JP2003525102A - 振動を制御しながら発生させるための装置および方法 - Google Patents
振動を制御しながら発生させるための装置および方法Info
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- B06B1/00—Methods or apparatus for generating mechanical vibrations of infrasonic, sonic, or ultrasonic frequency
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- B06B1/045—Methods or apparatus for generating mechanical vibrations of infrasonic, sonic, or ultrasonic frequency making use of electrical energy operating with electromagnetism using vibrating magnet, armature or coil system
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Abstract
(57)【要約】
振動を発生させるための装置であって、支持構造体に接続する手段が設けられた外側ケーシングと、このケーシングに収納された少なくとも1つの内側可動質量体とを有する。この装置には、ケーシングに対して内側可動質量体をガイドするための磁気手段と、ケーシングに対する可動質量体の位置または運動を測定するための手段と、磁気ガイド手段を自動制御するための手段とが設けられている。内側可動質量体は、更に少なくとも1つの磁気的にアクティブな要素を備えている。
Description
【0001】
本発明の対象は、振動のダンパーまたは励振器として使用することができ、磁
気手段により振動を制御しながら発生させるための装置および方法に関する。
気手段により振動を制御しながら発生させるための装置および方法に関する。
【0002】
多くの工業的な応用例、例えば金属の機械加工では、工作機械によって発生さ
れる自由振動および強制振動の双方を減衰することが有効である。
れる自由振動および強制振動の双方を減衰することが有効である。
【0003】
特に切削作業の場合、振動を減衰することは、粗切削と仕上げの双方において
、重要な要素である。切削速度を高速にすることが望ましく、このように高速に
すると、振動は増加するが、仕上がりの精度を高く維持できる。このように、切
削速度を高速にするには、発生する振動を抑制する必要がある。
、重要な要素である。切削速度を高速にすることが望ましく、このように高速に
すると、振動は増加するが、仕上がりの精度を高く維持できる。このように、切
削速度を高速にするには、発生する振動を抑制する必要がある。
【0004】
工作機械で発生する振動を、自動的ダンパーにより低減させることが、一般的
な方法であり、これら方法のうちのもっとも簡単な方法は、同じ工作機械の面板
に、かなりの重量の質量体(プリンス)を固定することである。
な方法であり、これら方法のうちのもっとも簡単な方法は、同じ工作機械の面板
に、かなりの重量の質量体(プリンス)を固定することである。
【0005】
しかし、かかる減衰手段は、精密加工または高速加工の場合に不適当となるこ
とが多い。その理由は、かかる手段は、構造体の振動を低減するのに十分に有効
であるとは言えず、通常、低周波の振動しか低減させることはできない。
とが多い。その理由は、かかる手段は、構造体の振動を低減するのに十分に有効
であるとは言えず、通常、低周波の振動しか低減させることはできない。
【0006】
従って、「弱め合い干渉」原理に従って機能するアクティブエージェント振動
装置が、従来提案されている。この装置によれば、同じ構造体において、最初の
振動と同じ周波数で、かつ位相が逆の新しい振動を発生することによって、構造
体に発生する振動は低減され、理論的には、これを解消することが可能である。
装置が、従来提案されている。この装置によれば、同じ構造体において、最初の
振動と同じ周波数で、かつ位相が逆の新しい振動を発生することによって、構造
体に発生する振動は低減され、理論的には、これを解消することが可能である。
【0007】
上記の原理に従って作動する装置は、安定化するべき構造体に発生する振動に
関連する信号に基づき、必要な逆の位相の振動を発生する自動コントローラによ
り、振動を発生させるための手段を、通常は備えている。
関連する信号に基づき、必要な逆の位相の振動を発生する自動コントローラによ
り、振動を発生させるための手段を、通常は備えている。
【0008】
この装置を効率的にするには、振動発生手段は、制御系によって発生させられ
る信号に一致して発生される振動を、極めて高速で変えることができなければな
らない。このような理由から、かかる振動発生手段は、通常、多数の軸線に沿っ
て、電磁気によって作動するようになっている。
る信号に一致して発生される振動を、極めて高速で変えることができなければな
らない。このような理由から、かかる振動発生手段は、通常、多数の軸線に沿っ
て、電磁気によって作動するようになっている。
【0009】
欧州特許第338,933号は、中空ケーシング内に設けられた内側球形体と、ケー
シング内部に設けられた、少なくとも6個の磁気的にアクティブなベアリング要
