JP2003526144A - 検索問い合わせ及びユーザー・プロファイルを定義し、検索結果を見る方法及び装置 - Google Patents

検索問い合わせ及びユーザー・プロファイルを定義し、検索結果を見る方法及び装置

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JP2003526144A
JP2003526144A JP2001544170A JP2001544170A JP2003526144A JP 2003526144 A JP2003526144 A JP 2003526144A JP 2001544170 A JP2001544170 A JP 2001544170A JP 2001544170 A JP2001544170 A JP 2001544170A JP 2003526144 A JP2003526144 A JP 2003526144A
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エフ カンプリン，アリソン
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Abstract

(57)【要約】 データベースに問い合わせ、データベースからのレコードを表示するユーザー・インタフェースは、問い合わせを作成し、結果を見る処理のために物理的なメタファーを利用する。一実施例において、検索規準は３次元シーン内にビーズの列として表示され、各ビーズは規準を表現し、各列は異なるカテゴリーを表現する。たとえば、ドラマ、アクション、サスペンス及びホラーのような規準は、ジャンルのカテゴリーに含まれる。規準は、対応したビーズを問い合わせ列へ移すことによって問い合わせを作成するため選択される。ユーザー嗜好プロファイルは同様に作成される。プロファイルは、規準ビーズと同じ方法で後の相互作用に使用するため、ビーズ列として保存、表現される。結果は３次元シーンに表示される。獲得したレコードと問い合わせの合致の正確度は、シーンのＺ軸に沿ってビーズとして表現された結果の配置に対応する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】 ［発明の背景］ 本発明は、ＣＤ−ＲＯＭのような大容量データ空間、電子番組ガイド、インタ
ーネットなどからのデータを検索、抽出、及び、統合する技術に関する。
【０００２】 ＣＤ−ＲＯＭ、インターネット、テレビジョン番組ガイド、提案されている国
内情報インフラストラクチャーなどで利用可能な大量の整理された情報は、多数
の大容量メディアソースへ簡単にアクセスする夢を駆り立てる。このように情報
へのアクセスが増加することは有益であるように考えられるが、このような大量
の情報が予測されると、情報アクセス用のユーザー・インタフェースを設計する
新たな挑戦が現れる。たとえば、インターネット・ユーザーは、屡々、情報源を
見つけようとして苦労し、検索問い合わせ文を作成し、問い合わせの結果を視覚
化する困難さの前に挫折する。電子番組ガイド、インターネット検索エンジン、
及び、Folio（Ｒ）のようなテキスト検索ツールによって与えられるような直線
的なテキスト一覧は、見た目がかなり単調であり、長時間に亘って注視すること
は非常に疲れるので、取り扱いが退屈であり、屡々、取り扱いが困難である。
【０００３】 データベースの検索には、無関係な情報を排除するためのフィルタ処理と、フ
ィルタ処理された結果をある種の優先方式によって分類するソート処理の二つの
主要なコンポーネントがある。たとえば、Google（Ｒ）のようなインターネット
検索エンジンは、ワールド・ワイド・ウェブ内のエントリーポイントを表現する
データベース中のレコードをフィルタ処理し、ソート処理するため、テキスト形
式問い合わせ文を使用する。インターネット検索エンジンは、問い合わせによっ
て抽出された候補へリンクを張るページによって間接的に投票された票数のよう
なある種の黙示的な規準を使用する（すなわち、そのページへリンクを張るペー
ジの数が多いほど、そのページの票数が増える）。Googleは、投票したページを
解析し、他のページからより多くの票を獲得したページに大きい重みを与える。
【０００４】 Google及びその他のデータベース抽出ツールのようなツールは、コネクタを含
むテキスト形式の検索問い合わせを受け容れ、結果は、多数の規準（Ａによるソ
ート、次に、Ｂによるソートなど）を含む演算子のようなある種の特定のランプ
規準によって分類される。
【０００５】 ［発明の概要］ 簡単に説明すると、グラフィカル・ユーザー・インタフェース（ＵＩ）は、大規
模データベースと相互作用するため便利かつ直観的なメカニズムを提供する。ユ
ーザー・インタフェースは、データ空間を探索する処理及び探索結果を見る処理
のための３次元メタファー（象徴するもの）を提供する。ユーザー・インタフェ
ースは、黙示的ユーザー・プロファイル及び明示的ユーザー・プロファイルのよう
な種々の検索要素を、メタファーに一体的に組み込む。一実施例において、検索
規準は、３次元シーン内にビーズ（数珠玉のような形状）の列（鎖のような形状
）として表示され、各ビーズは規準を表現し、ビーズの各列は異なるカテゴリー
を表現する。たとえば、ドラマ、アクション、サスペンス、及び、ホラーのよう
な規準は、ジャンルのカテゴリーに含まれる。規準は、対応したビーズを問い合
わせ列に移動させることによって問い合わせを作成するため選択される。ユーザ
ー嗜好プロファイルは、同様に作成される。プロファイルは、規準ビーズと同じ
ように後で相互作用の際に使用できるようにビーズ列として保存、表現され得る
。結果も３次元シーンに表示される。抽出されたレコードと問い合わせの一致の
正確度は、ビーズによって表現され、シーンのＺ軸方向に並べられた結果の配置
に対応する。
【０００６】 ユーザー・インタフェース設計は、「上体を後にそらした」環境におけるデー
タベース検索装置とのユーザー相互作用に関する種々の問題を取り扱う。「上体
を後にそらした」状態のユーザーは、テレビを視聴しているときのようにリラッ
クスして楽しんでいる状態であり、「前かがみ」状態のユーザーは、デスクトッ
プコンピュータを使用しているときのように、活動的で集中した状態である。た
とえば、本発明は、放送テレビと共に使用される電子番組ガイド（ＥＰＧ）との
相互作用に使用できる。このようなアプリケーションの場合、ユーザー・インタ
フェースは、録画番組若しくは放送番組の直ぐ上のレイヤとして表示されるか、
又は、選択的に番組自体の画面上に表示される。ユーザー・インタフェースは、
たとえば、簡単なハンドヘルド型コントローラを使用してアクセスできる。好ま
しい一実施例において、コントローラは、垂直方向及び水平方向のスクロールボ
タンと、種々の動作モードに直接的にアクセスするための数個の専用ボタンとを
具備する。
【０００７】 ユーザー・インタフェースは、三つの環境、すなわち、検索ワールドと、プロ
ファイリングワールドと、オーバービューワールドの三つのワールドを生成する
。電子番組ガイドの環境を想定すると、検索ワールドにおいて、ユーザーは、フ
ィルタ処理用規準及びソート処理用規準（日時、曜日、ジャンルなど）を入力し
、保存し、編集する。プロファイリングワールドでは、ユーザーは、明示的（及
び、ある種の黙示的）ユーザー・プロファイルを生成し、修正する。明示的プロ
ファイルは、ユーザーが自分の嗜好を表現するため入力した好きなものと嫌いな
ものの集合である。好きなものと嫌いなものは、ジャンル（映画、ゲームショー
、教育など）、チャンネル（ＡＢＣ、ＭＴＶ、ＣＳＰＡＮなど）、俳優（Jodie
Forster, Tom Cruise, Ricardo Berniniなど）のような規準のリストから選択さ
れる。オーバービューワールドでは、ユーザーは、探索結果を見て、その中から
選択する。探索結果とは、情報をソート処理、フィルタ処理、及び、プロファイ
ル処理した結果である。
【０００８】 本発明は、多種多様な検索機能と組み合わせて使用される。たとえば、電子番
組ガイドの方面で設計された好ましい一実施例では、（１）フィルタ処理、（２
）明示的プロファイルによるフィルタ処理及び／又はソート処理、並びに、（３
）黙示的プロファイルによるソート処理の三つの基本検索機能が設けられる。
【０００９】 （１）フィルタ処理：表示されるべき結果の集合を定義する規準の集合である
。これらの規準は、データベース中で選択されるレコードと、オーバービューワ
ールド表示から除外されるレコードとを正確に選択する。
