JP2003510631A - クラッドモード抑制ファイバブラッググレーティング - Google Patents

クラッドモード抑制ファイバブラッググレーティング

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JP2003510631A JP2001525448A JP2001525448A JP2003510631A JP 2003510631 A JP2003510631 A JP 2003510631A JP 2001525448 A JP2001525448 A JP 2001525448A JP 2001525448 A JP2001525448 A JP 2001525448A JP 2003510631 A JP2003510631 A JP 2003510631A
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ヴィクラム バーティア
アダム ケイ. カーリヤ
リャン ドン
マーレン エイ. マロ
ガン チー
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コーニング・インコーポレーテッド
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    • G02B6/02Optical fibres with cladding with or without a coating
    • G02B6/02057Optical fibres with cladding with or without a coating comprising gratings
    • G02B6/02076Refractive index modulation gratings, e.g. Bragg gratings
    • G02B6/02114Refractive index modulation gratings, e.g. Bragg gratings characterised by enhanced photosensitivity characteristics of the fibre, e.g. hydrogen loading, heat treatment
    • G02B6/02119Photosensitivity profiles determining the grating structure, e.g. radial or longitudinal

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  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 光導波路ファイバは、感光性を有するコアと、コア及び外側クラッド領域に隣接する感光性を有する内側クラッド領域を含むクラッドとを有する。内側クラッド領域及び外側クラッド領域は、実質的に等しい屈折率を有する。内側クラッド領域の感光性は、紫外線光に曝されて、内側クラッド領域の屈折率の変調を与えるのに十分である。本発明の他の特徴は、当該光ファイバがコア内にグレーティングを含み、更に、当該グレーティングは、内側クラッド領域内で放射状に延在することである。光ファイバのコア及び内側クラッド領域は、内側クラッド領域に感光性を与えるのに十分なGe及びBの濃度を添加され、内側クラッド領域の屈折率は外側クラッド領域の屈折率に実質的に結果として等しくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファイバブラッググレーティングに関し、特にファイバブラッググ
レーティングを含む光ファイバのクラッドモードの抑制に関する。
【0002】
【発明の背景】
ファイバブラッググレーティングは、光導波路ファイバに沿って形成された周
期性を有する屈折率変調器である。ファイバブラッググレーティングは、波長分
割・多重化(WDM)システム及び他の光ファイバシステムの応用において、よ
り重要になってきている。これらは、アド/ドロップフィルタ、ゲイン平坦化フ
ィルタ、バンドスプリッタ及び分散補償器を含む様々な装置の機能のための技術
のプラットフォームとなってきている。