素と、振動を検出する手段と、内側の球形体の位置を検出するための要素と、磁
気ベアリング要素を自動制御するための回路とを備え、振動を制御しながら発生
させるための装置について述べている。
シング内部に設けられた、少なくとも6個の磁気的にアクティブなベアリング要
素と、振動を検出する手段と、内側の球形体の位置を検出するための要素と、磁
気ベアリング要素を自動制御するための回路とを備え、振動を制御しながら発生
させるための装置について述べている。
【0010】
中空ケーシングは、機械的固定要素、例えばネジおよびボルトによって、安定
化するべき構造体と一体とされているが、他方、強磁性材料の要素を含む内側球
形体は、ケーシングとこの球形体とが接触しないように、磁気ベアリング要素に
よって懸架されている。
化するべき構造体と一体とされているが、他方、強磁性材料の要素を含む内側球
形体は、ケーシングとこの球形体とが接触しないように、磁気ベアリング要素に
よって懸架されている。
【0011】
検出手段から発生された信号に基づいて作動する制御回路は、ベアリング要素
を流れる電流強度を変えることができ、従って、このベアリング要素によって発
生される磁界を変えることができる。
を流れる電流強度を変えることができ、従って、このベアリング要素によって発
生される磁界を変えることができる。
【0012】
このことは、内側の球形体が受ける引張力が、制御回路によって発生される信
号に従って時間と共に変化し、ケーシングに対する内側の球形体の加速運動を生
じさせることを意味する。
号に従って時間と共に変化し、ケーシングに対する内側の球形体の加速運動を生
じさせることを意味する。
【0013】
この結果生じる中空ケーシングに作用する反作用力によって、振動が生じ、こ
の振動は、安定化すべき構造体へ伝わる。
の振動は、安定化すべき構造体へ伝わる。
【0014】
このように、フィードバックプロセスに従って作動する制御回路は、ケーシン
グが取り付けられている構造体の振動を低減するため、内側質量体の運動によっ
て生じる振動を制御することができる。
グが取り付けられている構造体の振動を低減するため、内側質量体の運動によっ
て生じる振動を制御することができる。
【0015】
強磁性材料を含む内側質量体、例えば、鉄材料製の1つ以上のリングアーマチ
ュアを使用することによって、装置の構造を簡略化できるが、他方、この装置は
、非効率的となる。実際に強磁性材料は、頻繁なヒステリシスサイクルを受ける
。このサイクルがエネルギー放出範囲を越えると、このサイクルによって磁気ベ
アリングから発生される力に対する応答速度は低速となり、従って、装置の作動
周波数レンジがある程度限定されることになる。
ュアを使用することによって、装置の構造を簡略化できるが、他方、この装置は
、非効率的となる。実際に強磁性材料は、頻繁なヒステリシスサイクルを受ける
。このサイクルがエネルギー放出範囲を越えると、このサイクルによって磁気ベ
アリングから発生される力に対する応答速度は低速となり、従って、装置の作動
周波数レンジがある程度限定されることになる。
【0016】
更に、磁気ベアリングによって発生される力は、引っ張り力だけであるので、
内側球形体の大きい質量慣性に打ち勝つには、十分大きい値でなければならない
。
内側球形体の大きい質量慣性に打ち勝つには、十分大きい値でなければならない
。
【0017】
発明の説明
本発明の目的は、自動制御手段から発生される信号に対する応答が高速であっ
て、振動を制御しながら発生させるための装置を実現することにある。
て、振動を制御しながら発生させるための装置を実現することにある。
【0018】
本発明の別の目的は、広い範囲の周波数に作用する、振動を制御しながら発生
させるための装置を提供することにある。
させるための装置を提供することにある。
【0019】
本発明の更に別の目的は、高い作動周波数が存在していても、有効な振動を発
生させるための方法を提案することにある。
生させるための方法を提案することにある。
【0020】
これらの目的は、請求項1に記載の振動発生装置、および請求項17記載の振
動発生方法によって達成される。 他の従属項には、本発明の別の特徴が記載されている。
動発生方法によって達成される。 他の従属項には、本発明の別の特徴が記載されている。
【0021】
本発明に係わる振動を発生するための装置は、支持構造体に接続するための手
段が設けられた外側ケーシングと、このケーシング内に収容された可動質量体と
を含んでいる。
段が設けられた外側ケーシングと、このケーシング内に収容された可動質量体と
を含んでいる。
【0022】
この可動質量体は、少なくとも1つの磁気的にアクティブな要素、例えば永久
磁石または電磁石、またはこれらの組み合わせを含み、この磁気的にアクティブ
な要素は、ケーシングの内側表面内に収納されている磁気的ガイド手段と協働す
る。
磁石または電磁石、またはこれらの組み合わせを含み、この磁気的にアクティブ
な要素は、ケーシングの内側表面内に収納されている磁気的ガイド手段と協働す
る。
【0023】
磁気的ガイド手段は、自動制御手段のスレーブとなっており、自動制御手段は
、内側可動質量体の位置または運動を検出するための手段と接続されている。
、内側可動質量体の位置または運動を検出するための手段と接続されている。
【0024】
内側可動質量体の位置または運動を検出するための手段を使用することにより
、支持構造体に沿って位置決めすべきケーシングの外側の要素を含まない、特に