【００１０】 （２）明示的プロファイルによるフィルタ処理及び／又はソート処理：ユーザ
ーは種々のカテゴリーから選択することによって好きなもの又は嫌いなものを指
定することができる。たとえば、ユーザーは、ドラマ及びアクション映画を好み
、ある種の俳優を好まないということを指定できる。これらの規準は、フィルタ
処理によって返されたレコードを分類するため適用される。規準の重要度を指定
してもよいが、このレイヤの追加は複雑であるため、このレイヤをシステムに追
加することは大多数のユーザーにとって殆ど価値が無い。
【００１１】 このシステムの第２の実施例として、欧州特許出願EP0854645A2明細書には、
ユーザーが、たとえば、状況喜劇、連続ドラマ、なつかしの映画などの好みの番
組カテゴリーのような包括的な嗜好を入力することができるシステムが記載され
ている。この欧州特許出願には、たとえば、１０歳から１２歳までの子供用嗜好
プロファイル、１０代の少女用嗜好プロファイル、航空機マニア用嗜好プロファ
イルなどの嗜好プロファイルを選択することができる嗜好テンプレートが記載さ
れている。この入力方法は、ユーザーが自分自身について一般化する能力を備え
、自分自身の嗜好に関する本当のイメージが存在することを必要とする。［ドラ
マかアクション映画は好きですか？」や「ドラマ規準はあなたにとってどの程度
重要ですか？」のような抽象化に関する問い合わせに答えることは、一般の人々
には難しい作業である。
【００１２】 （３）黙示的プロファイルによるソート処理：これは、システムがユーザーの
行動を観察することによって受動的に生成されるプロファイルである。ユーザー
は、通常の形式で選択対象を見る（記録する、ダウンロードする、或いは、使用
する）だけであり、システムは、選択対象からユーザーの行動のモデルを抽出す
ることにより、個人嗜好データベースを少しずつ構築する。この処理は、ユーザ
ーが（たとえば、一つ星から五つ星までのスケールで）素材に格付けを行なえる
ようにすることによって増強される。このシステムは、ユーザーが将来に視聴す
る傾向があるものに関する予測を立てるためにこのモデルを使用する。テレビ視
聴の履歴から予測、又は、望ましい程度の指標を抽出する過程は、同じ項目に関
する反復的な問い合わせの後に見かけ上大好きなものにマークするような簡単な
アルゴリズムに従う。この過程は、多数の入力（自由度）を有する決定木技術の
ような複雑な機械学習過程でもよい。一般的に、このようなモデルは、ユーザー
の相互作用行動中（たとえば、選択を行なうためのユーザー・インタフェースを
用いる相互作用）のパターンを探す。
【００１３】 この種のプロファイル情報の一例は、ＭｂＴＶである。ＭｂＴＶとは、視聴者
の視聴パターンを監視することによって視聴者のテレビ視聴の嗜好を学習するシ
ステムである。ＭｂＴＶは、視聴者の気付かれずに動作し、視聴者の趣味のプロ
ファイルを構築する。このプロファイルは、たとえば、視聴者が関心を抱きそう
なテレビ番組を推奨するサービスを提供するため使用される。ＭｂＴＶは、視聴
者の嗜好毎に学習を行い、将来の番組を推奨するため、学習したものを使用する
。ＭｂＴＶは、視聴者が自分のテレビ視聴時間の計画を立てる際に、視聴者に望
ましい予定番組を報せることによって補助し、記憶装置装置が付加されている場
合、視聴者が不在のときには、これらの番組を自動的に録画する。
【００１４】 ＭｂＴＶは、嗜好判定エンジン及び記憶装置管理エンジンを具備する。これら
は、時間シフト付きテレビを容易に実現するため使用される。ＭｂＴＶは、望ま
しい番組を単に指摘するだけではなく、自動的に記録することができる。ＭｂＴ
Ｖの記憶装置管理エンジンは、記憶装置が最適なコンテンツを保有することを保
証しようとする。この過程は、記録された番組の中で（完全に、若しくは、部分
的に）視聴された番組、及び、無視された番組を追跡する。視聴は、記録された
番組を後で使用するため、消去されないように固定することが可能である。視聴
者が番組提案又は記録コンテンツを取り扱う態様は、ＭｂＴＶの嗜好判定エンジ
ンに付加的なフィードバックを与え、嗜好判定エンジンは、この情報を使用して
将来の判定を改良することができる。
【００１５】 ＭｂＴＶは、個々の「構成要素的関心」を表現するため、記録用スペースの一
部分を確保する。これらの「関心」は、家族の各人に移されてもよく、或いは、
異なる嗜好カテゴリーを表現してもよい。ＭｂＴＶは、ユーザーの介入を必要し
ないとしても、ＭｂＴＶの性能を微調整したいユーザーはカスタマイズすること
が可能である。視聴者は、種々のタイプの番組のため予定記憶量に影響を与える
。たとえば、視聴者は、家庭内でテレビを見る大半が子供であるとしても、記録
用スペースの２５％以上が子供向け番組によって消費されないように指示するこ
とができる。
【００１６】 検索規準、黙示的プロファイル及び明示的プロファイルは、データベース内の
候補レコード毎に単なる「イエス」及び「ノー」の結果ではなく、検索されたデ
ータベース内の提案されたレコード毎に、信頼性若しくは格付け評価を生成する
。検索問い合わせは、規準を与えるものとして扱われ、各検索問い合わせは検索
結果によって充足されなければならない。本例の場合、問い合わせに特定された
チャンネル及び特定された時間帯が含まれるならば、両方の規準を満たすレコー
ドだけが返される。同じ検索問い合わせは、嗜好を表現しているものとして扱う
ことも可能であり、その場合、両方の規準を満たさないレコードが返され、フィ
ルタ処理の代わりに、レコードは、規準に対する一致の良し悪しに従って分類さ
れる。両方の規準を満たすレコードは、最上位に格付けされ、一方の規準だけを
満たすレコードは、上から２番目のレベルに格付けされ、両方の規準を満たさな
いレコードは、最下位に格付けされる。中間的な格付けは、レコード規準と問い
合わせ規準若しくはプロファイル規準の近似度を用いて行なわれる。たとえば、
上述の例の場合に、レコードが指定された時間帯の方に近似しているならば、指
定された時間帯から時間的に離れているレコードよりも上位に格付けされる。
【００１７】 黙示的プロファイルの場合、たとえば、各ジャンルがどの高さに格付けされて
いるかを示すという意味で、全く規準は存在しない。たとえば、ニューラルネッ
トワークに基づく予測エンジンがデータベースのレコードをソートするため使用
される場合、判定を行なうため使用される規準重み付けを明らかにするための明
解な方法は、少なくとも簡単に使用できるシステムでは存在しない。しかし、一
部のより簡単な機械学習技術は、黙示的プロファイルを生成し、組み込むため使
用される。たとえば、レコード（又は、非常に望ましいものとして上位に格付け
されたレコード）を選択する際に現れる規準は、規準にヒットする頻度に基づい
て評点される。たとえば、電子番組ガイドの場合に、見るために選択された全て
の番組がお昼のメロドラマであるならば、メロドラマジャンル及び昼間の時間帯
は、高い頻度数を有し、科学ドキュメンタリージャンルのヒット数は０である。
これらの頻度は、視聴者が見ることができるように明らかにされる。プロファイ
ルが編集される後述のユーザー・インタフェースの実施例において、ユーザーは
、黙示的プロファイルが各規準に与えられた特定の重みに基づいているので黙示
的プロファイルを編集する。ユーザーは、たとえば、プロファイルから規準を削
除してもよく、或いは、重み付けを変更してもよい。重み付けの変更は、ユーザ
ーに黙示的プロファイルを修正するための明瞭な方法を与える黙示的プロファイ
ルメカニズムの一例に過ぎない。他のメカニズムもこのようなスキームを提供す
る。たとえば、システムは、ユーザーの選択のヒットの頻度だけに基づいている
必要は無い。
【００１８】 フィルタ処理用の問い合わせの作成は、好ましくは、情報の構造化を容易に行
い、かつ、ユーザーがデータレコード、検索規準及びソート規準などを表現する
シーンの要素（トークン）を操作できるようにするため、３次元視覚グラフィッ
クスを用いて行なわれる。好ましいユーザー・インタフェースの一例では、トー
クンはビーズの形をなす。カテゴリーは、ビーズの列又はビーズの輪として表現
される。好ましいフィルタが構成されたとき、特定の選択対象（ビーズ）がカテ
ゴリー列から取得され、検索列又は検索ビンに追加される。ビーズ、列及びビン
は、３次元オブジェクトとして表現されるが、単に見かけの上だけ３次元で表現
されるのではなく、３次元が与える付加的な意味の手がかりとして役立つという
点で３次元的に表現される。一般的に、オブジェクトのユーザーへの近さは、特
定の前後関係における相対的な格付けを表現する。
