JP2003521299A - 血管切開器および血管切開方法 - Google Patents

血管切開器および血管切開方法

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JP2003521299A JP2001555568A JP2001555568A JP2003521299A JP 2003521299 A JP2003521299 A JP 2003521299A JP 2001555568 A JP2001555568 A JP 2001555568A JP 2001555568 A JP2001555568 A JP 2001555568A JP 2003521299 A JP2003521299 A JP 2003521299A
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ギャノー・ジェームズ・アール
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Abstract

(57)【要約】 改良された管切歯(14)及び使用者が身体の管腔に切開部を安全に作るための方法。本発明は、上行大動脈の後壁のような身体構成を作ることが可能な装置を提供する。切歯(14)は、アクチュエータ(42)によって動作するブレード(40)のような外科用具要素を含む。アクチュエータ(42)が押されると、ブレード(40)は保護された引き位置から露出した展開位置へ移動する。露出したブレード(40)は、切開部形成のために、上行大動脈の前方壁に押し付けられる。さらにアクチュエータ(42)が押されると、ブレード(40)は自動的に引き位置に移動して、ブレード(40)が大動脈の後壁を切開するのを防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、患者の血管の壁に切開を安全に形成する装置および方法に関する
。このような装置および方法は、米国特許第5,584,803号および同第5
,682,906号に記載された手法(procedure)のような患者の脈管系およ
び心臓にさまざまな手法を施すのに有効であり、上記米国特許には、各々、大動
脈冠動脈バイパス移植術(cornary arty bypass grafting:CABG)および弁
手術(valve procedure)が記載されている。
【0002】
【発明の背景】
上行大動脈を閉塞して酸化された(oxygenated)血液の循環を保つ前に、上行
大動脈に切開が形成されて患者へ血液を戻すためにカニューラ(cannula)が挿
入されなければならない。しかし、従来の方法は、重大となりえる欠点の影響を
被るものである。従来の外科手術は、大動脈にカニューラを挿入する前に、外科
用メスまたは手術刀を用いて上行大動脈の正面の壁に切開を形成する。そのよう
な外科用メスは周囲の体の組織を傷つける可能性がある。更に、非開胸(closed
chest)手術では、外科医が外科用メスおよびカニューラを別々に操作すること
は困難であり時間を費やす。
【0003】 したがって、完全な胸骨切開術を行わずに、小さな切開を通して上行大動脈の
正面の壁に切開を迅速かつ容易に形成することのできる切開方法および切開装置
が必要とされている。
【0004】
【発明の概要】
この発明は、利用者が安全に切開を形成して体の管腔内にカニューラを挿入で
きるようにする改良された血管切開器およびカニューラ組立体を提供する。より
特定して述べると、この発明は、迅速かつ通常の1つの過程からなる手順で上行
大動脈の壁に切開を形成してカニューラを挿入できる装置を提供する。この発明
は、カニューラおよびカニューラ内に配置できる切開器を含む。切開器は、引き
金またはプランジャーなどのアクチュエータによって駆動されるブレードを有す
る。アクチュエータが押されると、ブレードが保護された後退位置から露出され
た展開位置に移動する。露出されたブレードは、上行大動脈の正面の壁内に押し
出されて切開が形成される。プランジャー(アクチュエータ)が更に押されると
、ブレードは自動的に後退位置に移動して上行大動脈の背面の壁などのその他の
体の組織にブレードが接触することが防止されている。切開器が切開を通して押
し出されると、カニューラも同時に1つの過程からなる手順で切開を通して挿入
される。
【0005】 第1の側面では、この発明は血管の切開を形成するための切開器を提供する。
ある実施の形態では、切開器は本体に対して移動可能なロッドを有する。ブレー
ドなどの外科用器具がロッドの遠位の端部に配置されている。少なくとも一つの
指部を有するプランジャーは、ロッドの近位の端部に係合する。プランジャーが
押されていない位置から押された位置に移動すると、ロッドおよび外科用器具は
後退位置から展開位置へ前進する。指部が傾斜部(ramp)に係合して指部がロッ
ドの近位の端部からはずれ、外科用器具が後退位置に戻る。特定の構成では、切
開器は、プランジャーを押されていない位置に向けて付勢する戻しばねを有する
。プランジャーが付勢されて押されていない位置に戻されると、プランジャーの
指部は押し出しロッドの近位の表面を通過して、曲げられたプランジャーの指部
に保持さけれた柔軟なばねの力が指部を初期位置に向けて半径方向内向きに付勢
して、指部が押し出しロッドの近位の端部と係合する(係合直前の状態となる)
。この位置では、プランジャーおよび押し出しロッドはブレードを繰り返し動作
させるために配置されている。
【0006】 他の実施の形態では、切開器はハウジングおよび移動可能な押し出しロッドを
含む。押し出しロッドは後退位置に向けて付勢されている。引き金ピンが傾斜部
に沿って動くと、押し出しロッドおよび外科用器具が後退位置から展開位置に向
けて移動する。引き金ピンが傾斜部の最上部に達すると、引き金ピンが押し出し
ロッドからはずれて、外科用器具および押し出しピンが後退位置に戻るようにな
る。ある実施の形態では、引き金ピンは、引き金またはプランジャーなどのアク
チュエータと結合されている。アクチュエータは遠位の向きに駆動されて、引き
金ピンを傾斜部に沿って遠位の向きに移動する。ある実施の形態では、アクチュ
エータは初期位置に向かって付勢されていて、外科用器具が展開されてから後退
位置に戻った後に、アクチュエータが初期位置に戻るように付勢されて装置が繰
り返し駆動できるようになっている。他の特定の構成では、アクチュエータは、
押し出しロッドの長手方向の軸と平行な長手方向の動作軸に沿って動く。更に他
の特定の構成では、アクチュエータは2個の回動するハンドルからなる。ハンド
ルは、初期の外向きに離れた位置と、本体にハンドルが隣接している閉じた位置
との間を移動する。利用者はハンドルをしぼって閉じた位置にして、外科用器具
を展開位置に移動させる。ほとんどの構成では、ハンドルは初期の離れた位置に
向けて付勢されていて、ハンドルが離されるとハンドルが初期の離れた位置に戻
り切開器が繰り返して動作できるようになっている。
【0007】 更に他の実施の形態では、切開器は長寸のロッドを有し、ロッドの遠位の端部
には外科用器具が配置されている。ロッドのばねが、ロッドおよび外科用器具を
後退位置に向けて付勢している。ハンマーが典型的には押し出しロッドと平行な
