JP2003527562A - 自動車のステアリングホイールの角度位置を検出する装置 - Google Patents

自動車のステアリングホイールの角度位置を検出する装置

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JP2003527562A
JP2003527562A JP2000597178A JP2000597178A JP2003527562A JP 2003527562 A JP2003527562 A JP 2003527562A JP 2000597178 A JP2000597178 A JP 2000597178A JP 2000597178 A JP2000597178 A JP 2000597178A JP 2003527562 A JP2003527562 A JP 2003527562A
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steering angle
stator
coil
steering
rotor
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JP2000597178A
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ボルクマン・ウーヴェ
ケスター・ミヒャエル
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Leopold Kostal GmbH and Co KG
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Leopold Kostal GmbH and Co KG
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B7/00Measuring arrangements characterised by the use of electric or magnetic techniques
    • G01B7/30Measuring arrangements characterised by the use of electric or magnetic techniques for measuring angles or tapers; for testing the alignment of axes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D15/00Steering not otherwise provided for
    • B62D15/02Steering position indicators ; Steering position determination; Steering aids

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  • Transportation (AREA)
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、自動車のステアリングホイールの角度位置を検出するための装置に関する。このような装置の場合、機械的な減速装置等を使用しないで、360°を超える測定範囲内でステアリングホイールの絶対角度位置を測定するという技術的問題を解決すべきである。これは、可撓性の偏平帯(6)の上または中に形成された導電構造体と協働する少なくとも1個のコイル装置を備えた測定装置の使用によって達成される。この偏平帯(6)はステアリングシャフトに連結された内側に位置する円筒状のロータ(1)の外周面と、ステアリングコラムに連結された外側に位置する円筒状のステータ(2)の内周面(4)とによって画成された巻取り隙間内に巻き取られ、その際偏平帯の一端がロータ(1)に固定され、他端がステータ(2)に固定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、自動車のステアリングホイールの角度位置を検出するための装置に
関する。
【0002】 自動車の操舵角または操舵ロック角度は、例えば走行ダイナミクスコントロー
ルシステムに供給するために必要である。このような走行ダイナミクスコントロ
ールシステムには上記の操舵角の値のほかに、他の測定データ、例えば車輪速度
または上下軸線回りの車両の回転が供給される。絶対的な操舵ロック角度と操舵
速度が必要であるので、この値は他の検出データと共に走行ダイナミクスシステ
ムによって評価され、アクチュエータ例えばブレーキおよびまたは駆動力伝達装
置を制御するために使用可能である。
【0003】 操舵角センサは多数の異なる測定原理で形成されている。例えばドイツ連邦共
和国特許第4300663号公報により、円周に沿って分配された光電スイッチ
がアパーチャリング上に設けられたコーディングを走査する操舵角センサが知ら
れている。このセンサによって、ステアリングホイールの1回転全体にわたって
