JP2003527117A - Il−17レセプター様分子およびその使用 - Google Patents
Il−17レセプター様分子およびその使用Info
- Publication number
- JP2003527117A JP2003527117A JP2001567795A JP2001567795A JP2003527117A JP 2003527117 A JP2003527117 A JP 2003527117A JP 2001567795 A JP2001567795 A JP 2001567795A JP 2001567795 A JP2001567795 A JP 2001567795A JP 2003527117 A JP2003527117 A JP 2003527117A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seq
- polypeptide
- receptor
- amino acid
- nucleic acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K14/00—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
- C07K14/435—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
- C07K14/705—Receptors; Cell surface antigens; Cell surface determinants
- C07K14/715—Receptors; Cell surface antigens; Cell surface determinants for cytokines; for lymphokines; for interferons
- C07K14/7155—Receptors; Cell surface antigens; Cell surface determinants for cytokines; for lymphokines; for interferons for interleukins [IL]
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P29/00—Non-central analgesic, antipyretic or antiinflammatory agents, e.g. antirheumatic agents; Non-steroidal antiinflammatory drugs [NSAID]
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P31/00—Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P37/00—Drugs for immunological or allergic disorders
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K38/00—Medicinal preparations containing peptides
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Immunology (AREA)
- Zoology (AREA)
- Communicable Diseases (AREA)
- Cell Biology (AREA)
- Toxicology (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Gastroenterology & Hepatology (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- Biophysics (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Oncology (AREA)
- Pain & Pain Management (AREA)
- Rheumatology (AREA)
- Peptides Or Proteins (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
- Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
Description
9,923(代理人事件番号A−666−P)および、2000年5月12日に
出願された米国仮出願番号60/204,208(代理人事件番号A−666A
−P)からの優先権を主張する、2000年11月27日に出願された米国特許
出願番号09/723,232(代理人事件番号01017/36917)から
の優先権を主張する。この出願はまた、2000年6月22日に出願された米国
仮出願番号60/213,125(代理人事件番号A−707−P)の利益を主
張する、2001年2月2日に出願された米国仮出願番号60/266,159
(代理人事件番号01017/37128)からの優先権を主張する。上記で同
定された出願の全ては、本明細書中でその全体において参考として援用される。
核酸分子に関する。本発明はまた、ベクター、宿主細胞、薬学的組成物、選択的
結合因子、およびIL−17レセプター様ポリペプチドを生成するための方法に
関する。また、IL−17レセプター様ポリペプチドに関連する疾患の診断、処
置、改善、および/または予防のための方法を提供する。
ゲノムの解読に基づく新規治療法の発見を非常に加速した。迅速な核酸配列決定
技術は現在、前例のない速度で配列情報を生成し得、そしてコンピューターを利
用した分析と組み合わせて、部分的および全体的ゲノムへの重複する配列の構築
、ならびにポリペプチドコード領域の同定を可能にする。既知のアミノ酸配列の
データベース編集物に対する推定アミノ酸配列の比較によって、以前に同定され
た配列および/または構造的目印に対する相同性の程度を決定し得る。核酸分子
のポリペプチドコード領域のクローニングおよび発現は、構造的分析および機能
的分析のためのポリペプチド産物を提供する。その改変体および誘導体を生成す
るための核酸分子およびコードされたポリペプチドの操作は、治療として使用す
るための産物に対して有利な特性を与え得る。
ヒトゲノムに基づく新規治療法の開発についての可能性は、いまだ大部分は実現
されていない。治療的分子のための「標的」として作用し得る、潜在的に有利な
ポリペプチド治療剤をコードする多くの遺伝子、またはこのコードポリペプチド
は、いまだ同定されていない。さらに、多くの遺伝子由来のポリペプチド産物の
構造的分析および機能的分析は、着手されていない。
チドおよびこれをコードする核酸分子を同定することである。
チドに関する。
た核酸分子を提供する: (a)配列番号1、配列番号4または配列番号6(これらの組み合わせを含む
)のいずれかに示されるヌクレオチド配列; (b)配列番号2、配列番号5または配列番号7(これらの組み合わせを含む
)のいずれかに示されるポリペプチドをコードするヌクレオチド配列; (c)(a)または(b)の相補体に対して、中程度にかまたは高度にストリ
ンジェントな条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列、ここで、このヌク
レオチド配列によってコードされるポリペプチドは、配列番号2、配列番号5ま
たは配列番号7(これらの組み合わせを含む)のいずれかに示されるポリペプチ
ドの活性を有する;および (d)(a)〜(c)のいずれかに相補的なヌクレオチド配列。
された核酸分子を提供する: (a)配列番号2、配列番号5または配列番号7(これらの組み合わせを含む
)のいずれかに示されるポリペプチドに対して、少なくとも約70、75、80
、85、90、95、96、97、98または99パーセント同一なポリペプチ
ドをコードするヌクレオチド配列、ここで、このポリペプチドは、配列番号2、
配列番号5または配列番号7(これらの組み合わせを含む)のいずれかに示され
るポリペプチドの活性を有する; (b)配列番号1、配列番号4または配列番号6(これらの組み合わせを含む
)のいずれかに示されるヌクレオチド配列の対立遺伝子改変体またはスプライス
改変体をコードするヌクレオチド配列、ここで、このコードされたポリペプチド
は、配列番号2、配列番号5または配列番号7(これらの組み合わせを含む)の
いずれかに示されるポリペプチドの活性を有する; (c)配列番号1、配列番号4または配列番号6(これらの組み合わせを含む
)のいずれかのヌクレオチド配列;少なくとも約25アミノ酸残基のポリペプチ
ドフラグメントをコードする(a)、または(b)、ここで、このポリペプチド
は、配列番号2、配列番号5または配列番号7(これらの組み合わせを含む)の
いずれかに示されるポリペプチドの活性を有する; (d)配列番号1、配列番号4または配列番号6(これらの組み合わせを含む
)のいずれかのヌクレオチド配列;あるいは少なくとも約16ヌクレオチドのフ
ラグメントをを含む(a)〜(d); (e)(a)〜(d)のいずれかの相補体に対して、中程度にかまたは高度に
ストリンジェントな条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列、ここで、こ
のヌクレオチド配列によってコードされるポリペプチドは、配列番号2、配列番
号5または配列番号7(これらの組み合わせを含む)のいずれかに示されるポリ
ペプチドの活性を有する;ならびに (f)(a)〜(e)のいずれかに相補的なヌクレオチド配列。
離された核酸分子を提供する: (a)少なくとも1つの保存的アミノ酸置換を有する、配列番号2、配列番号
5または配列番号7(これらの組み合わせを含む)のいずれかに示されるポリペ
プチドをコードするヌクレオチド配列、ここで、このポリペプチドは、配列番号
2、配列番号5または配列番号7(これらの組み合わせを含む)のいずれかに示
されるポリペプチドの活性を有する; (b)少なくとも1つのアミノ酸挿入を有する、配列番号2、配列番号5また
は配列番号7(これらの組み合わせを含む)のいずれかに示されるポリペプチド
をコードするヌクレオチド配列、ここで、このポリペプチドは、配列番号2、配
列番号5または配列番号7(これらの組み合わせを含む)のいずれかに示される
ポリペプチドの活性を有する; (c)少なくとも1つのアミノ酸欠失を有する、配列番号2、配列番号5また
は配列番号7(これらの組み合わせを含む)のいずれかに示されるポリペプチド
をコードするヌクレオチド配列、ここで、このポリペプチドは、配列番号2、配
列番号5または配列番号7(これらの組み合わせを含む)のいずれかに示される
ポリペプチドの活性を有する; (d)C末端および/またはN末端の短縮を有する、配列番号2、配列番号5
または配列番号7(これらの組み合わせを含む)のいずれかに示されるポリペプ
チドをコードするヌクレオチド配列、ここで、このポリペプチドは、配列番号2
、配列番号5または配列番号7(これらの組み合わせを含む)のいずれかに示さ
れるポリペプチドの活性を有する; (e)アミノ酸置換、アミノ酸挿入、アミノ酸欠失、C末端短縮およびN末端
短縮からなる群より選択される少なくとも1つの改変を有する、配列番号2、配
列番号5または配列番号7(これらの組み合わせを含む)のいずれかに示される
ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列、ここで、このポリペプチドは、配
列番号2、配列番号5または配列番号7(これらの組み合わせを含む)のいずれ
かに示されるポリペプチドの活性を有する; (f)少なくとも約16ヌクレオチドのフラグメントを含む、(a)〜(e)
のヌクレオチド配列; (g)(a)〜(f)のいずれかの相補体に対して、中程度にかまたは高度に
ストリンジェントな条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列、ここで、こ
のヌクレオチド配列によってコードされるポリペプチドは、配列番号2、配列番
号5または配列番号7(これらの組み合わせを含む)のいずれかに示されるポリ
ペプチドの活性を有する;ならびに (h)(a)〜(e)のいずれかに対して相補的なヌクレオチド配列。
たポリペプチドを提供する: (a)配列番号2、配列番号5または配列番号7(これらの組み合わせを含む
)のいずれかのオルソログについてのアミノ酸配列、ここで、コードされたポリ
ペプチドは、配列番号2、配列番号5または配列番号7(これらの組み合わせを
含む)のいずれかに示されるポリペプチドの活性を有する; (b)配列番号2、配列番号5または配列番号7(これらの組み合わせを含む
)のいずれかのアミノ酸配列対して、少なくとも約70、80、85、90、9
5、96、97、98または99パーセント同一なアミノ酸配列、ここで、この
ポリペプチドは、配列番号2、配列番号5または配列番号7(これらの組み合わ
せを含む)のいずれかに示されるポリペプチドの活性を有する; (c)少なくとも約25アミノ酸残基を含む、配列番号2、配列番号5または
配列番号7(これらの組み合わせを含む)のいずれかに示されるアミノ酸配列の
フラグメント、ここで、このポリペプチドは、配列番号2、配列番号5または配
列番号7(これらの組み合わせを含む)のいずれかに示されるポリペプチドの活
性を有する; (d)配列番号2、配列番号5または配列番号7(これらの組み合わせを含む
)に示されるアミノ酸配列、あるいは(a)〜(b)の少なくとも1つのいずれ
かの対立遺伝子改変体またはスプライス改変体についてのアミノ酸配列、ここで
、このポリペプチドは、配列番号2、配列番号5または配列番号7(これらの組
み合わせを含む)のいずれかに示されるポリペプチドの活性を有する。
れたポリペプチドを提供する: (a)少なくとも1つの保存的アミノ酸置換を有する、配列番号2、配列番号
5または配列番号7(これらの組み合わせを含む)のいずれかに示されるアミノ
酸配列、ここで、このポリペプチドは、配列番号2、配列番号5または配列番号
7(これらの組み合わせを含む)のいずれかに示されるポリペプチドの活性を有
する; (b)少なくとも1つのアミノ酸挿入を有する、配列番号2、配列番号5また
は配列番号7(これらの組み合わせを含む)のいずれかに示されるアミノ酸配列
、ここで、このポリペプチドは、配列番号2、配列番号5または配列番号7(こ
れらの組み合わせを含む)のいずれかに示されるポリペプチドの活性を有する; (c)少なくとも1つのアミノ酸欠失を有する、配列番号2、配列番号5また
は配列番号7(これらの組み合わせを含む)のいずれかに示されるアミノ酸配列
、ここで、このポリペプチドは、配列番号2、配列番号5または配列番号7(こ
れらの組み合わせを含む)のいずれかに示されるポリペプチドの活性を有する; (d)C末端短縮および/またはN末端短縮を有する、配列番号2、配列番号
5または配列番号7(これらの組み合わせを含む)のいずれかに示されるアミノ
酸配列、ここで、このポリペプチドは、配列番号2、配列番号5または配列番号
7(これらの組み合わせを含む)のいずれかに示されるポリペプチドの活性を有
する;ならびに (e)アミノ酸置換、アミノ酸挿入、アミノ酸欠失、C末端短縮およびN末端
短縮からなる群より選択される少なくとも1つの改変を有する、配列番号2、配
列番号5または配列番号7(これらの組み合わせを含む)のいずれかに示される
アミノ酸配列、ここで、このポリペプチドは、配列番号2、配列番号5または配
列番号7(これらの組み合わせを含む)のいずれかに示されるポリペプチドの活
性を有する。
。
、本明細書中に示される組換え核酸分子を含む組換え宿主細胞、ならびにこの宿
主細胞を培養する工程および必要に応じてこのように生成されたポリペプチドを
単離する工程を包含する、IL−17レセプター様ポリペプチドを生成する方法
を提供する。これらの発現ベクターとしては、発現のために昆虫細胞を利用する
バキュロウイルス発現ベクターが挙げられる。
のプロモーター以外の調節配列に作動可能に連結された、IL−17レセプター
核酸分子を含む宿主細胞が挙げられる。これらの宿主細胞としてはまた、配列番
号1、4もしくは6の配列、またはこれらの対立遺伝子改変体もしくはフラグメ
ントを含む核酸の転写または翻訳を促進する、異種の核酸(プロモーターおよび
転写因子を含む)での形質転換またはトランスフェクションによって改変された
宿主細胞が挙げられる。
B−2およびHIL−17RB−3として示される)に対応するcDNA挿入物
を含むベクターは、それぞれ、登録番号__、__および__のもとに、200
1年3月14日にAmerican Type Culture Collec
tion、10801 University Blvd.、Manassas
、VA 20110、U.S.A.に寄託された。本発明に含まれるものは、そ
れぞれのcDNA挿入物のタンパク質コード領域または成熟タンパク質コード領
域を含む、単離されたポリヌクレオチド、ならびに成熟タンパク質または適切な
宿主細胞においてcDNAを発現することによって獲得可能なその細胞外ドメイ
ンである。
ェニック非ヒト動物はまた、本発明によって含まれる。このIL−17レセプタ
ー様核酸分子は、IL−17レセプター様ポリペプチドの発現および増大したレ
ベルを可能にする様式(増大した循環レベルを含み得る)で、この動物中に導入
される。このトランスジェニック非ヒト動物は、好ましくは、哺乳動物である。
IL−17レセプター様ポリペプチドをコードする核酸分子における破壊を含む
、トランスジェニック非ヒト動物がまた提供され、これはIL−17レセプター
様ポリペプチドの発現をノックアウトするかまたは有意に減少させる。
、このアナログは、配列番号2、5または7のIL−17レセプター様ポリペプ
チドの保存的および/または非保存的アミノ酸置換から生じる。このようなアナ
ログとしては、IL−17レセプター様ポリペプチドが挙げられ、ここで、例え
ば、配列番号2の167位、配列番号5の225位または配列番号7の50位で
のアミノ酸が、メチオニン、ロイシン、イソロイシンまたはフェニルアラニンで
あり;配列番号2の261位、配列番号5の319位または配列番号7の144
位でのアミノ酸が、システイン、セリンまたはアラニンであり;配列番号2の2
99位、配列番号5の357位または配列番号7の212位でのアミノ酸が、ロ
イシン、ノルロイシン、グルタミン、アスパラギン、アルギニン(argani
ne)、または1,4,ジアミノ酪酸であり;配列番号2の313位、配列番号
5の371位または配列番号7の193位でのアミノ酸が、トリプトファン、チ
ロシンまたはフェニルアラニンであり;配列番号2の413位、配列番号5の4
71位または配列番号7の296位でのアミノ酸が、グリシン、プロリンまたは
アラニンであり;あるいは、配列番号2の433位、配列番号5の491位また
は配列番号7の313位でのアミノ酸が、アスパラギン酸またはグルタミン酸で
ある。
よびペプチドのような選択的結合因子が、さらに提供される。このような抗体、
ポリペプチドおよび低分子は、反発的または拮抗的であり得る。拮抗的な選択的
結合因子としては、IL−17Eリガンドに対するIL−17レセプター様ポリ
ペプチドの結合を阻害する因子(例えば、配列番号23の成熟タンパク質のアミ
ノ酸配列)が挙げられる。
の薬学的に受容可能な処方剤を含む薬学的組成物がまた、本発明に含まれる。こ
の薬学的組成物は、治療有効量の本発明のヌクレオチドまたはポリペプチドを提
供するために使用される。本発明はまた、このポリペプチド、核酸分子および選
択的結合因子を使用する方法に関する。
障害(本明細書中で列挙されるものを含む)を処置、予防、改善、診断および/
または検出するために使用され得る。生物学的サンプル、細胞サンプルまたは組
織サンプルにおける発現の分析は、IL−17レセプター様ポリペプチドが、本
明細書に記載の病理学的状態の診断および/または処置において役割を果たし得
ることを示唆する。この発現は、IL−17レセプター様ポリヌクレオチドのよ
うな診断因子で検出され得る。
たかまたは減少した)レベルによって引き起こされるかまたはこれらから生じる
被験体における病理学的状態または病理学的状態に対する感受性の診断を含み、
これは、サンプル中のIL−17レセプター様ポリペプチドの発現の存在または
量(そして正常な被験体または早期の被験体のいずれか由来の生物学的サンプル
、組織サンプルまたは細胞サンプルにおけるこのポリペプチドのレベルを含む)
を決定する工程を包含し、ここで、病理学的状態に対する感受性は、このポリペ
プチドの発現の存在または量に基づく。
定するための、試験分子のアッセイ方法を提供する。この方法は、IL−17レ
セプター様ポリペプチドを試験分子に接触させる工程、およびこのポリペプチド
に対する試験分子の結合の程度を決定する工程を包含する。この方法はさらに、
このような試験分子が、IL−17レセプター様ポリペプチドのアゴニストまた
はアンタゴニスト(候補インヒビターおよび刺激因子)であるか否かを決定する
工程を包含する。本発明はさらに、IL−17レセプター様ポリペプチドの発現
またはIL−17レセプター様ポリペプチドの活性に対する分子の影響を試験す
る方法を提供する。
ゴニストを同定する方法を提供し、この方法は、低分子化合物をIL−17レセ
プター様ポリペプチドと接触させる工程、およびこれらの低分子の存在下および
非存在下でのIL−17レセプター様の生物学的活性を測定する工程を包含する
。これらの低分子は、天然に存在する医薬化合物であるか、またはコンビナトリ
アル化学ライブラリー由来であり得る。特定の実施形態において、IL−17レ
セプター様ポリペプチドのアゴニストまたはアンタゴニストは、IL−17レセ
プター様ポリペプチドと相互作用してその活性を調節するかまたはリガンド結合
を阻害するタンパク質、ペプチド、炭水化物、脂質、または低分子であり得る。
使用され得る。「発現クローニング」の種々の形態は、レセプターについてリガ
ンドをクローニングするために使用されてきた。例えば、Davisら、Cel
l、87:1161−1169(1996)を参照のこと。これらおよび他のI
L−17レセプター様リガンドのクローニング実験は、本明細書中で非常に詳細
に記載される。IL−17レセプター様リガンドの単離は、IL−17レセプタ
ー様シグナル伝達経路の新規アゴニストおよび/またはアンタゴニストの同定ま
たは開発を可能にする。
中で実施例8において同定された。そのヌクレオチド配列およびアミノ酸配列は
、それぞれ、配列番号22および23に示される。このcDNAは、16アミノ
酸の推定シグナルペプチドおよび145アミノ酸の推定成熟タンパク質を有する
、161アミノ酸のオープンリーディングフレームをコードする。組織発現デー
タ、他のIL−17リガンドに対する相同性およびIL−17Eを過剰発現する
トランスジェニックマウスの表現型は、このIL−17Eリガンド(したがって
IL−17Eに結合する本発明のIL−17レセプター様ポリペプチド)は、自
己免疫疾患を含む炎症において、ならびに骨髄造血、特に好酸球およびリンパ球
(特にBリンパ球)の発生、刺激および/または漸増において役割を果たすこと
を示唆する。本明細書中でその全体において参考として援用される、米国仮特許
出願番号60/266,159(代理人事件番号01017/37128)を参
照のこと。ここで、IL−17Eポリペプチドは、本発明のIL−17レセプタ
ー様ポリペプチドであるIL−17RB−2およびIL−17RB−3(配列番
号2および5)についてのリガンドであることが同定された。
ポリペプチドの相互作用のインヒビターを同定する方法を提供する。これらの方
法は、試験化合物の存在下および非存在下で、IL−17Eリガンド(例えば、
配列番号23の成熟タンパク質配列、あるいはレセプター結合活性を保持するこ
れらのフラグメント、アナログまたは改変体を含むポリペプチド)に対するIL
−17レセプター様ポリペプチド(例えば、配列番号2、5または7に示される
成熟タンパク質配列、あるいはリガンド結合活性を保持するこれらのフラグメン
ト、アナログまたは改変体を含むポリペプチド)の結合を検出する工程、および
この化合物の存在下で結合が減少される場合に、この試験化合物を候補インヒビ
ターとして同定する工程を包含する。適切な試験化合物としては、そのライブラ
リーが公知の高速スクリーニング手順を使用してスクリーニングされ得る、核酸
分子、タンパク質、ペプチド、炭水化物、脂質、有機化合物および無機化合物が
挙げられる。
または改善する方法を提供し、この方法は、本発明のIL−17Eリガンドまた
はIL−17レセプター様ポリペプチドのいずれかに特異的に結合する分子の治
療有効量を投与する工程を包含する。本発明はまた、IL−17Eリガンドとの
IL−17レセプター様ポリペプチドの所望でない相互作用を阻害する方法を提
供し、この方法は、IL−17レセプター様ポリペプチドもしくはIL−17E
リガンドに結合し得る分子、またはIL−17レセプター様ポリペプチドとIL
−17Eリガンドとの間の相互作用を阻害し得る他の分子の治療有効量を投与す
る工程を包含する。候補インヒビターとしては、IL−17EリガンドまたはI
L−17レセプター様ポリペプチドのいずれかに特異的である選択的結合因子(
抗体またはその誘導体を含む);本発明のIL−17レセプター様ポリペプチド
のアナログ、フラグメントまたは改変体(例えば、レセプターのリガンド結合部
位を保持するもの)およびこれらの融合タンパク質;IL−17Eリガンドのア
ナログ、フラグメントもしくは改変体(例えば、シグナルを伝達することなくレ
セプターに結合する能力を保持するもの)およびこれらの融合タンパク質が挙げ
られる。
(急性または慢性の炎症を含む)、および癌の進行に関する状態が挙げられるが
、これらに限定されない。IL−17Eポリペプチドおよびポリヌクレオチドは
、リンパ腫の状態において役割を果たし得、そしてIL−17Eポリペプチドま
たはポリヌクレオチドの増加した発現は、前リンパ腫(prelymphoma
)状態を示し得る。IL−17Eに関する他の状態としては、感染が挙げられる
。
ンドを結合し得る分子の治療有効量を投与する工程を包含する、IL−17Eリ
ガンドとのIL−17レセプター様ポリペプチドの所望でない相互作用を阻害す
る方法を提供する。
性を調節する(すなわち、増大させるかまたは減少させる)方法もまた、本発明
に含まれる。1つの方法は、IL−17レセプター様ポリペプチドをコードする
核酸分子を動物に投与する工程を包含する。別の方法において、IL−17レセ
プター様ポリペプチドの発現を制御または調節するエレメントを含む核酸分子が
、投与され得る。逆に、選択的結合因子またはアンチセンスオリゴヌクレオチド
は、IL−17レセプター様ポリペプチドの増加したレベルまたは活性に関する
病理学的状態を処置、予防または改善するために投与され得る。これらの方法の
例としては、本明細書中でさらに記載されるような遺伝子治療、細胞治療および
アンチセンス治療が挙げられる。
ーを同定およびクローニングするために広く使用されている。(Chienら、
Proc.Natl.Acad.Sci.U.S.A.、88:9578−95
83、1991)。IL−17レセプター様ポリペプチド結合パートナーの単離
は、IL−17レセプター様ポリペプチド活性の新規のアゴニストおよびアンタ
ゴニストを同定または開発するのに有用である。このようなアゴニストおよびア
ンタゴニストとしては以下が挙げられるがこれらに限定されない:可溶性抗IL
−17レセプター様ポリペプチド(例えば、リガンド結合活性を保持する細胞外
領域の膜貫通領域および/または細胞質領域の全てまたは一部を欠損するフラグ
メント、アナログ、またはそれらの変異体および循環において半減期を延長する
能力を保持するそれらの免疫グロブリンまたはフラグメントまたは変異体の定常
ドメインのような非相同的ポリペプチドとのそれらの融合体)、IL−17レセ
プター様選択的結合薬剤(例えば、IL−17レセプター様ポリペプチドまたは
それのリガンド結合部位に特異的に結合するキメラ、ヒト化またはヒト抗体また
はそれらのフラグメントを含む抗体およびそれらの誘導体)、IL−17レセプ
ター様ポリペプチドまたはそのリガンド結合部位またはアンチセンスオリゴヌク
レオチド(例えば、IL−17レセプター様コードDNAまたはRNAまたは調
節配列に特異的に結合し、そしてIL−17様レセプター様ポリペプチドの発現
を阻害する)を結合し得る低分子、ペプチドまたはそれらの誘導体、本明細書中
に引用される疾患または障害を含む、開示される1つ以上の疾患または障害を潜
在的に処置するために使用され得るこれらのいずれか。
酸の存在を決定するための方法をさらに含む。これらの方法は、以下の工程を含
む:IL−17レセプター様核酸を含むことが疑われる生物学的サンプルを提供
する工程;診断試薬が、生物学的サンプルに含まれるIL−17レセプター様核
酸とハイブリダイズする、条件下で本発明の診断試薬と生物学的サンプルとを接
触させる工程;生物学的サンプルにおける核酸と診断試薬との間のハイブリダイ
ゼーションを検出する工程;およびIL−17レセプター様核酸の既知の濃度と
診断試薬の既知の濃度との間のハイブリダイゼーションのレベルと、生物学的サ
ンプルと診断試薬との間のハイブリダイゼーションのレベルを比較する工程。こ
れらの方法において検出されたポリヌクレオチドは、IL−17レセプター様D
NAまたは/およびIL−17レセプター様RNAであり得る。
カプセル化された細胞を提供する。ここでこの細胞は、本発明のIL−17レセ
プター様ポリペプチドを分泌し、ここでこの膜は、タンパク質産生物に透過性で
あり、この細胞にとって有害な物質に非透過性である。本発明は、移植に適切な
膜を備える装置およびIL−17レセプター様ポリペプチドに透過性である膜に
カプセル化されたIL−17レセプター様ポリペプチドをさらに提供する。
ノ酸配列をコードする検出可能に標識化されたポリヌクレオチド、フラグメント
、改変体、それらのホモログを含む)を含む。さらに、本発明は、以下の工程に
よって生物学的サンプル、細胞サンプルおよび組織サンプルにおけるIL−17
レセプター様核酸(DNAおよびRNAを含む)の存在を決定する方法を提供す
る:このサンプル中に含まれるIL−17レセプター様核酸とハイブリダイズす
る本明細書中に記載されるような診断試薬とサンプルを接触させる工程、このハ
イブリダイゼーションを検出する工程およびIL−17レセプター様核酸の既知
の濃度と診断試薬の既知の濃度との間のハイブリダイゼーションのレベルとサン
プルと診断試薬との間のハイブリダイゼーションのレベルを比較する工程。
記載される内容を限定するようには解釈されるべきではない。本願において列挙
される全ての参考文献は、明確に本明細書中に参考として援用される。
分子」あるいは「IL−17レセプター様ポリヌクレオチド」とは、配列番号1
、配列番号4、または配列番号6のいずれかに示されるヌクレオチド配列(それ
らの組み合わせを含む);配列番号2、配列番号5、または配列番号7のいずれ
かに示されるポリペプチドをコードするヌクレオチド配列(それらの組み合わせ
を含む)(例えば、本明細書中に記載される融合タンパク質が挙げれられるがこ
れらに限定されない);Amgen受託番号A−666A−P(hIL−17r
l.1、hIL−17rl.2およびhIL−17rl.3)におけるDNAイ
ンサートのヌクレオチド配列;および本明細書中で定義される核酸分子を含むか
、またはこれらからなる核酸分子をいう。
たは配列番号7のいずれかのアミノ酸配列(それらの組み合わせ、および関連ポ
リペプチドを含む)を含むポリペプチドを言う。関連ポリペプチドは、以下を含
む:IL−17レセプター様ポリペプチド対立遺伝子改変体、IL−17レセプ
ター様ポリペプチドオルソログ、IL−17レセプター様ポリペプチドスプライ
ス変異体、IL−17レセプター様ポリペプチド変異体およびIL−17レセプ
ター様ポリペプチド誘導体。IL−17レセプター様ポリペプチドは、本明細書
中に記載される成熟ポリペプチドであり得、そしてこれらが調製される方法に依
存する、アミノ末端メチオニン残基を有しなくてもよいし、有してもよい。
または生物体の集団の染色体の所定の遺伝子座を占める遺伝子の、天然に存在す
る可能ないくつかの交替形態のうちの1つをいう。
号5、または配列番号7(これらの組み合わせを含む)のいずれかに示されるポ
リペプチド、本明細書中で定義されるIL−17レセプター様ポリペプチド対立
遺伝子改変体、IL−17レセプター様ポリペプチドオルソログ、IL−17レ
セプター様ポリペプチドスプライス改変体またはIL−17レセプター様ポリペ
プチド改変体によってコードされるポリペプチドをいい、これは化学的に改変さ
れている。
、配列番号5、または配列番号7(これの組み合わせを含む)のいずれかに示さ
れるポリペプチド、配列番号2、配列番号5、または配列番号7(これの組み合
わせを含む)のいずれかに示されるIL−17レセプター様ポリペプチドアミノ
酸配列と比較して、1つ以上のアミノ酸の付加、または置換または内部欠失(こ
こで、得られたポリペプチドは、少なくとも6アミノ酸長以上である)を有する
IL−17レセプター様ポリペプチド対立遺伝子改変体、IL−17レセプター
様ポリペプチドオルソログ、IL−17レセプター様ポリペプチドスプライス改
変体および/またはIL−17レセプター様ポリペプチド改変体の、アミノ末端
(リーダー配列を有するかまたは有さない)での短縮化および/またはカルボキ
シ末端での短縮化を含むポリペプチドをいう。IL−17レセプター様ポリペプ
チドフラグメントは、選択的RNAスプライシングまたインビボプロテアーゼ活
性から生じ得る。IL−17レセプター様ポリペプチド膜貫通または膜結合形態
に関して、好ましいフラグメントとしては、膜貫通ドメインまたは膜結合ドメイ
ンを欠損したフラグメントのような可溶性形態が挙げられる。例えば、IL−1
7レセプター様ポリペプチドの可溶性フラグメントは、アミノ酸293〜アミノ
酸313を欠損する配列番号2からなるポリペプチドまたはヌクレオチド351
〜ヌクレオチド371を欠損する配列番号5を含むポリペプチドである。好まし
いIL−17レセプター様ポリペプチフラグメントは、配列番号23のIL−1
7EのようなIL−17レセプター様ポリペプチドリガンドに結合する能力を保
持する。好ましい実施形態において、短縮化は、約10アミノ酸、または約20
アミノ酸、または約50アミノ酸、または約75アミノ酸、または約100アミ
ノ酸、または約100以上のアミノ酸を含む。このように産生されるポリペプチ
ドフラグメントは、約25連続アミノ酸、または約50連続アミノ酸、または約
75連続アミノ酸、または約100連続アミノ酸、または約150連続アミノ酸
、または約200連続アミノ酸を含む。このようなIL−17レセプター様ポリ
ペプチドフラグメントは、必要に応じて、アミノ末端メチオニン残基を含み得る
。このようなフラグメントは、例えば、IL−17レセプター様ポリペプチドに
対する抗体を生成するために使用され得ることが理解される。
5、配列番号7(これらの組み合わせを含む)のいずれかに示されるIL−17
レセプター様ポリペプチドアミノ酸配列と比較されるような、1つ以上のアミノ
酸の付加、または置換または内部欠失を有するIL−17レセプター様ポリペプ
チド対立遺伝子改変体、IL−17レセプター様ポリペプチドオルソログ、IL
−17レセプター様ポリペプチドスプライス改変体、またはIL−17レセプタ
ー様ポリペプチド改変体の、アミノ末端および/またはカルボキシ末端をいう。
融合タンパク質は、配列番号2、配列番号5または配列番号7にいずれかに示さ
れるようなポリペプチドアミノ酸配列の組み合わせが挙げれることは明かである
。
列番号5または配列番号7(それらの組み合わせを含む)のいずれかに示される
IL−17レセプター様ポリペプチドアミノ酸配列に対応する別の種由来のポリ
ペプチドをいう。例えば、マウスおよびヒトIL−17レセプター様ポリペプチ
ドは、互いのオルソログと考えられる。
号2、配列番号5、配列番号7(それらの組み合わせを含む)のいずれかに示さ
れるIL−17レセプター様ポリペプチドアミノ酸配列のRNA転写物中のイン
トロン配列の代替プロセシングによって生成される、核酸分子(通常はRNA)
をいう。
号5、配列番号7(これらの組み合わせを含む)(リーダー配列を有するかまた
は有さない)のいずれかに示されるIL−17レセプター様ポリペプチドアミノ
酸配列と比較して、1つ以上のアミノ酸配列の置換、欠失(例えば、内部欠失お
よび/またはIL−17レセプター様ポリペプチドフラグメント)、および/ま
たは付加(例えば、内部付加および/またはIL−17レセプター様融合ポリペ
プチド)を有するアミノ酸配列を含むIL−17レセプター様ポリペプチドをい
う。改変体は、天然に存在し得る(例えば、IL−17レセプター様ポリペプチ
ド対立遺伝子改変体、IL−17レセプター様ポリペプチドオルソログ、および
IL−17レセプター様ポリペプチドスプライス改変体)か、または、人工的に
構築され得る。このようなIL−17レセプター様ポリペプチド改変体は、配列
番号1、配列番号4または配列番号6(これらの組み合わせを含む)のいずれか
に示されるDNA配列から変化するDNA配列を有する、対応する核酸分子から
調製され得る。好ましい実施形態において、この改変体は、1〜3、または1〜
5、または1〜10、または1〜15、または1〜20、または1〜25、また
は1〜50、または1〜75、または1〜100、または100より多くのアミ
ノ酸の置換、挿入、付加、および/または欠失を有し、ここで、この置換は、保
存的、または非保存的、あるいはその任意の組み合わせであり得る。
てさらに動物において使用されて、その抗原のエピトープに結合し得る抗体を産
生じ得る分子または分子の一部をいう。抗原は、1つ以上のエピトープを有し得
る。
する抗体と反応し、そして他の抗原によって惹起され得る多数の他の抗体とは反
応しないことを示すことを意味する。
号2、配列番号5または配列番号7(これらの組み合わせを含む)のいずれかの
アミノ酸配列を含むポリペプチドの、少なくとも1つの活性特徴を有するIL−
17レセプター様ポリペプチドをいう。
−17レセプター様ポリペプチドの1つ以上の生物学的活性の観察可能なレベル
を支持するために使用されるIL−17レセプター様ポリペプチドまたはIL−
17レセプター様核酸分子の量をいう。
た異種核酸配列の発現を、指向および/または制御する核酸配列を含むベクター
をいう。発現は、転写、翻訳、およびRNAスプライシング(イントロンが存在
する場合)のようなプロセス含むがこれらに限定されない。
次いで目的の選択された遺伝子を発現し得る細胞をいうために使用される。この
用語は、選択された遺伝子が存在する限り、子孫が形態学または遺伝子構造にお
いて本来の親と同一であろうとなかろうと、親細胞の子孫を含む。
る、2つ以上のポリペプチド分子または2つ以上の核酸分子の配列間の関係をい
う。当該分野において、「同一性」はまた、場合に応じて、2つ以上のヌクレオ
チドまたは2つ以上のアミノ酸配列間の一致によって決定されるように、核酸分
子またはポリペプチド間の配列関連性の程度を意味する。「同一性」は、2つ以
上の配列のうちより小さなものと、特定の数理的モデルまたはコンピュータプロ
グラム(すなわち、「アルゴリズム」)によって焦点をあてられたギャップ整列
(存在する場合)との間の一致の同一パーセントを評価する。
、同一的一致および保存的置換の一致の両方を含む関連性の基準をいう。2つの
ポリペプチド配列が、例えば10/20個同一のアミノ酸を有し、そして残りが
全て非保存的置換である場合、パーセント同一性および相同性は、どちらも50
%である。同じ例において、保存的置換であるさらに5つの位置が存在する場合
、パーセント同一性は50%のままであるが、パーセント相同性は75%(15
/20)である。従って、保存的置換が存在する場合、2つのポリペプチド間の
パーセント相同性は、これらの2つのポリペプチド間のパーセント同一性よりも