軸に沿って体に配置される。アクチュエータの動作により、角度をなしたカム面
がハンマーに係合して、ハンマーがハンマーのばねを圧縮するようにハンマーを
動かす。引き金およびカム面がハンマーを通過すると、カム面がハンマーからは
ずれて、ハンマーのばねが伸びることができるようになってばねがハンマーをロ
ッドに対して遠位に向けて押し出して、外科用器具を展開位置に移動させる。ロ
ッドおよび外科用器具は、ロッドのばねによって後退位置に向けて付勢されてい
るので、外科用器具は直ちに後退位置に引き戻される。
【0008】 他の側面では、この発明は、患者の組織の構造に切開を形成する方法を提供す
る。ある実施の形態では、プランジャーが装置の長手方向の軸に実質的に沿って
押されると、外科用器具が後退位置から展開位置に移動される。外科用器具は、
プランジャーの更なる動きとは無関係に、展開位置から後退位置に移動する。ほ
とんどの実施の形態では、プランジャーは、押されていない位置に戻されるよう
に付勢されていて、プランジャーが繰り返して駆動されるようになっている。
【0009】 更に他の方法では、この発明は、血管にカニューラを挿入する方法を提供する
。この方法は、血管の近くに装置の先端を配置する過程を有する。アクチュエー
タが駆動されて、外科用器具を後退位置から展開位置に移動する。外科用器具は
、同時にカニューラを血管内に挿入させながら、展開位置から後退位置に自動的
に移動される。ほとんどの実施の形態では、プランジャーは押されていない位置
に自動的に戻されて、プランジャーが繰り返して駆動されるようになっている。
【0010】 更に他の方法では、この発明は、切開を形成する方法を提供する。この方法は
、血管壁の近くに装置の遠位の先端を配置する過程を有する。アクチュエータが
駆動されて、ばねを圧縮する。ばねは伸ばされて、外科用器具が展開されて、血
管に切開が形成される。その後、外科用器具は自動的に後退させられる。
【0011】 更に他の方法では、この発明は、大動脈を閉塞する方法を提供する。外科用器
具が展開されて、大動脈に開口が形成される。外科用器具は自動的に後退させら
れ、カニューラが開口を通して大動脈内に挿入される。外科用器具はカニューラ
から引き抜かれて、大動脈閉塞器具が大動脈の少なくとも一部に配置される。あ
る方法では、大動脈閉塞器具は、拡張して大動脈を閉塞する収縮可能なバルーン
を含む。
【0012】 更に他の側面では、この発明は、血管壁に切開を形成するための組立体を提供
する。この組立体は、内腔を備えたカニューラを含む。自動的に後退する外科用
器具を備えた切開器は、カニューラの内腔内に取り外し可能に受容される。カニ
ューラは、本体と、外科用器具に対する押し出しロッドとを有する。アクチュエ
ータが押し出しロッドに連結されていて、外科用器具を後退位置と展開位置との
間で移動させる。固定された解除機構が本体内に配置されていて、押し出しロッ
ドをアクチュエータから引き離して、押し出しロッドおよび外科用器具が展開位
置から後退位置に付勢されるようになっている。
【0013】 他の実施の形態では、組立体は、カニューラと、外科用器具を後退させるため
のハンマー形式の組立体を備えた切開器とを含む。ハンマーおよびハンマーのば
ねが、本体内に外科用器具に隣接して配置されている。典型的にはアクチュエー
タに連結されたカム面が移動して、ハンマーおよびハンマーのばねを圧縮する。
カム面がハンマーを越えて移動すると、ハンマーのばねが伸びて、ハンマーが押
し出しロッドに対して遠位の向きに押し出される。ハンマーからの推進力が外科
用器具を後退位置から展開位置に移動させる。ほとんどの組立体では、外科用器
具(および押し出しロッド)は、後退位置に向けて付勢されていて、外科用器具
が直ちに後退位置に付勢されて戻されるようになっている。
【0014】 他の実施の形態では、この発明は、上行大動脈を治療するための組立体を提供
する。この組立体は、内腔を備えたカニューラと、自動的に後退する外科用器具
を備えた切開器とを含む。切開器はカテーテルの内腔内に取り外し可能に配置さ
れ、外科用器具は上行大動脈に切開を形成するようにカニューラの遠位の端部の
近くに配置されている。大動脈閉塞器具が、切開器がカニューラから取り除かれ
た後に、カニューラの内腔を通して上行大動脈の切開内に挿入される。
【0015】 この発明の他の側面、特徴および利点は、以下の詳細な記述および添付の図面
を熟慮することにより、明らかになる。
【0016】 本発明に係る装置および方法は、一般的に身体管腔の対象領域内(通常は上行
動脈またはその他の冠動脈)に切開を形成するために用いられる。
【0017】 好ましい実施の形態では、本発明によるシステムは身体内に挿入しやすいよう
に細長い本体を持った切開器、カニューレ、大動脈咬合装置から成る。カテーテ
ル本体の寸法およびその他の物理的特徴は実行される手順によって大幅に異なる
。一例として、切開器、カニューレ、大動脈咬合装置本体は患者の体腔の外側か
ら大動脈または心臓の対象領域に挿入しやすいよう柔軟に形成される。他の実施
の形態では、装置の一部または全部が部分的または全面的に高硬度となるように
形成される。
【0018】 典型的には、カニューレ本体は従来の押し出し法によって製造される生体適合
有機高分子によって形成される。高分子として適当なものについては、本願と出
願人を同一にし本明細書に参考文献として含まれる米国特許第5,863,36
6号に記載されている。カニューレハウジングの少なくとも一部を編み込み、螺
旋状のワイヤ、軸方向に設けた繊維などによって強化し、回転強度、縦強度、強
靭性、耐押し込み性等を増加してもよい。しかしながら、一部の実施の形態では
、ルーメンの少なくとも一部は強化されず、クランプをルーメンの上に置いてル
ーメンに沿った体液(すなわち血液)の流れを妨げることを可能とする。カニュ
ーレの第1のアームは、色付きマーク、線、成形部など目印になる特徴を持つ場
合が多く、これによって切開器とカニューレおよび大動脈との位置合わせがより
適切に行える。ほとんどの実施の形態では、カニューレおよび切開器を合わせて
も重さは非常に小さく、片手でも装置を容易に操作・位置決めできる。
【0019】 手術刃などの外科器具は切開器の遠位端に置かれる。手術刃は通常少なくとも
2つの外に面した刃先を持っており、通常ステンレススチールなどの金属で形成
されるが、硬質プラスチック、ゼラミック、あるいは複数の物質の混合物を研い
だり所望の刃先となるように形成して製造してもよい。本願の実施の形態では、
手術刃がカニューレの内径とほぼ等しい幅を持つものとしている。例えば上行大
動脈を切開する際、刃は約4mm乃至6mmの幅を持つのが典型的である。刃が
大きければきれいな切開を形成するとともに大動脈壁の裂け目を最小限に抑える
ことができる。ほとんどの実施の形態では、刃は切開器の遠位端からさらに約2
mm乃至6mm延びている。刃先を例えばクロームめっきなどによって硬化して
もよい。
【0020】 切開器は、外科器具の展開および収縮を駆動するためにアクチュエータ、プラ
ンジャ、トリガーなどを用いる。一部の実施の形態では、カニューレおよび切開
器の軸方向と平行な軸に沿ってトリガーを移動させる。ユーザは、トリガーを働
