JP2003512302A - 障害性個人間及び行動障害の治療のための治療法及び組成物 - Google Patents

障害性個人間及び行動障害の治療のための治療法及び組成物

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ルージョン,フランソワ
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Institut Pasteur de Lille
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、精神薬理学の分野に関する。より詳しくは、本発明は、DSM−III 障害、例えば障害性個人間及び行動障害、例えば性障害、例えばM.E.D.及びH.S.D.D.の治療に関する。本発明は、DSM−III 障害、例えばM.E.D.及びH.S.D.D.を治療するための新規治療用組成物及び方法を供する。本発明による組成物及び方法は、環境に対する認識及び警戒の改善、環境に対する適応及び注意を持続する能力の改善、並びに環境における関心及び覚醒の能力の増加を、攻撃性の増加なしに供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、精神薬理学の分野に関する。より詳しくは、本発明は、DSM−II
I 障害、例えば障害性個人間及び行動障害の治療に関する。
【0002】 関連技術の概要 精神薬理学の分野は、フェノチアジンが最初に導入された1950年代から、
行動的変化において大きく躍進している。不幸なことに、特定の型の精神障害は
薬物療法に対して抵抗性であることが判明している。これらの抵抗性障害の中の
1つはDSM−III と呼ばれる障害(Diagnostic and Statistical Manual of M
ental Disordeps, American Psychiatric Assoc., 1982 を参照のこと)であり
、それは、障害性個人間相互作用及び他の行動欠陥を特徴とする。これらの欠陥
には、コミュニケーションの障害、個人間行動の障害、制限された関心のレパー
トリー、パートナー恐怖、自閉症に見られるのに似たパートナーの認識の減少、
注意欠陥障害、社会的機能の障害、孤立性行動障害、他に関連する能力の減少、
回避障害、断定的でない状態、反応性アタッチメント障害、社会的関心の欠如、
外部世界に対する障害性個人間機能及び関係、セルフ・ケアの障害、環境におけ
る関心の減少、過眠症、及び職業上の機能における障害を伴う適応障害がある。
【0003】 性的欠陥、例えば覚醒障害、情動性注意の欠如の形態の障害性性行動、及び性
に関連する障害性社会活動もこれらの障害に含まれる。これらの後者の障害は、
世界の男性の約8%に影響を及ぼすと思われている深刻な状態である勃起障害(
M.E.D.)として知られる状態として部分的に現れ得る。更に、機能減退性
性的欲求障害(H.S.D.D.)は利用できる治療法なしで世界の集団の20
%に影響を与えると思われている。M.E.D.を治療するためのほとんどの努
力は行動改変物を利用するのではなく勃起を、誘導するための血管拡張剤を用い
る。例えば、PDE5インヒビター、例えばシルデナフィル(sildenaf
il)、αブロッキング剤、例えばモキシシレート(moxysylate)又
はフェントラミニン(phentolamine)、及びプロスタグランジンが
用いられている。不幸なことに、これらの治療は特定の欠点を有する。例えばP
DE5インヒビターはシトクロムP450分解経路を介する分解にかけられる。
プロスタグランジンは不快な空洞内又は尿道内投与を要求する。更に、これらの
治療で性的関係の感情的、愛情的態様に直接、作用する。
【0004】 それゆえ、M.E.D.及びH.S.D.D.を含むDSM−III 障害を治療
するための新しい治療用組成物及び方法についての必要性がある。理想的には、
このような組成物及び方法は、環境に対する認識及び敏捷の改善、環境に対する
適応及び注意を維持する能力の改善、並びに攻撃性の増加のない環境における関
心及び覚醒の能力の増加を供するべきである。
【0005】 ニューロペプチドとして知られる多くの中枢ペプチドは行動に作用する。例え
ば Mondal et al., B.B.R.C. 256 : 495-499 (1999) は、ニューロペプチドオレ
キシンは摂食障害を治療するのに用いることができる。 Insel et al., Reviews
of Reproduction 2 : 28-37 (1997) は、オキシトシン、神経下垂体ペプチドは
生殖行動に影響を与え得ることを開示する。不幸なことに、オキシトシンは、男
性被検体に不要な副作用を与え得る。例えばUvnaes-Moberg et al., Pharmacolo
gy, Biochemistry and Behavior 49 : 101-106 (1994) は、高投与量のオキシト
シンは移動運動を減少させ、低投与量のオキシトシンは不安除去様効果を雄のラ
ットに与えることを教示する。これにより、ニューロペプチドは、DSM−III
障害のため、特に性的障害のための治療剤として示される限定性を有する。
【0006】 Rosinski Chupin et al.の米国特許5,859,189(1999)は、ラッ
トの顎下腺において発現される精製されるペンタペプチド又はテトラペプチドを
