JP2003527131A - ポスト及びチューブ歯科器具のための固定機構 - Google Patents

ポスト及びチューブ歯科器具のための固定機構

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JP2003527131A JP2000517668A JP2000517668A JP2003527131A JP 2003527131 A JP2003527131 A JP 2003527131A JP 2000517668 A JP2000517668 A JP 2000517668A JP 2000517668 A JP2000517668 A JP 2000517668A JP 2003527131 A JP2003527131 A JP 2003527131A
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アール. ブランソン、セイヤー
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Abstract

(57)【要約】 係合部が互いに嵌合されたときに歯科チューブ及び歯科ポストが偶然に互いから離間することがないように、チューブ及びポストがそれぞれ係合突出部及び係合へこみを備えた歯科チューブ及びポストの組み合わせが開示されている。しかしながら、本発明の結合後の歯科チューブ及びポストの組み合わせは、歯科技師により従来の歯科ツールを用いて容易に離脱させることができる。さらに、本発明のチューブ部及びポスト部は、互換性を考慮する必要なく、それぞれ従来のポスト及びチューブと共に用いることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の分野 本発明は、歯科チューブ内での歯科ポストの固定、特に、現行のチューブ及び
ポスト製造技術及び機械を用いて容易に形成される係合突出部及びへこみの形成
に関する。
【0002】 発明の背景 種々の外形を有する歯科器具チューブ及びポストが歯科矯正において用いられ
ている。歯科患者の口内に装着された際、このような係合チューブ及びポストは
、一般に、ポストが対応するチューブから偶然に離脱することのないように、摩
擦により一体に保持されるか、又は結紮により固定される。しかしながら、歯科
患者の歯に固定された対応するチューブからポストが離脱することは、歯科器具
において珍しいことではない。更に、このような離脱は歯科患者にとって不快で
あり、場合によっては傷害をもたらす。例えば、チューブ及びポストにより固定
されたこのような歯科矯正器具が離脱すると、取付不良状態になった同歯科器具
によって周囲の組織が損傷する場合がある。更に、例えば夜間に、このような取
付不良状態が生じると、歯科患者を担当する歯科矯正医は好ましくない時間帯に
同歯科器具を再固定する必要に迫られ得る。
【0003】 チューブ及びポストと同様、結紮により固定される歯科矯正装置は、例えば結
紮の脱落により同様に離脱し得る。更に、結紮を用いる歯科矯正器具は、歯科矯
正器具の装着、維持及び取り外しに対して更なる複雑さを付加するものである。
【0004】 また、歯科患者により知覚される実質的に全ての取付後歯科器具の遊び又は動
きによって、患者が舌を使ってこれらの動きを誘導する結果になり得る。多くの
場合、このような誘導された動きにより、歯科器具は疲労して最終的には破損す
る。従って、歯科チューブ及びポストが離間せず単に互いに対してスリップする
だけであっても、歯科チューブ及びポストの適切な配置を保持することは問題で
ある。
【0005】 従って、ポストが偶然にチューブ内で滑ったりチューブから離脱したりする可
能性が非常に少なくなるように、ポストがチューブ内に保持されるチューブ及び
ポスト外形を備えることが有利である。必要に応じていつでも、歯科矯正医が適
切なツールにより係合チューブから歯科器具のポストを直接的に取り外すことが
できれば有利である。従来のポストと共に用いることができる新規なチューブを
備えることは有利である。従来のチューブと共に用いることができる新規なポス
トを備えることは有利である。従来のチューブ及びポストを製造するために現在
用いられている従来の製造装置及び技術を用いて、新規なチューブ及びポストが
製造可能であれば有利である。
【0006】 発明の概要 本発明によって、必要に応じてポストを取り外すことを許容しつつポストをチ
ューブ内に強固に固定するための、新規なチューブ及びポスト外形が提供される
