その際Rは-CH2-CH(OH
)-CH3又は-CH2-CH2-OH基である;分岐シクロデキストリン、例えばマル
トース結合;カチオン性シクロデキストリン、例えば2-ヒドロキシ-3-(ジメチル
アミノ)プロピルエーテルであり、その際RはCH2-CH(OH)-CH2-N(CH3 )2であり、低pHでカチオン性である;4級アンモニウム、例えば2-ヒドロキシ
-3-(トリメチルアンモノ)プロピルエーテルクロリド基であり、その際RはCH2 -CH(OH)-CH2-N+(CH3)3Cl-である;アニオン性シクロデキストリン、
例えばカルボキシメチルシクロデキストリン、シクロデキストリンスルフェート
、及びシクロデキストリンスクシニレート;両性シクロデキストリン、例えばカ
ルボキシメチル/4級アンモニウムシクロデキストリン;少なくとも1つのグル
コピラノース単位が3-6-アンヒドロ-シクロマルト構造を有するシクロデキスト
リン、例えばモノ-3-6-アンヒドロシクロデキストリン(ここに参考として合体
されるF.Diedaini-Pilard及びB.Perlyの“Optimal Performances with Minim
al Chemical Modification of Cyclodextrins”,第7回シクロデキストリン
シンポジウム(1994年4月)の要約書49頁に開示されている);及びそれらの混
合物がある。他のシクロデキストリン誘導体はParmertetらの米国特許第3,426,0
11号(1969年2月4日発行);Parmertetらの米国特許第3,453,257号、第3,453,258
号、第3,453,259号、第3,453,260号(1969年7月1日発行);Grameraらの米国特許
第3,553,191号(1969年8月5日発行);Parmertetらの米国特許第3,565,887号(1971
年2月23日発行);Szejtliらの米国特許第4,535,152号(1985年月8日13発行);Hir
aiらの米国特許第4,616008号(1986年10月7日発行);Oginoらの米国特許第4,678,
598号(1987年7月7日発行);Brandtらの米国特許第4,638,058号(1987年1月20日発
行);及びTsuchiyamaらの米国特許第4,746,734号(1988年5月24日発行)に開示さ
れており、これら特許はここに参考として合体される。
【0066】 非常に水溶性のシクロデキストリンは、室温で100mlの水に少なくとも約
10g、好ましくは少なくとも約20g、より好ましくは少なくとも約25gの
水溶解度を有するものである。溶解された未錯化シクロデキストリンは本質的に
有効であり効率的な臭い制御性能を有する。溶解された水溶性シクロデキストリ
ンは、表面に沈着したときに、非水溶性のシクロデキストリンよりもより効率的
な臭い制御性能を示す。
【0067】 ここで使用される好ましい水溶性シクロデキストリン誘導体の例は、ヒドロキ
シプロピルα-シクロデキストリン、メチル化α-シクロデキストリン、メチル化
β-シクロデキストリン、ヒドロキシエチルβ-シクロデキストリン、及びヒドロ
キシプロピルβ-シクロデキストリンである。ヒドロキシアルキルシクロデキス
トリン誘導体は好ましくは約1〜約14、好ましくは約1.5〜約7の置換度を
有し、その際シクロデキストリン当たりのORの総数は置換度により定義される
。メチル化α-シクロデキストリン誘導体は典型的には、約1〜約18、好まし
くは約3〜約16の置換度を有する。公知のメチル化β-シクロデキストリンは
ヘプタキス-2,6-ジ-O-メチル-β-シクロデキストリンであり、通常DIMEBとして
知られており、その際各グルコース単位は約14の置換度を有する約2つのメチ
ル基を有する。好ましい、より商業的に入手可能なメチル化β-シクロデキスト
リンはランダムにメチル化されたβ-シクロデキストリンで、通常RAMEBとして知
られ通常は約12.6の異なる置換度を有する。DIMEBはRAMEBよりも好ましい界
面活性剤の表面活性に影響を与えるから、RAMEBはDIMEBより好ましい。好ましい
シクロデキストリンは、例えばCerestar USA及びWacker Chemicals Inc.から
入手可能である。
【0068】 シクロデキストリンの混合物の使用も好ましい。このような混合物は幅広い範
囲の分子サイズを有する幅広い範囲の臭い分子と錯化することによりより広範に
臭いを吸収する。シクロデキストリンの少なくとも一部分は、α-シクロデキス
トリン及び/又はその誘導体、γ-シクロデキストリン及び/又はその誘導体、
及び/又は誘導型β-シクロデキストリンであり、より好ましくは誘導型α-シク
ロデキストリンと誘導型β-シクロデキストリンの混合物、最も好ましくはヒド
ロキシプロピル誘導型α-シクロデキストリンとヒドロキシプロピル誘導型β-シ
クロデキストリンの混合物、及び/又はメチル化α-シクロデキストリンとメチ
ル化β-シクロデキストリンの混合物である。
【0069】 本発明の使用組成物は低レベルのシクロデキストリンを含有することが好まし
く、通常の使用レベルでは目に見える残渣は現れない。好ましくは、使用条件下
で表面の処理に使用される溶液は乾燥したときには実質上認められない。使用条
件での使用組成物中のシクロデキストリンの典型的なレベルは、組成物の約0.
01重量%〜約1重量%、好ましくは約0.05重量%〜約0.75重量%、よ
り好ましくは約0.1重量%〜約0.5重量%である。高濃度の組成物は許容で
きない可視残渣を残す。
【0070】 g.任意の過酸化物源 本発明の組成物は、さらなる殺菌、静菌,及び殺真菌利益のために、ある種の
過酸化物、例えば過酸化水素、又は過酸化水素源を含有することができる。本発
明の組成物は実質的に過酸化物の使用に適合性がある。好ましい過酸化物として
はベンゾイルパーオキシド及び過酸化水素がある。これらは場合により、約0.
05%〜約5%、より好ましくは約0.1%〜約3%、最も好ましくは約0.2
%〜約1.5%のレベルで本発明の組成物中に存在させることができる。
【0071】 過酸化物が存在する場合は、安定な系を与えることが望ましい。適当な安定な
系は公知である。好ましい安定な系は、組成物の約0.01重量%〜約0.5重
量%、好ましくは約0.01重量%〜約0.25重量%、より好ましくは約0.
01重量%〜約0.1重量%のレベルで存在するラジカルスカベンジャー及び/
又は金属キレート化剤からなる。ラジカルスカベンジャーの例としては、高酸化
剤、例えばプロピルガレート、ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)、ブチル化ヒ
ドロキシアニソール(BHA)などがある。適当な金属キレート化剤としては、ジエ
チレントリアミンペンタ-アセテート、ジエチレントリアミンペンタ-メチレンホ
スホネート、ヒドロキシエチルジホスホネートなどがある。
【0072】 h.任意の増粘化ポリマー 低レベルのポリマーは、本発明の好ましい水性組成物を増粘するために使用す
ることもできる。与えられるポリマーは親水性ポリマー又は増粘化ポリマーが考
慮されるが、このようなポリマーとしては本発明の目的のためには親水性ポリマ
ーが考慮される。一般に、増粘化ポリマーのレベルは、製品の最終結果の性質が
妨げられないようにできるだけ低く保たれる。キサンタンガムは、特に低濃度で
使用される場合に最終結果の性質を高めるので、特に好ましい増粘化ポリマーで
ある。増粘化ポリマー剤は組成物の約0.001重量%〜約0.1重量%、より
好ましくは約0.0025重量%〜約0.05重量%、最も好ましくは約0.0
05重量%〜約0.025重量%で存在する。
【0073】 i.水性溶剤系 水性である組成物は組成物の少なくとも約80重量%、より好ましくは約80
重量%〜約99重量%の水性溶剤を含有する。水性組成物は典型的にはミセル形
態であり、十分なミセルの膨潤を誘導する実質的なレベルの水不溶性の成分を混
入していない。
【0074】 水性溶剤系は,水と共に、洗剤用組成物中に典型的に見出される低分子量の高
水溶性の溶剤、例えばエタノール、イソプロパノールなどを含有することもでき
る。これらの溶剤は活性が低い組成物に殺菌性を与えるために使用することがで
きる。従って、該溶剤は全香料レベルが非常に低い組成物に特に有用である。実
際に、高揮発性溶剤は「リフト(lift)」を与え、香料の性質を高めることができ
る。高揮発性溶剤は、存在する場合は、典型的には組成物の約0.25重量%〜
約5重量%、より好ましくは約0.5重量%〜約3重量%、最も好ましくは約0
.5重量%〜約2重量%存在する。このような溶剤の例としては、メタノール、
エタノール、イソプロパノール、n-ブタノール、イソ-ブタノール、2-ブタノー
ル、ペンタノール、2-メチル-1-ブタノール、メトキシメタノール、メトキシエ
タノール、メトキシプロパノール、及びそれらの混合物がある。 本発明の組成物は他の溶剤、特にパラフィン及びイソパラフィンを含有するこ
ともでき、これらは組成物により生じる泡を実質的に減少させることができる。
【0075】 j.任意に泡抑制剤 ここで使用される適当なシリコーン泡抑制剤としてはシリコーン及びシリカ-
シリコーン混合物がある。シリコーンは一般にアルキル化されたポリシロキサン
物質で表されるが、シリカは種々のタイプの疎水性シリカ、シリカエアロゲル及
びキセロゲルにより例示される微細に分割されたものが通常使用される。工業的
実施においては、用語「シリコーン」は、種々のタイプのヒドロカルビル単位及
びシロキサン単位を含有する比較的高分子量のポリマーの種々のものを包含する
包括的な用語である。実際に、シリコーン化合物は技術文献に記載されており、
例えばUS4,076,648;US 4,021,365;US 4,749,740;US 4,983,316及びEP150,872
;EP217,501;及びEP499,364参照。ポリジオルガノシロキサン、例えばトリメチ
ルシリル末端ブロック単位を有し且つ25℃で5×10-5m2/s〜0.1m2/sの粘
度を有する、即ちnの値が40〜1500の範囲のポリジメチルシロキサンが好
ましい。これらは容易に入手可能で且つ比較的安価のために好ましい。
【0076】 本発明の組成物において有用な好ましいタイプのシリコーン化合物は上記した
タイプのアルキル化シロキサン及び固体のシリカを含有する。固体のシリカはヒ
ュームドシリカ,沈降シリカ又はゲル形成技術で造られるシリカであることがで
きる。シリカ粒子は、それをシリカに直接結合しているジアルキルシリル基及び
/又はトリアルキルシリル基で処理することにより、又は珪素樹脂により疎水性
にすることができる。好ましいシリコーン化合物は、10mm〜20mmの範囲
の粒度及び50m2/g以上の比表面積を有する疎水性のシラン化された、最も好ま
しくはトリメチルシラン化されたシリカを含有する。本発明の組成物に使用され
るシリコーン化合物は、シリコーン化合物全量当たり1〜30重量%(より好ま
しくは2.0〜15%)のシリカの量を有することが適しており、その場合2×1
-4m2/s〜1m2/sの範囲の平均粘度を有するシリコーン化合物となる。2×10 -2 m2/s又は4.5×10-2m2/sの粘度を有するシリコーン化合物が特に適してい
る。 ここでの使用に適するシリコーン化合物は、Rhone Puolenc、Fueller及びDow Corningを含む種々の会社から入手可能である。ここで使用されるシリコーン
化合物の例はDow Corningから商業的に入手可能なSilicone DB(商品名) 100
及びSilicone Emulsion 2-3597(商品名)である。
【0077】 k.任意の香料及び/又は付加的な補助剤 任意成分、例えば香料及び/又は付加的な補助剤も本発明組成物に混入するこ
とができる。
【0078】香料 任意であるが非常に好ましい成分は香料、通常は香料混合物である。ここで使
用される香料は主にその嗅覚性の寄与のために加えられ、しばしばエタノールの
ような揮発性有機溶剤の使用により成し遂げられる香料の成分を包含する。
【0079】 殆どの硬い表面クリーナーは嗅覚的に美的な利益を与え且つ製品が有すること
のある「化学的な」臭いを覆うためにある種の香料を含有する。香料中の高揮発
性低沸点の香料成分の少量の留分の主な機能は、クリーニングされた表面の臭い
に影響を与えるよりはむしろ、製品自身の芳香臭を改良することである。しかし
ながら、揮発性が殆どない高沸点香料成分は表面に新しく且つ清潔な印象を与え
ることができ、これらの成分は乾燥表面上に沈着及び存在することがしばしば望
ましい。
【0080】 香料はスポット化及び薄膜化を最少にするために、より水溶性の及び/又は揮
発性のものが好ましい。ここで有用な香料はMichaelの米国特許第5,108,660号(1
992年4月28日発行)の8欄48〜68行及び9欄1〜68行及び10欄1〜24
行に記載されており、該特許、特に前記部分はここに参考として合体される。
【0081】 香料成分は天然製品、例えば精油、アブソルート、レシノイド、樹脂、コンク
リートなど、及び/又は合成香料成分、例えば炭化水素、アルコール、アルデヒ
ド、ケトン、エーテル、酸、アセタール、ケタール、ニトリルなどであり、これ
らは飽和又は不飽和化合物、脂肪族、炭素環状及び複素環状の化合物を含む。こ
のような香料成分の例は、ゲラニオール、ゲラニルアセテート、リナロール、リ
ナリルアセテート、テトラヒドロリナロール、シトロネロール、シトロネリルア
セテート、ジヒドロミルセノール、ジヒドロミルセニルアセテート、テルピネオ
ール、テルピニルアセテート、アセテート、2-ペニルエタノール、2-フェニルエ
チルアセテート、ベンジルアルコール、ベンジルサリチレート、ベンジルベンゾ
エート、ステアリルアセテート、アミルサリチレート、ジメチルベンジルカルビ
ノール、トリクロロメチルフェニルカルビニルアセテート、p-t-ブチル-シク
ロヘキシルアセテート、イソノニルアセテート、α-n-アミルシンナミックアル
デヒド、α-n-ヘキシルシンナミックアルデヒド、2-メチル-3-(p-t-ブチルフ
ェニル)−プロパナール、2-メチル-3-(p-イソプロピルフェニル)−プロパナー
ル、 トリシクロデセニルアセテート、トリシクロデセニルプロピオネート、4-(4-ヒ
ドロキシ-4-メチルフェニル)-3-シクロヘキセンカルボアルデヒド、4-(4-ヒドロ
キシ-4-ペンテニル)-3-シクロヘキセンカルボアルデヒド、4-アセトキシ-3-ペン
チル−テトラヒドロピラン、メチルジヒドロジャスモネート、2-n-ヘプチル-シ
クロペンタノン、3-メチル-2-ペンチル-シクロペンタノン、n-デカナール、n-
ドデカナール、9-デセノール-1、フェノキシエチルイソブチレート、フェニルア
セトアルデヒドジメチルアセタール、フェニルアセトアルデヒドジセチルアセタ
ール、ゲラノニトリル、シトロネロニトリル、セジリルアセテート、3-イソカン
フィル-シクロヘキサノール、セリジルエーテル、イソロンギフォラノン、アウ
ベピンニトリル、アウベピン、ヘリオトロピン、クマリン、オイゲノール、バニ
リン、ジフェニルオキシド、ヒドロキシシトノレラール、イオノン、メチルイオ
ノン、イソメチルイオノン、アイロン、シス-3-ヘキセノール及びそのエーテル
、インダンマスク、エチレンブラシレート、及び芳香族ニトロマスクである。本
発明の組成物は典型的には全組成物の約0.1重量%〜約2重量%、好ましくは
約0.1重量%〜約1重量%の香料成分又はそれらの混合物を含有する。過酸化
物を含有する好ましい態様においては、香料は酸化剤と適合するように選ばれな
ければならない。
【0082】 好ましい遂行においては、香料成分は疎水性且つ高揮発性であり、例えば約2
60℃以下、好ましくは約255℃以下、より好ましくは約250℃以下の沸点
及び少なくとも約3、好ましくは約3.1以上、より好ましくは約3.2以上の
ClogPを有する成分である。
【0083】 多くの成分のlogPが報告されている。例えばDatlight Chemical Informatio
n Systems Inc.(Daylight CIS)から入手可能なPomona92データベースは、原
典の引用と共に多くを含んでいる。しかしながら、logP値はDaylight CISから
入手可能な”CLOGP”プログラムにより計算するのが最も便利である。このプロ
グラムはPomona92データベースにおいて利用可能である場合は実験的logP値をリ
ストしている。”計算logP”(ClogP)は、Hamsch及びLeo(ここに参考として合体
されるA.LeoのComprehensive Medicinal Chemistry,4巻,C.Hansch,P.G.Sam
mens,J.B.Taylor及びC.A.Ramsden編,295頁(Pergamon Press)参照)のフラグメ
ントアプローチにより決定される。フラグメントアプローチは各成分の化学構造
をベースとし、原子の数及びタイプ、原子の接続性、及び化学結合を考慮してい
る。最も現実的であり且つこの物理化学的性質についての推定が幅広く使用され
るClogP値は、本発明で有用な主たる溶剤の選択において、実験的なlogP値に代
えて好んで使用される。ClogPを計算するために使用することができる他の方法
としては、例えばCrippenのフラグメント法(J.Chem.Inf.Comput. Sci.,27,21(1
987));Viswanadhanのフラグメント法(J.Chem.Inf.Comput.Sci., 29,163(1989)
);及びBrotoの方法(Eur.J.Med.Chemm.-Chim.Theor., 19,71(1984))がある。
【0084】他の補助剤 本発明の組成物は、さらなる活性剤及び洗剤用ビルダー、並びに主に美観用の
成分を含む、種々の他の任意成分を含有することができる。 特に本発明の組成物のレオロジーは組成物中に懸濁している粒子、例えば研磨
剤粒子に適するように造ることができる。
【0085】洗剤用ビルダー 硬い表面クリーナー用に効率的であり且つ臨界レベルで薄膜化/縞化特性を減
ずる洗剤用ビルダーはもう一つの任意成分である。好ましい洗剤用ビルダーは、
ポリカルボン酸の記述の一部として上記したカルボン酸洗剤用ビルダーであり、
くえん酸、酒石酸が含まれる。酒石酸はクリーニング性を改良し、洗剤用ビルダ
ーが硬い表面クリーナーに添加されている場合に薄膜化/縞化の問題を最少にす
ることができる。洗剤用ビルダーは洗剤構築を与えるレベルで存在し、そして上
記の酸pH調節の一部ではないものは典型的には、組成物の約0.01重量%〜
約0.3重量%、好ましくは約0.005重量%〜約0.2重量%、より好まし
くは約0.05重量%〜約0.1重量%のレベルで存在する。
【0086】緩衝剤 本発明の組成物は、他の種々の補助剤、例えば洗剤組成物の技術において公知
の緩衝剤、防腐剤、及び抗菌剤を含有することができる。該補助剤は許されない
薄膜化/縞化を生ずるレベルでは使用しないことが好ましい。緩衝剤は本発明の
組成物における重要なクラスである。これは主に使用される低レベルの活性剤の
結果として生ずるものである。理想的な緩衝剤系は、薄膜化/縞化の問題を導か
ないかぎり、所望の狭い範囲に亙るpHを維持するであろう。本発明に関して好
ましい緩衝剤は高揮発性であり、使用時にクリーニング利益を与えるものである
。このように、緩衝剤は、揮発性が殆どない対応する緩衝剤より高いレベルで使
用することができる利点がある。このような緩衝剤は低分子量、即ち約150g
/モル以下を有する傾向があり、一般に1つ以下のヒドロキシ基を有する。好ま
しい緩衝剤の例としては、アンモニア、メタノールアミン、エタノールアミン、
2-アミノ-2-メチル-1-プロパノール、2-ジメチルアミノ-2-メチル-1-プロパノー
ル、酢酸、グリコール酸などがある。これらのうち最も好ましいものは、2-ジメ
チルアミノ-2-メチル-1-プロパノール及び酢酸である。これらの緩衝剤が使用さ
れる場合は、組成物の約0.005重量%〜約0.5重量%のレベルで存在し、
より揮発性の緩衝剤についてはより高いレベルがより好ましい。
【0087】 非揮発性の緩衝剤も本発明では使用することができる。このような緩衝剤は一
般に、薄膜化/縞化が増大するので、好ましいレベルより低いレベルで使用され
る。このような緩衝剤の例としては、ナトリウムカーボネート、カリウムカーボ
ネート及びビカーボネート、1,3-ビス(アミノエチル)シクロヘキサン、ナトリウ
ムシトレート、くえん酸、マレイン酸、酒石酸などがあるがこれらに限定されな
い。マレイン酸は、表面の損傷を誘発しない傾向のために、緩衝剤として特に好
ましい。クエン酸も、登録されたEPA活性剤として抗菌利益を与えるから、望ま
しい。また、毎日のシャワー用に本発明の親水性ポリマーを含有する組成物にお
いては、酸性度は湿化をより促進し且つより長い「シート化」効果を与えること
がわかった。非揮発性の緩衝剤は、使用される場合は、組成物の約0.01重量
%〜約0.05重量%で存在させる。
【0088】 補助剤の非限定的な例は、プロテアーゼのような酵素;ヒドロトロープ、例え
ばナトリウムトルエンスルホネート、ナトリウムキュメンスルホネート、及びカ
リウムキシレンスルホネート;及び美観を高める成分、例えば着色剤であり、そ
れらは薄膜化/縞化に悪影響を与えないことが条件である。
【0089】防腐剤及び抗菌剤 防腐剤も使用することができ、本発明の組成物が高レベルの水を含有するから
、組成物の多くで必要とされることがある。防腐剤の例としてはAngus Chemica
lから販売されているブロノポール、ヘキシチジンがある。他の防腐剤としては
、Katmon(商品名)、2-(ヒドロキシメチル)(アミノ)エタノール、プロピレングリ
コール、ナトリウムヒドロキシメチルアミノアセテート、ホルムアルデヒド及び
グルタルアルデヒド、ジクロロ-s-トリアジントリオン、トリクロロ-s-トリア
ジントリオン、及びジオクチルジメチルアンモニウムクロリド、ジデシルジメチ
ルアンモニウムクロリドを含む4級アンモニウム塩、C12、C14及びC16のジメ
チルベンジルがある。好ましい防腐剤としては、Aviciaから販売されている1,2-
ベンツイソチアゾリン-3-オン、及びポリヘキサメチレンビグアニド、Aldrich-S
igmaから販売されているクロロヘキシジンジアセテート、Arch Chmicalから販
売されているナトリウムピリチオンがある。防腐剤は使用されるときは、約0.
