JP2003519658A - ステロイド構造を含む薬学的組成物およびそれらの使用 - Google Patents
ステロイド構造を含む薬学的組成物およびそれらの使用Info
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Abstract
Description
含む薬学的組成物に関する。この化合物は、環系およびスルファメート基を含む
環式化合物である。本発明はまた、治療用途におけるこの組成物の使用に関する
。
)において、そして婦人科学的(gynaecological)疾患(例えば
、乳癌)および男性学的疾患(例えば、前立腺癌)を処置するために、主要な役
割を果たす。HRTおよびおよび産児制限のために、エストロゲンは、主にゲス
タゲンと共に使用される(例えば、レボノルゲストレル、デソゲストレル、ノル
エチステロン、酢酸シプロテロン、酢酸クロルマジノン、ジエノゲスト(die
nogest))。
制することを必要とされるが、さらに、これらは、多大な程度まで抑制されるエ
ストラジオールの内因性卵巣分泌を補充する。この補充は、人工的な月経周期お
よびその他の生殖器機能を維持するために重要であり、このことは、単にゲスタ
ゲンを使用することでは満足な程度までなされ得ない。
神経系機能および代謝機能を果たす:通常エストロゲンレベルは、婦人の健康に
決定的に寄与している。系中のエストロゲンの存在は、以下のような種々の機構
による心血管疾患の発症を妨げる:血中の「順調な(favourable)」
リポタンパク質パターンの生成、血管壁における脂質沈着の阻害、血管張力に好
都合に影響することによる血圧の減少、必須の血管セクタ(essential
vascular sectors)における灌流抵抗の低下、血管筋におけ
る収縮性刺激の減弱。内膜は、エストロゲンにより影響された場合、血栓の形成
を妨げる因子を放出する。エストロゲンはまた、婦人における骨格構造を保持す
るために不可欠である。エストロゲンが存在しないと、骨の破壊を生じ得る(骨
粗しょう症)。これら後者のエストロゲンの「中枢神経」効果および「代謝」効
果は、HRTの主要な局面である。エストロゲンは、雄性生物体において類似の
機能を有し、そしてその離脱は、婦人の場合と同様の障害を生じる。2つの性別
間の1つの相違は、雄性におけるホルモン産生は、婦人におけるよりも規則的で
はなく、かつより高齢で停止することである。
題も存在し、これは、エストロゲンの治療用途を制限するかまたは望ましくない
影響をもたらす。
トラジオール、エストロン、エストロンサルフェート、エストラジオールのエス
テル、エストリオール)は、経口的に摂取される場合、非常に低い程度までしか
生物学的利用性がない。この程度は、個人によって大きく変化し得るので、一般
的な投薬量を推薦することはできない。この物質の血液からの速い排除は、別の
問題である。HRT下でのエストロゲン補充は、しばしば個人によって調整され
なければならない。
エストロゲン様ステロイドは、エチニルエストラジオール(EE)である。この
エストロゲンは、経口ホルモン性避妊法において主要なものである。EEとは別
に、メストラノールは、少数の場合に使用される:これは、生体内でEEに代謝
される「プロドラッグ」である。ヒトに対して経口適用される場合、EEは、上
述の天然エストロゲンよりも非常に良好なバイオアベイラビリティーを有するが
、その経口バイオアベイラビリティーは、個人によって大きく変化する。数人の
著者が、このことを指摘し、かつ血液中の濃度がこの物質を経口適用した後に非
常に不規則になるという事実を指摘した(Goldzieher,J,W.19
89,Goldzieher,J,W.1990、Humpel,M.1987
、Kuhnz,1993)。
後に、経口的に適用された活性成分は、肝臓を経て生体内に入る。この事実は、
エストロゲン様因子には特に重要である。なぜならば、肝臓は、エストロゲンに
ついての標的器官であるからである;エストロゲンの経口取り込みは、肝臓にお
いて強いエストロゲン性効果を生じるからである。ヒト肝臓におけるエストロゲ
ンによって制御される分泌活性は、転移タンパク質CBG、SHBG、TBG、
アンギオテンシンノゲン、血液凝固の生理学において重要ないくつかの因子、お
よびリポタンパク質の合成を含む。肝臓の通過を避けながら、天然のエストロゲ
ンが雌性生物に導入される場合(例えば、経皮適用による)、上述の肝臓機能は
、実質的変化しないままである。天然エストロゲンの治療的に等価な用量(上記
の定義を参照のこと)は、経口的に適用される場合に、肝性パラメータの明らか
な応答(SHBG、CBG、アンギオテンシノゲン、HDL(高密度リポタンパ
ク質)の増加)を生じる。エストロゲンのこれらの肝性効果は、天然エストロゲ
ンの代わりに、ウマエストロゲン処方物(いわゆる結合体化エストロゲン)を使
用する場合に、明らかに強くなる(Campbell,Sら、1981)。エチ
ニルエストラジオールおよびDESは、さらに大きな肝臓エストロゲン性(es
trogenicity)を有する。
ンよりも、肝臓において約4倍〜18倍高いエストロゲン性である(Campb
ell,Sら、1981)。このことは、非常に都合の悪い、特性の分離である
。
る場合に、重要な臨床的意義がある。
知の合併症は、胎児血栓塞栓症である。肝臓における副作用を生じるEEの能力
が、いくらか脆弱化された形態ではあるが、経口ホルモン避妊法のストラテジー
を決定する。所望の避妊効果および他方での月経周期の維持、ならびに他方での
重大な副作用の可能性を考慮に入れる必要性の点から、血中のEEレベルの制御
は、綱渡りに匹敵し得る。月経出血の異常性またはエストロゲン関連副作用のい
ずれかが許容閾値を越えるために、多くの割合の婦人が経口避妊法を受けること
ができないという可能性は大いにある。
腫瘍の増殖の促進に関与する主要なマイトジェンであるということを、証拠が示
唆している。血漿エストロゲン濃度は、乳癌を有する婦人と乳癌を有さない婦人
で同様であるが、乳房腫瘍のエストロンレベルおよびエストラジオールレベルは
、正常の乳房組織または血液におけるレベルよりも顕著に高い。エストロゲンの
インサイチュ合成は、腫瘍における高レベルのエストロゲンに重要な寄与をして
いると考えられ、従って、エストロゲン生合成のインヒビター(特に特異的イン
ヒビター)は、内分泌依存性腫瘍の処置のために潜在的な価値がある。
が持たれてきた−アロマターゼ経路は、アンドロゲン前駆体アンドロステンジオ
ンをエストロンに変換する。しかし、現在では、エストロンスルファターゼ(E
1−STS)経路(アロマターゼ経路とは反対に、エストロンサルフェートのエ
ストロンへの加水分解(E1SからE1))が、乳房腫瘍におけるエストロゲン
の主要な供給源であるという証拠が存在する。この理論は、アロマターゼインヒ
ビター(例えば、アミノグルテチミドおよび4−ヒドロキシアンドロステンジオ
ン)により処置された乳癌を有する閉経後の女性における血漿エストロゲン濃度
の緩やかな減少により、そしてまた、これらのアロマターゼインヒビターで処置
された患者における血漿E1S濃度が比較的高いままであるという事実により支
持される。非結合体化エストロゲン(20分間)と比較した場合の、血中E1S
の長い半減期(10〜12時間)、ならびに肝臓、正常乳房組織および悪性乳房
組織における高レベルのステロイドスルファターゼ活性もまた、この理論を支持
する。
置における使用のための、新規なステロイドスルファターゼ(sulphata
se)インヒビターおよびこれを含む薬学的処方物を教示する。これらのステロ
イドスルファターゼインヒビターは、スルファメート(sulphamate)
エステル(例えば、N,N−ジメチルエストロン−3−スルファメート、および
好ましくはエストロン−3−スルファメート(別名「EMATE」))である。
さらなるスルファメートエステルは、WO96/05216およびWO96/0
5217で開示される。これらのスルファメートエステルは、エストラジオール
−3−スルファメート(本明細書中ではJ995といわれる)を含む。
:
−STS活性の99%より高い阻害を示すので、強力なE1−STSインヒビタ
ーであることが公知である。EMATEはまた、時間および濃度に依存的な様式
でE1−STS酵素を阻害し、これが活性な部位特異的インヒビターとして作用
することを示す。EMATEは本来E1−STSの阻害のために設計されている
が、これはまた、デヒドロエピアンドロステロンスルファターゼ(DHA−ST
S)(これは、エストロゲンのステロイドアンドロステンジオールの生合成の調
節において中心的な役割を有すると考えられる酵素である)をも阻害する。また
、現在では、アンドロステンジオールが、乳癌の増殖のプロモーターとしてなお
より重要であり得るということを示唆する証拠が存在する。EMATEはまた、
経口的または皮下的にのいずれかで投与される場合に得られる、ラット肝臓E1
−STS(99%)およびDHA−STS(99%)のほぼ完全な阻害のように
、インビボで活性である。さらに、EMATEは、ラットにおいて記憶増大効果
を有することが示される。マウスにおける研究は、DHA−STS活性と免疫応
答の一部の調節との間の関連を示唆する。これはまた、ヒトにおいても生じると
考えられる。EMATEにおけるスルファメート部分の架橋O原子は、阻害活性
において重要である。したがって、エストロン−3−N−スルファメートおよび
エストロン−3−S−スルファメートのように、3−O−原子が他のヘテロ原子
で置換される場合、これらのアナログはより弱い非時間依存的失活剤である。
が、エストロンがスルファターゼ阻害の間に放出され得、そしてEMATEおよ
びそのエストラジオール同族体がエストロゲン活性を有し得ることが可能である
。
999年1月 27;254(3):811−5)は、STSのステロイドイン
ヒビターおよび非ステロイドインヒビターの、構造−活性の関連性の研究を報告
する。
治療適用について適切な、新規な組成物を提供することが本発明の目的である。
供する組成物(この環状化合物は、環系およびスルファメート基(「スルファメ
ート化合物」)を含む)が、経口避妊法、ホルモン置換治療、および/またはE
1−STSの阻害を提供し得るという驚くべき知見に基づく。本発明の組成物に
よって提供される投薬量において、送達された化合物は、所望の効果と治療的に
所望されない効果との間のより都合のよい関係を示す。
、少なくとも4つの原子をその環に含む。代表的に、これらの4つの原子は炭素
原子である。従って、代表的に、この環成分は、ヒドロカルビル基である。環状
化合物はまた、この環系のさらなる置換基としてスルファメート基を含む。この
スルファメート基は、環成分上の置換基である。
;Kは、ヒドロカルビル基であり;Rsは、スルファメート基である; (ii)必要に応じて混合される、薬学的に受容可能なキャリア、希釈剤、賦
形剤またはアジュバント、 を含む薬学的組成物が提供され、ここで、この化合物は、200μg/日を超え
ない投薬量を提供する量で存在する。
でこの化合物は、上記の化合物またはその代謝物が、200μg/日を超えない
量で、処置されるべき被験体の血漿に提供されるような量で存在する。
れない限り、70kgの被験体についての投薬量に関する。当業者は、列挙され
る投薬量を、70kgより多い体重を有する被験体について容易に修正し得る。
(日)で徐算することによって計算される。予想される投薬期間は、代表的には
、次の投与までの期間であり、この期間にわたって、この用量は効果を有するべ
