JP2003523910A - 耐永久歪正を向上した石膏含有製品およびその製法と製造用組成 - Google Patents
耐永久歪正を向上した石膏含有製品およびその製法と製造用組成Info
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Abstract
Description
合板、機械加工可能材料、接合面処理材料および吸音タイル、並びにそれらの製
法と製造用の組成物とに係る。更に特に、本発明は一種またはそれ以上の強化材
を用いて耐永久歪性(例えば耐たるみ性)を向上した硬化石膏含有製品に係る。
本発明の望ましい実施形態は、水和によって生成される硬化石膏に増強々度、耐
永久歪性(例えば耐たるみ性)または寸法安定性(例えば硬化石膏の乾燥中の防
縮性)を持たせる強化材の存在下で焼石膏を水和してこれらの製品を製造するこ
とに関する。強化材料はまた硬化石膏含有製品の製造における他の向上された特
性と有利性を提供する。本発明の他の択一的な実施形態では、硬化石膏は同一で
なければ類似の増強々度、耐永久歪性(例えば耐たるみ性)、寸法安定性、石膏
含有製品の特性向上並びに有利性を提供する一種あるいはそれ以上の向上材と共
に処理される。本発明の実施形態の一部では、本発明の硬化石膏含有製品は比較
的高濃度の塩化物の塩を含むがなお一般的にこの石膏含有製品中の塩の濃度の有
害な作用は回避する。
硫酸カルシウム二水物)を含む。例えば硬化石膏は建物の内壁または天井の代表
的なドライ壁構造に用いられる紙張り石膏板の主要成分である(例えば米国特許
第4,009,062号明細書参照)。また米国特許第5,320,677号明
細書に記載されるように石膏/セルローズ繊維複合板と各製品の主成分でもある
。石膏板相互のエッジ間接合を満たし、円滑化する製品は多くは過半量の石膏を
含有する(例えば米国特許第3,297,601号参照)。吊天井において有用
な吸音タイルは例えば米国特許第5,395,438号と第3,246,063
号明細書に記載されるように、硬化石膏の主要パーセントを包有し得る。一般の
伝統的なプラスター、例えばプラスター張り内装壁の創作用のものは通常、主と
して硬化石膏の形成に依存する。例えば米国特許第5,534,059号明細書
に記載のように精密に機械加工し得るモデリング用、成形品製造に有用な特殊材
料の多くが主要量の石膏を含む。
酸カルシウム無水物)と水(および他の適宜の成分)の混合物を形成し、混合物
を所望の形状の型内、あるいは面上に流し込み、混合物を硬化させて焼石膏と水
の反応により結晶性水化石膏(硫酸カルシウム二水物)のマトリクスを形成させ
て硬化(すなわち再水和)石膏とすることによって製造される。これは往々にし
て緩熱を伴わせて残りの自由水(未反応水)を除去し、乾燥製品とする。焼石膏
の所望の水和とは、硬化石膏の結晶のからみ合いマトリクスの形成、従って石膏
含有製品内の石膏構造に力を加えるようにすることにある。
され、使用中に遭遇するストレスへの抵抗を持たせば有益である。
泡パーライトあるいは気孔)で置換して軽量化を図る努力も続けられる。その場
合硬化石膏の強度を通常レベル以上に増加して全製品強度を先回の高密度製品の
レベルに維持する必要があるが、それは硬化石膏質量が低密度製品に強度を与え
るには少ないことによる。
の条件下では、より大きな耐永久歪性(例えば耐たるみ性)とする必要がある。
人の眼には石膏含有板の2フィート長に対する約0.1インチ以下の板のたるみ
は認知不能である。そのため石膏含有製品はそれらの耐用年数に亙って耐永久歪
性を有する必要がある。例えば石膏含有板やタイルはしばしば水平に配置された
形で貯蔵あるいは使用される。これらの製品中の硬化石膏マトリクスが特に高温
多湿あるいは平均負荷の条件下で十分に耐永久歪性がない場合には製品は基礎構
造物によって締着あるいは支持される各点の間の領域でたるみ始める。これは目
障りであって製品使用時に問題を生じ得る。多くの応用において石膏含有製品は
負荷、例えば、目立つほどのたるみのない絶縁または凝縮負荷を担わせる必要が
ある。そこで耐永久歪性(例えば耐たるみ性)を増加した硬化石膏を形成し得る
ようにする必要性がある。
安定性をより高める必要がある。特に温度と湿度が変化する条件下では硬化石膏
は縮んだり伸びたりする。例えば高温多湿に晒された石膏板またはタイルの石膏
マトリクスの結晶の隙間に取り込まれた湿気は、湿気を帯びた石膏板を膨張させ
、たるみの問題を悪化させ得る。且つまた硬化石膏製造の際、石膏が硬化した後
に通常相当の量の自由(未反応)水がマトリクス内に残される。通常はこの自由
水は後で緩熱されることによって除去される。蒸発水が石膏マトリクスの結晶間
隙を離れると、マトリクスは硬化石膏の固有の力で縮みがちとなる(すなわち、
自由水はマトリクス内の硬化石膏結晶の連結各部を離間させるが、水が蒸発する
に伴い連結各部は互いに接近し勝ちになる)。
。例えば現存の石膏板製法は乾燥期間中に板が縮まなければより多くの生産を行
なえない、精密な形状と寸法上の空間性(例えばモデリング若しくは型取り用の
)を保つよう信頼性が求められる石膏含有製品がそれらの目的をより良く達成す
る。また例えば内壁面用の一部のプラスターは乾燥中に縮まないことに利点を示
し、長い休止で多重の薄層で用いて層体間を適宜乾燥し得るようにすることを必
要とすることに比べ、プラスターがクラックの危険のない厚手の層で応用し得る
ようにする。
膏含有製品は多くは発泡剤を用いて、硬化石膏が形成される時に製品内で対応す
る永久的な空隙を生じる水泡を焼石膏スラリ(流動性水性混合物)内に創生させ
て製造される。このとき生じる問題の多くは、使用される水性発泡が本来的に不
安定であるため水泡の多くが合体して硬化石膏ができる前に比較的薄いスラリ(
泡風呂内の泡のように)から漏出するために、相当の濃度の発泡剤を用いて、所
望の密度の製品を得るために硬化石膏内に所望の濃度の空隙を生成する。これは
コストと共に、化学的発泡剤の他の成分あるいは石膏含有製品の特性に悪影響を
与える危険を増やす。硬化石膏含有製品中に所望の空隙濃度を生成するに必要な
発泡剤の量を減じ得るようにすることが望まれる。
料の重量に基づいて少なくとも0.015重量%)の塩化物イオンまたはその塩
を含む混合物から硬化石膏含有製品を製造する方法の必要性もある。この塩化物
イオンまたはその塩は硫酸カルシウム自体または混合物に用いる水(例えば海水
またはブライン含有内層水)中の不純物で良く、本発明以前には硬化石膏含有製
品作成には用いられなかったものである。
に硬化石膏を処理する新たな、改善された組成物と方法の必要性もある。
た硬化石膏含有製品と、組成物と、これらを製造する方法とが継続的に必要とさ
れる。本発明はこれらの必要性を満たすものである。
とこれを製造する組成物並びに方法に着目した。本発明の各実施形態はこれらの
必要性の一またはそれ以上を満たすものである。
シウム材と、水と、各々2またはそれ以上のリン酸単位の凝縮リン酸並びに各々
2またはそれ以上のリン酸塩単位の凝縮リン酸塩の塩またはイオンから選ばれた
適切量の一種以上の向上材との混合物を形成して作成される。
ム材の条件下に維持される。
ウム半水物、硫酸カルシウム二水物、カルシウムおよび硫酸塩のイオン、または
こらら全ての混合物を意味する。
水物である。この場合上述の強化剤は全て、形成された硬化石膏に増大した耐永
久歪性を与える。一方一部の向上材(例えば下記の塩またはそれらの陰イオン部
分:トリメタリン酸ナトリウム(以下STMPとも言う)、反復する6−27の
リン酸単位を有するヘクサメタリン酸ナトリウム(以下SHMPとも言う)、反
復する1000−3000リン酸単位(以下APPとも言う))は増大した耐た
るみ性のような望ましい利点を提供する。またAPPはSTMP濃度の4分の1
のみを加えても、STMPが呈すると同じたるみ抵抗を呈する。
膏含有製品を製造するために用いる焼石膏と水の混合物に加えることによって達
成される(ここに用語「焼石膏」はアルファ硫酸カルシウム半水物、ベータ硫酸
カルシウム半水物、水溶性硫酸カルシウム無水物、またはそれらのいずれかまた
は全ての混合物を指し、用語「硬化石膏」と「水和石膏」は硫酸カルシウム二水
物を指している)。混合物中の水は焼石膏と自然に反応して硬化石膏を形成し、
硬化石膏は予期外に、トリメタリン酸塩イオンを含まない混合物から形成した硬
化石膏と比較して増加した強度、耐永久歪性(耐たるみ性)および寸法安定性を