【００１９】 列が規準を表現するとき、各カテゴリー内の規準の格付けは、問い合わせを作
成する際にユーザーによって規準が使用される頻度に対応する。たとえば、ユー
ザーの検索が常に昼間の時間帯を含む場合、この時間帯に対応するビーズは、上
位に格付けされる。或いは、この規準は、検索によって返ってきた全てのレコー
ドではなく、選択されたレコード（又は、少なくとも最上位に格付けされたレコ
ード）に応じて格付けされる。
【００２０】 一つ以上のカテゴリーは、実際上、語、たとえば、選択された番組の大部分に
出現するか、或いは、ユーザーの問い合わせによって返答されたヒットの中の大
部分に出現するキーワードによって構成される。想像できるすべてのキーワード
を収容するためキーワードカテゴリーを要求することは不便であるため、このよ
うにカテゴリーを構成することに意味がある。選択されたレコードの記述及び／
又は問い合わせに対し返答されたレコードから、出現頻度若しくは変化に基づい
て重要キーワードを抽出することによって、多数のキーワード候補を容易に取り
扱い、かつ、容易に選択できるようになる。好ましくは、キーワードリストは、
明細書の他の箇所でプロファイルの編集に関して詳述した方法と同じように、ユ
ーザーが編集可能である。使用データの頻度に基づいてキーワードリストを作成
するため、システムは、全くキーワードが無い状態から始めることも可能である
。次に、ユーザーが問い合わせを入力する都度、返答された結果は共通項を見つ
けるため走査される。題名、説明、若しくは、その他のデータが走査され、ある
程度の頻度で出現した共通項は、キーワードリストに蓄積される。リスト中の各
キーワードは、頻度、若しくは、キーワードが出現した前後関係によって重み付
けされた頻度に基づいて格付けされる。たとえば、題名内のキーワードは、説明
中のキーワードよりも下位に格付けされる。或いは、説明内の文の構文解析にお
ける直接目的語又は主語であるキーワードは、間接目的語よりも上位に格付けさ
れる。検索の返答レコードからキーワードを抽出する代わりに、キーワードを使
用するため選択されたレコードだけから抽出してもよい。たとえば、見るため、
又は、記録するため選択された番組だけが実際に上述の方法でキーワードリスト
を形成するため使用される。或いは、選択対象及び問い合わせの返答を使用して
もよいが、選択されたレコード中のキーワードは、他の返答レコード中のキーワ
ードよりも重く加重される。
【００２１】 オーバービューワールドは、視覚的に明瞭かつ簡単な形式で、フィルタ処理及
びソート処理規準の結果を表現する。好ましくは、３次元アニメーションが各レ
コードを表現する３次元トークンを用いて表示される。トークンのユーザーへの
（見かけ上の）近さは、上述の通り、ユーザーが、アクティブな選択対象に応じ
て、そのレコードによって識別された項目を優先する度合いの予測を表現する。
すなわち、近さは、適合のよさを表現する。一例において、各ビーズがレコード
を表現するビーズ列は、軸方向に揃えて表示され、最も適合する列はユーザーの
最も近くに配置され、他の列は適合の度合いに応じてバックグラウンド側に後退
する。ユーザーは、トンネルの中を歩くように、結果を検索するため軸方向へ進
むことができる。ポインタは、ビーズを選択するためビーズ間で移動する。これ
により、各ビーズに関する付加情報が明らかになる。
【００２２】 黙示的ユーザー・プロファイル及び明示的ユーザー・プロファイルは、他の選
択対象の場合と同様に、検索問い合わせ（ビン若しくは列）に付加することによ
って呼び出される。プロファイルを追加することによって、結果を嗜好に応じて
分類する効果が得られる。明示的ユーザー・プロファイルは、同様に生成される
。
【００２３】 以下、本発明が十分に理解できるように、添付図面を参照して、好ましい実施
例と共に本発明を説明する。図面に関して、具体的な例は、本発明の好ましい実
施例を例示的に説明するために一例として示され、本発明の原理及び概念的な局
面の最も役立ち、かつ、容易に理解できると考えられる説明を与えるために示さ
れている。この点に関して、本発明の基本的な理解に必要な範囲を超えて本発明
の構成を詳細に説明することを意図していない。当業者は添付図面と共に以下の
説明を読むことにより、本発明を実施する幾つかの形態が明らかになるであろう
。
【００２４】 ［好ましい実施例の詳細な説明］ 図１を参照するに、本発明は、データベースの検索及び抽出に係り、特に、訓
練の有用性が制限されているか、若しくは、制限されていることが望ましい、く
つろいだ環境若しくはアプリケーションに好適である。たとえば、本発明は、電
子番組ガイド（ＥＰＧ）と組合された検索及び視覚化作業と共に使用される。テ
レビの場合に、電子番組ガイドは、番組情報のデータベースを使用して配布され
得る種々の特徴に漠然と適用される。番組情報は、題名と、ナレーション要約、
内容を分類する種々のキーワードなどの多様な叙述的情報とを含む。一実施例に
おいて、コンピュータは、番組情報をテレビ２３０へ送信する。コンピュータ２
４０は、ビデオ信号２７０を受信し、チャンネル変更機能を制御し、ユーザーが
テレビのチューナー２３０ではなく、コンピュータ２４０に接続されたチューナ
ー２４５を介してチャンネルを選択できるようにするため設けられる。ユーザー
は、コンピュータを操作するためのリモートコントローラ２１０を用いて表示さ
れた番組スケジュールから所望の選択対象を目立たせることにより、見るべき番
組を選択することができる。コンピュータ２４０は、データリンク２６０を有し
、データリンク２６０を介して、更新された番組スケジュールデータを受信し得
る。データリンクは、インターネットサービスプロバイダに接続可能な電話回線
でもよく、或いは、その他の適当なデータコネクションでも構わない。コンピュ
ータ２４０は、番組スケジュール情報、番組アプリケーション及び番組アップグ
レード、並びに、その他の情報を記憶するハードディスクのような大容量記憶装
置２３５を有する。ユーザーの嗜好に関する情報及びその他のデータは、メモリ
カード又はディスク２２０のようなリムーバブル媒体を介してコンピュータ２４
０へアップロードされる。非常に多数の興味深い機能が、コンピュータ２４０を
適当にプログラミングすることによって実現される。
【００２５】 上記の例示的なハードウエア環境において種々の置き換えが可能であり、これ
らの置き換えは全て本発明と共に使用され得る。大容量記憶装置は、揮発性メモ
リ若しくは不揮発性メモリで置き換えてもよい。データは、局所的に記憶しても
、遠隔的に記憶してもよい。実際上、コンピュータ２４０の全体を、リンクを介
して離れた場所で動作するサーバーで代用してもよい。赤外線（ＩＲ）ポート２
１５を用いてコンピュータ２０へコマンドを送信するためリモートコントローラ
を使用する代わりに、コントローラは、ビデオを搬送する物理チャネルとは別個
のデータチャネル２６０、又は、ビデオを搬送する物理チャネルと同一のｄ-得
たチャネル２６０を介してコマンドを送信することが可能である。ビデオ２７０
若しくはその他の内容は、ケーブル、ＲＦ、或いは、その他の放送物理チャンネ
ルを介して伝送され、又は、大容量記憶装置若しくはリムーバブル記憶媒体から
獲得される。ビデオ２７０又はその他の内容は、電話回線のような交換方式物理
チャネル、又は、ＡＴＭ若しくは同期データ通信に適したその他のネットワーク
のようなバーチャル交換方式チャネルによって伝送してもよい。内容は非同期式
であり、かつ、ドロップアウトを許容するので、現在のＩＰネットワークを使用
してもよい。さらに、番組内容を受信する際に経由する回線の内容は、オーディ
オ、チャット会話データ、ウェブサイト、或いは、多様な選択肢を考えることが
できるその他の種類のコンテンツでもよい。番組ガイドデータは、別個のデータ
リンク２６０以外のチャネルを経由して受信することができる。たとえば、番組
ガイド情報は、ビデオ又はその他の内容と同じ物理チャネルを介して受信するこ
とができる。また、番組ガイド情報は、メモリカード又はディスク２２０のよう
なリムーバブルデータ記憶媒体を用いて供給してもよい。リモートコントローラ
２１０は、キーボード、音声コマンドインタフェース、３次元マウス、ジョイス
ティック、或いは、その他の適当な入力装置で置き換えることができる。選択は
、強調用インジケータを移動させることにより、選択対象を記号的に（たとえば
、名前若しくは番号で）識別することにより、又は、データ伝送中に、若しくは
、リムーバブル媒体を介してバッチ形式で選択することによって行なわれる。バ
ッチ形式の場合、一つ以上の選択対象は、ディスプレイ１７０を完全に迂回して
