JP2003527406A - 抗フケ用ヘアーコンディショニング組成物 - Google Patents

抗フケ用ヘアーコンディショニング組成物

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JP2003527406A JP2001568378A JP2001568378A JP2003527406A JP 2003527406 A JP2003527406 A JP 2003527406A JP 2001568378 A JP2001568378 A JP 2001568378A JP 2001568378 A JP2001568378 A JP 2001568378A JP 2003527406 A JP2003527406 A JP 2003527406A
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Abstract

(57)【要約】 開示されているものは、(a)約0.001質量%〜約10質量%のポリシロキサン樹脂であって、樹脂の置換基の少なくとも一つが非局在化電子を有するもの、(a)約0.001質量%〜約10質量%の界面活性剤、(b)約0.01質量%〜約10質量%の粘性化剤、(c)約0.001質量%〜約5質量%のサリチル酸、(d)約1質量%〜約75質量%のC16の脂肪族アルコール、及び水を含む抗フケ用ヘアーコンディショニング組成物である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、抗フケ剤を含有するヘアーコンディショニング組成物に関する。特
に本発明は抗フケ利益、及び爽快感、並びにコンディショニング利益を提供する
ヘアーコンディショニング組成物に関する。
【0002】 (発明の背景) 毛髪の状態を整えるために様々な試みが開発されてきている。これらの試みは
、リーブオン製品及びリンスオフ製品のようにシャンプー後にヘアーコンディシ
ョナーを適用することから、単一製品で毛髪の洗浄及びコンディショニングの両
方を補おうとするヘアーコンディショニングシャンプーまで及んでいる。 消費者の中にはコンディショナーを包含するシャンプーの気軽さや便利さを好
む者もいるが、大部分の消費者はシャンプーとは別の工程で、通常はシャンプー
後に行う工程として毛髪に適用される、より慣用のコンディショナー製剤を好ん
でいる。コンディショニング製剤はリンスオフ製品又はリーブオン製品の形態を
とることができ、エマルション、クリーム、ジェル、スプレー、及びムースの形
態にすることができる。そのような慣用のコンディショナー製剤を好む消費者は
、比較的高いコンディショニング効果、若しくは毛髪の状態又は毛髪の量によっ
てコンディショニング剤の量を変えられる便利さを重んじている。
【0003】 抗フケ用ヘアーコンディショニング組成物は、シャンプー段階後に組成物が毛
髪へ適用され、従って頭皮における効果的な付着を期待することができるという
点で有利である。特にリーブオンヘアーコンディショニング組成物は、洗浄工程
がないため頭髪に抗フケ剤が残り、従って頭皮において一層効果的な付着を期待
することができるという点で一層有利である。それに加えてリーブオン組成物は
、消費者がいつでも製品を使用することができ、製品の洗浄を待つ必要がないた
め一層便利である。 一方、コンディショニング利益を提供する共通の方法は、カチオン系界面活性
剤、カチオン系ポリマー、シリコーンコンディショニング剤、炭化水素及び他の
有機油、及び脂肪族アルコールなどの固体脂肪族のようなヘアーコンディショニ
ング剤、並びにそれらの混合物の使用を通してであることが知られている。この
ようなコンディショニング剤のほとんどは、しっとりした感触、柔軟性、及び毛
髪に対する静電気制御のような種々のコンディショニング利益を提供することが
知られているが、又毛髪にべたっとした、若しくは油っぽい又は蝋のような感触
も提供することが知られている。
【0004】 従って、上述のコンディショニング剤を含むヘアーコンディショニング組成物
はコンディショニング利益を提供することができるが、同時に毛髪にべたっとし
た、若しくは油っぽい又は蝋のような感触も提供する。特にリーブオンヘアーコ
ンディショニング組成物は洗浄工程がないので、一層べたっとした、若しくは油
っぽい又は蝋のような感触を提供する。べたっとした若しくは油っぽい又は蝋の
ような感触は大部分の消費者にとって、特にヘアーコンディショニング組成物が
抗フケ利益を提供することを望む消費者にとって望ましくなく、そのような消費
者は、その組成物が爽快感も提供することを望む傾向がある。 更に、コンディショニング組成物、特にリーブオン組成物は、しばしば展着す
るのが難しく、多過ぎるコンディショニング剤が不均一に付着する可能性がある
。これにより毛髪は汚れ、被膜感が増加し、そして毛髪にコシがなくなり、又ボ
リュームがなくなる。これは、コンディショニング組成物を繰り返し使用し、髪
を毎日洗わない場合に特に顕著である。
【0005】 最近、ポリシロキサン樹脂をヘアーコンディショニング剤として使用できるこ
とが示唆された。例えば、参考として本明細書に組み入れられる英国公開特許G
B−A−2,297,757号には、低粘度の有機官能化シロキシシリケートが
記載されており、ヘアケア組成物におけるそれらの使用例が挙げられている。 上記のことを基にすると、抗フケ利益、及び爽快感、並びにコンディショニン
グ利益を提供する抗フケ用ヘアーコンディショニング組成物を提供するという願
望が残っている。 かゆみ止め利益、及び抗フケ利益を提供する抗フケ用ヘアーコンディショニン
グ組成物を提供することも望まれている。 毛髪を通して容易に作用し、コンディショニング剤が均一に付着する製剤組成
物も又望まれている。 本発明の利点や利益を全て提供する技術は存在しない。
【0006】 (発明の概要) 本発明は、 (a)約0.00質量1%〜約10質量%のポリシロキサン樹脂であって、樹
脂の置換基の少なくとも一つが非局在化電子を有するもの、 (b)約0.001質量%〜約10質量%の界面活性剤、 (c)約0.01質量%〜約10質量%の粘性化剤、 (d)約0.001質量%〜約5質量%のサリチル酸、 (e)約1%〜約75%のC1〜C6の脂肪族アルコール、及び水を含む抗フケ
用ヘアーコンディショニング組成物に向けられている。 本発明の組成物は、抗フケ利益、かゆみ止め利益、及び爽快感、並びにコンデ
ィショニング利益を提供する。本発明の組成物は毛髪を通して容易に作用し、べ
たつきや油っぽさを減少させて均一にコンディショニング剤を付着させる。
【0007】 (詳細な説明) 本発明を特に指摘し、そして明確に特許請求している特許請求の範囲をもって
本明細書は結論づけられるが、本発明は以下の説明からより良く理解されると考
えられる。 引用した参照文献は全て、それらの全体を参考として本明細書に組み入れられ
る。いかなる参照文献の引用も、特許請求した発明の従来技術としての有用性に
ついての限定に関する容認ではない。 本明細書において「を含む」とは、最終結果に影響を与えない他の工程、及び
他の成分を加えることができることを意味する。この用語は、「から成る」及び
「本質的にから成る」という用語を包含する。
【0008】 パーセント、部及び比は全て、他に特定されない限り、本発明の組成物の総質
量に基づいている。表示成分に関係するそれらの質量は全て活性レベルに基づい
ており、従ってそれらの質量には、市販品として入手可能な物質に包含されるで
あろうキャリア、又は副生成物は包含されない。 本明細書で使用される「リーブオン」という用語は、洗浄工程なく使用される
ように意図されたヘアーコンディショニング組成物を意味する。従って、リーブ
オン組成物は一般に、消費者が洗髪計画の一部として次に毛髪を洗うまで毛髪に
残るだろう。リーブオン組成物は、一般的に約5%より低い濃度でアニオン系界
面活性剤を包含し、そして一般的に約5%より低い濃度でノニオン系界面活性剤
を包含する。
【0009】 ポリシロキサン樹脂 本発明のヘアーコンディショニング組成物はポリシロキサン樹脂を含み、該樹
脂の置換基の少なくとも一つは非局在化電子を有する。本発明のヘアーコンディ
ショニング組成物は一般的に、約0.001質量%〜約10質量%、好ましくは
約0.005質量%〜約5質量%、より好ましくは約0.01質量%〜約2質量
%、より一層好ましくは約0.1質量%〜約1質量%のポリシロキサン樹脂を含
む。
【0010】 ポリシロキサン樹脂は、高度に架橋したポリマーシロキサン系である。架橋は
、シリコーン樹脂の製造中に、三官能性及び四官能性シランを、一官能性若しく
は二官能性のシラン、又は両方のシランと共に組み入れることを通して導入され
る。当該技術分野では良く理解されているように、シリコーン樹脂を得るために
必要とされる架橋度は、シリコーン樹脂に組み入れられる具体的なシラン単位に
よって変動する。一般的に、樹脂が乾燥して堅い、又は硬い被膜になるのに十分
なレベルの三官能性及び四官能性シロキサンモノマー単位(それゆえに、十分な
架橋レベル)を有するシリコーン物質が、シリコーン樹脂であると考えられる。
酸素原子対ケイ素原子の比は、特定のシリコーン物質の架橋レベルの指標である