。一実施形態において、本発明のチューブは、ポストに係合することにより偶然
に生じる離脱に抗してポストをチューブ内に強固に固定するための、チューブの
ポスト挿入通路内に突出するチューブ壁の内向き部を備える。通路に向かうチュ
ーブ壁内方突出部は、チューブ内に挿入されるポストの外形に応じて内方又は外
方への限定的な可撓性を有するバネ様の「戻り止め」の形態であり得る。更に、
本発明のポストは、チューブ壁の戻り止めに係合するためのへこみを備える。従
って、ポストが対応するチューブ内に完全に挿入されたとき、ポストをチューブ
内に固定するために、ポストのへこみはチューブの戻り止めに係合する。
【0007】 本発明の新規なチューブ及びポストの係合ではまた、適切な方向への適切な大
きさの力が付与された際に、チューブからポストを引き抜くこともできる。特に
、このチューブ及びポストは、従来の歯科装置を用いて歯科ポストをチューブか
ら引き出すことによって離脱させることができる。更に、このような離脱は、好
ましくは、歯科バンドセメントを脱落させたり、チューブを破砕したり、又は歯
科患者の快適なレベルを超えることはないことに留意することが肝要である。
【0008】 本発明のチューブ及びポストの係合は、意図的でない動作に抗して、装着後の
歯科器具に対する付加的な剛性を安定させ付与することを意図している。従って
、ポストのへこみ及びチューブの戻り止めを、このような係合と実質的に同時に
、ポスト挿入止めにもまた接触するように係合させることにより、ポスト及びチ
ューブの定着が更に促進され、それにより装着後の歯科器具の総合的な剛性に貢
献する。更に、本発明における一対のチューブ及びポストの組み合わせが互いに
離間して配置された場合には、更なる剛性が得られる。即ち、一般に、チューブ
及びポストの対をこのように離間して配置することにより、これらのチューブ及
びポストの組み合わせのいずれにおいても回動が生じる傾向を低減させるように
、複数のポストは共通の歯科器具に取り付けられる。
【0009】 いかなる仮説にも拘束されないことを願いつつも、隣接する一対のチューブ及
びポストの組み合わせを用いることにより得られる剛性は、単一のチューブ及び
ポストを用いる場合の2倍を上回ると考えられる。この共働作用的な結果は、隣
接する一対のチューブ及びポストの組み合わせにおける離間関係によりもたらさ
れる「抵抗のモーメント」に起因するものであると考えられる。
【0010】 本発明の歯科チューブ及びポストはまた、多数の異なる実施形態において提供
され得る。たとえば、チューブの内向き突出部は、チューブ壁に形成される戻り
止めによって、若しくは同様にチューブ壁に形成されるくぼみ又は凹みによって
提供され得る。更に、このような内向き突出部は、チューブ内に挿入されたとき
のポストのへこみに係止するように作用する種々の内向きピーク及び/又はリッ
ジを有する種々の外形を備え得る。このような内向き突出部は、選択的に、本発
明の歯科ポストの角度を付けて形成された対応するへこみに係合したときに、歯
科器具の適切な配置を確実にするために、種々の角度を付けて形成され得る。従
って、複数のチューブ及びポストの組み合わせを備えた歯科器具においては、異
なる角度を付けて形成された係合チューブの戻り止め及び対応するポストのへこ
みを用いて、歯科患者によって認知される動きが生じないように効果的に歯科器
具を固定することが可能である。
【0011】 また、係合へこみを有さない従来のポストと共に新規なチューブを用い得るこ
とは、本発明の一態様である。従って、このような従来のポストが用いられたと
き、チューブの内向き突出部は、ポストをチューブ内に固定するための摩擦を増
加させるように作用する。
【0012】 更に、本発明のポストを従来のチューブとも共に用い得ることは、本発明の一
態様である。従って、従来のチューブ及びポスト固定手段を備える歯科矯正器具
の使用と本発明のチューブ及びポストの使用との間の移行が容易であるように、
従来のチューブ及びポストを本発明のチューブ及びポストと混用し係合させるこ
とが可能である。
【0013】 本発明の実施形態は、チューブ及びポストは「垂直」配向にて互いに挿入され
得るものであり、ポストは、歯科患者の歯の長手方向又は頂部軸線に実質的に平
行な軸線に沿って、チューブに挿入される。また、その他の実施形態においては
、本発明の新規なチューブ及びポストは、「水平」配向にて歯科患者の歯の咬合
面に平行に配向され得る。
【0014】 新規な歯科ポストを、適切な形状を付与された歯科ワイヤ、又は新規なポスト
を打ち抜くための金属平板(ステンレス鋼製リボン材等)から形成可能であるこ
