JP2003524727A - フリーピストン機関 - Google Patents

フリーピストン機関

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JP2003524727A JP2001540026A JP2001540026A JP2003524727A JP 2003524727 A JP2003524727 A JP 2003524727A JP 2001540026 A JP2001540026 A JP 2001540026A JP 2001540026 A JP2001540026 A JP 2001540026A JP 2003524727 A JP2003524727 A JP 2003524727A
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シェファー,ルドルフ
ダントルグラバー,イェルク
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マネスマン レクソロート アクチェンゲゼルシャフト
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    • F01BMACHINES OR ENGINES, IN GENERAL OR OF POSITIVE-DISPLACEMENT TYPE, e.g. STEAM ENGINES
    • F01B11/00Reciprocating-piston machines or engines without rotary main shaft, e.g. of free-piston type
    • F01B11/007Reciprocating-piston machines or engines without rotary main shaft, e.g. of free-piston type in which the movement in only one direction is obtained by a single acting piston motor, e.g. with actuation in the other direction by spring means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B71/00Free-piston engines; Engines without rotary main shaft
    • F02B71/04Adaptations of such engines for special use; Combinations of such engines with apparatus driven thereby
    • F02B71/045Adaptations of such engines for special use; Combinations of such engines with apparatus driven thereby with hydrostatic transmission
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/02Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
    • F02B2075/022Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
    • F02B2075/025Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two

Abstract

(57)【要約】 フリーピストン機関を開示している。このフリーピストン機関の機関用ピストンには流体圧シリンダによって圧縮方向に力を加えることができる。流体圧シリンダは、切替弁によって、高圧貯留装置または低圧貯留装置の圧力に接続されることができる。本発明によれば、制御ピストンを含むバルブ構成は流体圧シリンダと切替弁との間に配設され、切替弁の制御状態によって高圧リザーバ装置との接続が制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は請求項1の前段のフリーピストン機関に関する。
【0002】 フリーピストン機関は、基本的に、2サイクル式に作動する燃焼機関であり、
この燃焼機関はクランクシャフト駆動を伴わないと共に、駆動トレインとして燃
焼機関の次に配設された往復ポンプを備える流体圧回路を有する。機関用ピスト
ンは流体圧シリンダに接続され、これによって、機関の作動サイクル中に発生す
る直動エネルギは、従来のクランクシャフト駆動の回転運動を介することなく流
体圧作動媒体に直接供給される。上記流体圧回路の次に配設された貯留能力のあ
る流体圧回路は、出力を吸収し、出力要求に応じて流体圧出力ユニット、例えば
軸線方向ピストン機関に出力を供給するように出力を緩衝する。
【0003】 ドイツ特許第4024591A1号において、ブランドル(Brandl)のフリー