開示し、それは雄性に特異的な重要な機能を果たし得ることを示唆する。しかし
ながら、Rougeot et al., Amer. J. Physiol. 273 : R1309-R1320 (1997)は、オ
ートラジオグラフでのこのペプチドの生体分布を開示し、それは、そのペプチド
が血液−脳関門を横切らないことを示唆する。これにより、このペプチドは行動
改変のための有望な候補であると思われないであろう。
【0007】 発明の要約 本発明は、M.E.D.を含むDSM−III 障害を治療するための新規治療用
組成物及び方法を供する。本発明による組成物及び方法は、環境に対する認識及
び敏捷の改善、及び注意を持続する能力の改善、並びに攻撃性の増加なしでの環
境における関心及び覚醒の能力の増加を供する。
【0008】 本発明者らは、驚くことに、米国特許第5,859,189号に開示される型
のペプチドが、制限なく、性的障害を含むDSM−III 障害のための治療剤とし
て有効であることを発見した。
【0009】 第1の態様において、本発明は、DSM−III 障害を治療するための方法を供
する。本発明による方法は、DSM−III 障害を有する哺乳動物に、該DSM−
III 障害の症状を削減又は除去するのに十分な量の本発明によるペプチド又はそ
のペプチド擬態物を投与することを含む。
【0010】 特定の好ましい実施形態において、前記DSM−III 障害は回避障害である。
特定の好ましい実施形態において、前記DSM−III 障害は減少性認識障害であ
る。特定の好ましい実施形態において、前記DSM−III 障害は注意欠陥障害で
ある。特定の好ましい実施形態において、前記DSM−III 障害は覚醒障害であ
る。特定の好ましい実施形態において、前記DSM−III 障害は外部世界に対す
る個人間機能及び関係の障害である。特定の好ましい実施形態において、前記D
SM−III 障害は性に関連する社会活動の障害である。特定の好ましい実施形態
において、前記DSM−III 障害は障害性性行動である。特定の好ましい実施形
態において、前記DSM−III 障害はこれらの障害のうちの1超の症状を含む。
【0011】 特定の好ましい実施形態において、本発明によるペプチド又はペプチド擬態物
は第2の医薬と一緒に投与され、ここでその第2の医薬剤はDSM−III 障害の
症状を削減又は除去するのに不十分な量で存在し、本発明によるペプチド又はペ
プチド擬態物並びに第2の医薬剤はDSM−III 障害の症状を削減又は除去する
ために共同的に作用する。
【0012】 第2の態様において本発明は、本発明によるペプチド又はペプチド擬態物を、
DSM−III 障害を有する哺乳動物においてDSM−III 障害の症状を削減又は
除去するために十分な量で含み、更に、医薬として許容される希釈剤及び/又は
緩衝剤及び/又は賦形剤を含む治療用組成物を供する。
【0013】 特定の好ましい実施形態において、治療用組成物は回避障害の治療のための薬
剤を調製するのに役立つ。特定の好ましい実施形態において、治療用組成物は減
少性認知障害の治療のための薬剤を調製するのに役立つ。特定の好ましい実施形
態において、治療用組成物は注意欠陥障害の治療のための薬剤を調製するのに役
立つ。特定の好ましい実施形態において、治療用組成物は覚醒障害の治療のため
の薬剤を調製するのに役立つ。特定の好ましい実施形態において、治療用組成物
は外部世界に対する個人間機能及び関係の障害の治療のための薬剤を調製するの
に役立つ。特定の好ましい実施形態において、治療用組成物は性に関連する社会
的活動の障害の治療のための薬剤を調製するのに役立つ。特定の好ましい実施形
態において治療用組成物は障害性性行動の治療のための薬剤を調製するのに役立
つ。特定の好ましい実施形態において、治療用組成物はこれらの障害の1超の症
状の治療のための薬剤を調製するのに役立つ。
【0014】 特定の好ましい実施形態において、本発明によるペプチド又はペプチド擬態物
は、第2の医薬と一緒に本発明による治療用組成物中に存在し、ここで第2の医
薬剤はDSM−III 障害の症状を削減又は除去するのに不十分な量で存在し、本
発明によるペプチド又はペプチド擬態物及び第2の医薬剤はDSM−III 障害の
症状を削減又は除去するために共同して作用する。 好ましい実施形態の詳細な記載 本発明は、精神薬理学の分野に関する。より詳しくは、本発明はDSM−III
障害、例えばM.E.D.のような性障害を含む。障害性個人間及び行動障害の
治療に関する。本明細書中に言及される特許及び出版物は、この分野の知見を示
し、その全体が引用により本明細書に組み込まれる。本明細書に言及される引用
文献のいずれかの教示及び本明細書に詳しく開示されるいずれかの教示の間のコ
ンクリクトの場合、本明細書に詳細に開示される教示が勝るであろう。
【0015】 本発明は、M.E.D.を含むDSM−III 障害を治療するための新規治療用
組成物及び方法を供する。本発明による組成物及び方法は、環境に対する認識及
び敏捷の改善、環境に対する適応及び注意を持続する能力の改善、並びに環境に
おける関心及び覚醒についての能力の増加を、攻撃性を増加させることなく供す
る。本発明者らは、驚くことに、米国特許第5,859,189号に開示される
型のペプチドは限定なしに、性障害を含むDSM−III 障害のための治療剤とし
て有効であることを発見した。
【0016】 第1の態様において、本発明は、DSM−III 障害を治療するための方法を供