有することを見い出した。これらの特性上の改善の機構は解明されていない。
硬化石膏を形成する速度を遅らせないことである。事実上添加の有用な範囲内で
比較的高い濃度レベルで添加した時、トリメタリン酸塩イオンは硬化石膏を形成
するための焼石膏の水和速度を事実上促進する。これは石膏技術ではリンまたは
リン酸塩材料は硬化石膏形成速度を遅らせ、形成される石膏の強度を減ずるもの
と考えられているため、硬化石膏の強度増加は特別の驚きである。このことはこ
れら材料の殆どについて実際上の事実であるが、トリメタリン酸塩イオンについ
ては当たらない。
(例えば耐たるみ性)および寸法安定性を有する硬化石膏含有製品の製造法であ
って、焼石膏と水とトリメタリン酸塩イオンとの混合物を形成する工程と、この
混合物を焼石膏が硬化石膏に変換させるに十分な条件(例えば望ましくは約12
0°F以下の温度)に維持する工程とよりなるものを提供する。
ーシート間にサンドイッチされた硬化石膏のコアを包有する石膏板を製造するも
のである。石膏板は焼石膏と水とトリメタリン酸塩イオンとの流動性の混合物(
スラリ)を形成し、これをカバーシート間に堆積させ、合成された組体を硬化さ
せ乾燥させて製造される。
並びに寸法安定性の全てを有するが、この石膏板が何かの理由で湿気を帯び、製
造中に完全に乾燥しなかった場合、通常は紙−コア間接着のより良い保全に寄与
する代表的な非先行ゼラチン化澱粉(例えば酸変性澱粉)を石膏板が含有してい
ても石膏コアとカバーシート(通常紙でなる)間の接着が未知の理由で強度を失
うか弱まることが観察される。カバーシートは次いで石膏板から薄片となって裂
けるが、これは認容されない。幸いに本発明者等はまたこの恐らく付随的な問題
の解決策を発見した。発見は製造時のスラリに先行ゼラチン化澱粉を含ませるこ
とによってこの問題は回避できることにある。この澱粉は次いで結果的な石膏コ
ア中に亙って分散するが、これがコアとカバーシート間の接着の弱まりを避ける
ことが予期外に発見された。
の組成物と方法が提供される。組成物は水と、焼石膏と、トリメタリン酸塩イオ
ンと、先行ゼラチン化澱粉とでなる混合物でなる。方法はこの混合物を形成し、
カバーシート間にこれを堆積させ、結果的な組体を硬化させ乾燥させてなる。
法とを提供する。組成物は水、焼石膏、トリメタリン酸塩イオンおよび水性気泡
材の混合物でなり、製法はこの混合物を形成し、混合物をカバーシート間に堆積
させ、結果的な組体を硬化させ、乾燥させる各工程でなる。これらの組成物と製
法は軽量の石膏板を提供するが、これは水性気泡材の泡が結果的な石膏板の硬化
石膏コア内の対応する空隙に帰結するためである。石膏板の全体の強度は水性気
泡材を混合物に含めて製造した先行技術石膏板よりも高いが、これは本発明の石
膏板形成に用いる混合物へのトリメタリン酸塩イオンの含有によって得られた増
加された強度による。例えば本発明に従って作成した1/2インチ厚の天井板は
、先行技術の組成物と製法による5/6インチ天井板よりも高い耐永久歪性(例
えば耐たるみ性)を有する。このように本発明は天井板生産について本質的なコ
スト削減を提供する。
の他の利点が発見されている。即ち混合物にトリメタリン酸塩イオンを含めた時
は、使用した水性気泡材の単位量当たりの空隙(並びに全空隙量)が結果的な石
膏含有製品中において比率的に増えることが発見された。その理由は未解明だが
、有利な結果としては硬化石膏含有製品中に所望の空隙量を生成するために使用
する発泡剤を少なくしなければならないことにある。これはまた製造コスト低減
と共に、化学的な発泡剤による石膏含有製品の他の成分あるいは特性への悪影響
のリスクを減じると言う結果を得た。
は各々2またはそれ以上のリン酸単位でなる凝縮リン酸類から選ばれた一種また
はそれ以上の適量の向上材と、各々2またはそれ以上のリン酸塩単位でなる凝縮
リン酸塩の塩またはイオンとでなる混合物を面上に形成または堆積させて作成さ
れる。混合物は次いで硫酸カルシウム材が硬化石膏板を形成するに十分な条件下
に維持される。
硬化石膏の一部はホスト粒子中の接近可能な空隙内または空隙周囲に位置される
。複合板はホスト粒子と、少なくとも一部はホスト粒子の空隙内とその周囲に結
晶の形で在る硫酸カルシウム半水物と、水と、各々2またはそれ以上のリン酸単
位でなる凝縮リン酸類からなる群から選ばれ適量の一種またはそれ以上の向上材
と、各々2個またはそれ以上のリン酸塩単位でなる凝縮リン酸の塩またはイオン
とでなる。混合物は次いで硫酸カルシウム半水物を硬化石膏に形成するに十分な
条件下で維持され、それによってホスト粒子内の接近し得る空隙内かその周囲の
硬化石膏の一部がホスト粒子の空隙内とその周囲に硫酸カルシウム半水物結晶を
水和して形成する。
分散させたポリマー粒子と、硫酸カルシウム材と、水と、そして各々2またはそ
れ以上のリン酸単位でなる凝縮リン酸および各々2またはそれ以上のリン酸塩単
位でなる凝縮リン酸塩の塩またはイオンから選ばれた一種またはそれ以上の適量
の向上材とでなる混合物を形成して作成される。この混合物は次いで硫酸カルシ
ウム材が硬化石膏材を形成するに十分な条件下で保たれる。
供し、それはバインダーと、増粘剤と、非均展剤と、硫酸カルシウム材と、水と
、そして各々2またはそれ以上のリン酸単位でなる凝縮リン酸および各々2また
はそれ以上のリン酸塩単位でなる凝縮リン酸塩の塩またはイオンから選ばれた一
以上の強化剤とからなる混合物をジョイントに挿入することによって作成される
。混合物は次いで、硫酸カルシウム材が硬化石膏材を形成するに十分な条件下で
維持される。
含有吸音タイルを提供するが、混合物はゼラチン化した澱粉と、ミネラルウール
と、硫酸カルシウム材と、水と、適量の一種またはそれ以上の向上材とでなり、
向上材は各々2またはそれ以上のリン酸単位でなる凝縮リン酸と、各々2または
それ以上のリン酸塩単位でなる凝縮リン酸塩の塩またはイオンとから選ばれる。
混合物は次いで硫酸カルシウム材が硬化石膏材を形成するに十分な条件下に維持
される。
化石膏含有吸音タイルを提供するものであり、混合物はゼラチン化澱粉と、膨張
パーライト粒子と、強化繊維剤と、硫酸カルシウム材と、水と、適量の一種また
はそれ以上の向上材とでなり、向上材は、各々2またはそれ以上のリン酸単位で
なる凝縮リン酸および各々2またはそれ以上のリン酸塩単位でなる凝縮リン酸塩
の塩またはイオンから選ばれる。次いで混合物は硫酸カルシウム材が硬化石膏材
を形成するに十分な条件下に維持される。
成される硬化石膏製品を提供する。更に詳述すればこれら実施形態は向上材と共
に流し込みした石膏の処理を伴う。向上材、水、および硫酸カルシウム二水物の
混合物形成は、増加した強度、耐永久歪性(例えば耐たるみ性)、寸法安定性を
有する硬化石膏含有製品を提供することを考慮した。このような後設定処理は流
し込みした硫酸カルシウム二水物に向上材をスプレーするか浸透させることによ
って達成される。このような後設定処理の場合、向上材は各々1またはそれ以上
のリン酸単位でなるリン酸と、各々2またはそれ以上のリン酸塩単位でなる凝縮
リン酸塩の塩またはイオンと、オルトリン酸の一塩基性塩または一価のイオンと
からなる群から選ばれる。
混合物中の硫酸カルシウムの重量に基づいて、少なくとも0.015重量%)を
含む混合物から硬化石膏含有製品を製造する組成物と方法を提供する。塩化物の
イオンまたはその塩は、硫酸カルシウム自体または混合物に用いる水(即ち海水
またはブライン含有表面下水)の不純物でよく、これらは本発明以前は安定した
硬化石膏含有製品作成には使われていなかった。
膏材形成のための水和速度を遅らせ、硬化石膏含有製品の強度に逆の効果をもた
らすことが更に判明した。この遅延と強度への逆効果は混合物に適宜の量と方法
で促進剤を加えることで改善または克服し得ることを発見した。
発明に先立って、通常の平坦な石膏板の形状は代表的に水で板を湿らせ、板を弱
めてもっと柔軟にし、次いで板の形状を所望により変更した後乾燥することで変
えている。一方この従来の技術では多くの製造上の、設備上の不利点が生じてし
まうが、それは石膏板を弱めて柔軟にし、所望形状に変えるために要する湿潤化
は、多くの時間、即ち少なくとも1時間またはそれ以上を要し、12時間になる
ことも稀ではない。加えて先行技術は石膏板の所望形状への変更を容易とはしな
い。石膏板が適宜に弱められなければ、その形状を所望に応じて変えることは困