とは、本発明の一態様である。
【0015】 本発明の新規なチューブ及びポストは、従来のチューブ及びポストを製造する
際に用いられるものと実質的に同じ機械及び加工技術により製造され得る。従っ
て、本発明のチューブ及びポストの製造について機械設備の再編成は実質的に不
要である。
【0016】 チューブの戻り止めはチューブが破損したり穴が開いたりしないように形成さ
れるため、チューブは戻り止めを有さないチューブの強度を実質的に全面的に保
持している。
【0017】 本発明を用いる歯科矯正器具の装着及び取り外しについて、歯科矯正医及び技
師への追加の訓練は必要ではないことは、本発明の一態様である。従って、本発
明は、現在の歯科矯正器具、現在の歯科矯正器具製造手順、及び歯科矯正医及び
技師の現在のスキルレベルに対して、遡及的に適合可能であることを特徴とする
【0018】 本発明の更なる特徴及び態様は、本明細書に提供されている詳細な説明と添付
図面により明らかになるであろう。 好適な実施形態の詳細な説明 図1に、本発明の歯科矯正用歯科器具チューブ20の一実施形態を示す。チュ
ーブ器具20は、例えば、歯科患者の一本の歯に巻装されたバンドに取り付けら
れる閉鎖面28を備える基部24を有する。基部24の前面32には、ポスト挿
入通路40が挿通された歯科チューブ36(更に一般的にはシース)が取り付け
られている。歯科チューブ36の壁44には、内方へ向かってポスト挿入通路4
0内に突出する戻り止め48が形成されている。戻り止め48は、同図において
は説明の便宜上、実際より大きく示されている。一実施形態では、戻り止め48
は、一実施形態ではポスト挿入通路40の幅の好ましくは70%〜85%である
幅wを有する。更に、戻り止め48が歯科ポストの挿入に対して適切に撓むこと
ができるように、通路40内に突出している戻り止めの部分(この部分は図2に
て内部60として示されている)と通路の複数のコーナー部50との間に、戻り
止めが形成されていない領域を十分に確保すべく、戻り止め48は壁44に対し
て中心点を設定されている。また、戻り止めが形成されていない領域は、戻り止
めの高さhにほぼ等しい、戻り止め及び通路コーナー部50間の距離を有し得る
ことに留意されたい。更に、戻り止め48の高さhは、wのhに対する比が約5
:1以上であるように設定されていることに留意されたい。また、戻り止め48
は、戻り止め48の外寸法に実質的に対応する寸法をもって、ポスト挿入通路4
0内に突出する。従って、内部60はほぼwの幅とほぼhの高さを有する。更に
、hは好ましくは約0.419センチメートル(0.165インチ)〜約0.0
66センチメートル(0.026インチ)の範囲にあることに留意されたい。ま
た、内部60がポスト挿入通路40内に延びる深さは、好ましくは約0.002
5センチメートル(0.001インチ)〜約0.0076センチメートル(0.
003インチ)であり、最も好ましくは約0.0051センチメートル(約0.
002インチ)である。前述の寸法w及びhは、図4及び図6においてより正確
に示されていることに留意されたい。特に図2に示すように、矢印52の方向に
挿入されている歯科ポストが通路40内部に突出する戻り止め48の内部60に
摺接して、歯科ポストが確実に密に嵌合されるように、戻り止め48は角度を付
けて形成されている。更に、歯科ポストが通路40内にて内部60に接触するよ
う付勢されるとき、内部60が挿入されている歯科ポストの外形に追随するのに
つれて、戻り止めは概ね両矢印56の方向に撓み且つ復帰することが可能である
という点で、戻り止め48は歯科ポストを受け入れるときにバネ様に作用すべく
調和されている。
【0019】 戻り止めの内部60は、図2に示す左右対称「V」字形状以外の外形を有し得
る。同外形は、特に、挿入された歯科ポスト64に最初に接触する内部60の面
(例えば面63)は、徐々に傾斜した斜面を備え、対向面(例えば面65)は急
激に傾斜するという点で、ラケット状であり得る。
【0020】 また、戻り止め48の外形及び寸法によって、従来のチューブ器具への挿入を
意図された従来の歯科ポストもまた、本発明のチューブ器具20に挿入され固定
され得る。更に、チューブ器具20は、従来のチューブ器具と比較して、このよ
うな従来の歯科ポストをより強固に定位置に保持する。
【0021】 図3に、本発明の新規な歯科ポスト64を示す。歯科ポスト64は、歯科ポス
ト64がポスト挿入通路40に挿入されたときに戻り止め48の内部60に係合
するための新規なへこみ68を備えている。へこみ68は、歯科ポストがポスト