高い。
場合に、これが天然で一緒に見出されるタンパク質、脂質、炭水化物、または他
の物質のうち少なくとも約50パーセントから分離された本発明の核酸分子、(
2)「単離された核酸分子」が天然で連結しているポリヌクレオチドの全てまた
は一部に連結していない本発明の核酸分子、(3)天然では連結しないポリヌク
レオチドに作動可能に連結した本発明の核酸分子、または(4)より大きなポリ
ヌクレオチド配列の一部として天然には存在しない、本発明の核酸分子をいう。
好ましくは、本発明の核酸分子は、天然に関連する少なくとも1つの混入核酸分
子を実質的に含まない。好ましくは、本発明の単離された核酸分子は、任意の他
の混入核酸分子、または天然の環境において見出される他の混入物(これらは、
ポリペプチド産生におけるその使用、またはその治療的使用、診断的使用、予防
的使用、または研究的使用に干渉する)を実質的に含まない。
に、天然で一緒に見出されるポリヌクレオチド、脂質、炭水化物、または他の物
質の少なくとも約50%から分離された本発明のポリペプチド、(2)「単離さ
れたポリペプチド」が天然で連結するポリペプチドの全てまたは一部に連結しな
い(共有結合的または非共有結合的相互作用によって)、本発明のポリペプチド
、(3)天然には連結しないポリペプチドに作動可能に連結(共有結合的または
非共有結合的相互作用によって)する、本発明のポリペプチド、あるいは(4)
天然には存在しない本発明のポリペプチドをいう。好ましくは、この単離された
ポリペプチドは、任意の他の混入ポリペプチドまたは天然の環境において見出さ
れる他の混入物(これは、その治療的使用、診断的使用、予防的使用、または研
究的使用に干渉する)を実質的に含まない。
たIL−17レセプター様ポリペプチドをいう。成熟IL−17レセプター様ポ
リペプチドはまた、他の改変(例えば、アミノ末端(リーダー配列を有するかま
たは有さない)および/またはカルボキシ末端のタンパク質分解性プロセシング
、より大きな前駆体からのより小さなポリペプチドの切断、N連結および/また
はO連結グリコシル化など)を含み得る。
う。この用語は、DNAおよびRNAの任意の公知の塩基アナログから形成され
た分子を含み、例えば、以下を含むが、これらに限定されない:4−アセチルシ
トシン、8−ヒドロキシ−N6−メチルアデノシン、アジリジニル−シトシン、
シュードイソシトシン、5−(カルボキシヒドロキシルメチル)ウラシル、5−
フルオロウラシル、5−ブロモウラシル、5−カルボキシメチルアミノメチル−
2−チオウラシル、5−カルボキシ−メチルアミノメチルウラシル、ジヒドロウ
ラシル、イノシン、N6−イソ−ペンテニルアデニン、1−メチルアデニン、1
−メチルシュードウラシル、1−メチルグアニン、1−メチルイノシン、2,2
−ジメチル−グアニン、2−メチルアデニン、2−メチルグアニン、3−メチル
シトシン、5−メチルシトシン、N6−メチルアデニン、7−メチルグアニン、
5−メチルアミノメチルウラシル、5−メトキシアミノメチル−2−チオウラシ
ル、β−D−マンノシルキューオシン、5’−メトキシカルボニル−メチルウラ
シル、5−メトキシウラシル、2−メチルチオ−N6−イソペンテニルアデニン
、ウラシル−5−オキシ酢酸メチルエステル、ウラシル−5−オキシ酢酸、オキ
シブトキソシン(oxybutoxosine)、シュードウラシル、キューオ
シン、2−チオシトシン、5−メチル−2−チオウラシル、2−チオウラシル、
4−チオウラシル、5−メチルウラシル、N−ウラシル−5−オキシ酢酸メチル
エステル、ウラシル−5−オキシ酢酸、シュードウラシル、キューオシン、2−
チオシトシン、および2,6−ジアミノプリン。
宿主細胞などのような生物学的材料に関して使用される場合、天然に見出されか
つ人によって操作されていない材料をいう。同様に、「天然に存在しない」また
は「非ネイティブ」は、本明細書中において使用される場合、天然には見出され
ないか、または人によって構造的に変更されたかもしくは合成された材料をいう
。
宿主細胞などのような生物学的材料に関して使用される場合、天然に見出されか
つ人によって操作されていない材料をいう。同様に、「天然に存在しない」また
は「非ネイティブ」は、本明細書中において使用される場合、天然には見出され
ないか、または人によって構造的に変更されたかもしくは合成された材料をいう
。
中に使用される。ここで、このように記載される隣接配列は、その有用な機能を
実行するように構成されるかまたは組立てられる。従って、コード配列に作動可
能に連結された隣接配列は、コード配列の複製、転写および/または翻訳をもた
らし得る。例えば、プロモーターがそのコード配列の転写を指向し得る場合、こ
のコード配列は、このプロモーターに作動可能に連結される。隣接配列は、正確
に機能する限り、コード配列と連続している必要はない。従って、例えば、翻訳
されないが転写される介在配列は、プロモーター配列とコード配列との間に存在
し得、そして、このプロモーター配列はなお、このコード配列に「作動可能に連
結された」とみなされ得る。
生理学的に受容可能なキャリア」は、薬学的組成物としてIL−17レセプター
様ポリペプチド、IL−17レセプター様核酸分子、またはIL−17レセプタ
ー様選択的結合因子の送達を、達成するかまたは増強するために適切な1つ以上
の処方材料をいう。
異性を有する分子をいう。選択的結合因子としては、抗体(例えば、ポリクロー
ナル抗体、モノクローナル抗体(mAB)、キメラ抗体、CDRグラフティング
抗体、可溶性形態もしくは結合形態で標識され得る抗体に対する抗イディオタイ
プ(抗Id)抗体)、ならびに公知の技術(酵素学的切断、ペプチド合成、また
は組換え技術を含むが、これらに限定されない)によって提供されるそのフラグ
メント、領域、または誘導体が挙げられる。
、当該分野で公知の方法を用いて、IL−17レセプター様選択的結合因子を調
製するために使用され得る。従って、IL−17レセプター様ポリペプチドと結
合する抗体および抗体フラグメントは、本発明の範囲内である。抗体フラグメン
トとしては、IL−17レセプター様ポリペプチド上のエピトープに結合する抗
体のこれらの一部が挙げられる。このようなフラグメントの例としては、全長抗
体の酵素学的切断によって産生されたFabおよびF(ab’)フラグメントが
挙げられる。他の結合フラグメントとしては、組換えDNA技術(例えば、抗体
可変領域をコードする核酸配列を含む、組換えプラスミドの発現)によって産生
されたフラグメントが挙げられる。例えば、これらの抗体は、ポリクローナル抗
体、単一特異的(monospecific)ポリクローナル抗体、モノクロー
ナル抗体、組換え抗体、キメラ抗体、ヒト化抗体、ヒト抗体、単鎖抗体および/
または二重特異的(bispecific)抗体であり得る。
−17レセプター様ポリペプチドに結合するがヒト非IL−17レセプター様ポ
リペプチドに結合しない、選択的結合因子の能力をいう。しかし、選択的結合因
子が、配列番号2、配列番号5または配列番号7のいずれか(それらの組み合わ
せを含む)に示されるようなポリペプチドのオルソログ(すなわち、それらの種
間のバージョン(例えば、マウスポリペプチドおよびラットポリペプチド))も
また結合し得ることが、理解される。
遺伝子の移入をいうために使用される。「形質導入」はまた、レトロウイルスに
よる真核生物細胞配列の獲得および移入をいう。
取り込みをいうために使用される。そして、細胞は、異種DNAが細胞膜の内側
に導入された場合、「トランスフェクト」されている。多数のトランスフェクシ
ョン技術は、当該分野で周知であり、そして、本明細書中に開示される。例えば
、Grahamら、Virology,52:456,1973;Sambro
okら、Molecular Cloning,a Laboratory M
anual,Cold Spring Harbor Laboratorie
s,New York,1989;Davisら、Basic Methods
in Molecular Biology,Elsevier,1986;
およびChuら、Gene,13:197,1981を参照のこと。このような
技術は、1つ以上の異種DNA部分を適切な宿主細胞に導入するために使用され
得る。
変化をいい、そして細胞は、変更されて新規DNAを含む場合、形質転換されて
いる。例えば、細胞は、そのネイティブな状態から遺伝的に変更された場合、形
質転換されている。トランスフェクションおよび形質導入に続いて、形質転換D
NAは、細胞の染色体へ物理的に介入することによって、細胞のDNAと再び合
わされ得、これは、複製されることなくエピソームエレメントとして一過性に維
持され得るか、またはプラスミドとして独立して複製され得る。細胞は、DNA
が細胞の分裂と共に複製される場合、安定に形質転換されているとみなされる。
任意の分子(例えば、核酸、プラスミド、またはウイルス)をいうために使用さ
れる。
(それらの組み合わせを含む)の核酸分子の対立遺伝子またはスプライス改変体
を含み、そして上記のヌクレオチド配列のいずれかに相補的である配列を含むこ
とが、理解される。関連する核酸分子はまた、配列番号2、配列番号5もしくは
配列番号7のいずれか(それらの組み合わせを含む)のポリペプチドと比較して
、1つ以上のアミノ酸残基の置換、変更、付加、および/または欠失を含むか、
またはこれらから本質的になるポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含
む。
れらの組み合わせを含む)のポリペプチドのアミノ酸残基の、少なくとも約25
アミノ酸残基、または約50、または約75、または約100、または約100
より多いポリペプチドをコードする分子を含む。
定されるような中程度にストリンジェントな条件または高度にストリンジェント
な条件下で、配列番号1、配列番号4もしくは配列番号6のいずれか(それらの
組み合わせを含む)の核酸分子の完全な相補配列とか、または配列番号2、配列
番号5もしくは配列番号7のいずれか(それらの組み合わせを含む)に示される
ようなアミノ酸配列を含むポリペプチドをコードする分子の完全な相補配列とか
、または本明細書中に規定されるような核酸フラグメントの完全な相補配列とか
、または本明細書中に規定されるようなポリペプチドをコードする核酸フラグメ
ントの完全な相補配列とハイブリダイズするヌクレオチド配列を含む分子が挙げ
られる。ハイブリダイゼーションプローブは、本明細書中に提供されるIL−1
7レセプター様配列を用いて調製されて、関連する配列に関して、cDNAライ
ブラリー、ゲノムライブラリー、または合成DNAライブラリーをスクリーニン
グし得る。既知の配列と有意な同一性を示すIL−17レセプター様ポリペプチ
ドのDNA配列および/またはアミノ酸配列の領域は、本明細書中に記載される
ような配列アラインメントアルゴリズムを用いて容易に決定され、そしてこのよ
うな領域は、スクリーニングのためのプローブを設計するために使用され得る。
鎖のハイブリダイゼーションを可能にし、そして有意に不一致な(mismat
ched)DNAのハイブリダイゼーションを除外するように設計される条件を
いう。ハイブリダイゼーションのストリンジェンシーは、主に、温度、イオン強
度、およびホルムアミドのような変性剤の条件によって決定される。ハイブリダ
イゼーションおよび洗浄に関する「高度にストリンジェントな条件」の例は、0
.015M 塩化ナトリウム、0.0015M クエン酸ナトリウム、65〜6
8℃、または0.015M 塩化ナトリウム、0.0015M クエン酸ナトリ
ウム、および50% ホルムアミド、42℃である。Sambrook,Fri
tsch & Maniatis,Molecular Cloning:A
Laboratory Manual、第2版、Cold Spring Ha
rbor Laboratory(Cold Spring Harbor,N
,Y.1989);Andersonら、Nucleic Acid Hybr
idisation:a practical approach、第4章、I
RL Press Limited(Oxford,England)を参照の
こと。
より高いホルムアミド、または他の変性剤)もまた、使用され得る;しかし、ハ
イブリダイゼーションの速度は、影響される。他の薬剤が、非特異的なハイブリ
ダイゼーションおよび/またはバックグラウンドのハイブリダイゼーションを減
少する目的で、ハイブリダイゼーション緩衝液および洗浄緩衝液に含まれ得る。
例としては、0.1%ウシ血清アルブミン、0.1%ポリビニル−ピロリドン、
0.1%ピロリン酸ナトリウム、0.1%ドデシル硫酸ナトリウム(NaDod
SO4またはSDS)、フィコール、デンハルト溶液、超音波処理されたサケ精
子DNA(または別の非相補的DNA)、および硫酸デキストランであるが、他
の適切な薬剤もまた、使用され得る。これらの添加物の濃度および型は、ハイブ
リダイゼーション条件のストリンジェンシーに実質的に影響を与えることなく変
更され得る。ハイブリダイゼーション実験は、通常、pH6.8〜7.4で実施
されるが、代表的なイオン強度条件において、ハイブリダイゼーションの速度は
、ほとんどpH独立である。Andersonら、Nucleic Acid
Hybridisation:a Practical Approach、第
4章、IRL Press Limited(Oxford,England)
を参照のこと。
塩基対不一致の程度が挙げられる。ハイブリダイゼーション条件は、当業者によ
って調整されて、これらの変数を適用させ、そして異なる配列関連性のDNAが
ハイブリッドを形成するのを可能にし得る。完全に一致したDNA二重鎖の融解
温度は、以下の式によって概算され得る: Tm(℃)=81.5+16.6(log[Na+])+0.41(%G+C
)−600/N−0.72(%ホルムアミド) ここで、Nは、形成される二重鎖の長さであり、[Na+]は、ハイブリダイ
ゼーション溶液または洗浄溶液中のナトリウムイオンのモル濃度であり、%G+
Cは、ハイブリッド中の(グアニン+シトシン)塩基のパーセンテージである。
不完全に一致したハイブリッドに関して、融解温度は、各1%不一致に対して約
1℃ずつ減少する。
件」下で生じ得るよりもより大きい程度の塩基対不一致を有するDNA二重鎖が
、形成し得る条件をいう。代表的な「中程度にストリンジェントな条件」の例は
、0.015M 塩化ナトリウム、0.0015M クエン酸ナトリウム、50
〜65℃、または0.015M 塩化ナトリウム、0.0015M クエン酸ナ
トリウム、および20%ホルムアミド、37〜50℃である。例として、0.0
15M ナトリウムイオン中、50℃の「中程度にストリンジェントな」条件は
、約21%の不一致を許容する。
の間に完全な区別は存在しないことが、当業者によって理解される。例えば、0
.015M ナトリウムイオン(ホルムアミドなし)において、完全に一致した
長いDNAの融解温度は、約71℃である。65℃(同じイオン強度)での洗浄
において、これは、約6%不一致を許容する。より離れた関連する配列を捕獲す
るために、当業者は、単に温度を低下させ得るか、またはイオン強度を上昇し得
る。
おける融解温度の適切な概算は、以下: Tm=1つのA−T塩基対につき2℃+1つのG−C塩基対につき4℃ によって提供される。
Mである。Suggsら、Developmental Biology Us
ing Purified Genes、683頁、BrownおよびFox(
編)(1981)を参照のこと。
6×SSC、0.1%SDSにおいて、このオリゴヌクレオチドのTmの0〜5
℃下の温度である。
は配列番号6のいずれか(それらの組み合わせを含む)に示されるようなヌクレ
オチド配列に約70%同一であるヌクレオチド配列を含むかまたはこれからなる
か、あるいは配列番号2、配列番号5もしくは配列番号7のいずれか(それらの
組み合わせを含む)に示されるようなポリペプチドに約70%同一であるポリペ
プチドをコードするヌクレオチド配列を含むかまたはこれから本質的になる。好
ましい実施形態において、このヌクレオチド配列は、配列番号1、配列番号4も
しくは配列番号6のいずれか(それらの組み合わせを含む)に示されるようなヌ
クレオチド配列に、約75%、または約80%、または約85%、または約90
%、または約95、96、97、98または99%同一であるか、あるいは、こ
のヌクレオチド配列は、配列番号2、配列番号5もしくは配列番号7のいずれか
(それらの組み合わせを含む)に示されるようなポリペプチド配列に、約75%
、または約80%、または約85%、または約90%、または約95、96、9
7、98、または99%同一であるポリペプチドをコードする。
れか(それらの組み合わせを含む)のアミノ酸配列と比較して、保存的および/
または非保存的変更のアミノ酸配列を生じ得る。
を含む)のアミノ酸配列に対して保存的な変更(およびコードするヌクレオチド
に対する対応する変更)は、天然に存在するIL−17レセプター様ポリペプチ
ドに類似した機能特徴および化学特徴を有するIL−17レセプター様ポリペプ
チドを生成する。対照的に、IL−17レセプター様ポリペプチドの機能特徴お
よび/または化学特徴における実質的な変更は、配列番号2、配列番号5もしく
は配列番号7のいずれか(それらの組み合わせを含む)のアミノ酸配列において
置換を選択することによって達成され得、これは、(a)置換領域における分子
骨格の構造(例えば、シートコンフォメーションまたはらせんコンフォメーショ
ン)、(b)標的部位における分子の電荷または疎水性、あるいは(c)大部分
の側鎖、の維持に対するその影響がかなり異なる。
たは電荷にほとんど影響がないか、またはこれらの影響がないような、ネイティ
ブなアミノ酸残基の非ネイティブな残基での置換を含み得る。さらに、ポリペプ
チド中の任意のネイティブな残基はまた、「アラニン走査変異誘発」に関して以
前に記載されたように、アラニンで置換され得る。
ド合成によって代表的に取り込まれる、天然に存在しないアミノ酸残基を包含す
る。これらとしては、ペプチド模倣物、および他の逆形態(reversed
form)または逆転した形態(inverted form)のアミノ酸部分
が挙げられる。本明細書中に記載される核酸およびポリペプチド部分が、化学的
に合成され得、そして組換え手法によって産生され得ることは、当業者によって
理解される。
ラス由来のメンバーへの交換を含み得る。このような置換された残基は、非ヒト
IL−17レセプター様ポリペプチドオルソログと相同性であるヒトIL−17
レセプター様ポリペプチドの領域、またはこの分子の非相同性領域に導入され得
る。
athic index)が、考慮され得る。各アミノ酸は、その疎水性特徴お
よび荷電特徴に基づいて疎水性親水性指標が割り当てられる。これらは、イソロ
イシン(+4.5);バリン(+4.2);ロイシン(+3.8);フェニルア
ラニン(+2.8);システイン/シスチン(+2.5);メチオニン(+1.
9);アラニン(+1.8);グリシン(−0.4);スレオニン(−0.7)
;セリン(−0.8);トリプトファン(−0.9);チロシン(−1.3);
プロリン(−1.6);ヒスチジン(−3.2);グルタミン酸(−3.5);
グルタミン(−3.5);アスパラギン酸(−3.5);アスパラギン(−3.
5);リジン(−3.9)およびアルギニン(−4.5)である。
重要性は、当該分野で理解される。Kyteら、J.Mol.Biol.,15
7:105−131(1982)。特定のアミノ酸が、類似した疎水性親水性の
指標またはスコアを有する他のアミノ酸に置換され得、そしてなお、類似した生
物学的活性を保持するということは公知である。疎水性親水性指標に基づいて変
更を作製する際、疎水性親水性指標が±2内であるアミノ酸の置換が好ましく、
疎水性親水性指標が±1内であるアミノ酸の置換が特に好ましく、そして疎水性
親水性指標が±0.5内であるアミノ酸置換がなおより特に好ましい。
、それによって作製される生物学的に機能的に等価なタンパク質またはペプチド
が本発明における場合と同様に免疫学的な実施形態において使用されることが意
図される場合になされることもまた、当該分野で理解される。タンパク質の最も
大きな局所平均親水性は、その隣接アミノ酸の親水性によって支配される場合、
その免疫原性および抗原性(すなわち、そのタンパク質の生物学的特性)と相関
する。
ン(+3.0);リジン(+3.0);アスパラギン酸(+3.0±1);グル
タミン酸(+3.0±1);セリン(+0.3);アスパラギン(+0.2);
グルタミン(+0.2);グリシン(0);スレオニン(−0.4);プロリン
(−0.5±1);アラニン(−0.5);ヒスチジン(−0.5);システイ
ン(−1.0);メチオニン(−1.3);バリン(−1.5);ロイシン(−
1.8);イソロイシン(−1.8);チロシン(−2.3);フェニルアラニ
ン(−2.5);トリプトファン(−3.4)。類似した親水性値に基づいて変
更を作製する際、親水性値が±2内であるアミノ酸の置換が好ましく、親水性値
が±1内であるアミノ酸の置換が特に好ましく、そして親水性値が±0.5内で
あるアミノ酸置換がなおより特に好ましい。当業者はまた、親水性に基づいて、
一次アミノ酸配列からエピトープを同定し得る。これらの領域はまた、「エピト
ープコア領域」ともいわれる。
換が所望されるときに当業者によって決定され得る。例えば、アミノ酸置換は、
IL−17レセプター様ポリペプチドの重要な残基を同定するために使用され得
るか、または本明細書中に記載されるIL−17レセプター様ポリペプチドの親
和性を増加もしくは減少させるために使用され得る。
組み合わせを含む)に記載のポリペプチドの適切な改変体を、周知の技術を使用
して、決定し得る。活性を破壊することなく変化され得る分子の適切な領域を同
定するために、当業者は、活性のために重要であるとは考えられない領域を標的
化し得る。例えば、同じ種由来かまたは他の種由来の、類似の活性を有する類似
のポリペプチドが既知である場合には、当業者は、IL−17レセプター様ポリ
ペプチドのアミノ酸配列を、このような類似のポリペプチドと比較し得る。この
ような比較を用いて、類似のポリペプチド間で保存される分子の残基および部分
を同定し得る。このような類似のポリペプチドに対して、保存されていないIL
−17レセプター様ポリペプチドの領域における変化は、IL−17レセプター
様ポリペプチドの生物学的活性および/または構造にさほど不利に影響を与える
ようではないことが、理解される。当業者にはまた、比較的保存された領域にお
いてさえ、化学的に類似のアミノ酸を、活性を維持ながら天然に存在する残基と
置換し得ることが公知である(保存的アミノ酸残基置換)。従って、生物学的活
性または構造のために重要であり得る領域でさえ、生物学的活性を破壊すること
なく、またはポリペプチド構造に不利に影響を与えることなく、保存的アミノ酸
置換に供され得る。
業者は、活性のために重要であるとは考えられない領域を標的化し得る。例えば
、同じ種由来かまたは他の種由来の、類似の活性を有する類似のポリペプチドが
既知である場合には、当業者は、IL−17レセプター様ポリペプチドのアミノ
酸配列を、このような類似のポリペプチドと比較し得る。このような比較を行っ
た後、当業者は、類似のポリペプチド間で保存される分子の残基および部分を決
定し得る。当業者は、保存されていないIL−17レセプター様分子の領域にお
ける変化が、IL−17レセプター様ポリペプチドの生物学的活性および/また
は構造にさほど不利に影響を与えるようではないことを理解する。当業者にはま
た、比較的保存された領域においてさえ、化学的に類似のアミノ酸を、活性を維
持ながら天然に存在する残基と置換し得ることが公知である(保存的アミノ酸残
基置換)。
する構造−機能研究をレビューし得る。このような比較の観点において、類似の
ポリペプチドの活性または機能に重要なアミノ酸残基に対応するIL−17レセ
プター様ポリペプチドのアミノ酸残基の重要性を予測し得る。当業者は、このよ
うに予測されたIL−17レセプター様ポリペプチドの重要なアミノ酸残基に対
する化学的に類似のアミノ酸置換を選択し得る。
酸配列を分析し得る。この情報の観点において、当業者は、IL−17レセプタ
ー様ポリペプチドの三次元構造に関連してIL−17レセプター様ポリペプチド
のアミノ酸残基のアラインメントを予測し得る。当業者は、タンパク質の表面に
存在することが予測されるアミノ酸残基を極端に変化させないように選択し得る
。なぜなら、このような残基は、他の分子との重要な相互反応に関連し得るから
である。さらに、当業者は、各々所望のアミノ酸残基で1つのアミノ酸置換を含
む試験改変体を作製し得る。この改変体は、次いで、当業者に公知の活性アッセ
イを使用してスクリーニングされ得る。このような改変体を使用して、適切な改
変体についての情報を収集し得た。例えば、特定のアミノ酸残基への変化が破壊
されるか、好ましくなく減少するか、または適切でない活性を生じたことを発見
した場合、このような変化を有する改変体は回避される。言い換えると、このよ
うな慣用的な実験から収集された情報に基づいて、当業者は、さらなる置換が、
単独でまたは他の変異体と組合せてのいずれかで回避されるべきであるアミノ酸
を容易に決定し得る。
析からエピトープの同定に向けられてきた。Chouら、Biochemist
ry、13(2):222〜245(1974);Chouら、Biochem
istry、113(2):211〜222(1974);Chouら、Adv
.Enzymol.Relat.Areas Mol.Biol.、47:45
〜148(1978);Chouら、Ann.Rev.Biochem.、47
:251〜276およびChouら、Biophys.J.、26:367〜3
84(1979)を参照のこと。さらに、抗原部分およびタンパク質のエピトー
プコア領域を予測することを支援するためのコンピュータプログラムが現在利用
可能である。例としては、以下が挙げられる:Jameson−Wolf解析(
Jamesonら、Comput.Appl.Biosci.、4(1):18
1〜186(1998)およびWolfら、Comput.Appl.Bios
ci.、4(1):187〜191(1988))、プログラムPepPlot
(登録商標)(Brutlagら、CABS、6:237〜245(1990)
、およびWeinbergerら、Science、228:740〜742(
1985))に基づくプログラム、ならびにタンパク質の三次元構造の予測ため
の他の新しいプログラム(Ferrowら、Biotechnology、11
:479〜483(1993))。
現在利用可能である。二次構造を予測する1つの方法は、相同性モデリングに基
づいている。例えば、30%を超える配列の同一性、または、40%を超える類
似性を有する2つのポリペプチドまたはタンパク質は、しばしば、類似の構造的
トポロジーを有する。タンパク質構造データベース(PDB)の最近の成長は、
二次構造(ポリペプチドまたはタンパク質構造内の可能性のある折り畳みの数を
含む)の増強した予測可能性を提供した。Holmら、Nucl.Acid.R
es.、27(1):244〜247(1999)を参照のこと。所定のポリペ
プチドまたはタンパク質中には制限された数の折り畳みが存在し、一旦、構造の
臨界の数が解析されると、構造の予測は、非常に正確に、より正確に得られるよ
うになることが示唆された(Brennerら、Curr.Op.Struct
Biol.7(3):369〜376(1997))。
ing)」(Jones,D.,Curr.Opin.Struct.Biol
.,7(3):377〜87(1997);Sipplら、Structure
、4(1):15〜9(1996))、「プロファイル分析」(Bowieら、
Science、253:164〜170(1991);Gribskovら、
Meth.Enzym.、183:146〜159(1990);Gribsk
ovら、Proc.Nat.Acad.Sci.、84(13):4355〜1
358(1987))、および「進化的連鎖」(Home、前出、およびBre
nner、前出を参照のこと)が挙げられる。
プター様ポリペプチドのアミノ酸配列と関連するファミリーメンバーを比較する
ことによって決定され得る。例示的なIL−17レセプター様ポリペプチド関連
ファミリーメンバーは、配列番号3に示されるヒトIL−17レセプターポリペ
プチドである。この比較は、Pileupアラインメント(Wisconsin
GCG Program Package)または保存的領域および非保存的
領域内の複数のファミリーメンバーとの等価(オーバーラッピング)比較を使用
することにより達成され得る。
配列番号2、5および7)の推定アミノ酸配列は、それぞれ、既知のヒトIL−
17レセプターファミリーメンバー(配列番号3)と整列される。他のIL−1
7レセプター様ポリペプチドアナログは、当業者に公知のこれらの方法または他
の方法を使用して決定され得る。これらのオーバーラッピング配列は、さらなる
IL−17レセプター様アナログを生じる保存的アミノ酸置換および非保存的ア
ミノ酸置換についてのガイダンスを提供する。これらのアミノ酸置換が、天然に
存在するアミノ酸または天然に存在しないアミノ酸から構成され得ることが理解
される。例えば、潜在的なIL−17レセプター様アナログは、配列番号2の1
67位、配列番号5の225位、または配列番号7の50位でMet(Leu、
Ile、またはPhe残基で置換される);配列番号2の261位、配列番号5
の319位または配列番号7の144位でCys残基(SerまたはAla残基
で置換される);および/または配列番号2の299位、配列番号5の357位
または配列番号7の212位でLeu残基(ノルロイシン、Gln、Asn、A
rg、1,4,またはジアミノ酪酸で置換される)を有し得る。さらに、潜在的
なIL−17レセプター様アナログは、配列番号2の313位、配列番号5の3
71位、配列番号7の196位でTrp残基(TyrまたはPhe残基で置換さ
れる);配列番号2の413位、配列番号5の471位、または配列番号7の2
96位でGly残基(ProまたはAla残基で置換される);および/または
配列番号2の433位、配列番号5の491位、配列番号7の313位でAsp
残基(Glu残基で置換される)を有し得る。
位の数および/または型が、配列番号2、配列番号5、または配列番号7のいず
れかに示すアミノ酸配列(これらの組合せを含む)と比較された場合に変化して
いるグリコシル化改変体が挙げられる。1つの実施形態において、IL−17レ
セプター様ポリペプチドの改変体は、配列番号2、配列番号5、または配列番号
7のいずれかに示すアミ酸配列(これらの組合せを含む)よりも多くの数のN結
合したグリコシル化部位を含むか、またはより少ないN結合したグリコシル化部
位を含む。N結合したグリコシル化部位は、以下の配列によって特徴付けされる
:Asn−X−SerまたはAsn−X−Thr、ここでXとして示されたアミ
ノ酸残基は、プロリンを除く任意のアミノ酸残基であり得る。この配列を作製す
るためのアミノ酸残基の置換は、さらなるN結合した糖鎖のための潜在的に新規
の部位を提供する。あるいは、この配列を排除する置換は、既存のN結合した糖
鎖を除去する。1以上のN結合したグリコシル化部位(代表的には、天然に存在
するN結合したグリコシル化部位)が排除され、そして1以上の新規のN結合し
た部位が作製される、N結合した糖鎖の再配列もまた提供される。さらに好まし
いIL−17レセプター様改変体として、1以上のシステイン残基が、配列番号
2、配列番号5、または配列番号7のいずれかに示すアミ酸配列(またはこれら
の組合せを含む)と比較した場合に、欠損されているか、または別のアミノ酸(
例えば、セリン)で置換されている、システイン改変体が挙げられる。システイ
ン改変体は、不溶性の封入体の単離後のような生物学的に活性なコンフォメーシ
ョンにIL−17レセプター様ポリペプチドが再度折り畳まれなければならない
場合に有用である。システイン改変体は、一般的にネイティブなタンパク質より
も少ないシステイン残基を有し、そして代表的には、対ではないシステインから
生じる相互作用を最小にするために偶数個のシステインを有する。
酸配列(またはこれらの組合せを含む)を含むポリペプチド、またはIL−17
レセプター様ポリペプチド改変体(フラグメントおよび/または誘導体を含む)
は、相同なポリペプチドに融合されてホモ二量体を、異種ポリペプチドに融合さ
れてヘテロ二量体を形成し得る。異種ペプチドおよびポリペプチドとして以下が
挙げられるが、これらに限定されない:IL−17レセプター様融合ポリペプチ
ドの検出および/または単離を可能にするエピトープ;膜貫通レセプタータンパ
ク質またはその一部(例えば、細胞外ドメイン、または膜貫通ドメインおよび細
胞内ドメイン);膜貫通レセプタータンパク質に結合するリガンドまたはその一
部;触媒活性な酵素またはその一部;オリゴマー化を促進するポリペプチドまた
はペプチド(例えば、ロイシンジッパードメイン);安定性を増加するポリペプ
チドまたはペプチド(例えば、免疫グロブリン定常領域);ならびに配列番号2
、配列番号5、もしくは配列番号7のいずれかに示すアミノ酸配列(これらの組
合せを含む)を含むポリペプチド、またはIL−17レセプター様ポリペプチド
改変体とは異なる治療活性を有するポリペプチド。
ミノ酸配列(これらの組合せを含む)含むポリペプチドまたはIL−17レセプ
ター様ポリペプチド改変体のアミノ末端またはカルボキシ末端のいずれかで作製
され得る。融合は、リンカー分子またはアダプター分子を用いない直接的なもの
であるか、またはリンカー分子またはアダプター分子を使用する間接的なもので
ある。リンカー分子またはアダプター分子は、1以上のアミノ酸残基であり得、
代表的には、約20〜約50までのアミノ酸残基であり得る。リンカー分子また
はアダプター分子はまた、DNA制限エンドヌクレアーゼについて、または融合
部分の分離を可能にするプロテアーゼについての切断部位で設計され得る。一旦
構築されると、この融合ポリペプチドは、本明細書中で記載される方法に従って
誘導体化され得ることが明らかである。
番号7のいずれかに示すアミノ酸配列(これらの組合せを含む)を含むポリペプ
チドまたはIL−17レセプター様ポリペプチド改変体は、ヒトIgGのFc領
域の1以上のドメインに融合される。抗体は、2つの機能的に独立した部分であ
る「Fab」として公知の可変ドメイン(抗原と結合する)、および「Fc」と
して公知の定常ドメイン(補体活性および食細胞による攻撃のようなエフェクタ
ー機能に関連する)を含む。Fcは、長い血清半減期を有するが、Fabは短命
である。Caponら、Nature、337:525〜31(1989)。治
療的なタンパク質と一緒に構築された場合、Fcドメインは、より長い半減期を
与え得るか、またはFcレセプター結合、プロテインA結合、補体固定およびお
そらくさらに胎盤輸送のような機能を組込み得る。表IIは当該分野で公知の特
定のFc融合物の使用(融合IL−17レセプター様ポリペプチドの生成に適用
可能な材料および方法を含む)を要約する。
一部は、当業者に公知の方法を使用して、IL−17レセプター様ポリペプチド
のN末端またはC末端のいずれかで融合され得る。別の例では、ヒンジ領域なら
びにCH2およびCH3領域の一部が融合され得る。生じたIL−17レセプタ
ー様ポリペプチド−Fc融合ポリペプチドは、プロテインAアフィニティーカラ
ムの使用によって精製され得る。Fc領域に融合したペプチドおよびタンパク質
は、融合していない対応物よりもインビトロで実質的により長い半減期を示すこ
とが見出されている。また、Fc領域への融合は、融合ポリペプチドの二量体化
/多量体化を可能にする。Fc領域は、天然に存在するFc領域であり得るか、
または特定の性質(例えば、治療の質、循環時間、凝集を減少するなど)を改善
するために変化され得る。
よって容易に計算され得る。このような方法として、Computationa
l Molecular Biology、Lesk、A.M.(編)、Oxf
ord University Press、New York、1988;B
iocomputing:Informatics and Genome P
rojects、Smith,D.W.(編)、Academic Press
、New York、1993;Computer Analysis of
Sequence Data、第1部、Griffin,A.M.、およびGr
iffin、H.G.(編)、Humana Press、New Jerse
y、1994;Sequence Analysis in Molecula
r Biology、von Heinge,G.、Aacademic Pr
ess、1987;Sequence Analysis Preimer、G
ribskov,M.およびDevereux,J.(編)、M.Stockt
on Press、New York、1991;ならびにCarilloら、
SIAM J.Applied Math.,48:1073(1988)に記
載される方法が挙げられるが、これらに限定されない。
列間に最も大きな一致を与えるように設計される。同一性および類似性を決定す
るための方法は、公的に利用可能なコンピュータープログラムに記載される。2
つの配列間の同一性および類似性を決定するための好ましいコンピュータープロ
グラム方法としては、以下が挙げられるがこれらに限定されない:GCGプログ
ラムパッケージ(GAP(Devereuxら、Nucl.Acid.Res.
,12:387,1984;Genetics Computer Group
,University of Wisconsin,Madison,WI)
を含む)、BLASTP、BLASTN、およびFASTA(Altschul
ら,J.Mol.Biol.,215:403−10,1990)。BLAST
Xプログラムは、National Center for Biotechn
ology Information(NCBI)および他の供給源(BLAS
T Manual,Altschulら、NCB/NLM/NIH Bethe
sda,MD 20894;Altschulら,上記)から公的に入手可能で
ある。周知のSmith Watermanアルゴリズムもまた同一性を決定す
るために使用され得る。
短い領域のみの一致を生じ得、この小さな整列された領域は、2つの全長配列間
に有意な関係がないとしても非常に高い配列同一性を有し得る。従って、好まし
い実施形態においては、選択された整列方法(GAPプログラム)は、標的ポリ
ペプチドの少なくとも50個の連続するアミノ酸にわたる整列を生じる。
ter Group,University of Wisconsin,Ma
dison,WI)を使用して、配列同一性の割合が決定される2つのポリペプ
チドは、それらのそれぞれのアミノ酸の最適の一致(アルゴリズムによって決定
される「一致したスパン(matched span)」)について整列される
。ギャップオープニングペナルティー(gap opening penalt
y)(これは、平均ダイアゴナルの3倍として計算され;「平均ダイアゴナル」
は、使用される比較マトリクスのダイアゴナルの平均であり;「ダイアゴナル」
は、特定の比較マトリクスによってそれぞれの完全なアミノ酸一致に割り当てら
れるスコアまたは数である)およびギャップエクステンションペナルティー(g
ap extension penalty)(これは、通常ギャップオープニ
ングペナルティーの1/10倍である)、ならびにPAM250またはBLOS
UM62のような比較マトリクスがアルゴリズムとともに使用される。標準比較
マトリクス(PAM250比較マトリクスについてDayhoffら、Atla
s of Protein Sequence and Structure、
第5巻、supp.3)、1978;BLOSUM62比較マトリクスについて
Henikoffら、Proc.Natl.Acad.Sci USA、89:
10915−10919、1992)もまたアルゴリズムによって使用される。
: アルゴリズム(Algorithm):Needlemanら、J.Mol.