きであるか、またはこの期間にわたって、この用量は効果を有する必要がある。
物が提供される。
ける、本発明に従う組成物の使用が提供される。
製造における、本発明に従う組成物の使用が提供される。
る使用のための医薬の製造における、本発明に従う組成物の使用が提供される。
の治療における使用のための医薬の製造における、本発明に従う化合物の使用が
提供される。
、この被験体に、本発明に従う化合物を、200μg/日を超えない量で投与す
る工程を包含する。
適切な節の表題のもとで議論される。しかし、各節のもとでの教示は、各特定の
節に対して必ずしも限定的ではない。
この組成物中に存在する。
この組成物中に存在する。
の組成物中に存在する。
100μg/日未満の投薬量を提供する量で、この組成物中に存在する。
するように処方され得る。例えば、本発明は、用量あたり200μgを越えない
量(毎日の用量)、用量あたり1.4mgを越えない量(毎週の用量)、または
用量あたり5mgを越えない量(毎月の用量)でスルファメート化合物を含む組
成物を提供し得る。この組成物はまた、毎日、毎週または毎月よりも多いかまた
は少ない頻度の投与のために処方され得ることが理解される。
味を有する。
の炭素原子、より通常は約30〜40を超えない炭素原子を含む。
された誘導体である。
こで、Rh1は任意のハロ基であり;Rh2は任意のハロ基であり;Rh1およ
びRh2のうち少なくとも1つが存在する。
く有さないか、または最小で有する。
する。
力学を含む。
が低い肝臓代謝を有することである。本発明の化合物(例えば、EMATEおよ
びJ995)は、赤血球に対して高い親和性を有し、血液中の化合物の99%ま
でが結合する。この分画中での化合物の肝臓通過は、抽出、代謝おおび肝臓第1
通過作用を避ける。従って、送達されたスルファメート化合物、高いバイオアベ
イラビリティーを有する。
、血漿中で低い濃度変化を示すことである。血液中のエストロゲンのレベルの個
体間での変化の減少は、分離物を展開する必要なく、子宮摘出した被験体および
子宮摘出していない被験体の両方に、モノプロダクトを供給することを可能にす
る。
徐な排出を示すことである。本発明の組成物は、エストロゲン(E1)およびエ
ストラジオール(E2)の安定な血漿レベルを提供する。
が、低いホルモン作用を有することである。従って、深静脈血栓症の危険性を減
少させる。
、この用量が、子宮内膜の増殖/刺激の閾値以下であることである。上記のよう
に、エストロゲンが、女性の骨形成を保護するのに不可欠である。これらの欠如
により、結果として、骨の崩壊(骨粗鬆症)を引き起こす。しかし、代表的に、
HRTにおいて、エストロンは、有利な効果と同様に、子宮内膜に用量で投与さ
れる。本発明の組成物は、子宮内膜を刺激することなく、骨保護のためのホルモ
ン置換処置を提供する。
を保護するホルモン置換処置のための医薬の製造において、本明細書中に規定さ
れる化合物、好ましくは、本明細書中に規定される組成物の使用を提供する。
とである。
とである。
代謝され得ないことである。
る場合、癌(例えば、乳癌)および(または代替的に)非悪性条件(例えば、自
己免疫疾患の予防)の処置に有用である。
自己免疫疾患の処置)以外の治療用途を有すると考えられる。
成物は、定められた投与の頻度に依存した量で、スルファメート化合物を含むよ
うに処方され、1日に必要とされるスルファメート化合物の投薬量が提供される
。
る。この組成物は、プロゲスチンと組合せて処方され得る。
パッチの適用よりも便利な様式(HRTのための一つの代表的な投与)で達成さ
れる。
となる利点が、特に観測された: ・被験体の血液中のエストロンレベルの、個体間での変化の減少 ・E1およびE2の安定な血漿レベル。
る利点が、特に観測された: ・子宮での出血が観測されないこと ・哺乳動物の腺が影響されないこと。
.5〜2mg/週(例えば、1mg/週)の1週間の用量が、提供され得る。
ある理由で利点がある。
物の1ヶ月の投薬量が提供されると想定される。
およびエストロゲン依存性の腫瘍の治療のために使用され得る。この点において
、本発明の一つの鍵となる利点は、本発明のスルファメート化合物が、ステロイ
ドスルファメートインヒビターとして作用し得ることである。
またはステリルスルファターゼまたは略して「STS」として言及される)は、
いくつかの硫酸化したステロイド(例えば、エステロンスルフェート、デヒドロ
エピアンドロステロンスルフェートおよびコレステロールスルフェート)を加水
分解する。STSは、酵素番号EC3.1.6.2と割り当てられている。
.Bio.Chem.264:13865−13872(1989))およびY
enら(Cell49:443−454(1987))を参照のこと。
。何人かの研究者らによると、STSの欠損は、日本においてかなり流行してい
る。同一の研究者ら(Sakuraら、J Inherit Metab Di
s 1997 第;20(6):807−10)はまた、アレルギー性疾患(例
えば、気管支ぜん息、アレルギー性鼻炎、またはアトピー性皮膚炎)が、ステロ
イドスルファターゼ欠損に関連し得る。
したレベルのSTS活性もまた、疾患状態をもたらし得る。例としては、上に示
されるように、乳癌増殖および転移におけるSTSの役割を支持する強力な証拠
が存在する。
ら(Behav Genet 1999 3月;29(2):131−6)は、
ステロイドスルファターゼ濃度とマウスにおける攻撃行動の開始との間に遺伝的
関係が存在し得ることを決定している。著者らは、ステロイドの硫酸化が、変異
誘発による攻撃性に関係することが示された遺伝子を含む、複雑なネットワーク
の原動力であり得ると結論付ける。
性な非硫酸化エストロンへの変換に起因すると考えられる。STS活性に関連す
る疾患状態において、STS活性を阻害することが望ましい。
除くそして/または隠す(mask)そして/または予防することを含む。
活性を阻害し得る(例えば、STSの有害な作用を減少するそして/または除く
そして/または隠すそして/または予防する)化合物を意味する。STS阻害剤
は、アンタゴニストとして作用し得る。
F−7乳癌細胞または胎盤ミクロソームのいずれかを使用して評価され得る。さ
らに、動物モデルが使用され得る。適切なアッセイプロトコルの詳細は、以下の
セクションに提示される。他のアッセイがSTS活性、従ってSTS阻害を決定
するために使用され得ることが注意されるべきである。例えば、WO−A−99
/50453の教示に対して参照がなされ得る。
メート基が、硫酸基によって置換されて硫酸誘導体を形成する場合、硫酸誘導体
は、ステロイドスルファターゼ(E.C.3.1.6.2)活性を有する酵素に
よって(すなわち、ステロイドスルファターゼEC3.1.6.2、pH7.4
および37℃でインキュベートされる場合)加水分解性であるという特徴によっ
て特徴付けられる。
酸基で置換されて、硫酸化化合物を形成する場合、硫酸化化合物が、ステロイド
スルファターゼ(EC3.1.6.2)活性を有する酵素によって加水分解可能
であり、ステロイドスルファターゼEC3.1.6.2、pH7.4および37
℃でインキュベートされる場合、200ミリモル濃度未満、好ましくは150ミ
リモル濃度未満、好ましくは100ミリモル濃度未満、好ましくは75ミリモル
濃度未満、好ましくは50ミリモル濃度未満のKm値を生じる。
ば、STS)に対して少なくとも約100倍の選択性、好ましくは、所望の標的
に対して少なくとも約150倍の選択性、好ましくは、所望の標的に対して少な
くとも約200倍の選択性、好ましくは、所望の標的に対して少なくとも約25
0倍の選択性、好ましくは、所望の標的に対して少なくとも約300倍の選択性
、好ましくは、所望の標的に対して少なくとも約350倍の選択性を有する。
を阻害するその能力に代えて、他の有益な性質を有し得ることが注意されるべき
である。
、環様構造に一致する能力を有し得る直鎖状構造であり得る。
は、適切なスペーサー基(ヒドロカルビル基であり得る)によって分離され得る
。
。示されるように、ここで、用語「多環式」は、縮合された環構造および縮合さ
れていない環構造(これらの組み合わせを含む)を含む。
式基であり得る。
ば、アリール基)であり得る。
、一緒に縮合され得るかまたは1つ以上の適切なスペーサー基を介して結合され
得る。
つの6員環(6,6,6)、6員環、7員環および6員環(6,7,6)、6員
環および2つの8員環(6,8,8)などのような異なるサイズの環の任意の組
み合わせを含み得る。
合物に関する。さらなる局面において、本発明は、多環式化合物が7員以外を有
する環のみを含む化合物に関する。
子、より一般的には約30〜40個以下の炭素の原子を含む。
または少なくとも4つの環成分を含み得る。
る。
よびHを含む基を意味し、必要に応じて、1つ以上の他の適切な置換基を含む。
このような置換基の例としては、ハロ、アルコキシ、ニトロ、アルキル基、環式
基などを含み得る。置換基が環式基である可能性に加えて、置換基の組み合わせ
が、環式基を形成し得る。ヒドロカルビル基が1つより多いCを含む場合、炭素
は、必ずしも互いに結合される必要はない。例えば、少なくとも2つの炭素が、
適切な元素または基を介して連結され得る。従って、ヒドロカルビル基は、ヘテ
ロ原子を含み得る。適切なヘテロ原子は、当業者に明かであり、例えば、イオウ
、窒素、および酸素を含む。ヒドロカルビル基の非制限的な例は、アシル基であ
る。
は、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基(これらの基は、直鎖、分枝鎖、
または環式であり得る)あるいはアリール基の任意の1つを意味する。用語炭化
水素はまた、これらの基を含むが、これらは、必要に応じて置換されている。炭
化水素がそこに置換基を有する分枝状構造である場合、置換基は、炭化水素骨格
上または枝上のいずれかであり得るか;あるいはこの置換基は、炭化水素骨格上
および枝上に存在し得る。
用語「スルファメート」は、本明細書中で使用される場合、スルファミン酸のエ
ステル、またはスルファミン酸のN−置換誘導体、またはその塩を含む。
と呼ばれる。
ロアルキル、アルケニルおよびアリール、またはそれらの組み合わせから選択さ
れるか、あるいは、一緒にアルキレンを表し、ここで、アルキルまたはシクロア
ルキルまたはアルケニルは、それぞれ、必要に応じて、1つ以上のヘテロ原子ま
たは基を含む。
原子を含むか、またはそれぞれが最大10個の炭素原子を含む、1または2個の
N−アルキル、N−アルケニル、N−シクロアルキルまたはN−アリール置換基
を含み得る。R1および/またはR2がアルキルである場合、好ましい値は、R
1およびR2がそれぞれ独立して、1〜6個の炭素原子を含む低級アルキル(す
なわち、メチル、エチル、プロピルなど)からなる群から選択される値である。
R1およびR2は、共にメチルであってもよい。R1および/またはR2がアリ
ールである場合、代表的な値は、フェニルおよびトリル(PhCH3;o)であ
る。R1およびR2がシクロアルキルを表す場合、代表的な値は、シクロプロピ
ル、シクロペンチル、シクロヘキシルなどである。一緒に結合した場合、典型的
に、R1およびR2が一緒になって4〜6個の炭素原子の鎖を提供する、必要に
応じて1つ以上のヘテロ原子または基で中断されたアルキレン基を表し、例えば
、5員の複素環(例えば、モルホリノ、ピロリジノ、またはピペリジノを提供す
る。
て、これらの値、アルキル、シクロアルキル、アリール置換基の中に含まれる。
代表的な妨害しない置換基としては、ヒドロキシ、アミノ、ハロ、アルコキシ、