【0003】 ファイバブラッググレーティングは、容易に製造できるとともに、概して、非
常に望ましい光学的特徴を呈する。ファイバブラッググレーティングの製造のた
めの最も一般的な技術は、所望のパターンで紫外線にコアを曝すことによって屈
折率変調パターンを形成する方法である。かかるパターンは、2つの紫外線光(
UV)ビームの干渉若しくは他の公知手段によって形成され得る。コアの屈折率
は、紫外線に曝すことで、公知の感光性効果によって、恒久的に変質させられる
。かかる技術は、グレーティング屈折率変調を「描画する(ライティング:writ
ing)」と、一般的に呼ばれており、描画工程で形成される屈折率のピークとピ
ークとの変動の半値として計測される値は、ファイバーグレーティングのキー特
性である。屈折率変調は、グレーティングが描画される材料の感光性に直接、関
連する。
【0004】 ブラッググレーティングは、位相整合状態についての以下の等式で決定される
ブラッグ波長λBraggの中心に位置する狭帯域の光を反射するだろう。
【数1】 ここで、Λはグレーティング周期、β01は基本モードLP01の伝搬係数で、コア
モードとも称される。
【0005】 コアと、当該コアを包囲するクラッドと、空気若しくはポリマーコーティング
と、からなる外側レイヤを含む光導波路ファイバにおいて、かかるファイバ構造
は、多数のクラッドモードをサポートし得る。それらは、ガイドモード又は漏波
モードであってもよく、外側レイヤ若しくはファイバコーティングがクラッドの
屈折率以下か若しくは高い屈折率かどうかに依存する。これらのモードは、一般
的にLPnmクラッドモードとして設計される。ここで、nmはモード数である。フ
ァイバブラッググレーティングでは、ガイドされる基本モードLP01の光伝搬は
、次の式によって与えられる位相整合状態の下でのクラッドモードに結合するこ
とができる。
【数2】 ここで、Λはグレーティングの周期、βnmは波長λnmでのクラッドモードLPnm の伝搬定数であって、β01は、波長λnmでの基本モードLP01の伝搬定数である
。式(2)が成立し、LP01がクラッドモードに結合するときの波長λnmは、β nm が常にβ01未満であるから、常にブラッグ波長λBragg未満である。
【0006】 典型的には、一連の波長はこの条件を満たし、一連のクラッドモードと対応す
る。クラッドモード伝搬とともに、前記クラッドモードに結合されるパワーは、
ファイバコーティングによる吸収又は散乱によって、典型的には損失する。すな
わち、図1に示すように、クラッドモードへの結合によって、ブラッグ波長損失
ピーク14の短波長側の一連の損失ピーク(参照番号12によって示されている)が
生じて、グレーティングの自由スペクトルレンジを制限する。図1に示すように
、波長バンドA-Aは、ブラッグ波長損失ピーク14とクラッドモードピークの始
点との間にある。グレーティングの自由スペクトルレンジを増加させるためには
、クラッドモード抑制によるバンドA−Aの広帯域化が好ましい。
【0007】 クラッドモード抑制を達成するための1つのアプローチは、約2%の高デルタ
を有するファイバを使用することであった(ここで、デルタは、コア及びクラッ
ドの規格化屈折率差である)。これは、約10nm程度のλBraggの短波長側の自由
スペクトルレンジを与えるが、多くのアプリケーションでは十分ではない。この
ようなアプローチでの他の問題は、例えば、コーニング社のSMF-28TMの如き標準
規格ファイバと、この種の高デルタのファイバを接続する際に、モーダルスポッ
トサイズのミスマッチにより容認できない大なるスプライス損失を生ずることで
ある。
【0008】 よって、必要とされることは、ファイバブラッググレーティングのクラッドモ
ードへの結合を抑制する性質を有する光導波路ファイバであって、ファイバ若し
くはグレーティングの他の光学的特性に負の影響を与えることなく、ファイバブ
ラッググレーティングとともに形成されるフィルタの自由スペクトルレンジを増
加することである。
【0009】
【発明の概要】
本発明の1つの特徴は、コア及び外側クラッド領域に隣接する感光性内側クラ
ッド領域を含む感光性コア及びクラッドを有する光導波路ファイバである。内側
クラッド領域及び外側クラッド領域は、実質的に同等の屈折率を有する。コア及