挿入通路40に完全に収容されたときにへこみ68が戻り止め48の内部60に
係合するように、歯科ポスト64に沿って位置決めされている。一実施形態では
、互いに係合するへこみ68と内部60とは、ポスト止め69がチューブ36の
一端に接触するのとほぼ同時に互いに係合するように位置決めされていることに
留意されたい。即ち、ポスト止め69は、ポスト止めがポスト挿入通路40に侵
入しないように十分に定寸法に拡張するように、ポスト64及び/又は同ポスト
を含む歯科器具へのポストの接続部の一部を成している。更に、本発明によって
、新規なチューブ及びポストを備えた歯科器具を装着する歯科矯正医に対して、
積極的なフィードバックが提供されることに留意されたい。即ち、戻り止め48
(即ち内部60)がへこみ68に係合するとき、戻り止めのへこみに対する十分
に急激な動作又は加速と、それに続く戻り止めがへこみの最も奥の位置に到達す
る際の突然の停止とによる組み合わせが達成される。従って、このような組み合
わせ達成は歯科矯正医によって検知され、それによって、歯科矯正医は対応する
チューブへのポストの装着を確実に知ることになる。更に、一実施形態では、ポ
スト止め69がチューブ36の端部に接触したときに内部60がへこみ68内に
部分的にのみ配置されるように、へこみ68は係合すべき内部60に対してわず
かに軸をずらして配置されてもよい。従って、戻り止め48の弾性により、内部
60は、ポスト止め69がチューブ端部と接触状態に保持されるように作用する
ポスト挿入方向の力を生じさせる。
【0022】 一実施形態において、へこみは歯科ポスト64の幅全体に延びると共に、戻り
止め48の寸法に実質的に同一なその他の寸法を備える。即ち、へこみの深さd
は、好ましくは約0.0025センチメートル(0.001インチ)〜約0.0
076センチメートル(0.003インチ)の範囲にあり、より好ましくは約0
.0051センチメートル(約0.002インチ)である。更に、高さh’は好
ましくは約0.0419センチメートル(0.0165インチ)〜約0.066
0センチメートル(0.026インチ)の範囲にあり、より好ましくは約0.0
533センチメートル(約0.021インチ)の高さである。更に、このような
へこみは、ポスト挿入方向にて種々の断面外形状を有し得ることに留意されたい
。いくつかの実施形態では、このような断面は約0.0457センチメートル(
約0.018インチ)〜約0.0686センチメートル(0.027インチ)の
半径(又はこれに同等の寸法)の円形状又は長円形状であり得る。更に、このよ
うなへこみ68は、従来のポスト製造技術及び機械を用いて形成され得ることに
留意することが肝要である。
【0023】 更に、内部60及びへこみ68の寸法は、例えば、新規な組み合わせのチュー
ブ器具20及び歯科ポスト64を装着している患者の食事中又は睡眠中に、へこ
み68と内部60とが係合している場合は、歯科ポスト64がポスト挿入通路4
0から偶然に離脱したり滑ったりしないように選択されている。しかしながら、
十分に方向が特定された取り外し力を歯科ポスト64に作用させることによって
、歯科ポスト64は容易にポスト挿入通路40から取り外し可能であることに留
意されたい。特に、このような力は、好ましくは、歯科患者の歯を検査したり及
び/又は洗浄したりする際に用いられる従来の歯科ツール(例えば、I−358
バンドプッシャ/スケーラー)により付与される。従って、新規なチューブ器具
20及び歯科ポスト64の組み合わせは、これらが互いに対して一旦完全に係合
された後には、これらは実質的に定位置に固定されるが、歯科患者の日常活動に
て偶然に付与されることのないように効果的に方向を指定された十分な強さと方
向の力によって、互いから取り外されたり離脱したりすることが可能であるとい
う点で、「固定式/取り外し可能」であると言うことができる。しかしながら、
このような力は歯科技師により、適切な歯科ツールを用いて付与され得る。
【0024】 図4A及び図4Bは、本発明の別の実施形態のチューブ器具20bを示す。特
に、これらの図におけるチューブ器具20bは、それぞれの壁44に戻り止め4
8が形成された対になった歯科シース又はチューブ36a,36bを備える。従
って、チューブ器具20bは、図5A、図5B及び図5Cに示す歯科軽量ワイヤ
器具76と共に用いられ得る。特に、歯科ワイヤ器具76は2対の歯科ポスト6
4(一対は符号64a及び64bを有する)を備えており、これら歯科ポストの
それぞれは、チューブ器具20bの戻り止め48の内部60に係合するための、
