JP2003514108A - 流動層還元炉の流動層崩壊防止装置 - Google Patents
流動層還元炉の流動層崩壊防止装置Info
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Abstract
Description
給する流動層還元炉に関するものである。
に利用された。しかし、このような高炉法は装入原料を塊状の焼結鉱石又はコー
クス形態に前処理しなければならないという短所がある。
わずに直接用いる流動層還元法が開発されて用いられている。このような流動層
還元法の代表的な例が米国特許第4,978,378号である。
ガス化炉と流動層還元炉とからなる。溶融ガス化炉は、石炭を装入し装入された
石炭をガス化して還元ガスを製造し、流動層還元炉から供給された還元鉱を溶融
する役割を果たす。そして、流動層還元炉は溶融ガス化炉で発生した還元ガスを
用いて鉄鉱石を間接還元する役割を果たす。このような流動層還元炉は、装入さ
れた鉄鉱石を予熱する予熱炉、予熱された鉄鉱石を還元する予備還元炉及び最終
還元炉からなっている。
還元炉と最終還元炉を通過させながら還元し、溶融ガス化炉で生産された還元ガ
スを鉄鉱石の流れと反対方向、つまり最終還元炉、予備還元炉そして予熱炉の順
番に供給して鉄鉱石を還元する。このように還元された鉄鉱石は石炭充填層が形
成されている溶融ガス化炉内に連続して供給され、石炭充填層で溶融されること
により、最終的に溶鉄を製造するようになる。
層式と流動層式とに区分することができる。溶融還元炉に装入される鉄鉱石の粒
度が小さくてその粒度分布も広いので、流動層式で粉状の鉄鉱石を還元すること
がより効率的である。ここで流動層式とは、逆流する還元ガスが各流動層還元炉
の下部の分散板に供給されるとともに、装入されて下降する粉状の鉄鉱石を各流
動層還元炉内部に流動させながら還元する方法をいう。
とが流動層還元炉内で混ぜ合わして流動層を形成するため、各流動層還元炉を順
次に移動する粉鉄鉱石流れの状態と逆行する還元ガスの供給状態とにより、溶融
還元工程の操業効率は大きな影響を受ける。
まれていて、各流動層還元炉の下部に設けられた分散板を通過する過程で各分散
板に形成されたノズルに順次にダストが蓄積する恐れがある。このような現象が
一つの原因となって粉鉄鉱石が流動しない非流動化現象が発生して、鉄鉱石が底
部に落ちる落鉱現象が発生し、甚だしくは分散板のノズルが塞がるようになる。
分散板のノズルが塞がると正常な還元ガスの流れが遮断されて、結局は操業を中
断する事態を招く。
成する。このような還元ガスは、原料である石炭の成分と産地及び操業状態によ
ってその生成量が変化する。還元ガス生成量の急激な変動は、甚だしい場合平均
ガス量の20−30%程度に至ることがある。このように深刻なガス生成量の変
動は非常に短時間内に起こっているが、このようなガス生成量の変動現象を通常
圧力ピーク(Pressure peak)という。
給される高温還元ガスの量は短時間内に急激に増加した後、再び急激に減少する
。
、つまり予熱炉、予備還元炉、最終還元炉に連続して供給される高温還元ガスの
量が短時間内に急激に増加することにより、各炉間を連結するガス供給ラインで
の供給量が増加する。このように導管を通じて上昇する高温還元ガスの量が急激
に増加して導管内でガスの流速が速くなると、上昇ガス類と反対方向に流れる鉱
石の流れを停滞させるようになり、甚だしくは鉱石の流れを逆流させる現象まで
招くようになる。このような鉱石流れの停滞現象は圧力ピークが消滅した後にも
相当な時間持続されるため、流動層還元炉の円滑な操業を阻害するだけでなく、
深刻な設備事故を誘発する。
層還元炉内に形成される高温還元ガスの流速が急激に減少し、これによって各流
動層還元炉内に形成されていた鉱石流動層が一時的に崩壊する現象が発生する恐
れがある。このように流動層が崩壊すると、流動層から離脱した還元粉鉱石が、
流動層還元炉の下部に設けられた分散板の上に徐々に集積して、分散板に形成さ
れたノズル孔を塞ぐ現象を誘発する。
の水準以上の流速を有する還元ガスを均一に供給して安定した流動層を形成させ
ることが必須である。
れることを防止したり、圧力ピークが発生する場合に導管での鉱石の流れが遮断
されることを防止または流動層が崩壊するのを防止する装置技術的に困難である
。
炉内で移動する粉鉄鉱石流れの状態と逆行する還元ガスの供給状態を安定的に維
持することができる改善された流動層還元炉を提供することにある。
ることができる流動層還元路を提供することにある。