アルキルおよびアリールが挙げられる。
つ以上の原子に縮合(または会合)することにより、環構造を形成し得る。
として、2つのスルファメートが存在し得る(すなわち、ビス−スルファメート
化合物)。これらの化合物が、ステロイド核に基づく場合、好ましくは、第2の
(または少なくとも1つの追加の)スルファメート基は、このステロイド核の1
7位に位置する。これらの基は、同じである必要はない。
である。
る。
有するが、類似の機能効果を有することを意味する。言い換えると、K基および
X環は、共に、ステロイドの環の生物学的等価体(bioisostere)ま
たはその活性部分であり得る。
等価体またはその一部であり得る。
ペンタノフェナントレン骨格、またはその生物学的等価体を構築する。
有する:
であり、そして/または環A、B、CおよびDの任意の1つ以上が置換されてお
り、そして/または環A、B、CおよびDの任意の1つ以上が修飾されている場
合であるが、ここでこの生物学的等価体は、スルファメート基の非存在下で、ス
テロイド特性を有する。
複素環式環を表し、これらの環は、独立して、置換または非置換、飽和または不
飽和であり得る。
な基(例えば、アルキル基、アリール基、ヒドロキシ基、ハロ基、ヒドロカルビ
ル基、オキシヒドロカルビル基など)で置換され得る。
ある。
くは、この複素環式環は、C原子および少なくとも1つのN原子および/または
少なくとも1つのO原子の組み合わせを含む。他の複素環式原子が、この環内に
存在し得る。
ヒドロエピアンドロステロンおよびエストロンを含むエストロゲンのA−D環が
挙げられる。好ましいエストロゲンとしては、天然のエストロゲン(例えば、エ
ストロン、エストラジオール、エストラトリオール、エピエストリオール、およ
び抱合卵胞ホルモン(エキレニン誘導体))が挙げられる。
ドラッグ、好ましくは、エストロン、エストラジオール、エストラトリオールお
よびエピエストリオールから選択される天然のエストロゲンであることが好まし
い。
Dが挙げられる: エストロンおよび置換エストロン、すなわち: エストロン、 4−OH−エストロン、 6α−OH−エストロン、 7α−OH−エストロン、 16α−OH−エストロン、 16β−OH−エストロン、 17−デオキシエストロン、 エストロン、 エストラジオールおよび置換エストラジオール、すなわち: 4−OH−17β−エストラジオール、 6α−OH−17β−エストラジオール、 7α−OH−17β−エストラジオール、 4−OH−17α−エストラジオール、 6α−OH−17α−エストラジオール、 7α−OH−17α−エストラジオール、 16α−OH−17α−エストラジオール、 16α−OH−17β−エストラジオール、 16β−OH−17α−エストラジオール、 16β−OH−17β−エストラジオール、 17α−エストラジオール、 17β−エストラジオール、 17α−エチニル−17β−エストラジオール、 17β−エチニル−17α−エストラジオール、 17−デオキシエストラジオール、 エストリオールおよび置換エストリオール、すなわち: エストリオール、 4−−OH−エストリオール、 6α−OH−エストリオール、 7α−OH−エストリオール、 17−デオキシエストリオール、 デヒドロエピアンドロステロンおよび置換デヒドロエピアンドロステロン、すな
わち: デヒドロエピアンドロステロン、 6α−OH−デヒドロエピアンドロステロン、 7α−OH−デヒドロエピアンドロステロン、 16α−OH−デヒドロエピアンドロステロン、 16β−OH−デヒドロエピアンドロステロン。
この環系A’B’C’D’は、1つ以上のヒドロキシ、アルキル、特に、低級(
C1−C6)アルキル(例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル
、n−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチルおよび他のペ
ンチル異性体、ならびにn−ヘキシルおよび他のヘキシル異性体)、アルコキシ
、特に、低級(C1−C6)アルコキシ(例えば、メトキシ、エトキシ、プロポ
キシなど)、アルキニル(例えば、エチニル)、またはハロゲン(例えば、フル
オロ置換基)を含み得る。
基と組み合わせられ、その結果、本発明の化合物は、以下の式の化合物から選択
される:
たはステロイド核に基づかないかもしれない。この点に関して、多環式化合物は
、非ステロイド環系(例えば、ジエチルスチルベストロール、スチルベストロー
ル、クマリン、フラボノイド、コンブレスタチン(combrestatin)
、および他の環系)を含み得るか、または非ステロイド関係に基づき得る。本発
明において使用するため、または本発明の組成物として使用するために適切な他
の非ステロイド化合物は、US−A−5567831号に見出され得る。
示として、これらの他の置換基は、以下の1つ以上であり得る:1つ以上のスル
ファメート基、1つ以上のホスホネート基、1つ以上のチオホスホネート基、1
つ以上のスルホネート基、1つ以上のスルホンアミド基、1つ以上のハロ基、1
つ以上のO基、1つ以上のヒドロキシ基、1つ以上のアミノ基、1つ以上の硫黄
含有基、1つ以上のヒドロカルビル基(例えば、オキシヒドロカルビル基)。
ともC、H、およびOを含有している基を意味し、そして必要に応じて、1つ以
上の他の適切な置換基を含み得る。このような置換基の例としては、ハロ−、ア
ルコキシ−、ニトロ−、アルキル基、環式基などが挙げられ得る。置換基が環式
基である可能性に加えて、置換基の組合せが、環式基を形成し得る。オキシヒド
ロカルビル基が1つより多いCを含む場合は、これらの炭素は、必ずしも互いに
連結する必要はない。例えば、炭素の少なくとも2つが、適切な元素または基を
通じて連結し得る。従って、オキシヒドロカルビル基は、ヘテロ原子を含み得る
。適切なヘテロ原子が当業者に明らかであり、そして例えば、硫黄および窒素が
挙げられる。
キシ炭化水素基である。
キシアルキニル基のいずれかの1つを意味し、これらの基は、直鎖、分枝鎖、も
しくは環式、またはオキシアリール基であり得る。しかし、用語オキシ炭化水素
はまた、それらが必要に応じて置換されているものを含む。オキシ炭化水素がそ
こに置換基を有している分枝構造である場合には、この置換は、炭化水素骨格上
であるか、または分枝上であるかのいずれかであり得る;あるいは、この置換は
、炭化水素骨格上および分枝上であり得る。
)のものである。
用して、インビトロで測定する。このホルモン依存性細胞株は、ヒト乳癌の細胞
増殖の制御を研究するために、広く使用される。この細胞株は、有意なステロイ
ドスルファターゼ活性を有し(Maclndoeら、Endocrinolog
y,123,1281−1287(1988);Purohit & Reed
,Int.J.Cancer,50,901−905(1992))、そして合
衆国においてアメリカンタイプカルチャーコレクション(ATCC)から、そし
て英国において(例えば、帝国癌研究基金から)入手可能である。
アミノ酸および0.075%重炭酸ナトリウムを含む、最小必須培地(MEM)
(Flow Laboratories,Irvine,Scotland)に
維持する。30の複製まで、25cm2の組織培養フラスコに、約1×105細
胞/フラスコで、上記培地を使用して播種する。細胞を、80%コンフルエント
まで増殖させ、そして培地を3日おきに交換する。
、イーグル平衡化塩溶液(ICN Flow,High Wycombe,U.
K.からのEBSS)を用いて洗浄し、そして無血清MEM(2.5ml)中の
5pmol(7×105dpm)の[6,7−3H]エストロン−3−スルフェ
ート(比活性60Ci/mmol、New England Nuclear,
Boston,Mass.,U.S.A.から)およびエストロン−3−スルフ
ァメート(11種の濃度:0;1fM;0.01pM;0.1pM;1pM;0
.01nM;0.1nM;1nM;0.01mM;0.1mM;1mM)ととも
に、37℃で3〜4時間インキュベートする。インキュベーション後、各フラス
コを冷却し、そして培地(1ml)を、[14C]エストロン(7×103dp
m)(比活性97Ci/mmol、Amersham Internation
al Radiochemical Centre,Amersham,U.K
.から)を含む別個のチューブにピペットで入れる。この混合物を、トルエン(
5ml)とともに30秒間徹底的に振盪する。実験は、90%を超える[14C
]エストロンおよび0.1%未満の[3H]エストロン−3−スルフェートが、
この処理によって水相から除去されることを示した。有機相の一部(2ml)を
取り出し、エバポレートし、そして残留物の3Hおよび14Cの含有量を、シン
チレーション分光法によって決定する。加水分解されたエストロン−3−スルフ
ェートの質量を、得られた3H計数(使用した培地および有機相の容量、ならび
に添加した[14C]エストロンの回収に対して補正した)および基質の比活性
から計算した。実験の各バッチは、スルファターゼ陽性ヒト胎盤から調製された
ミクロソーム(陽性コントロール)、および細胞を含まないフラスコ(基質の見
掛けの非酵素的加水分解を評価するため)のインキュベーションを包含する。細
胞単層をZaponinで処理した後に、1つのフラスコあたりの細胞核の数を
、Coulter Counterを使用して決定する。各バッチにおける1つ
のフラスコを使用して、細胞膜の状態および生活力を、トリパンブルー排除法(
Phillips,H.J.(1973):Tissue culture a
nd applications(編:Kruse,D.F.およびPatte
rson,M.K.);406−408頁;AcademicPress,Ne
w York)を使用して、評価する。
20時間)の間に形成された全生成物(エストロンおよびエストラジオール)の
平均±1S.D.として(この数値は、106細胞に関して計算される)、およ
び統計学的有意性を示す値に関して、エストロン−3−スルファメートを含まな
いインキュベーションに対する減少(阻害)の百分率として表す。独立Stud
ent t検定を使用して、結果の統計学的有意性を検定した。
そして冷リン酸緩衝液(pH7.4、50mM)で1回洗浄し、次いで、冷リン
酸緩衝液(5ml/g組織)中に再懸濁させる。均質化を、Ultra−Tur
raxホモジナイザーで、氷中での2分間の冷却期間で分離された3回の10秒
間のバーストを使用して、達成する。核および細胞の破片を、2000gで30
分間の遠心分離(4℃)によって除去し、そして上清の一部(2ml)を20℃
で貯蔵する。この上清のタンパク質濃度を、Bradford(Anal.Bi
ochem.,72,248−254(1976))の方法によって決定する。
mM[6,7−3H]エストロン−3−スルフェート(比活性60Ci/mmo
l、New England Nuclear,Boston,Mass.,U
.S.A.から)の基質濃度、および37℃で20分間のインキュベーション時
間を使用して、実施する。必要な場合には、化合物の8種類の濃度を使用する:
0(すなわち、コントロール);0.05mM;0.1mM;0.2mM;0.
4mM;0.6mM;0.8mM;1.0mM。インキュベーション後、各サン
プルを冷却し、そして培地(1ml)を、[14C]エストロン(7×103d
pm)(比活性97Ci/mmol、Amersham Internatio
nal Radiochemical Centre,Amersham,U.