。ケイ素原子1個当たり少なくとも約1.1個の酸素原子を有するシリコーン物
質は、本明細書において一般的にシリコーン樹脂であろう。好ましくは、酸素原
子:ケイ素原子の比率は少なくとも約1.2:1.0である。シリコーン樹脂の
製造に用いられるシランとしては、モノメチル、ジメチル、トリメチル、モノフ
ェニル、ジフェニル、メチルフェニル、エチルフェニル、プロピルフェニル、モ
ノビニル、及びメチルビニルクロロシラン、並びにテトラクロロシランが挙げら
れる。
【0011】 本発明に用いられるポリシロキサン樹脂は、非局在化電子を有する置換基を少
なくとも一つ有する必要がある。この置換基は、アルキル、アリール、アルコキ
シ、アルカリール、アリールアルキル、アリールアルコキシ、アルカリールオキ
シ、及びこれらの組み合わせから選択することができる。好ましくは、アリール
、アリールアルキル、及びアルカリール置換基である。より好ましくは、アルカ
リール、及びアリールアルキル置換基である。更に好ましくは、アルカリール置
換基、特に2−フェニルプロピル基である。少なくとも一つの置換基は非局在化
電子を有する必要があるが、該樹脂は一般的には非局在化電子のない他の置換基
も又有する。そのような他の置換基としては、水素、ヒドロキシル、アルキル、
アルコキシ、アミノ官能性基、及びそれらの混合物を挙げることができる。好ま
しくはアルキル置換基、特にメチル置換基である。従って、本発明に特に好まし
く用いられるものは、ジメチル(2−フェニルプロピル)シリルエステルである
【0012】 本明細書で使用される「アリール」という用語は、1つ以上の単素環、又は複
素環を含有する官能性を意味する。本発明におけるアリール官能性は、非置換型
又は置換型であり得、一般的には3〜16個の炭素原子を含有する。好ましいア
リール基としては、フェニル、ナフチル、シクロペンタジエニル、アントラシル
、ピレン、ピリジン、ピリミジンが挙げられるが、これらに限定されない。 本明細書で使用される「アルキル」という用語は、1〜10個の炭素原子、好
ましくは1〜4個の炭素原子を有する、飽和又は不飽和の、置換型又は非置換型
の、直鎖状又は分枝鎖状の炭化水素を意味する。従って「アルキル」という用語
は、2〜8個の炭素原子、好ましくは2〜4個の炭素原子を有するアルケニル基
、及び2〜8個の炭素原子、好ましくは2〜4個の炭素原子を有するアルキニル
基を包含する。好ましいアルキル基としては、メチル、エチル、プロピル、イソ
プロピル、及びブチルが挙げられるが、これらに限定されない。より好ましくは
、メチル、エチル、及びプロピルである。
【0013】 本明細書で使用される「アルカリール」という用語は、アルキル部分及びアリ
ール部分を含む置換基であって、アルキル部分がシロキサン樹脂に結合している
置換基を意味する。 本明細書で使用される「アリールアルキル」という用語は、アリール部分及び
アルキル部分を含む置換基であって、アリール部分がシロキサン樹脂に結合して
いる置換基を意味する。
【0014】 「MDTQ」命名法として当業者に公知の省略命名法システムに従って、シリ
コーン物質及びシリコーン樹脂を特に都合よく識別することができる。このシス
テム下で、シリコーンは、シリコーンを構成する種々のシロキサンモノマー単位
の存在に従って記載される。簡潔には、記号Mは一官能性単位(CH33SiO 0.5 を示し、そしてDは二官能性単位(CH32SiOを示し、Tは三官能性単
位(CH3)SiO1.5を示し、Qは四官能性単位SiO2を示す。単位の主要記
号、例えばM’、D’、及びT’は、メチル以外の置換基を1つ以上有するシロ
キサン単位を示し、出現毎に特に明らかにされなければならない。従って、本発
明での使用に好ましいポリシロキサン樹脂は、非局在化電子を持つ置換基を有す
るM’、D’、又はT’官能性を少なくとも1個有する。好ましい置換基は以上
に定義された通りである。シリコーン中の各タイプの単位の総数(又は、その平
均値)を表示している下つき添字によって、或いは分子量と組み合わせて特別に
表示された比としての種々の単位のモル比により、MDTQシステム下でのシリ
コーン物質の記載が完成する。
【0015】 本発明に用いられる好ましいポリシロキサン樹脂はM’Q樹脂であり、より好
ましくはM’63、M’84、及びM’105、M’126樹脂、並びにそれらの
混合物である。好ましいM’Q樹脂は、各M’官能性に置換された非局在化電子
を含有する少なくとも一つの基を有するものである。更に好ましくは、他の置換
基がアルキル、特にメチルを表わす樹脂である。 本発明に用いられるポリシロキサン樹脂は、25℃において好ましくは約50
00mm2-1未満、より好ましくは約2000mm2-1未満、更に好ましくは
約1000mm2-1未満、更に一層好ましくは約600mm2-1未満の粘度を
有するであろう。この粘度はキャノン−フェンスキー・ルーチン(Cannon-Fensk
e Routine)粘度計(ASTMD−445)を用いて測定することができる。
【0016】 本発明で有用な市販のポリシロキサン樹脂の非限定的な例としては、ゼネラル
・エレクトリック(General Electric)から入手可能なスチリルシリコーン(St
yryl Silicone)1170−3100が挙げられる。 シリコーンの背景物質は、シリコーン液、ゴム及び樹脂、並びにシリコーンの
製造を論ずる項を包含し、ポリマー科学と工学の専門辞典(Encyclopaedia of P
olymer Science and Engineering)(15巻、第2版、204〜308頁、ジョ
ン・ウィリー&サンズ社(John Wiley & Sons inc.)、1989年)に見出すこ
とができ、それを参考として本明細書に組み入れる好適なポリシロキサン樹脂の
背景物質は、それらの製造の詳細を包含して米国特許第5,539,137号、
第5,672,338号、第5,686,547号及び第5,684,112号
に見出すことができる。
【0017】 界面活性剤 本発明のヘアーコンディショニング組成物は、界面活性剤を含む。界面活性剤
を、カチオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤、ノニオン系界面活性剤、両
性イオン系界面活性剤、及びこれらの混合物からなる群から選択することができ
る。好ましくは、本発明のヘアーコンディショニング組成物は、ノニオン系界面
活性剤を含む。本明細書のヘアーコンディショニング組成物は一般的に、約0.
001質量%〜約10質量%、好ましくは約0.005質量%〜約5質量%、よ
り好ましくは約0.01質量%〜約2質量%、より一層好ましくは約0.1質量
%〜約1質量%の界面活性剤を含む。
【0018】 ノニオン系界面活性剤 本発明のヘアーコンディショニング組成物は、好ましくはノニオン系界面活性
剤を含む。 ノニオン系界面活性剤としては、性質上親水性であるアルキレンオキシド基と
、性質上脂肪族であってもアルキル芳香族であってもよい有機疎水性化合物との
縮合により製造される化合物が挙げられる。 シャンプー組成物に使用するためのノニオン系界面活性剤の好ましい非限定的
な例としては、以下のものが挙げられる。
【0019】 (1)アルキルフェノール類のポリエチレンオキシド縮合物、例えば直鎖又は
分岐鎖構造のいずれかで約6〜約20個の炭素原子を含有するアルキル基を有す
るアルキルフェノール類とエチレンオキシドとの縮合生成物であって、上記エチ
レンオキシドがアルキルフェノール1モル当たりエチレンオキシド約10〜約6
0モルに相当する量で存在する縮合生成物。 (2)エチレンオキシドと、プロピレンオキシド及びエチレンジアミン生成物
との反応から得られる生成物との縮合から誘導されるもの。 (3)直鎖又は分岐鎖構造のいずれかで約8〜約18個の炭素原子を有する脂
肪族アルコールとエチレンオキシドとの縮合生成物、例えばココナッツアルコー
ル1モル当たり約10〜約30モルのエチレンオキシドを有するココナッツアル
コールエチレンオキシド縮合物であって、ココナッツアルコール部分が約10〜
約14個の炭素原子を有するもの。 (4)式[R123N→O](式中R1は、約8〜約18個の炭素原子を有す
るアルキル、アルケニル、又はモノヒドロキシアルキル基、0〜約10個のエチ
レンオキシド部分、及び0〜約1個のグリセリル部分を含有し、そしてR2及び
3は例えば、メチル、エチル、プロピル、ヒドロキシエチル、又はヒドロキシ
プロピル基のように約1〜約3個の炭素原子及び0〜約1個のヒドロキシ基を含
有する。)で表わされる長鎖第三級アミンオキシド。
【0020】 (5)式[RR′R″P→O](式中、Rは鎖長中に約8〜約18個の範囲の
炭素原子を有するアルキル、アルケニル、又はモノヒドロキシアルキル基、0〜
約10個のエチレンオキシド部分、及び0〜1個のグリセリル部分を含有し、そ
してR′及びR″は各々約1〜約3個の炭素原子を有するアルキル、又はモノヒ
ドロキシアルキル基を表わす。)で表わされる長鎖第三級ホスフィンオキシド。 (6)約1〜約3個の炭素原子を有する短鎖アルキル、又はヒドロキシアルキ
ル基(通常メチル)を一つ、及び約8〜約20個の炭素原子を含有するアルキル
、アルケニル、ヒドロキシアルキル、又はケトアルキル基、0〜約10個のエチ
レンオキシド部分及び0〜1個のグリセリル部分を含有する疎水性長鎖を一つ含