ピストン機関としても知られる一般的なフリーピストン機関が記載されている。
このフリーピストン機関では、機関用ピストンの圧縮運動は、2/3方向切替弁
を介して高圧アキュムレータまたは低圧アキュムレータに接続できる流体圧ピス
トンと協働して行われる。圧縮行程の始めに、高圧アキュムレータ内の圧力を流
体圧シリンダに加えることによって機関用ピストンの加速が行われる。機関用ピ
ストンが所定の速度に達すると、流体圧シリンダは切替弁によって低圧アキュム
レータに接続され、この結果、機関用ピストンのさらなる圧縮行程が作動ガスの
圧縮圧に起因する有効な力に抗して行われる。外死点(AT)に達した後、作動
ガスが着火され、機関用ピストンは内死点(IT)に向かって加速される。AT
からITへのピストン運動の間、高圧アキュムレータへの接続が開かれるように
切替弁が制御され、これによって機関用ピストンが減速され、その運動エネルギ
はポテンシャル流体圧エネルギに転換され、よって高圧アキュムレータにエネル
ギが蓄えられる。切替弁の応答時間はミリ秒単位であるが、恐らく高圧アキュム
レータとの接続を開閉制御することによって切替弁において機関出力の10%オ
ーダの絞りロスが生じる。
【0004】 ブランドルのフリーピストン機関の上記欠点は、別のフリーピストン、例えば
欧州特許第0613521B1号に開示されているようないわゆるINNAS機
関を用いて克服される。しかしながら、このような機関は極めて複雑な構造を有
し、結果的に装置技術に関してブランドルの機関の場合よりも実質的に費用が高
くなってしまう。
【0005】 上述したことを考慮して、本発明の目的は、装置技術に関して費用を最小限に
抑えながらも絞りロスを低減するように一般的なフリーピストン機関をさらに発
展させることにある。
【0006】 上述した目的は、請求項1の特徴を有するフリーピストン機関によって達成さ
れる。
【0007】 本発明によれば、制御ピストンを含む弁組立体は、流体圧ピストンを収容する
流体圧シリンダと、流体圧シリンダと高圧アキュムレータ手段または低圧アキュ
ムレータとを選択的に流体的に接続するための切替弁との間に配設され、これに
よって切替弁における出力圧力または高圧アキュムレータの圧力に応じた圧縮力
を流体圧ピストンに加えることができる。
【0008】 機関用ピストンを制御するためには、伝達弁組立体の弁本体に作用する圧力を
増圧または減圧するだけでよいので、切替弁を従来技術におけるよりも実質的に
少ない流量用に設計することができ、したがって最小限の絞りロスで短時間の切
替えを実現することが可能である。
【0009】 本発明によれば、制御ピストンは制御縁部を有するように設計され、これによ
り高圧アキュムレータとの接続を開くように制御することができるようになる。
斯くして、制御ピストンは制御ピストンの制御縁部によって高圧アキュムレータ
手段からその切替えエネルギを獲得し、これにより、切替弁を流れる圧力媒体の
量は制御ピストンの開放運動を開始するためにのみ必要となるため最小限とされ
る。
【0010】 本発明の弁組立体を中間に配置した結果、切替弁を流れる量を最小限にするこ
とが可能であり、したがって高圧アキュムレータとの接続部を開閉する際の圧力
損失は最小である。
【0011】 制御ピストンの断面積は流体圧ピストンの断面積よりも大きくなるように有利
に形成される。このため、選択された伝達比によって機関用ピストンを充分に加
速するのに制御ピストンのストロークが比較的小さくても十分である。
【0012】 別の実施形態では、制御ピストンの開放運動はストッパによって制限される。
制御ピストンがこのストッパに接触した後、流体圧シリンダ内ではもはや増圧が
行われず、この結果、機関用ピストンの更なる加速は行われない。すなわち、本
発明によれば、従来技術で必要とされるような切替弁の閉鎖動作は制御ピストン
のストッパとの接触に置き換えられるため、切替弁の閉鎖時に生じる絞りロスが
実際に生じない。このストッパは、機関用ピストンの最高速度に合わせることが
できるように調整可能に形成されてもよい。
【0013】 燃焼行程中における制御ピストンのリセットは実質的に制御バネの力を介して
行われ、この閉鎖動作中に十分な時間が利用可能であると共に絞りロスは実質的
に生じない。
【0014】 機関用ピストンの燃焼行程時の高圧アキュムレータ手段へのエネルギ蓄積は逆
止弁が設けられた高圧通路を介して行われる。本発明のフリーピストン機関の一
つの実施形態では、エネルギ蓄積行程が制御ピストンの位置から独立するように
上記高圧通路を制御ピストンの別の制御縁部によって開閉制御することができる
【0015】 本発明のフリーピストン機関の有利な発展形態によれば、高圧アキュムレータ
手段に通じる高圧通路に方向弁を設けることが可能であり、これにより高圧通路
に設けられた逆止弁をバイパスするためのバイパスラインの開閉を制御すること
ができる。この方向弁により、圧縮行程時に高圧アキュムレータ手段の圧力を流
体圧ピストンに直接加えることができ、これに対し制御ピストンは当初その閉鎖
位置に留まる。流体圧ピストンが所定の加速度または速度に到達した後、バイパ
スラインは閉じられ、よって流体圧ピストンの更なる運動は制御ピストンによる
上述した方法で決定される。
