JP2003516181A - ステントを送り届けるカテーテル組立体 - Google Patents

ステントを送り届けるカテーテル組立体

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JP2003516181A JP2001542849A JP2001542849A JP2003516181A JP 2003516181 A JP2003516181 A JP 2003516181A JP 2001542849 A JP2001542849 A JP 2001542849A JP 2001542849 A JP2001542849 A JP 2001542849A JP 2003516181 A JP2003516181 A JP 2003516181A
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    • A61F2002/067Y-shaped blood vessels modular

Abstract

(57)【要約】 分岐した血管を処置するために、改良されたカテーテル組立体および方法が提供されている。この発明のカテーテル組立体には、血管内に分岐したステントを前進させて送り届ける間に、一対のバルーンを着脱可能に拘束している管状拘束部がある。このシステムは、分岐部のその他の部分において血流を狭めることなく、分岐部を形成する側方分岐血管や主要血管を修復し、さらに介入性治療が必要な分岐した血管のすべての部分にアクセスできるようにデザインされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 [背景技術] この発明は分岐点で使用するカテーテル組立体、とくに疾患のある分岐した脈
管において分岐したステントを内植(インプラント)するカテーテル組立体、並
びに送り届けおよび内植する方法および装置に関する。
【0002】 ステントは一般に疾患のある血管を修復する。ステントは、一般に、中空円筒
で、ステントには縦軸に対して垂直な末端がある。使用中、普通のステントは血
管の患部に配置され、配置後、このステントにより血液の流路は確保される。
【0003】 分岐点に疾患のある血管の修復は、とくに困難な手術である。何故ならば、ス
テントは分岐点にある患部全体を覆う必要があり、その上ステント自身が血流を
狭めてはならないからである。したがって、ステントは、血流を狭めることなく
患部の開口部の周囲全体を覆い、且つ患部内と患部を越えた点まで到達しなけれ
ばならない。ステントが患部の開口部の周囲全体を覆えない場合は、ステントは
分岐した血管を完全に修復することができない。ステントが患部の開口部の周囲
全体を覆い、しかも分岐点を含む接合部に到達している場合は、患部は修復され
ているが、血流は分岐のその他の部分で狭められている場合がある。妨害がない
ステント要素は、新しい血管内膜の形成と治癒の間にルーメンの狭まりを促進し
、再狭窄を生じ、さらなる処置が必要になることがある。その上、分岐点を含む
接合部に到達することにより、ステントは分岐した血管の部分へのアクセスをブ
ロックするおそれがあり、さらに介入性の処置を行う必要がある。血管が、右の
冠状動脈または静脈移植片の開口部におけるように、大動脈からそれらの角のあ
る部分において疾患がある場合は、類似の問題がある。このような状況において
、開口部の周囲全体を覆っているステントが逆に大動脈に到達し、さらなる介入
性処置に関与した血管へのカテーテルの反復アクセスに関する問題を含む問題を
生じる。
【0004】 普通のステントは分岐部から隔たった血管の領域を修復するようにデザインさ
れ、普通のステントは一般にその縦軸に対して直角で終端しているので、血管分
岐の領域で普通のステントを使用すると、側方分岐の血流をブロックする結果に
なったり、または分岐部の必要な最大範囲を修復しないかもしれない。普通のス
テントは、ステントの一部が分岐部の側方分岐の血流路内に到達するか、または
側方分岐の血流路を完全にカバーする範囲まで到達するように配置されることが
ある。一方、普通のステントは患部の開口部の周囲を全部覆うわけではないが、
この開口部に近接して配置されることがある。普通のステントをこのように配置
すると分岐部が完全には修復されない。直角の末端部を有する普通のステントが
