JP2003525382A - タービン - Google Patents

タービン

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JP2003525382A
JP2003525382A JP2001563751A JP2001563751A JP2003525382A JP 2003525382 A JP2003525382 A JP 2003525382A JP 2001563751 A JP2001563751 A JP 2001563751A JP 2001563751 A JP2001563751 A JP 2001563751A JP 2003525382 A JP2003525382 A JP 2003525382A
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D11/00Preventing or minimising internal leakage of working-fluid, e.g. between stages
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D5/00Blades; Blade-carrying members; Heating, heat-insulating, cooling or antivibration means on the blades or the members
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    • F01D5/22Blade-to-blade connections, e.g. for damping vibrations

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 タービン(6)、特にガスタービンにおいて、タービン(6)の円周方向(32)に互いに隣接する静翼(18)を漏れ止めするために、静翼(18)の翼根元部プレート(21)が入り込む収容部(50)を備えたシール要素(44)が設けられている。この場合、従来の漏れ止め装置と異なって、翼根元部プレート(21)の縁部を厚肉に形成する必要はない。これによって、翼根元部プレート(21)を全体にわたって均質に冷却することができる。これは殊に、特に蒸気で冷却するために閉鎖冷却系統(62)を使用することを可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明はタービン、特にガスタービンに関する。
【0002】 タービン、特にエネルギー発生用発電所におけるガスタービンにおいては、高
温ガスがタービンを通って導かれる。これによって、動翼が取り付けられている
軸が駆動される。この軸は一般にエネルギーを発生するために発電機に結合され
ている。動翼は半径方向へ外側に延びている。逆方向に、即ち半径方向へ外側か
ら内側に延びて、静翼が配置されている。静翼および動翼はタービンの長手方向
に見て、歯状にかみ合っているように互い違いに配置されている。タービンは一
般に複数のタービン段を有し、各タービン段に静翼環が配置され、即ち複数の静
翼がタービンの円周方向に並べて配置されている。個々の静翼環が軸線方向に連
続して配置されている。タービンを貫流する高温ガスの流れ経路は以下において
ガス空間と呼ばれる。
【0003】 静翼はそれぞれ半径方向にガス空間の中に延びている翼形部(羽根)を有し、
この翼形部は翼根元部プレートに設けられ、静翼はこの翼根元部プレートを介し
ていわゆる静翼ホルダに固定されている。静翼の個々の翼根元部プレートは閉鎖
面を形成し、ガス空間の外側を画成している。個々の翼根元部プレート間をでき
るだけ小さな漏れ隙間にするために、個々の翼根元部プレート間に通常、漏れ止
め装置が配置されている。
【0004】 特に円周方向に互いに隣接する翼根元部プレートに対する従来の漏れ止め装置
の場合、翼根元部プレートの縁部が厚肉に形成され、その厚肉部端面に溝が加工
されている。漏れ止めするために、隣接する翼根元部プレートの対向して位置す