【0016】 フリーピストンが実質的に逆圧なしでその内死点の方向に変位することができ
るように、上記方向弁には高圧通路をリザーバに接続できる切替位置を選択的に
設けることが可能である。
【0017】 フリーピストン機関の他の有利な別形態では、制御ピストンは段付きピストン
の形態を有し、開放方向に作用する環状面は逆止弁を有する低圧通路を介して低
圧アキュムレータに接続される。制御ピストンの広い方の環状端面には、閉鎖方
向において流体圧ピストンの流体圧シリンダ内の圧力と制御バネの力とが加えら
れる。この別形態では、圧力媒体は制御ピストンの開放運動全体に亘って低圧ア
キュムレータから吸入される。このような制御ピストンの変位の全範囲に亘った
均一な圧力媒体の補充により、従来における解決策において生じる流体圧シリン
ダ内のキャビテーションを防止することができる。これは、制御ピストンがスト
ッパに接触して、流体圧ピストンまたは機関用ピストンがその最大速度に到達し
たときに本質的に補充が行われるためである。
【0018】 段付きピストンの環状空間は圧力通路を介して高圧アキュムレータに接続され
、これにより高圧アキュムレータ手段へのエネルギ蓄積は制御ピストンの復帰運
動時に行われる。
【0019】 好ましくは、段付きの制御ピストンの広い方の端面の後方周縁部は制御ピスト
ンがその弁座に接触する少し前に高圧通路が開かれるように形成され、これによ
り機関用ピストンまたは流体圧ピストンの運動エネルギはそれぞれ高圧アキュム
レータ手段にエネルギを蓄積するのに利用される。
【0020】 予備試験では、高圧アキュムレータ手段に接続された他の消費機器によって高
圧アキュムレータ手段の圧力が比較的強く変動することがあり、これがフリーピ
ストン機関の圧縮行程時に不安定な状態をもたらすことがあることが示された。
この欠点を克服するために、別の有利な別形態において、中間圧アキュムレータ
と高圧アキュムレータとを有する高圧アキュムレータ手段が設計される。この場
合、圧縮行程に必要なエネルギは中間圧アキュムレータから引かれる。中間圧ア
キュムレータは適切なバルブ手段を介して高圧アキュムレータに接続されると共
に高圧アキュムレータの最小レベル未満の圧力レベルに維持される。限界圧力を
超えると、中間圧アキュムレータ内の圧力は低圧アキュムレータに向かって解放
される。
【0021】 内死点に向かう機関用ピストンの復帰運動時には中間圧アキュムレータに送給
する高圧アキュムレータにエネルギが有利に蓄積される。
【0022】 本発明のフリーピストン機関の別形態では、流体圧ピストンは段差付きピスト
ンとして設計され、この場合、段差付きピストンと段付き制御ピストン用の環状
空間とによって画成される環状空間は膨張行程および圧縮行程中にそれぞれ低圧
アキュムレータに接続されることができる。
【0023】 本発明のフリーピストン機関では伝達弁組立体が機関用ピストン軸線と同軸に
配設されると特にコンパクトな形態とすることができる。
【0024】 弁組立体はロジック弁としてまたはスプール弁として設計されることが好まし
い。
【0025】 本発明の他の有利な発展形態は更なる従属請求項の主要事項である。
【0026】 本発明の好ましい実施形態について、概略図を参照して以下により詳細に説明
する。
【0027】 図1は、本発明のフリーピストン機関を非常に単純化した概略図を示す。この
機関は、少なくとも一つの燃焼シリンダ4(図1の破線の右)と流体圧シリンダ
6(垂直破線の左)とを画成する機関ハウジング2を具備する。
【0028】 燃焼シリンダ4のシリンダボア8には機関用ピストン10が案内され、この機
関用ピストン10によりシリンダボア8は燃焼室16および吸気室18に分割さ
れる。図示したフリーピストン機関1の待機位置では、機関用ピストン10は出
口通路14が開かれるようにその内死点(IT)に配置されており、この結果、
燃焼ガスが燃焼室16から流出する。一方、吸気室18の後部において開口して
いると共に吸気弁を備えた吸気通路20を介して新鮮なガスの供給が行われる。
吸気室18および燃焼室16はオーバフロー通路22によって通じている。
【0029】 燃焼室16内への燃料の噴射は燃焼シリンダ4のシリンダヘッド内の噴射弁2
4によって行われる。フリーピストン機関1を冷却するために燃焼シリンダ4の
周壁部に冷却通路27が形成される。このように、フリーピストン機関1は従来
の2ストローク機関に対応するため、説明の追加は省略する。
【0030】 機関用ピストン10は、この機関用ピストン10の直径よりも実質的に直径が
小さい流体圧ピストン26を保持する。この流体圧ピストン26は流体圧シリン
ダ6の段付きの軸線方向ボア28に侵入する。
【0031】 流体圧ピストン26が延在する軸線方向ボア28と吸気室18との間の接続ボ
アには適切なシール手段が設けられ、したがって燃焼シリンダ4および流体圧シ
リンダ6に収容される媒体は互いに分離されている。
【0032】 流体圧シリンダの軸線方向ボア28内に向かって径方向に配設された高圧通路
30が開口し、この高圧通路30は逆止弁32を介して高圧アキュムレータ34
に接続される。同様に、低圧アキュムレータ36、例えば圧力媒体タンクが低圧
