JP2003510251A - ブリーチ増強成分、組成物および洗濯方法 - Google Patents

ブリーチ増強成分、組成物および洗濯方法

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JP2003510251A JP2001519679A JP2001519679A JP2003510251A JP 2003510251 A JP2003510251 A JP 2003510251A JP 2001519679 A JP2001519679 A JP 2001519679A JP 2001519679 A JP2001519679 A JP 2001519679A JP 2003510251 A JP2003510251 A JP 2003510251A
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Abstract

(57)【要約】 四級イミンカチオン、双極性イオン、約+3〜約−3の正味電荷を有するポリイオンおよびそれらの混合物を含んでなるブリーチブースター、オキサジリジニウムカチオン、双極性イオン、約+3〜約−3の正味電荷を有するポリイオンおよびそれらの混合物を含んでなる漂白種、およびそれらの混合物からなる群より選択されるブリーチ増強化合物のような処方成分が開示されている。該ブリーチ増強化合物は、低温溶液でも漂白有効性を増し、望まれない増強化合物分解に対して改善された安定性をもたらす。該ブリーチ増強化合物は、洗浄界面活性剤および酵素と併用するものを含めた漂白組成物への含有に理想的に適している。該ブリーチ増強化合物を用いた布帛の洗濯方法、および該ブリーチ増強化合物を用いた洗濯添加製品も提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】
本発明は、安定性が増したブリーチ増強化合物のような処方成分、並びに安定
性が増したブリーチ増強化合物を用いた組成物および洗濯方法に関する。更に詳
しくは、本発明は四級イミンブリーチブースターおよび/またはオキサジリジニ
ウム漂白種、四級イミンブリーチブースターおよび/またはオキサジリジニウム
漂白種を用いた組成物および洗濯方法に関する。
【0002】
【発明の背景】
酸素漂白剤は、しみおよび汚れ除去を促す上で、家庭およびパーソナルケア製
品で近年次第に人気が増している。ブリーチは、しみ抜き、布帛黒ずみとり、ホ
ワイトニングおよび衛生面からみて特に望ましい。酸素漂白剤は、洗剤のような
洗濯製品、自動皿洗い製品および硬質表面クレンザーで、特に受け入れられてい
る。しかしながら、酸素漂白剤はそれらの有効性にやや限界がある。一部のよく
みられる欠点として、布帛へのカラーダメージおよび洗濯器具へのダメージがあ
る。加えて、酸素漂白剤は極めて温度依存性になりやすい。そのため、それらが
用いられる溶液が冷たくなるほど、漂白作用は無効になる。60℃を超える温度
が、溶液中で酸素漂白剤の有効性のためには、典型的に必要とされる。
【0003】 上記の温度依存性を解決するために、“ブリーチアクチベーター”として知ら
れる化合物の種類が開発された。ブリーチアクチベーター、典型的にはオキシベ
ンゼンスルホネートのような脱離基を有したペルヒドロライズ(perhydrolyze)し
うるアシル化合物は、活性酸素基、典型的には過酸化水素またはその陰イオンと
反応して、より有効なペルオキシ酸オキシダントを形成する。それはペルオキシ
酸化合物であって、これがしみの付いたまたは汚れた基材物質を酸化する。しか
しながら、ブリーチアクチベーターもやや温度依存性である。ブリーチアクチベ
ーターは約40〜約60℃の温水温度の方が有効である。約40℃未満の水温で
は、ペルオキシ酸化合物はその漂白有効性をいくらか失う。
【0004】 低温水条件下で有効なブリーチ系を開発するために、すべてMadisonらのUS
特許5,360,568、5,360,569および5,370,826で開示
されているような試みが行われた。しかしながら、これらの文献で開示されたジ
ヒドロイソキノリニウムブリーチブースターは、ペルオキシゲン化合物と組み合
わされたときに、ブースター効力を減少させる不活性芳香族イソキノリニウムの