び内側クラッド領域は、Geを添加される。コア及び内側クラッド領域のうちの少
なくとも1つは、また、少なくとも1つの追加のドーパントを添加される。コア
内のGe、クラッド内のGe及び追加のドーパントの濃度は、内側クラッド領域の屈
折率変調が紫外線の如き、光化学的作用を有する放射線へ曝されることで形成さ
れるコアの屈折率変調の50パーセントの範囲内となるような濃度である。
【0010】 他の特徴において、本発明は、感光性を有するコアと、当該コアに隣接する感
光性を有する内側クラッド領域と、実質的に等しい屈折率の外側クラッド領域を
含む光ファイバである。ここで、内側クラッド領域の感光性は、紫外線に曝され
て内側クラッドの屈折率変調が生じるために十分なものである。 本発明の他の特徴において、光ファイバは、コア内にグレーティングを含み、
これは内側クラッド領域に放射状に延在する。
【0011】 本発明の他の特徴において、光ファイバのコア及び内側クラッド領域には、前
記Ge及びBドーパントを集中して添加され、内側クラッド領域に感光性を与える
のに十分である。結果として、内側クラッド領域の屈折率は、外側クラッド領域
の屈折率に実質的に等しいか、若しくは、クラッドの残りの屈折率を引いた内側
クラッド領域の屈折率で、-0.003から0.001の範囲内となる。
【0012】 本発明の追加の特徴及び利点は、以下の詳細な説明に記載されるが、部分的に
は、当業者であれば、本願明細書から容易に明らかになるであろう。また、添付
図面とともに、以下の発明の詳細な説明、特許請求の範囲を含む本願明細書に記
載された発明を実行することによっても認識されるであろう。 前述の概要説明及び以下の詳細な説明は、単に本発明の典型例であって、特許
請求される本発明の特性及び特徴を理解するための概要若しくは骨組を与えるこ
とを目的としていることを理解されたい。添付図面は、本発明の更なる理解を与
えるために含まれており、本願明細書中に組み入れられて、この明細書の一部を
構成する。図面は、本発明のさまざまな実施例を図で示して、明細書と共に本発
明の原理及び動作を説明するのに役立つ。
【0013】 [発明の詳細な説明] 参照は、本発明の現時点での好適な実施例を詳細にするであろう。その実施例
は、添付図面に図示される。可能な限り、同じ引用番号が同じ若しくは類似の部
分を引用するために図面の全体に亘って使用される。本発明による光導波路ファ
イバの典型的な実施例を図2に示し、参照番号10によって参照する。
【0014】 本発明によると、光導波路ファイバに関する本発明は、感光性を有するコア16
及びクラッド18を含む。本願明細書において具体化されて、図2において示され
る如く、コア16は、ドーパントとしてのGe及びBを添加されて、光導波路ファイ
バコアに一般的に使用されているシリカガラス化合物を含む。実施例において、
Geドーパントは、GeO2の形で与えられる。コア16に添加されるGeO2の量は、約3
%重量部から約40%重量部の範囲内、より好ましくは、約5%重量部から約25%
重量部の範囲内である。
【0015】 ここで、典型的な実施例において、ドーパントとしてのBは、B2O3の形で与え
られる。コア16に添加されるB2O3の量は、約0%重量部から約40%重量部の範囲
内、より好ましくは、約0%重量部から約20%重量部の範囲内である。これらの
重量百分率は、コアの総重量の百分率、すなわちコアに対する実平均重量百分率
である。
【0016】 図2に示す本実施例において、光導波路ファイバのクラッドのために典型的に
使用されているように、クラッド18はシリカガラス化合物で形成されてもよい。
クラッド18は、コア16に隣接する領域の内側クラッド領域20を含む。内側クラッ
ド領域20は、ドーパントとしてGe及びBを更に含む。典型的な実施例において、
GeはGeO2の形で与えられる。内側クラッド領域20に添加されるGeO2の量は、約1
%重量部から約30%重量部までの範囲内、より好ましくは、約5%重量部から約
20%重量部までの範囲内である。典型的な実施例において、BはB2O3の形で与え
られる。内側クラッド領域20に添加されるB2O3の量は、約1%重量部から約40%
重量部までの範囲内である。これらの重量百分率は、クラッドの被添加領域の総
重量の百分率であり、すなわち、内側クラッド領域20に対する実効平均重量百分
率である。