設置の簡単な装置が得られる。
、支持構造体に沿って位置決めすべきケーシングの外側の要素を含まない、特に
設置の簡単な装置が得られる。
【0025】
本発明の特定の実施例によれば、この装置には、制御手段に作動的に接続され
た、支持構造体の振動を検出する手段が設けられる。かかる支持構造体の振動を
検出する手段は、設置を簡略にすると同時に、望ましくない検出の誤りを防止す
るよう、装置の支持ベースに対応し、かつこれから分離された状態で設置できる
。
た、支持構造体の振動を検出する手段が設けられる。かかる支持構造体の振動を
検出する手段は、設置を簡略にすると同時に、望ましくない検出の誤りを防止す
るよう、装置の支持ベースに対応し、かつこれから分離された状態で設置できる
。
【0026】
特に、内側質量体の位置または運動を検出するための手段と、支持構造体内の
振動を検出するための手段とを組み合わせることは、支持構造体内の振動の変化
に対する装置の高精度の応答性を得る上で、特に有効であることが判った。
振動を検出するための手段とを組み合わせることは、支持構造体内の振動の変化
に対する装置の高精度の応答性を得る上で、特に有効であることが判った。
【0027】
本発明の可能な実施例では、内側可動質量体は、実質的に円筒形である。
【0028】
別の実施例では、本発明に係わる装置は、前記磁気ガイド手段と一致した内側
可動質量体の磁気的懸架手段を備えている。
可動質量体の磁気的懸架手段を備えている。
【0029】
本発明の別の特徴によれば、磁気ガイド手段および磁気的懸架手段は、実質的
に強磁性材料でないコアを含む導電性材料の巻線を備えている。
に強磁性材料でないコアを含む導電性材料の巻線を備えている。
【0030】
このような解決策により、外側ケーシングの重量を軽量にし、より高い周波数
応答速度が得られる。
応答速度が得られる。
【0031】
以下、添付図面に示された非限定的な例により、本発明の好ましい実施例につ
いて説明する。
いて説明する。
【0032】
図1および図5に示すように、振動を制御しながら発生するための装置は、固
定具101により支持構造体100に取り付けるべき外側ケーシング1を備えて
いる。
定具101により支持構造体100に取り付けるべき外側ケーシング1を備えて
いる。
【0033】
ケーシング1の内側表面に沿って、これと一体的に、ソレノイド巻線3a、3
b、5a、5c、5b、5d、3cおよび3dを支持する側部支持要素13、お
よび端部支持体14が設けられており、支持体14には、2つのコイル8a−8
b、8c−8dが配置されている。
b、5a、5c、5b、5d、3cおよび3dを支持する側部支持要素13、お
よび端部支持体14が設けられており、支持体14には、2つのコイル8a−8
b、8c−8dが配置されている。
【0034】
ソレノイドの巻線3a、3b、3cおよび3dは、巻線5aおよび5bの軸線
と直角な対称軸線を有し、これらの巻線は、装置の垂直軸線に対して対応するペ
ア(3a−3bおよび3c−3d)として配置されている。
と直角な対称軸線を有し、これらの巻線は、装置の垂直軸線に対して対応するペ
ア(3a−3bおよび3c−3d)として配置されている。
【0035】
同じように、巻線5aおよび5bも、装置の垂直軸線に対して対称的に配置さ
れた対応する巻線5c(図3では一部を見ることができる)を構成している。
れた対応する巻線5c(図3では一部を見ることができる)を構成している。
【0036】
ケーシング1の内部には、可動質量体2が収容されており、この可動質量体2
は、ケーシング1に対して、3つの直交する軸線に沿って自由に移動できる。こ
の可動質量体2の位置または運動条件は、ケーシング1の端部に対応して設置さ
れ、かつこれらの端部と一体的な手段11によって検出される。
は、ケーシング1に対して、3つの直交する軸線に沿って自由に移動できる。こ
の可動質量体2の位置または運動条件は、ケーシング1の端部に対応して設置さ
れ、かつこれらの端部と一体的な手段11によって検出される。
【0037】
図1および図2に示すように、可動内側質量体2は、支持フレームを構成して
いる。この支持フレームは、強磁性材料から構成された支持要素10a、10b
、10c、10dと、好ましくは磁気シールド材料から構成された磁界分離要素
12とを備えている。
いる。この支持フレームは、強磁性材料から構成された支持要素10a、10b
、10c、10dと、好ましくは磁気シールド材料から構成された磁界分離要素
12とを備えている。
【0038】
支持要素10a、10b、10cおよび10dは、巻線3a、3b、3cおよ
び3d、並びに5aおよび5bにそれぞれ対応して配置された、可動質量体2と
一体的なソレノイド巻線のコア4a、4b、6a、6b、6c、6dおよび4c
、4dを構成している。
び3d、並びに5aおよび5bにそれぞれ対応して配置された、可動質量体2と
一体的なソレノイド巻線のコア4a、4b、6a、6b、6c、6dおよび4c
、4dを構成している。
【0039】
特に、各支持要素10aは、2つの巻線4aおよび4bを支持している。各支
持要素は、好ましくは磁気シールド材料から構成された要素12によって、次の
支持要素10bから分離されている。
持要素は、好ましくは磁気シールド材料から構成された要素12によって、次の
支持要素10bから分離されている。
【0040】
更に、ソレノイド巻線4a、4bおよび6a、6bは、巻線3a、3bおよび
5a、5bの軸線に直角な対称軸線を形成するように配置されている。