形成を含めて、望ましくない分解をうける。
【0005】 上記のことから、研究者は、分解をうけない有効なブリーチ増強剤を精力的に
求めてきた。 したがって、低い水温でも有効な漂白を行い、望まれないブリーチ増強化合物
分解に対して改善された安定性をもたらす、有効なブリーチ増強化合物およびブ
リーチ増強化合物を含有した組成物について、必要性が残されている。
【0006】
【発明の要旨】
この必要性は、より長く持続するブリーチ増強化合物、特にブリーチブースタ
ーおよび/または漂白種が提供される本発明により満たされている。本発明のブ
リーチ増強化合物は、低水温でも優れた漂白有効性を発揮する。
【0007】 ブリーチ増強化合物が:(a)アリールイミニウムカチオン、アリールイミニ
ウム双極性イオン、約+3〜約−3の正味電荷を有したアリールイミニウムポリ
イオンおよびそれらの混合物からなる群より選択されるブリーチブースター;(
b)オキサジリジニウムカチオン、オキサジリジニウム双極性イオン、約+3〜
約−3の正味電荷を有したオキサジリジニウムポリイオンおよびそれらの混合物
からなる群より選択される漂白種;および(c)それらの混合物からなる群より
選択される、ペルオキシゲン源と一緒にまたはそれなしでブリーチ増強化合物を
含んでなる漂白組成物が、第一の態様で提供される。
【0008】 本発明の別な態様によると、カチオン性または双極性イオン性の洗濯ブリーチ
増強化合物が提供される。 本発明の更に別な面によると、ここで記載されたような本発明による漂白組成
物を有する洗濯溶液と布帛を接触させることからなる、洗濯の必要な布帛を洗濯
するための方法が提供される。
【0009】 本発明の更に別な面によると、(a)アリールイミニウムカチオン、アリール
イミニウム双極性イオン、約+3〜約−3の正味電荷を有したアリールイミニウ
ムポリイオンおよびそれらの混合物からなる群より選択されるブリーチブースタ
ー;(b)オキサジリジニウムカチオン、オキサジリジニウム双極性イオン、約
+3〜約−3の正味電荷を有したオキサジリジニウムポリイオンおよびそれらの
混合物からなる群より選択される漂白種;および(c)それらの混合物からなる
群より選択されるブリーチ増強化合物を含んでなる洗濯添加製品が提供される。
【0010】 したがって、本発明の目的は、望まれない芳香族化を防ぐのみならず、低温溶
液でも改善された性能を示すブリーチ増強化合物;四級イミンブリーチブースタ
ーおよび/またはオキサジリジニウム漂白種を含有した漂白組成物;四級イミン
ブリーチブースターおよび/またはオキサジリジニウム漂白種を用いることによ
る布帛の洗濯方法;四級イミンブリーチブースターおよび/またはオキサジリジ
ニウム漂白種を有する洗濯添加製品を提供することである。本発明のこれらおよ
び他の目的、特徴および利点は、以下の記載および添付された請求の範囲から当
業者により理解されるであろう。 ここですべてのパーセンテージ、比率および割合は、別記されないかぎり重量
ベースである。ここで引用されたすべての文献は、参考のためここに組み込まれ
る。
【0011】
【発明の具体的な説明】
本発明は、新規で高度に有用なブリーチ増強化合物(“ブリーチブースター”
、“漂白種”およびそれらの混合物)、新規なブリーチ増強化合物を用いた組成
物および方法について開示している。本発明のブリーチ増強化合物は、低温でも
向上した漂白有効性を発揮しながら、芳香族化による望まれない分解を防いで、
改善された性能をもたらす。本発明のブリーチ増強化合物は、慣用的なペルオキ
シゲン漂白源と一緒にまたはそれなしで、好ましくはそれと一緒に作用して、上
記の向上した漂白有効性を提供し、芳香族化を防止する。
【0012】定義 ここで用いられている“ペルオキシゲン源”とは、ペルオキシゲン化合物その
ものも含めて、ペルオキシゲン化合物を生成する物質を意味している。例として
、ブリーチアクチベーター、過酸、過炭酸、過ホウ酸、過酸化水素、ブリーチ増
強化合物および/または漂白種(例えば、オキサジリジニウム)があるが、それ
らに限定されない。 ここで用いられている“ペルオキシゲン化合物”には、過酸および過酸化物、
例えば過酸化水素、アルキルヒドロペルオキシドなどがある。 ここで用いられている“過酸”とは、ペルオキシカルボン酸および/またはペ