通路38と逆止弁40とを介して軸線方向ボア28によって画成される空間に接
続される。逆止弁40は軸線方向ボア28に収容された圧力媒体の低圧アキュム
レータ36への還流を防止し、一方、逆止弁32は高圧アキュムレータ34に収
容された圧力媒体の軸線方向ボア28への還流を防止する。
【0033】 流体圧ピストン26は軸線方向ボア28を通って延びると共に制御空間42に
侵入する。制御空間42では、ロジックピストンの形態である制御ピストン44
が案内される。制御ピストン44は制御バネ46内によって弁座48に対して付
勢される。
【0034】 弁座48に隣接した制御空間42の領域に、一方で高圧アキュムレータ34に
接続されると共に他方で切替弁52の入口ポートPに接続された圧力通路50が
開口する。
【0035】 制御ピストン44の一方の端面に隣接したパイロット空間54が制御通路56
を介して切替弁52の出口ポート、すなわち作動ポートAに接続される。この出
口ポート、すなわち作動ポートAは、機関制御部(図示せず)によって制御され
且つ電気的にまたは電動流体圧的に作動する3/2方向弁の形態をとる。さらに
、切替弁52は上述した出口ポートAおよび圧力ポートPとは別にリザーバまた
は低圧アキュムレータ36に接続されるリザーバポートTを有する。
【0036】 図示した切替弁52の基本位置では、リザーバポートTと作動ポートAとが相
互に接続され且つ圧力ポートPが遮断される。切替弁52の一つの切替位置では
、圧力ポートPが作動ポートAに接続され、リザーバポートTが遮断される。図
1によれば、制御ピストン44はフリーピストン機関1の基本位置において弁座
48上に着座し、この結果、パイロット空間54と制御空間42とが互いに遮断
される。この場合、ロジック弁の制御ピストン44は、制御バネ46の力と、軸
線方向ボア28内の圧力、すなわち後方の制御空間42内の圧力とを閉鎖方向に
受け、一方、パイロット空間54内の圧力を開放方向に受ける。
【0037】 低圧アキュムレータ36内の圧力がパイロット空間54および制御空間42に
作用する場合、制御ピストン44は本質的にバネの力によって弁座48に対して
付勢される。
【0038】 この時、燃焼室16内には吸気室18からオーバフロー通路22を介して押し
出された新鮮なガスが存在する。
【0039】 新鮮なガスを圧縮するため、機関制御部によって切替弁52が第二の切替位置
に切り替えられる。この場合、図2のように圧力ポートPが作動ポートAと通じ
、この結果、高圧アキュムレータ34からの圧力媒体が圧力通路50と制御通路
56とを介してパイロット空間54に送られる。すなわち、制御ピストン44の
一方の端面は高圧を受け、一方、制御空間42内にはなお低圧が作用している。
圧力差により制御ピストン44がその弁座48から持ち上げられ、また、制御ピ
ストン44の周縁によって形成される制御縁部58によってパイロット空間54
と圧力通路50との間の接続が開かれる。このように、制御縁部58を介して制
御ピストン44の端面が高圧アキュムレータ34の圧力を直接受け、制御ピスト
ン44が制御縁部58の開度の関数として制御ピストン44の加速エネルギを獲
得する。この結果生じる制御ピストン44の軸線方向の変位によって流体圧ピス
トン26が加速されて機関用ピストン10が図2の右方向に移動せしめられる。
出口通路14およびオーバフロー通路22は機関用ピストン10によって閉じら
れ、また燃焼室16に存在する新鮮なガスが圧縮される。
【0040】 逆止弁40によって、制御ピストン44の運動時に圧力媒体が軸線方向ボア2
8から低圧アキュムレータ36内に流入することが防止される。
【0041】 外死点ATに向かって機関用ピストン10が変位した結果、新鮮なガスが吸気
通路20を介して吸気室18内に吸引される。
【0042】 図3によれば、制御ピストン44は所定の距離Dだけ変位した後に制御空間4
2のストッパ60に接触する。最高速度に加速された機関用ピストン10はその
質量慣性によってATに向かって移動し続け、軸線方向ボア28内に形成される
負圧によって圧力媒体が低圧アキュムレータ36から逆止弁40と低圧通路38
とを介して吸引される。ストッパ60の位置は、ストッパ60に制御ピストン4
4が接触した時の機関用ピストン10の運動エネルギが、燃焼室16内の新鮮な
ガスを圧縮しつつポリトロープ的に増加する力に対抗して機関用ピストン10を
ATに向かって移動させるのに十分であるように選択される。このストロークに
おいて、機関用ピストン10は圧縮力によって減速されて、ATで静止する。
【0043】 この段階を図4に示す。機関用ピストン10がそのATで減速されると、燃料
が燃焼室16内に噴射されて新鮮なガスの高い温度によって着火される。この結
果、機関用ピストン10は燃焼室16内の燃焼圧力の増加によってATからIT
に向かう方向に加速される(図5)。その結果生じる制御ピストン44に向かう
流体圧ピストン26の変位によって、軸線方向ボア28、すなわち制御空間42
の圧力が増加し、その圧力がアキュムレータ34内の圧力からバネ46による圧
力を差し引いた圧力に等しくなり、そして、この圧力から生じる力と制御バネ4
6の力とによって制御ピストン44がストッパ60から持ち上げられ、そして距