【0017】 図3は、本発明の典型的な実施例によるファイバのファイバ半径の関数として
、各種モードに対する規格化屈折率変調及び規格化フィールド強度の双方のプロ
ットを示している。図3に示される曲線は、約3.3μmのコア半径、厚さ約3.3μm
の感光性を有する内側クラッド領域、約62.5μmの中心点から外側エッジまでの
クラッドの全体半径を有するファイバについてである。図示された実施例におい
て、曲線22によって示される規格化屈折率変調は、Ge及びBドーパントの添加に
より、半径ゼロから、約6.6μmの外側半径まで実質的に一定である。LP01、L
02、LP05及びLP09モードのフィールド分布が曲線24、26、28及び30として
それぞれプロットされる。
【0018】 グレーティングによるすべての2つのモード間での結合の可能性は、ファイバ
10の断面積に亘ってなされる重なり積分Iによって測られ得て、これは以下の方
程式によって与えられる。
【数3】 ここで、F01(r,Φ)はLP01モードのフィールド分布、Fnm(r,Φ)はLPnm
ードのフィールド分布、Δn(r,Φ)はグレーティングを構成する屈折率変調で
ある。変数r及びΦは、ファイバの断面積の極座標である。
【0019】 グレーティング強度及び長さとともに、この重なり積分は、グレーティングの
2つのモードの間での全結合を決定する。グレーティングがファイバ断面積に亘
って一様に形成された場合、重なり積分はモーダル直交のために内部モーダル結
合でゼロに等しいだろう。しかしながら、実際問題において、基本モードLP01 は、中心点からファイバクラッド全体の半径よりも小さい半径まで延在する領域
B−Bにおいてのみ、実質的にゼロでないパワーを有する(図3参照)。従って
、ファイバの中心部分B−Bに亘って、ほぼ一定のグレーティング分布を形成す
るのに十分であって、これは、コア16及びコアの次のクラッド内の小なるリング
部分を含む。クラッドのこのリングは、内側クラッド領域20として上記された領
域である。
【0020】 ファイバの中央の小領域にグレーティングを制限する追加の利点がある。典型
的には、コアのグレーティング強度がキーとなる。クラッドのすべてを感光性と
することは、クラッドのコア及び中心部分のグレーティングの描画を妨げ、ファ
イバ内の中心領域のグレーティング強度に悪影響を及ぼす。クラッドのすべてを
感光性とすることは、描画用UV光に対してクラッドの全部の領域に損失を与え
ることと同じである。クラッド全体若しくはクラッドのうちの相対的に大なる部
分が感光性である場合、ファイバの重要な中心部分に描画UV光がたどり着く前
に、描画UV光は減じられ、故に、ファイバの中心部分に有効なグレーティング
を書き込むことができない。クラッドの小なる最奥領域の外側にグレーティング
を延在させることは、コアに所望の強度のグレーティングの有効な描画を更に許
容するとともに、クラッドモードの抑制を与える。例示された実施例において、
内側クラッド領域は、約3.3μmの半径のコアの外側半径から、約6.6μmの半径の
外側まで延在する。コア半径の約5倍までの内側クラッド領域20の外側半径が許
容できると判別した。特に、コア半径の約2倍までの外側半径が好ましいと判別
した。
【0021】 グレーティング強度は、達成可能な屈折率変調によって決定される。本発明に
よる内側クラッド領域20のドーパントとして与えられるGeは、この領域の達成可
能な屈折率変調を上昇させ、紫外線の如き、光化学作用を有する放射線へ曝すこ
とによってファイバに描画されたグレーティングは、内側クラッド領域20のコア
16から外側へ延在する。図7は、重なり積分の最大値のプロット線図であって、
30dBグレーティング、40dBグレーティング及び50dBグレーティングで0.1dB未満
のクラッドモード結合損失を達成する。図7で示すように、30dBグレーティング
において、0.1dB未満のクラッドモード結合損失を達成するためには、内側クラ
ッド領域の屈折率変調は、コアの屈折率変調の20%以内でなければならない。
【0022】 しかしながら、Geだけでは、クラッド18の残りの部分の屈折率とは実質的に異
なる内側クラッド領域20の屈折率を形成してしまう。これを回避するために、内
側クラッド領域20の屈折率は、Ge及びB添加の組合わせによるクラッド18の残り
