JP2003513539A - 手書き文字認識装置およびそれを内蔵する電子装置 - Google Patents

手書き文字認識装置およびそれを内蔵する電子装置

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JP2003513539A JP2001534075A JP2001534075A JP2003513539A JP 2003513539 A JP2003513539 A JP 2003513539A JP 2001534075 A JP2001534075 A JP 2001534075A JP 2001534075 A JP2001534075 A JP 2001534075A JP 2003513539 A JP2003513539 A JP 2003513539A
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Abstract

(57)【要約】 無線電話機その他の電子装置に使用する入力装置はディスプレイ上で手書きアルファニューメリック文字を認識しディスプレイする。複数の隣接するタッチスイッチが露出されたタッチパッドの下にアレイとして配置されている。アレイ内の各タッチスイッチは、手書きストローク中にタッチパッドのあるエリアのユーザ活性化に応答して、各アナログ電圧信号を発生する。アナログ/デジタルコンバータが手書きストローク中に一つ以上のタッチスイッチを活性化するユーザにより発生される一連のアナログ電圧信号を受信して一連のデジタル値へ変換する。手書き認識アルゴリズムと共に作動するプロセッサが一連のデジタル値を処理し、ユーザの手書きストロークに対応するアルファニューメリック文字を認識し、次に、認識したアルファニューメリック文字をディスプレイ内にディスプレイする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術の分野) 本発明は一般的に電気通信装置に関し、特に、電気通信装置により伝送される
メッセージを構成する装置に関する。
【0002】 (背景技術) 無線電話機等の電気通信装置は個人用および商業用の両方において次第に普及
してきている。無線電話機とは一般的に一つ以上の他の通信端末とのワイヤレス
通信リンクを提供する通信端末のことである。無線電話機はセルラー電話機、陸
上移動(例えば、警察および消防署)、および衛星通信システムを含む、多様な
異なる応用において使用される。普及されるにつれ、無線電話機は保管および携
帯性を促進するために小型化されつつある。事実、最近の無線電話機モデルは長
さが9−12cmしかない。
【0003】 SMS(ショートメッセージサービス)はGSM(Global System for Mobile
)通信を使用する、無線電話機等の、電気通信装置へまた電気通信装置間で メ
ッセージを送るサービスである。典型的に、SMSメッセージは同じセル内の電
気通信装置またはローミング能力を有する電気通信装置へ伝送される。しかしな
がら、SMSメッセージは移動電気通信装置がアクティブで範囲内にあることを
必要としないことがある。さらに、SMSメッセージは移動電気通信装置がアク
ティブで範囲内となるまである時間保持することができる。
【0004】 SMSメッセージは従来、無線電話機等の、電気通信装置のキーパッドを使用
して構成される。残念ながら、無線電話機の従来のキーパッドによりSMSメッ
セージを構成することは、限定されたキー数(典型的には、18−20)により
困難となることがある。キー数が限定されるため、無線電話機キーパッドの各キ
ーは典型的に多数の機能を実施する。例えば、数字キー“2”は活性化されると
文字“A”,“B”および“C”も表わすことができる。従来の無線電話機キー
パッドによりSMSメッセージを構成するために、ユーザは長くて、やっかいな
シーケンスでキーパッドのキーを押さなければならないことがある。例えば、文
字“C”を選択するために、ユーザは“2”キーを多数回押してキーの可能な機
能を反復しなければならないことがある。僅かな語数の簡単なメッセージを構成
するのにも多くのキーストロークを必要とすることがある。そのため、このよう
な方法でSMSメッセージを構成することはユーザにとって困難で途方にくれる
ものとなることがある。
【0005】 さらに、無線電話機がより小型化するにつれ、キーパッドに利用できる面積は
より少なくなることがある。したがって、キーパッドもより小さくなって、キー
のサイズおよび間隔が減少することがある。無線電話機の小型化によりキーパッ
ドがより小さくなると、ユーザはSMSメッセージを構成することがより困難で