動層還元炉内の一時的な流動層崩壊現象を防止し、安定した流動層を形成させる
ことができる流動層崩壊防止装置を提供する。
管内での鉱石流れの停滞現象を事前に防止することができる流動層還元炉の鉱石
流れの停滞防止装置を提供する。
に、分散板ノズルが塞がる場合には各流動層還元炉内の圧力差と温度の変化を感
知して、各流動層還元炉の下部に窒素ガスを供給することができる窒素ガス供給
装置を提供する。
供給するための流動層還元炉によって達成できる。
れた還元ガスによって順次に予熱し、予備還元し、最終還元する少なくとも二つ
以上の流動層還元炉よりなる。集塵機は予熱炉から排出された排ガスを排気管を
通じて供給を受けて排ガスを冷却し、また、前記排ガス内に含まれた微粉を除去
する。少なくとも2つ以上の鉱石排出管は前記各流動層還元炉の間及び最後の還
元炉と溶融ガス化炉の間を連通して装入された鉄鉱石を、次の段階の還元炉また
は溶融ガス化炉に排出する。少なくとも二つ以上の還元ガス供給管は前記各流動
層還元炉の間及び最後の還元炉と溶融ガス化炉の間を連通して溶融ガス化炉で生
成された還元ガスを、各流動層還元炉に供給する。流動層安定化手段は各流動層
還元炉内部に形成される鉱石流動層が、下部から供給される還元ガスの不安定な
供給によって流動層が崩壊する場合、崩壊する流動層を安定化させる。
生して流動層還元炉内の還元ガスの圧力が急激に減少する時点に、溶融ガス化炉
と流動層還元炉とを連結する還元ガス供給管に排ガスを供給することができる排
ガス供給装置を含む。
して圧力が急激に増加する時点に、各流動層還元炉の間に設けられた各鉱石排出
管からの還元ガスの一部を集塵装置側へ直ちにバイパスさせる鉱石流れ停滞防止
装置を含んでもよい。
分散板のノズルが塞がる場合、塞がった流動層還元炉の下部に窒素ガスをバック
アップ供給することができるバックアップガス供給装置を含んでもよい。
もでき、二つ以上を組み合わせて設置することもできる。
期には次のような方法によって流動層を安定化させることができる。
鉱石排出管を遮断する。そして流動層還元炉の下部に還元ガスを吹き込み、各流
動層還元炉の上部に粉鉄鉱石を装入して各流動層還元炉内に流動層を形成させる
。このようにして各流動層還元炉内の流動層の高さが順次に増加して各流動層還
元炉に形成された鉱石排出管の入口の面まで流動層が形成されれば、各鉱石排出
管を徐々に開放して正常に流動層還元炉を作動させる。
している途中で、圧力ピークが発生したり鉱石の流れが塞がるなど流動層が崩壊
する状況が発生する場合、本発明による流動化装置を作動させて流動層還元炉内
の流動層を安定化させる。
にすることにより、溶融還元炉の設備稼動率及び操業生産性を大きく向上させる
ことができる。
装置として、流動層崩壊防止装置、鉱石流れ停滞防止装置及びバックアップガス
供給装置からなる。
を生産する溶融ガス化炉1、粉鉄鉱石を間接還元する流動層還元炉100及び流
動層安定化手段からなる。
0、30、40を連通する第1及び第2還元排出管43、33とよりなる。炉4
0、30及び20は連続して上から下へ配列してある常温状態の粉鉄鉱石が予熱
炉40に連続して装入され、装入された鉄鉱石は予備還元炉30と最終還元炉2
0を順次に通過する間、高温の還元ガスと接触して90%以上が還元されて溶融
ガス化炉1に供給される。
さの石炭充填層を形成し、炉の上部から吹き込められる高温の酸素ガスによって
充填層内の石炭が燃焼して、高温の還元ガスが気流を形成しながら最終還元炉2
0に供給される。
層崩壊防止装置について説明する。
クが発生して圧力が急激に減少する場合に、溶融ガス化炉1と連通している流動
層還元炉100に排ガスを供給する装置である。つまり、流動層還元炉100の
予熱炉40で排出される排ガスを回収して、溶融ガス化炉1と最終還元炉20を
連結する還元ガス供給導管7に供給することである。
岐させることができる排ガス導管2aと、流入した排ガスを圧縮する圧縮機2と
、圧縮された排ガスを保存することができる圧縮ガス保存槽3と、供給される圧
縮ガスの圧力を調節する調節バルブ5と、調節された圧縮ガスを最終還元炉20
に供給する供給ノズル6及びこれら各装置を連結する排ガス供給導管4とからな
る。
20〜30%を保存することができる容量に製作される。また、圧縮ガス保存槽
3にはその内部圧力が溶融ガス化炉1に負荷される圧力より1.5〜2倍程度に
維持することができるように、複数個の圧力調節スイッチ7a、7bが設けられ
ている。
た圧力調節バルブ5は、導管4内に流れる排ガスの流れを工程制御用コンピュー
タ9から伝送される信号に応じて適切に制御する。
0とを連結する還元ガス供給導管7に設けられる。供給導管7の内部空間8に均
