JP2003517888A - 骨産生製品 - Google Patents

骨産生製品

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JP2003517888A
JP2003517888A JP2001546699A JP2001546699A JP2003517888A JP 2003517888 A JP2003517888 A JP 2003517888A JP 2001546699 A JP2001546699 A JP 2001546699A JP 2001546699 A JP2001546699 A JP 2001546699A JP 2003517888 A JP2003517888 A JP 2003517888A
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mixture
compound
fatty acid
recombinant
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JP2001546699A
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フイリツパール,ピエール
ブラスール,ミシエル
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ヘノゲン・ソシエテ・アノニム
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    • A61L26/0009Chemical aspects of, or use of materials for, wound dressings or bandages in liquid, gel or powder form containing macromolecular materials
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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Abstract

(57)【要約】 骨産生製品は、少なくとも1種類のリン脂質存在下でトロンビンを産生する組み換え化合物を含む血小板濃厚血漿の凝固マトリックス及び、マトリックスに分散された、骨の形成を誘発するために有効量のカルシウム含有化合物を含んで成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の分野) 骨産生(bone generating)製品は、少なくとも1種のリン脂質の存在下でトロ
ンビンを産生するための組み換え化合物を含む血小板濃厚血漿の凝固マトリック
ス及び、骨の形成を誘発するために有効量の、マトリックス中に分散されたカル
シウム含有化合物を含んで成る。
【0002】 (従来の技術) 骨代替物または移植物の調製のために多数の研究が実施されてきた。
【0003】 骨代替物または移植物の調製のために、プリオンを破壊するために、ヒトの骨
を化学薬品により処理することは周知である。そのように処理されたヒトの骨は
その移植後の細胞の成長に適した多孔質のマトリックスとして働く。
【0004】 更に、コラーゲン含有物質から人工マトリックスまたはスポンジを調製し、前
記マトリックスまたはスポンジを骨代替物として使用することも提唱されてきた
【0005】 米国特許第5,733,545号明細書の実施例4は、血漿−軟膜被膜濃縮物
及び粉砕乾燥骨を含む混合物からまたは血漿−軟膜被膜濃縮物及びCaCl2
らの血栓の調製を開示し、前記後者の化合物は混合物の凝固を確保するために使
用される。前記実施例4において、粉砕乾燥骨を含む血漿−軟膜被膜濃縮物の錯
体形成が、恐らくは、固形物の骨からのカルシウムの提供のためであることが述
べられている。前記実施例において、トロンビンの使用が患者の合併症の一因で
あることが明らかに明記されている。
【0006】 しかし、血漿−軟膜被膜濃縮物及び粉砕乾燥骨を混合することにより得られた
骨代替物は骨の産生には適さなかった。
【0007】 今や、骨産生用製品、すなわち、患者に移植されると急速な細胞転移増殖及び
骨の産生を可能にする製品が見いだされた。骨の産生を得るためには、骨産生用
製品を、血小板濃厚血漿、組み換えトロンビン産生用製品、少なくとも1種のリ
ン脂質及び、マトリックスに分散された、骨の形成を誘発するのに有効量のカル
シウム含有化合物、を使用することにより調製しなければならない。リン脂質を
伴うまたはそれの存在下の組み換え組織因子は組み換えトロンビン産生用製品と
して、しかしまた、脱顆粒球血小板のための手段として、そして血小板中に存在
する成長因子を放出するための手段として働く。好ましくは、カルシウム含有化
合物の少なくとも一部分は骨粒子から製造される。例えば、カルシウム含有化合
物の少なくとも30重量%、好ましくは少なくとも50重量%は骨粒子、好まし
くは非変性骨粒子から製造される。本発明の骨産生用製品中の骨粒子の存在は、
前記の骨粒子が、組織因子に骨を産生するように誘導するための成長因子と同様
に骨形態発生タンパク質を含むために、骨の産生を改善すると考えられる。患者
に、本発明の骨産生用製品を移植することにより得られた優れた骨産生は、血小
板濃厚血漿中に存在する様々な因子(成長因子、等)及び、1種もしくは複数の
カルシウム含有化合物(好ましくは骨粒子)の存在によると推定される。組み換
え組織因子の存在もまた好ましい。組み換え組織因子は、カルシウム含有化合物
の存在下で骨の形成を誘発し、加速させるのに適した因子の、タンパク質含有マ
トリックスを誘発する。実質的に血小板濃厚血漿、骨粒子及び組み換えトロンビ
ン産生用化合物のみを使用する場合は、本発明の製品中に存在する異なる因子は
、実質的に身体内におけるように(他方に対する1つの因子の比率が身体内にお
ける前記の比率に実質的に等しい)作用し、それにより骨の産生を改善すると推
定される。
【0008】 (発明の簡単な説明) 本発明の骨産生製品はトロンビン産生用組み換え化合物を含む血小板濃厚血漿
の凝固マトリックスを含んで成り、前記マトリックスが少なくとも1種のリン脂
質及びマトリックス中に分散された、骨を産生するのに有効量のカルシウム含有
化合物を含んで成る。好ましくは、カルシウム含有化合物は、恐らくは他のカル
シウム含有化合物と混合された骨粒子である。好ましくは、カルシウム含有化合
物の少なくとも30重量%、好都合には少なくとも50重量%が骨粒子から成る
。カルシウム含有化合物の例は、CaCl2、リン酸β−トリカルシウム、骨粒
子(変性骨)、骨粒子(非変性骨)、アパタイト、アスピジン、硫酸カルシウム
、炭酸カルシウム、ヒドロキシアパタイト、ヒドロキシアパタイト(さんご礁か
らの)、グルコノ乳酸カルシウム、グルコン酸カルシウム、乳酸カルシウム、グ
ルトニン酸カルシウム(calcium glutoniate)及びそれらの混合物、である。
【0009】 好都合には、トロンビン産生用組み換え化合物は組み換えトロンボプラスチン
である。好ましくは、本発明の骨産生用製品は2種以上の異なるリン脂質を含ん
で成る。
【0010】 好都合な態様に従うと、トロンビン産生用組み換え化合物は1種の、好ましく
は少なくとも2種の異なるリン脂質と組み合わされる。
【0011】 好ましい態様に従うと、トロンビン産生用組み換え化合物は、ホスファチジル
セリン、その誘導体、少なくとも1種の脂肪酸側鎖をもつホスファチジルセリン
、ホスファチジルコリン、その誘導体、及び少なくとも1種の脂肪酸側鎖をもつ
ホスファチジルコリン及びそれらの混合物から成る群から選択された1種のリン
脂質と組み合わされる。好ましくは、トロンビン産生用組み換え化合物は、ホス
ファチジルセリン、その誘導体、少なくとも1種の脂肪酸側鎖をもつホスファチ
ジルセリン、ホスファチジルコリン、その誘導体、及び少なくとも1種の脂肪酸
側鎖をもつホスファチジルコリン及びそれらの混合物から成る群から選択された
1種のリン脂質と組み合わされ、脂肪酸側鎖が、少なくとも1種の二重結合及び
、6〜24炭素原子、最も好ましくは16〜18炭素原子をもつ脂肪酸鎖から成
る群から選択される。
【0012】 最も好ましい態様に従うと、トロンビン産生用組み換え化合物は少なくとも2
個のリン脂質の混合物と組み合わされ、その第1のリン脂質は、ホスファチジル