ほぼ前述の通りのへこみ68を備えることに留意されたい。例えば、適切に位置
決めされた一対のチューブ器具20bが歯科患者の口内に装着された後、歯科ワ
イヤ器具76もまた装着され、歯科ポスト64a,64bが一方のチューブ器具
20bの歯科チューブ36a,36bにそれぞれ挿入され得る。従って、戻り止
め48の内部60は歯科ポスト64a,64bの対応するへこみ68に係合し、
ポスト止め69は歯科ポストが挿入されている歯科チューブの端部に接触する。
【0025】 図6に、本発明の別の実施形態を示す。チューブ器具20cは、複数対の歯科
チューブ36c,36dを備え、それぞれの歯科チューブは戻り止め48a,4
8bを備えている。これらの戻り止めは、戻り止め48a,48bが互いに対し
て角度を付けて配置されていることを除き、前述の図に示される戻り止め48に
類似していることに留意されたい。これに対応して、同図の歯科ポスト64は、
戻り止め48a,48bに係合するために同様に角度を付けて配置されたへこみ
68を備えている。いくつかの例では、戻り止め48a,48bの少なくとも一
方を角度を付けて配置することにより、歯科ポスト68を有する歯科器具が歯科
患者によって緩んでいると認知されることを防止できることに留意されたい。即
ち、角度を付けて配置された係合状態の戻り止め及びへこみは装着後の歯科器具
を固定することに寄与するため、両矢印82の方向へのチューブ及びポスト間の
遊び又は揺動が軽減される。更に、図3に示すような、歯科ポスト64の定位置
固定を同様に容易にすることが可能なポスト止め69が具備されていることに留
意されたい。加えて、2つのポスト間の歯科ワイヤ76のセグメントの下部77
もまた、チューブ及びポストが互いに係合したときにいくつかの実施形態におけ
るチューブ器具20cに接触し得る。従って、下部77はポスト止めとしても作
用し、それにより歯科ワイヤ76により供与される装着後のワイヤ歯科器具の剛
性が向上される。また、この図に示されているような2重のチューブ及びポスト
の外形は、歯科ワイヤ76により供与される歯科器具に対して、予測を大きく上
回るほどに向上した剛性及び/又は安定性を付与することに留意されたい。即ち
、歯科チューブ間に間隔を設けることにより、単一のチューブ及びポストの外形
の抵抗モーメントの2倍を上回る抵抗モーメントが付与される。
【0026】 図7A及び図7Bに、図5A、図5B及び図5Cに示すワイヤヴァージョンの
歯科ポスト64の代替物として作用し得る、打ち抜き成形ポスト80歯科器具を
示す。従って、図6の打ち抜き成形ポスト80は、部材名称に示唆されるとおり
、歯科ポスト84a,84bのへこみ68が歯科チューブ36a,36bの戻り
止め48の内部60と一直線上に配置されるべく、これら歯科ポスト84a,8
4bが歯科チューブ36a,36bに同時に挿入されるように、単一の金属片か
ら打ち抜き成形される。図3の実施形態と同様に、複数のポスト止め69が備え
られ、これらのポスト止めは、歯科ポスト64をそのチューブ内に保持するため
の付加的な補強を加えるという点で、前述したすべての機能を供与するものであ
ることに留意することが肝要である。更に、打ち抜き成形歯科ポスト80を製造
する際、へこみ68を形成するための打ち抜き成形ポストの位置決めは、ポスト
止め69から測定され得ることに留意されたい。即ち、この測定値は図7Aにお
ける距離「e」である。
【0027】 本発明のチューブ器具の別の実施形態を、図10及び図11に示す。前述の実
施形態と同一の構成要素には、符号に同一の数字を付与している。同図に示され
ているチューブ器具20dは、壁44に形成された戻り止めに代わりタング1(
tang)40が形成されているという点で、前述の実施形態と異なっている。タン
グ140は、その3つの面にて壁44の残りの部分から切り離されており、角度
θをもってポスト挿入通路40内に突出している。従って、タング140は、ラ
ケット形状の外形を有する前述の戻り止め内部60と同様に機能する。即ち、歯
科ポストがポスト挿入通路40内に矢印144の方向に挿入された場合、歯科ポ
ストがタング140に接触すると、タングは歯科ポストを収容すべく壁44への
接続部を中心に反時計方向に強制的に回動する。挿入された歯科ポストが本発明
の一実施形態である場合、タングのエッジ148が歯科ポストのへこみに侵入す
ると、タング148は角度を付けて配置された原位置に弾性的に復帰しようとし
、それにより、歯科ポストを歯科チューブ36dに固定すべくへこみ内に更に侵
入することになる。
【0028】 打ち抜き成形ポスト80は、へこみ68に対向する面にへこみ70をも備えて