0001%〜約0.01%の濃度で存在させることが好ましい。これらの同じ防
腐剤は表面の殺菌調節を与えるために機能するが、典型的には約0.005%〜
約0.1%の高いレベルで使用することが必要であろう。4級アンモニウム塩を
含む他の抗菌剤を存在させることができるが、本発明においては高いレベル、即
ち約0.05%以上のレベルは好ましくない。このような化合物は、しばしば好
ましいポリマーの利益を妨げることがわかった。特に、4級アンモニウム界面活
性剤は硬い表面を親水性に変性する傾向がある。従って、好ましいポリマーは有
意な濃度で4級アンモニウム界面活性剤を含有する組成物においては有効ではな
いことがわかった。ラウリルベタイン及びココアミドベタインを含む両性界面活
性剤を用いた場合も類似の結果となることがわかった。カチオン性又は両性界面
活性剤は、存在させる場合は、約0.1%以下、好ましくは約0.05%以下の
レベルであるべきである。オルソベンジル-p-クロロフェノールのような多くの
疎水性抗菌/抗かび剤は避けるべきである。このような物質は、存在させる場合
は、約0.05%以下のレベルに保つべきである。
【0090】浴室、床、カウンター、壁のクリーニングを含む組成物、及びガラス組成物 本発明は、すすぎを全く必要としないか、少し必要とする浴室、床、カウンタ
ー、壁及びその他の表面のクリーニング用組成物に関する。このような適用の例
としては、直ぐに使える水性クリーナー及び希釈しうる水性の多目的クリーナー
がある。これらの組成物は、後記するような、慣用のクリーニング方法、例えば
スポンジ、モップ、紐モップ、帯モップ、布、紙タオル、ぼろぎれなどにより使
用することができる。
【0091】 A.「毎日のシャワー」組成物 規則的な基準で浴室及び/又はシャワーに使用される組成物は、大量に付着し
た汚れの除去よりもむしろ清潔さ及び外観を維持する利益を与える。このような
組成物は、各シャワー、入浴、洗浄などの後に、使用され、表面を保護するため
に残され、そして次の汚れの除去を容易させる。このような組成物は本質的に希
釈された「使用」組成物である。 該組成物は典型的には、
【0092】 a. 接触角を減少させ及び/又は表面親水性を増大させるために有効な量で且
つ組成物の約0.5重量%まで、好ましくは約0.005重量%〜約0.4重量
%、より好ましくは約0.01重量%〜約0.3重量%の、好ましくは持続性が
あり、処理された表面を親水性にする親水性ポリマーであって、好ましくはポリ
スチレンスルホネート;ポリビニルピロリドン;ポリビニルピロリドンアクリル
酸コポリマー;ポリビニルピロリドンアクリル酸コポリマーのナトリウム塩;ポ
リビニルピロリドンアクリル酸コポリマーのカリウム塩;ポリビニルピロリドン
-ビニルイミダゾリン;ポリビニルピリジン;ポリビニルピリジンn-オキシド;
及びそれらの混合物からなる群から選ばれるポリマーで;より好ましくはポリビ
ニルピリジンn-オキシド;
【0093】 b. 任意であるが好ましくは、有効な量、好ましくは組成物の約0.005重
量%〜約0.5重量%、好ましくは約0.01重量%〜約0.3重量%の主たる
洗剤用界面活性剤であって、該主たる洗剤用界面活性剤は、約8〜約18、より
好ましくは約8〜約16の炭素原子を含有するアルキル基及び分子当たり約1〜
約4、好ましくは約1〜約1.5のサッカリド部分を有するアルキルポリサッカ
リド洗剤用界面活性剤、及び/又は約8〜約18、より好ましくは約8〜約16
の炭素原子を含有するアルキル基及び分子当たり約1〜約4、好ましくは約1〜
約1.5のサッカリド部分を有するアルキルポリサッカリド洗剤用界面活性剤と
約8〜約16の炭素原子及び約4〜約25のエキシエチレン単位を含有するアル
キルエトキシレートとからなる組み合せ;
【0094】 c. 場合により、クリーニング性を高めるのに有効な量、好ましくは組成物の
約0.25重量%〜約5重量%、好ましくは約0.5重量%〜約4重量%、より
好ましくは約0.5重量%〜約3重量%の有機クリーニング溶剤であって、好ま
しくはモノプロピレングリコールモノプロピルエーテル、モノプロピレングリコ
ールモノブチルエーテル;ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル;ジプ
ロピレングリコールモノブチルエーテル;トリプロピレングリコールモノブチル
エーテル;エチレングリコールモノブチルエーテル;ジエチレングリコールモノ
ブチルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、ジエチレングリコ
ールモノヘキシルエーテル;及びそれらの混合物からなる群から選ばれる;
【0095】 d. 場合により、主たる洗剤用界面活性剤bの量以下の少ない量、好ましくは
組成物の約0.005重量%〜約0.5重量%、より好ましくは約0.01重量
%〜約0.4重量%、さらにより好ましくは約0.025重量%〜約0.3重量
%の共界面活性剤、好ましくはアニオン性及び/又はノニオン性洗剤用界面活性
剤、より好ましくはC8−C12の線状スルホネート;C8−C18のアルキルベンゼ
ンスルホネート;C8−C18のアルキススルフェート;C8−C18のアルキルプロ
ピルエトキシスルフェート;及びそれらの混合物からなる群から選ばれる;
【0096】 e. 場合により、クリーニング及び/又は抗菌作用を改良するのに有効な量の
、好ましくは組成物の約0.01重量%〜約1重量%、より好ましくは約0.0
1重量%〜約0.5重量%、さらにより好ましくは約0.01重量%〜0.25
約重量%の水溶性モノ又はポリカルボン酸;
【0097】 f. 場合により、有効な量で組成物の約1重量%までの、好ましくは約0.0
1重量%〜約0.5重量%、より好ましくは約0.025重量%〜約0.25重
量%のシクロデキストリン、好ましくは場合により、短鎖(1〜4の炭素原子)ア
ルキル又はヒドロキシルアルキルで置換された、α、β又はγシクロデキストリ
ンであって、該シクロデキストリンはβ-シクロデキストリン、ヒドロキシプロ
ピルシクロデキストリン又はそれらの混合物が好ましい;
【0098】 g. 場合により、漂白、クリーニング及び/又は抗菌作用を与えるのに有効な
量で組成物の5重量%まで、好ましくは約0.1重量%〜約4重量%、より好ま
しくは約1重量%〜約3重量%の過酸化水素;
【0099】 h. 場合により、組成物の約0.005重量%〜約1重量%、好ましくは約0
.005重量%〜約0.5重量%、より好ましくは約0.01重量%〜約0.1
重量%の、ポリアクリレート、ガム、及びそれらの混合物からなる群から選ばれ
る増粘化ポリマー;
【0100】 i. 場合により、有効な量の臭い効果を与える香料、及び/又は付加的な補助
剤;及び
【0101】 j. 場合により、有効な量、好ましくは組成物の約0.0001重量%〜約0
.1重量%、好ましくは約0.00025重量%〜約0.05重量%、より好ま
しくは約0.001重量%〜約0.01重量%の泡抑制剤、好ましくはシリコー
ン泡抑制剤; を含有し;そして
【0102】 任意であるが好ましくは、残部は水及び任意の水溶性溶剤を含有する水性溶剤系
であって、その際、該組成物は該処理液は使用条件下において、約2〜約12、
好ましくは約3〜約11.5のpHを有し、酸性の組成物は約2〜約6、好まし
くは約3〜約5のpHを有するものである。
【0103】 これらの「毎日のシャワー」組成物中の成分は、表面がすすぎ又は拭いをせず
に完全に乾燥状態にさせるときでさえも、処理された表面上の薄膜化/縞化の発
生を避けるように選ばれる。強制的な条件では、ポリビニルピリジンアミンオキ
シド又はポリビニルピリジンポリマー、及び好ましくは主たる洗剤用界面活性剤
、例えばアルキルポリサッカリド洗剤用界面活性剤の選択は最適な外観のために
は必要である。
【0104】 B.ガラスクリーナー組成物 ガラスクリーナー組成物は、その残渣がより容易にわかるので、典型的には他
の組成物よりも少ない物質を含有する。これらの組成物については、最適なポリ
マー及び界面活性剤、及び少なくともある種の擦り洗い行為を与える方法が必要
である。 ガラスクリーナー組成物は、
【0105】 a. 接触角を減少させ及び/又は表面親水性を増大させるために有効な量で且
つ組成物の約0.5重量%まで、好ましくは約0.005重量%〜約0.4重量
%、より好ましくは約0.01重量%〜約0.3重量%の、好ましくは持続性が
あり、処理された表面を親水性にする親水性ポリマーであって、好ましくはポリ
スチレンスルホネート;ポリビニルピロリドン;ポリビニルピロリドンアクリル
酸コポリマー;ポリビニルピロリドンアクリル酸コポリマーのナトリウム塩;ポ
リビニルピロリドンアクリル酸コポリマーのカリウム塩;ポリビニルピロリドン
-ビニルイミダゾリン;ポリビニルピリジン;ポリビニルピリジンn-オキシド;
及びそれらの混合物からなる群から選ばれるポリマーで;より好ましくはポリビ
ニルピリジンn-オキシド;
【0106】 b. 任意であるが好ましくは、有効な量、好ましくは組成物の約0.005重
量%〜約0.5重量%、好ましくは約0.01重量%〜約0.3重量%の主たる
洗剤用界面活性剤であって、該主たる洗剤用界面活性剤は、主たる界面活性剤と
して、約8〜約18、より好ましくは約8〜約16の炭素原子を含有するアルキ
ル基を有し、鎖長混合物の少なくとも50%が約10〜約16の炭素原子を有す
るアルキルポリサッカリド洗剤用界面活性剤を含有し、任意であるが好ましくは
、共界面活性剤として、主たる界面活性剤の量よりは少ない少量の、例えば約0
.0001重量%〜約0.3重量%、好ましくは約0.001重量%〜約0.2
重量%、より好ましくは約0.05重量%〜約0.2重量%の共界面活性剤;
【0107】 c. 場合により、クリーニング性を高めるのに有効な量、例えば約0.5%〜
約7%、好ましくは約0.5%〜約5%、より好ましくは約0.5%〜約3量%
の1種以上の有機クリーニング溶剤であって、好ましくはモノプロピレングリコ
ールモノプロピルエーテル、モノプロピレングリコールモノブチルエーテル;ジ
プロピレングリコールモノプロピルエーテル;ジプロピレングリコールモノブチ
ルエーテル;トリプロピレングリコールモノブチルエーテル;エチレングリコー
ルモノブチルエーテル;ジエチレングリコールモノブチルエーテル、エチレング
リコールモノヘキシルエーテル、ジエチレングリコールモノヘキシルエーテル;
及びそれらの混合物からなる群から選ばれる;
【0108】 d. 場合により、漂白、クリーニング、及び/又は抗菌作用を与えるのに有効
な量で約5%までの、好ましくは約0.1%〜約4%、より好ましくは約1%〜
約3%の過酸化水素;
【0109】 e. 場合により、臭い効果を与えるのに有効な量の香料及び/又は付加的な補
助剤を含有し;
【0110】 残部は水及び場合により水溶性溶剤を含有する水性溶剤系であり、その際該処理
液は使用条件下で約3〜約11.5、好ましくは約4〜約10のpHを有する。
【0111】 本発明のポリマーを含有するガラスクリーニング組成物はスプレーとして、及
びぼろぎれ、布、又は紙タオルを用いて使用することができる。これに関して、
幾つかの好ましいポリマー、例えばポリビニルアミンオキシドは防霧利益を与え
ることがわかった。好ましいポリマーの吸湿性は利益に対して責任があると思わ
れる。
【0112】 C.汎用で慣用の床クリーニング組成物 本発明の汎用で慣用の床クリーニング組成物は液体又は固体であることができ
、希釈して使用することができる。これらの組成物は、
【0113】 a. 接触角を減少させ及び/又は表面親水性を増大させるために有効な量で且
つ組成物の約0.5重量%まで、好ましくは約0.005重量%〜約0.2重量
%、より好ましくは約0.0125重量%〜約0.1重量%の、好ましくは持続
性があり、処理された表面を親水性にする親水性ポリマーであって、好ましくは
ポリスチレンスルホネート;ポリビニルピロリドン;ポリビニルピロリドンアク
リル酸コポリマー;ポリビニルピロリドンアクリル酸コポリマーのナトリウム塩
;ポリビニルピロリドンアクリル酸コポリマーのカリウム塩;ポリビニルピロリ
ドン-ビニルイミダゾリン;ポリビニルピリジン;ポリビニルピリジンn-オキシ
ド;及びそれらの混合物からなる群から選ばれるポリマーで;より好ましくはポ
リビニルピリジンn-オキシド;
【0114】 b. 有効な量、好ましくは組成物の約0.005重量%〜約10重量%、よ
り好ましくは約0.01重量%〜約8重量%、最も好ましくは約0.025重量
%〜約4重量%の主たる洗剤用界面活性剤であって、該主たる洗剤用界面活性剤
は、好ましくは、約8〜約18、より好ましくは約8〜約16の炭素原子を含有
するアルキル基及び分子当たり約1〜約4、好ましくは約1〜約1.5のサッカ
リド部分を有するアルキルポリサッカリド洗剤用界面活性剤を含有し、好ましく
は広いアルキル分布を有し、そして場合により、共界面活性剤、好ましくはアニ
オン性及び/又はノニオン性洗剤用界面活性剤、例えば好ましくはC8−C12
線状スルホネート、C8−C18のアルキルベンゼンスルホネート、C8−C18のア
ルキルスルフェート、C8−C18のアルキルプロポキシスルフェート、及びそれ
らの混合物からなる群から選ばれる;
【0115】 c. 場合により、クリーニングを高めるのに有効な量、好ましくは組成物の約
0.5重量%〜約10重量%、好ましくは約0.5重量%〜約6重量%、より好
ましくは約0.5重量%〜約5重量%の有機クリーニング溶剤であって、好まし
くはモノプロピレングリコールモノプロピルエーテル、モノプロピレングリコー
ルモノブチルエーテル;ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル;ジプロ
ピレングリコールモノブチルエーテル;トリプロピレングリコールモノブチルエ
ーテル;エチレングリコールモノブチルエーテル;ジエチレングリコールモノブ
チルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、ジエチレングリコー
ルモノヘキシルエーテル;及びそれらの混合物からなる群から選ばれる;
【0116】 d. 場合により、クリーニング及び/又は抗菌作用を改良するのに有効な量の
、好ましくは組成物の約0.01重量%〜約1重量%、より好ましくは約0.0
1重量%〜約0.5重量%、さらにより好ましくは約0.01重量%〜0.25
約重量%の水溶性モノ又はポリカルボン酸;
【0117】 e. 場合により、有効な量で組成物の約1重量%までの、好ましくは約0.0
1重量%〜約0.5重量%、より好ましくは約0.025重量%〜約0.25重
量%のシクロデキストリン、好ましくは場合により、短鎖(1〜4の炭素原子)ア
ルキル又はヒドロキシルアルキルで置換された、α、β又はγシクロデキストリ
ンであって、該シクロデキストリンはβ-シクロデキストリン、ヒドロキシプロ
ピルシクロデキストリン又はそれらの混合物が好ましい;
【0118】 f. 場合により、漂白、クリーニング及び/又は抗菌作用を与えるのに有効
な量で組成物の5重量%まで、好ましくは約0.1重量%〜約4重量%、より好
ましくは約1重量%〜約3重量%の過酸化水素;
【0119】 g. 場合により、組成物の約0.005重量%〜約1重量%、好ましくは約0
.005重量%〜約0.5重量%、より好ましくは約0.01重量%〜約0.1
重量%の、ポリアクリレート、ガム、及びそれらの混合物からなる群から選ばれ
る増粘化ポリマー;
【0120】 h. 場合により、有効な量の臭い効果を与える香料、及び/又は付加的な補助
剤;及び
【0121】 i. 場合により、有効な量、好ましくは組成物の約0.0001重量%〜約0
.1重量%、好ましくは約0.00025重量%〜約0.05重量%、より好ま
しくは約0.001重量%〜約0.01重量%の泡抑制剤、好ましくはシリコー
ン泡抑制剤; を含有し、
【0122】 残部は水及び任意の水溶性溶剤を含有する水性溶剤系であり、あまり好ましくな
いが、残部は水、及び洗剤用ビルダー及び/又は不活性塩及び/又は研磨剤を含
む無機の塩を含有し、その際該組成物は該処理液は使用条件下において、は約2
〜約12、好ましくは約3〜約11.5のpHを有し、酸性の組成物は約2〜約
6、好ましくは約3〜約5のpHを有する。
【0123】 D.ガラス及び輝く表面、床、カウンター、壁及び他の表面用の湿った拭取り具 上記のB項で述べたガラスクリーニング組成物、及び上記C項で述べた汎用及
び床組成物は予め湿らせた拭取り具に使用することができる。拭取り具の基材は
、綿、Espartoガラス、バガセ(bagasse)、麻、亜麻、絹、毛、木材パルプ、化学
的に変性された木材パルプ、ジュート、エチルセルロース、及び/又はセルロー
スアセテート含む適当な未変性及び/又は変性天然繊維からなることができる。
適当な合成繊維は1種以上のポリビニルクロリド、ポリビニルフロリド、ポリテ
トラフルオロエチレン、ポリビニリデンクロリド、ポリアクリル、例えばORLON(
商品名)、ポリビニルアセテート、Rayon(商品名)、ポリエチルビニルアセテート
、不溶性又は可溶性ポリビニルアルコール、ポリオレフィン、例えばポリエチレ
ン(例えばPULPEX(商品名))及びポリプロピレン、ポリアミド、例えばナイロン、
ポリエステル、例えばDACRON(商品名)又はKODEL(商品名)、ポリウレタン、ポリ
スチレンなどの繊維からなり、1つより多いモノマーを含有するポリマー繊維を
包含する。吸収層は天然繊維のみ、合成繊維のみ、又は天然繊維と合成繊維の適
合しうる組み合せからなることができる。
【0124】 ここで有用な繊維は親水性、疎水性の繊維であるか、その両者を組み合せた繊
維であることができる。上記したように、親水性繊維又は疎水性繊維の特別の選
択は、後記する吸収体(及びある程度)擦り洗い層中に含まれる他の物質に依存す
る。本発明において使用に適する親水性繊維としては、セルロース繊維、変性セ
ルロース繊維、レーヨン、綿、ポリエステル繊維、例えば親水性ナイロン(HYDRO
FIL(商品名))がある。適当な親水性繊維は疎水性繊維、例えばポリエチレン、ポ
リプロピレンのようなポリオレフィン、ポリアクリル、ポリアミド、ポリスチレ
ン、ポリウレタンなどから導かれる、界面活性剤処理又はシリカ処理された熱可
塑性繊維を親水性化することにより得ることができる。
【0125】 適当な木材パルプはクラフト及びスルフィット処理のような周知の化学処理か
ら得ることができる。南部の柔らかな木材は高級な吸収特性を有するので、それ
から木材パルプを導くことが特に好ましい。これらの木材パルプ繊維は機械的な
方法、例えば木材の破砕、機械的、熱機械的、化学機械的、及び化学−熱機械的
なパルプ法から得ることができる。リサイクルされた又は2次的な木材パルプ繊
維並びに漂白された又は未漂白の木材パルプを使用することができる。
【0126】 本発明で使用される他のタイプの親水性繊維は化学的に剛化(stiff)されたセ
ルロース繊維である。こくで使用される用語「化学的に剛化されたセルロース繊
維」とは、乾燥及び水性の両状態で繊維の剛性を高めるために、化学的手段によ
り剛くされているセルロース繊維を意味する。このような手段としては、繊維を
被覆又は含浸するような化学的剛化剤の添加がある。このような手段としては、
化学構造を変えること、例えばポリマー鎖を架橋することによる繊維の剛化もあ
る。
【0127】 繊維が吸収層(又はその構成成分)として使用される場合は、繊維は場合により
熱可塑性物質と組み合せることができる。溶融した際には、熱可塑性物質の少な
くとも一部は、典型的には内繊維毛管傾斜により、繊維の内部に移動する。これ
らの交点は熱可塑性物質ための結合サイトとなる。冷却された場合は、熱可塑性
物質は3つの交点で固化し、各々の層において一緒にマトリックス又は基材を保
持する結合サイトを形成する。これはクリーニング拭取り具に付加的な全体の完
全性を与えるのに有利である。
【0128】 種々の効果のうち、繊維の交点での結合は、得られた熱的に結合された繊維の
圧縮弾性率及び強度を増大させる。化学的剛化繊維の場合、熱可塑性物質の溶融
及び移動は、最初に形成された基材の密度及び基礎重量を維持しながら、得られ
た基材の平均的気孔サイズを増大させる効果を有する。これは、初期に液体に曝
された際には改良された流体透過性により、つぎに曝された際には湿化の際に剛
性を保持するための剛化繊維の能力と湿化又は湿化圧縮の際の繊維交点での結合
を存続させるための熱可塑性物質の能力との結合により、熱的結合基材の流体獲
得性を改良する。結局、剛化繊維の熱的結合基材は元の全体の容積を保持するが
、熱可塑性物質により予め占められている容積領域は開かれ、従って平均の内繊
維毛管気孔ザイズが増大する。
【0129】 本発明において有用な熱可塑性物質は、粒状物、繊維又はそれらの混合を含む
種々の形態であることができる。熱可塑性繊維は、多くの内繊維結合サイトを形
成する能力のために、特に好ましい形態である。適当な熱可塑性物質は、各層の
主な基材又はマトリックスを含有する繊維を著しく損傷させない温度で溶融しう
る熱可塑性ポリマーから造ることができる。好ましくは、この熱可塑性物質の融
点は約190℃以下、好ましくは約75℃と約175℃の間である。重要なこと
は、クリーニングパッドに使用される場合は、熱可塑性物質の融点は熱的結合吸
収構造が蓄えられるような温度より低くならないことである。熱可塑性物質の融
点は、典型的には約50℃以上である。
【0130】 熱可塑性物質、特に熱可塑性繊維は種々の熱可塑性ポリマーから造ることがで
き、例えばポリエチレン(例えばPULPEX(商品名))及びポリプロピレン、ポリエス
テル、コポリエステル、ポリビニルアセテート、ポリエチルビニルアセテート、
ポリビニルクロリド、ポリアクリル、ポリアミド、コポリアミド、ポリスチレン
、ポリウレタン、及びビニルクロリド/ビニルアセテートのような上記いずれか
のコポリマーなどが含まれる。適当な熱可塑性繊維は、得られた熱的結合吸収体
の所望の性質に依存して、ポリエチレン、ポリプロピレンのようなポリオレフィ
ン、ポリアミド、ポリアクリル、ポリスチレン、ポリウレタンなどから導かれる
界面活性剤処理又はシリカ処理された熱可塑性繊維のような、親水性にされてい
る疎水性繊維を包含する。疎水性熱可塑性繊維の表面は、ノニオン性又はアニオ
ン性界面活性剤のような界面活性剤で処理すること、繊維を界面活性剤へ浸漬す
ること、又は熱可塑性繊維の製造時に溶融したポリマーの一部として表面を含ま
せることにより疎水性にすることができる。溶融及び再固化の際に、界面活性剤
は熱可塑性繊維の表面に保持される傾向がある。適当な界面活性剤としては、ノ
ニオン性界面活性剤、例えばICI Americas,Inc.により製造されているBrij(商
品名)及びGlyco Chemical,Inc.よりPegosperseの商品名で販売されている種々
の界面活性剤がある。ノニオン性界面活性剤と共に、アニオン性界面活性剤も使
用することができる。これらの界面活性剤は、例えば熱可塑性繊維cm2当たり
約0.2〜約1gのレベルで熱可塑性繊維に適用することができる。
【0131】 適当な熱可塑性繊維は単一ポリマー(一成分繊維)から造ることができ、或は1
つより多いポリマー(二成分繊維)から造ることができる。ここで使用される用語
「二成分繊維」とは、ポリマーから造られた熱可塑性のさやの内部に包まれた異
なるポリマーから造られたコア繊維を有する熱可塑性繊維をいう。さやを構成す
るポリマーはしばしば、異なる、典型的にはコアを構成するポリマーよりも低い
温度で溶融する。結果として、これらの二成分繊維は、コアポリマーの望ましい
強度特性を維持しながら、さやポリマーの溶融により熱的結合を与える。
【0132】 本発明で使用される適当な二成分繊維は下記のポリマーの組み合せを有するさ
や/コア繊維を包含することができる:ポリエチレン/ポリプロピレン、ポリビニ
ルアセテート/ポリプロピレン、ポリエチレン/ポリエスエル、ポリプロピレン/
ポリエスエル、コポリエステル/ポリエスエルなど。ここで使用される特に適当
な2成分熱可塑性繊維はポリエスエル又はポリプロピレンのコア及び低融点コポ
リエステル、ポリエチルビニルアセテート又はポリプロピレンのさやを有するも
の(例えば、Chisso Corp.からDanaklon の商品名で及びHerculesからCELBOND
の商品名で入手可能なもの)である。二成分繊維は同心又は偏心であることがで
きる。ここで使用される用語「同心」及び「偏心」とは、二成分繊維の断面積を
通して,等しい又は等しくない厚さをさやが有しているかどうかをいう。偏心の
二成分繊維は薄い繊維厚さでより大きな圧縮強度を与える点で望ましい。
【0133】 熱的結合繊維状物質の製造法は、Richardsらの米国特許出願第08/479,096号(
1995年7月3日出願)(特に16-20頁参照)及びHomeyらの米国特許第5,549,589号(19
96年8月27日発行)(特に6-10欄参照)に記載されている。これらの特許はここに参
考として合体される。
【0134】 吸収層はHIPE-誘導親水性高分子発泡体からなることができる。このような発
泡体及びそれの製造法はDesmaraisの米国特許第5,550,167号(1996年8月27日発行
);及びStoneらの米国特許出願第08/370,695号(1995年1月10日出願)に記載され
ている。(これらの特許はここに参考として合体される。)
【0135】 拭取り具は、最高のクリーニング効率のために任意の擦り洗い層を含む1つ以
上の層からなる。単一の基材を用いた予め湿らせた拭取り具については、基材は
、好ましくはある種の疎水性及び親水性繊維を組み合せからなる繊維、より好ま
しくは水を絡ませた(hydroentangled)基材中に少なくとも約30%、より好まし
くは少なくとも50%の疎水性繊維を含有する。用語「疎水性繊維」には、ポリ
エステル繊維並びにポリエチレン、ポリプロピレンのようなポリオレフィン繊維
などが包含される。疎水性繊維と吸収性親水性繊維の組み合せは,吸収性親水性
繊維、典型的にはセルロースが表面上に存在する埃や他の汚れの隠退及び除去を
助けるので、単一基材の予め湿らされた拭取り具については好ましい態様を示す
。疎水性繊維は、予め湿らされた拭取り具の改良及び基材と硬い表面の間の摩擦
(すべり)の低下において、脂汚れのクリーニングに特に有用である。すべりを改
良するための繊維組成物のランク順序については、ポリエステル繊維、特にこれ
とポリプロピレン繊維との組み合せが優れたすべりを与えるのに最も効果的であ
り、次にポリエチレンであることわかった。セルロース(又はナイロン)ベースの
予め湿らされた拭取り具は、高い吸収性により、基材と処理される表面との間の
有意な摩擦を導く。繊維のブレンドは優れたすべりについての順序をランク付け
するのは困難であるが、低レベルのポリエステル又はポリプロピレン繊維含量で
さえも、全ての場合に実際上、すべり性能を十分に改良することができることが
わかった。典型的には、ガラスとの摩擦係数を有する繊維組成物は、必要なとき
に、摩擦を減少させることが知られている低レベルのシリコーン又は他の化学品
で拭取り具を含浸させるか又は化学的に結合させることにより改良することがで
きる。シリコーンは組成物の泡立ちを減少させ、改良された結果を導くので好ま
しい。
【0136】 本発明の予め湿らされた拭取り具用の基材の形成のために、種々の成形法を使
用することができる。例えば、基材はエアレイ(air-lay)のような不織乾燥形成
法により又は例えば紙成形機上でのウエットレイにより造ることができる。メル
トブロウ、スパンボンド、ニードルパンチ(これらに限定されない)のような技術
を含む他の不織製造技術及び水絡ませ法も使用することができる。
【0137】 1つの態様においては、乾いた繊維基材は、天然繊維と合成短繊維及びラテッ
クスバインダーの組み合せを含有するエアレイされた不織基材であることができ
る。乾いた繊維基材は、約20重量%〜約80重量%の木材パルプ繊維、約10
重量%〜約60重量%のポリエステル短繊維、及び約10重量%〜約25重量%
のバインダーであることができる。
【0138】 乾いた繊維基材は、平方メートル当たり約30g〜約100gの基礎重量を有
することができる。乾いた繊維基材の密度は、予め湿らされた拭取り具からの液
体の蒸発後に測定することができ、密度は約0.15g/cm3以下であることがで
きる。密度は、精度のある装置で測定される、乾いた繊維基材の基礎重量を乾い
た繊維基材の厚みで割った値であり、乾いた繊維基材の厚みは約2平方インチの
面積を有し且つ約95g/in2の限界圧力を与える円形の荷重フット(foot)を用い
て測定される。1つの態様においては、乾いた繊維基材は約64g/m2の基礎重
量、約0.06cmの厚み、及び約0.11g/cm3の密度を有することができる。
【0139】 一つの態様においては、乾いた繊維基材は少なくとも約50重量%、より好ま
しくは少なくとも約70重量%の木材パルプ繊維を含有することができる。本発
明への使用に適する1つの特別なエアレイされた不織基材は、約73.5重量%
のセルロース繊維(約2.6mmの平均繊維長さを有するSouthern softwood Kraft)
;約10.5重量%の繊維長さの約1.35g/9000mデニール及び約0.85インチのス
テープル長さを有するポリエステル繊維;及び約16重量%のスチレンブタジエ
ンコポリマーを含有するバインダー組成物;を含有することができる。該バイン
ダー組成物は、Mallard Creek Polymers of Charlotte N.C.からRovene555
0(49%固体スチレンブタジエン)の商品名で商業的に入手可能なラテックス接着
剤を使用して造ることができる。
【0140】 本発明への使用に適するエアレイされた不織基材は、The Procter & Gamb
le Co.より上市されているPAMPERS(商品名)BABY FRESH ブランドのベビー用
拭取り具に使用されているエアレイされた不織基材である。
【0141】 下記の特許は、基材に関する開示がここに参考として合体されるものである;
米国特許第3,862,472号(1975年1月28日発行);米国特許第3,982,302号(1976年9
月28日発行);米国特許第4,004,323号(1977年1月25日発行);米国特許第4,057,6
69号(1977年11月8日発行);米国特許第4,097,965号(1978年7月4日発行);米国特
許第4,176,427号(1979年12月4日発行);米国特許第4,130,915号(1978年12月26日
発行);米国特許第4,135,024号(1979年1月16日発行);米国特許第4,189,896号(1
980年2月26日発行);米国特許第4,207,367号(1980年6月10日発行);米国特許第4
,296,161号(1981年10月20日発行);米国特許第4,309,469号(1982年1月25日発行)
;米国特許第4,682,942号(1987年7月28日発行);及びUS 4,637,859;US 5,223
,096;US 5,240,562;US 5,556,509及びUS 5,580,423。
【0142】 シートの埃とりに使用される技術は、粒状のごみを取上げ且つ保持するのに有
効であるとして、ここに参考として合体される、例えばUS 3,629,047;US 3,4
94,421;US 4,144,370;US 4,808,467;US 5,144,729;及びUS 5,580,423中
に認められる。これらのシートは、有効であるためには、遊離の繊維を補強する
構造を必要とする。埃取りのために使用される類似の構造は、基材g当たり少な
くとも約0.5g、又はそれ以上の化学液のレベルで液体で予め湿らせたときは
、有利に使用することができることがわかった。このレベルは、性能を高めるた
めに慣用の埃取りシートにしばしば適用される、鉱油、ワックスなどのような化
学添加剤に用いられるよりも十分に高いレベルである。特に、本発明の拭取り具
は水性組成物で予め湿らせて使用されることを特に意図している。
【0143】 一つの好ましい態様においては、クリーニングシートは基礎重量により区別さ
れる少なくとも2つの領域を有している。基礎重量の測定は、米国予備出願第60
/056,330号及び第60/047,619号に記載されている。手短にいえば、測定は暗い(
低基礎重量)及び明るい(高基礎重量)ネットワーク領域を写真で区別することに
より達成される。特に、クリーニングシートは高基礎重量領域の高基礎重量の約
80%以下のである基礎重量を有する1つ以上の低基礎重量領域を含有する。一
つの好ましい観点においては、第1領域は比較的高い基礎重量であり且つ本質的
に連続的なネットワークを含有する。第2の領域は比較的低い基礎重量の複数の
相互に別々の且つ高基礎重量第1領域により周囲を囲まれた領域を含有する。特
に、好ましいクリーニングシートは、約30〜約120g/m2の基礎重量を有す
る連続領域及び複数の高基礎重量領域により周囲を囲まれた複数の不連続領域を
有し、その際該不連続領域はランダムの繰り返し模様に配列され且つ連続領域の
基礎重量の約80%以下の基礎重量を有する。
【0144】 一つの態様においては、クリーニングシートは、基礎重量に関して異なる領域
に加えて、実質的に顕微鏡的な3次元を有するであろう。用語「顕微鏡的な3次
元」とは、3次元クリーニングシートを記述するために使用される場合、見る人
の目とシート面の距離が約12インチであるときに3次元模様が裸眼で容易に見
られることを意味する。換言すれば、本発明の予め湿らせたシートの3次元構造
は非平面(non-planar)である、即ちシートの1面又は両面は複数の平面中にある
クリーニングシートである。これに対して、用語「平面」(planar)とは、シート
の1面又は両面上に細かいスケールの表面異常を有するシートを云い、該表面異
常は見る人の目とシート面の距離が約12インチであるときに3次元模様が裸眼