絶対角度位置を検出することができる。
【0004】 ドイツ連邦共和国特許出願公開第4022837号公報によって知られている
操舵角センサは、同様に1回転全体にわたって、ステアリングホイールの角度位
置を検出する。この文献に開示された操舵角センサは、互いに間隔をおいて平行
に配置された2個の要素、すなわち光源およびラインセンサと、光源とラインセ
ンサの間に配置されたコードディスクからなっている。このコードディスクはス
テアリングシャフトに相対回転しないように連結されている。ラインセンサとし
てはCCDセンサ列が設けられている。コード発信器は光スリットディスクとし
て形成され、コードトラックとして内側から外側に拡大する渦巻き部を備えてい
る。所定の操舵角の際にラインセンサの像点を露光することにより、実際の操舵
角を知ることができる。
【0005】 このコードディスクの場合、コーディングとして、360°にわたって延びる
アルキメデスの螺旋が設けられている。この操舵角センサによって、コーディン
グの範囲においてのみ絶対的なステアリングホイール角度位置が測定可能である
。それによって、この場合にも360°の範囲に制限される。しかし、自動車の
ステアリングホイールは360°以上回転する。車輪の直線走行、ひいては操舵
角センサの零位置から出発して、ステアリングホイールの回転範囲全体をカバー
する角度範囲において操舵角を絶対的に検出することが望まれる。これに関連し
て、公知の操舵角度センサの場合には、角度セグメント検出が可能である。すな
わち、ステアリングホイールの零位置から出発して、右側に180°の操舵角の
範囲と左側に180°の操舵角の範囲で、角度セグメント検出が可能である。自
動車のステアリングホイールは例えば、零位置から出発して、右側に3回転およ
び左側に3回転するので、絶対測定操舵角センサによって2160°を検出可能
でなければならない。
【0006】 この問題に関する公知の解決策は、ステアリングホイールの全回転を検出する
ために機械的な要素を用いる。このような機械的な解決策は例えばドイツ連邦共
和国特許出願公開第19601965号公報から推測可能である。この公報には
、機械的な回転計数機構によって補足された光電子的な360°センサが記載さ
れている。その際使用される機械的な減速装置に基づいて、このような解決策の
場合には、例えば摩擦を生じない、騒音が小さいという非接触式センサ技術の多
数の利点を失う。
【0007】 非接触式測定原理を有する解決策は、ドイツ連邦共和国特許出願公開第198
35886号公報に記載されている。この公報には、ロータとこのロータを取り
囲む外側ケーシングの間に時計ばねのように配置された平らな帯状体上に導体を
取り付けた操舵角検出装置が開示されている。この導体によって生じる可変のイ
ンダクタンスが、複数の回転にわたるステアリングホイールの絶対角度位置の程
度を示すものとして使用される。
【0008】 しかし、インダクタンスの測定は、コストのかかる電子測定装置を必要とし、
この公開公報の図4〜7に図示した測定結果が示すように、そこで選択された方
法は非常の大きな測定値変動を生じ、それに伴い角度の精度が悪い。
【0009】 本発明の根底をなす課題は、簡単な電子的手段によってかつ付加的な機械的コ
ストをかけずに、一層正確な測定結果を得ることができる、360°を超える測
定範囲を有する自動車のステアリングホイールの絶対角度位置を測定するための
操舵角センサを提供することである。
【0010】 これは少なくとも1個の次のようなコイル装置を備えた測定装置の使用によっ
て達成される。このコイル装置は可撓性の偏平帯の上または中に設けられた導電
性構造体と協働し、可撓性の帯状体は、ステアリングシャフトに連結された内側
にある円筒状のロータの外周面とステアリングコラムに連結された外側にある円
筒状のステータの内周面とによって画成された巻取り隙間内で巻き取られ、その
際偏平帯の一端がロータに固定され、他端がステータに固定されている。
【0011】 その際、第1の実施形では、磁気的に結合された2個のコイル装置を含むトラ
ンスミッタを備え、両コイル装置の一方が、偏平帯の縦軸線に沿って偏平帯の上
または中に延設された少なくとも1個の条導体によって形成され、他方のコイル
装置が測定電圧を誘導するために第1のコイル装置内に設けられた送信コイルと
して形成され、この送信コイルがステータに対して同軸に配置され、かつステー
タに機械的に連結されている。
【0012】 その際、送信コイルとして形成されたコイル装置が、高い周波数の交流を生じ
る回路に電気的に接続されていると有利である。
【0013】 送信コイルとして形成されたコイル装置が、電気的な印刷回路基板に印刷され
た条導体構造体によって形成されていると、きわめて簡単な機械的構造が生じる
【0014】 この実施形の場合、ロータからステータへの測定信号のフィードバックは容量
結合によってまたは導電性ステアリングシャフトを介して行われると有利である
【0015】 他の実施形では、少なくとも1個のコイル装置のコイル面がステータとロータ
の周面に対して平行に向いている。