する。本発明による方法は、DSM−III 障害の症状を削減又は除去するのに十
分な量の本発明によるペプチド又はペプチド擬態物をDSM−III 障害を有する
哺乳動物に投与することを含む。
【0017】 本発明の目的のため、用語“哺乳動物”は、その通常の分類学上の意味で用い
られ、特にヒトを含む。
【0018】 本発明の目的のため、“ペプチド”は、ペプチド結合により直鎖アレイにおい
て互いに持続したアミノ酸残基の直鎖アレイから構成される分子である。このよ
うな直鎖アレイは、任意に環状であり得る。即ち直鎖ペプチドの端又はペプチド
内のアミノ酸の側鎖は、例えば化学的結合により連結され得る。このような本発
明によるペプチドは、約3〜約500アミノ酸を含み、そして更に、2次、3次
又は4次構造、並びに他のペプチド又は他の非ペプチド分子との分子間会合を含
み得る。このような分子間会合は、制限なく、共有結合を介して(例えばジスル
フィド架橋を介して)、又はキレート化、静電相互作用、疎水性相互作用、水素
結合、イオン−双極子相互作用、双極子−双極子相互作用、又は上述のいずれか
の組合せを介してであり得る。
【0019】 本発明による好ましいペプチドは、 Glp−His−Asn−Pro−Arg〔配列番号:1〕 Gln−His−Asn−Pro−Arg〔配列番号:2〕 Glp−His−Asn−Pro 〔配列番号:3〕 Gln−His−Asn−Pro 〔配列番号:4〕 からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む。ここで、それら配列はNからC
への配置で示され、Glpはピログルタメートであり、Glnはグルタミンであ
り、Hisはヒスチジンであり、Asnはアスパラギンであり、そしてProは
プロリンである。
【0020】 本発明による特定の特に好ましいペプチドは、 Glp−His−Asn−Pro−Arg〔配列番号:1〕 Gln−His−Asn−Pro−Arg〔配列番号:2〕 Glp−His−Asn−Pro 〔配列番号:3〕 Gln−His−Asn−Pro 〔配列番号:4〕 からなる群から選択されるアミノ酸配列から本質的になる。ここで、その配列は
NからCへの配置であり、そしてGlpはピログルタメートであり、Glnはグ
ルタミンであり、Hisはヒスチジンであり、Asnはアスパラギンであり、そ
してProはプロリンである。
【0021】 特定の最も好ましい本発明によるペプチドは、 Glp−His−Asn−Pro−Arg〔配列番号:1〕 Gln−His−Asn−Pro−Arg〔配列番号:2〕 Glp−His−Asn−Pro 〔配列番号:3〕 Gln−His−Asn−Pro 〔配列番号:4〕 からなる群から選択されるアミノ酸配列からなる。ここで、その配列はNからC
への配置で示し、ここでGlpはピログルタメートであり、Glnはグルタミン
であり、Hisはヒスチジンであり、Asnはアスパラギンであり、そしてPr
oはプロリンである。これらのペプチドにおいて、還化/脱還化により、Glp
及びGlnは相互交換する。
【0022】 更に、本発明による特定の好ましいペプチドは、配列番号:1〜4のいずれか
に示すペプチドの対立遺伝子変異体を含み、それから本質的になり、又はそれか
らなる。本明細書に用いる場合、“対立遺伝子変異体”は、親ペプチドから1〜
2のアミノ酸置換を有するペプチドであるが、親ペプチドの結合特異性及び/又
は生理活性を保持する。本明細書に用いる場合、“親ペプチドの結合特異性を保
持する”とは、配列番号:1〜4に示す実際のペプチドのもののそれの少くとも
10分の1、より好ましくは少くとも2分の1、そして最も好ましくは少くとも
同程度であるアフィニティーで配列番号:1〜4に示すペプチドの1つに結合す
るモノクローナル抗体に結合することができることを意味する。このようなアフ
ィニティーの決定は、好ましい標準比較結合イムノアッセイ条件下で行われる。
“親ペプチドの生理活性を保持する”とは、DSM−III 障害の症状を削減又は
除去するために配列番号:1〜4に示すペプチドのいずれか1つの能力を保持す
ることを意味する。このような症状が削減されるか又は除去されるかを決定する
ことは、更に本明細書の後に記述される。用語“対立遺伝子変異体”は、特に、
その同一のアミノ酸配列を有さない配列番号:1〜4に記載のペプチドのいずれ
かのヒトアナログを含むことを意図する。
【0023】 本発明によるペプチドは、便利には、当業界で認められている技術を用いて合
成することができる(例えばMerrifield, J. Am. Chem. Soc. 85 : 2149-2154を
参照のこと)。
【0024】 好ましいペプチド擬態物は、上述の通り、親ペプチドの結合特異性及び/又は
生理活性を保持する。本明細書において、“ペプチド擬態物”は、ペプチドのい
くつかの特性、好ましくはそれらの結合特異性及び生理活性を擬態する有機分子
である。好ましいペプチド擬態物は、本発明によるペプチドの構造改変により、
好ましくは非天然アミノ酸、コンホメーション末端、等配電子置換、還化、又は
他の改変を用いて得られる。他の好ましい改変には、限定しないが、1又は複数
のアミド結合が非アミド結合により置換されたもの、及び/又は1又は複数のア
ミノ酸鎖が異なる化学成分により置換されたもの、又は1もしくは複数のN末端
、C末端又は1もしくは複数の側鎖が保護基により保護されたもの、及び/又は