おり、同へこみは、打ち抜き成形ポストを歯科ワイヤに溶接する際に、歯科ワイ
ヤを同へこみ内に位置決めさせるためのものであることに留意されたい。
【0029】 本発明のチューブ器具及び本発明の係合する歯科ポストはいずれも、従来の歯
科チューブ及びポストと共に使用可能であることに留意することが肝要である。
即ち、前述のとおり、チューブ器具の実施形態20は、例えば、図3、図5A、
図5B、図5C、図7A及び図7Bに示すへこみ68を備えていない従来の歯科
ポストと共に用いることができる。また、これらの図に示される歯科ポスト64
もまた、戻り止め48を有さない従来のチューブ器具と共に使用可能であること
に留意されたい。従って、本発明の新規なチューブ及びポストは、対応する従来
のチューブ器具及び歯科ポストの現在の在庫分を処分することなく、歯科診療に
容易に漸次導入することができる。
【0030】 本発明の種々の製造方法を以下に記載する。新規なチューブ器具20,20b
については図8を参照する。同図には、戻り止め48を設けることなく、従来の
方法により形成されたチューブ器具20’を示す。更に、同図は、チューブ器具
20’をチューブ器具20に変形させるための更なる製造工程を示す。即ち、チ
ューブ器具20’が所定の位置にて適切に固定された後、対向するチューブイン
サート104がチューブ36内にて所定の位置で接触するように、複数のチュー
ブインサート104はチューブ又はシース36の両端から(矢印108にて示さ
れるように)挿入される。従って、チューブインサート108の接触状態を、チ
ューブ36内でのチューブインサートを示す点線によって図示する。次に、戻り
止め形成ダイ(die )112を、戻り止め48を形成するために、十分な力をも
って矢印116に沿って壁44に対して押圧する。戻り止めの形状及び深さは、
チューブ36に接触するダイ112の外形及びチューブインサート104の面取
り部120の外形により正確に決定されることに留意されたい。従って、その結
果形成される戻り止めが意図された大きさを超えてチューブ36を屈曲させるこ
とはなく、チューブ36が破砕したり、チューブ36に穴が開いたりすることは
ない。更に、図4のチューブ器具20dを形成するためには、チューブ36a,
36bに対して実質的に同時に戻り止め48を形成すべく、一対のチューブイン
サート104及び戻り止め形成ダイ112が用いられ得ることに留意されたい。
【0031】 図3のワイヤ歯科ポスト64と図5のポスト64の製造に関しては、図9を参
照する。同図は、歯科ポスト64’を形成すべく屈曲された歯科ワイヤ76を示
し、歯科ポスト64’は2つの押圧プレート、即ち上方圧盤124及び下方圧盤
128の間にて位置決めされる。従って、歯科ポスト64’を「打ち抜き成形」
するために、これら圧盤が強制的に互いに対して圧接される際、このポストは実
質的に平坦形状を成す。しかしながら、歯科ポスト64’は、下方圧盤128に
形成されたリッジ132がポストの幅を横断するように位置決めされていること
から、ポスト64’が打ち抜き成形された際、ポスト64’の平坦化と共にへこ
み68が形成され、それにより歯科ポスト64が形成される。
【0032】 打ち抜き成形ポスト80の製造に関しては、打ち抜き成形ポストにおいて所望
される厚み約0.06172センチメートル(0.0243インチ)〜約0.0
6274センチメートル(0.0247インチ)より僅かに大きい厚みを有する
300シリーズステンレス鋼平板が、打ち抜き成形ポスト80の外形を有する複
数のポスト片を打ち抜くためのパンチプレスに供与される。次に、ポスト片は、
ポスト片の厚みが打ち抜き成形ポスト80の厚み86(図7B)まで減少するよ
う打ち抜き成形するために、図8に示すものと類似するプレス内に位置決めされ
る。更に、ポスト片を打ち抜くために用いられる上方圧盤及び下方圧盤はいずれ
も、図8に示すリッジ132に類似するリッジを備えている。即ち、これらリッ
ジの一方は実質的に図8のリッジ132として配置され、もう一方のリッジは、
打ち抜き成形ポスト80の上方溝70をポスト片に形成するために、上方圧盤の
底面に位置決めされる。従って、打ち抜き成形ポストのための2つの圧盤が、そ
の間にポスト片を適切に位置決めした状態で互いに対して圧接されれば、打ち抜
き成形ポスト80は実質的に形成される。
【0033】 以上、本発明の説明を、例証及び記載を目的として示した。更に、同説明は、
本発明を上記にて開示した形態に限定することを意図するものではない。従って