5a、5bの軸線に直角な対称軸線を形成するように配置されている。
【0041】
可動質量体2の端部に対応して、コア9が設けられている。このコアは、ケー
シング1と一体的なコイル8aー8bおよび8c−8dに対応して位置する2つ
のコイル7a−7b、7c−7dを支持している。
シング1と一体的なコイル8aー8bおよび8c−8dに対応して位置する2つ
のコイル7a−7b、7c−7dを支持している。
【0042】
図4に略図で示すように、ソレノイド巻線4aおよび4bが取り付けられた支
持要素10aは、極膨張部201、202、203、204、205、206を
構成するような形状とされており、これらの極膨張部は、ケーシング1と一体的
な巻線3aおよび3bに対応するまで延びている。
持要素10aは、極膨張部201、202、203、204、205、206を
構成するような形状とされており、これらの極膨張部は、ケーシング1と一体的
な巻線3aおよび3bに対応するまで延びている。
【0043】
図4は、ソレノイド4aおよび4bを、強度i1およびi2の電流が流れる際
に、ソレノイド4aおよび4bによってそれぞれ発生される磁界の磁気誘導ベク
トルB1およびB2をも示している。
に、ソレノイド4aおよび4bによってそれぞれ発生される磁界の磁気誘導ベク
トルB1およびB2をも示している。
【0044】
システムの減磁を防止するために、構造体内の磁束をほぼ一定に維持するよう
に、磁界と共に強度が変化する電流を、巻線4aおよび4bに流すことが好まし
い。
に、磁界と共に強度が変化する電流を、巻線4aおよび4bに流すことが好まし
い。
【0045】
電磁気学のラプラスの第2法則に従って、巻線3a、3b、4a、4bおよび
コア10aから形成される磁気回路に発生する引張力または反撥力は、ソレノイ
ド4aおよび4bの巻線部を流れる電流i1およびi2によって発生される磁界
の磁気誘導ベクトルB1およびB2、更に巻線3aおよび3bを流れる電流i3
およびi4の強度に比例するが、かかる力の方向は、ベクトルB1およびB2、
更に巻線3aおよび3b内の電流の流れる方向に対して直交する。
コア10aから形成される磁気回路に発生する引張力または反撥力は、ソレノイ
ド4aおよび4bの巻線部を流れる電流i1およびi2によって発生される磁界
の磁気誘導ベクトルB1およびB2、更に巻線3aおよび3bを流れる電流i3
およびi4の強度に比例するが、かかる力の方向は、ベクトルB1およびB2、
更に巻線3aおよび3b内の電流の流れる方向に対して直交する。
【0046】
方向が同じであるが、向きの異なる誘導ベクトルB1およびB2による磁界の
形成、および巻線3aおよび3b内の電流の同じ向きの流れによって、ラプラス
の周知の第2法則に従って、同じ方向、同じ向きに、各ソレノイド巻線3aおよ
び3bに力が作用する。
形成、および巻線3aおよび3b内の電流の同じ向きの流れによって、ラプラス
の周知の第2法則に従って、同じ方向、同じ向きに、各ソレノイド巻線3aおよ
び3bに力が作用する。
【0047】
これにより、巻線3aは、コア10aに向かう引張力を受け、同時に巻線3b
は、同じコア10aから離間する反撥力を受けるか、またはコア10aおよびこ
のコアに一体的な巻線4aおよび4bは、巻線3a側に引っ張られると同時に、
巻線3bから反撥させられる。
は、同じコア10aから離間する反撥力を受けるか、またはコア10aおよびこ
のコアに一体的な巻線4aおよび4bは、巻線3a側に引っ張られると同時に、
巻線3bから反撥させられる。
【0048】
巻線3aおよび3bを流れる電流i3およびi4の流れる向きを変えることに
より、引張力および反撥力がコア10aに作用して、このコアを移動させ、更に
このコアと一体的な巻線4aおよび4bに作用し、反対向に移動させる向きを反
転させることが可能となる。
より、引張力および反撥力がコア10aに作用して、このコアを移動させ、更に
このコアと一体的な巻線4aおよび4bに作用し、反対向に移動させる向きを反
転させることが可能となる。
【0049】
図2に示すように、可動質量体2は、ラプラスの第2法則に基づき、第1の方
向に引張力または反撥力を発生するように働く少なくとも2つの支持要素10a
および10dと、第1方向と垂直な第2方向に、引張力または反撥力を発生する
ように働く少なくとも2つの支持要素10bおよび10cを含んでいる。
向に引張力または反撥力を発生するように働く少なくとも2つの支持要素10a
および10dと、第1方向と垂直な第2方向に、引張力または反撥力を発生する
ように働く少なくとも2つの支持要素10bおよび10cを含んでいる。
【0050】
更に、可動質量体2の端部には、2つのコイル7a−7bおよび7c−7dが
設けられており、これらのコイルは、2つのコイル8a−8bおよび8c−8d
と結合し、上記2つの方向と直交する、装置の垂直軸線の方向に引張力または反
撥力を発生するようになっている。
設けられており、これらのコイルは、2つのコイル8a−8bおよび8c−8d
と結合し、上記2つの方向と直交する、装置の垂直軸線の方向に引張力または反
撥力を発生するようになっている。
【0051】
可動質量体2とケーシング1とが接触しないように、ケーシング1に対して可
動質量体2を磁気的に懸架するために、装置の垂直軸線の方向に作用する引張力
または反撥力を使用することができる。
動質量体2を磁気的に懸架するために、装置の垂直軸線の方向に作用する引張力
または反撥力を使用することができる。
【0052】