セリン、その誘導体、少なくとも1種の脂肪酸側鎖をもつホスファチジルセリン
及びそれらの混合物から成る群から選択され、少なくとも1種の脂肪酸側鎖をも
つホスファチジルセリンの脂肪酸側鎖は、少なくとも1種の二重結合及び6〜2
4炭素原子、好ましくは16〜18炭素原子をもつ脂肪酸鎖から成る群から選択
され、他方、第2のリン脂質はホスファチジルコリン、その誘導体、及び少なく
とも1種の脂肪酸側鎖をもつホスファチジルコリン及びそれらの混合物から成る
群から選択され、少なくとも1種の脂肪酸側鎖をもつホスファチジルコリンの脂
肪酸側鎖が、少なくとも1種の二重結合及び6〜24炭素原子をもつ脂肪酸鎖か
ら成る群から選択される。
【0013】 本発明の骨産生用製品において、骨粒子は好ましくは、脳顔面頭蓋骨粒子、腸
骨粒子及びそれらの混合物から成る群から選択された骨粒子である。好ましくは
、骨粒子は非変性骨の粒子である。好都合には、骨粒子は0.5mmと5mmの
間を含んで成り、好ましくは0.5と3mmの間を含んで成り、最も好ましくは
約1mm(重量平均)を含んで成る平均粒度をもつ。骨粒子は例えば、0.5m
mと5mmの間を含んで成り、好ましくは0.5と3mm、最も好ましくは約1
mm(重量平均)を含んで成る平均粒度をもつチップまたはフレークの形態をも
つ。可能な態様に従うと、骨粒子は変性骨粒子(例えば、プリオンを除去するた
めに、1種もしくは複数の化学薬品により、放射線、等により処理してある骨を
粉砕することにより調製された骨粒子)並びに非変性骨粒子の混合物から成る。
幾らかの変性骨粒子を使用する場合は、変性骨の前記の粒子は、前記の変性骨粒
子が製品へ幾らかのカルシウムを添加するために使用されるので、0.5mmよ
り小さい粒度をもつことができる。
【0014】 本発明の骨産生製品は例えば、5%〜50容量%の骨粒子、好都合には10〜
40%、好ましくは20〜30容量%の骨粒子を含んで成る。骨粒子は好ましく
は、本発明の骨産生製品中に存在するカルシウム含有化合物の90重量%より多
くを形成する。
【0015】 本発明の骨産生製品の好都合な態様に従うと、凝固マトリックスはマトリック
ス形成物剤1マイクロリッター当たり1,500,000〜2,000,000
個の血小板濃度、及び、好ましくは、マトリックス形成剤1マイクロリッター当
たり0.05〜0.4μgの乾燥形態のトロンボプラスチンを含む血小板濃厚血
漿の凝固マトリックスである。血小板濃度は37℃で血小板の有効性を保証する
ために採用された濃度である。
【0016】 併発症をできるだけ回避し、患者の天然の骨上に産生される骨の移植体をでき
るだけ改善するために、使用される血小板濃厚血漿は患者の血漿からそして/ま
たは患者と組織適合性(hystocompatible)の血漿から(すなわち免疫学的組織適
合性)調製され、他方、骨粒子は患者の骨からそして/または患者と組織適合性
(すなわち免疫学的組織適合性)の1種もしくは複数の骨から調製される。
【0017】 本発明の骨産生用製品は恐らく、成長因子(上科BTGF及び、BMP−1の
ようなBMPの科、等)、遺伝子コードBMP及び/またはBTGF、立体因子
、カルシウム含有化合物、薬剤、脂肪酸、抗生物質もしくは抗生物質の混合物(
好ましくはテトラサイクリン群の抗生物質、Vibramaycin(R)、Doxycycline(R)
ミノサイクリン、minocin(R)(Wyeth-Lederlee)のような抗破骨細胞作用をもつ
1種もしくは複数の化合物、及びマクロライド、ペニシリンに基づいた化合物、
等のようなもう1種の、1種もしくは複数の抗生物質を含む抗破骨細胞作用をも
つ1種もしくは複数の化合物の混合物)、殺バクテリア剤、殺ウイルス剤、フィ
ブリノーゲン、マトリックスの形成を誘発する化合物、バッファー、生理学的p
H、等において双イオン性バッファー系のような、更なる成分または添加剤、並
びに前記化合物または添加剤の混合物、を含むことができる。
【0018】 好ましい態様の詳細に従うと、骨産生用製品は、0.001〜10重量%の1
種もしくは複数の抗生物質(その乾燥形態で計算された)、好都合には0.01
〜5重量%、好ましくは0.02〜1%、例えば0.05〜0.4重量%を含む
。抗生物質は好都合には、抗破骨細胞作用をもつ抗生物質(より具体的にはテト
ラサイクリン群の抗生物質、Vibramaycin(R)、Doxycycline(R)、ミノサイクリン
、minocin(R)(Wyeth-Lederlee))、抗破骨細胞作用をもつ抗生物質の混合物、
及び1種以上の、1種もしくは複数の他の抗生物質(好ましくは、マクロライド
、ペニシリンに基づいた化合物、等及びそれらの混合物)との抗破骨細胞作用を
もつ1種以上の抗生物質の混合物、から成る群から選択される。
【0019】 そのゲル化の前に、骨産生用製品は、好都合には、37℃で測定された、生理
学的pH、例えば6.5と8の間、好ましくは、約7〜7.5のpHを含んで成
るpHに実質的に等しいpHをもつ。
【0020】 本発明はまた、トロンビン産生用組み換え化合物を含む血小板濃厚血漿の凝固
マトリックス、及び、前記マトリックス中に分散された骨粒子を含んで成る骨産
生用製品の調製法に関し、そこで、 − 実質的に均質な混合物が、組み換えトロンビン産生用化合物及びリン脂質を
混合物に添加する時に、骨産生を誘発するために有効量の1種類もしくは複数の
カルシウム含有化合物と、血小板濃厚血漿を混合することにより形成され、 − 組み換えトロンビン産生用化合物及び少なくとも1種のリン脂質が、骨粒子
及び血小板濃厚血漿の混合物に添加、混合され、並びに − 組み換えトロンビン産生用化合物、血小板濃厚血漿、リン脂質及び骨粒子の
混合物が、血小板濃厚血漿の凝固及び骨産生用マトリックスの形成を確保するた
めの条件下に維持される。
【0021】 好ましくは凝固は酸素の存在下で、実質的に撹拌せずに実施される。前記凝固
は最も好ましくは、35℃と40℃の間を含んで成る温度で、より具体的には、
約37℃の温度で実施される。
【0022】 本発明の方法において、凝固のために使用されたトロンビン産生用組み換え化
合物は好都合には、組み換えトロンボプラスチンである。
【0023】 好都合には、少なくとも2種の異なるリン脂質を、組み換えトロンビン産生用
化合物、血小板濃厚血漿及び骨粒子の混合物、並びに血小板濃厚血漿及び骨粒子
の混合物、から成る群から選択された混合物に添加し、そこで前記添加が好まし
くは、組み換えトロンビン産生用化合物を添加する時に実施される。
【0024】 本発明の方法において、組み換えトロンビン産生用化合物は好都合には、リン
脂質、好ましくは複数のリン脂質と組み合わされ、そこで1種もしくは複数のリ
ン脂質と組み合わされた前記化合物は好都合には、凍結乾燥ケーク、粉末もしく
は顆粒のような、凍結乾燥製品の形態をもつ。
【0025】 本発明の好ましい方法に従うと、トロンビン産生用組み換え化合物は、ホスフ
ァチジルセリン、その誘導体、少なくとも1種の脂肪酸側鎖をもつホスファチジ
ルセリン、ホスファチジルコリン、その誘導体、及び少なくとも1種の脂肪酸側
鎖をもつホスファチジルコリン及びそれらの混合物、からなる群から選択された
少なくとも1種のリン脂質と組み合わされ、そこで脂肪酸側鎖は好都合には、少
なくとも1種の二重結合及び6〜24炭素原子、好ましくは16〜18炭素原子
をもつ脂肪酸鎖から成る群から選択される。
【0026】 本方法の最も好ましい態様に従うと、トロンビン産生用組み換え化合物は少な
くとも2種のリン脂質の混合物と組み合わされ、第1のリン脂質はホスファチジ
ルセリン、その誘導体、少なくとも1種の脂肪酸側鎖をもつホスファチジルセリ
ン及びそれらの混合物から成る群から選択され、少なくとも1種の脂肪酸側鎖を
もつホスファチジルセリンの脂肪酸側鎖は、少なくとも1種の二重結合及び6〜
24炭素原子、好ましくは16〜18炭素原子をもつ脂肪酸鎖から成る群から選
択され、他方第2のリン脂質は、ホスファチジルコリン、その誘導体、及び少な
くとも1種の脂肪酸側鎖をもつホスファチジルコリン及びそれらの混合物、から
なる群から選択され、少なくとも1種の脂肪酸側鎖をもつホスファチジルコリン
の脂肪酸側鎖は、少なくとも1種の二重結合及び6〜24炭素原子をもつ脂肪酸
鎖から成る群から選択される。
【0027】 好ましくは、1種もしくは複数のカルシウム含有化合物の少なくとも一部は、
骨粒子、好都合には、脳顔面頭蓋骨粒子、腸骨粒子及びそれらの混合物から成る