あることに気付くことがある。無線電話機の小型化を行うのに、ある無線電話機
機能を適切に実施するためのキーを置くスペースが無いために、これらの機能を
解消することが必要となることがある。また、多くの付加機能を実施するための
キーが必要となることがある。
【0006】 電気通信装置を介してSMSメッセージを構成するのに音声認識装置を利用す
ることもできる。残念ながら、音声認識技術は製作関連コストを増すことがある
強化されたメモリおよびプロセッサ能力を必要とすることがある。さらに、音声
認識技術ではメッセージを構成することができる語彙が限定されることがある。
また、音声認識を公に使用することはプライバシーに関して望ましくないことが
ある。
【0007】 電気通信装置を介してSMSメッセージを構成するのに手書き認識装置を利用
することもでき、音声認識装置に関連する限定された語彙の問題を克服すること
ができる。残念ながら、従来の手書き認識装置は電気通信装置の製作コストを増
すことがある高分解能タッチパッドおよび複雑で高価なさまざまな電子部品を必
要とすることがある。
【0008】 (発明の開示) 前記したことから、小型、ハンドヘルド無線電話機によりSMSメッセージ等
のメッセージを構成するためのエルゴノミックで容易に使用できるアルファニュ
ーメリック文字入力装置を提供することが本発明の目的である。
【0009】 従来のキーパッド機能と妥協する必要がない無線電話機用アルファニューメリ
ック文字入力装置を提供することにより無線電話機の小型化努力を促進させるこ
とが本発明のもう一つの目的である。
【0010】 単純化された無線電話機アセンブリおよび低減された製作コストを可能にする
ことが本発明のもう一つの目的である。
【0011】 本発明のこれらの目的およびその他の目的は無線電話機ディスプレイ上で手書
きアルファニューメリック文字を認識しディスプレイする無線電話機、その他の
電子装置、に使用する入力装置により提供することができる。複数の隣接タッチ
スイッチが露出タッチパッドの下にアレイとして配置される。アレイ内の各タッ
チスイッチが手書きストローク中にタッチパッドのあるエリアのユーザ活性化に
応答して各アナログ電圧信号(“オン”または“オフ”)を発生する。
【0012】 手書きストローク中の一つ以上のタッチスイッチのユーザ活性化により発生さ
れる一連のアナログ電圧信号をアナログ/デジタルコンバータが受信して一連の
デジタル値へ変換する。手書き認識アルゴリズムと共に差動するプロセッサが一
連のデジタル値を処理し、ユーザの手書きストロークに対応するアルファニュー
メリック文字を認識し、次に認識したアルファニューメリック文字を無線電話機
ディスプレイ内にディスプレイする。
【0013】 本発明に従って手書きアルファニューメリック文字を認識して無線電話機ディ
スプレイ内にディスプレイする入力装置は無線電話機ハウジング上のさまざまな
位置および場所に配置することができる。例えば、タッチスイッチのアレイを無
線電話機のフリップカバー上に配置して、フリップカバーが開放位置にある時に
露出されるようにすることができる。指を含めて、スタイラスその他の物体を使
用してタッチパッド表面へ圧力を加えることにより、ユーザは従来の手書きスト
ロークにより個別のアルファニューメリック文字を形成することができる。
【0014】 本発明に従った入力装置は従来の無線電話機キーパッドよりも少ないスペース
で済む。したがって、無線電話機小型化努力は本発明により便宜をはかられる。
さらに、典型的には手書きをピクセルレベルで検出するため高分解能アナログ/
デジタルコンバータを必要とすることがある従来の高分解能タッチパッドに比べ
て本発明に従った手書き認識装置は強化されたメモリやプロセッサ能力を必要と
しない。
【0015】 (発明を実施するための最良の形態) 次に、本発明の好ましい実施例が示されている添付図について本発明をより詳
細に説明する。しかしながら、本発明は多くの異なる形式で実施することができ
ここに記載されている実施例に限定されるものと解釈すべきではなく、これらの
実施例は本開示が行き届いた完全なものであり、本発明の範囲を当業者へ十分に
伝えるために提供されるものである。同じ番号は図面の説明全体をとおして同じ
要素を示す。層、領域または基板等の要素がもう一つの要素の“上に”あるとい
う場合、それは他の要素のすぐ上にあることもあり介在要素が存在することもあ
ることが理解される。対照的に、要素がもう一つの要素の“すぐ上に”あるとい
う場合、介在要素は存在しない。さらに、ここに記載され例示される各実施例は
その相補導電性型実施例も含む。
【0016】 無線電話機が電気通信信号を送受信できるようにする電子部品の従来の配列が