ルオキシ一硫酸(商品名OXONE)およびそれらの塩のようなペルオキシ酸を意味
する。
【0013】 ブリーチブースター‐本発明のブリーチブースターは、好ましくは四級イミン
ブリーチブースターは、下記式〔I〕および〔II〕を有している:
【化22】 上記式中、mは0または1であり、nは0〜4の整数である;各RはH、アル
キル、シクロアルキル、アリール、縮合アリール、ヘテロ環式環、縮合ヘテロ環
式環、ニトロ、ハロ、シアノ、スルホナト、アルコキシ、ケト、カルボキシルお
よびカルボアルコキシ基からなる群より選択される置換または非置換基から独立
して選択される;2つの隣接R置換基は結合して、縮合アリール、縮合カルボ
環式または縮合ヘテロ環式環を形成してもよい;RはH、アルキル、シクロア
ルキル、アルカリール、アリール、アラルキル、ヘテロ環式環、ニトロ、ハロ、
シアノ、スルホナト、アルコキシ、ケト、カルボキシルおよびカルボアルコキシ
基からなる群より選択される置換または非置換基である;RはH、アルキル、
シクロアルキル、アルカリール、アリール、アラルキル、ヘテロ環式環および下
記式で表わされる基からなる群より選択される置換または非置換、飽和または不
飽和基である: ‐T‐(Z 上記式中ZはTへ共有結合されており、Zは‐CO 、‐SO 、‐
OSO 、‐SO および‐OSO からなる群より選択され、aは1ま
たは2である;Tは(1)‐(CH(R14))‐または‐(C(R14 )‐(R14は独立してHまたはC‐Cアルキルから選択される);(2)
‐CH(C)‐;
【化23】 (5)‐(CH(E)(CH‐(dは2〜8であり、fは1〜3で
あり、Eは‐C(O)O‐である);(6)‐C(O)NR15‐(R15はH
またはC‐Cアルキルである);
【化24】 (上記式中xは0〜3である;Jは、存在するとき、独立して‐CR2021 ‐、‐CR2021CR2223‐および‐CR2021CR2223 CR2425‐からなる群より選択される;R16‐R25はH、C‐C アルキル、シクロアルキル、アルカリール、アリール、アラルキル、アルキレ
ン、ヘテロ環式環、アルコキシ、アリールカルボニル、カルボキシアルキルおよ
びアミド基からなる直鎖または分岐群より選択される置換または非置換基である
)からなる群より選択される;R‐R11はH、直鎖または分岐C‐C12 アルキル、アルキレン、アルコキシ、アリール、アルカリール、アラルキル、シ
クロアルキルおよびヘテロ環式環からなる群より独立して選択される置換または
非置換基である;R12およびR13はH、酸素、直鎖または分岐C‐C12 アルキル、アルキレン、アルコキシ、アリール、アルカリール、アラルキル、シ
クロアルキルおよびヘテロ環式環からなる群より独立して選択される置換または
非置換基である;但し、いずれのR‐R13もいずれか他のR‐R13と一
緒に結合して、共有環の一部を形成してよい;下記例でR‐Rが結合してカ
ルボニルを形成しているように、いずれのgem-R‐R11も結合してカルボニ
ルを形成してよい:
【化25】 いずれの隣接R‐R13も結合して不飽和を形成してよい;置換基R‐R 、R‐RまたはR‐R13のうちいずれか1つのグループは結合して、置
換または非置換縮合不飽和部分を形成してもよい。
【0014】 好ましいブリーチブースターには、(1)RがHまたはメチルであり、R がHまたは直鎖もしくは分岐C‐C14置換もしくは非置換アルキルである、
式〔I〕のアリールイミニウムカチオン;(2)RがHまたはメチルであり、
が下記式を有する: ‐T‐(Z (上記式中Zは‐CO 、‐SO または‐OSO であり、aは1で
ある)式〔II〕のアリールイミニウム双極性イオン;(3)Rが直鎖または分
岐C‐C14置換または非置換アルキルからなる群より選択される、式〔I〕
のアリールイミニウムカチオン、あるいはRが下記式で表わされる基である: ‐T‐(Z (上記式中Zは‐CO 、‐SO または‐OSO であり、aは1で
あり、Tは下記からなる群より選択される:
【化26】 上記式中pは2〜4の整数であり、R26はHおよび直鎖または分岐C‐C 置換または非置換アルキルからなる群より独立して選択される)式〔II〕のア