、ある種の形式で記憶され、コンピュータ２４０へ送信される。たとえば、バッ
チデータは、携帯型記憶装置（たとえば、携帯情報端末、メモリカード、若しく
は、スマートカード）から与えてもよい。このような装置は、使用されるコンピ
ュータ機器をカスタム化するため多様な環境で使用される多数の嗜好が記憶され
ている。
【００２６】 図２を参照するに、本発明の電子番組ガイドの実施例と共に使用されるリモー
トコントローラは、垂直カーソルキー２３２及び水平カーソルキー２１２を含む
簡単なキーの組を有する。選択肢「動作（ＧＯ）」ボタン２１４は、ボタンが押
された内容に依存した動作を始動させるため使用される。検索キー２１６は、後
述の検索ユーザー・インタフェース（ＵＩ）要素を呼び出すため使用される。プ
ロファイルキーは、後述のプロファイル・ユーザー・インタフェース（ＵＩ）要
素を呼び出すため使用される。スタートキー２２９、保存キー２２２、リセット
キー２２６及び削除キー２２４は、後述のように前後関係に依存した特定の動作
を制御するため使用される。
【００２７】 図３を参照するに、ユーザーとユーザー・インタフェース全体との相互作用の
概要が示されている。ユーザー・インタフェースは、検索ワールド、プロファイ
ルワールド及びオーバービューワールドを含む。相互作用は、ステップＳ１０に
おける明示的プロファイルの作成から始まる。図４を参照するに、たとえば、検
索／プロファイルツール９０を使用して、規準は、たとえば、ジャンル"Movies"
を表すトークン１０５（本例では、ビーズ）を選び、選択ビン１４０を表すアイ
コンへ移すことによって選択される。各規準は、選択される前に、ビーズ列視覚
的要素、たとえば、ジャンル列１５５を用いてグループ化される。ここで、規準
の各グループは、特定の列に存在する。規準が選択されたとき、対応したトーク
ン１０５は、太字にしたり、或いは、カラーを変更したりするような方法で強調
される。さらに、選択された基準トークンに関する情報が明らかにされる。たと
えば、Moviesビーズ１６５が選択された場合、選択されたトークンは、３次元シ
ーンのフォアグラウンドに表示され、多くの情報をスクリーン上に明瞭に表示す
ることができる。本例の場合、Moviesビーズ１６５は、ジャンル列１５５から選
択ビン１４０へ移される。Moviesビーズ１６５が占領していた場所は、Moviesビ
ーズが選択ビン１４０へ移された後、ゴーストビーズ１１５によってマークされ
る。ユーザー・インタフェースは、何れのビーズが選択されて、選択ビン１４０
へ移されても構わないように考えられている。
【００２８】 検索／プロファイルツールは、以下のように操作される。ユーザーが検索エリ
アにいるとき、ユーザーは全てのカテゴリーラベル１３０を見ることができる。
カテゴリーは、カーソルキー２１２、２３２を用いて選択される。図４において
、ジャンル列１５５は、適当な強調１５０、若しくは、その他の適当な仕組みに
よって示されるように水平カーソルキー２１２を用いて選択される。その他の適
当な仕組みとしては、たとえば、選択列の色を変更すること、ジャンルラベル１
５５の文字を太字にしたり、或いは、強調したりすること、文字のサイズを大き
くすることなどがある。所望の列が選択されたとき、動作キーが押下され、選択
列上でビーズを選択できるようになる。
【００２９】 選択されていない列上のビーズは隠されるか、カテゴリーの存在を示すため痕
跡だけが表示される。選択されたカテゴリーがスクリーンの左側遠方、若しくは
、右側遠方に達したとき、列は、より多くの列が見えるように、反対方向へ循環
させてもよい。或いは、選択されたカテゴリーはスクリーンの中央に維持され、
水平スクロールキー２１２が押下される度に、列の組は、新しい列が視界に入る
ように反対方向へ循環する。
【００３０】 選択された列を動かすため、ユーザーは、垂直カーソルキー２３２だけを使用
する場合がある。これは、選択されたビーズを上下に移動させるか、或いは、選
択されたビーズが常に中心になるように列全体を循環させる効果がある。何れの
場合も、ビーズ列の長さは任意であり、カーソルを上方又は下方へ連続的に動か
すことによって、より多くのビーズが見えるように、列は適当な方向へ送られる
。
【００３１】 一実施例において、多数の列は開かれ、垂直カーソルキー２１２及び水平カー
ソルキー２３２は、列を再選択することなく、列の中を案内するため使用される
。ビーズが選択されたとき、ビーズは、動作ボタン２１４を押下することによっ
て検索ビン１４０へ移される。たとえば、図４において、Moviesビーズが選択さ
れ、動作ボタン２１４が押下され、Moviesビーズは、点線矢印１４２によって示
されるように検索／プロファイルビン１４０へ移される。検索／プロファイルビ
ン１４０からビーズを取り除くため、ユーザーは、ある種の行動を実行して、セ
レクタを検索／プロファイルビン１４０へ移動させ、取り除かれるべきビーズを
選択する。次に、動作ボタン２１４が押下され、選択されたビーズは、そのビー
ズが取り出された元の列へ戻される。検索ビン１４０から全てのビーズを除去す
る高速方法は、リセットボタン２２６を使用することである。
【００３２】 検索／プロファイルビン１４０は、図４では、「検索(Search)」のようにラベ
ル付けされている。これは、ユーザーが現在検索モードであることを意味する。
また、プロファイルモードにあるときのユーザー・インタフェースの基本的な外
観及び作用は、検索モードの場合の外観及び作用と同じである。しかし、プロフ
ァイルモードの場合、ユーザーは、規準がお気に入りか、お気に入りでないかを
指定するオプションが与えられる。さらに、検索モードにおいて、ある種のカテ
ゴリーの組が準備される。一方は、保存されていた検索動作であり、他方は、プ
ロファイルである。これらについては後述する。
【００３３】 図５では、検索列１５７が検索モードのユーザー・ユーザーインタフェース又
は専用化されたスクリーンにカテゴリーとして設けられている。検索列を設ける
利点は、ユーザーに保存された検索動作を利用できることを想起される点である
。保存された検索動作は、検索／プロファイルビン１４０の隣にある列に示され
る。検索モードで表示でき、好ましくは、表示される別の特殊カテゴリーは、プ
ロファイルカテゴリーである。プロファイルカテゴリーもビーズ列として表示さ
れる。
【００３４】 検索動作が作成された後、検索動作は、検索結果を見るため、スタートボタン
２２８を使用して実行され、或いは、１４０Ａとして示されるように保存され、
保存ボタン２２２を押下して名前が与えられる。検索動作に名前を付けることは
、たとえば、Tivo(R)パーソナルデジタルビデオレコーダ装置に備えられている
カーソルキーで操作できるオンスクリーンキーボードのような公知のユーザー・
インタフェース要素を使用して実行される。たとえば、名前"Pizza"は、木曜日
の夜のピザパーティーに対し当てはまる検索動作を識別するため与えられる。
【００３５】 次に、予め保存された検索動作のアクセスと編集を説明する。列にアクセスす
るため、ユーザーは、カーソルキー２１２及び２１４を使用するか、検索ボタン
２１６を押下するか、検索モード中に検索ボタンを押しつづけるか、或いは、そ
の他の手段を使用する。これにより、検索動作列１５７が強調される。検索ビー
ズ１７０は、所望の検索ビーズが強調されるまで（或いは、フォアグラウンドへ
運ばれるまで）、上述の通り操作される。所望の検索ビーズが強調されたとき、
選択された検索ビーズを定義する規準を構成するビーズが検索／プロファイルビ
ン１４０に現れる。選択された検索ビーズで定義された規準を適用するため、ユ
ーザーは、直ちに、スタートボタン２２８を押下するか、或いは、ユーザーは、
検索ビン１４０まで移り、検索ビーズを削除し、若しくは、検索動作を作成する
ときと同様に新しい検索ビーズを追加することにより、検索規準を編集すること
ができる。しかし、このような前後関係において保存ボタン２２２が押下された
とき、ユーザーは、検索ビーズを元の検索ビーズの保存先へ戻し、或いは、新し
い検索ビーズを保存することができ、保存された検索動作を新たな検索のための
テンプレートとして使用できるようになる。
【００３６】 検索ビーズは、他の規準ビーズと同様に新しい検索の構築中に、スタートボタ
ン２２８を用いて呼び出す前に、新しい規準と共に検索ビン１４０に追加するこ
とができる。これにより、実際上、保存された検索動作は、テンプレート又は検
索の開始点とすることができ、特定のユーザーは、検索を実行する際に、毎回同
じデータを入力する必要が無い。
【００３７】 検索モードにおいて、ユーザーは、プロファイル列１５６からビーズを選択し