、上記の教唆と同等であり、関連する技術分野の技術及び知識内にある変更例及
び変形は、本発明の範囲に含まれている。前述の実施形態は、本発明を実施する
上で現在知られている最良の形態を説明し、当該技術分野の従業者が、本発明を
そのまま又はその他の実施形態にて、及び、本発明における独自の適用又は使用
により必要となる種々の変形を伴い、本発明を使用することを許容することを意
図するものである。特許請求の範囲は、従来技術により許容される範囲で代替的
な実施形態を含むものと解釈される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のチューブの一実施形態を示す斜視図。同実施形態は、好ま
しくは、前述の概要にて記載したように、垂直配向で係合ポストを固定するため
に用いられる。
【図2】図1に示す本発明のチューブ器具20を示す側面図。
【図3】図1及び図2に示す歯科器具20と共に使用される、本発明の歯科
ポスト64を示す斜視図。
【図4】Aはほぼ同一の2つのチューブが器具に組み込まれた、本発明のチ
ューブ器具20bの別の実施形態を示す正面図.Bは図4Aのチューブ器具20
bの斜視図。
【図5】Aは本発明の複数のポスト64を有する歯科ワイヤ76を示す平面
図.Bは図5Aの歯科ワイヤ76のポスト64について別に示す拡大平面図.C
は図5Aのしかワイヤ76のポスト64の詳細図。
【図6】戻り止め48a,48b及びそれらに係合するへこみ68が互いに
対して角度を付けて形成された、チューブ器具20c及び歯科係合ポスト64の
一実施形態を示す斜視図。
【図7】Aは単一の金属平板から打ち抜き成形された、本発明の対になった
ポストを備えた歯科矯正器具の一実施形態を示す平面図.Bは図7Aの器具の側
面図。
【図8】図1及び図4の歯科チューブ36,36a及び36b等の歯科チュ
ーブ36上に戻り止め48を形成しているところを示す説明図。
【図9】歯科ポスト64へのへこみ68の形成を示す図。
【図10】戻り止め48の替わりに、タングが配置された本発明の歯科チュ
ーブの別の実施形態を示す図。
【図11】図10の歯科チューブの側面図。
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Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)ポスト長さ及びポスト幅とへこみとを備えた歯科ポス
    トと、前記へこみは、同ポスト幅を実質的に横断する第1の寸法及び同ポスト長
    さの方向に延びる第2の寸法を有し、第1の寸法対第2の寸法の比は約5:1以
    上であることと、 (b)同歯科ポストを収容するための歯科ポスト収容手段と、歯科ポスト収容
    手段は歯科ポストを保持するための内部を有するポスト保持シースを有し、同ポ
    ストはポスト幅と実質的に交差する方向に挿入され、同内部は同歯科ポストに効
    果的に摩擦係合する内部幅を有することと、を備え、 歯科ポスト収容手段はへこみに係合すべく内部の中に延びる突出部を有する、
    歯科器具を取り外し可能に固定するための装置。
  2. 【請求項2】突出部は、内部幅を実質的に横断する第1の突出部寸法と、同
    第1の突出部寸法と実質的に交差する第2の突出部寸法とを備え、第1の寸法対
    第2の寸法の比は約5:1以上である請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】突出部は、形成される戻り止めの寸法を限定すべくツールによ
    り内部を支持しながら、保持シースの外面に戻り止め形成ツールを押圧すること
    により同シースに形成される戻り止めである請求項1に記載の装置。
  4. 【請求項4】突出部は歯科ポストに対して内方及び外方に撓む請求項1に記
    載の装置。
  5. 【請求項5】歯科ポストは従来の歯科ツールを用いて内部から取り外され得
    る請求項1に記載の装置。
  6. 【請求項6】シースはへこみを備えない従来の歯科ポストを収容可能である
    請求項1に記載の装置。
  7. 【請求項7】歯科ポストは突出部を備えない従来の歯科チューブに挿入可能
    である請求項1に記載の装置。
  8. 【請求項8】第2の歯科ポスト及び同第2の歯科ポストを収容するための第
    2の歯科ポスト収容手段を更に備え、 歯科ポスト収容手段と第2の歯科ポスト収容手段とは一定の距離をもって離間さ
    れ、歯科ポスト及び第2の歯科ポストもまた、同歯科ポスト及び第2の歯科ポス