の部分の屈折率とほぼ同じ、すなわち-0.003から0.001の範囲内であるようにな
される。Ge添加はシリカの屈折率を上昇させ、一方で、B添加はシリカの屈折率
を減じる。Ge添加もまた、感光性を与える。Geのレベルが増加するにつれて、感
光性が増加する。単独でBを添加しても感光性は得られないが、Geを添加するこ
とで感光性を高めることができる。代表的な光ファイバにおいて使用される三元
ガラスは、Ge及びBレベルを調整することで、屈折率及び感光性のそれぞれを独
立して調整することができる。内側クラッドへのB添加は、内側クラッドに低Ge
レベルの添加を行うことによるコアの屈折率変調と実質的に同程度の内側クラッ
ドの屈折率変調の達成を与える。あるいは、適当な量のP添加は、ファイバの適
当な部分、例えばコアの感光性を減じるために使用され得て、コアと内側クラッ
ドに実質的に等しい屈折率変調を達成し得る。この場合、内側クラッドのB添加
と比較して、内側クラッド領域20の屈折率は、Ge及びF添加の組合わせによって
クラッド18の他の部分の屈折率と同じ屈折率を形成することができる。コアでは
、約0.5%から約20%重量部のP2O5濃度、及び、約0%から約10%重量部のF濃
度が、適切であるとわかった。内側クラッド領域では、約0%から約20%重量部
のP2O5濃度、及び、約0%から約10%重量部のF濃度が、適切であるとわかった
【0023】 典型的な実施例において、コアは、(内側クラッドと比較して)より高レベル
のGeと、(内側クラッドと比較して)より低レベルのBとを含み、感光性を与え
ると共に、その屈折率を増加させ、一方で、内側クラッド領域は、(コアと比較
して)より低レベルのGeと、(コアと比較して)より高レベルのBとを含み、ク
ラッドの残りの部分を形成するシリカの屈折率と同じ屈折率と、同時に、コアの
屈折率に等しい屈折率変調とを与える。図4は、例示された実施例について、半
径の関数としての規格化屈折率変調のプロット32と、半径の関数としての屈折率
分布34を示している。図4に示すように、屈折率が実質的にクラッドの全体に亘
って一定であるように添加レベルが選択される(図4のC-Cの領域)。
【0024】 所望のドーパントレベルを決定するための二段階の方法が使用され得る。最初
に、組成におけるGe及びBの添加レベルの系統的な差を有する一連のファイバが
製造された。その後、グレーティングが各々のファイバに描画されて、すべての
クラッドモードスペクトル分布が測定される。基本モード及び大なる次数のクラ
ッドモード(例えば、100位)のモーダルフィールド分布は、測定されたファイ
バ屈折率分布から計算される。その後、仮定された屈折率変調分布に基づいて、
各々のクラッドモードに対するクラッドモード強度が評価される。計算されたク
ラッドモード構造は、測定値と比較される。良好と見積られた感光性分布が得ら
れるまで、得られる不都合に基づいて、新規な屈折率変調分布が仮定される。ダ
ブルステップ屈折率変調分布(コアで1つ、クラッドで1つ)は、ほとんどのフ
ァイバにおいて適切であると見出された。これは、コア及びクラッドの実効ステ
ップ屈折率変調を行うことと同等である。この第1段の間に収集されたデータは
、最終的に最適化された設計を与えるのに十分ではないが、良好な近似値を提供
する。第2のステップにおいて、クラッド組成が固定され、コア組成は所望の感
光性分布を達成するために微調整される。図6は、30dBブラッググレーティング
での0.1dBのクラッドモード結合損失を有するように最適化されたファイバのク
ラッドモード測定を示す。
【0025】 本発明のファイバは、公知のいかなるファイバ製造方法であっても製造され得
る。MCDV法は、一定の改良で、適切な作成方法であると理解されている。好まし
くは、Ge及びBの添加は、同時に行うよりも、個々に組み入れられ、堆積及び焼
結は、別個のステップで、異なる温度でなされる。かかる方法は、1999年9月17
日出願の米国特許出願第09/399,291号の「副添加されたレイヤを形成する方法及
び副添加されたレイヤを含むファイバ」(発明者:チー(Gang Qi)氏及びスワン
(Martin L. Swan)氏)に記載されている。また、これは完全に本願明細書に引
用したものとする。
【0026】
【実施例】