、検索動作に追加することができる。プロファイル列１５６の各ビーズは、ユー
ザーのプロファイルを収容する。一実施例において、プロファイルは、黙示的プ
ロファイル、明示的プロファイル、又は、これらの組合せである。プロファイル
を表現するビーズは、検索に追加され、そのビーズが表す好みによって結果を分
類できるようにする。次に、図６を参照すると、明示的プロファイル１５８及び
黙示的プロファイル１５９が表示され、別個にアクセスされ得る。本実施例の場
合、プロファイルビーズは、個別に使用されるが、他の規準ビーズと同様に検索
ビン１４０に加えられる。
【００３８】 図７を参照すると、プロファイルを作成又は編集するため、プロファイルボタ
ン２１８がプロファイルモードを呼び出すべく何時でも押下される。これによっ
て、プロファイルモードのユーザー・インタフェース要素が現れる。プロファイ
ルモードＵＩは、検索モードＵＩと同様に機能するが、プロファイルビン１４０
’は、好みの規準に対するビーズが配置される好きなもの"LIKE"区分１６４と、
好みではない規準に対するビーズが配置される嫌いなもの"DISLIKE"区分１６５
とに分割された容器である点で異なる。それぞれの区分におけるビーズの位置は
、そのビーズに関してプロファイルによって作成される行動を示す。すなわち、
MOVIESのような規準がDISLIKE区分１６５にある場合、プロファイルはその規準
に合致するレコードに負の重みを付ける。同様に、LIKE区分１６４にある規準に
対し、プロファイルはその規準に合致するレコードに正の重みを付ける。プロフ
ァイル名は、プロファイルモード中のユーザーを表すラベルと共に、JEFFREYプ
ロファイル１６９のように現れる。ビーズには、項目を格付けするため、ダイア
ログボックスを用いて、或いは、専用の星印キーを多数回押下することによって
得点が与えられる。たとえば、五つ星は、非常に好まれる項目を表し、一つ星は
、非常に嫌われる項目を表す。格付けを見るため、ビーズは星印のアイコンで索
引付けされ、このアイコンの色は格付けを示すため変更され、アイコンのビン内
での位置は好き嫌いの格付けの程度を表し、或いは、アイコンのサイズを変更し
てもよい。かくして、プロファイルビン１４０’を見るユーザーは、一瞥するだ
けで、各ビーズがプロファイルに与える影響を知ることができる。プロファイル
は、保存ボタン２２２が押下されたときに保存してもよい。編集のため既存のプ
ロファイルを選択するため、ユーザーは、適切なビーズを選択し、動作ボタン２
１４を押下するだけでよい。プロファイルの削除を行なうためには、プロファイ
ルビーズを選択し、削除ボタン２２４を押下する。
【００３９】 プロファイルを用いて現在のチャンネルをフィルタ処理するため、ユーザーは
、プロファイルモードにおいて、プロファイルを選択し、スタートボタン２２８
を押下する。この場合、プロファイルモードは、アドバイザーとして作用し、プ
ロファイルモードは、プロファイル／アドバイザーモードと呼ばれる。黙示的プ
ロファイル及び明示的プロファイルは、リセットキー２２６を用いてリセットす
ることができる。黙示的プロファイルは、情報を蓄積するため使用されたシステ
ムに依存して、編集可能若しくは編集不可である。機械学習装置が使用され、規
準ベースの推論を蓄積する場合、規準ベースの推論は、明示的プロファイルに関
して説明した通りに編集され得る。或いは、黙示的プロファイルは、個人ビーズ
によって表現された個人テンプレートに応じて番組に異なる重みを付ける個人ビ
ーズを使用して編集することができる。たとえば、映画及び映画関連素材を強調
するための"movie nut"のようなビーズ、内容のアクション／スリラー分類を弱
める"quiet-type"ビーズ、或いは、知的要求の少ない素材を強調する"overworke
d"ビーズが黙示的プロファイルに傾向を加えるため設けられる。同じ個人ビーズ
は、検索中に限り個人ビーズの動作を有効にさせるため検索モードで使用され、
保存された検索動作に組み込まれ、或いは、黙示的プロファイルに組み込まれる
。
【００４０】 図８を参照するに、検索／プロファイルモードは、以下のアイデアに従って多
数の異なる方法で実現される。
【００４１】 アイデア１：３次元ピクチャーを使用すると、乱雑さが軽減し、関連した情報
及び制御部がすぐに使えるように情報が構造化される（たとえば、視野にスクロ
ールされる殆どの情報は、一部がバックグラウンド側に隠された状態で表示され
るが、その情報が存在することは認められ、列上のビーズはビーズの前欄の後ろ
側にあるというその情報の表示の仕方は認められる）。
【００４２】 アイデア２：多くの関連情報が、前後関係に依存して、フォアグラウンドに表
示される（たとえば、現在選択されている項目はフォアグラウンドに表示される
）。
【００４３】 アイデア３：一時的に隠された（利用可能である）情報はバックグランド側へ
後退する（たとえば、列上の追加ビーズはバックグラウンド側に隠れる）。
【００４４】 たとえば、図８の実施例は、同一の設計原理から導かれる。この実施例の場合
、（円筒形のように）直線上を左右へスクロールするビーズ列の代わりに、ビー
ズ列は、（回転木馬のように）垂直軸の周りを循環する。この場合、一つの列が
常に中央に存在し、３次元シーン内で観察者から最も近くにある。図８では、シ
ーン内でカメラ（ユーザー）地点の最も近くにあるキーワード列が選択されてい
る。検索ビン１４０は列１４０Ｃで置き換えられている。
【００４５】 情報を分割若しくは構造化する手段として３次元シーンを利用するため、大き
さは独立に描画されるべきである。軸方向に独立して分布する変動は、シーンを
非対称的にする。対称的な３次元は、ある軸方向の見え方の変化が別の軸方向の
見え方と同じになるように制約することによって、多様性の独立性を失わせる。
かくして、対称性は、データを視覚的に構造化する装置として３次元シーンを使
用することに対抗する。勿論、対称性の特徴が、常に、情報を効率的に構造化す
る３次元シーンの能力を損なわせる訳ではない。たとえば、ビーズトークン自体
は対称性がある。また、平行移動的な対称性の一例として、ビーズ列の連続的な
系列が同じように見えるとしても、連続した各ビーズ列は異なるカテゴリーを表
現する。一部のレベルで、対称性は、視覚的な明瞭性を生じさせるため存在する
が、他のレベルでは、（視覚的に）対称性のある次元方向に差異を生じさせる多
様性が存在する。
【００４６】 図９を参照するに、回転木馬方式の考え方が使用され、ビーズ列は、本例の場
合に、非常に様式化される。各列の前方には僅かな数のビーズだけが見えるが、
各列上の支配的なビーズは非常に誇張されている。中央の列１８０が選択された
列である。キーワード列が選択されていることは、そのサイズと太線とによって
示される。検索ビン１４０は、列１４０Ｂで置き換えられている。このシーン幾
何学的関係は、整然とし、放送された画像に重ね合わせても容易に見分けること
ができるので、好ましい幾何学的関係である。この幾何学的関係は、他の前後関
係にも適用することができる。
【００４７】 図１０に示された更に別の実施例において、ビーズは棚４２０に設置された箱
４１０で置換される。選択された棚４３０はユーザーの方へ向かって延びる。検
索ビン４１０は、孔４６０で置換され、選択された箱３３０が孔４６０の中に入
れられる。棚は、紙面内の水平方向の軸周りに循環する。前方の選択された位置
（４３０）から離れている棚及び箱は、たとえば、箱３２０は、バックグラウン
ド側に後退する。選択された棚上の特定の箱は、箱を適当に強調する、箱を拡大
させる、或いは、箱を太線で表すなどの方法で選択されていることが示される。
【００４８】 図１１を参照するに、更に別の実施例では、利用可能なカテゴリー、プロファ
イルなどの組を表現するために道標が使用される。各標識は、カテゴリー、又は
、プロファイルの組を表現する。選択された標識４６０及び４７５を除く殆どの
標識４８０、４８５及び４５０は、視点に対してある角度で傾斜している。標識
が選択されたとき、カテゴリー内で利用可能な選択対象は、標識の左側にタグ４
７０及び４７２として現れる。検索の一部を形成するため選択された規準若しく
はプロファイル（又は、プロファイルのため選択された規準）は、たとえば、標
識４６０及び４６２のように道標の右側に示される。現在作成中の検索の名前、
又は、現在作成中のプロファイルの名前は、たとえば、下側に標識４４０のよう
に現れる。かくして、道標の右側にある選択された規準の配列は、上述のビーズ
方式の実施例における検索ビン１４０の内容と対応する。図１０及び図１１に示