難である。即ち、石膏板を所望形状に変えるにはより力を要し、過大な力が加わ
れば石膏板は破損する。そこで湿潤時間を減じ、所望形状の石膏板の製造と設備
の容易性を改善する製法と組成物の必要性が多大である。
物水溶液(発明の要約において上述し、実施形態において後述するような)をス
プレーして石膏板を弱め、更に柔軟にする。この弱めて柔軟とした石膏板は次い
で、先行技術よりも小さい力で所望形状に容易に変えられ、また向上材の有利な
効果のために石膏板の乾燥後にも変更後の所望形状は維持される。
化した各種の石膏含有製品を作成することにより実施可能である。硬化した各種
の石膏含有製品を作成するため本発明の好適な実施形態の配合物及び方法と先行
例の配合物及び方法との異なる重要な差異は、本発明の方法では三メタリン酸塩
イオンの存在下で焼き石膏の再水和を生じさせ、本発明の利点を与えるために三
メタリン酸塩が含まれることにある。他の点において、本発明の配合物及び方法
は先行例での成分及び方法と同じである。
響を与えない水溶性三メタリン酸塩にできる。有用な塩類の例として、特に三メ
タリン酸塩ナトリウム、三メタリン酸塩カリウム、三メタリン酸塩アンモニウム
、三メタリン酸塩リチウム、三メタリン酸塩アルミニウム、及びその混合した塩
類が挙げられる。三メタリン酸塩ナトリウムが好ましい。これは例えばミズリー
州、セントルイスの以前モンサントカンパニーのユニットであったミズリー州セ
ントルイスのソルーチアインコーポレーテッド製を市場から容易に入手できる。
き石膏の水性混合液に溶解され、焼き石膏の重量に対し約0.004〜約2.0
重量%の三メタリン酸塩イオン濃度を与える。より好ましい濃度は約0.08%
である。本発明の実施形態の実施においては貯蔵性及び供給性が容易であること
が望ましいならば、三メタリン酸塩は水溶液の形態の混合液ではなく水に予め溶
解できる。
中焼き石膏の水性混合液内に存在して硬化石膏を形成する必要がある。従って早
期段階では三メタリン酸塩イオンを混合液内に挿入することが通常最大に便利で
あり好ましいが、三メタリン酸塩イオンを後の段階で焼き石膏と水との混合液内
に投入しても十分である。例えば代表的な石膏ボードを作成する際、水と焼き石
膏は混合装置内に投入されて完全に混合され、次に通常移動しているベルト上の
カバーシートに載せられ、第2のカバーシートが載せられた混合液上に置かれ、
その後焼き石膏が再水和されて硬化した石膏が形成される。混合装置内での作成
中に三メタリン酸塩イオンを混合液内で得ることが最大に利便であるが、後の段
階で例えば載せられた焼き石膏の水性混合液上にこのイオンの水溶液を散布して
三メタリン酸塩イオンを加え、その後第2のカバーシートをその堆積物上に置く
ことも十分にでき、これにより水性三メタリン酸塩イオン溶液は堆積された混合
液内に浸透し水和全体が生じ硬化した石膏が生じて存在する。
、無論本発明の範囲内に含まれると考えられる。例えば、カバーシートの一方あ
るいは両方に三メタリン酸塩を前以て塗布して三メタリン酸塩を分解し、焼き石
膏の水性混合液の堆積物がカバーシートと接触するとき三メタリン酸塩イオンが
混合液を経て移動させることが可能になる。別の方法として、三メタリン酸塩が
加熱されて焼き石膏に形成される前に三メタリン酸塩を生石膏と混合し、焼き石
膏を水と混合して再水和されるときに三メタリン酸塩が既に存在するようにする
ことにある。
液の散布若しくは硬化した石膏に対しこの溶液で浸透させるような好適な手段に
より硬化した石膏に対し三メタリン酸塩イオンを加えることにある。
な有用と見られる形態及び濃度で使用可能である。これは天然物、人工物に関係
なく、アルファ硫酸カルシウム半水物、ベータ硫酸カルシウム半水物、水溶性硫
酸カルシウム無水物、あるいはそのすべてあるいは一部を混合物にできる。ある
好ましい実施形態においては、比較的高い強度を有する硬化した石膏を得るため
にベータ硫酸カルシウム半水物が採用される。他の好ましい実施形態では、ベー
タ硫酸カルシウム半水物またはベータ硫酸カルシウム半水物と水溶性硫酸カルシ
ウム無水物の混合物が採用される。
水和禁止剤、結合剤、接着材、分散補助剤、均展剤、非均展剤、増粘剤、殺菌剤
、防カビ剤、ペーバー調整剤、着色剤、補強材、難燃剤、はっ水剤、重点財およ
びその混合物が、所望の特性を与え製造を容易にするため、本発明の実施の際に
通例の量産が可能である。
作成するための方法及び配合物を使用する好ましい別の実施形態においては、三
メタリン酸塩イオンが上述したような濃度及び方法において採用される。他の点
においては、この配合物及び方法は先行例例えば、散光のためここに示す米国特
許第4,009,062号及び第2,985,219号に開示されるような石膏
ボードを作成する配合物及び方法と同じ配合物及び方法で実施可能である。この
好ましい発明による配合物及び方法を用いて製造されたボードは強度、永久歪及
び寸法暗転性が改良される。
合物において、極端な湿度の条件下でのペーパのはがれの可能性を避けるために
前以てゲル化されたスターチが使用される。生のスターチの前以てのゲル化は温
度が少なくとも185°Fの水中で冷却することにより、あるいは他の周知の方
法により達成される。
して(商品名で挙げると)、ラフオフグラインコーポレーションから入手できる
PCF1000スターチ、及びアーチャ・ダニエルズ・ミッドランド・コーポレ
ーションから入手可能なAMERIKOR 818スターチ及びHQM PRE
GELスターチが挙げられる。
量に対し約0.08約0.5重量%の濃度での焼き石膏の水性混合液に前以てゲ
ル化されたスターチが含まれる。前以てゲル化されたスターチの好ましい濃度は
約0.16〜約0.4重量%である。先行例の対応する実施形態も前以てゲル化
されていない(多くのものががそうである)スターチを含んでいれば、本実施形
態での前以てゲル化されたスターチも先行例で通常採用されるスターチの量の全
部あるいは一部を置換するよう機能できる。
施形態において、発泡され硬化した石膏製品の作成に有用として知られる従来の
発泡剤を採用可能である。このような発泡剤の多くは周知であり市場から、例え
ばペンシルバニア州アンブラーのジイーイーオー・スペシヤリー・ケミカルズか
ら容易に入手できる。有用な発泡剤の、更に詳細な説明については、例えば米国
特許第4,676,835号、第5,158,612号、第5,240,639
号、第5,643,510号、及び1995年6月22日に発行されたPCT国
際出願公報WO95/16515を参照されたい。
成することが好ましい。これは焼き石膏スラリと接触するとき比較的不安定な泡
を発生する発泡剤を採用することにより達成可能である。好ましくはこれは比較
的不安定な泡を発生するとして知られている発泡剤を大量に、且つ比較的安定な
泡を発生するとして知られている発泡剤を少量にして混合することにより達成さ
れる。
前以て混合できる。一方工程の一体オンライン部分として、このような発泡剤を
同時且つ連続的に混合することが好ましい。これは例えば異なる発泡剤を供給し
、水性泡の流れを発生する泡発生器であるいはその上流で共に合流させ、発生し
た泡を焼き石膏スラリ内に挿入しそれと混合することにより、達成される。この
ように混合することにより、混合物内の発泡剤の比は(例えば別個の発泡剤流れ
の一方あるいは両方の流速を変更することにより)簡単に且つ効果的に調整され
、発泡され硬化した石膏製品内に所望の気孔特性を得ることができる。このよう
な調整は最終製品の検査に応答して行われ、この調整が必要か否かを決定する。
このオンライン混合及び調整の別の構成については、米国特許第5,643,5
10号及び1995年12月22日に出願された米国特許継続出願08/577
,368に開示されている。
る。好ましくはRは8〜12個の炭素原子を含むアルキル基である。
の少なくとも50重量%で0で大きく、Mは陽イオンである。
は共に混合され、式(Q)の発泡剤及び式(J)の発泡剤の一部(ここでY=0
)は発泡剤の得られる混合物の86〜99重量%をなす。
た発泡剤から発生される。 CH3(CH2)XCH2(OCH2CH2)YOSO3@−M@+ (Z) ここに、Xは2〜20内の数字、Yは0〜10内の数字であり発泡剤の少なくと
も50重量%で0であり、Mは陽イオンである。好ましくは、Yは式(Z)発泡
剤の86〜99重量%内で0である。
を用いる本発明の好ましい実施形態では、上述した濃度及び方法で三メタリン酸
塩イオンが使用される。特に複合製品は硬化した石膏及びホスト粒子からなり、