開口部の周囲全体が血流を狭めることなく修復されるところに配置されると考え
られる唯一の状況は、分岐が直角から形成されている所である。この種のシナリ
オにおいては、普通のステントの極めて正確な位置決めが必要である。普通のス
テントを極めて正確に位置決めすることができれば、普通のステントの直角末端
部が側方分岐に到達することなく患部の開口部の周囲全体を覆い、これにより直
角分岐部を完全に修復することができる。
【0005】 疾患した分岐血管の修復を例とした普通のステントと関連した問題や制約を回
避または解決するために、患部の開口部の周囲全体を一致して覆っているステン
トは、分岐を含む接合部に到達していなくても、使用することができる。この種
のステントには、分岐部のその他の部分における血流を阻害することなく分岐部
の血管を完全に修復できる利点がある。さらに、この種のステントは、さらに介
入治療を必要とする分岐した血管のすべての部分にアクセスすることができる。
角張った大動脈開口部血管の部分に疾患を含む状況では、この種のステントには
、大動脈に突出したりまたは複雑な反復アクセスなしに血管の部分を完全に修復
できる利点がある。
【0006】 先行技術を用いる場合に生じる問題に加えて、分岐部を治療するステントでは
、この種のステントを内植(インプラント)するデリバリープラットホームには
、多くの問題がある。たとえば、普通のステントは主要な血管に内植されるので
、ステントの一部は側方分岐を横断するので、側方分岐をステントする場合は主
要血管のステント支柱を貫通して行なわねばならない。当該分野では普通”モノ
クローナル抗体”法と呼ばれているこの方法では、主要血管ステント支柱は広く
離して配置したサイド分岐血管の開口部を形成し、次いでカテーテルをステント
とともに開口部から送り届ける。広げるべきセルは、ワイヤとともに配置された
ステントを再度横断してランダム且つ盲目的に選択しなければならない。この方
法の欠点は、主要血管のステント支柱が側方分岐に関して適切に配向しているこ
と、または膨張ワイヤにより適切なセルが選択されたことを判断したり保証する
方法がないことである。つくられた隙間では明確な開口部が得られないことも多
く、周りのステント支柱に大きな変形を生じることもある。主要血管のステント
の支柱が適切な方向を向き且つ広がりがあって側方分岐血管にステントを入れる
のに十分な開口部あるかどうか判断することができない。
【0007】 一般に、「Culotte 技法」と呼ばれている、分岐血管を処置する別の
先行技術の方法では、側方分岐血管にまずステントが入れられるので、ステント
は主要血管内に突き出す。次いで、開放とストレッチのために主要血管で膨張が
行われ、ステントの支柱が側方分岐血管からルーメンを横断して延びる。その後
、主要血管のステントが内植されるので、主要血管の近位端は側方分岐の血管と
重なる。この方法の欠点の一つは、側方分岐血管から主要血管に突き出ているス
テント要素の方向が完全にランダムであることである。さらに、配備されたステ
ントはワイヤーを盲目的に再度横断し、特定のステントセルを随意に選択しなけ
ればならない。主要血管の膨張、ステントの支柱のストレッチングが、したがっ
て、ランダムである場合は、制約されたアクセス、ルーメンの不完全な膨張、お
よび主要ステントの変形の可能性が残る。
【0008】 ステントを内植する別の先行技術の装置と方法において、「T」ステントの処
置手順においては、分岐部の側方分岐開口部にステントが内植され、それに続い
て側方分岐開口部を横断して主要血管にステントが入れられる。ステントを「キ
スさせる」方法として知られている別の先行技術の処置では、ステントは主要血
管に内植され、側方分岐ステントは主要血管に部分的に到達し、分岐部に近接し
た主要血管における2つのステントからなる2バレルルーメンをつくる。もう一
つの先行技術の方法には、いいわゆる「trouser legs and se
at」の方法があり、この方法には3つのステントを内植することが含まれる。
すなわち、一つは側方分岐血管に、第2のステントは主要血管の遠位部分に、そ
して第3のステント、すなわち、近位ステントは主要血管の分岐部のすぐ近くに
内植される。
【0009】 前述の配備されたステント組立体には、すべて、同じ問題と制約がある。通常