【0016】 この実施形の発展形態では、偏平帯の上または中の導電性構造体によって、コ
イル装置が形成され、このコイル装置が第1のコイル装置と共にトランスミッタ
を形成し、両コイル装置の間の結合度がステアリングホイールの角度位置によっ
て決まる。
【0017】 その際、両コイル装置の一方は好ましくは、ステータの周面に取付けられた導
電性構造体として形成可能である。
【0018】 その際、偏平帯があらゆるロータ位置でその全長にわたって同じ方向に渦巻き
状に巻き取られ、ロータ回転の両端位置で一方ではロータの外周面にほぼ完全に
接触し、他方ではステータの内周面にほぼ完全に接触する。
【0019】 その代わりに、ステアリングホイールの中央位置においてステアリングホイー
ルの一区間が一方向に巻き取られてロータの外周面に接触し、他の区間が反対方
向に巻き取られてステータの内周面に接触し、それによって両区間の間に、巻取
り方向を反対向きにするループが形成されるように、偏平帯を巻き取ることがで
きる。
【0020】 ステータとしてのステアリングコラムとロータとしてのステアリングシャフト
の間で電流を伝達するために巻取りばねカセットが使用される、ステアリングコ
ラム−ステアリングホイール−ユニットのステアリングホイールの角度位置を検
出するために、この装置を使用すると特に有利である。このような巻取りばねカ
セット内で、電流を伝達する導体が1つまたは複数の偏平帯ケーブルにまとめら
れ、この偏平帯ケーブルがロータとステータによって形成された巻取り隙間内に
巻き取られている。既存の導体が例えば周波数範囲内の信号の分離とろ波によっ
てステアリングホイールの角度位置の検出のために一緒に利用できない場合には
、上記の既存の電気的な条導体のほかに、大きなコストをかけずに、ステアリン
グホイールの角度位置を本発明に従って検出するために他の条導体を設けること
ができる。
【0021】 大まかな測定と精密な測定によって操舵角の絶対値を一緒に決定するために、
本装置と比べて制限された、高い分解能の測定範囲を有する、他の操舵角検出装
置と組み合わせて上記装置を使用すると有利である。
【0022】 本発明の対象の他の実施形と合目的な発展形態は、付加的な従属請求項に記載
されており、図に概略的に示した本発明による装置の実施の形態の次の説明から
明らかになる。
【0023】 図1に示すように、本発明による操舵角検出装置の第1の実施の形態の場合、
ステアリングシャフトに連結された巻取りばねカセットのロータ1と、ステアリ
ングコラムに連結されたステータ2が、ステアリングシャトに対して同心的にか
つ互いに離隔されて配置されている。従って、内側に位置するロータ1の外周面
3と外側に位置するステータ2の内周面4とによって画成された巻取り隙間5が
形成されている。この巻取り隙間内には、縦軸線に沿って延びる複数の電気的な
条導体を有する可撓性の偏平帯6が巻き取られ、その際偏平帯の一端6′がロー
タ1に固定され、他端6″がステータ2に固定され、電気的な条導体がそこに接
触している。この条導体はその1つが操舵角検出のために設けられ、残りの条導
体がステアリングコラムとステアリングホイールとの間で電気的なエネルギーと
信号を伝達するために設けられている。
【0024】 その際、偏平帯6は次のように巻き取られている。すなわち、ステアリングホ
イールが中央位置にあるときにロータ側の端部6′から始まる偏平帯の区間が、
そこから出発して時計回りに巻かれ、ロータ1の外周面3に接触し、そして巻取
り方向と逆向きのループ7を形成し、更に反時計回りに巻かれた区間を有し、こ
の区間がステータ2の内周面4に接触し、ステータ側の端部6″で終わるように
、巻き取られている。ロータ1とステータ2の上記の構造と同心的に、送信コイ
ル8が配置されている。この送信コイルには、ジェネレータを含む回路9から、
高周波(約1〜10MHzの範囲)の交流Igen が供給される。この電流によっ
て発生した交番磁界によって、操舵角を検出するために設けられた偏平帯6の電
気的な条導体内で、端部6′と6″の間に電圧Umessが誘導される。この電圧は
位相と値がロータ1の角度位置に依存する。その際、電圧の値はロータ回転の両
端位置で最大値を取る。この最大値は一般的に異なっている。送信コイルの位置
に応じて、両端位置の電圧は位相が180°だけ異なっている。一方の端位置か
ら他方の端位置にロータが回転する際に、電圧の値は先ず最初に、位相を維持し
ながら値0まで低下する。そして、180°変化した位相で再び増大する。
【0025】 従って、電圧Umessの値と位相の位置を同時に知ることにより、ロータの複数
回転を含む回転範囲全体に関連して、ステータに対するロータの角度位置が一義
的に示される。
【0026】 図2a)に概略的に示すように、本発明による操舵角検出装置の他の実施の形
態では、ステアリングシャフトに連結された巻取りばねカセットのロータ1と、
ステアリングコラムに連結されたステータが、ステアリングシャフトの軸線に対
して同軸にかつ互いに離隔して配置されている。従って、内側に位置するロータ
1の外周面3と外側に位置するステータ2の内周面4とによって画成された巻取