図1に略示されており、無線電話通信技術に習熟した人ならば理解することがで
きる。ワイヤレス電気通信信号を送受信するアンテナ10が無線周波数トランシ
ーバ11に電気的に接続されており、それはさらにマイクロプロセッサ等のコン
トローラ12に電気的に接続されている。コントローラ12はそこから無線電話
機のユーザへ遠隔信号を送信するスイッチ13に電気的に接続されている。コン
トローラ12はユーザから音声通信を受信してコントローラ12およびトランシ
ーバ11を介して遠隔装置へ送信するマイクロホン14にも電気的に接続されて
いる。コントローラ12は無線電話機操作を容易にするキーパッド15およびデ
ィスプレイ16に電気的に接続されている。
【0017】 次に、フリップカバーを有するハンドヘルド無線電話機20が図2に例示され
ている。例示されている無線電話機20はトップハンドセットハウジング24お
よびそこに接続されて内部にキャビティを形成するボトムハンドセットハウジン
グ26を含んでいる。トップおよびボトムハンドセットハウジング24および2
6は複数のキー29を含むキーパッド28、ディスプレイ30、および無線電話
機20が無線電話通信信号を送受信できるようにする電子部品(図示せず)を収
容する。ディスプレイ30はダイヤルされる電話番号を表わすアルファニューメ
リック文字列、無線電話機20により実行される他のコマンド、または無線電話
機20により伝送されるSMSメッセージをディスプレイするように構成される
【0018】 図示するように、フリップカバー22はトップハウジング24の下端24aに
ヒンジにより取り付けられている。動作時に、ユーザはフリップカバー22を軸
A周りに開放位置と閉成位置との間でピボットさせることができる。閉成位置に
ある時に、フリップカバー22はトップハンドセットハウジング24内に搭載さ
れたキーパッド28がうっかり活性化されたり要素に露呈されたりしないよう保
護することができる。開放位置にある時に、フリップカバー22は無線電話機2
0を簡便に延長させ、マイクロホンが取り付けられる時は、ユーザからのオーデ
ィオ入力を受信するように有利に配置することができる。当業者ならばお判りの
ように、アルファニューメリック文字はキーパッド28のさまざまなキー29を
介してディスプレイ30内ヘ入力することができる。
【0019】 次に、電子装置ディスプレイ上で手書きアルファニューメリック文字を認識お
よびディスプレイする本発明の実施例に従った入力装置40が図3に略示されて
いる。入力装置40はアレイ42として配列された複数の隣接タッチスイッチを
含んでいる。図示するように、タッチスイッチは個別に番号付け1−6されてい
る。アレイ42内の各タッチスイッチはアレイ42上に重なるタッチパッド43
上での手書きストローク中のユーザ活性化に応答して各アナログ電圧信号を発生
する。アナログ/デジタルコンバータ44は手書きストローク中にユーザが一つ
以上のタッチスイッチを活性化することにより発生される一連のアナログ電圧信
号を受信して一連のデジタル値へ変換する。格納されたプログラムを実行する汎
用プロセッサ、特殊目的プロセッサおよび/または特殊目的論理回路として実施
することができるプロセッサ46が一連のデジタル値を処理し、ユーザの手書き
ストロークに対応するアルファニューメリック文字を認識し、次に、認識したア
ルファニューメリック文字を無線電話機等の電子装置のディスプレイ内にディス
プレイする。
【0020】 次に、図4について、本発明に従って下に配置されたスイッチのアレイ42を
含むタッチパッド43が例示されている無線電話機20のフリップカバー22内
に配置されている。タッチパッド43はフリップカバー22が開放位置にある時
に露出され、ユーザからの手書きストロークを受信するように構成されている。
タッチパッド43の下に配置されているアレイ42内の個別のスイッチは図4に
点線で示されている。
【0021】 タッチパッド43はその上にユーザが“書き込む”頂面43aを含んでいる。
指を含む、スタイラスその他の物体を使用してタッチパッド頂面43aに圧力を
加えることにより、ユーザは従来の手書きストロークを介して個別のアルファニ
ューメリック文字を形成することができる。
【0022】 図5は本発明の入力装置を介して無線電話機のディスプレイ内に“L”を入力
するのにユーザが使用することができる従来の手書きストロークを示す。例示さ
れた“L”文字を作り出すための手書きストロークはアレイ42内のスイッチの
下記の活性化シーケンスを生成する:1−3−5−6。アナログ/デジタルコン
バータ(44,図3)はこのシーケンスを一連のデジタル値へ変換し、それは次
にプロセッサ(46,図3)により処理される。アナログ/デジタルコンバータ