で容易に見られないものである。換言すれば、マクロなスケールでは、観察者は
シートの1面又は両面上が、3次元であるように、平面上に存在するであろうこ
とを観察しないであろう。
【0145】 3次元の測定は米国予備出願第60/056,330号及び第60/047,619号に記載されて
いる。簡単にいえば、顕微鏡的な3次元は、シートの与えられた表面の隣接した
山と谷との平均的な距離として、並びに与えられた表面の隣接した山と山との平
均的な距離である山と山の平均的な距離として定義される、平均の高さの差によ
り説明される。顕微鏡的な3次元は、またクリーニングする表面の外側の表面地
形指数により説明され、該表面地形指数とは、表面の平均の高さの差を表面の山
と山の平均的な距離で割って得られる比である。好ましい態様においては、顕微
鏡的な3次元クリーニングシートは第1外表面及び第2外表面を有し、その際少
なくとも1つの外表面は少なくとも約1mmの山と山の距離及び約0.01mm〜約
10mmの表面地形指数を有する。本発明の予め湿らせた拭取り具の顕微鏡的な3
次元構造は場合によりスクリム(scrim)を有し、該スクリムは、加熱及び冷却さ
れたときに、さらに顕微鏡的な3次元構造を与える。
【0146】 他の代わりの態様においては、基材は、加熱の際に外層に表面組織を与えるこ
とを請け負うネットのようなスクリム物質の形態であることができる、内部強制
層に接続した、外側が水を絡ませた2つの基材の積層体、例えば約10g/m2〜約
60g/m2の基礎重量を有する、ポリエステル、レーヨン繊維又はそのブレンドの
非ネットワーク基材を含有することができる。
【0147】 予め湿らせた拭取り具は、乾いた基材を、該基材g当たり少なくとも約1.0
gの液体組成物で湿らせることにより造ることができる。乾いた基材は、好まし
くは該基材g当たり少なくとも約1.5g、より好ましくは少なくとも約2.0
gの液体組成物で湿らせることである。拭取り具に含浸される溶液の正確な量は
使用しようとする製品に依存する。カウンタートップ、ストーブトップ、ガラス
などのクリーニングに使用する意図のある予め湿らせた拭取り具については、最
適な湿り度は基材g当たり溶液約1g〜約5gである。床クリーニング拭取り具
に関しては、予め湿らせた拭取り具は流体を吸収及び保持する大きな能力を有す
る吸収性コア貯槽を含むことが好ましい。吸収性貯槽は吸収性物質g当たり約5
g〜約15gの流体毛細管を有することが好ましい。壁、エクステリアの表面な
どのクリーニングへの使用を意図する予め湿らせた拭取り具は、乾いた基材当た
り約2g〜約10gの毛細管を有するであろう。
【0148】 D1.ガラス拭取り具 ガラスに使用される予め湿らせた拭取り具は1層又は複数の積層基材を含有す
ることができる。1層基材に関しては、表面が予め湿らせた拭取り具に関しては
乾燥させるために拭われないから、水性組成物中の非揮発性物質の含量は最小に
保つことが必須である。従って、上記の活性剤は最良の最終結果のためにいっそ
う低レベルで使用されることが好ましい。また、有機疎水性溶剤のみからなる組
成物は予め湿らせた拭取り具で良好なクリーニングと共に、優れた最終結果を与
えることがわかった。これらの溶剤は、エタノール、プロパノールなどのような
水性の親水性溶剤とは反対に、良好で且つより一様の表面の湿りを与えることが
わかった。これは、縞が形成されないという消費者への再保証を与えるより均一
な乾燥に導くので重要である。また、理論に拘束されたくないが、汚れた環境に
おいて、疎水性有機クリーニング溶剤は殆ど縞がなく乾燥されるであろうと思わ
れる。例えば、ガラス拭取り具に関しては、現在の1層拭取り具、例えばReckit
t & Colmanで製造され、親水性溶剤のみが使用されている(即ち疎水性有機溶
剤のない)Glassmates(商品名)は乾燥してスポットを生ずる。予め湿らせた拭取
り具に関しては、クリーニング溶剤は約0.5%〜約10%、より好ましくは約
1%〜約5%のレベルで使用される。好ましい疎水性有機溶剤としては、モノ-
プロピレングリコールプロピルエーテル、モノ-プロピレングリコールブチルエ
ーテル、モノ-エチレングリコールブチルエーテル、及びそれらの混合物がある
。他の水性親水性溶剤、例えばエタノール、プロパノール、イソブタノール、2-
ブタノール、メトキシプロパノールなどは香料を引き出すために使用することが
できる。上記したように約150g/モル以下の分子量を有する緩衝剤は、最終結
果の性能を害することなくクリーニング性を改良するために有利に使用すること
ができる。好ましい緩衝剤の例としては、アンモニア、メタノールアミン、エタ
ノールアミン、2-アミノ-2-メチル-1-プロパノール、2-ジメチルアミノ-2-メチ
ル-1-プロパノール、酢酸、グロコール酸などがある。これらのうち最も好まし
いものは、アンモニア、2-ジメチルアミノ-2-メチル-1-プロパノール及び酢酸で
ある。これらの緩衝剤は、使用するときは、組成物の約0.005重量%〜約0
.5重量%存在させるが、より揮発性の化学品についてはより高いレベルがより
好ましい。ガラス拭取り具に関しては、好ましくは高レベルの好ましい有機クリ
ーニング溶剤と共に低レベルの非揮発性界面活性剤を用いた簡単な組成物は、親
水性ポリマーの不存在下でさえも優れたクリーニング及び湿化特性を十分に与え
る。しかしながら、ポリマーの添加はスポット化防止、霞防止及びつぎのクリー
ニングを容易にする他の利益を与えるために有利に使用することができる。
【0149】 技術は予め湿らせた拭取り具の使用を認めている。例えば、US 4,276,336は
吸い上げを改良するために、一緒に接着した第1層及び第2層からなる複数の積
層吸収体を開示している。US 4,178,407は液体を透過しうる内層を付加的に含
有する両側面に吸収性表面を持った簡単なタオルを開示している。該タオルは小
さな湿潤強度及びルーズな繊維からなる吸収性物質の層を有するようにデザイン
されている。また、技術はガラスクリーナー用に使用するための予め湿らせた拭
取り具を開示している。US 4,448,704はガラスのような硬い表面をクリーニン
グするのに適した物品を開示している。該物品は湿らせ又は破ることのできる小
袋内に入れられた組成物を含有することができる。US 4,448,704の物品は、そ
れを含浸させるために使用される脱イオン水又は溶液で予め洗濯され;液体組成
物は35ダイン/cm以下の表面張力を有し、そして好ましくは表面活性剤及び部
分的にエステル化された樹脂、例えば部分的にエステル化されたスチレン/無水
マレイン酸コポリマーを含有する。上記全ての米国特許はここに参考として合体
される。
【0150】 本発明の予め湿らせた拭取り具は予め洗濯されていないことが有利であり、該
拭取り具は単一層シートでさえも優れた最終結果を与えることがわかった。予め
湿らせたガラス拭取り具の付加的な利益は糸くずが出るのを最少に保つことであ
る。予備的な洗濯は典型的には繊維をルーズにし、表面をより糸くずが出やすく
する。特に、水で絡ませた構造に関しては、繊維の集積の緻密さが、予め湿らせ
た拭取り具の製造中ではなく、繊維物質の加工時に、最適に達成される。結果と
して、本発明の好ましい組成物は糸くずが出るのを改良する。また、ガラス用の
予め湿らせた拭取り具に使用される組成物は表面活性剤を実質的に含有しないこ
とが好ましい。従って、液体の表面張力は、表面張力を35ダイン/cm以下に下
げる必要はない。本発明の予め湿らせた拭取り具の多層の基材に関しては、該拭
取り具は機能の異なる2つの側面を有することができる。1つの側面は予め湿っ
ており、液体を配給するために働くが、他の側面は湿っておらず、緩衝及び仕上
げのためにデザインされている。
【0151】 低レベルの液体は表面に液体が残る量を減少させるのに必要であり且つ脂のク
リーニング効能が要求されるガラス及び他のクリーニングの立場おいては、好ま
しい態様としては、乾いた繊維基材の少なくとも約65%が疎水性繊維、例えば
ポリエスエル、ポリプロピレン、ポリエチレンなどの繊維から及び低レベルの親
水性繊維、例えば木材パルプ、綿繊維などが約35%以下から構成される、乾い
た繊維基材がある。低レベルの親水性繊維は拭取り具が保持しうる液体の量の減
少を助け、高レベルの疎水性繊維は脂のよりよい吸収を助ける。改良された脂ク
リーニングに関連する利益と並んで、疎水性繊維はガラス及び他の硬い表面上で
の拭取り具の感触を改良し、消費者及び処理される表面に容易なクリーニングの
感触を与えることがわかった。この改良されたクリーニング、滑らかさ又は「す
べり」(glide)の容易さは、関係する表面の摩擦の測定により実験的に定量する
ことができる。改良された基材からのすべりは液体組成物の配合に付加的な自由
度を与える。
【0152】 予め湿らせた拭取り具の基材中の疎水性繊維は、該拭取り具が完全に予め湿っ
ているかどうか且つ該拭取り具が完全に乾いているときに、すべり利益を与える
。これは、拭取り具が使用されたときに乾きが増すので、意義深いことである。
従って、滑らかさを与えることが知られているC14又はそれ以上の鎖長の界面活
性剤のレベルは、実質的に減少することができるか、又は、好ましくは、優れた
すべり(低摩擦)特性を維持しながら、本発明の予め湿らせた拭取り具に使用され
る液体組成物から完全に除くことができる。あるレベルの疎水性繊維、特にポリ
エステルを含有する拭取り具の使用は、酸性pHでのガラス用の予め湿らせた拭
取り具の開発において柔軟性を増大させる。酸性のクリーニング組成物は、普通
の紙タオル又はセルロース系の予め湿らせた拭取り具のようなセルロース系基材
のすべり性を十分に妨げることがわかった。
【0153】 基材組成物と共に、拭取り具の寸法は含有量の制御に使用され並びに生物工学
的アピールを与えることができる。好ましい拭取り具の寸法は、手に気持ちよく
適合するには、約5インチ半から約9インチの長さで、約5インチ半から約9イ
ンチの幅である。拭取り具は長さと幅の差が約2インチ以下であるような寸法を
有することが好ましい。かくして、厳しい汚れのクリーニングにおいては、拭取
り具は、使用し、ついで折りたたむことができ、1度又は2度、折りたたんだ内
側にごみが包まれ、ついで再使用できるように大きいことが好ましい。この用途
のためには、拭取り具は約5インチ半から約13インチの長さで、約10インチ
から約13インチの幅を有する。かくして、拭取り具は1度又は2度折りたたむ
ことができ、また手に気持ちよく適合する。
【0154】 単一層の基材を用いて造られた拭取り具を持つと共に、多層の基材を用いて造
られた予め湿らせた拭取り具を持つことは、ある場合には有利である。好ましい
態様においては、拭取り具は、予め湿らせた外層、不透過性フィルム又は膜内層
及び実質的に乾いている第2外層を有する多層積層基材からなる。拭取り具の湿
潤容量を改良するため及び裏面層が早く湿ることを保護するために、任意の吸収
性貯槽を予め湿らせた第1外層と不透過性フィルム又は膜内層の間に置くことが
できる。該貯槽の寸法は、裏面層にその前の層から液体が吸い上げられることを
防ぐために、2つの外層の寸法より小さいことが好ましい。
【0155】 ここに記載された多層積層基材の使用は、ガラスに残った液体の大部分を実質
的に除去し、ついでガラスに予め湿らせた拭取り具の湿った側を適用することを
目指す乾燥磨き工程ためには非常に望ましい。磨き工程でさえも、予め湿らせた
拭取り具中のポリマーは、存在するならば、ガラスに防霧性を与えるようにガラ
ス上に残ることがわかった。磨き工程は、液体組成物中に使用された固体の大部
分が磨き工程中に水性組成物の残りと共に拭われるので、該固体のレベルでの全
体の柔軟性を改良する。実際に、ガラス表面から結晶性の固体を除去するために
、基材を乾燥するための性質が改良されるので、当業者は、非常に低レベルで、
好ましくは約0.02%の水溶性であるが、結晶性の界面活性剤を使用すること
が有利であることを認識しうる。
【0156】 多層積層基材は、非常に汚れた状態、例えば外部の窓又は車のガラスに使用す
ることがさらに有利である。多層積層基材は、磨くために新しい綺麗な面を使用
することにより、予め湿らせた拭取り具により周りに押し出される汚れた液体の
量を減少させる。
【0157】 多層積層基材が使用される場合は、予め湿らせた外側の層は、油の除去及びす
べりのために、少なくとも約30%の疎水性繊維を含有することが好ましい。不
透過性内層はポリエチレン、ポリプロピレン、又はそれらの混合物が最も好まし
い。不透過性の層の組成物混合物及び厚さは、予め湿らせた第1外層から乾いた
第2外層への液体の浸透が最少となる、より好ましくは除かれるように、選ばれ
る。貯槽コア層又は高流体容量の予め湿らせた外層の使用は、1つより多い不透
過層が拭取り具の第2外層について十分な乾燥が保証されることが要求されうる
ように、不透過性層をテストするであろう。貯槽層は、もし存在するならば、処
理又は未処理のセルロースを単独又は疎水性繊維との複合体からなることが好ま
しいであろう。貯槽層の疎水性繊維の含量は、好ましくは層の全繊維含量の約3
0重量%以下、より好ましくは約20重量%以下である。好ましい態様において
は、貯槽層はエアレイされたセルロースからなる。触れたとき実質的に乾いてい
る第2外層は吸収性セルロース、又はセルロースと合成繊維とのブレンドからな
ることが好ましい。
【0158】 本発明者らは、予め湿った側及び乾いた側を有する拭取り具の包装は手ごたえ
のあるものと認識した。この包装の問題を解決するために、好ましい折りたたむ
仕組みを開発した。拭取り具は、2等分に、3等分に、又は他の予め湿らせた拭
取り具の各々の予め湿った層の全てが内側に及び互いに折りたたまれるような他
の適当な方法で、折りたたまれる。結果として、小袋、容器又はボックス中に積
み重ねられた連続する拭取り具の乾いた外層の全ては、予め湿らせた拭取り具の
面と直接接する。「直接接する」とは、液体不透過層によって拭取り具の予め湿
らせた面の全てが乾いた面から離されることを意味する。このような好ましい手
法における拭取り具の包装により拭取り具の乾いた面が拭取り具の容器に貯蔵中
且つ使用前に、液体で汚すことがなくなることが保証される。包装材料は、プラ
スチック又はセロファンを含む適当な材料で造ることができる。場合により、磨
き層への可能な液体の吸上げをさらに上げるための他の手段は、磨き層に又は不
透過層と磨き層の間に超吸収性ポリマーを単に加えることである。
【0159】 好ましい態様においては、スターターキットは少なくとも1回折りたたまれて
いる約8〜約24個の拭取り具を保持しうる見本の箱又は他の容器を有し、そし
て約5〜約12個の拭取り具ほ保持しうる低コストの包装は再充填包装として使
用される。
【0160】 重要なことは、予め湿らせた拭取り具は単独で、又は拭取り具用のハンドル及
び取り付け装置を有する装具と共に、使用することができることである。ここで
使用されるように、装具とは、基材の取り付け用の物理的手段、例えばパッド、
乾いた拭取り具、予め湿らせた拭取り具などを意味する。任意であるが好ましく
は、予め湿らせた拭取り具は、刹黴利益が保証されるように防腐剤を含有する。
本発明の予め湿らせた拭取り具について使用される防腐剤の例としては、メチル
パラベン、ブロノポール、ヘキセチジン、ジクロロ-s-トリアジントリオン、ト
リクロロ-s-トリアジントリオン、及びジオクチルジメチルアンモニウムクロリ
ド、ジデシルジメチルアンモニウムクロリドを含む4級アンモニウム塩、C12
14及びC16のジメチルベンジル(Lonzaより販売されているBardac(商品名)2280
及びBarqat(商品名)MB-80)などがあり、約0.02%の濃度である。好ましい防
腐剤としては、くえん酸、テトラキス(ヒドロキシメチルホスホニウムスルフェ
ート)(THPS)、ナトリウムピリチオン、Kathon(商品名)及びAvicia Chemicals
から販売されている1,2-ベンツイソチアゾリン-3-オンがある。防腐剤は、使用
されるときは、組成物の約0.001重量%〜約0.05重量%、より好ましく
は約0.005重量%〜約0.02重量%の濃度である。また、防腐は、予め湿
らせた拭取り具から搾り出される水性組成物のpHを約10.5より大きく又は
約3.0より小さくすることにより、製品のpHを用いて達成することができる
。好ましいpHベースの防腐剤としてはアンモニア(高pH用)及び酢酸(低pH
用)のような高揮発性のものがある。pHベースの防腐剤が使用される場合、特
に揮発性の防腐剤が使用される場合は、防腐剤の濃度は実質的に0.02%より
高くすることができる。疎水性繊維を含有する拭取り具の使用は、酸性の防腐剤
の使用を可能にするように、表面上の十分なすべりを与える。また、防腐剤の組
み合せは、所望の防腐効果を達成するために、使用することができる。いかなる
場合においても、防腐剤は溶解前に直接拭取り具に適用されるか、或は拭取り具
を湿らせる前に溶液に分散される。
【0161】 また、抗菌剤を基材に直接混入させることが有利である。これに関しては、水
不溶性の高い抗菌剤、例えば重金属から導かれるものを使用することが好ましい
。不溶性抗菌剤の例としては、亜鉛ピリチオン、ビスマスピリチオン、銅ナフテ
ネート、銅ヒドロキシキノリンなどがある。重金属を使用しない活性剤の他の例
としては、ジクロロ-s-トリアジントリオン及びトリクロロ-s-トリアジントリ
オンがある。
【0162】 D2. 床、カウンター及び/又は壁用の予め湿らせた拭取り具 上記B項及びC項に記載の水性クリーニング組成物は、汎用の、カウンター、
壁及び床用の予め湿らせた拭取り具に使用することができる。上記D及びD1項
に記載の物質の説明及び方法は、床、カウンター及び壁のクリーニング法にも適
用することができる。床用拭取り具に関しては3次元構造を有することが特に有
利である。上記の基材の3次元構造は、平らなシートに対して髪を拾い上げるこ
とが改良されることがわかったが、これは湿った表面環境においては驚くべきこ
とである。好ましい態様においては、使用者は髪の拾い上げを最大にするために
、上下への拭いパターン中に僅かにジグザグな動きをさせることが有利である。
【0163】 予め湿らせた拭取り具の最適な湿り度は、拭取り具g当たり溶液約1〜約5g
である。床クリーニング用拭取り具に関しては、基材は、流体を吸収及び保持す
るために大きな容量を有する吸収性コア貯槽層を場合により含むことができる。
吸収性コア貯槽層は吸収性物質g当たり約5〜約15gの流体容量を有すること
が好ましい。壁、エクステリアの表面などのクリーニングを意図する予め湿らせ
た拭取り具は、乾いた繊維基材g当たり約2〜約10gの吸収容量を有するであ
ろう。
【0164】 汎用の、予め湿らせた拭取り具については、すすぎ工程がないから、非揮発物
含量は、製品からの薄膜/縞の残渣を避けるために、最少に保つことが必須であ
る。従って、上記C項「汎用及び慣用の床クリーナー」に記載の活性物質は、最
良の最終結果のためにより低いレベルで使用されることが好ましい。また、主と
して有機疎水性溶剤からなる組成物は、予め湿らせたガラス拭取り具について記
載のものと同様の理由で、汎用の予め湿らせた拭取り具について良好なクリーニ
ング性と共に、優れた最終結果を与えることができることがわかった。約150
g/モル以下の分子量を有する緩衝剤は最終結果の性能を害することなく、クリ
ーニング性を改良するために、有利に使用することができる。好ましい緩衝剤の
例としては、アンモニア、メタノールアミン、エタノールアミン、2-アミノ-2-
メチル-1-プロパノール、2-ジメチルアミノ-2-メチル-1-プロパノール、酢酸、
グリコール酸などがある。これらのうち最も好ましいものは、2-ジメチルアミノ
-2-メチル-1-プロパノール及び酢酸である。これらの緩衝剤が使用される場合は
、組成物の約0.005重量%〜約0.5重量%のレベルで存在し、より揮発性
の緩衝剤についてはより高いレベルがより好ましい。ガラス拭取り具の場合(D1
項参照)のように、好ましくは高レベルの好ましい有機クリーニング溶剤と共に
低レベルの非揮発性界面活性剤が用いられた簡単な組成物は、親水性ポリマーが
存在しなくても、優れたクリーニング及び湿化性能を十分に与えることがわかっ
た。しかしながら、スポット化、霧化を防止し、そしてつぎのクリーニングを容
易にするような他の利益を与えるために、ポリマーの添加を有利に採用すること
ができる。 付加的な便利さを汎用の予め湿らせた拭取り具に与えるために、モップヘッド
にハンドルを付けることができる。これを遂行すると、予め湿らせた拭取り具は
容易なクリーニング及び殺菌のためには理想的である。拭取り具から放出される
溶液の量は慣用のクリーニングにより与えられる溶液量よりもより多く制限され
るから、非常に効果的な抗菌剤系が使用されることが必要である。このような1
つの組成物においては、汎用且つ床用の予め湿らせた拭取り具は、有効なレベル
の洗剤用界面活性剤及びくえん酸を含有する溶液を約0.5%〜約5%のレベル
で含有することができる。このような溶液の効能を高めるために、過酸化水素又
はその源は約0.5%〜約3%加えることができる。代替の組成物は4級アンモ
ニウム塩、例えばジオクチルジメチルアンモニウムクロリド、ジデシルジメチル
アンモニウムクロリド、C12、C14及びC16のジメチルベンジルアンモニウムク
ロリドを約0.05%より多いレベルで使用することができるであろう。このよ
うな成分は好ましいポリマーの利益をしばしば妨害することがわかった。これら
の溶液(例えば、過酸化水素源、4級アンモニウム化合物及びくえん酸を含有す
る溶液)は、固体であり且つ高レベルで使用する必要があるので、高度の殺菌効
能を与えながら、薄膜化した表面を残しうる。
【0165】 良好な最終結果の性能は、上記の非揮発性緩衝剤と組み合せて、クリーニング
及び湿り性を与えるために、主に約0.25%〜約10%、より好ましくは約0
.5%〜約5%で、上記の有機クリーニング溶剤含有する組成物により与えられ
る。親水性ポリマーを含有する低レベルの非揮発性緩衝剤は、香料及び抗菌剤を
除外した非揮発物の合計レベルが約0%〜約0.08%、より好ましくは約0%
〜約0.055%、最も好ましくは約0%〜約0.025%であるように、有利
に合体することができる。好ましい態様においては、界面活性剤、湿ったポリマ
ー、緩衝剤及び疎水性有機クリーニング溶剤の組み合せは、約25ダイン/cmよ
り大きな、より好ましくは約30ダイン/cmより大きな、最も好ましくは約35
ダイン/cmより大きな、水(72ダイン/cm)からの表面張力の減少を与えるように
選ばれる。場合により、低レベルのより有効な抗菌剤成分、例えばブロノポール
、ヘキシジン(Angus Chemicalにより販売)、Kathon(商品名)、2-(ヒドロキシメ
チル)(アミノ)エタノール、プロピレングリコール、ナトリウムヒドロキシメチ
ルアミノアセテート、ホルムアルデヒド、及びグルタルアルデヒド、4級アンモ
ニウム塩、例えばジオクチルジメチルアンモニウムクロリド、ジデシルジメチル
アンモニウムクロリド、C12、C14及びC16のジメチルベンジル(Lonzaにより販
売されているBardac(商品名)2280及びBarquat(商品名))、ジクロロ-s-トリアジ
ントリオン、トリクロロ-s-トリアジントリオン、好ましくはAvicia Chemical
s販売の1,2-ベンツイソチアゾリン-3-オン、Aldrich-Sigma販売のクロロヘキシ
ジン、ナトリウムピリチオン及びポリヘキサメチレングアニジンは、約0.00
1%〜約0.1%、より好ましくは約0.005%〜約0.05%で、防腐利益
及び/又は殺菌利益のために加えられる。
【0166】 本発明の湿った拭取り具の重要な利益は、本発明の好ましいすすぎ工程の欠如
と組み合せた抗菌剤の賢明な選択、及び磨き工程の欠如(消費者は床及びカウン
タートップをクリーニングして湿った最終結果を得る習慣がある)は、残りの抗
菌利益ために許されるという事実である。残りの殺菌利益とは、約8時間〜約7
2時間、より好ましくは約12時間〜約48時間、最も好ましくは少なくとも約
24時間は、バクテリア及び他の微生物に対して少なくとも約99.9%の殺傷
率で、湿った拭取り具により残りの抗菌剤が硬い表面に与えられることを意味す
る。残りの殺菌は、慣用のアプローチ(即ち、紙タオル、スポンジ、ぼろきれな
どを有するスプレー製品)を使用して達成されうるが、予め湿らせた拭取り具は
1つの包装中にクリーニング及び殺菌利益を与える付加された便利さを有する。
残りの性質は、本発明の組成物に関連する抗菌剤の低い蒸気圧と高い殺傷効能の
組み合せから生ずる。残りの殺菌利益は、非常に低いレベルの界面活性剤を含有
する組成物に関して存在するならば、界面活性剤のレベルが高められた組成物中
でより容易に達成されることを当業者は認めるであろう。残りの殺菌は、優れた
最終結果と共に、湿った拭取り具の有効性に関して再保証を消費者に与えること
ができる。このような再保証は、菌が宿ることに特に敏感な表面、特にカウンタ
ートップ、ストーブトップ、電気器具、ながし、家具、シャワー、ガラス、及び
台所又は浴室内又はその近くにある他の据付品をクリーニングするような仕事に
とっては最も重要である。
【0167】 湿った拭取り具、又はクリーニング中に湿った組成物と接触した結果として湿
るようになる乾いた拭取り具から導かれる、残りの利益のための好ましい抗菌剤
としては、Kathon(商品名)、2-(ヒドロキシメチル)(アミノ)エタノール、
プロピレングリコール、ナトリウムヒドロキシメチルアミノアセテート、ホルム
アルデヒド、及びグルタルアルデヒド、4級アンモニウム塩、例えばジオクチル
ジメチルアンモニウムクロリド、ジデシルジメチルアンモニウムクロリド、C12
14及びC16のジメチルベンジル(Lonzaにより販売されているBardac(商品名)22
80及びBarquat(商品名))、ジクロロ-s-トリアジントリオン、トリクロロ-s-ト
リアジントリオン、より好ましくはテトラキス(ヒドロキシメチル)ホスホニウム
スルフェート(THPS)、Avicia Chemicalsより販売されている1,2-ベンツイソチ
アゾリン-3-オン、Aldrich-Sigmaより販売されているクロロヘキシジン、ナトリ
ウムピリチオン及びポリヘキサメチレングアニジンがあり、約0.001%〜約
0.1%、より好ましくは約0.005%〜約0.05%で加えられる。特定の
抗菌剤及びそれらの組み合せは、配合者が望むように、特定のバクテリアに対し
て有効であるように選択される。好ましくは、抗菌剤はグラム陽性及びグラム陰
性バクテリア、外膜及び未外膜ウイルス、消費者の家、ホテル、レストラン、商
業的な設立物及び病院に通常居る黴に対して有効であるものが選ばれる。より好
ましくは、抗菌剤は、Salmonella choleraesuis、Pseudomonus aeruginosa、S
taphylococcus aureus及びEscherichia coli及びそれらの組み合せに対して残
りの殺菌性を与える。可能である場合はいつでも、抗菌剤は1つより多いバクテ
リア微生物に対して、より好ましくは少なくとも1つのグラム陽性微生物及び少
なくとも1つのグラム陰性微生物に対して残りの殺菌性を有するように選ばれる
【0168】 本発明者らは、残りの殺菌性がpHを使って達成又は高めることができること
を見出した。また、表面張力を約25ダイン/cmまで、より好ましくは30ダイ
ン/cmまで減少させるために、低レベルの界面活性剤の使用は、予め湿らせた拭
取り具に関しては、pH効果と組み合せて行うことが有利である。従って、組成
物は10.5以上のpHで又は3以下のpHで、望ましい残りの効能が与えられ
ることがわかった。好ましい親水性の持続性ポリマーは、残りの活性剤、特に酢
酸のような揮発性活性剤を改良するために使用することができる。pHの使用は
残余を達成するのに必要な上記の活性剤のレベルの低下を助けることもできる。
pHの結果として有効な好ましい活性剤としては乳酸、グリコール酸、C8、C9 、C10の脂肪酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムがある。
【0169】 このアプローチは、即ち、素晴らしい最終結果を与えるために、疎水性有機溶
剤と揮発性緩衝剤、及び場合により低レベルの非揮発性原料物質の組み合せを、
有効且つ縞化の少ない抗菌剤と組み合せて使用することは、汎用のクリーナー、
ガラスクリーナー拭取り具、(モップ装具のある又はない)使い捨てパッドに使用
される溶液を含む、ここに開示の種々の実際の適用において、行うことができる
【0170】 本発明の組成物における低レベルの非揮発物の使用は、香料の合体についての
挑戦が存在する。香料の溶解性を改良するための幾つかの方法を下記する。しか
しながら、ある場合では、特に疎水性香料が望ましい場合は、香料の合体は問題
がある。この問題を回避するためには、拭取り具(又はパッド)に濃厚な香料を直
接塗布することにより香料の供給を達成させることが有利であることがわかった
。この手法においては、実際にいずれの香料も使用することができる。濃厚な香
料によって引き起こされうる残渣の欠点を最少にするために、香料は拭取り具又
はパッドの周辺に、或は処理される表面と直接接しない領域に塗布することが好
ましい。他の態様においては、香料は拭取り具を含有する包装の中に加えること
もできる。同様に、低レベルの非揮発性活性剤の使用は、泡抑制剤を水性組成物
に合体することをより困難にする。泡抑制剤は、泡を制御するためにより容易に
且つより効果的に拭取り具に直接塗布することができることがわかった。これは
、泡立ち過ぎるという消費者の知覚を招くのみならず、驚くべきことに表面乾燥
の際に改良された最終結果を示すことがわかった。さらに、拭取り具への泡抑制
剤の直接の適用は、製造及び包装中に泡立ちをうまく制御することにより、プロ
セスを非常に容易にすることがわかった。好ましい泡抑制剤は、基材当たり約0
.1g以下、より好ましくは約0.01g未満、最も好ましくは約0.005g
未満の泡抑制剤レベルで有効であるものである。これについて最も好ましい泡抑
制剤は、Dow Corning Co.により製造されているDCAFである。表面の外観を改
良するための泡抑制剤の使用は、これらの物質が非常に低レベルで有効であるか
ら、特に意義がある。
【0171】 E. 使い捨てクリーニングパッドと共に使用するための床クリーニング組成物 ガラス又は床拭取り具について前に記述の組成物は、特にすすぎなしのクリー
ニング適用に関係するから、溶液を表面に適用し、ついで使い捨てクリーニング
パッドで表面をクリーニングするクリーニング系にも適する。使用される成分及
びレベルの適切な選択は性能に有意な影響を与えることができる。
【0172】 すすぎなしの使い捨てクリーニングパッドは a. 任意であるが好ましくは、接触角を減少させ及び/又は表面親水性を増大
させるために有効な量で且つ組成物の約0.5重量%まで、好ましくは約0.0
01重量%〜約0.4重量%、より好ましくは約0.005重量%〜約0.3重
量%の、好ましくは持続性があり、処理された表面を親水性にする親水性ポリマ
ーであって、好ましくはポリスチレンスルホネート;ポリビニルピロリドン;ポ
リビニルピロリドンアクリル酸コポリマー;ポリビニルピロリドンアクリル酸コ
ポリマーのナトリウム塩;ポリビニルピロリドンアクリル酸コポリマーのカリウ
ム塩;ポリビニルピロリドン-ビニルイミダゾリン;ポリビニルピリジン;ポリ
ビニルピリジンn-オキシド;及びそれらの混合物からなる群から選ばれるポリ
マーで;より好ましくはポリビニルピリジンn-オキシド;
【0173】 b. 任意であるが好ましくは有効な量、好ましくは組成物の約0.001重量
%〜約0.5重量%、より好ましくは約0.05重量%〜約0.3重量%、最も
好ましくは約0.02重量%〜約0.3重量%の洗剤用界面活性剤であって、該
洗剤用界面活性剤は、約8〜約18、より好ましくは約8〜約16の炭素原子を
含有するアルキル基及び分子当たり約1〜約4、好ましくは約1〜約1.5のサ
ッカリド部分を有するアルキルポリサッカリド洗剤用界面活性剤を含有し、好ま
しくは広いアルキル分布を有し、該アルキルポリサッカリド洗剤用界面活性剤は
、前記親水性ポリマーが存在しないときに存在し、そして場合により、共界面活
性剤として、約0.01%〜約0.5%、好ましくは約0.01%〜約0.4%
、より好ましくは約0.025%〜約0.3%のアニオン性及び/又はノニオン
性洗剤用界面活性剤、例えば好ましくはC8−C12の線状スルホネート、C8−C 18 のアルキルベンゼンスルホネート、C8−C18のアルキルスルフェート、C8
18のアルキルプロポキシスルフェート、及びそれらの混合物からなる群から選
ばれる;
【0174】 c. 場合により、クリーニングを高めるのに有効な量、例えば約0.5%〜約
7%、好ましくは約0.5%〜約5%、より好ましくは約0.5%〜約4%の1
種以上の有機クリーニング溶剤であって、好ましくはモノプロピレングリコール
モノプロピルエーテル、モノプロピレングリコールモノブチルエーテル;ジプロ
ピレングリコールモノプロピルエーテル;ジプロピレングリコールモノブチルエ
ーテル;トリプロピレングリコールモノブチルエーテル;エチレングリコールモ
ノブチルエーテル;ジエチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコ
ールモノヘキシルエーテル、ジエチレングリコールモノヘキシルエーテル;及び
それらの混合物からなる群から選ばれ、プロポキシプロパノールが最も好ましい
【0175】 d. 場合により、クリーニング及び/又は抗菌作用を改良するのに有効な量の
、例えば約0.01%〜約1%、好ましくは約0.01%〜約0.5%、より好
ましくは約0.01%〜約0.25%の水溶性モノ又はポリカルボン酸;
【0176】 e. 場合により、有効な量で約1%までの、好ましくは約0.01%〜約0.