離Dだけ変位せしめられて弁座48に対して付勢される。これによって、高圧ア
キュムレータ34との直接の接続が閉じられ、したがって、図示した切替位置に
位置する切替弁を介してのみ高い圧力が制御ピストン44にその開方向に向かっ
て作用し続ける。
【0044】 ロジック弁を閉弁した後、軸線方向ボア28および制御空間42の圧力はアキ
ュムレータ34内の支配圧力にまで上昇する。
【0045】 機関用ピストン10および流体圧ピストン26はこの圧力に対抗してさらに運
動し、その結果、高圧アキュムレータの圧力に対して作用する機関用ピストン1
0の運動エネルギが減少し、機関用ピストン10が減速せしめられる。ロジック
弁が閉鎖されている間の圧力上昇によって、逆止弁32が開弁し、高圧通路30
を介して高圧アキュムレータ34に圧力が蓄えられる。このようにして、機関用
ピストン10の運動エネルギの大部分はポテンシャル流体圧エネルギに変換され
、高圧アキュムレータ34に直接送られる。ITに向かう機関用ピストン10の
運動時に出口通路14およびオーバフロー通路22が開かれ、この結果、新鮮な
ガスがオーバフロー通路22を通して燃焼室16内に入り、排気ガスが出口通路
14を通して掃気される。
【0046】 ITに到達すると、切替弁52がその基本位置に切り替えられ、この結果、制
御ピストン44の端面には低圧が加えられる。こうして、ピストン位置と圧力状
態とは図1を参照して上述したような初期状態となる。そして、切替弁52を切
り替えることによって、新しい作動サイクルが始まり得る。
【0047】 機関用ピストン10の加速、およびこれに関連する上述したサイクルのフリー
ピストン機関1の圧縮比は、本質的に加速段階において制御ピストン44が対象
とする距離Dの長さのみの影響を受ける。高圧アキュムレータ34内の圧力に関
係なく機関作動時に常に同一の圧縮比に達するように、制御ピストン44用のス
トッパ60を調整可能に設計してもよい。このような調整は、例えば機関制御部
によって行われる。
【0048】 図7に示した実施形態では、高圧通路30が制御空間42内に開口している。
こうすることにより、制御ピストン44のピストンジャケットに形成される別の
制御縁部62によって高圧通路30の開閉が制御されるという効果があり、この
結果、制御ピストン44の制御運動がさらに最適化され、またロジック弁が確実
に迅速に閉鎖せしめられるようになる。その他については、図7に示した実施形
態は上述した実施形態と同様であり、したがって更なる説明は省略する。
【0049】 当然、上述した実施形態で使用されるロジック弁(シート弁)の代わりに、ス
プール弁を使用することもできる。
【0050】 上述した実施形態では、ロジック弁の軸は燃焼シリンダの軸と同軸に設計され
る。ただし、当然ながら、流体圧シリンダ6と流体的に確実に接続される他の相
対位置であってもよい。
【0051】 図8にフリーピストン機関の一つの実施形態を示す。このフリーピストン機関
では、方向弁70を介して高圧アキュムレータ34内の高圧を流体圧ピストン、
すなわち作動ピストン26に加えることができる。図8に示したフリーピストン
機関の基本構造は図1に示した実施形態と同様であり、よって、以下では新たに
追加される構成要素のみについて説明する。図8によれば、バイパスライン72
を介して逆止弁32をバイパスすることができ、このバイパスライン72上には
方向弁70が位置決めされる。図示した実施形態では、方向弁70は三つの切替
位置を有するように設計され、切替位置aでは、バイパスライン72が開かれる
と共にリザーバとの接続が遮断される。基本位置0では、リザーバおよびバイパ
スライン72の両方に向かう接続が遮断される。bで示した切替位置では、逆止
弁32よりも上流側の高圧通路30の領域はリザーバと接続可能であり、したが
って軸線方向ボア28の圧力をリザーバに向かって解放することができる。
【0052】 上述した実施形態の圧縮ストロークを開始するために切替弁52が作動位置に
切り替えられ、これにより制御ピストン44の左側端面には高圧アキュムレータ
34の圧力が加えられる。方向弁70は、逆止弁32がバイパスされる図示した
一方の切替位置に切り替えられ、これにより流体圧アキュムレータ34の圧力は
軸線方向ボア28に、すなわち制御ピストン44の後方側にも作用する。流体圧
が平衡状態にあるため、制御ピストン44は制御バネ46の力によって制御ピス
トン44の閉鎖位置に付勢される。
【0053】 軸線方向ボア28内の圧力によって流体圧ピストン26が加速され、これによ
り機関用ピストン10の圧縮ストロークが開始される。流体圧ピストン26およ
び/または機関用ピストン10が所定の最高速度、例えば5m/sに達した後、
方向弁70が0によって示した遮断位置に切り替えられ、これによりバイパスラ
イン72が遮断され、高圧アキュムレータ34から軸線方向ボア28内への圧力
媒体の供給が防止される。これに続き、制御ピストン44はその弁座48から上
昇し、機関用ピストン10の更なる運動は制御ピストン44の軸線方向の変位に
よって決定される。
【0054】 方向弁70に中間位置があるため、制御ピストン44が作動する前の機関用ピ