かせる方向が刃先の展開およびカニューレの挿入と同じ方向である場合の方が切
開具の展開および収縮をより適切に制御できる。しかしながら本発明はそのよう
な構成に限られるものではなく、それ以外の実施の形態では別のトリガー構成を
用いることもできる。
【0021】 以下の記述は上行動脈に切開を設けることを前提としているが、本発明の概念
は他の様々な器官、管、生体組織に切開や貫通孔を設けるために用いることがで
きる。
【0022】 図1を参照すると、本発明の装置10はカニューレ12と切開器14とから構
成される。図1と図2に示したように、カニューレ12は通常患者の心臓が停止
したときに酸素を含んだ血液を患者に戻すのに使用される。カニューレ12は近
端18と遠端20を有するルーメン16を備えている。ルーメン16は強化部2
1を有している。強化部21は、ここに参照として援用する米国特許番号第58
63366号に記載されているように形成するのが好ましい。第1のアーム24
と第2のアーム26とを有するYアームコネクタ22は細長いルーメン16の末
端に固定せずに接続されている。第1のアーム24には切開器14のシャフトが
挿入される開口が設けられている。第2のアーム26は止血バルブ27を有して
いる。止血バルブ27は周知のどのような種類のものでもよいが、Thony-Borst
バルブが好ましい。図3を参照すると、カニューレの末端20は鋭くなっており
、末端部の開口28と酸素を含んだ血液を患者の血管に戻す両側の孔30が設け
られている。なお、蛍光透視法を用いて視覚化するため末端に放射線不通過マー
カー32を設けてもよい。図4と図5に明確に示すように、カニューレ12の末
端20にリング34が装着されている。リング34は、カニューレ12が血管の
近くに置かれたときに、血管へのカニューレ12の挿入深さを制限し、カニュー
レ12を安定に保持し、カニューレ12の周囲を止血するためスロット36内で
縫合を行う。
【0023】 本発明の装置の好適な実施例において、大動脈を結塞するための大動脈結塞器
具を有している。図6を参照すると、大動脈結塞器具13の一実施例が示されて
いる。大動脈結塞器具13は患者の上行大動脈を結塞させる結塞部材15を備え
ている。閉結部材は風船が好ましいが、機械的に動作させる部材でもかまわない
。大動脈結塞器具13は結部材15を膨張させる膨張ルーメン17、上行大動脈
内の血圧を測定する圧力ルーメン19、心臓麻痺を起こす血流を供給及び/又は
上行大動脈を循環させるルーメン21とを有している。大動脈結塞器具13は押
し出し成形のように製造できるが、ここに参照として全体を援用した、1997
年1月13日に出願された米国特許第08/782,113号に記載されている
ように製造し、使用するのが好ましい。
【0024】 大度脈結塞器具13はバイアスがかかっていない位置において実質的に真っ直
ぐであるのが好ましいが、大動脈結塞装置は端部が曲線状であってもよい。例え
ば、大動脈結塞装置は湾曲した、あるいはL字形の端部であってもよい。これに
より手術方法に応じて上行大動脈内の結塞部材の配置を容易にする。大動脈結塞
器具は縺れることなく必要により曲げることができるように柔らかであることが
好ましい。大動脈結塞装置についてのより詳しい議論は、ここに参照として全体
を援用した、1999年1月21日に出願された米国特許第09/235,04
3号に見出すことができる。使用中、大動脈結塞器具13はカニューレ12を通
して患者の体内に挿入することができる。カニューレは大動脈結塞器具13を止
血バルブ27(図10参照)を通して送り込んだ状態で患者の上行大動脈に挿入
される。
【0025】 図7及び図8を参照すると、カニューレ12と大動脈結塞器具13を血管内に
挿入できるように切開するため切開器14がカニューレ12に装着されている。
切開器はカニューレ12の第1のアーム24に装着される接続ハブ38を有し、
切開器14とカニューレ12との間を密閉する。切開器14は血管の壁を切開す
る切開要素40を有している。切開要素40は引っ込めた位置(図7参照)と押
し出した位置(図7参照)との間で切開要素40を移動させるプランジャ42に
結合されている押し込みロッド(図示せず)に装着されている。切開要素40は
引っ込めた位置にしておき、ユーザによりプランジャ42が押されたときのみ押
し出すのが好ましい。
【0026】 一般に、縫合39はカニューレと切開器を進める前に上行大動脈に縫い付ける
のことができる。縫合によりカニューレの周囲の止血をすることができる(大動
脈の中に挿入された後)。カニューレと切開器は大動脈壁の近くに移動される。
実施例によっては、切開器の先端56は凹凸のある表面、突起等の牽引機能を有
しており、これは先端を縫合内に保持するのを助ける(図11参照)。切開器に
わずかな圧力が加えられると、切開要素を大動脈の壁に進めたとき、先端が縫合
の中央に留まるように大動脈にくぼみまたはへこみをつける。切開された後に、
カニューレと切開器が切開口を通して大動脈内に挿入される。切開要素はトリガ
が進められたとき引っ込められ、縫合がカニューレの周囲に引っ張られる。カニ
ューレ先端の放射線を通過しないマーカは蛍光透視法により見ることができ、カ
ニューレは鋭い先端が大動脈バルブ方向に向くまで操作される(図9参照)。次
いで、大動脈結塞器具は止血バルブを通して挿入され、結塞部材が上行大動脈内
に挿入されるまで進められる。酸素を含んだ血液の供給、上行大動脈の結塞、及
び心臓発作を起こす血流の供給は、ここに参照として全体を援用した、米国特許
第5,584,803号に記載されているように実行される。
【0027】 図10に示すように、結塞器具のルーメン21は心臓発作を起こす血流源43
に、膨張ルーメン15は膨張を起こす血流源47に、圧力ルーメン11が上行大
動脈の圧力を測定する圧力モニタ51に結合されている。ルーメンは上行大動脈
を循環させる真空源53にも接続されている。
【0028】 カニューレの第1のアーム24は、カニューレ12と大動脈結塞器具の間に環
状領域を通して血液を供給した状態で、カニューレのルーメンを通して血液を供
給できるように酸素を含んだ血液源55に結合されている。
【0029】 図11及び図12は本発明の切開器の一実施例を示す図である。 切開器14は近端50と遠端52とを有する押し込みロッド48を備えている
。押し込みロッドは近端と遠端との間で押し込み力を伝達できるほどに硬いが、
湾曲したカニューレを通して進められるほど柔らかであるのが好ましい。刃や切
開要素などの手術器具40は押しこみロッド48の遠端に装着されているが、押
し込みロッドの近端は表面または少なくとも1つのプランジャのフィンガーによ
り結合することができる細長い押し込みキャップに装着できる(以下に詳述する
)。先細りすなわち鋭い先端を有する細長いハウジング54は押し込みロッドと
切開要素を取り囲んでいる。鋭い先端56に開口すなわちスロットを設けること
により、手術器具を引っ込めた位置から押し出した位置に移動させることができ
る。押し込みロッドの先端が挿入される開口を有する本体58は細長いハウジン
グ54の近端に装着されている。本体58内に設けられた収縮バネ60は押し込
みロッド50の近端に結合され押し込みロッドにバイアスをかけ、手術器具を引
っ込めた位置に保持する。プランジャやトリガなどの移動可能なアクチュエータ