リールイミニウム双極性イオン;および(4)RがHであり、Zが‐CO 、‐SO または‐OSO であり、aは2である、正味負電荷を有した
アリールイミニウムポリイオンがあるが、それらに限定されない。
【0015】 7または8員環ブリーチブースターは、6員環ブリーチブースターと異なり、
芳香族化分解を阻止または防止する上で、gem-置換を要しない。6員環ブースタ
ーの芳香族化(分解)反応は、理論に拘束されることなく、Hanquet et al.,Tet
rahedron,1993,49,pp.423-438で例示されているように、当業界で周知である。
7または8員環ブリーチブースターは、塩基誘導性芳香族化をうけず、そのため
ブリーチブースター/漂白種系の触媒サイクルに伴うターンオーバー数の、芳香
族化で促進されるいかなる減少も避けられる。7または8員環ブリーチブースタ
ーは、理論に拘束されることなく、他の分解経路を介してのカチオン、双極性イ
オンおよびポリイオンの分解を阻止または防止することもある。分解の他の経路
には、求核種によるブリーチ増強化合物および/または漂白種への攻撃があるが
、それらに限定されず、洗浄条件下で存在するヒドロキシド陰イオン、ペルヒド
ロキシド陰イオン、カルボキシレート陰イオン、ペルカルボキシレート陰イオン
および他の求核種による攻撃もあるが、それらに限定されない。
【0016】 本発明の四級イミンブリーチブースターは、ペルオキシゲン源と共同して作用
して、更に有効な漂白系をもたらす。ペルオキシゲン源は当業界で周知であり、
本発明で用いられるペルオキシゲン源は、ペルオキシゲン化合物と、消費者使用
条件下で有効量のペルオキシゲンをその場で形成する化合物とを含めて、これら
周知の供給源のいずれであってもよい。ペルオキシゲン源には、ブリーチアクチ
ベーターと一緒のまたはそうでない過酸化水素源、過酸化水素源およびブリーチ
アクチベーターの反応から過酸アニオンのその場での形成、前形成過酸化合物ま
たは適切なペルオキシゲン源の混合物がある。もちろん、当業者であれば、他の
ペルオキシゲン源も発明の範囲から逸脱しなければ用いてよいことがわかるであ
ろう。 過酸化水素源はいかなる適切な過酸化水素源でもよく、US特許5,576,
282で詳しく記載されているようなレベルで存在する。例えば、過酸化水素源
はペルボレート化合物、ペルカーボネート化合物、ペルホスフェート化合物およ
びそれらの混合物からなる群より選択される。
【0017】 ブリーチアクチベーターは、テトラアセチルエチレンジアミン、オクタノイル
オキシベンゼンスルホン酸ナトリウム、ノナノイルオキシベンゼンスルホン酸ナ
トリウム、デカノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラウロイルオキシ
ベンゼンスルホン酸ナトリウム、(6‐オクタンアミドカプロイル)オキシベン
ゼンスルホネート、(6‐ノナンアミドカプロイル)オキシベンゼンスルホネー
ト、(6‐デカンアミドカプロイル)オキシベンゼンスルホネートおよびそれら
の混合物からなる群より選択される。 好ましいアクチベーターは、テトラアセチルエチレンジアミン(TAED)、
ベンゾイルカプロラクタム(BzCL)、4‐ニトロベンゾイルカプロラクタム
、3‐クロロベンゾイルカプロラクタム、ベンゾイルオキシベンゼンスルホネー
ト(BOBS)、ノナノイルオキシベンゼンスルホネート(NOBS)、フェニ
ルベンゾエート(PhBz)、デカノイルオキシベンゼンスルホネート(C10 ‐OBS)、ベンゾイルバレロラクタム(BZVL)、オクタノイルオキシベン
ゼンスルホネート(C‐OBS)、ペルヒドロライズ性エステル、4‐〔N‐
(ノナノイル)アミノヘキサノイルオキシ〕ベンゼンスルホネートナトリウム塩
(NACA‐OBS)(その例はUS特許5,523,434で記載されている
)、ラウロイルオキシベンゼンスルホネートまたはドデカノイルオキシベンゼン
スルホネート(LOBSまたはC12‐OBS)、10‐ウンデセノイルオキシ
ベンゼンスルホネート(10位に不飽和のUDOBSまたはC11‐OBS)お
よびデカノイルオキシ安息香酸(DOBA)およびそれらの混合物、最も好まし
くはベンゾイルカプロラクタムおよびベンゾイルバレロラクタムからなる群より