5%、より好ましくは約0.025%〜約0.25%の置換又は未置換シクロデ
キストリン、好ましくは場合により、短鎖(1〜4の炭素原子)アルキル又はヒド
ロキシルアルキルで置換された、α、β又はγシクロデキストリンであって、該
シクロデキストリンはβ-シクロデキストリン、ヒドロキシプロピルシクロデキ
ストリン又はそれらの混合物が好ましい;
【0177】 f. 場合により、漂白、クリーニング及び/又は抗菌作用を与えるのに有効
な量で約5%まで、好ましくは約0.1%〜約4%、より好ましくは約1%〜約
3%の過酸化水素;
【0178】 g. 場合により、約0.005%〜約1%、好ましくは約0.005%〜約0
.5重量%、より好ましくは約0.01%〜約0.1%の、ポリアクリレート、
ガム、及びそれらの混合物からなる群から選ばれる増粘化ポリマー;
【0179】 h. 場合により、有効な量の臭い効果を与える香料、及び/又は付加的な補助
剤;及び
【0180】 i. 場合により、有効な量、約0.0001%〜約0.1%、より好ましくは
約0.00025%〜約0.05%、より好ましくは約0.001%〜約0.0
1%の泡抑制剤、好ましくはシリコーン泡抑制剤;及び
【0181】 j. 場合により、洗剤用ビルダー; を含有し、そして任意であるが好ましくは、残部は水及び任意の水溶性溶剤を含
有する水性溶剤系であり、その際該組成物は使用条件下において、は約2〜約1
2、好ましくは約3〜約11.5のpHを有し、前記疎水性クリーニング溶剤を
含む疎水性物質のレベルは制限される。これらの洗剤組成物は、使い捨ての、好
ましくは超吸収性の、好ましくはその使用を促進する装具に取り付けられたクリ
ーニングパッドと組み合せて使用される。後記する超吸収性物質及び任意の装具
を含有する好ましいパッドと共に使用することができる好ましい洗剤組成物は、
超吸収性物質を溶液で過剰に負荷させることなく、溶液でクリーニングできるよ
うに十分な洗剤を要求するが、典型的には約0.5%以上の洗剤用界面活性剤が
あれば、性能は受けられる。従って、洗剤用界面活性剤のレベルは、好ましくは
組成物の約0.001重量%〜約0.5重量%、より好ましくは約0.005重
量%〜約0.4重量%、さらにより好ましくは約0.02重量%〜約0.3重量
%である。クリーニング溶剤を含む疎水性物質のレベルは、好ましくは約7%以
下、より好ましくは約6%以下、さらにより好ましくは約5%以下であり、pH
は典型的には、縞化/薄膜化の問題を最少にするために、少なくとも一部は揮発
性物質により与えられる。汚れが強い場合は脂用組成物ではアルカリ性pHが好
ましいが、汚れがカルシウム又はカルシウム石鹸沈着物を有する場合は低いpH
が好ましい。
【0182】 好ましい緩衝剤としては、アンモニア、メタノールアミン、エタノールアミン
、2-アミノ-2-メチル-1-プロパノール、2-ジメチルアミノ-2-メチル-1-プロパノ
ール、酢酸、グリコール酸などがある。これらのうち最も好ましいものは、アン
モニア、2-ジメチルアミノ-2-メチル-1-プロパノールである。
【0183】 適当な洗剤用ビルダーとしては、燐源から導かれるもの、例えばオルソホスフ
ェート、ピロホスフェート、トリポリホスフェートなど、及び非燐源から導かれ
るもの、例えばニトリロトリアセテート;S,S-エチレンジアミンジスクシネート
などがある。適当なキレート化剤としては、エチレンジアミンテトラアセテート
;シトレートなどがある。適当な泡抑制剤としては、シリコーンポリマー及び線
状又は分岐状のC10-C18の脂肪酸又はアルコールがある。適当な洗剤用酵素と
しては、リパーゼ、プロテアーゼ、アミラーゼ、及び汚れの分解を触媒するため
に使用されることが知られている他の酵素がある。このような成分の合計レベル
は、縞化/薄膜化の問題を避けるために、少ない、好ましくは約0.1%以下、
より好ましくは約0.05%以下である。好ましくは、組成物は縞化/薄膜化の
問題を引き起こす物質を本質的に含有しないことである。従って、大部分の緩衝
剤のために縞化/薄膜化を引き起こさないアルカリ性物質を使用することが望ま
しい。適当なアルカリ性緩衝剤は、カーボネート、ビカーボネート、シトレート
などである。好ましくはアルカリ性緩衝剤は下記式を有するアルカノールアミン
である: CR2(NR2)CR2OH 式中、各Rは水素、及び1〜4の炭素原子を有し、化合物中の合計の炭素原子が
3〜6であるアルキル基からなる群から選ばれ、好ましくは2-ジメチルアミノ-2
-メチル-1-プロパノールである。
【0184】 前記親水性ポリマーと共に、本発明の洗剤組成物及び/又はクリーニング溶液
に使用される汚れ抑制剤、好ましくは水溶性ポリマーは場合により、エトキシル
化及び/又はプロポキシル化ポリアルキルアミン、カルボキシレートポリマー、
窒素ベースの双性ポリマー、ポリエチレンオキシド、ポリホスフェート、及びセ
ルロースポリマーからなる群から選ぶことができる。好ましい汚れ抑制剤はエト
キシル化ポリアルキルアミンである。このような試剤はVander Meerの米国特許
第4,891,160号(1990年1月2日発行)に記載されている。特別のエトキシル化アミ
ンの製造法は、Ulrichらの米国特許第2,182,306号(1939年12月5日発行);Mayle
らの米国特許第3,033,746号(1962年5月8日発行);Esseimannらの米国特許第2,20
8,095号(1940年7月16日発行);Crowtherの米国特許第2,806,839号(1975年9月17
日発行);及びWilsonの米国特許第2,553,696号(1951年5月21日発行)に開示され
ている(これらの全ての特許はここに参考として合体される)。
【0185】 また、他の適当な化合物は、Watson,Randall A;Gosselink,Eugene P;及び
Zhang,Shulinの米国特許第5,565,145号(1996年10月15日発行)に開示されている
(この特許もここに参考として合体される)。
【0186】 汚れ懸濁液における改良は、ビニルピロリドンポリマーとノニオン性セルロー
スエーテルの全ての混合割合で達成することができる。洗剤組成物中のビニルピ
ロリドンポリマーとノニオン性セルロースエーテルの割合は、重量で、好ましく
は約8:2〜約2:8、より好ましくは約6:4〜約4:6の範囲内である。こ
のタイプの混合物はMichael Hulfの米国特許第4,999,129号に開示されている。
【0187】 一つの好ましい態様においては、ガラス及び床拭取り具について学んだと同様
に、低レベルの非揮発性成分を最少にしながら、高レベルの有機クリーニング溶
剤を使用することは、セラミックのような表面をクリーニングすることが特に難
しい場合に、霞又は縞を残さずに良好なクリーニング結果を得るのに有利である
。これらの組成物は、上記の非揮発性緩衝剤と組み合せて、クリーニング性及び
湿化を与えるために、約0.5%〜約10%、より好ましくは約1%〜約5%の
有機クリーニング溶剤を主に含有する。親水性ポリマーを含有する低レベルの揮
発物は、香料及び抗菌剤を除いた非揮発物の合計レベルが約0%〜約0.2%、
より好ましくは約0%〜約0.1%、より好ましくは約0%〜約0.055%、
最も好ましくは約0%〜約0.025%で、有利に合体することができる。また
、ガラス及び床拭取り具、カウンター及び壁拭取り具の場合のように、好ましく
は高レベルの好ましい有機クリーニング溶剤と共に低レベルの非揮発性界面活性
剤が使用された簡単な組成物は、親水性ポリマーが存在しないときでも、優れた
クリーニング及び湿化特性を与えるのに十分であることがわかった。しかしなが
ら、ポリマーの添加は、スポット化、霞化の防止及びつぎのクリーニングを容易
にするというような他の利益を与えるために、有利に行うことができる。好まし
い態様においては、界面活性剤、湿化ポリマー、緩衝剤及び疎水性有機溶剤の組
み合せは、約25ダイン/cmより大きな、より好ましくは約30ダイン/cmより大
きな、最も好ましくは約35ダイン/cmより大きな、水(72ダイン/cm)からの表
面張力の減少を与えるように選ばれる。
【0188】 場合により、低レベルの抗菌剤成分、例えばブロノポール、ヘキシジン(Angus Chemicalにより販売)、ジクロロ-s-トリアジントリオン、トリクロロ-s-ト
リアジントリオン、ジオクチルジメチルアンモニウムクロリド、ジデシルジメチ
ルアンモニウムクロリドを含む4級アンモニウム塩、C12、C14及びC16のジメ
チルベンジル(Lonzaにより販売されているBardac(商品名)2280及びBarquat(商品
名)MB-80)、Kathon(商品名)、2-(ヒドロキシメチル)(アミノ)エタノール、プロ
ピレングリコール、ナトリウムヒドロキシメチルアミノアセテート、ホルムアル
デヒド、及びグルタルアルデヒド、より好ましくはテトラキス(ヒドロキシメチ
ルホスホニウムスルフェート(THPS)、1,2-ベンツイソチアゾリン-3-オン、クロ
ロヘキシジンジアセテート、ナトリウムピリチオン及びポリヘキサメチレングア
ニジンは、約0.001%〜約0.1%、より好ましくは約0.005%〜約0
.05%で、良好な最終結果を維持しながら、防腐利益及び/又は抗菌利益のた
めに加えられる。湿った拭取り具の場合(上記D、D1及びD2項)のように、残
りの殺菌利益は、カウンタートップ、ストーブトップ、電気製品、ながし、家具
、及びその他の台所又は浴室内又はその近くにある設置品をクリーニングする消
費者には重要であるが、床、ガラス及び壁のクリーニングに関しては重要性は低
い。このような利益は1種以上の抗菌剤により与えることができる。残りの殺菌
についての全ての議論は上記D、D1及びD2項(床及び/又はカウンター及び壁
用の湿らせた拭取り具)に与えられている。
【0189】 クリーニングパッドは、20分(1,200秒)後に0.09psiの限界圧力で測定さ
れたときに(以下、「t1200吸収容量」という)、クリーニングパッドg当たり少
なくとも約10gの脱イオン水の吸収容量を有することが好ましいであろう。パ
ッドの吸収容量は、脱イオン水に曝された20分後に測定されるが、これは消費
者が床のような硬い表面をクリーニングするための典型的な時間を表す。限界圧
力はクリーニング中にパッドに与えられる典型的な圧力を表す。このように、ク
リーニングパッドは、0.09psiで、この1200秒以内で、十分な量のクリーニ
ング溶液を吸収することができなければならない。クリーニングパッドは、好ま
しくは少なくとも約15g/g、より好ましくは少なくとも約20g/g、さら
により好ましくは少なくとも約25g/g、最も好ましくは少なくとも約30g
/gのt1200吸収容量を有するであろう。クリーニングパッドは、好ましくは少
なくとも約10g/g、より好ましくは少なくとも約20g/gのt900吸収容
量を有するであろう。
【0190】 t1200及びt900吸収容量の値は圧力下の性能(以下、「PUP」という)法により
測定されるが、該方法はここにその全体が参考として合体されるHolt,Masters及
びPingの米国特許出願第08/756,507号(1996年11月26日出願)の試験法の項に詳し
く記載されている。この出願は本発明で使用されるパッド、装具などについての
完全な開示を含んでいる。
【0191】 クリーニングパッドは、好ましいが必ずしも必要でないが,少なくとも約10
0g、より好ましくは少なくとも約200g、さらにより好ましくは少なくとも
約300g、最も好ましくは少なくとも400gの(脱イオン水の)合計流体容量
を有するであろう。100g未満の合計流体容量を有するパッドは、本発明の範
囲内であるが、典型的な家庭で見られるような大きな領域をクリーニングするに
は、高容量パッドのようには、適しない。
【0192】 100g未満を吸収するパッドは、特に浴室の床のような狭い領域をクリーニ
ング又は殺菌するための上記の好ましい液体組成物と共に使用する場合は又は約
100ft2以下の小さな領域の消費者の家で洗われる床を典型的に有する消費者
にとっては、有利である。これらの状況下で、消費者は、まだ利用し得る吸収容
量を有している一部使用のパッドを強いて取っておくことは殆どないであろう。
これらのパッドは、一部使用したパッドを取っておくことを望まない場合には、
拾い上げを止めるのに適するかもしれない点で有利である。このパッドは超吸収
性ポリマーを有する又は有しない吸収性構造からなる。
【0193】 パッドには、使用中にクリーニングパッドにより吸収された流体及び汚れを保
持する働きをする吸収層及び擦り洗い層があることが好ましい。後記する好まし
い擦り洗い層は流体を吸収するパッドの能力に関してある効果を有するが、好ま
しい吸収層は所望の全体的な吸収を達成する大部分の役割を演ずる。さらに、吸
収層は、クリーニングパッドに複数の平らな表面を与えるようにデザインされた
複数の層を含有することが好ましい。
【0194】 本質的な流体吸収の見地から、擦り洗い層が表面から汚れを連続的に除去する
容量を有するように、吸収層は擦り洗い層から流体及び汚れを除去し得ることが
好ましい。吸収層は、また吸収された汚れ、クリーニング液などの漏れ出しを避
けるために、使用圧力下で吸収された物質を保持し得ることが好ましい。
【0195】 吸収層は、使用中に流体を吸収及び保持しうるいかなる物質から構成されるこ
とができる。所望の全体的な流体容量を達成するために、吸収層中に比較的高い
流体容量(吸収性物質g当たりの流体g)を有する物質を包含することが好ましい
。ここで使用される用語「超吸収性物質」とは、0.3psiの限界圧力で測定し
て、少なくとも約15g/gの水についてのg/g容量を有する吸収性物質を意味する
。本発明で有用な大部分のクリーニング流体は水性ベースであるので、超吸収性
物質は水又は水ベースの流体について比較的高いg/g容積を有することが好まし
い。
【0196】 代表的な超吸収性物質としては、文献で周知の、水不溶性の水膨潤性超吸収性
ゲル化ポリマー(以下、「超吸収性ゲル化ポリマー」という)がある。これらの物
質は水に対して非常に高い吸収容積を示す。本発明で有用な超吸収性ゲル化ポリ
マー幅広い範囲で変えられるザイス、型及び/又は形態であることができる。こ
れらのポリマーは最大寸法と最少寸法の比が大きくない粒子の形態(例えば、顆
粒、フレーク、粉末、粒子間物、凝集物、粒子間架橋凝集物など)、又は繊維、
シート、フィルム、フォーム、ラミネートなどの形態であることができる。繊維
形態の超吸収性ゲル化ポリマーの使用は、クリーニング中に、粒子に比較して超
吸収性ゲル化ポリマーの高い保持性を与える利益を与える。このものの容積は水
性ベースの混合物に対しては一般に小さいが、これらの物質はこのような混合物
に対して十分な吸収容積を示す。特許文献は水膨潤性物質について十分に開示し
ている。例えば、Harperらの米国特許第3,699,103号(1972年6月13日発行);Harm
onの米国特許第3,770,731号(1972年6月20日発行);Brandtらの米国再発行特許第
32,649号(1989年4月19日再発行);Alemanyらの米国特許第4,843,735号(1989年5
日30発行)参照。
【0197】 本発明で有用な超吸収性ゲル化ポリマーとしては、大量の流体を吸収しうる、
水不溶性であるが水膨潤性の種々のポリマーがある。このような高分子物質は通
常「ヒドロコロイド」と云われ、ポリサッカリド、例えばカルボキシメチル澱粉
、カルボキシメチルセルロース、及びヒドロキシプロピルセルロース;ノニオン
タイプのもの、例えばポリビニルアルコール、及びポリビニルエーテル;カチオ
ンタイプのもの、例えばポリビニルピリジン、ポリビニルモルホリン、及びN,N-
ジメチルアミノエチル、N-ジエチルアミノプロピルアクリレート及びメタクリレ
ート、及びそれらの各々の4級アンモニウム塩を包含することができる。周知の
物質は、例えばMasudaらの米国特許第4,076,663号(1978年2月28日発行);Wester
manらの米国特許第4,062,817号(1977年12月13日発行)により詳しく記載されて
いる(これらの特許はここに参考として合体される)。
【0198】 好ましい超吸収性ゲル化ポリマーはカルボキシ基を含有する。これらのポリマ
ーとしては、加水分解された澱粉-アクリロニトリルグラフトコポリマー、部分
的に中和された澱粉-アクリル酸グラフトコポリマー、鹸化された酢酸ビニル-ア
クリルエステルコポリマー、加水分解されたアクリロニトリル又はアクリルアミ
ドコポリマー、上記コポリマーのいずれかの僅かにネットワーク架橋されたポリ
マー、部分的に中和されたポリアクリル酸、及び部分的に中和されたポリアクリ
ル酸の僅かにネットワーク架橋されたポリマーがある。これらのポリマーは単独
で、又は2つ以上の異なるポリマーとの混合物の形態で使用することができる。
これらのポリマーの例は、ここに参考として合体されるUS 3,66,875;US 4,07
6,663;US 4,666,983;及びUS 4,734,478に開示されている。
【0199】 超吸収性ゲル化ポリマーを造るのに使用される最も好ましいポリマー物質は、
部分的に中和されたポリアクリル酸の僅かにネットワーク架橋されたポリマー及
びその澱粉誘導体である。最も好ましくは、ヒドロゲル形成性吸収性ポリマーは
約50%〜約95%、好ましくは約75%の、中和され、僅かにネットワーク架
橋されたポリアクリル酸(即ち、ポリ(ナトリウムアクリレート/アクリル酸))を
含有する。ネットワーク架橋はポリマーを実質的に水不溶性にし、一部は、超吸
収性ゲル化ポリマーの吸収容積及び抽出可能なポリマー含量特性を決定する。こ
れらのポリマーをネットワーク架橋する方法及び典型的なネットワーク架橋剤は
、US 4,076,663により詳しく記載されている。
【0200】 超吸収性ゲル化ポリマーは、一つのタイプ(即ち、均質系)のものは好ましいが
、ポリマーの混合物も本発明の装具に使用することができる。例えば、澱粉−ア
クリル酸グラフトコポリマー及び部分的に中和したポリアクリル酸の僅かにネッ
トワーク架橋させたコポリマーは本発明に使用することができる。
【0201】 従来技術に記載のいずれの超吸収性ゲル化ポリマーも本発明においては有用で
あるが、超吸収性ゲル化ポリマーの十分なレベル(例えば約50重量%以上の吸
収構造)が吸収構造中に包含されている場合、特に吸収層の1つ以上の領域が約
50重量%以上の領域を有する場合は、膨潤した粒子がゲルブロックする問題は
、流体の流れを妨げ、それにより所望の期間中にその全容量まで吸収するための
ゲル化ポリマーの能力に悪影響を与える。Kellenbergerらの米国特許第5,147,34
3号(1992年9月15日発行)には、ゲル化ポリマーが0.3psiの限界圧力下で流体(
0.9%サリン)を吸収する場合の、負荷下での吸収(AUL)による超吸収性ゲル化ポ
リマーが記載されている。AULの決定法は、上記特許に記載されている。そこに
記載のポリマーは、比較的高レベルの超吸収性ゲル化ポリマーのある領域を含有
する本発明の態様において、特に有用である。特に、高濃度の超吸収性ゲル化ポ
リマーをクリーニングパッドに混入する場合は、該ポリマーは、米国特許第5,14
7,343号に記載の方法で測定されたAULが1時間後に少なくとも約24ml/g、より
好ましくは少なくとも約27ml/gであるか、又は米国特許第5,149,335号に記載
の方法で測定されたAULが15分後に少なくとも約15ml/g、より好ましくは少
なくとも約18ml/gであるものである。ここに参考として合体されるGoldgmanら
の米国特許出願第08/219,547号(1994年3月29日出願)及びGoldgmanらの米国特許
第08/416,396号(1995年4月8日発行)には、ゲル化ブロッキングの問題が取り扱わ
れ且つその現象を克服する有用な超吸収性ゲルポリマーが記載されている。これ
らの出願には、高い限界圧力、特に0.7psiでゲルブロッキングを避ける超吸
収性ゲルポリマーが特に記載されている。吸収層が高レベル(例えば領域の50
%以上)の超吸収性ゲルポリマーを含有する本発明の態様においては、超吸収性
ゲルポリマーはGoldgmanらの上記出願に記載されているようなものが好ましい。
【0202】 他の有用な超吸収性物質としては、親水性高分子フォーム、例えばDesMarais
らの米国特許出願第08/563,866号(1995年11月29日出願)及びDyerらの米国特許第
5,387,207号(1995年2月7日発行)に記載されているものがある。これらの文献は
、高い内相油中水型エマルジョン(以下、HIPEという)の重合により得られる高分
子の親水性吸収フォームを記載している。これらのフォームは、流体の取り扱い
能力に影響する種々の物理的性質(気孔サイズ、毛管吸引性など)を与えるように
容易に造ることができる。これらの物質は、単独で、又は他のこのようなフォー
ム又は繊維構造物と組み合せて、本発明が要求する全体的な容量を与える点で、
特に有用である。
【0203】 超吸収性物質が吸収層に含まれている場合は、吸収層は、好ましくは吸収層の
少なくとも約15重量%、より好ましくは少なくとも約20重量%、さらにより
好ましくは少なくとも約25重量%の超吸収性物質を含有するであろう。
【0204】 吸収層は繊維状物質からなるか、又はそれを含有することもできる。本発明に
おいて有用な繊維としては、天然に生ずる(変性又は未変性の)繊維、並びに合成
的に造られた繊維であるものがある。適当な変性又は未変性の天然繊維の例とし
ては、Espartoガラス、バガセ、麻、亜麻、シルク、ウール、木材パルプ、化学
変性木材パルプ、ジュート、エチルセルロース、及びセルロールアセテートがあ
る。適当な合成繊維は、ポリビニルクロリド、ポリビニルフロリド、ポリテトラ
フルオロエチレン、ポリビニリデンクロリド、ポリアクリル、例えばORLON(商品
名)、ポリビニルアセテート、Rayon(商品名)、ポリエチルビニルアセテート、不
溶性又は可溶性ポリビニルアルコール、ポリオレフィン、例えばポリエチレン(
例えばPULPEX(商品名))及びポリプロピレン、ポリアミド、例えばナイロン、ポ
リエステル、例えばDACRON(商品名)又はKODEL(商品名)、ポリウレタン、ポリス
チレンなどから造ることができる。吸収層は天然繊維のみ、合成繊維のみ、又は
天然繊維と合成繊維の適合しうる組み合せを含有することができる。
【0205】 ここで有用な繊維は親水性繊維、疎水性繊維、又はその両者を組み合せた繊維
であることができる。上記したように、親水性繊維又は疎水性繊維の特別の選択
は、吸収(及びある程度の擦り洗い)する層中に含まれる他の物質に依存する。即
ち、繊維の性質は、クリーニングパッドが必要な流体の遅れ及び全体的な流体吸
収性を示すようであることである。本発明において使用に適する親水性繊維とし
ては、セルロース繊維、変性セルロース繊維、レーヨン、綿、ポリエステル繊維
、例えば親水性ナイロン(HYDROFIL(商品名))がある。適当な親水性繊維は疎水性
繊維、例えばポリエチレン、ポリプロピレンのようなポリオレフィン、ポリアク
リル、ポリアミド、ポリスチレン、ポリウレタンなどから導かれる界面活性剤処
理又はシリカ処理された熱可塑性繊維を親水性化することにより得ることができ
る。
【0206】 適当な木材パルプはクラフト及びスルフィット処理のような周知の化学処理か
ら得ることができる。南部の柔らかな木材は高級な吸収特性を有するので、それ
から木材パルプを導くことが特に好ましい。これらの木材パルプ繊維は機械的な
方法、例えば木材の破砕、機械的、熱機械的、化学機械的、及び化学−熱機械的
なパルプ法から得ることができる。リサイクルされた又は2次的な木材パルプ繊
維並びに漂白された又は未漂白の木材パルプを使用することができる。
【0207】 本発明で使用される他のタイプの親水性繊維は化学的に剛化(stiff)されたセ
ルロース繊維である。こくで使用される用語「化学的に剛化されたセルロース繊
維」とは、乾燥及び水性の両状態で繊維の剛性を高めるために、化学的手段によ
り剛くされているセルロース繊維を意味する。このような手段としては、繊維を
被覆又は含浸するような化学的剛化剤の添加がある。このような手段としては、
化学構造を変えること、例えばポリマー鎖を架橋することによる繊維の剛化もあ
る。
【0208】 繊維が吸収層(又はその構成成分)として使用される場合は、繊維は場合により
熱可塑性物質と組み合せることができる。溶融した際には、熱可塑性物質の少な
くとも一部は、典型的には内繊維毛管傾斜により、繊維の内部に移動する。これ
らの交点は熱可塑性物質ための結合サイトとなる。冷却された場合は、熱可塑性
物質は3つの交点で固化し、各々の層において一緒にマトリックス又は基材を保
持する結合サイトを形成する。これはクリーニングパッドに付加的な全体の完全
性を与えるのに有利である。
【0209】 種々の効果のうち、繊維の交点での結合は、得られた熱的に結合された繊維の
圧縮弾性率及び強度を増大させる。化学的剛化繊維の場合、熱可塑性物質の溶融
及び移動は、最初に形成された基材の密度及び基礎重量を維持しながら、得られ
た基材の平均的気孔サイズを増大させる効果を有する。これは、初期に液体に曝
された際には改良された流体透過性により、つぎに曝された際には湿化の際に剛
性を保持するための剛化繊維の能力と湿化又は湿化圧縮の際の繊維交点での結合
を存続させるための熱可塑性物質の能力との結合により、熱的結合基材の流体獲
得性を改良する。結局、剛化繊維の熱的結合基材は元の全体の容積を保持するが
、熱可塑性物質により予め占められている容積領域は開かれ、従って平均の内繊
維毛管気孔ザイズが増大する。
【0210】 本発明において有用な熱可塑性物質は、粒状物、繊維又はそれらの混合を含む
種々の形態であることができる。熱可塑性繊維は、多くの内繊維結合サイトを形