二重結合及び/又は還化及び/又は立体特異性がアミノ酸鎖に導入されて剛性及
び/又は結合アフィニティーを増加させたものがある。これらの変異全てが当業
界で公知である。これにより、本明細書に開示されるペプチド配列を仮定すると
、当業者は、このようなペプチドに類似した、又はそれに優る結合特性を有する
ペプチド擬態物をデザインし、生産することができる(例えば、 Horwell et al
., Bioorg. Med. Chem. 4 : 1573 (1996) ; Liskamp et al., Recl. Trav. Chim
. Pays-Bas 1 : 113 (1994) ; Gante et al., Angew. Chem. Int. Ed. Engl. 33 : 1699 (1994) ; Seebach et al., Helv. Chim. Acta 79 913 (1996) を参照の
こと)。
【0025】 本明細書に用いる場合、“DSM−III 障害を有する”とは、DSM−III 障
害の症状として一般に認められる少くとも1の臨床的に観察できる行動又は物理
特性を示すことを意味する。用語“DSM−III 障害の症状を削減し又は除去す
る”とは、DSM−III 障害の症状として一般に認められる1又は複数の行動的
又は物理的特徴において臨床的に観察できる有益を変化を得ることを意味する。
DSM−III 障害は、精神科医の研究グループにより記されたマニュアルにより
供される基準での診断カテゴリーである。このマニュアルは、引用により本明細
書に組み込まれるAmerican Psychiatric Association,“Diagnostic and Statis
tical Manual of Mental Disonders”により出版される。以下に議論される障害
の各々はこのマニュアルにおけるそれらの治療により証明されるように、公知で
ある。これにより、短い定義のみが以下に議論される障害のために本明細書に供
される。
【0026】 特定の好ましい実施形態において、DSM−III 障害は回避障害である。本明
細書に用いる場合、“回避障害”は、本質的な特徴として、社会的不快感の普及
するパターン、ネガティブ評価の恐怖、及び内気を有する障害を意味する。それ
は、不慣れな人との接触からの過剰な萎縮を含む。
【0027】 特定の好ましい実施形態において、DSM−III 障害は減少性認識障害である
。本明細書に用いる場合、“減少性認識障害”は、存在又は他のものの感性の認
識の欠如(例えばヒトを彼又は彼女が家具の一部分であるか否かのように処理し
;他の人の悩みに気付かない)により示される障害を意味する。この障害は、自
閉性障害の要素であり得る。
【0028】 特定の好ましい実施形態において、DSM−III 障害は注意欠陥障害である。
本明細書に用いる場合、“注意欠陥障害”は、支配的な特徴が発達的に不適切か
つ著しい不注意の持続である。
【0029】 特定の好ましい実施形態において、DSM−III 障害は覚醒障害である。本明
細書に用いる場合、“覚醒障害”は、反応性アタッチメント障害、例えばほとん
どの社会的相互作用を開始し、又はそれに応答することの持続的な失敗を意味す
る。これは、子供において、“成長障害(failure to thrive
)”又は“ホスピタリズム”と呼ばれる激しい形態を導き得る。環境における関
心の減少は、眼、顔又は声の不十分な視覚的追跡、対象物との連絡の欠如として
一般に示される反応性アタッチメント障害の別の要素である。
【0030】 特定の好ましい実施形態において、DSM−III 障害は外部世界に対する個人
間機能及び関係の障害である。本明細書に用いる場合、“外部世界に対する個人
間機能及び関係の障害”とは、他の個人間の問題を意味し、その例は仕事仲間と
又はロマンチックなパートナーとの困難である。これらの障害には、分裂性人格
障害があり、それは社会的関係に対する無関心の広範囲のパターン並びに感情的
経験及び表現の制限された範囲であり、また、精神分裂病又は抑うつ障害もある
【0031】 特定の好ましい実施形態において、DSM−III 障害は性に関連する社会活動
の障害である。本明細書に用いる場合、“性に関連する社会活動の障害”は、性
的パートナーとの社会的関係の障害であり、それは、職業上の機能の障害を導き
得る。
【0032】 特定の好ましい実施形態において、DSM−III 障害は障害性性行動である。
本明細書に用いる場合、“障害性性行動”には、永続的に又は再発的な性的空想
及び性活動の要求の欠損又は欠陥として定義される機能減退性性的欲求障害(H
.S.D.D.)を含み、更に、時ならぬ射精のような性行動に関する不適切な
感情を含む。
【0033】 特定の好ましい実施形態においてDSM−III 障害はこれらの障害の1超の症
状を含む。
【0034】 本発明による方法において、本発明によるペプチド又はペプチド擬態物は、種
々の手段のいずれかにより投与することができる。特定の好ましい実施形態にお
いて、投与は、非経口的、最も好ましい静脈内に投与することができる。他の好
ましい実施形態において、投与は鼻内、経口、舌下、経粘膜、呼吸内、又は不活
性もしくはイオン泳動パッチを介してであり得る。
【0035】 投与すべきペプチド又はペプチド擬態物の投与量は、特定の患者、条件、及び
投与の経路に依存するであろうし、上昇投与管理に対する応答においてDSM−
III 障害の症状の削減又は除去を観察することにより経験的に決定することがで