有する長鎖ジアルキルスルホキシド。 (7)アルキル多糖類(APS)界面活性剤(例えば、アルキルポリグリコシ
ド類)。それらの例は、全体で参考として本明細書に組み入れられる米国特許第
4,565,647号に記載されており、それは約6〜約30個の炭素原子を有
する疎水性の基、及び親水性の基として多糖類(例えばポリグリコシド)を有す
るAPS界面活性剤であって、任意に疎水性及び親水性部分に結合したポリアル
キレンオキシド基があってもよく、アルキル基(すなわち疎水性部分)は飽和で
も不飽和でも、分枝状でも非分枝状でも、そして非置換型でも置換型(例えばヒ
ドロキシ又は環式環により)でもよいものを開示している。好ましい物質は、ヘ
ンケル(Henkel)、ICIアメリカズ(ICI Americas)及びセピック(Seppic)
から市販品のアルキル多糖類である。並びに (8)式RO(CH2CH2O)nHで表わされるもののようなポリオキシエチ
レンアルキルエーテル、及び式R(O)OCH2CH(OH)CH2(OCH2
2nOHで表わされるもののようなポリエチレングリコール(PEG)グリセ
リル脂肪酸エステルであって、式中nが1〜約200、好ましくは約20〜約1
00であり、そしてRが約8〜約22個の炭素原子を有するアルキル基を表わす
もの。
【0021】 好ましくは、上記(8)のグリセリドのポリエチレングリコール誘導体が本発
明の組成物中でノニオン系界面活性剤として使用される。 本発明において有用なグリセリドのポリエチレングリコール誘導体としては、
水溶性で、ヘアーコンディショニング組成物に使用するのに好適なグリセリドの
ポリエチレングリコール誘導体がいずれも挙げられる。本発明において使用され
る好適なグリセリドのポリエチレングリコール誘導体としては、モノ−、ジ−及
びトリ−グリセリドの誘導体、並びにこれらの混合物が挙げられる。 本発明において好適なグリセリドのポリエチレングリコール誘導体の一部類は
、一般式(I)に従うものである:
【0022】
【化1】
【0023】 式中、n、エトキシル度は約4〜約200、好ましくは約5〜約150、より好
ましくは約20〜約120であり、そしてRは、約5〜約25個の炭素原子、好
ましくは約7〜約20個の炭素原子を有する脂肪族基を含む。 好適なグリセリドのポリエチレングリコール誘導体は、硬化ヒマシ油のポリエ
チレングリコール誘導体であり得る。例えば、PEG−20硬化ヒマシ油、PE
G−30硬化ヒマシ油、PEG−40硬化ヒマシ油、PEG−45硬化ヒマシ油
、PEG−50硬化ヒマシ油、PEG−54硬化ヒマシ油、PEG−55硬化ヒ
マシ油、PEG−60硬化ヒマシ油、PEG−80硬化ヒマシ油、及びPEG−
100硬化ヒマシ油がある。本発明の組成物中での使用に好ましいのは、PEG
−60硬化ヒマシ油である。
【0024】 他の好適なグリセリドのポリエチレングリコール誘導体は、ステアリン酸のポ
リエチレングリコール誘導体であり得る。例えば、PEG−30ステアレート、
PEG−40ステアレート、PEG−50ステアレート、PEG−75ステアレ
ート、PEG−90ステアレート、PEG−100ステアレート、PEG−12
0ステアレート、及びPEG−150ステアレートがある。本発明の組成物中で
の使用に好ましいのは、PEG−100ステアレートである。 グリセリドのポリエチレングリコール誘導体は、組成物の約0.001質量%
〜約10質量%、好ましくは約0.005質量%〜約5質量%、より好ましくは
約0.01質量%〜約2質量%、更により好ましくは約0.1質量%〜約1質量
%の濃度で本発明のヘアーコンディショニング組成物中に好ましく包含される。 好ましくは、上記(3)又は(8)の脂肪族アルコールのエチレングリコール
エーテルが本発明の組成物中でノニオン系界面活性剤として使用される。
【0025】 本発明において使用するのに有用な脂肪族アルコールのエチレングリコールエ
ーテルとしては、ヘアーコンディショニング組成物に使用するのに好適な脂肪族
アルコールのエチレングリコールエーテルがいずれも挙げられる。脂肪族アルコ
ールのエチレングリコールエーテルの非限定的な例としては、セチルアルコール
のエチレングリコールエーテルであって数字表記がエチレングリコール部分の存
在数を表示するセテス−1〜45のような化合物のセテス系、ステアレスアルコ
ールのエチレングリコールエーテルであって数字表記がエチレングリコール部分
の存在数を表示するステアレス−1〜100のような化合物のステアレス系、セ
テアレスアルコール、すなわち主にセチル及びステアリルアルコールを含有する
脂肪族アルコールの混合物のエチレングリコールエーテルであって数字表記がエ
チレングリコール部分の存在数を表示するセテアレス1〜50、オクチルドデシ
ルアルコール、ドデシルペンタデシルアルコール、ヘキシルデシルアルコール、
及びイソステアリルアルコールのような分枝状アルコールのポリオキシエチレン
エーテル、並びにそれらの混合物が挙げられる。本発明における使用に好ましい
のは、セテアレス−20である。
【0026】 脂肪族アルコールのエチレングリコールエーテルは、組成物の約0.001質
量%〜約10質量%、好ましくは約0.00質量5%〜約5質量%、より好まし
くは約0.01質量%〜約2質量%、更により好ましくは約0.1質量%〜約1
質量%の濃度で本発明のヘアーコンディショニング組成物中に好ましく包含され
る。
【0027】 カチオン系界面活性剤 本発明の組成物は、カチオン系界面活性剤を一種以上含んでいてもよい。本発
明の組成物において有用なカチオン系界面活性剤は、アミノ又は四級アンモニウ
ム部分を含有する。本発明で有用なカチオン系界面活性剤は以下の文献、M.C
.パブリッシング・カンパニー(M.C. Publishing Co.)、マッカチャンズの洗
浄剤と乳化剤(McCutcheon's, Detergents & Emulsifiers)(北米版、1979
);シュワルツ(Schwartz)ら;界面活性剤、その化学と技術(Surface Active Agents, Their Chemistry and Technology)、ニューヨーク:インターサイエ
ンス・パブリッシャーズ(Interscience Publishers)、1949年;米国特許
第3,155,591号(1964年11月3日ヒルファー(Hilfer)に発行)
;米国特許第3,929,678号(1975年12月30日ラフリン(Laughl
in)らに発行);米国特許第3,959,461号(1976年5月25日ベイ
リー(Bailey)らに発行);及び米国特許第4,387,090号(1983年
6月7日ボリチ(Bolich)Jr.に発行)に開示されている。 本明細書で有用な4級アンモニウム塩含有カチオン系界面活性剤としては一般
式:
【0028】
【化2】
【0029】 で表わされるものである。式中、R1〜R4は独立して約1個〜約22個の炭素原
子を有する脂肪族基、又は約1個〜約22個の炭素原子を有する芳香族、アルコ
キシ、ポリオキシアルキレン、アルキルアミド、ヒドロキシアルキル、アリール
若しくはアルキルアリール基を表わし、そしてXはハロゲン(例えばクロリド、
ブロミド)、アセテート、シトレート、ラクテート、グルコレート、ホスフェー
ト、ニトレート、スルフェート、及びアルキルスルフェート基から選択されるも
ののような塩生成アニオンを表わす。脂肪族基は、炭素原子及び水素原子に加え
て、エーテル結合、並びにアミノ基のような他の基を含有していてもよい。更に
長鎖の脂肪族基、例えば炭素原子数約12以上のものは、飽和であることも不飽
和であることも可能である。特に好ましいのは、モノ長鎖(例えば、モノC12
22、好ましくはC12〜C18、更に好ましくはC16、脂肪族、好ましくはアルキ
ル)、ジ短鎖(例えば、C1〜C3アルキル、好ましくはC1〜C2アルキル)第四
級アンモニウム塩である。
【0030】 一級、二級及び三級脂肪アミン類の塩も好適なカチオン系界面活性物質である
。このようなアミン類のアルキル基は好ましくは約12〜約22の炭素原子を有
し、置換型又は非置換型であってもよい。本発明で有用な、このようなアミン類
としては、ステアラミドプロピルジメチルアミン、ジエチルアミノエチルステア
ラミド、ジメチルステアラミン、ジメチル大豆アミン、大豆アミン、ミリスチル
アミン、トリデシルアミン、エチルステアリルアミン、N−タロープロパンジア
ミン、(エチレンオキシド5モルによる)エトキシ化ステアリルアミン、ジヒド
ロキシエチルステアリルアミン、及びアラキジルベヘニルアミンが挙げられる。
好適なアミン塩としては、ハロゲン、酢酸塩、リン酸塩、硝酸塩、クエン酸塩、
乳酸塩、及びアルキル硫酸塩が挙げられる。そのような塩としては、ステアリル
アミン塩酸塩、大豆アミン塩化物、ステアリルアミンギ酸塩、N−タロープロパ
ンジアミンジクロリド、ステアラミドプロピルジメチルアミンクエン酸塩、セチ
ルトリメチル塩化アンモニウム、及び塩化ジセチルジアンモニウムが挙げられる
。本発明の組成物に好ましく用いられるものは、塩化セチルトリメチルアンモニ
ウムである。本発明で有用なものの中に包含されるカチオン系アミン界面活性剤
は、米国特許第4,275,055号(1981年6月23日ナクティガル(Na