群から選択された骨粒子により形成される。骨粒子は好都合には、非変性骨の粒
子である。前記骨粒子は恐らくは、非変性骨粒子及び変性骨粒子の混合物から成
ることができる。骨粒子は好都合には、0.5mmと5mmの間を含んで成る、
好ましくは0.5と3mmの間を含んで成る、最も好ましくは約1mmの平均(
重量)粒度をもつ。
【0028】 本発明の方法において、血小板濃厚血漿に添加された骨粒子の量は例えば、血
小板濃厚血漿及び骨粒子の混合物の約5%〜50容量%、好都合には10〜40
容量%、好ましくは20%〜30容量%に相当する。
【0029】 好都合には、本発明の方法に使用された血小板濃厚血漿はマトリックス形成剤
1マイクロリッター当たり1,500,000〜2,000,000個の血小板
濃度をもつ。
【0030】 好ましくは、血小板濃厚血漿、骨粒子及び組み換えトロンビン産生用化合物の
混合物は骨粒子を含まない混合物1マイクロリッター当たり1,500,000
〜2,000,000個の血小板濃度をもち、骨粒子を含まない混合物1マイク
ロリッター当たり乾燥形態のトロンボプラスチン0.05〜0.4μgを含む。
【0031】 患者のための骨産生用製品の調製に適した本発明の好ましい方法に従うと、血
小板濃厚血漿は、患者の血漿からそして/または、患者と組織適合性の血漿から
調製され、そこで骨粒子は患者の骨からそして/または患者と組織適合性の骨か
ら調製される。
【0032】 本発明の好ましい方法の詳細に従うと、血小板濃厚血漿の凝固は、少なくとも
1種の抗生物質の存在下で実施され、そして/または少なくとも1種の抗生物質
が血小板濃厚血漿の凝固後に、混合物に添加される。抗生物質または抗生物質の
混合物は恐らくは、その粉砕の前に骨粒子及び/または骨に、そして/またはト
ロンビン産生用組み換え化合物にそして/またはリン脂質に添加することができ
る。好ましくは、抗生物質もしくは抗生物質の混合物はトロンビン産生用組み換
え化合物(トロンビンを産生する組み換え化合物)と、好ましくは組み換えトロ
ンボプラスチンと混合される。
【0033】 好ましい態様の詳細に従うと、骨産生用製品に添加されたまたは血小板濃厚血
漿の骨産生用製品の凝固中に使用された、1種もしくは複数の抗生物質の量は、
1種もしくは複数の抗生物質を0.001〜10重量%(その乾燥形態で計算さ
れた)、好都合には0.01%〜5重量%、好ましくは0.02〜1%、例えば
0.05%〜0.4重量%、より具体的には0.2〜0.3%を含む。抗生物質
は好都合には、抗破骨細胞作用をもつ抗生物質(より具体的にはテトラサイクリ
ン群の抗生物質、Vibramaycin(R)、Doxycycline(R)、ミノサイクリン、minocin( R) (Wyeth-Lederlee))、抗破骨細胞作用をもつ抗生物質の混合物、及び1種以
上の1種もしくは複数の他の抗生物質(好ましくは、マクロライド、ペニシリン
に基づいた化合物、等及びそれらの混合物)との抗破骨細胞作用をもつ1種以上
の抗生物質の混合物、から成る群から選択される。
【0034】 最も好ましくは、少なくとも1種の抗生物質は、トロンビンを産生する組み換
え化合物を添加する前に、しかし好都合には、トロンビンを産生する組み換え化
合物を添加する時に、少なくとも血小板濃厚血漿及びカルシウム含有化合物を含
む混合物に添加される。
【0035】 本発明はまた、血小板濃厚血漿及び骨産生を誘発するのに有効量のカルシウム
含有化合物の混合物からの骨産生用製品の調製のために、少なくとも1種のリン
脂質と混合した、トロンビン産生用組み換え化合物の使用に関する。
【0036】 本発明の更なる目的は、トロンビン産生用組み換え化合物、少なくとも1種の
リン脂質及びカルシウム含有化合物を含む混合物であり、カルシウム含有化合物
/トロンビン産生用組み換え化合物からのカルシウムの重量比は0.5より大き
く、好都合には2より大きい。前記は好都合には、乾燥粉末の形態をもつ。カル
シウム含有化合物は好ましくは、カルシウム含有塩、リン酸β−トリカルシウム
、変性骨の粒子及びそれらの混合物から成る群から選択される。
【0037】 本発明のまだ更なる目的は、トロンビン産生用組み換え化合物、少なくとも1
種のリン脂質及び少なくとも1種の抗生物質を含む混合物である。混合物中に存
在する1種もしくは複数の抗生物質(乾燥物質として)/混合物中に存在するト
ロンビン産生用組み換え化合物(乾燥物質として)の重量比は好都合には、1:
1より大きく、好ましくは3:1より大きく、最も好ましくは5:1より大きく
、そしてより具体的には10:1より大きい。例えば、前記の比率は5:1と5
0:1の間を含んで成り、より具体的には10:1と25:1の間を含んで成る
【0038】 抗生物質は好都合には、抗破骨細胞作用をもつ抗生物質(より具体的にはテト
ラサイクリン群の抗生物質、Vibramaycine(R)、Doxycycline(R)、ミノサイクリ
ン、minocin(R)(Wyeth-Lederlee))、抗破骨細胞作用をもつ抗生物質の混合物
、及び1種以上の、1種もしくは複数の他の抗生物質(好ましくは、マクロライ
ド、ペニシリンに基づいた化合物、等及びそれらの混合物)との抗破骨細胞作用
をもつ1種以上の抗生物質の混合物、から成る群から選択される。
【0039】 トロンビン産生組み換え化合物は好都合には、組み換えトロンボプラスチンで
ある。
【0040】 本発明は更に、密閉材の調製法に関し、そこでフィブリノーゲン含有溶液が少
なくとも1種のリン脂質の存在下でトロンビン産生用組み換え化合物と接触、好
ましくは混合される。好都合には、トロンビン産生用組み換え化合物は組み換え
トロンボプラスチンである。
【0041】 好都合には、ゲルが、6と8の間、好都合には7と7.5の間に維持されたp
Hで形成されるように、少なくとも1種類のリン脂質、少なくとも1種類の抗生
物質及び少なくとも有効量の1種類のバッファーの存在下で、トロンビン産生用
組み換え化合物と、フィブリノーゲン含有溶液を接触させることにより,ゲルが
形成される。
【0042】 好ましくは1種類もしくは複数の抗生物質及び1種類もしくは複数のバッファ
ー剤を含むバッファー溶液を調製し、フィブリノーゲン含有溶液と接触させる。
前記バッファー溶液のpHは好都合には、6と8の間、最も好ましくは7と7.
5の間を含んで成る。バッファー溶液は恐らくは、しかし好都合には、1種類も
しくは複数のトロンビン産生用組み換え化合物及び/または1種類もしくは複数
のリン脂質を含むことができる。
【0043】 可能なバッファーは例えば、TRISバッファー、リンゲ溶液(solution of
Ringe)、重炭酸ナトリウム及びそれらの混合物である。
【0044】 好ましくは、フィブリノーゲン含有溶液は少なくとも2種の異なるリン脂質の
存在下で、トロンビン産生用組み換え化合物と接触される。
【0045】 最も好ましくは、フィブリノーゲン含有溶液はホスファチジルセリン、その誘
導体、少なくとも1種の脂肪酸側鎖をもつホスファチジルセリン、ホスファチジ
ルコリン、その誘導体、及び、少なくとも1種の脂肪酸側鎖をもつホスファチジ
ルコリンから成る群から選択された少なくとも1種のリン脂質、好ましくは、前
記の群から選択された少なくとも2個のリン脂質の存在下で、トロンビン産生用
組み換え化合物と接触される。ホスファチジルコリンの脂肪酸側鎖は好都合には
、少なくとも1種の二重結合及び6〜24炭素原子、好都合には16〜18炭素
原子をもつ脂肪酸鎖から成る群から選択される。
【0046】 密封材の形成の前に、混合溶液は好都合には、生理学的pH、例えば37℃で
測定された、6.5と8の間を含んで成るpH、好ましくは約7〜7.5、のp
Hに実質的に等しいpHをもつ。
【0047】 好都合には、血小板濃厚血漿はフィブリノーゲン含有溶液として使用される。
血小板濃厚血漿は好都合には、1マイクロリッター当たり、1,500,000
〜2,000,000個の血小板の濃度をもつ。好ましくは、1マイクロリッタ
ー当たり1,500,000〜2,000,000個の血小板濃度をもつ血小板
濃厚血漿、1マイクロリッター当たり0.05〜0.4μgの乾燥形態のトロン
ボプラスチン及び、1マイクロリッター当たり0.01〜4μg(好都合には0
.1〜0.4μg、好ましくは0.2〜0.3μg)の1種類もしくは複数の抗
生物質(乾燥物質として)が、ゲル化期間に、6と8の間、好都合には7と7.