、ステントを配備したセグメントの間の主要血管と側方分岐血管にはカバーされ
ていない内膜表面セグメントがある。カバーされていない内膜またはプラーク内
のフラップやひだは「雪かき」効果をまねき、亜急性の血栓症のリスクを発現し
、再狭窄を発症するリスクを増大させる。さらに、ステントの部分がルーメン内
で向きあわない状態で残されると、亜急性の血栓症のリスクまたは再狭窄が発症
する可能性が再び増加する。分岐部を治療するための先行技術のステントおよび
デリバリ組立体(送り届けのための組立体)は、使い方が困難であり、うまく配
置することはほとんど不可能である。さらに、配置に成功した場合でも、側方分
岐血管は「監禁」されたりカバーされたりするので、引き続き介入する場合ステ
ントを入れた領域にアクセスするのが難しい。
【0010】 血管の分岐部を起源に含む疾患を治療する場合に起きる問題に加えて、血管セ
グメントに限定されているが疾患はなく治療を必要としない遠位分岐点または分
岐部のごく近くまで延びている疾患を治療する場合にも困難な問題が生じる。そ
のような状況では、遠位側方分岐の開口部には入り込まずに遠位セグメントをカ
バーするようなステントの正確な位置決めは、困難か、または不可能である。こ
の発明は、分岐した血管を治療する場合に含まれる問題の解決方法を提供する。
【0011】 この明細書で用いている「近位側」、「近位側に」および「近位方向」という
用語は、この発明に関して使用される場合、患者から離れていくか患者の外側に
移動することを意味し、一方、「遠位側」、「遠位側に」および「遠位方向」と
いう用語は、この発明に関して使用される場合、患者の方へ向かうか患者内へ移
動することを意味する。これらの定義は、カテーテル、ガイドワイヤ、ステント
などの装置を引用する場合にも適用される。血管などの体内のルーメンについて
用いる場合は、「近位側」、「近位側に」および「近位方向」という用語は、心
臓に向かうことを意味し、一方、「遠位側」、「遠位側に」および「遠位方向」
という用語は、心臓から離れることを意味し、とくに分岐血管については分岐が
生じる方向を意味する。
【0012】 [発明の開示] この発明では、ステントを送り届け且つ内植するカテーテル組立体を提供する
。このシステムは、分岐部のその他の部分において血流を狭めることなく、分岐
部を形成する側方分岐血管や主要血管を修復し、さらに介入性治療が必要な分岐
した血管のすべての部分にアクセスできるようにデザインされている。この発明
は、2つのガイドワイヤのラッピングおよびトラッキングに関連した問題も解決
する。
【0013】 この発明の一つの態様では、第1血管分岐と第2血管分岐を有する分岐した血
管にY型ステントを内植するステントデリバリ組立体が具備されている。近位端
および遠位端を有する第1膨張性部材(膨張可能部材)と、近位端および遠位端
を有する第2膨張性部材(膨張可能部材)と、カテーテル本体と、カテーテル本
体に第1膨張性部材を接続する第1カテーテル分岐と、カテーテル本体に第2膨
張性部材を接続する第2カテーテル分岐と、を含む2バルーンY型カテーテルが
具備されている。第1ガイドワイヤールーメンが、第1ガイドワイヤを受け入れ
るために設けられている。第1ガイドワイヤールーメン(管腔)は、第1膨張性
部材を含むカテーテルの少なくとも一部を貫通している。第2ガイドワイヤール
ーメン(管腔)は、第2ガイドワイヤを受け入れるために設けられている。第2
ガイドワイヤールーメンは、第2膨張性部材を含むカテーテルの少なくとも一部
を貫通している。第1および第2の膨張性部材は、通常、偏倚して離れているが
、Y型ステントを送り届ける間は、拘束されて一緒に保持されて低プロファイル
を呈する。
【0014】 この発明の別の態様では、竜骨と、第1血管分岐と、第2血管分岐とを備えた
分岐部を有する分岐された血管にステント処理をする方法が提供される。近位端
および遠位端を有する第1膨張性部材と、近位端および遠位端を有する第2膨張
性部材と、カテーテル本体と、カテーテル本体に第1膨張性部材を接続する第1
カテーテル分岐と、カテーテル本体に第2膨張性部材を接続する第2カテーテル
分岐と、を含む2バルーンY型カテーテルが提供される。第1および第2の膨張
性部材は、通常、偏倚して離れているが、Y型ステントを送り届ける間は、拘束