硬化した石膏の少なくとも一部はホスト粒子内のアクセス可能な気孔内およびそ
の周囲に配置されることが好ましい。本発明の配合物は内部にアクセス可能な気
孔を有するホスト粒子、少なくとも一部がホスト粒子内の気孔内及びその周囲に
結晶状となっている焼き石膏、及び水溶性三メタリン酸塩からなる混合物である
。配合物は水と混合されて、水と、内部にアクセス可能な気孔を有するホスト粒
子と、焼き石膏(この少なくとも一部がホスト粒子内の気孔内及びその周囲に結
晶状をなす)と、三メタリン酸塩イオンとの混合物が生成され得る。この方法は
このような混合物を形成する工程と、混合物を表面上に置く、あるいは型内に入
れる工程と、混合物を自然硬化させ乾燥させる工程とを含む。他の点については
配合物及び方法は、例えば参考のためここに開示する米国特許第5,320,6
77号に示すような先行例の複合ボードを作成する対応する配合物及び方法と同
一の成分及び方法で実施可能である。
態によれば、三メタリン酸塩イオンは上述した濃度及び方法で使用される。この
実施形態の好ましい例によれば、配合物は焼き石膏、水溶性の三メタリン酸塩、
スターチ、及び水で再分散可能なポリマの混合物からなる。この配合物は水と混
合されて、水、焼き石膏、三メタリン酸塩イオン、スターチ、及び水で再分散可
能なポリマからなる混合物を生成可能である。この方法はこのような混合物を生
成する工程と、混合物を表面上に置くあるいは型内に置く工程と、混合物を自然
硬化させ乾燥させる工程とを含む。三メタリン酸塩及びイオンを含む以外の実施
形態においては、この配合物及び方法は例えば参考のためここに開示する米国特
許第5,534,059号に開示するような先行例の加工可能なプラスタ材料を
作成する対応する配合物及び方法と同じ成分及び方法で実施可能である。
及び配合物を使用する本発明の好ましい実施形態によれば、三メタリン酸塩ある
いはイオンは上述した濃度で採用される。三メタリン酸塩及びイオンを含むこと
以外の点においては、配合物及び方法は例えば参考のためここに示す米国特許第
3,297,601号に開示するような先行例の接合部仕上げ材料を製造する配
合物及び方法と同一のじ配合物及び方法で実施可能である。
接合組成分野の当業者には周知な成分から選択される。例えば結合剤は従来のラ
テックス結合剤にでき、ポリ(ビニルアセテート)及びポリ(エチレンーコービ
ニルアセテート)が好ましく配合物の約1〜15重量%の範囲内で含まれる。有
用な増粘剤の一例では増粘剤、例えばエチルヒイドロキシ・エチルセルロース、
ヒドロキシプロピル・メチルセルロース、メチルヒドロキシプロピル・セルロー
ス、あるいはヒイドロキシエチル・セルロースであり、配合物の約0.1〜約2
重量%の範囲で含まれる。好適な非均展剤の例として、アタプルガイト、セピオ
ライト、ベントナイト、及びモントモリロライトクレーが挙げられ、配合物の約
1〜約10重量%の範囲で含まれる。
れば、三メタリン酸塩イオンが上述の濃度で含まれる。この実施形態のいくつか
の好ましい例によれば、配合物は水、焼き石膏、三メタリン酸塩イオン、ゲル化
されたスターチ、及びミネラルウールを含む混合物;あるいは水、焼き石膏、三
メタリン酸塩イオン、ゲル化されたスターチ、膨張されたパーライト粒子及びフ
ァイバ補強材を含む混合物からなる。この方法はこの混合物を形成する工程と、
混合物をトレー内に注入する工程と、混合物を自然硬化し乾燥させる工程とを含
む。三メタリン酸塩イオンを含ませること以外の点に関しては、配合物及び方法
は例えば、参考のためここに開示する米国特許第5,395,438号第3,2
46,063号に開示するような先行例の音響タイルを製造するための配合物及
び方法と同一の配合物及び方法で実施可能である。
を更に示すために与えられる。特に開示しなければ、配合物及び混合物の材料の
濃度は焼き石膏の重量に対する重量%で与えられるものとする。略記「STMP
」は三メタリン酸塩ナトリウムを、略記「TMP」は三メタリン酸塩を示す。
法及び配合物を用いて作成したサンプルと比較した。採用さえたテスト手順はA
STM C472−93に従った。
で被覆した硫酸カルシウム二水化物の細かに粉砕した粒子からなり、参考のため
ここに開示する米国特許第3,573,947号に示すように加熱する0.6g
の硬化促進剤、0gの添加剤(基準サンプル)、0.5〜2gのSTMP(好ま
しい本発明のサンプル)、あるいは0.5〜2gの他のフェスフェート添加剤(
比較サンプル)を乾燥混合することにより作成した。これらのサンプルは次に2
リッタWARINGブレンダ内で70°Fの温度の700mlの水道水と混合し
、5秒間の間自然浸漬し10秒間低速で混合した。このようにして作成したスラ
リを型内に注入して立方体(一辺が2インチ)を作成した。硫酸カルシウム半水
物を硬化し石膏(硫酸カルシウム二水化物)を形成した後、立方体は型から取出
し、少なくとも72時間の間112°Fであるいは重量変化がなくなるまで通気
オーブン内で乾燥した。乾燥した立方体の密度は立法フィート当たり約44ポン
ド(44pcf)であった。
ストサンプルの平均値として下の表1に示される。各種供給源のベータ硫酸カル
シウム半水物ないしは異なるバッチのベータ硫酸カルシウム半水物を採用するの
で、基準サンプルの圧縮強さ値が変化した。表の結果は平方インチ当たりのポン
ド(PSI)の測定された圧縮強さ及び対応する基準サンプルに対する強度変化
(%)(%Δ)の形で示される。測定された値は約±5%の実験誤差を有する(
従って10%の基準に対する強度増加は実際には5〜15%の範囲のいずれかに
あった)と推測される。
度が大幅に増加し、一方比較サンプルが一般に強度が極めて僅かに増加あるいは
増加せず大幅に低下することを示す。
発明の範囲外の方法及び配合物を用いて作成したサンプルボードと比較した。
義された促進剤、2リッタの水道水、0gの添加剤(基準サンプル)、3gのS
TMP(発明サンプル)、あるいは3gの他の添加剤(比較サンプル)を低速で
10秒間の間5リッタのWARINGブレンダ内で混合することにより作成した
。このようにして作成されたスラリはトレー内に注入して平担な石膏ボードサン
プルを作成し、各サンプルは約6x24x1/2インチの寸法を有していた。硫
酸カルシウム半水化物を硬化して石膏(硫酸カルシウム二水化物)が形成した後
、ボードは112°Fのオーブン内で重量変化が止まるまで乾燥した。各ボード
の最終測定重量が記録された。湿潤条件下でのペーパカバーによる石膏ボードの
垂れ下がり性能への影響を避けるために、これらのボード面にはペーパを貼らな
かった。
支承体の長さはボードの全長にわたり、一方の支承体をボードの各端部に配置し
た。ボードは90°Fの温度及び90%の相対湿度の連続周囲条件下で所定の時
間の間(本例では4日間)この位置に保持した。次にボードの垂れ下がり程度が
ボードの端部の上縁間に延びる仮想の水平な平面からボードの上面の中心の距離
(インチ)を測定することにより決定した。ボードの硬化した石膏母材の永久歪
に対する抵抗はボードの垂れ下がりの程度に逆比例すると考えられる。従って垂
れ下がりの程度が大きくなるに伴い、ボードの硬化した石膏母材の永久歪に対す
る相対抵抗が小さくなる。
ボードの最終重量、及び測定された垂れ下がりの程度を含む、永久歪に対する抵
抗のテストは表2に示される。比較サンプル(本発明の範囲の外)に使用される
添加剤は高湿度の条件下での垂れ下がりに対する石膏ボードの抵抗を改良しよう
として採用した他の材料を示す。
いる。基準ボード及び本発明によらない比較ボードより垂れ下がりに対する抵抗
が非常に大きく(従って、永久歪に対する抵抗が非常に大き)かった。更に本発
明に従って作成されたボードはボードの長さ2フィート当たり0.1インチの垂
れ下がりの場合より極めて小さく、従って人間の目には感知できなかった。
示される。本発明による内装1/2インチ天井ボードの製品重量(即ち、三メタ
リン酸塩を焼き石膏及び水と混合したもの)はユナイテッド・ステイツ・ジプサ
ム・カンパニーにより製造された内装1/2インチSHEETROCK(登録商
標)のレギュラー石膏ボードと同じ重量を有している。図1に示す平均1/2イ
ンチの内装天井ボードはナショナル・ジプサム・カンパニー製造のGold B
ond(登録商標)高強度天井ボードである。図1に示す平均6/8インチの石
膏ボードはユナイテッド・ステイツ・ジプサム・カンパニーにより製造されたS