chtigal)らに発行)で開示されており、参考のため本明細書に組み入れられる 存在する場合、カチオン系界面活性剤の総含量は、組成物全体の好ましくは約
0.1質量%〜約10質量%、更に好ましくは約0.25質量〜約5質量%、最
も好ましくは約0.3質量%〜約0.7質量%であるだろう。
【0031】 アニオン系界面活性剤 本発明の組成物は、アニオン系界面活性剤を一種以上含んでもよい。存在する
場合、本発明の組成物は好ましくは、約10質量%未満、好ましくは約5質量%
未満、更に好ましくは約2質量%未満、更に一層好ましくは約1質量%未満、更
になお一層好ましくは0質量%のアニオン系界面活性剤を含む。本明細書におい
て使用される「アニオン系界面活性剤」とは、その組成物のpHにおいてアニオ
ン性である結合基を有するアニオン系界面活性剤及び双極性若しくは両性界面活
性剤、又はそれらの組合せを意味する。
【0032】 粘度調節剤 本発明の組成物は、粘度調節剤も含む。ヘアーコンディショニング組成物に好
適に用いられる粘度調節剤はいずれも本発明において使用されてもよい。一般的
に粘度調節剤は、存在する場合、全組成物の約0.01質量%〜約10質量%、
好ましくは約0.05質量%〜約5質量%、より好ましくは約0.1質量%〜約
3質量%を構成するであろう。好適な粘度調節剤の非限定的リストは、CTFA
国際化粧品成分辞典及びハンドブック(the CTFA International Cosmetic Ingr
edient Dictionary and Handbook)、第7版、ウェニンガー(Wenninger)及び
マクエウェン(McEwen)編(化粧品、トイレタリー、及び香粧品有限責任協会(
The Cosmetic, Toiletry, and Fragrance Association, Inc.)、ワシントンD
C、1997年)に見出すことができ、参考として本明細書に組み入れられる。
【0033】 本発明において好適に用いられる粘度調節剤としては、剪断感受性粘度調節剤
が挙げられる。本明細書で使用される「剪断感受性粘度調節剤」とは、粘度が低
剪断速度で低下する組成物を形成することができる粘度調節剤を意味する。剪断
速度(s-1)は、静止物体と材料との距離(m)に対する材料の速度(ms-1
の割合として定義することができる。約250s-1未満の剪断速度を「低剪断速
度」と考えることができる。ヘアケアにおける使用のための剪断感受性粘度調節
剤はいずれも本発明において使用されてよいが、本発明での使用に好ましいもの
は剪断速度約100s-1未満、より好ましくは約50s-1未満における粘度が低
下した組成物を形成する粘度調節剤である。加えて、好ましい剪断感受性粘度調
節剤は、剪断速度50s-1における粘度が約30%以上、好ましくは約50%以
上、より好ましくは約70%以上、更に好ましくは約80%以上低下した組成物
を形成することができるものである。
【0034】 本発明での使用に好適な粘度調節剤は又、粘度が水性相中の電解質濃度に対し
ても感受性のある組成物を形成するものであり、以降「塩感受性粘度調節剤」と
いう。塩感受性粘度調節剤の性質に関する背景材料は、米国化学会シンポジウム
・シリーズ(1991年)、462巻、101−120頁に見出すことができ、
参考として本明細書に組み入れられる。ヘアーコンディショニング組成物に好適
に用いられる塩感受性粘度調節剤はいずれも本発明において使用されてもよい。 好適な粘度調節剤の例としては、合成ヘクトライト、カルボン酸アニオン系ポ
リマー/コポリマー及びカルボン酸アニオン系架橋ポリマー/コポリマーが挙げ
られるが、これに限定されない。本発明での使用に好ましいのは、カルボン酸ア
ニオン系架橋ポリマー及びコポリマーである。より好ましくは、カルボン酸アニ
オン系架橋コポリマーである。
【0035】 本発明において有用な合成ヘクトライトは、ナトリウム−マグネシウムシリケ
ートのような合成層状シリケートである。好適な合成ヘクトライトの例としては
、商標ラポナイト(Laponite)として英国のラポート(Laporte Plc.)から入手
可能なものが挙げられる。 本発明において有用なカルボン酸アニオン系コポリマーは、カルボン酸及びカ
ルボン酸アルキルの疎水変性した架橋コポリマーであり得、両親媒性の性質を有
する。これらのカルボン酸アニオン系コポリマーは、1)アクリル酸、メタクリ
ル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、イタコン酸、フマル酸、クロトン酸、又は
α−クロロアクリル酸のようなカルボン酸モノマー、2)炭素数1〜約30個の
アルキル鎖を有するカルボン酸エステル、及び好ましくは3)次式で表わされる
架橋剤を共重合することによって得られる:
【0036】
【化3】
【0037】 式中、R1は、水素又は約1個〜約30個の炭素を有する水素又はアルキル基を
表わし;Y1は、独立して酸素、CH2O、COO、OCOを表わすか、
【0038】
【化4】
【0039】 或いは
【0040】
【化5】
【0041】 式中R2は水素、又は約1〜約30個の炭素を有するアルキル基を表わし;そし
てY2は(CH2m''、(CH2CH2O)m''、又は(CH2CH2CH2O)m''(式
中m’’は整数1〜約30である。)から選択される。 本発明において好適なカルボン酸アニオン系コポリマーは、次式:
【0042】
【化6】
【0043】 を有するアクリル酸/アルキルアクリレートコポリマーである。式中、R2は独
立して水素又は炭素数1〜30のアルキル基を表わし、R2の少なくとも1つは
水素を表わし、R1は上記で定義した通りであり、n、n’、m及びm’は、n
+n’+m+m’が約40〜約100となる整数であり、n”は1〜約30の整
数であり、Pはコポリマーの分子量が約5000〜約3,000,000となる
ように規定される。 本発明のカルボン酸アニオン系コポリマーを中和するための中和剤が包含され
ていてもよい。このような中和剤の非限定的な例としては、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、水酸化アンモニウム、モノエタノールアミン、ジエタノールア
ミン、トリエタノールアミン、ジイソプロパノールアミン、アミノメチルプロパ
ノール、トロメタミン(tromethamine)、テトラヒドロキシプロピルエチレンジ
アミン、及びこれらの混合物が挙げられる。
【0044】 製造方法の詳細を含む、好適なカルボン酸アニオン系粘度調節剤の非限定的な
例は、米国特許第3,940,351号、同第5,288,814号、同第5,
349,030号、同第5,373,044号及び同第5,468,797号に
記載されており、これらは全て参考として本明細書に組み入れられる。カルボン
酸アニオン系粘度調節剤の例としては、B.F.グッドリッチ(B.F. Goodrich
)(米国オハイオ州クリーブランド)から商標ぺムレン(Pemulen)TR−1、
ぺムレンTR−2、カルボポール(Carbopol)980、カルボポール981、カ
ルボポールEDT−2020、カルボポールEDT−2050及びカルボポール
・ウルトレッツ(Carbopol Ultrez)10として入手可能なものが挙げられる。
好ましくはカルボポールETD−2020、カルボポールEDT−2050及び
カルボポールウルトレッツ10、特にカルボポールウルトレッツ10である。 展着性の改善、べたつきの軽減及び輝きの改善の観点から、本発明において用
いられる特に好ましい粘度調節剤は、カルボポール・ウルトレッツ10のような
カルボン酸アニオン系粘度調節剤である。
【0045】 抗フケ剤 本発明の組成物は、抗フケ剤を含む。抗フケ剤は典型的に、安全かつ有効な濃
度で使用される。抗フケ剤は、組成物の約0.001質量%〜約5質量%、好ま
しくは約0.01質量%〜約5質量%、更に好ましくは約0.03質量%〜約1
質量%の濃度で用いられる。 本発明の組成物は、抗フケ剤としてサリチル酸を含む。本発明で有用なサリチ
ル酸としては、サリチル酸自体に加えてサリチル酸ナトリウムのようなサリチル
酸の塩、及びサリチル酸誘導体が挙げられてよい。しかしながら、抗フケ効果及
びかゆみ止め効果を提供すること、並びに組成物中の他成分との望ましくない相
互作用を減少させることの観点から、好ましい物はサリチル酸自体である。
【0046】 本発明の組成物は又、サリチル酸に加えて他の抗フケ剤を含んでもよい。ヘア
ケア組成物に好適に用いられる抗フケ剤はいずれも本発明において使用されても
よい。好適な抗フケ剤の非限定的な例としては、ジンクピリチオン(ZPT)、
イオウ、硫化セレン、コールタール、ピロクトンオラミン、ケトコナゾール、及
びクライムアゾールが挙げられる。
【0047】 1〜C6脂肪族アルコール 本発明の組成物は、C1〜C6、好ましくはC2〜C3、更に好ましくはC2の脂
肪族アルコールを任意に含んでよい。脂肪族アルコールは、一般的には全組成物
の約1質量%〜約75質量%、好ましくは約10質量%〜約40質量%、より好
ましくは約15質量%〜約30質量%、更に好ましくは約18質量%〜約26質
量%含有する。
【0048】 本発明の組成物は一般的に、更に水を含有する。水が存在する場合、一般的に
は全組成物の約25質量%〜約99質量%、好ましくは約50質量%〜約98質