また、装置の垂直軸線に沿って、質量体2を移動しうるように、磁気手段7a
−7b、8a−8bおよび7c−7d、8c−8dを維持しながら、ケーシング
1に対して可動質量体2を、機械式に懸架する手段を設けることも可能である。
−7b、8a−8bおよび7c−7d、8c−8dを維持しながら、ケーシング
1に対して可動質量体2を、機械式に懸架する手段を設けることも可能である。
【0053】
一定の周波数で、引張力または反撥力の作用の向きが反転する場合、ケーシン
グ1の内部で、可動質量体2を周期的に移動させ、この質量体2が、作用および
反作用の原理によってケーシング1内に振動を発生させ、この振動を、ケーシン
グ1が固定されている支持要素100に伝えることができる。
グ1の内部で、可動質量体2を周期的に移動させ、この質量体2が、作用および
反作用の原理によってケーシング1内に振動を発生させ、この振動を、ケーシン
グ1が固定されている支持要素100に伝えることができる。
【0054】
ケーシング1に取り付けられたソレノイド巻線3a、3b、3c、3d、5a
、5b、5c、5d、8a−8bおよび8c−8dを流れる電流の方向および強
度を制御することによって、可動質量体2を磁気的に懸架し、これを移動させて
、必要な特性の振幅、周波数および位相で3つの直交軸線に沿って振動を生じさ
せることが可能である。
、5b、5c、5d、8a−8bおよび8c−8dを流れる電流の方向および強
度を制御することによって、可動質量体2を磁気的に懸架し、これを移動させて
、必要な特性の振幅、周波数および位相で3つの直交軸線に沿って振動を生じさ
せることが可能である。
【0055】
ケーシング1に対する可動質量体2の位置または運動を検出するための手段1
1から得られる信号に基づいて働く、適当に構成された自動コントローラを使用
することにより、この装置を、振動ダンパーとして作動させることが可能となる
。
1から得られる信号に基づいて働く、適当に構成された自動コントローラを使用
することにより、この装置を、振動ダンパーとして作動させることが可能となる
。
【0056】
実際に、(図5における)支持構造体100、従ってこの支持構造体と一体的
なケーシング1も振動を受ける場合、磁気的に懸架された可動質量体2は、ケー
シング1に対して振動する。
なケーシング1も振動を受ける場合、磁気的に懸架された可動質量体2は、ケー
シング1に対して振動する。
【0057】
支持構造体100の振動に比例する振動は、検出手段11により電気信号に変
換される。次に、手段11から発生される電気信号は濾波され、増幅され、自動
コントローラへ入力信号として送られる。
換される。次に、手段11から発生される電気信号は濾波され、増幅され、自動
コントローラへ入力信号として送られる。
【0058】
上記電気信号に基づき、装置の巻線を流れる電流の向きおよび強度を制御する
自動コントローラは、構造体100に生じる振動の方向および向きと一致するよ
うに、可動質量体2の運動を設定し、ケーシング1に作用する反作用力が構造体
にあらかじめ存在する振動と同じ周波数の振動を発生させる。この振動は、「弱
め合い干渉」原理に従って制御される構造体内で反対の位相で伝搬する。
自動コントローラは、構造体100に生じる振動の方向および向きと一致するよ
うに、可動質量体2の運動を設定し、ケーシング1に作用する反作用力が構造体
にあらかじめ存在する振動と同じ周波数の振動を発生させる。この振動は、「弱
め合い干渉」原理に従って制御される構造体内で反対の位相で伝搬する。
【0059】
本発明の特定の特徴によれば、巻線内のジュール効果によって発生される熱を
分散させるために、ケーシング1と可動質量体2との間の空間を熱交換流体が循
環するように、熱交換流体が設けられる。
分散させるために、ケーシング1と可動質量体2との間の空間を熱交換流体が循
環するように、熱交換流体が設けられる。
【0060】
本発明の別の特徴によれば、ケーシング1に対する可動内側質量体2の破壊的
な衝突を防止するために、機械的なリミットストッパーが設けられる。
な衝突を防止するために、機械的なリミットストッパーが設けられる。
【0061】
更に、同じ支持構造体100が行う運動の方向に対して異なる方向を向く成分
を有する振動を、可動内側質量体2に課すことにより、所定の方向の振動を受け
る支持構造体100と共に、これまで述べた装置を使用することも可能である。
を有する振動を、可動内側質量体2に課すことにより、所定の方向の振動を受け
る支持構造体100と共に、これまで述べた装置を使用することも可能である。
【0062】
これによって、支持体100が受ける振動と、この振動の抑制方向とは異なる
方向に、支持体100に常に生じる振動の発生とを、同時に抑制することが可能
となる。従って、この装置は、異なる方向の振動を同時に発生させるとともに、
ダンピングを行うことが可能である。
方向に、支持体100に常に生じる振動の発生とを、同時に抑制することが可能
となる。従って、この装置は、異なる方向の振動を同時に発生させるとともに、
ダンピングを行うことが可能である。
【0063】
図6は、上記自動制御手段に作動的に接続された加速度計によって構成された
、支持構造体100における振動を検出するための手段16を備えた、本発明に
係る装置の別の実施例の支持ベースの断面を示す。
、支持構造体100における振動を検出するための手段16を備えた、本発明に
係る装置の別の実施例の支持ベースの断面を示す。
【0064】
図示されている特定の実施例では、ベースボード17には、3つの直交軸線に