HEETROCK(登録商標)6/8インチFirecode Type X石
膏ボードである。
ードと比較したグラフであり、すべてのテストボードは従来のステップル及びネ
ジの天井付設装置を用いて設置した。
な上述の石膏ボードとを比較したグラフであり、すべてのテストボードは従来の
F21002部ウレタン接着天井付設装置を用いて設置した。
ボード及び他の構造体の詳細は以下の通りである。 A.石膏ボード 1.本発明に従い製造された1/2インチx48インチx96インチ 2.ナショナルジプサムカンパニーの1/2インチx48インチx96インチG
old Bond(登録商標)高強度天井ボード。 3.ユナイテッド・ステイツ・ジプサム・カンパニー製造の1/2インチx48
インチx96インチレギュラーSHEETROCK(登録商標)石膏ボード。 4.ユナイテッド・ステイツ・ジプサム・カンパニー製造の1/2インチx48
インチx96インチSHEETROCK((登録商標)ファイアーコード・タイ
プX石膏ボード。 B.トラス――アール・ジェイ・コール・インコーポレーテッドのの正規2イン
チx3インチの木材から製造された高さ18インチx長さ102インチのトラス
。目地組成物――USGファイバーグラス・メッシュ・自己接着接合テープ。 C.ベイパー・バリアー・ペイント――#4512シルバ・ベイパー・バアリア
、品目:246900。 D.断熱材――デルタ・ブローイング・絶縁・ブローイングウール、ロックウー
ルミネラルファイバ E.散布テクチュア――USG SHEETROCK((登録商標)天井散布テ
クチュアトランジスタ媒体ポリマ。 F.取付具――1インチc.x1/1/4lg.xGaステイプル及び#6x1
1/4lg.ドライウオールネジ。ホアシール・インコーポレテッドのF210
0 2部ウレタン接着剤。 天井構造体; A.2x4sをトラスの両端部に付設してトラスフレームワークを構築した。 B.12枚の石膏ボードをF2100接着剤を用いてトラスフレームワークに付
設した。 C.天井は注意して上に上げ、以前に建築した4壁の上に置き8フィートx48
フィートの部屋を作った。 D.周囲に#8x31/2インチのネジを用いてこの天井組立体を壁の上板に付
設した。ネジ及びステイプルを用いて石膏ボードをトラスに付設して第2の天井
を作った。この天井も上に上げ4個の壁に付設した。
井は機械的に取り付れ(図2参照)、一方第2の天井はF1200ウレタン接着
剤のみを用いて取り付けた(図3参照)。別の石膏ボードの型の石膏ボードが天
井を沿って広げた。使用したトラスは長さが8フィート5インチ、高さが18イ
ンチであり、中心で(o.c.)24インチ離間させた。
crownx lg.11/4インチx16Ga.ステップル及びフィールドト
ラスに沿って中心で12インチの位置に46x11/4インチlg.のドライウ
オールネジを用いた。
た。ビードはフィールドトラスの片側に、石膏継ぎ目にトラスの両側のビードに
沿って使用した。
付設した。
バリアペイントで塗布した。第2の天井はテクチュア付けさせた後直ちに取り付
けた。次にロックウール絶縁体をトラスの上部内に吹き付けられた。次いで第3
の天井を取り付けた。温度及び湿度は絶縁体が吹き付けられる間上昇した。温度
及び湿度は90°F及び90%相対湿度であった。これらの条件は7日間保持さ
れ、偏向は各朝及び夕方に測定した。7日後部屋を開放し外気を導入した。垂れ
下がり測定は3日以上の間読まれ後テストを終了した。
ドより垂れ下がり抵抗が大きく、人間の目に感知可能なボードの長さ2フィート
当たりの垂れ下がりが約0.1インチ閾値より低かった。
されたサンプルをくぎ引き抜き抵抗に関し基準ボードと比較した。くぎ引き抜き
抵抗はボードの石膏コアの強度、ペーパカバーシートの強度、及びペーパと石膏
との間の接着強度を統合した強度の目安である。テストによりボードに大きな亀
裂が生じるまでボードを貫通したくぎを引き抜くに必要な最大値が測定され、こ
れはASTMC473−95に従って行なった。
ルシウム半水物、5gの上で定義された促進剤、10gのLC−211スターチ
(通常石膏ボードの周知配合物内に含まれアーチャー・ダニエルズ・ミッドラン
ド・ミリング・コーポレーテッドから市場で入手され得る乾燥ミリングし、酸に
より変質させた前以てゲル化されてないホイートスターチ)、20gの細かなハ
ンマーミリングされたペーパファイバ、3リッタの水道水、ラフオフ・グレイン
・コーポレーテッドから市場で入手可能な0〜6gのPCF1000前以てゲル
化されたコーンスターチを混合することにより作成した。
部にペーパが置かれてそれぞれ約14x24x1/2インチの寸法の平担な石膏
ボードを製造した。片面上のペーパはマニラ外板で多層にされ、他方の面上のペ
ーパはニュースライン多層にされ、共にボード業界でのペーパカバー石膏ボード
の製造に使用される代表的なペーパである。各ボードは重量が25%失われるま
で350°Fのオーブン内に保持され、次に112°Fのオーブン内に移送され
そこで重量が一定に達するまで保持した。
くぎ引き抜き抵抗)が高いことを示している。
際の製造ラインで作成した。ボードは各種の濃度の三メタリン酸塩イオンで作成
し、寸法安定性及び永久歪に対する抵抗に関し(三メタリン酸塩イオンなしで製
造された)基準ボードと比較した。ボードのいくつかの作成で三メタリン酸塩イ
オンを含ませること以外、ボードを従来の代表的な石膏ボード製造法及び成分を
用いて作成した。この成分及び(採用した焼き石膏の重量に対し相対的に狭い範
囲として示された)概略重量%が表4に示される。
カルシウム二水化物の細かに粉砕された砂糖被覆の柳糸からなり、この促進剤は
その作成中加熱されず、スターチはラフオフ・グレイン・コーポレーテッドから
市場で入手可能なドライミリングされ酸で変質されたHI−BONDスターチで
あり、分散剤はペンシルバニア州、アンブラーのGEOスペシャリティ・ケミカ
ルズから市場で入手可能なナフタレンスルホンDILOFLOであり、ペーパフ
ァイバは細かなハンマーミリングされたペーパファイバであり、硬化遅延剤はワ
シントン州、キールランドのバン・ウオルターズ&ロジャーズから市場で入手可
能なキレート化剤VERSENEX80であり、発泡剤はコネチカ州のグリーン
ウイッチのウイットコ・コーポレーテッドから市場で入手可能なWITCOLA
TE1276であり、三メタリン酸塩ナトリウムはミゾリー州セントルイスのモ
ンサント・コーポレーテッドから市場で入手可能なものであり、再水和禁止剤は
乾燥中ボード端部の再水和を減少させるために使用されるブドウ糖CERELO
SE2001であった。
泡剤を使用して別個の泡発生システムで水性泡を発生し、泡は次にミキサを通し
てスラリ内に導入された)、移動中のベルト上のペーパカバーシート(フェース
ペーパ)上にスラリを流出し、厚さ1/2インチのボードを形成し、硫酸カルシ
ウム二水化物を形成するための硫酸カルシウム半水化物の水和が進み正確に切断
するに十分にスラリが硬化すると、移動中のボードを約12x4フィートで厚さ
1/2インチの個々のボードに切断し、ボードを加熱されたマルチデッキ・キル
ン内で乾燥することにより、幅4フィートの連続製造ラインで製造した。
約1フィートx4フィート(1フィートは製造ライン方向、即ち平行な方向の長
さ)の断面を有すること以外、実験例2で説明したような垂れ下がりを測定する
ことにより決定した。垂れ下がりの測定は90°Fの温度で90%相対湿度で2
4、48、96時間の間ボードを条件付けした後行なった。その結果は各種の濃
度の三メタリン酸塩イオンで製造された本発明のサンプル及び本発明のサンプル
の直前及び直後に製造された基準サンプル(0%三メタリン酸塩ナトリウム)に
対し表5に示される。
インボードの両方も(ASTMC473−95に従って)測定され、乾燥後の幅
の縮み及び長さの量を測定した。ボードの縮みが多いほど寸法安定性は小さくな
る。この結果が表6に示される。
より作成されたボードは垂れ下がりに対する抵抗が次第に大きくなっていること
を示している。
れる。更に詳述するに、1フィートx2フィートの寸法を有し表5Aは上の表4
に示すものと同一の配合を有する製造ライン石膏ボードの垂れ下がり、即ちAS
TMC473−95による加湿偏向を示す。表5Aは図5に示す長いボード(1
フィートx4フィート)に対する垂れ下がり抵抗の傾向と同一のASTMC47
3−95による垂れ下がり抵抗の傾向を示す。
高いことを示している。