量%、より好ましくは約65質量%〜約95質量%を含有する。
【0049】 感覚剤 本発明のヘアーコンディショニング組成物は、更に感覚剤を含んでもよい。本
明細書で使用される「感覚剤」という用語は、皮膚に適用された際認識される感
覚を、例えばこれに限定されないが、温感、冷感、爽快感などの状態へ変化させ
る物質を意味する。 感覚剤は、好ましくは全組成物中の約0.001質量%〜約10質量%、より
好ましくは約0.005質量%〜約5質量%、更に好ましくは約0.01質量%
〜約1質量%の濃度で適用される。 ヘアケア組成物に好適に使用される感覚剤は、いずれも本発明に使用されてよ
い。好適な感覚剤の非限定的な例示は、英国特許GB−B−1315626号、
GB−B−1404596号及びGB−B−1411785号に見出すことがで
き、これらは全て参考として本明細書に組み入れられる。本明細書の組成物にお
いて使用に好ましい感覚剤はカンファー、メンソール、l−イソプレゴール、エ
チルメタンカルボキサミド及びトリメチルイソプロピルブタンアミドである。
【0050】 任意成分 本発明のヘアーコンディショニング組成物は、更に多数の任意成分を含み得る
。これらの任意成分のいくつかの非限定的な例を以下に挙げる。
【0051】 カチオン系コンディショニング剤 本発明の組成物は更に、一種以上のカチオン系ポリマーコンディショニング剤
を含み得る。カチオン系ポリマーコンディショニング剤は、好ましくは水溶性で
ある。存在する場合、カチオン系ポリマーは、全組成物の好ましくは約0.00
1質量%〜約20質量%、更に一般には約0.005質量%〜約10質量%、好
ましくは約0.01質量%〜約2質量%を含有する。 「水溶性カチオン系ポリマー」によって意味されるのは、水に十分に可溶性で
あり、25℃で(蒸留した又はそれと同等の)水に対し0.1%の濃度で、実質
的には肉眼で透明な溶液を形成するポリマーである。好ましくは、このポリマー
は十分な溶解性があり、濃度0.5%において、より好ましくは濃度1.0%に
おいて、実質的に透明な溶液を形成する。
【0052】 本明細書で使用される「ポリマー」という用語は、1種類のモノマーの重合に
よって製造されるか、又は2種類以上のモノマーによって製造される(即ち、コ
ポリマー)物質を包含する。 本発明のカチオン系ポリマーは一般的に、少なくとも約5,000、典型的に
は少なくとも約10,000であり、及び約1,000万未満の平均分子量を有
するであろう。好ましくは、分子量は約100,000〜約2,000,000
である。カチオン系ポリマーは、一般的には、四級アンモニウム又はカチオン性
アミノ部分、及びそれらの混合物のような、カチオン性窒素含有部分を有する。
【0053】 上記カチオン性電荷密度は、好ましくは少なくとも約0.1ミリ当量/g、更
に好ましくは少なくとも約0.5ミリ当量/g、更に一層好ましくは少なくとも
約1.1ミリ当量/g、最も好ましくは少なくとも約1.5ミリ当量/gである
。一般的に実用上の目的のため、カチオン系ポリマーは、約7ミリ当量/g未満
、好ましくは約5ミリ当量/g未満、より好ましくは約3.5ミリ当量/g未満
、更に好ましくは約2.5ミリ当量/g未満のカチオン性電荷密度を有する。カ
チオン系ポリマーのカチオン性窒素含有量は、ケルダール法(米国薬局方−化学
試験−窒素定量−方法II)を用いて決定することができる。ゴッドダード(Go
ddard)及びグルバー(Gruber)による「コスメティック及びパーソナルケアに
おける高分子化学及び技術の原理(Principles of Polymer Science and Techno
logy in Cosmetics and Personal Care)」(マーケルデッカー(Marcel Dekker
)、ニューヨーク、1999年、国際標準図書番号0−8247)、第259頁
に記載された通り、カチオン性窒素含有量からポリマーのカチオン性電化密度を
算出することができる。当業者は、あるアミノ含有ポリマーの電荷密度がアミノ
基のpH及び等電点によって変化し得ることを認識するであろう。電荷密度は意
図された用途のpHで上述の限度内であるべきである。
【0054】 水溶解度基準が満たされる限り、カチオン系ポリマーに対していかなるアニオ
ンの対イオンも利用することができる。好適な対イオンとしては、ハライド(例
えば、Cl、Br、I、又はF、好ましくはCl、Br、又はI)、サルフェー
ト、及びメチルサルフェートが挙げられる。この一覧は限定的ではないので、他
のものを使用することもできる。 カチオン性窒素含有部分は、一般には、カチオン系ヘアーコンディショニング
ポリマーの全単量体単位のフラクションに置換基として存在する。従って、カチ
オン系ポリマーは、例えば四級アンモニウム又はカチオン性アミン置換モノマー
単位及び本明細書にスペーサーモノマー単位として引用される他の非カチオン性
単位の、コポリマー、ターポリマーなどを含み得る。そのようなポリマーは当業
界で既知であり、CTFA国際化粧品成分辞典及びハンドブック(the CTFA Int
ernational Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook)、第7版、ウェニ
ンガー(Wenninger)及びマクエウェン(McEwen)編(化粧品、トイレタリー、
及び香粧品有限責任協会(The Cosmetic, Toiletry, and Fragrance Associatio
n, Inc.)、ワシントンDC、1997年)に種々記載されている。
【0055】 好適なカチオン系ポリマーとして、例えばアクリルアミド、メタクリルアミド
、アルキルアクリルアミド及びジアルキルアクリルアミド、アルキルメタクリル
アミド及びジアルキルメタクリルアミド、アルキルアクリレート、アルキルメタ
クリレート、ビニルカプロラクトン、並びにビニルピロリドンといった水溶性ス
ペーサーモノマーを伴った四級アンモニウム官能基又はカチオン性アミンを有す
るビニルモノマーとのコポリマーが挙げられる。アルキル置換モノマー及びジア
ルキル置換モノマーは、好ましくはC1〜C7アルキル基、更に好ましくはC1
3アルキル基を有する。他の好適なスペーサーモノマーとしては、ビニルエス
テル類、ビニルアルコール(ポリビニルアセテートの加水分解によって得られる
)、無水マレイン酸、プロピレングリコール及びエチレングリコールが挙げられ
る。
【0056】 前記カチオン性アミンは、該組成物の特定の種及びpHに依存して、第一級、
第二級又は第三級アミンであることができる。一般的に、第二級及び第三級アミ
ン、特に第三級アミンが好ましい。 アミン置換ビニルモノマーはアミン形に重合し、そして任意に四級化反応によ
りアンモニウムに変換することができる。アミンは又、同様に四級化し、ポリマ
ーを形成することができる。例えば、第三級アミン官能性化合物を、R’が短鎖
アルキル基、好ましくはC1〜C7のアルキル基、更に好ましくはC1〜C3のアル
キル基、Xが四級化アンモニウムと共に水溶性の塩を形成するアニオンである式
R’Xの塩と反応させることによって四級化することができる。
【0057】 好適なカチオン性アミノモノマー及び四級アンモニウムモノマーとしては、例
えば、ジアルキルアミノアルキルアクリレート、ジアルキルアミノアルキルメタ
クリレート、モノアルキルアミノアルキルアクリレート、モノアルキルアミノア
ルキルメタクリレート、トリアルキルメタクリルオキシアルキルアンモニウム塩
、トリアルキルアクリルオキシアルキルアンモニウム塩、ジアリル四級アンモニ
ウム塩で置換されたビニル化合物、及び、例えばアルキルビニルイミダゾリウム
、アルキルビニルピリジニウム、アルキルビニルピロリドン塩など、ピリジニウ
ム、イミダゾリウム、及び四級ピロリドンなどの環状カチオン性窒素含有環を有
するビニル四級アンモニウムモノマーが挙げられる。これらのモノマーのアルキ
ル部分は、好ましくはC1〜C3のアルキル基、更に好ましくはC1アルキル基及
びC2のアルキル基のような低級アルキル基である。本明細書において使用する
好適なアミン置換ビニルモノマーとしては、ジアルキルアミノアルキルアクリレ
ート、ジアルキルアミノアルキルメタクリレート、ジアルキルアミノアルキルア
クリルアミド、及びジアルキルアミノアルキルメタクリルアミドが挙げられ、こ
のときアルキル基は好ましくはC1〜C7ヒドロカルビル、より好ましくはC1
3アルキルである。
【0058】 このカチオン系ポリマーは、アミン−及び/若しくは第四級アンモニウム置換
モノマー並びに/又は相溶性スペーサーモノマーから誘導されるモノマー単位の
混合物を含むことができる。
【0059】 好適な陽イオン性ヘアーコンディショニングポリマーには、例えば、BASF
ワイアンドット(Wyandotte Corp.)(米国ニュージャージー州パーシッパニー
)より商標ルビクァット(LUVIQUAT)(例えばルビクァット(LUVIQUAT)FC3
70)として市販されるもののような1−ビニル−2−ピロリドン及び1−ビニ
ル−3−メチルイミダゾリウム塩(例えば、塩化物)のコポリマー(業界では米
国化粧品工業会(Cosmetic,Toiletry,and Fragrance Association)、「CTF