ストン10の初期速度を様々に設定することができる。この変更可能な初期速度
は、方向弁70を制御することによって作動状態と開放ストロークおよび開放時
間の関数として適応させることができる。
【0055】 バイパスライン72の開放時間が長い場合、制御ピストン44の軸線方向の変
位を比較的小さくすることが可能であり、これによりよりコンパクトな設計が可
能である。しかし、このためには、これに対応して方向弁70の公称幅を大きく
しなければならない。機関用ピストン10の初期速度が比較的遅くても十分な場
合、方向弁70を非常に小さな構造とすることが可能であり、この場合には、媒
体流が低圧であるので切替が迅速になり、方向弁70の領域における損失が低く
なる。切替位置bでは軸線方向ボア28内の圧力が解放され、これにより流体圧
ピストン26または機関用ピストン10は着火に失敗した場合に切替え後に内死
点(IT)に向かって更に移動せしめられる。
【0056】 図9では、基本構造に関しては図7に示した実施形態と同様である実施形態が
示されている。換言すれば、図9に示した別の実施形態では、同様に、高圧通路
30は制御ピストン44の後方制御縁部72によって開閉が制御される。
【0057】 図9に示した実施形態の本質的な違いは制御ピストン44が段付きピストンの
形態を有することにあり、径方向に拡大された環状カラー74が制御ピストン4
4を受容する制御空間78の対応する拡大部分76に形成される。
【0058】 制御ピストン44の閉鎖位置では高圧通路30は制御ピストン44の広い方の
端面によって画成される空間78内に向かって開いており、これに対して別の圧
力通路80は段付きピストン44の環状端面によって画成される環状空間82内
に向かって開いている。この圧力通路80は高圧アキュムレータ84に接続され
、逆止弁84が高圧通路30に配設された逆止弁32と同様に高圧アキュムレー
タ34から環状空間82内への流れを防止する。
【0059】 図9に示した実施形態では、バイパスライン72を介して逆止弁32をバイパ
スすることが可能であり、このバイパスライン72には配分弁86が配設され、
この配分弁86の機能は原則的に上述した実施形態の方向弁70の機能と同様で
ある。
【0060】 低圧アキュムレータ36との接続を確立する低圧通路38は同様に環状空間3
2内に向かって開いており、これにより制御ピストン44は低圧アキュムレータ
36の圧力を開放方向に受ける。したがって、基本位置において低圧アキュムレ
ータ36の圧力に対抗して制御ピストン44を弁座48に付勢するように制御バ
ネ46の力を調整しなければならない。
【0061】 圧縮ストロークを開始するために切替弁52が作動位置に切り替えられ、これ
により制御ピストン44が弁座48から上昇すると共に、流体圧ピストン26お
よび機関用ピストン10の両方が加速される。制御ピストン44の変位の間にお
いて初めから、低圧通路38を介して低圧アキュムレータ36から圧力媒体が吸
引され、これにより開放運動は低圧アキュムレータ36の圧力によって支持され
る。
【0062】 摩擦損失や温度変化等を補償することが必要な場合、上述した実施形態と同様
に、配分弁36を介して流体圧アキュムレータ34の圧力を流体圧ピストン26
に直接加えることができる。
【0063】 図示した実施形態では、ストッパ60は制御ピストン44が何の影響も受けな
いように制御ピストン44から軸線方向に離間した位置に形成される。すなわち
、フリーピストン機関1の作動時、制御ピストン44はストッパ60と接触する
代わりに、力の平衡によって開放方向におけるその終端位置に停止せしめられる
。制御ピストン44は機関用ピストン10がその外死点ATに到達したときに上
記終端位置に達する。
【0064】 明らかな力の平衡の結果、機関用ピストン10および制御ピストン34の両方
が外死点ATで静止し、その後、噴射弁24を介して燃料を噴射した結果、混合
気が着火する。そして、機関用ピストン10および制御ピストン44はそれらの
基本位置へ戻るように移動する。制御ピストン44の戻り運動により環状空間8
2に存在する圧力媒体は圧力通路80と逆止弁84とを介して高圧アキュムレー
タ34へ送られ、これにより高圧アキュムレータ34に圧力が蓄えられる。制御
ピストン44の所定の軸線方向への変位に続いて制御ピストン44の制御縁部6
2によって高圧通路30が開かれ、これにより、制御ピストン44が弁座48に
接触する直前に、機関用ピストン10の運動エネルギが高圧通路30と逆止弁3
2とを介して流体圧アキュムレータ34にエネルギを蓄えるのに利用される。制
御弁44が制御弁48に接触した後に切替弁52が切り替えられ、これにより、
制御ピストン44の狭い方の端面がそれぞれリザーバに向かってまたは低圧に向
かって解放され、そしてサイクルを新たに開始することができるようになる。
【0065】 図10は、図9に示した実施形態の別形態を示す。本実施形態では作動ピスト
ン、すなわち流体圧ピストン26が段差付きピストン(differential piston)
の形態であり、径方向引込み部分が機関用ピストン10へと向けられる。流体圧
ピストン26の径方向引込み部分は軸線方向ボア28と共に別の環状空間88を