K.から)を含む別個のチューブにピペットで入れた。この混合物を、トルエン
(5ml)とともに30秒間徹底的に振盪する。実験は、90%を超える[14
C]エストロンおよび0.1%未満の[3H]エストロン−3−スルフェートが
、この処理によって水相から除去されることを示した。有機相の一部(2ml)
を取り出し、エバポレートし、そして残留物の3Hおよび14Cの含有量を、シ
ンチレーション分光法によって決定した。加水分解されたエストロン−3−スル
フェートの質量を、得られた3H計数(使用した培地および有機相の容量、なら
びに添加した[14C]エストロンの回収に対して補正した)および基質の比活
性から計算する。
究し得る。このモデルにおいて、エストロゲン性の化合物が、子宮の成長を刺激
する。
、別の群の動物には、ビヒクル(プロピレングリコール)のみを投与する。研究
終了時点で、肝臓組織のサンプルを手に入れ、そして以前に記載されたように、
基質として3Hエストロンサルフェートを用いて、エストロンスルファターゼ活
性をアッセイした(PCT/GB95/02638を参照のこと)。
得る。このモデルでは、エストロゲン性である化合物が、子宮成長を刺激する。
こで、別の群の動物には、ビヒクル(プロピレングリコール)のみを投与する。
研究終了時点で、子宮を手に入れ、得たものを秤量して、子宮重量/全体重×1
00として表した。
スループットスクリーニングにおいて、STS、またはその活性なフラグメント
、誘導体、相同体(ホモログ)もしくは改変体をコードするアミノ酸配列もしく
はヌクレオチド配列を用いて評価し得る。
の1つ以上を、任意の種々の薬物スクリーニング技術においてSTSを調節し得
る因子を同定するために用い得る。このような試験において使用した標的は、溶
液中で遊離であるか、または固体支持体に固定されているか、細胞表面に生じて
いるか、または細胞内に位置し得る。標的活性の消失、または標的と試験されて
いる因子との間の結合複合体の形成が測定され得る。
れる。1つの局面において、本発明のアッセイ方法は、ハイスループットスクリ
ーニングである。
eysenの、欧州特許出願84/03564中に記載された方法に基づき得る
。要するに、多数の異なる小さいペプチド試験化合物を、固体基板(例えば、プ
ラスチックピン)またはいくつかの他の表面上で合成する。このペプチド試験化
合物は、適切な標的またはそのフラグメントと反応し、そして洗浄される。次い
で、結合した全体が、当該分野で周知の適当に適合された方法などによって、検
出される。精製された標的はまた、薬物スクリーニング技術における用途のため
にプレート上に直接コーティングされ得る。あるいは、中和されていない抗体を
用いて、ペプチドを捕獲し、そしてそれを固体支持体上に固定し得る。
こでは、標的に結合し得る中和抗体が、標的への結合について試験化合物と特異
的に競合する。
する因子のハイスループットスクリーニング(HTS)を提供し、そしてこれは
WO 84/03564に詳細に記載される方法に基づく。
クリーニングの両方、ならびに定量的アッセイに適切であると期待される。
定する方法に関する。この化合物は式(Ia)を有する。
)において用いられ得る。ここでは、好ましいレポーターが、(例えば、分光法
によって)都合よく検出可能なシグナルを提供する。例えば、レポーター遺伝子
は、光吸収特性を偏向する反応を触媒する酵素をコードし得る。
ノアッセイ(RIA)、および蛍光活性化細胞ソーティング(FACS)を含む
。2つの非緩衝エピトープに反応性のモノクローナル抗体を利用する、2方向モ
ノクローナルベースイムノアッセイ(two−site、monoclonal
−based immunossay)でさえ用いられ得る。これらおよび他の
アッセイは、とりわけ、Hampton Rら(1990、Serologic
al Methods,A Laboratory Manual,APS P
ress,St Paul MN)およびMaddox DEら(1983,J
Exp Med 158:121 1)に記載されている。
ガラクトシダーゼ、インベルターゼ、グリーン蛍光タンパク質、ルシフェラーゼ
、クロラムフェニコール、アセチルトランスフェラーゼ、グルクロニダーゼ、エ
クソ−グルカナーゼ、およびグルコアミラーゼ。あるいは、放射線標識されたま
たは蛍光タグ標識したヌクレオチドが、初期の(nascent)転写物中に取
り込まれ得る。次いでこの転写物は、オリゴヌクレオチドプローブに結合した場
合に同定される。
ay、NJ)、Promega(Madison、WI)、およびUS Bio
chemical Corp(Cleveland,OH)のような多数の会社
が、アッセイ手順のための市販のキットおよびプロトコールを供給している。適
切なレポーター分子または標識としては、放射性核種、酵素、蛍光、化学発光、
または色素生産性因子、ならびに基質、補因子、インヒビター、磁性粒子などが
挙げられる。このような標識の使用を教示する特許としては、US−A−381
7837;US−A−3850752;US−A−3939350;US−A−
3996345;US−A−4277437;US−A−4275149および
US−A−4366241が挙げられる。
る任意の細胞を含む。
の標的を発現するポリヌクレオチドで形質転換されるか、またはトランスフェク
トされた宿主細胞を提供する。好ましくは、このポリヌクレオチドは、標的され
るべきポリヌクレオチドまたは標的を発現するためのポリヌクレオチドの複製お
よび発現のためにベクター中に担持される。この細胞は、このベクターと適合す
るように選択され、そして例えば、原核生物(例えば、細菌)、真菌、酵母、ま
たは植物細胞であり得る。
いられる。しかし、多数の異種タンパク質が、細胞の内側で蓄積する傾向である
。E.coliの細胞内タンパク質のバルクからの所望のタンパク質の引き続く
精製は、時に困難であり得る。
宿主に非常に適している。その理由は、それらの細菌が培養培地中にタンパク質
を分泌する能力による。宿主として適切な他の細菌は、genera Stra
ptomyces属およびPseudomonas属由来の細菌である。
発現されたタンパク質のさらなるプロセシングのための望ましさに依存して、酵
母または他の真菌のような真核生物宿主が好ましくあり得る。概して、酵母細胞
は、真菌細胞よりも好ましい。なぜなら、酵母細胞は、操作が容易であるからで
ある。しかし、いくつかのタンパク質は、酵母細胞からは分泌が劣っているか、
またはある場合には、適切にプロセシングされない(例えば、酵母における過剰
グリコシル化)かのいずれかである。これらの場合、異なる真菌宿主生物体を選
択すべきである。
A−0184438およびEP−A−0284603に記載の種など)およびT
richoderma種のような真菌;Bacillus種(例えば、EP−A
−0134048およびEP−A−0253455に記載の種)、Strept
omyces種、およびPseudomonas種のような細菌;ならびにKl
uyveromyces種(例えば、EP−A−0096430およびEP−A
−0301670に記載の種)およびSaccharomyces種のような酵
母である。例えば、代表的な発現宿主は、以下から選択され得る:Asperg
illus niger、Aspergillus niger var.tu
bigenis、Aspergillus niger var.awamor
i、Aspergillus aculeatis、Aspergillus
nidulans、Aspergillus orvzae、Trichder
ma reesei、Bacillus subtilis、Bacillus
licheniformis、Bacillus amyloliquefa
ciens、Kluyveromyces lactisおよびSacchar
omyces cerevisiae。
の組み換え発現産物に対して至適の生物学的活性を付与するために必要であり得
るのと同様、翻訳後修飾(例えば、ミリストイル化、グリコシル化、短縮、石化
(lapidation)、およびチロシン、セリン、またはトレオニンのリン
酸化)を提供し得る。
ら得られる産物を含み得る任意の生物体を含む。生物体の例は、真菌、酵母、ま
たは植物を含み得る。
よび/または得られる産物を含む任意の生物体を含む。
な原核生物宿主の例としては、E coliおよびBacillus subt
ilisが挙げられる。原核生物宿主の形質転換に関する教示は、先行技術で十
分に文書化されており、例としては、Sambrookら(Molecular
Cloning:A Laboratory Manual,2nd edi
tion,1989,Cold Spring Harbor Laborat
ory Press)およびAusubelら、Current Protoc
ols in Molecular Biology(1995)John W
iley & Sons,Incを参照のこと。
改変されること(例えば、イントロンの除去)が必要であり得る。
において、酵母は、異種遺伝子発現のためのビヒクルとして広範に使用されてい
る。種Saccharomyces cerevisiaeは、長い工業用途の
歴史(異種遺伝子発現のためのその使用を含む)を有する。Saccharom
yces cerevisiaeにおける異種遺伝子の発現は、Goodeyら
(1987,Yeast Biotechnology,D R Berryら
、編401−429頁,Allen and Unwin,London)およ
びKingら(1989,Molecular and Cell Biolo
gy of Yeasts,E F Walton and G T Yarr
onton,編,107−133頁,Blackie,Glasgow)によっ
て概説される。
異種遺伝子発現に非常に適している。第1に、Saccharomyces c
erevisiaeは、ヒトに対して非病原性であり、そして、特定の内毒素を
産生し得ない。第2に、Saccharomyces cerevisiaeは
、種々の目的のための数世紀の市販での活用の後に、安全な使用の長い歴史を有
する。これによって、広範な公での受容が導かれた。第3に、この生物に対して
つぎこまれた広範な商業的用途および研究によって、遺伝学および生理学ならび
にSaccharomyces cerevisiaeの大量発酵特徴に関する
知識という財産が生じたからである。
の原理および遺伝子産物の分泌に関する概説は、E Hinchcliffe
E Kenny(1993,「Yeast as a vehicle for
the expression of heterologous gene
s」Yeasts,Vol 5,Anthony H Rose and J
Stuart Harrison,編,第2版,Academic Press
Ltd.)によって提供される。
ive)ベクター(これは、その維持のために宿主ゲノムとの組換えを必要とす
る)、および自律複製プラスミドベクターが挙げられる。
物は、ヌクレオチド配列を酵母における発現のために設計された構築物へ挿入す
ることによって調製される。異種発現のために使用されるいくつかの型の構築物
が、開発されている。
含み、通常、酵母起源のプロモーター(例えば、GAL1プロモーター)が、使
用される。通常、酵母起源のシグナル配列(例えば、SUC2シグナルペプチド
をコードする配列)が、使用される。酵母中で活性なターミネーターが、この発
現系を終結する。
る。例えば、本発明に従うトランスジェニックSaccharomycesは、
Hinnenら(1978,Proceedings of the Nati
onal Academy of Sciences of the USA
75,1929);Beggs,J D(1978,Nature,Londo
n,275,104);およびIto,Hら(1983,J Bacterio
logy 153,163−168)の教示に従って、調製され得る。
換に使用されるマーカーの間には、多数の栄養要求性マーカー(例えば、LEU
2、HIS4およびTRP1)、および優性抗生物質耐性マーカー(例えば、ア
ミノグリコシド抗生物質マーカー(例えば、G418))がある。
的な原理は、挿入された遺伝材料の適切な維持を得るように、遺伝情報を植物ゲ
ノムに挿入することである。遺伝情報を挿入することに関していくつかの教示が
あり、2つの主要な原理は、遺伝情報の直接的な導入、およびベクター系の使用
による遺伝情報の導入に関する。一般的な教示の概説は、Potrykus(A
nnu Rev Plant Physiol Plant Mol Biol
[1991]42:205−225)およびChristou(Agro−Fo
od−Industry Hi−Tech March/April 1994
17−27)による論文に見出され得る。植物の形質転換に関するさらなる教
示は、EP A−0449375に見出され得る。
列を用いて、宿主細胞を形質転換する方法も提供する。ヌクレオチド配列を用い
て形質転換された宿主細胞は、コードされたタンパク質の発現に適した条件下で
培養され得る。組換え細胞によって産生されたタンパク質は、細胞表面上に提示
され得る。所望される場合、そして当業者によって理解されるように、コード配
列を含む発現ベクターは、シグナル配列を用いて設計され得、このシグナル配列
は、特定の原核生物細胞膜または真核生物細胞膜を通したコード配列の分泌を指
向する。他の組換え構築物は、可溶性タンパク質の精製を容易にするポリペプチ
ドドメインをコードするヌクレオチド配列に対してコード配列を連結し得る(K
roll DJら(1993)DNA Cell Biol 12:441−5
3)。
、本発明はまた、その改変体、ホモログおよび誘導体の使用も含む。ここで、用
語「相同性」は、「同一性」に匹敵し得る。
あり得る、好ましくは少なくとも95、または98%同一であり得るアミノ酸配
列を含むと考慮される。相同性はまた、類似性(すなわち、類似した化学特性/
化学機能を有するアミノ酸残基)に置き換えて考慮され得るが、本発明の内容に
おいて、相同性を配列同一性に置き換えて表現することが好ましい。
な配列比較プログラムの補助によって実施され得る。これらの市販のコンピュー
タープログラムは、2つ以上の配列間の%相同性を計算し得る。
方の配列と整列され、そして1つ目の配列中の各アミノ酸は、他方の配列中の対
応するアミノ酸の1つの残基と一度に直接比較される。これは、「ギャップされ
ていない(ungapped)」整列と呼ばれる。代表的に、このようなギャッ
プされていない整列は、相対的に短い数の残基にわたってのみ実施される。
である配列対を考慮に入れず、1つの挿入または欠失は、続くアミノ酸残基を整
列外に出し、従って、全体的な整列が実施される場合、%相同性に大きな減少が
生じる可能性がある。結果として、ほとんどの配列比較方法は、全体的な相同性
スコアを過度にペナルティーを科すことなく、可能性のある挿入および欠失を考
慮に入れる最適な整列を生成するように設計される。これは、最大の局所相同性
を試みるために、配列整列中に「ギャップ」を挿入することによって達成される
。
ナルティー」を割当て、その結果、同じ数の同一なアミノ酸に関して、可能な限
り少ないギャップを有する配列整列(2つの比較された配列間の最も高い関連性
を反映する)が、多くのギャップを有する配列整列よりも、高いスコアを達成す
る。「アフィンギャップコスト」が、代表的に使用され、これは、ギャップの存
在に対して相対的に高いコストを課し、そしてギャップ中の各後の残基に対して
低いペナルティーを課す。これは、最も一般的に使用されるギャップスコア付け
システムである。高いギャップペナルティーは、当然、より少ないギャップを有
する最適化された整列を作成する。ほとんどの整列プログラムは、改変されるギ
ャップペナルティーを可能にする。しかし、配列比較のためにこのようなソフト
ウェアを使用する場合、デフォルト値を使用することが、好ましい。例えば、G
CG Wisconsin Bestfitパッケージ(以下を参照のこと)を
使用する場合、アミノ酸配列に関するデフォルトギャップペナルティーは、ギャ
ップについて−12、そして各伸長について−4である。
な整列を作成することをまず必要とする。このような整列を実行するための適切
なコンピュータープログラムは、GCG Wisconsin Bestfit
パッケージ(University of Wisconsin,U.S.A.