A」によりポリクアテルニウム−16と称される);ガフ・コーポレーション(
Gaf Corporation)(Wayne、NJ、USA)よりガフクァット(GAFQUAT)という商品
名(例えば、ガフクァット(GAFQUAT)755N)で市販されるもののような1
−ビニル−2−ピロリドン及びジメチルアミノエチルメタクリレートのコポリマ
ー(業界ではCTFAによってポリクアテルニウム(Polyquaternium)−11と
称される);業界(CTFA)ではそれぞれポリクアテルニウム6及びポリクア
テルニウム7と称される、例えば、ジメチルジアリル塩化アンモニウムホモポリ
マー及びアクリルアミドとジメチルジアリル塩化アンモニウムとのコポリマーを
含めたカチオン性ジアリル四級アンモニウム含有ポリマー;及び米国特許第4,
009,256号に記載されるような3〜5個の炭素原子を有する不飽和カルボ
ン酸のホモポリマー及びコポリマーのアミノアルキルエステルの鉱酸塩が挙げら
れる。
【0060】 本発明に好ましく用いられるカチオン系ポリマーは、糖のカチオン系ポリマー
及びコポリマーである。本発明において有用なカチオン系多糖類としては、例え
ばエチレンオキシドで誘導することによって水溶性とした、5又は6単糖及び誘
導体に基づくポリマーが挙げられる。これらのポリマーは、1,4−α、1,4
−β、1,3−α、1,3−β及び1,6−のような、いくつかの配置のうちの
いずれかで結合し得る。モノマーは、直鎖又は分岐鎖の幾何配置であってもよい
。 カチオン系多糖類の好適な非限定的な例としては、次の、セルロース、ヒドロ
キシアルキルセルロース、デンプン、ヒドロキシアルキルデンプンに基づくもの
、アラビノースモノマーに基づくポリマー、キシロースより誘導されるポリマー
、フコースより誘導されるポリマー、フルクトースより誘導されるポリマー、ガ
ラクツロン酸及びグルクロン酸のような酸を含有する糖に基づくポリマー、ガラ
クトサミン及びグルコサミン、特にアセチルグルコサミンのようなアミン糖に基
づくポリマー、5又は6員環のポリアルコールに基づくポリマー、ガラクトース
に基づくポリマー、マンノースモノマーに基づくポリマー、及びグアーゴムとし
て既知のガラクトマンナンコポリマーに基づくポリマーが挙げられる。
【0061】 毛髪に輝き及びコンディショニング効果を与え、べたつき及び油っぽさを減じ
るのに好ましいものは、セルロース類及びアセチルグルコサミン誘導体に基づく
カチオン系ポリマーであり、特にセルロース誘導体のカチオン系ポリマーである
。好適なカチオンポリマーの非限定的な例は、アメルコール株式会社(Amerchol
Corp.)(米国、ニュージャージー州、エジソン(Edison))から入手可能であ
って、業界(CTFA)ではポリクアテルニウム10と称されるトリメチルアン
モニウム置換エポキシドと反応させたヒドロキシエチルセルロースの塩のような
ものである。これらのポリマー及びそれらの製品の背景物質は、米国特許第3,
472,840号(1969年10月14日ストーン(Stone)に発行)に記載
されており、参考として本明細書に組み入れられる。カチオン系セルロースの他
の例としては、アメルコー株式会社(Amerchol Corp.)(米国、ニュージャージ
ー州、エジソン)から入手可能であって、業界(CTFA)ではポリクアテルニ
ウム24と称されるラウリルジメチルアンモニウム置換エポキシドと反応させた
ヒドロキシエチルセルロースの高分子四級アンモニウム塩、及びナショナル・ス
ターチ(National Starch)(米国、ノースカロライナ州、ソールズベリー)か
ら入手可能であって、業界(CTFA)ではポリクアテルニウム4と称されるジ
アリルジメチル塩化アンモニウムと反応させたヒドロキシエチルセルロースの高
分子四級アンモニウム塩が挙げられる。
【0062】 本発明において有用な糖類のカチオン系コポリマーは、次に挙げる糖モノマー
:ブドウ糖、ガラクトース、マンノース、アラビノース、キシロース、フコース
、フルクトース、グルコサミン、ガラクトサミン、グルクロン酸、ガラクツロン
酸、及び5員環、又は6員環のポリアルコールを含有するものを包含する。更に
上述の糖類のヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル、及びヒドロキシプロピル誘
導体も含まれる。糖類がコポリマー内で互いに結合している場合、1,4−α、
1,4−β、1,3−α、1,3−β及び1,6−結合のような、いくつかの結
合法のうちのいずれかで結合し得る。得られるポリマーがヘアケア剤に好適に使
用される限り、任意の他のモノマーを用いることができる。本発明に有用な他の
モノマーの非限定的な例としては、ジメチルジアリル塩化アンモニウム、ジメチ
ルアミノエチルメチルアクリレート、ジエチルジアリル塩化アンモニウム、N,
N−ジアリル、N,N−ジアルキルアンモニウムハライド等が挙げられる。
【0063】 上記したように、本発明におけるカチオン系ポリマーは水溶性である。しかし
ながら、このことは組成物において可溶性でなければならないことを意味するも
のではない。しかし、好ましくは、カチオン系ポリマーは組成物において可溶性
であるか、又はカチオン系ポリマー及びアニオン性物質によって形成される組成
物の複合コアセルベート相において可溶性である。カチオン系ポリマーの複合コ
アセルベートは、任意に本発明における組成物に添加することができるアニオン
系界面活性剤又はアニオン系ポリマー(例えば、ポリスチレンスルホン酸ナトリ
ウム)によって形成することができる。
【0064】 長鎖アルコール 本発明の組成物は、長鎖アルコールの混合物を含み得る。本明細書で使用され
る「長鎖アルコール」という用語は、炭素鎖に8個以上の炭素原子が配置される
アルコールを意味する。それらは直鎖状若しくは分枝状、飽和又は不飽和であり
得る。通常、使用されるアルコールには、8〜30個の炭素原子が含まれる。 ヘアケア剤への使用に好適ないずれの長鎖アルコールも、本明細書に使用され
てよい。しかしながら、好ましいのはC10〜C22の炭素鎖を有するアルコール及
びそれらの混合物、更に好ましいのはC12〜C20の炭素鎖を有するアルコール及
びそれらの混合物、更に一層好ましいのはC16〜C18の炭素鎖を有するアルコー
ル及びそれらの混合物である。好ましいのは、直鎖状、飽和炭素鎖を有するアル
コールである。
【0065】 本発明への使用に好ましいアルコールは、1個のヒドロキシル部分(モノオー
ル)、2個のヒドロキシル部分(ジオール)、又は3個のヒドロキシル部分(ト
リオール)を有するアルコールである。更に好ましいのはモノオールである。 好ましくは本発明の組成物は、長鎖アルコールの混合物を含む。更に好ましい
のは、C16及びC18の長鎖アルコールの混合物である。更に一層好ましいのは、
16:C18の比が3:2の場合である。 存在する場合、本明細書の組成物に存在する長鎖アルコールの総含量は、組成
物全体の好ましくは約0.1質量%〜約20質量%、更に好ましくは約0.25
質量%〜約10質量%、最も好ましくは約0.5質量%〜約5質量%である。
【0066】 シリコーンコンディショニング剤 本発明の組成物は、追加のシリコーン・コンディショニング成分を任意に含ん
でいてもよい。このシリコーンコンディショニング剤成分は、揮発性シリコーン
、非揮発性シリコーン、又はこれらの混合物を含んでよい。本明細書で用いられ
る「非揮発性」は、当業者に理解されているように、周囲条件下で蒸気圧がほと
んどないか、実質的にないことを言う。 本発明に使用するシリコーンコンディショニング剤成分は、シリコーン流体、
シリコーンゴム、シリコーン樹脂、及び/又はそれらの混合物であり得る。いく
つかの好適なシリコーンヘアーコンディショニング剤、及びシリコーンのための
任意の懸濁剤に関する非限定的な例を開示する参照は、PCT公開特許WO−A
−94/08557号(ブロック(Brock)ら)、米国特許第5,756,43
6号(ロイス(Royce)ら)、米国特許第5,104,646号(ボリチジュニ
ア(Bolich Jr.)ら)、米国特許第5,106,609号(ボリチジュニア(Bo
lich Jr.)ら)、及び米国再発行第34,584号(グロート(Grote)ら)、
英国特許第849,433号に記載されており、これらは全て参考として本明細
書に組み入れられる。
【0067】 本発明での使用に好適なポリシロキサン樹脂の背景物質は、それらの製造の詳
細を包含して米国特許第5,539,137号、第5,672,338号、第5
,686,547号及び第5,684,112号に見出すことができる。
【0068】 本組成物に使用するシリコーン液には、25℃で粘度が1,000,000m
2-1未満、好ましくは約5〜1,000,000mm2-1、更に好ましくは
約10〜約600,000mm2-1、更に好ましくは約10〜約500,00
0mm2-1、最も好ましくは10〜350,000mm2-1である流動性のシ
リコーン物質であるシリコーンオイルが包含される。上記粘度は、ダウ・コーニ
ング・コーポレート試験方法CTM0004(1970年7月20日)に記載さ
れるガラスキャピラリー粘度計によって測定することができる。好適なシリコー
ンオイルには、ポリアルキルシロキサン、ポリアリールシロキサン、ポリアリー