り隙間5が形成されている。この巻取り隙間内には、主として縦軸線に沿って延
びる複数の電気的な条導体構造体10を有する可撓性の偏平帯6が巻き取られ、
その際偏平帯の一端6′はロータ1に固定され、他端6″はステータ2に固定さ
れている。電気的な条導体構造体10は、操舵角検出のために設けられている場
合には、ステータ側にのみ電気的に接続され、ロータ側の端部は短絡部、オーム
抵抗またはキャパシタで終わっており、ステアリングコラムとステアリングホイ
ールとの間で電気的なエネルギーと信号を伝達するための他の電気的な条導体構
造体が、ロータ側とステータ側に電気的に接続されている。その際、偏平帯6は
次のように巻き取られている。すなわち、ステアリングホイールが中央位置にあ
るときにロータ側の端部6′から始まる偏平帯の区間が、そこから出発して時計
回りに巻かれ、ロータ1の外周面3に接触し、そして巻取り方向と逆向きのルー
プ7を形成し、更に反時計回りに巻かれた区間を有し、この区間がステータ2の
内周面4に接触し、ステータ側の端部6″で終わるように、巻き取られている。
ロータ1とステータ2の上記の形状と同心的に、ステータ2の外周面上にコイル
装置が配置されている。
【0027】 例えば図3a)に展開して示すような可撓性の偏平帯6上に配置された条導体
構造体10によって、コイル装置が形成される。このコイル装置には、ジェネレ
ータから、高周波(約1〜10MHzの範囲)の交流Igen が供給される。この
電流によって交番磁界が発生する。この交番磁界はこのコイル装置によって取り
囲まれステータの外周面に対して平行な面をほぼ半径方向に通過し、そしてステ
ータの周面上に導電性構造体11として取付けられた、展開時に類似する第2の
コイル装置内においてその端部の間に電圧Umessを誘導する。この電圧の値は両
コイル装置の面状の重なり、ひいてはロータ1の角度位置に依存する。
【0028】 電流とそれに関連する磁界の瞬時の状態は、図2b)から明らかである。この
図には、可撓性の導体6の条導体構造体10と、ステータ側に固定されたコイル
装置の条導体構造体11が図2a)のA−A線に沿って切断して示してある。そ
の際、電流方向は通常のごとく×印から紙の面内に入り、点を通って紙の面から
出る。
【0029】 上記の運転方式で受信コイルとして作用する条導体構造体11には交流電圧が
誘導される。この交流電圧の値は、送信コイルとして作用する条導体構造体10
の割合が大きければ大きいほど大きくなる。この条導体構造体10は条導体構造
体11のすぐ近くでステータの内周面4に接触する。この割合はステアリングシ
ャフトの回転角度に正確に比例するので(図2aに示した配置構造で時計回りの
回転時)、ロータの複数回転を含む回転範囲全体に関連して、ステータに対する
ロータの角度位置が一義的に示される。
【0030】 図3b)とc)には、ステアリングシャフトの回転角度と共に電圧Umessを異
なるように変化させるために選択可能である、偏平帯またはステータの周面上の
条導体構造体10の他の形状が例示的に示してある。例えば図3b)に概略的に
示すように、全体の信号を増大するために、複数回巻くことによってコイル面積
を増大させることができ、図3c)に示すように形成された複数の単一コイルの
直列接続によって、角度範囲検出が可能となる。この場合、偏平帯とステータ上
の異なる配置構造を組み合わせることもできる。
【0031】 図4a)は、ステータに連結された定置のコイル装置を可撓性偏平帯6上に一
緒に配置可能であることを示している。しかも、この偏平帯を円周の長さの一区
間だけ延長することにより、配置可能である。この一区間は、ステアリングホイ
ール回転範囲全体にわたって常にステータの内周面4に接触したままである。こ
の一区間上で、第2のコイル構造体を形成する条導体構造体11が、条導体構造
体10に付加して例えばずらして配置されているかまたは偏平帯6の背面に配置
されている。
【0032】 図4b)はコイル装置の他の実施の形態を示している。この実施の形態の場合
、a)の実施の形態の場合のように、偏平帯6の一区間が設けられ、この一区間
はステアリングホイール回転範囲全体にわたって常にステータの内周面4に接触
したままであり、その端部に条導体ループが短絡している。この場合、オームの
(図示のように)短絡も容量の短絡も可能である。
【0033】 このコイル装置は勿論、送信コイルと受信コイルの装置として作用するコイル
が設けられている従来のコイル装置と異なる動作方法で動作する。この動作方法
は、短絡(オームまたは容量)で終わっている一つだけの短いコイル装置が例え
ば共振回路の一部として能動的に動作し、コイル装置の残りの部分が受動的な要
素としてのみ作用するという特徴を有する。この場合、この受動的な要素は例え
ば共振回路の角度に依存して発振を制御する。
【0034】 共振回路の発振を制御するための受動的な要素として更に、能動的に動作する
コイル装置のすぐ近くにもたらされるすべての導電性材料が作用する。しかも、
この材料内で生じる渦電流によって作用する。従って、この作用は、例えば導電