された実施例におけるナビゲーション操作は、ビーズ方式の実施例におけるナビ
ゲーション操作と類似している。垂直カーソルキー２３２を押下すると、現在選
択中の標識は、図１１の標識４９０のように、オープン位置に向けられる。水平
カーソルキー２１２を押下することにより、タグ４６０／４７０は、太線、色変
更、サイズ変更などによって強調される。タグは、タグを選択することにより、
道標の右側で追加、削除される。タグを選択することにより、タグの位置は、道
標の両側で切り換えられる。規準が検索動作として保存されたとき、規準は、専
用"search"標識（図示せず）から選択することによって利用できるようになる。
道標上で見えない規準は、垂直方向にスクロールさせることによって見えるよう
になる。新しい標識は、上部と下部に現れる。新しいタグは、左端と右端に現れ
る。
【００４９】 上記の全ての実施例で使用されるキーワードリストは、汎用テンプレートから
ではなく、動的に生成される。典型的に、キーワードはユーザーによって入力さ
れる。しかし、キーワードリストは、ユーザーによって選択された共通項目から
選別され、或いは、問い合わせの作成中にユーザーのカテゴリー選択に影響を与
える。
【００５０】 図１２を参照するに、検索が読み出されたとき、ユーザーは、オーバービュー
ワールドを見る。このビューは、検索モードでスタートボタン２２８を押下する
ことにより呼び出される。或いは、オーバービューボタンは、リモートコントロ
ーラ２１０に設けられる。オーバービューモードは、返答された各レコードの関
連性を階層構造用のメタファーを用いて図形的に示す視覚的表現を表示する。検
索によって返された各レコードは、図１２に示すように６角形のタイルとして表
示される。たとえば、図１２に示されるように、視聴者に対する結果の見かけ上
の近さは、検索規準とレコードの間の適合の良さに対応する。また、レコード５
１０は、レコード５３５と比較すると、線が太く、全体的な寸法が大きく、テキ
ストの文字が太字である。関連性の高い結果はディスプレイの中央付近に配置さ
れる。現在の結果表示が生成された規準を示す要素５３０が存在する。結果タイ
ル５１０、５２５などは、カーソルキー２１２、２３２を用いて操作される。タ
イルを選択すると、タイルはオープンされ、選択された項目に関する更なる情報
が明らかにされる。番組"Here's Kitty"を表すタイル５１０は選択されている。
かくして、この選択によって付加的な情報が表示される。
【００５１】 カーソルキーを使用して、ユーザーは規準要素５１０へ進むことができる。図
１２と適応した一実施例において、垂直カーソルキー２１２及び水平カーソルキ
ー２３２は、ＸＹ投影面（スクリーンの平面、Ｚ軸はフォアグラウンドからバッ
クグラウンドへ延びる図形上の軸）に関してカーソルを動かすために使用され、
アイコンは、二つの移動軸を用いてアクセスされる。他の一実施例において、カ
ーソルキー２１２及び２３２は、Ｚ軸方向に移動させるため使用されるので、背
景タイルがユーザーに近づけられ、そのとき、より多くの情報が見えるようにな
る。この実施例では、Ｚ軸制御は、オンとオフの間で切り換えられ、或いは、た
とえば、垂直カーソルキー２１４のような一方のカーソルキーの組は、Ｚ軸に沿
って前方及び後方に移動するため使用され、もう一方のカーソルキーの組は、現
在フォアグラウンドにあるタイルの組の間での移動のために使用される。フォア
グラウンドからバックグラウンドへの向きに進行するとき、現在のフォアグラウ
ンドのタイルの組は、視聴者の後ろ側へ移動したかのうように消失する。
【００５２】 動作ボタン２１４を押下することにより規準要素を選択すると、ディスプレイ
は、検索ビン１４０（他の実施例では、検索ビンに対応する別の要素）に収容さ
れた現在の検索動作（規準要素によって指定された検索動作）に関して検索モー
ドに戻る。
【００５３】 図１３の例では、結果は、図１２と類似した形式で表示されるが、３次元配置
要素は利用されない。すなわち、関連性の少ないレコードは、中心から遠ざけら
れ、細い線で表されるが、図１２の実施例のように、バックグラウンド側に後退
することはない。他の特徴は、基本的に図１２に示された実施例と同じである。
【００５４】 図１４を参照するに、検索の結果は、実質的に同心状のリング６０５の周りに
構造化される。各レコードは、ビーズ又はトークン６１０、６２０、６３０とし
て現れる。リング６０５は、視聴者から遠方に延びるトンネルのように見えるこ
とが意図されている。水平カーソルキー２３２は、現在選択されたトークン(図
１４では、トークン６０５が選択されたトークンである）を循環させるため使用
される。垂直カーソルキー２１２は、Ｚ軸方向の移動、すなわち、バックグラウ
ンド側のリングをフォアグランド側へ移すようにトンネルを移動するため使用さ
れる。リング６０５が前方へ移動するとき（視聴者がＺ軸方向へ前進するとき）
、トークン６１０、６２０、６３０は、視聴者に近づき、拡大される。トークン
が大きくなるのにつれて、より多くの情報が明示されるので、たとえば、概要を
現していたタイルは、詳細な説明を現すようになる。或いは、オーディオ、ビデ
オ、スクリーンキャップ（サムネイル）などの他の媒体タイプを呼び出しても構
わない。これらは、本明細書で説明されるすべての実施例に適用される。
【００５５】 上述の実施例と同様に、選択要素５５４は、現在の結果表示を生成した選択規
準を視覚的に喚起し、規準を編集するため関連した検索モードへ戻るメカニズム
を提供する。適当なナビゲーションキーは、これらの機能に高速アクセスするた
め設けられる。各リングは、スクリーンの場所５６６に示された合致性レベルと
関連する。
【００５６】 図１５に示されたオーバービューワールドシーンの実施例は、図１４に示され
た実施例と類似しているが、トークンがリングではなく、スパイラル（螺旋）６
６６の周りに構成されている点が相異する。この配置は、本質的に１次元配置で
あり、１組のカーソルキーだけを使用して配置内を進むことができる。ナビゲー
ションは、Ｚ軸方向の動きを伴っても、伴わなくてもよい。
【００５７】 図１６Ａを参照するに、完全にテキスト形式の実施例は、ディスプレイの異な
る部分を分離するため三つの空間視覚化を利用する。同図には、三つの平面及び
軸の定義が示されている。図１６Ｂを参照するに、ユーザー・インタフェース内
で、カテゴリー７０３はＹ軸方向に分布し、カテゴリー７０１はＸ−Ｙ平面で切
断され、Ｘ軸方向に分布する。時刻８０２はＺ軸方向に表示される。ユーザー・
プロファイル７０６は、Ｙ−Ｚ平面に表示されている。検索タイトル７０５及び
その要素７０４は、Ｘ−Ｚ平面に表示されている。選択された項目は括弧付きで
示されている。検索ビン１４０の役割は、Ｘ−Ｙ平面によって７０４及び７０５
で果たされる。図１７を参照するに、検索結果は、３次元横長シーンにテキスト
アイコンとして表現される。フォアグラウンドのタイトルは、Ｘ−Ｙ平面内の関
連性スケール８１４によって示されるように最も関連性がある。関連性の少ない
結果８０２及び８０３は、Ｚ軸に沿って視聴者から遠い場所から徐々に関連性が
大きくなる順番に現れる。最も関連性のあるレコードを囲む括弧８１７は、この
レコードが現在選択中のレコードであることを示す。選択されたレコードは、た
とえば、８０４に示されるように、このレコードに関する詳細情報を明らかにす
る。詳細情報は、サムネイルピクチャー又はビデオを含む。更なる詳細情報であ
るズームイン（クローズアップ）状態の明示は、選択によって、選択された情報
に関する付加的な情報が必ず表示されることのないように、別個の操作によって
呼び出される。これは、全ての実施例に適用できる。カーソルキーは、関連性の
少ないレコードへ戻すようにスクロールさせ、各レコードを順番に強調するため
使用される。
【００５８】 上記の各実施例において、一つ以上のカテゴリーは、実際に、語、又は、他の
シンボル、たとえば、上述のキーワードカテゴリ−によって構成される。キーワ
ードは、辞書内で想像できる各単語でもよいが、キーボード（物理的なキーボー
ド若しくはオンスクリーン方式の同等物）を用いない場合、キーワードの選択は
困難になるであろう。キーボードは煩わしいので、キーワードは、たとえば、上
述のカテゴリー列から簡単に選択できることが望ましい。
【００５９】 このようなキーワードカテゴリーは、キーワード選択リスト内で役に立つであ
ろう大量の代替的な語から抽出するため種々のソースからのデータを使用するこ
とにより構築される。語は、出現頻度、又は、語のバリエーションに基づいて、