(44,図3)はプロセッサ(46,図3)に内蔵して、アナログ電圧をプロセ
ッサに直接加えることができることが理解される。さらに、抵抗(R1−R6)
、アナログ/デジタルコンバータ(44,図3)およびプロセッサ(46,図3
)は単一集積回路内に包含することができる。
【0023】 図3に戻って、アレイ42内の各タッチスイッチは好ましくはユーザがその任
意部分に触れる時に各アナログ電圧信号を発生する“エリア”タッチスイッチで
ある。例示されているように、各タッチスイッチは2線回路を介してアナログ/
デジタルコンバータ44に電気的に直列接続されている各抵抗(R1−R6)に
接続されている。各抵抗(R1−R6)は他の抵抗(R1−R6)とは異なる各
抵抗値を有する。例えば、R1の値はR2の値よりも大きくすることができ、R
2の値はR3の値よりも大きくすることができ、以下同様である(すなわち、R
1>R2>R3>R4>R5>R6)。
【0024】 ユーザの手書きストロークからのタッチパッド頂面43a上の圧力の結果タッ
チスイッチが閉じると、それに関連する各直列抵抗が接地される。例えば、アレ
イ42内のタッチスイッチ1が閉じると、抵抗R1が接地される。その結果、ス
イッチの閉成により生じるアナログ/デジタルコンバータ44への電圧は次式に
より求めることができる:Vin=Vref×(R1/(R0+R1))。Vinはスイッチの閉成によ
り生じるアナログ電圧を表わし、Vrefは入力装置40に加えられる基準電圧を表
わし、R0は分圧器を提供する抵抗の抵抗値を表わす。
【0025】 アレイ42内の各タッチスイッチの閉成により異なる、各電圧信号が発生され
る。信号電圧を測定することにより、手書きストローク中にユーザによりどのタ
ッチスイッチが押下(すなわち、閉成)されているかを確認することができる。
粗くて比較的低廉なアナログ/デジタルコンバータを利用できるように、抵抗(
R1−R6)間の抵抗値の差は大きいことが好ましい。例えば、3ビットアナロ
グ/デジタルコンバータを使用することができる。それは典型的に手書きをピク
セルレベルで検出するために高分解能アナログ/デジタルコンバータ(すなわち
、典型的には10ビット分解能よりも高い)を必要とする従来の高分解能タッチ
パッドに比べた場合の本発明の著しい利点である。
【0026】 次に、図6−8に本発明に従ったいくつかのタッチスイッチインプリメンテー
ションが例示されている。図6は7−7線に沿った図6のフリップカバーおよび
タッチパッド43の拡大部分平面図である。図7は図4のアレイ42内の隣接タ
ッチスイッチ4および2の側断面図である。タッチパッド43は好ましくは誘電
材料から形成される弾性基板である。例示されているタッチパッド43は上下両
面43a,43bを有する。タッチパッド43を形成することができる典型的な
誘電材料は、限定はしないが、MYLAR(登録商標)ブランド可撓性フィルム(E.I
. du Pont de Nemours and Company, 1007 Market St., Wilmington Delaware 1
9898)を含む。複数の間隔のとられた導電性パッド48がタッチパッド43の下
面43b上にアレイ42のパターンで配置されている。各導電性パッド48が各
直列抵抗に接続されている。好ましくは、各導電性パッド48はポリマー材料、
または天然または合成ゴムから形成される。好ましくは、各導電性パッド48は
金メッキ等の導電性材料がその上に置かれるか、カーボン等の材料がその中に含
浸されている。
【0027】 前記したように、複数の薄い誘電性スペーサ49が設けられアレイ42内の各
スイッチの外周を画定する。スペーサ49は手書きストローク中にユーザにより
押下されているタッチパッド43のエリアへの導電性パッド48とスイッチプレ
ート52間の接触を制限する。
【0028】 その表面上50aに配置された金メッキプレート52を有する、印刷回路板(
PCB)等の、下部基板50はタッチパッド43とは間隔のとられた関係に維持
され各導電性パッド48および接地プレート50が間隔のとられた対向関係とな
るようにされる。
【0029】 動作において、タッチパッド43はその上面43aが手書きストローク中にユ
ーザにより押下される時に弾性的に変形する。弾性的に変形されると、タッチパ
ッド43は各導電性パッド48を接地プレート50と接触するように変位させて
各アナログ電圧信号を発生する。例えば、手書きストロークの一部により位置A
においてタッチパッド43に下向きの力が加えられると、スイッチ4に対する導
電性パッド48は接地プレート50と接触して各アナログ電圧信号が発生される
。同様に、手書きストロークの一部により位置Bにおいてタッチパッド43に下