;Devereuxら,1984,Nucleic Acids Resear
ch 12:387)である。配列比較を実施し得る他のソフトウェアの例とし
ては、BLASTパッケージ(Ausubelら,1999 同書−第18章を
参照のこと),FASTA(Atschulら,1990,J.Mol.Bio
l.,403−410)および比較ツールのGENEWORKS総合ソフトウェ
アが挙げられるが、これらに限定されない。BLASTおよびFASTAの両方
は、オフライン検索およびオンライン検索に利用可能である(Ausubelら
,1999 同書,7−58〜7−60頁を参照のこと)。しかし、GCG B
estfitプログラムを使用することが、好ましい。
9 May 15;174(2):247−50(およびFEMS Micro
biol Lett 1999 Aug 1;177(1):187−8に示さ
れる発行された正誤表)に見出される。
自身は、典型的に、全か無かの対比較に基づかない。それよりも、化学的な類似
性または進化的な距離に基づいて、各対での比較に対してスコアを割当てる、測
定された類似性スコアマトリックスが、一般的に使用される。通常使用されるこ
のようなマトリックスの例は、BLOSUM62マトリックス(BLAST総合
プログラムのためのデフォルトマトリックス)である。GCG Wiscons
inプログラムは、一般的に、一般的なデフォルト値または注文記号(cust
om symbol)比較表(供給されている場合)のいずれかを使用する(さ
らなる詳細に関しては、使用者の指示書を参照のこと)。GCGパッケージに関
して一般的なデフォルトパラメーターを使用すること、または他のソフトウェア
の場合、デフォルトマトリックス(例えば、BLOSUM62)を使用すること
が、好ましい。
一性を計算することが可能である。ソフトウェアは、代表的に、これを配列比較
の一部として行い、そして数値結果を生成する。
じる、アミノ酸残基の欠失、挿入または置換を有し得る。計画的な(delib
erate)アミノ酸置換は、その物質の二次的結合活性が保持される限り、こ
れらの残基の極性、電荷、可溶性、疎水性、親水性、および/または両親媒性特
性における類似性に基づいて作製され得る。例えば、陰電荷のアミノ酸としては
、アスパラギン酸およびグルタミン酸が挙げられ;陽電荷のアミノ酸としては、
リジンおよびアルギニンが挙げられ;そして、類似の親水性値を有する非電荷極
性ヘッド(head)基を有するアミノ酸としては、ロイシン、イソロイシン、
バリン、グリシン、アラニン、アスパラギン、グルタミン、セリン、スレオニン
、フェニルアラニン、およびチロシンが挙げられる。
ロック、および好ましくは、第三欄中の同一列におけるアミノ酸は、互いに置換
され得る:
換え複製可能なベクターに組み込まれ得る。このベクターは、適合性の宿主細胞
においておよび/または適合性の宿主細胞からヌクレオチド配列を複製および発
現するために使用され得る。発現は、プロモーター/エンハンサーおよび他の発
現調節シグナルを含む制御配列を使用して制御され得る。原核生物プロモーター
および真核生物細胞において機能的であるプロモーターが、使用され得る。組織
特異的なプロモーターまたは刺激特異的なプロモーターが、使用され得る。上記
の2以上の異なるプロモーター由来の配列エレメントを含むキメラのプロモータ
ーがまた、使用され得る。
質は、使用される配列および/もしくはベクターに依存して、分泌され得るかま
たは細胞内に含まれ得る。コード配列は、特定の原核生物細胞膜または真核生物
細胞膜を通る物質コード配列の分泌を指向するシグナル配列と共に設計され得る
。
ンパク質として生成され得る。融合タンパク質パートナーの例としては、グルタ
チオン−S−トランスフェラーゼ(GST)、6×His、GAL4(DNA結
合ドメインおよび/または転写活性化ドメイン)ならびに(−ガラクトシダーゼ
が挙げられる。これはまた、融合タンパク質パートナーと目的のタンパク質配列
との間にタンパク質分解性切断部位を含んで、融合タンパク質配列の回収を可能
にするために便利である。好ましくは、この融合タンパク質は、標的の活性を妨
げない。
得る。この実施形態において、融合タンパク質は、免疫系の一般化された刺激を
提供するという場合に、アジュバントとして作用し得る物質を含む天然には存在
しない融合タンパク質であり得る。抗原または抗原性決定基は、物質のアミノ末
端またはカルボキシ末端のいずれかに付着され得る。
るための異種配列に連結され得る。例えば、物質の活性を影響し得る因子につい
てペプチドライブラリーをスクリーニングするために、市販の抗体によって認識
される異種エピトープを発現するキメラ物質をコードすることは有用であり得る
。
得る。
してであり得る。
必要に応じて薬学的に受容可能なキャリア、希釈剤または賦形剤(これらの組合
せを含む)を含む。
めであり得、そして典型的には、1以上の薬学的に受容可能な希釈剤、キャリア
、または賦形剤のいずれかを含む。治療的使用のために受容可能なキャリアまた
は希釈剤は、製薬分野で周知であり、そして例えば、Remington’s
Pharmaceutical Sciences,Mack Publish
ing Co.(A.R.Gennaro編、1985)に記載される。薬学的
なキャリア、賦形剤または希釈剤の選択は、意図される投与経路および標準薬学
的実践に関して選択され得る。薬学的組成物は、キャリア、賦形剤または希釈剤
、 任意の適切な結合剤、潤滑剤、懸濁剤、被膜剤、可溶性剤としてか、またはこれ
らに加えて含み得る。
。防腐剤の例としては、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸、およびp−ヒドロキ
シ安息香酸のエステルが挙げられる。抗酸化剤および懸濁剤がまた、使用され得
る。
の目的で、本発明の薬学的組成物は、ミニポンプを使用してか、あるいは粘膜経
路(例えば、吸入のための鼻腔スプレーもしくはエアロゾル、または摂取可能な
溶液、)によって、あるいは、例えば、静脈内経路、筋肉内経路または皮下経路
による送達について組成物が注入可能な形態によって処方される際には非経口で
、送達されるべく処方され得る。あるいは、処方は、両方の経路によって送達さ
れるべく設計され得る。
、安定性を持続し得なければならない;例えば、タンパク質分解性分解に耐性で
あり、酸性のpHで安定であり、そして胆汁の洗浄性効果に耐性であらねばなら
ない。
宮間(interuterine)系として、ローション、溶液、クリーム、軟
膏もしくは粉剤の形態で局所的に、皮膚貼付剤の使用によって、澱粉もしくはラ
クトースのような賦形剤を含有する錠剤の形態で経口的に、単独でかもしくは賦
形剤と組合わせてかのいずれかでのカプセルもしくは卵(ovule)中で、ま
たは、甘味料もしくは着色料を含有するエリキシル、溶液もしくは懸濁液の形態
で投与され得るか、あるいは、これらは、例えば、静脈内、筋肉内または皮下的
に、非経口的に注入され得る。非経口投与について、組成物は、滅菌水溶液の形
態で最も使用され得る。これは、他の物質(例えば、血液と等張性の溶液を作製
するために十分な塩または単糖)を含み得る。頬または舌下での投与について、
組成物は、簡便な様式で処方され得る錠剤またはトローチ剤(lozenge)
の形態で投与され得る。
薬剤)と組合わせて使用され得る。
害剤(例えば、アロマターゼ(aromatase)阻害剤(例えば、4ヒドロ
キシアンドロステンジオン(4−OHA)))、および/またはステロイド(例
えば、天然に存在するステルノイロステロイド(sterneurostero
id)デヒドロエピアンドロステロン硫酸(DHEAS)およびプレグネノロン
硫酸(PS)、および/または他の構造的に類似する有機化合物と組合わせて使
用され得る。
得る。好ましくは、本発明に記載の化合物は、プロゲスチンの非存在下で使用さ
れる。従って、好ましい局面において、本発明の組成物は、実質的にプロゲスチ
ンがない。
ifier)と組合わせて使用され得る。
因子、増殖因子、血液新生(haematopoiesis)調節因子、コロニ
ー刺激因子、走化性因子、ヘモリティック(haemolytic)因子および
血栓溶解因子、細胞表面レセプター、リガンド、白血球接着分子、モノクローナ
ル抗体、予防ワクチンおよび治療ワクチン、ホルモン、細胞外マトリックス成分
、フィブロネクチンなどが挙げられる。いくつかの適用について、好ましくは、
生物学的応答修飾因子は、サイトカインである。サイトカインの例としては、以
下が挙げられる:インターロイキン(例えば、IL−1、IL−2、IL−3、
IL−4、IL−5、IL−6、IL−7、IL−8、IL−9、IL−10、
IL−11、IL−12、IL−19);腫瘍壊死因子(TNF)(例えば、T
NF−α);インターフェロンα、βおよびγ;TGF−β。いくつかの適用に
ついて、好ましくは、サイトカインは、腫瘍壊死因子(TNF)である。いくつ
かの適用について、TNFは、TNFの任意の型(例えば、TNF−α、TNF
−β(誘導体およびこれらの混合物を含む))であり得る。より好ましくは、サ
イトカインは、TNF−αである。TNFに対する教示は、WO−A−98/0
8870およびWO−A−98/13348のように当該分野において見出され
得る。
し、それは年齢、体重および特定の患者の応答で変動する。以下の用量は、平均
的な場合の例示である。もちろん、より高いかまたはより低い用量が妥当である
場合は個々の例であり得る。
与、粘膜投与、筋肉内投与、静脈内投与、皮下投与、眼内投与または経皮投与の
ために処方され得る。
して用いる特定の化合物の活性、その化合物の代謝安定性および作用の長さ、年
齢、体重、全般的健康、性別、食事、投与形態および投与時間、排出速度、薬物
の組み合わせ、特定の状態の重篤度、および宿主が受けている治療を含めた種々
の因子に依存する。
フェクション、リポソーム、免疫リポソーム、リポフェクチン、カチオン性面両
親媒物質(cationic facial amphiphiles(CFA
))およびそれらの組み合わせのような技術による送達を含む。このような送達
機構についての経路は、粘膜経路、鼻腔内経路、経口経路、非経口経路、胃腸管
経路、局所経路または舌下経路を含むがこれらに限定されない。