一に排ガスを吹き込むため、圧縮ガス供給ノズル6は、供給導管7の外部に環状
にチューブが形成され、供給導管7の内部空間方向に供給導管7を貫通している
複数個の支管6aが環状チューブ部分から分岐している。環状圧縮ガス供給ノズ
ル6に形成された支管6aは6〜8個を設けるのが好ましい。
化炉1で生成された還元ガスを最終還元炉20に持続的に供給する時に、圧縮ガ
ス保存槽3から供給された圧縮ガスを最終還元炉20側に供給するようになる。
給されて予備還元炉30と予熱炉40を順次に通過しながら装入された粉鉄鉱石
を還元し、水集塵装置50を経て外部へ排出される。
縮機2によって圧縮されて圧縮ガス保存槽3に保存される。この時のガス保存槽
3内の圧力は、2個の圧力調節スイッチ7a、7bと前記圧縮機2とが連動して
一定に維持される。一方、溶融ガス化炉1で生成された還元ガスの圧力は圧力計
1aによって持続的に測定される。
ピュータ9は各流動層還元炉100内での圧力変動速度を演算し、演算された圧
力変動速度の値が0.05bar/secである場合、圧力ピークが発生したと
判断する。
ス供給導管4上に設けられている圧力調節バルブ5を開放して最終還元炉20に
圧縮ガスを均一に供給する。
部圧力が急激に増加した後、再び急激に減少し始める時点に行われるようにする
のが好ましい。圧縮ガスの吹き込みは流動層還元炉100内での圧力変動速度が
0.05bar/sec以下に減少する場合圧力調節バルブ5を遮断して、供給
を中断する。
少した流量に相応する排ガスを正確に供給して流動層還元炉100内でのガス流
量の急激な減少を防止することにより、圧力ピークの発生によって鉱石流動層が
崩壊する現象を防止することができる。
て説明する。
ークが発生して圧力が急激に増加する場合、各流動層還元炉20、30、40の
間に設けられた第1及び第2の鉱石排出管33、43内で還元ガスの一部を水集
塵装置50側に直接にバイパスさせる装置である。
鉱石排出管43に設けられる第1バイパス管10と、予備還元炉30と最終還元
炉40の間の第2鉱石排出管33に設けられる第2バイパス管11と、これら第
1、第2バイパス管10、11に設けられた開閉バルブ12、13とからなる。
ここで、第1、第2バイパス管10、11は予熱炉40から水集塵装置50に連
結された排気管42に各々連通する。
には、開閉バルブ12、13の前、後両側に窒素パージング用導管14、15が
設けられる。開閉バルブ12、13の前方に設けられる窒素パージング用導管1
4a、15aは第1、第2バイパス管10、11側に粉鉄鉱石が流入することを
防止し、予備還元炉30または最終還元炉20側に粉鉄鉱石を噴射する役割を果
たす。そして、開閉バルブ12、13の後方に設けられる窒素パージング用導管
14b、15b)は排気管42側に窒素ガスを噴射する役割を果たす。一方、各
窒素パージング用導管14a、14b、15a、15b、には窒素ガスの供給を
適切に制御するために調節バルブ16a、16b、17a、17bが設けられる
。
るために、第1、第2圧力計18、19が予備還元炉30と最終還元炉20に近
接する前記鉱石排出管43、33の末端に装着される。開閉バルブ12、13の
開閉の可否は、第1、第2圧力計18、19で検知された圧力値を基にしてコン
ピュータ9がこれを演算し、設定されたプログラムによって判断する。
出管43、33に連結される位置T1、T2は、予備還元炉30または最終還元
炉20内に形成される鉱石流動層の最大高さと同一であるかまたはさらに高い位
置に設けられるのが好ましい。このように設置することにより、圧力ピークが発
生する場合に第1、第2バイパス管10、11内に粉鉄鉱石が流入することを防
止することができる。
耐熱鋼で製作され、その直径は第1、第2鉱石排出管43、33直径の1/2の
大きで製作するのが好ましい。
生しない場合には、開閉バルブ12、13は閉められた状態に維持する。この場
合の溶融ガス化炉1から供給される高温の還元ガスは、第1、第2ガス供給ライ
ン22、32と排気管42を順次に流れる正常な流れを形成する。
a、17bを各々開放して、閉められた開閉バルブ12、13を境界として適切
な管に各々窒素ガスを供給する。このようにして排気管から第1、第2バイパス
管10、11内に流れる排気ガスの流れを防止し、第1、第2鉱石排出管43、
33から第1、第2バイパス管10、11内へ流れ込む恐れのある異物及び微粉
鉱石の流入を防止する。
33側に過剰な量の高温の還元ガスが流入すると、各圧力計1a、18、19で
これを感知して工程制御用コンピュータ9に伝送する。工程制御用コンピュータ