向きの力が加えられると、スイッチ2に対する導電性パッド48は接地プレート
50と接触して各アナログ電圧信号が発生される。
【0030】 図8は、やはり7−7線に沿った、図6のアレイ42内の隣接するスイッチ4
および2の側断面図であり、その別の実施例を例示している。図7の実施例に示
す複数の導電性パッド48の替わりに連続導電性パッド48’が利用される。例
示されているように、複数の薄い誘電性スペーサ49が設けられアレイ42内の
各スイッチの外周を画定する。スペーサ49は手書きストローク中にユーザによ
り押下されているタッチパッド43のエリアへの連続導電性基板48’と接地プ
レート52間の接触を制限する。
【0031】 動作において、タッチパッド43はその上面43aが手書きストローク中にユ
ーザにより押下される時に弾性的に変形する。弾性的に変形されると、タッチパ
ッド43は連続導電性基板48’の一部をスイッチプレート52と接触するよう
に変位させて各アナログ電圧信号を発生する。例えば、手書きストロークの一部
により位置Aにおいてタッチパッド43に下向きの力が加えられると、スイッチ
4に関連する連続導電性基板48’はスイッチプレート52と接触して各アナロ
グ電圧信号が発生される。例示されているように、各スイッチプレート52は他
のスイッチプレート52から電気的に絶縁され各直列抵抗に接続されている。同
様に、手書きストロークの一部により位置Bにおいてタッチパッド43に下向き
の力が加えられると、スイッチ2に関連する導電性基板48’は接地プレート5
2と接触して各アナログ電圧信号が発生される。
【0032】 入力装置プロセッサ46は手書き認識アルゴリズムと共に作動するように構成
することができる。手書き認識アルゴリズムは当業者ならば既知であり、ここで
詳細に説明する必要はない。
【0033】 本発明はさまざまな電子装置に利用することができ電気通信装置での使用に限
定されない。本発明は無線周波数信号しか送受信しないワイヤレス通信装置に使
用することもできる。さらに、前記したタッチスイッチのタッチパッド43およ
びアレイ42は無線電話機ハウジングおよびフリップカバー上のさまざまな位置
および場所に配置することができ例示されている構成、位置および場所に限定さ
れない。
【0034】 前記した事柄は本発明を例示するものであってそれを限定するものではない。
本発明の典型的な二三の実施例について説明してきたが、当業者ならば本発明の
新しい教示および利点から著しく逸脱することなく典型的な実施例に多くの修正
を加えられることが容易にお判りであろう。したがって、このような修正は全て
特許請求の範囲に明示された本発明の範囲内に含まれるものとする。したがって
、前記した事柄は本発明を例示するものであって開示した特定の実施例に限定さ
れると解釈すべきではなく、開示した実施例の修正や他の実施例は添付した特許
請求の範囲内に含まれるものであることが理解される。本発明は特許請求の範囲
により明確に定められ、特許請求の範囲と等価のものはその中に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 無線電話機が無線電話通信信号を送受信できるようにする電子部品の従来の構
成を示す線図である。
【図2】 本発明に従って手書きアルファニューメリック文字を認識しディスプレイする
入力装置を内蔵することができるフリップカバーを有する典型的な無線電話機の
斜視図である。
【図3】 本発明に従って電子装置ディスプレイ内で手書きアルファニューメリック文字
を認識しディスプレイする入力装置の線図である。
【図4】 そのフリップカバー内に配置された本発明に従った入力装置用タッチスイッチ
のアレイを有する無線電話機の斜視図である。
【図5】 図4のタッチスイッチのアレイを介したアルファニューメリック文字“L”に
対するユーザの従来の手書きストロークを示す図である。
【図6】 図4のフリップカバーおよびタッチスイッチアレイの拡大部分平面図である。
【図7】 7−7線に沿った図6の隣接するタッチスイッチ4および2の断面図であり、
その第1の実施例を示す。
【図8】 7−7線に沿った図6の隣接するタッチスイッチ4および2の断面図であり、
その第2の実施例を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H03M 11/04 G06F 3/023 310A 11/22 H04M 1/23 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN,YU, ZA,ZW Fターム(参考) 5B020 FF14 5B064 AA07 AB04 AB13 BA05 FA03 FA13 5B068 BB36 BD02 CC19 5K023 AA07 BB03 DD08 EE02 HH06 LL06 MM03 MM23 MM25 PP14

