JP2003510645A - 音声認識装置及び消費者電子システム - Google Patents
音声認識装置及び消費者電子システムInfo
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Abstract
Description
ーディオ源からオーディオ信号を受信するオーディオ入力とを有し、マイクロホ
ン信号からオーディオ源信号を打ち消すことにより音声信号を生ずるよう動作す
るオーディオ打ち消しモジュールと、 音声信号の少なくとも一部を認識する音声認識器と、 を含む音声認識装置に関する。
ールと、音声認識器とを含む、消費者電子システムにも関する。
増幅器に接続された数台のオーディオ/ビデオ装置を備えた消費者電子システム
が開示されている。増幅器は、TV、テーププレーヤ、ディスクプレーヤ及びラ
ジオのような考え得る独立したオーディオ/ビデオ源毎に、オーディオ入力を有
する。典型的に、オーディオ入力は、ステレオオーディオ信号を受信することが
できる。ユーザは、再生するオーディオ信号のオーディオ源を選択する。選択さ
れた信号は、増幅器のサラウンド・サウンド・プロセッサによって処理される。
処理された信号は、増幅され、増幅器に接続されたスピーカを介して再生される
。処理された信号は、マイクロプロセッサ若しくはパーソナル・コンピュータへ
も送られる。マイクロホンは、ユーザからの音声を獲得するため使用される。マ
イクロホン信号は、音声の他に、再生されたオーディオを含む。コンピュータは
,マイクロホン信号から処理されたオーディオ信号を差し引き、音声信号を獲得
する。音声信号は音声認識器によって認識される。認識結果はシステムを制御す
るため使用される。
になり始めている。たとえば、認識精度は、高レベルのオーディオ/ノイズがマ
イクロホンから受信された信号に存在する場合に著しく低下する。従来のシステ
ムは、増幅器によって生ずるオーディオ寄与分を除去する。しかし、実際上、殆
どのユーザは、サウンド若しくはノイズを発生する2台以上の装置をもっている
。たとえば、従来のシステムにおいて、ユーザがTVを視聴し、サウンドを再生
するため、外部サラウンド・サウンド増幅器の代わりにTVの増幅器を使用する
とき、TVのサウンドはコンピュータによって除去できず、認識精度が著しく劣
化する。
ルに除去する上述の音声認識装置、消費者電子システム、及び、オーディオ打ち
消しモジュールを提供することである。
ーディオ源からオーディオ信号を受信する対応した少なくとも二つのオーディオ
入力を含み、オーディオ打ち消しモジュールは、マイクロホン信号から少なくと
も二つの独立したオーディオ源信号を打ち消すことにより音声信号を生ずるよう
動作する。
ンド(オーディオ/ノイズ)生成装置だけに接続される必要性が無くなり、所望
の台数のサウンド生成装置と共に動作できるようになる。たとえば、認識装置は
、(たとえば、ラジオ若しくはCDからのオーディオ信号を再生する)オーディ
オ増幅器、TV増幅器、ヘッドホン型電話機などの別個の機器と共に動作する場
合がある。また、独立したマイクロホンが、換気扇(たとえば、リビングルーム
若しくはPCの換気扇)、掃除機、交通機関などのような装置によって生じた妨
害サウンド(たとえば、ノイズ)信号を獲得するため使用される。この方法は、
好ましくは、多数のユーザが同時に会話する(たとえば、PCで口述したり、電
話で会話したりする)開放型オフィス設計と共に使用される。これらの妨害音声
からのマイクロホン信号は、音声認識装置へ送られ、除去される。他のユーザの
音声の他に、このようなマイクロホンは、たとえば、PCのようなWindows(登
録商標)サウンド信号によって生成された音、或いは、ゲームのようなプログラ
ムによって生成された音のような他のサウンドを記録する。好ましくは、マイク
ロホンは、妨害源の近傍に設置され、妨害をできる限り明瞭に獲得する。或いは
、マイクロホンのアレイを使用してもよい。マイクロホン信号は、適当な方法で
音声認識装置へ転送され、たとえば、別々のワイヤを使用し、無線伝送(たとえ
ば、RF)を使用し、或いは、幹線の配線を介して転送される。
り、ユーザは、音楽を聴きながら、同時にテキストを口述できるようになる。ま
た、たとえば、認識のため使用されるPC内のファン又はディスクによって生ず
るようなノイズを除去できるようになる。