る溝の中に、共通のシール板が嵌め込まれている。
【0005】 シール板用の溝が配置されている縁部を厚肉(中実)に形成することは、翼根
元部プレートの熱負荷に関して問題がある。タービンにおける高い温度のために
通常、翼根元部プレートは冷却材で冷却される。翼根元部プレートの厚肉縁部と
薄いプレート状部位との間に大きな熱応力を生じないようにするために、その厚
肉縁部に対して特別な冷却処置を講じなければならない。
【0006】 この問題は、冷却するために閉鎖冷却回路(例えば閉鎖蒸気回路)が利用され
るときに大きくなる。その場合、例えば冷却空気が流れる冷却孔を厚肉縁部に開
けることができない。それどころか、閉鎖冷却回路においてそのような孔は盲孔
として形成されねばならず、その場合、冷却材が盲孔を十分に貫流できないので
、冷却効果は自ずと小さい。
【0007】 溝およびシール板をガス空間側の高温ガス側から後ろに下げて置き、シール要
素の下側の厚肉縁部にアンダーカットを設ける漏れ止め方式も存在している。こ
の場合も、そのアンダーカットを冷却材で十分に貫流させねばならないという問
題がある。翼根元部プレートの本体自体に冷却通路を設ける第3方式は製造技術
的に高価である。特に、冷却通路を形成するために翼根元部プレートを鋳造する
際にスペーサを介して位置決めされる中子が一緒に鋳込まれねばならないという
問題が生ずる。その中子並びにスペーサは鋳造後に適当な処置によって除去され
、これによって形成された中空室が冷却通路として利用される。もっとも、スペ
ーサによって空けられた中空室を介して冷却通路が外側に通じてしまい、閉鎖冷
却回路を実施することが非常に難しい。
【0008】 本発明の課題は、タービンにおいて隣接する静翼間の漏れ止め装置を、単純な
冷却に適するように形成することにある。
【0009】 この課題は本発明に基づいて、ガス空間と複数の静翼とを備え、その静翼がそ
れぞれ翼根元部プレートおよびその翼根元部プレートから半径方向にガス空間の
中に延びる翼形部を有し、隣接する静翼の翼根元部プレート間にそれぞれ、翼根
元部プレートが入り込む収容部を備えたシール要素が設けられていることによっ
て解決される。
【0010】 この本発明の基本的な考えは、シール板が翼根元部プレートにある溝に嵌め込
まれる通常のシール原理とは逆になっている。つまり通常のシール原理は、溝が
存在する翼根元部プレートの縁を必然的に厚肉にする必要があり、これは最終的
に冷却の際に問題を生ずる。このシール原理とは逆に、本発明によれば、シール
板は翼根元部プレートに嵌め込まれず、翼根元部プレートがシール要素に嵌め込
まれる。これによって、翼根元部プレートの縁部を厚肉にする必要はなくなる。
従って、冷却が簡単化され、翼根元部プレートがその全部位を均質に冷却され、
これによって熱応力が生じない。
【0011】 本発明の有利な実施態様において、シール要素は断面H形に形成され、1つの
横脚部を介して互いに結合された2つの縦脚部を有し、縦脚部間に横脚部によっ
て分離された2つの収容部が形成され、各収容部に隣接する静翼の翼根元部プレ
ートが入り込んでいる。即ち、シール要素の両縦脚部は隣接する翼根元部プレー
トを部分的に覆うので、シール特性に加えて、翼根元部プレートがシール要素に
よって保持される。
【0012】 タービンを製造する際の組立技術上の要件に基づいて、シール要素はタービン
の円周方向に互いに隣接する静翼間に配置されている。
【0013】 本発明の有利な実施態様において、翼根元部プレートはそれぞれガス空間から
外側に折り曲げられた側縁を有し、隣接する静翼の2つの側縁間にシール要素が
配置されている。これによって、翼根元部プレートの厚さが増大することなしに
、漏れ止め装置の有効シール高さが増大する。この場合、翼根元部プレートの折
り曲げられた両側側縁は、特に断面H形に形成されたシール要素に接している。
【0014】 均質な冷却を達成し、これによって熱応力発生を防止するために、側縁は翼根
元部プレートの残り部位とほぼ同じ材料厚さを有している。
【0015】 ガス空間の中へのシール要素の突出を防止するために、翼根元部プレートのガ