選択される。約8〜約9.5のpH範囲で特に好ましいブリーチアクチベーター
は、OBSまたはVL脱離基を有したものから選択される。
【0018】 他の好ましいブリーチアクチベーターは、1997年12月16日付で発行さ
れたChristieらのUS5,698,504、1997年12月9日付で発行され
たChristieらのUS5,695,679、1997年11月11日付で発行され
たWilleyらのUS5,686,401、1997年11月11日付で発行された
HartshornらのUS5,686,014、1995年4月11日付で発行されたW
illeyらのUS5,405,412、1995年4月11日付で発行されたWille
yらのUS5,405,413、1992年7月14日付で発行されたMitchelら
のUS5,130,045および1983年11月1日付で発行されたChungら
のUS4,412,934、および同時係属特許出願USSN08/709,0
72、08/064,564で記載されたものであり、それらすべてが参考のた
めここに組み込まれる。
【0019】 四級置換ブリーチアクチベーターも含有させてよい。本洗剤組成物は、好まし
くは四級置換ブリーチアクチベーター(QSBA)または四級置換過酸(QSP
)、更に好ましくは前者を含んでなる。好ましいQSBA構造は、1997年1
1月11日付で発行されたWilleyらのUS5,686,015、1997年8月
5日付で発行されたTaylorらのUS5,654,421、1995年10月24
日付で発行されたGosselinkらのUS5,460,747、1996年12月1
7日付で発行されたMiracleらのUS5,584,888および1996年11
月26日付で発行されたTaylorらのUS5,578,136で更に記載されてお
り、それらすべてが参考のためここに組み込まれる。
【0020】 ここで有用な高度に好ましいブリーチアクチベーターは、各々が前記で引用さ
れたUS5,698,504、US5,695,679およびUS5,686,
014で記載されているように、アミド置換されている。このようなブリーチア
クチベーターの好ましい例には、(6‐オクタンアミドカプロイル)オキシベン
ゼンスルホネート、(6‐ノナンアミドカプロイル)オキシベンゼンスルホネー
ト、(6‐デカンアミドカプロイル)オキシベンゼンスルホネートおよびそれら
の混合物がある。
【0021】 各々が前記で引用されたUS5,698,504、US5,695,679、
US5,686,014、および1990年10月30日付で発行されたHodge
らのUS4,966,723で開示されている他の有用なアクチベーターには、
1,2位で部分‐C(O)OC(R)=N‐が縮合されたC環のような
ベンゾオキサジンタイプアクチベーターがある。
【0022】 アクチベーターおよび用途そのものに応じて、良い漂白結果が約6〜約13、
好ましくは約9.0〜約10.5の使用時pHを有する漂白系から得られる。典
型的には、例えば、電子求引部分を有したアクチベーターは中性付近またはほぼ
中性のpH範囲で用いられる。アルカリおよび緩衝剤がこのようなpHを確保す
るために用いうる。
【0023】 各々が前記で引用されたUS5,698,504、US5,695,679お
よびUS5,686,014で記載されているようなアシルラクタムアクチベー
ター、特にアシルカプロラクタム(例えばWO94‐28102A参照)および
アシルバレロラクタム(参考のためここに組み込まれる、1996年4月2日付
で発行されたWilleyらのUS5,503,639参照)が、ここでは非常に有用
である。
【0024】 ここで用いられるような前形成過酸化合物は、安定であって、消費者使用条件
下で有効量の過酸アニオンを形成する、いかなる好都合な化合物でもよい。本発
明のブリーチブースターは、もちろん、過カルボン酸および塩、過炭酸および塩
、過イミド酸および塩、ペルオキシ一硫酸および塩、およびそれらの混合物から
なる群より選択される前形成過酸化合物と併用してもよく、その例はMiracleら
のUS特許5,576,282で記載されている。
【0025】 適切な有機ペルオキシカルボン酸の1種は下記一般式を有している:
【化27】 上記式中Rは1〜約22の炭素原子を有するアルキレンもしくは置換アルキレン