42は押し込みロッドの近端に緩く結合されている。以下に詳述するように、ス
ロープとカム表面70は本体58の遠端内に配置され、プランジャ42が完全に
押された位置に移動したとき、フィンガー64を押し込みロッドから外す。なお
、プランジャ42が回転するのを防ぐためプランジャ42をネジ68で固定して
もよい。さらに、このネジ68は切開要素がどれだけ引き出されているか示す指
標としても役に立つ。
【0030】 図11に示したように、構成によっては、本体は本体58から放射状に延びる
フィンガのグリップ72と本体58の開口を通し近接して延びるプランジャ42
を有している。切開器は皮下注射のようにユーザの手で握られ、親指または手の
ひらで動作させる。このような構成をとることにより、ユーザは切開器を制御し
ながら片手だけで操作することができる。
【0031】 図12に示すように、プランジャはプランジャ戻りバネ66により押されてい
ない位置に、刃40はロッド収縮バネ60により先端内の引っ込み位置に保持さ
れる。押されていない最初の位置において、プランジャのフィンガ64は押し込
みロッド50の近端に接触または接触しない。図13に示すように、プランジャ
は結合表面62で押すことにより進め、戻りバネ66と収縮バネ60の抵抗を取
り除く。プランジャのフィンガ64の突起63は接触し、押し込みロッドの近接
面上で押し始める。プランジャ42が進むにつれ、押し込みロッド48と手術器
具40はプランジャとともに進められる。多くの実施例において、押し込みロッ
ド48とメス40はプランジャ42に対して1:1の割合で進められるが、他の
実施例では、この割合が変更可能である。プランジャがその経路の端に近づくに
つれ、プランジャのフィンガ64の表面はスロープ70に結合する。スロープを
フィンガが進むにつれ、フィンガ64は押し込みロッドの近端から離れた放射状
の方向に移動させられる。押し込みロッド48が完全に引き出された位置まで進
められたとき、スロープはプランジャのフィンガ64を押し込みロッドの近端か
ら引き離す(図14参照)。収縮バネ60は押し込みロッド48(及び手術器具
40)を元の引っ込んだ位置に戻す。多くの実施例では、押し込みロッドを離す
と音がし、ユーザは手術器具が引っ込められたことが分かる。
【0032】 プランジャが引き離されると、戻りバネ66はプランジャ42にバイアスをか
け元の押されていない位置に戻す(図11参照)。プランジャのフィンガ64が
押し込みロッド48の近接面を通過すると、曲がったプランジャのフィンガに蓄
積していた反跳力がフィンガに放射状にバイアスをかけ元の位置に戻し、押し込
みロッドの近端50と結合(ほぼ結合)させる。この位置において、プランジャ
と押し込みロッドはさらなる繰り返し動作が可能な位置にある。なお、思わぬ繰
り返し動作を避けるため、固定機構を設けて1回の動作が終了した後にプランジ
ャを固定するようにしてもよい。
【0033】 図15及び図16は、自動的に手術用具を収納する切開器14Aの他の実施形
態を示している図である。切開器14Aは基部端76及び末端78を有するプッ
シュロッド74を備えている。
【0034】 切開具80はプッシュロッドの末端に当接され、戻し板(return plate)82は
プッシュロッドの末端に接続される。戻し板(return plate)82はボディ(Body
)87に対して基部方向、及び末端方向に可動である。戻し板82の穴(aperture
)84はトリガピン(trigger pin)86を解除自在に受けるような大きさに構成さ
れている。たいていの場合、トリガピン86は圧縮バネ90で戻し板82の穴8
4中に付勢される構造となってり、また、たいていの実施形態においては、取っ
手(handle)88がボディ87に対して旋回自在に接続されており、トリガピン
を介して戻し板82に連接(link)されている。斜面またはカム表面92は戻し
板82に近接してボディ上に配置され、それにより取っ手88とトリガピン86
を動かすことによって戻し板、プッシュロッド、及び手術用具が収納位置(retra
cted position)から配備位置(deployed position)へと動かされる。
【0035】 使用に際しては、使用者は取っ手(またはアクチュエータ)88を動作させて
戻し板82、プッシュロッド74及び切開具80を末端方向に動かし、それによ
りトリガピン86を斜面92上に移動させる。トリガピン86が斜面92上に移
動すると、トリガピン86は戻し板82の穴84から出始める。トリガピン86
が斜面の頂点に到達すると、トリガピンは穴の外へ押しやられ、戻し板82から
切り離される。そのとき戻しバネ(return spring)94は戻し板82、プッシ
ュロッド74及び手術用具80を収納位置へと付勢させる。使用者が取っ手88
を解除すると、トリガ戻しバネ96またはそれに類似の物がアクチュエータとト
リガピンをその初期位置方向へ戻すように動かす。トリガピン86が戻し板82
方向へ押されるので、トリガピンは穴84へと戻され、駆動準備間完了の状態と
なる。
【0036】 ある構成においては、アクチェータは、外側へ離れる位置である延長位置とボ
ディに近接する閉鎖位置の間で可動である、旋回可能な2つの取っ手88A,8
8Bを備えている。取っ手バネ96はこれらの取っ手を延長位置方向へ不勢して
おり、各動作の後それらを自動的に延長位置に戻す。これら取っ手を一緒に掴む
ことにより、上記したように、戻し板82が末端方向へ進み、トリガピン86は
斜面上に移動する。
【0037】 図17A乃至図17Dに示されているように、切開器14Bの他の実施形態で
は、トリガは、ブレードロッド(blade rod)の長手方向軸にほぼ平行な軸に沿っ
て動く、直線的に駆動されるサムトリガ(thumb trigger)88Cを備えている。
トリガを末端方向へ駆動することにより手術用具は末端方向に動く。トリガの末
端方向への動きは、ブレードの末端方向への動き及び切り込みを通るカンヌラ(
cannula)の末端方向への動きと合致するので、トリガの末端方向への動きはよ
り自然なものであるということがわかっている。
【0038】 図17A及び図17Bに示されているように、切開器14Bは基部端76及び
末端78を有するプッシュロッド74を備えている。手術用具80はプッシュロ
ッドの末端に当接され、戻し板82はプッシュロッドの末端に接続される。戻し
板82はボディ(Body)87に対して基部方向、及び末端方向に可動である。戻
し板82の穴84はトリガピン(trigger pin)86を解除自在に受けるような大
きさに構成されている。たいていの場合、トリガピン86は圧縮バネ90で戻し
板82の穴84内へと付勢される構造となっている。サムスイッチ(thumb switc
h)88Cは、摺動可能にボディ87に当接され、ピン86を介して戻し板82に
接続される。
【0039】 図17Cに示すように、斜面またはカム表面92は戻し板82に近接してボデ
ィ上に配置され、それによりサムスイッチ88Cとトリガピン86を駆動するこ
とにより、戻し板、プッシュロッド、及び手術用具が収納位置から配備位置へと
移動させられる。ピン86は最終端付近に近づくと、斜面がピンと嵌合し、該ピ