性構造体10を図4c)に示すような偏平帯6として実施することによってある
いは同じ偏平帯または他の偏平帯上にある他の条導体の作用を利用することによ
って、適切に用いることが可能である。
【0035】 受動的にのみ作用する要素による動作方法は更に、前述の他のコイル装置との
組み合わせの場合にも勿論可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による操舵角検出装置の第1の実施の形態の概略的な横断面図である。
【図2】 a)は本発明による操舵角検出装置の他の実施の形態の概略的な横断面図であ
り、b)はa)に示した操舵角検出装置のA−A′線に沿った断面図である。
【図3】 図2に示した実施の形態における、可撓性の偏平帯上およびまたはステータの
周面上の条導体構造体のいろいろな実施を示す図である。
【図4】 図2に示した実施の形態における、可撓性の偏平帯上の条導体構造体の他の実
施を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),AE,AL,A M,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY ,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK, DM,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,G M,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE ,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS, LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR, TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z A,ZW (72)発明者 ボルクマン・ウーヴェ ドイツ連邦共和国、レックリングハウゼ ン、ゲルバーストラーセ、21 (72)発明者 ケスター・ミヒャエル ドイツ連邦共和国、ドルトムント、アルゼ ンストラーセ、55 Fターム(参考) 2F063 AA36 BA08 BC04 BD16 DA11 DD02 GA07 KA01 KA03 3D033 CA29 DB05

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングシャフトに連結され、このステアリングシャフ
    トに対して同心的に配置された円筒状の部材(ロータ)(1)と、ステアリング
    コラムに連結され、同様にステアリングシャフトに対して同心的に配置された円
    筒状の部材(ステータ)(2)とを備え、可撓性の偏平帯(6)が内側にあるロ
    ータ(1)の外周面(3)とそれに対して離隔配置された外側にあるステータ(
    2)の内周面(4)とによって画成された巻取り隙間(5)内で巻き取られ、そ
    の際偏平帯の一端(6′)がロータ(1)に固定され、他端(6″)がステータ
    (2)に固定されている、自動車のステアリングシャフトに固定されたステアリ
    ングホイールの角度位置を検出するための装置(操舵角検出装置)において、磁
    気的に結合された2個のコイル装置を含むトランスミッタを備え、両コイル装置
    の一方が、偏平帯(6)の縦軸線に沿って偏平帯の上または中に延設された少な
    くとも1個の条導体によって形成され、他方のコイル装置(8)が測定電圧を誘
    導するために第1のコイル装置内に設けられた送信コイルとして形成され、この
    送信コイルがステータ(2)に対して同軸に配置され、かつステータに機械的に
    連結されていることを特徴とする操舵角検出装置。
  2. 【請求項2】 ステータに対して同軸に配置された送信コイルとして形成さ
    れたコイル装置(8)が、高い周波数の交流を生じる回路(9)に電気的に接続
    されていることを特徴とする請求項1記載の操舵角検出装置。
  3. 【請求項3】 ステータに対して同軸に配置された送信コイルとして形成さ
    れたコイル装置(8)が、電気的な印刷回路基板に印刷された条導体構造体によ
    って形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の操舵角検出装置。
  4. 【請求項4】 ロータ側からステータ側への測定信号の容量フィードバック
    が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の操舵角
    検出装置。
  5. 【請求項5】 導電性ステアリングシャフトを経てロータ側からステータ側
    に測定信号をフィードバックすることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つ
    に記載の操舵角検出装置。
  6. 【請求項6】 ステアリングシャフトに連結され、このステアリングシャフ