Biol.48:443〜453(1970)、 比較マトリクス(Comparison matrix):Henikoff
らからのBLOSUM 62(Proc.Natl.Acad.Sci.USA
、89:10915〜10919(1992)) ギャップペナルティー(Gap Penalty):12 ギャップレングスペナルティー(Gap Length Penalty):
4 類似性の閾値:0。
ーは、GAPアルゴリズムを使用してポリペプチド比較についてのデフォルトパ
ラメーター(末端ギャップについてペナルティーなしで)である。
る: アルゴリズム:Needlemanら、J.Mol Biol.、48:44
3〜453(1970); 比較マトリクス:一致=+10、不一致=0 ギャップペナルティー:50 ギャップレングスペナルティー:3。
ーターは、核酸分子比較に付いてのデフォルトパラメーターである。
クステンションペナルティー、比較マトリクス、同一性の閾値などが使用され得
、これには、Program Manual,Wisconsin Packa
ge,Version 9,September,1997に記載されるものを
含む。なされる特定の選択は、当業者に明らかであり、なされる特定の比較(例
えば、DNA−DNA間、タンパク質−タンパク質間、タンパク質−DNA間)
;さらに、比較が所定の配列対の間である(この場合、GAPまたはBestF
itが一般的に好ましい)か、一つの配列と大きな配列データベースとの間(こ
の場合、FASTAまたはBLASTAが好ましい)であるかに依存する。
他の手段によって生成され得ることが当業者に明らかである。
ペプチドをコードし、種々の方法(化学合成、cDNAまたはゲノムライブラリ
ースクリーニング、発現ライブラリースクリーニングおよび/またはcDNAの
PCR増幅を含むがこれらに限定されない)で容易に得られ得る。
(Molecular Cloning:A Laboratory Manu
al,Cold Spring Harbor Laboratory Pre
ss)、Cold Spring Harbor、NY(1989))および/
またはAusubelら編(Current Protocols in Mo
lecular Biology,Green Publishers Inc
. and Wiley and Sons,NY(1994))に記載される
方法である。本発明は、本明細書中に記載される核酸分子およびこのような分子
を得るための方法を提供する。
伝子またはcDNAは、ゲノムもしくはcDNAライブラリーのハイブリダイゼ
ーションスクリーニングによってか、またはPCR増幅によって得られ得る。I
L−17レセプター様ポリペプチドのアミノ酸配列をコードする遺伝子が、1つ
の種から同定された場合、この遺伝子の全てもしくは一部を他の種(オルソログ
)由来の対応する遺伝子、または同一種由来の関連する遺伝子を同定するための
プローブとして使用し得る。これらのプローブまたはプライマーを使用して、I
L−17レセプター様ポリペプチドを発現していると考えられる種々の組織供給
源由来のcDNAライブラリーをスクリーニングし得る。さらに、配列番号1、
配列番号4、または配列番号6のいずれかに示される配列(それらの組合せを含
む)を有する核酸分子の一部または全部を使用してIL−17レセプター様ポリ
ペプチドのアミノ酸配列をコードする遺伝子を同定および単離するゲノムライブ
ラリーをスクリーニングし得る。代表的には、中程度のストリンジェンシーまた
は高いストリンジェンシーの条件をスクリーニングのために使用して、このスク
リーニングから得られる偽陽性の数を最小にする。
また、発現クローニング(これは、発現されたタンパク質の性質に基づく陽性ク
ローンの検出を使用する)によって同定され得る。代表的には、核酸ライブラリ
ーは、宿主細胞表面において発現されそして示されるクローン化タンパク質への
抗体または他の結合パートナー(例えば、レセプターまたはリガンド)の結合に
よってスクリーニングされる。抗体または結合パートナーは、検出可能な標識を
用いて修飾されて所望のクローンを発現するそれらの細胞を同定する。
レオチドを作製し、そしてコードされるポリペプチドを発現するために従われ得
る。例えば、IL−17レセプター様ポリペプチドのアミノ酸配列をコードする
核酸配列を適切なベクターに挿入することによって、当業者は、大量の所望のヌ
クレオチド配列を容易に作製し得る。次いで、この配列を使用して検出プローブ
または増幅プライマーを作製し得る。あるいは、IL−17レセプター様ポリペ
プチドのアミノ酸配列をコードするポリヌクレオチドを発現ベクターに挿入し得
る。発現ベクターを適切な宿主に導入することによって、コードされるIL−1
7レセプター様ポリペプチドは、大量に作製され得る。
ある。この方法において、cDNAは、酵素逆転写酵素を使用して、poly(
A)+RNAまたは全RNAから調製される。次いで、2つのプライマー(代表
的には、IL−17レセプター様ポリペプチドのアミノ酸配列をコードするcD
NA(オリゴヌクレオチド)の2つの別個の領域に対して相補的である)が、T
aqポリメラーゼのようなポリメラーゼとともにこのcDNAに付加され、そし
てこのポリメラーゼが、これら2つのプライマー間のこのcDNAの領域を増幅
する。
アミノ酸配列をコードする核酸分子を調製する別の手段は、Engelsら、A
ngew.Chem.Intl.Ed.28:716−34(1989)によっ
て記載されるもののような、当業者に周知の方法を使用する、化学合成である。
これらの方法としては、とりわけ、核酸合成のためのリン酸トリエステル、ホス
ホルアミダイト、およびH−ホスホネート方法が挙げられる。このような化学合
成のために好ましい方法は、標準的なホスホルアミダイト化学を使用する、ポリ
マーにより支持される合成である。代表的に、IL−17レセプター様ポリペプ
チドのアミノ酸配列をコードするDNAは、数百ヌクレオチド長である。約10
0ヌクレオチドより長い核酸は、これらの方法を使用して、いくつかのフラグメ
ントとして合成され得る。次いで、これらのフラグメントが一緒に連結されて、
IL−17レセプター様ポリペプチドの全長ヌクレオチド配列を形成し得る。通
常、このポリペプチドのアミノ末端をコードするDNAフラグメントは、ATG
を有し、これは、メチオニン残基をコードする。このメチオニンは、宿主細胞に
おいて産生されたポリペプチドがその細胞から分泌されるよう設計されるか否か
に依存して、IL−17レセプター様ポリペプチドの成熟形態で存在してもそう
でなくてもよい。当業者に公知の他の方法が、同様に使用され得る。
ドする核酸分子を調製することが望まれ得る。改変体をコードする核酸分子は、
プライマーが所望の点変異を有する部位特異的変異誘発、PCR増幅、または他
の適切な方法を使用して生成され得る(変異誘発技術の記載に関しては、Sam
brookら(前出)、およびAusubelら(前出)を参照のこと)。En
gelsら(前出)によって記載される方法を使用する化学合成もまた、このよ
うな改変体を調製するために使用され得る。当業者に公知の他の方法が、同様に
使用され得る。
レセプター様ポリペプチドの最適な発現のために変更されたコドンを含む。特定
のコドンの変更は、発現のために選択されるIL−17レセプター様ポリペプチ
ドおよび宿主細胞に依存する。このような「コドンの最適化」は、種々の方法に
より、例えば、所定の宿主細胞中で高発現される遺伝子における使用に好ましい
コドンを選択することにより、実行され得る。高発現される細菌遺伝子のコドン
選択のための「Ecohigh.cod」のようなコドン頻度テーブルを組み込
んだコンピューターアルゴリズムが使用され得、そしてこれは、Univers
ity of Wisconsinパッケージバージョン9.0、Geniti
cs Computer Group、Madison、WIにより提供される
。他の有用なコドン頻度テーブルとして、「Celegans_high.co
d」、「Celegans_low.cod」、「Drosophila_hi
gh.cod」、「Human_high.cod」、「Maize_high
.cod」、および「Yeast_high.cod」が挙げられる。
ミノ酸置換を有するIL−17レセプター様改変体、1つ以上のN結合またはC
結合グリコシル化部位の付加および/または欠失を含むIL−17レセプター様
改変体、1つ以上のシステイン残基の欠失および/または置換を有するIL−1
7レセプター様改変体、または本明細書中に記載されるIL−17レセプター様
ポリペプチドフラグメントをコードする。さらに、核酸分子は、本明細書中に記
載されるIL−17レセプター様改変体、フラグメント、および融合ポリペプチ
ドの任意の組合せをコードし得る。
、標準的な連結技術を使用して適切な発現ベクターに挿入し得る。このベクター
は、代表的に、使用される特定の宿主細胞において機能的であるように選択され
る(すなわち、ベクターは、遺伝子の増幅および/または遺伝子の発現が生じる
ように、宿主細胞機構と適合性である)。IL−17レセプター様ポリペプチド
のアミノ酸配列をコードする核酸分子は、原核生物宿主細胞、酵母宿主細胞、昆
虫宿主細胞(バキュロウイルス系)および/または真核生物宿主細胞において増
幅/発現され得る。宿主細胞の選択は、IL−17レセプター様ポリペプチドが
翻訳後修飾(例えば、グリコシル化および/またはリン酸化)されるか否かに一
部依存する。そうである場合、酵母宿主細胞、昆虫宿主細胞、または哺乳動物宿
主細胞が好ましい。発現ベクターの総説について、Meth.Enz.,v.1
85D.V.Goeddel,ed.,Academic Press Inc
.,1990,San Diego,CAを参照のこと。
のためならびに外来性ヌクレオチド配列のクローニングおよび発現のために配列
を含む。このような配列(集合的に、「隣接配列」と呼ばれる)は、特定の実施
形態において、代表的に、以下のヌクレオチド配列の1つ以上を含む:プロモー
ター、1つ以上のエンハンサー配列、複製起点、転写終結配列、ドナーおよびア
クセプタースプライス部位を含む完全なイントロン配列、ポリペプチド分泌のた
めのリーダー配列をコードする配列、リボソーム結合部位、ポリアデニル化配列
、発現されるポリペプチドをコードする核酸を挿入するためのポリリンカー領域
、ならびに選択マーカーエレメント。これらの配列のそれぞれが、以下に議論さ
れる。
プター様ポリペプチドコード配列の5’末端または3’末端に配置されるオリゴ
ヌクレオチド分子)を含み得;オリゴヌクレオチド配列は、ポリHis(例えば
、ヘキサHis)、または別の「タグ」(例えば、FLAG、HA(赤血球凝集
素インフルエンザウイルス))もしくは市販の抗体が存在するmycをコードす
る。このタグは、代表的には、ポリペプチドの発現の際にポリペプチドに融合さ
れ、宿主細胞からの、IL−17レセプター様ポリペプチドのアフィニティー精
製のための手段として役立ち得る。アフィニティー精製は、例えば、アフィニテ
ィーマトリクスとしてタグに対して抗体を使用するカラムクロマトグラフィーに
よって達成され得る。必要に応じて、タグは、続いて、切断のために特定のペプ
チダーゼを使用するような種々の手段によって、精製されたIL−17レセプタ
ー様ポリペプチドから除去され得る。
あり得るか、異種(すなわち、宿主細胞種または系統以外の種由来)であり得る
か、ハイブリッド(すなわち、1つより多くの供給源由来の隣接配列の組み合わ
せ)であり得るか、または合成であり得るか、あるいは隣接配列は、IL−17
レセプター様ポリペプチド発現を調節するために正常に機能するネイティブな配
列であり得る。このように、隣接配列の供給源は、任意の原核生物または真核生
物、任意の脊椎生物または無脊椎生物、あるいは任意の植物であり得、但し、隣
接配列は、宿主細胞の機構において機能的であり、そして宿主細胞の機構によっ
て活性化され得る。
くつかの方法のいずれかによって得られ得る。代表的には、IL−17レセプタ
ー様遺伝子隣接配列以外の、本明細書中で有用な隣接配列は、マッピングおよび
/または制限エンドヌクレアーゼ消化によって以前に同定されており、従って、
適切な制限エンドヌクレアーゼを使用して、適切な組織供給源から単離され得る
。いくつかの場合において、隣接配列の全長ヌクレオチド配列は公知であり得る
。ここで、隣接配列は、核酸合成またはクローニングのために本明細書中で記載
される方法を使用して合成され得る。
/あるいは適切なオリゴヌクレオチドおよび/または同じもしくは別の種由来の
隣接配列フラグメントを用いてゲノムライブラリーをスクリーニングすることに
よって得られ得る。隣接配列が公知でない場合、隣接配列を含むDNAのフラグ
メントは、例えば、コード配列または別の遺伝子を含み得る大きな断片のDNA
から単離され得る。単離は、適切なDNAフラグメントを生成するための制限エ
ンドヌクレアーゼ消化、続くアガロースゲル精製を使用する単離、Qiagen
(登録商標)カラムクロマトグラフィー(Chatsworth、CA)、また
は当業者に公知の他の方法によって達成され得る。この目的を達成するための適
切な酵素の選択は、当業者に容易に明かである。
部であり、この起点は、宿主細胞においてベクターの増幅に役立つ。特定のコピ
ー数に対するベクターの増幅は、いくつかの場合において、IL−17レセプタ
ー様ポリペプチドの最適な発現に重要であり得る。選択されたベクターが複製起
点部位を含まない場合、公知の配列に基づいて化学的に合成され得、そしてベク
ターに連結され得る。例えば、プラスミドpBR322(製品番号:303−3
s、New England Biolabs,Beverly,MA)由来の
複製起点は、大部分のグラム陰性細菌に適切であり、そして種々の起点(例えば
、SV40、ポリオーマ、アデノウイルス、水疱性口内炎ウイルス(VSV)、
もしくはHPVまたはBPVのようなパピローマウイルス)は、哺乳動物細胞に
おけるベクターのクローニングのために有用である。一般的に、複製起点の成分
は、哺乳動物発現ベクターのために必要とされない(例えば、SV40起点は、
それが初期プロモーターを含むという理由のみで、しばしば使用される)。
、そして転写を終結させるのに役立つ。通常、原核生物細胞における転写終結配
列は、G−Cリッチフラグメント、それに続くポリT配列である。この配列はラ
イブラリーから容易にクローン化され得るか、またはベクターの一部として購入
され(市販)、これはまた、本明細書中に記載されるような核酸合成のための方
法を使用して容易に合成され得る。
の生存および増殖に必要なタンパク質をコードする。代表的な選択マーカー遺伝
子は、(a)原核生物細胞に対して、抗生物質または他の毒素(例えば、アンピ
シリン、テトラサイクリン、またはカナマイシン)に対する耐性を与えるか;(
b)細胞の栄養要求性の欠損を補うか;あるいは(c)複合培地から入手可能で
ない重要な栄養素を供給するタンパク質をコードする。好ましい選択マーカーは
、カナマイシン耐性遺伝子、アンピシリン耐性遺伝子、およびテトラサイクリン
耐性遺伝子である。ネオマイシン耐性遺伝子もまた、原核生物宿主細胞および真
核生物宿主細胞における選択のために使用され得る。
、増殖に重要なタンパク質の産生により大きく要求される遺伝子が、組換え細胞
の連続的な世代の染色体内でタンデムに反復されるプロセスである。哺乳動物細
胞についての適切な選択マーカーの例としては、ジヒドロ葉酸レダクターゼ(D
HFR)およびチミジンキナーゼが挙げられる。哺乳動物細胞形質転換体は、選
択圧下に置かれ、ここで、形質転換体のみが、ベクターに存在する選択遺伝子に
よって生存するように独特に適合される。選択圧は、培地中の選択因子の濃度が
連続的に変化し、それによって選択遺伝子とIL−17レセプター様ポリペプチ
ドをコードするDNAとの両方の増幅を導く条件下で、形質転換された細胞を培
養することによって課される。結果として、増加した量のIL−17レセプター
様ポリペプチドが、増幅されたDNAから合成される。
ine−Dalgarno配列(原核性物)またはKozak配列(真核生物)
によって特徴付けられる。このエレメントは、代表的に、発現されるIL−17
レセプター様ポリペプチドのプロモーターの3’側およびコード配列の5’側に
配置される。Shine−Dalgarno配列は、可変であるが、代表的には
、ポリプリン(すなわち、高いA−G含有量を有する)である。多くのShin
e−Dalgarno配列は、同定されており、それぞれが、本明細書中に記載
の方法を使用して、原核生物ベクターを使用して容易に合成され得る。
様ポリペプチドを指向させるために使用され得る。代表的には、シグナル配列を
コードするヌクレオチド配列は、IL−17様レセプター核酸分子のコード領域
に位置するか、または直接IL−17レセプター様ポリペプチドコード領域の5
’側に位置する。多くのシグナル配列が同定されており、選択された宿主細胞に
おいて機能性であるシグナル配列のいずれかが、IL−17レセプター様核酸分
子と組み合わせて使用され得る。従って、シグナル配列は、IL−17様レセプ
ター遺伝子またはcDNAに対して同種(配列番号2および配列番号5のアミノ
酸1〜14として天然に存在する)または異種であり得る。さらに、シグナル配
列は、本明細書中に記載される方法を使用して化学的に合成され得る。大部分に
おいて、シグナルペプチドの存在を通じた宿主細胞からのIL−17レセプター
様ポリペプチドの分泌は、分泌されたIL−17レセプター様ポリペプチドから
のシグナルペプチドの除去を生じる。シグナル配列は、ベクターの成分であり得
るか、またはベクターに挿入されたIL−17レセプター様核酸分子の一部であ
り得る。
L−17レセプター様ポリペプチドシグナル配列をコードするヌクレオチド配列
またはIL−17レセプター様ポリペプチドコード領域に結合された異種シグナ
ル配列をコードするヌクレオチド配列のいずれかの使用は、本発明の範囲内であ
る。選択された異種シグナル配列は、宿主細胞によって認識され、プロセスされ
る(すなわち、シグナルペプチダーゼによって切断される)配列であるべきであ
る。ネイティブなIL−17レセプター様ポリペプチドシグナル配列を認識せず
、プロセスしない原核生物宿主細胞について、シグナル配列は、例えば、アルカ
リホスファターゼ、ペニシリナーゼ、または熱安定エンテロトキシンIIリーダ
ーの群から選択される原核生物シグナル配列によって置換される。酵母分泌につ
いて、ネイティブなIL−17レセプター様ポリペプチドシグナル配列は、酵母
インベルターゼ、α因子、または酸ホスファターゼリーダーによって置換され得
る。哺乳動物細胞発現において、ネイティブなシグナル配列が良好であるが、他
の哺乳動物シグナル配列が適切であり得る。
おいて、グリコシル化または収量を改善するために種々のシグナルペプチド(p
resequence)を操作し得る。例えば、特定のシグナルペプチドのペプ
チダーゼ切断部位を変更し得るかまたはシグナルペプチドを加え得、これはまた
、グリコシル化に影響し得る。最後のタンパク質産物は、−1位に(成熟タンパ
ク質の最初のアミノ酸に対する位置)、発現に付随する1つ以上のさらなるアミ
ノ酸を有し得、これは、完全に除去されないかもしれない。例えば、最終のタン
パク質産物は、N末端に結合される、ペプチダーゼ切断部位において見出される
1つまたは2つのアミノ酸残基を有し得る。あるいは、いくつかの酵素切断部位
の使用は、酵素が成熟ポリペプチド内のこのような領域で切断する場合、所望の
IL−17レセプター様ポリペプチドの少し短縮した形態を生じ得る。
の存在によって増加する;これは、ポリペプチドが真核生物宿主細胞(特に、哺
乳動物宿主細胞)において産生される場合、特に当てはまる。使用されるイント
ロンは、特に使用される遺伝子が全長ゲノム配列またはそのフラグメントである
場合、IL−17レセプター様遺伝子内に天然に存在し得る。イントロンが遺伝
子内に天然に存在しない(大部分のcDNAについて)場合、イントロンは、別
の供給源から得られ得る。隣接配列およびIL−17レセプター様遺伝子に関し
てイントロンの位置は、イントロンが効果的に転写されなければならないので、
一般的に重要である。従って、IL−17レセプター様cDNA分子が転写され
る場合、イントロンの好ましい位置は、転写開始部位の3’側であり、そしてポ
リA転写終止配列の5’側である。好ましくは、イントロンは、コード配列を妨
害しないように、cDNAの1つの側面または他の側面(すなわち、5’側また
は3’側)に配置される。任意の供給源(任意のウイルス、原核生物および真核
生物(植物または動物)を含む)由来のイントロンを使用して本発明を実行し得
るが、但し、このイントロンは、挿入される宿主細胞に適合性である。合成イン
トロンもまた本明細書中に含まれる。必要に応じて、1つより多くのイントロン
がベクター内で使用され得る。
宿主生物によって認識され、IL−17レセプター様ポリペプチドをコードする
分子に作動可能に連結されたプロモーターを含む。プロモーターは、構造遺伝子
の転写を制御する構造遺伝子(一般的に、約100〜1000bp以内)の開始
コドンに対して上流(5’)に配置される非転写配列である。プロモーターは、
通常、2つのクラス(誘導プロモーターおよび構成プロモーター)の1つにグル
ープ化される。誘導プロモーターは、培養条件におけるいくらかの変化(例えば
、栄養の存在または非存在、あるいは温度の変化)に応答してそれらの制御下で
、DNAからの転写の増加したレベルを開始する。他方、構成プロモーターは、
連続的な遺伝子産物の産生を開始する;すなわち、遺伝子発現に対して遺伝子を
ほとんど制御しないかまたは制御しない。多数のプロモーター(種々の潜在的な
宿主細胞によって認識される)が周知である。適切なプロモーターは、供給源の
DNAからプロモーターを制限酵素消化によって取り出し、そして所望のプロモ
ーター配列をベクターに挿入することによって、IL−17レセプター様ポリペ
プチドをコードするDNAに作動可能に連結される。ネイティブなIL−17レ
セプター様遺伝子のプロモーター配列は、IL−17レセプター様核酸分子の増
幅および/または発現に指向させるために使用され得る。しかし、ネイティブな
プロモーターと比較して大きい転写および発現タンパク質のより高い収量が可能
であり、そして使用のために選択された宿主細胞系と適合性である場合、異種プ
ロモーターが好ましい。
びラクトースプロモーター系;アルカリホスファターゼ;トリプトファン(tr
p)プロモーター系;およびハイブリッドプロモーター(例えば、tacプロモ
ーター)が挙げられる。他の公知の細菌プロモーターもまた、適切である。これ
らの配列は、公開されており、その結果、当業者は、任意の有用な制限部位を供
給するのに必要とされるリンカーまたはアダプターを使用して、所望のDNAに
それらの配列を連結し得る。
。酵母エンハンサーは、酵母プロモーターとの使用に有利に使用される。哺乳動
物宿主細胞との使用に適切なプロモーターは周知であり、限定しないが、ポリオ
ーマウイルス、鶏痘ウイルス、アデノウイルス(例えば、Adenovirus
2)、ウシパピローマウイルス、鳥類肉腫ウイルス、サイトメガロウイルス、レ
トロウイルス、B型肝炎ウイルスおよび最も好ましいシミアンウイルス40(S
V40)のようなウイルスのゲノムから得られるプロモーターが挙げられる。他
の適切な哺乳動物プロモーターとしては、異種哺乳動物プロモーター(例えば、
熱ショックプロモーターおよびアクチンプロモーター)が挙げられる。
ロモーターとしては、限定しないが、以下が挙げられる:SV40初期プロモー
タ領域(Bernoist and Chambon,Nature 290:
304−10,1981);CMVプロモーター;ラウス肉腫ウイルスの3’側
の長末端反復に含まれるプロモーター(Yamamoto,et al.,Ce
ll 22 :787−797,1980);ヘルペスチミジンキナーゼプロモ
ーター(Wagner et al.,Proc.Natl.Acad.Sci
.U.S.A.78:144−1445,1981);メタロチオネイン遺伝子
の調節配列(Brinster et al.,Nature 296:39−
42,1982);β−ラクタマーゼプロモーターのような原核生物発現ベクタ
ー(Villa−Kamaroff et al.,Proc.Natl.Ac
ad.Sci.U.S.A.,75:3727−31,1978);またはta
cプロモーター(DeBoer et al.,Proc.Natl.Acad
.Sci.U.S.A.,80:21−25,1983)。組織特異性を示し、
そしてトランスジェニック動物において利用されている以下の動物転写制御領域
もまた有益である:膵臓腺房細胞において活性なエラスターゼI遺伝子制御領域
(Swift et al.,Cell 38:639−646,1984;O
rnitz et al.,Cold Spring Harbor Symp
.Quant.Biol.50:399−409(1986);MacDona
ld,Hepatology 7:425−515,1987);膵臓β細胞に
おいて活性なインシュリン遺伝子制御領域(Hanahan,Nature 3
15:115−122,1985);リンパ球細胞において活性な免疫グロブリ
ン遺伝子制御領域(Grosschedl et al.,Cell 38:6
47−658(1984);Adames et al.,Nature 31
8:533−38,1985;Alexander et al.,Mol.C
ell.Biol.,7:1436−1444,1987);精巣、乳房、リン
パ球、および肥満細胞において活性なマウス乳腺癌ウイルス制御領域(Lede
r et al.,Cell 45:485−495,1986);肝臓におい
て活性なアルブミン遺伝子制御領域(Pinkert et al.,Gene
s and Devel.,1:268−276,1987);肝臓において活
性なα−フェトプロテイン遺伝子制御領域(Krumlauf et al.,
Mol.Cell.Biol.,5:1639−1648,1985;Hamm
er et al.,Science 235:53−58,1987);肝臓
において活性なα1−抗トリプシン遺伝子制御領域(Kelsey et al
.,Genes and Devel.1:161−171,1987);骨髄
性細胞において活性なβ−グロビン遺伝子制御領域(Mogram et al
.,Nature 315:338−40,1985;Kollias et
al.,Cell 46:89−94,1986);脳の稀突起神経膠細胞にお
いて活性なミエリン塩基性のタンパク質遺伝子制御領域(Readhead e
t al.,Cell 48:703−712,1987);骨格筋において活
性なミオシン軽鎖−2遺伝子制御領域(Sani,Nature 314:28
3−86,1985);ならびに視床下部において活性なゴナドトロピン放出ホ
ルモン遺伝子制御領域(Mason et al.,Science 234:
1372−1378,1986)。
ポリペプチドをコードするDNAの転写を増加するように、ベクターに挿入され
得る。エンハンサーは、転写を増加させるためにプロモーターに作用する、通常
約10〜300bpの長さのDNAのシス作用性エレメントである。エンハンサ
ーは、相対的に方向および位置に非依存的である。これらは、転写ユニットに対
して5’側および3’側に見出された。哺乳動物遺伝子(例えば、グロビン、エ
ラスターゼ、アルブミン、α−フェトプロテインおよびインシュリン)から入手
可能ないくつかのエンハンサー配列が公知である。しかし、代表的には、ウイル
ス由来のエンハンサーが、使用される。SV40エンハンサー、サイトメガロウ
イルス初期プロモーターエンハンサー、ポリオーマエンハンサー、およびアデノ
ウイルスエンハンサーは、真核生物プロモーターの活性化についての例示的な増
強エレメントである。エンハンサーは、IL−17レセプター様核酸分子に対し
て5’側または3’側の位置でベクターにスプライシングされ得るが、代表的に
は、プロモーターから5’側の部位に配置される。
得る。このようなベクターは、全ての所望な隣接配列を含んでも良いし、含まな
くても良い。所望の隣接配列の1つ以上がすでにベクター内にない場合、これら
は、個々に得られ得、ベクターに連結され得る。隣接配列のそれぞれを得るため
に使用される方法は、当業者に周知である。
および哺乳動物宿主細胞と適合性のベクターである。このようなベクターとして
は、特に、pCRII、pCR3、およびpcDNA3.1(Invitrog
en Company,Carlsbad、CA)、pBSII(Strata
gene Company、La Jolla、CA)、pET15(Nova
gen、Madison、WI)、pGEX(Pharmacia Biote
ch、Piscataway、NJ)、pEGFP−N2(Clontech、
Palo Alto、CA)、pETL(BlueBacII、Invitro
gen)、pDSR−alpha(PCT公開番号WO 90/14363)な
らびにpFastBacDual(Gibco/BRL、Grand Isla
nd、NY)が挙げられる。
たは改変ウイルスが挙げられるが、これらのベクター系は、選択された宿主細胞
と適合性でなければならないことが理解される。このようなベクターとしては、
限定しないが、Bluescript(登録商標)プラスミド誘導体(高コピー
数ColEl−ベースのファージミド、Stratagene Cloning
Systems Inc.,La Jolla CA)、Taq増幅PCR産
物をクローニングするために設計されたPCRクローニングプラスミド(例えば
、TOPOTM TA Cloning(登録商標)キット、PCR2.1(登
録商標)プラスミド誘導体、Invitrogen、Carlsbad、CA)
、ならびにバキュロウイルス発現系のような哺乳動物ベクター、酵母ベクターま
たはウイルスベクター(pBacPAKプラスミド誘導体、Clontech、
Palo Alto、CA)が挙げられる。これらの組換え分子は、形質転換、
トランスフェクション、感染、または他の公知の技術を通じて宿主細胞に導入さ
れ得る。
る核酸分子がベクターの適切な部位に挿入された後に、完全なベクターが増幅お
よび/またはポリペプチド発現に適切な宿主細胞に挿入され得る。IL−17レ
セプター様ポリペプチドに対する発現ベクターの選択された宿主細胞への形質転
換は、トランスフェクション、感染、塩化カルシウム、エレクトロポレーション
、マイクロインジェクション、リポフェクチン、DEAE−デキストラン法、ま
たは他の公知の技術のような方法を含む周知の方法によって達成され得る。選択
される方法は、部分的に使用される宿主細胞の型の機能である。これらの方法お
よび他の適切な方法は、当業者に周知であり、例えば、Sambrookら(前
出)に記載される。
細胞(例えば、酵母細胞、昆虫細胞、または脊椎動物細胞)であり得る。宿主細
胞は、適切な条件下で培養される場合、IL−17レセプター様ポリペプチドを
合成し、これは、続いて、培養培地から(宿主細胞がそのポリペプチドを培地に
分泌する場合)収集され得るか、直接そのポリペプチドを産生する宿主細胞から
収集される(そのポリペプチドが分泌されない場合)。適切な宿主細胞の選択は
、所望の発現レベル、活性(例えば、グリコシル化またはリン酸化)に望ましい
かまたは必要なポリペプチド修飾、および生物学的に活性な分子に折り畳まれる
容易さなどの種々の因子に依存する。
an Type Culture Collection(ATCC),108
01 University Boulevard,Manassas,VA
20110−2209から入手可能である。例としては、限定しないが、チャイ
ニーズハムスター卵巣細胞(CHO)(ATCC No.CCL61)、CHO
DHFR細胞(Urlaub et al.,Proc.Natl.Acad
.Sci.USA.97:4216−4220(1980))、ヒト胚性腎臓(
HEK)293または293T細胞(ATCC No.CRL1573)、ある
いは3T3細胞(ATCC No.CCL92)のような哺乳動物細胞が挙げら
れる。適切な哺乳動物宿主細胞の選択および形質転換、培養、増幅、スクリーニ
ング、生成物産生、および精製のための方法が当該分野において公知である。他
の適切な哺乳動物細胞株は、サルCOS−1(ATCC No.CRL1650
)およびCOS−7細胞株(ATCC No.CRL1651)、およびCV−
1細胞株(ATCC No.CCL70)である。さらなる例示的な哺乳動物宿
主細胞としては、霊長動物細胞株およびげっ歯類細胞株(形質転換細胞株を含む
)が挙げられる。正常な二倍体細胞、初代組織のインビトロ培養物から誘導され
る細胞菌株、ならびに初代外植片もまた適切である。候補細胞は、選択遺伝子を
遺伝子型的に欠失し得るか、または優先的に作用する選択遺伝子を含み得る。他
の適切な哺乳動物細胞株としては、限定しないが、マウス神経芽細胞腫N2A細
胞、HeLa、マウスL−929細胞、Swissに由来する3T3株、Bal
b−cまたはNIHマウス、BHKまたはHakハムスター細胞株が挙げられ、
これらはATCCから入手可能である。これらの細胞株のそれぞれは、タンパク
質発現の当業者によって公知であり入手可能である。
.coliの種々の菌株(例えば、HB101、(ATCC番号33694)D
H5α、DH10、およびMC1061(ATCC番号53338))は、生物
工学の分野において宿主細胞として周知である。B.subtilis、Pse
udomonas spp.,他のBacillus spp.、Strept
omyces spp.などの種々の菌株がまた本方法において使用され得る。
ため宿主細胞として入手可能である。好ましい酵母細胞としては、例えば、Sa
ccharomyces cerivisaeおよびPichia pasto
risが挙げられる。
このような系は、例えば、Kitts et al.,Biotechniqu
es,14:810−817(1993);Lucklow,Curr.Opi
n.Biotechnol.4:564−572(1993);およびLuck
low et al.,J.Virol.,67:4566−4579(199
3)に記載される。好ましい昆虫細胞は、Sf−9およびHi5(Invitr
ogen,Carlsbad,CA)である。
ジェニック動物もまた使用し得る。例えば、トランスジェニック乳産生動物(例
えば、雌ウシまたはヤギ)を使用し、本発明のグルコシル化ポリペプチドを動物
の乳に得ることができる。IL−17レセプター様ポリペプチドを産生するため
に植物もまた使用し得るが、しかし、一般的に、植物において生じるグリコシル
化は、哺乳動物細胞において産生されるものとは異なり、ヒト治療に適切ではな
いグリコシル化産物を生じ得る。
に周知の標準的な培地を使用して培養され得る。この培地は、通常、細胞の増殖
および生存に必要な全ての栄養分を含む。E.coli細胞を培養するための適
切な培地としては、例えば、Luria Broth(LB)および/またはT
errific Broth(TB)が挙げられる。真核生物細胞を培養するた
めの適切な培地としては、Roswell Park Memorial In
stitute medium 1640(RPMI 1640)、Minim
al Essential Medium(MEM)および/またはDulbe
cco’s Modified Eagle Medium(DMEM)が挙げ
られ、これらの全ては、培養される特定の細胞株に必要な血清および/または増
殖因子を補充され得る。昆虫細胞についての適切な培地は、必要に応じて、イー
ストレート(yeatolate)、ラクトアルブミン加水分解産物、および/
または胎仔ウシ血清を補充したグレース培地である。
は他の化合物が、培地に補充物質として加えられる。使用される化合物は、宿主
細胞が形質転換されるプラスミドに存在する選択マーカーエレメントによって検
出可能である。例えば、選択マーカーエレメントがカナマイシン耐性である場合
、培養倍地に加えられる化合物は、カナマイシンである。選択的増殖のための他
の化合物としては、アンピシリン、テトラサイクリン、およびネオマイシンが挙
げられる。
該分野において公知の標準的な方法を使用して評価され得る。このような方法と
しては、限定しないが、ウェスタンブロット分析、SDS−ポリアクリルアミド
ゲル電気泳動、非変性ゲル電気泳動、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)
分離、免疫沈降、および/またはDNA結合ゲル移動アッセイのような活性アッ
セイが挙げられる。
れる場合、ポリペプチドの大部分は、細胞培養培地中で見出され得る。しかし、
IL−17レセプター様ポリペプチドが宿主細胞から分泌されない場合、細胞質
および/または核(真核宿主細胞について)に、あるいは、細胞質ゾル(細菌宿
主細胞について)に存在する。宿主細胞は、代表的に、機械的または界面活性剤
を用いて破壊され得、緩衝液中に細胞内含有物を放出する。次いで、IL−17
レセプター様ポリペプチドは、溶液から単離され得る。
または細胞質ゾル(細菌宿主細胞について)に位置するIL−17レセプター様
ポリペプチドについて、細胞内物質(グラム陰性細菌についての封入体を含む)
は、当業者に公知の任意の標準的な技術を使用して宿主細胞から抽出され得る。
例えば、宿主細胞は、フレンチプレス、均質化、および/または超音波処理、続
く遠心分離によって、ペリプラズム/細胞質の含有量を放出するように溶解され
得る。
、この封入体は、しばしば、内部および/または外部細胞膜に結合され得、従っ
て、主に、遠心分離後にペレット材料において見出される。次いで、ペレット材
料は、pH極限値で処理され得るか、あるいはジチオトレイトールのような還元
剤の存在下アルカリ性のpHで、またはトリスカルボキシエチルホスフィンの存
在下酸性のpHで、界面活性剤、グアニジン、グアニジン誘導体、尿素、または
尿素誘導体のようなカオトロピック剤で処理して、封入体を放出させ、分断させ
、そして溶解させ得る。次いで、溶解された形態のIL−17レセプター様ポリ
ペプチドは、ゲル電気泳動、免疫沈降などを使用して分析され得る。IL−17
レセプター様ポリペプチドを単離することが望ましい場合、単離は、本明細書中
およびMarston et al.,Meth.Enz.,182:264−
275(1990)に記載される方法のような標準的な方法を使用して達成され
得る。
的に活性でなくても良い。「再折り畳みする」、つまり、ポリペプチドをその三
次構造に変換し、ジスルフィド連結を生成するための種々の方法を使用して、生
物学的活性を回複し得る。このような方法は、溶解されたポリペプチドをあるp
H(通常7より上)および特定の濃度のカオトロピック剤(chaotrope
)の存在に曝露する工程を包含する。カオトロピック剤の選択は、封入体溶解に
使用される選択肢に非常に類似するが、通常、カオトロピック剤は低い濃度で使
用され、溶解に使用されるカオトロピック剤と必ずしも同一ではない。多くの場
合、再折り畳み/酸化溶液はまた、還元剤、または特定の比の還元剤およびその
酸化形態を含んで、特定の酸化還元電位を生成し、タンパク質のシステイン架橋
の形成を生じるジスルフィドシャフリングを可能にする。通常使用される酸化還
元対のいくつかとしては、システイン/シスタミン、グルタチオン(GSH)/
ジチオビスGSH、塩化銅(II)、ジチオトレイトール(DTT)/ジチアン
DTT、および2,2−メルカプトエタノール(βME)/ジチオ−β(ME)
が挙げられる。共溶媒が、再折り畳みの効率を増加するのに使用され得、そして
この目的のために使用されるより一般的な試薬としては、グリセロール、種々の
分子量のポリエチレングリコール、アルギニンなどが挙げられる。
形成されない場合、ポリペプチドは、主に、細胞ホモジネートの遠心分離後に上
清中に見出される。ポリペプチドは、さらに、本明細書中に記載されるような方
法を使用して上清から単離され得る。
して達成され得る。ポリペプチドが、ヘキサヒスチジン(IL−17レセプター
様ポリペプチド/hexaHis)のようなタグまたは他の小さなペプチド(例
えば、FLAG(Eastman Kodak Co.,New Haven,
CT)またはmyc(Invitrogen,Carlsbad,CA))をそ
のカルボキシN末端またはアミノ末端のいずれかにおいて含むように合成された
場合、カラムマトリクスがタグについて高い親和性を有するアフィニティーカラ
ムに溶液を通すことによって一工程で本質的に精製され得る。
して結合する。従って、ニッケルのアフィニティーカラム(例えば、Qiage
n(登録商標)ニッケルカラム)は、IL−17レセプター様ポリペプチド/p
olyHisの精製のために使用され得る。例えば、Ausubel et a