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気通信信号を送受信する電子部品を密閉するように構成さ
    れたハウジングと、 手書き文字認識装置と、 を含む電気通信装置であって、手書き文字認識装置は、 ハウジング上にアレイとして配置された複数の隣接スイッチであって、アレ
    イ内の各スイッチが手書きストローク中のユーザ活性化に応答して、異なる各ア
    ナログ電圧を発生する複数の隣接スイッチと、 手書きストローク中に一つ以上のスイッチのユーザ活性化により発生される
    一連のアナログ電圧信号を一連のデジタル値へ変換するアナログ/デジタルコン
    バータと、 一連のデジタル値を処理しユーザの手書きストロークに対応するアルファニ
    ューメリック文字を認識するプロセッサと、 を含む電気通信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電気通信装置であって、さらに、電気通信装
    置を介して使用されるメッセージを表わすユーザ構成アルファニューメリック文
    字をディスプレイするように構成されるハウジング上に配置されたディスプレイ
    画面を含み、プロセッサは認識したアルファニューメリック文字をディスプレイ
    内にディスプレイする電気通信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の電気通信装置であって、アレイ内の各スイッ
    チは、 その表面上に配置された導電性パッドを有する弾性第1基板と、 その表面上に配置された接地プレートを有する第2基板と、を含み、 第1および第2の基板は、導電性パッドと接地プレートが間隔のとられた対向
    関係となるように、間隔のとられた関係で配置され、 弾性第1基板は手書きストローク中にユーザにより押下されると弾性的に変形
    して導電性パッドを接地プレートと接触するように変位させ各アナログ電圧信号
    を発生する電気通信装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の電気通信装置であって、弾性第1基板は誘電
    性材料を含む電気通信装置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の電気通信装置であって、導電性パッドはポリ
    マー、天然ゴムおよび合成ゴムからなる群から選択された材料を含み、選択され
    た材料はその上に配置された導電性材料を有する電気通信装置。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の電気通信装置であって、第2基板は印刷回路
    板(PCB)を含む電気通信装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の電気通信装置であって、アレイは2×3アレ
    イを含む電気通信装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の電気通信装置であって、アレイは2カラムお
    よび3ローを含む電気通信装置。
  9. 【請求項9】 請求項3記載の電気通信装置であって、さらに、弾性第1基
    板と第2基板間およびアレイ内の各隣接スイッチ間に配置された複数の誘電性ス
    ペーサを含む電気通信装置。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の電気通信装置であって、電気通信装置は無
    線電話機である電気通信装置。
  11. 【請求項11】 無線電話通信信号を送受信する電子部品を密閉するように
    構成されたハウジングと、 無線電話機を介して送信されるメッセージを表わすユーザ構成アルファニュー
    メリック文字をディスプレイするように構成されるハウジング上に配置されたデ
    ィスプレイ画面と、 ハウジングの頂部を貫通して延びる複数のキーを含むキーパッドと、 ハウジングにヒンジにより取り付けられ、キーパッドの少なくとも一部をカバ
    ーする閉成位置とキーパッドのカバーが外される開放位置との間を移動可能なフ
    リップカバーであって、開放位置にある時に露出される表面を含むフリップカバ
    ーと、 手書き文字認識装置と、 を含む無線電話機であって、手書き文字認識装置は、 フリップカバー表面上にアレイとして配置された複数の隣接スイッチであっ