ン86は穴84から出始める(図17C)。ピン86が斜面の頂点に到達すると
、ピンは押されて完全に穴から出される。ピン86は戻し板82から切り離され
、戻しバネ94が戻し板82、プッシュロッド74、及び手術用具80を収納位
置に戻す。使用者がサムスイッチ88Cを解放すると、トリガ戻しバネ96また
はそれに類似の物がサムスイッチ88Cとピンをその初期位置方向へ戻すように
動かす。トリガピン86が戻しばね82方向へ不勢されているので、ピンは穴8
4へと戻され、切開器はその繰り返し駆動準備間完了の状態となる。
【0040】 図18乃至図20には、さらに他の切開具14Cが示されている。ここで示さ
れている切開器は手術用具の進行、退行を即座に行う機構を有している。切開器
14Cは、プッシュロッド100に接続された末端手術用具98を備えている。
上記に類似して、末端手術用具98とプッシュロッド100は長細ハウジング1
04内の収納位置でプッシュロッドバネ102により不勢されている。突起10
8を有するハンマ106は、プッシュロッドと接続されてはいないが、プッシュ
ロッドとほぼ同じ軸に沿ってハウジング104内を可動である。ハンマ圧縮バネ
110はハウジング104内でハンマの基部に配置され、ハンマを駆動する機構
を提供している。カムまたは斜面114を有するトリガ112は、ハンマ106
に対して直交方向に可動であり、トリガバネ116により外側方向に不勢されて
いる(図18)。カムの角度つき面115は突起108に嵌合し、ハンマ106
を圧縮バネ110に逆らって基部端に押し付ける。トリガ112がさらに進むと
、カム114が突起108を過ぎて進み、ハンマバネ110が延長してハンマ1
06を末端方向に動かし、プッシュロッド100の基部端を打つように動作する
。ハンマ106からの衝撃により、プッシュロッド100と手術用具98(たと
えばブレード)は即座にその収納位置から配備位置へと移動させられる(図20
)。プッシュロッド100と手術用具98は収納位置にバネ留めされているので
、即座に配備位置から収納位置へと押し戻される。バネ102と110の硬度は
、ハンマ106の力がバネ102の抵抗力に打ち勝ってロッド100を末端方向
へ駆動するのに十分であるように設定される。
【0041】 ここで、カンヌラ、切開器及び大動脈閉塞装置の使用について図21A乃至図
21Dを参照して説明する。下の説明は、ここで描写されている切開器14,1
4A,14B,14Cのすべてに適用し得るものである。図9に戻って、カンヌ
ラの導入の前に、肋骨レトラクタ115または他の装置によりたとえば第4肋間
などに開港をあけておいてもよい。肋間を通る開口は弁の補修や代替、または冠
状動脈バイパス移植などの手術を行うための開口として使用してもよい。この開
口はまた、昇り大動脈(ascending aorta)を制御するためや、大動脈内の傷口の
縫合糸(purse string sutures)を配置するためなどの昇り大動脈への直接のアク
セスを提供する。ここで外科医は2つの傷口の縫合糸39を手術位置付近に配置
する。これら傷口の縫合糸の端部は縫合糸を引っ張るのに使用される止血帯管を
通過する。傷口の縫合糸はそこでリング34内の隙間(slots)34を通される。
【0042】 切開は、套管針(trocar)が配置される第1肋間部または第2肋間部においても
形成される。カンヌラ121と切開具群120は套管針を通って挿入され、切開
具119をカンヌラ121のルーメン(lumen)118内に置いた状態で大動脈
の表面にまで進められる。図21Aに示されているように、カンヌラ/切開具群
はそこから進み、今や縫合糸により囲まれている手術位置で大動脈と接触する。
末端片(distal tip)122の吸引部(traction features)123で大動脈を軽く
圧迫して窪みやぎざぎざを作り、それにより縫合糸内で手術用具を真ん中に置く
ようにすることもできる。使用者はそこでプランジャを圧迫し、それによりプッ
シュロッド126と切開具124を動かして配備位置へと移動させる(図21B
)。 図21C及び図21Dに示すように、切開具は管状器官の壁に切り口をつ
くり、切開具とカンヌラ突端は、リングが管状器官の組織体(adventitial)表面
に接触するまで壁を通って押される。そしてさらにトリガを押すと、切開具は自
動的に解除されて収納位置に戻される。一度カンヌラ突端が血管内に挿入される
と、切開具は取り外し可能となり、大動脈閉塞装置は第1斜面(am)、及び下方
のカンヌラまで止血弁を通って挿入可能となる(can be inserted through the h
emostasis valve in the first am and down)(図10)。
【0043】 上記したシステム及び方法は理解しやすいように昇り大動脈に関して説明した
が、本願のシステム及び方法は大動脈の他の部位や心臓、及び身体の他の管や器
官などにも適当できる。また、当業者にとっては変更などは自明であるので、発
明の範囲は次に挙げるクレーム群にのみ限定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 カニューレ内の切開器を示す斜視図である。
【図2】 カニューレを示す図である。
【図3】 図2のカニューレの遠位端を示す拡大図である。
【図4】 リングの平面図である。
【図5】 図4のリングの側面図である。
【図6】 大動脈咬合装置を示す図である。
【図7】 カニューレ内に配置された切開器および収縮位置にある切開具を示す図である
【図8】 カニューレ内に配置された切開器および展開位置にある切開具を示す図である
【図9】 上行動脈へのカニューレ挿入を示す図である。
【図10】 大動脈咬合装置および上行動脈の切開を通るカニューレを示す図である。
【図11】 切開器の実施例を示す図である。
【図12】 プランジャが押し下げ前の位置にあり切開具が収縮位置にある状態において図
11の切開器の構造を示す断面図である。
【図13】 プランジャが部分的に押し下げられた位置にあり切開具が展開位置にある状態
において図11の切開器の構造を示す断面図である。
【図14】 プランジャが完全に押し下げられた位置にあり切開具が収縮位置にある状態に
おいて図11の切開器の構造を示す断面図である。
【図15】 ハンドルが伸張位置にあり切開具が収縮位置にある状態において別の実施の形
態による切開器を示す断面図である。
【図16】 ハンドルが閉位置にあり切開具が展開位置にある状態において図15の切開器
を示す断面図である。
【図17A】 切開器のさらに別の実施の形態を示す図である。
【図17B】 サムスイッチが近位端にあり外科器具が収縮位置にある状態において図17B
の実施の形態を示す図である。
【図17C】 サムスイッチが遠位方向に移動し外科器具が展開位置にある状態を示す図であ
る。
【図17D】 サムスイッチが遠位端にあり外科器具が収縮位置にある状態を示す図である。
【図18】 プランジャが押し下げ前の位置にあり外科器具が収縮位置にある状態において
本発明の切開器のさらに別の実施の形態を示す断面図である。
【図19】 プランジャが部分的に押し下げられた位置にあり外科器具が収縮位置にある状
態において図18の切開器を示す断面図である。