l.,eds.,Current Protocols in Molecul
ar Biology Section 10.11.8,John Wile
y & Sons,New York(1993)を参照のこと。
リペプチドを特異的に認識し得、そして結合し得るモノクローナル抗体の使用に
よって精製され得る。
マトグラフィー、免疫親和性クロマトグラフィー、イオン交換クロマトグラフィ
ー、モレキュラーシーブクロマトグラフィー、液体高速クロマトグラフィー(H
PLC)、電気泳動(ネイティブな電気泳動を含む)、続くゲル溶出、および分
取用等電集束法(「Isoprime」machine/technique,
Hoefer Scientific,San Francisco,CA)が
挙げられる。いくつかの場合において、2つ以上の精製技術を、増加した純度を
達成するために組み合わせられ得る。
たは誘導体)はまた、Merrifield et al.,J.Am.Che
m.Soc.85:2149(1963);Houghten et al.,
Proc Natl Acad.Sci.USA 82:5132(1985)
;およびStewart and Young,Solid Phase Pe
ptide Synthesis(Pierce Chemical Co.,
Rockford,IL(1984))に記載されるような当該分野で公知の技
術を使用する、化学合成法(例えば、固相ペプチド合成)によって調製され得る
。このようなポリペプチドは、アミノ末端にメチオニンを有するかまたは有さな
いで合成され得る。化学的に合成されたIL−17レセプター様ポリペプチドは
、これらの文献に記載される方法を使用して酸化され得て、ジスルフィド結合を
形成し得る。化学的に合成されたIL−17レセプター様ポリペプチドは、組換
え的に産生されるかまたは天然の供給源から精製される対応するIL−17レセ
プター様ポリペプチドに匹敵する生物学的活性を有すると期待され、従って、組
換えまたは天然のIL−17レセプター様ポリペプチドと相互交換可能に使用さ
れ得る。
ー様ポリペプチドが天然に見出される供給源の組織および/または流体のような
生物学的サンプルからの精製による。このような精製は、本明細書中に記載され
るようなタンパク質精製のための方法を使用して行われ得る。精製の間、IL−
17レセプター様ポリペプチドの存在が、例えば、組換え的に産生されたIL−
17レセプター様ポリペプチドまたはそのペプチドフラグメントに対して調製さ
れる抗体を使用してモニターされ得る。
おいて公知であり、この方法は、IL−17レセプター様ポリペプチドに対して
特異性を有するポリペプチドを産生するために使用され得る。例えば、Robe
rts,R. et al.,Proc.Natl.Acad.Sci.U.S
.A.94:12297−12303(1997)を参照のこと。これは、mR
NAとそのコードされるペプチドとの間の融合タンパク質の産生を記載する。R
oberts,R.,Curr.Opin.Chem.Biol.,3:268
−273(1999)もまた参照のこと。さらに、米国特許第5,824,46
9号は、特定の生物学的機能を実行し得るオリゴヌクレオチドを得るための方法
を記載する。この手順は、異種プールのオリゴヌクレオチドを生成する工程を包
含し、それぞれが、5’無作為化配列、中心予備選択配列、および3’ランダム
化配列を有する。得られる異種プールは、所望の生物学的活性を示さない細胞の
集団に導入される。次いで、細胞の亜集団を、所定の生物学的機能を示すものに
ついてスクリーニングする。その亜集団から、所望の生物学的機能を実行し得る
オリゴヌクレオチドが単離される。
3,323号;および同第5,817,483号は、ペプチドまたはポリペプチ
ドを産生するためのプロセスを記載する。これは、確率論的遺伝子またはそのフ
ラグメントを産生し、次いで、確率論的遺伝子によってコードされた1以上のタ
ンパク質を産生する宿主細胞にこれらの遺伝子を導入することによって達成され
る。次いで、この宿主は、所望の活性を有するペプチドまたはポリペプチドを産
生する、これらのクローンを同定するためにスクリーニングされる。
,Inc.によって出願されたPCT/US98/20094(WO99/15
650)(「Random Activation of Gene Expr
ession for Gene Discovery」(RAGE−GD)と
して知られている)に記載されており、このプロセスは、インサイチュ組換え方
法によって、内因性遺伝子の発現または遺伝子の過剰発現の活性化を含む。例え
ば、内因性遺伝子の発現は、非相同性組換えまたは異常な組換えによって、遺伝
子の発現を活性化し得る標的細胞中に、調節配列を組み込むことによって、活性
化または増加される。この標的DNAは、まず、放射線に供せられ、そして遺伝
子プロモーターに挿入される。このプロモーターは、遺伝子の前方に最終的に配
置され、遺伝子の転写を開始する。これは、所望のペプチドまたはポリペプチド
の発現より生じる。
リーを作製するために使用され得、これは、続いて、種々のアッセイ(例えば、
生化学的アッセイ、細胞アセイおよび全生物アッセイ(例えば、植物、マウスな
ど))において、ハイスループット表現型スクリーニングのために使用され得る
ことが理解される。
示が、本明細書中に記載された場合、当業者によって調製され得る。IL−17
レセプター様ポリペプチド誘導体は、このポリペプチドに天然で結合した分子の
型または位置のいずれかで、異なる様式で改変される。誘導体は、1以上の天然
で結合した化学的な基の除去によって形成される分子を含み得る。配列番号2、
配列番号5、もしくは配列番号7(その組み合わせを含む)、またはIL−17
レセプター様ポリペプチド改変体のいずれかのアミノ酸配列を含むポリペプチド
は、1以上のポリマーの共有結合によって改変され得る。例えば、選択されたポ
リマーは、代表的に水溶性であり、その結果、結合するタンパク質は、水環境(
例えば、生理学的な環境)下で沈殿しない。ポリマーの混合物が、適切なポリマ
ーの範囲内に含まれる。好ましくは、目的産物の調製の治療学的使用のために、
このポリマーは、薬学的に受容可能である。
り得る。このポリマーの各々は、代表的に、約2kDaと約100kDaとの間
の平均分子量を有する(この用語「約(およそ)」は、水溶性ポリマーの調製の
際に、上記の分子量より多い、いくらか少ない重量を有することを示す)。各ポ
リマーの平均分子量は、好ましくは、約5kDaと約50kDaの間、より好ま
しくは、約12kDaと約40kDaとの間、そして最も好ましくは、約20k
Daと約35Daとの間である。
らに限定されない:N−連結またはO−連結炭水化物、糖、リン酸、ポリエチレ
ン、グリコール(PEG)(これは、モノ−(C1−C10)、アルコキシ−、
またはアリールオキシ−ポリエチレングリコールを含む、タンパク質を誘導する
ために使用されたPEGの形態を含む)、モノメトキシ−ポリエチレングリコー
ル、デキストラン(例えば、低分子量(例えば、約6kDのデキストラン))、
セルロース、または他の炭水化物ベースのポリマー、ポリ−(N−ビニルピロリ
ジン)ポリエチレングリコール、プロピレングリコールホモポリマー、ポリプロ
ピレンオキシ/エチレンオキシドコポリマー、ポリオキシエチル化ポリオール(
例えば、グリセロール)、およびビニルアルコール。配列番号2、配列番号5、
または配列番号7のいずれか(その組み合わせを含む)のアミノ酸配列を含むポ
リペプチド、またはIL−17レセプター様ポリペプチド改変体の共有結合した
マルチマーを調製するために使用され得る、二官能性架橋分子もまた、本発明に
含まれる。
めに使用される任意の適切な条件下で、実施され得る。ポリペプチドの化学的誘
導体を調製するための方法は、以下の工程を一般に包含する:(a)配列番号2
、配列番号5、もしくは配列番号7(その組み合わせを含む)のいずれかのアミ
ノ酸配列を含むポリペプチド、または他のIL−17レセプター様ポリペプチド
改変体が、1以上のポリマー分子に結合する条件下で、活性化したポリマー分子
(例えば、ポリマー分子の反応性エステルまたはアルデヒド誘導体)とポリペプ
チドを反応させる工程、ならびに(b)反応生成物を得る工程。最適の反応条件
は、既知のパラメータおよび所望の結果に基づいて決定される。例えば、ポリマ
ー分子のタンパク質に対する比が大きくなるほど、結合したポリマー分子の割合
も大きくなる。1実施形態において、IL−17レセプター様ポリペプチド誘導
体は、アミノ末端の単一ポリマー分子部分を有する。例えば、米国特許第5,2
34,784号を参照のこと。
のペギル化反応によって特異的に実施され得る。このような反応は、例えば、以
下の参考文献に記載されている:Francisら、Focus on Gro
wth Factors 3:4−10(1992);欧州特許第015431
6号および0401384号;ならびに米国特許第4,179,337号。例え
ば、ペギル化は、本明細書中に記載されるように、反応性ポリエチレングリコー
ル分子(または、類似の反応性水溶性ポリマー)とのアシル化反応またはアルキ
ル化反応を介して実施され得る。アシル化反応のために、選択されたポリマーは
、単一の反応性エステル基を有する。還元的アルキル化について、選択されたポ
リマーは、単一の反応性アルデヒド基を有する。例えば、反応性アルデヒド、ポ
リエチレングリコールプロピオンアルデヒドであり、これは、水溶性、またはモ
ノC1−C10アルコキシもしくはそのアリールオキシ誘導体である(米国特許
第5,252,714号を参照のこと)。
化学的に連結され得る。次いで、結合体化したビオチン/IL−17レセプター
様ポリペプチド分子は、アビジンに結合され得、その結果、4価のアビジン/ビ
オチン/IL−17レセプター様ポリペプチド分子が得られる。IL−17レセ
プター様ポリペプチドはまた、ジニトロフェノール(DNP)またはチリニトロ
フェノール(TNP)に共有結合され得、そして得られた結合体は、抗−DNP
または抗−TNP−IgMと共に沈殿し、10価の十量体の結合体を形成する。
、緩和または調節され得る条件は、IL−17レセプター様ポリペプチドについ
て本明細書中に記載されたものを含む。しかし、本明細書中に開示されるIL−
17レセプター様ポリペプチド誘導体は、非誘導体化分子と比較した場合、さら
なる活性、増強または減少した生物学的活性、または他の特性(例えば、増加ま
たは減少した半減期)を有し得る。
家畜のような非ヒト動物が、さらに本発明の範囲内に含まれ、ここで、天然のI
L−17レセプター様ポリペプチドをコードする遺伝子は破壊(すなわち「ノッ
クアウト」)され、IL−17レセプター様ポリペプチドの発現レベルは、有意
に減少するか、または完全に破壊される。このような動物は、米国特許第5,5
57,032号に記載されるような技術および方法を使用して調製され得る。
または他の家畜のような非ヒト動物をさらに含み、この動物のIL−17レセプ
ター様遺伝子の天然の形態または非相同性IL−17レセプター様遺伝子のいず
れかが、動物によって過剰発現され、これによって、「トランスジェニック」動
物を作製する。このようなトランスジェニック動物は、米国特許第5,489,
743号およびPCT公開番号WO94/28122号に記載されるような周知
の方法を使用して調製され得る。
セプター様ポリペプチドのプロモーターは、(例えば、相同的な組換え方法を使
用することによって)活性化されるか、または活性化されず、1以上の天然のI
L−17レセプター様ポリペプチドの発現のレベルを改変する。
のようなスクリーニングにおいて、動物での薬物候補物の影響が測定され得る。
例えば、薬物候補物は、IL−17レセプター様遺伝子の発現を減少または増加
させ得る。特定の実施形態において、産生されるIL−17レセプター様ポリペ
プチドの量は、動物を薬物候補物に曝露した後に測定され得る。さらに、特定の
実施形態において、動物での薬物候補物の実際の影響を検出し得る。例えば、特
定の遺伝子の過剰発現により、疾患状態または病理学的状態を生じるか、または
関連する。このような場合において、遺伝子の発現を減少させるための薬物候補
物の能力または病理学的状態を防止または阻害するための能力を試験し得る。別
の例において、ポリペプチドのフラグメントのような、特定の代謝産物の産生に
より、疾患状態または病理学的状態を生じるか、または関連する。このような場
合において、このような代謝産物の産生を減少させるための薬物候補物の能力ま
たは病理学的状態を防止または阻害するための能力を試験し得る。
。DNAマイクロアレイは、固体支持体(例えば、ガラス)上に配置された核酸
の小型高密度アレイである。このアレイ内の各細胞またはエレメントは、その同
族のmRNAとハイブリダイゼーションするための標識として作用する、単一の
DNA種の複数のコピーを含む。DNAマイクロアレイ技術を使用する発現プロ
フィールにおいて、mRNAは、細胞または組織サンプルから抽出され、次いで
、酵素標識されたcDNAを蛍光標識されたcDNAに変換される。この材料は
、マイクロアレイにハイブリダイズされ、そして未結合のcDNAは、洗浄によ
り除去される。次いで、このアレイ上に示された個々の遺伝子の発現は、各々核
酸分子を標的するために特異的に結合される、標識されたcDNAの量を定量す
ることによって視覚化される。この方法において、数千の遺伝子の発現が、生物
学的材料の単一サンプルから、ハイスループットの並行様式で定量され得る。
分子に関連して広範の適用を有し、これには、以下が挙げられるが、これに限定
されない:治療のための標的として、IL−17レセプター様疾患関連遺伝子の
同定および確認;関連するIL−17レセプター様分子およびそのインヒビター
の分子毒性;臨床試験のための代替標識の集団および産生の階層化;およびハイ
スループットスクリーニング(HTS)において、選択化合物の同定を援助する
ことによって、IL−17レセプター様ポリペプチド小分子薬物発見を増強する
こと。
17レセプター様ポリペプチドについて特異性を有する分子をいう。適切な選択
的結合因子としては、抗体およびその誘導体、ポリペプチド、ならびに低分子が
挙げられるが、これらに限定されない。適切な選択的結合因子は、当該分野で公
知の方法を使用して調製され得る。本発明の例示的なIL−17レセプター様ポ
リペプチド選択的結合因子は、IL−17レセプター様ポリペプチドの特定の部
分に結合し得、それにより、配列番号23のIL17EのようなリガンドのIL
−17レセプター様ポリペプチドレセプターへの結合を阻害する。
体および抗体フラグメント)は、本発明の範囲内にある。抗体は、ポリクローナ
ル(単一特異的なポリクローナルを含む)抗体、モノクローナル抗体(MAb)
、組換え抗体、キメラ抗体、ヒト化抗体(例えば、CDR移植抗体)、ヒト抗体
、単鎖抗体および/または二特異性抗体、ならびにそれらのフラグメント、改変
体または誘導体であり得る。抗体フラグメントは、IL−17レセプター様ポリ
ペプチドのエピトープに結合する抗体の部分を含む。このようなフラグメントの
例としては、全長抗体の酵素的切断によって生成される、Fabフラグメントお
よびF(ab’)フラグメントが挙げられる。他の結合フラグメントとしては、
組換えDNA技術(例えば、抗体可変領域をコードする核酸配列を含む組換えプ
ラスミドの発現)によって生成されるフラグメントが挙げられる。
、IL−17レセプター様ポリペプチドおよびアジュバントの複数回の皮下注射
または腹腔内注射によって、動物(例えば、ウサギまたはマウス)において産生
される。IL−17レセプター様ポリペプチドを、キャリアタンパク質に結合体
化することが有用であり得、このキャリアタンパク質は、免疫される種において
免疫原性である(例えば、キーホールリンペットヘモシアニン、血清、アルブミ
ン、ウシチログロブリンまたはダイズトリプシンインヒビター)。また、凝集因
子(例えば、ミョウバン)も、免疫応答を増強するために使用される。免疫後、
動物を採血し、そして血清を、抗IL−17レセプター様ポリペプチド抗体力価
についてアッセイする。
中の継代細胞株による抗体分子の産生を提供する、任意の方法を使用して産生さ
れる。モノクローナル抗体を調製するための適切な方法の例としては、Kohl
erら、1975、Nature 256:495−497のハイブリドーマ法
、およびヒトB細胞ハイブリドーマ法(Kozbor、1984、J.Immu
nol.133:3001;Brodeurら、Monoclonal Ant
ibody Production Techniques and Appl
ications、51〜63頁(Marcel Dekker,Inc.,N
ew York,1987))が挙げられる。IL−17レセプター様ポリペプ
チドと反応性のモノクローナル抗体を産生するハイブリドーマ細胞株もまた、本
発明によって提供される。
1つの実施形態は、「キメラ」抗体であり、ここで、重鎖および/または軽鎖の
一部が、特定の種に由来するかまたは特定の抗体のクラスもしくはサブクラスに
属する抗体における対応する配列と、同一であるかまたは相同であり、鎖の残り
の部分は、別の種に由来するかまたは別の抗体のクラスもしくはサブクラスに属
する抗体における対応する配列と、同一であるかまたは相同である。このような
抗体のフラグメントもまた、それらが、所望の生物学的活性を示す限り、含まれ
る。米国特許第4,816,567号;Morrisonら、1985、Pro
c.Natl.Acad.Sci.81:6851−6855を参照のこと。
る。非ヒト抗体をヒト化するための方法は、当該分野で周知である。米国特許第
5,585,089号および同第5,693,762号を参照のこと。一般に、
ヒト化抗体は、非ヒト供給源からそのヒト化抗体に導入された1以上のアミノ酸
残基を有する。ヒト化は、例えば、当該分野で記載される方法を用いて実施され
得る。(米国特許第5,585,089号および同第5,693,762号を参
照のこと)。一般的に、ヒト化抗体は、非ヒトである供給源からそのヒト化抗体
に導入された1つ以上のアミノ酸残基を有する。ヒト化は、例えば、齧歯目の相
補性決定領域(CDR)の少なくとも一部を、ヒト抗体の対応する領域の代わり
に置換することによる、当該分野で公知の方法(Jonesら、1986、Na
ture 321:522−525;Riechmannら、1988、Nat
ure 332:323−327;Verhoeyenら、1988、Scie
nce 239:1534−1536)によって、行われ得る。
まれる。内因性免疫グロブリン産生の非存在下でヒト抗体のレパートリーを産生
し得るトランスジェニック動物(例えば、マウス)を使用して、このような抗体
は、必要に応じてキャリアに結合体化されたIL−17レセプター様抗原(すな
わち、少なくとも6個連続するアミノ酸を有する)で免疫することによって産生
される。例えば、Jakobovitsら、1993、Proc.Natl.A
cad.Sci.90:2551−2555;Jakobovitsら、199
3、Nature 362:255−258;Bruggermannら、19
93、Year in Immuno.7:33を参照のこと。1つの方法にお
いて、このようなトランスジェニック動物は、その動物において免疫グロブリン
の重鎖および軽鎖をコードする内因性遺伝子座を不活化し、ヒト重鎖および軽鎖
タンパク質をコードする遺伝子座を、そのゲノム内に挿入することによって産生
される。次いで、部分的に改変された動物(完全ではない補体改変を有する)を
交雑育種して、所望の免疫系の改変の全てを有する動物を得る。免疫原を投与し
た場合、これらのトランスジェニック動物は、これらの抗原に免疫特異的なヒト
のものを含む可変領域を含む、(例えば、マウスではなく)ヒトのアミノ酸配列
を含むヒト可変領域を有する抗体を産生する。PCT出願番号PCT/US96
/05928およびPCT/US93/06926を参照のこと。さらなる方法
は、米国特許第5,545,807号、PCT出願番号PCT/US91/24
5およびPCT/GB89/01207、ならびにEP546073B1および
EP546073A1に記載される。ヒト抗体はまた、本明細書中に記載される
ような、宿主細胞における組換えDNAの発現またはハイブリドーマ細胞におけ
る発現によって産生され得る。
から生成され得る(Hoogenboomら,1991,J.Mol.Biol
.227:381;Marksら,1991,J.Mol.Biol.222:
581)。これらのプロセスは、糸状バクテリオファージの表面上での抗体レパ
ートリーの提示、引き続いて、選択された抗原に対するそれらの結合によるファ
ージの選択によって免疫選択を模倣する。1つのこのような技術は、PCT出願
番号PCT/US98/17364(これは、このようなアプローチを用いたM
PL−レセプターおよびmsk−レセプターに対する高親和性かつ機能的なアゴ
ニスト抗体の単離を記載する)に記載される。
により産生される。これらの抗体をコードする核酸は、宿主細胞に導入され、そ
して本明細書中に記載される材料および方法を用いて発現される。好ましい実施
形態において、抗体は、哺乳動物宿主細胞(例えば、CHO細胞)において産生
される。モノクローナル(例えば、ヒト)抗体は、本明細書中に記載されるよう
な宿主細胞における組換えDNAの発現によるか、またはハイブリドーマ細胞に
おける発現により産生され得る。
チドの検出および定量について、任意の公知のアッセイ方法(例えば、競合結合
アッセイ、直接的サンドイッチアッセイおよび間接的サンドイッチアッセイ、な
らびに免疫沈降アッセイ(Sola,Monoclonal Antibodi
es:A Manual of Techniques,147−158(CR
C Press,Inc.,1987))において用いられ得る。抗体は、使用
されるアッセイ方法に適切な親和性でIL−17レセプター様ポリペプチドを結
合する。
体は、検出可能な部分で標識され得る。この検出可能な部分は、直接的または間
接的のいずれかで検出可能なシグナルを生じ得る任意の部分であり得る。例えば
、検出可能な部分は、放射性同位体(例えば、3H、14C、32P、35S、
または125I)、蛍光化合物もしくは化学発光化合物(例えば、フルオレセイ
ンイソチオシアネート、ローダミンもしくはルシフェリン);または酵素(例え
ば、アルカリホスファターゼ、β−ガラクトシダーゼまたは西洋ワサビペルオキ
シダーゼ)(Bayerら,1990,Meth.Enz.184:138−1
63)であり得る。
について試験サンプル分析物(IL−17レセプター様ポリペプチド)と競合す
る標識された標準物質(例えば、IL−17レセプター様ポリペプチドまたはそ
の免疫学的に反応性の部分)の能力に依存する。試験サンプル中のIL−17レ
セプター様ポリペプチドの量は、この抗体に結合した標準物質の量に反比例する
。結合した標準物質の量の測定を容易にするために、抗体は、代表的には、競合
の前または後に不溶化され、その結果、この抗体に結合した標準物質および分析
物は、結合しないままの標準物質および分析物から都合よく分離され得る。
または定量されるタンパク質の異なる免疫原性部分(すなわち、エピトープ)に
結合し得る)の使用を含む。サンドイッチアッセイにおいて、この試験サンプル
分析物は、代表的には、固体支持体に固定化された第1の抗体に結合され、その
後、第2の抗体が分析物に結合し、このようにして不溶性の3部分で構成される
複合体を形成する。例えば、米国特許第4,376,110号を参照のこと。第
2の抗体は、それ自体検出可能な部分で標識され得るか(直接サンドイッチアッ
セイ)、または検出可能な部分で標識された抗免疫グロブリン抗体を用いて測定
され得る(間接サンドイッチアッセイ)。例えば、サンドイッチアッセイの1つ
の型は、酵素結合イムノソルベントアッセイ(ELISA)であり、この場合、
この検出可能な部分は酵素である。
化のために有用である。検出可能な部分で標識した抗体は、動物に、好ましくは
、血流に投与され得、そしてこの宿主においてこの標識した抗体の存在および位
置がアッセイされる。この抗体は、核磁気共鳴、放射線医学、または当該分野で
公知の他の検出手段のいずれかによって動物中で検出可能である任意の部分で標
識され得る。
び生物学的サンプル中でIL−17レセプター様ポリペプチドレベルを検出する
のに有用である他の試薬を含むキットに関する。このような試薬としては、第2
活性剤(secondary activity)、検出可能な標識、血清ブロ
ック剤(blocking serum)、ポジティブコントロールサンプルお
よびネガティブコントロールサンプル、ならびに検出試薬が挙げられ得る。
の治療剤は、一般に、IL−17レセプター様ポリペプチドの少なくとも1つの
生物学的活性を、それぞれ増強または減少させるかのいずれかであるという点で
、アゴニストまたはアンタゴニストである。1つの実施形態において、本発明の
アンタゴニスト抗体は、IL−17レセプター様ポリペプチドに特異的に結合し
得、そしてインビボまたはインビトロでIL−17レセプター様ポリペプチドの
機能活性を阻害または排除し得る、抗体またはその結合フラグメントである。好
ましい実施形態において、選択的結合因子(例えば、アンタゴニスト抗体)は、
IL−17レセプター様ポリペプチドの機能活性を、少なくとも約50%、およ
び好ましくは、少なくとも約80%阻害する。別の実施形態において、選択的結
合因子は、IL−17レセプター様結合パートナー(リガンドまたはレセプター
)と相互作用し得、これにより、インビトロまたはインビボにおいてIL−17
レセプター様活性を阻害または排除し得る、抗IL−17レセプター様ポリペプ
チド抗体であり得る。アゴニストおよびアンタゴニストの抗IL−17レセプタ
ー様抗体を含む、選択的結合因子は、当該分野で周知であるスクリーニングアッ
セイによって同定される。
び生物学的サンプル中でIL−17レセプター様ポリペプチドレベルを検出する
のに有用である他の試薬を含むキットに関する。このような試薬としては、検出
可能な標識、血清ブロック剤、ポジティブコントロールサンプルおよびネガティ
ブコントロールサンプル、ならびに検出試薬が挙げられ得る。
IL−17レセプター様リガンドをクローン化するために使用され得る。放射性
標識(125−ヨウ素)IL−17レセプター様ポリペプチドまたは「親和性/
活性−タグ化」IL−17レセプター様ポリペプチド(例えば、Fc融合体また
はアルカリホスファターゼ融合体)を結合アッセイに使用して、IL−17レセ
プター様リガンドを発現する細胞型または細胞株または組織を同定し得る。次い
で、このような細胞または組織から単離されたRNAは、cDNAに変換され、
哺乳動物発現ベクターにクローン化され、そして哺乳動物細胞(例えば、COS
細胞、または293細胞)にトランスフェクトされて、発現ライブラリーを作製
し得る。次いで、放射性標識またはタグ化IL−17レセプター様ポリペプチド
は、親和性試薬として使用されて、IL−17レセプター様リガンドを発現する
このライブラリーにおいて細胞のサブセットを同定および単離し得る。次いで、
DNAがこれらの細胞から単離され、哺乳動物細胞にトランスフェクトされて第
2の発現ライブラリーを作製する。この第2の発現ライブラリーにおいて、IL
−17レセプター様リガンドを発現する細胞の画分は、元のライブラリーにおい
てよりも何倍も高い。この富化するプロセスは、IL−17レセプター様リガン
ドを含む単一組換えクローンが単離されるまで、繰り返し反復され得る。IL−
17レセプター様リガンドの単離は、IL−17レセプター様シグナル伝達経路
の新規アゴニストおよびアンタゴニストを同定または開発するために有用である
。このようなアゴニストおよびアンタゴニストとしては、IL−17レセプター
様リガンド、抗IL−17レセプター様リガンド抗体、小分子、またはアンチセ
ンスオリゴヌクレオチドが挙げられる。
イ) いくつかの状況において、IL−17レセプター様ポリペプチドの活性の調節
因子である分子(すなわち、アゴニストまたはアンタゴニスト)を同定すること
が所望され得る。IL−17レセプター様ポリペプチドを調節する天然または合
成分子は、本明細書中に記載されるように、1以上のスクリーニングアッセイを
使用して同定され得る。このような分子は、エキソビボ様式またはインビボ様式
のいずれかで、注射、または経口送達、移植デバイスなどによって投与され得る
。
すなわち、増加または減少させる)ための能力について評価される分子を言う。
最も一般的に、試験分子は、IL−17レセプター様ポリペプチドと直接的に相
互作用する。しかし、試験分子はまた、例えば、IL−17レセプター様遺伝子
発現に影響を与えることによって、またはIL−17レセプター様結合パートナ
ー(例えば、レセプターまたはリガンド)に結合することによって、IL−17
レセプター様ポリペプチド活性を間接的に調節し得ることがまた、意図される。
1つの実施形態において、試験分子は、少なくとも約10−6M、好ましくは、
約10−8M、より好ましくは、約10−9M、そしてさらにより好ましくは約
10−10Mの親和性定数(affinity constant)でIL−1
7レセプター様ポリペプチドと結合する。
方法は、本発明によって包含される。特定の実施形態において、IL−17レセ
プター様ポリペプチドは、試験分子とIL−17レセプター様ポリペプチドとの
相互作用が可能な条件下で、試験分子と共にインキュベートされ、そして相互作
用の程度が測定される。試験分子は、実質的に精製された形態または粗製の混合
物中でスクリーニングされ得る。試験分子は、核酸分子、タンパク質、ペプチド
、炭水化物、脂質、有機化合物および無機化合物であり得る。
たはアンタゴニストは、タンパク質、ペプチド、炭水化物、脂質、または低分子
量の分子であり得、これらは、IL−17レセプター様ポリペプチドまたはその
リガンドと相互作用して、その活性を調節する。IL−17レセプター様ポリペ
プチドの発現を調節する分子は、IL−17レセプター様ポリペプチドをコード
する核酸と相補的であるかあるいはIL−17レセプター様ポリペプチドの発現
を指向または制御する核酸配列に対して相補的である核酸、および発現のアンチ
センス調節因子として作用する核酸を含む。
のセットが、同定されると、これらの分子は、IL−17レセプター様ポリペプ
チド活性を増加または減少させるそれらの能力についてさらに評価され得る。試
験分子とIL−17レセプター様ポリペプチドとの相互作用の測定は、いくつか
の形式で実施され得、これには、細胞ベースの結合アッセイ、膜結合アッセイ、
液相アッセイ、および免疫アッセイが挙げられる。一般に、試験分子は、特定の
期間、IL−17レセプター様ポリペプチドと共にインキュベートされ、そして
IL−17レセプター様ポリペプチド活性が、生物学的活性を測定するための1
以上のアッセイによって決定される。
ッセイにおいて、ポリクローナルまたはモノクローナル抗体を使用して直接的に
アッセイされ得る。あるいは、本明細書中に記載されるようなエピトープタグを
含むIL−17レセプター様ポリペプチドの改変形態が、免疫アッセイ中で使用
され得る。
またはアンタゴニストは、IL−17レセプター様ポリペプチドと相互作用して
その活性を調節する、タンパク質、ペプチド、炭水化物、脂質、または低分子量
の分子であり得る。IL−17レセプター様ポリペプチドの潜在的なタンパク質
アゴニストとしては、このポリペプチドの活性領域と相互作用する抗体、および
IL−17レセプター様分子の少なくとも1つの活性を阻害または排除する抗体
が挙げられる。IL−17レセプター様ポリペプチド発現を調節する分子として
は、IL−17レセプター様ポリペプチドをコードする核酸に相補的である核酸
、またはIL−17レセプター様ポリペプチドの発現を指向もしくは制御する核
酸配列に相補的である核酸、ならびに発現のアンチセンス調節因子として作用す
る核酸が挙げられる。
ーまたはリガンド)との相互作用を介して、生物学的活性を示す場合において、
種々のインビトロアッセイが、対応する結合パートナー(例えば、選択的結合因
子、レセプター、またはリガンド)へのIL−17レセプター様ポリペプチドの
結合を測定するために使用され得る。これらのアッセイは、試験分子を、結合パ
ートナーに対するIL−17レセプター様ポリペプチドの結合の速度および/ま
たは程度を増加または減少させるその能力に関して、スクリーニングするために
使用され得る。1アッセイにおいて、IL−17レセプター様ポリペプチドは、
マイクロタイタープレートのウェル中に固定される。次いで、放射性標識したI
L−17レセプター様結合パートナー(例えば、ヨウ素化したIL−17レセプ
ター様結合パートナー)および試験分子は、このウェルに、一時に一方を(いず
れかの順序で)または同時に添加されるかのいずれかであり得る。インキュベー
ション後に、このウェルを洗浄し、そしてシンチレーション計数器を使用して、
放射能を計数し、結合パートナーがIL−17レセプター様ポリペプチドに結合
する程度を決定し得る。代表的に、分子は、ある程度の濃度にわたって試験され
、そして試験アッセイの1以上の要素を欠く一連のコントロールウェルは、結果
の評価の正確性のために使用され得る。この方法の代わりは、タンパク質の「位
置」を逆にする工程(すなわち、マイクロタイタープレートウェルに対してIL
−17レセプター様結合パートナーを固定し、試験分子および放射性標識したI
L−17レセプター様ポリペプチドをインキュベートし、そしてIL−17レセ
プター様ポリペプチド結合の程度を決定する工程)を包含する。例えば、Cur
rent Protocols in Molecular Biology、
第18章(Ausubelら編、John Wiley & Sons,New
York,NY、1995)を参照のこと。
その結合パートナーは、ビオチンと結合体化され得、そしてビオチン化されたタ
ンパク質の存在が、次いで、酵素(例えば、西洋ワサビペルオキシダーゼ(HR
P)またはアルカリホスファターゼ(AP))(これらは、比色定量的に検出さ
れる)に結合したストレプトアビジンを使用して検出され得るか、またはストレ
プトアビジンの蛍光タグ化によって検出され得る。IL−17レセプター様ポリ
ペプチドまたはIL−17レセプター様結合パートナー(これらは、ビオチンに
結合されている)に対する抗体がまた使用されて、APまたはHRPに連結した
酵素連結ストレプトアビジンとのインキュベーション後に、検出され得る。
トナーはまた、アガロースビーズ、アクリルビーズ、または他の型のこのような
不活性な固体基材への付着によって固定化され得る。基材−タンパク質複合体は
、相補タンパク質および試験化合物を含む溶液内に配置され得る。インキュベー
ション後、これらのビーズは、遠心分離によって沈澱され得、そしてIL−17
レセプター様ポリペプチドとその結合パートナーとの間の結合の量が、本明細書
中に記載の方法を使用して評価され得る。あるいは、基材−タンパク質複合体は
、カラム内に固定され得、そして試験分子および相補タンパク質が、カラムを通
される。IL−17レセプター様ポリペプチドトその結合パートナーとの間の複
合体の形成が、次いで、本明細書中に記載の技術(すなわち、放射性標識または
抗体結合など)のいずれかを使用して評価され得る。
ナーとの間の複合体の形成を増加または減少させる試験分子を同定するために有
用な別のインビトロアッセイは、表面プラズモン共鳴検出器システム(例えば、
BIAcoreアッセイシステム(Pharmacia,Piscataway
,NJ))である。BIAcoreシステムは、製造業者らのプロトコールを使
用して実行される。このアッセイは、本質的に、IL−17レセプター様ポリペ
プチドまたはIL−17レセプター様結合パートナーのいずれかの、デキストラ
ンでコートされたセンサーチップ(これは、検出器に存在する)への共有結合を
含む。次いで、この試験化合物および他の相補タンパク質が、同時にかまたは連
続的にかのいずれかで、センサーチップを含むチャンバーに注入され得る。結合
する相補タンパク質の量は、センサーチップのデキストランコート側に物理的に
関係する分子量の変化に基づいて評価され得、この分子量の変化は、検出器シス
テムによって測定され得る。
ター様ポリペプチドとIL−17レセプター様結合パートナーとの間の複合体の
形成を増加または減少させるそれらの能力について評価することが所望され得る
。これらの場合において、本明細書中に記載のアッセイは、第一の試験化合物と
同時にか、またはそれに続いてのいずれかで、このようなさらなる試験化合物を
添加することによって容易に改変され得る。このアッセイにおける工程の残りは
、本明細書中に記載される。
レセプター様ポリペプチドとIL−17レセプター様結合パートナーによる複合
体の形成に対する効果について、多数の化合物をスクリーニングするために、有
利に使用され得る。これらのアッセイは、ファージディスプレイ、合成ペプチド
、および化学合成ライブラリーにおいて生成された化合物をスクリーニングする
ために、自動化され得る。
ーとの間の複合体の形成を増加または減少される化合物はまた、IL−17レセ
プター様ポリペプチドまたはIL−17レセプター様結合パートナーのいずれか
を発現する細胞および細胞株を使用して、細胞培養物においてスクリーニングさ
れ得る。細胞および細胞株は、任意の哺乳動物から得られ得るが、好ましくは、
ヒト、または他の霊長類、イヌ類またはげっ歯類の供給源由来である。IL−1
7レセプター様ポリペプチドの、IL−17レセプター様結合パートナーを発現
する細胞への、その表面での結合は、試験化合物の存在または非存在下で評価さ
れ、そして結合の程度が、例えば、IL−17レセプター様ポリペプチド結合パ
ートナーに対するビオチン化抗体を使用するフローサイトメトリーによって決定
され得る。細胞培養アッセイは、本明細書中に記載されるタンパク質結合アッセ
イにおいて、陽性であるとスコア付けされる化合物をさらに評価するために有利
に使用され得る。
。例えば、薬物候補は、IL−17レセプター様遺伝子の発現を減少または増加
させ得る。特定の実施形態において、生成されるIL−17レセプター様ポリペ
プチドの量は、細胞培養物の薬物候補への曝露の後に測定され得る。特定の実施
形態において、細胞培養物への薬物候補の実際の影響が検出され得る。例えば、
特定の遺伝子の過剰発現は、細胞培養物への特定の影響を有し得る。このような
場合に、遺伝子の発現を増加または減少させる薬物候補の能力、または細胞培養
物に対する特定の影響を予防または阻害するその能力が試験され得る。他の例に
おいて、特定の代謝産物(例えば、ポリペプチドのフラグメントなど)の生成が
、疾患または病的状態を生じ得るか、またはそれらと関連し得る。このような場
合、細胞培養物におけるこのような代謝産物の生成を減少する薬物候補の能力が
試験され得る。
i.USA、88:9578−9583,1991)は、IL−17レセプター
様ポリペプチドに結合する新規ポリペプチド、またはIL−17レセプター様ポ
リペプチドと相互作用する新規ポリペプチドを同定するために使用され得る。例
のように、酵母ツーハイブリッドベイト構築物は、ベクター(例えば、Clon
techからのpAS2−1のような)中に作製され得る。このベクターは、C
dk11ポリヌクレオチドに融合された酵母GAL4−DNA結合ドメインをコ
ードする。このベイト構築物は、ヒトcDNAライブラリーをスクリーニングす
るために使用され得、ここで、このcDNAライブラリー配列は、GAL4活性
化ドメインに融合される。ポジティブ相互作用は、β−Galのようなレポータ
ー遺伝子の活性化を生じる。このスクリーニングから出現するポジティブクロ−
ンは、相互作用タンパク質を同定するためにさらに特徴付けられ得る。
めに使用され得る。例えば、Falwellら、Proc.Natl.Acad
.Sci.USA、91:664−668(1994)を参照のこと。例えば、
HIV tatタンパク質の11アミノ酸配列(YGRKKRRQRRR:配列
番号18)(「タンパク質伝達ドメイン」、またはTAT PDTと呼ばれる)
は、細胞の細胞膜および核膜を横切る送達を媒介するとして記載されている。S
chwarzeら、Science,285:1569−1572(1999)
;およびNagaharaら、Nature Medicine,4:1449
−1452(1998)を参照のこと。これらの手順において、蛍光活性化細胞
ソーティング(FACS)分析によって観察されるような細胞に結合するFIT
C−構築物(FITC−GGGGYGRKKRRQRRR;配列番号19)は、
調製され、そしてこれらの構築物は、静脈投与後に組織を貫く。次に、tat−
bgal融合タンパク質が構築される。この構築物で処理された細胞は、β−g
al活性を示した。注入に続いて、多くの組織(肝臓、腎臓、肺、心臓、および
脳組織を含む)は、これらの手順を使用して発現を示すことが見出された。これ
らの構築物は、細胞への侵入のためにある程度のアンフォールディングを受け;