す。更に詳しく説明するに、製造ライン天井ボードはテストされ、この場合制御
された濃度を天井ボードと接合部との間に置いたベイパーバリアに生じる。この
テストの方法は以下の通りである。小規模の屋根裏及び部屋の閉鎖体が建造され
た。屋根裏空間はその上部及び足部が断熱され冷却保持されて、天井で制御され
た濃度を得た。天井面積は8フィートx8フィートであり、2フィートx8フィ
ートフレーミング及び中心で24フィートであった。部屋空間は6ミルのポリ・
ベイパーバリアによりその上部及び側部が閉鎖され、部屋空間の湿度は上昇させ
て天井で制御された濃度が得た。
ル製品で他方が基準製品)トラスに対し側部に並んで付設され、6ミルのポリエ
チレン・ベイパーバリアをボードの直上に配置した。ボードの端部は固定されな
かった。次に部屋の一部の湿度を蒸気加湿器を介し増加し、一方屋根裏の温度は
窓エアコン送致を用いて減少した。加湿器の蒸気出力は天井ボードの上のベイパ
ーバリアで一定の濃度が生じるまで調整した。テストを通して一定の温度を維持
するようにはしなかった。従ってこの結果は定義された条件付け環境での垂れ下
がり量を予測しようとするのではなく、トライアル製品と基準製品との間の垂れ
下がり抵抗性能の相対目安として考える要がある。
に測定、製品毎のテスト当り全部で6個の偏向読み値が与えられた。屋根裏及び
部屋の温度はまた各垂れ下がり測定で記録した。
れる。
たファイアーレコードタイプX石膏ボードを用いて16日間にわたりテストが行
われた。この結果は図4に示され、本発明により製造されたボードは上述した基
準即ち5/8インチファイアーレコードタイプX石膏ボードより一貫して垂れ下
がりが小さいことを示している。
間の中間に付与した。この荷重を加えると、基準ボードの垂れ下がりが大幅に増
加されるが、本発明のボードでは殆ど影響されなかった。図4に示すように本発
明により製造された石膏ボードの垂れ下がり偏向は人間の目に感知できるレベル
より大幅に低く、2フィートの長さ当り0.1インチより小さい。
製造ラインで作成した。ボードは三メタリン酸塩イオンの3つの濃度で作成し、
くぎ引き抜き抵抗に関し基準ボード(三メタリン酸塩イオンなしで作成)と比較
した。
ドは先行例の石膏ボード製造方法及び成分で代表的な方法及び成分を用いて作成
した。この成分及び重量%は上表4に示すものと同一であった。ボードの作成方
法は実験例5で説明したものと同一である。
塩イオンの各種の濃度で製造した本発明のサンプル及び本発明のサンプルの直前
及び直後に製造された基準サンプル(0%三メタリン酸塩ナトリウム)に対する
結果を表7に示す。
抵抗)が基準ボードと比較して高いことを示している。
製造ラインで作成した。ボードは各種の濃度の三メタリン酸塩イオン、前以てゲ
ル化されたスターチ及び前以てゲル化されなかったスターチで作成し、極端な湿
潤及び加湿条件下での条件付けされた後の石膏ボードコアとフェースカバーペー
パとの間の接着による一体性に関し石膏含有ボードと比較した。
チを含ませ、前以てゲル化されなかったスターチの濃度を変化させることを除い
て、ボードは先行例の石膏ボード製造方法及び成分の代表的な方法且つ成分を用
いて作成した。この成分及び重量%は上表4に示すものと同一であった。ボード
の作成方法は実験例5で上述したものを用いた。
レーテッドから市場で入手可能なPCF1000スターチであった。前以てゲル
化されなかったスターチはラフオフ・グレイン・コーポレーテッドから市場で入
手可能なドライミリングされ酸で変質された前以てゲル化されなかったスターチ
HI−BONDであった。
向の長さ)の寸法のサンプルがボードから切り出された。各小さなボードサンプ
ルは、90°Fの温度及び90%の相対湿度の環境で約6時間の間その表面側の
カバーシートの外面の全面積を十分に水を含ませたクロスと接触させ保持して、
次に湿潤クロスを除去し、同一の環境下で一定質量に達する(通常約3日間)ま
でボードサンプルをゆっくり乾燥させることにより、条件付けした。次に深さ1
/8インチの直線筋(溝)が6インチ縁部の1からそれに対し平行な21/2イ
ンチのボードサンプルの背面に設けた。ボードコアはボードの表面側上のペーパ
を破断あるいはストレスをかけることなく筋に沿ってスナップ嵌入され、大きな
(2/12x6インチ)のボードサンプルは次に回転されて下方に移動され、一
方小さなボードはボードの表面側のフェースペーパが大きなボードから離れては
がれるよう水平方向にその背面を上側にして固定した。この力は2枚のボードが
完全に分離されるまで増加された。大きなボードの表面は検査されて、フェース
ペーパの表面の何パーセントが他方のコアから完全に引き離されるかが決定(ク
リーンピールと呼ぶ)された。このパーセントは「%接着不良」として表8に示
される。
し、STMPはこの問題を悪化させ代表的な前以てゲル化されなかったスターチ
(HI−BOND)の濃度を増加させてもこの問題を除去できず、前以てゲル化
されたスターチ(PCF1000)を加えるとこの問題が除去されることを示し
ている。
物は、注入された硫酸カルシウム二水化物内に三メタリン酸塩イオンの溶液を均
等に十分に拡散し、再乾燥後の組をなす石膏含有製品の永久歪に対する抵抗(即
ち垂れ下がり抵抗)及び寸法安定性を増加させるような方法で、三メタリン酸塩
イオンの水性液で処理される。更に詳述するに、三メタリン酸塩イオンで硫酸カ
ルシウム二水化物を処理すると、三メタリン酸塩イオンを焼き石膏に加える実施
形態により得られる場合と同様な程度、強度、永久歪に対する抵抗(即ち垂れ下
がり抵抗)及び寸法安定性が増加されることが分かった。従って三メタリン酸塩
イオンを硬化した石膏に加える実施形態では、ボード、パネル、プラスタ、タイ
ル、石膏/セルロースファイバ複合体等(ただし、これに限定されるものではな
い)を含む改良した石膏含有製品の新規な配合物及び方法が提供される。従って
、垂れ下がり抵抗に対し厳しい制御を必要とする石膏を基材とした製品は本発明
の実施形態から利点を有する。またこの処理により石膏鋳造強度が〜15%だけ
増加される。三メタリン酸塩イオンは、三メタリン酸塩イオンを含む水性液で散
布あるいは浸透し次に石膏を再乾燥することにより、石膏内に0.04〜2.0
%(石膏重量に基く)で充填できる。
注入された硫酸カルシウム二水化物内で三メタリン酸塩イオンが約0.04〜0
.16重量%(硫酸カルシウム二水化物の重量に対し)の濃度を与えるに十分な
量及び方法で加えらた。
5に示される。図5に示すように5個のボードは製造され垂れ下がり偏向に対し
テストした。乾燥されたボードの重量は750〜785グラムの範囲内であった
。基準ボードには石膏注入/最終硬化及び乾燥の後溶液が与えられなかった。水
のみのボードとして示されるものは硬化され乾燥された石膏に対し水のみが散布
され次に再乾燥した。STMP溶液ボードとして示されるボードでは、1重量%
の三メタリン酸塩イオン水性溶液が硬化され、乾燥された石膏に散布し再度乾燥
した。STMP溶液として示されるボードの水性混合液は石膏で飽和され、1重
量%の三メタリン酸塩イオンを含み、硬化され乾燥された石膏に散布され次に再
乾燥した。一般に散布する溶液が0.5〜2%の範囲内の三メタリン酸塩イオン
濃度を含むことが好ましい。STMP溶液ボード及びGyp−STMP溶液ボー
ドの両方の三メタリン酸塩イオンの最終量は注入石膏を製造するために使用され
たスタッコの重量に対し0.2%であり、結果としての硬化した石膏ボードの重
量に対し0.17%であった。
はその塩類を含む(即ち混合液内の硫酸カルシウム材料の重量に対し少なくとも
0.015重量%、通常は0.02〜1.5重量%)水とからなる混合液から作
成された石膏含有製品に関する。塩化物イオンあるいはその塩類は混合液に採用
される硫酸カルシウム材料あるいは水(例えば、海水やブラインを含む表面化の
水)内の不純物であり、ブリスタ、ペーパ接着不良、端部燃焼、永久歪に対する
低い抵抗、低い強度及び低い寸法安定性のため、安定し硬化した石膏含有製品を
製造するために本発明以前には使用されなかった。
オンと共に混合液内に導入されたこと以外、実験例2で説明したものと同じ方法
で作成され処理された石膏ボードに関する。垂れ下がり偏向は実験例2と同一の
方法でテストした。
化物イオンまたはその塩類を含む混合液が使用できることを表わす。ボードは各
種の量の塩化物イオンが各種の量の三メタリン酸塩イオンと共に混合液内に導入