されて一緒に保持されて低プロファイルを呈する。
【0015】 第1ガイドワイヤ用ルーメンは、第1ガイドワイヤを通すために提供される。
第1ガイドワイヤ用ルーメンは、第1膨張性部材を含むカテーテルの少なくとも
一部を貫通している。第2ガイドワイヤ用ルーメンは、第2ガイドワイヤを通す
ために提供される。第2ガイドワイヤ用ルーメンは、第2膨張性部材を含むカテ
ーテルの少なくとも一部を貫通している。第1および第2の膨張性部材にはY型
ステントが取り付けられている。第2のガイドワイヤは、分岐部の近位側におけ
る第1血管分岐内および分岐部の遠位側における第2血管分岐内を延びるように
配置されている。次いで、カテーテルは、第2ガイドワイヤ用ルーメンを介して
第2ガイドワイヤの上を前進することができるので、第1膨張性部材の遠位端は
第2血管分岐の分岐部から遠位側に前進することができる。ここで、第2膨張性
部材は分岐部と並置される。次いで、カテーテルは、第1膨張性部材の遠位端が
第2血管分岐内で竜骨の丁度遠位にあるように配置される。
【0016】 第1ガイドワイヤは、第1ガイドワイヤ用ルーメンから遠位側に出て第2血管
分岐内に進む。第2ガイドワイヤは、第1および第2の膨張性部材が解放され且
つ跳ねて(バネのように)離れるように、近位側に引き出される。次いで、第2
ガイドワイヤが第1血管分岐内を遠位側に進む。次いで、第1ガイドワイヤは第
2血管分岐においてさらに遠位側に進む。次いで、カテーテルは、Y型ステント
が分岐部に到達するまで、第1および第2のガイドワイヤの上を遠位側に前進す
る。第1と第2の膨張性部材を膨張させることにより、Y型ステントを内植する
ことができる。次いで、第1および第2の膨張性部材は収縮する。
【0017】 この発明のその他の特徴と利点は、添付図面を利用した次のような詳細な説明
により明らかになるであろう。なお、添付図面は実施例によりこの発明の原理を
例示している。
【0018】 [好適な実施形態の説明] 図中の同じ又は対応するエレメントを同じ参照番号で表示している例示的な図
に示したように、この発明には、例えば体内の冠状動脈,静脈,動脈,およびそ
の他の脈管において分岐した脈管を治療するステントデリバリーシステムが含ま
れている。
【0019】 分岐部において血管内ステントを内植する先行技術の試みは満足できないもの
であることが判明している。たとえば、図1−4に先行技術の装置を描いている
が、これらには主要血管と側方分岐血管の両方に内植される複数のステントが含
まれている。図1において、第1ステントは分岐部の開口部の近くの側方分岐に
内植され、第2ステントは側方分岐の開口部を横断して主要血管に内植されるよ
うに、先行技術「T」ステントが内植される。この方法を用いると、側方分岐血
管の部分がカバーされずに残され、側方分岐血管への血流は必ず主要血管のステ
ント内を通過しなければならず、閉塞症や血栓を生じる可能性がある。
【0020】 図2を参照すると、分岐部にステントを配備するためには先行技術による3つ
のステントが必要になる。図3において、先行技術の方法では、一つのステント
は側方分岐血管と主要血管に到達し、第2のステントは主要血管に内植するよう
に、2つのステントが平行して内植されている。これは2バレルルーメンを生じ
る結果になり、血栓や血流の乱れなどの問題を生じることになる。図4の先行技
術の装置を参照すると、第1ステントは側方分岐血管に内植され、第2ステント
は主要血管の近位部分に内植され、そして第3のステントは分岐部に対して遠位
に内植され、それによりステントとカバーされていないルーメン領域の間に小さ
な隙間が残る。
【0021】 図5Aと図5Bを参照すると、先行技術のステントは側方分岐血管5に配備さ
れる設計になっている。側方分岐血管5を治療する場合、先行技術のステントを
使うならば、これらの図に描いたような状態が起きることになる。すなわち、側
方分岐血管5に配備されたステントは、一部の側方分岐血管がむき出しのまま残
るか、または図5Bに描かれたように、一部のステントは主要血管6内に到達す
る。
【0022】 図6および図7に目を転じると、この発明の一つの実施態様において分岐した
血管を治療するためにステントデリバリ組立体10が具備されている。この実施
態様では、Y型ステントが内植され分岐部をカバーする。カテーテル12は、2