このため、細胞への侵入後にリフォールディングが必要とされ得ることが信じら
れている。
内へ内部移行するために使用され得ることは明白である。例えば、tatタンパ
ク質配列を使用して、IL−17レセプター様アンタゴニスト(例えば、抗IL
-17レセプター様選択結合因子、低分子、可溶性レセプター、またはアンチセ
ンスオリゴヌクレオチド)は、細胞内へ投与されてIL−17レセプター様分子
の活性を阻害し得る。本明細書中で使用される場合、用語「IL−17レセプタ
ー様分子」は、本明細書中で規定されるようなIL−17レセプター様核酸分子
およびIL−17レセプター様ポリペプチドの両方をいう。所望の場合、IL−
17レセプター様タンパク質自身はまた、これらの手順を使用して細胞内部に投
与され得る。Strauss,E.、「Introducing Protei
ns Into the Body’s Cells」、Science,28
5:1466−1467(1999)をまた参照のこと。
係する特定の細胞型の供給源を決定し得ることは有用であり得る。例えば、適切
な治療を選択における補助として疾患または病理学的状態の起源を決定すること
は、有用であり得る。
よびアンタゴニストを用いて、処置、診断、軽減、または予防され得る急性また
は慢性疾患の非排除的なリストは、以下を含む: 免疫系不全に関係する疾患の診断および/または処置。このような疾患の例と
しては、以下が挙げられるが、これらに限定されない:リウマチ様動脈炎、乾癬
性関節炎、炎症性関節炎、変形性関節症、炎症性関節疾患、自己免疫疾患(自己
免疫脈管炎を含む)、多発性硬化症、狼瘡、糖尿病(例えば、インスリン糖尿病
)、炎症性腸疾患、移植拒絶、移植片対宿主疾患、および骨折、捻挫、軟骨損傷
、外傷、整形手術、感染または他の疾患プロセスから生じる炎症状態。免疫系の
不全によって影響を受ける他の疾患は、本発明の範囲内に包含され、アレルギー
を含むがこれに限定されない。本発明のIL−17レセプター様核酸、ポリペプ
チド、ならびにアゴニストおよびアンタゴニストはまた、T細胞増殖を阻害する
ために、T細胞活性化を阻害するために、そして/またはB細胞増殖および/ま
たは免疫グロブリン分泌を阻害するために使用され得る。
、以下が挙げられるが、これらに限定されない:らい病、ウイルス感染(例えば
、肝炎またはHIV)、細菌感染(例えば、clostridium関連疾患、
clostrium関連下痢を含む)、肺結核、細菌またはウイルスに由来する
急性熱性疾患、熱、肝臓の急性期反応、敗血症または敗血症ショック。感染を含
む他の疾患は、本発明の範囲内に包含される。
ては、以下が挙げられるが、これらに限定されない:肥満、食欲不振、悪液質(
AIDS誘発性悪液質を含む)、筋障害(例えば、敗血症における筋肉タンパク
質代謝)、および低血糖症。体重障害を含む他の疾患は、本発明の範囲内に包含
される。
としては、以下が挙げられるが、これらに限定されない:アルツハイマー病、パ
ーキンソン病、神経毒性(例えば、HIVによって誘発されるような)、ALS
、脳損傷、ストレス、うつ病、痛覚および他の疼痛(癌関連疼痛を含む)、痛覚
過敏、癲癇、学習障害および記憶障害、睡眠障害、ならびに末梢神経障害および
中枢神経障害。他の神経学的障害は、本発明の範囲内に包含される。
以下が挙げられるが、これらに限定されない:急性もしくは慢性肺損傷(間質性
肺疾患を含む)、急性呼吸疾患症候群、肺高血圧症、気腫、嚢胞性線維症、肺性
線維症、および喘息。肺の他の疾患は、本発明の範囲内に包含される。
、以下が挙げられるが、これらに限定されない:乾癬、湿疹および創傷治癒。他
の皮膚の疾患は、本発明の範囲内に包含される。
、以下が挙げられるが、これらに限定されない:急性および慢性糸球体腎炎。他
の腎臓の疾患は、本発明の範囲内に包含される。
以下が挙げられるが、これらに限定されない:骨粗鬆症、変形性関節症、骨形成
不全症、パジェット病、歯周疾患、一時性顎関節疾患、および高カルシウム血症
。他の骨の疾患は、本発明の範囲内に包含される。
は、以下が挙げられるが、これらに限定されない:出血または発作、出血性ショ
ック、虚血(心臓虚血および大脳虚血、例えば、外傷、癲癇、出血または発作の
結果としての脳損傷(これらの各々は、神経変性を生じる)を含む)、アテロー
ム性動脈硬化症、うっ血性心不全、再狭窄、再灌流障害、および新脈管形成。他
の血管系の疾患は、本発明の範囲内に包含される。
げられるが、これらに限定されない:リンパ腫、骨肉腫、慢性および急性骨髄性
白血病(AMLおよびCML)、骨髄単球性白血病、ならびに他の白血病、多発
性骨髄腫、肺癌、乳癌、腫瘍転移、および放射線治療の副作用。他の腫瘍細胞を
含む疾患は、本発明の範囲内に包含される。
ては、以下が挙げられるが、これらに限定されない:不妊症、流産、早期分娩お
よび早期産、ならびに子宮内膜症。他の生殖器系を含む疾患は、本発明の範囲内
に包含される。
げられるが、これらに限定されない:炎症性眼疾患(例えば、角膜移植に関連し
得る)、網膜変性、失明、黄斑変性、緑内障、ブドウ膜炎、および網膜ニューロ
パシー。他の眼の疾患は、本発明の範囲内に包含される。
、本明細書中に記載される疾患が挙げられるがこれらに限定されない。
労症候群、線維素血症、および川崎病(MLNS)が挙げられる。
ガンド、および/またはIL−17レセプター様ポリペプチド自体のうちの1つ
以上の所望でないレベルと関係する他の疾患は、本発明の範囲内に含まれる。望
ましくないレベルとしては、本明細書中に記載される、IL−1、IL−1ra
、本発明のIL−17レセプター様ポリペプチドのリガンド、および/またはI
L−17レセプター様ポリペプチドの過剰および/または通常以下のレベルが挙
げられる。
ゴニストまたはアンタゴニスト(抗IL−17レセプター様選択的結合因子(例
えば、抗体)。IL−17レセプター様レセプターに対するリガンド、可溶性I
L−17レセプター様ポリペプチド、低分子、およびアンチセンスオリゴヌクレ
オチド、またはIL−17レセプター様ポリペプチド自体が挙げられるが、これ
らに限定されない)は、他の療法に対する補助剤として、そしてまた処置される
徴候に適切な他の薬学的組成物と共に投与され得る。IL−17レセプター様ポ
リペプチドのアゴニストまたはアンタゴニスト、および/またはIL−17レセ
プター様ポリペプチド自体、ならびに1つ以上のさらなる療法または薬学的処方
物は、別個に、連続的に、または同時に投与され得る。
の処置または予防のための1つ以上のIL−17インヒビターのいずれかと組合
わせた(前処置、処置後、または同時処置)、IL−17レセプター様ポリペプ
チドのアゴニストまたはアンタゴニスト、および/またはIL−17レセプター
様ポリペプチド自体の使用に関する。
的に防止し得る任意のタンパク質を含み、これは、任意の数の機構から生じ得る
。このような機構は、IL−1産生のダウンレギュレーション、遊離IL−1の
結合、IL−1のそのレセプターへの結合の妨害、IL−1レセプター複合体(
すなわち、IL−1レセプター付属タンパク質とのIL−1レセプターの結合)
の形成の妨害、およびIL−1のそのレセプターへの結合後のシグナル伝達の妨
害を含む。インターロイキン−1インヒビターとしては、以下が挙げられる: 本明細書中に記載されるような、IL−1raのようなインターロイキン−1
レセプターアンタゴニスト; 抗IL−1レセプターモノクローナル抗体(例えば、EP 623674); 可溶性IL−1レセプターのようなIL−1結合タンパク質(例えば、米国特
許第5,492,888号、同第5,488,032号、および同第5,464
,937号、同第5,319,071号、および同第5,180,812); 抗IL−1モノクローナル抗体(例えば、WO95/01997、WO94/
02627、WO90/06371;米国特許第4,935,343号;欧州特
許第364778号、同第267611号および同第220063号); IL−1レセプター付属タンパク質およびそれらに対する抗体(例えば、WO
96/23067); インターロイキン−1β変換酵素(ICE)またはカスパーゼIのインヒビタ
ー(これを使用して、IL−1β産生および分泌を阻害し得る) インターロイキン−1βプロテアーゼインヒビター; IL−1のインビボ合成または細胞外放出を遮断する他の化合物およびタンパ
ク質。
;同第5843905号;同第5359032号;同第5866576号;同第
5869660号;同第5869315号;同第5872095号;同第595
5480号; 国際(WO)特許出願98/21957、96/09323、91/1718
4、96/40907、98/32733、98/42325、98/4494
0、98/47892、98/56377、99/03837、99/0642
6、99/06042、91/17249、98/32733、98/1766
1、97/08174、95/34326、99/36426、および99/3
6415; 欧州(EP)特許出願534978および894795;ならびに 仏国特許出願FR 2762514; インターロイキン−1レセプターアンタゴニスト(IL−1ra)は、インタ
ーロイキン−1の天然のインヒビターとして作用するヒトタンパク質である。好
ましいインターロイキン−1レセプターアンタゴニスト、ならびにそれらの作製
方法および使用方法は、米国特許第5,075,222号;WO 91/082
85;WO 91/17184;AU 9173636;WO 92/1622
1;WO 93/21946;WO 94/06457;WO 94/2127
5;FR 2706772;WO 94/21235;DE 4219626;
WO 94/20517;WO 96/22793;WO 97/28828;
およびWO 99/36541に記載される。このタンパク質は、グリコシル化
および非グリコシル化IL−1レセプターアンタゴニストを包含する。
は集約的に「改変体(単数または複数)」)が、IL−1raのアミノ酸配列内
で成され得、但し、得られる分子は、生物学的に活性である(例えば、本明細書
中に記載されるような疾患および障害の1つ以上に影響を及ぼす能力を有する)
ことを、当業者は認識する。
の処置または予防のための1つ以上のTNFインヒビターのいずれかと組合わせ
た(前処置、処置後、または同時処置)、IL−17レセプター様ポリペプチド
のアゴニストまたはアンタゴニスト、および/またはIL−17レセプター様ポ
リペプチド自体の使用に関する。
放出を遮断する化合物およびタンパク質が挙げられる。特定の実施形態において
、本発明は、以下のTNFインヒビターの1つ以上のいずれかと組合わせた(前
処置、処置後、または同時処置)、IL−17レセプター様ポリペプチドのアゴ
ニストまたはアンタゴニスト、および/またはIL−17レセプター様ポリペプ
チド自体の使用に関する:TNF結合タンパク質(本明細書中で定義されるよう
な、可溶性TNFレセプターI型および可溶性TNFレセプターII型(「sT
NF」)、抗TNF抗体、顆粒球コロニー刺激因子、サリドマイド、BN 50
730、tenidap、E 5531、tiapafant PCA 424
8、nimesulide、panavir、rolipram、RP 734
01、ペプチドT、MDL 201,449A、(lR,3S)−シス−1−[
9−(2,6−ジアミノプリニル)]−3−ヒドロキシ−4−シクロペンタン塩
酸塩、(lR,3R)−トランス−1−(9−(2、6−ジアミノ)プリン]−
3−アセトキシシクロペンタン塩酸塩、(1R,3R)−トランス−1−[9−
アデニル)−3−アジドシクロペンタン塩酸および(1R,3R)−トランス−
1−(6−ヒドロキシ−プリン−9−イル)−3−アジドシクロ−ペンタン。T
NF結合タンパク質は、当該分野で開示される(欧州特許第308 378号、
欧州特許第422 339号、英国特許第2 218 101号、欧州特許第3
93 438号、WO 90/13575、欧州特許第398 327号、欧州
特許第412 486号、WO 91/03553、欧州特許第418 014
号、日本国特許第127,800/1991、欧州特許第433 900号、米
国特許第5,136,021号、英国特許第2 246 569号、欧州特許第
464 533、WO 92/01002、WO 92/13095、WO 9
2/16221、欧州特許第512 528号、欧州特許第526 905号、
WO 93/07863、欧州特許第568 928、WO 93/21946
、WO 93/19777、欧州特許第417 563、WO 94/0647
6、およびPCT国際出願番号PCT/US97/12244)。
FレセプターI型(「sTNFR−I」または「30kD TNFインヒビター
」としても公知)および可溶性TNFレセプターII型(「sTNFR−II」
または「40kD TNFインヒビター」としても公知)(集約的に「sTNF
R」と称する)ならびにその成熟形態(例えば、フラグメント、機能的誘導体、
および改変体)のアミノ酸配列および核酸配列を教示する。欧州特許第3934
38号および同第422339号はまた、インヒビターのコードの原因である遺
伝子を単離するための方法、適切なベクターおよび細胞型でこの遺伝子をクロー
ニングするための方法、およびこの遺伝子を発現させてインヒビターを産生する
ための方法を開示する。さらに、sTNFR−IおよびsTNFR−IIの多原
子価形態(すなわち、1つ以上の活性部部を含む分子)もまた開示された。1つ
の実施形態において、多原子価形態は、少なくとも1つのTNFインヒビターお
よび別の部分を、任意の臨床的に受容可能なリンカー(例えば、ポリエチレング
リコール)と化学的にカップリングすることにより(PCT公開WO92/16
221およびWO95/34326)、ペプチドリンカーにより((Neveら
、1996、Cytokine、8:365−70)、ビオチンへの化学的カッ
プリングおよび次いでアビジンへの結合(PCT公開WO91/03553)に
より、そして最後に、キメラ抗体分を組合わせることにより(米国特許第5,1
16,964号;PCT公開WO89/09622およびWO91/16437
;ならびに欧州特許第315062号)構築され得る。
Hollerら、(1993)、1st International Sym
posium on Cytokines in Bone Marrow T
ransplantation 147)、CDP 571抗−TNFモノク
ローナル抗体(Rankinら、(1995)、British.Journa
l of Rheumatology.、34:334−342)、BAY X
1351マウス抗腫瘍壊死因子モノクローナル抗体(Kieftら、(199
5),7th European Congress of Clinical
Microbiology and Infectious Disease
s 9);CenTNF cA2(REMICADE)抗TNFモノクローナル
抗体(Elliott ら、1994、Lancet、344:1125−11
27;Elliottら、1994、Lancet、344:1105−111
0)。
1つ以上のサイトカイン、増殖因子、抗生物質、抗炎症剤および/または化学療
法剤と組み合わせて、(同時にまたは連続的に)使用され得ることが理解される
。
はその組換えバージョン(PCT公開WO96/20206;Mountzら、
1995、J.Immunology.、155:4829−4837;および
欧州特許第510691号)と組合わせた(前処置、処置後、または同時処置)
、IL−17レセプター様ポリペプチドのアゴニストまたはアンタゴニスト、お
よび/またはIL−17レセプター様ポリペプチド自体の使用に関する。PCT
公開WO96/20206は、分泌ヒトfas抗原(ネイティブおよび組換え、
Ig融合タンパク質を含む)、可溶性組換えヒトfas抗原のコードの原因であ
る遺伝子を単離するための方法、適切なベクターおよび細胞型でこの遺伝子をク
ローン化するための方法、およびこの遺伝子を発現させてインヒビターを産生す
るための方法を開示する。欧州特許第510691号は、ヒトfas抗原をコー
ドするDNAを開示し、可溶性fas抗原、上記のDNAを発現するためのベク
ター、およびこのベクターでトランスフェクトされた形質転換体を含む。非経口
的に投与される場合、分泌または可溶性のfas抗原融合タンパク質の用量は、
それぞれ一般的に、約1μg/kg〜約100μg/kgである。
めの第1の系統の薬物の使用を包含し得る。これらの薬物は、非ステロイド系抗
炎症薬(NSAID)として分類される。二次的な処置は、コルチコステロイド
(遅い作用性の抗リウマチ薬(SAARD)、または疾患改善(DM)薬を含む
。以下の化合物に関する情報は、The Merck Manual of D
iagnosis and Therapy (第16版、Merck,Sha
rp & Dohme Research Laboratories,Mer
ck & Co.,Rahway,NJ(1992)およびPharmapro
jects (PJB Publications Ltd)に見出され得る
。
(リウマチ性疾患のような急性および慢性の炎症および移植片対宿主病を含む)
の処置のためのIL−17レセプター様ポリペプチドのアゴニストまたはアンタ
ゴニスト、および/またはIL−17レセプター様ポリペプチド自体の使用に関
する。NSAIDは、少なくとも部分的に、プロスタグランジン合成の阻害に対
して、その抗炎症性作用を担う(GoodmanおよびGilman、「The
Pharmacological Basis of Therapeuti
cs」、MacMillan、第7版(1985))。NSAIDは、以下の少
なくとも9つのグループに特徴付けられ得る:(1)サリチル酸誘導体、(2)
プロピオン酸誘導体、(3)酢酸誘導体、(4)フェナム酸誘導体、(5)カル
ボン酸誘導体、(6)酪酸誘導体、(7)オキシカム類、(8)ピラゾール類、
および(9)ピラゾロン類。
のプロドラッグエステル、または薬学的に受容可能な塩のいずれかと組合わせた
(前処置、処置後、または同時処置)、IL−17レセプター様ポリペプチドの
アゴニストまたはアンタゴニスト、および/またはIL−17レセプター様ポリ
ペプチド自体の使用に関する。このようなサリチル酸誘導体、そのプロドラッグ
エステル、および薬学的に受容可能な塩は、以下を含む:アセトアミノサロール
(acetaminosalol)、アロキシプリン(aloxiprin)、
アスピリン、ベノリレート(benorylate)、ブロモサリゲニン、アセ
チルサリチル酸カルシウム、コリンマグネシウムトリサリチレート、サリチル酸
マグネシウム、コリンサリチレート、ジフルシナル(diflusinal)、
エテルサレート(etersalate)、フェンドサル(fendosal)
、ゲンチシン酸、サリチル酸グリコール、イミダゾールサリチレート、リシンア
セチルサリチレート、メサラミン、モルホリンサリチレート、1−ナフチルサリ
チレート、オルサラジン、パーサルミド(parsalmide)、アセチルサ
リチル酸フェニル、サリチル酸フェニル、サルアセタミド(salacetam
ide)、サリチルアミド O−酢酸、サルサレート、サリチル酸ナトリウムお
よびスルファサラジン。同様の鎮痛特性および抗炎症特性を有する構造的に関連
したサリチル酸誘導体はまた、このグループに包含されることが意図される。
、プロドラッグエステル、またはその薬学的に受容可能な塩のいずれかと組み合
わせた(処置前、処置後、または処置と同時)、IL−17レセプター様ポリペ
プチドのアゴニストまたはアンタゴニスト、および/またはIL−17レセプタ
ー様ポリペプチド自体の使用に関する。プロピオン酸誘導体、プロドラッグエス
テル、およびその薬学的に受容可能な塩は、以下を含む:アルミノプロフェン、
ベノキサプロフェン、ブクロクス酸、カルプロフェン、デキシンドプロフェン(
dexindoprofen)、フェノプロフェン、フルノキサプロフェン、フ
ルプロフェン、フルルビプロフェン、フルクロプロフェン、イブプロフェン、イ
ブプロフェンアルミニウム、イブプロキサム、インドプロフェン、イソプロフェ
ン、ケトプロフェン、ロキソプロフェン(loxoprofen)、ミロプロフ
ェン、ナプロキセン、ナプロキセンナトリウム、オキサプロジン、ピケトプロフ
ェン、ピメプロフェン、ピルプロフェン、プラノプロフェン、プロチジン酸、ピ
リドキシプロフェン(pyridoxiprofen)、スプロフェン、チアプ
ロフェン酸およびチオキサプロフェン。類似した鎮痛性特性および抗炎症性特性
を有する構造的に関連したプロピオン酸誘導体はまた、この群に含まれることが
意図される。
ラッグエステル、またはその薬学的に受容可能な塩のいずれかと組み合わせた(
処置前、処置後、または処置と同時)、IL−17レセプター様ポリペプチドの
アゴニストまたはアンタゴニスト、および/またはIL−17レセプター様ポリ
ペプチド自体の使用に関する。酢酸誘導体、プロドラッグエステル、およびその
薬学的に受容可能な塩は、以下を含む:アセメタシン、アルクロフェナック、ア
ンフェナク、ブフェキサマック、シンメタシン、クロピラク、デルメタシン(d
elmetacin)、ジクロフェナクカリウム、ジクロフェナクナトリウム、
エトドラク、フェルビナク、フェンクロフェナク、フェンクロラク、フェンクロ
ジン酸、フェンチアザク、フロフェナク、グルカメタシン、イブフェナック、イ
ンドメタシン、イソフェゾラク、イソキセパック、ロナゾラク、メチアジン酸(
metiazinic acid)、オキサメタシン、オキシピナック(oxp
inac)、ピメタシン、プログルメタシン、スリンダク、タルメタシン、チア
ラミド、チオピナク、トルメチン、トルメチンナトリウム、ジドメタシンおよび
ゾメピラク。類似した鎮痛性特性および抗炎症性特性を有する構造的に関連した
酢酸誘導体はまた、この群に含まれることが意図される。
ドのアゴニストもしくはアンタゴニスト、および/またはIL−17レセプター
様ポリペプチド自体の、任意の1つ以上のフェナム酸(fenamic aci
d)誘導体、プロドラッグエステルまたはそれらの薬学的に受容可能な塩と組み
合わせた(前処置、後処置または同時処置)使用に関する。このフェナム酸誘導
体、プロドラッグエステルおよびその薬学的に上可能な塩は、以下を含む:エン
フェナム酸、エトフェナメート、フルフェナム酸、イソニキシン、メクロフェナ
ン、イソニキシン、メクロフェナム酸、メクロフェナム酸ナトリウム、メドフェ
ナム酸、メフェナム酸、ニフルム酸、タルニフルマート、テロフェナマート、ト
ルフェナム酸、およびウフェナマート。類似の鎮痛特性および抗炎症特性を有す
る構造的に関連したフェナム酸誘導体もまた、この群に包含されることが意図さ
れる。
プチドのアゴニストもしくはアンタゴニスト、および/またはIL−17レセプ
ター様ポリペプチド自体の、任意の1つ以上のカルボン酸誘導体、プロドラッグ
エステルまたはそれらの薬学的に受容可能な塩と組み合わせた(前処置、後処置
または同時処置)使用に関する。使用され得るカルボン酸誘導体、プロドラッグ
エステルおよびそれらの薬学的に受容可能な塩は以下を含む:クリダナク、ジフ
ルニサル、フルフェニサール、イノリジン(inoridine)、ケトロラク
、およびチノリジン。類似の鎮痛特性および抗炎症特性を有する構造的に関連し
たカルボン酸誘導体もまた、この群に包含されることが意図される。
ペプチドのアゴニストもしくはアンタゴニスト、および/またはIL−17レセ
プター様ポリペプチド自体の、任意の1つ以上の酪酸誘導体、プロドラッグエス
テルまたはそれらの薬学的に受容可能な塩と組み合わせた(前処置、後処置また
は同時処置)使用に関する。酪酸誘導体、プロドラッグエステルおよびそれらの
薬学的に受容可能な塩は以下を含む:ブマジゾン、ブチブフェン、フェンブフェ
ンおよびキセンブシン。類似の鎮痛特性および抗炎症特性を有する構造的に関連
した酪酸誘導体もまた、この群に包含されることが意図される。
ドのアゴニストもしくはアンタゴニスト、および/またはIL−17レセプター
様ポリペプチド自体の、任意の1つ以上のオキシカム(oxicam)、プロド
ラッグエステルまたはそれらの薬学的に受容可能な塩と組み合わせた(前処置、
後処置または同時処置)使用に関する。オキシカム、プロドラッグエステルおよ
びそれらの薬学的に受容可能な塩は以下を含む:ドロキシカム、エノリカム、イ
ソキシカム、ピロキシカム、スドキシカム、テノキシカムおよび4−ヒドロキシ
ル−1,2−ベンゾチアジン−1,1−ジオキシド−4−(N−フェニル)−カ
ルボキサミド。類似の鎮痛特性および抗炎症特性を有する構造的に関連したオキ
シカムもまた、この群に包含されることが意図される。
ペプチドのアゴニストもしくはアンタゴニスト、および/またはIL−17レセ
プター様ポリペプチド自体の、任意の1つ以上のピラゾール、プロドラッグエス
テルまたはそれらの薬学的に受容可能な塩と組み合わせた(前処置、後処置また
は同時処置)使用に関する。使用され得るピラゾール、プロドラッグエステルお
よびそれらの薬学的に受容可能な塩は以下を含む:ジフェナミゾールおよびエピ
リゾール。類似の鎮痛特性および抗炎症特性を有する構造的に関連したピラゾー
ルもまた、この群に包含されることが意図される。
プチドのアゴニストもしくはアンタゴニスト、および/またはIL−17レセプ
ター様ポリペプチド自体の、任意の1つ以上のピラゾロン、プロドラッグエステ
ルまたはそれらの薬学的に受容可能な塩と組み合わせた(前処置、後処置または
同時処置)使用に関する。使用され得るピラゾロン、プロドラッグエステルおよ
びそれらの薬学的に受容可能な塩は以下を含む:アパゾン、アザプロパゾン、ベ
ンズピペリロン、フェプラゾン、モフェブタゾン、モラゾン、オキシフェンブタ
ゾン、フェニルブタゾン、ピペブゾン、プロピルフェナゾン、ラミフェナゾン、
スキシブゾン、およびチアゾリノブタゾン。類似の鎮痛特性および抗炎症特性を
有する構造的に関連したピラゾロンもまた、この群に包含されることが意図され
る。
ドのアゴニストもしくはアンタゴニスト、および/またはIL−17レセプター
様ポリペプチド自体の、以下の任意の1つ以上の以下のNSAIDと組み合わせ
た(前処置、後処置または同時処置)使用に関する:ε−アセトアミドカプロン
酸、S−アデノシルメチオニン、3−アミノ−4−ヒドロキシ酪酸、アミキセト
リン、アニトラザフェン、アントラフェニン、ベンダザック、ベンダザックリシ
ネート、ベンジダミン、ベプロジン、ブロペラモール、ブコローム、ブフェゾラ
ク、シプロカゾン、クロキシマート、ダジダミン、デボキサメト、デトミジン、
ジフェンピラミド(difenpiramide)、ジフェンピラミド(dif
enpyramide)、ジフィサラミン、ジタゾール、エモルファゾン、ファ
ネチゾールメシラート、フェンフルミゾール、フロクタフェニン、フルミゾール
、フルニキシン、フルプロカゾン、フォピルトリン、フォスフォサル、グアイメ
サール、グアイアゾレン、イソニキシン(isonixirn)、レフェタミン
HCl、レフルノミド、ロフェミゾール、ロチファゾール、リシンクロニキシナ
ート、メセクラゾン、ナブメトン、ニクチンドール、ニメスリド、オルゴテイン
、オルパノキシン、オキサセプロルム、オキサパドール、パラニリン、ペリソキ
サール、ペリソキサールクエン酸塩、ピフォキシム、ピプロキセン、ピラゾラク
、ピルフェニドン、プロカゾン、プロキサゾール、チエラビンB,チフラミゾー
ル、チメガジン、トレクチン、トルパドール、トリプトアミド、ならびに会社コ
ード番号で称されるNSAID(例えば、480156S、AA861、AD1
590、AFP802、AFP860、AI77B、AP504、AU8001
、BPPC、BW540C、CHINOIN127、CN100、EB382、
EL508、F1044、FK−506、GV3658、ITF182、KCN
TEI6090、KME4、LA2851、MR714、MR897、MY30
9、ONO3144、PR823、PV102、PV108、R830、RS2
131、SCR152、SH440、SIR133、SPAS510、SQ27
239、ST281、SY6001、TA60、TAI−901(4−ベンゾイ
ル−1−インダンカルボン酸)、TVX2706、U60257、UR2301
、およびWY41770。NSAIDと類似の鎮痛特性および抗炎症特性を有す
る構造的に関連したNSAIDもまた、この群に包含されることが意図される。
ペプチドのアゴニストもしくはアンタゴニスト、および/またはIL−17レセ
プター様ポリペプチド自体の、本明細書中に記載される疾患および障害(リウマ
チ病、対宿主性移植片病および多発性硬化症のような急性および慢性炎症を含む
)の処置のための任意の1つ以上のコルチコステロイド、プロドラッグエステル
またはそれらの薬学的に受容可能な塩と組み合わせた(前処置、後処置または同
時処置)使用に関する。コルチコステロイド、プロドラッグエステルおよびそれ
らの薬学的に受容可能な塩としては以下が挙げられる:ヒドロコルチゾンおよび
ヒドロコルチゾンから誘導される化合物、例えば、21−アセトキシプレグメノ
ロン、アルクロメラゾン、アルゲストン、アムシノニド、ベクロメタゾン、吉草
酸ベタメタゾン、ブデソニド、クロロプレドニゾン、クロベタゾール、プロピオ
ン酸クロベタゾール、クロベタゾン、酪酸クロベタゾン、クロコルトロン、クロ
プレドノール、コルチコステロン、コルチゾン、コルチバゾル、デフラザコン(
deflazacon)、デソニド、デソキシメラゾン、デキサメタゾン、ジフ
ロラゾン、ジフルコルトロン、ジフルプレドナート、エノキソロン、フルアザコ
ルト、フルクロロニド(flucloronide)、フルメタゾン、フルメタ
ゾンピバレート、フルシノロンアセトニド、フルニソリド、フルオシノニド、フ
ルオロシノロンアセトニド、フルオコルチンブチル、フルオコルトロン、ヘキサ
ノン酸フルオコルトロン、吉草酸ジフルオロコルトロン、フルオロメトロン、酢
酸フルペロロン、酢酸フルプレドニデン、フルプレドニゾロン、フルランデノリ
ド(flurandenolide)、フォルモコルタール、ハルシノニド、ハ
ロメタゾン、酢酸ハロプレドン、ヒドロコルタメート、ヒドロコルチゾン、酢酸
ヒドロコルチゾン、酪酸ヒドロコルチゾン、リン酸ヒドロコルチゾン、コハク酸
21ナトリウムヒドロコルチゾン、ヒドロコルチゾンテブテート、マジプレドン
、メドリゾン、メプレドニゾン、メチルプレドニゾロン、モメタゾンフロエート
、パラメタゾン、プレドニカルバート、プレドニゾロン、21−ジエドリアミノ
酢酸プレドニゾロン、リン酸プレドニゾロンナトリウム、コハク酸プレドニゾロ
ンナトリウム、21−m−スルホ安息香酸プレドニゾロンナトリウム、21−ス
テアログリコレートプレドニゾロンナトリウム、テブト酸プレドニゾロン、21
−トリメチル酢酸プレドニゾロン、プレドニゾン、プレドニバール、プレドニリ
デン、21−ジエチルアミノ酢酸プレドニリデン、チキソコルトール、トリアム
シノロン、トリアムシノロンアセトニド、トリアムシノロンベネトニド、および
トリアミシノロンヘキサセトニド。類似の鎮痛および抗炎症特性を有する、構造
的に関連するコルチコステロイドもまた、この群に包含されることが意図される
。
ドのアゴニストもしくはアンタゴニスト、および/またはIL−17レセプター
様ポリペプチド自体の、本明細書中に記載される疾患および障害(リウマチ病、
対宿主性移植片病および多発性硬化症のような急性および慢性炎症を含む)の処
置のための任意の1つ以上の遅効性の抗リウマチ薬物(SAARD)または疾患
改変性抗リウマチ薬物(DMARD)、プロドラッグエステルまたはそれらの薬
学的に受容可能な塩と組み合わせた(前処置、後処置または同時処置)使用に関
する。SAARDまたはDMARDS、プロドラッグエステルおよびそれらの薬
学的に受容可能な塩は以下を含む:アロクプレイドナトリウム、オーラノフィン
、金チオグルコース、金チオグリカニド、アザチオプリン、ブレキナルナトリウ
ム、ブシラミン、3−金チオ−2−プロパノール−1−スルホン酸カルシウム、
クロラムブシル、クロロキン、クロブザリト、クプロキソリン、シクロホスファ
ミド、シクロスポリン、ダプソン、15−デオキシスペルグアリン、ジアセレイ
ン、グルコサミン、金塩(例えば、シクロキン金塩、金チオリンゴ酸ナトリウム
、金チオ硫酸ナトリウム)、ヒドロキシクロロキン、硫酸ヒドロキシクロロキン
、ヒドロキシ尿素、ケブゾン、レバミゾール、ロベンザリト、メリチン、6−メ
ルカプトプリン、メトトレキサート、ミゾリビン、ミコフェノール酸モフェチル
、ミロラール、ナイトロジェンマスタード、D−ペニシラミン、ピリジノールイ
ミダゾール(例えば、SKNF86002およびSB203580)、ラパマイ
シン、チオール類、チモポイエチン、およびビンクリスチン。類似の鎮痛および
抗炎症特性を有する、構造的に関連するSAARDまたはDMARDもまた、こ
の群に包含されることが意図される。
ドのアゴニストもしくはアンタゴニスト、および/またはIL−17レセプター
様ポリペプチド自体の、本明細書中に記載される疾患および障害(急性および慢
性炎症を含む)の処置のための任意の1つ以上のCOX2インヒビター、プロド
ラッグエステルまたはそれらの薬学的に受容可能な塩と組み合わせた(前処置、
後処置または同時処置)使用に関する。COX2インヒビター、プロドラッグエ
ステルおよびそれらの薬学的に受容可能なそれらの塩には、例えば、セレコキシ
ブが挙げられる。類似の鎮痛および抗炎症特性を有する、構造的に関連するCO
X2インヒビターもまた、この群に包含されることが意図される。
ドのアゴニストもしくはアンタゴニスト、および/またはIL−17レセプター
様ポリペプチド自体の、本明細書中に記載される疾患および障害(急性および慢
性炎症を含む)の処置のための任意の1つ以上の抗菌剤、プロドラッグエステル
またはそれらの薬学的に受容可能な塩と組み合わせた(前処置、後処置または同
時処置)使用に関する。抗菌剤としては、以下が挙げられる:広範なクラスのペ
ニシリン、セファロスポリンおよび他のβ−ラクタム、アミノ配糖体、アゾール
、キロノン類、マクロライド、リファマイシン、テトラサイクリン、スルホンア
ミド、リンコサミド(lincosamide)およびポリミキシンが挙げられ
る。ペニシリンとしては、以下が挙げられるがこれらに限定されない:ペニシリ
ンG、ペニシリンV、メチシリン、ナフシリン、オキサシリン、クロキサシリン
、ジクロキサシリン、フロキサシリン、アンピシリン、アンピシリン/スルバク
タム、アモキシシリン、アモキシシリン/クラブラネート、ヘタシリン、シクラ
シリン(cyclacillin)、バカンピシリン、カルベニシリン、カルベ
ニシリンインダニル(carbenicillin indanyl)、チカル
シリン、チカルシリン/クラブラネート、アズロシリン、メズロシリン、ピペラ
シリン(peperacillin)、およびメシリナム。セファロスポリンお
よび他のβ−ラクタムとしては、以下が挙げられるがこれらに限定されない:セ
ファロチン、セファピリン、セファレキシン、セフラジン、セファゾリン、セフ
ァドロキシル、セファクロル、セファマンドール、セフォテタン、セフォキシチ
ン、セルロキシム(ceruroxime)、セフォニシド、セフォラジン(c
eforadine)、セフィキシム、セフォタキシム、モキサラクタム、セフ
チゾキシム、セトリアキソン(cetriaxone)、セフォペラゾン(ce
phoperazone)、セフタジジム、イミペネムおよびアズトレオナム。
アミノ配糖体としては、以下が挙げられるがこれらに限定されない:ストレプト
マイシン、ゲンタマイシン、トブラマイシン、アミカシン、ネチルマイシン、カ
ナマイシンおよびネオマイシン。アゾールとしては、フルコナゾールが挙げられ
るがこれに限定されない。キノロン類としては、ナリジクス酸、ノルフロキサシ
ン、エノキサシン、シプロフロキサシン、オフロキサシン、スパルフロキサシン
およびテマフロキサシンが挙げられるがこれらに限定されない。マクロライドと
しては、エリスロマイシン(erythomycin)、スピラマイシンおよび
アジスロマイシンが挙げられるがこれらに限定されない。リファマイシンとして
は、リファンピンが挙げられるがこれに限定されない。テトラサイクリンとして
は、スピサイクリン(spicycline)、クロルテトラサイクリン、クロ
モサイクリン、デメクロサイクリン、デオキシサイクリン(deoxycycl
ine)、グアメサイクリン(guamecycline)、リメサイクリン、
メクロサイクリン、メタサイクリン、ミノサイクリン、オキシテトラサイクリン
、ぺニメピサイクリン、ピパサイクリン、ロリテトラサイクリン、サンサイクリ
ン、セノサイクリン(senociclin)およびテトラサイクリンが挙げら
れるがこれらに限定されない。スルホンアミドとしては、スルファニルアミド、
スルファメトキサゾール、スルファセタミド、スルファジアジン、スルフイソキ
サゾールおよびコトリモキサゾール(トリメトプリム/スルファメトキサゾール
)が挙げられるがこれらに限定されない。リンコサミドとしては、クリンダマイ
シンおよびリンコマイシンが挙げられるがこれらに限定されない。ポリミキシン
(ポリペプチド)としては、ポリミキシンBおよびコリスチンが挙げられるがこ
れらに限定されない。
学的組成物は、治療的有効量のIL−17レセプター様ポリペプチドまたはIL
−17レセプター様核酸分子を、投与の様式との適合性について選択された薬学
的または生理学的に受容可能な処方剤との混合物の形態で含み得る。他の薬学的
組成物は、治療的有効量の1つ以上のIL−17レセプター様選択結合剤を、投
与の様式との適合性について選択された薬学的または生理学的に受容可能な処方
剤との混合物の形態で含み得る。
エントに対して非毒性である。
、無菌性、安定性、解離または放出の速度、吸着、または組成物の浸透を改変、
維持または保存するための処方物材料を含み得る。適切な処方物材料としては、
以下が挙げられるが、これらに限定されない:アミノ酸(例えば、グリシン、グ
ルタミン、アスパラギン、アルギニン、またはリジン)、抗菌剤、抗酸化剤(例
えば、アスコルビン酸、亜硫酸ナトリウム、または亜硫酸水素ナトリウム(so
dium hydrogen−sulfite))、緩衝液(例えば、ホウ酸塩
、炭酸水素塩、Tris−HCl、クエン酸塩、リン酸塩、または他の有機酸)
、バルキング剤(例えば、マンニトールまたはグリシン)、キレート化剤(エチ
レンジアミン四酢酸(EDTA))、複合体化剤(例えば、カフェイン、ポリビ
ニルピロリドン、β−シクロデキストリン、またはヒドロキシプロピル−β−シ
クロデキストリン)、フィラー、単糖類、二糖類、および他の炭水化物(例えば
、グルコース、マンノースまたはデキストリン)、タンパク質(例えば、血清ア
ルブミン、ゼラチン、または免疫グロブリン)、着色剤、味付け剤および希釈剤
、乳化剤、親水性ポリマー(例えば、ポリビニルピロリドン)、低分子量ポリペ
プチド、塩形成対イオン(例えば、ナトリウム)、保存剤(例えば、塩化ベンザ
ルコニウム、安息香酸、サリチル酸、チメロサール、フェネチルアルコール、メ
チルパラベン、プロピルパラベン、クロルヘキシジン、ソルビン酸、または過酸
化水素)、溶媒(例えば、グリセリン、プロピレングリコール、またはポリエチ
レングリコール)、糖アルコール(例えば、マンニトールまたはソルビトール)
、懸濁剤、表面活性剤または湿潤剤(例えば、プルオニック(pluronic
);PEG;ソルビタンエステル;ポリソルビテート(例えば、polysor
bate 20またはpolysorbate 80);トリトン;トロメタミ
ン;レシチン;コレステロールまたはチロキサポール(tyloxapal))
、安定性増強剤(例えば、スクロースまたはソルビトール)、張度増強剤(例え
ば、ハロゲン化アルカリ金属(好ましくは塩化ナトリウムまたは塩化カリウム)
、またはマンニトール、ソルビトール)、送達ビヒクル、希釈剤、賦形剤および
/または薬学的なアジュバント。Remington’s Pharmaceu
tical Sciences(第18版,A.R.Gennaro,編,Ma
ck Publishing Company 1990を参照のこと。
形式、および所望の投薬量に依存して決定される。例えば、Remington
’s Pharmaceutical Sciences,前出を参照のこと。
このような組成物は、IL−17レセプター様分子の、物理的な状態、安定性、
インビボ放出の速度、およびインビボクリアランスの速度に影響し得る。
性のいずれかであり得る。例えば、注入のための適切なビヒクルまたはキャリア
は、水、生理学的な生理食塩水溶液、または人工脳脊髄液であり、おそらく非経
口投与のための組成物において一般的なタンパク質の材料で補充されている。中
性の緩衝化生理食塩水または血清アルブミンと混合された生理食塩水は、さらな
る例示的なビヒクルである。他の例示的な薬学的組成物は、約pH7.0−8.