対する支持構造体100の速度の変化を検出する加速度計16が配置されており
、ベースボード17は、装置のケーシング1の下方支持ベース内のキャビティ1
8内に収容されている。このベースボード17は、加速度計16と支持構造体1
00とを一体的にするために、ネジ19aおよび19bによって支持構造体10
0に拘束されている。
対する支持構造体100の速度の変化を検出する加速度計16が配置されており
、ベースボード17は、装置のケーシング1の下方支持ベース内のキャビティ1
8内に収容されている。このベースボード17は、加速度計16と支持構造体1
00とを一体的にするために、ネジ19aおよび19bによって支持構造体10
0に拘束されている。
【0065】
ベースボード17とキャビティ18の壁との間には、加速度計16とケーシン
グ1とが、機械的かつ熱的に結合しないようにするための弾性ガスケット20が
挟持されている。
グ1とが、機械的かつ熱的に結合しないようにするための弾性ガスケット20が
挟持されている。
【0066】
また図6は、支持構造体100に固定された、対応するナットネジと係合する
ネジによって構成された、支持構造体100に対する装置の固定手段21を示し
ている。
ネジによって構成された、支持構造体100に対する装置の固定手段21を示し
ている。
【0067】
本発明の別の実施例によれば、支持構造体100が強磁性材料から製造されて
いる時には、ケーシング1と支持構造体100とを固定する手段21は、電磁的
に2つの状態に励磁されるタイプのものとなっている。かかる固定手段21は、
少なくとも1つの強磁性要素22(図7)を含み、この強磁性要素は、大きい磁
気保持力を発生し、消磁ポイントのあるヒステリシスサイクルを有する。
いる時には、ケーシング1と支持構造体100とを固定する手段21は、電磁的
に2つの状態に励磁されるタイプのものとなっている。かかる固定手段21は、
少なくとも1つの強磁性要素22(図7)を含み、この強磁性要素は、大きい磁
気保持力を発生し、消磁ポイントのあるヒステリシスサイクルを有する。
【0068】
従って、この強磁性要素が、所定の時間の間、第1の磁化磁界を受け、次にか
かる磁化磁界から除かれると、強磁性要素は、永久磁石で代表的な残留磁化を示
す。
かる磁化磁界から除かれると、強磁性要素は、永久磁石で代表的な残留磁化を示
す。
【0069】
その後、磁化された要素は、強磁性要素の磁気的性質に対し、第1磁界と逆の
第2の(消磁化)磁界を受け、その後、この第2の磁界から除かれると、この強
磁性要素は実質的に残留磁化の痕跡を示さない。この強磁性要素の磁化磁界およ
び消磁化磁界は、電磁気手段によって容易に発生できる。
第2の(消磁化)磁界を受け、その後、この第2の磁界から除かれると、この強
磁性要素は実質的に残留磁化の痕跡を示さない。この強磁性要素の磁化磁界およ
び消磁化磁界は、電磁気手段によって容易に発生できる。
【0070】
適当な磁界を発生するために、例えば少なくとも1つのソレノイド巻線を含む
、連続的に電流を供給しなければならないタイプの、ケーシング1の電磁固定手
段21を、構造体100に使用することも可能である。
、連続的に電流を供給しなければならないタイプの、ケーシング1の電磁固定手
段21を、構造体100に使用することも可能である。
【0071】
図7は、本発明に係わる装置の異なる実施例の部分断面図を示す。
【0072】
図示の装置は、上記電磁的に2つの状態に励磁されるタイプの、支持構造体1
00にケーシング1を固定する手段21を備えている。
00にケーシング1を固定する手段21を備えている。
【0073】
装置の支持体のベースに対応し、キャビティ18が設けられ、このキャビティ
18内には、支持構造体100内で生じる振動を検出するための加速度計16の
ための支持ベースボード17が収容されている。このベースボード17は、上記
、電磁的に2つの状態に励磁されるタイプの支持体の固定手段23によって、支
持構造体100に固定できる。
18内には、支持構造体100内で生じる振動を検出するための加速度計16の
ための支持ベースボード17が収容されている。このベースボード17は、上記
、電磁的に2つの状態に励磁されるタイプの支持体の固定手段23によって、支
持構造体100に固定できる。
【0074】
この装置は、内側側面の近くに、少なくとも1つの補償チャンバ25を有し、
このチャンバ25には、冷却流体の容積の変化を補償する機能を有する弾性膜2
6が設けられている。
このチャンバ25には、冷却流体の容積の変化を補償する機能を有する弾性膜2
6が設けられている。
【0075】
ケーシング1の内側表面は、ケーシング1に対して内側可動質量体2が衝突す
ることによって生じる装置の損傷を防止するための弾性リミットストッパー要素
29、30を構成している。外側ケーシング1には、装置の使用中に発生する熱
の排出量を増すために、フィン24を設けてもよい。
ることによって生じる装置の損傷を防止するための弾性リミットストッパー要素
29、30を構成している。外側ケーシング1には、装置の使用中に発生する熱
の排出量を増すために、フィン24を設けてもよい。
【0076】
図7に一部を示すように、内側質量体2の垂直軸線に対して直交する、内側質
量体2の運動の方向ごとに、ケーシング1と一体的な1つだけの巻線を設ける代
わりに、2つの並列巻線27aおよび27bを設けてもよい。
量体2の運動の方向ごとに、ケーシング1と一体的な1つだけの巻線を設ける代