【図20】 プランジャが完全に押し下げられた位置にあり外科器具が展開位置にある状態
において図18の切開器を示す断面図である。
【図21A】 血管に切開を形成する方法を示す図である。
【図21B】 血管に切開を形成する方法を示す図である。
【図21C】 血管に切開を形成する方法を示す図である。
【図21D】 血管に切開を形成する方法を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW (71)出願人 モーシェ・メイア MOSHE, MEIR アメリカ合衆国、94083 カリフォルニア 州、エル・ソブロンテ、フルムーン・ドラ イブ 4840 4840 Fullmoon Drive, El Sobronte, CA 94083, U.S.A. (72)発明者 ギャノー・ジェームズ・アール アメリカ合衆国、94063 カリフォルニア 州、レッドウッド・シティ、ユニット・エ イ、ブレンハイム 2877 (72)発明者 モーシェ・メイア アメリカ合衆国、94083 カリフォルニア 州、エル・ソブロンテ、フルムーン・ドラ イブ 4840 Fターム(参考) 4C060 BB01 DD03 DD09 DD48 FF02 FF26 MM24 MM25 4C167 AA08 CC08 CC19 DD10

Claims (85)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体と、 前記本体に対して移動可能であり、近位端と遠位端とを有するロッドと、 前記ロッドの遠位端に配置された手術具と、 前記ロッドの近位端をはめる少なくとも1本の指に連結されたアクチュエータ
    と、 前記ロッド及び前記手術具が展開した位置に移動するように前記指をはめる、
    前記本体にある傾斜路とを備え、 前記ロッド及び前記手術具は、収納した位置と展開した位置との間で移動可能
    であり、収納した位置にかたよっており、 前記アクチュエータの活動によって、前記手術具は収納した位置から展開した
    位置に進み、 前記傾斜路は、前記指を前記ロッドの近位端から外し、前記手術具が収納した
    位置に移動することを可能とすることを特徴とする血管に切り口を入れる装置。
  2. 【請求項2】 さらに、リターンスプリングを備え、前記アクチュエータは
    、押し下げられていない位置と押し下げられた位置との間を移動可能であり、前
    記リターンスプリングは、前記アクチュエータを押し下げられていない位置にか
    たよらせることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記アクチュエータは長軸を規定し、前記ロッドは長軸を規
    定し、前記アクチュエータの長軸は、前記ロッドの長軸と実質的に一直線に並ん
    でいることを特徴とする請求項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記アクチュエータは、前記ロッドをはめる多数の指に連結
    されていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記ロッドの近位端は、拡張された押しロッドキャップを備
    えたことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記指は、前記押しロッドキャップをはめる突起部を備えた
    ことを特徴とする請求項5に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記アクチュエータは、ユーザの親指または手のひらによっ
    て従事するようになされていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記本体は、ユーザの指によって保持されるようになされた
    フィンガーグリップを備えたことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記ロッド及び前記手術具が十分に展開した位置に進んだと
    き、前記指は前記ロッドから外れることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記指は可撓性であり、前記ロッドの近位端に向かって放
    射状に内側に、弾力的にかたよっていることを特徴とする請求項1に記載の装置
  11. 【請求項11】 前記ロッドから前記指を離脱すると、可聴なカチッという
    音が生じることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  12. 【請求項12】 前記傾斜路は、前記指を、前記ロッドの近位端から離れて
    放射状に外側に押しやることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  13. 【請求項13】 前記手術具は刃であることを特徴とする請求項1に記載の
    装置。
  14. 【請求項14】 前記刃は、ほぼ4mmと6mmの間の幅を有することを特
    徴とする請求項13に記載の装置。
  15. 【請求項15】 前記刃の前端は、2つの外側に面する端部を有することを
    特徴とする請求項13に記載の装置。
  16. 【請求項16】 前記ロッドは、前記アクチュエータと1:1の比率で進む
    ことを特徴とする請求項13に記載の装置。
  17. 【請求項17】 さらに、前記本体から遠位に延び、前記ロッド及び前記手
    術具を包む細長いハウジングを備えたことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  18. 【請求項18】 前記細長いハウジング及び前記ロッドは可撓性であること
    を特徴とする請求項17に記載の装置。
  19. 【請求項19】 前記細長いハウジングは、前記手術具が収納した位置と展
    開した位置の間を移動することを可能とする開口を有する先細の遠位先端を備え
    たことを特徴とする請求項17に記載の装置。
  20. 【請求項20】 さらに、前記細長いハウジングに取り外し可能に連結され
    たカニューレを備え、前記ロッドは前記カニューレを通って延びることを特徴と
    する請求項17に記載の装置。
  21. 【請求項21】 前記カニューレは前記手術具に対して予め決められた方位
    に前記カニューレを調整する定着具を備えたことを特徴とする請求項20に記載
    の装置。
  22. 【請求項22】 前記本体、前記ロッド、前記手術具、前記アクチュエータ
    、前記傾斜路、前記ロッドスプリングは、前記カニューレより軽いことを特徴と
    する請求項21に記載の装置。
  23. 【請求項23】 ハウジングと、 近位端と遠位端とを有する押しロッドと、 前記押しロッドの遠位端に配置された手術具と、 前記押しロッドの近位端を切り離し可能にはめるトリガーピンと、 前記トリガーピンをはめる前記ハウジングにある傾斜路とを備え、 前記押しロッドは、収納した位置と展開した位置との間を移動可能であり、前
    記押しロッドは、前記ハウジングに連結され、収納した位置に向かってかたよっ