ス空間に向けられた正面が、シール要素の範囲にこのシール要素のための、ガス
空間から窪まされた接触支持面を有している。好適には、そのシール要素は翼根
元部プレートにぴったりくっついて密封している。
【0016】 本発明の実施態様において、シール要素と翼根元部プレートとの間に、シール
要素を冷却するために空気の流れ経路が存在している。即ち、シール要素および
翼根元部プレートの側縁における熱負荷を小さくするために、完全に密封する必
要はない。タービンにおけるガス空間の周りの外側空間は通常、ガス空間より高
い圧力に保たれているので、空気が外から漏れ隙間を通してガス空間の中に流入
し、ガス空間からの高温ガスの流出が防止される。
【0017】 本発明の特に有利な実施態様において、翼根元部プレートのガス空間とは反対
側の背面範囲に、冷却材で貫流される閉鎖冷却系統が配置されている。この場合
、冷却材は特に蒸気である。その代わりに、冷却材として水のような液体あるい
は空気や水素のような気体も利用される。そのような閉鎖冷却系統は、翼根元部
プレートおよび静翼全体の効果的で均質な冷却を可能にする。
【0018】 好適には、翼根元部プレートのガス空間とは反対側の背面に冷却材が特に直接
接触しながら流れる。これによって、冷却材と翼根元部プレートとの間において
直接的な熱交換が生ずる。
【0019】 翼根元部プレートの効果的な冷却を達成するために、外側案内板とバッフル板
との間に冷却材の入口通路が形成され、バッフル板が外側案内板と翼根元部プレ
ートとの間に配置されかつ翼根元部プレートに向いた流れ開口を有し、バッフル
板と翼根元部プレートとの間に冷却材の帰還通路が形成されている。これによっ
て、大きな冷却作用を有する閉鎖冷却系統が簡単に実現される。運転中、冷却材
が入口通路を通して導入され、バッフル板にある特にノズル状に形成された流れ
開口を通して翼根元部プレートに向けて高速で転向されるので、冷却材と翼根元
部プレートとの間で強力な熱交換が行われる。そして加熱された冷却材は帰還通
路において排出される。
【0020】 好適には、バッフル板は翼根元部プレートに支持要素を介して支持されている
。これによって、バッフル板は翼根元部プレートから所定の間隔を保持されてい
る。
【0021】 単純な固定のために、バッフル板は翼根元部プレートの折り曲げられた側縁に
固定され、案内板は特にバッフル板に固定されている。
【0022】 翼根元部プレートの簡単な組立および隣接するタービン段間における円周方向
並びに軸線方向における翼根元部プレートの良好な漏れ止めを達成するために、
好適には、円周方向における漏れ止めに対して上述のシール要素が設けられ、軸
線方向における漏れ止めに対して別のシール要素が設けられている。即ち、方向
に関係して特に組立技術上から、異なって形成されたシール要素が採用される。
【0023】 その別のシール要素は、翼根元部プレートをそのガス空間とは反対側の背面で
クリップ状に互いに結合する。この場合の主な利点は、両翼根元部プレートをま
たがって覆う別のシール要素のクリップ状の形成にある。その別のシール要素は
特に多方向に弾力的に形成されているので、熱膨張時に翼根元部プレートに隙間
を空けることなしに追従する。従って、その別のシール要素による漏れ止めは熱
膨張にほとんど影響されない。
【0024】 以下において図を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。 図1はタービン設備、 図2はタービンの円周方向に隣接する2つの翼根元部プレート間における従来
の漏れ止め装置、 図3は本発明に基づく漏れ止め装置、 図4はタービン設備の軸線方向に並べて配置された2つの翼根元部プレートに
対する漏れ止め装置、を示す。
【0025】 図1おいて、タービン設備2、特にエネルギー発生用発電所のガスタービン設
備は、燃焼室4およびタービン6を有している。タービン6はタービン設備2の
長手方向つまり軸線方向8において燃焼室4の後ろに配置されている。タービン
6の一部が断面図で示されているので、タービン6のガス空間12が見えている
。タービン6を貫流する高温ガスHGの流れ経路をガス空間12と呼んでいる。