    トに対して同心的に配置された円筒状の部材(ロータ)(1)と、ステアリング
    コラムに連結され、同様にステアリングシャフトに対して同心的に配置された円
    筒状の部材(ステータ)(2)とを備え、可撓性の偏平帯(6)が内側にあるロ
    ータ(1)の外周面(3)とそれに対して離隔配置された外側にあるステータ(
    2)の内周面(4)とによって画成された巻取り隙間(5)内で巻き取られ、そ
    の際偏平帯の一端(6′)がロータ(1)に固定され、他端(6″)がステータ
    (2)に固定されている、自動車のステアリングシャフトに固定されたステアリ
    ングホイールの角度位置を検出するための装置(操舵角検出装置)において、コ
    イル面が円筒状の部材(1,2)の周面(3,4)に対して平行に向いた少なく
    とも1個のコイル装置を備え、このコイル装置が偏平帯(6)の上または中に設
    けられた導電性構造体(10)と協働することを特徴とする操舵角検出装置。
  7. 【請求項7】 偏平帯(6)の上または中の導電性構造体(10)が、円筒
    状の部材(1,2)の周面(3,4)に対して平行に向いたコイル面を有するコ
    イル装置として形成され、このコイル装置が第1のコイル装置と共にトランスミ
    ッタを形成し、両コイル装置の間の結合度がステアリングホイールの角度位置に
    よって決定されることを特徴とする請求項6記載の操舵角検出装置。
  8. 【請求項8】 第1のコイル装置がステータ(2)に連結された定置の条導
    体構造体(11)によって形成されていることを特徴とする請求項6または7記
    載の操舵角検出装置。
  9. 【請求項9】 ステータに連結された定置の条導体構造体(11)として形
    成されたコイル装置が、ステータ(2)の周面に取付けられた導電性構造体によ
    って形成されていることを特徴とする請求項8記載の操舵角検出装置。
  10. 【請求項10】 第1のコイル装置が、同様に偏平帯(6)の上または中に
    配置された条導体構造体(11)によって形成され、この条導体構造体が偏平帯
    条体(6)上または中の他の条導体構造体(10)に対して電気的に絶縁されて
    いることを特徴とする請求項6または7記載の操舵角検出装置。
  11. 【請求項11】 両コイル装置が或る周方向長さの後でオーム短絡または容
    量短絡する、偏平帯(6)の上または中の条導体ループによって形成されている
    ことを特徴とする請求項7記載の操舵角検出装置。
  12. 【請求項12】 少なくとも一方のコイル装置が高い周波数の交流で動作す
    る共振回路の一部を形成し、偏平帯(6)の上または中に形成された導電性構造
    体(10)が電気的に接触しないことを特徴とする請求項6〜11のいずれか一
    つに記載の操舵角検出装置。
  13. 【請求項13】 両コイル装置の一方が送信回路に接続され、他方のコイル
    装置が受信回路に接続され、送信回路と受信回路がステータ側に配置されている
    ことを特徴とする請求項7〜10のいずれか一つに記載の操舵角検出装置。
  14. 【請求項14】 送信回路が高い周波数の交流を発生することを特徴とする
    請求項13記載の操舵角検出装置。
  15. 【請求項15】 ステアリングホイールの中央位置においてステアリングホ
    イールの一区間が一方向に巻き取られてロータ(1)の外周面(3)に接触し、
    他の区間が反対方向に巻き取られてステータ(2)の内周面(4)に接触し、そ
    れによって両区間の間に、巻取り方向を反対向きにするループ(7)が形成され
    ていることを特徴とする請求項1〜14のいずれか一つに記載の操舵角検出装置
  16. 【請求項16】 偏平帯(6)があらゆるロータ位置でその全長にわたって
    同じ方向に渦巻き状に巻き取られ、ロータ回転の両端位置で一方ではロータ(1
    )の外周面(3)にほぼ完全に接触し、他方ではステータ(2)の内周面(4)
    にほぼ完全に接触することを特徴とする請求項1〜14のいずれか一つに記載の
    操舵角検出装置。
  17. 【請求項17】 巻取りばねカセットを備え、この巻取りばねカセットの巻
    取り隙間(5)内において、ステアリングホイールの角度位置を検出するための
    電気的な条導体構造体のほかに、少なくとも1個の他の導電性条導体が同じ偏平
    帯およびまたは他の偏平帯上に配置されている、ステータ(2)とロータ(1)
    の間で電流を伝達するための装置における、請求項1〜16のいずれか一つに記
    載の装置の使用。
  18. 【請求項18】 大まかな測定と精密な測定によって操舵角の絶対値を一緒
    に決定するために、本装置と比べて制限された、高い分解能の測定範囲を有する
    他の操舵角検出装置と組み合わせて行われる、請求項1〜17のいずれか一つに
    記載の装置の使用。
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