    ており、 前記トリガーピンの移動によって、前記トリガーピンが前記傾斜路に沿ってス
    ライドするように、前記押しロッド及び前記手術具は収納した位置から展開した
    位置に向かって移動し、 前記トリガーピンは、前記傾斜路の上端に達し前記押しロッドから外れ、前記
    手術具及び前記押しロッドが収納した位置に戻ることを可能とすることを特徴と
    する自動収納切開器。
  24. 【請求項24】 前記トリガーピンはアクチュエータに連結され、前記アク
    チュエータは初期位置と作動位置の間を移動可能であることを特徴とする請求項
    23に記載の自動収納切開器。
  25. 【請求項25】 前記アクチュエータは2つの取っ手を備えたことを特徴と
    する請求項24に記載の自動収納切開器。
  26. 【請求項26】 前記取っ手は前記本体に軸を中心に回転するように連結さ
    れていることを特徴とする請求項25に記載の自動収納切開器。
  27. 【請求項27】 前記取っ手は、初期位置にあるとき、前記本体から外側に
    向かって分離され、作動位置にあるとき、前記本体に隣接していることを特徴と
    する請求項26に記載の自動収納切開器。
  28. 【請求項28】 前記取っ手は、作動位置にあるとき、前記手術具を展開し
    た位置に動かすことを特徴する請求項27に記載の自動収納切開器。
  29. 【請求項29】 前記取っ手は初期位置にむかってかたよっていることを特
    徴とする請求項27に記載の自動収納切開器。
  30. 【請求項30】 前記押しロッドは長軸を規定し、前記アクチュエータは動
    作の長軸を規定し、前記アクチュエータの運動の長軸は前記押しロッドの長軸と
    平行であることを特徴とする請求項24に記載の自動収納切開器。
  31. 【請求項31】 作動位置は初期位置の遠位であることを特徴とする請求項
    24に記載の自動収納切開器。
  32. 【請求項32】 前記アクチュエータは前記本体にスライド可能に連結され
    た親指スイッチを備えたことを特徴とする請求項24に記載の自動収納切開器。
  33. 【請求項33】 前記アクチュエータは、初期位置にかたよっていることを
    特徴とする請求項24に記載の自動収納切開器。
  34. 【請求項34】 前記トリガーピンは前記押しロッドの開口に取り外し可能
    に入れられていることを特徴とする請求項23に記載の自動収納切開器。
  35. 【請求項35】 前記トリガーピンは前記開口内にかたよっており、前記傾
    斜路によって前記開口の外に促されることを特徴とする請求項34に記載の自動
    収納切開器。
  36. 【請求項36】 前記手術具は刃であることを特徴とする請求項23に記載
    の自動収納切開器。
  37. 【請求項37】 展開した位置から収納した位置への前記手術具の移動は可
    聴な音を生じることを特徴とする請求項23に記載の自動収納切開器。
  38. 【請求項38】 前記押しロッド及び前記手術具は細長いハウジングによっ
    て包まれ、前記細長いハウジングは前記本体に取り付けられていることを特徴と
    する請求項23に記載の自動収納切開器。
  39. 【請求項39】 本体と、この本体に結合し近位端および遠位端を備えた細
    長い棒と、この棒の遠位端に位置決めされた外科的要素であって、前記外科的要
    素および棒が引っ込み位置と展開位置との間を移動可能であり、前記棒および外
    科的要素が引っ込み位置に付勢されていることと、前記本体に位置決めされたハ
    ンマーと、このハンマーとかみ合うハンマーばねと、前記ハンマーとかみ合う表
    面を有するカムに結合されたアクチュエータとを備えたインサイザーにおいて、
    初期位置から作動位置まで前記アクチュエータが移動することにより、ハンマー
    ばねを圧縮するように前記ハンマーを移動し、前記カムが前記ハンマーからはず
    れることで、前記ハンマーばねは拡張することができ、しかも押し込み棒に対し
    て遠位に前記ハンマーを押し出すことで、前記外科的要素を前記展開位置に移動
    するようにしたインサイザー。
  40. 【請求項40】 アクチュエータを初期位置に付勢するアクチュエータばね
    を備えた請求項39に記載のインサイザー。
  41. 【請求項41】 外科的要素および棒が、棒ばねによって引っ込み位置に付
    勢され、前記棒ばねは直ちに展開位置から引っ込み位置まで外科的要素および棒
    を付勢する請求項39に記載のインサイザー。
  42. 【請求項42】 ハンマーは細長い棒から切り離される請求項39に記載の
    インサイザー。
  43. 【請求項43】 外科的要素を展開・引っ込みさせる方法であって、前記外
    科的要素を引っ込み位置から展開位置まで移動するために、実質的に当該装置の
    縦軸に沿ってプランジャーを押し下げる段階と、前記プランジャーのそれ以上の
    移動は別として前記外科的要素を展開位置から引っ込み位置まで移動する段階と
    を備えた方法。
  44. 【請求項44】 プランジャーを非押し下げ位置に付勢する段階をさらに備
    えた請求項43に記載の方法。
  45. 【請求項45】 外科的要素が、引っ込められていることを使用者に報告す
    る段階を備えた請求項43に記載の方法。
  46. 【請求項46】 報告する段階は、可聴クリックを作ることにより実行され
    る請求項45に記載の方法。
  47. 【請求項47】 カニューラを介して外科的要素を位置決めする段階をさら
    に備えた請求項43に記載の方法。
  48. 【請求項48】 押し下げる段階の最中に、組織構造の切開部が作り出され
    る請求項43に記載の方法。
  49. 【請求項49】 切開部から外科的要素を除去する前に、当該切開部を介し
    てカニューラを前進する段階を備えた請求項48に記載の方法。
  50. 【請求項50】 プランジャーが、カニューラが前進するのと同方向に押し
    下げられる請求項49に記載の方法。
  51. 【請求項51】 押し下げる段階および前進する段階が、実質的に同時に実
    行される請求項49に記載の方法。
  52. 【請求項52】 プランジャーを押し下げ位置から非押し下げ位置まで移動
    するため前記プランジャーを解放する段階をさらに備えた請求項43に記載の方
    法。
  53. 【請求項53】 移動する段階が、外科的要素に取り付けられている棒から
    プランジャーをはずすことにより実行される請求項43に記載の方法。
  54. 【請求項54】 外科的要素が、ブレードである請求項43に記載の方法。
  55. 【請求項55】 カニューラを血管に挿入する方法であって、血管に隣接し
    たインサイザーを位置決めする段階と、引っ込み位置から展開位置に外科的要素
    を移動し当該血管壁に切開部を作出するためアクチュエータを起動する段階と、
    前記カニューラを血管中に挿入すると同時に、引っ込み位置から展開位置まで前
    記外科的要素を自動的に移動する段階とを備えた方法。
  56. 【請求項56】 移動する段階の最中にカニューラ内にインサイザーの位置