選択されたレコード、及び／又は、問い合わせによって返答されたレコードから
抽出される。
【００６０】 図１８を参照するに、ユーザーは、直接、若しくは、検索を用いてデータベー
スのレコードにアクセスする。データベースのレコードへの直接アクセスは、た
とえば、ユーザーによるレコードの閲覧及び選択に対応する。検索は上述の如く
行なわれる。ユーザーは、直接アクセスか、又は、検索を行い、パスがステップ
Ｓ１５０で選択される。検索が（ステップＳ１００で）行なわれるとき、ワード
リストであるレコードがステップＳ１１５で検索結果から作成される。レコード
のタイトル、説明、内容などからの一部の語、又は、全部の語は、システムの能
力及び設計者の要望とに依存して、検索結果から抽出でいる。文法的構文解析に
基づいて関連性の少ない語は、リストからフィルタ処理で除去される。たとえば
、リストは、説明中のセンテンス及びタイトル語の文中の唯一の直接目的語及び
主語から形成される。リストの形成後、リスト中の最も一般的な語が、識別され
(ステップＳ１０）、出現頻度と重要度に基づいて格付けされる（ステップＳ１
２５）。たとえば、タイトル語は、レコード自体の説明若しくは内容からの最も
重要な語である。リストへ追加される語を選択し格付けするため、たとえば、検
索規準と獲得したレコードとの間の合致度の良さのような他の規準を使用しても
よい。これらの規準は例示である。使用される規準は、アクセスするデータベー
スのタイプに依存する。たとえば、ある種のレコードは、代理人、発明者、特許
出願日のような多数の異なる特殊化されたフィールドを含み、重要な情報を明示
的に与えるレコードを表す。重要度及び頻度に関してリストの先頭に残る共通語
は、対応した格付けデータと共にリストの一部を形成し、この過程は、検索が行
なわれる都度、繰り返される。検索の繰り返しによって、リストが構築されるが
、リストは、先頭にある最も重要な項目を用いて常に分類される。上述のユーザ
ー・インタフェース設計を用いることにより、最重要キーワードは、常にスクリ
ーンに出現し、余り重要ではないキーワードは、ビーズ列（或いは、他の対応し
た要素）をスクロール又は循環させることによって利用可能になる。このように
して、ユーザー・インタフェースは、整然とした状態を維持したまま、キーワー
ドの大規模一覧表へのアクセスを確保する。
【００６１】 ユーザーが検索を行なわずに、簡単にレコードを選択する方を選択した場合、
語リストは、多数回の選択により形成され、検索の場合と類似した方法で共通語
がこのリストから抽出される。ステップＳ１１０において、一つ以上のレコード
がユーザーによって選択される。ステップＳ１１０は、検索を行なうことなくそ
のまま実行され、或いは、検索結果からの一つ以上のレコードを選択するため、
最初にステップＳ１００からＳ１３０を実行し、次にステップＳ１５０を経由し
てステップＳ１１０に到達する。ステップＳ１３５において、ユーザーは、選択
されたレコードを語リストに追加する。説明中のヒットデータの頻度を確認する
ため、多数のレコードを得ることが望ましいので、各選択対象は一つのリストに
追加され、頻度データは、多数回の選択の繰り返しをカバーする合成リストから
抽出される。或いは、多数のレコードが一度に選択された場合、頻度データはこ
れらの選択対象から獲得することも可能である。リストへの語の追加は、検索結
果から抽出された語に関して説明したフィルタ処理及びソート処理の手順と同じ
手順を含む。ステップＳ１４０において、ヒットの頻度の少ない語がこのリスト
からフィルタ処理によって除かれる。ステップ１４５において、全ての項目は、
上述の種々の規準に従って格付けされる。検索により獲得されたレコードから抽
出した語リスト、及び、選択されたレコードから抽出された語リストは、一つの
リストに合成される。
【００６２】 好ましくは、キーワードリストは、明細書の他の箇所でプロファイルの編集に
関して詳述した方法と同じ方法でユーザーによって編集可能である。使用データ
の頻度に基づいてキーワードを作成するため、システムは、全くキーワードを含
まない状態から始めることができる。次に、ユーザーが問い合わせを入力すると
きに、返答された結果を走査して共通項目を見つける。タイトル、説明、或いは
、その他のデータが調べられ、ある程度の頻度で出現した項目は、キーワードリ
ストに保存される。リスト中のキーワードは、頻度に基づいて、或いは、キーワ
ードが出現した前後関係によって重み付けされた頻度に基づいて、個別に格付け
される。たとえば、タイトル中のキーワードは、説明中のキーワードよりも低い
ランクに格付けされ、説明中の文の構文解析における直接目的語若しくは主語で
あるキーワードは、間接目的語であるキーワードよりも高いランクに格付けされ
る。検索の返答のレコードからキーワードを抽出する代わりに、キーワードは、
使用するため選択されたレコードだけから抽出してもよい。たとえば、視聴する
ため、若しくは、録画するために選択された番組だけが、上述の方法でキーワー
ドリストを作成するために実際に使用される。或いは、選択対象と、問い合わせ
の返答の両方を使用しても構わないが、選択されたレコード中のキーワードは、
他の返答されたレコード中のキーワードよりも大きい重みを付けることができる
。不便さを解消するため、短縮されたリストが同一若しくは類似の方法を用いて
格付けされる。
【００６３】 列が規準を表現する場合、各カテゴリー内の規準の格付けは、問い合わせを作
成する際にユーザーが規準を使用した頻度に対応する。たとえば、ユーザーの検
索が、常に、昼間の時間帯を含む場合、この時間帯に対応したビーズは上位に格
付けされる。或いは、規準は、検索によって返答された全てのレコードではなく
、選択されたレコード（又は、少なくとも最上位に格付けされたレコード）に従
って格付けされる。
【００６４】 上記の多数の技術は、他のタイプのユーザー・インタフェースと共に使用でき
ることが可能であり、上述の好ましい実施例におけるユーザー・インタフェース
設計に限定されないことに注意する必要がある。したがって、たとえば、キーワ
ードリストは、完全にテキストだけのコンピュータ・インタフェースと共に使用
することができる。
【００６５】 ユーザー・インタフェースが開発された設計精神に従う場合、少数の非常に関
連性の高い規準だけが所定の時にスクリーン上で見えることが望ましい。全ての
カテゴリーに亘って、好ましくは、ユーザーが所定の規準を選択した頻度が、重
要度の順番に規準を格付けするために使用される。テレビジョンデータベースが
１００チャンネル以上の内容を記述するとしても、その中の５チャンネルだけが
検索問い合わせに決まって入力されるならば、これらの５チャンネルは、デフォ
ルト的に、フォアグラウンドの最前部、又は、ディスプレイ上の目立つ場所に表
示されるべきである。他の規準は、依然としてアクセス可能であるが、インタフ
ェースは、全ての規準に対して等しいアクセスの機会をユーザーに供与するとは
限らない。このアイデアは、簡単なインタフェースを得るための基本的なアイデ
アの一つである。
【００６６】 検索規準カテゴリーの優先順位は、ユーザーによる編集が可能である。たとえ
ば、あるチャンネルが、オリンピック期間に使用頻度によって嫌いなものに一時
的に分類されたとき、ユーザーはそのチャンネルを回復させるメカニズムが与え
られる。このメカニズムは、たとえば、選択されたカテゴリーの要素の格付けを
表現するリストを再ソートするためのメニューオプションを呼び出す技術であれ
ば、どのような技術でも構わないので、これ以上詳細には説明しない。
【００６７】 本発明は上述の実施例の詳細な説明に限定されないこと、並びに、本名Ｈつ明
は本発明の精神若しくは基本的な属性を逸脱することなく、他の具体的な形態で
実施し得ることが当業者にはわかるであろう。したがって、本発明の実施例は、
全ての面において制限ではなく例示であり、本発明の範囲は、詳細な説明ではな
く、請求項に記載されて事項によって示され、請求項に記載された事項の均等物
に含まれる全ての変更事項は本発明の範囲に包含される。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の一実施例を実現するため使用されるハードウエアシステムの構成図で
ある。
【図２】 本発明の電子番組ガイドの実施例と共に使用されるリモートコントローラの構
成図である。
【図３】 新規のユーザー・インタフェースによって実行される種々の過程を説明するフ
ローチャートである。
【図４】 検索問い合わせを作成、編集するためのユーザー・インタフェースの説明図で
ある。
【図５】 ユーザー・プロファイルを作成、編集するためのユーザー・インタフェースの説