わりに、2つの並列巻線27aおよび27bを設けてもよい。
【0077】
これらの巻線には、別々に給電され、これらの巻線は、互いに平行な内側可動
質量体2の支持フレームの極膨張部28aおよび28b内で、それぞれ作動する
。これによって、内側可動質量体が受ける力を、より精密に調節することが可能
となり、内側質量体の望ましくない回転運動を除くことができる。
質量体2の支持フレームの極膨張部28aおよび28b内で、それぞれ作動する
。これによって、内側可動質量体が受ける力を、より精密に調節することが可能
となり、内側質量体の望ましくない回転運動を除くことができる。
【0078】
内側可動質量体2を構成する、磁気的にアクティブな要素を使用することによ
って、ラプラスの第2法則を満たすように、構造体と一致する同じ方向および向
きの引張力および反撥力を加えることが可能となり、これにより、自動コントロ
ーラから発生される信号に対する装置の高速応答、および高い作動周波数を得る
ことができる。
って、ラプラスの第2法則を満たすように、構造体と一致する同じ方向および向
きの引張力および反撥力を加えることが可能となり、これにより、自動コントロ
ーラから発生される信号に対する装置の高速応答、および高い作動周波数を得る
ことができる。
【0079】
可動質量体2を構成する、磁気的にアクティブな要素のレイアウトは、装置に
対する望ましくない結合を発生せず、むしろ逆に、振動源によって誘導される結
合を、極めて容易に制御できる。
対する望ましくない結合を発生せず、むしろ逆に、振動源によって誘導される結
合を、極めて容易に制御できる。
【図1】
本発明の好ましい実施例に係わる装置の側断面図である。
【図2】
図1に示された装置の内側可動質量体の側面図である。
【図3】
図1の装置の一部を分解図にした側面図である。
【図4】
先の図に示された特定の実施例に係わる内側可動質量体を構成する要素の略図
である。
である。
【図5】
支持構造体に取り付けられた装置全体の図である。
【図6】
本発明に係わる装置の支持ベースの断面図である。
【図7】
本発明に係わる装置の別の実施例の部分断面図である。
1 外側ケーシング
2 可動質量体
3a、3b、3c、3d ソレノイド巻線
4a、4b、4c、4d ソレノイド巻線
5a、5b、5c、5d ソレノイド巻線
6a、6b、6c、6d ソレノイド巻線
7a、7b、7c、7d コイル
8a、8b、8c、8d コイル
9 コア
10a、10b、10c、10d 支持要素
11 検出手段
12 要素
16 振動検出手段(加速度計)
17 ベースボード
18 キャビティ
20 弾性ガスケット
21 固定手段
22 強磁性要素
23 固定手段
24 フィン
25 補償チャンバ
26 弾性膜
27a、27b 巻線
28a、28b 極膨張部
29、30 リミットストッパー要素
100 支持構造体
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY,
DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I
T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ
,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML,
MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K
E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW
),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,
TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,
BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C
R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI
,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID,
IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K
Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA
,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,
PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S
K,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US
,UZ,VN,YU,ZA,ZW
Fターム(参考) 3J048 AA06 AB08 AC08 AD03 BF12
CB12
5D107 AA14 AA16 BB01 CC09 CC10
CC11 CC13 CD01 CD07 DD03
DD12 DE01
5H607 AA04 BB01 CC07 CC09 DD03
DD16 GG17 GG21 HH01 HH09
Claims (23)
- 【請求項1】 支持構造体に接続するための手段が設けられた外側ケーシン
グと、該ケーシング内に収納された少なくとも1つの内側可動質量体と、前記ケ