きる。好ましい投与量は、約0.1μg/kg〜約1mg/kg、より好ましくは約1
μg/kg〜約100μg/kg、そして最も好ましくは約1μg/kg〜約50μg
/kgである。
【0036】 特定の好ましい実施形態において、本発明によるペプチド又はペプチド擬態物
は、第2の医薬剤と一緒に投与され、ここでその第2の医薬剤は、DSM−III
障害の症状を削減又は除去するのに不十分な量で存在し、そして本発明によるペ
プチド又はペプチド擬態物及び第2の医薬剤は、DSM−III 障害の症状を削減
又は除去するために共同して作用する。本発明によるペプチド又はペプチド擬態
物及び第2の医薬剤の投与は、同時、連続的、又は交互であり得る。本明細書に
用いる場合、“医薬剤”は、食物、水又は空気以外の物質であって、哺乳動物に
投与した時に致死量に近い濃度で有益な生理的応答を媒介する物質である。好ま
しい第2の医薬剤には、M.E.D.を含むDSM−III 障害を治療するのに現
在用いられるものを含む。“共同的に”とは、本ペプチド及びペプチド擬態物並
びに第2の医薬剤が、一緒に、同濃度で単独でのものよりDSM−III 障害の症
状を削減又は除去するのに有効であることを意味する。
【0037】 本発明による方法は、DSM−III 障害の動物モデル研究のために有用である
。本発明の方法は、性障害及び他のDSM−III 障害のために、ヒトを含む哺乳
動物を治療するのにも役立ち得る。
【0038】 第2の態様において、本発明は、本発明によるペプチド又はペプチド擬態物を
、DSM−III 障害を有する哺乳動物においてDSM−III 障害の症状を削減又
は除去するのに十分な量で含み、そして更に、医薬として許容される希釈剤及び
/又は緩衝剤及び/又は賦形剤を含む治療用組成物を供する。
【0039】 本発明のこの態様によれば、用語“ペプチド”、“ペプチド擬態物”、及び“
DSM−III 障害の症状を削減又は除去する”は、本発明の第1の態様について
記載されるように用いられる。用語“医薬として許容される”、“希釈剤”、“
緩衝剤”及び“賦形剤”は、産業におけるそれらの通常の意味で用いられる。治
療用組成物は、好ましくは、固体、液体、ゲル、エーロゾル、又は徐放性製剤の
形態であり得る。
【0040】 特定の好ましい実施形態において治療用組成物は回避障害の治療のための薬剤
を調製するのに役立つ。特定の好ましい実施形態において、治療用組成物は減少
性認識障害の治療のための薬剤を調製するのに役立つ。特定の好ましい実施形態
において、治療用組成物は注意欠陥障害の治療のための薬剤を調製するのに役立
つ。特定の好ましい実施形態において、治療用組成物は覚醒障害の治療のための
薬剤を調製するのに役立つ。特定の好ましい実施形態において、治療用組成物は
外部世界に対する個人間機能及び関係の障害の治療のための薬剤を調製するのに
役立つ。特定の好ましい実施形態において、治療用組成物は性に関連する社会活
動の障害の治療のための薬剤を調製するのに役立つ。特定の好ましい実施形態に
おいて、治療用組成物は障害性性行動の治療のための薬剤を調製するのに役立つ
。これらの障害の各々には本発明の第1の態様について定義される通りである。
特定の好ましい実施形態において治療用組成物はこれらの障害の1超の症状の治
療のための薬剤を調製するのに役立つ。
【0041】 特定の好ましい実施形態において、本発明によるペプチド又はペプチド擬態物
は、第2の医薬剤と一緒に本発明による治療用組成物中に存在する。ここで、第
2の医薬剤は、DSM−III 障害の症状を削減又は除去するのに不十分な量で存
在し、本発明によるペプチド又はペプチド擬態物及び第2の医薬剤は、DSM−
III 障害の症状を削減又は除去するために共同的して作用する。
【0042】 本発明による治療用組成物は、薬剤の調製のために役立ち、本発明による方法
に役立つ。
【0043】 以下の例は本発明の特定の好ましい実施形態を更に詳述するために供され、本
発明の範囲を限定することを意図しない。
【0044】 実施例1:FG−005の合成 FG−005ペプチド(QHNPR)をBachemAGによるFGereに
ついて合成した。そのペンタペプチドはN末端にグルタミンを有し、それは水性
相中ではピログルタメートに変換(環化)する傾向があるが、そのペプチドはそ
の生物特性を保持する。その合成されたペプチドは、非環状構造91%超及びそ
の環状構造5%の純度を有した。それを各々の実験の直前に開けるよう、500
μgの容器中で中性ガス大気(アルゴン)下で、コンディショニングした。純度
及び構造をHPLC及び質量分析により検査した。注入の前に、FG−005を
酢酸0.01N及びPBSの溶液中に再度懸濁した。3つの濃度:0,3,15
及び30μg/kgをテストした。
【0045】 実施例2:Irwinテスト Irwinテストを260〜280gの体重の12の雄のWistarラット
(Iffa Credo, L'Arbresles, France )で行った。それらを12時間の明:暗サ
イクル(明:8:00PM、8:00AM)で気候制御室に4つのグループで入
れ、自由に食物及び水にアクセスさせた。7日の順化期間の後、ラットを計量し
、同定し、そしてランダムに4つの処理グループのうちの1つに割りあてた。薬
剤をグループ投与量に従ってラットの尾の静脈に注入した。
【0046】 投与後15,30,60及び120分に観察を行った。最も顕著な結果の1つ