明図である。
【図６】 明示的プロファイル及び黙示的プロファイルを検索規準として表示する検索問
い合わせを作成、編集するためのユーザー・インタフェースの説明図である。
【図７】 好きなものと嫌いなものが収容されたユーザー・プロファイルを作成、編集す
るユーザー・インタフェースの説明図である。
【図８】 図４乃至７の実施例に適用可能な他の描画スキームの説明図である。
【図９】 図４乃至７の実施例に適用可能な他の描画スキームの説明図である。
【図１０】 図４乃至７の実施例に適用可能な他の描画スキームの説明図である。
【図１１】 図４乃至７の実施例に適用可能な他の描画スキームの説明図である。
【図１２】 少なくとも一部の実施例と適合したデータベースの検索から返されたレコード
を検分し、選択するためのユーザー・インタフェースの説明図である。
【図１３】 少なくとも一部の実施例と適合したデータベースの検索から返されたレコード
を検分し、選択するための他のユーザー・インタフェースの説明図である。
【図１４】 少なくとも一部の実施例と適合したデータベースの検索から返されたレコード
を検分し、選択するための他のユーザー・インタフェースの説明図である。
【図１５】 少なくとも一部の実施例と適合したデータベースの検索から返されたレコード
を検分し、選択するための他のユーザー・インタフェースの説明図である。
【図１６Ａ】 図１６Ｂの実施例に適用する平面定義の説明図である。
【図１６Ｂ】 ユーザー・インタフェースによって利用された３次元シーン内でオブジェクト
を表現するためテキストが使用され、検索問い合わせ及びユーザー・プロファイ
ルを作成、編集するための別のユーザー・インタフェースの説明図である。
【図１７】 ３次元シーン内でオブジェクトとしてテキストが使用され、テキストに基づく
検索結果検分シーンの説明図である。
【図１８】 キーワードカテゴリーの生成及び分類の過程のフローチャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マーティノ，ジャックリン エイ オランダ国，5656 アーアー アインドー フェン，プロフ・ホルストラーン ６ (72)発明者 カンプリン，アリソン エフ オランダ国，5656 アーアー アインドー フェン，プロフ・ホルストラーン ６ Ｆターム(参考） 5B075 KK02 PP13 PQ13 PQ52 PR08 UU40

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 表示部を具備し、検索可能なレコードを収容するデータベー
    スへ接続可能なコントローラを有するデータベースアクセス装置であって、 該コントローラは、該レコードを多様に現す規準を保持するデータ記憶装置に
    接続可能であり、 該コントローラは、入力装置に接続可能であり、 該コントローラは、該規準の少なくとも部分集合の中の一つを個別に表現する
    トークンが配置される第１の領域を含むシーンを生成するようプログラミングさ
    れ、 該コントローラは、該トークンの中から第１の選択トークンを選択するため該
    入力装置からの第１の選択コマンドを受信し、該第１の選択トークンに応じて検
    索問い合わせを生成するようプログラミングされ、 該コントローラは、該検索問い合わせに応じて該データベースからレコードを
    獲得するようプログラミングされ、 該コントローラは、該第１の選択コマンドを受信する前に該トークンの中の第
    １の選択トークンを該第１の領域に表示し、該第１の選択コマンドの受信に応じ
    て、該トークンの中の該第１の選択トークンを第２の領域に表示するようプログ
    ラミングされ、 新しい問い合わせを作成するため該問い合わせの構造が該表示部に示される、
    データベースアクセス装置。
  2. 【請求項２】 該トークンは、該規準のそれぞれの共通特性に従ってグルー
    プの形式に配置され、 該グループの部分集合だけが該表示部に所定の時間に表示され、 該部分集合は該入力装置からの第２の選択コマンドに応じて選択可能である、
    請求項１記載のデータベースアクセス装置。
  3. 【請求項３】 上記コントローラは、該入力装置からの第１の保存コマンド
    に応答して選択的に上記検索問い合わせを保存し、保存された検索問い合わせを
    該規準へ追加するようプログラミングされ、 保存された検索問い合わせは個別の規準と同様に選択され得る、 請求項１記載のデータベースアクセス装置。
  4. 【請求項４】 該コントローラは、該トークンの中から第２の選択トークン
    を選択するため該入力装置からの第３の選択コマンドを受信し、該第２の選択ト
    ークンに応じてユーザー・プロファイルを生成するようプログラミングされ、 該コントローラは、該入力装置からのプロファイル呼び出しコマンドに応答し
    て該ユーザー・プロファイルに選択的に応じて、該データベースからレコードを
    獲得するようプログラミングされ、 該コントローラは、該第３の選択コマンドを受信する前に該トークンの中の第
    ２の選択トークンを該第１の領域に表示し、該第３の選択コマンドの受信に応じ
    て、該第２の選択トークンを該第２の領域に表示するようプログラミングされ、 該ユーザー・プロファイルの構造が該表示部に示される、 請求項４記載のデータベースアクセス装置。
  5. 【請求項５】 該コントローラは、該入力装置からの第２の保存コマンドに
    応答して選択的に該ユーザー・プロファイルを保存し、保存されたユーザー・プ
    ロファイルを該規準へ追加するようプログラミングされ、 これにより、保存されたユーザー・プロファイルは、新しい検索問い合わせを
    作成するため、個別の規準と同様に選択され得る、 請求項４記載のデータベースアクセス装置。
  6. 【請求項６】 該シーンは３次元シーンであり、 該第１の選択トークンは、該第１の選択トークンの選択時に、該トークンの中
    の他のトークンに対して該シーンのフォアグラウンド側に表示される、 請求項１記載のデータベースアクセス装置。
  7. 【請求項７】 該コントローラは、検索問い合わせに応じて、該検索問い合
    わせに可変性の正確度で対応したレコードを含む該データベースからの抽出の結
    果を見せるため別の表示部を生成するようプログラミングされ、 該別の表示部には、フォアグラウンドからバックグラウンドへＺ軸が延びる別
    の３次元シーンが含まれ、該レコードがレコードトークンとして表現され、 該別の表示部において、該レコードトークンは、該問い合わせに対応する正確
    度に従って格付けされ、この格付けは、該Ｚ軸に沿ったそれぞれの位置に対応す
    る、 請求項１又は５記載のデータベースアクセス装置。
  8. 【請求項８】 該トークンは、該規準のそれぞれの共通特性に従ってグルー
    プの形式に配置され、 該グループはコネクショントークンとして図形的に表現される、 請求項１記載のデータベースアクセス装置。
  9. 【請求項９】 該トークンはビーズとして表現され、 該ビーズはビーズの列として接続され、 該ビーズの列は、該第１の選択コマンドに応じて該ビーズの列を該シーンのフ
    ォアグラウンドへ移動させるため循環する、 請求項１記載のデータベースアクセス装置。
  10. 【請求項１０】 該アイコンは、該入力装置から受信可能なコマンドに応じ
    て該表示部の該第１の領域から該第２の領域へ移される、請求項１乃至９のうち
    いずれか一項記載のデータベースアクセス装置。
  11. 【請求項１１】 検索規準が対応したアイコンによって示されるシーンを表
    示する手順と、 該アイコンの中で選択を行なうためのコマンドを受信する手順と、 該受信する手順の結果に対応した該検索規準から検索規準を作成する手順と、 問い合わせの構造が示されるように、該受信する手順で選択されたアイコンの
    位置を変更する手順と、 該問い合わせをデータベースに適用し、該問い合わせに応じた結果を獲得する
    手順と、 該結果を３次元シーンである別のシーンに表示する手順と、 を有し、 該獲得する手順の結果のレコードはアイコンとして表現され、該規準と正確に
    合致するレコードのアイコンは該シーンのフォアグラウンドに配置され、該規準
    と殆ど正確に合致しないレコードのアイコンは該シーンのバックグラウンドに配
    置される、 データベース検索方法。
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