識装置は、認識装置以外の装置を含む装置のボイス制御のため使用される。これ
らの装置には、好ましくは、オーディオ/ビデオ機器(たとえば、TV、ディス
クプレーヤ/レコーダ、テーププレーヤ/レコーダ、オーディオチューナ、セッ
トトップ・ボックスなど)と、コンピュータ関連製品(たとえば、プリンタ、ス
キャナなど)、セキュリティ製品、家庭用電気器具、及び、温度制御機器のよう
なホーム・ネットワーク内に見受けられるその他の装置とが含まれる。制御メッ
セージをこのような装置へ通信するための適切な手段は周知である。
て制御される。このようにして、装置は、制御される装置に音声認識機能を導入
することなく、簡単かつ対費用効果率に優れた方法でボイス制御される。また、
ボイス制御能力を備えていない既存の機器の制御も可能になる。好ましくは、音
声認識装置は、汎用的な予めプログラムされた遠隔制御装置又は学習した遠隔制
御装置によって知られた方法で、多数の異なる装置を制御することができ、コマ
ンドの作動は、キーストロークではなく、音声によって与えられる。これにより
、多数の異なるタイプの装置を制御することができる。
ーディオ源からオーディオを受信するため使用される。このようなネットワーク
は、有線若しくは無線のいずれでもよい。また、ネットワークは、ポイント・ツ
ー・ポイント・コネクションに基礎を置く。好ましくは、シリアル・バスが使用
され、数台の音源を音声認識装置へ対費用効果率に優れた方法で接続する。支配
的なPC環境における口述の場合、好ましくは、USB又は類似したネットワー
クが使用される。支配的なオーディオ/ビデオ環境におけるボイス制御のため、
好ましくは、IEEE1394が使用される。
ため使用される通信ネットワークは、音声認識装置からシステム内の他の装置へ
コマンドメッセージを発するため使用される通信ネットワークと同じである。好
ましくは、IEEE1394に基づくネットワークが使用される。IEEE1394は、オーディ
オを転送するため使用可能な幾つかの独立した等時性データストリームを支援す
る。オーディオは、ネットワークを介してブロードキャストされるか、或いは、
音声認識装置へ直接的に送信される。さらに、IEEE1394は、HAViプロトコルに従
って、コマンドメッセージを転送することができる。
を再生できなくても構わない。これにより、より高いフレキシビリティを達成す
ることができる。たとえば、音声認識装置は、システム内の他の装置を制御する
自立型制御装置でも構わない。このような構成の場合、装置は、装置の操作又は
システムの制御に関するユーザへの聴覚的フィードバックを除いて、オーディオ
出力を生成できない場合がある。この場合、外部音源のオーディオを受信するオ
ーディオ入力は、打ち消しのためだけに使用される。たとえば、音声認識装置は
、TV、DVDプレーヤ、及び、オーディオシステムのような自立型装置を、ホ
ーム・シネマ・システムに統合するため有利に使用することができる。このよう
な統合型システムにおいて、音声認識装置は、個別の装置の機能性をシステムの
動作に統合するため、付加的な制御知識を有する場合がある。たとえば、「DV
D再生」のようなボイスコマンドは、音声認識装置にDVDプレーヤを作動させ
るだけではなく、TV及び増幅器を作動させ、所望の信号接続を確立させる。
ィオシステムによって生成されたオーディオを表現するオーディオ出力信号を受
信する一つの補助入力を有する。TVは、通常、オーディオシステムからの音源
信号を再生するため使用されない。そこで、この信号を受信する主要な機能は、
マイクロホン信号からその信号を打ち消し得ることである。このようなオーディ
オ信号を再生できない場合もある。外部音源からのオーディオを打ち消すことが
できるようにすることによって、たとえば、ユーザは、TV上でテレテキスト、
又は、ウェブTVのような機能を視聴し、CD(オーディオシステムの一部であ
る外部音源)を聴きながら、このような機能をボイスによって制御できるように
なる。同様に、ユーザは、TV内の音声制御ユニットを介してCDを制御できる
。
オーディオ入力と、 を有し、 オーディオ打ち消しモジュールは、マイクロホン信号から少なくとも二つの独
立したオーディオ源信号を打ち消すことにより音声信号を生ずるよう動作する。
二つのオーディオ入力と、 を有し、 マイクロホン信号から少なくとも二つの独立したオーディオ源信号を打ち消す