    て、アレイ内の各スイッチが手書きストローク中のユーザ活性化に応答して、異
    なる各アナログ電圧を発生する複数の隣接スイッチと、 手書きストローク中に一つ以上のスイッチのユーザ活性化により発生される
    一連のアナログ電圧信号を一連のデジタル値へ変換するアナログ/デジタルコン
    バータと、 一連のデジタル値を処理し、ユーザの手書きストロークに対応するアルファ
    ニューメリック文字を認識し、認識したアルファニューメリック文字をディスプ
    レイ内にディスプレイするプロセッサと、 を含む無線電話機。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の無線電話機であって、アレイ内の各スイ
    ッチは、 その表面上に配置された導電性パッドを有する弾性第1基板と、 その表面上に配置された接地プレートを有する第2基板と、を含み、 第1および第2の基板は、導電性パッドと接地プレートが間隔のとられた対向
    関係となるように、間隔のとられた関係で配置され、 弾性第1基板は手書きストローク中にユーザにより押下されると弾性的に変形
    して導電性パッドを接地プレートと接触するように変位させ各アナログ電圧信号
    を発生する無線電話機。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の無線電話機であって、弾性第1基板は誘
    電性材料を含む無線電話機。
  14. 【請求項14】 請求項12記載の無線電話機であって、導電性パッドはポ
    リマー、天然ゴムおよび合成ゴムからなる群から選択された材料を含み、選択さ
    れた材料はその上に配置された導電性材料を有する無線電話機。
  15. 【請求項15】 請求項12記載の無線電話機であって、第2基板は印刷回
    路板(PCB)を含む無線電話機。
  16. 【請求項16】 請求項11記載の無線電話機であって、アレイは2×3ア
    レイを含む無線電話機。
  17. 【請求項17】 請求項11記載の無線電話機であって、アレイは2カラム
    および3ローを含む無線電話機。
  18. 【請求項18】 請求項12記載の無線電話機であって、さらに、弾性第1
    基板と第2基板間およびアレイ内の各隣接スイッチ間に配置された複数の誘電性
    スペーサを含む無線電話機。
  19. 【請求項19】 ハウジングと、 メッセージを表わすユーザ構成アルファニューメリック文字をディスプレイす
    るように構成されるハウジング上に配置されたディスプレイ画面と、 手書き文字認識装置と、 を含む電子装置であって、手書き文字認識装置は、 ハウジング上にアレイとして配置された複数の隣接スイッチであって、アレ
    イ内の各スイッチが手書きストローク中のユーザ活性化に応答して、異なるアナ
    ログ電圧を発生する複数の隣接スイッチと、 手書きストローク中に一つ以上のスイッチのユーザ活性化により発生される
    一連のアナログ電圧信号を一連のデジタル値へ変換するアナログ/デジタルコン
    バータと、 一連のデジタル値を処理し、ユーザの手書きストロークに対応するアルファ
    ニューメリック文字を認識し、認識したアルファニューメリック文字をディスプ
    レイ内にディスプレイするプロセッサと、 を含む電子装置。
  20. 【請求項20】 請求項19記載の電子装置であって、アレイ内の各スイッ
    チは、 その表面上に配置された導電性パッドを有する弾性第1基板と、 その表面上に配置された接地プレートを有する第2基板と、を含み、 第1および第2の基板は、導電性パッドと接地プレートが間隔のとられた対向
    関係となるように、間隔のとられた関係で配置され、 弾性第1基板は手書きストローク中にユーザにより押下されると弾性的に変形
    して導電性パッドを接地プレートと接触するように変位させ各アナログ電圧信号
    を発生する電子装置。
  21. 【請求項21】 請求項20記載の電子装置であって、弾性第1基板は誘電
    性材料を含む電子装置。
  22. 【請求項22】 請求項20記載の電子装置であって、導電性パッドはポリ
    マー、天然ゴムおよび合成ゴムからなる群から選択された材料を含み、選択され
    た材料はその上に配置された導電性材料を有する電子装置。
  23. 【請求項23】 請求項20記載の電子装置であって、第2基板は印刷回路
    板(PCB)を含む電子装置。
  24. 【請求項24】 請求項19記載の電子装置であって、アレイは2×3アレ
    イを含む電子装置。
  25. 【請求項25】 請求項20記載の電子装置であって、さらに、弾性第1基