ルとしてまたは摂取可能な溶液としての粘膜経路;送達が注射可能な形態による
非経口経路(例えば、静脈内経路、筋肉内経路または皮下経路など)による送達
を含むがこれらに限定されない。
処方技術、ならびに薬学的キャリア、アジュバント、賦形剤、希釈剤などを利用
して任意の適切な様式で、そして通常は非経口投与のために処方され得る。投薬
量は、単回用量レジメ、分割用量レジメおよび/または数日間にわたって続く多
回用量レジメにおいて与えられ得る。経口投与のために、これらは、錠剤、カプ
セル剤、液剤または懸濁剤に処方され得る。あるいは、この化合物は、適切な非
経口的に投与され得るキャリア中で非経口投与のために処方され、そして1日1
回の投薬割合を提供する。しかし、有効な日用量は、活性成分の固有活性および
患者の体重に依存して変動し、このような変動要因は、医師の技術および判断の
範囲内である。
法において有用であり得る。
ら、177−181頁において考察されるように、種々の真核生物細胞が、極め
て異なった速度で増殖および分裂し得る。例えば、酵母細胞は、120分間毎に
分裂し得、そしてウニおよび昆虫の胚細胞における受精卵の最初の分割は、15
30分かかってようやく起きる。なぜなら、1つの大きな既存の細胞が細分され
るからである。しかし、大部分の増殖中の植物細胞および動物細胞は、数が倍加
するのに10〜20時間かかり、そしてあるものは、ずっとゆっくりの速度で複
製する。成体における多くの細胞(例えば、神経細胞および横紋筋細胞)は、ま
ったく分裂しない;創傷の治癒を補助する線維芽細胞のような他の細胞は、需要
があれば増殖するがそうでなければ静止している なお、分裂する全ての真核生物細胞は、等しい遺伝物質を2つの娘細胞に与え
る準備ができていなければならない。真核生物におけるDNA合成は、細胞分裂
周期を通しては生じないが、その細胞分裂前のその一部に制限されている。
る哺乳動物細胞の培養物において徹底的に分析されている。細菌とは対照的に、
真核生物細胞がDNA合成においてその時間の一部しか費やさず、そしてそれは
細胞分裂(有糸分裂)の何時間も前に完了することが見出された。従って、DN
A合成後および細胞分裂前に時間のギャップが生じる;別のギャップは、分裂後
および次の回のDNA合成の前に生じることが見出された。この分析によって、
真核生物細胞の周期が、M(有糸分裂)期、G1期(第1のギャップ)、S(D
NA合成)期、G2期(第2のギャップ)からなり、そしてMに戻るという結論
がもたらされた。有糸分裂の間の期(G1、S、およびG2)は、集合的に間期
として公知である。
およびDNA合成の直前で周期を中止している;このような「休止」細胞は、細
胞周期から外れていて、G0状態にあると呼ばれる。
ACS)を用いてその相対DNA含量を測定することによって、細胞を同定する
ことが可能である:G1(DNA合成前)にある細胞は、規定量xのDNAを有
する;S(DNA複製)の間、細胞はxと2xとの間で有する;そしてG2(ま
たはM)の間、これは2xのDNAを有する。
体DNAは、S期の間に複製されてタンパク質に結合しているが、染色体はまだ
明瞭な構造体として見られない。核小体は、光学顕微鏡下で見える唯一の核下部
構造体である。DNA複製前の二倍体細胞では、各々の型の2つの形態学的染色
体が存在し、そしてこの細胞は2nであるといわれる。G2では、DNA複製後
に、この細胞は4nである。各々の染色体DNAの4つのコピーが存在する。姉
妹染色体はまだ互いに分かれていないので、これらは姉妹染色分体と呼ばれる。
細胞の反対の極に向かって移動し始める;染色体は、長い糸として見られ得る。
核膜は、小さな小胞に分離し始める。
体は、それらの動原体で一緒に保持された2つの染色分体から構成される。各染
色分体は、新たに複製された2つの娘DNA分子のうちの1つを含む。微小管紡
錘体は、中心小体にすぐ隣接した領域から広がり始め、中心小体はその極近くに
移動する。いくつかの紡錘糸は、極から極に到達する;大部分のものは、染色分
体に至り、そして動原体で付着する。
面に整列されるようになる。娘染色分体は、まだ分かれていない。
紡錘糸によって1つの極(この極に向かって各々が移動する)に連結された動原
体を含む。従って、1コピーの各染色体は、各娘細胞に与えられる。同時に、細
胞は伸張し、同様に極間(pole−to−pole)紡錘体が伸張する。細胞
質分裂は、切断溝が形成され始めるにつれて始まる。
してそれほど明瞭ではなくなり、核小体が再び見えるようになり、そして核膜が
各娘核の周囲に形成される。細胞質分裂はほぼ完了し、そして微小管および他の
繊維が解重合するに従って紡錘体は消失する。有糸分裂を通して、各極の「娘」
中心小体は、全長になるまで成長する。終期には、元の中心小体の各々の複製が
完了し、そして新たな娘中心小体が次の間期の間に生成される。
てこの周期の始めから終わりまで再度進行する。
胞周期進行からの逸脱は、多数の医学的障害を生じ得る。増大したおよび/また
は無制限の細胞周期進行は、癌を生じ得る。減少した細胞周期進行は、変性状態
をもたらし得る。本発明の化合物の使用は、このような障害および状態を処置す
るための手段を提供し得る。
めた癌のような細胞周期進行障害の処置における使用に適切であり得る。
黒色腫、前立腺癌、膵臓癌など)および他の固形腫瘍の処置のために適切であり
得る。
または停止され、好ましくはここで、細胞周期進行は、妨害および/または停止
される。1つの局面では、細胞周期進行は、G2/M期において阻害および/ま
たは妨害および/または停止され得る。1つの局面では、細胞周期進行は不可逆
的に妨害および/または阻害および/または停止され得、好ましくはここで細胞
周期進行は不可逆的に妨害および/または停止される。
て、本発明の化合物の適用後、化合物の除去の際に、化合物の効果、すなわち細
胞周期進行の妨害および/または阻害および/または停止が依然として観察され
得ることが意味される。より詳細には、用語「不可逆的に妨害および/または阻
害および/または停止される」によって、本明細書中に提示される細胞周期進行
アッセイプロトコルに従ってアッセイされた場合、目的の化合物で処理された細
胞が、プロトコルIの第2段階の後に、コントロール細胞よりも少ない増殖を示
すことが意味される。このプロトコルについての詳細は、以下に示される。
しくは阻害および/もしくは停止を行うことによって、エストロゲンレセプター
陽性(ER+)およびER陰性(ER−)乳癌細胞の増殖阻害をインビトロで引
き起こす化合物;ならびに/またはインタクトな動物(すなわち、卵巣摘出され
ていない)におけるニトロソ−メチル尿素(NMU)誘発性乳房腫瘍の後退を引
き起こす化合物、および/もしくは癌細胞における細胞周期進行を妨害および/
もしくは阻害および/もしくは停止させる化合物;ならびに/または細胞周期進
行を妨害および/もしくは阻害および/もしくは停止することによってインビボ
で作用する、ならびに/または細胞周期進行アゴニストとして作用する化合物。
ト中に播種する。細胞を、接着させそして約30%コンフルエントにまで増殖さ
せ、ここで、細胞を以下のように処理する: コントロール−処理なし 目的の化合物(COI)20μM 細胞を、COIを含む増殖培地中で、3日毎に培地/COIを交換して、6日
間増殖させる。この期間の終了時に、細胞数を、Coulter細胞カウンター
を使用してカウントする。
種する。さらなる処理は加えない。細胞を、増殖培地の存在下でさらに6日間、
増殖し続けさせる。この期間の終了時に、細胞数を、再度カウントする。
特定の細胞周期障害は、癌である。
る。これまでのところ、開発された癌治療は、ホルモンの作用または合成をブロ
ックして、ホルモン依存性の腫瘍の増殖を阻害することを含んできた。しかし、
より積極的な化学療法が、ホルモン非依存性の腫瘍の処置のために現在使用され
る。
存性腫瘍および/またはホルモン非依存性腫瘍の抗癌処置のための医薬の開発は
、大きな治療的進歩を表す。
化反応を受けることが知られている。最近まで、このような反応は、最終的にエ
ストロゲンを水溶性にしてそして身体からのそれらの排除を増強する、代謝プロ
セスの部分であると考えられていた。いくつかのヒドロキシ代謝産物(例えば、
2−ヒドロキシおよび16α−ヒドロキシ)および結合体(例えば、エストロン
スルフェート、E1S)が、エストロゲンが身体中で有する複雑な作用のいくつ
かの決定において重要であることが、現在明らかである。
トロゲンおよび16−ヒドロキシル化エストロゲンの形成を調査してきた。現在
、2−ヒドロキシラーゼ活性を増加する因子が癌の危険性の減少に関与し、一方
、16α−ヒドロキシル化を増加する因子が乳癌の危険性を増強し得るという証
拠が存在する。エストロゲン代謝産物の生物学的役割におけるさらなる関心は、
2−メトキシエストラジオールが、抗有糸分裂特性を有する内因性の代謝産物で
あるという、増大する証拠によって刺激されてきた。2−メトキシエストロン−
3−O−スルファメート(2−MeOE2)は、カテコールエストロゲンメチル
トランスフェラーゼ(身体中に広範に分布される酵素)によって、2−ヒドロキ
シエストラジオール(2−OHE2)から形成される。
たはMDA−MB−435エストロゲンレセプター陰性(ER−)乳癌細胞の皮
下注射から生じる腫瘍の増殖を阻害することを示した。これはまた、内皮細胞の
増殖および移動、ならびにインビトロ新脈管形成を阻害する。2−MeOE2が
インビボで腫瘍増殖を阻害する能力は、腫瘍細胞の増殖の直接の阻害よりもむし
ろ、腫瘍誘導性の新脈管形成を阻害するそれらの能力に起因し得ることが示唆さ
れた。
構は、依然、解明中である。高濃度で、それが、微小管重合を阻害し得そしてチ
ューブリンへのコルヒチン結合の弱いインヒビターとして作用し得るという、証
拠が存在する。しかし、最近、有糸分裂をブロックする濃度で、細胞中のチュー
ブリンフィラメントは、解重合されるのではなく、タキソール処理後に見られる
形態と同一の形態を有することが見出された。従って、タキソールと同様に、乳
癌治療および卵巣乳癌治療に使用される薬物である2−MeOE2が、微小管の
動態を安定化することによって作用するという可能性がある。
、経口投与されたエストロゲンのバイオアベイラビリティは乏しい。さらに、そ
れらは、それらが最初に肝臓を通過する間に広範な代謝を受け得る。乳癌治療の