成する能力のために、特に好ましい形態である。適当な熱可塑性物質は、各層の
主な基材又はマトリックスを含有する繊維を著しく損傷させない温度で溶融しう
る熱可塑性ポリマーから造ることができる。好ましくは、この熱可塑性物質の融
点は約190℃以下、好ましくは約75℃と約175℃の間である。重要なこと
は、クリーニングパッドに使用される場合は、熱可塑性物質の融点は熱的結合吸
収構造が蓄えられるような温度より低くならないことである。熱可塑性物質の融
点は、典型的には約50℃以上である。
【0211】 熱可塑性物質、特に熱可塑性繊維は種々の熱可塑性ポリマーから造ることがで
き、例えばポリエチレン(例えばPULPEX(商品名))及びポリプロピレン、ポリエス
テル、コポリエステル、ポリビニルアセテート、ポリエチルビニルアセテート、
ポリビニルクロリド、ポリアクリル、ポリアミド、コポリアミド、ポリスチレン
、ポリウレタン、及びビニルクロリド/ビニルアセテートのような上記いずれか
のコポリマーなどが含まれる。適当な熱可塑性繊維は、得られた熱的結合吸収体
の所望の性質に依存して、ポリエチレン、ポリプロピレンのようなポリオレフィ
ン、ポリアミド、ポリアクリル、ポリスチレン、ポリウレタンなどから導かれる
界面活性剤処理又はシリカ処理された熱可塑性繊維のような、親水性されている
疎水性繊維を包含する。疎水性熱可塑性繊維の表面は、ノニオン性又はアニオン
性界面活性剤のような界面活性剤で処理すること、繊維を界面活性剤へ浸漬する
こと、又は熱可塑性繊維の製造時に溶融したポリマーの一部として表面を含ませ
ることにより疎水性にすることができる。溶融及び再固化の際に、界面活性剤は
熱可塑性繊維の表面に保持される傾向がある。適当な界面活性剤としては、ノニ
オン性界面活性剤、例えばICI Americas,Inc.により製造されているBrij(商品
名)及びGlyco Chemical,Inc.よりPegosperseの商品名で販売されている種々の
界面活性剤がある。ノニオン性界面活性剤と共に、アニオン性界面活性剤も使用
することができる。これらの界面活性剤は、例えば熱可塑性繊維cm2当たり約
0.2〜約1gのレベルで熱可塑性繊維に適用することができる。
【0212】 適当な熱可塑性繊維は単一ポリマー(1成分繊維)から造ることができ、或は1
つより多いポリマー(2成分繊維)から造ることができる。ここで使用される用語
「2成分繊維」とは、ポリマーから造られた熱可塑性のさやの内部に包まれた異
なるポリマーから造られたコア繊維を有する熱可塑性繊維をいう。さやを構成す
るポリマーはしばしば、異なる、典型的にはコアを構成するポリマーよりも低い
温度で溶融する。結果として、これらの2成分繊維は、コアポリマーの望ましい
強度特性を維持しながら、さやポリマーの溶融により熱的結合を与える。
【0213】 本発明で使用される適当な2成分繊維は下記のポリマーの組み合せを有するさ
や/コア繊維を包含することができる:ポリエチレン/ポリプロピレン、ポリビニ
ルアセテート/ポリプロピレン、ポリエチレン/ポリエスエル、ポリプロピレン/
ポリエスエル、コポリエステル/ポリエスエルなど。ここで使用される特に適当
な2成分熱可塑性繊維はポリエスエル又はポリプロピレンのコア及び低融点コポ
リエステル、ポリエチルビニルアセテート又はポリプロピレンのさやを有するも
の(例えば、Chisso Corp.からDanaklon の商品名で及びHerculesからCELBOND
の商品名で入手可能なもの)である。2成分繊維は同心又は偏心であることがで
きる。ここで使用される用語「同心」及び「偏心」とは、2成分繊維の断面積を
通して,等しい又は等しくない厚さをさやが有しているかどうかをいう。偏心の
2成分繊維は薄い繊維厚さでより大きな圧縮強度を与える点で望ましい。
【0214】 熱的結合繊維状物質の製造法は、Richardsらの米国特許出願第08/479,096号(
1995年7月3日出願)(特に16-20頁参照)及びHomeyらの米国特許第5,549,589号(19
96年8月27日発行)(特に6-10欄参照)に記載されている。これらの特許はここに参
考として合体される。
【0215】 吸収層は、高吸収性の「超吸収性ゲル化ポリマー」として上記したものを有し
ない、HIPE-誘導親水性高分子発泡体からなることができる。このような発泡体
及びそれの製造法はDesmaraisの米国特許第5,550,167号(1996年8月27日発行);
及びStoneらの米国特許出願第08/370,695号(1995年1月10日出願)に記載されてい
る。(これらの特許はここに参考として合体される。)
【0216】 クリーニングパッドの吸収層は均質な物質、例えばセルロース繊維のブレンド
(場合により熱的に結合されたもの)及び膨潤性超吸収性ゲル化ポリマーからなる
ことができる。代わりに、吸収層は物質の別々の層、例えば熱的に結合されエア
レイされた物質と超吸収性物質の別の層からなることができる。例えば、セルロ
ース繊維の熱的に結合され層は超吸収性物質より低い位置(即ち、超吸収性物質
と擦り洗い層の間)に置くことができる。流体の摂取における初期の遅れを与え
る同じ時間で、圧力下での流体の高吸収容積及び保持を達成するために、吸収層
を形成する場合にこのような別々の層を使用することが好ましい。これに関して
、超吸収性物質は、吸収層の最低の観点として、殆ど吸収しない層を含ませるこ
とにより擦り洗い層から遠く離れた位置に置くことができる。例えば、セルロー
ス繊維の層は、超吸収性物質より下の位置(即ち、超吸収性物質と擦り洗い層の
間)に置くことができる。
【0217】 好ましい態様においては、吸収層はセルロース繊維の熱的に結合されエアレイ
された基材(Weyerhaeuserから入手可能なFlint River)及びAL Thermal C(Dan
aklon a/sから入手可能な熱可塑性樹脂)、及び膨潤性ヒドロゲル形成性超吸収
性ポリマーを含有する。超吸収性ポリマーは、別々の層が擦り洗い層から遠く離
れた吸収層の表面近くに位置するように合体されることが好ましい。好ましくは
、例えば(場合により熱的に結合された)セルロース繊維の薄い層は、封じ込めを
高めるために超吸収性ゲル化ポリマーの上に位置させることである。
【0218】 擦り洗い層はクリーニング中に汚れた表面と接触するクリーニングパッドの部
分である。かくして、擦り洗い層として有用な物質は、層がクリーニング中にそ
の完全性を保持されるのに十分に持続性のあるものでなければならない。また、
クリーニングパッドが溶液と組み合せて使用される場合は、擦り洗い層は液体及
び汚れを吸収し、該液体及び汚れを吸収層へ譲り渡すことができなければならな
い。このことは、擦り洗い層がクリーニングされている表面から付加的な物質を
連続的に除去することができることを保証するであろう。クリーニング溶液を有
する(即ち、湿った状態)又はクリーニング溶液を有しない(即ち、乾いた状態)装
具を使用するかどうかで、擦り洗い層は、粒状物質の除去と共に、他の機能、例
えばクリーニングされる表面の艶出し、埃取り及び磨きを促進する。
【0219】 擦り洗い層は、一層構造、又は層の1つ以上が汚れた表面の擦り洗い及び粒状
物質の取り上げを促進させることができる多層構造であることができる。この擦
り洗い層は、汚れた表面の上を通過するとき、汚れ及び(使用される場合はクリ
ーニング溶液)と相互反応し強靭な汚れをほぐし且つ乳化させ、そして汚れを自
由にパッドの吸収層中へ送ることを可能にする。擦り洗い層は、大きな粒状の汚
れに、自由に動きそしてパッドの吸収層内に包まれるようになるような容易な道
を与える開口(例えばスリット)を有することが好ましい。粒状物をパッドの吸
収層への移送を促進するために、擦り洗い層として使用するには低密度の構造が
好ましい。
【0220】 望ましい完全性を提供するためには、擦り洗い層に特に適する物質としては、
合成品、例えばポリオレフィン(例えば、ポリエチレン及びポリプロピレン)、ポ
リエステル、ポリアミド、合成セルロース(例えばレーヨン)及びそれらのブレン
ドがある。このような合成物質は、毛羽立て、スパンボンド、メルトブロー、エ
アレイ、ニードル、パンチなどの公知の方法を使用して造ることができる。
【0221】 本発明のクリーニングパッドは、場合によりパッドを装具のハンドル又は好ま
しい装具中の支持ヘッドに接続させ得る取り付け層を有する。取り付け層は、吸
収層がパッドがハンドルの支持ヘッドに付いていることが適当でないような態様
において、必要であろう。取り付け層は、また頂部表面(即ち、ハンドルを有す
る表面)を通る流体の流れを妨げる手段として機能することができる。擦り洗い
層及び吸収層のように、取り付け層は、上記要求を満たす限り、一層、又は多層
構造からなることができる。
【0222】 取り付け層は、公知のフック及びループ技法によりハンドルの支持ヘッドを機
械的に付けることができる表面を有する。このような態様においては、取り付け
層は、ハンドルの支持ヘッドの底面に永久的に固定するフックに機械的に付ける
ことができる少なくとも1つの表面を有するであろう。
【0223】 望ましい流体の不浸透性及び拘束性の達成のために、積層された構造、例えば
メルトブローフィルム及び繊維の不織布構造を有することが好ましい。好ましい
態様においては、取り付け層は、スパンボンドされたポリプロピレンの2つの層
の間に挟まれたメルトブローされたポリプロピレンフィルムを有する3層物質で
ある。
【0224】製造法 本発明の組成物は全ての成分を一緒に混合して造ることができる。活性剤が低
レベルで存在する場合に、香料を最大限に溶解させるためには、好ましい添加順
序が必要であることがわかった。これは上記したような香料組成物のようなプレ
ミックスを造り、ついでベース製品に加えることに関係する。プレミックスはつ
ぎの順序で加えられる原料を含有する:界面活性剤、あるにしても約25%又は
それ以上で、つぎに香料、つぎにポリマー、つぎに任意の泡抑制剤である。ある
場合は、溶剤及び/又は任意の緩衝剤を、任意の泡抑制剤の後にプレミックスに
加えるのが有利である。プレミックスの混合により、最良の結果が与えられる。
プレミックスはついで水及び他の成分を含有するベースに加えられる。組み合せ
られた混合物(即ち、ベース中のプレミックス)はついで混合されて均質な溶液が
得られる。
【0225】 制限された界面活性剤により組成物中に最大限の香料を混入させる他の好まし
い方法は、香料が水性媒体中のシクロデキストリン混合物に加えられるプレミッ
クスを造ることである。代わりに、プレミックスの前に香料-シクロデキストリ
ン混合物を予め形成させることができる。この試みは最大限の香料を組成物中に
混入させることを確実にし、少ない界面活性剤で又は界面活性剤なしで香料を組
成物に供給することができる。
【0226】 ある場合には、香料の溶解は好ましい処理法によっても達成できない。しかし
ながら、カウンター及び床クリーナー(これらに限定されない)のような適用にお
いては、全体が均質な組成物を使用物品に直接加えることができる。この方法の
使用の例はとしては、予め湿らせた拭取り具、溶液と共に使用される乾いた吸収
基材がある。
【0227】 界面活性剤レベルが組成物中の香料の溶解性を制限しない場合は、一工程製造
法が行われる。例えば、許される添加順序は、先ず水、洗剤用界面活性剤及び/
又は有機酸が混入され、ついで疎水性クリーニング溶剤が混入される。溶剤が加
えられたとき、配合者が望むように、pHが最適に調整される。ついでポリマー
が加えられ、ついで任意の過酸化水素、香料及び/又は染料が加えられる。
【0228】 F.「香料」組成物 上記A,B,C,D及びE項に記載の組成物は、親水性ポリマーによる十分な
レベルの香料を溶解させるための能力のために、濃厚な形態で使用されることが
有利である。例えば100万分の100部で水に完全には溶解されない香料は、約0.
05%以上の親水性ポリマーを使用して溶解することができる。また、好ましい
アルキルポリグルコシドは、低レベルで香料の溶解性を改良するために使用する
ことができる。低レベルとは、0.05%未満のポリグルコシドの濃度を意味す
る。好ましいポリグルコシドは基礎重量で3〜10倍の香料を水に溶解すること
ができることがわかり、そして香料を溶解/分散させるポリマーの能力はより多
く改良される。これは、残渣を最少にするために非揮発性物質の量を低く保つか
ら、有利である。例えば、0.5%PVNOと共に0.5%の好ましいアルキルポリ
グルコシドを約0.5%までの香料の溶解に使用することができる。低い界面活
性剤及び親水性ポリマーレベルでは、香料と活性剤との大きな割合が採用されう
る。従って、他のノニオン性界面活性剤が半分のレベルの香料を溶解させる場合
に、0.03%のアルキルポリグルコシド及び約0.015%の組み合せは約0
.1%までの香料を溶解させることができる。
【0229】 G.使用方法 好ましい使用法では、本発明の組成物は、、スプレー容器、又はスポンジ、布
、モップ、拭取り具、ローラー、吸収性パッド、予め湿らせた拭取り具などのよ
うな分配用具を使用して、実質的に全てのシャワー、浴槽、床、カウンター、壁
、ガラスなどに分配される。分配は実質的に均一であることが好ましい。すすぎ
なしは必要であること、及び実際に、方法の効率がすすぎをしないことで改良さ
れるから、意図とは逆の効果を招くことができることは、本発明の製品のタイプ
として有利である。ポリマーは表面を親水性にするために表面に留まる結果とし
て主に効果的である。実際に、方法はポリマー、又はポリマー及び香料の水性溶
液を表面に塗布することを包含することができる。
【0230】 使用説明書は、包装及び/又は広告(例えばリーフレット、クーポン、展示品
など)に、消費者の馴染みのある用語で与えられる。消費者の馴染みのある用語
とは、消費者に製品をいかに好ましく使用するかを教えること、例えば、最良の
結果を達成するために、「2平方フィート当たり5回スプレーを適用する」、「
貴女のシャワー壁の全部をカバーするために電気スプレー装置を使用する」、「
濃厚な床クリーナー製品1カップをバケツ半分の水で薄めて使用する」、を意味
する。消費者に与えられた計量の単位は消費者の理解を反映するであろう。例え
ば米国では英語の投与単位が好ましく、メートル単位は殆どの欧州国で使用され
るであろう。説明を消費者に馴染ませることを助ける言葉付き又はなしで、絵を
使用することができる。特別な包装のデザインは、消費者に馴染のある説明を伝
達するために使用することが有利である。人間的なアピールは言葉で及び絵付き
又はなしで、製品の使用を直感させることができる。特に、包装は適当な投与を
促進するようにデザインすることができる。以下に記載の全ての方法はメートル
単位で書かれているが、これらの単位は、上記で説明したように実際の製品の包
装、広告などにおいて、消費者に馴染のある用語の説明に変換されるものと理解
される。
【0231】 硬い表面の処理のために従来販売されている組成物のタイプに反して、本発明
の組成物の使用は改良された性能を与える。好ましいC8-16のアルキルポリグリ
コシド、特に幅広いアルキル分布を有するアルキルポリグリコシド界面活性剤を
含有する洗剤組成物は綺麗な状態で表面を維持するためにシャワー又は入浴後の
処理の一部として浴室表面に適用する方法、及び同様に吸収性パッドを使用して
床をクリーニングする方法は、ポリマーが存在しなくても表面の外観が改良され
れるから、望ましい。しかしながら、最良の外観は、その組み合せにより与えら
れる。実際に、従来販売されている組成物は、表面が均等に乾燥されないために
、スポット及び/又は縞を示し、表面を醜くしている。本発明の組成物/溶液は
、このようなことをなくし、そして即座に外観を改良することができるので有利
である。同様の利益は床クリーナーなどに関しても観察される。ポリマーは汚れ
、堅固なものなどが表面に接着するのを抑制するので、消費者が外観のためにポ
リマーを除去する又はすすぐであろう外観の関心事が避けれれる。
【0232】 G1.「毎日のシャワー」法 浴室及び/又はシャワーメンテナンス用の製品に関しては、親水性ポリマーを
含有する有効な量の組成物が、処理される表面をカバーするために、使用される
。分配は、スプレー装置、ローラー、1つ以上のパッドなどを用いて達成するこ
とができるが、スプレー装置が好ましい。組成物及びその使用態様のより重要な
利益の一つは、汚れ防止及び汚れ形成防止、及びシャワー及び関連領域の全般的
な綺麗さである。
【0233】 シャワー及び関連表面における汚れ防止、悪臭制御、脱臭、防菌、及び汚れ形
成抑制に関係する最良の結果のためには、製品は約5ml/m2〜約50ml/m2、より
好ましくは約10ml/m2〜約30ml/m2が使用適用される。投与量は始めのシャワ
ーの綺麗さに依存するであろう。
【0234】 最良の結果のために、方法は綺麗なシャワーで始められる。これは、必要な製
品の量を減少させ、より長い存続性、持続的な利益を与え、良好な初期及び継続
的結果を導く。汚れが低レベルである場合は、望ましい最終結果を達成するため
には、長期間、通常は2から4週間の使用が要求される。
【0235】 臭いの制御のためには、毎日のシャワーメンテナンス製品はシクロデキストリ
ンを含有することが有利である。薄膜化/縞化が最少になるように、香料及びシ
クロデキストリンのレベル及びタイプの選択は注意すべきである。これは、残っ
た汚れが良く見える輝いている製品、例えばクロム及びガラスにおいて、本当で
ある。これを達成するために、香料は高水溶性のものを選ぶことが好ましい。シ
クロデキストリンがない又は少ない場合でさえも、製品が直接、即ち毎日の基準
で使用されれば、脱臭及び悪臭制御を達成することができる。輝きが鈍いか、又
は表面が輝いていない表面、例えば繊維ガラス及びマットセラミックについては
、高レベルの界面活性剤、ポリマー、香料及びシクロデキストリンを使用するこ
とができる。
【0236】 溶液の量は、ポリマーが均一に分配され且つ最大のシート化及びスポット化の
利益が達成されるように、処理される表面が完全にカバーされるのに十分である
ことが好ましい。いずれの場合においても、本発明の毎日の適用は表面を完全に
覆う結果となるであろう。
【0237】 また、完全に覆うことによる規則的な製品の使用は、綺麗さを維持するのみな
らず、静菌及び静黴利益を与える。即ち処理された表面にバクテリア及びかびが
現れるのを防止するであろう。他の菌の出現は、ここに開示された使用説明書を
使用して除去又は実質的に最少にすることもできる。この使用態様は、微生物の
制御を扱うための慣用の試みに比して、より容易な手段を与える(即ち、厳しい
縞を付ける活性剤、例えば漂白剤、4級アンモニウム塩などをの必要性を省く又
は最少にする)。
【0238】 毎日のシャワー組成物は、最良の結果のために頻繁に、即ち好ましくは毎日又
は各シャワー後に使用することを意図するから、製品及び配給機構は容易に利用
できることが重要である。包装及び配給機構は使用領域に近接して保管されるよ
うにデザインされることが好ましい。かくして、包装は軽く、取り扱い容易で、
適用容易であるべきである。包装は、浴室環境と良く融和した美的に心地よい特
徴を包含し、且つ場合により、容易な貯蔵及び製品の補充を可能にする装置を包
含することが好ましい。包装と別の装置としては、ぶら下げバスケット、シャワ
ーヘッド、壁、浴槽のドアー面などに直接付けられた棚があるが、これらに限定
されない。包装の一部であることができる装置としては、壁、ドアー、シャワー
に製品を取り付けるため及び/又は貯蔵するために、フック、ファスナー、吸引
カップ、接着剤、スクリューなどがある。詰め替え包装が使用される場合は、詰
め替えは、上記したように容易な利用及び貯蔵のためにデザインされるべきであ
る。これは、詰め替え包装が最も近いときは、製品の毎日の使用が容易に維持さ
れることが重要である。
【0239】 場合により、詰め替えの必要性を最少にしながら、長い期間容易な使用及びメ
ンテナンスを達成するために、ホース及び関連する配給機構を有する大きなシス
テムユニットを使用することができる。このような配給システムとの例としては
、手動圧力ポンプ及び機械的に又は電池で操作されるポンプ、又は電気ポンプを
組み込んだボックスがある。これらの装置はシャワー及び浴槽ユニットの一部と
して、直接取り付けることができるか、又は別の外部ユニットであることができ
る。電気ポンプは、安全性のために電圧が制限された装置により電源接続すべき
である。別の装置としては、上記の全ての固定機構を使用することができ、又は
装置は完全に取り付けなくても良い。任意であるが好ましくは、上記の全てのシ
ステムユニットは、適当な投与量、圧力、蒸気、温度調節及び適用範囲のパター
ンの制御のための装置を備えていることができる。これを実行するには、活性剤
の最適で且つ長く持続する配給を与えるように、濃厚物は水と混合することがで
きる。
【0240】 G2. 壁のクリーニング方法 壁クリーナーに関しては、組成物は磨き装具と組み合せたスプレー装置が使用
され、ローラー、例えば人力及び動力塗装ローラーを用いてより便利に投与され
る。ローラーを用いる場合は、ローラーから汚れを除くことが重要である。これ
は、非常に汚れたときに装置を水で洗うか、又はローラーから汚れを取りの除く
絞り機を用いることにより、達成することができる。絞り機は別に使用すること
ができ、又はローラーと共に収納することができる。
【0241】 場合により、装具は、領域に届くこと、適用範囲、使用の容易さを確実にする
ためのハンドルが取り付けられる。便利さを高めるために、組成物は予め湿らせ
た拭取り具の形態に供給することができる。予め湿らせた拭取り具は、一度の実
行で、クリーニング液及び擦り洗いされた表面を全て提供することができる。
【0242】 投与量、及び表面が損傷に敏感な適用範囲を制御することは本質的に重要なこ
とである。最良の結果、即ち表面の損傷がないか、最少の汚れ除去のためには、
投与量は好ましくは約1ml/m2〜約20ml/m2、より好ましくは約2ml/m2〜約1
0ml/m2であるべきである。最良の結果のためには、製品は上記の推奨される投
与量で、完全に処理されるべき表面がカバーされるように適用され、そして空気
乾燥される。使用説明書は好ましい適用パターン及び投与量を詳記した言葉及び
/又は絵を包含する。本発明の組成物はマイルドで且つ殆どの塗装面への傷を最
少にする。溶剤の使用は制限するか、存在させないことが好ましい。壁のクリー
ニングに好ましい組成物は、親水性ポリマーと共に又はそれなしで、好ましいC 8-16 のアルキルポリグリコシドを含有する。この組成物は、製品がマイルドであ
り且つ通常は活性剤が低レベルであるので、軽い仕事、例えば塗装された及び/
又は壁紙の表面の普通のメンテナンスには理想的に適している。親水性ポリマー
により与えられる、塗装された壁の付加的な利益としては、輝いた光沢の復元及
び汚れの防止がある。
【0243】 G3. カウンター及び/又はキャビネットのクリーニング方法 カウンター及び/又はキャビネットのクリーナーに関しては、組成物は磨き装
具と組み合せたスプレー装置を用いて供給するか、又は領域に届くこと、適用範
囲、使用の容易さを確実にするためのハンドルが取り付けられた装具を用いて投
与することができる。場合により、便利さを高めるために、組成物は予め湿らせ
た拭取り具の形態に供給することができる。予め湿らせた拭取り具は、一度の実
行で、クリーニング液及び擦り洗いされた表面を全て提供することができる。最
良の結果、即ちすすぎを必要としないように処理された領域に高い光沢を与え且
つ縞を与えずに汚れを除去するためには、投与量は好ましくは約5ml/m2〜約3
0ml/m2、より好ましくは約10ml/m2〜約20ml/m2であるべきである。本発明
の組成物はマイルドで且つ殆どの塗装面及び木材又は使われたFormica(商品名)
への傷を最少にする。壁のクリーニングに好ましい組成物は、親水性ポリマーと
共に又はそれなしで、好ましいC8-16のアルキルポリグリコシドを含有する。こ
の組成物は、製品がマイルドであり且つ通常は活性剤が低レベルであるので、軽
い仕事、即ち毎日或は毎週のメンテナンスには理想的に適している。重要なこと
は、親水性ポリマーの残りのレベルが輝き及び汚れ防止を提供することである。
溶剤、特に揮発性溶剤は、必要ならば、すすぎをしない適用において縞のない付
加的なクリーニングを与えるので、これらの組成物に混入することが好ましい。
組成物は次回の容易な脂のクリーニング利益を与え、表面に残っているポリマー
により食物及び汚れを覆う。また、組成物はクリーニングを改良するもの、例え
ば研磨パッド、熱及び蒸気と共に使用することもできる。カウンターのためには
、抗菌利益が特に望ましい。この組成物は基材により与えられる殺菌組成物の殺
菌利益を高めることができることがわかった。
【0244】 G4. ガラスのクリーニング法 ガラス及び光沢表面クリーナーに関しては、組成物は磨き装具と組み合せたス
プレー装置を用いて供給するか、又は領域に届くこと、適用範囲、使用の容易さ
を確実にするためのハンドルが取り付けられた装具を用いて投与することができ
る。製品は、ガラス表面にスプレー又は塗布されたとき、吸収性紙タオル又は布
などで拭うことができる。最良の結果のためには、好ましい拭いパターンは、ガ
ラスの上部左手(又は右手)角から始め、横横パターンを続けながら下への拭いパ
ターンを進め、低部左又は右角で終わる、横から横への重複運動からなる。つい
で、タオル又は布は綺麗な乾いた面を与えるために裏返し、そしてガラスは、ガ
ラスの左手(又は右手)終点から始められ、そして拭い運動がガラス前面をカバー
するように右(又は左)に進められる上下パターンで磨かれる。代替の拭いパター
ンは、上下に拭う運動で始め、タオル又は布の裏返し、そして横から横へ拭う運
動で終わる。代替の拭い法は、単に横横及び上下拭いパターンのタイミングを逆