ことにより音声信号を生ずるよう動作する。
することにより明瞭にされ、説明される。
る。モジュール100は、マイクロホンから信号110を受信するオーディオ入
力110を含む。音声認識目的用に適したマイクロホンは周知である。通常、マ
イクロホンは、モノラル・オーディオ信号を与える。口述用には、好ましくは、
ヘッドホン型マイクロホンが使用されるか、或いは、マイクロホンはユーザのか
なり近く(たとえば、50cmの距離)に配置される。ボイス制御のため、マイ
クロホンは、より遠く(たとえば、数メートルの距離)に配置してもよい。モジ
ュール100は、対応した独立オーディオ源からオーディオ信号を受信する幾つ
かのオーディオ入力を有する。同図には、二つのオーディオ入力120及び13
0が示されている。オーディオ入力は、一つの音源からの全ての関連したオーデ
ィオ信号を受信するため使用される。通常、オーディオ信号はステレオ信号であ
り、その場合、入力は、ステレオ信号を受信するため二つの別個の入力コネクタ
を有する。サラウンド・サウンド符号化信号は、5乃至6個の別個のコネクタ(
たとえば、前方左側、前方右側、後方左側、後方右側、中央、サブ・ウーハー)
を有する。本発明の目的のため、これらの信号は一つの信号であるとみなされる
。オーディオ打ち消しモジュール100は、マイクロホン信号から少なくとも2
個の独立したオーディオ源信号を打ち消すことにより、音声信号を生ずるよう動
作する。オーディオ信号の打ち消し自体は周知であり、通常、オーディオ・エコ
ー・キャンセレーションと称される。オーディオ信号の打ち消しは、たとえば、
マイクロホン信号からのオーディオ信号の減算を行う。マイクロホン信号に現れ
るようなオーディオ信号の時間遅延及び振幅は、一つのオーディオ入力を介して
受信されたオーディオ信号に関して評価され得る。このような評価は、たとえば
、周知の統計的相関技術を用いて行われる。本発明によるオーディオ打ち消しモ
ジュールは、各信号を順番に打ち消すことによって、数個のオーディオ信号の打
ち消しを行う。そのため、モジュール100は、数段の打ち消しユニットを含み
、第1のユニットはマイクロホン信号から第1のオーディオ信号を打ち消し、第
2のユニットは第1のユニットの出力から第2のオーディオ信号を打ち消し、以
下同様に続く。特に、全ての打ち消しユニットは同じモジュールに設けられてい
るので、各打ち消しユニットに導入された遅延を容易に補償することができる。
たとえば、K段目の打ち消しユニットへのマイクロホン入力は、打ち消しユニッ
トの遅延の(N−1)倍だけ(バッファリングによって)遅延させられる。好ま
しくは、モジュール100は、一つの一体化された処理で数個の信号を打ち消す
。多数の信号を打ち消す好ましい方法は、未公開の欧州特許出願EP 9920206.3(P
HN 17514)に説明されている。この文献の詳細を参考のため引用する。
のマイクロホンからの入力を獲得することが提案される。マイクロホンは、一般
的なマイクロホン・アレイに配置され、各マイクロホンは異なる方向を受け持つ
。好ましくは、オーディオ打ち消しモジュール100が消費者電子システム10
0に使用され、システム内の数種類の装置がマイクロホンを具備する。図2には
、このようなシステムが示されている。このシステムにおいて、オーディオセッ
ト200は、内蔵マイクロホン202(又は,マイクロホン入力)と、マイクロ
ホン信号出力204とを有する。同様に、TV210は、内蔵マイクロホン(又
は、マイクロホン入力)と、マイクロホン信号出力214とを有する。オーディ
オ打ち消しモジュール100は、システムの別の装置220に設けられる。本例
の場合、この装置220は、内蔵マイクロホン222(又は、マイクロホン入力
)を有する。装置220は、出力204及び214からマイクロホン信号を受信
する対応した二つのマイクロホン入力224及び226を有する。(本例の場合
に、2個の外部マイクロホン信号と、1個の内部マイクロホン信号である)全て
のマイクロホン信号は、ビーム形成器240へ供給される。ビーム形成器は、マ
イクロホン信号を合成し、より高性能かつ高分解能のマイクロホン信号を生ずる
。ビーム形成器は、オーディオ源を選択、或いは、突き止める。典型的に、スピ
ーカ信号は識別され(通常は、話者である)、この音源信号は、多数のマイクロ