5の間にpHを調整するために、有効量の1種類もしくは複数のバッファー剤の
存在下で、血小板濃厚血漿と接触させられる。
【0048】 血小板濃厚血漿を使用する時には、できるだけ併発症を回避し、患者の密封材
の移植体をできるだけ改善するために、使用された血小板濃厚血漿を患者の血漿
からそして/または患者と組織適合性の血漿から(すなわち、免疫学的な組織適
合性)調製される。
【0049】 フィブリノーゲン含有溶液、好ましくは血小板濃厚血漿は好都合には、少なく
とも1種類の、好ましくは2種類の異なるリン脂質の存在下で、そして少なくと
も1種類の抗生物質の存在下で、少なくとも1種類のトロンビン産生用組み換え
化合物と接触させられる。
【0050】 好ましくは、フィブリノーゲン含有溶液、好ましくは血小板濃厚血漿は、少な
くとも1種類のトロンビン産生用組み換え化合物及び少なくとも1種類、好まし
くは2種類の異なるリン脂質を含む溶液と接触させられる。
【0051】 1種類以上の抗生物質を使用する時に、使用される1種類もしくは複数の抗生
物質の量は好都合には、密封材が1種類もしくは複数の抗生物質を0.001〜
10重量%、好都合には0.01%〜5重量%、好ましくは0.02〜1%、最
も好ましくは0.05〜0.4%含むようなものである。密封材混合物中に存在
する1種類もしくは複数の抗生物質/密封混合物中に使用されたトロンビン産生
用組み換え化合物の重量比(乾燥物質として計算された)は好都合には、1:1
より大きく、好ましくは3:1より大きく、最も好ましくは5:1より大きく、
そしてより具体的には10:1より大きい。例えば、前記の比率は5:1と50
:1の間、より具体的には10:1と25:1の間を含んで成る。
【0052】 抗生物質は好都合には、抗破骨細胞作用をもつ抗生物質(より具体的にはテト
ラサイクリン群の抗生物質、Vibramaycin(R)、Doxycycline(R)、ミノサイクリン
、minocin(R)(Wyeth-Lederlee))、抗破骨細胞作用をもつ抗生物質の混合物、
並びに1種以上の1種もしくは複数の他の抗生物質(好ましくは、マクロライド
、ペニシリンに基づいた化合物、等及びそれらの混合物)との抗破骨細胞作用を
もつ1種以上の抗生物質の混合物、から成る群から選択される。
【0053】 本発明は更に、本発明に従う密封材の調製のためのキットに関し、前記キット
は − フィブリノーゲン含有物質、好ましくはフィブリノーゲン含有溶液を含む第
1のバイアル、 − トロンビン産生用組み換え化合物、好ましくは前記組み換え化合物を含む溶
液、を含む第2のバイアル、 − 恐らくは、フィブリノーゲン含有溶液及び/またはトロンビン産生用組み換
え化合物を含む溶液の調製のための、第1のバイアル及び/または第2のバイア
ルに添加されるべき溶液を含む第3のバイアル、 を含んで成り、そこで 第1のバイアル及び/または第2のバイアル及び/または第3のバイアルが少
なくとも1種のリン脂質、好ましくは少なくとも2種の異なるリン脂質を含み、
そして 第1のバイアル及び/または第2のバイアル及び/または第3のバイアル(好
ましくは第2及び/または第3のバイアル)が少なくとも1種類の抗生物質を含
む。
【0054】 好都合には、第1のバイアル及び/または第2のバイアル及び/または第3の
バイアルは少なくとも1種類のバッファー剤を含む。好ましくは、第2のバイア
ルが少なくとも1種類のリン脂質及び少なくとも1種類の抗生物質を含み、他方
、第3のバイアルが1種類もしくは複数のバッファー剤を含む。最も好ましくは
、第1のバイアルが乾燥形態のフィブリノーゲン含有物質を含み、他方、第2の
バイアルが乾燥形態のトロンビン産生用組み換え化合物を含む。
【0055】 本発明の製品及び方法の詳細及び特徴は以下の実施例の説明から明白になるで
あろう。
【0056】
【実施例の説明】
前記の実施例の調製のために、以下の製品を使用した。
【0057】 PRP:骨移植体が移植された患者の血小板濃厚血漿。血漿の血小板濃度は血
漿1マイクロリッター当たり1,800,000個の血小板であった。PRPは
細菌学的抑制のために最大の割合の生命血小板を得るために白血球を除去するた
めの既知の通常の処理を受け、前記PRPは少なくとも5日間活性であった。そ
の使用の前に、PRPを37℃で震盪し、前記の震盪はPRPを含む容器を震盪
することにより実施した。
【0058】 トロンボプラスチン:使用したトロンボプラスチンは会社DADE AG(Duedingen,
Switzerland)により商品名INNOVINとして販売されたトロンボプラスチンであっ
た。トロンボプラスチンは合成リン脂質、すなわちホスファチジルセリン及びホ
スファチジルコリンと組み合わせて凍結された組み換えヒト組織因子であり、前
記リン脂質は少なくとも1種類の脂肪酸側鎖をもち、脂肪酸側鎖は少なくとも1
種の二重結合及び16〜18炭素原子をもつ脂肪酸鎖からなる群から選択された
。Innovinはプロトロンビンを含まず、因子FVIIを含まず、そして因子FXを含ま
ない。カルシウムはInnovin中に存在する。Innovinは試験の目的のための既知の
製品である。Innovinはまた、生理学的pHにおいて幾らかのカルシウム、双イ
オン性バッファー系を含む。
【0059】 骨粒子:骨粒子は骨の移植が必要な患者の腸骨または脳顔面頭蓋骨から調製さ
れた。患者の新鮮な骨を1mmの平均直径をもつ骨のフレーク(骨ミール)に粉
砕した。骨粒子をその調製の直後にPRPに添加する。
【0060】 水:使用した水は蒸留、滅菌の、発熱物質を含まない水である。 (実施例1) 前記実施例において、PRPの50mlを滅菌容器内に入れた。骨粒子10m
l容量(脳顔面頭蓋から採取)をPRPに添加し、混合した。次に容器を酸素含
有雰囲気中で滅菌条件下で37.5℃に加熱する(例えば、37.5℃の温度を
もつ、水及び0.9%NaClを含む水浴を使用することにより)。
【0061】 Innovinの10mgを蒸留、滅菌そして発熱物質を含まない水2mlと混合し
た。水+Innovinの混合物を37.5℃の温度に維持したPRP+骨粒子混合物
に添加した。
【0062】 撹拌せずに約10分後、容器内にゲルが形成し、前記ゲルは患者への移植に適
した骨産生用製品である。 (実施例2) Innovinの20mgを蒸留、滅菌そして発熱物質を含まない水の2mlと混合
し、PRP+骨粒子混合物に添加したことを除いて、実施例1を繰り返した。 (実施例3〜9) 前記実施例において、使用した試薬の量が異なることを除いて実施例1を繰り
返した。実施例 3 4 5 6 7 8 9 PRP(ml) 50 50 50 50 50 50 50 骨粒子(ml) 10 10 15 40 30 25 50 脳顔面頭蓋 Innovin(mg) 20 10 10 10 10 20 10 水(ml) 2 2 2 2 2 4 4 (実施例10〜19) 前記実施例においては、使用した試薬の量が異なることを除いて実施例1を繰
り返した。実施例 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 PRP(ml) 50 50 50 50 50 50 50 50 50 50 骨粒子(ml) 10 20 10 10 10 20 10 (脳顔面頭蓋) 骨粒子(ml) 10 20 40 10 10 20 10 10 20 30 (腸骨) Innovin(mg) 20 20 10 20 10 10 20 30 10 10 水(ml) 2 2 4 2 2 2 2 2 4 4 ゲル形態をもつ前記実施例1〜19の骨産生製品は患者に、例えば、より重症
な上顎顔面アトロフィーを罹患するヒトの患者に容易に移植することができる。
本発明の骨産生製品は骨の隙間に容易に充填することができ、形状を形成するこ
とができる。本発明の骨産生製品をより重症な上顎顔面アトロフィーを罹患する
ボランティアに使用した。洞リフト移植及び上顎顔面骨上の付加移植(on lay g
raft)を実施した。これらの試験は、本発明の骨産生製品が適用された部分に骨
の成長または骨の産生を示した。 (実施例20) ヒトの骨を、プリオンを除去するために変性し、γ−放射した。骨を0.2m
mの平均(重量)粒度に粉砕した。乾燥後、骨粒子10gを乾燥INNOVIN10m
gと乾燥混合して、トロンビン産生用組み換え化合物、リン脂質及び高濃度のカ
ルシウム含有化合物の混合物を得た。
【0063】 次に、そのように調製した混合物を本発明の骨産生製品の調製のために使用し
た。
【0064】 INNOVIN10mg+変性骨粒子10gの混合物をINNOVIN10mg単独の代わり
に使用し、そしてパスタを調製するように水量を調整するために、より大量の滅
菌水(5〜10ml)を使用したことを除いて、実施例1の方法を繰り返した。
【0065】 (実施例21) 組み換えトロンボプラスチンを添加する前に、PRP及び骨粒子混合物1ml
当たりVibramycin(R)200μgを添加したことを除いて、実施例1を繰り返し
た。 (実施例22) 組み換えトロンボプラスチン添加の前に、PRP及び骨粒子混合物1ml当た