バルーンY型カテーテルとして設計することができる。このカテーテルは、第1
膨張性部材14および第2膨張性部材16を含み、これらは低プロファイルでの
送り届けを行うために並んで留まり(Y型)、且つY型ステント18を内植する
場合に跳ねて(バネのように)離れるように形成される。膨張性部材の各々は、
近位端と遠位端を有する。ステントは、第1および第2の膨張性部材に着脱可能
に取り付けることができる。
【0023】 カテーテル12は、さらに、カテーテル本体20を含む。第1カテーテル分岐
22は、第1膨張性部材14をカテーテル本体に接続している。第2カテーテル
分岐24は、第2膨張性部材16をカテーテル本体に接続している。
【0024】 第1ガイドワイヤールーメン26が、第1ガイドワイヤ28を受け入れるため
に設けられている。この実施態様では、第1ガイドワイヤールーメンはオーバー
ザワイヤ(OTW)タイプであり、これは当該分野で周知のタイプである。しか
し、第1ガイドワイヤールーメンは迅速交換(RX)型またはこれも当該分野で
周知のファスナーを開けられない迅速交換型でもよいと考えられている。第1ガ
イドワイヤールーメンは第1膨張性部材14を含むカテーテル12の少なくとも
一部を貫通する。
【0025】 第2ガイドワイヤールーメン30A,30Bは第2ガイドワイヤ32を受け入
れるために設けられている。この実施態様では、第2ガイドワイヤールーメン迅
速交換型であるが、第2ガイドワイヤールーメンはファスナーを開けられない迅
速交換型またはオーバーザワイヤ型でもよいと考えられている。第2ガイドワイ
ヤールーメンは第2膨張性部材16を含むカテーテルの少なくとも一部を貫通す
る。この膨張性部材は、膨張性の非伸張性のバルーンとすることができる。ガイ
ドワイヤ28,32は、直径0.014インチの堅い(剛性の)ワイヤーである
ことが好ましいが、特定の用途では直径や堅さがこれと違ってもよい。とくに適
切なガイドワイヤには、カリフォルニア州サンタクララのAdvanced C
ardiovascular Systems,Inc.により製造された商品
名Sport(登録商標)およびIronman(登録商標)として販売されて
いるものがある。
【0026】 第1膨張性部材14および第2膨張性部材16は、通常、偏倚して離れている
が、Y型ステント18を送り届ける間は拘束されて一緒に保持され低プロファイ
ルを呈する。これらの膨張性部材は、第2膨張性部材を貫通している第2ガイド
ワイヤールーメン30Aおよび管状拘束手段34を通過している第2ガイドワイ
ヤールーメン30Bを通して第2ガイドワイヤ32を位置決めすることにより一
緒に保持することができる。管状拘束手段は、第1膨張性部材の遠位端36に取
り付けられる。これに代えて、ルーメン30Bを遠位端36を通してもよい。第
1膨張性部材の遠位端は、第2膨張性部材の遠位端から遠位側に突き出て、第2
ガイドワイヤ32上でのトラッキングを容易とする。第1膨張性部材の遠位端に
は、体内における送り届けを容易にするために放射線不透過性マーカを含めるこ
とができる。
【0027】 カテーテル12は、さらに、第1および第2の膨張性部材14,16を同時に
膨張させるために膨張ルーメン(図示せず)を含む。膨張ルーメンを介して膨張
性部材に生理食塩水などの適当な膨張媒体を送り届けることにより、膨張性部材
を膨張させることができる。この実施態様では、第1膨張性部材は第2膨張性部
材のほぼ2倍の長さがあるが、第1と第2の膨張性部材は異なる長さであっても
よいと考えられている。
【0028】 分岐した血管にステント処理する一つの方法においては、図8〜図14に示し
たように、Y型ステント18が第1と第2の膨張性部材14,16に取り付けら
れる。第2ガイドワイヤ32(トラッキングガイドワイヤ)は、このワイヤが分
岐部より近位側の第1血管分岐6(例えば主要血管)内および分岐部より遠位側
の第2血管分岐5(例えば側方分岐血管)内に到達するように配置される。次い
でカテーテル12は、第2ガイドワイヤールーメン30A,30Bを介して第2
ガイドワイヤの上を遠位側に前進して、第1膨張性部材14の遠位端が第2血管
分岐内を分岐部から遠位側に進む。組立体10が、第2膨張性部材16よりも第
1膨張性部材が竜骨7に近い所に到達したならば、第1膨張性部材は竜骨に近い
血管壁に遭遇するであろう。このシナリオは、第2ガイドワイヤを竜骨に近い血