【0026】 運転中、燃焼室4にガス入口14を介して燃料ガスBGが供給される。この燃
料ガスBGは燃焼室4内で燃焼され、上述の高温ガスHGを発生する。その高温
ガスHGはタービン6を貫流し、ガス排出管16を通って低温ガスKGとしてタ
ービン6から出る。高温ガスHGはタービン6において静翼18並びに動翼20
を経て導かれる。その際、動翼20が配置されている軸22が駆動される。その
軸22は電気エネルギーを発生する発電機24に結合されている。
【0027】 動翼20は軸22から半径方向へ外側に延びている。静翼18は翼根元部プレ
ート21とこの翼根元部プレート21に固定された翼形部(羽根)23とを有し
ている。静翼18はその翼根元部プレート21を介してそれぞれタービン6の外
側におけるいわゆる静翼ホルダ26に固定され、半径方向にガス空間12の中に
延びている。静翼18および動翼20は長手方向8に見て、歯状にかみ合ってい
るように互い違いに配置されている。多数の動翼20および多数の静翼18がそ
れぞれ翼環の形にまとめられ、その各静翼環がタービン段を表している。図1の
実施例において、第2タービン段28および第3タービン段30が例示されてい
る。
【0028】 各静翼18の翼根元部プレート21はタービン6の軸線方向8並びに円周方向
32において互いに隣接し、ガス空間12の外側を画成している。
【0029】 互いに隣接する翼根元部プレート21は、それらの間における漏れ隙間34を
できるだけ小さくするために、互いに漏れ止めされている。
【0030】 円周方向32に並べて配置された2つの翼根元部プレート21に対する従来の
漏れ止め装置の場合、翼根元部プレート21は図2におけるように厚肉の縁部3
6を有している。隣接する翼根元部プレート21の縁部36の端面38にそれぞ
れ対向する位置に溝40が加工され、それらの両溝40に、共通のシール板42
が嵌め込まれる。翼根元部プレート21がシール板42の形をしたシール要素を
収容するこのシール原理は、必然的に厚肉の縁部36を必要とする。一般にこの
縁部36は、翼根元部プレート21の残り部位の厚さD2より3〜5倍の大きさ
の厚さD1を有している。
【0031】 縁部36の材料厚さと翼根元部プレート21の残り部位の材料厚さとが異なる
ことは、翼根元部プレート21の一様で均質な冷却について問題を生じ、このた
めに熱応力発生の危険がある。
【0032】 この問題を回避するために、図3における本発明に基づく実施例において、通
常のシール原理が逆にされて、いまや翼根元部プレート21がシール要素44の
中に達している。このシール要素44は断面H形に形成され、1つの横脚部48
を介して互いに結合された2つの側縦脚部46を有している。従ってこのシール
要素44は「断面二重T形ホルダ」の形に形成されている。両側縦脚部46間で
横脚部48の両側に、横脚部48によって分離された2つの収容部50が形成さ
れ、これらの収容部50の中にそれぞれ翼根元部プレート21が入り込み受けら
れる。シール要素44は断面H形に形成する代わりに断面T形に形成され、即ち
唯一の縦脚部46しか存在しないようにもできる。このようなシール要素44の
場合、形成された収容部は開いている。
【0033】 ガス空間12に向けられた翼根元部プレート21の正面52は、シール要素4
4の範囲にそれぞれガス空間12から窪まされた接触支持面54を有し、これら
の接触支持面54にそれぞれシール要素44の縦脚部46が接する。このために
翼根元部プレート21はシール要素44の範囲が段状に形成されている。その段
部に続く翼根元部プレート21の終端部位は、ガス空間12から外側にほぼ直角
に曲げられ、それぞれ折り曲げ側縁あるいは半径方向に延びる側縁56を形成し
ている。隣接する翼根元部プレート21の側縁56は横脚部48に直接当たって
いる。これによって、翼根元部プレート21をシール範囲において厚肉に形成す
ることなしに、シール高さHを高めることができる。シール要素44と少なくと
も片側の翼根元部プレート21との間に、漏れ隙間として形成された流れ経路5
8が形成されているので、ガス空間12とは反対側の外側空間60から例えば空