りミノサイクリン(Minocin(R))100μgを添加したことを除いて、実施例1
を繰り返した。 (実施例23) 組み換えトロンボプラスチン添加の前に、PRP及び骨粒子混合物1ml当た
りミノサイクリン(Minocin(R))50μgを添加したことを除いて、実施例1を
繰り返した。 (実施例24) 組み換えトロンボプラスチン添加の前に、PRP及び骨粒子混合物1ml当た
りミノサイクリン(Minocin(R))20μgを添加したことを除いて、実施例1を
繰り返した。 (実施例25) Innovinの10mgをVibramycin(R)100mgと混合した。Vibramycinの存在
はInnovinの安定性及び作用を改善するように見える。
【0066】 Innovin−Vibramycin(R)混合物をゲルの調製のために実施例1におけるように
使用した。 (実施例26) Innovinの10mgを水5mlと混合した。その後、Vibramycin100mgをI
nnovinの前記の水性混合物に添加した。次に、混合物を凍結乾燥して、Innovin
及びVibramycinを含む粉末またはケークを得た。
【0067】 次に、凍結乾燥製品を実施例25におけるように使用した。
【0068】 Innovinの調製方法におけるように、組み換えトロンボプラスチン及びリン脂
質の水性混合物を凍結乾燥し、前記抗生物質(例えばVibramycin)を、その凍結
乾燥の前に水性混合物に添加することができる(例えば、Innovinの調製法で実
施したように、Ca++、バッファー及び安定剤の混合物への添加の前及び/また
は後に)。 (実施例27〜29) Minocin(R)(Wyeth-Lederlee)をVibramycin(R)の代わりに使用したことを除
いて、実施例24〜26を繰り返した。 (実施例30〜59) American diagnostica Inc.の組み換え組織因子4500L/BをInnovinの代
わりに使用したことを除いて、実施例1〜29を繰り返した。American diagnos
tica Inc.の組み換え組織因子4500L/B2も使用することができる。 (実施例60) 密封材を、PRP50mlをInnovin10mg、Minocin(R)100mg及び生
理学的に許容できるバッファー(PRPとのその混合の前の水溶液に対して約7
.2のpHをもつために十分な量の、例えば重炭酸ナトリウムの溶液)を含む水
溶液2mlと混合することにより調製した。密封ゲルをそのようにして得た。 (実施例61) PRP50mlを第1のシリンジの室内に入れ、他方Innovin10mg、Minoc
in(R)100mg及び生理学的に許容できるバッファー(重炭酸ナトリウム)を
含む水溶液2mlを第2のシリンジの室内に入れた。傷に混合物を適用する前に
、Innovin、Minocin及びバッファーとPRPを混合するために2本のシリンジを
ミキサーに、そしてミキサーにPRP1ml当たりInnovin溶液0.04mlを
連続的に配達するための手段に接続した。 (実施例62) Innovin10mg及びVibramycin(R)200mg及びバッファー剤(溶液のpH
は約7.2である)を含む水溶液10mlを使用し、手段がPRP1ml当たり
Innovin−Vibramycin溶液0.2mlをミキサーに連続的に配達することを除い
て、実施例61を繰り返した。 (実施例63) 密封材の調製用キットで、前記キットは − PRPを含む第1のバイアル − 乾燥形態のInnovin及びVibramycinを含む第2のバイアル、 − Innovin−Vibramycinを含む溶液を再構成するための滅菌水及びバッファー
(3種のバイアルを一緒に混合する時に、好ましくは第2及び第3のバイアルを
最初に混合し、その混合物を第1のバイアルの内容物と混合物する時に、7.2
のpHを確保するのに十分な量)を含む第3のバイアル、 を含んで成る。
【0069】 好都合には、キットは更に、再構成されたInnovin−Vibramycin溶液とPRP
を混合するための手段及び、例えば噴霧により傷の上に混合物を適用するための
手段を含んで成る。 (実施例64) 特に前記実施例で調製された、本発明の密封組成物及びパスタ(骨産生製品)
を人工骨、1種類以上の滅菌処理を受けた骨、をコートするために使用した。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成14年1月17日(2002.1.17)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項抗破骨細胞作用をもつ1種もしくは複数の抗生物質及び1種
もしくは複数のバッファー剤及び恐らくは、トロンビン産生用組み換え化合物及
び恐らくはリン脂質、を含むバッファー溶液が調製され、前記バッファー溶液が
6と8の間、好ましくは7と7.5の間から成るpHをもち、そしてフィブリノ
ーゲン含有溶液が前記バッファー溶液と接触させられる、請求項の方法。
【請求項】 トロンビン産生用組み換え化合物が組み換えトロンボプラス
チンである、請求項1及び2のいずれかの方法。
【請求項】 フィブリノーゲン含有溶液が少なくとも2種の異なるリン脂
質の存在下でトロンビン産生用組み換え化合物と接触される、請求項1〜のい
ずれかの方法。
【請求項】 血小板濃厚血漿が、少なくとも1種類のリン脂質の存在下で
トロンビンを産生するための組み換え化合物、バッファー剤及び抗破骨細胞作用 をもつ少なくとも1種の抗生物質並びに、ゲルの形成期間に、接触されたフィブ リノーゲン溶液のpHが6と8の間、好都合には7と7.5の間に維持されるよ うに有効量のバッファー と接触される、請求項1〜4のいずれかの方法。
【請求項】 血小板濃厚血漿が1マイクロリッター当たり、1,500,
000〜2,000,000個の血小板濃度をもつ、請求項の方法。
【請求項】 血小板濃厚血漿が1マイクロリッター当たり1,500,0
00〜2,000,000個の血小板濃度をもち、他方、ゲル化期間に、pHを
6と8の間、好都合には7と7.5の間に調整するための有効量の1種もしくは
複数のバッファー剤の存在下で、1マイクロリッター当たり乾燥形態の0.05
〜0.4μgのトロンボプラスチン及び1マイクロリッター当たり0.05〜4
μgの1種もしくは複数の抗生物質が、血小板濃厚血漿と接触される、請求項 またはの方法。
【請求項】 − フィブリノーゲン含有物質、好ましくはフィブリノーゲ
ン含有溶液を含む第1のバイアル、 − トロンビン産生用組み換え化合物、好ましくは前記組み換え化合物を含む溶
液を含む第2のバイアル、 − 恐らくは、フィブリノーゲン含有溶液及び/またはトロンビン産生用組み換
え化合物を含む溶液の調製のための、第1のバイアル及び/または第2のバイア
ルに添加されるべき溶液を含む第3のバイアル、 を含んで成り、そこで、 第1のバイアル及び/または第2のバイアル及び/または第3のバイアルが少
なくとも1種類のリン脂質、好ましくは少なくとも2種の異なるリン脂質を含み
、そして 第1のバイアル及び/または第2のバイアル及び/または第3のバイアル、好
ましくは第2または第3のバイアルが、抗破骨細胞作用をもつ少なくとも1種の 抗生物質を含みそして、 第1のバイアル及び/または第2のバイアル及び/または第3のバイアルが、 ゲルの形成期間に、接触されたフィブリノーゲン溶液のpHが6と8の間、好都 合には7と7.5の間に維持されるように有効量の少なくとも1種のバッファー 剤を含ん で成る、請求項1〜のいずれかに記載の密封材の調製のためのキット
【請求項】 第2のバイアルが少なくとも1種のリン脂質、少なくとも1
種のバッファー剤及び少なくとも1種の抗生物質を含む、請求項のキット。
【請求項10】 第1のバイアルが乾燥形態のフィブリノーゲン含有物質を
含み、他方、第2のバイアルが乾燥形態の、トロンビン産生用組み換え化合物を
含む、請求項のキット。
【請求項11】 少なくとも1種のリン脂質の存在下でトロンビンを産生す
るための組み換え化合物を含む血小板濃厚血漿の凝固マトリックス、骨の形成を
誘発するための前記マトリックス中に分散された有効量のカルシウム含有化合物 及び抗破骨細胞作用をもつ少なくとも1種の抗生物質 を含んで成る、骨産生製品
【請求項12】 カルシウム含有化合物が骨粒子、カルシウム含有添加剤と
の骨粒子の混合物から成る群から選択される、請求項11の骨産生製品。
【請求項13】 トロンビン産生用組み換え化合物が組み換えトロンボプラ
スチンである請求項11の骨産生製品。
【請求項14】 少なくとも2種の異なるリン脂質を更に含んで成る、請求
11の骨産生製品。
【請求項15】 カルシウム含有化合物が骨粒子、カルシウム含有添加剤と
の骨粒子の混合物、から成る群から選択され、そして骨粒子が、脳顔面頭蓋骨粒
子、腸骨粒子及びそれらの混合物から成る群から選択された骨粒子である、請求
11の骨産生製品。
【請求項16】 カルシウム含有化合物が、骨粒子、骨粒子のカルシウム含
有添加剤との混合物から成る群から選択され、そして骨粒子が非変性骨粒子であ
る、請求項11の骨産生製品。