されたこと以外、実験例4と同一の方法で作成され処理された。石膏ボードコア
とその表面カバーシートとの間の接着による一体性が実験例8と同一の方法でテ
ストされた。
るボードの高塩化ナトリウム塩類材料(スタッコ内に0.08〜0.16重量%
の塩化ナトリウム)のPFC1000スターチとを用いた処理を示す。表11に
示すように、この処理の結果、塩化ナトリウムなしの基準ボードの場合と比べ、
(実験例4と同一の方法即ちASTMC473−95により測定された)くぎ引
き抜き抵抗が増加し、(実験例8と同一の方法で測定された)接着性能が同様で
ある。更に三メタリン酸塩イオン処理により加湿垂れ下がりが最大0.3%の塩
化ナトリウムの付加で大幅に改良された。
処理されたあろうボードのより高い(表11に示す場合より)塩化ナトリウム塩
類材料(スタッコ内に0.368重量%の塩化ナトリウム)のPFC1000ス
ターチとでの処理を示す。表12に示すように、この処理の結果基準ボードの場
合と比べ、(実験例4と同一の方法で即ちASTMC473−95により測定さ
れた)くぎ引き抜き抵抗が増加し、(実験例8と同一の方法で測定された)接着
性能がより良好になる。
る。一方一般には上述した改良材の一般定義内に入る改良材により、焼き石膏の
処理において良好な結果が得られる(例えば、永久歪に対する抵抗が増加される
)。一般に有用な改良材は夫々2あるいはそれ以上の燐酸ユニットからなる濃縮
燐酸と、それぞれ2あるいはそれ以上のフェスフェートユニットからなる濃縮フ
ェスフェートの塩類あるいはイオンである。
その陽イオン部、即ち分子式(NaPO3)3を有する三メタリン酸塩ナトリウ
ム、6〜27個の反復フェスフェートユニットを有し分子式Nan+2PnO3
n+1(ここに、n=6〜27)を有するヘキサメタ燐酸ナトリウム、分子式K
4P2O7を有するピロリン酸四カリウム、分子式Na3K2P2O10を有す
るトリソディウム・ジポタジアム・トリポリフォスフェート、分子式Na5P3
O10を有する三メタリン酸塩ナトリウム、分子式Na4P2O7を有するテト
ラソディアム・ピロフォスフェート、分子式(Al(PO3)2を有する三メタ
リン酸塩アルミニウム、分子式Na2H2P2O7を有するソディアム・酸・ピ
ロフォスフェート、1000〜3000の反復フェスフェートユニットを有し分
子式(NH4)n+2PnO3n+1(ここに、n=1000〜3000)を有
するアンモニウム・ポリフォスフェート、2あるいはそれ以上の反復燐酸ユニッ
トを有し分子式Hn+2PnO3n+1を有するポリファスフェート酸(ここに
nは2あるいはそれ以上)が挙げられる。
す。
理するために各種改良材が用いられた。ボードは実験例2と同一の方法で作成さ
れ処理された。両方の場合を除き、単に三メタリン酸塩イオンではなく各種の異
なる改良材が使用された。加湿垂れ下がり偏向は実験例2と同一の方法で測定さ
れた。圧縮強さは実験例1と同一の方法で測定した。
めにポリファスフェート酸を使用した。ボードは実験例2と同じ方法で作成し、
処理した。立方体は実験例1と同一の方法で作成し処理した。両方の場合を除き
、単に三メタリン酸塩イオンではなく各種の異なる改良材を使用した。加湿垂れ
下がり偏向は実験例2と同一の方法で測定した。圧縮強さは実験例1と同一の方
法で測定した。
めにアンモニウム・ポリファスフェート(APP)を使用した。ボードは実験例
2と同一の方法で作成し処理した。立方体は実験例1と同一の方法で作成し処理
した。両方の場合を除き、単に三メタリン酸塩イオンではなく各種の異なる改良
材を使用した。加湿垂れ下がり偏向は実験例2と同一の方法で測定した。圧縮強
さは実験例1と同一の方法で測定した。
膏を処理するために使用されるとき、上述の改良材の定義内に含まれるすべての
テスト材料により、基準製品の比べ製品の永久歪に対する抵抗が大幅に大きくな
ることを示している。
処理で好ましい結果をを生じる(例えば、永久歪に対する抵抗が増加し強度が増
加する)。一般に有用な改良材として、それぞれ2あるいはそれ以上の燐酸ユニ
ットからなる燐酸と、それぞれ2あるいはそれ以上のフェスフェートユニットか
らなるフェスフェートの塩類あるいはイオンと、一塩基塩類あるいはオルト燐酸
塩の単価イオンが挙げられる。
される。
化物を処理するために各種の異なる材料が使用された。ボードは実験例2と同じ
方法で作成され、更に実験例9と同じ方法で更に処理された。立方体は実験例1
と同じ方法で作成され、実験例9と同様な方法で更に処理された。両方の場合を
除き、単に三メタリン酸塩イオンではなく各種の異なる改良材が使用された。加
湿垂れ下がり偏向が実験例2と同じ方法で測定された。圧縮強さは実験例1と同
じ方法で測定された。
使用されるとき上述の改良材の定義に入るすべてのテスト材料が使用されると、
結果としての製品は基準製品に比べ永久歪に対する抵抗及び強度が大幅に増加さ
れることを示している。
用でき、例えば、3.5より大きいあるいは等しい値を採用可能であることは当
業者には理解されよう。
〜9.0により好ましくは約6.5〜7.5にされる。
改良材が硬化した石膏の形成の水和速度を遅延させ、石膏含有製品の強度に悪影
響を与えることが更に判明した。この遅延及び強度への悪影響は、好適な量及び
方法で促進剤を混合物に含ませることにより改良あるいは解決されることが判明
した。スラリは上記の実験例1に従って作成し、ヘキサメタ燐酸ナトリウム改良
材として使用した。スラリの一部はASTMC472に従ってテストし硬化した
石膏の98%の水和に達するに必要な時間を決定した。スラリの別の一部は実験
例1に従って立方体を製造するために使用され、圧縮強さをテストした。硬化し
た石膏の形成速度を促進するために有用とされる材料はこの目的に沿って使用で
きる。この目的に好ましい促進剤は実験例1で示した促進剤である。
明した。本発明前はレギュラーな平担石膏ボードの形状は通常、ボードを水で湿
潤してボードを軟弱化し、より柔軟にして次にボードの形状を所望の形状に変え
、ボードの乾燥を待つことにより、変更する。一方ボードを軟弱化してより柔軟
に所望の形状にするに必要な湿潤には多くの時間がかかる、即ち少なくとも1時
間以上を要し、12時間かかることも珍しくなく、先行技術は製造及び設置の点
で多くの欠点を有する。更に先行技術はボードの所望の形状への変更が容易では
なかった。ボードが適切に軟弱化しなければ、ボードを所望の形状に変更するこ
とが困難である。即ちボードを所望の形状に変更するに必要な力が大になり、大
きな力を加えるとボードが破損する。従って石膏ボードの湿潤時間を減少し、石
膏ボードを製造容易性及び所望の形状への変更性を改良する方法及び配合物の提
供が強く望まれる。
の実験例及び要約で説明するような)改良材を含む水性塩化物溶液で散布可能で
ある。軟弱化され、より柔軟にされたボードは先行技術の場合より小さな力で容
易に所望の形状に変更でき、改良材の好ましい効果、特に永久歪に対する抵抗の
ためボードの乾燥後その形状を維持できる。
レギュラーな平担な石膏ボードはボードとして上述したような改良材を含む塩化
物溶液や(塩化ナトリウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、塩化カリウム
、塩化アルミニウム等)のような各種の塩化物溶液の組み合わせを散布し石膏ボ
ードを軟弱化することにより、所望の形状に変更可能であることが判明した。最
大に好ましい結果を得るために、(ユニオン・カーバイド・ケミカル&カンパニ
ー・インコーポレテッドからのターギトルNP−9界面活性剤、シェル・ケミカ
ル・カンパニーからのネオドル105、及びBASFコーポレーションからのロ
コノルDA−6ような)湿潤剤を与えて迅速且つ効果的な軟弱化処理を得ること
ができる。(エイ・イー・スタリー・マニュファクチャリング・カンパニからの
スタポル580またはスタポル630のような)スターチは、ペーパ・コアの最
終接着性を改善し、変質ボードの強度を高めるために使用可能である。湿潤剤の
発泡特性のため発泡が問題となるときは脱泡剤を塩類溶液内に含ませることがで
きよう。
に与えられ、一方他方の側はボードの未処理側の引張り強度を維持して形状変更
中ボードの破損を防止するために未処理にされる。
的ペーパカバーされた石膏ボードにできる。好ましい実施形態では、ボードはの
離散ファイバ(例えば、グラス、ペーパ及び/あるいは合成ファイバ)ような内
部補強材料を有する。