9は入力された圧力信号を分析して圧力変動速度を演算し、演算された圧力変動
速度の値が0.05bar/secであれば圧力ピークが発生したと判断する。
以上であると判断される場合、コンピュータ9は第1開閉バルブ12または第2
開閉バルブを開放するように指示する。このように第1開閉バルブ12または第
2開閉バルブ13が開放されれば、排気管42、第1、第2バイパス管10、1
1及び第1、第2鉱石排出管43、33が相互連通することによって、第1、第
2鉱石排出管43、33へ多量流入して昇温する高温還元ガスのかなりの量が第
1、第2パイパス管10、11を経て排気管42にバイパスされる。
33内に形成された鉱石流れに逆行する還元ガスの流れを阻止することができる
。従って、第1、第2鉱石排出管43、33から予備還元炉30または予熱炉4
0側へ鉱石の流れが逆流することを防止することができる。
端で各々異なるように設定する。予備還元炉の圧力計18で測定された圧力変動
速度の値は0.05bar/sec超に設定し、最終還元炉の圧力計19で測定
された圧力変動速度の値は0.03bar/sec超に設定するのが好ましい。
説明する。
4、34、44は、夫々ノズルを有し、溶融ガス化炉から発生した還元ガスを分
散する、そのノズルが塞がると、塞がった流動層還元炉20、30、40の下部
に窒素ガスをバックアップ供給する。
けられた排出調節バルブ41、31、21と、鉱石排出管43、33、23の入
口側と出口側間の圧力差を検出するための第1差圧計45、35、25と、各流
動層還元炉の分散板24、34、44上下での圧力差を検出するための第2差圧
計47、37、27と、各炉40、30、20の下部にバックアップガスを供給
するためのバックアップガス供給管49、39、29とからなる。
炉30と最終還元炉20、そして最終還元炉20と溶融ガス化炉1を連結する各
鉱石排出管43、33、23に設けられて鉱石排出管側に逆流する還元ガスを遮
断し、鉄鉱石流れの方向に鉄鉱石が流れるように適切に制御する役割を果たす。
鉱石排出管43、33、23の上、下端の間に設けられる。そして、各排出調節
バルブ41、31、21の前方には、分散板44、34、24に形成されたノズ
ルが塞がる場合鉱石排出管に逆流する還元ガスの急激な温度の変化を検出するた
めの温度計46、36、26が各々装着される。
上部と下部の間に設けられる。
2、32に設けられ、各バックアップガス供給管49、39、29には吹き込め
られる窒素ガスの量を制御するための開閉バルブ48、38、28が設けられて
いる。
ップガス供給装置の操業条件を理解するためには溶融還元炉の最初操業工程を理
解しておく必要がある。
入管63に装入され、予熱炉40、予備還元炉30、最終還元炉20を経ながら
流動還元されて溶融ガス化炉1に装入される。一方、溶融ガス化炉1で石炭の燃
焼によって生成された還元ガスは、各還元ガス供給管7、22、32を通じて順
次に最終還元炉20と予備還元炉30、そして予熱炉40の下部に吹き込められ
る。各炉40、30、20内に流入した還元ガスは各分散板44、34、24に
よって上部に均一に分散されながら流動層を形成し、装入された鉄鉱石と反応し
て鉄鉱石を還元する。
3に設けられた排出調節バルブ41が開いている場合、還元ガスの流れは第3ガ
ス供給管32を通じて前記予熱炉の下部に吹き込められると共に前記鉱石排出管
43を通じて多量のガスが流れるようになる。
分散板44の上に鉱石が沈着して分散板44のノズルを塞ぐようになる。このよ
うになると分散板44で差圧が増加し、予熱炉40内部では非流動化現象が発生
して、装入された鉱石が効果的に予熱できなくなる。分散板44の差圧の増加は
、予熱炉40での鉱石密度の増加を意味する。このように鉱石密度が増加すると
鉱石装入ビン60から予熱炉40側に鉱石を投入する鉱石装入管63の出口が塞
がるようになり、これ以上の鉱石が装入されないため、操業を中断させるという
結果を招く。
分散板44の下部でだけ流れるように、鉱石排出管43の調節バルブ41をかけ
ておく必要がある。このような状態で予熱炉40に装入された鉱石で予熱炉40
内で円滑な流動層が形成された後、流動層の高さが順次に増加して鉱石排出管4
3の入口まで上昇した時に調節バルブ41を順次に開放して、鉱石を鉱石排出管
43を通じて排出させることにより予熱炉40の流動層を安定化させる。
、調節バルブ41を開放しても予熱炉40から鉱石排出管43への鉱石排出が円
滑に行われると同時に還元ガスが逆流しない状態になる。
還元炉30と最終還元炉20内の流動層を安定化させる。つまり、操業初期には