基、またはフェニレンもしくは置換フェニレン基であり、Yは水素、ハロゲン、
アルキル、アリール、‐C(O)OHまたは‐C(O)OOHである。
【0026】 本発明で使用に適した有機ペルオキシ酸は1または2つのペルオキシ基を有す
ることができ、脂肪族でもまたは芳香族でもよい。有機ペルオキシカルボン酸が
脂肪族であるとき、非置換酸は下記一般式を有している:
【化28】 上記式中Yは例えばH、CH、CHCl、C(O)OHまたはC(O)OO
Hであり、nは0〜20の整数である。有機ペルオキシカルボン酸が芳香族であ
るとき、非置換過酸は下記一般式を有している:
【化29】 上記式中Yは、例えば水素、アルキル、アルキルハロゲン、ハロゲン、C(O)
OHまたはC(O)OOHである。
【0027】 ここで有用な典型的モノペルオキシ酸には、アルキルおよびアリールペルオキ
シ酸、例えば: (i)ペルオキシ安息香酸および環置換ペルオキシ安息香酸、例えばペルオキ
シ‐a‐ナフトエ酸、モノペルオキシフタル酸(マグネシウム塩六水物)および
o‐カルボキシベンズアミドペルオキシヘキサン酸(ナトリウム塩) (ii)脂肪族、置換脂肪族およびアリールアルキルモノペルオキシ酸、例えばペ
ルオキシラウリン酸、ペルオキシステアリン酸、N‐ノナノイルアミノペルオキ
シカプロン酸(NAPCA)、N,N‐(3‐オクチルサクシノイル)アミノペ
ルオキシカプロン酸(SAPA)およびN,N‐フタロイルアミノペルオキシカ
プロン酸(PAP) (iii)アミドペルオキシ酸、例えばペルオキシコハク酸(NAPSA)または
ペルオキシアジピン酸(NAPAA)のモノノニルアミド がある。
【0028】 ここで有用な典型的ジペルオキシ酸には、アルキルジペルオキシ酸およびアリ
ールジペルオキシ酸、例えば (iv)1,12‐ジペルオキシドデカン二酸 (v)1,9‐ジペルオキシアゼライン酸 (vi)ジペルオキシブラシル酸、ジペルオキシセバシン酸およびジペルオキシイ
ソフタル酸 (vii)2‐デシルジペルオキシブタン‐1,4‐二酸 (viii)4,4′‐スルホニルビスペルオキシ安息香酸 がある。
【0029】 このような漂白剤は、1984年11月20日付で発行されたHartmanのUS
特許4,483,781、BurnsらのUS特許4,634,551、1985年
2月20日付で公開されたBanksらの欧州特許出願0,133,354、および
1983年11月1日付で発行されたChungらのUS特許4,412,934で
開示されている。その供給源には、1987年1月6日付で発行されたBurnsら
のUS特許4,634,551で詳しく記載されているような6‐ノニルアミノ
‐6‐オキソペルオキシカプロン酸もある。例えばE.I.DuPont de Nemours of W
ilmington,DE製造のOXONEのようなペルサルフェート化合物も、ペルオキシ一硫
酸の適切な供給源として用いうる。
【0030】 ここで用いられるブリーチアクチベーターは、過酸化水素と併用されたときに
、ブリーチアクチベーターに相当する過酸をその場で形成しうる、いかなる化合
物でもよい。アクチベーターの様々な非制限例は、US特許5,576,282
、US特許4,915,854およびUS特許4,412,934で詳しく開示
されている。ここで有用な他の典型的なブリーチおよびアクチベーターについて
はUS4,634,551も参照。
【0031】 本発明の四級イミンブリーチブースターは、漂白有効性を増す上で、ペルオキ
シゲン源と共同して作用する。理論に拘束されることなく、ブリーチブースター
はペルオキシゲン源と反応して、より活性な漂白種、四級オキサジリジニウム化
合物を形成すると考えられている。オキサジリジニウム化合物は、ペルオキシゲ
ン化合物と比較して、低い温度で高い活性を有している。オキサジリジニウム化
合物は下記式〔III〕および〔IV〕で表わされる:
【化30】 上記式中、mは0または1であり、nは0〜4の整数である;各R32はH、ア
ルキル、シクロアルキル、アリール、縮合アリール、ヘテロ環式環、縮合ヘテロ
環式環、ニトロ、ハロ、シアノ、スルホナト、アルコキシ、ケト、カルボキシル
およびカルボアルコキシ基からなる群より選択される置換または非置換基から独