5のTris緩衝液または約pH4.0−5.5の酢酸塩緩衝液を含み、これは
さらに、ソルビトールまたは適切な置換物を含み得る。本発明の1つの実施形態
において、IL−17レセプター様ポリペプチド組成物は、所望の程度の純度を
有する選択された組成物を、任意の処方薬剤(Remington’s Pha
rmaceutical Sciences,前出)と混合することによって、
凍結乾燥ケークまたは水溶液の形態で、保存のために調製され得る。さらに、I
L−17レセプター様ポリペプチド産物は、スクロースのような適切な賦形剤を
使用して凍結乾燥物として処方され得る。
る。あるいは、これらの組成物は、吸入または消化管を介する送達(例えば、経
口的に)のために、選択され得る。このような薬学的に受容可能な組成物の調製
は、当該分野の技術内にある。
理学的pHまたは多少より低いpH(典型的に、約5〜約8のpH範囲内)にこ
の組成物を維持するために使用される。
学的に受容可能なビヒクルに所望のIL−17レセプター様分子を含む発熱物質
を含まない非経口的に受容可能な水溶液の形態であり得る。非経口注入のために
特に適切なビヒクルは、滅菌蒸留水であり、ここで、IL−17レセプター様分
子が、滅菌で、等張溶液として処方され、適切に保存される。なお別の調製は、
所望の分子と、薬剤(例えば、注入可能なミクロスフィア、生体侵食(bio−
erodible)粒子、ポリマー化合物(ポリ乳酸またはポリグリコール酸)
、ビーズまたはリポソーム)との処方物に関係し、これは、次いで蓄積注射を介
して送達され得る産物の制御されたまたは持続された放出を提供する。ヒアルロ
ン酸がまた、使用され得、そしてこれは、循環において、維持された持続時間を
促進する効果を有し得る。所望の分子の導入のための他の適切な手段は、移植可
能な薬物送達デバイスを含む。
2)吸入ミスト(inhalant mist)または(3)経口活性な処方物
)もまた、想定される。IL−17レセプター様分子の薬学的組成物は、一般に
、非経口投与のために処方され得る。このような非経口投与される治療的組成物
は代表的に、薬学的に受容可能なビヒクル中に所望のIL−17レセプター様分
子を含む、発熱物質を含まない、非経口的に受容可能な水溶液の形態である。I
L−17レセプター様分子の薬学的組成物はまた、ポリマー性化合物(例えば、
ポリ乳酸、ポリグリコール酸など)の粒状調製物またはリポソームへのIL−1
7レセプターの導入を含み得る。ヒアルロン酸もまた用いられ得、そしてこれは
、循環中の持続期間を助長する効果を有し得る。
IL−17レセプター様ポリペプチドは、吸入のための乾燥粉末として処方され
得る。IL−17レセプター様ポリペプチドまたはIL−17レセプター様核酸
分子の吸入溶液はまた、エアゾール送達のための液化したプロペラントを用いて
処方され得る。なお別の実施形態では、溶液が噴霧化され得る。肺投与はさらに
、PCT出願第PCT/US94/001875号に記載される。PCT出願第
PCT/US94/001875号は、化学的に改変されたタンパク質の肺性送
達を記載する。
形態では、この様式で投与されるIL−17レセプター様ポリペプチドは、固体
投薬形態の混合物(例えば、錠剤およびカプセル剤)において習慣的に用いられ
るキャリアを伴ってまたは伴わずに処方され得る。例えば、カプセル剤は、胃腸
管にある時点で(このとき、バイオアベイラビリティが最大にされ、そして全身
以前(pre−systemic)の分解が最少にされる)処方物の活性な部分
を放出するために設計され得る。さらなる薬剤は、IL−17レセプター様分子
の吸収を促進するために含まれ得る。希釈剤、矯味矯臭剤、低融点ろう、植物油
、滑沢剤、懸濁剤、錠剤崩壊剤および結合剤もまた用いられ得る。
有効量のIL−17レセプター様ポリペプチドを含み得る。滅菌水または他の適
切なビヒクル中に錠剤を溶解することによって、溶液は、単位用量形態で調製さ
れ得る。適切な賦形剤としては、不活性希釈剤(例えば、炭酸カルシウム、炭酸
ナトリウムもしくは炭酸水素ナトリウム、ラクトースまたはリン酸カルシウム)
;または結合剤(例えば、デンプン、ゼラチンまたはアカシア);または滑沢剤
(例えば、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸または滑石)が挙げられる
がこれらに限定されない。
送達処方物においてIL−17レセプター様ポリペプチドを含む処方物を含めて
、当業者には明らかである。種々の他の持続送達手段または制御送達手段を処方
するための技術(例えば、リポソームキャリア、生体侵食性微粒子または多孔質
ビーズおよび蓄積注射)もまた、当業者に公知である。例えば、薬学的組成物の
送達のための制御放出多孔性ポリマー性微粒子を記載する、PCT出願第PCT
/US93/00829号を参照のこと。さらなる持続性放出調製のための例と
しては、成形品(例えば、フィルムまたはミクロスフェア)の形態の半透性ポリ
マーマトリックスが挙げられる。持続放出マトリックスとしては、ポリエステル
、ヒドロゲル、ポリラクチド(米国特許第3,773,919号、EP 58,
481)、L−グルタミン酸とγ−エチル−L−グルタメートとのコポリマー(
Sidmanら,Biopolymers,22:547−556,1983)
、ポリ(2−ヒドロキシエチル−メタクリレート)(Langerら,J.Bi
omed.Mater.Res.,15:167−277,1981およびLa
nger,Chem.Tech.,12:98−105,1982)、エチレン
ビニル酢酸(Langerら,前出)またはポリ−D(−)−3−ヒドロキシ酪
酸(EP 133,988)が挙げられる。持続放出組成物はまた、リポソーム
を含み得る。リポソームは、当該分野で公知のいくつかの方法のいずれかによっ
て調製され得る(例えば、Eppsteinら,Proc.Natl.Acad
.Sci.USA,82:3688−3692,1985;EP 36,676
;EP 88,046;EP 143,949)。
代表的には、滅菌されていなければならない。これは、滅菌濾過膜を通した濾過
により達成される。この組成物が凍結乾燥されている場合、これらの方法を用い
た滅菌は、凍結乾燥および再構成の前または後のいずれかに行われ得る。非経口
投与のための組成物は、凍結乾燥された形態でまたは溶液で保存される。さらに
、非経口組成物は、一般に、滅菌アクセスポートを有する容器(例えば、皮下注
射針により突き刺し可能なストッパーを有する静脈注射溶液バッグまたはバイア
ル)に入れられる。
、ゲル、エマルジョン、固体、または脱水和粉末または凍結乾燥粉末として保存
され得る。このような処方物は、すぐに使用できる形態または投与の前に再構成
を必要とする形態(凍結乾燥された形態)のいずれかで保存され得る。
トに関する。このキットは、各々、乾燥タンパク質を有する第一の容器および水
性処方物を有する第二の容器の両方を含み得る。また、本発明の範囲内には、単
一および多チャンバーの予め充填されたシリンジ(例えば、液体シリンジおよび
分散シリンジ(lyosyringe))を含むキットが含まれる。
、治療の内容および目的に依存する。当業者は、処置のための適切な投薬レベル
が、従って、送達される分子、IL−17レセプター様分子が使用されている指
標、投与の経路、および患者のサイズ(体重、体表面、または器官の大きさ)お
よび状態(年齢および一般的な健康)に、部分的に依存して変化することを理解
する。従って、臨床家は、最適な治療効果を得るために、投薬量を力価決定し(
titer)、投与経路を改変し得る。代表的な投薬量は、上記の因子に依存し
て、約0.1μg/kg〜約100mg/kg以上までの範囲であり得る。他の
実施形態において、投薬量は、0.1μg/kg〜約100mg/kgまで;ま
たは1μg/kg〜約100mg/kgまで;または5μg/kg〜約100m
g/kgまでの範囲であり得る。
態学のパラメーターに依存する。典型的に、臨床家は、所望の効果を達成する投
薬量に達するまで組成物を投与する。従って、組成物は、単一用量として、経時
的に2以上の用量(これは、同量の所望の分子を含んでも、含まなくてもよい)
として、あるいは移植デバイスまたはカテーテルを介する連続的な注入として、
投与され得る。適切な投薬量のさらなる改良は、当業者によって慣用的になされ
、そしてそれらによって慣用的に実施される課題の範囲内である。適切な投薬量
は、適切な用量−応答データの使用を介して確認され得る。
経口、吸入;静脈内、腹腔内、脳内(実質内の)、脳室内、筋肉内、眼内、動脈
内、門脈内、または病巣内の経路;徐放性系;または移植デバイスによる注射ま
たは注入。所望される場合、これらの組成物は、連続的な注射によるか、ボーラ
ス注射によるか、または注入によるか、または移植デバイスによって投与され得
る。
患領域への移植を介して局所的に投与され、それらの上で所望の分子が吸収され
るかまたはカプセル化される。移植デバイスが使用される場合、このデバイスは
、任意の適切な組織または器官にこのデバイスを介して直接的に移植されたデバ
イスにより直接的であり得、そして所望の分子の送達は、拡散、時限放出ボーラ
スまたは連続的な投与、あるいはカテーテルの連続的な注入を介してであり得る
か、またはカテーテルの連続的な注入を介してであり得る。
を含む)は、単独で、他のポリペプチドおよび薬学的組成物と共にまたは組み合
わせて使用され得ることが、さらに理解される。例えば、IL−17レセプター
様ポリペプチドは、処置されるべき徴候に適切であるように、サイトカイン、増
殖因子、抗生物質、抗炎症剤、および/または化学療法剤と組み合わせて使用さ
れ得る。
薬学的組成物を使用することが所望され得る。このような例において、患者から
除去された細胞、組織、および/または器官は、IL−17レセプター様薬学的
組成物に曝露された後、これらの細胞、組織、および/または器官が引き続いて
患者に移植して戻される。
ドを発現および分泌するために、本明細書中に記載される方法を使用して、遺伝
的に操作し、特定の細胞を移植することによって送達され得る。このような細胞
は、動物またはヒト細胞であり得、そして自己、異種、または外因性であり得る
。必要に応じて、細胞は、不死化され得る。免疫学的応答の機会を減少するため
に、細胞は、周囲の組織の浸潤を回避するために、カプセル化され得る。カプセ
ル化材料は、典型的に、生体適合性の半透過性ポリマー封入物または膜であり、
これらは、タンパク質産物の放出を可能にするが、患者の免疫系によるかまたは
周囲の組織からの他の有害な因子による細胞の破壊を防止する。
治療または細胞治療による治療ポリペプチドの産生および送達との両方のための
、細胞および方法(例えば、相同組換えおよび/または他の組換え産生方法)に
関する。相同組換えおよび他の組換えの方法を使用して、通常は転写に対してサ
イレントなIL−17レセプター様遺伝子(すなわち、過少発現される遺伝子)
を含む細胞を改変し得、これによって、治療有効量のIL−17レセプター様ポ
リペプチドを発現する細胞を産生し得る。
くはインビボでか、またはIL−17レセプター様ポリペプチドをコードするD
NAを既に含む細胞に導入されたコントロールエレメントを利用する組換え産生
方法を用いて、産生され得ることが、さらに想定される。例えば、相同組換えは
、もともとは、遺伝子を標的化して転写活性な遺伝子における変異を誘導するか
、または修正するために開発された技術である(Kucherlapati,P
rog.in Nucl.Acid Res.& Mol.Biol.36:3
01,1989)。基本的な技術が、特定の変異を哺乳動物ゲノムの特定の領域
に導入するため(Thomasら、Cell 44:419−428,1986
;ThomasおよびCapecchi、Cell 51:503−512,1
987;Doetschmanら、Proc.Natl.Acad.Sci.8
5:8583−8587,1988)、または欠失遺伝子における特定の変異を
修正するため(Doetschmanら,Nature 330:576−57
8,1987)の方法として、開発された。例示的な相同組換え技術は、米国特
許第5,272,071号、EP9193051号、EP公開第505500号
;PCT/US90/07642、ならびに国際公開番号WO 91/0995
5)に記載されている。
に標的化DNAを結合することによって、目的の遺伝子の特定の領域に指向され
得る。この標的化DNAは、ゲノムDNAの領域に相補的(相同)であるヌクレ
オチド配列である。ゲノムの特定の領域に対して相補的な標的化DNAの小さな
断片は、DNA複製プロセスの間に親鎖と接触される。これは、細胞に挿入され
て、共有される相同領域を介して内因性DNAの他の断片とハイブリダイズし、
そして従って、その内因性DNAの他の断片と組み換わる、DNAの一般的特性
である。この相補鎖に、変異または異なる配列あるいはさらなるヌクレオチドを
含むオリゴヌクレオチドが結合される場合には、このオリゴヌクレオチドもまた
、この組換えの結果としてその新たに合成された鎖に組み込まれる。プルーフリ
ーディング機能の結果として、DNAのこの新たな配列がテンプレートとして働
くことが可能である。従って、この移入されたDNAは、ゲノムに組み込まれる
。
御し得るDNAの領域(例えば、隣接配列)に、標的化DNAのこれらの断片を
結合する。例えば、プロモーター/エンハンサーエレメント、サプレッサ、また
は外因性転写調節エレメントが、意図される宿主細胞のゲノムにおいて、所望の
IL−17レセプター様ポリペプチドをコードするDNAの転写に影響を与える
に十分な近さおよび方向で、挿入される。制御エレメントは、この宿主細胞ゲノ
ムに存在するDNAの一部を制御する。従って、所望のIL−17レセプター様
ポリペプチドの発現は、IL−17レセプター様遺伝子自体をコードするDNA
のトランスフェクションによってではなく、むしろ、IL−17レセプター様ポ
リペプチドの転写のための認識可能なシグナルを有する内因性遺伝子配列を提供
するDNA調節セグメントと結合した標的化DNA(目的の内因性遺伝子と相同
の領域を含む)の使用によって、達成され得る。
因性細胞遺伝子)の発現は、予め選択された部位における細胞ゲノムへの相同組
換えを介して、少なくとも調節配列、エキソン、およびスプライスドナー部位を
含むDNAの導入によって、変更される。これらの構成成分は、これが、新たな
転写単位の産生を実際に生じるような様式で、染色体(ゲノム)DNAに導入さ
れる(ここで、このDNA構築物に存在する調節配列、エキソン、およびスプラ
イスドナー部位は、内因性遺伝子に作動可能に連結される)。染色体DNAへの
これらの構成成分の導入の結果として、所望の内因性遺伝子の発現が変化する。
胞において通常にはサイレントな(発現されていない)遺伝子を活性化すること
(または発現させること)、ならびに得られたままの細胞において生理学的に有
意なレベルでは発現されない遺伝子の発現を増加させることを包含する。この実
施形態はさらに、得られたままの細胞において生じる調節または誘導のパターン
とは異なるように、調節または誘導のパターンを変化させる工程、およびその得
られたままの細胞において発現される遺伝子の発現を減少(排除を含む)させる
工程を包含する。
リペプチドの産生を増加するかまたはこれを引き起こすために相同組換えが使用
され得る1つの方法は、最初に、相同組換えを使用して、部位特異的組換え系由
来の組換え配列(例えば、Cre/loxP、FLP/FRT)(Sauer,
Current Opinion In Biotechnol,5:521−
527,1994;Sauer,Methods In Enzymolgy,
225:890−900,1993)を、その細胞の内在性ゲノムIL−17レ
セプター様ポリペプチドコード領域の上流(すなわち、5’側)に配置する工程
を包含する。ゲノムIL−17レセプター様ポリペプチドコード領域のすぐ上流
に配置されたこの部位に対して相同性の組換え部位を含むプラスミドは、適切な
リコンビナーゼ酵素と共に、その改変された細胞株に導入される。このリコンビ
ナーゼは、このプラスミドを、このプラスミドの組換え部位を介して、この細胞
株のゲノムIL−17レセプター様ポリペプチドコード領域のすぐ上流に位置す
る組換え部位に組み込む(BaubonisおよびSauer,Nucleic
Acids Res.21,1993:2025−2029;O’Gorma
nら,Science 251:1351−1355,1991)。転写を増加
させることが知られている任意の隣接配列(例えば、エンハンサー/プロモータ
ー、イントロン、翻訳エンハンサー)は、このプラスミド中に適切に配置される
場合、細胞の内在性IL−17レセプター様遺伝子からの新たなまたは増加した
IL−17レセプター様ポリペプチド産生を生じる、新たなまたは改変された転
写単位を作製するような様式で組み込む。
チドコード領域のすぐ上流に配置された細胞株を使用するさらなる方法は、相同
組換えを使用して細胞株のゲノムの他の位置に第2の組換え部位を導入すること
である。次いで、適切なリコンビナーゼ酵素が、この二組換え部位細胞株に導入
され、組換え事象(欠失、反転、および転移)を生じ(Sauer,Curre
nt Opinion In Biotechnology,前出,1994;
Sauer,Methods In Enxymolgy,前出,1993)、
これは、その細胞の内在性IL−17レセプター様遺伝子からの新規なまたは増
加したIL−17レセプター様ポリペプチド産生を生じる、新しいかまたは改変
された転写単位を作製する。
リペプチドの発現を増加するため、または引き起こすためのさらなるアプローチ
は、細胞の内在性IL−17レセプター様遺伝子からの新たなまたは増加したI
L−17レセプター様ポリペプチド産生を生じる様式で、遺伝子(単数または複
数)(例えば、転写因子)の発現を増加するかまたは引きす工程、および/また
は遺伝子(単数または複数)(例えば、転写リプレッサー)の発現を減少する工
程を包含する。この方法は、天然に存在しないポリペプチド(例えば、転写因子
ドメインに融合した部位特異的DNA結合ドメインを含むポリペプチド)を、そ
の細胞の内在性IL−17レセプター様遺伝子からの新たなまたは増加したIL
−17レセプター様ポリペプチドの産生が起こるように、細胞に導入する工程を
包含する。
築物に関する。特定の実施形態において、例示的なDNA構築物は、以下を含む
:(a)1つ以上の標的化配列、(b)調節配列、(c)エキソン、および(d
)不対スプライスドナー部位。DNA構築物中の標的化配列は、細胞中の標的遺
伝子へのエレメント(a)〜(d)の組込みを指向し、その結果、これらのエレ
メント(b)〜(d)が、その内在性標的遺伝子の配列に作動可能に連結される
。別の実施形態において、DNA構築物は、以下を含む:(a)1つ以上の標的
化配列、(b)調節配列、(c)エキソン、(d)スプライスドナー部位、(e
)イントロン、および(f)スプライスアクセプター部位。ここで、標的化配列
は、エレメント(a)〜(f)の組込みを指向し、その結果、(b)〜(f)の
エレメントが、その内在性遺伝子に作動可能に連結される。この標的化配列は、
相同組換えが生じる細胞染色体DNAの予め選択された部位に対して相同性であ
る。この構築物において、エキソンは、一般的に、調節配列の3’側であり、そ
してスプライスドナー部位は、このエキソンの3’側である。
様ポリペプチドをコードする核酸配列)が公知である場合、遺伝子の選択された
領域に対して相補的なDNAの部分は、合成され得るか、またはそうでなければ
、例えば、目的の領域に結合している特定の認識部位におけるネイティブのDN
Aの適切な制限等によって得られ得る。この部分は、細胞に挿入された際に、標
的配列として働き、そしてそのゲノム内の相同性領域にハイブリダイズする。こ
のハイブリダイゼーションが、DNA複製の間に生じる場合、このDNAの部分
、およびそれに結合した任意のさらなる配列は、Okazakiフラグメントと
して作用し、そしてDNAの新たに合成された娘鎖に組み込まれる。従って、本
発明は、IL−17レセプター様ポリペプチドをコードするヌクレオチドを含み
、このヌクレオチドは、標的配列として使用され得る。
ー様ポリペプチドを産生する細胞の移植)もまた企図される。この実施形態は、
生物学的に活性な形態のIL−17レセプター様ポリペプチドを合成および分泌
し得る細胞を移植する工程を包含する。このようなIL−17レセプター様ポリ
ペプチド産生細胞は、IL−17レセプター様ポリペプチドの天然産生物である
細胞であり得るか、または組換え細胞であって、そのIL−17レセプター様ポ
リペプチドを産生する能力が、所望のIL−17レセプター様ポリペプチドをコ
ードする遺伝子またはIL−17レセプター様ポリペプチドの発現を増大する遺
伝子で形質転換することによって増大された、組換え細胞であり得る。このよう
な改変は、遺伝子を送達し、その発現および分泌を促進するために適切なベクタ
ーによって達成され得る。IL−17レセプター様ポリペプチドを投与されてい
る患者における潜在的な免疫学的反応を最少にするために、異種のポリペプチド
の投与と共に生じる場合、IL−17レセプター様ポリペプチドを産生する天然
の細胞が、ヒト起源であり、そしてヒトIL−17レセプター様ポリペプチドを
産生することが好ましい。同様に、IL−17レセプター様ポリペプチドを産生
する組換え細胞が、ヒトIL−17レセプター様ポリペプチドをコードする遺伝
子を含む発現ベクターで形質転換されることが好ましい。
トまたは非ヒト動物細胞は、生体適合性の半透性ポリマー封入物または膜(これ
は、IL−17レセプター様ポリペプチドの放出を可能にするが、患者の免疫系
または周辺組織からの他の有害な因子による細胞の崩壊を防止する)の形態で患
者に移植され得る。あるいは、IL−17レセプター様ポリペプチドをエキソビ
ボで産生するように形質転換された患者自身の細胞が、このようなカプセル化な
しで、患者に直接移植され得る。
セル化された細胞の調製およびそれらの患者への移植は、慣用的に達成され得る
。例えば、Baetgeら(WO95/05452;PCT/US94/092
99)は、生物学的に活性な分子の効果的な送達のために遺伝子操作された細胞
を含む膜カプセルを記載する。このカプセルは、生体適合性であり、そして容易
に回収可能である。このカプセルは、哺乳動物宿主に移植された際に、インビボ
で下方制御に供されないプロモーターに作動可能に連結された生物学的に活性な
分子をコードするDNA配列を含む組換えDNA分子でトランスフェクトされた
細胞をカプセル化する。このデバイスは、生きた細胞由来の分子のレシピエント
内の特定の部位への送達を提供する。さらに、米国特許第4,892,538号
;同第5,011,472号;および同第5,106,627号を参照のこと。
生きた細胞をカプセル化するためのシステムは、AebischerらのPCT
出願番号PCT/US91/00157に記載される。Aebischerらの
PCT公開番号PCT/US91/00155;Winnら、Exper.Ne
urol.113:322−329(1991);Aebischerら、Ex
per.Neurol.111:269−75(1991);およびTresc
oら、ASAIO 38:17−23(1992)もまた参照のこと。
療送達もまた想定される。遺伝子治療技術の一例は、構成的または誘発性プロモ
ーターに作動可能に連結され得るIL−17レセプター様ポリペプチドをコード
するIL−17レセプター様遺伝子(ゲノムDNA、cDNAおよび/または合
成DNAのいずれか)を使用して、「遺伝子治療DNA構築物」を形成すること
である。このプロモーターは、内在性IL−17レセプター様遺伝子に対してホ
モ接合性またはヘテロ接合性であり得る。ただし、これは、構築物が挿入される
細胞型または組織型において活性である。遺伝子治療DNA構築物の他の成分は
、必要に応じて、部位特異的組込みのために設計されたDNA分子(例えば、相
同組換えのために有用な内在性配列)、組織特異的プロモーター、エンハンサー
またはサイレンサー、親細胞に対する選択優位性を提供し得るDNA分子、形質
転換された細胞を同定するための標識として有用なDNA分子、ネガティブ選択
系、細胞特異的結合因子(例えば、細胞標的化のため)、細胞特異的内部移行因
子、ベクターからの発現を増強させる転写因子、およびベクターの産生を可能に
する因子を含み得る。
ターを使用して細胞に導入され得る(エキソビボまたはインビボのいずれか)。
遺伝子治療DNA構築物を導入するための1つの手段は、本明細書中に記載され
るようなウイルスベクターの使用による。特定のベクター(例えば、レトロウイ
ルスベクター)は、DNA構築物を細胞の染色体DNAに送達し、そしてこの遺
伝子は、染色体DNAに組み込まれ得る。他のベクターは、エピソームとして機
能し、そして遺伝子治療DNA構築物は、細胞質に残る。
7レセプター様遺伝子の制御された発現のために含められ得る。このようなエレ
メントは、適切なエフェクターに応答して作動状態にされる。このようにして、
治療的ポリペプチドは、所望の場合に発現され得る。1つの従来の制御手段は、
低分子結合ドメインおよび生物学的プロセスを開始し得るドメインを含むキメラ
タンパク質(例えば、DNA結合タンパク質または転写活性化タンパク質)を二
量化するために使用される低分子二量化剤またはラパログ(rapalog)の
使用を包含する(WO96/41865(PCT/US96/099486)、
WO97/31898(PCT/US97/03137)およびWO97/31
899(PCT/US95/03157)に記載される)。タンパク質の二量化
は、導入遺伝子の転写を開始するために使用され得る。
クラスターとして細胞の内側に貯蔵する方法を使用する。目的の遺伝子は、小胞
体における凝集タンパク質の残留を生じる、条件的凝集ドメインを含む融合タン
パク質として発現される。貯蔵されたタンパク質は安定であり、そして細胞の内
側で不活性である。しかし、このタンパク質は、条件的凝集ドメインを除去し、
それによって凝集体またはクラスターを特異的に破壊し、その結果、このタンパ
ク質が細胞から分泌され得る、薬物(例えば、低分子リガンド)を投与すること
によって放出され得る。Aridorら、Science 287:816−8
17、およびScience 826−830(2000)を参照のこと。
系が挙げられるが、これらに限定されない。Mifepristone(RU4
86)は、プロゲステロンアンタゴニストとして使用される。改変されたプロゲ
ステロンレセプターリガンド結合ドメインのプロゲステロンアンタゴニストへの
結合は、2つの転写因子のダイマーを形成することによって、転写を活性化し、
次いで、核に至り、DNAに結合する。このリガンド結合ドメインは、レセプタ
ーが天然のリガンドに結合する能力を排除するように改変される。改変されたス
テロイドホルモンレセプター系はさらに、米国特許第5,364,791号;W
O9640911;およびWO97/10337に記載される。
そしてこれを活性化するエクジソン(ショウジョウバエステロイドホルモン)を
使用する。次いで、このレセプターは核にトランスロケーションし、特異的なD
NA応答エレメント(エクジソン応答性遺伝子由来のプロモーター)に結合する
。エクジソンレセプターは、転写を開始するための、トランス活性化ドメイン/
DNA結合ドメイン/リガンド結合ドメインを含む。エクジソン系はさらに、米
国特許第5,514,578;WO97/38117;WO96/37609;
およびWO93/03162に記載される。
る。この系は、転写を活性化するポリペプチドに連結された変異したtetリプ
レッサータンパク質DNA結合ドメイン(逆テトラサイクリン調節性トランス活
性化因子タンパク質を生じた変異したtet R−4アミノ酸の変化、すなわち
、これは、テトラサイクリンの存在下でtetオペレーターに結合する)を含む
。このような系は、米国特許第5,464,758号、同第5,650,298
号、および同第5,654,168号に記載される。
よび同第5,834,186号(Innovir Laboratories
Inc.)に記載される。
伝子を、IL−17レセプター様核酸分子の局所注射によって、または他の適切
なウイルス性もしくは非ウイルス性の送達ベクターによって、細胞に導入するこ
とにより達成され得る。Hefti,Neurobiology 25:141
8−1435(1994)。例えば、IL−17レセプター様ポリペプチドをコ
ードする核酸分子は、標的細胞への送達のためのアデノ随伴ウイルス(AAV)
ベクターに含まれ得る(例えば、Johnson,国際公開番号WO95/34
670;国際出願番号PCT/US95/07178)。組換えAAVゲノムは
、典型的に、機能的プロモーターに作動可能に連結したIL−17レセプター様
ポリペプチドをコードするDNA配列およびポリアデニル化配列に隣接するAA
V逆方向末端反復を含む。
単純疱疹ウイルス、レンチウイルス、肝炎ウイルス、パルボウイルス、パポバウ
イルス、ポックスウイルス、アルファウイルス、コロナウイルス、ラブドウイル
ス、パラミクソウイルス、およびパピローマウイルスベクターが挙げられるがこ
れらに限定されない。米国特許第5,672,344号は、組換え神経栄養性H
SV−1ベクターを含むインビボウイルス媒介遺伝子移入系を記載する。米国特
許第5,399,346号は、治療タンパク質をコードするDNAセグメントを
挿入するために、インビトロで処理されたヒト細胞の送達によって治療タンパク
質を患者に提供するためのプロセスの例を提供する。遺伝子治療技術の実施のた
めのさらなる方法および材料は、米国特許第5,631,236号(アデノウイ
ルスベクターを含む)、同第5,672,510号(レトロウイルスベクターを
含む)、同第5,635,399号(サイトカインを発現するレトロウイルスベ
クターを含む)に記載される。
注射)、レセプター媒介移入(リガンド−DNA複合体)、エレクトロポレーシ
ョン、リン酸カルシウム沈澱、および微粒子ボンバードメント(例えば、遺伝子
銃)が挙げられるが、これらに限定されない。遺伝子治療材料および方法はまた
、誘導性プロモーター、組織特異的エンハンサー−プロモーター、部位特異的組
込みのために設計されるDNA配列、親細胞に対する選択的優位性を提供し得る
DNA配列、形質転換された細胞を同定するための標識、ネガティブな選択系お
よび発現制御系(安全性の指標)、細胞特異的結合因子(細胞標的化のため)、
細胞特異的内部移行因子およびベクターによる発現を増強させる転写因子の使用
ならびにベクター製造の方法を含み得る。遺伝子治療技術の実施のためのこのよ
うなさらなる方法および材料は、米国特許第4,970,154号(エレクトロ
ポレーション技術を含む)、WO96/40958(核リガンドを含む)、米国
特許第5,679,559号(遺伝子送達のためのリポタンパク質含有系を記載
する)、同第5,676,954号(リポソームキャリアを含む)、同第5,5
93,875号(リン酸カルシウムトランスフェクションのための方法を記載す
る)、および同第4,945,050号(生物学的に活性な粒子がある速度で細
胞に噴霧され、それによりこの粒子がこの細胞の表面を貫通し、そしてこの細胞
の内側に組み込まれる)に記載される。
胞(単数または複数)における1つ以上のさらなるポリペプチド(単数または複
数)の送達を含み得ることもまた企図される。このような細胞は、患者に別々に
導入され得るか、あるいはこの細胞は、単一の移植可能デバイス(例えば、上記
のカプセル化膜)に含められ得るか、あるいはこの細胞は、ウイルスベクターに
よって別々に改変され得る。
の発現を増加させる手段は、IL−17レセプター様ポリペプチドプロモーター
に1つ以上のエンハンサーエレメントを挿入することであり、ここでこのエンハ
ンサーエレメントは、IL−17レセプター様遺伝子の転写活性を増加させるよ
うに働き得る。使用されるエンハンサーエレメントは、遺伝子を活性化すること
を所望する組織に基づいて選択される;その組織でプロモーター活性化を与える
ことが公知のエンハンサーエレメントが選択される。例えば、IL−17レセプ
ター様ポリペプチドをコードする遺伝子がT細胞において「作動状態になる(t
urned on)」場合、lckプロモーターエンハンサーエレメントが使用
され得る。ここで、付加される転写エレメントの機能的部分は、標準的なクロー
ニング技術を使用して、IL−17レセプター様ポリペプチドプロモーターを含
むDNAフラグメントに挿入され得る(そして必要に応じて、ベクターならびに
/または5’および/もしくは3’隣接配列などに挿入され得る)。「相同組換
え構築物」として公知のこの構築物は、次いで、エキソビボまたはインビボのい
ずれかで、所望の細胞に導入され得る。
よって、IL−17レセプター様ポリペプチド発現を減少させるために使用され
得る。このような改変は、典型的に、相同組換え方法によって達成される。例え
ば、不活性化のために選択されたIL−17レセプター様遺伝子のプロモーター
の全てまたは一部を含むDNA分子は、転写を調節するプロモーターの断片を除
去および/または置換するように操作され得る。例えば、プロモーターの転写活
性化因子のTATAボックスおよび/または結合部位は、標準的な分子生物学的
技術を使用して欠失され得;このような欠失は、プロモーター活性を阻害し得、
それにより対応するIL−17レセプター様遺伝子の転写を抑制し得る。プロモ
ーターにおけるTATAボックスまたは転写活性化因子結合部位の欠失は、IL
−17レセプター様ポリペプチドプロモーター(調節されるIL−17レセプタ
ー様遺伝子と同じかまたは関連の種由来)のすべてまたは関連の部分を含むDN
A構築物を生成することによって達成され得、ここで、1つ以上のTATAボッ
クスおよび/または転写活性化因子結合部位のヌクレオチドは、1つ以上のヌク
レオチドの置換、欠失、および/または挿入によって変異される。結果として、
TATAボックスおよび/または活性化因子結合部位は、減少した活性を有する
か、または完全に不活性にされる。この構築物は、典型的に、改変されたプロモ
ーターセグメントに隣接したネイティブの(内在性)5’および3’DNA配列
に対応する少なくとも約500塩基のDNAを含む。この構築物は、直接にかま
たは本明細書中に記載されるようなウイルスベクターを介してかのいずれかで、
適切な細胞に(エキソビボまたはインビボのいずれかで)導入され得る。典型的
に、細胞のゲノムDNAへのこの構築物の組込みは、相同組換えによってであり
、ここで、このプロモーター構築物の5’および3’DNA配列は、内在性染色
体DNAへのハイブリダイゼーションによって、改変プロモーター領域を組み込
むのを助けるのに役立ち得る。
さらなる使用) 本発明の核酸分子(それ自体は生物学的に活性なポリペプチドをコードしない
核酸分子を含む)を使用して、IL−17レセプター様遺伝子および関連遺伝子
の染色体上の位置をマッピングし得る。マッピングは、当該分野で公知の技術(
例えば、PCR増幅およびインサイチュハイブリダイゼーション)により行われ
得る。
をコードしない核酸分子を含む)は、哺乳動物組織または体液サンプル中のIL
−17レセプター様DNAまたは対応するRNAの存在について、定性的にかま
たは定量的にかのいずれかで試験するための、診断アッセイにおけるハイブリダ
イゼーションプローブとして有用であり得る。
害することが所望される場合に使用され得る。このような阻害は、発現制御配列
(三重らせん形成)またはIL−17レセプター様mRNAに対して、相補的か
つハイブリダイズする核酸分子によりもたらされ得る。例えば、アンチセンスD
NAまたはRNA分子(これらは、選択されたIL−17レセプター様遺伝子の
少なくとも一部に相補的である配列を有する)は、細胞中に導入され得る。アン
チセンスプローブは、本明細書中に開示されるIL−17レセプター様ポリペプ
チドの配列を使用して、利用可能な技術により設計され得る。代表的には、この
ようなアンチセンス分子の各々は、選択された各IL−17レセプター様遺伝子
の開始部位(5’末端)に相補的である。次いで、このアンチセンス分子が対応
するIL−17レセプター様mRNAにハイブリダイズする場合、このmRNA
の翻訳は、防止されるかまたは低減される。アンチセンスインヒビターは、細胞
または生物におけるIL−17レセプター様ポリペプチドの減少または不在に関
連する情報を提供する。
プチドのドミナントネガティブなインヒビターを作製し得る。この状況において
、選択された各IL−17レセプター様ポリペプチドの変異体ポリペプチドをコ
ードするDNAは、調製され得、そして本明細書中に記載されるウイルス性また
は非ウイルス性の方法のいずれかを使用して患者の細胞中に導入され得る。この
ような変異体の各々は、代表的にはその生物学的役割において内在性ポリペプチ
ドと競合するように設計される。
くても)は、免疫原として使用され得、すなわち、このポリペプチドは、抗体が
惹起され得る少なくとも1つのエピトープを含有する。IL−17レセプター様
ポリペプチドに結合する選択的結合因子(本明細書中に記載されるような)は、
インビボおよびインビトロでの診断目的のために使用され得、これらの目的とし
ては、体液サンプルまたは細胞サンプル中のIL−17レセプター様ポリペプチ
ドの存在を検出するための標識された形態での使用が挙げられるが、これに限定
されない。これらの抗体をまた使用して、本明細書中に列挙される疾患および障
害を含む多数の疾患および障害を、予防、処置、または診断し得る。これらの抗
体は、IL−17レセプター様ポリペプチドに特徴的な少なくとも1つの活性を
低減するかまたは遮断するように、IL−17レセプター様ポリペプチドに結合
し得るか、またはポリペプチドに結合してIL−17レセプター様ポリペプチド
に特徴的な少なくとも1つの活性を増加し得る(IL−17レセプター様ポリペ
プチドの薬物動態を増加させることによるものを含む)。
を、Amgenesisデータベースから同定した。次いで、zhgb−aa2
87951の1392bpの全長ヌクレオチド配列を決定した。複数のヒトcD
NAライブラリーをスクリーニングするためにPCRを実行した。このヒトcD
NAライブラリーは、以下のとおり作製した。種々のヒト組織から、標準的なR
NA抽出手順を用いて、総RNAを抽出し、そしてポリA+ RNAを、この総
RNAから、当業者に公知の標準的な手順を用いて選択した。ランダムプライム
したかまたはオリゴ(dT)プライムしたcDNAを、このポリA+RNAから
、Superscript Plasmid System for cDNA
Synthesis and Plasmid Cloning kit(G
ibco−BRL,Inc.,Rockville,MD)のマニュアルにおけ
る手順を用いるかまたは当業者に公知の他の適切な手順を用いて合成した。得ら
れたcDNAを、適切な制限酵素で消化して粘着末端を作製して、クローニング
ベクターへの連結を補助した。この消化したcDNAを、適切な制限酵素を用い
て予備消化した、pSPORT−1クローニングベクター中または当業者に公知
の別の適切なクローニングベクター中に連結した。この連結産物を、当該分野に
おいて標準的な技術を用いてE.coli中に形質転換し、そして形質転換体を
、使用される特異的なクローニングベクターに依存してアンピシリン、テトラサ
イクリン、カナマイシンまたはクロラムフェニコールのいずれかを含む細菌培地
プレート上で選択した。cDNAライブラリーは、これらの形質転換体のすべて
またはサブセットからなった。
プロトコルを使用して、テンプレートとして陽性ライブラリーから調製されたプ
ラスミドDNAを使用して実行した。手短に述べると、PCR条件は、以下の通
りであった:94℃、30秒間;94℃、5秒間および72℃、2分間で5サイ
クル;94℃、5秒間および70℃、2分間で5サイクル;94℃、5秒間およ
び68℃、2分30秒間で25サイクル;続いて72℃7分間の最終伸長および
4℃の保持。この反応は、50μl最終容量中の、50ngの各cDNAライブ
ラリー、10pmolの各プライマー、200μM dNTP(最終濃度)、お
よび1×濃度のClontechのAdvantage−HF2 cDNA P
olymerase Mix(Cat#K1914−1)を使用した。ネスティ
ド(nested)PCR反応を一次RACE産物上で行った。次いで、最終P
CR産物をサブクローニングし、そしてそれらのヌクレオチド配列を決定した。
PCR由来のDNAフラグメントを、cDNAライブラリーをスクリーニングす
るため、およびこの遺伝子についてのcDNAをクローニングするためのプロー
ブとして使用した。PCRを、タッチダウンプロトコルを使用して7つの陽性ラ
イブラリー上で5’RACE反応と3’RACE反応との両方のために使用した
。5’RACEプライマーは、遺伝子特異的プライマー2429〜59(5’−
GCAGACACTGAGAGCATTGTAATC−3’:配列番号8)およ
びライブラリーベクター(pCMV−SPORT)プライマー1916〜83(
5’−GGCTCGTATGTTGTGTGGAATTGTGAGCG−3’:
配列番号9)を使用した。3’RACEプライマーは、遺伝子特異的プライマー
2429〜56(5’−AGGATCAAAACTTTCTTTTCTAC−3
’:配列番号10)およびライブラリーベクタープライマー1918〜80(5
’−TGCAAGGCGATTAAGTTGGGTAACGCCAG−3’;配
列番号11)を使用した。
CR5’RACE産物および3’RACE産物の1:50希釈物の5μl、10
pmolの各ネスティド遺伝子特異的プライマーおよびネスティドベクタープラ
イマーを使用して上記サンプルで行った。5’ネスティドRACEについて、こ
の遺伝子特異的プライマーおよびベクタープライマーは、それぞれ、5’−GC
CGACGGGGACGTGGATGAAC−3’(配列番号12)および5’
−CATGATTACGCCAAGCTCTAATACGACTC−3’(配列
番号13)であった。3’−ネスティドRACEについて、これらのプライマー
は、それぞれ、5’−CTTCGCCGAGTGCCTGTGCAG−3’(配
列番号14)および5’−TCACGACGTTGTAAAACGACGGCC
AGTG−3’(配列番号15)であった。残りの試薬およびPCR反応プロト
コルは、一次プライマーRACE反応に使用されたプロトコルと同一であった。
ガロースゲル上で電気泳動した。十分に規定された単一のバンドをゲルから単離
し、そしてQiagenゲル抽出キット(Cat#28704)を使用して精製
し、そして配列決定に供した。
グのために、2つの新規な遺伝子特異的プライマーを、陽性ライブラリー上での
さらなるPCR反応のために使用した。これらのプライマーは、以下の通りであ
った:2469〜54(5’−GCGATGTCGCTCGTGCTGCTAA
G−3’;配列番号16)および2469〜54(5’−GCAGCCTGGT
GAGGTGAAATTCAC−3’;配列番号17)。これらの反応において
使用されるPCR条件は、以下の通りであった:94℃、2分間;94℃、30
秒間、66℃、30秒間および72℃、45秒間で35サイクル、続いて72℃
、7分間の最終伸長および4℃の保持。この反応は、50μl最終容量中の、5
0ngの各cDNAライブラリー、10pmolの各プライマー、200μM
dNTP(最終濃度)、および1×濃度のClontechのAdvantag
e−HF2 cDNA Polymerase Mix(Cat#K1914−
1)を使用した。
。十分に規定された単一のバンドをゲルから単離し、そしてQiagenゲル抽
出キット(Cat#28704)を使用して精製し、そして配列決定に供した。
29〜59ならびに50ngのライブラリーCDNA(Ready−to−go
PCR Beads Amersham Pharmacia Biotec
h Cat#27−9553)を使用することによって調製した77のヒト組織
ライブラリーのパネルをスクリーニングした。PCR条件は、94℃、2分間;
続いて、94℃、30秒間、66℃、30秒間、および72℃、45秒間で35
サイクル;72℃、7分間の最終伸長および4℃の保持。440bpのバンドは
、種々のシグナル強度で40の供給源において同定された。この結果は、以下の
通りであった:
A配列を増幅する。このPCRには、この配列の5’末端および3’末端に相当
するプライマーを用いる。増幅したDNA産物は、発現ベクターへの挿入を可能
にする制限酵素部位を含むように改変され得る。標準的な組み換えDNA技術を
用いて、PCR産物をゲル精製して発現ベクター中に挿入する。例示的なベクタ
ー(例えば、pAMG21(ATCC番号98113)(luxプロモーターお
よびカナマイシン耐性をコードする遺伝子を含む)を、挿入されたDNAの方向
性クローニングのために、BamHIおよびNdeIで消化する。連結した混合
物をエレクトロポレーションによってE.coli宿主株に形質転換して、形質
転換体をカナマイシン耐性について選択する。選択したコロニー由来のプラスミ
ドDNAを単離して、DNA配列決定に供し、インサート(挿入物)の存在を確
認する。
2×YT培地中で30℃でインキュベートする。最終濃度30ng/mlまでN
−(3−オキソヘキサノイル)−dl−ホモセリンラクトンを添加し、続いて、
6時間30℃または37℃でインキュベートすることによって、遺伝子発現を誘
導する。IL−17レセプター様ポリペプチドの発現を、培養物の遠心分離、再
懸濁、および細菌ペレットの溶解、そしてSDSポリアクリルアミドゲル電気泳
動による宿主細胞タンパク質の分析によって評価する。
る。細菌細胞を遠心分離によってペレットにし、そして水中に再懸濁する。この
細胞懸濁液を超音波処理によって溶解し、そして195,000×gで、5〜1
0分間の遠心分離によってペレット化する。上清を廃棄し、そしてペレットを洗
浄して、ホモジナイザーに移す。このペレットを5mlのPercoll溶液(
75%液体Percoll.0.15M NaCl)中で均一に懸濁されるまで
ホモジナイズし、次いで希釈して21,600×gで30分間遠心分離する。封
入体を含有する勾配画分を回収してプールする。単離された封入体をSDS−P
AGEによって分析する。
Sポリアクリルアミドゲル上の単一のバンドをゲルから切り出し、そしてN末端
アミノ酸配列を、本質的にMatsudairaら.,J.Biol.Chem
.,262:10〜35(1987)に記載のように決定する。
A配列を増幅する。このPCRには、この配列の5’末端および3’末端に相当
するプライマーを用いる。この配列の5’末端および3’末端に相当するプライ
マーは上記してある。増幅したDNA産物は、発現ベクターへの挿入を可能にす
る制限酵素部位を含むように改変され得る。標準的な組み換えDNA技術を用い
て、PCR産物をゲル精製して発現ベクター中に挿入する。例示的な発現ベクタ
ーであるpCEP4(Invitrogen,Carlsbad,CA)(これ
は、エプスタイン−バーウイルスの複製起点を含む)が、293−EBNA−1
(Epstein−Barrウイルス核抗原)細胞におけるIL−17レセプタ
ー様の発現のために用いられ得る。増幅しゲル精製したPCR産物をpCEP4
ベクターに連結して293EBNA細胞中にリポフェクションする。形質転換し
た細胞を、100g/mlハイグロマイシン中で選択し、そして得られた薬物耐
性培養物をコンフルエンスになるまで増殖させる。次いで、この細胞を無血清培
地中で72時間培養する。馴化培地を取り出し、そしてIL−17レセプター様
ポリペプチド発現をSDS−PAGEによって分析する。
、IL−17レセプター様ポリペプチドを、IgG定常ドメインまたはFLAG
エピトープのようなエピトープタグを有する融合タンパク質として生成する。こ
の融合タンパク質は、このタグペプチドに対する抗体を用いてウエスタンブロッ
ト分析によって検出され得る。
ら切り出され得るか、またはIL−17レセプター様融合タンパク質は、エピト
ープタグに対するアフィニティークロマトグラフィーによって精製され、そして
本明細書に記載されるN末端アミノ酸配列に供される。
合成によって生成された、精製タンパク質またはIL−17レセプター様ペプチ
ドを用いた免疫によって得られ得る。抗体を生成するための適切な手順は、Hu
dsonおよびHay、Practical Immunology,第2版、
Blackwell Scientific Publications(19
80)に記載の手順を含む。
ギ)に、IL−17レセプター様抗原(例えば、IL−17レセプター様ポリペ
プチド)を注射し、そして(ELISAで決定した場合)十分な血清力価レベル
を有する動物を、ハイブリドーマ産生のために選択する。免疫した動物の脾臓を
回収して、単一細胞懸濁物として調製し、これから脾細胞を回収する。この脾細
胞をマウスミエローマ細胞(例えば、Sp2/0−Ag14細胞;ATCC番号
CRL−1581)に融合させ、200U/mlペニシリン、200g/ml硫
酸ストレプトマイシン、および4mMグルタミンを含有するDMEM中でインキ
ュベートさせ、次いでHAT選択培地(Hypoxanthine;Amino
pterin;Thymidine)中でインキュベートした。選択後、ハイブ
リドーマを含有する各ウェルから組織培養上清を取り、ELISAによって、抗
IL−17レセプター様抗体産生について試験する。
のためのヒトIg遺伝子座を保有するトランスジェニックマウスの免疫、および
合成抗体ライブラリー(例えば、抗体可変ドメインの突然変異誘発によって生じ
るもの)のスクリーニングなどに用いられ得る。
レセプター様ポリペプチドの細胞外ドメイン(IL−17RB−2のアミノ酸番
号1〜292、IL−17RB−3のアミノ酸番号1〜350、それぞれ配列番
号2および5)を、ヒトIgG1重鎖定常領域(Fc)に融合した。ヒトFc(
配列番号21に記載されるアミノ酸配列)をコードするDNAフラグメント(5
’末端にNotI制限部位を有し、そして3’末端にXhoI制限部位を有する
)を、NotI部位およびXhoI部位を用いてpCEP4ベクターに方向性に
連結した。pCEP4中にFcコード配列を含む得られたベクターを、pCEP
4−Fcベクターと呼ぶ。ヒトIL−17RB−2またはIL−17RB−3の
細胞外ドメインをコードするDNAフラグメント(それぞれ、配列番号2および
配列番号5)(5’末端にHindIII制限部位およびコザック配列(CCA
CC)を、そして3’部位にNotI制限部位を有する)を、PCRによって生
成した。これらのDNAフラグメントを、HindIII部位およびNotI制
限部位を用いてpCEP4−Fc発現ベクターに方向性に連結し、そしてpCE
P4−huIL−17RB−2様−FcまたはpCEP4−huIL−17RB
−3様−Fcと命名した。このDNAおよびこの接続部位の完全性を、当該分野
で公知の標準的な方法を用いるDNA配列決定によって確認した。
uIL−17RB−3様−Fcプラスミド(また、それぞれ、HIL−17RB
−2−FcおよびHIL17RB−3−Fcと名づけ、そしてそれぞれ、アメリ
カ合衆国バージニア州20110,マナサス・ユニバーシティ・ブルーバード1
0801、アメリカンタイプカルチャーコレクションに2001年3月14日に
,登録番号______および_____として寄託された)を、製造業者の指
示に従って、Superfect(Qiagen)を用いて、ヒト293/EB
NA細胞中に一過性にトランスフェクトした。無血清の馴化培地を、トランスフ
ェクションの72時間後、細胞から回収した。組み換えヒトIL−17RB様F
c融合タンパク質(成熟タンパク質のアミノ末端に位置されるアミノ酸配列AP
Sを有することが推定される)を、HiTrapタンパク質Gカラム(Amer
sham Pharmacia)を用いたアフィニティークロマトグラフィーに
よって単離した。得られた融合タンパク質のアミノ酸配列を図22(IL−17
RB−2−Fc融合タンパク質;配列番号24)および図23(IL−17RB
−3−Fc融合タンパク質;配列番号25)に示す。
re Membrane MWCO 10,000(Spectrum Lab
oratories)を用いて、4℃で72時間PBS緩衝液に対して透析した
。その後、組み換えヒトIL−17RB様Fc融合タンパク質を10%アクリル
アミドゲル(Novex)上で電気泳動して、クマーシーブルーで染色した。染
色したゲルをデンシトメーターでスキャンし、目的のタンパク質バンドの提示パ
ーセントを決定した。改変したLowry Protein Assay Re
agent(Pierce)を用いて、製造業者の指示に従って総タンパク質濃
度を決定した。次いで、IL−17RB様Fc融合タンパク質のパーセンテージ
を総タンパク質濃度と掛けることによって、ヒトIL−17レセプター様Fc融
合タンパク質の量を算出した。
インに融合する代わりに、推定の成熟タンパク質中にインフレームで融合された
Epogenシグナルペプチド(MGVHECPAWLWLLLSLLSLPL
GLPVLG(配列番号20))を用いて生成し得る。
es and Uses Threof)」(代理人番号01017/3712
8A)と題された、共有の、同時出願した、米国特許出願第____号(本明細
書においてその全体が参考として援用される)の実施例1に記載のように、IL
−17Eをクローニングした。IgG1重鎖定常領域(Fc)にインフレームで
融合した、ヒトIL−17E(配列番号23)の推定成熟タンパク質にインフレ
ームで融合したEpogenシグナルペプチド(EpoSP)を、以下のとおり
操作して、組み換え成熟ヒトIL−17E−Fc融合タンパク質を作成した。ア
ミノ酸配列MGVHECPAWLWLLLSLLSLPLGLPVLG(配列番
号20)をコードするEpoSP DNAを、5’末端のコンセンサスコザック
配列(CCACC)と3’末端のAscI部位との間のpCEP4発現ベクター
(Invitrogen)中に挿入した。さらに、配列番号12に示されたアミ
ノ酸配列およびこの配列の5’末端のNotI制限部位をコードするFc DN
Aフラグメントを、EpoSP(配列番号20)の3’末端に挿入した。チミジ
ンを、NotI制限部位の直後に挿入して、コーディングフレームを同じに保っ
た。pCEP4中にEpoSPおよびFcを含有する得られたベクターを、pC
EP4−EpoSP−Fcベクターと呼ぶ。
するDNAフラグメント(終止コドンはなしに、成熟ヒトIL−17Eタンパク
質(配列番号23)をコードする)を、PCRによって生成した。成熟ヒトIL
−17Eタンパク質は、開始メチオニンをアミノ酸数1として、アミノ酸数17
(aa17)で開始する。チミジンを含むAscI部位を、aa17を含むコド
ンの直前に挿入して、コーディングフレームを同じに保持する。AscIおよび
NotI制限部位を用いてpCEP4−EpoSP−Fc発現ベクター中にヒト
IL−17Eフラグメントを、方向性に連結して、これをpCEP4−EpoS
P−huIL−17E−Fcと名付けた。このDNAおよび接続部位の完全性を
、当該分野で公知の標準的技術を用いるDNA配列決定によって確認した。
CEP4−EpoSP−IL−17E−Fcプラスミドをヒト293/EBNA
細胞中に一過性にトランスフェクトした。無血清馴化培地を、トランスフェクシ
ョンの72時間後細胞から収集した。組み換えヒトIL−17E−Fc融合タン
パク質(成熟タンパク質のアミノ末端に配置されたアミノ酸配列APSを有する
と予期される)を、HiTrap ProteinGカラム(Amersham
Pharmacia)を用いたアフィニティークロマトグラフィーによって単
離した。次いで、組み換えヒトIL−17E−Fc融合タンパク質を、Spec
tra/Pore Membrane MWCO 10,000(Spectr
um Laboratories)を用いて、PBS緩衝液に対して4℃で72
時間透析した。その後、組み換えヒトIL−17E−Fc融合タンパク質を10
%アクリルアミドゲル(Novex)上で電気泳動して、クマーシーブルーで染
色した。染色したゲルをデンシトメーターでスキャンし、目的のタンパク質バン
ドの提示パーセントを決定した。改変したLowry Protein Ass
ay Reagent(Pierce)を用いて、製造業者の指示に従って総タ
ンパク質濃度を決定した。次いで、IL−17E−Fc融合タンパク質のパーセ
ンテージを総タンパク質濃度と掛けることによって、ヒトIL−17E−Fc融
合タンパク質の量を算出した。
する) IL−17Eポリペプチド(配列番号23)が、IL−17レセプター様ポリ
ペプチド(それぞれ、配列番号2および/または配列番号5;IL−17RB−
2および/またはIL−17RB−3)についてのリガンドであるか否かを決定
するため、ヒトB細胞リンパ芽球腫細胞株GM3104A(ノーザンブロットお
よびRT−PCR分析によって、IL−17レセプター様ポリペプチドを発現す
ることが示されている)を用いて、競合的結合アッセイを実施した。上記実施例
7に記載のように調製した、IL−17E−Fc融合タンパク質(配列番号23
)を発現するように形質転換された293E細胞由来の馴化培地を、回収して、
濃縮し、そして結合アッセイに用いた。リガンド結合の特異性を、可溶性ブロッ
キングレセプター(IL−17RB−2−Fc融合タンパク質またはIL−17
RB−3−Fc融合タンパク質のいずれか(それぞれ、配列番号22または23
))での競合によって決定した。IL−17R−Fc融合タンパク質(配列番号
3の細胞外ドメインからなる)を、形質転換された293E細胞から回収した馴
化培地から精製して、コントロールとして用いた。上記実施例6に記載のように
、IL−17RB−2−FcまたはIL−17−RB−3−Fcで形質転換した
293E細胞(それぞれ、2001年3月14日に、受託番号____および_
___として、ATCCに寄託された)由来の馴化培地を、Amicon 3K
d カットオフCentracon(#4203)を用いて濃縮(5×)し、ブ
ロッキングに用いた。
×)馴化培地を含む)を、バイアル(各々が、RPMI 1640中に、0.5
ml 5×馴化培地のIL17RB−2−Fc、IL−17RB−3−Fc、ま
たは0.5mlの5μg/ml IL−17R−Fcタンパク質を含有する)に
添加した。各バイアルを氷上で2時間インキュベートした。
lの8% FBS/PBSを用いて、4℃で1時間インキュベートした。次いで
、この細胞を0.5% BSA/PBSで洗浄し、そして1mlのトランスフェ
クトされていない293E細胞の馴化培地、IL−17E−Fcを含有する馴化
培地、またはIL−17E−Fcを含有する馴化培地(ブロッキングレセプター
(IL−17RB−2またはIL−17RB−3)とともに、4℃で穏やかに振
盪しながら2時間プレインキュベートした)とともにインキュベートした。イン
キュベーション後、細胞を1mlの氷冷0.5% BSA/PBSで3回洗浄し
た。
lのヤギ抗ヒトIgG−Fc−FITC(Chemicon,AP113F)で
染色した。この細胞を氷上で1時間インキュベートし、そして1mlの氷冷0.