【請求項17】 骨粒子が0.5mmと5mmの間を含んで成る平均粒度を
もつ、請求項11の骨産生製品。
【請求項18】 カルシウム含有化合物が骨粒子、カルシウム含有添加剤と
の骨粒子の混合物から成る群から選択された、請求項11の骨産生製品であって
、前記品が15%〜50容量%の骨粒子を含んで成る製品。
【請求項19】 凝固マトリックスがマトリックス形成剤1マイクロリッタ
ー当たり1,500,000〜2,000,000個の血小板濃度をもつ、血小
板濃厚血漿の凝固マトリックスである、請求項11の骨産生製品。
【請求項20】 凝固マトリックスが1マイクロリッター当たり1,500
,000〜2,000,000個の血小板濃度のマトリックス形成剤及び、マト
リックス形成剤1マイクロリッター当たり0.05〜0.4μgの乾燥形態のト
ロンボプラスチンを含む、血小板濃厚血漿の凝固マトリックスである、請求項 の骨産生製品。
【請求項21】 血小板濃厚血漿が患者の血漿から調製され、骨粒子が患者
の骨から調製される、患者のための請求項11の骨産生製品。
【請求項22】 凝固マトリックスが生物適合性フィルムと結合されている
、請求項11の骨産生製品。
【請求項23】 成長因子、成長因子をコードする遺伝子、カルシウム含有
化合物、薬剤、脂肪酸、抗生物質、殺バクテリア剤、殺ウイルス剤、フィブリノ
ーゲン、マトリックス形成を誘導する化合物及びそれらの混合物から成る群のう
ちから選択された少なくとも1種の添加剤を更に含む、請求項11の骨産生製品
【請求項24】 トロンビン産生用組み換え化合物を含む血小板濃厚血漿の
凝固マトリックス及び、前記マトリックス中に分散された骨粒子を含んで成る、
骨産生製品の調製法であって、そこで、 − 実質的に均質な混合物が、組み換えトロンビン産生用化合物及びリン脂質を
添加すると、骨産生を誘発するために有効量のカルシウム含有化合物と、血小板
濃厚血漿を混合することにより調製され、 − 組み換えトロンビン産生用化合物及びリン脂質が、血小板濃厚血漿から調製
された混合物に添加、混合され、並びに − 組み換えトロンビン産生用化合物、リン脂質、血小板濃厚血漿及びカルシウ
ム含有化合物、の混合物が血小板濃厚血漿の凝固及びマトリックスの形成を確保
するための条件下に維持される、 方法。
【請求項25】 カルシウム含有化合物が骨粒子、骨粒子のカルシウム含有
添加剤との混合物から成る群から選択される、請求項24の方法。
【請求項26】 凝固が酸素の存在下で、実質的に撹拌せずに実施される、
請求項24の方法。
【請求項27】 凝固のために使用されたトロンビン産生用組み換え化合物
が組み換えトロンボプラスチンである、請求項24の方法。
【請求項28】 カルシウム含有化合物が骨粒子、骨粒子のカルシウム含有
添加剤との混合物から成る群から選択され、そして少なくとも1種のリン脂質が
組み換えトロンビン産生用化合物、血小板濃厚血漿及び骨粒子の混合物、並びに
血小板濃厚血漿及び骨粒子の混合物、から成る群から選択された混合物に添加さ
れる、請求項24の方法。
【請求項29】 トロンビン産生用組み換え化合物がリン脂質と組み合わさ
れている、請求項24の方法。
【請求項30】 トロンビン産生用組み換え化合物が、ホスファチジルセリ
ン、その誘導体、少なくとも1個の脂肪酸側鎖をもつホスファチジルセリン、ホ
スファチジルコリン、その誘導体、及び少なくとも1個の脂肪酸側鎖をもつホス
ファチジルコリン及びそれらの混合物、から成る群から選択された少なくとも1
種のリン脂質と組み合わされる、請求項24の方法。
【請求項31】 トロンビン産生用組み換え化合物が、ホスファチジルセリ
ン、その誘導体、少なくとも1個の脂肪酸側鎖をもつホスファチジルセリン、ホ
スファチジルコリン、その誘導体、及び少なくとも1個の脂肪酸側鎖をもつホス
ファチジルコリン及びそれらの混合物、から成る群から選択された少なくとも1
種のリン脂質と組み合わされ、前記脂肪酸側鎖が少なくとも1個の二重結合及び
6〜24炭素原子をもつ脂肪酸鎖から成る群から選択される、請求項24の方法
【請求項32】 トロンビン産生用組み換え化合物が、ホスファチジルセリ
ン、その誘導体、少なくとも1個の脂肪酸側鎖をもつホスファチジルセリン、ホ
スファチジルコリン、その誘導体、及び少なくとも1個の脂肪酸側鎖をもつホス
ファチジルコリン及びそれらの混合物、から成る群から選択された少なくとも1
種のリン脂質と組み合わされ、前記脂肪酸側鎖が少なくとも1個の二重結合及び
16〜18炭素原子をもつ脂肪酸鎖から成る群から選択される、請求項24の方
法。
【請求項33】 トロンビン産生用組み換え化合物が、少なくとも2種のリ
ン脂質の混合物と組み合わされ、そこで、第1のリン脂質が、ホスファチジルセ
リン、その誘導体、少なくとも1個の脂肪酸側鎖をもつホスファチジルセリン及
びそれらの混合物から成る群から選択され、少なくとも1個の脂肪酸側鎖をもつ
ホスファチジルセリンの脂肪酸側鎖が、少なくとも1個の二重結合及び6〜24
炭素原子をもつ脂肪酸鎖から成る群から選択され、他方、第2のリン脂質が、ホ
スファチジルコリン、その誘導体、及び少なくとも1個の脂肪酸側鎖をもつホス
ファチジルコリン及びそれらの混合物、からなる群から選択され、少なくとも1
個の脂肪酸側鎖をもつホスファチジルコリンの脂肪酸側鎖が、少なくとも1個の
二重結合及び6〜24炭素原子をもつ脂肪酸鎖から成る群から選択される、請求
24の方法。
【請求項34】 カルシウム含有化合物が骨粒子、カルシウム含有添加剤と
の骨粒子の混合物、から成る群から選択され、そして骨粒子が、脳顔面頭蓋の骨
粒子、腸骨の粒子及びそれらの混合物から成る群から選択された骨粒子である、
請求項24の方法。
【請求項35】 カルシウム含有化合物が、骨粒子、骨粒子のカルシウム含
有添加剤との混合物から成る群から選択され、そして骨粒子が非変性骨の粒子で
ある、請求項24の方法。
【請求項36】 カルシウム含有化合物が、骨粒子、骨粒子のカルシウム含
有添加剤との混合物から成る群から選択され、そして骨粒子が0.5mmと5m
mの間を含んで成る平均粒度をもつ、請求項24の方法。
【請求項37】 カルシウム含有化合物が骨粒子、カルシウム含有添加剤と
の骨粒子の混合物から成る群から選択され、血小板濃厚血漿に添加された骨粒子
の量が、血小板濃厚血漿及び骨粒子の混合物の約15%〜50容量%に相当する
、請求項24の方法。
【請求項38】 血小板濃厚血漿が、マトリックス形成剤1マイクロリッタ
ー当たり1,500,000〜2,000,000個の血小板濃度をもつ、請求
24の方法。
【請求項39】 血小板濃厚血漿、骨粒子及び組み換えトロンビン産生用化
合物の混合物が、骨粒子を含まない混合物1マイクロリッター当たり1,500
,000〜2,000,000個の血小板濃度をもち、骨粒子を含まない混合物
1マイクロリッター当たり0.05〜0.4μgの乾燥形態のトロンボプラスチ
ンを含む、請求項24の方法。
【請求項40】 血小板濃厚血漿が患者の血漿、患者と組織適合性の血漿及
びそれらの混合物から成る群から選択された血漿から調製され、本質的に、カル
シウム含有化合物が患者の骨、患者と組織適合性の骨及びそれらの混合物から成
る群から選択された少なくとも1種の骨から調製された骨粒子から成る、患者の
ための骨産生製品の調製のための、請求項24の方法。
【請求項42】 血小板濃厚血漿及び、骨産生を誘発するために有効量のカ
ルシウム含有化合物からの骨産生製品の調製のための、少なくとも1種のリン脂
質及び抗破骨細胞作用をもつ少なくとも1種の抗生物質と混合して、トロンビン
産生用組み換え化合物の使用。
【請求項43】 トロンビン産生用組み換え化合物、少なくとも1種のリン
脂質及び、抗破骨細胞作用をもつ少なくとも1種の抗生物質を含み、抗生物質/
トロンビン産生用組み換え化合物の重量比が1より大きい混合物。
【請求項44抗破骨細胞作用をもつ抗生物質/トロンビン産生用組み換
え化合物の重量比が5より大きい、請求項43の混合物。
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Claims (58)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密封材の調製法であって、そこで、フィブリノーゲン含有溶
    液が、少なくとも1種のリン脂質の存在下でトロンビンを産生するための組み換
    え化合物、少なくとも1種のバッファー及び少なくとも1種の抗生物質と接触さ
    れる方法。
  2. 【請求項2】 フィブリノーゲン含有溶液を、少なくとも1種のリン脂質の
    存在下でトロンビンを産生するための組み換え化合物、少なくとも1種の抗生物
    質及び、ゲルの形成中、接触されたフィブリノーゲン溶液のpHが6と8の間、
    好都合には7と7.5の間に維持されるように、有効量の少なくとも1種のバッ
    ファーと接触させることにより、ゲルが形成される、請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 1種もしくは複数の抗生物質及び1種もしくは複数のバッフ