とができる。本発明の好ましい実施形態によれば、5/16インチ、3/8イン
チ及び1/2インチのペーパカバーされた石膏含有ボードの形状は、(溶液の全
重量に対し)0.05重量%の塩化ナトリウム、0.05重量%の三メタリン酸
塩ナトリウム、0.05重量%のTergitol NP−9表面活性剤(湿潤
剤)、及び0025重量%のStapol580(変質コムスターチ)からなる
混合溶液で石膏ボードの片側を処理することにより、変更された。USG SH
EETROCK(登録商標)の各種厚さの壁板である4インチx4インチのペー
パカバーされた石膏ボードシートが上述した好ましい曲げ溶液で、5/16イン
チのボードを約2ポンドの曲げ溶液で、3/8インチボードは約4ポンドの曲げ
溶液で、1/2インチボードは約6ポンドの曲げ溶液で十分に浸漬するような方
法で、散布された。これらのテストは、石膏ボードの片側を処理することにより
行われ、その結果は処理した側が表面であろうと背面であろうと関係なく同じで
あった。その結果を表18に示す。
に変更可能である。図示のように、曲げ溶液塗布とボード曲げとの間に必要な時
間長は先行技術に必要であった数時間ではなく数分であった。
ると得られる曲げの程度が大きくなる)が必要で表11に各ボードの厚さに対し
示される。各場合では、最小半径は先行技術で得られる値より大幅に小さい。通
常ボードは固有に弱い幅方向に更に曲げることができる。
る。 溶液の使用重量レベル:0.05%の塩化物、0.05〜0.3%の湿潤剤、0
.05〜0.5%のスターチ。 更に、脱泡剤(例えば、ヘンケル・コーポレーションからのFoamMaste
r)を必要なら0.01〜0.05重量%の量だけ曲げ溶液内に含ませることが
できる。
、あるいは一度に数回与えて本発明の利点を得るることができる。
及び範囲内で各種に実施可能であることは理解されよう。
である。
Claims (25)
- 【請求項1】 硫酸カルシウム物と、水と、硬化促進剤と、凝縮されたリン
酸、2以上のリン酸単位の各々、凝縮されたリン塩類・イオンおよび2以上のリ
ン化物の各々でなる群から選ばれた1以上の向上材との混合物を形成する工程と
、硬化された石膏材を内部連鎖マトリクスからリン酸カルシウム物へ十分な状態
下で混合物を維持する工程とを備え、硬化石膏を含む製品が、向上材が混合物に
包有されてないとき永久変形に対する抗性が大になるような量、混合される向上
材と混合石膏を含む製品が、向上材が混合物に包有されてないとき強さが大にな
るように混合される向上材とを有し、永久変形の抗性が増大される硬化石膏を含
む製品の製造方法。 - 【請求項2】 混合物内の向上材が硫酸カルシウム物の重量を基礎とし、約
0.004〜約2.00重量%である請求項1の製造方法。 - 【請求項3】 混合物内の向上材が硫酸カルシウム物の重量を基礎とし、約
0.04〜約0.16重量%である請求項1の製造方法。 - 【請求項4】 混合物内の向上材が硫酸カルシウム物の重量を基礎とし、約
0.08重量%である請求項1の製造方法。 - 【請求項5】 向上材はトリメタリン酸ナトリウム、6−27反復リン酸単
位を有するヘクサメタリン酸ナトリウム、ピロリン酸テトラカリウム、トリソジ
ウム・ジポタジウム・トリポリリン酸塩、トリポリリン酸塩ナトリウム、テトラ
ソジウム・ピロリン酸塩、酸性ピロリン酸ナトリウム、1000−3000反復
リン酸塩単位を有するポリリン酸塩アンモニウム、2以上の反復リン酸単位を有
するポリリン酸を含む酸または塩またはそれらの陰イオン部のうちの1以上であ
る請求項1の製造方法。 - 【請求項6】 硬化石膏の結合マトリクスでなると共にカバーシート間に挟
持したコアを備え、耐たるみ性を増加した石膏板のであって、硫酸カルシウム材
と、水と、促進剤と、各々2以上のリン酸単位でなる凝縮リン酸並びに各々2以
上のリン酸塩単位でなる凝縮リン酸塩の塩またはイオンでなる群から選択した一
以上の向上材とでなる混合物を形成する工程と、混合物を硫酸カルシウム材が硬
化石膏の結合マトリクスを形成するに十分な条件下に維持する工程とより向上材
は石膏板が向上材を混合物に含めなかった場合よりも高い耐永久歪性を備える量
で混合物に含められ、促進剤が混合物に促進剤が含まれてない場合より大きい強
度を石膏板が備える石膏板の製造方法。 - 【請求項7】 混合液中の向上材の濃度を硫酸カルシウム材の重量に基づい
て約0.004重量%から約2.0重量%までとした請求項6の石膏板。 - 【請求項8】 混合物中の向上材の濃度を硫酸カルシウム材の重量に基づい
て約0.04m重量%から約0.16重量%までとした請求項6の石膏板。 - 【請求項9】 混合物の向上材の濃度を硫酸カルシウム材の重量に基づいて
約0.08重量%までとした請求項6の石膏板。 - 【請求項10】 向上材がトリメタリン酸塩ナトリウム、6−27反復リン
酸塩単位を有するヘクサメタリン酸塩ナトリウム、ピロリン酸テトラカリウム、
トリソジウム・ジポタジウム・トリポリリン酸塩、トリポリリン酸塩ナトリウム
、テトラソジウム・ピロリン酸塩、酸性ピロリン酸ナトリウム、1000−30
00反復リン酸塩単位を有するポリリン酸塩アンモニウム、2以上の反復リン酸
単位を有するポリリン酸を含む酸または塩またはそれらの陰イオン部のうちの1
以上である請求項6の石膏板。 - 【請求項11】 硫酸カルシウム材が、硫酸カルシウム無水物、硫酸カルシ
ウム半水物、カルシウムイオン、リン酸塩イオンのうちの1つまたはそれ以上で
なる請求項6の石膏板。 - 【請求項12】 硫酸カルシウム材が硫酸カルシウム半水物である請求項6
の石膏板。 - 【請求項13】 向上材が、トリメタリン酸塩ナトリウム、6−27反復リ
ン酸塩単位を有するヘクサメタリン酸塩ナトリウム、1000−3000反復リ
ン酸塩単位を有するポリリン酸塩アンモニウムを含む塩またはその陰イオン部の
うちの1つまたはそれ以上でなる請求項12の石膏板。 - 【請求項14】 混合物が更に、少なくとも0.015重量%(混合物中の
硫酸カルシウム材の重量に基づく)の塩化物イオンまたはその塩を含む請求項6
の石膏板。 - 【請求項15】 混合物が0.02重量%から1.5重量%まで(混合物中
の硫酸カルシウム材の重量に基づく)の塩化物イオンまたはその塩でなる請求項
6の石膏板。 - 【請求項16】 混合物が更に前ゼラチン化澱粉を含む請求項14の石膏板
。 - 【請求項17】 混合物が更に前ゼラチン化澱粉を含む請求項6の石膏板。
- 【請求項18】 混合物中の前ゼラチン化澱粉の濃度を、硫酸カルシウム材
の重量に基づいて、約0.08重量%から約0.5重量%までとした請求項17
の石膏板。 - 【請求項19】 混合物中の前ゼラチン化澱粉の濃度を、硫酸カルシウム材
の重量に基づいて、約0.16重量%から約0.4重量%までとした請求項17
の石膏板。 - 【請求項20】 混合物中の前ゼラチン化澱粉の濃度を、硫酸カルシウム材
の重量に基づいて、約0.3重量%とした請求項17の石膏板。 - 【請求項21】 コアが均一に分散した空隙を有し、混合物は更に水性発泡
材を含む請求項6の石膏板。 - 【請求項22】 水性発泡材が下式を有する発泡剤または発泡剤の混合で形
成され、 Xは2から20までの数、Yは0から10までの数であって発泡剤またはその混
合が少なくとも50重量%において0であり、Mは陽イオンである請求項28の
石膏板。 - 【請求項23】 Yが、発泡剤またはその混合が88重量%から99重量%
までにおいて0である請求項22の石膏板。 - 【請求項24】 混合物が更に前ゼラチン化澱粉と水性発泡材を含む請求項
6の石膏板。 - 【請求項25】 水と、少なくとも1種の塩化物塩と、湿潤剤と、1種以上
の向上材であって各々1以上のリン酸単位でなるリン酸並びに各々2以上のリン
酸塩単位でなり凝縮リン酸塩並びにオルトリン酸塩の一塩基塩または一価のイオ
ンでなる群から選ばれたものとにより均一な水溶液を用意し、均一な水溶液を石
膏板を弱めてその形状を変更し得るに十分な量で石膏板に塗布し、石膏板を所望
の形状に変更し、付形石膏板を製造するため石膏板を乾燥させる各工程でなり、
塩化物塩、向上材、並びに湿潤剤は、付形石膏板の変更形状が短時間で得られる
と共に、塩化物塩と向上材と湿潤剤が石膏板に塗布されなかった場合よりも高い
耐永久歪性を付形石膏板が備え得る量で石膏板に塗布される、石膏板の製造方法
。
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