管壁に並置し続けると、組立体が回転を生じることを意図している。したがって
、第2膨張性部材16が竜骨において分岐部と並置される。必要ならば、ガイド
ワイヤを目視で割り当てる周知の技法を実行することができる。この場合、ワイ
ヤーは、高倍率の蛍光透視法で確認するために目視できる部分を具備することが
できる。
【0029】 組立体10の回転が起きた後、カテーテル12は、第1膨張性部材14の遠位
端36が第2血管分岐5内にで竜骨7のやや遠位にあるように位置決めされる。
この時点までに、第1ガイドワイヤ28(すなわち組み込まれたガイドワイヤ)
は、第1ガイドワイヤールーメン26内に存在させることができると考えられる
。これに代えて、この時点で、第1ガイドワイヤを第1ガイドワイヤールーメン
の遠位端に挿入することができる。続いて、第1ガイドワイヤは第1ガイドワイ
ヤールーメンから遠位側に出されて第2血管分岐内に進められる。第2ガイドワ
イヤ32は、次いで、ルーメン30Bから近位側に引き抜くことができる。この
作用により、第1および第2の膨張性部材は解放され、跳ねて(バネのように)
離れて解放状態になる。第1および第2の膨張性部材が跳ねて離れる間隔は非常
に小さくてもよく、また、用途に応じて変えることができる。第1と第2の膨張
性部材を解放する場合、これらの部材は少しも跳ねて離れることがないように、
カテーテルを設計できるとも考えられる。
【0030】 次に、第2ガイドワイヤ32は、第1血管分岐6内を遠位側に前進する。次い
で、第1ガイドワイヤ28は第2血管分岐5内をさらに遠位側に前進する。カテ
ーテル12は第1および第2のガイドワイヤの上をY型ステント18が分岐部に
配置される(すなわち、竜骨7に固定される)まで遠位側に進む。ステントは第
1および第2の膨張性部材14,16を膨張させることにより固定することがで
きる。第1および第2の膨張性部材は収縮して、カテーテルとガイドワイヤを患
者の血管系から引き抜くことができる。ガイドワイヤ28,32およびそれらそ
れぞれのルーメンの新規な配置により、ワイヤーの巻き付きの問題なしに、Y型
ステントの遠位ターゲット部位への単一ユニットでの輸送が可能になり、そして
それは最適配備(ねじれ変形を最小にする)をするために装置に要求される回転
を最小(90度未満)にすることができる。ステント処理を完成するためには、
各々の血管においてそれぞれの血管において逐次的または同時にバルーンを高い
圧力に膨張させておく必要であるので、ガイドワイヤをそれぞれの血管に残すこ
とができる。この追加の工程は医師が選択する問題である。
【0031】 したがって、Y型ステント18は、ワイヤーの巻き付きと交差の機会を減らす
様式において分岐部に送り届けられる。とくに、この発明の方法は適当に変形し
たカテーテル12を用いて行うことができるものと考えられる。
【0032】 この明細書の発明はカテーテル組立体と使用方法により例示し、説明したが、
この発明がその他の例で使用できることは当業者には明らかである。その他の変
形態様や改良は、この発明の範囲から逸脱することなく行うことになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 先行技術の「T」型ステントが側方分岐の開口部にあり、次いでこの分岐の開
口部を横断して主要な血管にステントを入れている分岐部の正面図。
【図2】 「接触している」先行技術のステントが描かれ、この図では一つのステントが
側方分岐に内植され、第2のステントが分岐ステントに隣接した主要血管の遠位
部分に内植され、主要血管においてより近接して内植された第3ステントに遮断
された配置を伴う分岐部の正面図。
【図3】 ステントの一部が側方分岐と主要血管の両方に内植され、主要血管に内植され
た第2ステントに隣接し、分岐部に近接した主要血管に二重のルーメンをつくっ
ていて「互いに触れ合っている」ステントを描いている分岐部の正面図。
【図4】 一つのステントは側方分岐血管に内植され、第2のステントは主要血管の近位
部分に内植され、そして分岐部に対して遠位の第3のステントの接近した配置は
、カバーされていないルーメン領域の3つのステントの間に小さな隙間を残して
いることを描いている先行技術の「trouser legs and sea
t」型のステントを入れる方法の正面図である。