    ァー剤及び恐らくは、トロンビン産生用組み換え化合物及び恐らくは、リン脂質
    を含むバッファー溶液が調製され、前記バッファー溶液が6と8の間、好ましく
    は7と7.5の間から成るpHをもち、そしてフィブリノーゲン含有溶液が前記
    バッファー溶液と接触される、請求項2の方法。
  4. 【請求項4】 トロンビン産生用組み換え化合物が組み換えトロンボプラス
    チンである、請求項1〜3のいずれかの方法。
  5. 【請求項5】 フィブリノーゲン含有溶液が、少なくとも2種の異なるリン
    脂質の存在下でトロンビン産生用組み換え化合物と接触される、請求項1〜4の
    いずれかの方法。
  6. 【請求項6】 フィブリノーゲン含有溶液が、ホスファチジルセリン、その
    誘導体、少なくとも1種の脂肪酸側鎖をもつホスファチジルセリン、ホスファチ
    ジルコリン、その誘導体、及び少なくとも1種の脂肪酸側鎖をもつホスファチジ
    ルコリン、からなる群から選択された少なくとも1種のリン脂質、好ましくは前
    記の群から選択された少なくとも2種のリン脂質の存在下で、トロンビン産生用
    組み換え化合物と接触される、請求項1〜5のいずれかの方法。
  7. 【請求項7】 ホスファチジルコリンの脂肪酸側鎖が、少なくとも1種の二
    重結合及び6〜24炭素原子、好ましくは16〜18炭素原子をもつ脂肪酸鎖か
    ら成る群から選択される、請求項6の方法。
  8. 【請求項8】 血小板濃厚血漿が、少なくとも1種類のリン脂質及びバッフ
    ァー剤の存在下でトロンビン産生用組み換え化合物と接触される、請求項1〜7
    のいずれかの方法。
  9. 【請求項9】 血小板濃厚血漿が1マイクロリッター当たり、1,500,
    000〜2,000,000個の血小板濃度をもつ、請求項8の方法。
  10. 【請求項10】 血小板濃厚血漿が1マイクロリッター当たり1,500,
    000〜2,000,000個の血小板濃度をもち、他方、ゲル化期間に、pH
    を6と8の間、好都合には7と7.5の間に調整するために有効量の1種もしく
    は複数のバッファー剤の存在下で、1マイクロリッター当たり0.05〜0.4
    μgの乾燥形態のトロンボプラスチン及び1マイクロリッター当たり0.05〜
    4μgの1種もしくは複数の抗生物質が、血小板濃厚血漿と接触される、請求項
    8または9の方法。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれかに記載の密封材の調製用キット
    であって、 − フィブリノーゲン含有物質、好ましくはフィブリノーゲン含有溶液を含む第
    1のバイアル、 − トロンビン産生用組み換え化合物、好ましくは前記組み換え化合物を含む溶
    液を含む第2のバイアル、 − 恐らくは、フィブリノーゲン含有溶液及び/またはトロンビン産生用組み換
    え化合物を含む溶液の調製のための、第1のバイアル及び/または第2のバイア
    ルに添加されるべき溶液を含む第3のバイアル、 を含んで成り、そこで、 第1のバイアル及び/または第2のバイアル及び/または第3のバイアルが少
    なくとも1種類のリン脂質、好ましくは少なくとも2種の異なるリン脂質を含み
    、そして 第1のバイアル及び/または第2のバイアル及び/または第3のバイアル、好
    ましくは第2または第3のバイアルが少なくとも1種類の抗生物質を含む、 キット。
  12. 【請求項12】 第1のバイアル及び/または第2のバイアル及び/または
    第3のバイアルが少なくとも1種類のバッファー剤を含む、請求項11のキット
  13. 【請求項13】 第2のバイアルが少なくとも1種のリン脂質、少なくとも
    1種のバッファー剤及び少なくとも1種の抗生物質を含む、請求項12のキット
  14. 【請求項14】 第1のバイアルが乾燥形態のフィブリノーゲン含有物質を
    含み、他方、第2のバイアルが乾燥形態の、トロンビン産生用組み換え化合物を
    含む、請求項11のキット。
  15. 【請求項15】 少なくとも1種のリン脂質の存在下でトロンビン産生用組
    み換え化合物を含む血小板濃厚血漿の凝固マトリックス並びに骨の形成を誘発す
    るために前記マトリックス中に分散された有効量のカルシウム含有化合物を含ん
    で成る、骨産生製品。
  16. 【請求項16】 カルシウム含有化合物が、骨粒子、カルシウム含有添加剤
    との骨粒子の混合物から成る群から選択される、請求項15の骨産生製品。
  17. 【請求項17】 トロンビン産生用組み換え化合物が組み換えトロンボプラ
    スチンである請求項15の骨産生製品。
  18. 【請求項18】 少なくとも2種の異なるリン脂質を更に含んで成る、請求
    項15の骨産生製品。
  19. 【請求項19】 トロンビン産生用組み換え化合物がリン脂質と組み合わさ
    れている、請求項15の骨産生製品。
  20. 【請求項20】 トロンビン産生用組み換え化合物が、ホスファチジルセリ
    ン、その誘導体、少なくとも1種の脂肪酸側鎖をもつホスファチジルセリン、ホ
    スファチジルコリン、その誘導体、及び少なくとも1種の脂肪酸側鎖をもつホス
    ファチジルコリン及びそれらの混合物、からなる群から選択された少なくとも1
    種のリン脂質と組み合わせれている、請求項15の骨産生製品。
  21. 【請求項21】 トロンビン産生用組み換え化合物が、ホスファチジルセリ
    ン、その誘導体、少なくとも1種の脂肪酸側鎖をもつホスファチジルセリン、ホ
    スファチジルコリン、その誘導体、及び少なくとも1種の脂肪酸側鎖をもつホス
    ファチジルコリン及びそれらの混合物、からなる群から選択された少なくとも1
    種のリン脂質と組み合わされ、前記脂肪酸側鎖が少なくとも1種の二重結合及び
    6〜24炭素原子をもつ脂肪酸鎖から成る群から選択される、請求項15の骨産
    生製品。
  22. 【請求項22】 トロンビン産生用組み換え化合物が、ホスファチジルセリ
    ン、その誘導体、少なくとも1種の脂肪酸側鎖をもつホスファチジルセリン、ホ
    スファチジルコリン、その誘導体、及び少なくとも1種の脂肪酸側鎖をもつホス
    ファチジルコリン及びそれらの混合物、からなる群から選択された少なくとも1
    種のリン脂質と組み合わされ、前記脂肪酸側鎖が少なくとも1種の二重結合及び
    16〜18炭素原子をもつ脂肪酸鎖から成る群から選択される、請求項15の骨
    産生製品。
  23. 【請求項23】 トロンビン産生用組み換え化合物が、少なくとも2種のリ
    ン脂質の混合物と組み合わされ、そこで、第1のリン脂質が、ホスファチジルセ
    リン、その誘導体、少なくとも1種の脂肪酸側鎖をもつホスファチジルセリン及
    びそれらの混合物から成る群から選択され、少なくとも1種の脂肪酸側鎖をもつ
    ホスファチジルセリンの脂肪酸側鎖が、少なくとも1種の二重結合及び6〜24
    炭素原子をもつ脂肪酸鎖から成る群から選択され、他方、第2のリン脂質が、ホ
    スファチジルコリン、その誘導体、及び少なくとも1種の脂肪酸側鎖をもつホス
    ファチジルコリン及びそれらの混合物、からなる群から選択され、少なくとも1
    種の脂肪酸側鎖をもつホスファチジルコリンの脂肪酸側鎖が、少なくとも1種の
    二重結合及び6〜24炭素原子をもつ脂肪酸鎖から成る群から選択される、請求
    項15の骨産生製品。
  24. 【請求項24】 カルシウム含有化合物が、骨粒子、カルシウム含有添加剤
    との骨粒子の混合物、から成る群から選択され、そして骨粒子が、脳顔面頭蓋骨
    粒子、腸骨粒子及びそれらの混合物から成る群から選択された骨粒子である、請
    求項15の骨産生製品。
  25. 【請求項25】 カルシウム含有化合物が、骨粒子、骨粒子のカルシウム含
    有添加剤との混合物から成る群から選択され、そして骨粒子が非変性骨の粒子で
    ある、請求項15の骨産生製品。
  26. 【請求項26】 骨粒子が0.5mmと5mmの間を含んで成る平均粒度を
    もつ、請求項15の骨産生製品。
  27. 【請求項27】 カルシウム含有化合物が骨粒子、カルシウム含有添加剤と
    の骨粒子の混合物から成る群から選択された、請求項15の骨産生製品であって
    、15%〜50容量%の骨粒子を含んで成る製品。
  28. 【請求項28】 凝固マトリックスがマトリックス形成剤1マイクロリッタ
    ー当たり1,500,000〜2,000,000個の血小板濃度をもつ、血小
    板濃厚血漿の凝固マトリックスである、請求項15の骨産生製品。
  29. 【請求項29】 凝固マトリックスが、マトリックス形成剤1マイクロリッ
    ター当たり1,500,000〜2,000,000個の血小板濃度及び、マト
    リックス形成剤1マイクロリッター当たり0.05〜0.4μgの乾燥形態のト