気が流れ経路58を介してガス空間12に流入し、これによってシール範囲、即
ちシール要素44並びに側縁56を冷却する。
【0034】 翼根元部プレート21を冷却するために特に閉鎖冷却系統62が設けられる。
この閉鎖冷却系統62は図3に部分的に示され、冷却材として好適には蒸気が使
用される。この閉鎖冷却系統62は入口通路64と帰還通路66とを有している
。入口通路64は外側案内板68とバッフル板70との間に形成されている。そ
のバッフル板70は案内板68と翼根元部プレート21との間に配置されている
。バッフル板70はノズルの形に形成されている流れ開口72を有しているので
、入口通路64を通して導入された冷却材は図示した矢印に沿って帰還通路66
内に流入する。流れ開口72のノズル作用によって、冷却材は高速で翼根元部プ
レート21の背面74に向けて転向され、これによって冷却材と翼根元部プレー
ト21との間の効果的な熱伝達が実現される。冷却系統62の一様な作用を得る
ために、バッフル板70は例えば溶接点あるいは溶接片の形をした支持要素76
を介して翼根元部プレート21に対して間隔を隔てて支持されている。バッフル
板70は翼根元部プレート21の側縁56に直接固定され、特に溶接され、案内
板68はバッフル板70に固定されている。
【0035】 図3に示された漏れ止め装置は、組立技術上および冷却技術上の理由から、特
に円周方向32に隣接する2つの静翼18に対して利用される。従って図示され
た入口通路64および帰還通路66はタービン6の軸線方向8に延びている。即
ち静翼環の翼根元部プレート21は断面H形シール要素44を介して漏れ止めさ
れている。この漏れ止め装置は、連続するタービン段28、30の軸線方向に隣
接する翼根元部プレート21に対しては、たとえ原理的に可能であっても、組立
技術上の理由からあまり適さない。
【0036】 軸線方向8に続いている翼根元部プレート21の漏れ止め用として、図4にお
けるシール要素80が特に利用される。このシール要素80は翼根元部プレート
21をその背面74で互いにクリップ状に結合している。シール要素80は、背
面74からほぼ半径方向に翼根元部プレート21の中に延びている溝82の中に
入れられ、固定される。このシール要素80は、図4に示されているように例え
ば断面U形に形成され、1つの湾曲部84を介して結合された2つの側脚部86
を備えている。その代わりにシール要素80にベローズの形の波形構造が設けら
れる。細長い断面U形形状あるいは波形構造形状は、シール要素80が弾力性を
有し、熱膨張に基づく翼根元部プレート21の全方向の運動を可能にするように
作用する。図4には更にフック要素88が示されている。このフック要素88は
背面74に配置され、このフック要素88によって、静翼18が静翼ホルダ26
に固定される(図1参照)。
【図面の簡単な説明】
【図1】 タービン設備の一部断面概略側面図。
【図2】 タービンの円周方向に隣接する2つの翼根元部プレート間における従来の漏れ
止め装置の断面図。
【図3】 本発明に基づく漏れ止め装置の断面図。
【図4】 タービン設備の軸線方向に並べて配置された2つの翼根元部プレートに対する
漏れ止め装置の断面図。
【符号の説明】 2 タービン設備 4 燃焼室 6 タービン 8 軸線方向 12 ガス空間 18 静翼 21 翼根元部プレート 28 タービン段 30 タービン段 32 タービン円周方向 44 シール要素 46 縦脚部 48 横脚部 50 収容部 52 翼根元部プレートの正面 56 側縁 58 流れ経路 62 閉鎖冷却系統 64 入口通路 66 帰還通路 68 案内板 70 バッフル板 74 背面 76 支持要素 80 シール要素

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス空間(12)と複数の静翼(18)とを備え、その静翼
    (18)がそれぞれ翼根元部プレート(21)およびその翼根元部プレート(2
    1)から半径方向にガス空間(12)の中に延びる翼形部(23)を有し、隣接
    する静翼(18)の翼根元部プレート(21)間にそれぞれ、翼根元部プレート