ホン入力信号の中で追跡される。ビーム形成器の出力信号は、オーディオ打ち消
しユニット100のマイクロホン入力110へ供給される。同図には、外部装置
からオーディオ信号を受信するため利用される装置220の対応した二つのオー
ディオ入力228及び230が示されている。図示されたシステムにおいて、外
部オーディオ入力228及び230は、オーディオセット200及びTV210
の対応したオーディオライン出力206及び216に接続される。装置220内
で、外部オーディオ入力228及び230は、オーディオ打ち消しモジュール1
00の対応したオーディオ入力120及び130へ接続される。
140が音声認識器300へ供給される更なる実施例が示されている。音声認識
器は、好ましくは、モジュール100と同じ装置に設けられる。必要に応じて、
音声認識器300は、別個の装置に設けても構わない。たとえば、別個のオーデ
ィオ打ち消しモジュールが数室に配置され、いずれかのモジュールから受信され
た音声を認識することができる唯一の集中認識器が使用される。認識結果は、口
述(音声からテキストへの変換)、制御、又は、情報検索のような種々のアプリ
ケーションに使用される。同図には、認識されたコマンドに応じて制御動作を実
行するコントローラ310が示されている。制御動作は、コントローラ310が
設けられた装置の動作に制限される。特に、図3に示されるように、制御ユニッ
トが大規模システムの一部を構成する装置に収容されている場合、好ましくは、
制御ユニットは、他の装置の動作を制御する。このために、コントローラは、同
図に破線矢印で示されるようなコマンドメッセージを、制御通信ネットワークを
介して、システム内の他の装置へ送る。このようなネットワークは、多様な形態
で実現される。たとえば、専用制御リンクが、コントローラ310を収容した装
置220を他の装置200及び210に接続するため使用される。このようなリ
ンクは、1本以上の制御信号配線を用いて実現可能である。簡単な制御リンクを
実現するため、典型的に赤外線信号によって伝送される遠隔制御メッセージの形
式で制御メッセージを発することが好ましい。原理的に、単一方向性遠隔制御シ
ステムは、制御装置220から他の装置へメッセージを転送するため使用できる
。より複雑な制御の場合、双方向性遠隔制御システムを使用してもよい。遠隔制
御システムは、本質的に周知であるため、これ以上詳細な説明を行わない。好ま
しくは、コントローラ310は、コントローラ310が特定の遠隔制御システム
及びシステム内の装置のメッセージを使用してシステム内の装置を制御できるよ
うに、ユーザによるプログラミングが可能である。このため、コントローラは、
汎用的な予めプログラミングされた遠隔制御器又は学習型制御器の論理部に類似
した論理部を内蔵する。これは、たとえば、ユーザに所定のボイスコマンド(た
とえば、「再生」又は「開始」)のリストの中から、特定の制御メッセージ(た
とえば、テープを再生するためのVCR命令)を選択させることによって実現さ
れる。このような所定のボイスコマンドは、不特定話者認識を使用して認識する
ことが可能である。或いは、ユーザは、自分専用のボイスコマンドを指定しても
よく、その場合、好ましくは、特定話者認識が使用される。本質的に、音声認識
及び特定用ボイスコマンドは公知である。
トワーク400を介して接続される。このネットワークは、 オーディオ信号(典型的に、デジタル形式であり、等時性データストリームと
して転送される) マイクロホン信号(典型的に、転送用のオーディオ信号として処理される) 制御命令/メッセージ のような多種類のデータを転送するため使用される。
いは、場合によっては全てのトランスポート形式を実現する。図4に示された例
の場合、オーディオ信号及び制御信号は、ネットワークを介して転送される。こ
のため、音声認識装置220は、本質的に周知である通信インタフェース410
を具備し、ネットワークを介して伝送されたデータからオーディオ信号を取得し
、オーディオ信号をオーディオ打ち消しモジュールへ供給する。コントローラ3
10のよって生成されたコマンドメッセージは、同じ通信インタフェース410
を介して送信される。
制御は、一般的に困難である。その理由は、ユーザから見ると、屡々、どのボイ
スコマンドを使用できるかが明瞭ではないからである。特に、大規模若しくは先