ルアルキルシロキサン、ポリアルカリールシロキサン、ポリエーテルシロキサン
コポリマー、及びそれらの混合物が含まれる。コンディショニング特性を有する
、その他の不溶性で不揮発性のシリコーン液を使うこともできる。 組成物に使用されるシリコーン油としては、以下の式に当てはまるポリアルキ
ル又はポリアリールシロキサンが挙げられる。
【0069】
【化7】
【0070】 式中Rは脂肪族、好ましくはアルキル若しくはアルケニル、又はアリールであり
、Rは置換型又は非置換型であってよく、そしてxは1〜約8,000の整数で
ある。好適な非置換型R基としては、アルコキシ、アリールオキシ、アルカリー
ル、アリールアルキル、アルカミノ、及びエーテル置換、ヒドロキシル置換、並
びにハロゲン置換、脂肪族基及びアリール基が挙げられる。適切なR基としては
、カチオン性アミン及び四級アンモニウム基も挙げられる。 シロキサン鎖上に置換する脂肪族基又はアリール基は、得られるシリコーンが
、室温で液体のままであり、疎水性であり、毛髪に適用した場合に刺激性、毒性
及び他の有害性のいずれもなく、本明細書に記載されるヘアーコンディショニン
グ組成物の他の成分と相溶性があり、通常の使用及び保存状態で化学的に安定で
あり、本発明の組成物中で不溶性であり、かつ毛髪をコンディショニングするこ
とができる限り、いかなる構造を有していてもよい。
【0071】 各単量体のシリコーン単位のシリコン原子における二つのR基は、同じ基でも
別の基でもかまわない。好ましくは、2つのR基は同一の基を示す。 好ましいアルキル及びアルケニル置換基はC1〜C5、より好ましくはC1〜C4 、最も好ましくはC1〜C2のアルキル及びアルケニルである。アルコキシ、アル
カリール及びアルカミノのような他のアルキル、アルケニル又はアルキニル含有
基の脂肪族部分は、直鎖又は分枝状鎖であることができ、好ましくは1〜5個の
炭素原子、更に好ましくは1〜4個の炭素原子、なお更に好ましくは1〜3個の
炭素原子、最も好ましくは1〜2個の炭素原子を有する。前述したように、この
R置換基は又、アミノ官能基(例えばアルカミノ基)を含むことができ、それは
第一級、第二級若しくは第三アミン又は第四級アンモニウムであることができる
。これらには、脂肪族部分鎖長が好ましくは先に述べたようである、モノ、ジ及
びトリアルキルアミノ並びにアルコキシアミノ基が含まれる。R置換基は、又、
ハロゲン(例えば塩化物、フッ化物及び臭化物)、ハロゲン化した脂肪族基又は
アリール基並びにヒドロキシ基のような他の基で置換することができる(例えば
ヒドロキシ基で置換した脂肪族基)。好適なハロゲン化R基としては、例えば、
−R1−C(F)3のようなトリ−ハロゲン化(好ましくはフッ素化)アルキル基
が挙げられ、式中、R1はC1−C3アルキルである。そのようなポリシロキサン
の例としては、ポリメチル−3,3,3−トリフルオロプロピルシロキサンが挙
げられる。
【0072】 好適なR基としては、メチル、エチル、プロピル、フェニル、メチルフェニル
及びフェニルメチルが挙げられる。好ましいシリコーンは、ポリジメチルシロキ
サン、ポリジエチルシロキサン及びポリメチルフェニルシロキサンである。ポリ
ジメチルシロキサンは、特に好ましい。他の適切なR基には、メチル、メトキシ
、エトキシ、プロポキシ及びアリールオキシが含まれる。シリコーンのエンドキ
ャップ上の3個のR基も、同一又は異なる基を表すことができる。 使用することができる非揮発性ポリアルキルシロキサン液は、例えばポリジメ
チルシロキサンを含む。これらのシロキサンは、例えばゼネラルエレクトリック
社から、そのビスカシルR及びSF96系中で、そしてダウコーニングから、そ
のダウコーニング200の系中で入手可能である。
【0073】 使用されてよいポリアルキルアリールシロキサン液としては、又、例えばポリ
メチルフェニルシロキサンが挙げられる。これらのシロキサンは、例えば、ゼネ
ラルエレクトリック社からSF1075メチルフェニル液として、又はダウコー
ニングから556コスメチックグレード液として入手可能である。 エチレンオキシド、又はエチレンオキシド及びプロピレンオキシドの混合物も
又使用できるが、使用可能なポリエーテルシロキサンコポリマーとしては、例え
ば、ポリプロピレンオキシドで修飾したポリジメチルシロキサン(例えば、ダウ
コーニング社(ダウ・コーニング)製DC−1248)が挙げられる。、水及び
本発明の組成物での可溶性を妨げるために、不溶性シリコーンにとって、エチレ
ンオキシド及びポリプロピレンオキシド値が充分に低くなければならない。
【0074】 シリコーンコンディショニング剤に使用されるシリコーン液で他に好適なもの
は、不溶性のシリコーンゴムである。これらのゴムは粘性率が25°Cで1,0
00,000センチストークスと同等又はそれ以上であるポリオルガノシロキサ
ンである。シリコーンゴムは、米国特許第4,152,416号、そしてノル&
ウォルター(Noll&Walter)の「シリコーンの化学と技術(Chemistry and Tech
nology of Silicones)」(ニューヨーク、アカデミック・プレス、1968年
)、並びにゼネラル・エレクトリックシリコーンゴム製品データシートSE30
、SE33、SE54、及びSE76に記載されており、これらは全て参考とし
て本明細書に組み入れられる。「シリコーンゴム」は典型的には約200,00
0を越える、一般には約200,000〜約1,000,000の質量分子量を
有し、具体例としてはポリジメチルシロキサン、(ジメチルシロキサン)(メチ
ルビニルシロキサン)コポリマー、ポリ(ジメチルシロキサン)(ジフェニルシ
ロキサン)(メチルビニルシロキサン)コポリマー及びそれらの混合物が挙げら
れる。
【0075】 シリコーンコンディショニング剤は又、ポリジメチルシロキサンゴム(粘性率
は約1,000,000センチストークよりも大きい)及びポリジメチルシロキ
サン油(粘性率は約10〜約100,000センチストーク)の混合物を含み得
る。その場合、ゴムと液体の比率は約30:70〜約70:30、好ましくは約
40:60〜約60:40である。 任意のシリコーン成分の数平均粒子サイズは、制限なく広く変わることができ
、処方及び/又は所望の特性に依存する。本発明において好ましく用いられる数
平均粒子サイズは、典型的には約10nm〜約100ミクロンであり、より好ま
しくは約30nm〜約20ミクロンである。 シリコーンの背景物質について、シリコーンの製造はもとより、シリコーン液
、ゴム、及び樹脂に関して論じた章は、エンサイクロペディア・オブ・ポリマー
・サイエンス・エンド・エンジニアリング(Encyclopaedia of Polymer Science and Engineering)(15巻、第2版、204〜308頁、ジョン・ウィリー&
サンズ(John Wiley & Sons)、1989年)に見出される。
【0076】 そのほかの任意成分 本発明の組成物は、このような組成物をより化粧上若しくは美観上許容される
ものにするか、又はそれらに追加用法効果を与えるために好適な、様々な他の任
意成分を含有することができる。このような従来の任意成分は当業者に公知であ
る。
【0077】 多種多様な追加成分を本発明の組成物に配合することができる。これらは、パ
ンテノール、パンテチン、パントテイン、パンテニルエチルエーテルのような他
のヘアーコンディショニング成分、及びそれらの組み合わせ;ビタミンE(DL
−アルファトコフェリルアセテート)、ビタミンB(ナイアシンアミドのような
もの)のようなビタミンヘアーコンディショニング成分、及びそれらの混合物;
ヘキシレングリコールのような他の溶媒;本明細書に参考として組み込まれてい
るPCT公開特許WO−A−94/08557に記載されたもののような毛髪保
持ポリマー;アニオン系、ノニオン系、両性及び双極性界面活性剤のような洗浄
性界面活性剤;キサンタンゴム、グアーゴム、ヒドロキシエチルセルロース、ト
リエタノールアミン、メチルセルロース、デンプン及びデンプン誘導体のような
追加の粘度調節剤及び懸濁剤;ココモノエタノールアミドといった長鎖脂肪酸の
メタノールアミドのような粘度調節剤;結晶性懸濁剤;エチレングリコールジス
テアレートのような真珠光沢助剤、ポリスチレンのような不透明化剤;フェノキ
シエタノール、ベンジルアルコール、メチルパラベン、プロピルパラベン、イミ
ダゾリジニルウレア及びヒダントン類のような防腐剤;ポリビニルアルコール;
エチルアルコール;乳酸、クエン酸、クエン酸ナトリウム、コハク酸、リン酸、
水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウムのようなpH調整剤;一般的に酢酸カリウム
及び塩化ナトリウムのような塩;任意のFD&C又はD&C染料のような着色剤
;過酸化、過ホウ酸化及び過硫酸化水素塩のような毛髪酸化(ブリーチ)剤;チ
オグリコレートのような毛髪還元剤;香料;エチレンジアミンテトラ酢酸四ナト
リウムのような金属イオン封鎖剤;オクチルメトキシシンナメート、ベンゾフェ
ノン−3及びDL−アルファトコフェロールアセテートのような酸化防止剤/紫
外線遮蔽剤、及びグリセリン、ジイソブチルアジペート、ブチルステアレート並
びにポリピレングリコールのようなポリマー可塑剤を包含する。このような任意