排出調節バルブ41、31、21を閉じておき、各流動層還元炉100内の流動
層が安定化される程度に応じて順次または周期的に開放して鉱石が円滑に排出さ
れるように調節する。
よって流動層が不安定になると、本発明による各感知装置にこのような信号が感
知される。
入された鉱石の流動現象が不安定であって落ちる落鉱石により、各分散板24、
34、44に形成されたノズルが順次に閉鎖される現象が発生する。このように
各分散板24、34、44が塞がるようになると分散板の上、下部間の圧力差が
発生し、このような圧力差は各第2差圧計47、37、27によって検出される
。
たと測定されれば、各炉100内部には次のような現象が発生したと判断する。
つまり、各分散板24、34、44の上部で鉱石流動現象が不安定になり、還元
ガスの流れが各分散板24、34、44を通じて流入されていないと判断する。
このような現象が現れれば、各流動層還元炉100内での鉱石の排出及び装入が
不安定になり、流動層形成のために必要な還元ガスが正常に供給されなくなる。
このような状態が続くようになれば、結局は各炉40、30、20の各分散板2
4、34、44の直上部でのみ流動層を形成して分散板ノズルの塞がりを加速化
させるようになる。このような状態がさらに深刻になれば、鉱石が鉱石排出管2
3、33、43を通じて上部側にある鉱石装入ビン60または予熱炉40または
予備還元炉30側に還元ガスとともに逆流して、下方にある各炉20、30、4
0の流動層を消滅させる。
バルブ21、31、41を閉じて鉱石排出管23、33、43側への還元ガスの
流れ及び鉱石の逆流を防止する方法を考えることができる。しかし、一般的に各
鉱石排出管23、33、43に流れる還元ガスは高温であって突然な温度の増加
を伴い、このような理由で各排出調節バルブ21、31、41の作動が円滑に行
われない。従って、このような状況では各排出調節バルブ21、31、41を直
ちに閉じることができないため、結局正常な操業が不能になり、操業を中断させ
なければならない深刻な状況まで発展する。
鉱石によって塞がったことを各第2差圧計47、37、27で感知した場合、次
のような方法によってこれを措置することができる。正常に操業が行われる場合
、各分散板24、34、44の上、下部間の圧力差は通常100乃至300mm
barである。従って、各差圧計47、37、27で測定した圧力差が300m
mbar以上に急激に増加する場合には各分散板24、34、44が塞がってい
ると判断する。
ックアップガス供給管49、39、29に装着された各開閉バルブ28、38、
48を開放するように指示して、窒素ガスをバックアップガス供給管49、39
、29を通じて塞がっている該当炉20、30、40側にバックアップ供給する
。このように供給される窒素は、塞がっている該当分散板24、34、44をパ
ージ(Purge)して分散板24、34、44の上下間の圧力差を低下させる
。このように流動に必要なガスが供給されて該当分散板24、34、44の塞が
り現象が解消され、最小限の流動状態が維持された後には該当排出調節バルブ2
1、31、41を閉じ窒素供給を中断して、正常な還元ガス流れを維持しながら
正常な操業を遂行する。
、33、43で還元ガスの逆流現象が発生する場合、該当鉱石排出管23、33
、43の鉱石排出入口と出口の間に圧力差が発生するようになる。このように該
当鉱石排出管23、33、43の鉱石排出入口と出口の間に圧力差が発生すると
、その圧力差は各第1差圧計45、35、25によって検出される。
激に低下する場合、該当鉱石排出管23、33、43に還元ガスの逆流現象が発
生したと判断する。このような現象が発生する場合該当排出調節バルブ21、3
1、41を直ちに閉鎖するようにする。しかし、該当排出調節バルブ21、31
、41の作動が不可能である場合には、該当開閉バルブ28、38、48を開放
して該当炉100の下部側に窒素ガスを供給する。このように流動に必要なガス
が該当炉20、30、40の下部側に供給されて該当分散板24、34、44の
塞がりを解消し最小限の流動状態が維持された状態で、該当排出調節バルブ21
、31、41を閉じて窒素ガスの供給を中断する。このように窒素を供給して正
常な還元ガスの流れを維持しながら再び正常な操業を遂行する。
特定鉱石排出管23、33、43内の温度は急激に増加するようになる。このよ
うに特定鉱石排出管23、33、43内の温度が急激に増加する場合には、該当
鉱石排出管23、33、43内に設けられた温度計26、36、46で温度上昇
が測定される。