【図5A】 先行技術のステントが側方分岐血管に内植されている分岐部の正面図。
【図5B】 先行技術のステントが側方分岐血管に内植され、ステントの近位端が主要血管
に到達している分岐部の正面図。
【図6】 分岐部にY型ステントを配置するY型カテーテル組立体の実施態様を描いてい
る部分的断面を示す正面図。
【図7】 膨張性部材が拘束され且つ一緒に保持されている図6のY型カテーテル組立体
を描いている部分的断面を示す正面図。
【図8】 分岐部におけるガイドワイヤを描いている部分的断面を示す正面図。
【図9】 図6のカテーテルがステントを分岐部に送り届け、2つの膨張性部材を接合す
るワイヤを引っ張っている分岐部の部分的断面を示す正面図。
【図10】 図6のカテーテルの膨張性部材の遠位端が竜骨の丁度末端部にある分岐部の部
分的断面を示す正面図。
【図11】 図6のカテーテルの膨張性部材が解放されている分岐部の部分的断面を示す正
面図。
【図12】 Y型ステントが竜骨と並列にある部分的断面を示す正面図。
【図13】 図6のカテーテルの膨張性部材が膨張した状態にある部分的断面を示す正面図
【図14】 Y型ステントが分岐部に内植され、図6のカテーテルとガイドワイヤが除去さ
れた部分的断面を示す正面図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN, YU,ZA,ZW (72)発明者 ケビン、エム.モーク アメリカ合衆国カリフォルニア州、ウィン ザー、ビクトリア、レイン、9463 Fターム(参考) 4C097 AA15 BB01 CC01 CC05 4C167 AA07 AA28 AA44 AA51 AA55 BB28 CC08 DD01 EE11 FF01 GG34

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の脈管分岐および第2の脈管分岐を有する分岐した脈管にY型ステントを
    内植するカテーテル組立体において、 近位端および遠位端を有する第1の膨張性部材と、近位端および遠位端を有す
    る第2の膨張性部材と、カテーテル本体と、前記第1膨張性部材を前記カテーテ
    ル本体に接続する第1カテーテル分岐と、前記第2膨張性部材を前記カテーテル
    本体に接続する第2カテーテル分岐と、を含む2バルーンY型カテーテルと、 第1のガイドワイヤーを受け入れるとともに、前記第1膨張性部材を含む前記
    カテーテルの少なくとも一部を貫通して延びている第1のガイドワイヤールーメ
    ンと、 第2のガイドワイヤーを受け入れるとともに、前記第2膨張性部材を有する前
    記カテーテルの少なくとも一部を貫通して延びている第2のガイドワイヤールー
    メンと、 を備え、 前記第1膨張性部材および第2膨張性部材は、通常、偏倚して離れているが、
    Y型ステントを送り届ける間は拘束されて一緒に保持されて低プロファイルを呈
    する、カテーテル組立体。
  2. 【請求項2】 前記第1膨張性部材が第2膨張性部材より長い、請求項1記載の組立体。
  3. 【請求項3】 前記第1膨張性部材が第2膨張性部材より少なくとも2倍長い、請求項2記載
    の組立体。
  4. 【請求項4】 前記Y型ステントが前記第1と第2の膨張性部材に着脱可能に取り付けられる
    、請求項1記載の組立体。
  5. 【請求項5】 前記第1と第2の膨張性部材を膨張させるための膨張ルーメン更に含む、請求
    項1記載の組立体。
  6. 【請求項6】 前記第1と第2の膨張性部材が同時に膨張する、請求項5記載の組立体。
  7. 【請求項7】 前記第1および第2の膨張性部材が拘束されて一緒に保持される場合、前記第
    1膨張性部材の遠位端が前記第2膨張性部材の遠位端の遠位側にある、請求項1
    記載の組立体。
  8. 【請求項8】 前記第1膨張性部材の遠位端は放射線不透過性マーカを含んでいる、請求項2
    記載の組立体。
  9. 【請求項9】 分岐部と、第1脈管分岐と、第2脈管分岐とを有する分岐した脈管にステント
    処理を行う方法において、 近位端および遠位端を有する第1の膨張性部材と、近位端および遠位端を有す
    る第2の膨張性部材と、カテーテル本体と、前記第1膨張性部材を前記カテーテ