本発明は、以下の実施例によって更に明らかにされ、これは本発明の典型例と
なることを目的としている。 まず、ファイバを製造した。感光性クラッドの屈折率は、ゲルマニウムとケイ
素を共に、組み合わせて添加することで、クラッドの他の部分の屈折率とほぼ同
じになるようになされた。半径の関数としてGe及びBを添加するレベルが図5に
示されており、以下の表において与えられる。
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】 本発明は、水素添加及び水素非添加の双方を含む異なるファイバにおける30dB
グレーティングでの0.1dB以下のクラッドモード結合損失を達成する方法を与え
る。本発明によるファイバは、汎用されている光ファイバ、例えばコーニング社
から入手可能なSMF-28TMファイバに、0.03dBの低平均スプライス損失を有するス
プライシングに最適化され得る。
【0027】 さまざまな改良及びバリエーションは、本発明の精神と範囲から逸脱すること
なく、本発明によってなされ得ることは、当業者であれば明らかであろう。 すなわち、本発明は、特許請求の範囲及びそれらの均等の範囲内から与えられる
本発明の改良及びバリエーションをカバーすることを意図している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 典型的なファイバブラッググレーティングの波長に対する透過のグラ
フである。
【図2】 本発明の典型的な実施例による光ファイバの透視図である。
【図3】 本発明の典型的な実施例によるファイバの半径の関数としてのモーダ
ルフィールド分布及び規格化屈折率変調を示すグラフである。
【図4】 本発明の典型的な実施例によるファイバの半径の関数としての規格化
屈折率変調及び屈折率を示すグラフである。
【図5】 本発明の典型的な実施例によるファイバの半径に対する重量パーセン
ト組成のグラフである。
【図6】 本発明の典型的な実施例によるファイバブラッググレーティングの波
長に対する透過のグラフである。
【図7】 最大重なり積分値のプロット線図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),AE,AG,A L,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR ,BY,BZ,CA,CH,CN,CR,CU,CZ, DE,DK,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,G D,GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN ,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC, LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA,MD,M G,MK,MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,U Z,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ドン リャン アメリカ合衆国 ニューヨーク州 14870 ペインテッドポスト ティンバーレーン 8 (72)発明者 マロ マーレン エイ. アメリカ合衆国 ニューヨーク州 14879 サヴォナ ルート226 6354 (72)発明者 チー ガン アメリカ合衆国 ニューヨーク州 14870 ペインテッドポスト ティンバーレーン 13 Fターム(参考) 2H050 AB05Z AB09Z AB10Z AC09 AC13 AC73 AC76 AC84 4G062 AA06 BB08 BB09 BB10 CC04 DA01 DB01 DC03 DC04 DC05 DD01 DD02 DD03 DD04 DE01 DF01 EA01 EB01 EC01 ED01 EE01 EF01 EG01 FA01 FB01 FC01 FD03 FD04 FD05 FE01 FF01 FG01 FH01 FJ01 FK01 FL01 GA01 GB01 GC01 GD01 GE01 GE02 GE03 MM40 NN01 NN40