にするだけである。横横及び上下パターンの組み合せ利益は溶液の広がりを改良
する結果としての縞の最小化及び紙タオルの線状の運動からの縞線の除去(即ち
、紙タオル又は布の端は拭われた場所の可視の境界を与える)である。上記の拭
いパターンにより、溶液は平方メートル当たり約10〜約20回のスプレー(1
回のスプレーで約1〜2mlと推定)の適用レベルで塗布されるべきである。上記
の好ましいクリーニングパターンは、一外層は予め湿っているが、他の層は使用
前は乾いている多層の予め湿らせた拭取り具について使用することが有利である
。このような場合は、タオルが裏返されたときに乾いた面がクリーニングすべき
表面に現れるようにして、予め湿らせた外層で、拭いが先ず行われる。この手法
においては、クリーニングは、非常に汚れた環境においてしばしば好ましい磨き
工程により達成される。水のシート化及び防霧を含む親水性ポリマーの利益の多
くは、磨き工程がプロセス中に含まれていても、実質的に維持される。磨き用に
デザインされた乾いた外層を含む予め湿らせた拭取り具において、親水性ポリマ
ーのレベルが高められるべきであるかもしれないと当業者は認識するであろう。
【0245】 G5. 床のクリーニング法 床表面クリーナーに関しては、組成物はスポンジ、帯状又は糸状モップを用い
て供給することができる。床クリーナーとは、家庭及びオフィスの内部及び外部
の普通のフローリングのクリーニング及び保存を意図する組成物を意味する。本
発明の組成物でクリーニングすることができる床としては、居間、食堂、台所、
浴室、地下室、屋根裏部屋、テラスなどがある。これらの床はセラミック、磁器
、大理石、Formica(商品名)、非ワックスビニル、リノリューム、木材、石切タ
イル、レンガ又はセメントなどからなる。
【0246】 便利な、即ち好ましくはモップハンド及びハンドルを備えたスポンジ、帯状又
は糸状装具に関しては、組成物は容易に使用すること、即ちそのままで、又は説
明書に特記されている希釈倍率でバケツ又は他の適当な容器中で希釈して、使用
することができる。最良の結果のためには、湿ったモップ掛けを行う前に、掃く
こと及び/又は吸引することが推奨される。汚れが最も少ない床が先ずクリーニ
ングされ、より厳しい汚れへと進められることが推奨される。これは、溶液の使
用を最少にし且つ部屋から部屋への汚染を制限する。装具ヘッドは、(希釈され
例えば又は直ぐに使える)溶液の中へ沈められ且つ浸され、そして絞りだされる
。装具は完全には乾いていないか、モップがけ前に滴り落ちる程度に湿っていな
いことである。
【0247】 ハンドルの付いたブラシを用いるスポンジモップ又は床布による好ましいモッ
プがけのパターンは、左から右(又は右から左)の上下重複運動を行い、ついで右
から左 (又は左から右)の上下重複運動を繰り返すことである。上下運動は約0
.5m〜約1mをカバーすることが好ましい。左から右への距離は約1m〜約2
mであることが好ましい。この領域、即ち約0.5〜約2m2をモップがけした後
、スポンジモップ又は床布は溶液に再び浸され、そして絞られる。この手順に従
うことにより、床に残った溶液の容量は約20ml/m2〜約50ml/m2、好ましくは
約30ml/m2〜約40ml/m2である。
【0248】 帯状又は糸状モップ(例えば、セルロース、ポリビニルアルコール(PVA)、綿、
合成又はブレンド品、及びそれらの混合物)を使用する場合、好ましいモップが
けのパターンは、左から右(又は右から左)の上下重複運動を行い、ついで右から
左 (又は左から右)の横横重複運動を繰り返すことである。上下運動は約0.5
m〜約1mをカバーすることが好ましい。右から左 (又は左から右)の横横パタ
ーンは約0.5m〜約1mをカバーすることが好ましい。モップがけパターンは
正方形、即ち約1m2〜約2m2の形の輪郭を描くことが好ましい。この領域をモ
ップがけした後、帯状又は糸状モップは溶液に再び浸され、そして絞られる。こ
の手順に従うことにより、床に残った溶液の容量は約20ml/m2〜約50ml/m2
好ましくは約30ml/m2〜約40ml/m2である。
【0249】 場合により、慣用のモップを使用した結果の一貫性を上手くコントロールする
ために、(希釈されるた又は直ぐに使える)組成物は一つの容器に貯蔵され、そし
てモップすすぎの水は他の容器に貯蔵される。この二つの容器は二つの別のユニ
ットからなることができ、又は一つに組み合せることができる。この使用の態様
の例としては、噴出ボトル、引金スプレー、機械的スプレー、庭用噴霧器、及び
電気又は電池作動の投与装置がある。この使用態様の利点は、新鮮な溶液が床に
常に与えられ、且つ(床のクリーニングからの)汚れた水が床を再び汚すことから
守ることである。また、この試みは、再汚れが少ないことにより、微生物を有効
に制御し、それによって細菌のない最終結果を与える。この使用態様はスポット
クリーニングには有利であり、即ちクリーニングすることが難しい領域をモップ
がけを始める前に製品で予め処理することができる。この使用態様は、溶液を汚
い領域に塗布することができるように投与をコントロールすることに関して、柔
軟性を与え、それによって価値が改良される。
【0250】 場合により、より一貫した且つ質の高い結果を達成するために、組成物は、直
ぐに使える溶液として液体又はスプレー形態で、床に直接適用することができる
。この使用態様の例としては、噴出ボトル、引金スプレー、機械的スプレー、庭
用噴霧器、及び電気又は電池作動の投与装置がある。この使用態様の利点は、新
鮮な溶液が床に常に与えられこと及び、特にモップが汚い溶液に再び曝されない
ときは、良好なモップのメンテナンスを与えることである(即ちモップは古い溶
液を絞りだして、新しい溶液を床に適用するだけで、長く維持できる)。また、
この試みは、微生物を有効に制御し、それによって細菌のない最終結果を与える
(即ち微生物の再接種が殆どない)。この使用態様はスポットクリーニングには有
利であり、即ちクリーニングすることが難しい領域をモップがけを始める前に製
品で予め処理することができる。この使用態様は、溶液を汚い領域に塗布するこ
とができるように投与をコントロールすることに関して、柔軟性を与え、それに
よって価値が改良される。
【0251】 場合により、新しい溶液を投与する試みは、車両化した(motorize)システムを
用いて行うことができることである。床のクリーニングのための車両化したシス
テムの例はDirt Devil(商品名)Wet Vac.である。好ましくは、車両化したシス
テムは新しい溶液を含有する室、及び床から除かれた汚い溶液を吸取り且つ保持
するための第2の室を含有するであろう。車両化したシステムはふき取り及び擦
り洗い装置を含有することが好ましい。擦り洗い装置は、綿、セルローススポン
ジなどで造られることができる。投与ユニットは、床上の液体を計量するための
(1回以上の投与レベルを計算できる)手段を有する簡単なユニットからなること
ができる。車両化クリーニングシステムを用いる前に、徹底的な掃除及び吸引を
することが勧められる。好ましい拭取りパターンは、左から右(又は右から左)の
上下重複運動、ついで右から左 (又は左から右)の上下重複運動の繰り返えしか
らなる。上下運動は約0.5m〜約1mをカバーすることが好ましい。左から右
への距離は約1m〜約2mであることが好ましい。この領域、即ち約0.5〜約
2m2をモップがけした後、車両化クリーニングユニットが従事し、溶液はかき集
め動作でパドル中に漏れ出し、ついで、吸引により、汚い溶液封入室中に吸い込
まれる。
【0252】 G6. ガラスクリーニング拭取り具を使用する方法 場合により、便利さを高めるために、組成物は予め湿らせた拭取り具の形態中
に供給することができる。届き難い領域 (例えば、内部又は外部の窓、2階以上
の窓、大きなガラス) のためには、予め湿らせた拭取り具は任意であるが好まし
くは、モップヘッド及びハンドルに取り付けることが好ましい。使用の容易さ及
び多能性のためには、ハンドルは1つ以上の小さな延長可能な付属品又は望遠鏡
ポールからなることができる。最良の結果のためには、モップヘッドユニットは
任意に磨くための拭き取りを包含する。予め湿らせた拭取り具は、一度の実行で
液体及び擦り洗いを全て提供する。最良の結果、即ちすすぎを必要としないよう
に処理された領域に高い光沢を与え且つ縞を与えずに汚れを除去することのため
には、投与量は好ましくは約1ml/m2〜約10ml/m2、より好ましくは約3ml/m2
〜約5ml/m2であるべきである。最良の結果のためには、好ましい拭いのパター
ンは、ガラスの上部左手(又は右手)角から始め、横横パターンを続けながら下へ
の拭いパターンを進め、低部左又は右角で終わる横から横への重複運動からなる
。ついで、予め湿らせた拭取り具は裏返しされ、そしてガラスは、ガラスの左手
(又は右手)角から始められ、そして拭い運動がガラス前面をカバーするように右
(又は左)に進められる上下パターンでクリーニングされる。代替の拭いパターン
は、上下に拭う運動で始め、タオル又は布の裏返し、そして横から横へ拭う運動
で終わる。代替の拭い法は、単に横横及び上下拭いパターンのタイミングを逆に
するだけである。横横及び上下パターンの組み合せ利益は溶液の広がりを改良す
る結果としての縞の最小化及び紙タオルの線状の運動からの縞線の除去(即ち、
紙タオル又は布の端は拭われた場所の可視の境界を与える)である。好ましくは
、残った溶液は素早く蒸発させ、拭いパターンを完結させることである。最良の
最終結果のためには、予め湿らせた拭取り具に与えられる圧力は最終の拭い工程
中は下げられる。この手法では、溶液の液滴が減少し、拭取り具は最終の拭い段
階中にいくらかの液体の再吸収に、有効に使用される。本発明の組成物は、窓ガ
ラス、自動車のガラス、鏡、クロム、銀、ストーブのトップ、ガラステーブル、
家電製品などのすすぎをしない用途に特に良く働く。慣用のガラスクリーナーと
異なり、予め湿らせた拭取り具は、優れた薄膜化/縞化の最終結果を与えるため
に、特に軽いクリーニングの仕事のために余分な磨きを必要としない。また、親
水性ポリマーは、防霧及び汚れスポット化防止性を含む幾つかの消費者の利益を
与える。組成物は、軽い義務的な仕事、即ち毎日或は毎週のメンテナンスには理
想的に適している。重要なことは、親水性ポリマーの残りのレベルが輝き及び汚
れ防止を提供することである。溶剤、特に揮発性溶剤は、必要ならば、すすぎを
しない適用において縞のない付加的なクリーニングを与えるので、これらの組成
物に混入することが好ましい。組成物は次回の容易な脂のクリーニング利益を与
え、表面に残っているポリマーにより食物及び汚れを覆う。また、組成物はクリ
ーニングを改良するもの、例えば研磨パッド、熱及び蒸気と共に使用することも
できる。特に厳しい汚れの除去又は非常に汚れた表面については、多層拭取り具
の使用がより有利である。上記したような同じレベルの液体及び拭いパターンが
使用されるが、汚れた液体を可能な限り除去し且つガラス上への汚れの再沈着を
防止するために、説明書は付加的な磨き又は艶出し工程を包含するであろう。
【0253】 G7.予め湿らせた拭取り具を用いる汎用の及び床のクリーニング 場合により、床のクリーニングの便利さを高めるために、組成物は、上記した
ように、予め湿らせた拭取り具の形態中に供給することができ、好ましくはモッ
プヘッド及びハンドルに取り付けることがきる。予め湿らせた拭取り具は、一度
の実行で液体及び擦り洗いを全て提供する。ハンドルを用いた予め湿らせたモッ
プによるモップがけパターンは、左から右(右から左)への上下重複運動を、つい
で左から右(右から左)への上下重複運動を繰り返すことで実施される。上下運動
は約0.5m〜約1mをカバーすることが好ましい。左から右への距離は約1m
〜約2mであることが好ましい。ついで、このモップがけパターンは、拭取り具
が実質的に消耗するか、乾いてしまうまで繰り返される。予め湿らせた拭取り具
は、特に、典型的な浴室で遭遇するような小さな領域をクリーニングするのに有
利である。予め湿らせた拭取り具は、種々の他の液体及び/又は装具を使用する
ことなく、床以外の表面、例えばカウンタートップ、壁などをクリーニングする
ことができるように、容易に利用でき且つ多目的に使える。この試みは、スポン
ジ、帯状及び糸状モップのような慣用の再使用系でしばしば見られる装具への菌
付着を最小にすることにより、有効に微生物を除去及び制御する。装具への菌付
着がないことは、綺麗な且つ菌のない最終結果に導く。
【0254】 G8. 使い捨てパッドを用いた床のクリーニング 任意であるが最も好ましくは、便利さ及び性能は、使い捨てパッド及び床上に
新しい溶液を適用する態様からなる系を使用することにより、最大にすることが
できる。パッドは不織布、セルロース及び超吸収性ポリマーの積層体からなる。
このパッドは、モップヘッド又はハンドルを含む装具に取り付けられる。このよ
うな系においては、溶液の適用は別の噴出ボトル又はスプレー引き金系により達
成され、又は装置に直接(即ちモップヘッド又はハンドルに)取り付けられ又は組
み込まれることができる。供給機構はオペレーターにより実行されるか、電池誘
導又は電気で作動されることができる。
【0255】 この系は、慣用のクリーニング態様に対して多くの利益を与える。パッドは汚
れた溶液を吸収するので、床のクリーニング時間を短くする。重い汚れたバケツ
を運ぶ必要性を省く。汚れた溶液を吸収し且つ締め出す吸収性パッドにより、一
つのパッドで大きな表面領域をクリーニングすることができる。 また、新しいパッドはいつも使えるから、黴菌及び汚れが捕まえられ、除去さ
れ、そして捨てられ、よりよい衛生及び悪臭制御を促進する。再使用可能な慣用
のモップは、家全体に広がり且つモップ又は家庭内の頑固な悪臭を生じる汚れ及
び黴菌を溜めてしまう。オペレーター制御による投与及び床からの汚れた溶液の
効率的な除去により、より良い最終結果が達成される。
【0256】 また、クリーニング法が、慣用のクリーニングシステムに比してより短い時間
で床に接する低レベルの溶液の使用に関係する、(少ない溶液が床に適用され、
超吸収性ポリマーは、使い捨てパッド及びモップに残った容積が約1ml/m2〜約
5ml/m2の溶液であるように、溶液の殆どを吸収する)ので、系は繊細な表面に改
良された表面安全性を与える。これは、膨張し、ついで過剰の水で過剰に処理さ
れたときに起こりがちの木材のクリーニングに、特に重要である。
【0257】 最後に、この系は、溶液の制御された投与のために、床を完全にクリーニング
する前に、予め処理される厳しく汚れたスポットには良く適している。慣用のモ
ップと異なり、この系はこぼれ(spill)の除去により有効で且つより便利である
。例えば、慣用のモップはこぼれの制御のための試みとして実際に床を湿らせる
が、吸収性紙タオル又は布は使用者にこぼれ除去を達成するために折り曲げるこ
とを要求する。最後に、装具+パッドは、クリーニングし難い且つ届き難い領域
、例えば家電製品、テーブル、カウンターなどの下に容易に接近できるようにデ
ザインすることができる。超吸収性ポリマーの使用は、パッドの容積を小さくす
る、即ち超吸収性構造がその重量の100倍を吸収することができることによる
高吸収性により、パッドは薄くすることができる。これは、吸収目的ために大き
な嵩を必要とする慣用のモップにより達成可能である(セルロース又は合成構造
体はその重量の約5倍〜約10倍を吸収する)。
【0258】 使い捨てパッド及び装具クリーニング系を使用する最良の結果のためには、湿
ったモップがけの前に、先ず完全に掃き及び/又は吸引することである。クリー
ニングすべき領域に溶液を適用する前に、小さな領域に約10ml〜約20ml(即
ち、m2当たり約1/2)を適用し、溶液が殆ど完全に吸収されるまで数回、拭いパ
ッドを領域に前後させることが好ましい。これは、最も効果的に機能することを
可能にするパッドを用意する点で重要である。投与機構が装具から離れている場
合(即ち、切り離された投与システム)の適用においては、用意されたセットは場
合により約10ml〜約20mlを用いた適用範囲で、溶液を直接パッドにスプレー
することができる。約5ml/m2〜約40ml/m2、より好ましくは約10ml/m2〜約
30ml/m2の割合での溶液の適用は、クリーニングされるべき領域にできるだけ
多く液体を広げる。これは、使い捨てパッドを使用して拭うことにより行われる
【0259】 好ましい拭いパターンは、クリーニングすべき部分の低部左手(又は右手)側か
ら始め、上下拭い運動を続けながら床を横切る拭いパターンを進める重複運動か
らなる。ついで、クリーニングすべき部分の頂部右(又は左)側から始め、そして
横横運動による拭いパターンの方向を逆にする拭いが続けられる。他の好ましい
拭いパターンは、上下拭い運動、ついで反対方向の上下上下拭い運動からなる。
これらの完全な好ましい拭いパターンは、パッドを多くの溶液、汚れ及び黴菌の
解放及び吸収を可能とし、後に残る残渣を最少にするような投与において良好な
最終結果を与える。上記の拭いパターンの他の利益は、改良された溶液の広がり
及びパッドの端からの縞線の除去の結果として、縞化を最少にすることである。
【0260】 パッドは、多数のクリーニング及び多数の表面に使用することができる多才な
ものである。各パッドは、平均の汚れの付いた1つの平均寸法(即ち約10m2
約20m2)をクリーニングするようにデザインされる。パッドは、床が平均より
も大きいか、特に汚れているときは、交換する必要がある。パッドの交換が必要
かどうかを決定するために、パッドの裏側を見て、そして裏側の吸収層が液体及
び/又は汚れで満たされているかどうかを確かめる。
【0261】 床、壁及びカウンタートップの表面を含む浴槽/シャワーでない表面領域を処
理するために従来販売されていたタイプの組成物とは反対に、すすぎをしないこ
とが望ましい場合の本発明の組成物の使用は、改良された性能を与える。
【0262】 H. 製造物品 規則的な、即ち毎日、2週間又は毎週ベースで、特にすすぎなしで、ここに定
義の製品を使用することに関しては、浴室、シャワー、壁、カウンタートップ、
ガラス、床などの清潔さを維持するために、規則的なベースで、好ましくはシャ
ワー及び/又は入浴後に、特にすすぎなしで製品を使用することの説明書と共に
、製品を容器に入れて上市することが非常に望ましい。この説明書は、製造品の
消費者に説明が伝わるように、容器自身に直接印刷するか、パンフレット、印刷
物、広告、及び/又は他の広告(これらに限定されない)を含む他の手法で存在さ
せることができる。消費者は使用法、及び本発明の最大の価値を得るために使用
法に従うことの利益を知ることが必要である。
【0263】 他の好ましい態様においては、本発明の組成物は、使用中にすすぎの必要性を
軽減する、クリーニングパッドを含有する撤去可能なクリーニング装具について
使用することができる。これは、クリーニングパッドg当たりの吸収された流体
gで、十分な吸収容量を有する撤去可能なクリーニングパッドを含有し、且つパ
ッドの交換の必要なしで、大きな領域、例えば典型的な硬い表面の床又は壁(例
えば80-100ft2)のクリーニングを可能にするクリーニング装具を包含することが
好ましい。これは、また、超吸収性物質、好ましくは上記した、米国特許出願第
08/765,507号記載のタイプのものを必要とする。
【0264】 上記の液体組成物は表面をクリーニングするための装具と共に使用することが
望ましく、該装具は
【0265】 a. 有効な量の超吸収性物質を含有し、且つ複数の実質的に平らな表面を有
し、その際該表面の1つは処理される表面と接する、好ましくは撤去可能なクリ
ーニングパッド、より好ましくは前記パッドは長さ及び幅を有する撤去可能なク
リーニングパッドであり、該パッドは擦り洗い層を含有し;
【0266】 b.場合により、第1及び第2層を含有する吸収層であって、第1層は擦り洗
い層と第2層の間(即ち、第1層は第2層の下)に位置し、第2層よりも小さな幅
を有し;及び
【0267】 c.場合により、ハンドル; を含有する。
【0268】 場合により、クリーニングパッドの好ましい観点は、クリーニング操作中に汚
れた表面に接する複数の平らな表面の使用である。モップのようなクリーニング
装具に関しては、これらの平坦な表面は典型的なクリーニング操作中(即ち、装
具がパッドの幅の実質的に周囲の方向に前後して動かされる場合)に与えられ、
表面に接する平坦な表面の各々は、クリーニングパッドの動揺(rocking)の結果
としてクリーニングされる。
【0269】 好ましいクリーニング装具は、新しい表面を連続して提供することにより、汚
れ除去性を提供するパッドを有し、及び/又は、例えばクリーニング操作中に汚
れた表面と接する複数の表面を与えることにより、汚れた表面と接することを進
める。
【0270】 洗剤用界面活性剤は、線状の、例えば分岐及び芳香族基が存在しないことが好
ましく、該界面活性剤は比較的水溶性の、例えば好ましくは約8〜約16の炭素
原子を有する疎水性鎖を持ったものが好ましく、ノニオン性洗剤用界面活性剤に
ついては、約9〜約15、より好ましくは約10〜約13.5のHLBを有する
。最も好ましい界面活性剤は、上記したアルキルポリグルコシドである。他の好
ましい界面活性剤は、約9〜約12の炭素原子及び約4〜約8のエチレンオキシ
ド単位を有するアルキルエトキシレートである。これらの界面活性剤は優れたク
リーニング利益を与え、そして必要な親水性ポリマーと相乗的に働く。最も好ま
しいアルキルエトキシレートは、Shell Chemical Co.からNeodol1-5の商品名
で入手可能なC11EO5である。C11EO5は、好ましい共界面活性剤、C8スル
ホネート及び/又はPoly-Tergent CS-1と組み合せて使用した場合に、特に好ま
しい。また、好ましいアルキルエトキシレート界面活性剤は、優れたクリーニン
グ性を与えることがわかり、本発明の湿ったポリマーを含有するマトリックス中
のC8-16のアルキルポリグルコシドと組み合せることが有利である。理論に拘束
されたくないが、C8-16のアルキルポリグルコシドは、特に好ましいアルキルエ
トキシレートが優れたクリーニングのためには必要であるときに、好ましいアル
キルエトキシレートを付加的に含有する組成物において優れた最終結果(即ち、
霞の減少)を与えることができるものと思われる。好ましい8-16のアルキルポリ
グルコシドはは、アルキルエトキシレートを含有する組成物の香料溶解性を改良
することがわかった。高レベルの香料は消費者の容認のためには有利である。
【0271】 本発明は、組成物の使用説明書と共に、容器中にここに開示された洗剤組成物
を含有する。この容器は1つ以上のユニットの組み立て部品を、包装内に又は別
に、有することができる。例えば、容器はクリーニング液の着いた乾いた拭取り
具又はパッドを包含することができる。第2の例は、拭取り具又はパッドを有す
る容器、装具及び溶液を包含することができる。第3の例は、濃厚な補充物を有
する容器、直ぐ使える溶液、及び超吸収性ゲルを有する又は有しないパッドであ
る。他の例は、装具を有するか有しない、ハンドルを有するか有しない予め湿ら
せた拭取り具である。
【0272】 洗剤組成物(クリーニング溶液)は、任意であるが好ましくは親水性ポリマーを
含有する水性ベースの溶液であり、場合により、1種以上の洗剤用界面活性剤を
含有し、親水性ポリマーが存在しないときは、好ましいアルキルポリグリコシド
が存在し、任意の溶剤、ビルダー、キレート化剤、泡抑制剤、酵素などを含有す
る。適当なポリマーは、前記したものである。適当な界面活性剤は、商業的に入
手可能で且つMcCutcheonの”Emulsifiers and Detergent”,(北アメリカ版)第
1巻(1999年)MC Publishing Co.発行に記載されている。また、最も好ましい
ポリマーはアミンオキシド部分を含有するポリマーである。最も好ましい界面活
性剤はC8−C16のポリアルキルグルコシド、及び約4〜約8の炭素原子を有す
るC9−C12のエトキシレート、及びそれらの混合物である。これらの組成物は
上記されている。
【0273】 床、カウンター、壁に関して、単独で又は慣用のスポンジ、モップ、ぼろぎれ
、又は使い捨ての予め湿らせた拭取り具、パッド、モップなどと共に、使用する
のに適するクリーニング溶液は、約0.001重量%〜約0.25重量%、好ま
しくは約0.005重量%〜約0.15重量%、より好ましくは約0.01重量
%〜約0.07重量%の親水性ポリマーを含有する。ポリマーのレベルは用途に
基づい選ばれるであろう。例えば、高いレベルのポリマーは粘稠な感触を床に残
すことがわかった。このような粘性は、カウンター、ストーブトップ及び壁のよ
うな用途においてはより容易に許される。組成物はポリマーのみを含有すること
ができるが、好ましくは約0.001重量%〜約0.5重量%、好ましくは約0
.005重量%〜約0.25重量%、より好ましくは約0.005重量%〜約0
.1重量%の界面活性剤、好ましくは前記のアルキルポリグリコシド、より好ま
しくはC8−C16のアルキル基及び約1〜約1.5の、好ましくは約1.1〜約
1.4のグルコシル基を有する好ましいポリグリコシド、及び/又は線状アルキ
ルエトキシレート洗剤用界面活性剤(例えば、Shell Chemical Co.から入手可
能なNeodol(商品名))及び/又は(例えば、Bioterge PAS-8s(商品名))も含有し
;場合により、約0.001%〜約0.5%、好ましくは約0.01%〜約0.
3%の揮発性緩衝物質、例えばアンモニア、2-ジメチルアミノ-2-メチル-1-プロ
パノール;場合により約0.01%〜約0.05%、好ましくは約0%〜約0.
2%の非揮発性緩衝物質、例えば水酸化カリウム、炭酸カリウム、及び/又は炭
酸水素カリウム;場合により、約0.001%〜約0.5%、好ましくは約0.