    板と第2基板間およびアレイ内の各隣接スイッチ間に配置された複数の誘電性ス
    ペーサを含む電子装置。
  26. 【請求項26】 電子装置ディスプレイ内で手書きアルファニューメリック
    文字を認識しディスプレイする入力装置であって、前記入力装置は、 アレイとして配置された複数の隣接スイッチであって、アレイ内の各スイッ
    チが手書きストローク中のユーザ活性化に応答して、異なる各アナログ電圧を発
    生する複数の隣接スイッチと、 手書きストローク中に一つ以上のスイッチのユーザ活性化により発生される
    一連のアナログ電圧信号を一連のデジタル値へ変換するアナログ/デジタルコン
    バータと、 一連のデジタル値を処理し、ユーザの手書きストロークに対応するアルファ
    ニューメリック文字を認識し、認識したアルファニューメリック文字をディスプ
    レイ内にディスプレイするプロセッサと、 を含む入力装置。
  27. 【請求項27】 請求項26記載の入力装置であって、スイッチのアレイは
    、 その表面上に配置された複数の間隔のとられた導電性パッドを有する弾性第1
    基板と、 その表面上に配置された接地プレートを有する第2基板と、を含み、 第1および第2の基板は、導電性パッドと接地プレートが間隔のとられた対向
    関係となるように、間隔のとられた関係で配置され、 弾性第1基板は手書きストローク中にユーザにより押下されると弾性的に変形
    して、各一連のアナログ電圧信号を発生するシーケンスで、一つ以上の導電性パ
    ッドを接地プレートと接触するように変位させる入力装置。
  28. 【請求項28】 請求項27記載の入力装置であって、弾性第1基板は誘電
    性材料を含む入力装置。
  29. 【請求項29】 請求項27記載の入力装置であって、各導電性パッドはポ
    リマー、天然ゴムおよび合成ゴムからなる群から選択された材料を含み、選択さ
    れた材料はその上に配置された導電性材料を有する入力装置。
  30. 【請求項30】 請求項27記載の入力装置であって、第2基板は印刷回路
    板(PCB)を含む入力装置。
  31. 【請求項31】 請求項26記載の入力装置であって、アレイは2×3アレ
    イを含む入力装置。
  32. 【請求項32】 請求項27記載の入力装置であって、さらに、弾性第1基
    板と第2基板間および隣接導電性パッド間に配置された複数の誘電性スペーサを
    含む入力装置。
  33. 【請求項33】 電子装置ディスプレイ内で手書きアルファニューメリック
    文字を認識しディスプレイする入力装置であって、前記入力装置は、 スイッチの2×3アレイであって、アレイ内の各スイッチが手書きストローク
    中のユーザ活性化に応答して、異なる各アナログ電圧信号を発生するスイッチの
    2×3アレイを含み、スイッチのアレイは、 その表面上に配置された複数の間隔のとられた導電性パッドを有する弾性第1
    基板と、 その表面上に配置された接地プレートを有する第2基板と、を含み、 第1および第2の基板は、導電性パッドと接地プレートが間隔のとられた対向
    関係となるように、間隔のとられた関係で配置され、 弾性第1基板は手書きストローク中にユーザにより押下されると弾性的に変形
    して、各一連のアナログ電圧信号を発生するシーケンスで、一つ以上の導電性パ
    ッドを接地プレートと接触するように変位させるように構成され、さらに、 手書きストローク中に一つ以上のスイッチのユーザ活性化により発生される一
    連のアナログ電圧信号を一連のデジタル値へ変換するアナログ/デジタルコンバ
    ータと、 一連のデジタル値を処理し、ユーザの手書きストロークに対応するアルファ
    ニューメリック文字をディスプレイ内にディスプレイするプロセッサと、 を含む入力装置。
  34. 【請求項34】 請求項33記載の入力装置であって、弾性第1基板は誘電
    性材料を含む入力装置。
  35. 【請求項35】 請求項33記載の入力装置であって、各導電性パッドはポ
    リマー、天然ゴムおよび合成ゴムからなる群から選択された材料を含み、選択さ
    れた材料はその上に配置された導電性材料を有する入力装置。
  36. 【請求項36】 請求項33記載の入力装置であって、第2基板は印刷回路
    板(PCB)を含む入力装置。
  37. 【請求項37】 請求項33記載の入力装置であって、さらに、弾性第1基
    板と第2基板間および隣接導電性パッド間に配置された複数の誘電性スペーサを
    含む入力装置。
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