はラットの認識状態に関する結果である。図1に示すように、ラットはFG−0
05を注入した時に2時間のテスト後に、環境に対してかなりより多く認識し、
警戒し、そして睡眠にかなりより入りにくい。ワイヤーマニューバーテストに対
する有意な応答は、環境に対する適応及び注意を維持する能力の改善を証明した
。それらの環境における関心及び覚醒の能力は、フィンガー−アプローチテスト
における関心の増加及びサード・パーティー・アプローチの時の発声の増加によ
り証明される。この警戒及び覚醒性の増加は攻撃性の増加と関係しない。FG−
005を注入したラットは驚愕反応テスト(図2)により、及び腹部トーン(図
3)により示されるように、よりストレスが少ない。それらは、テール・ピンチ
テスト(図4,5,6,7)により示されるように、侵害刺激に対する応答が少
いことを証明する。
【0047】 実施例3:雌の存在下での雄のラットの行動 行動テストを、260〜280gの体重の12の雄のWistarラット (Iffa Credo, L'Arbresles, France )で行った。それらを12時間の明:暗サ
イクルで気候制御室に4つのグループで入れ、自由に食物及び水にアクセスさせ
た。7日の順化期間の後、ラットを計量し、同定し、そしてランダムに4つの処
理グループの1つにわりあてた。そのラットを、4日間、エストラジホルベンゾ
エートを注入する(5μg 10.5ml oil,s.c.1日1回)ことによ
り性的に受容性にした雌のラットと一回、なれさせた。行動テストも、明/暗サ
イクルの暗期のはじまりの後、2時間、ほの暗い環境下でブラインド条件下で行
った。行動は、プレキシグラスカゴ(50×30×20cm)中で、5分、受容す
る雌が存在する前に、雄のラットをおくことにより評価した。ラットでのテスト
の全てをVHSビデオテープに記録した。その記録されたパラメータは、射精の
数、最初のマウントの潜時、最初の射精の潜時、マウントの数、射精後間隔、回
避行動パターン、他のラットの存在の認識、社会的相互作用の開始又は応答、他
のラットへの関心、セルフ・ケア、関係を持とうとする意志であった。定量的結
果の全てをKruskal−Wallisテスト、次にMann−Whitne
y U−テストを用いて分析して、各々の処理したグループをコントロールグル
ープと比較した。統計分析は、Statview4.1統計パッケージを用いて
行った。
【0048】 実施例4:最初のマウントの潜時 ラットの行動のVHS−ビデオで記録した研究は、3μg/kgの投与量のラッ
トは最初のマウントの潜時が有意に増加したことを示した(表1及び図8を参照
のこと)。処理したラットはそれらのパートナーの存在をより多く認識し、他の
ラットへの関心のしるしをかなり増加させた。性交前の社会的相互作用及び個人
間活動は有意に増加した。
【0049】
【表1】
【0050】 実施例5:射精、セルフ・ケア及び他のラットへの関心 (45分の射精の数により測定した)性交の数は有意に増加した(表2及び図
9を参照のこと)。各々の溶込みの後、ラットのセルフ・ケア及び個々のトイレ
ットへの注意が増加する。射精の後、非処理ラットは他のラットへの関心を失い
、自滅的行動(寝わらにもぐる)で距離をおいていた。処理したラットにおいて
は、関心が持続し、非処理動物で完全に欠如していた、優しさ及び注意のサイン
(マズル・トゥ・マズル・アプローチ、リッキング)として示される、動物との
近接の増加、パートナーの恐怖の減少及び関係する能力の改善を伴った。
【0051】
【表2】
【0052】 実施例6:不応期の間の行動 不応期の間、回避症状の喪失及び関係に入る意志の増強があった。その期間は
短かかった(表3及び図10を参照のこと)。処理したラットは、コントロール
ラットで見られる回避パターン行動を完全に失い、社会的相互作用の試みに対す
る応答が増加する、他のラットとの関係に入る意志の明確な改善を示す。
【0053】
【表3】
【0054】 実施例7:雄のラットの性行動へのFG−005ペプチドの投与量応答関係 性的に受容性の雌のラットとの雄のラットの性交の数へのi.v.で与えた増
加濃度のFG−005ペプチド(QH NPR)の効果を評価した。定量的パラ
メータ全ては、処理したグループ間の差について分散一方向分析(ANOVA)
を用いて分析し、次にFisherの多重比較テスト(PLSD Fisher
)でFG−005注入ラットの各々のグループをコントロールグループ(ビヒク
ル注入ラット)と比較した。各々のグループについて9〜10のラットを用い、
0.005未満のP値を両方のテストについて有意であると考えた。
【0055】 0.03μg〜1μg及び3μg/kgの投与量で、FG−005ペプチドは4
5分の観察の間、雄のラットの性的行動の改善を誘導した。これは、性交の間(
最初の射精潜時及び射精間潜時)、性交(マウント、挿入を伴うマウント及び射
精当りのマウント)の有意な投与量依存性増加により認められる。
【0056】 FG−005処理ラットは、投与量依存の関係で次のものの有意な増加を示し
た:挿入あり又はなしでのマウントの総数、p=0.0003、投与量当り9〜
10のラットでのANOVA(図11及び表4);挿入を伴うマウントの数、p
=0.0006、投与量当り9〜10のラットでのANOVA(図12及び表5
);最初の射精前のマウントの数、p=0.019、投与量当り9〜10のラッ
トでのANOVA(図13及び表6);射精間隔の間のマウントの数、p=0.