形成し、この環状空間88は、低圧ライン90と逆止弁92とを介して低圧アキ
ュムレータ36に接続されると共に、接続通路94と逆止弁96とを介して制御
ピストン44の広い方の端面によって画成される空間78に接続される。圧縮ス
トローク時、別の環状空間88に存在する圧力媒体は接続通路94と逆止弁96
とを介して空間78に向かって押し出される。内死点ITに向かう機関用ピスト
ン10の戻り運動時、低圧アキュムレータ36から低圧ライン90と逆止弁92
とを介して圧力媒体が環状空間88内に吸引される。換言すれば、圧力媒体は圧
縮ストローク時に制御ピストン44の一方の側の空間78内に流入可能であり、
これに対して膨張ストローク時、圧力媒体は低圧アキュムレータ36から環状空
間88内に流入することができる。したがって、上述した解決策と比較した特定
の利点は、圧縮ストローク時に圧力媒体が低圧アキュムレータ36から低圧通路
38と逆止弁40とを介して環状空間82内に流れ、また膨張ストローク時に圧
力媒体が低圧ライン90と逆止弁92とを介して別の環状空間88内に流れるこ
とが可能であるということにある。したがって、圧力媒体の流れは機関用ピスト
ン10の死点において停止する必要がなく実質的に自由に循環可能であり、この
ためフリーピストン機関1の効率は図9に示した解決策と比較して改善される。
【0066】 最後に、図11には、基本構造に関して図7に示した実施形態と同様な実施形
態が示されている。図11に示した別形態では、高圧アキュムレータ34および
低圧アキュムレータ36とは別に圧力通路50に接続される追加の中間圧アキュ
ムレータ98が設けられ、これにより保持弁52がその作動位置に切り替えられ
るとき、図11の制御ピストン44の左側端面が中間圧アキュムレータ98の圧
力を受ける。中間圧アキュムレータ98は制御弁102を備えたライン100を
介して、逆止弁32から下流側に配置された高圧通路30の部分に接続される。
同様に、中間圧アキュムレータ98は間に別のライン104および別の制御弁1
06を介して低圧アキュムレータ36に接続される。
【0067】 図11に示した解決策では、高圧アキュムレータ34は逆止弁32を介して高
圧通路30に接続され、この高圧通路30は制御ピストン44の停止位置からの
制御ピストン44の戻り運動時に制御縁部62によって開かれる。
【0068】 中間圧アキュムレータ98の圧力レベルは高圧アキュムレータ34の圧力レベ
ルと低圧アキュムレータ36の圧力レベルとの間にある。基本位置では二つの制
御弁102と106とが閉鎖されており、よって切替弁52をその作動位置に切
り替えると制御ピストン44の端面は中間圧アキュムレータ98の圧力を受ける
。換言すれば、機関用ピストン10の加速は中間圧アキュムレータ98の圧力に
本質的に関係する。この圧力は制御弁102、106の適切な制御によって一定
レベルに維持される。
【0069】 中間圧アキュムレータ98の圧力が所定のレベル以下に低下した場合には制御
弁102が開かれ、これにより高圧アキュムレータ34を介して中間圧アキュム
レータ98には圧力が蓄えられる。所定の圧力レベルを超えた場合には別の制御
弁106が開かれ、よって圧力は低圧アキュムレータ36に向かって解放される
【0070】 膨張ストローク時、高圧アキュムレータ34には高圧通路30が開かれた後に
圧力が蓄えられる。本解決策では、フリーピストン機関の圧力供給は、例えば高
圧アキュムレータ34に接続された別の消費装置の作動時に生じる高圧アキュム
レータ34における外乱および圧力変動から本質的に独立している。
【0071】 流体圧ピストン26に圧力を直接加えるための方向弁70と、中間圧アキュム
レータ98と、段付きピストンとして設計される制御ピストン44と、段差付き
ピストンとして設計される流体圧ピストン20とを含む上述した別形態は、任意
の所望の方法で実用的に組み合わせてもよく、したがって本発明は上述した実施
形態に限定されるものではない。
【0072】 開示した装置はフリーピストン機関であり、このフリーピストン機関の機関用
ピストンには流体圧シリンダを介して圧縮方向に力が加えられる。流体圧シリン
ダは切替弁を介して高圧アキュムレータ手段または低圧アキュムレータ内の圧力
と連通される。本発明によれば、制御ピストンを含む弁組立体が流体圧シリンダ
と切替弁との間に設けられ、高圧アキュムレータ手段との接続は制御ピストンの
制御縁部の補助により開かれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 フリーピストン機関の第一の実施形態の概略図である。
【図2】 図1に示した実施形態の様々な作動段階の一つを示す。
【図3】 図1に示した実施形態の様々な作動段階の一つを示す。
【図4】 図1に示した実施形態の様々な作動段階の一つを示す。
【図5】 図1に示した実施形態の様々な作動段階の一つを示す。
【図6】 図1に示した実施形態の様々な作動段階の一つを示す。
【図7】 本発明のフリーピストン機関の別の実施形態を示す。
【図8】 機関用ピストン速度の流体圧制限のための方向弁を有するフリーピストン機関
の実施形態を示す。
【図9】 段付きピストンとして設計された制御ピストンを有するフリーピストン機関の