ーシングに対し、前記内側可動質量体をガイドするための磁気手段と、前記ケー
シングに対する前記可動質量体の運動および/または位置を検出するための手段
と、前記磁気ガイド手段を自動制御するための手段とを備えた、振動を発生する
ための装置であって、 前記可動質量体が少なくとも1つの磁気的にアクティブな要素を含むことを特
徴とする装置。 - 【請求項2】 前記磁気的にアクティブな要素が少なくとも1つの永久磁石
を含むことを特徴とする、請求項1記載の、振動を発生するための装置。 - 【請求項3】 前記磁気的にアクティブな要素が少なくとも1つの電磁石を
含むことを特徴とする、請求項1記載の、振動を発生するための装置。 - 【請求項4】 前記磁気的にアクティブな要素が少なくとも1つの永久磁石
と少なくとも1つの電磁石とを含むことを特徴とする、請求項1記載の、振動を
発生するための装置。 - 【請求項5】 前記内側可動質量体が同じ極に対応するように機械的に結合
された少なくとも2つの磁気的にアクティブな要素を含むことを特徴とする、請
求項2、3または4のいずれかに記載の、振動を発生するための装置。 - 【請求項6】 前記ケーシングに対し前記内側可動質量体を磁気的に懸架す
る手段を含むことを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の、振動を発生
するための装置。 - 【請求項7】 前記磁気的懸架手段と前記内側可動質量体を磁気的にガイド
する前記手段とが一致していることを特徴とする、請求項6記載の、振動を発生
するための装置。 - 【請求項8】 前記支持構造体の振動を検出する手段を含むことを特徴とす
る、請求項1〜7のいずれかに記載の、振動を発生するための装置。 - 【請求項9】 振動を検出するための前記手段が、少なくとも1つの加速度
計を含むことを特徴とする、請求項8記載の、振動を発生するための装置。 - 【請求項10】 前記制御手段が情報を受けるよう、振動を検出する前記手
段に作動的に接続されていることを特徴とする、請求項8または9記載の、振動
を発生するための装置。 - 【請求項11】 前記弾性手段によって前記支持構造体と一体的であり、か
つ前記ケーシングから分離された、前記支持構造体上の前記ケーシングの支持体
のベースに対応して、振動を検出するための前記手段が配置されていることを特
徴とする、請求項8〜10のいずれかに記載の、振動を発生するための装置。 - 【請求項12】 前記内側可動質量体がほぼ円筒形であることを特徴とする
、請求項1〜11のいずれかに記載の、振動を発生するための装置。 - 【請求項13】 前記ケーシングに関連し、前記内側可動質量体をガイドす
るための前記磁気手段が、実質的に強磁性コアを有しない導電性材料から構成さ
れた内側巻線を含むことを特徴とする、請求項1〜12のいずれかに記載の、振
動を発生するための装置。 - 【請求項14】 前記ケーシングと前記内側可動質量体との間の空間を循環
する熱交換流体を含むことを特徴とする、請求項1〜13のいずれかに記載の、
振動を発生するための装置。 - 【請求項15】 前記ケーシングが前記内側可動質量体のための弾性リミッ
トストッパー要素を含むことを特徴とする、請求項1〜14のいずれかに記載の
、振動を発生するための装置。 - 【請求項16】 支持構造体に接続するための前記手段が、磁気的に作動す
る固定手段を含むことを特徴とする、請求項1〜15のいずれかに記載の、振動
を発生するための装置。 - 【請求項17】 前記ケーシング内に収納された少なくとも1つの可動質量
体の相対運動を制御する手段によって外側ケーシングに力を加えることを含み、
前記可動質量体を前記外側ケーシングに対して磁気的にガイドするようになって
いるタイプの、振動を発生するための方法において、前記外側ケーシングに対す
る前記力を発生するために、前記可動質量体に関連し、少なくとも1つの磁気的
にアクティブな要素を自動制御することを含むことを特徴とする、振動を発生す
るための方法。 - 【請求項18】 少なくとも1つの磁気的にアクティブな質量体を自動制御
する前記工程が、前記磁気的にアクティブな要素に対し、同時に引張力および反
撥力を加えることを含むことを特徴とする、請求項17記載の、振動を発生する
ための方法。 - 【請求項19】 前記可動質量体を前記外側ケーシング内の自由浮遊路内に
配置したことを特徴とする、請求項17または18のいずれかに記載の、振動を
発生するための方法。 - 【請求項20】 少なくとも運動を検出する前記手段から発生された信号に
基づき、フィードバックプロセスに従って少なくとも1つの磁気的にアクティブ
な質量体を制御する前記工程を実施することを特徴とする、請求項17または1
8または19記載の、振動を発生するための方法。 - 【請求項21】 時間と共に変化する電流が供給される、前記外側ケーシン
グの内側にセットされた巻線により、前記磁気的にアクティブな要素の自動制御
を実施することを特徴とする、請求項17〜20のいずれかに記載の、振動を発
生するための方法。 - 【請求項22】 前記支持構造体上の、あらかじめ存在する誘導された振動
を減衰するための、請求項1〜16のいずれかに記載の振動を発生するための装
置の使用法。 - 【請求項23】 前記支持構造体の運動方向と異なる方向の振動を発生する
ための、請求項22記載の振動を発生するための装置の使用法。
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