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Geを添加した感光性を有するコアと、前記コアに隣接してGeを添
    加した感光性を有する内側クラッド領域及び外側クラッド領域を含むクラッドと
    、からなる光導波路ファイバであって、 前記内側クラッド領域と前記外側クラッド領域は、実質的に等しい屈折率を有
    し、 前記コア及び前記内側クラッドのうちの少なくとも1つは、Geドーパントと共
    に、少なくとも1つの追加ドーパントを含み、 前記ファイバが紫外線に曝された後において、前記内側クラッド領域の屈折率
    変調が前記紫外線の照射後の前記コアの屈折率変調の約50パーセント以内となる
    、前記コアのGeの濃度、前記内側クラッド領域のGeの濃度及び前記追加のドーパ
    ントの濃度を有することを特徴とする光導波路ファイバ。
  2. 【請求項2】 前記内側クラッド領域は、前記コアの約5倍未満の外側半径を有
    することを特徴とする請求項1記載のファイバ。
  3. 【請求項3】 前記内側クラッド領域の屈折率変調は、前記コアの屈折率変調の
    約25パーセントの範囲内であることを特徴とする請求項2記載のファイバ。
  4. 【請求項4】 紫外線に曝されることで、前記コア及び前記内側クラッド領域の
    屈折率変調が実質的に等しくなることを特徴とする請求項3記載のファイバ。
  5. 【請求項5】 前記少なくとも1つの追加ドーパントは、前記内側クラッド領域
    に添加されたBを含むことを特徴とする請求項1乃至4のうちの1に記載のファ
    イバ。
  6. 【請求項6】 前記Ge及びBドーパントの濃度は、前記内側クラッド領域に感光
    性を与えるのに十分な濃度であって、前記内側クラッド領域の屈折率及び前記外
    側クラッド領域の屈折率の差が約-0.003から0.001までの範囲内となることを特
    徴とする請求項5記載のファイバ。
  7. 【請求項7】 前記コアがドーパントとしてGe及びBを含むことを特徴とする請
    求項6記載のファイバ。
  8. 【請求項8】 前記コアは、約3%重量部から約40%重量部の濃度のGeO2と、約
    0%重量部から約40%重量部の濃度のB2O3とを含み、且つ、 前記内側クラッド領域は、約1%重量部から約30%重量部の濃度のGeO2と、約
    5.8%重量部から約40%重量部の濃度のB2O3とを含むことを特徴とする請求項7
    記載のファイバ。
  9. 【請求項9】 前記コアは、約5%重量部から約25%重量部の濃度のGeO2と、約
    0%重量部から約20%重量部の濃度のB2O3とを含み、且つ、 前記内側クラッド領域は、約5%重量部から約20%重量部の濃度のGeO2と、約
    10%重量部から約30%重量部の濃度のB2O3とを含むことを特徴とする請求項8記
    載のファイバ。
  10. 【請求項10】 前記コアは、約3%重量部から約40%重量部の濃度のGeO2と、
    約0.5%重量部から約20%重量部の濃度のP2O5と、約0%重量部から約10%重量
    部の濃度のFと、約0%重量部から約40%重量部の濃度のB2O3とを含み、且つ、 前記内側クラッド領域は、約1%重量部から約30%重量部の濃度のGeO2と、約
    0%重量部から約20%重量部の濃度のP2O5と、約0%重量部から約10%重量部の
    濃度のFと、約0%重量部から約40%重量部の濃度のB2O3とを含むことを特徴と
    する請求項1乃至4のうちの1に記載のファイバ。
  11. 【請求項11】 前記コアは、約3%重量部から約30%重量部の濃度のGeO2と、
    約0.5%重量部から約10%重量部の濃度のP2O5と、約0%重量部から約5%重量
    部の濃度のFと、約0%重量部から約5%重量部の濃度のB2O3とを含み、且つ、 前記内側クラッド領域は、約1%重量部から約30%重量部の濃度のGeO2と、約
    0%重量部から約10%重量部の濃度のP2O5と、約1%重量部から約5%重量部の
    濃度のFと、約0%重量部から約10%重量部の濃度のB2O3とを含むことを特徴と
    する請求項10記載のファイバ。
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