05%〜約0.25%の染料及び/又は香料のような他の補助剤;約99.9%
〜約80%、好ましくは約99%〜約85%、より好ましくは約98%〜約90
%の脱イオン水又は軟水を含有する。過剰なレベルの脱イオン水又は軟水は用途
に依存するであろう。濃厚物は、濃縮率(例えば、5倍、10倍、20倍)に基づ
いて、80%未満の脱イオン水又は軟水を含有することができる。
【0274】 本発明の1つの態様では、容器中に、その使用説明書と共に、有効量の超吸収
性物質を含有する吸収構造を有する上記の洗剤組成物を含有するか、又は場合に
より、装具、又は少なくとも、超吸収性物質を含有する使い捨てクリーニングパ
ッドを容器中に含有することが好ましい。本発明は、また、汚れた表面のクリー
ニングを行うための、親水性ポリマーを有する組成物及び超吸収性物質を含有す
る使い捨てクリーニングパッドの使用、即ち典型的には約1%以下の洗剤用界面
活性剤;溶剤を含む約5%未満の疎水性物質;及び約9より大きいpH;の組成
物を適用し、超吸収性物質を含有する吸収構造中の組成物を吸収することを包含
する表面のクリーニング方法に関するものである。
【0275】 クリーニング装具 1つの好ましい観点においては、本発明は、上記したタイプの表面をクリーニ
ングするための装具と共に、場合により見えなくなる染料を含有する上記の洗剤
組成物の使用に関するものであり、該装具は、
【0276】 a. 超吸収性物質を含有し、且つ実質的に平坦な複数の表面を有し、その際実
質的に平坦な表面の各々はクリーニングされるべき表面と接しており、及び好ま
しくは第1及び第2層を有し、その際第1層は擦り洗い層と第2層の間に位置し
且つ第2層より小さな幅を有するパッド構造を有する撤去可能なクリーニングパ
ッド;及び b. 場合により、ハンドル; を有する。
【0277】 上記したように、本発明の好ましい観点においては、パッドは超吸収性物質を
含有し、そして十分なクリーニング利益を与えることが好ましい。好ましいクリ
ーニング性能の利益は、溶解された汚れを除去するパッドの能力との組み合せで
、後記する好ましい構造的特性に関係する。上記したように、好ましいクリーニ
ングパッドは、好ましい洗剤用界面活性剤と共に使用されるときは、最適の性能
を与える。 好ましいパッドは、上記のように複数の平坦な表面を与える。 ここで使用される全ての数値はほぼ標準値をベースとしており、全ての部、パ
ーセント、及び割合は特記しないかぎり、重量及び組成物当たりの重量であり、
全ての特許はここに参考として合体される。
【0278】
【実施例】
実施例 次の実施例及び/又は比較例により、本発明をさらに説明する。次の組成物は
リストした成分をリストした割合で、リストした添加順序で混合することにより
造られる。
【0279】 組成物 比較の製品は示された名称の組成物で、下記の名前で上市されているものを包
含する。
【0280】
【表1】
【0281】
【表2】
【0282】毎日のシャワー組成物の性能の試験法 綺麗に艶付けされたセラミックタイル:Dal-Tile(商品名)艶付けされた青色セ
ラミックタイル(P.O.Box 17130,Dallas,寸法152mm×152mm×8mm)及びDal-Tile(
商品名)艶付けされた黒色セラミックタイル(寸法105mm×105mm×8mm)が下記の毎
日のシャワー製品試験に使用される。各タイルは、先ず紙タオルで拭われ、つい
で蒸留水ですすがれる。タイルにイソプロピルアルコールがスプレーされ、湿っ
た紙タオル又は布で拭われる蒸留水で再びすすがれる。蒸留水のすすぎ結果が、
5秒未満で90+%の水がタイルでビーズをつくるか、ころがりを示すようにな
るまでクリーニング操作が続けられる(ビーズ化の実験は垂直なタイルを保持し
て行われる)。ついで、タイルは拭われて、乾燥され、そして光沢が記録される
【0283】 光沢の測定:BYK Gardner(ドイツ)により製造されているmicro-TRI-gloss光
沢計を用いて60°の角度で測定)により、各タイルについて5回の光沢の読みが
なされ、平均の読みが記録される。測定はタイルの各々の角の近く及び中央で行
われる。
【0284】 製品によるタイルの処理:各タイルは壁(又は流し)に対して垂直に置かれる。
ついで、タイルは、5mlの試験製品でスプレーされ(注:これは5回のスプレー
に相当する)、Continental Spray Inc.で製造されたT8500スプレー機を用いて
約2フィート(60cm)の距離から塗布される。タイルのスプレー(噴霧)は、タイル
への適用範囲が最大になるように行われる。製品処理に続いて、タイルは空気乾
燥される。乾燥したら直ぐに、光沢が測定される。ついで、タイルは、製品に残
ったスポット、縞及び薄膜について目による品質の検査が行われる。平均して、
綺麗なタイルの光沢と製品処理が行われた光沢との差が、製品による光沢の損失
に相当する。
【0285】 模擬的シャワー :公知の硬度の水がシャワーをシュミレートするために使用さ
れる。タイルは、流し壁に垂直に立てて置かれ、ついでT8500スプレー機を用い
て約2フィート(60cm)の距離で、暖かい市水(T-100°F又は37℃)でスプレーさ
れる。各タイルは1分間当たり80回スプレーの一定な投与速度で、3分間スプ
レーされ、ついで周囲条件下で乾燥される。タイルのスプレー(噴霧)は、タイル
への適用範囲が最大になるように行われる。乾燥して直ぐに、タイルは、製品に
残ったスポット、縞及び薄膜について目による品質の検査が行われる(全ての製
品フィルムは模擬的シャワーで3分間にわたりすすがれる)。
【0286】 サイクル:各シャワーが行われた製品の連続的な使用の効果をシュミレートす
るための努力のもとで、上記の手順が数回繰り返される。3回のサイクルで使用
された後は性能はより改良される傾向はないが、幾つかの製品は付加的な使用に
ついて良好に振舞うことが観察される。
【0287】 最終の光沢測定(任意):最後の模擬シャワーサイクルの後、製品処理及びシャ
ワーすすぎの累積効果を評価するために、光沢測定が行われる。
【0288】 組成物:全ての原料は商業的なソースから購入される。下記の試験で使用され
たPVNOは、Reilly industriesで造られ、20,000g/モル以下の分子量を有するも
のである。全ての試験で使用されたAPGは、HenkelからのPlantaren 2000、商業
的に入手可能な化粧品グレードのC8-16のポリアルキルグリコキシドである。実
施例2に記載のチボリ(Tivoli)−シクロデキストリン錯体は香料とβ-シクロデ
キストリンを、β-シクロデキストリンの腔が満たされるように混合することに
より造られる。ついで、過剰の香料が除かれ、錯体が乾燥、固化される。
【0289】
【表3】
【0290】
【表4】
【0291】 上記の各組成物については、親水性ポリマーの添加は水のシート化及びタイル
のスポット化を改良し、或は不変の性能を残す。最も大きな利益は、PVNO単独、
APGに加えたPVNO及びBenckiser製品に加えたPVNOを用いたときに、観察される。
さらに、上記の各配合物にPVNOを混入しても、光沢に有害な影響を与えない。
【0292】 別の試験においては、0.075%のPVNOがReckitt & Colman’s Mist Aw
ay(商品名)製品に加えられる。親水性ポリマーから、シート化又はスポット化の
ない利益が観察された。この製品の分析は4級アンモニウム塩の存在を明らかに
する。4級界面活性剤は疎水性に変性された界面活性剤であることが知られてお
り、従って水と表面との接触角を増加させる。PVNOの添加は、シート化を示すの
に十分な接触角の減少には失敗する。
【0293】 実施例 縞化及び薄膜化により測定されるつぎの実施例の最終結果の性能は、本発明の
幾つかの組成物、及び比較の商業的に入手可能な製品について測定された。試験
された関連の入浴シャワー基材は、青色及び黒色Daltile(商品名)セラミックタ
イル及びガラスシャワー扉(会社名、製造、及び寸法)を包含する。可視の等級が
、3つの専門家の等級の平均に基づいて薄膜化/霞化及びスポット化/縞化につい
て、与えられ。等級は0から6のスライドスケールでなされ、0は完全な最終結
果を示し、6はひどい最終結果を示す。最終結果は光沢計測定を使用しても測定
される。各光沢測定は、各サイクルの後に製品を適用して行われる。
【0294】
【表5】
【0295】
【表6】
【0296】
【表7】
【0297】
【表8】
【0298】
【表9】
【0299】 上記のデータは、PVNOを含有する簡単な組成物が優れた最終結果を与えるため
に使用することができることを提案している。これらのPVNO-組成物の全ては、
比較のものに対して卓越したシート化利益も与える。
【0300】 最良の結果は、APG又は界面活性剤の不存在下にシクロデキストリンを使用し
て達成されるが、最終結果の性能において考慮しうる変化がある。非常に良好な
結果は一般に、アルキルスルフェート界面活性剤をPVNOと組み合せて使用するこ
とにより、達成される。全ての場合において、PVNO含有組成物により与えられる
最終結果は、光沢計による測定において、比較のものよりも非常に優れている。
ガラス上の光沢計の試験は、装置上の制限のために測定することができなかった
【0301】 使い捨てクリーニングパッドを用いた床クリーニング製品に関する実施例 すすぎなしシャワー/浴槽クリーニング製品/方法、好ましくは規則的な、例
えばシャワーごとの基準での使用について見られる利益と共に、本発明は、クリ
ーニング溶液の全部ではないが殆ど吸収する使い捨てパッドの使用に関連する、
すすぎ工程なしの床クリーニング法の利益を与える。この方法は、つぎの実施例
により説明される。この比較の一部として、ポリマー、特にPVNOが特定なタイプ
の界面活性剤及び/又は溶剤と組み合されたときに、付加的な相乗的利益が観察
されることがわかった。下記の組成物はリストされた成分をリストされた割合で
リストされた添加順序で混合することにより造られる。
【0302】
【表10】
【0303】組成物 :全ての原料は商業的なソースから購入される。下記の試験で使用された
PVNOは、Reilly industriesで造られ、20,000g/モル以下の分子量を有するもの
である。使用された界面活性剤は、HenkelからのPlantaren 2000で、商業的に
入手可能な化粧品グレードのC8-16のポリアルキルグリコキシドであり;Henkel
からのPlantaren 1200で商業的に入手可能な化粧品グレードのC10-16のポリア
ルキルグリコキシドであり;、AkzoからのAg-6210で、商業的に入手可能な化粧
品グレードのC8-12のポリアルキルグリコキシドであり;NeodolC11EO5は、
約11の炭素原子の平均鎖長を有するアルキル基及び分子当たり平均で約5のエ
トキシ基を含有する商業的に入手可能なノニオン性アルキレンオキシレートであ
る。使用された溶剤は、Sigma Aldrichからのポリプロピレングリコールプロピ
ルエーテルである。
【0304】使い捨てパッドによる床のクリーニングの試験法 綺麗に艶付けされたセラミックタイル:Valentino Kerastone(Cermiche Pie
mme 41053 Maranello Italy)からの、滑らかな生地で薄白色及び褐色の大理
石様の外観の332mm×332mmのイタリアの艶付けされたセラミックタイルが試験に
使用される。これらのタイルは、その高い霞みのために湿らすことが困難である
ので、試験に選ばれた。
【0305】 タイルの調製:各タイルは、表面の汚れ除去するために、先ず紙タオル及び2
0%イソプロピルアルコールを含有する溶液で拭われる。ついで、各タイルは、
完全に乾くまで蒸留水で再び拭われる。
【0306】 汚れの調製:試験に使用された汚れは、820gのイソプロピルアルコールと320g
の脱イオン水を混合して調製される。これに28.1gの篩にかけた真空クリーナー
の塵(Empiricalより提供)、0.78gのCrisco油、0.09gの重合したCrisco油(粘度18
00cps)及び1.25gのドミノグラニュー糖を加える。
【0307】 汚し方:3mlの汚れ液を各タイルの中央に塗布する。均一な被覆が達成される
まで、3インチのけば塗装ロールで、タイルを縦横に、汚れを平らに広げる。乾
燥する。
【0308】 クリーニングパッド:吸収性モップパッドを100×130mmにカットする。このパ
ッドはBuckeye Chemicalsで造られた、3層の密な勾配のコアからなる。第1層
(床の層)は0.06g/ccの密度及び4.5mmの厚さ及び63mmの幅を有する。中間層は0.1
g/ccの密度及び3mmの厚さ及び89mmの幅を有する。第3層(貯蔵層)は0.15g/ccの
密度及び1mmの厚さ及び120mmの幅を有する。床面のコアの上は、開口成形フィル
ムである。床のシート面の外端に、擦り洗い用の浮遊カフスを取り付けたSwiffe
r(商品名)材料(綿布付きの63grmの水をからませたポリエステル)の2×64mmのル
ープがある。裏面には、Clopayより提供されたポリマーバリヤー、及び装具にパ
ッドを取り付けるためにパッドの長さに沿って2×25mmの広い付属ストリップが
ある。
【0309】 クリーニング装具:Swiffer(商品名)乾燥汚れモップヘッド(モップがけの作用
を出すための回転ヘッドを含む)を100×130mmの寸法にカットする。パッド取り
付け用の手段を与えるために、このモップヘッドにメイルベルクロストリップが
接着される。
【0310】 クリーニング手順パッドの下塗り:別の綺麗な332mm×332mmのタイル上に3mlのクリーニング溶
液を塗布する。タイルを、左から開始し、右へ動かし、上下に6サイクル拭い、
ついで右から左へ6サイクル戻る。24回拭うように拭いを繰り返す。 クリーニング:同じクリーニング溶液3mmが汚れた試験タイルに塗布される。
下塗りパッドを用いて、左から開始し、右へ動かし、上下に7サイクル拭い、つ
いで右から左へ7サイクル戻る。24回の拭いがなされるまで、拭いを繰り返す
等級付け:タイルを完全に乾かした後、薄膜化/縞化について専門家の等級が
調べられる。0〜4の尺度が使用され、0はなし、4は厳しい薄膜化/縞化を示
し、各タイルは最終結果の外観が等級づけされる。
【0311】
【表11】
【0312】 上記の結果は、簡単な組成物への低レベルのPVNOの添加は、使用された他の成
分に基づく異なる度合いで、最終結果を改良するをことを提案している。さらに
、結果は異なる界面活性剤はそれ自身で又はPVNOと組み合せにおいて異なる度合
いの性能利益を与えることができることを提案している。特に、アルキルポリグ
ルコシド(APG)は、この界面活性剤タイプのより良い変更の一つであるとして排
除されている標準のエトキシル化ノニオン性界面活性剤よりも良好な性能を与え
る。APGそれ自身でさえも、最も広い鎖長範囲(C8-16)による変更は、(C10-16
又はC8-12より好ましい)最良の性能を与える。最後に、界面活性剤、PVNO及び
特別の溶剤(プロピレングリコールプロピルエーテル、例えば「PGPE」)が加えら
れた場合に、付加的な改良が見られる。
【0313】ガラス上のすべり試験法 装置 ・INSTRON4400試験装置、及びINSTRON付きコンピュータ ・INSTRONスロープボード(プーリーホイール付き)7”幅×20.5”長さ ・INSTRON長方形荷重ブロック ・7”×18”の窓ガラス(スロープボードに固定) ・試験すべき材料
【0314】手順 1.INSTRONスロープボードをクロスヘッドの下の位置に置く。 2.C-クランプを使用して窓ガラスをスロープボードに取り付ける。 3.スロープの始めにブロックを置く。 4.紐をブロックに取り付け、プーリーホイールに巻き、クロスヘッドループに 取り付ける。 5.紐が緊張するが力を示さないように、0の力にクロスヘッドを調整する。 6.装置を回し、調整する。 7.コンピュータプログラムを使用して、”Tensile 06法-Wipes Glide”を選
ぶ (以下にリストした備え付け)。 8.試験すべき材料で荷重ブロックの周りを包む。 9.連続試験を選ぶと、クロスヘッドが自動的に動く。 10.試験が終了したときに、「リセット」をクリックすると、クロスヘッドは自 動的に高い位置にもどる。 11.グラフは全体の試験時間に亙る力kg及び最高のkgfを示す。最高のkg
f は材料を評価するために使用された数である。 12.材料当たり3回の試験を繰り返す。下記繰り返しの間にはガラスを綺麗にす
る。
【0315】オプション 1.材料は湿式又は乾式で試験することができる。 2.スベリ私権は他の表面で行なうことができる。表面は7”×18”にカットす
る必要がある。C-クランプを用いてINSTRONスロープボードに取り付ける。
【0316】試験法のセッティング 試験方向:上 クロスヘッド速度:304.8mm/min 重量測定:kg力-計算された最高の力のレベル スロープボード:角度12.4° クロスヘッド移動:350mm
【0317】試験 :特別の基材からなる下記の予め湿らせた拭取り具が、上記のINSTRON装置
により、ガラス上のすべり性能について試験される。特別の基材は#1Bounty紙タ
オル(100%以下のセルロース);#2, 70%セルロース、13%ポリエステル、17%バ
インダー;#3 75%セルロース、25%ポリプロピレン;#4 70%ポリエステル、30%
セルロース;#5 100%ポリプロピレンである。予め湿らせた拭取り具は1.7の負
荷力、即ち乾いた基材g当たり1.7gの液体(P&Gから入手可能なCinch(商品名)
クリーニングスプレー、この試験の全部で液体として使用)を用いて乾式で試験
される。また、基材は乾式で、即ち乾いた拭取り具に液体をつけることなく、試
験される。より低い摩擦数が好ましいすべり性能示す。摩擦の読みの間に有意さ
を確立するために、グループ分けがなされる。
【0318】乾いた表面の試験結果 Tグループ 平均 Nクラス A 0.08053 #1 B A 0.04027 #5 B 0.03583 #2 B 0.03583 #3 B 0.03580 #4
【0319】予め湿らせた拭取り具の試験結果 Tグループ 平均 Nクラス A 0.147700 #1 B 0.107400 #3 C 0.085000 #2 C 0.080500 #5 D 0.040267 #4
【0320】 乾いた又は湿ったセルロース基材はガラス上の最大級の摩擦を有し、高ポリエ
スエル含量及び高ポリプロピレン含量の基材は十分に良好なすべりを示す。即ち
ガラスの摩擦が低い。セルロース又は超吸収性ポリマーとポリエステル、ナイロ
ン、又はポリアルキレンの組み合せは、特に疎水性繊維、スポットなどがすべり
を与えるために表面にある限り、望ましい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A01N 33/18 A01N 33/18 A 37/04 37/04 37/06 37/06 37/14 37/14 43/40 101 43/40 101L 43/80 102 43/80 102 47/44 47/44 59/00 59/00 A A47L 13/17 A47L 13/17 A B Z B08B 3/08 B08B 3/08 Z 5/04 5/04 Z C11D 1/68 C11D 1/68 3/395 3/395 3/43 3/43 3/48 3/48 3/50 3/50 17/04 17/04 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN,YU, ZA,ZW (72)発明者 シェリー,アラン エドワード アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナチ、 ロレイン、アベニュー 235、ナンバー 7 (72)発明者 ポリチッキオ,ニコラ ジョン アメリカ合衆国オハイオ州、メイソン、ロ ーレルウッド、コート 4976 (72)発明者 セラ,シンシア エレイン アメリカ合衆国オハイオ州、フェアフィー ルド、リソー、ロード 2930 (72)発明者 フローラ,ジェフリー ローレンス アメリカ合衆国オハイオ州、メイソン、イ エローウッド、ドライブ 7785 (72)発明者 トリン,トアン アメリカ合衆国オハイオ州、メインヴィ ル、クリークウッド、レーン 8671 (72)発明者 モレリ,ジョセフ ポール アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナチ、 リドル、ロード 730、アパートメント 410エヌ Fターム(参考) 3B074 AA00 AA01 AA02 AA03 AB01 CC02 3B116 AA31 BA08 BA22 BB21 BB72 CC03 3B201 AA31 BA08 BA22 BB21 BB72 BB95 CC14 4H003 AB27 AC05 BA22 BA28 DA05 EB30 EB41 ED02 FA26 FA34 FA42 4H011 AA02 BA02 BB01 BB03 BB04 BB06 BB08 BB10 BB17 BC18 DA13 (54)【発明の名称】 硬い表面のクリーニング組成物、予め湿らせた拭取り具、使用方法、及び前記組成物又は拭取り 具及びすすぎをしないような強制的条件下において外観及び/又は衛生を改良し、クリーニング 及びメンテナンスを容易にするための使用説明書を含有する物品。

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a. 任意であるが好ましくは、接触角を減少させ及び/又は
    表面の親水性を増大させるために有効な量で且つ約0.5%までの、処理された
    表面を親水性にする、好ましくは比較的持続的な親水性ポリマー; b. 任意であるが好ましくは、有効な量の洗剤用界面活性剤であって、該界面
    活性剤は、前記親水性ポリマーが存在しないときは、約8〜約18の炭素原子を
    含有するアルキル基を有するアルキルポリサッカリド洗剤用界面活性剤を含有す
    る; c. 場合により、クリーニングを高めるのに有効な量の1種以上の有機クリー
    ニング溶剤; d. 場合により、クリーニング及び/又は抗菌作用を改良させるのに有効な量
    の水溶性モノ又はポリカルボン酸; e.場合により、有効な量の未置換又は置換シクロデキストリン、場合により短
    鎖(1〜4の炭素原子の)アルキル又はヒドロキシアルキル基で置換された、α、
    β又はγシクロデキストリン; g. 場合により、漂白、クリーニング及び/又は抗菌作用を与えるのに有効な
    量で、約5%までの過酸化水素; h. 場合により、約0.005%〜約1%の、ポリアクリレート、ガム、及び
    それらの混合物からなる群から選ばれる増粘化ポリマー; i. 場合により、臭い効果を与えるために有効な量の香料、及び/又は付加的
    な補助剤;及び j. 場合により、有効な量の、約0.0001%〜約0.1%、より好ましく
    は約0.00025%〜約0.05%、最も好ましくは約0.001%〜約0.
    01%の泡抑制剤、好ましくはシリコーン泡抑制剤; を含有し、残部が水、及び任意の水溶性溶剤を含有する水性溶剤系であり、シャ
    ワー室又は浴槽中でシャワーを浴び又は入浴した後に使用するのに適したクリー
    ニング組成物であって、該組成物は使用条件下で約2〜約12のpHを有するか
    、又は場合により、約2〜約6、あるいは約3〜約5の酸性pHを有し、上記成
    分は前記組成物で処理された表面をすすがないとき又は擦って乾燥させたときで
    さえも、無視できる目に見える残渣しか与えないように選択され、且つ好ましく
    はa.及びb.の少なくとも1つが存在するクリーニング組成物。
  2. 【請求項2】 I. 組成物の約0.005重量%〜約0.5重量%の前記親
    水性ポリマー;約0.005%〜約0.5%の前記洗剤用界面活性剤;組成物の
    約0.25重量%〜約5重量%の前記有機クリーニング溶剤;及び組成物の約9
    0重量%〜約99重量%の水性溶剤系があり、該組成物は約3〜約11.5の pHを有する; II. 組成物の約0.01重量%〜約0.3重量%の前記親水性ポリマー;約
    0.005%〜約0.4%の前記洗剤用界面活性剤;組成物の約0.5重量%〜
    約5重量%の1種以上の有機クリーニング溶剤;及び組成物の約90重量%〜約
    99重量%水性溶剤系があり、該組成物は約3〜約11.5のpHを有する;又
    は III. 約0.005%〜約0.5%の前記親水性ポリマー;及び残部の水;
    又は IV. 組成物の約0.005重量%〜約0.5重量%の前記親水性ポリマー;
    約0.005%〜約0.5%の前記洗剤用界面活性剤;及び組成物の約90重量
    %〜約99重量%水性溶剤系があり、該組成物は約3〜約11.5のpHを有す
    る;又は V. 前記親水性ポリマーのレベルは組成物の約0.01重量%〜約0.3重量
    %であり;前記界面活性剤のレベルは約0.02%〜約0.4%であり;前記有
    機クリーニング溶剤のレベルは約0.5%〜約3%であり;その際香料は組成物
    の約0.005重量%〜約0.4重量%のレベルで加えられる;又は VI. 前記親水性ポリマーのレベルは組成物の約0.01重量%〜約0.25
    重量%であり;その際香料は組成物の約0.005重量%〜約0.4重量%のレ
    ベルで加えられる;又は VII. 前記親水性ポリマーのレベルは組成物の約0.01重量%〜約0.2
    5重量%であり;前記界面活性剤のレベルは約0.01%〜約0.25%であり
    ;その際香料は組成物の約0.005重量%〜約0.2重量%のレベルで加えら
    れる; 請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 a. 接触角を減少させ及び/又は表面の親水性を増大させる
    ために少なくとも有効な量で且つ約0.5%までの、処理された表面を親水性に
    する、好ましくは比較的持続的な親水性ポリマー; b. 主たる界面活性剤として、約8〜約18の炭素原子を含有するアルキル基
    を有するアルキルポリサッカリド洗剤用界面活性剤を含有する、少なくとも有効
    な量の洗剤用界面活性剤; c. 場合により、クリーニングを高めるのに有効な量の1種以上の有機クリー
    ニング溶剤; d. 場合により、漂白、クリーニング及び/又は抗菌作用を与えるのに有効な
    量の過酸化水素; e.場合により、臭い効果を与えるために有効な量の香料、及び/又は付加的な
    補助剤;及び 残部が水及び任意の水溶性溶剤を含有する水性溶剤系である; を含有し、その際前記処理液が使用条件下で約3〜約11.5のpHを有するこ
    とを特徴とするガラスクリーニング組成物。
  4. 【請求項4】 I. 組成物の約0.001重量%〜約0.4重量%の前記親
    水性ポリマー;約0.001%〜約0.3%の前記洗剤用界面活性剤;組成物の
    約0.25重量%〜約7重量%の前記有機クリーニング溶剤;及び組成物の約0
    重量%〜約0.2重量%の香料;及び組成物の約90重量%〜約99重量%水性
    溶剤系で、該組成物は約3〜約11.5のpHを有する;又は II. 組成物の約0.005重量%〜約0.25重量%の前記親水性ポリマー
    ;約0.005%〜約0.3%の前記洗剤用界面活性剤;組成物の約0.5重量
    %〜約5重量%の1種以上の有機クリーニング溶剤;組成物の約0重量%〜約0
    .1重量%の香料;及び組成物の約90重量%〜約99重量%水性溶剤系で、該
    組成物は約3〜約11.5のpHを有する;又は III. 約0.001%〜約0.4%の前記親水性ポリマー;全組成物の約0
    .003重量%〜約0.1重量%の香料;及び残部の水であり、該香料は水に溶
    解又は懸濁されている;又は IV. 約0.001%〜約0.4%の前記親水性ポリマー;組成物の約0.2
    5%〜約5重量%の1種以上の有機クリーニング溶剤;及び組成物の約90重量
    %〜約99重量%水性溶剤系で、該組成物は約3〜約11.5のpHを有する;
    又は V. 主たる界面活性剤として、約8〜約18の炭素原子を含有するアルキル基
    を有するアルキルポリサッカリド洗剤用界面活性剤を含有する、有効な量の約0
    .001%〜約0.3%の洗剤用界面活性剤;全組成物の約0.5重量%〜約5
    重量%の1種以上の有機クリーニング溶剤;組成物の約0重量%〜約0.1重量
    %の香料;及び組成物の約90重量%〜約99重量%の前記水性溶剤系で、該組
    成物は約3〜約11.5のpHを有する; を含有する請求項3記載のガラスクリーナー組成物。
  5. 【請求項5】 a. 接触角を減少させ及び/又は表面親水性を増大させるた
    めに少なくとも有効な量で且つ約0.5%までの、処理された表面を親水性にす
    る、好ましくは比較的持続的な親水性ポリマー; b. 約8〜約18の炭素原子を含有するアルキル基を有するアルキルポリサッ
    カリド洗剤用界面活性剤を含有する、有効な量の洗剤用界面活性剤; c. 場合により、クリーニングを高めるのに有効な量の1種以上の有機クリー
    ニング溶剤; d. 場合により、クリーニング及び/又は抗菌作用を改良させるのに有効な量
    の水溶性モノ又はポリカルボン酸; e. 場合により、有効な量で約1%までの未置換又は置換シクロデキストリン
    ; f. 場合により、漂白、クリーニング及び/又は抗菌作用を与えるのに有効な
    量で約5%までの過酸化水素; g. 場合により、約0.005%〜約1%の、ポリアクリレート、ガム、及び
    それらの混合物からなる群から選ばれる増粘化ポリマー; h. 場合により、臭い効果を与えるために有効な量の香料、及び/又は付加的
    な補助剤;及び i. 場合により、有効な量の泡抑制剤;及び 残部が(a)水又は任意の水溶性溶剤を含有する水性溶剤系又は(b)水、洗剤用ビル
    ダー及び/又は不活性塩及び/又は研磨剤を含む無機塩を含有する水性溶剤系で
    ある; を含有し;その際該組成物は使用条件下で約2〜約12のpHを有する、直ぐに
    使える、床、壁及びキャビネット用の汎用クリーニング組成物。
  6. 【請求項6】 I. 組成物の約0.001重量%〜約0.5重量%の前記親
    水性ポリマー;約0.001%〜約0.5%の前記洗剤用界面活性剤;組成物の
    約0.25重量%〜約7重量%の前記有機クリーニング溶剤;及び組成物の約0
    重量%〜約0.2重量%の香料;及び組成物の約90重量%〜約99重量%水性
    溶剤系で、該組成物は約3〜約11.5のpHを有する;又は II. 組成物の約0.005重量%〜約0.25重量%の前記親水性ポリマー
    ;約0.025重量%〜約5重量%の1種以上の有機クリーニング溶剤;及び組
    成物の約90重量%〜約99重量%水性溶剤系で、該組成物は約3〜約11.5
    のpHを有する;又は III. 約0.001%〜約0.4%の前記親水性ポリマー;全組成物の約0
    .25重量%〜約5重量%の1種以上の有機クリーニング溶剤;及び組成物の約
    90重量%〜約99重量%水性溶剤系で、該組成物は約3〜約11.5のpHを
    有する; を含有する請求項5記載の組成物。
  7. 【請求項7】 前記洗剤用界面活性剤が、 I. 組成物の約0.001重量%〜約0.5重量%の、約11の炭素原子を有
    するアルキル基を含有し、エトキシル化レベルが約5の線状アルキルエトキシレ
    ート洗剤用界面活性剤、及び界面活性剤の薄膜化を減少させ且つ香料の溶解を助
    ける共界面活性剤として、約0%〜約0.3%の、約8の炭素原子の鎖長を有す
    るアルキル基を含有するアルキルスルホネート;又は II. 組成物の約0.001重量%〜約0.5重量%の、約11の炭素原子を
    有するアルキル基を含有し、エトキシル化レベルが約5の線状アルキルエトキシ
    レート洗剤用界面活性剤、及び界面活性剤の薄膜化を減少させ且つ香料の溶解を
    助ける共界面活性剤として、約0%〜約0.3%のPoly-Tergent CS-1;又は III. 組成物の約0.001重量%〜約0.5重量%の、約11の炭素原子を
    有するアルキル基を含有し、エトキシル化レベルが約5の線状アルキルエトキシ
    レート洗剤用界面活性剤、及び界面活性剤の薄膜化を減少させ且つ香料の溶解を
    助ける共界面活性剤として、約0%〜約0.3%の、約8の炭素原子の鎖長を有
    するアルキル基を含有するアルキルスルホネート及び約0%〜約0.3%のPoly
    -Tergent CS-1; で置き換えられた請求項5又は6記載の組成物。
  8. 【請求項8】 組成物の約0.5重量%〜約7重量%、好ましくは約1重量
    %〜約5重量%の1種以上の疎水性クリーニング溶剤;組成物の約0.005重
    量%〜約0.5重量%の1種以上の、約150g/モル未満の分子量を有し且つ
    1つ以下のヒドロキシ基を有する揮発性緩衝剤;組成物が脱イオン水の表面張力
    を室温で約72dyne/cmから約25dyne/cm以上まで、好ましくは約30dyne/cm
    、以上、より好ましくは35dyne/cmに減少させるように、香料及び抗菌剤を除
    く全非揮発性物質のレベルが組成物の約0重量%〜約0.08重量%、好ましく
    は約0.055重量%、より好ましくは約0.025重量%である; を含有することを特徴とする、直ぐに使える、床、壁及びキャビネット用の汎用
    クリーニング組成物。
  9. 【請求項9】 I. a. 約0.5%〜約7%の1種以上の疎水性クリーニング溶剤; b. 約0.005%〜約0.5%の、約150g/モル未満の分子量を有し
    、1つ以下のヒドロキシ基を含有する1種以上の揮発性緩衝剤; c. 組成物が脱イオン水の表面張力(室温で約72dyne/cm)を約25dyne/c
    m以上までに減少させるように、約0%〜約0.2%の、香料及び抗菌剤を除く
    全非揮発性物質の合計レベル; II. a. 約0.5%〜約5%の1種以上の疎水性クリーニング溶剤; b. 約0.005%〜約0.3%の、約150g/モル未満の分子量を有し
    、1つ以下のヒドロキシ基を含有する1種以上の揮発性緩衝剤; c. 組成物が脱イオン水の表面張力(室温で約72dyne/cm)を約30dyne/c
    m以上までに減少させるように、約0%〜約0.1%の、香料及び抗菌剤を除く
    全非揮発性物質の合計レベル;又は III. a. 約0.5%〜約5%の1種以上の疎水性クリーニング溶剤; b. 約0.005%〜約0.3%の、約150g/モル未満の分子量を有し
    、1つ以下のヒドロキシ基を含有する1種以上の揮発性緩衝剤; c. 組成物が脱イオン水の表面張力(室温で約72dyne/cm)を約30dyne/c
    m以上までに減少させるように、約0%〜約0.055%の、香料及び抗菌剤を
    除く全非揮発性物質の合計レベル;又は IV. a. 接触角を減少させ及び/又は表面親水性を増大させるために少なくと
    も有効な量で且つ約0.5%までの、処理された表面を親水性にする、好ましく
    は比較的持続的な親水性ポリマー; b. 任意であるが、有効な量の、好ましくは組成物の約0.5重量%以下の洗
    剤用界面活性剤、好ましくは約8〜約16の炭素原子を含有するアルキル基を有
    するアルキルポリサッカリド洗剤用界面活性剤、又は約11の炭素原子を有する
    アルキル基を含有し、エトキシル化レベルが約5の線状アルキルエトキシレート
    洗剤用界面活性剤、及び場合により、界面活性剤の薄膜化を減少させ且つ香料の
    溶解を助ける共界面活性剤として、約0%〜約0.3%のPoly-Tergent CS-1及
    びそれらの混合物; c. 場合により、クリーニングを高めるのに有効な量の1種以上の有機クリー
    ニング溶剤、好ましくはモノプロピレングリコールモノプロピルエーテル、モノ
    プロピレングリコールモノブチルエーテル又はモノエチレングリコールモノブチ
    ルエーテル、及びそれらの混合物; d. 場合により、クリーニング及び/又は抗菌作用を改良させるのに有効な量
    の水溶性モノ又はポリカルボン酸; e. 場合により、臭いを改良させるのに有効な量の未置換又は置換シクロデキ
    ストリン; f. 場合により、漂白、クリーニング及び/又は抗菌作用を与えるのに有効な
    量の過酸化水素; g. 場合により、約0.005%〜約1%の、ポリアクリレート、ガム、及び
    それらの混合物からなる群から選ばれる増粘化ポリマー; h. 場合により、臭い効果を与えるために有効な量の香料、及び/又は付加的
    な補助剤;及び i. 場合により、有効な量の泡抑制剤;及び j. 場合により、洗剤用ビルダー;及び 残部が(a)水又は任意の水溶性溶剤を含有する水性溶剤系; を含有し;その際組成物は使用条件下で約2〜約12、好ましくは約3〜約11
    .5のpHを有することを特徴とする、使い捨てクリーニングパッドと組み合わ
    せにおいて、効果的なクリーニング及び良好な薄膜化、縞化を与え、すすぎなし
    での使用に適する水性の硬い表面クリーニング組成物。
  10. 【請求項10】 I. 約0.001%〜約0.3%の前記親水性ポリマー;
    全組成物の約0.003重量%〜約0.1重量%の、水に溶解又は懸濁された香
    料;及び残部は水;又は II. 組成物の約0.001重量%〜約0.3重量%の前記親水性ポリマー;
    約0.001%〜約0.5%の洗剤用界面活性剤;組成物の約0重量%〜約0.