実施形態を示す。
【図10】 段差付きシリンダとして設計された流体圧ピストンを有する図9のフリーピス
トン機関の別形態を示す。
【図11】 中間圧アキュムレータを有するフリーピストン機関の実施形態を示す。
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Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機関用ピストン(10)と該機関用ピストンと協働する流体
    圧ピストン(26)とを有し、切替弁(52)を介して高圧アキュムレータ手段
    (34)内または低圧アキュムレータ(36)内の圧力を流体圧ピストンに加え
    ることができるフリーピストン機関において、上記流体圧ピストン(26)と切
    替弁(52)との間に制御ピストン(44)を有する弁組立体(44、46、4
    8)が配設され、制御ピストン(44)の制御縁部(58)によって高圧アキュ
    ムレータ手段(34)との接続が開かれるように制御されることができ、上記制
    御ピストン(44)は流体圧シリンダ(6)内の圧力と制御バネ(46)の力と
    によって閉鎖方向に力が加えられると共に切替弁(52)の出力圧力によってま
    たは高圧アキュムレータ手段(34)内の圧力によって開放方向に力が加えられ
    ることを特徴とするフリーピストン機関。
  2. 【請求項2】 上記制御ピストン(44)のピストン面積が流体圧ピストン
    (26)の流体圧作用断面積よりも大きい請求項1に記載のフリーピストン機関
  3. 【請求項3】 上記流体圧ピストン(26)のストロークが終端する前に上
    記制御ピストン(44)の開放方向へのストロークがストッパ(60)によって
    制限される請求項1または2に記載のフリーピストン機関。
  4. 【請求項4】 上記ストッパ(60)が調整可能である請求項1〜3のいず
    れか1項に記載のフリーピストン機関。
  5. 【請求項5】 上記流体圧シリンダ(6)は高圧ポート(30)を介して高
    圧アキュムレータ手段(34)に接続可能であって低圧ポート(38)を介して
    低圧アキュムレータ(36)に接続可能であり、逆止弁(32、40)がそれぞ
    れ高圧アキュムレータ手段(34)からのまたは低圧アキュムレータ(36)へ
    の還流を防止する請求項1〜4のいずれか1項に記載のフリーピストン機関。
  6. 【請求項6】 上記高圧ポート(30)に配設された逆止弁(32)を、方
    向弁(70、86)によってバイパスまたは遮断可能であるバイパスライン(7
    2)を介してバイパスすることができる請求項5に記載のフリーピストン機関。
  7. 【請求項7】 上記方向弁(70)が切替位置(b)を有し、該切替位置に
    おいてバイパスライン(72)をタンクに接続することができる請求項6に記載
    のフリーピストン機関。
  8. 【請求項8】 上記高圧ポート(30)は制御ピストン(44)の第二の制
    御縁部(62)によって開かれるように制御されることができる請求項5〜7の
    いずれか1項に記載のフリーピストン機関。
  9. 【請求項9】 上記制御ピストン(44)が段付きピストンであり、制御ピ
    ストン(44)の環状端面によって画成される環状空間(82)は低圧アキュム
    レータ(36)と高圧アキュムレータ手段(34)とに接続可能である請求項5
    〜8のいずれか1項に記載のフリーピストン機関。
  10. 【請求項10】 上記圧力ポート(30)は制御ピストン(44)の広い方
    の端面によって画成された空間(78)に通じる請求項9に記載のフリーピスト
    ン機関。
  11. 【請求項11】 上記高圧アキュムレータ手段(34、98)はライン(1
    00)と制御弁(102)とを介して互いに接続可能な中間圧アキュムレータ(
    98)と高圧アキュムレータ(34)とを有し、開放方向に作用する制御ピスト
    ン(44)の端面に中間圧アキュムレータ(34)の圧力を加えることができる
    請求項1〜10のいずれか1項に記載のフリーピストン機関。
  12. 【請求項12】 上記中間圧アキュムレータ(94)は更なる結合ライン(
    104)と更なる制御弁(106)とを介して低圧アキュムレータ(36)と接
    続可能である請求項11に記載のフリーピストン機関。
  13. 【請求項13】 上記高圧ポート(30)が高圧アキュムレータ(34)と
    結合される請求項5、11または12のいずれか1項に記載のフリーピストン機
    関。
  14. 【請求項14】 上記伝達弁組立体(44、46、48)が機関用ピストン
    の軸線と同軸に配設される請求項1〜13のいずれか1項に記載のフリーピスト
    ン機関。
  15. 【請求項15】 上記伝達弁組立体(44、46、48)がロジック弁また
    はスプール弁として設計される請求項1〜14のいずれか1項に記載のフリーピ
    ストン機関。
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