ためのステロイドスルファターゼインヒビターの開発のための研究プログラムの
一部として、エストロン−3−O−スルファメート(EMATE)が、強力な活
性の部位特異的インヒビターとして同定された。予想外に、EMATEは、強力
なエストロゲン特性を保持することが証明され、そのラットにおける経口子宮作
用(uterotrophic)活性は、エストラジオールの活性より100倍
高かった。その増強されたエストロゲン性は、赤血球(rbc)によるその吸収
から生じると考えられ、赤血球は、その肝臓通過中の不活化からそれを保護し、
そして長期間の間のそのゆっくりとした放出のための貯蔵所として作用する。多
くのA−環改変アナログ(2−メトキシエストロン−3−O−スルファメートを
含む)を、合成しそして試験した。この化合物は、ステロイドスルファターゼイ
ンヒビターとしてEMATEと同等に強力であったが、これは、エストロゲン性
を欠いていた。
を提供すると考える。
、乳房、子宮内膜、前立腺、卵巣および膵臓の腫瘍)を含む癌の増殖のブロック
において有用であり得る。
ストロゲンレベルの制御に有用であり得ると考える。従って、これらの化合物の
いくつかは、受胎能制御の手段を提供するもの(例えば、経口避妊錠剤、丸剤、
溶剤またはロゼンジ)として有用であり得る。あるいは、この化合物は、移植片
の形態にあり得るかまたはパッチであり得る。
に、エストロゲン欠損に関連するホルモン状態の処置に有用であり得る。
ン状態に加えたホルモン状態の処置に有用であり得る。それ故、本発明の化合物
はまた、ホルモン活性に影響し得、そしてまた、免疫応答に影響し得る。
の処置において有用であり得ると考える。
記憶機能の増強において有用であり得ると考えられる:健忘症、頭部外傷、アル
ツハイマー病、てんかん性痴呆、初老期痴呆、外傷後痴呆、老年痴呆、血管性痴
呆および発作後痴呆、または記憶増強が求められる他の個体。
と考える。
存在は、感作T細胞がTH1(高いIL−2、IFNγ、低いIL−4)応答を
マウントする能力の減少を導き得ると考えられる。従って、他のステロイド(例
えば、グルココルチコイド)の正常な調節性の影響が、優勢である。
状態のような、炎症状態の処置において有用であり得ると考える:自己免疫(例
えば、慢性関節リウマチ、I型およびII型糖尿病、全身性エリテマトーデス、
多発性硬化症、重症筋無力症、甲状腺炎、脈管炎、潰瘍性大腸炎およびクローン
病を含む)、皮膚障害(例えば、乾癬および接触皮膚炎);対宿主性移植片病;
湿疹;ぜん息、および移植後の器官拒絶。
DHEAまたは関連するステロイドの正常な生理学的効果を妨げ得ると考えられ
る。
て有用であり得る。
される。
に列挙される障害の処置に有用であり得る。
5635に列挙される障害の処置に有用であり得る。参照を容易にするために、
この列挙の一部を、ここに提供する:癌、炎症もしくは炎症性疾患、皮膚障害、
熱、心血管効果(cardiovascular effect)、出血、凝固
および急性期応答、悪液質、食欲不振、急性感染、HIV感染、ショック状態、
対宿主性移植片応答、自己免疫疾患、再灌流傷害、髄膜炎、片頭痛およびアスピ
リン依存性抗血栓症;腫瘍増殖、浸潤および蔓延、新脈管形成、転移、悪性疾患
、腹水および悪性胸水;大脳虚血、虚血性心臓疾患、変形性関節症、慢性関節リ
ウマチ、骨粗鬆症、喘息、多発性硬化症、神経変性、アルツハイマー病、アテロ
ーム硬化、発作、脈管炎、クローン病、および潰瘍性大腸炎;歯周炎、歯肉炎;
乾癬、アトピー性皮膚炎、慢性潰瘍、表皮水疱症;角膜潰瘍、網膜症および外科
的創傷治癒;鼻炎、アレルギー性結膜炎、湿疹、過敏症;再狭窄、鬱血性心不全
、子宮内膜症、アテローム硬化、またはエンド硬化症(endoscleros
is)。
07859に列挙される障害の処置に有用であり得る。参照を容易にするために
、その列挙の一部をここに提供する:サイトカインおよび細胞増殖/分化活性;
免疫抑制もしくは免疫刺激活性(例えば、免疫不全(ヒト免疫不全ウイルスでの
感染を含む)の処置;リンパ急増殖の調節;癌および多くの自己免疫疾患の処置
;および、移植拒絶の防止または腫瘍免疫の誘導のため);造血の調節、例えば
、骨髄性疾患もしくはリンパ系疾患の処置;骨、軟骨、腱、靱帯、および神経組
織の成長の促進、例えば、創傷治癒、火傷、潰瘍、および歯周疾患および神経変
性の処置;卵胞刺激ホルモンの阻害もしくは活性化(受胎能の調整);走化性/
ケモキネシス活性(例えば、傷害または感染の部位に特定の細胞型を動員するた
め);恒常性および血栓崩壊活性(例えば、血友病および発作の処置のため);
抗炎症活性(例えば、敗血症性ショックもしくはクローン病の処置のため);抗
微生物剤として;例えば、代謝もしくは挙動の調整因子;鎮痛薬として;特異的
欠損障害(specific deficiency disorder)の処
置;ヒトもしくは獣医学における、例えば、乾癬の処置において。 さらに、(またはあるいは)、本発明の化合物/組成物は、WO−A−98/0
9985に列挙された障害の処置において有用であり得る。参照を容易にするた
めに、その列挙の一部をここに提供する:マクロファージ阻害および/もしくは
T細胞阻害活性、従って、抗炎症活性;抗免疫活性、すなわち、細胞性および/
もしくは体液性免疫応答(炎症と関連しない応答を含む)に対する阻害効果;マ
クロファージおよびT細胞が、細胞外基質成分およびフィブロネクチンに接着す
る能力ならびにT細胞においてfasレセプター発現をアップレギュレートする
能力の阻害;望ましくない免疫反応および炎症の阻害であって、以下を含む:関
節炎(慢性関節リウマチを含む)、過敏性に関連した炎症、アレルギー性反応、
喘息、全身性エリテマトーデス、膠原病および他の自己免疫疾患、アテローム硬
化に関連した炎症、動脈硬化、アテローム硬化性心臓疾患、再灌流傷害、心停止
、心筋梗塞、血管炎症障害、呼吸窮迫症候群もしくは他の心肺疾患、消化性潰瘍
に関連した炎症、潰瘍性大腸炎および胃腸管の他の疾患、肝臓線維症、肝硬変も
しくは他の肝臓疾患、甲状腺炎もしくは他の腺疾患、糸球体腎炎、または他の腎
臓および泌尿器疾患、耳炎もしくは他の耳鼻咽喉疾患、皮膚炎もしくは他の皮膚
疾患、歯周疾患または他の歯疾患、精巣炎および精巣精巣上体炎、不妊症、精巣
外傷もしくは他の免疫関連精巣疾患、胎盤機能不全、胎盤不全、習慣流産、子癇
、子癇前症および他の免疫および/もしくは炎症関連婦人科疾患、後部ブドウ膜
炎、中間部ブドウ膜炎、前部ブドウ膜炎、結膜炎、脈絡網膜炎、ブドウ膜網膜炎
、視神経炎、眼内性炎症、例えば、網膜炎もしくは類嚢胞黄斑水腫、交感性眼炎
、強膜炎、色素性網膜炎、変性眼底疾患の免疫性および炎症性要素、眼性外傷の
炎症性要素、感染により引き起こされる眼性炎症、増殖性硝子体網膜症、急性虚
血視神経障害、過度の瘢痕形成、例えば、緑内障濾過手術後の、眼内インプラン
トに対する免疫および/もしくは炎症反応、ならびに他の免疫および炎症関連眼
疾患、自己免疫疾患または状態または障害に関連した炎症(ここで、中枢神経系
(CNS)または任意の他の器官において、免疫および/もしくは炎症の抑制が
有益である)、パーキンソン病、パーキンソン病の処置からの合併症および/も
しくは副作用、AIDS関連痴呆複合HIV関連脳障害、ドヴィック病、シドナ
ム舞踏病、アルツハイマー病およびCNSの他の変性疾患、状態、もしくは障害
、発作の炎症性要素、ポリオ後症候群(post−polio syndrom
e)、精神医学的な障害の免疫性および炎症性要素、脊髄炎、脳炎、亜急性硬化
性汎脳炎、脳脊髄炎、急性神経障害、亜急性神経障害、慢性神経障害、ギヤン−
バレー症候群、シドナム舞踏病、重症筋無力症、偽脳腫瘍、ダウン症候群、ハン
チントン病、筋萎縮外側索硬化、CNS圧迫もしくはCNS外傷もしくはCNS
の感染の炎症性要素、筋萎縮およびジストロフィーの炎症性要素、ならびに中枢
神経系および末梢神経系の免疫および炎症関連疾患、状態もしくは障害、外傷後
炎症、敗血症性ショック、感染性疾患、手術の炎症性合併症もしくは副作用、骨
髄移植もしくは他の移植合併症および/もしくは副作用、遺伝子治療の炎症性お
よび/もしくは免疫合併症ならびに副作用(例えば、ウイルス担体による感染に
起因する)またはAIDSに関連した炎症、体液性および/もしくは細胞性免疫
応答の抑制または阻害、単球もしくはリンパ球の量を減少することによる単球も
しくは白血球増殖性疾患(例えば、白血病)の処置または緩和、天然または人工
の細胞、組織、および器官(例えば、角膜、骨髄、器官、レンズ、ペースメーカ
ー、天然もしくは人工の皮膚組織)の移植の場合の移植片拒絶の予防および/も
しくは処置のため。
ことにより調製され得る。例示として、本発明のスルファメート化合物は、適切
なアルコールと適切な塩化スルファモイル(式R1R2NSO2Cl)とを反応
させることにより調製され得る。
のアルコールの攪拌溶液に、0℃で添加する。次いで、反応を室温まで温め、攪
拌を、さらに24時間続ける。反応混合物を炭酸水素ナトリウムの冷飽和溶液に
注ぎ、そして得られた水相を、ジクロロメタンで抽出した。合わせた有機抽出液
を乾燥MgSO4で乾燥した。ろ過、次いで、真空での溶媒のエバポレーション
、そしてトルエンとの共沸は、粗残渣を生じた。この残渣を、フラッシュカラム
クロマトグラフィーによりさらに精製する。
、誘導体化する。必要な場合、アルコールの官能基を、公知の手段で保護し、そ
してこれらの保護基を反応の終わりに除去し得る。
dron 46;2059−2068)の教示に従って調製する。あるいは、ス
ルファメート化合物は、WO96/05216またはWO96/5217に従っ
て調製し得る。
ならびに他の治療上の適用に適切な、新規の組成物を提供する。
量)を無水ジメチルホルムアミド中のエストロン(1当量)の攪拌溶液に、0℃
で添加した。次いで、反応を室温まで温めて、攪拌をさらに24時間続けた。
、ジクロロメタンを用いて抽出した。合わせた有機抽出物を無水MgSO4で乾
燥させた。真空での溶媒エバポレーション後に濾過を行い、そしてトルエンを用
いての同時エバポレーションにより、粗残渣を得た。この粗残渣をフラッシュク
ロマトグラフィーによってさらに精製する。
でそのホルモン特性に関して調査した。インビトロ研究は、ラットおよびマウス
の子宮組織の細胞質ゾル調製物ならびにMCF−7腫瘍細胞を使用する、エスト