    を保持する段階をさらに備えた請求項55に記載の方法。
  57. 【請求項57】 アクチュエータを初期の位置に自動的に戻す段階をさらに
    備えた請求項55に記載の方法。
  58. 【請求項58】 アクチュエータが棒を介して外科的要素に結合され、移動
    する段階が前記棒を引っ込み位置に付勢することにより実行される請求項55に
    記載の方法。
  59. 【請求項59】 アクチュエータが、外科的要素を引っ込み位置に移動する
    ため遠位方面に前進する請求項55に記載の方法。
  60. 【請求項60】 カニューラは、アクチュエータが前進するのと同一方向に
    挿入される請求項55に記載の方法。
  61. 【請求項61】 起動する段階は、2つのハンドルを共に圧搾することによ
    って実行される請求項55に記載の方法。
  62. 【請求項62】 血管壁に隣接する装置の遠位先端を配置する段階と、ばね
    を圧縮するアクチュエータを起動する段階と、外科的器具を展開して血管内に切
    開部を作出するため、前記ばねを伸張する段階と、外科的要素を自動的に引っ込
    む段階とを備えた切り目を作出する方法。
  63. 【請求項63】 アクチュエータのそれ以上の起動は別として、伸張する段
    階が実行される請求項62に記載の方法。
  64. 【請求項64】 起動する段階の最中に、アクチュエータがハンマーの突出
    部とカム表面でかみ合う請求項62に記載の方法。
  65. 【請求項65】 伸張する段階が、ハンマーが解放され当該ばねが前記ハン
    マーを移動し、外科的要素を展開するようにハンマーの突出部を越えて、カム表
    面を移動することによって実行される請求項64に記載の方法。
  66. 【請求項66】 初期の位置にアクチュエータを付勢する段階をさらに備え
    、初期位置にある前記アクチュエータは繰り返しの作動に対して準備が整ってい
    る請求項62に記載の方法。
  67. 【請求項67】 管腔を備えたカニューレと、 本体と、 引き位置と展開位置間で本体に関し移動可能でかつ外科用具要素と連結され、
    プッシュロッドと外科用具要素が引き位置でバイアスされたプッシュロッドと、 プッシュロッドと外科用具要素の引き位置から展開位置への動きを容易にする
    、プッシュロッドと連結されたアクチュエータと、 血管切開のため、第一位置へのアクチュエータの移動がプッシュロッドと外科
    用具要素を引き位置から展開位置へ移動させ、アクチュエータの第二位置への動
    作は、固定された解除機構がアクチュエータからプッシュロッドを外させ、かつ
    プッシュロッドと外科用具要素を引き位置へバイアスバックさせる、本体に配置
    される固定された解除機構とを備え、 カニューレの管腔内で着脱可能に受け入れ、自動的に引き戻る外科用具要素を
    備えた切歯、 とでなされることを特徴とする血管切開術のためにする組立。
  68. 【請求項68】 アクチュエータが最初の位置へバイアスバックされること
    を特徴とする請求項67に記載の組立。
  69. 【請求項69】 アクチュエータが、片足旋回可能に本体と接続されたハン
    ドルを備え、第一位置でのハンドルは外部方向に本体と分離され、第二位置での
    ハンドルは本体と隣接することを特徴とする請求項67に記載の組立。
  70. 【請求項70】 切歯が、作業者の指で掴むのに適応したフィンガーグリッ
    プを備えたことを特徴とする請求項67に記載の組立。
  71. 【請求項71】 アクチュエータが親指スイッチを備えたことを特徴とする
    請求項67に記載の組立。
  72. 【請求項72】 アクチュエータが少なくとも一つの融通のきく指と連結さ
    れることを特徴とする請求項67に記載の組立。
  73. 【請求項73】 アクチュエータのトリガーピンが、プッシュロッドの最も
    近い端部の隙間開口と噛み外し可能に勘合することを特徴とする請求項67に記
    載の組立。
  74. 【請求項74】 管腔を備えたカニューレと、 本体と、 外科用具要素とロッドが、引き位置と展開位置間で移動可能かつ引き位置にバ
    イアスされ、さらに最も遠い端部に外科用具要素を備えるロッドと、 本体に連結されたハンマーと、 ハンマーと勘合するハンマースプリングと、 最初の位置から作動位置へのカム表面の移動がハンマースプリングを圧縮し、
    ハンマーからカム表面を外すことがハンマースプリングを伸張し、外科用具要素
    を展開位置に動かすためロッドに対し遠心的ににハンマーを押す、勘合表面を持
    つ、動作可能なカムと、を備え、 カニューレの管腔内で着脱可能に受け入れ、自動的に引き戻る外科用具要素を
    備えた切歯、 とでなされることを特徴とする血管切開術のための組立。
  75. 【請求項75】 大動脈の開口を作る外科用具要素を展開し、 外科用具要素を自動的に引き戻し、 大動脈に開口からカニューレを挿入し、 カニューレから外科用具要素を取り出し、 少なくとも大動脈部位に大動脈閉鎖装置を配置する、 ことを特徴とする大動脈閉鎖方法。
  76. 【請求項76】 引戻しステップと挿入ステップが実質的に同時に行われる
    ことを特徴とする請求項75に記載の大動脈閉鎖方法。
  77. 【請求項77】 外科用具要素がアクチュエータの動作を通じて引き位置か
    ら展開位置へ移動することを特徴とする請求項75に記載の大動脈閉鎖方法。
  78. 【請求項78】 引き戻しステップがさらなるアクチュエータの動作から独
    立して行われることを特徴とする請求項75に記載の大動脈閉鎖方法。
  79. 【請求項79】 切歯から外科用具要素を取除く前にカニューレが大動脈に
    挿入されることを特徴とする請求項75に記載の大動脈閉鎖方法。
  80. 【請求項80】 さらに大動脈を閉鎖する閉鎖部材を拡大させることを含む
    ことを特徴とする請求項75に記載の大動脈閉鎖方法。
  81. 【請求項81】 管腔を備えたカニューレと、 外科用具要素が、上行大動脈の切開のため、カニューレの最遠端の近くに配置
    され、カニューレの管腔内で着脱可能に受け入れ、自動的に引き戻る外科用具要
    素を備えた切歯と、 カニューレから切歯を取り除いた後、上行大動脈にカニューレの管腔を通じて
    切開部に挿入可能な大動脈閉鎖装置と、 を備えたことを特徴とする上行大動脈治療のためにする組立。
  82. 【請求項82】 カニューレと切歯が同時に切開部を通じて挿入されること
    を特徴とする請求項81に記載の組立。
  83. 【請求項83】 大動脈閉鎖装置が少なくとも一つの管腔と切開部材を備え
    たことを特徴とする請求項82に記載の組立。
  84. 【請求項84】 切開部材がバルーンを備えたことを特徴とする請求項83
    に記載の組立。
  85. 【請求項85】 外科用具要素がプッシュロッドに取付けられ、アクチュエ
    ータがプッシュロッドと外科用具要素の引き位置及び展開位置からの動きを容易
    にすることを特徴とする請求項81に記載の組立。
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