より50℃を超えて急激に増加した場合には、該当開閉バルブ28、38、38
を開放して該当炉40、30、20の下部側に窒素ガスを供給する。
分散板24、34、44の塞がりを解消して最小限の流動状態が維持された後に
は、前述したように該当排出調節バルブ21、31、41を閉じて窒素ガスの供
給を中断し、正常な還元ガスの流れを維持しながら再び正常な操業を遂行する。
よる流動層破壊は本発明の第2差圧計47、37、27、第1差圧計45、35
、25または温度計26、36、46のうちのある一つまたは複数の測定計によ
って測定される。本発明の測定計によって特定炉100の異常現象が発生すると
直ちに該当炉100に窒素ガスを供給して破壊された流動層を正常化させた後、
各排出調節バルブ21、31、41を全て開放して正常な還元工程を安定的に遂
行できるようにする。
流量の変動幅を比較して図5に示した。
Bは流動層還元炉入口での還元ガスの流量を示し、線Cは流動層還元炉出口での
還元ガスの流量を示す。
る流動層崩壊防止装置を作動すると、流量変動幅が著しく減少することが分かる
。
減少する時点で圧縮排ガスを最終還元炉に供給すれば、流動層還元炉の流動層が
崩壊することを効果的に防止することができる。
管の前後方の圧力変化を測定して図6と図7に示した。
れば鉱石排出管内で鉱石の流れが停滞したり逆流するようになって、鉱石排出管
の上部と下部の間で圧力差が急激に増加することが分かる。
、両側における圧力差が最初は多少増加するが、以後減少して維持されているこ
とが分かる。これは圧力ピークが発生した場合、鉱石排出管内に流入する多量の
高温還元ガスをバイパス管を通じて排気管42に分岐させて排出することによっ
て、鉱石排出管の上部と下部の間で圧力差を減少させるためである。
る鉱石流れの停滞及び逆流を効果的に防止することができるということが分かる
。
後の操業時間を測定したものであり、その測定結果を下の表1に示した。
せながら操業した場合、操業持続時間を大幅延長することができるだけでなく、
流動層が崩壊した場合にも迅速に操業を再開できることが分かる。
の操業状況は次の通りである。ガスの利用率は約30〜35%であり、鉄鉱石の
トン当りガス使用量は1300〜1500Nm3/ton−oreであった。そ
して、予熱炉40から予備還元炉30に装入される鉄鉱石の還元率は10〜15
%、予備還元炉30から排出されて最終還元炉20に装入される鉄鉱石の還元率
は30〜40%であり、最終還元炉20から溶融ガス化炉1に装入される還元鉄
の還元率は85〜90%であった。
合には、一時的な操業不安定も迅速に対処して解決することができるので、流動
層還元炉で安定的にかつ長時間の操業が可能になる。
易に実施されることができ、このような変形や置換は全て本発明の特許請求の範
囲に記載の領域に含まれるものであるといえる。
定したグラフである。
管の前、後の圧力差を測定したグラフである。
Claims (27)
- 【請求項1】 装入された粉鉄鉱石を溶融ガス化炉から供給された還元ガス
によって順次に予熱し、予備還元して最終還元する少なくとも二つ以上の流動層
還元炉と、 前記流動層還元炉の最後の還元炉から排出された排ガスを排気管を通じて供給
を受けて冷却し、また、前記排ガス内に含まれた微粉を除去する集塵装置と、 前記各流動層還元炉の間及び最後の還元炉と溶融ガス化炉の間を連通し、装入
された鉄鉱石を次の段階の還元炉または溶融ガス化炉に排出する少なくとも二つ
以上の鉱石排出管と、 前記各流動層還元炉の間及び最後の還元炉と溶融ガス化炉の間を連通し、溶融
ガス化炉で生成された還元ガスを各流動層還元炉に供給する少なくとも二つ以上
の還元ガス供給管と、 各流動層還元炉内部に形成される鉱石流動層が下部から供給される還元ガスの
不安定な供給によって崩壊する場合、崩壊する流動層を安定化させる流動層安定
化手段と、 を含むことを特徴とする、粉鉄鉱石を還元して還元鉄を溶融ガス化炉に供給す
る流動層還元炉。 - 【請求項2】 前記流動層安定化手段は、溶融ガス化炉内で圧力ピークが発
生して流動層還元炉内の還元ガスの圧力が急激に減少する時点に、溶融ガス化炉
と流動層還元炉とを連結する還元ガス供給管に排ガスを供給することができる排
ガス供給装置からなることを特徴とする、請求項1に記載の粉鉄鉱石を還元して
還元鉄を溶融ガス化炉に供給する流動層還元炉。 - 【請求項3】 前記排ガス供給装置は、 前記集塵装置の後端にある排気管からの排ガスの一部を分岐させることができ
る排ガス導管と、 流入した排ガスを圧縮する圧縮機と、 圧縮された排ガスを保存することができる圧縮ガス保存槽と、 供給される圧縮ガスの圧力を調節する圧力調節バルブと、 調節された圧縮ガスを、溶融ガス化炉と流動層還元炉とを連結する還元ガス供