017、投与量当り9〜10のラットでのANOVA(図14及び表7)及びp
=0.025、投与量当り6〜10のラットでのANOVA(図15及び表8)
;並びに射精当りのマウントの数、p=0.011、投与量当り9〜10のラッ
トでのANOVA(図16及び表9)。
【0057】 射精間隔の前及び間に性交(マウント)の数は、増加し、平行して、FG−0
05処理ラットの最初の射精潜時はビヒクル注入ラットと比べて、3μg/kgの
投与量で有意に増加した(p=0.03、n=10ラット対ビヒクル注入ラット
、n=10)。そしてこれは、第2の射精の有意な投与量関連延長により特に認
められ、投与量当り9〜10のラットでANOVAにより0.048のP値であ
り、1及び3μg/kgで顕著な効果があった。同様に、第3の射精潜時も投与量
関連様式で増加する傾向であった。
【0058】 この実験のセットにおいて、45分の観察の間、雌への雄により示される社会
的性交サイン(スニフィング、グルーミング、肛門性器探索及びマウント)、及
び雄により示される個人的トイレットへの注意サインの時間は増加し、そしてF
G−005処理ラットの射精の総数は減少する傾向にあり、3μg/kgの投与量
でビヒクル処理したラットのものより低かった(p=0.04、グループ当りn
=10ラット)。
【0059】 一般に、FG−005処理ラットにおいて、コントロールラットに見られる攻
撃衝動の喪失があった。
【0060】
【表4】
【0061】
【表5】
【0062】
【表6】
【0063】
【表7】
【0064】
【表8】
【0065】
【表9】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるペプチドの好ましい実施形態の上昇投与量を投与したラットでの
Irwinテストにおける睡眠結果を示す。
【図2】 本発明によるペプチドの好ましい実施形態の上昇投与量を投与したラットでの
驚愕反応テストの結果を示す。
【図3】 本発明によるペプチドの好ましい実施形態の上昇投与量を投与したラットでの
腹部トーンテストの結果を示す。
【図4】 本発明によるペプチドの好ましい実施形態の上昇投与量を投与したラットでの
15分でのテール・ピンチテストの結果を示す。
【図5】 本発明によるペプチドの好ましい実施形態の上昇投与量を投与したラットでの
30分でのテール・ピンチテストの結果を示す。
【図6】 本発明によるペプチドの好ましい実施形態の上昇投与量を投与したラットでの
60分でのテール・ピンチテストの結果を示す。
【図7】 本発明によるペプチドの好ましい実施形態の上昇投与量を投与したラットでの
120分でのテール・ピンチテストの結果を示す。
【図8】 本発明によるペプチドの好ましい実施形態の上昇投与量を投与したラットでの
第1のマウントテストの潜時の結果を示す。
【図9】 本発明によるペプチドの好ましい実施形態の上昇投与量を投与したラットでの
いくつかの射精テストの結果を示す。
【図10】 本発明によるペプチドの好ましい実施形態の上昇投与量を投与したラットにつ
いての第2の射精及び次のマウントの間の不応期のテストの結果を示す。
【図11】 マウントの数へのFG−005ペプチド(QHNPK)の増加濃度の効果のグ
ラフである。
【図12】 挿入でのマウントの数へのFG−005ペプチド(QHNPR)の増加濃度の
効果のグラフである。
【図13】 第1の射精の前のマウントの数へのFG−005ペプチド(QHNPR)の増
加濃度の効果のグラフである。
【図14】 第3の射精の前のマウントの数へのFG−005ペプチド(QHNPR)の増
加濃度の効果のグラフである。
【図15】 第4の射精の前のマウントの数へのFG−005ペプチドの増加濃度の効果の
グラフである。
【図16】 射精当りのマウントの平均数へのPG−005ペプチドの増加濃度の効果のグ
ラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 9/52 A61K 9/70 401 9/70 401 45/00 45/00 A61P 15/10 A61P 15/10 25/00 25/00 25/18 25/18 25/24 25/24 25/28 25/28 43/00 121 43/00 121 C07K 14/47 ZNA // C07K 14/47 ZNA A61K 37/02 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM, HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,K G,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT ,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW, MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,S E,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT ,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 マルセル,トニー フランス国,エフ−75116 パリ,アブニ ュ クレベル,91 (72)発明者 ルージョン,フランソワ フランス国,エフ−78125 ポワニー ラ フォーレ,ルート ドゥ サン レジェ ル,29 (72)発明者 ルージョー,カトリーヌ フランス国,エフ−78460 シュブルース, ルート ドゥ ショワスル,39,アモー ドゥ タロン Fターム(参考) 4C076 AA09 AA11 AA24 AA38 AA67 AA72 BB01 BB13 BB22 BB25 BB27 BB31 CC01 CC17 4C084 AA02 AA03 AA19 BA02 MA02 MA13 MA17 MA21 MA28 MA32 MA34 MA52 MA56 MA57 MA59 MA63 MA66 NA14 ZA022 ZA122 ZA152 ZA182 ZA812 ZC752 4H045 AA10 AA30 BA10 CA40 EA21 FA71

Claims (39)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 DSM−III 障害を治療するための方法であって、DSM−
    III 障害を有する哺乳動物に、該DSM−III 障害の症状を削減又は除去するの
    に十分な量の、配列番号:1、配列番号:2、配列番号:3及び配列番号:4に
    記載のアミノ酸配列から選択されるアミノ酸配列を含むペプチド又はそのペプチ
    ド擬態物を投与することを含む方法。
  2. 【請求項2】 前記DSM−III 障害が回避障害である請求項1に記載の方
    法。
  3. 【請求項3】 前記DSM−III 障害が減少性認識障害である請求項1に記
    載の方法。
  4. 【請求項4】 前記障害が自閉性障害の要素を含む請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記DSM−III 障害が注意欠陥障害である請求項1に記載
    の方法。
  6. 【請求項6】 前記DSM−III 障害が覚醒障害である請求項1に記載の方