の成分は一般に、組成物の約0.001質量%〜約10.0質量%、好ましくは
約0.01質量%〜約5.0質量%の濃度で個々に用いられる。
【0078】 製品形態 本発明のヘアーコンディショニング組成物は、クリーム、ジェル、エアゾール
又は非エアゾールフォーム、ムース及びスプレーを含む、広範な製品形態に処方
することができるが、これらに限定されない。ムース、フォーム及びスプレーは
、プロパン、ブタン、ペンタン、ジメチルエーテル、ヒドロフルオロカーボン、
CO2、N2O等の噴射剤を用いて、又は特に噴射剤を加えずに(ポンプ式スプレ
ー又はポンプ式発泡容器に噴射剤として空気を用いて)処方とすることができる
【0079】 使用方法 本発明のヘアーコンディショニング組成物は、ヒトの毛髪をコンディショニン
グするための慣用法によって使用し得る。組成物の有効量、典型的には約1〜約
50g、好ましくは約1〜約20gを毛髪に適用する。組成物の適用は典型的に
、手及び指によって、若しくはクシ又はブラシのような好適な道具を用いて良好
な被覆を確保して毛髪中に組成物を作用させることを包含する。その後、一般的
には消費者が次に洗髪するまで組成物は毛髪に残る。 従って、毛髪処理の好ましい方法は、以下の段階: (a)ヘアーコンディショニング組成物の有効量を濡れた髪、湿った髪、又は
乾いた髪に適用すること、 (b)手及び指で、又は好適な道具を用いて、ヘアーコンディショニング組成
物を毛髪中に作用させる工程を含む。 上記方法は任意に、髪を水で洗浄する工程をさらに含むことができる。
【0080】 (実施例) 以下の実施例により、本発明の範囲内の好ましい実施形態をさらに説明する。
実施例は単に説明を目的とするものであって、本発明の精神及び範囲を逸脱する
ことなく本発明の多くの変更が可能であることから、実施例を本発明の限定とし
て解釈すべきではない。全ての成分は、活性物質の成分の質量%で表される。
【0081】
【表1】
【0082】 化合物の定義 *1 カルボポールウルトレッツ10:BFグッドリッチから入手可能なカルボ
ポールウルトレッツ10 *2 カルボポール934:BFグッドリッチから入手可能なカルボポール93
4 *3 ポリクアテルニウム10:アメルコールから入手可能なポリマーJR30
M *4 PEG60硬化ヒマシ油:BASFから入手可能なクレモポア(Cremopho
r)RH−60 *5 セテアレス−20:Drコルボ(Dr Kolb)から入手可能なJH200 *6 天然メンソール:ジアングス(Jiangsu)から入手可能なメンソール結晶
*7 天然カンファー:上海エッセンシャルオイルズ(Shanghai Essential Oil
s)から入手可能な、カンファー粉末 天然BP80 *8 l−イソプレゴール:タカサゴから入手可能なクーラント(Coolant)P
*9 ピロクトンオラミン:ヘキスト(Hoechst)から入手可能なオクトピロッ
クス(Octopirox) *10 ジンクピリチオン:アーチバイオシドズ(Arch Biocides)から入手可
能なジンクピリチオンU/2 *11 ナイアシンアミド:ロシュ(Roche)から入手可能 *12 ビタミンE:エイサイから入手可能なEミックス−d *13 コラーゲン加水分解物:ホルメル(Hormel)から入手可能なペプテイン
(Peptein)2000 *14 パンテノール:ロシュから入手可能。 *15 パンテニルエチルエーテル:ロシュから入手可能。 *16 ジメチコーン:ダウ・コーニング(Dow Corning)から入手可能なDC
200 *17 2−フェニルプロピルM’Q樹脂:ゼネラル・エレクトリックから入手
可能なスチリルシリコーン(Styryl Silicone)1170−3100
【0083】 調製方法 成分Aを全て水に添加し、均一溶液が得られるまで、環境条件下で充分に攪拌
する。成分Bを全て一緒に混合した後、成分Aの均一溶液に添加する。次に成分
C全てを添加し、得られた溶液を充分に混合する。
【0084】
【表2】
【0085】 構成成分の定義 *1 カルボポールウルトレッツ10:BFグッドリッチから入手可能なカルボ
ポールウルトレッツ10 *2 アクリレート/C10−30アルキルアクリレート架橋ポリマー:BFグ
ッドリッチから入手可能なペムレン(Pemulen)TR2 *3 セチルアルコール:新日本理化(Shin Nihon Rika)から入手可能なコノ
ルシリーズ(Konol series) *4 ステアリルアルコール:新日本理化から入手可能なコノルシリーズ(Kono
l series) *5 アンモニウムラウリルスルフェート:アルブライト&ウィルソン(Albrig
ht & Wilson)から入手可能なエピコール(Empicol)AL30 *6 PEG100ステアレート:ICIサーファクタンツ(ICI Surfactants
)から入手可能な:Myrj59 *7 ポリクアテルニウム10:アメルコールから入手可能なポリマーJR30
M *8 フェニルM’Q樹脂:英国特許第GB−A−2,297,775号の指示
に従って調整される。 *9 2−フェニルプロピルM’Q樹脂:ゼネラル・エレクトリックから入手可
能なスチリルシリコーン1170−3100 *10 l−イソプレゴール:タカサゴから入手可能なクーラントP *11 ジンクピリチオン:アーチバイオシドズから入手可能なジンクピリチオ
ンU/2 *12 ビタミンE:エイサイから入手可能なEミックス−d *13 コラーゲン加水分解物:ホルメルから入手可能なペプテイン2000 *14 パンテノール:ロシュから入手可能 *15 パンテニルエチルエーテル:ロシュから入手可能
【0086】 調製方法 Aの成分を全て水に溶解した後、80℃に加熱する。次に、成分Bを全て添加
する。次に、溶液を高剪断攪拌しながら平板熱交換機を通し、再循環によって3
0℃に冷却する。冷却速度は1.0〜1.5℃/分の間を維持する。次に、成分
D、トリエタノールアミンの約50%を添加し、溶液が均一になるまで混合する
。次に、成分Cを全て添加し、得られた溶液を、均一な粒子サイズ分布が達成さ
れるまで高剪断攪拌する。次に、中和終了の間、製品への剪断ストレスダメージ
を防ぐために、再循環を止める。特定のpH及び粘度に到るまで、残る成分Dを
添加する。
【0087】 以上実施例I〜実施例Vに開示及び描写された実施形態は、多くの利点を有す
るであろう。例えば、それらは抗フケ効果、かゆみ止め効果、及び爽快感、並び
にコンディショニング効果を提供し、そしてそれらは容易に毛髪中に作用し、べ
たつき及び油っぽさを減少させてコンディショニング剤を均一に付着することが
できる。 本明細書の実施例や実施形態は説明の目的のみに記載されるものであり、そし
てこれらを考慮して、本発明の精神や範囲から逸脱することなく、種々の修正又
は変更が当業者に対して示唆されることが理解される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 カン,ゴラム ファルク 兵庫県神戸市東灘区向洋町中1−4−123 −301 Fターム(参考) 4C083 AC071 AC102 AC182 AC212 AC302 AC342 AC432 AC471 AC472 AC542 AC642 AC852 AC932 AD092 AD132 AD151 AD152 AD532 AD662 BB01 BB04 BB41 CC33 DD41 EE23 EE28

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)約0.001質量%〜約10質量%のポリシロキサン樹
    脂であって、該樹脂の置換基の少なくとも一つが非局在化電子を有するもの、 (b)約0.00質量1%〜約10質量%の界面活性剤、 (c)約0.01質量%〜約10質量%の粘性化剤、 (d)約0.001質量%〜約5質量%のサリチル酸、 (e)約1質量%〜約75質量%のC1〜C6の脂肪族アルコール、及び水 を含む、抗フケ用ヘアーコンディショニング組成物。
  2. 【請求項2】 約0.001質量%〜約10質量%の感覚剤を更に含む、請
    求項1に記載の抗フケ用ヘアーコンディショニング組成物。
  3. 【請求項3】 前記界面活性剤がノニオン系界面活性剤である、請求項1に
    記載の抗フケ用ヘアーコンディショニング組成物。
  4. 【請求項4】 前記非局在化電子を有するポリシロキサン樹脂の置換基がア
    リール、アリールアルキル、及びアルカリール基から選択される、請求項1に記
    載の抗フケ用ヘアーコンディショニング組成物。
  5. 【請求項5】 前記非局在化電子を有するポリシロキサン樹脂の置換基がア
    ルカリール基から選択される、請求項4に記載の抗フケ用ヘアーコンディショニ
    ング組成物。
  6. 【請求項6】 前記ポリシロキサン樹脂が25℃において約5000mm2
    -1より低い粘度を有する、請求項1に記載の抗フケ用ヘアーコンディショニン
    グ組成物。
  7. 【請求項7】 前記組成物がリーブオン組成物である、請求項1に記載の抗
    フケ用ヘアーコンディショニング組成物。
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