    (21)が入り込む収容部(50)を備えたシール要素(44)が設けられてい
    るタービン(6)、特にガスタービン。
  2. 【請求項2】 シール要素(44)が断面H形に形成され、1つの横脚部(
    48)を介して結合された2つの縦脚部(46)を有し、縦脚部(46)間に横
    脚部(48)によって分離された2つの収容部(50)が形成され、各収容部(
    50)に、隣接する静翼(18)の翼根元部プレート(21)が入り込む請求項
    1記載のタービン。
  3. 【請求項3】 シール要素(44)がタービン円周方向(32)に隣接する
    静翼(18)間に配置されている請求項1又は2記載のタービン。
  4. 【請求項4】 翼根元部プレート(21)がそれぞれガス空間(12)から
    外側に曲げられた側縁(56)を有し、隣接する静翼(18)の2つの側縁(5
    6)間にシール要素(44)が配置されている請求項1乃至3の1つに記載のタ
    ービン。
  5. 【請求項5】 側縁(56)が翼根元部プレート(21)の残り部位とほぼ
    同じ材料厚さを有している請求項4記載のタービン。
  6. 【請求項6】 翼根元部プレート(21)のガス空間(12)に向けられた
    正面(52)が、シール要素(44)の範囲にこのシール要素(44)のための
    、ガス空間(12)から窪まされた接触支持面(54)を有している請求項1乃
    至5の1つに記載のタービン。
  7. 【請求項7】 シール要素(44)が翼根元部プレート(21)にぴったり
    くっついて密封している請求項6記載のタービン。
  8. 【請求項8】 シール要素(44)と翼根元部プレート(21)との間に、
    シール要素(44)を冷却するために空気の流れ経路(58)が存在している請
    求項1乃至7の1つに記載のタービン。
  9. 【請求項9】 翼根元部プレート(21)のガス空間(12)とは反対側の
    背面範囲に、冷却材で貫流される閉鎖冷却系統(62)が配置されている請求項
    1乃至8の1つに記載のタービン。
  10. 【請求項10】 翼根元部プレート(21)のガス空間(12)とは反対側
    の背面(74)に冷却材が接触しながら流れる請求項9記載のタービン。
  11. 【請求項11】 外側案内板(68)とバッフル板(70)との間に冷却材
    の入口通路(64)が形成され、バッフル板(70)が外側案内板(68)と翼
    根元部プレート(21)との間に配置されかつ翼根元部プレート(21)に向い
    た流れ開口(72)を有し、バッフル板(70)と翼根元部プレート(21)と
    の間に冷却材の帰還通路(66)が形成されている請求項9又は10記載のター
    ビン。
  12. 【請求項12】 バッフル板(70)が翼根元部プレート(21)に支持要
    素(76)を介して支持されている請求項11記載のタービン。
  13. 【請求項13】 バッフル板(70)が翼根元部プレート(21)の折り曲
    げられた側縁(56)に固定され、案内板(68)が特にバッフル板(70)に
    固定されている請求項4、11、12の1つに記載のタービン。
  14. 【請求項14】 円周方向(32)に隣接する翼根元部プレート(21)間
    にシール要素(44)が配置され、軸線方向(8)に隣接する翼根元部プレート
    (21)にそれぞれ別のシール要素(80)が付設され、この別のシール要素(
    80)が翼根元部プレート(21)をそのガス空間(12)とは反対側の背面(
    74)でクリップ状に互いに結合している請求項1乃至13の1つに記載のター
    ビン。
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EP00104345.4 2000-03-02
PCT/EP2001/002095 WO2001065074A1 (de) 2000-03-02 2001-02-23 Turbine

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