進的システムの場合、制御可能な機能の数は膨大であり、かつ、変化する。PC
のボイス制御のユーザは、ボイスコマンドの全候補を調べるヘルプ機能を利用す
ることができるが、消費者電子装置のユーザ・インタフェースの実現可能な機能
は非常に制限されている傾向がある。これらの問題を解決するため、コントロー
ラは、その時点で発話可能なコマンドに関する情報をユーザに供給するよう動作
することが好ましい。このようないわゆるフィードフォワード形式の場合、コマ
ンドのリストは、関連しているシステム若しくは装置の状態、所定の制御階層構
造/系列構造、又は、前後関係によって決められるような実行可能なコマンドに
制限される。一例として、集中コントローラがシステム内の一部若しくは全部の
装置を制御するため使用される場合、初期フィードフォワード・リストは、ユー
ザが制御したい装置をコントローラに通知する(「TV」、「VCR」、「CD
」のような)装置選択コマンドだけを含み得る。次に、フィードフォワード・リ
ストは、制御階層構造/系列構造、又は、選択された装置の状態に関して、その
選択された装置によって実行可能なコマンドだけを含む。
る機能の全てに必ずしも直接的にアクセスしない。典型的に、オーディオ、ビデ
オ、及び、TVチューニングの最新式の設定は、階層メニューだけによって行え
る。トップメニューで、ユーザは、制御すべき機能のグループを選択する。第2
レベルで、通常、ユーザは、選択されたグループ中の特定の機能を制御し得る。
場合によっては、より多数のメニューレベルが使用される。ボイス制御型装置の
場合、合理的に実現可能なできるだけ多数の機能に直接的なアクセスを行うこと
が好ましい。本発明によれば、非常に機能的な装置の場合に、階層構造方式がボ
イス制御のために使用される。これは、実現可能なボイスコマンドの数を(現在
選択されているボイスコマンドのグループ中のボイスコマンドだけに)制限し、
認識の信頼性を高めると共に、その後に発話可能なボイスコマンドの効果的なフ
ィードフォワードを行うことができる。
発話可能なコマンドのリストは、関連した装置の状態又はシステムの状態を考慮
して実行可能なボイスコマンドだけを許可することによって制限され得る。たと
えば、CDプレーヤにディスクが搭載されていない場合、フィードフォワード型
リストは、「取り出し」コマンド及び「スタンバイ」コマンドだけを含み、一方
、ディスクが搭載されている場合には、より長いコマンドのリストを実現するこ
とができる。本発明の更なる実施例において、フィードフォワード・リストは、
装置の一定状態の動作だけによって決定されるのではなく、可変的な内容情報に
よっても決定される。たとえば、TVが情報、たとえば、インターネット又は電
子番組案内(EPG)から獲得された情報を表示するとき、その情報自体がボイ
スコマンドの候補に影響を与える。インターネット・ページの場合、リンクは音
声で指定してもよく、EPGページの場合、番組は視聴若しくは録画のため選択
可能である。また、ブラウザ用コマンドは発話形式でもよい。内容がフィードフ
ォワード・リストを決定する別の例は、ディスク内容の機能性が変化する状況で
ある。たとえば、一つだけのインデックスを含むディスクが搭載された場合、フ
ィードフォワード・リストは、インデックス選択コマンドを含まない。ディスク
が8トラックを収容する場合、最初の8トラックだけが音声によって選択可能で
ある。同様に、コピー禁止テープがVCRに装填されたとき、「録画」コマンド
は使用不可能であり、フィードフォワード・リストに掲載する必要が無い。
グされる。特に、コントローラが制御対象である装置の一部である場合、コント
ローラは、階層構造の中のどの部分が有効状態であるかを容易に管理することが
でき、それに応じて、フィードフォワード・リストをロードするか、或いは、作
成する。コントローラが制御対象の装置の一部ではない場合、好ましくは、コン
トローラは、制御対象である製品から関連した情報を獲得する。このような情報
は通信ネットワークを介して獲得される。情報は多様な方式で獲得される。たと
えば、コントローラは、関連した装置から全ての制御階層構造を獲得してもよい
。コントローラ自体は、たとえば、ユーザの(ボイスコマンド又は遠隔制御によ
る)入力に基づいて、階層構造の中でどの部分が有効状態であるかを管理するこ
とができる。コントローラは、ユーザから入力を受ける時点で有効状態である部