ロゲンレセプターへのその特異的結合の評価を含んだ。インビボ研究は、いくつ
かの動物種(インタクトなラットおよびインタクトなカニクイザル、ならびに子
宮摘出ラットおよび子宮摘出カニクイザルを含む)に対して行った。これらの種
は、その化合物の非経口投与および経口投与での詳細な薬力学的研究および薬物
速度論的研究に役立った。
った。単回投与および複数回投与でのいくつかの用量を評価した。インビトロ研
究を、非経口投与のための油状ビヒクル中の溶液を用いて行った。経口処置を、
水性ビヒクル中の結晶J995の懸濁物を用いて行った。臨床研究を、カプセル
もしくは錠剤のような、従来成分の混合物を用いて生薬処方した無晶性薬物を用
いて行った。
和性を有さないことが示された。マウス、ラットおよびヒトのエストロゲンレセ
プターへの、放射能標識J995の特異的結合は存在しなかった。大過剰のJ9
95は、特異的に結合した放射能標識エストラジオールを置換できなかった。両
方の知見は、J995が、ホルモン不活性分子からホルモン活性分子への変換後
に、エストラゲン様効果を発揮するという強力な証拠である。プロドラッグJ9
95またはその主要代謝産物エストロンスルファメート(EMATE)は、加水
分解されて、それぞれ、スルファミン酸ならびに天然の卵胞ホルモンであるエス
トラジオールおよびエストロンになる(図1)。
の薬物速度論特性を有する。J995は、従来のエストロゲン中で循環するよう
には、血液の血漿画分において循環しないが、J995の98〜99%の量が、
赤血球区画において循環する。この赤血球輸送は、最初の肝臓通過で大きく減少
した肝臓ホルモン作用および抽出をもたらし、そして貯留物(depot)とし
て機能する赤血球からのJ995の長く継続する放出をもたらす。
この化合物は、十分に規定されたレベルをもたらさない(図4)。この個々の変
化形の不利点は、受容可能な割合の首尾良い処置を達成するために、ほとんどの
個体において必要であるより高い用量を投与することが必要であることである。
量および活性代謝産物負荷の減少) いわゆる結合体化エストロゲン、エストラジオール、吉草酸エストラジオール
またはエストロンスルフェートを用いる、従来の経口エストロゲン置換療法は、
循環中にエストロンスルフェートの大きなプールをもたらす。この代謝産物のい
くらかの加水分解は、治療上適切なレベルのエストロンおよびエストラジオール
をもたらす。しかし、エストロンスルフェートは、潜在的成長促進エストロゲン
を生じ得る乳癌組織中のスルファターゼにより特に能動的に加水分解されるとい
う不利点を有する。J995は、その用量に関して、同じ用量の吉草酸エストラ
ジオールよりも高くかつかなり長く継続するエストラジオールレベルをもたらす
(図6、図7)。その下流で生じる代謝産物であるエストロンスルフェートは、
吉草酸エストラジオール処置の下の少なくとも10分の1までに留まる(図5)
。
、従来の経口エストロゲン治療に必須である。この高用量の欠点は、エストロゲ
ンに調節された肝臓機能に対する都合の悪い効果である。これらは、止血系およ
び関連する血栓塞栓性障害の要因に対する効果、循環中のアンギオテンシノゲン
の上昇、ならびに副腎機能、腎機能および脈管機能、胆汁分泌の変化、および脂
質代謝に対するその後の効果を包含する。J995の作用の肝臓回避機構および
本発明による超低用量ストラテジーは、更年期エストラゲン処置の対応する望ま
しくない効果を回避する。経口投与されたJ995は、ほぼ100%までの赤血
球プールに達する。50%をはるかに超えるこのプロドラッグが、循環中でエス
トロンおよびエストラジオールとして存在する(図11)。このことは、従来の
経口エストロゲン治療と比較して、時間単位あたり大きく減少した用量を可能に
する。
毎に変動する(図5、6、7)が、J995は、非常に一定で長期継続する血液
レベルを生じる(図5、6、7、8、9、10)。図9は、ほぼ一定のエストロ
ンスルフェートレベルを示し、このレベルは、144時間にわたる消費(was
h out)段階における、1日あたり100μg程度の非常に低い用量のJ9
95を用いる14日間処置の後での、エストラジオールおよびエストロンの上流
生成を反映している。
る経口エストロゲン治療を用いては達成され得ない。J995は、子宮内膜増殖
をもたらす閾値をすぐ下回る、正確な骨保護(oeteoprotective
)処置を可能にする。好ましい局面において、子宮内膜効果がないことは、プロ
ゲスチンの同時投与なしでJ995を使用することを可能にする。
rogen only)調製物を用いて達成され得る改善) (無血(bleeding free)治療) エストロゲン/プロゲスチン併用処置の原理は、子宮内膜癌発生の危険を示す
子宮内膜増殖の制御である。この必須保護効果の価格は、極めて相当な額である
。周期的併用処置および連続的併用処置の両方が、子宮出血をもたらし、この子
宮出血が、おそらくエストロゲン置換療法を停止する最も重要な理由である。
ゲンが発揮する正の効果を損なうことである。
スチンの増殖効果により増大される。これらの効果に関する問題は、乳癌の発生
におけるその潜在的役割に関連する。
要な効果を有する。これらは、インスリンの分泌およびインスリン抵抗性(これ
は減少される)、ならびに脂質代謝に対する効果を包含する。対応する効果は、
エストロゲン置換療法の状況における望ましくない効果を示す。
る。女性の平均寿命が非常に高くかつなお増加しているという事実に起因して、
骨損失および生じる骨格のもろさを防ぐことが、必須である。このことは、高齢
での障害の断然最も重要な危険因子であり、そしてまた罹患率および死亡率の断
然最も重要な危険因子である。
して援用される。
となく当業者に明らかである。本発明は、特定の好ましい実施形態に関して記載
されてきたが、特許請求される発明はそのような特定の実施形態に不当に限定さ
れるべきでないことが、理解されるべきである。実際、化学、生物学、または関
連分野の当業者に明らかである、本発明を実行するための記載された様式の種々
の改変が、上記の特許請求の範囲の範囲内にあることが意図される。
Claims (26)
- 【請求項1】 薬学的組成物であって、該組成物は、以下: (i)式(I)の化合物: 【化1】 であって、ここで、Xは、環内に少なくとも4つの原子を有するヒドロカルビル
環であり;Kは、ヒドロカルビル基であり;Rsは、スルファメート基である、
化合物を含み、 (ii)必要に応じて、薬学的に受容可能なキャリア、希釈剤、賦形剤または
アジュバントと混合され、 ここで、該化合物は、200μg/日以下の投薬量を提供する量で存在する、
薬学的組成物。 - 【請求項2】 前記化合物が、10〜200μg/日の投薬量を提供する量
で存在する、請求項1に記載の薬学的組成物。 - 【請求項3】 前記化合物が、50〜200μg/日の投薬量を提供する量
で存在する、請求項1または2に記載の薬学的組成物。 - 【請求項4】 前記化合物が、20〜50μg/日の投薬量を提供する量で
存在する、請求項1または2に記載の薬学的組成物。 - 【請求項5】 前記化合物が、200μg/用量以下の量で存在する、請求
項1に記載の薬学的組成物。 - 【請求項6】 前記化合物が、1mg/用量以下の量で存在する、請求項1
に記載の薬学的組成物。 - 【請求項7】 前記化合物が、4mg/用量以下の量で存在する、請求項1
に記載の薬学的組成物。 - 【請求項8】 Kと組合せたXが、、ステロイド構造を模倣する、請求項1
〜7のいずれか1項に記載の薬学的組成物。 - 【請求項9】 Kが環状基である、請求項1〜8のいずれか1項に記載の薬
学的組成物。 - 【請求項10】 Xが6員環である、請求項1〜9のいずれか1項に記載の
薬学的組成物。 - 【請求項11】 前記環Xが、該環中に6個の炭素原子を有する、請求項1
〜10のいずれか1項に記載の薬学的組成物。 - 【請求項12】 前記化合物が、式(II)の化合物: 【化2】 であり、Rs、XおよびKの各々が、請求項1に定義される、請求項1〜11の
いずれか1項に記載の薬学的組成物。 - 【請求項13】 Kと組合せたXがステロイド環構造である、請求項1〜1
2のいずれか1項に記載の薬学的組成物。 - 【請求項14】 基Kおよび環Xがステロイド環構造またはその置換誘導体
である、請求項1〜13のいずれか1項に記載の薬学的組成物。 - 【請求項15】 前記Rs基が、前記環Xの位置3にある、請求項14に記
載の薬学的組成物。 - 【請求項16】 Rsがスルファメート基である、請求項1〜15のいずれ
か1項に記載の薬学的組成物。 - 【請求項17】 前記化合物が、式(III)の化合物: 【化3】 であり、ここで、X、KおよびRsは、請求項1に定義される通りであり;そし
てRh1は、任意のハロ基であり;Rh2は、任意のハロ基であり;Rh1およ
びRh2のうちの少なくとも1つが存在する、請求項1〜16のいずれか1項に
記載の薬学的組成物。 - 【請求項18】 Rh1が、前記環Xの位置2にある、請求項17に記載の
薬学的組成物。 - 【請求項19】 Rh2が、前記環Xの位置4にある、請求項17または1
8に記載の薬学的組成物。 - 【請求項20】 前記式(I)の化合物が、以下の化合物: 【化4】 から選択される、請求項1に記載の薬学的組成物。
- 【請求項21】 医薬における使用のための、請求項1〜20のいずれか1
項に記載の組成物。 - 【請求項22】 経口避妊における使用のための医薬の製造における、請求
項1〜20のいずれか1項に記載の組成物の使用。 - 【請求項23】 ホルモン補充療法における使用のための医薬の製造におけ
る、請求項1〜20のいずれか1項に記載の組成物の使用。 - 【請求項24】 子宮内膜刺激を伴うことなく、骨保護ホルモン補充療法の
ための医薬の製造における、請求項1〜20のいずれか1項に記載の組成物の使
用。 - 【請求項25】 STSと関連する状態または疾患の治療における使用のた
めの医薬の製造における、請求項1〜20のいずれか1項に記載の組成物の使用
。 - 【請求項26】 有害なSTSレベルと関連する状態または疾患の治療にお
ける使用のための医薬の製造における、請求項1〜20のいずれか1項に記載の
組成物の使用。
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