    法。
  7. 【請求項7】 前記障害がホスピタリズムである請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記DSM−III 障害が外部世界に対する障害性個人間機能
    及び関係である請求項1に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記DSM−III 障害が分裂性人格障害である請求項8に記
    載の方法。
  10. 【請求項10】 前記DSM−III 障害が精神分裂病又は抑うつ障害である
    請求項8に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記DSM−III 障害が環境への関心の減少である請求項
    1に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記DSM−III 障害が性に関連する社会的活動の障害で
    ある請求項1に記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記DSM−III 障害が時機を失した射精を含む障害性性
    行動である請求項1に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記障害性性行動が機能減退性性的欲求障害である請求項
    13に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記DSM−III 障害が1超のDSM−III 障害の症状を
    含む請求項1に記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記ペプチド又はペプチド擬態物が第2の医薬剤と一緒に
    投与され、ここで該第2の医薬剤が前記DSM−III 障害の症状を削減又は除去
    するのに不十分な量で存在し、本発明によるペプチド又はペプチド擬態物及び前
    記第2の医薬剤が前記DSM−III 障害の症状を削減又は除去するために共同的
    に作用する請求項1〜15のいずれかに記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記投与の経路が、非経口、鼻腔内、経口、舌下、経粘膜
    、呼吸内、又は不活性もしくはイオン泳動パッチを介した経路から選択される請
    求項1〜16のいずれかに記載の方法。
  18. 【請求項18】 配列番号:1、配列番号:2、配列番号:3及び配列番号
    :4に記載のアミノ酸配列から選択されるアミノ酸配列を含むペプチド又はその
    ペプチド擬態物を、DSM−III 障害を有する哺乳動物においてDSM−III 障
    害の症状を削減又は除去するのに十分な量で含み、更に医薬として許容される希
    釈剤及び/又は緩衝材及び/又は賦形剤を含む治療用組成物。
  19. 【請求項19】 前記治療用組成物が回避障害の治療のための薬剤も調製す
    るのに役立つ請求項18に記載の治療用組成物。
  20. 【請求項20】 前記治療用組成物が減少性認識障害の治療のための薬剤を
    調製するのに役立つ請求項18に記載の治療用組成物。
  21. 【請求項21】 前記治療用組成物が注意欠陥障害の治療のための薬剤も調
    製するのに役立つ請求項18に記載の治療用組成物。
  22. 【請求項22】 前記治療用組成物が覚醒障害の治療のための薬剤を調製す
    るのに役立つ請求項18に記載の治療用組成物。
  23. 【請求項23】 前記治療用組成物が外部世界に対する障害性個人間機能及
    び関係の治療のための薬剤も調製するのに役立つ請求項18に記載の治療用組成
    物。
  24. 【請求項24】 前記治療用組成物が性に関連する社会的活動の障害の治療
    のための薬剤を調製するのに役立つ請求項18に記載の治療用組成物。
  25. 【請求項25】 前記治療用組成物が障害性性行動の治療のための薬剤を調
    製するのに役立つ請求項18に記載の治療用組成物。
  26. 【請求項26】 前記治療用組成物が1超のDSM−III 障害の症状の治療
    のための薬剤を調製するのに役立つ請求項18に記載の治療用組成物。
  27. 【請求項27】 前記ペプチド又はペプチド擬態物が第2の医薬剤と一緒に
    前記治療用組成物中に存在し、ここで該第2の医薬剤が前記DSM−III 障害の
    症状を削減又は除去するのに不十分な量で存在し、本発明によるペプチド又はペ
    プチド擬態物及び前記第2の医薬剤が前記DSM−III 障害の症状を削減又は除
    去するために共同的に作用する請求項18〜26のいずれかに記載の治療用組成
    物。
  28. 【請求項28】 前記治療用組成物が、固体、液体、ゲル、エーロゾル、又
    は徐放性製剤の形態である請求項18〜27のいずれかに記載の治療用組成物。
  29. 【請求項29】 DSM−III 障害を有する哺乳動物においてDSM−III
    障害の症状を削減又は除去するための薬剤の調製のための、配列番号:1、配列
    番号:2、配列番号:3及び配列番号:4に記載のアミノ酸配列から選択される
    アミノ酸配列を含むペプチド又はそのペプチド擬態物の使用。
  30. 【請求項30】 回避障害の治療のための薬剤を調製するための請求項29
    に記載のペプチドの使用。
  31. 【請求項31】 減少性認識障害の治療のための薬剤を調製するための請求
    項29に記載のペプチドの使用。
  32. 【請求項32】 注意欠陥障害の治療のための薬剤を調製するための請求項
    29に記載のペプチドの使用。
  33. 【請求項33】 覚醒障害の治療のための薬剤を調製するための請求項29
    に記載のペプチドの使用。
  34. 【請求項34】 外部世界に対する障害性個人間機能及び関係の治療のため
    の薬剤を調製するための請求項29に記載のペプチドの使用。
  35. 【請求項35】 性に関連する社会的活動の障害の治療のための薬剤を調製
    するための請求項29に記載のペプチドの使用。
  36. 【請求項36】 障害性性行動の治療のための薬剤を調製するための請求項
    29に記載のペプチドの使用。
  37. 【請求項37】 1超のDSM−III 障害の症状の治療のための薬剤を調製
    するための請求項29に記載のペプチドの使用。
  38. 【請求項38】 薬剤を調製するための請求項29〜37のいずれかに記載
    のペプチドの使用であって、ここで該ペプチド又はペプチド擬態物が、第2の医
    薬剤と一緒に存在し、該第2の医薬剤がDSM−III 障害の症状を削減又は除去
    するために不十分な量で存在し、前記ペプチド又はペプチド擬態物及び前記第2
    の医薬剤が前記DSM−III 障害の症状を削減又は除去するために共同して作用
    する請求項29〜37のいずれかに記載のペプチドの使用。
  39. 【請求項39】 固体、液体、ゲル、エーロゾル、又は徐放性製剤の形態の
    薬剤を調製するための請求項29〜38のいずれかに記載のペプチドの使用。
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