5%BSA/PBSで3回洗浄した。続いて、リガンド結合を、FACScan
(Becton Dickinson)を用いて、蛍光発色セルソーター(蛍光
標示式細胞分取器)分析で検出した。この分析は、IL−17E−FC融合タン
パク質が、GM3104A細胞に結合することを示した。この結合は、IL−1
7RB−2およびIL−17RB−3(本発明のアイソフォーム)によって阻害
されたが、IL−17Rによっては阻害されなかった。
y)サイトカインの発現を誘導する) IL−17Eポリペプチドは、本発明のIL−17レセプター(配列番号2お
よび配列番号5)に結合することが示されているので、炎症促進性(proin
flammatory)サイトカインの発現に対するIL−17Eポリペプチド
の効果は、本発明のIL−17レセプターの活性化に関連し得る。
cまたはIL−17D−Fcのいずれかを発現する293E細胞由来の馴化培地
を回収して、このアッセイにおいてリガンドとして用いた。次いで、3Kdカッ
トオフ Centracon(Amicon,#4032)を用いて、IL−1
7B−Fc、IL−17C−Fc、IL−17D−FcおよびIL−17E−F
cを含有する馴化培地を濃縮(15×)し、そして新鮮20%FBS/1640
培地を添加することによって1×培地に再構成した。
IL−17リガンド(IL−17E−Fcポリペプチド、IL−17B−Fc、
Il−17C−Fc、Il−17D−FcおよびヒトFc)を含んだ、再構成し
た濃縮馴化培地中で培養した。37℃で5%CO2での18時間のインキュベー
ション後、この培地を、回収して、この培地中に放出されたIL−1α、IL−
1β、IL−6、IFN−γ、G−CSF、およびTNF−αの量を、製造業者
の指示に従って、適切なQuantikine Immunoassay ki
t(R&D System)で測定した。この結果を表IIIにまとめる。IL
−17E−Fc融合タンパク質は、試験した他のIL−17リガンドよりもかな
り大きい程度までTNF−α、IL−1α、およびIL−6の放出を誘導した。
IL−1β、IFN−γ、およびG−CSFの誘導は、いずれのリガンドについ
ても検出されなかった。
様レセプターのリガンドである。以下の実施例は、IL−17Eポリペプチドを
過剰発現するトランスジェニックマウスについて記載している。これらのマウス
からの情報は、本発明のIL−17レセプターの活性化および/または過剰発現
の生物学的効果を決定するのに有用である。
トIL−17E cDNAのコード領域(配列番号22)を、肝臓特異的発現ベ
クターに連結した。この発現ベクターは、第19染色体上のヒトアポリポタンパ
ク質(apo)C−I/C−I’遺伝子間領域由来の肝細胞制御領域(HCR)
を含有する774bpのDNAフラグメントからなる(Simonetら.,J
.Biol.Chem.,268:8221〜8229,1993)。このベク
ターはまた、1450bpの連続する切片を含んだ。この切片は、ヒトアポE遺
伝子5’隣接配列、第一エキソン、第一イントロンおよびアポE遺伝子の第二エ
キソンの一部から構成される(Simonetら、J.Clin.Invest
.,94:1310〜1319,1994)。SV40ポリアデニル化シグナル
をcDNA挿入部位の下流に配置した。cDNAの完全性を、当該分野で公知の
標準的方法を用いて配列決定することによって確認した。
を精製し、そして微量注入用に導入遺伝子挿入物を単離した。BDF1×BDF
1−交配マウス由来の単細胞胚を、本質的にBrinsterらに記載のように
注射した(Proc.Natl.Acad.Sci.USA,82:4438〜
4442,1985)。37℃で5%CO2のインキュベータ中で胚を一晩培養
した。引き続いて、15〜20の2細胞胚を、13の偽妊娠CD1雌性マウスの
卵管に移植した。トランスジェニック子孫を、Simonetら(J.Clin
.Invest.,94:1310〜1319,1994)に記載のように、耳
生検から調製したDNA由来のヒトapoE第一イントロンの368bpのフラ
グメントを増幅するプライマーを用いたPCRスクリーニングによって同定した
(J.Clin.Invest.,94:1310〜1319,1994)。
よび5匹の非トランスジェニック同腹仔を剖検した。マウス由来の肝臓サンプル
を、剖検の時点で液体窒素中で新鮮凍結した。製造業者の指示に従って、Per
fect RNA Kit(Eppendorf)を用いて各サンプルからRN
Aを単離し、そしてノーザンブロット分析によって分析した。
e(Sigma)中に希釈した10μgのRNAを泳動することによって、ノー
ザンブロットを行った。このゲルを50mM NaOHならびに150および5
5mM NaCl中で変性させた。引き続き、このゲルを0.1M Tris−
HCl(pH7.0)および150mM NaCl中で中和し、そして製造業者
(Stratagene)の指示に従って、Duralonメンブレン上にブロ
ットさせた。このノーザンブロットを、Rediprime System(A
mersham)によって生成した32P−標識ヒトIL−17E cDNAで
プローブした。Express Hyb Solution中でハイブリダイゼ
ーションを実行し、次いで製造業者の指示に従って洗浄した。このハイブリダイ
ズしたブロットを−80℃で72時間X線フィルム(Kodak)に曝露し、次
いで現像した。
ジェニック同腹仔と比べて、IL−17E RNAの発現が増大していたことを
示した。試験した10匹のマウスのうち、29番、52番、55番、61番およ
び66番と示されたマウスが、最高レベルのIL−17E RNA発現を有した
(図8を参照のこと)。
を部分的肝切除術によって得た。このマウスをイソフルランで麻酔し、胸骨上の
剣状突起下の小横切開を作成して、肝臓を露出させた。付着ポイントでの切開の
ために選択した肝葉の周りに縫合糸を配置した。肝葉を結紮し、そして結紮糸下
の切断および液体窒素下での新鮮凍結によって除去した。次いでマウスの出血を
チエックし、そして皮膚切開を1〜2のオートクリップ(皮膚ステープル)で閉
鎖した。RNAを肝臓から単離し、そしてノーザンブロット分析を上記のように
実行した。ハイブリダイズしたブロットを−80℃で24時間X線フィルム(K
odak)に曝露し、次いで現像させた。
ジェニック同腹仔と比べて、肝臓中においてIL−17E RNAをさらに高レ
ベル発現したことを示した。
ルのIL−17 RNA発現を有した(図9を参照のこと)。
〜8週齢の非トランスジェニック同腹仔(オス2匹およびメス3匹)を、可能性
のあるIL−17E表現型のために病理学的に分析した。マウス番号29、52
、61および66は、IL−17E mRNAの肝臓発現に関して強力に陽性で
あったが、マウス番号1、16、および55は、弱い陽性であった。5匹の非ト
ランスジェニックコントロールマウス(番号、2、17、28、53および65
)は陰性であった。剖検で、マウスを秤量し、血液学および血清化学のために血
液を採取し、そして肝臓、脾臓、腎臓、心臓、および胸腺を秤量した。肝臓、脾
臓、肺、脳、心臓、腎臓、副腎、胃、小腸、膵臓、盲腸、結腸、腸間膜リンパ節
、皮膚、乳腺、気管、食道、胸腺、副甲状腺、唾液腺、膀胱、卵巣または精巣、
子宮または精嚢、骨格筋、骨、および骨髄の切片を、組織学的分析用に収集した
。
来の肝臓、脾臓、肺、脳、心臓、腎臓、副腎、胃、小腸、膵臓、盲腸、結腸、腸
間膜リンパ節、皮膚、乳腺、気管、食道、胸腺、副甲状腺、唾液腺、膀胱、卵巣
または精巣、子宮または精嚢、骨格筋、骨、および骨髄の切片を、慣用的な組織
学的試験のために、10%中性緩衝化亜鉛ホルマリン(Anatech,Bat
tle Creek,Michigan)中で一晩固定し、パラフィン包埋し、
3μmに切片化し、そしてヘマトキシリンおよびエオシン(H&E)で染色した
。
g System(Diagnostic Products Corp,Ra
ndolph,NJ)を用いて、4μm厚さのパラフィン包埋切片で、免疫組織
化学染色を実施した。脱パラフィンした組織切片をCAS BLOCK(Zym
ed Laboratories,San Francisco,CA)でブロ
ックし、マクロファージに対するラット抗マウスモノクローナル抗体(F4/8
0,Serotec Inc.,Raleigh,NC)、または全ての型のB
細胞に対するラット抗マウスCD45R/B220モノクローナル抗体(Pha
rMingen、San Diego,CA)とインキュベートした。ビオチニ
ル化ウサギ抗ラット免疫グロブリン二次抗体(Vector Laborato
ries,Burlingame,CA)を用いて、一次抗体を検出した。次い
で、切片を3%過酸化水素でクエンチし、そしてアビジン−ビオチン三次複合体
(Vector Laboratories)と反応させた。染色反応を、ジア
ミノベンジジン(DAB、Dako Carpinteria、CA)で可視化
し、そして切片をヘマトキシリンで対比染色した。
2,61および66)ならびに低発現マウスのうち1匹(番号55)由来の腸間
膜リンパ節のサイズを、顕著に増加させた。同様に、これらの5匹のIL−17
Eトランスジェニックマウス由来の脾臓を増大し、そしてこの脾臓は、重量にお
ける有意な増加を示した。(体重1.08±0.27SD% 対 非トランスジ
ェニックコントロールマウスにおける体重0.37±0.12SD%、p=0.
0007)。他の2匹の低発現トランスジェニックマウス(番号1および16)
由来の腸間膜リンパ節および脾臓は、正常であるようであった。未処理の器官重
量データを表IVに示し、そして有意な差異を表VIに要約する。
クマウスの未処理の器官重量
ニックマウスのうち4匹(マウス番号29,52,55,61および66由来の
血液は凝固し、そして評価され得なかった)は、合計の白血球、好中球、リンパ
球、好酸球、および大きな非染色細胞(おそらく、大きな顆粒状リンパ球)にお
いて、中程度〜顕著な増加を有した。これらの4匹のIL−17Eトランスジェ
ニックマウスについての平均の総白血球数は、11.93×103(±4.47
×103SD)であるが、非トランスジェニックコントロールマウスは、3.0
9×103(±0.79×103SD,p=0.003)の平均総白血球数を有
した。非トランスジェニックコントロールマウス、p=0.032における0.
92×103(±0.53×103SD)に対して、これらの4匹のIL−17
Eトランスジェニックマウスにおける平均好中球数は、2.29×103(±0
.67×103SD)であった。これらの4匹のIL−17Eトランスジェニッ
クマウスは、非トランスジェニックコントロールマウス、p=0.0025にお
ける1.99×103(±0.38×103SD)に対して、6.76×103 (±2.32×103)の平均リンパ球数を有し、そして非トランスジェニック
コントロールマウス、p=0.017における0.03×103(±0.01×
103SD)に対して、1.35×103(±0.96×103SD)の平均好
酸球数を有し、そして非トランスジェニックコントロールマウス、p=0.03
1における0.10×103(±0.05×103SD)に対して、1.41×
103(±1.11×103SD)の平均の大きな未染色細胞数を有した。IL
−17Eトランスジェニックマウスのうち2匹(番号55および66)はまた、
赤血球数、ヘモグロビン、およびヘマトクリットにおけるわずかな減少、ならび
にわずかに上昇した血小板数によって特徴づけられる軽い貧血を有した。未処理
の血液学的データを表2に示し、そして有意な差異を表3に要約する。
マウスの未処理の血液学データ
スとの間の、器官重量およびCBC値における有意な差異の要約データ
ックコントロール同腹仔由来の肝臓、脾臓、肺、脳、心臓、腎臓、副腎、胃、小
腸、膵臓、盲腸、結腸、腸間膜リンパ節、皮膚、乳腺、気管、食道、甲状腺、上
皮小体、唾液腺、膀胱、卵巣または精巣、子宮または精嚢、骨格筋、骨および骨
髄の、ヘマトキシリンおよびエオシン染色した切片を、試験した。全てのマウス
由来のリンパ節および脾臓のB220(全てのB細胞に特異的)およびF4/8
0(マクロファージに特異的)の免疫染色切片もまた、試験した。IL−17E
トランスジェニックマウスのうちの5匹(番号29、52、55、61および6
6)は、同様の組織学的知見を有し、この知見は以下によって特徴付けられる:
顕著な腸間膜リンパ節症、膵リンパ球系過形成および赤脾髄好酸性骨髄過形成、
ならびに骨髄好酸性過形成。最も著しい組織学的知見は、腸間膜リンパ節症であ
り、これは、正常な結節性構造の損失を伴なう大きな(massive)結節性
拡大、ならびに多数の好酸球、反応性B細胞(B220で染色される)および血
漿細胞、マクロファージ(F4/80で染色される)ならびに多核性の炎症性巨
細胞を含む炎症性細胞の混合集団による髄質膨張によって特徴付けられる(図1
0を参照のこと)。これらの5匹のIL−17Eトランスジェニックマウスはま
た、顕著な骨髄好酸性骨髄過形成(図11B)、ならびに中程度〜顕著な脾性B
細胞リンパ球系過形成および赤脾髄好酸性骨髄過形成(図11F)を示した。さ
らに、IL−17Eトランスジェニックマウスのうちの1匹(番号29)はまた
、顕著な慢性好酸性かつ化膿性の腎盂腎炎を示し、1つの腎臓に腎盤拡張および
他方の腎臓に中程度の慢性好酸性かつ化膿性の腎盂炎を有したが(図11J)、
別のIL−17Eトランスジェニックマウス(番号55)は、重篤な慢性好酸性
かつ化膿性の膀胱炎を示し、軽い両側性の慢性好酸性かつ化膿性腎盂炎を有した
。最後に、IL−17Eトランスジェニックマウスのうち4匹(番号29、55
、61および66)は、最小〜軽い好酸性かつリンパ形質細胞性(lympho
plasmacytic)大腸炎および/または回腸炎を示した。
スにおける、表現型の知見の要約) IL−17E過剰発現トランスジェニックマウスのうち5匹(番号29、52
、55、61および66)は、同様の表現型を有し、これは以下によって特徴付
けられる:好酸球、リンパ球、および大きな未染色細胞(これは、大きな顆粒状
リンパ球であり得る)における顕著な上昇を伴なう白血球増加、顕著な好酸性成
分を有する顕著なリンパ節症、骨髄好酸性脊髄過形成、ならびに脾性B細胞リン
パ球系過形成および好酸性脊髄球過形成。IL−17Eトランスジェニックマウ
スのうちの2匹(番号55および66)はまた、軽い貧血および血小板増加症を
示した。さらに、IL−17Eトランスジェニックマウス、番号55および29
は、その腎臓および/または膀胱の好酸性かつ最上の炎症を示した。最後に、I
L−17E過剰発現(ovewrexpressing)トランスジェニックマ
ウスのうち4匹(番号29、55、61および66)は、最小〜軽い好酸性かつ
リンパ形質細胞性大腸炎および/または回腸炎を示した。これらの知見の全ては
、このIL−17Eポリペプチドが、炎症および骨髄造血(特に、好酸球および
Bリンパ球の発達、刺激、および/または漸増において)において役割を果たす
こと、そして本発明のIL−17レセプター様ポリペプチド(これは、IL−1
7Eに結合する)が、この炎症および骨髄造血を媒介することを示唆する。
ェニック同腹仔について行った。大腿、末梢血(心臓穿刺によって得た)および
脾臓の長軸方向半切片を、各トランスジェニックマウスおよびその同腹仔コント
ロールから得た。分析したトランスジェニック(trangenic)マウスの
5匹(番号29、52、55、61および66)は、表現型の変化を示した。
要造血集団を定量化した。さらに、本発明のIL−17レセプター様ポリペプチ
ド(IL−17RB)の組織および系統特異的な発現を、Antonysomy
ら(J.Immunol.,162:577−584,1999)において記載
されるように、そして本明細書中実施例7にもまた記載されるように定量化した
。
以下の抗体パネルを設計した。ヘルパーT細胞を、抗体CD4−PEを用いて検
出し、そして抗体CD69−FITCによって検出される早期活性化マーカーと
比較した。抗体CD3−FITCを用いて検出した汎T細胞マーカーを、抗体C
D8−PEを用いて検出したキラーT細胞と比較した。抗体CD14−FITC
を用いて検出した単球系統細胞を、抗体CD19−PEを用いて検出したB系統
細胞(表面性免疫グロブリン陽性B細胞を成熟するためのpreB)マーカーと
比較した。抗体GR−1−FITCを用いて検出した顆粒球を、抗体NK1.1
−PEを用いて検出したナチュラルキラー細胞と比較した。組換えIL−17E
−Fc融合タンパク質の結合によって検出したIL−17レセプター様ポリペプ
チド(IL17RB)の発現パターンを、抗体CD45R−PEを用いて検出し
たB細胞、抗体CD4−PEを用いて検出したヘルパーT細胞、および抗体CD
11C−PEを用いて検出した樹状細胞と比較した。
そして大腿および脾臓を解剖した。大腿骨髄および脾臓由来の細胞懸濁液を作製
し、2回洗浄し、そしてPBS/0.5% BSA中に再懸濁した。各細胞懸濁
液の細胞数を、100μmの開口および4μmのより低い閾値設定を用いてCo
ulter Zl Coulter Counterを使用して定量化した。各
細胞懸濁液の10μlのアリコートを、3滴のZapoglobin(赤血球を
溶解するため)を含むIsoton緩衝液10mlに添加し、そして計数した。
この細胞懸濁液を、Fc−ブロック(CD 16/32)と共に15分間4℃で
インキュベートした。引き続いて、1×106細胞(PBS/0.5% BSA
中に懸濁)を、96ウェルプレートの抗体含有ウェルの各々に添加した。
末梢血サンプルを、心臓穿刺によって得、そしてCBC分析を行った。続いて、
残りの血液を、96ウェルプレート上の抗体を含む8つのウェルに等しく分割し
た。
ンキュベートした。続いて、この細胞を2回洗浄し、そして赤血球を排除するた
めに、FACS溶解緩衝液(200μl/ウェル;Becton Dickin
son)を用いて室温で15分間溶解した。溶解後、この細胞を洗浄し、そして
400μlのFACS緩衝液に再懸濁し、そしてフローサイトメトリーによって
分析した。
および66)において、末梢血におけるCD19+細胞(B細胞)の著しい増加
が存在した。図12に示されるように、CD19+細胞の絶対数は、コントロー
ルと比較して5倍まで増加した。さらに、図13に示されるように、脾臓におけ
るCD19+細胞の絶対数において2〜4倍の増加が存在した。大腿骨髄におい
て、CD19+細胞におけるわずかな減少が存在した(図14)。CD45rに
ついての染色は、同様の傾向を伴なった。トランスジェニックマウスから単離さ
れた末梢血および脾臓はまた、ヘルパーT細胞(CD4+ Tリンパ球)の絶対
数において2〜3倍の増加を示した(それぞれ図15および16を参照のこと)
。
な集団(例えば、33%の顆粒球)の、一致した外見を有した(図17および1
8)。さらに、この細胞は、顆粒球マーカーを発現しない。血液および骨髄にお
いてIL−17レセプター様ポリペプチドを発現する顆粒球様細胞(例えば、顆
粒球の8〜17%)の、より小さいが異なる集団の、一致した外見がまた存在し
た(図19および20を参照のこと)。散乱プロットとの関連性に基づいて、こ
のトランスジェニックマウスは、CD4+、CD45R+、CD11c+の多重
系統表現型を有するようであり、そしてこれらは大きくかつ顆粒状である。
ける好酸球様集団の明らかな出現が存在することを示した。図21に示されるよ
うに、これらの細胞の散乱プロフィールは、好酸球の順方向散乱 対 側方向散
乱(サイズ 対 粒度)特性の「教科書」例によく似ている。. 循環する脾性CD19+ B細胞の絶対数(および区画の割合)における重要
な増加がまた存在した。CD19+ リンパ球は活性化マーカーCD69+に対
して陽性ではないが、末梢におけるその絶対数の増加および骨髄におけるわずか
な減少は、増殖が生じる末梢組織への移動を示唆する。
る。さらに、IL−17レセプター様ポリペプチド(配列番号2および5)がこ
れらの細胞上で上方制御されるようであるため、この集団がIL−17様タンパ
ク質の偏在と反応性であり得ることを示唆する。これらのマウスにおける明らか
な好酸性の存在という事実と一緒に、この多重系統表現型は、急性骨髄単球性白
血病(M4 AML)の記載とぴったり一致する(Campena&Behm,
J.Immunol.Meth.234,:59−75,2000)。
ノーザンブロット分析を行った。総RNAを、RNeasy Mini Kit
(カタログ番号74104,Qiagen,Valencia,CA)を使用し
て、17の細胞株から単離した。このプローブを、以下のプライマーを使用する
PCRによって生成した(プライマー2445−34:CATTTTCCTAC
ATCGGCTTCCCTG;配列番号26;およびプライマー2429−61
TGAATCTGGCTTCTTTCACTGC;配列番号27)。このプロ
ーブを、Rediprime II Kit(カタログ番号RPN 1633;
Amersham Pharmacia Biotech)を使用して、32P
−dCTP(カタログ番号AA0005;Amersham Pharmaci
a Biotech)で標識した。このノーザンブロット分析を、Northe
rn Max−Gly Kit(カタログ番号1946,Ambion)を用い
て行った。
ター様RNAの発現レベルを示す。
号1)とアミノ酸配列(配列番号2)を示す。
番号2)と既知のIL−17レセプターファミリーメンバー(配列番号3)との
相同性を示す。
号4)およびアミノ酸配列(配列番号5)を示す。
番号5)と既知のIL−17レセプターファミリーメンバー(配列番号3)との
相同性を示す。
号6)およびアミノ酸配列(配列番号7)を示す。
番号7)と既知のIL−17レセプターファミリーメンバー(配列番号3)との
相同性を示す。
−17RB−2)、第2のヒトIL−17レセプター様ポリペプチド(配列番号
5;IL−17RB−2)および第3のヒトIL−17レセプター様ポリペプチ
ド(配列番号7)のアミノ酸配列の重複を示す。下線を引いた配列は、配列番号
2の残基293から残基313、配列番号5の残基351から残基371および
配列番号7の残基176から残基196にわたる推定膜貫通ドメインである。こ
れらの推定シグナルペプチドは、配列番号2および5の残基14にわたる太文字
である。従って、推定細胞外配列は、配列番号2のアミノ酸14からアミノ酸2
92および配列番号5のアミノ酸14からアミノ酸350にわたる。
9、55、61、20、52および66番)におけるIL−17様過剰発現トラ
ンスジーンの発現を検出したノーザンブロッティングを示す。コントロールマウ
ス(2、17、53および65番)は、非トランスジェニック同腹仔である。レ
ーンに印された「bl」は、ブランクレーンであり、陽性コントロール(+)は
、IL−17様cDNAであった。0.54kbのバンドの存在は、トランスジ
ーンの発現を示す。
、33、37、46、67および68番)においてIL−17様過剰発現トラン
スジーンの発現を検出したノーザンブロッティングを示す。コントロールマウス
(32、35、36および45番)は、非トランスジェニック同腹仔である。レ
ーンに印された「MI」は、陽性コントロールとしてロードしたマイクロインジ
ェクションフラグメントを示す。0.54kbのバンドの存在は、トランスジー
ンの発現を示す。
0(C、D)およびF4/80(E、F)は、IL−17様トランスジェニック
マウス(B、D、F、H)または非トランスジェニックコントロールマウス(A
、C、E、G)由来のリンパ節(A〜H)または骨髄(I、J)の切片を染色し
た。パネルA〜Fは、IL−17様トランスジェニックリンパ節が、顕著な細胞
の浸潤に起因し、この正常な構造が破壊されて、顕著に拡大されることを例示し
(パネルBのアスタリスク)、これらは、多量のB220陽性Bリンパ球細胞(
パネルD)およびいくつかのF4/80染色化マクロファージを含む。パネルH
は、この細胞の浸潤がまた、多くの好酸球(矢じり)および多核化炎症性巨細胞
(矢印)を含むことを例示する。
0(C、D)染色をしたIL−17様トランスジェニックマウス(B、D、F、
H、J)または非トランスジェニックコントロールマウス(A、C、E、G、I
)由来のリンパ骨髄(A、B)、脾臓(C〜F)および腎臓(G〜J)の切片を
示す。パネルAは、顕著な好酸球性骨髄過形成を例示する。パネルDは、IL−
17様トランスジェニックマウスの脾臓におけるB220陽性B細胞(矢印)の
優性でのリンパ球過形成を例示するが、パネルFは、非トランスジェニック脾臓
の赤脾髄(E)と比較してIL−17様トランスジェニック脾臓の赤脾髄におけ
る好酸球性骨髄過形成を例示する。パネルHおよびパネルJは、腎盂における顕
著な好酸球炎症性浸潤を伴う(腎盂腎炎、パネルJ)、腎盂拡張を例示する(H
における矢印)。
匹のIL−17様トランスジェニックマウスのうち4匹の末梢血におけるCD1
9+ Bリンパ球の絶対数の有意な増大を示す棒グラフヒストグラムを示す。
−17様トランスジェニックマウスのうち5匹の脾臓におけるCD19+ Bリ
ンパ球の絶対数の有意な増大を示す棒グラフヒストグラムを示す。
トランスジェニックマウスの骨髄におけるCD19+ Bリンパ球の絶対数のわ
ずかな減少を示す棒グラフヒストグラムを示す。
匹のIL−17様トランスジェニックマウスの末梢血におけるCD4+ Tリン
パ球の絶対数のわずかな増大を示す棒グラフヒストグラムを示す。
トランスジェニックマウスの脾臓におけるCD4+ Tリンパ球の絶対数に有意
な増大の示す棒グラフヒストグラムを示す。
ニック同腹仔コントロールに存在する変化の代表的な散乱プロットを示す。「A
」と標識される2つの上部のプロットは、2色フローサイトメトリドットプロッ
トである。ここでCD45R+およびIL−17様Fc標識は、それぞれの軸に
おいて示される。コントロールプロット「A」は、領域R1におけるCD45R
+/IL−17様Fc+細胞の非存在を示すが、トランスジェニックプロット「
A」において、この集団は、領域R1において存在し、そして全顆粒球集団の8
%を示す。対応する順方向散乱プロット対側方向散乱プロット(「B」および「
C」)において、これらの細胞は、淡紅色ドットとして示される。この集団は、
コントロールプロット「B」に存在しなかった。
ニック同腹仔コントロールに存在する変化の代表的な散乱プロットを示す。「A
」と標識される2つの上部のプロットは、2色フローサイトメトリドットプロッ
トである。ここでCD4およびIL−17様Fc標識は、それぞれの軸において
示される。コントロールプロット「A」は、領域R1におけるCD4+/IL−
17様Fc+細胞の非存在を示すが、トランスジェニックプロット「A」におい
て、この集団は、領域R1において存在し、そして全顆粒球集団の14%を示し
た。対応する順方向散乱プロット対側方向散乱プロット(サイズ対粒度)におい
て、IL−17様トランスジェニックマウス(B)について、これらの細胞は、
顆粒球が、典型的に見られる(赤色ドット)領域の直ぐ上に位置づけられる。こ
れらの細胞は、コントロールプロット「B」に存在しない。さらに、トランスジ
ェニックマウス(A)について、CD4+でもなくIL−17様Fc+(領域R
2)でもないが、順方向散乱プロット対側方向散乱プロット「B」(緑色ドット
)における顆粒球の左に局在する、好酸球の散乱特性を有する細胞の集団が存在
する。この集団は、コントロールプロット「B」に存在しなかった。
−17様トランスジェニックマウスのうち5匹の骨髄におけるrhIL−17様
Fc+/CD45R+ 顆粒球様細胞の絶対数の増大を示す棒グラフヒストグラ
ムを示す。
トランスジェニックマウスの骨髄におけるrhIL−17様Fc+/CD4+
顆粒球様細胞の絶対数の増大を示す棒グラフヒストグラムを示す。
)の例を示す。ゲートにおける細胞を分類して、精製した集団を得ることができ
る。
融合ペプチド(配列番号21)を含むIL−17RB−2融合タンパク質(配列
番号24)の配列を示す。このアミノ酸配列のFc融合部分に、下線を引き、そ
してIL−1RB−2の天然のシグナルペプチドは、太文字である。
融合ペプチド(配列番号21)を含むIL−17RB−3融合タンパク質(配列
番号25)の配列を示す。このアミノ酸配列のFc融合部分に、下線を引き、そ
してIL−17RB−3の天然のシグナルペプチドは、太文字である。
Claims (89)
- 【請求項1】 単離された核酸分子であって、以下: (a)配列番号1、配列番号4、および配列番号6の少なくとも1つに示され
るヌクレオチド配列; (b)配列番号2、配列番号5、および配列番号7の少なくとも1つに示され
るポリペプチドをコードするヌクレオチド配列; (c)(a)または(b)の相補体に、中程度または高度にストリンジェント
な条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列であって、ここで、該ヌクレオ
チド配列によってコードされた該ポリペプチドは、配列番号2、配列番号5、お
よび配列番号7の少なくとも1つに示されるポリペプチドの活性を有する、ヌク
レオチド配列;ならびに (d)(a)〜(c)のいずれかに相補的なヌクレオチド配列、 からなる群より選択されるヌクレオチド配列を含む、単離された核酸分子。 - 【請求項2】 単離された核酸分子であって、以下: (a)配列番号2、配列番号5、および配列番号7の少なくとも1つに示され
るポリペプチドに少なくとも約70%同一であるポリペプチドをコードするヌク
レオチド配列であって、ここで、該ポリペプチドは、配列番号2、配列番号5、
および配列番号7の少なくとも1つに示されるポリペプチドの活性を有する、ヌ
クレオチド配列; (b)配列番号1、配列番号4、および配列番号6の少なくとも1つに示され
るヌクレオチド配列の対立遺伝子改変体またはスプライス改変体をコードするヌ
クレオチド配列であって、ここで、該コードされたポリペプチドは、配列番号2
、配列番号5、および配列番号7の少なくとも1つに示されるポリペプチドの活
性を有する、ヌクレオチド配列; (c)少なくとも約25アミノ酸残基のポリペプチドフラグメントをコードす
る、配列番号1、配列番号4、および配列番号6;(a);または(b)の少な
くとも1つのヌクレオチド配列であって、ここで、該ポリペプチドは、配列番号
2、配列番号5、および配列番号7の少なくとも1つに示されるポリペプチドの
活性を有する、ヌクレオチド配列; (d)少なくとも約16ヌクレオチドのフラグメントを含む、配列番号1、配
列番号4、および配列番号6の少なくとも1つのヌクレオチド配列、または(a
)〜(c)のヌクレオチド配列; (e)中程度または高度にストリンジェントな条件下で、(a)〜(d)のい
ずれかの相補体にハイブリダイズする、ヌクレオチド配列であって、ここで、該
ヌクレオチド配列にコードされたポリペプチドは、配列番号2、配列番号5、お
よび配列番号7の少なくとも1つに示されるポリペプチドの活性を有する、ヌク
レオチド配列;ならびに (f)(a)〜(c)のいずれかに相補的なヌクレオチド配列、 からなる群より選択されるヌクレオチド配列を含む、単離された核酸分子。 - 【請求項3】 単離された核酸分子であって、以下; (a)少なくとも1つの保存的アミノ酸置換を有する配列番号2、配列番号5
、および配列番号7の少なくとも1つに示されるポリペプチドをコードするヌク
レオチド配列であって、ここで、該ポリペプチドは、配列番号2、配列番号5、
および配列番号7の少なくとも1つに示されるポリペプチドの活性を有する、ヌ
クレオチド配列; (b)少なくとも1つのアミノ酸挿入を有する配列番号2、配列番号5、およ
び配列番号7の少なくとも1つに示されるポリペプチドをコードするヌクレオチ
ド配列であって、ここで、該ポリペプチドは、配列番号2、配列番号5、および
配列番号7の少なくとも1つに示されるポリペプチドの活性を有する、ヌクレオ
チド配列; (c)少なくとも1つのアミノ酸欠失を有する配列番号2、配列番号5、およ
び配列番号7の少なくとも1つに示されるポリペプチドをコードするヌクレオチ
ド配列であって、ここで、該ポリペプチドは、配列番号2、配列番号5、および
配列番号7の少なくとも1つに示されるポリペプチドの活性を有する、ヌクレオ
チド配列; (d)C末端短縮および/またはN末端短縮を有する配列番号2、配列番号5
、および配列番号7の少なくとも1つに示されるポリペプチドをコードするヌク
レオチド配列であって、ここで、該ポリペプチドは、配列番号2、配列番号5、
および配列番号7の少なくとも1つに示されるポリペプチドの活性を有する、ヌ
クレオチド配列; (e)アミノ酸置換、アミノ酸挿入、アミノ酸欠失、C末端短縮、およびN末
端短縮からなる群より選択される少なくとも1つの改変を有する配列番号2、配
列番号5、および配列番号7の少なくとも1つに示されるポリペプチドをコード
するヌクレオチド配列であって、ここで、該ポリペプチドは、配列番号2、配列
番号5、および配列番号7の少なくとも1つに示されるポリペプチドの活性を有
する、ヌクレオチド配列; (f)少なくとも約16ヌクレオチドのフラグメントを含む(a)〜(e)の
ヌクレオチド配列; (g)中程度または高度にストリンジェントな条件下で、(a)〜(f)のい
ずれかの相補体にハイブリダイズする、ヌクレオチド配列であって、ここで、該
ヌクレオチド配列によってコードされる該ポリペプチドは、配列番号2、配列番
号5、および配列番号7の少なくとも1つに示されるポリペプチドの活性を有す
る、ヌクレオチド配列;ならびに (h)(a)〜(e)のいずれかに相補的なヌクレオチド配列、 からなる群より選択されるヌクレオチド配列を含む、単離された核酸分子。 - 【請求項4】 請求項1、請求項2または請求項3に記載の核酸分子を含む
、ベクター。 - 【請求項5】 請求項1、請求項2または請求項3に記載の核酸分子を含む
、宿主細胞。 - 【請求項6】 ネイティブなIL−17レセプター様ポリペプチドに対する
プロモーター以外の調節配列に作動可能に連結された、請求項1、請求項2また
は請求項3のいずれかに記載の核酸分子を含む、宿主細胞。 - 【請求項7】 調節核酸を用いて形質転換またはトランスフェクトすること
によって改変された宿主細胞であって、ここで該調節核酸が、配列番号1、4、
もしくは6の配列またはこれらの対立遺伝子改変体もしくはフラグメントを含む
核酸の転写または翻訳を促進する、宿主細胞。 - 【請求項8】 前記調節核酸配列がプロモーターである、請求項7に記載の
宿主細胞。 - 【請求項9】 前記調節核酸配列が転写因子である、請求項7に記載の宿主
細胞。 - 【請求項10】 真核生物細胞である、請求項5に記載の宿主細胞。
- 【請求項11】 原核生物細胞である、請求項5に記載の宿主細胞。
- 【請求項12】 IL−17レセプター様ポリペプチドを産生するためのプ
ロセスであって、該ポリペプチドを発現するために適切な条件下で請求項5、請
求項6、または請求項7に記載の宿主細胞を培養する工程、および必要に応じて
、該培養物から該ポリペプチドを単離する工程を包含する、プロセス。 - 【請求項13】 請求項12に記載のプロセスによって産生される、ポリペ
プチド。 - 【請求項14】 請求項12に記載のプロセスであって、ここで、前記核酸
分子が、IL−17レセプター様ポリペプチドをコードするDNAに作動可能に
連結された、ネイティブなIL−17レセプター様ポリペプチドに対するプロモ
ーターDNA以外のプロモーターDNAを含む、プロセス。 - 【請求項15】 請求項2に記載の単離された核酸分子であって、ここで、
同一性パーセントは、GAP、BLASTP、BLASTN、FASTA、BL
ASTA、BLASTX、BestFit、およびSmith−Waterma
nアルゴリズムからなる群より選択されるコンピュータープログラムを用いて決
定される、単離された核酸分子。 - 【請求項16】 IL−17レセプター様ポリペプチド活性またはIL−1
7レセプター様ポリペプチド産生の候補インヒビターを検出するためのプロセス
であって、請求項5、請求項6、請求項7、請求項10または請求項11に記載
の細胞を、該候補インヒビターに曝露する工程、該細胞中でのIL−17レセプ
ター様ポリペプチド活性またはIL−17レセプター様ポリペプチド産生を検出
する工程、および該候補インヒビターに曝露された細胞におけるIL−17レセ
プター様ポリペプチドの活性を、該候補インヒビターに曝露されていない細胞に
おける活性と比較する工程を包含する、プロセス。 - 【請求項17】 IL−17レセプター様ポリペプチド活性またはIL−1
7レセプター様ポリペプチド産生の候補刺激因子を検出するためのプロセスであ
って、請求項5、請求項6、請求項7、請求項10または請求項11に記載の細
胞を、該候補刺激因子に曝露する工程、該細胞中でのIL−17レセプター様ポ
リペプチド活性またはIL−17レセプター様ポリペプチド産生を検出する工程
、および該候補刺激因子に曝露された細胞におけるIL−17レセプター様ポリ
ペプチドの活性を、該候補刺激因子に曝露されていない細胞における活性と比較
する工程を包含する、プロセス。 - 【請求項18】 配列番号2、配列番号5、および配列番号7の少なくとも
1つに示される成熟アミノ酸配列を含む、単離されたポリペプチド。 - 【請求項19】 単離されたポリペプチドであって、以下: (a)配列番号2、配列番号5、および配列番号7の少なくとも1つに記載さ
れている成熟アミノ酸配列であって、該アミノ酸配列が、残基1に成熟アミノ末
端を有し、必要に応じてアミノ末端メチオニンをさらに含む、成熟アミノ酸配列
; (b)配列番号2、配列番号5、および配列番号7の少なくとも1つのオルソ
ログに対するアミノ酸配列であって、ここで該コードされるポリペプチドが、配
列番号2、配列番号5、および配列番号7の少なくとも1つに示されるポリペプ
チド活性を有する、アミノ酸配列; (c)配列番号2、配列番号5、および配列番号7の少なくとも1つのアミノ
酸配列に少なくとも約70%同一であるアミノ酸配列であって、ここで、該ポリ
ペプチドは、配列番号2、配列番号5、および配列番号7の少なくとも1つに示
されるポリペプチド活性を有する、アミノ酸配列; (d)少なくとも約25アミノ酸残基を含む配列番号2、配列番号5、および
配列番号7の少なくとも1つに示されるアミノ酸配列のフラグメントであって、
ここで、該ポリペプチドは、配列番号2、配列番号5、および配列番号7の少な
くとも1つに示されるポリペプチドの活性を有する、フラグメント;ならびに (e)配列番号2、配列番号5、および配列番号7の少なくとも1つに示され
るアミノ酸配列または(a)〜(b)の少なくとも1つのいずれかの対立遺伝子
改変体またはスプライス改変体のアミノ酸配列であって、ここで該ポリペプチド
が、配列番号2、配列番号5、および配列番号7の少なくとも1つに示されるポ
リペプチドの活性を有する、アミノ酸配列、 からなる群より選択されるアミノ酸配列を含む、単離されたポリペプチド。 - 【請求項20】 単離されたポリペプチドであって、以下: (a)少なくとも1つの保存的アミノ酸置換を有する配列番号2、配列番号5
、および配列番号7の少なくとも1つに示されるアミノ酸配列であって、ここで
、該ポリペプチドは、配列番号2、配列番号5、および配列番号7の少なくとも
1つに示されるポリペプチドの活性を有する、アミノ酸配列; (b)少なくとも1つのアミノ酸挿入を有する配列番号2、配列番号5、およ
び配列番号7の少なくとも1つに示されるアミノ酸配列であって、ここで、該ポ
リペプチドは、配列番号2、配列番号5、および配列番号7の少なくとも1つに
示されるポリペプチドの活性を有する、アミノ酸配列; (c)少なくとも1つのアミノ酸欠失を有する配列番号2、配列番号5、およ
び配列番号7の少なくとも1つに示されるアミノ酸配列であって、ここで、該ポ
リペプチドは、配列番号2、配列番号5、および配列番号7の少なくとも1つに
示されるポリペプチドの活性を有する、アミノ酸配列; (d)C末端短縮および/またはN末端短縮を有する配列番号2、配列番号5