分を検査することも可能である。或いは、制御対象の装置は、現在状態をコント
ローラへ通知し続ける場合がある。情報監視又は自動状態更新を実行するための
通信プロトコルは周知である。コントローラは、制御階層構造/系列構造の全体
を獲得するのではなく、制御階層構造の中で次に有効状態になる部分によって形
成されたコマンドセットの一部だけ、或いは、装置の次の動作状態によって許可
されるコマンドセットの一部だけを取得してもよい。
えば、話すのに適したコマンドが視覚的又は聴覚的に提示される。
Claims (11)
- 【請求項1】 マイクロホンからオーディオ信号を受信するオーディオ入力
と、オーディオ源からオーディオ信号を受信するオーディオ入力とを有し、マイ
クロホン信号からオーディオ源信号を打ち消すことにより音声信号を生ずるよう
動作するオーディオ打ち消しモジュールと、 音声信号の少なくとも一部を認識する音声認識器と、 を含む音声認識装置であって、 オーディオ打ち消しモジュールは、独立したオーディオ源からオーディオ信号
を受信する少なくとも二つの対応したオーディオ入力を含み、 オーディオ打ち消しモジュールは、マイクロホン信号から少なくとも二つの独
立したオーディオ源信号を打ち消すことにより音声信号を生ずるよう動作する、
ことを特徴とする音声認識装置。 - 【請求項2】 音声認識器によって認識されるユーザの発話命令に応答して
、制御通信ネットワークを介して、少なくとも一つのコマンドメッセージを更な
る装置へ送るコントローラを更に有する請求項1記載の音声認識装置。 - 【請求項3】 コントローラは、更なる装置と関連した遠隔制御メッセージ
に応じて少なくとも一つのコマンドメッセージを送るよう動作する、請求項2記
載の音声認識装置。 - 【請求項4】 少なくとも一つのオーディオ信号は、オーディオ通信ネット
ワークを介して、外部オーディオ源から受信される、請求項2記載の音声認識装
置。 - 【請求項5】 少なくとも一つのオーディオ信号は、外部オーディオ源から
オーディオ通信ネットワークを介して受信され、 オーディオ通信ネットワークは制御通信ネットワークと同じ通信ネットワーク
である、請求項3記載の音声認識装置。 - 【請求項6】 外部オーディオ源からのオーディオ信号をマイクロホン信号
から打ち消すために、外部オーディオ源からオーディオ信号を受信する少なくと
も一つのオーディオ入力を更に有する請求項1記載の音声認識装置。 - 【請求項7】 少なくとも2台のオーディオ源装置と、 オーディオ打ち消しモジュールと、 音声信号の少なくとも一部を認識する音声認識器と、 を含み、 オーディオ打ち消しモジュールは、 マイクロホンからオーディオ信号を受信するオーディオ入力と、 各オーディオ源装置から独立したオーディオ信号を受信する少なくとも二つの
オーディオ入力と、 を有し、 オーディオ打ち消しモジュールは、マイクロホン信号から少なくとも二つの独
立したオーディオ源信号を打ち消すことにより音声信号を生ずるよう動作する、
消費者電子システム。 - 【請求項8】 音声認識器によって認識されるユーザの発話命令に応答して
、制御通信ネットワークを介して、少なくとも一つのコマンドメッセージをシス
テム内の装置へ送るコントローラを更に有する請求項7記載の消費者電子システ
ム。 - 【請求項9】 少なくとも一つのオーディオ信号は、関連したオーディオ源
装置から通信ネットワークを介して受信される、請求項8記載の消費者電子シス
テム。 - 【請求項10】 オーディオ打ち消しモジュールはシステム内の装置に組み
込まれ、 該装置は、該装置の外部にあるオーディオ源装置からのオーディオ信号をマイ
クロホン信号から打ち消すため、該外部にあるオーディオ源装置からオーディオ
信号を受信する少なくとも一つのオーディオ入力を含む、 請求項9記載の消費者電子システム。 - 【請求項11】 マイクロホンからオーディオ信号を受信するオーディオ入
力と、 独立したオーディオ源から対応したオーディオ信号を受信する少なくとも二つ
のオーディオ入力と、 を有し、 マイクロホン信号から少なくとも二つの独立したオーディオ源信号を打ち消す
ことにより音声信号を生ずるよう動作する、 オーディオ打ち消しモジュール。
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