    ル本体に接続する第1カテーテル分岐と、前記第2膨張性部材を前記カテーテル
    本体に接続する第2カテーテル分岐と、を備えた2バルーンY型カテーテルを提
    供するステップを含み、 前記第1膨張性部材と第2膨張性部材は、通常、偏倚して離れているが、Y型
    ステントを送り届ける間は拘束され且つ一緒に保持されて低プロファイルを呈す
    るようになっており、 前記方法は更に、 前記第1と第2の膨張性部材に取り付けたY型ステントを提供するステップと
    、 第1のガイドワイヤを受け入れるとともに、前記第1膨張性部材を含む前記カ
    テーテルの少なくとも一部を貫通して延びている第1のガイドワイヤールーメン
    を提供するステップと、 第2のガイドワイヤを受け入れるとともに、前記第膨2張性部材を有する前記
    カテーテルの少なくとも一部を貫通して延びている第2のガイドワイヤールーメ
    ンを提供するステップと、 前記Y型ステントをターゲット領域に送り届けるステップと、 前記第1および第2の膨張性部材がばね力により離れるように、第2膨張性部
    材から前記第1膨張性部材を解放するステップと、 前記第1および第2の膨張性部材を膨張させて前記Y型ステントを内植するス
    テップと、 前記第1と第2の膨張性部材を収縮させるステップと、 を含む方法。
  10. 【請求項10】 竜骨を備えた分岐部,第1脈管分岐,および第2脈管分岐を有する分岐した脈
    管にステントを入れる方法において、 近位端および遠位端を有する第1の膨張性部材と、近位端および遠位端を有す
    る第2の膨張性部材と、カテーテル本体と、前記第1膨張性部材を前記カテーテ
    ル本体に接続する第1カテーテル分岐と、前記第2膨張性部材を前記カテーテル
    本体に接続する第2カテーテル分岐と、を備えた2バルーンY型カテーテルを提
    供するステップを含み、 前記第1の膨張性部材は第2の膨張性部材より長く、前記第1膨張性部材と第
    2膨張性部材は、通常、偏倚して離れているが、Y型ステントを送り届ける間は
    拘束されて一緒に保持されて低プロファイルを呈し、 前記方法は更に、 第1のガイドワイヤを受け入れるとともに前記第1膨張性部材を含む前記カテ
    ーテルの少なくとも一部を貫通して延びている第1のガイドワイヤールーメンを
    提供するステップと、 第2のガイドワイヤを受け入れるとともに前記第2膨張性部材を含む前記カテ
    ーテルの少なくとも一部を貫通して延びている第2のガイドワイヤールーメンを
    提供するステップと、 前記第1および第2の膨張性部材に取り付けたY型ステントを提供するステッ
    プと、 第2のガイドワイヤを提供するとともに、この第2のガイドワイヤが前記分岐
    部より近位側の前記第1の脈管分岐内および前記分岐部より遠位側の第2脈管分
    岐内で延びるように、前記ワイヤを配置するステップと、 前記第2ガイドワイヤールーメンを介して前記ガイドワイヤの上を遠位に前記
    カテーテルを進めて、前記第1膨張性部材の遠位端を第2脈管分岐内の前記分岐
    部の遠位側に進めるステップであって、ここで前記第2膨張性部材が前記分岐部
    と並置される、ステップと、 前記第1膨張性部材の前記遠位端が前記第2脈管分岐における前記竜骨の末端
    部であるように前記カテーテルを位置決めするステップと、 第1ガイドワイヤを提供するとともに、前記第1ガイドワイヤを前記第1ガイ
    ドワイヤールーメンから遠位側に出して前記第2脈管分岐内に進めるステップと
    、 前記第1と第2の膨張性部材が解放されて跳ねて離れるように前記第2ガイド
    ワイヤを近位側に引くステップと、 前記第2ガイドワイヤを前記第1脈管分岐内で遠位側に進めるステップと、 さらに、第1ガイドワイヤを前記第2脈管分岐内で遠位側に進めるステップと
    、 前記Y型ステントが前記分岐部に配置されるまで前記カテーテルを前記第1と
    第2のガイドワイヤの上を遠位側に進めるステップと、 前記第1と第2の膨張性部材を膨張させてY型ステントを内植するステップと
    、 前記第1と第2の膨張性部材を収縮させるステップと、 を含む方法。
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