    2重量%の香料;及び組成物の約90重量%〜約99重量%水性溶剤系で、該組
    成物は約3〜約11.5のpHを有する;又は III. 組成物の約0.005重量%〜約0.3重量%の前記親水性ポリマー;
    約0.005%〜約0.4%の洗剤用界面活性剤;組成物の約0重量%〜約0.
    2重量%の香料;及び組成物の約90重量%〜約99重量%水性溶剤系で、該組
    成物は約3〜約11.5のpHを有する;又は IV. 約0.001%〜約0.3%の前記親水性ポリマー;組成物の約0.5
    %〜約7重量%の1種以上の有機クリーニング溶剤;及び組成物の約90重量%
    〜約99重量%水性溶剤系であり、該組成物は約3〜約11.5のpHを有する
    ;又は V. 組成物の約0.001重量%〜約0.3重量%の前記親水性ポリマー;約
    0.001%〜約0.5%の洗剤用界面活性剤;組成物の約0.5重量%〜約7
    重量%の1種以上の有機クリーニング溶剤;組成物の約0重量%〜約0.2重量
    %の香料;及び組成物の約90重量%〜約99重量%水性溶剤系であり、該組成
    物は約3〜約11.5のpHを有する;又は VI. 組成物の約0.005重量%〜約0.3重量%の前記親水性ポリマー;
    約0.005%〜約0.3%の洗剤用界面活性剤;組成物の約0.5重量%〜約
    5重量%の1種以上の有機クリーニング溶剤;組成物の約0重量%〜約0.2重
    量%の香料;及び組成物の約90重量%〜約99重量%水性溶剤系であり、該組
    成物は約3〜約11.5のpHを有する; を含有する請求項9記載の組成物。
  11. 【請求項11】 前記使い捨てクリーニングパッドがさらに擦り洗い層を有
    する請求項9又は10記載の組成物。
  12. 【請求項12】 前記使い捨てクリーニングパッドが約100g未満の脱イ
    オン水の吸収容量を有する請求項9〜11のいずれか1項記載の組成物。
  13. 【請求項13】 前記界面活性剤が、場合により、約1.0〜約1.5のサ
    ッカリド部分を含有し、少なくとも混合物の約50%が約10〜約16の炭素原
    子を有する鎖長の混合物を含有し、及び/又は合衆国において化粧品への使用が
    認可されている、C8−C16のアルキルポリサッカリド、場合により、ポリグル
    コシドである請求項1〜12のいずれか1項記載の組成物。
  14. 【請求項14】 前記親水性ポリマーが、ポリスチレンスルホネート;ポリ
    ビニルピロリドン;ポリビニルピロリドンアクリル酸コポリマー;ポリビニルピ
    ロリドンアクリル酸コポリマーのナトリウム塩;ポリビニルピロリドンアクリル
    酸コポリマーのカリウム塩;ポリビニルピロリドン-ビニルイミダゾリン;ポリ
    ビニルピリジン;ポリビニルピリジンn-オキシド;及びそれらの混合物、好ま
    しくは、場合により、約5000〜約200,000の分子量を有するポリビニルピロリド
    ンであり、その際単量体単位の約50%〜約90%がアミンオキシド基を有する
    ;からなる群から選ばれる請求項1〜13のいずれか1項記載の組成物。
  15. 【請求項15】 I. 約0.25%〜約5%の、メタノール、エタノール、
    イソプロパノール、n-ブタノール、イソ-ブタノール、2-ブタノール、ペンタノ
    ール、2-メチル-1-ブタノール、2-ブタノン、メトキシメタノール、メトキシエ
    タノール、メトキシプロパノール、及びそれらの混合物からなる群から選ばれる
    水性溶剤; II. 約0.01%〜約1%の、ヒドロキシプロピルα-シクロデキストリン、
    メチル化α-シクロデキストリン、メチル化β-シクロデキストリン、ヒドロキシ
    エチルβ-シクロデキストリン、及びヒドロキシプロピルβ-シクロデキストリン
    、及びそれらの混合物からなる群から選ばれる1種以上のシクロデキストリン; III. 組成物の約0.5重量%〜約7重量%、好ましくは約1重量%〜約5
    重量%の1種以上の疎水性クリーニング溶剤;組成物の約0.005重量%〜約
    0.5重量%の1種以上の約150g/モル未満の分子量を有する且つ1つ以下
    のヒドロキシ基を有する揮発性緩衝剤;組成物が脱イオン水の表面張力(室温で
    約72dyne/cm)を約25dyne/cm以上まで、好ましくは約30dyne/cm以上に減少
    させるように、香料及び抗菌剤を除く非揮発性物質の全レベルが組成物の約0重
    量%〜約0.08重量%、好ましくは約0.05重量%である;及び/又は IV. 組成物の約0.001重量%〜約0.1重量%、好ましくは約0.00
    5重量%〜約0.05重量%の、テトラキス(ヒドロキシメチルホスホニウムス
    ルフェート)(THPS)、ジクロロ-s-トリアジントリオン、トリクロロ-s-トリア
    ジントリオン、及びジオクチルジメチルアンモニウムクロリド、ジデシルジメチ
    ルアンモニウムクロリドを含む4級アンモニウム塩、C12、C14及びC16のジメ
    チルベンジル、ブロノポール、ヘキシチジン、Kathon(商品名)、2-(ヒドロキシ
    メチル)(アミノ)エタノール、プロピレングリコール、ヒドロキシメチルアミノ
    酢酸ナトリウム、ホルムアルデヒド及びグルタルアルデヒド、1,2-ベンツイソチ
    アゾリン-3-オン、クロロヘキシジンジ酢酸、ナトリウムピリチオン、及びポリ
    ヘキサメチレンビグアニジンからなる群から選ばれ、好ましくは1,2-ベンツイソ
    チアゾリン-3-オン、クロロヘキシジンジ酢酸、ナトリウムピリチオン、及びポ
    リヘキサメチレンビグアニジンからなる群から選ばれる1種以上の抗菌剤; を付加的に含有する請求項1〜14のいずれか1項記載の組成物。
  16. 【請求項16】 前記組成物が、少なくとも約8時間、より好ましくは少な
    くとも約12時間、最も好ましくは少なくとも約24時間、 I. Salmonella choleruisuis; II. Pseudomonas aeruginosa; III. Staphylococcus aureus; IV. Escherichia coli;又は V. 上記I.II.III.又はIVにリストされている微生物の組み合せ; の少なくとも1つに対して、残余の殺菌を与える請求項1〜15のいずれか1項
    記載の組成物。
  17. 【請求項17】 前記組成物が、少なくとも約8時間、より好ましくは少な
    くとも約12時間、最も好ましくは少なくとも約24時間、 I. Salmonella choleruisuis; II. Pseudomonas aeruginosa; III. Staphylococcus aureus; IV. Escherichia coli; V. 上記I.II.III又はIVにリストされている微生物の組み合せ; の少なくとも1つに対して、残余の殺菌を与える請求項9〜15のいずれか1項
    記載の組成物。
  18. 【請求項18】 請求項1〜17のいずれか1項記載の組成物を含有する、
    場合により、ハンドルが取付けられ且つハンドルを用いて使用される予め湿らせ
    た拭取り具であって、該拭取り具は乾燥した基材重量g当たり約1.5g〜約1
    5gのレベルで該組成物で湿らされており、その際場合により、 I. 予め湿らせた拭取り具に使用される基材は、場合により、木材パルプ、綿
    、レーヨン、及びそれらの混合物から選ばれる約0〜35重量%の親水性繊維、
    及び場合により、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン繊維及びそれら
    の混合物から選ばれる約65重量%〜約100重量%の疎水性繊維、及び約0重
    量%〜約25重量%のラテックスバインダーからなり; II. 予め湿らされた拭取り具に使用される基材は、約30〜100g/m2の基
    礎重量及び1つ以上の低基礎重量領域を有し、その際低基礎重量領域の各々は高
    基礎重量領域の基礎重量の80%以下の基礎重量を有し; III. 予め湿らされた拭取り具用の基材は、顕微鏡的には3次元であり、且つ
    好ましくは、平面構造よりも髪の毛を取り上げるのにより有効であり; IV. 予め湿らされた拭取り具は綿布材からなり、該綿布材は場合により、繊
    維物質で水が巻き込まれており; V. 予め湿らせた拭取り具は、予め湿らせた外層、液体貯槽として機能する任
    意の内部吸収層、1つ以上の不透過性フィルム又は膜の内部層、及び実質的に乾
    いている第2外層からなり、その際湿った外層及び任意の貯槽は、内部吸収層の
    乾燥重量g当たり約1.5g〜約15gのレベルで前記組成物で湿らされており
    、前記湿った層は場合により、場合により繊維状物質で水が巻き込まれた約30
    g/m2〜約100g/m2の基礎重量を有し、及び場合により約0-50重量%の場合
    により木材パルプ、綿、及び/又はレーヨンである親水性繊維及び約50-10
    0重量%の場合によりポリエステル、ポリエチレン及び/又はポリプロピレン繊
    維である疎水性繊維を含有するシートを有し、前記第2外層は吸収性親水性繊維
    又はセルロースと合成繊維のブレンドから本質的に構成され、前記拭取り具は、
    貯槽の寸法は2つの外層よりも短く且つ乾いている外層中に又は乾いている外層
    と隣接する不透過膜又はフィルムとの間に、任意の超吸収性ポリマーを有するよ
    うに、構成されている;又は VI. 予め湿らせた拭取り具は、外部擦り洗い又は磨き層、液体貯槽として機
    能する内部吸収層、及び場合により、場合によりハンドルへの取り付け層として
    機能する保護背面層を有し、その際拭取り具は場合により、前記組成物で、内部
    吸収層の乾燥重量g当たり約1.5g〜約15gのレベルで湿らされており、外
    部擦り洗い層は場合により、約30g/m2〜約100g/m2の基礎重量及び1つ以上
    の低基礎重量領域を有し、その際該低基礎重量領域は高基礎重量領域の基礎重量
    の80%以下の基礎重量を有し、前記外部擦り洗い層は場合により顕微鏡的に3
    次元の構造を有し及び/又は場合により繊維物質で水が巻き込まれた綿布材を有
    し、該部擦り洗い層は場合により約0-50重量%の場合により木材パルプ、綿
    、及び/又はレーヨンである親水性繊維及び約50-100重量%の場合により
    ポリエステル、ポリエチレン及び/又はポリプロピレン繊維である疎水性繊維、
    及び約0.25重量のラテックスバインダーを含有し、前記吸収層は約100g/
    m2〜約500g/m2、好ましくは約150g/m2〜約300g/m2の基礎重量を有し且
    つ場合により、使用中にパッドの液体保持容量及び完全性を与えるように、好ま
    しくは任意の超吸収性ポリマーを含む構造性及び/又は吸収性繊維と組み合わせ
    て、場合により主にセルロース系材料であり、前記擦り洗い又は磨き層、前記内
    部吸収層及び任意の背面シートは、使用中に基材の完全性を維持するために、場
    合により高湿潤強度接着性を有し、前記内部吸収貯槽、及び任意の背面シートへ
    の内部コアは場合により、背面層の少なくとも約30%及び擦り洗い層の少なく
    とも約10%が吸収貯槽へ直接接するように接着剤を用いて接着されている。
  19. 【請求項19】 ハンドルに取付けられた且つハンドルを用いて使用される
    予め湿らせた拭取り具であって、該拭取り具は、約0.5%〜約4%のくえん酸
    及び場合により約0.05%〜約2重量%の洗剤用界面活性剤及び/又はさらに
    有効量から約0.5%までの親水性ポリマーを含有する組成物で;又は約0.0
    5%〜約1%の1種以上の4級アンモニウム塩及び場合により約0.05%〜約
    2%の洗剤用界面活性剤から本質的になる水性組成物で湿らせた基材を含有し、
    その際該組成物は場合によりさらに有効量から組成物の約7重量%までの水性媒
    体中に有機クリーニング溶剤を含有することを特徴とする前記拭取り具。
  20. 【請求項20】 香料は、拭取り具に直接に、(a)拭取り具の周囲に、又は
    処理されるべき表面には直接接触しない拭取り具の領域に、(b)処理されるべき
    表面には直接接触しない拭取り具の領域に及び/又は(c)拭取り具を含有する包
    みに塗布され、及び/又はその際泡抑制剤、好ましくはDow Corning AFは、乾
    燥基材g当たり好ましくは約0.001g〜約0.01gのレベルで拭取り具い
    直接適用され、泡抑制剤の添加は好ましくは泡を減少させ且つ処理を容易にさせ
    るように、拭取り具の上に直接行われる請求項9〜19のいずれか1項記載の拭
    取り具。
  21. 【請求項21】 請求項18〜20のいずれか1項記載の拭取り具を含有す
    ることを特徴とする製造物品であって、その際使用者が目に見えない残留物を残
    さない最適の結果を達成するために、該拭取り具は、場合により下記のことが述
    べられた、好ましくは絵及び/又は言葉による使用説明書を携帯している; (a)全表面が完全に湿るか又は拭取り具がクリーニングされる領域を湿らせる
    まで、重複運動で上下させて拭うこと; (b)約1m〜約2m又は約3ft〜約6ftをカバーする僅かな、織物を織るよう
    な運動により、左か右又は右から左への上下パターンで、重複運動で、ついで反
    対に右から左又は左から右への上下パターンで、クリーニングされるべき全領域
    が2度拭われるように重複運動で拭うこと; (c) 約1m〜約2m又は約3ft〜約6ftをカバーする僅かな、織物を織るよう
    な運動により、左か右又は右から左への上下パターンで、重複運動で、ついでク
    リーニングされるべき全領域が2度拭われるように横から横の運動により同じ領
    域を拭うこと。
  22. 【請求項22】 請求項18〜21のいずれか1項記載の物品であって、約
    100g/m2〜約500g/m2の基礎重量を有する吸収貯槽を含有する予め湿らされ
    たパッドを使用する場合、予め湿らされた拭取り具は、床の乾燥を残すことなく
    、約3m2〜約15m2の表面領域を湿らせ;その際縞化/薄膜化の問題を最小に
    するために、拭取り具を湿らせる組成物のpHは、少なくとも1部は、揮発性物
    質、好ましくは水酸化アンモニウム、2-ジメチルアミノ-2-メチル-1-プロパノー
    ル及び酢酸により与えられ、該揮発性物質は好ましくは約150g/モル未満の
    分子量を有し;拭取り具を湿らせる組成物は、約0.25%〜約5%の、メタノ
    ール、エタノール、イソプロパノール、n-ブタノール、イソ-ブタノール、2-ブ
    タノール、ペンタノール、2-メチル-1-ブタノール、2-ブタノン、メトキシメタ
    ノール、メトキシエタノール、メトキシプロパノール、及びそれらの混合物から
    なる群から選ばれる水性溶剤を場合により含有し;拭取り具を湿らせる組成物は
    、約0.01%〜約1%の1種以上のヒドロキシプロピルα-シクロデキストリ
    ン、メチル化α-シクロデキストリン、メチル化β-シクロデキストリン、ヒドロ
    キシエチルβ-シクロデキストリン、及びヒドロキシプロピルβ-シクロデキスト
    リン、及びそれらの混合物からなる群から選ばれる1種以上のシクロデキストリ
    ンを場合により含有し;拭取り具を湿らせる組成物は、約0.001%〜約0.
    2%のテトラキス(ヒドロキシメチル)ホスホニウムスルフェート)(THPS)、ジク
    ロロ-s-トリアジントリオン、トリクロロ-s-トリアジントリオン、及びジオク
    チルジメチルアンモニウムクロリド、ジデシルジメチルアンモニウムクロリドを
    含む4級アンモニウム塩、C12、C14及びC16ジメチルベンジル、ブロノポール
    、ヘキシチジン、Kathon(商品名)、2-(ヒドロキシメチル)(アミノ)エタノール、
    プロピレングリコール、ヒドロキシメチルアミノ酢酸ナトリウム、ホルムアルデ
    ヒド及びグルタルアルデヒド、1,2-ベンツイソチアゾリン-3-オン、クロロヘキ
    シジンジ酢酸、ナトリウムピリチオン、及びポリヘキサメチレンビグアニジンか
    らなる群から選ばれ、より好ましくは1,2-ベンツイソチアゾリン-3-オン、クロ
    ロヘキシジンジ酢酸、ナトリウムピリチオン、及びポリヘキサメチレンビグアニ
    ジンからなる群から選ばれる1種以上の抗菌剤を場合により含有し;拭取り具を
    湿らせる組成物は、組成物の約0.5重量%〜約5重量%のレベルで疎水性有機
    クリーニング溶剤を含有し、そして組成物が通常室温で約72dyne/cmである脱
    イオン水の表面張力を約30dyne/cm以上までに減少させるように、香料及び抗
    菌剤を除く全非揮発性物質は組成物の約0重量%〜約0.055%重量である物
    品。
  23. 【請求項23】 請求項9〜17のいずれか1項記載の製造物品であって、
    好ましくは透き通った又は透明な背面シートを有する吸収パッドをさらに含有し
    、場合により下記から選ばれる絵及び/又は言葉による使用説明書を携帯してい
    る; a.最適の使用を確実にし且つ消費者が使用済みのパッドを廃棄する時期の決
    定を容易にさせるための、ごみ及び液体で完全に満たされたことがわかるための
    透明な背面シートを有する場合は、パッドの裏を見ることの説明; b.パッドの側面がモップと接続することを説明する言葉及び/又は絵; c.裏の見えない残渣を残す最適の結果を達成するための、湿ったモップがけを
    する前に先ず徹底的に掃き及び/又は掃除機で吸引し、ついで主要のパッドの小
    領域に約1〜約3回のスプレーが適用され、その際1回のスプレーで約5〜約1
    5mlが配給され、溶液がほぼ完全に吸収されるまで該パッドは背前後の領域を
    数度横断され、ついでクリーニング領域の各平方メートル又は3×3平方フィー
    ト当たり1又は2回のスプレーを適用して、好ましくは平方メートル当たり約1
    0〜20mlの溶液を与え、そして重複運動で上及び下に拭い、ついで上下運動
    又は横から横への運動により反対方向で背面を拭くことを、絵及び/又は言葉に
    より提案する説明で、該説明は場合により平方メートル当たりの使用が推奨され
    るスプレーの回数は約5〜約30回であるように、スプレー1回当たり約1〜約
    4mlが適用される低出力投与装置を適応するように変更される; d.供給装置として、引き金又はボタンを掴むことによりスプレーの回数が秒数
    により決められるように、電池又は電気で稼動され且つ連続的な流れが適用され
    る投与装置を使用して組成物が表面に供給される場合は、約3〜約10秒間投与
    して(その際供給速度は約2〜5ml/秒である)約1m2の領域をカバーするため
    に、右から左ついで左から右と、又は左から右ついで右から左と掃く運動を用い
    ることを提案する絵又は言葉による説明; e.場合により、説明が絵及び/又は言葉により、使用者が液体を施すためにボ
    トルを穏やかに押しつけ且つモップがけする前に1m2の領域をカバーすること
    を提案する、投与する製品を噴出ボトルから適応させるための説明; f.頑固なスポットのクリーニングの場合は、液体で満たし且つクリーニングの
    前に数分間放置することにより消費者が頑固なスポットを予備的に処理すること
    の説明; g.組成物が濃厚物として売られている場合は、適宜希釈して組成物を作ること
    の説明; h.パッドの持ちを最大にし且つ最良の結果を与えるために、少し汚れた部屋で
    クリーニングを開始し、そして非常に汚れた部屋のクリーニングで終わることの
    説明; i.液体のこぼれを容易に取上げ、又は素早くクリーニングするために、前記パ
    ッドを常に前記装具に取り付けることの説明; j.さらに便利上、溶液はモップ中の貯槽に保持されるか、又はモップに取り付
    けうる別の容器に保持されることができることの説明。
  24. 【請求項24】 請求項1又は2の記載の製造物品であって、浴槽領域をク
    リーニングための組成物についての、場合により絵及び/又は言葉による下記説
    明書を携帯する; I.1回のスプレーで約1〜約3mlを投与できるスプレーを用いて約10ml/m2
    〜約30ml/m2の最適製品レベルを投与することの外観的説明であって、該説明
    は絵及び/又は言葉を含み、且つ綺麗なシャワー及び/又は浴槽領域から始め、平
    方メートル当たり約3〜約30スプレー、又は平方フィート当たり約1〜約3ス
    プレーすることにより製品を各シャワーの後に適用すること、及び最良の結果と
    しては綺麗なシャワー及び/又は浴槽領域から始めるべきであり、そして各シャ
    ワー及び/又は入浴後に平等に且つすっかり表面をカバーし、そして好ましくは
    、スプレー装置を動かして横から横の掃く運動をさせ、及び/又は抗菌、抗かび
    及び/又は抗菌抑制のコントロールについては、組成物は各シャワーの後約4〜
    8週間使用する必要があることの外観的説明、好ましくは最良の結果としては、
    次のシャワー中に水がシャワー領域を完全に遮断せず、表面を取り囲む場合はよ
    り多くの製品を適用すべきであることの説明;又は II.組成物は濃厚物として売られているときは、適宜希釈して組成物を作るこ
    との説明。
  25. 【請求項25】 請求項1〜24のいずれか1項に記載の、使い捨てのパッ
    ド又は拭取り具、又は組成物を含有する包みを含有することを特徴とする製造物
    品であって、組成物が処理された表面から完全に除去さない方法を用いて、硬い
    表面を綺麗にするための説明書を携帯する該物品。
  26. 【請求項26】 ぶらさげ籠、シャワーヘッド、壁、ドアー又はチューブの
    端に直結する棚からなる群から選ばれる貯蔵装置を有し、該貯蔵装置は場合によ
    りドアー、壁及びシャワーとの取り付けを容易にするフック、ファスナー、接着
    剤、スクリュー、及び吸引キャップからなる群から選ばれる取り付け機構を含有
    し、且つ場合により、使用領域の極く近くに再充填包みを有し、該包みは場合に
    より最良の結果を達成するために希釈することの説明付きの濃厚な製品を含有す
    ることを提案する説明書を有する、請求項1又は2、及び請求項24又は25の
    いずれか1項記載の製造物品。
  27. 【請求項27】 請求項1〜26のいずれか1項記載の組成物を使用する方
    法であって、その方法は、下記の(a)又は(b)である供給装置から組成物が投与さ
    れること包含する:(a)使用領域に直接作られ、場合により前記供給装置は、シ
    ャワー及び浴槽ユニットの一部として、或いは場合により濃厚な製品用の1つの
    室及びシャワー水用の他の室を含む別の外部ユニットとして作られている手動の
    圧力ポンプ、又は機械的に、電池で或いは電気的に作動するポンプからなり、そ
    の際2つの溶液のブレンドは機械的又は電池操作の又は電気的な投与ユニットに
    よって調節されるか;又は(b)場合により、庭用噴霧器、電気及び/又は電池作
    動の投与装置、噴出ボトルを含む高投与スプレー機構から噴出される供給装置か
    ら選ばれる前記方法。
  28. 【請求項28】 請求項1〜27のいずれか1項記載の組成物、使い捨てパ
    ッド又は拭取り具を使用し、有効な量の組成物を前記表面に適用し、そして該表
    面上に実質的な量の該組成物を残すことを包含する表面のクリーニング方法。
  29. 【請求項29】 先ず、界面活性剤、香料及び親水性ポリマーを組み合せて
    プレミックスとなし、ついで該プレミックスを水及び他の全成分を含有する水性
    ベースに加えることを包含する請求項1〜16のいずれか1項記載の組成物を製
    造する方法。
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