、および配列番号7の少なくとも1つに示されるアミノ酸配列であって、ここで
、該ポリペプチドは、配列番号2、配列番号5、および配列番号7の少なくとも
1つに示されるポリペプチドの活性を有する、アミノ酸配列;ならびに (e)アミノ酸置換、アミノ酸挿入、アミノ酸欠失、C末端短縮、およびN末
端短縮からなる群より選択される少なくとも1つの改変を有する配列番号2、配
列番号5、および配列番号7の少なくとも1つに示されるアミノ酸配列であって
、ここで、該ポリペプチドは、配列番号2、配列番号5、および配列番号7の少
なくとも1つに示されるポリペプチドの活性を有する、アミノ酸配列、 からなる群より選択されるアミノ酸配列を含む、単離されたポリペプチド。 - 【請求項21】 請求項1、請求項2、または請求項3に記載の核酸分子に
よってコードされる、単離されたポリペプチド。 - 【請求項22】 請求項19または請求項20に記載のポリペプチドであっ
て、ここで配列番号2の167位のアミノ酸、配列番号5の225位のアミノ酸
、または配列番号7の50位のアミノ酸が、ロイシン、イソロイシン、バリン、
メチオニン、またはフェニルアラニンである、ポリペプチド。 - 【請求項23】 請求項19または請求項20に記載のポリペプチドであっ
て、ここで配列番号2の261位のアミノ酸、配列番号5の319位のアミノ酸
、または配列番号7の144位のアミノ酸が、システイン、セリン、またはアラ
ニンである、ポリペプチド。 - 【請求項24】 請求項19または請求項20に記載のポリペプチドであっ
て、ここで配列番号2の299位のアミノ酸、配列番号5の357位のアミノ酸
、または配列番号7の212位のアミノ酸が、ロイシン、ノルロイシン、グルタ
ミン、アスパラギン、アルギニン、または1,4−ジアミノ酪酸である、ポリペ
プチド。 - 【請求項25】 請求項19または請求項20に記載のポリペプチドであっ
て、ここで配列番号2の313位のアミノ酸、配列番号5の371位のアミノ酸
、または配列番号7の196位のアミノ酸が、チロシン、フェニルアラニン、ま
たはトリプトファンである、ポリペプチド。 - 【請求項26】 請求項19または請求項20に記載のポリペプチドであっ
て、ここで配列番号2の413位のアミノ酸、配列番号5の471位のアミノ酸
、または配列番号7の296位のアミノ酸が、グリシン、プロリン、またはアラ
ニンである、ポリペプチド。 - 【請求項27】 請求項19または請求項20に記載のポリペプチドであっ
て、ここで配列番号2の433位のアミノ酸、配列番号5の491位のアミノ酸
、または配列番号7の313位のアミノ酸が、アスパラギン酸、またはグルタミ
ン酸である、ポリペプチド。 - 【請求項28】 請求項19に記載の単離されたポリペプチドであって、こ
こで、同一性パーセントは、GAP、BLASTP、BLASTN、FASTA
、BLASTA、BLASTX、BestFit、およびSmith−Wate
rmanアルゴリズムからなる群より選択されるコンピュータープログラムを用
いて決定される、単離されたポリペプチド。 - 【請求項29】 配列番号2、配列番号5、および配列番号7の少なくとも
1つのアミノ酸配列を含むペプチドで動物を免疫することによって産生される、
抗体。 - 【請求項30】 請求項18、19、20または21に記載のポリペプチド
を特異的に結合する、抗体またはそのフラグメント。 - 【請求項31】 モノクローナル抗体である、請求項30に記載の抗体。
- 【請求項32】 配列番号2、配列番号5、および配列番号7の少なくとも
1つのアミノ酸配列を含むペプチドに結合するモノクローナル抗体を産生する、
ハイブリドーマ。 - 【請求項33】 請求項29、請求項30、または請求項31の抗IL−1
7レセプター様抗体またはフラグメントを用いて、IL−17レセプター様ポリ
ペプチドの量を検出または定量する方法。 - 【請求項34】 少なくとも1つのポリペプチドと特異的に結合する選択的
結合因子またはそのフラグメントであって、該ポリペプチドが、以下: (a)配列番号2、配列番号5、および配列番号7の少なくとも1つに示すア
ミノ酸配列; (b)配列番号2、配列番号5、および配列番号7の少なくとも1つに示すア
ミノ酸配列のフラグメント;ならびに (c)(a)または(b)の天然に存在する改変体、 からなる群より選択されるアミノ酸配列を含む、選択的結合因子またはそのフラ
グメント。 - 【請求項35】 抗体またはそのフラグメントである、請求項34に記載の
選択的結合因子。 - 【請求項36】 ヒト化抗体である、請求項34に記載の選択的結合因子。
- 【請求項37】 ヒト化抗体またはそのフラグメントである、請求項34に
記載の選択的結合因子。 - 【請求項38】 ポリクローナル抗体またはそのフラグメントである、請求
項34に記載の選択的結合因子。 - 【請求項39】 モノクローナル抗体またはそのフラグメントである、請求
項34に記載の選択的結合因子。 - 【請求項40】 キメラ抗体またはそのフラグメントである、請求項34に
記載の選択的結合因子。 - 【請求項41】 CDR移植抗体またはそのフラグメントである、請求項3
4に記載の選択的結合因子。 - 【請求項42】 抗イディオタイプ抗体またはそのフラグメントである、請
求項34に記載の選択的結合因子。 - 【請求項43】 可変領域フラグメントである、請求項34に記載の選択的
結合因子。 - 【請求項44】 FabフラグメントまたはFab’フラグメントである、
請求項43に記載の可変領域フラグメント。 - 【請求項45】 配列番号2、配列番号5、および配列番号7の少なくとも
1つのアミノ酸配列を有するポリペプチドに特異性を有する少なくとも1つの相
補性決定領域を含む、選択的結合因子またはそのフラグメント。 - 【請求項46】 検出可能標識に結合される、請求項34に記載の選択的結
合因子。 - 【請求項47】 IL−17レセプター様ポリペプチドの生物学的活性を拮
抗する、請求項34に記載の選択的結合因子。 - 【請求項48】 IL−17レセプター様ポリペプチドのIL−17Eリガ
ンドに対する結合を阻害する、請求項34に記載の選択的結合因子。 - 【請求項49】 疾患、状態、または障害を、処置、予防、または改善する
ための方法であって、請求項34、請求項47、または請求項48に記載の有効
量の選択的結合因子を患者に投与する工程を包含する、方法。 - 【請求項50】 配列番号2、配列番号5、および配列番号7の少なくとも
1つのアミノ酸配列を含むポリペプチドで動物を免疫することによって産生され
る、選択的結合因子。 - 【請求項51】 請求項1、請求項2、または請求項3に記載のポリペプチ
ドと結合し得る選択的結合因子を産生する、ハイブリドーマ。 - 【請求項52】 請求項34、請求項47、または請求項48の選択的結合
因子および薬学的に受容可能な処方剤を含む、組成物。 - 【請求項53】 請求項18、請求項19、または請求項20のポリペプチ
ドおよび薬学的に受容可能な処方剤を含む、組成物。 - 【請求項54】 前記薬学的に受容可能な処方剤が、キャリア、アジュバン
ト、溶解剤、安定剤、または抗酸化剤である、請求項53に記載の組成物。 - 【請求項55】 前記ポリペプチドが、配列番号2、配列番号5、および配
列番号7の少なくとも1つのアミノ酸配列を含むポリペプチドである、請求項5
3に記載の組成物。 - 【請求項56】 請求項18、請求項19、または請求項20のポリペプチ
ドの誘導体を含むポリペプチド。 - 【請求項57】 水溶性ポリマーを用いて共有結合的に改変された、請求項
56に記載のポリペプチド。 - 【請求項58】 請求項56に記載のポリペプチドであって、ここで、前記
水溶性ポリマーが、ポリエチレングリコール、モノメトキシポリエチレングリコ
ール、デキストラン、セルロース、ポリ−(N−ビニルピロリドン)ポリエチレ
ングリコール、プロピレングリコールホモポリマー、ポリプロピレンオキシド/
エチレンオキシドコポリマー、ポリオキシエチル化ポリオール、およびポリビニ
ルアルコールからなる群より選択される、ポリペプチド。 - 【請求項59】 請求項1、請求項2または請求項3に記載の核酸分子およ
び薬学的に受容可能な処方剤を含む、組成物。 - 【請求項60】 前記核酸分子が、ウイルスベクター中に含まれる、請求項
59に記載の組成物。 - 【請求項61】 請求項1、請求項2または請求項3に記載の核酸分子を含
む、ウイルスベクター。 - 【請求項62】 異種アミノ酸配列に融合された、請求項18、請求項19
、請求項20、または請求項21に記載のポリペプチドを含む、融合ポリペプチ
ド。 - 【請求項63】 前記異種アミノ酸配列が、免疫グロブリン定常ドメインま
たはそのフラグメントまたはその改変体である、請求項62に記載の融合ポリペ
プチド。 - 【請求項64】 哺乳動物において、IL−17レセプター様ポリペプチド
のレベルまたは活性が減少することから生ずる病的状態を、処置、予防、または
改善するための方法であって、請求項18、請求項19、もしくは請求項20に
記載のポリペプチド、または請求項1、請求項2、もしくは請求項3に記載の核
酸によってコードされるポリペプチドを患者に投与する工程を包含する、方法。 - 【請求項65】 哺乳動物において、IL−17レセプター様ポリペプチド
のレベルまたは活性が減少することから生ずる病的状態を、処置、予防、または
改善するための方法であって、請求項1、請求項2、もしくは請求項3に記載の
核酸または請求項1、請求項2、もしくは請求項3に記載の核酸の転写または翻
訳を促進する核酸のある量を患者に投与する工程を包含する、方法。 - 【請求項66】 哺乳動物において、IL−17レセプター様ポリペプチド
のレベルまたは活性が増大することから生ずる病的状態を、処置、予防、または
改善するための方法であって、請求項34に記載の選択的結合因子を患者に投与
する工程を包含する、方法。 - 【請求項67】 哺乳動物において、IL−17レセプター様ポリペプチド
のレベルまたは活性が増大することから生ずる病的状態を、処置、予防、または
改善するための方法であって、請求項1、請求項2、もしくは請求項3に記載の
核酸の転写または翻訳を阻害するアンチセンスオリゴヌクレオチドを投与する工
程を包含する、方法。 - 【請求項68】 被験体においてIL−17レセプター様ポリペプチドの異
常なレベルによって起こるかまたはこれから生じる病的状態または病的状態に対
する感受性を診断する方法であって、以下: (a)サンプル中の、請求項18、請求項19、もしくは請求項20に記載の
ポリペプチド、または請求項1、請求項2、もしくは請求項3に記載の核酸分子
によってコードされるポリペプチドの、発現の存在または発現量を決定する工程
;および (b)正常被験体またはより早い時期の該被験体由来の生物学的サンプル、組
織サンプルまたは細胞サンプル中のIL−17レセプター様ポリペプチドのレベ
ルを比較する工程であって、病理学的状態に対する感受性が、該ポリペプチドの
発現の存在または量に基づいて診断される、工程、 を包含する、方法。 - 【請求項69】 デバイスであって、以下: (a)移植に適した膜;および (b)該膜内にカプセル化された細胞であって、該細胞は、請求項18、請求
項19、もしくは請求項20に記載のタンパク質を分泌し;そして、 ここで該膜は、該タンパク質に対して透過性であり、そして該細胞に有害な物質
に対して不透過性である、細胞 を備える、デバイス。 - 【請求項70】 デバイスであって、以下: (a)移植に適切な膜;および (b)該膜内にカプセル化されたIL−17レセプター様ポリペプチドであって
、ここで該膜は、該ポリペプチドに対して透過性であり、そして該ポリペプチド
に有害な物質に対して不透過性である、IL−17レセプター様ポリペプチド を備える、デバイス。 - 【請求項71】 ポリペプチドに結合する化合物を同定する方法であって、
以下: (a)請求項18、請求項19、請求項20、もしくは請求項21に記載のポ
リペプチドを、化合物と接触させる工程;および (b)該化合物に対する該ポリペプチドの結合の程度を決定する工程、 を包含する、方法。 - 【請求項72】 動物においてポリペプチドのレベルを調節する方法であっ
て、請求項1、請求項2、または請求項3に記載の核酸分子を該動物に投与する
工程を包含する、方法。 - 【請求項73】 請求項1、請求項2、または請求項3に記載の核酸分子を
含む、トランスジェニック非ヒト哺乳動物。 - 【請求項74】 診断試薬であって、配列番号2、配列番号5、または配列
番号7の少なくとも1つに示すアミノ酸配列、またはその対立遺伝子改変体およ
びスプライス改変体を含む、そのフラグメント、改変体もしくはホモログをコー
ドする、検出可能に標識されたポリヌクレオチドを含む、診断試薬。 - 【請求項75】 前記標識されたポリヌクレオチドが、1本鎖cDNAであ
る、請求項74に記載の診断試薬。 - 【請求項76】 生物学的サンプル中のIL−17レセプター様核酸の存在
を決定するための方法であって、以下の工程: (a)IL−17レセプター様核酸を含む疑いのある生物学的サンプルを提供
する工程; (b)該生物学的サンプルを、請求項75に記載の診断試薬と、該診断試薬が
該生物学的サンプル中に含まれる核酸にハイブリダイズする条件下で接触させる
工程; (c)該生物学的サンプルにおけるIL−17レセプター様核酸と該診断試薬
との間のハイブリダイゼーションを検出する工程;および (d)該生物学的サンプルと診断試薬との間のハイブリダイゼーションのレベ
ルを、既知濃度のIL−17レセプター様核酸と該診断試薬との間のハイブリダ
イゼーションのレベルと比較する工程、 を包含する、方法。 - 【請求項77】 組織サンプルまたは細胞サンプルにおけるIL−17レセ
プター様核酸の存在を検出するための方法であって、以下の工程: (a)IL−17レセプター様核酸を含む疑いのある組織サンプルまたは細胞
サンプルを提供する工程; (b)該組織サンプルまたは細胞サンプルを、請求項75に記載の診断試薬と
、該診断試薬が該IL−17レセプター様核酸とハイブリダイズする条件下で接
触させる工程; (c)該組織サンプルまたは細胞サンプルにおけるIL−17レセプター様核
酸と該診断試薬との間のハイブリダイゼーションを検出する工程;および (d)該組織サンプルまたは細胞サンプルと診断試薬との間のハイブリダイゼ
ーションのレベルを、既知濃度のIL−17レセプター様核酸と該診断試薬との
間のハイブリダイゼーションのレベルと比較する工程、 を包含する、方法。 - 【請求項78】 前記ポリヌクレオチド分子が、DNAである、請求項76
または請求項77に記載の方法。 - 【請求項79】 前記ポリヌクレオチド分子が、RNAである、請求項76
または請求項77に記載の方法。 - 【請求項80】 IL−17レセプター様ポリペプチドとIL−17Eリガ
ンドとの相互作用の候補インヒビターを同定するための方法であって、試験化合
物の存在下および非存在下での該IL−17レセプター様ポリペプチドの該IL
−17Eリガンドへの結合を検出する工程、および該結合が該試験化合物の存在
下で減少する場合に、候補インヒビターとして該試験化合物を同定する工程、を
包含する、方法。 - 【請求項81】 前記IL−17Eリガンドが配列番号23の成熟タンパク
質アミノ酸配列を含む、請求項80に記載の方法。 - 【請求項82】 前記IL−17レセプター様ポリペプチドが配列番号2、
配列番号5、または配列番号7の成熟タンパク質アミノ酸配列を含む、請求項8
0に記載の方法。 - 【請求項83】 IL−17Eリガンドによって媒介される病的状態を、処
置、予防、または改善する方法であって、治療有効量の分子を投与する工程を含
み、ここで該分子が、IL−17EリガンドまたはIL−17レセプター様ポリ
ペプチドに特異的に結合する、方法。 - 【請求項84】 IL−17レセプター様ポリペプチドのIL−17Eリガ
ンドとの望ましくない相互作用を阻害する方法であって、IL−17レセプター
様ポリペプチドまたはIL−17Eリガンドに結合し得る、治療有効量の分子を
投与する工程を包含する、方法。 - 【請求項85】 前記分子が請求項80に記載の方法によって同定される候
補インヒビターである、請求項83または請求項84に記載の方法。 - 【請求項86】 前記分子が請求項34の選択的結合因子である、請求項8
3または請求項84に記載の方法。 - 【請求項87】 前記分子が、IL−17Eリガンドに結合する請求項18
、請求項19、請求項20または請求項21のポリペプチドである、請求項83
または請求項84に記載の方法。 - 【請求項88】 前記病的状態が免疫系の機能障害、炎症、または感染に関
連する、請求項83に記載の方法。 - 【請求項89】 IL−17レセプター様ポリペプチドの活性を拮抗する方
法であって、請求項18、請求項19、請求項20、請求項21、請求項62、
もしくは請求項63のポリペプチド、またはIL−17レセプター様ポリペプチ
ド選択的結合因子、低分子、アンチセンスオリゴヌクレオチド、ペプチド、また
はIL−17レセプター様ポリペプチドに対する特異性を有するこれらの誘導体
の有効量を投与する工程を包含する、方法。
Applications Claiming Priority (9)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US18992300P | 2000-03-16 | 2000-03-16 | |
US60/189,923 | 2000-03-16 | ||
US20420800P | 2000-05-12 | 2000-05-12 | |
US60/204,208 | 2000-05-12 | ||
US72323200A | 2000-11-27 | 2000-11-27 | |
US09/723,232 | 2000-11-27 | ||
US26615901P | 2001-02-02 | 2001-02-02 | |
US60/266,159 | 2001-02-02 | ||
PCT/US2001/008688 WO2001068705A2 (en) | 2000-03-16 | 2001-03-16 | Il-17 receptor like molecules and uses thereof |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003527117A true JP2003527117A (ja) | 2003-09-16 |
JP2003527117A5 JP2003527117A5 (ja) | 2008-04-24 |
Family
ID=27497823
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001567795A Pending JP2003527117A (ja) | 2000-03-16 | 2001-03-16 | Il−17レセプター様分子およびその使用 |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP1265924A2 (ja) |
JP (1) | JP2003527117A (ja) |
AR (1) | AR030554A1 (ja) |
AU (2) | AU5902901A (ja) |
CA (1) | CA2401273A1 (ja) |
MX (1) | MXPA02009024A (ja) |
TW (1) | TWI322154B (ja) |
WO (1) | WO2001068705A2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013523132A (ja) * | 2010-03-30 | 2013-06-17 | ヤンセン バイオテツク,インコーポレーテツド | ヒト化il−25抗体 |
JP5561689B2 (ja) * | 2007-11-28 | 2014-07-30 | 独立行政法人理化学研究所 | Il−17rb陽性nkt細胞を用いたアレルギー性気道炎症及び/又は気道過敏症の治療薬のスクリーニング方法 |
Families Citing this family (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7771719B1 (en) | 2000-01-11 | 2010-08-10 | Genentech, Inc. | Pharmaceutical compositions, kits, and therapeutic uses of antagonist antibodies to IL-17E |
CA2328496C (en) | 1998-05-15 | 2016-01-05 | Genentech, Inc. | Il-17 homologous polypeptides and therapeutic uses thereof |
US20040043397A1 (en) | 2000-01-11 | 2004-03-04 | Genentech, Inc. | IL-17 homologous polypeptides and therapeutic uses thereof |
DK1897945T3 (da) * | 1999-12-23 | 2012-05-07 | Genentech Inc | IL-17 homologe polypeptider og terapeutiske anvendelser deraf. |
US7718397B2 (en) | 2000-03-21 | 2010-05-18 | Genentech, Inc. | Nucleic acids encoding receptor for IL-17 homologous polypeptides and uses thereof |
US20030096969A1 (en) | 2000-06-02 | 2003-05-22 | Genentech, Inc. | Secreted and transmembrane polypeptides and nucleic acids encoding the same |
AU2007202616B2 (en) * | 2000-06-22 | 2011-08-18 | Amgen Inc. | IL-17 Like Molecules and Uses Thereof |
AU2002246746B2 (en) * | 2000-10-18 | 2007-05-31 | Kirin-Amgen, Inc. | Methods for treating rheumatoid arthritis using il-17 antagonists |
EP1543120A4 (en) * | 2002-08-05 | 2006-01-04 | Lilly Co Eli | NEW PROTEINS AND THEIR USES |
US20060281146A1 (en) * | 2002-09-11 | 2006-12-14 | Genetech, Inc. | Novel compositions and methods for the treatment of immune related diseases |
WO2007117762A1 (en) * | 2006-02-10 | 2007-10-18 | Zymogenetics, Inc. | Truncated il-17ra soluble receptor and methods of using in inflammation |
US7767206B2 (en) | 2006-10-02 | 2010-08-03 | Amgen Inc. | Neutralizing determinants of IL-17 Receptor A and antibodies that bind thereto |
AU2007325520A1 (en) * | 2006-10-13 | 2008-06-05 | The Regents Of The University Of California | Cancer treatment |
KR101508086B1 (ko) | 2008-05-05 | 2015-04-07 | 노비뮨 에스 에이 | 항-il-17a/il-17f 교차-반응성 항체 및 그의 사용 방법 |
GB0905972D0 (en) | 2009-04-06 | 2009-05-20 | Medical Res Council | Antibodies against IL-17BR |
RU2605318C2 (ru) | 2009-05-05 | 2016-12-20 | Новиммун С.А. | Анти-il-17f антитела и способы их применения |
SG182468A1 (en) | 2010-01-15 | 2012-08-30 | Kirin Amgen Inc | Antibody formulation and therapeutic regimens |
EP2809660B1 (en) | 2012-02-02 | 2016-01-20 | Ensemble Therapeutics Corporation | Macrocyclic compounds for modulating il-17 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999014240A1 (en) * | 1997-09-17 | 1999-03-25 | Human Genome Sciences, Inc. | Interleukin-17 receptor-like protein |
WO2000015759A1 (en) * | 1998-09-16 | 2000-03-23 | Human Genome Sciences, Inc. | Interleukin 17-like receptor protein |
WO2000042187A1 (en) * | 1999-01-11 | 2000-07-20 | Schering Corporation | Interleukin-17 related mammalian cytokine (il-171). polynucleotides encoding them. uses |
Family Cites Families (23)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
IL83878A (en) | 1987-09-13 | 1995-07-31 | Yeda Res & Dev | Soluble protein corresponding to tnf inhibitory protein its preparation and pharmaceutical compositions containing it |
US5106627A (en) | 1987-11-17 | 1992-04-21 | Brown University Research Foundation | Neurological therapy devices |
US4892538A (en) | 1987-11-17 | 1990-01-09 | Brown University Research Foundation | In vivo delivery of neurotransmitters by implanted, encapsulated cells |
US5319071A (en) | 1987-11-25 | 1994-06-07 | Immunex Corporation | Soluble interleukin-1 receptors |
US4968607A (en) | 1987-11-25 | 1990-11-06 | Immunex Corporation | Interleukin-1 receptors |
WO1989004838A1 (en) | 1987-11-25 | 1989-06-01 | Immunex Corporation | Interleukin-1 receptors |
US5011472A (en) | 1988-09-06 | 1991-04-30 | Brown University Research Foundation | Implantable delivery system for biological factors |
IL95031A (en) | 1989-07-18 | 2007-03-08 | Amgen Inc | A method of producing a recombinant human necrotic factor absorber |
US5350683A (en) | 1990-06-05 | 1994-09-27 | Immunex Corporation | DNA encoding type II interleukin-1 receptors |
DE69233441T2 (de) | 1991-04-26 | 2005-10-13 | Osaka Bioscience Institute, Suita | Menschliches Zelloberflächen-Antigen codierende DNA |
US5489743A (en) | 1993-01-19 | 1996-02-06 | Amgen Inc. | Transgenic animal models for thrombocytopenia |
WO1994028122A1 (en) | 1993-05-26 | 1994-12-08 | Ontario Cancer Institute | Transgenic mammals lacking expression of particular cd45 isoforms |
US6664107B1 (en) | 1993-05-26 | 2003-12-16 | Ontario Cancer Institute, University Health Network | CD45 disrupted nucleic acid |
WO1995001997A1 (en) | 1993-07-09 | 1995-01-19 | Smithkline Beecham Corporation | RECOMBINANT AND HUMANIZED IL-1β ANTIBODIES FOR TREATMENT OF IL-1 MEDIATED INFLAMMATORY DISORDERS IN MAN |
AU705281B2 (en) | 1994-12-23 | 1999-05-20 | Uab Research Foundation | Secreted human fas antigen |
CA2219080A1 (en) | 1995-06-07 | 1996-12-27 | Ariad Gene Therapeutics, Inc. | Rapamycin-based regulation of biological events |
AU731826B2 (en) | 1996-02-28 | 2001-04-05 | Ariad Pharmaceuticals, Inc. | Synthetic Multimerizing Agents |
WO1999035263A2 (en) * | 1998-01-09 | 1999-07-15 | Immunex Corporation | Il-17rh dna and polypeptides |
CA2367378A1 (en) * | 1999-04-05 | 2000-10-12 | Incyte Pharmaceuticals, Inc. | Molecules of the immune system |
US7094886B2 (en) * | 2000-02-04 | 2006-08-22 | Board Of Trustees Of The University Of Arkansas | Evi27 gene sequences and protein encoded thereby |
TWI238191B (en) * | 2000-02-08 | 2005-08-21 | Amgen Inc | IL-17 like molecules and uses thereof |
US9100155B2 (en) | 2010-05-03 | 2015-08-04 | Qualcomm Incorporated | Method and apparatus for control and data multiplexing in wireless communication |
JP6160461B2 (ja) | 2013-11-29 | 2017-07-12 | 富士通株式会社 | 尤度重み付け回路 |
-
2001
- 2001-03-15 AR ARP010101203A patent/AR030554A1/es unknown
- 2001-03-15 TW TW090106157A patent/TWI322154B/zh not_active IP Right Cessation
- 2001-03-16 EP EP01932510A patent/EP1265924A2/en not_active Withdrawn
- 2001-03-16 JP JP2001567795A patent/JP2003527117A/ja active Pending
- 2001-03-16 WO PCT/US2001/008688 patent/WO2001068705A2/en active IP Right Grant
- 2001-03-16 MX MXPA02009024A patent/MXPA02009024A/es active IP Right Grant
- 2001-03-16 AU AU5902901A patent/AU5902901A/xx active Pending
- 2001-03-16 CA CA002401273A patent/CA2401273A1/en not_active Abandoned
- 2001-03-16 AU AU2001259029A patent/AU2001259029B2/en not_active Ceased
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999014240A1 (en) * | 1997-09-17 | 1999-03-25 | Human Genome Sciences, Inc. | Interleukin-17 receptor-like protein |
WO2000015759A1 (en) * | 1998-09-16 | 2000-03-23 | Human Genome Sciences, Inc. | Interleukin 17-like receptor protein |
WO2000042187A1 (en) * | 1999-01-11 | 2000-07-20 | Schering Corporation | Interleukin-17 related mammalian cytokine (il-171). polynucleotides encoding them. uses |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5561689B2 (ja) * | 2007-11-28 | 2014-07-30 | 独立行政法人理化学研究所 | Il−17rb陽性nkt細胞を用いたアレルギー性気道炎症及び/又は気道過敏症の治療薬のスクリーニング方法 |
JP2013523132A (ja) * | 2010-03-30 | 2013-06-17 | ヤンセン バイオテツク,インコーポレーテツド | ヒト化il−25抗体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2001068705A3 (en) | 2002-07-18 |
WO2001068705A2 (en) | 2001-09-20 |
AU2001259029B2 (en) | 2006-01-05 |
TWI322154B (en) | 2010-03-21 |
AU5902901A (en) | 2001-09-24 |
EP1265924A2 (en) | 2002-12-18 |
MXPA02009024A (es) | 2003-02-12 |
CA2401273A1 (en) | 2001-09-20 |
AR030554A1 (es) | 2003-08-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7943738B2 (en) | IL-17 receptor like molecules and uses thereof | |
CA2412626C (en) | Il-17 molecules and uses thereof | |
AU2001272968A1 (en) | Il-17 molecules and uses thereof | |
AU2001259029B2 (en) | Il-17 receptor like molecules and uses thereof | |
JP2007014331A (ja) | インターフェロン様分子およびその使用 | |
US20140037635A1 (en) | Methods of treatment using il-17e antagonists | |
US20040048338A1 (en) | IL-17 receptor like molecules and uses thereof | |
AU2001259029A1 (en) | Il-17 receptor like molecules and uses thereof | |
JP2003523745A (ja) | Il−17様分子およびその使用 | |
AU2007202616B2 (en) | IL-17 Like Molecules and Uses Thereof | |
JP2003516132A (ja) | インターロイキン−1レセプターアンタゴニスト様分子およびその使用 | |
JP2003516735A (ja) | インターロイキン−1レセプターアンタゴニスト様分子およびその使用 | |
JP2003518371A (ja) | インターロイキン−1レセプターアンタゴニスト関連分子およびその使用 | |
US20030099980A1 (en) | IL-17 receptor like molecules and uses thereof |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080307 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080307 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101116 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20110210 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20110218 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110516 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120131 |