    トが取り付けられる歯科器具上にて同距離をもって離間され、 第1の連結を成すべく歯科ポストがポスト収容手段に収容されると共に、第2の
    連結を成すべく第2の歯科ポストが第2のポスト収容手段に収容された際、第1
    及び第2の離間された連結は、第1の連結の抵抗モーメントの2倍を上回る抵抗
    モーメントを有する請求項1に記載の装置。
  9. 【請求項9】 第2の歯科ポストは第2のポスト長さ及び第2のポスト幅と
    、第2のへこみとを備え、第2のへこみは、同第2のポスト幅を実質的に横断す
    る第3の寸法及び同第2のポスト長さの方向に延びる第4の寸法を有し、第3の
    寸法対第4の寸法の比は約5:1以上であり、 第2の歯科ポスト収容手段は第2の歯科ポストを収容するための第2の内部を
    有する第2のポスト保持シースを備え、第2の歯科ポストは第2のポスト幅と実
    質的に交差する方向に挿入され、同第2の内部は同第2の歯科ポストに効果的に
    摩擦係合する第2の内部幅を有し、 第2の歯科ポスト収容手段は、第2のへこみに係合すべく第2の内部の中に延
    びる第2の突出部を有する請求項8に記載の装置。
  10. 【請求項10】 (a)ポスト長さ及びポスト幅とへこみとを備える歯科ポ
    ストと、 (b)同歯科ポストを収容するための歯科ポスト収容手段と、歯科ポスト収容
    手段はポスト幅と実質的に交差する方向に歯科ポストを収容するための内部を有
    するポスト保持シースを有し、同内部は同歯科ポストを収容すべく同ポスト幅よ
    り効果的に大きい内部幅を有することと、を備え、 同ポスト収容手段はへこみに係合すべく内部の中に延びる突出部を備え、同突
    出部は第1の突出部寸法及び同第1の突出部寸法に垂直な方向に延びる第2の突
    出部寸法を有し、同第1の突出部寸法対同第2の突出部寸法の比は約5:1以上
    である、歯科器具を取り外し可能に固定するための装置。
  11. 【請求項11】 長手方向に沿って延びる長さ及び同長手方向と交差する幅
    を有する歯科ポストと、同歯科ポストは歯科チューブに長手方向に挿入され得る
    ことと、 同長さ沿いの所定の位置にて同幅を実質的に横断するへこみと、同へこみは幅
    に沿って延びる第1の寸法及び同第1の寸法と交差する第2の寸法を有すること
    と、を備え、 第1の寸法対第2の寸法の比は約5:1以上である、歯科チューブへの挿入装
    置。
  12. 【請求項12】歯科チューブが、所定の寸法を有すると共に歯科チューブの
    内部の中に突出する突出部を有する場合、へこみを有する歯科ポストが歯科チュ
    ーブに挿入されたとき、同へこみは同突出部に係合可能である請求項11に記載
    の装置。
  13. 【請求項13】歯科ポストを第1の方向に挿入するための少なくとも1つの
    開口部を有する内部を備える歯科チューブと、 歯科チューブ壁に内部突出部を供与する同壁の戻り止めと、同戻り止めは第1
    の方向と交差する第1の寸法及び同第1の方向に延びる第2の寸法を有すること
    と、を備え、 同第1の寸法対同第2の寸法の比は約5:1以上である、歯科ポストを収容す
    るための装置。
  14. 【請求項14】歯科ポストが、所定の寸法を有すると共に歯科ポストに形成
    されたへこみを有する場合、戻り止めを有するチューブが歯科ポストを収容した
    とき、内部突出部は同へこみに係合可能である請求項13に記載の装置。
  15. 【請求項15】 歯科ポストを歯科チューブに挿入する工程であって、同工
    程において、歯科ポストは長手方向に沿って延びる長さ、同長手方向と交差する
    幅、及び同長手方向の所定の位置におけるへこみを有し、同へこみは長手方向と
    交差する第1の寸法及び同長手方向に延びる第2の寸法を有し、同第1の寸法は
    同第2の寸法に対する比が約5:1以上であることと、歯科チューブは、歯科ポ
    ストを長手方向に挿入するための少なくとも1つの開口部を有する内部を供与す
    る壁を備え、同壁は壁における内部突出部を供与する戻り止めを有することと、 歯科ポストと内部突出部とを接触させる工程であって、同工程において同内部
    突出部は歯科ポストが更に内部の中に移動可能なように撓むことと、 へこみと内部突出部とが一直線上に配置されたときに、これらを係合させる工
    程と から成る歯科患者の口内に歯科器具を取り外し可能に固定する方法。
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