給管に供給する供給ノズルと、 これら各装置を連結する排ガス供給導管と、 を含むことを特徴とする、請求項2に記載の粉鉄鉱石を還元して還元鉄を溶融ガ
ス化炉に供給する流動層還元炉。 - 【請求項4】 前記調節バルブは、溶融ガス化炉内で発生した圧力ピークの
圧力変化値が0.05bar/sec超まで増加した後、還元ガスの圧力が急激
に減少する時点に開放され、圧力変化値が0.05bar/sec以下である時
に閉鎖されるように作動することを特徴とする、請求項3に記載の粉鉄鉱石を還
元して還元鉄を溶融ガス化炉に供給する流動層還元炉。 - 【請求項5】 前記圧縮ガス保存槽は、溶融ガス化炉で生成する平均還元ガ
ス流量の20乃至30%を保存することができる容積大きさに製作されたことを
特徴とする、請求項3に記載の粉鉄鉱石を還元して還元鉄を溶融ガス化炉に供給
する流動層還元炉。 - 【請求項6】 前記圧縮ガス保存槽には、その内部圧力が溶融ガス化炉に負
荷される圧力に対して1.5乃至2倍程度に維持することができるように、複数
個の圧力調節スイッチが設けられていることを特徴とする、請求項5に記載の粉
鉄鉱石を還元して還元鉄を溶融ガス化炉に供給する流動層還元炉。 - 【請求項7】 前記供給ノズルは、 溶融ガス化炉と流動層還元炉とを連結する還元ガス供給管の外部に環状に形成
されたチューブと、 前記還元ガス供給管の内周方向へ還元ガス供給管を貫通して前記チューブと連
通しており、環状チューブから分岐している複数個の支管と、 を備えることを特徴とする、請求項3に記載の粉鉄鉱石を還元して還元鉄を溶
融ガス化炉に供給する流動層還元炉。 - 【請求項8】 前記支管は6〜8個で形成されていることを特徴とする、請
求項7に記載の粉鉄鉱石を還元して還元鉄を溶融ガス化炉に供給する流動層還元
炉。 - 【請求項9】 前記流動層安定化手段は、溶融ガス化炉内で圧力ピークが発
生して圧力が急激に増加する時点に、各流動層還元炉の間に設けられた各鉱石排
出管からの還元ガスの一部を集塵装置側へ直ちにバイパスさせる鉱石流れ停滞防
止装置を備えることを特徴とする、請求項1に記載の粉鉄鉱石を還元して還元鉄
を溶融ガス化炉に供給する流動層還元炉。 - 【請求項10】 前記鉱石流れ停滞防止装置は、 各流動層還元炉の間を連結する各鉱石排出管と集塵装置に連結される排気管と
の間に形成された少なくとも一つ以上のバイパス管と、 前記各バイパス管に設けられてバイパスされる還元ガスの量を調節する開閉バ
ルブと、 を備えることを特徴とする、請求項9に記載の粉鉄鉱石を還元して還元鉄を溶
融ガス化炉に供給する流動層還元炉。 - 【請求項11】 前記各バイパス管が前記各鉱石排出管に連結される位置は
、予備還元炉または最終還元炉内に形成される鉱石流動層の最大高さと同一であ
ったり、これより高い位置に設けられていることを特徴とする、請求項10に記
載の粉鉄鉱石を還元して還元鉄を溶融ガス化炉に供給する流動層還元炉。 - 【請求項12】 前記各バイパス管は耐熱鋼で製作され、その直径は前記各
鉱石排出管直径の1/2の大きさで形成されていることを特徴とする、請求項1
1に記載の粉鉄鉱石を還元して還元鉄を溶融ガス化炉に供給する流動層還元炉。 - 【請求項13】 前記鉱石流れ停滞防止装置は、還元鉱が次の段階の流動層
還元炉に装入される側に近い位置の各鉱石排出管の前部に設けられた圧力計をさ
らに含むことを特徴とする、請求項11に記載の粉鉄鉱石を還元して還元鉄を溶
融ガス化炉に供給する流動層還元炉。 - 【請求項14】 前記各開閉バルブの前、後、両側に窒素パージング用導管
がさらに形成されていることを特徴とする、請求項13に記載の粉鉄鉱石を還元
して還元鉄を溶融ガス化炉に供給する流動層還元炉。 - 【請求項15】 前記各窒素ガスパージング用導管には、供給する窒素ガス
の量を制御するための調節バルブが形成されていることを特徴とする、請求項1
4に記載の粉鉄鉱石を還元して還元鉄を溶融ガス化炉に供給する流動層還元炉。 - 【請求項16】 予熱炉と予備還元炉の間のバイパス管に設けられた開閉バ
ルブは、予熱炉と予備還元炉の間の鉱石排出管に設けられた圧力計の圧力変動速
度が0.05bar/sec以上である時に開放され、予備還元炉と最終還元炉
の間に設けられた開閉バルブは、予備還元炉と最終還元炉の間の鉱石排出管に設
けられた圧力計の圧力変動速度が0.03bar/sec超の時に開放されるこ
とを特徴とする、請求項15に記載の粉鉄鉱石を還元して還元鉄を溶融ガス化炉