    ロンボプラスチンを含む、血小板濃厚血漿の凝固マトリックスである、請求項1
    5の骨産生製品。
  30. 【請求項30】 血小板濃厚血漿が患者の血漿から調製され、骨粒子が患者
    の骨から調製される、患者のための請求項15の骨産生用製品。
  31. 【請求項31】 凝固マトリックスが生物適合性フィルムと結合されている
    、請求項15の骨産生用製品。
  32. 【請求項32】 成長因子、成長因子をコードする遺伝子、カルシウム含有
    化合物、薬剤、脂肪酸、抗生物質、殺バクテリア剤、殺ウイルス剤、フィブリノ
    ーゲン、マトリックスの形成を誘導する化合物及びそれらの混合物から成る群の
    うちから選択された少なくとも1種の添加剤を更に含む、請求項15の骨産生製
    品。
  33. 【請求項33】 抗生物質として、抗破骨細胞作用をもつ少なくとも1種の
    抗生物質を含む、請求項32の骨産生製品。
  34. 【請求項34】 トロンビン産生用組み換え化合物を含む血小板濃厚血漿の
    凝固マトリックス及び、前記マトリックス中に分散された骨粒子を含んで成る、
    骨産生用製品の調製法であって、そこで、 − 実質的に均質な混合物が、組み換えトロンビン産生用化合物及びリン脂質を
    添加する時に、骨産生を誘発するために有効量のカルシウム含有化合物と血小板
    濃厚血漿を混合することにより調製され、 − 組み換えトロンビン産生用化合物及びリン脂質が、血小板濃厚血漿から調製
    された混合物に添加、混合され、並びに − 組み換えトロンビン産生用化合物、リン脂質、血小板濃厚血漿及びカルシウ
    ム含有化合物の混合物が血小板濃厚血漿の凝固及びマトリックスの形成を確保す
    るための条件下に維持される、 方法。
  35. 【請求項35】 カルシウム含有化合物が骨粒子、骨粒子のカルシウム含有
    添加剤との混合物から成る群から選択される、請求項34の方法。
  36. 【請求項36】 凝固が酸素の存在下で、実質的に撹拌せずに実施される、
    請求項34の方法。
  37. 【請求項37】 凝固のために使用されたトロンビン産生用組み換え化合物
    が組み換えトロンボプラスチンである、請求項34の方法。
  38. 【請求項38】 カルシウム含有化合物が骨粒子、骨粒子のカルシウム含有
    添加剤との混合物から成る群から選択され、そして少なくとも1種のリン脂質が
    組み換えトロンビン産生用化合物、血小板濃厚血漿及び骨粒子の混合物、並びに
    血小板濃厚血漿及び骨粒子の混合物、から成る群から選択された混合物に添加さ
    れる、請求項34の方法。
  39. 【請求項39】 トロンビン産生用組み換え化合物がリン脂質と組み合わさ
    れている、請求項34の方法。
  40. 【請求項40】 トロンビン産生用組み換え化合物が、ホスファチジルセリ
    ン、その誘導体、少なくとも1種の脂肪酸側鎖をもつホスファチジルセリン、ホ
    スファチジルコリン、その誘導体、及び少なくとも1種の脂肪酸側鎖をもつホス
    ファチジルコリン及びそれらの混合物、から成る群から選択された少なくとも1
    種のリン脂質と組み合わされる、請求項34の方法。
  41. 【請求項41】 トロンビン産生用組み換え化合物が、ホスファチジルセリ
    ン、その誘導体、少なくとも1種の脂肪酸側鎖をもつホスファチジルセリン、ホ
    スファチジルコリン、その誘導体、及び少なくとも1種の脂肪酸側鎖をもつホス
    ファチジルコリン及びそれらの混合物、から成る群から選択された少なくとも1
    種のリン脂質と組み合わされ、前記脂肪酸側鎖が少なくとも1種の二重結合及び
    6〜24炭素原子をもつ脂肪酸鎖から成る群から選択される、請求項34の方法
  42. 【請求項42】 トロンビン産生用組み換え化合物が、ホスファチジルセリ
    ン、その誘導体、少なくとも1種の脂肪酸側鎖をもつホスファチジルセリン、ホ
    スファチジルコリン、その誘導体、及び少なくとも1種の脂肪酸側鎖をもつホス
    ファチジルコリン及びそれらの混合物、から成る群から選択された少なくとも1
    種のリン脂質と組み合わされ、前記脂肪酸側鎖が少なくとも1種の二重結合及び
    16〜18炭素原子をもつ脂肪酸鎖から成る群から選択される、請求項34の方
    法。
  43. 【請求項43】 トロンビン産生用組み換え化合物が、少なくとも2種のリ
    ン脂質の混合物と組み合わされ、そこで、第1のリン脂質が、ホスファチジルセ
    リン、その誘導体、少なくとも1種の脂肪酸側鎖をもつホスファチジルセリン及
    びそれらの混合物から成る群から選択され、少なくとも1種の脂肪酸側鎖をもつ
    ホスファチジルセリンの脂肪酸側鎖が、少なくとも1種の二重結合及び6〜24
    炭素原子をもつ脂肪酸鎖から成る群から選択され、他方、第2のリン脂質が、ホ
    スファチジルコリン、その誘導体、及び少なくとも1種の脂肪酸側鎖をもつホス
    ファチジルコリン及びそれらの混合物、からなる群から選択され、少なくとも1
    種の脂肪酸側鎖をもつホスファチジルコリンの脂肪酸側鎖が、少なくとも1種の
    二重結合及び6〜24炭素原子をもつ脂肪酸鎖から成る群から選択される、請求
    項34の方法。
  44. 【請求項44】 カルシウム含有化合物が骨粒子、カルシウム含有添加剤と
    の骨粒子の混合物、から成る群から選択され、そして骨粒子が、脳顔面頭蓋骨粒
    子、腸骨粒子及びそれらの混合物から成る群から選択された骨粒子である、請求
    項34の方法。
  45. 【請求項45】 カルシウム含有化合物が、骨粒子、骨粒子のカルシウム含
    有添加剤との混合物から成る群から選択され、そして骨粒子が非変性骨の粒子で
    ある、請求項34の方法。
  46. 【請求項46】 カルシウム含有化合物が、骨粒子、骨粒子のカルシウム含
    有添加剤との混合物、から成る群から選択され、そして骨粒子が0.5mmと5
    mmの間を含んで成る平均粒度をもつ、請求項34の方法。
  47. 【請求項47】 カルシウム含有化合物が骨粒子、カルシウム含有添加剤と
    の骨粒子の混合物、から成る群から選択され、血小板濃厚血漿に添加された骨粒
    子の量が、血小板濃厚血漿及び骨粒子の混合物の約15%〜50容量%に相当す
    る、請求項34の方法。
  48. 【請求項48】 血小板濃厚血漿が、マトリックス形成剤1マイクロリッタ
    ー当たり1,500,000〜2,000,000個の血小板濃度をもつ、請求
    項34の方法。
  49. 【請求項49】 血小板濃厚血漿、骨粒子及び組み換えトロンビン産生用化
    合物の混合物が、骨粒子を含まない混合物1マイクロリッター当たり1,500
    ,000〜2,000,000個の血小板濃度をもち、骨粒子を含まない混合物
    1マイクロリッター当たり0.05〜0.4μgの乾燥形態のトロンボプラスチ
    ンを含む、請求項34の方法。
  50. 【請求項50】 血小板濃厚血漿が患者の血漿、患者と組織適合性の血漿及
    びそれらの混合物から成る群から選択された血漿から調製され、カルシウム含有
    化合物が本質的に、患者の骨、患者と組織適合性の骨及びそれらの混合物から成
    る群から選択された少なくとも1種の骨から調製された骨粒子から成る、患者の
    ための骨産生用製品の調製のための、請求項34の方法。
  51. 【請求項51】 血小板濃厚血漿及び、骨産生を誘発するために有効量のカ
    ルシウム含有化合物の混合物からの骨産生用製品の調製のための、少なくとも1
    種のリン脂質と混合た、トロンビンを産生するための組み換え化合物の使用。
  52. 【請求項52】 トロンビン産生用組み換え化合物、少なくとも1種のリン
    脂質及びカルシウム含有化合物を含む混合物で、カルシウム含有化合物/トロン
    ビン産生用組み換え化合物からのカルシウムの重量比が0.5より大きい混合物
  53. 【請求項53】 カルシウム含有化合物/トロンビン産生用組み換え化合物
    からのカルシウムの重量比が2を越える、請求項52の混合物。
  54. 【請求項54】 前記混合物が乾燥粉末の形態をもつ、請求項52の混合物
  55. 【請求項55】 カルシウム含有化合物が塩、変性骨粒子及びそれらの混合
    物から成る群から選択される、請求項52の混合物。
  56. 【請求項56】 トロンビン産生用組み換え化合物、少なくとも1種のリン
    脂質及び少なくとも1種の抗生物質を含み、抗生物質/トロンビン産生用組み換
    え化合物の重量比が1より大きい混合物。
  57. 【請求項57】 抗生物質が抗破骨細胞作用をもつ抗生物質である、請求項
    56の混合物。
  58. 【請求項58】 抗生物質/トロンビン産生用組み換え化合物の重量比が5
    より大きい、請求項56の混合物。
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