に供給する流動層還元炉。 - 【請求項17】 前記流動層安定化手段は、各流動層還元炉内の底部に設け
られた分散板のノズルが塞がる場合、塞がった流動層還元炉の下部に窒素ガスを
バックアップ供給することができるバックアップガス供給装置を備えることを特
徴とする、請求項1に記載の粉鉄鉱石を還元して還元鉄を溶融ガス化炉に供給す
る流動層還元炉。 - 【請求項18】 前記バックアップガス供給装置は、 前記各鉱石排出管に設けられた還元鉱排出調節バルブと、 各鉱石排出管の入口側と出口側の間の圧力差を検出するための第1差圧計と、 各流動層還元炉の分散板の上下間の圧力差を検出するための第2差圧計と、 各流動層還元炉の下部にバックアップガスを供給するためのバックアップガス
供給管と、 を備えることを特徴とする、請求項17に記載の粉鉄鉱石を還元して還元鉄を
溶融ガス化炉に供給する流動層還元炉。 - 【請求項19】 前記バックアップガス供給装置は、各排出調節バルブの前
方位置の鉱石排出管に設けられた、逆流する還元ガスの温度を測定するための温
度計をさらに含むことを特徴とする、請求項18に記載の粉鉄鉱石を還元して還
元鉄を溶融ガス化炉に供給する流動層還元炉。 - 【請求項20】 前記バックアップガス供給装置で用いるバックアップガス
は窒素ガスであることを特徴とする、請求項19に記載の粉鉄鉱石を還元して還
元鉄を溶融ガス化炉に供給する流動層還元炉。 - 【請求項21】 前記バックアップガス供給管は各還元ガス供給管に設けら
れ、各バックアップガス供給管には吹き込まれる窒素ガスの量を制御するための
窒素ガス開閉バルブが設けられていることを特徴とする、請求項20に記載の粉
鉄鉱石を還元して還元鉄を溶融ガス化炉に供給する流動層還元炉。 - 【請求項22】 前記窒素ガス開閉バルブは前記差圧計の圧力差が300m
mbar以上である場合に開放され、前記還元鉱排出調節バルブは前記窒素ガス
開閉バルブが開放された後に閉鎖されることを特徴とする、請求項21に記載の
粉鉄鉱石を還元して還元鉄を溶融ガス化炉に供給する流動層還元炉。 - 【請求項23】 前記窒素ガス開閉バルブは前記排出管差圧計の圧力差が1
00mmbar以下である場合に開放され、前記還元鉱排出調節バルブは前記窒
素ガス開閉バルブが開放された後に閉鎖されることを特徴とする、請求項21に
記載の粉鉄鉱石を還元して還元鉄を溶融ガス化炉に供給する流動層還元炉。 - 【請求項24】 前記窒素ガス開閉バルブは、前記温度計で測定された温度
が設定された基準温度より50℃以上である場合に開放され、前記還元鉱排出調
節バルブは前記窒素ガス開閉バルブが開放された後に閉鎖されることを特徴とす
る、請求項21に記載の粉鉄鉱石を還元して還元鉄を溶融ガス化炉に供給する流
動層還元炉。 - 【請求項25】 前記流動層安定化手段は、溶融ガス化炉内で圧力ピークが
発生して圧力が急激に増加する時点に、各流動層還元炉の間に設けられた各鉱石
排出管からの還元ガスの一部を集塵装置側へ直接にバイパスさせる鉱石流れ停滞
防止装置をさらに含むことを特徴とする、請求項2に記載の粉鉄鉱石を還元して
還元鉄を溶融ガス化炉に供給する流動層還元炉。 - 【請求項26】 前記流動層安定化手段は、各流動層還元炉内の底部に設け
られた分散板のノズルが塞がる場合、塞がった流動層還元炉の下部に窒素ガスを
バックアップ供給することができるバックアップガス供給装置をさらに含むこと
を特徴とする、請求項25に記載の粉鉄鉱石を還元して還元鉄を溶融ガス化炉に
供給する流動層還元炉。 - 【請求項27】 装入ビンから排出された粉鉄鉱石が予熱炉へ装入されて、
予備還元炉と最終還元炉を経ながら流動還元されて溶融ガス化炉に装入され、溶
融ガス化炉で石炭の燃焼によって生成された還元ガスは、各還元ガス供給管を通
じて最終還元炉と予備還元炉、そして予熱炉下部に吹き込まれて粉鉄鉱石を還元
する流動層還元炉において、 流動層還元炉の操業初期には前記各流動層還元炉の間を連結している各鉱石排
出管を遮断する段階と、 前記流動層還元炉の下部に還元ガスが吹き込まれ、各流動層還元炉の上部に粉
鉄鉱石が装入されて各流動層還元炉内に流動層を形成する段階と、 前記各流動層還元炉内の流動層の高さが次第に増加して、各流動層還元炉に形
成された鉱石排出管の入口の高さまで流動層が最高に高くなる段階と、 前記各流動層還元炉内の流動層が鉱石排出管の入口の高さまで高くなって流動
層が安定化した後、各鉱石排出管を徐々に開放する段階と、 を含む、流動層還元炉の流動層安定化方法。
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