立して選択される;2つの隣接R32置換基は結合して、縮合アリール、縮合カ
ルボ環式または縮合ヘテロ環式環を形成してもよい;R33はH、アルキル、シ
クロアルキル、アルカリール、アリール、アラルキル、ヘテロ環式環、ニトロ、
ハロ、シアノ、スルホナト、アルコキシ、ケト、カルボキシルおよびカルボアル
コキシ基からなる群より選択される置換または非置換基である;R34はH、ア
ルキル、シクロアルキル、アルカリール、アリール、アラルキル、ヘテロ環式環
および下記式で表わされる基からなる群より選択される置換または非置換基であ
る: ‐T‐(Z 上記式中ZはTへ共有結合されており、Zは‐CO 、‐SO 、‐
OSO 、‐SO および‐OSO からなる群より選択され、aは1ま
たは2である;Tは(1)‐(CH(R45))‐または‐(C(R45 )‐(R45は独立してHまたはC‐Cアルキルから選択される);(2)
‐CH(C)‐;(3)‐(CH(E)(CH‐(dは2
〜8であり、fは1〜3であり、Eは‐C(O)O‐である);(4)‐C(O
)NR46‐(R46はHまたはC‐Cアルキルである);および
【化31】 (上記式中xは0〜3である;Jは、存在するとき、独立して‐CR5152 ‐、‐CR5152CR5354‐および‐CR5152CR5354 CR5556‐からなる群より選択される;R47‐R56はH、C‐C アルキル、シクロアルキル、アルカリール、アリール、アラルキル、アルキレ
ン、ヘテロ環式環、アルコキシ、アリールカルボニル、カルボキシアルキルおよ
びアミド基からなる直鎖または分岐群より選択される置換または非置換基である
)からなる群より選択される;R32‐R42はH、直鎖または分岐C‐C アルキル、アルキレン、アルコキシ、アリール、アルカリール、アラルキル、
シクロアルキルおよびヘテロ環式環からなる群より独立して選択される置換また
は非置換基である;R43およびR44はH、酸素、直鎖または分岐C‐C アルキル、アルキレン、アルコキシ、アリール、アルカリール、アラルキル、
シクロアルキルおよびヘテロ環式環からなる群より独立して選択される置換また
は非置換基である;但し、いずれのR32‐R44もいずれか他のR32‐R と一緒に結合して、共有環の一部を形成してよい;いずれの隣接R35‐R も結合して不飽和を形成してよい;存在するとき、置換基R35‐R38、R 37 ‐R40、R39‐R42またはR43およびR44のうちいずれか1つの
グループは結合して、置換または非置換縮合不飽和部分を形成してもよい。
【0032】 更に、式〔III〕および〔IV〕の漂白種のR32‐R56は式〔I〕および〔I
I〕のブリーチブースターのR‐R25と各々同一でもよい。このようなオキ
サジリジニウム化合物は、下記反応で、本発明の四級イミンから製造しうる:
【化32】
【0033】 漂白種‐漂白種(オキサジリジニウム)も、本発明に従い直接用いてよい。本
発明の漂白種は、下記式〔III〕および〔IV〕を有している:
【化33】 上記式中、mは0または1であり、nは0〜4の整数である;各R32はH、ア
ルキル、シクロアルキル、アリール、縮合アリール、ヘテロ環式環、縮合ヘテロ
環式環、ニトロ、ハロ、シアノ、スルホナト、アルコキシ、ケト、カルボキシル
およびカルボアルコキシ基からなる群より選択される置換または非置換基から独
立して選択される;2つの隣接R32置換基は結合して、縮合アリール、縮合カ
ルボ環式または縮合ヘテロ環式環を形成してもよい;R33はH、アルキル、シ
クロアルキル、アルカリール、アリール、アラルキル、ヘテロ環式環、ニトロ、
ハロ、シアノ、スルホナト、アルコキシ、ケト、カルボキシルおよびカルボアル
コキシ基からなる群より選択される置換または非置換基である;R34はH、ア
ルキル、シクロアルキル、アルカリール、アリール、アラルキル、ヘテロ環式環
および下記式で表わされる基からなる群より選択される置換または非置換基であ
る: ‐T‐(Z 上記式中ZはTへ共有結合されており、Zは‐CO 、‐SO 、‐
OSO 、‐SO および‐OSO からなる群より選択され、aは1ま
たは2である;Tは(1)‐(CH(R45))‐または‐(C(R45 )‐(R45は独立してHまたはC‐Cアルキルから選択される);(2)
‐CH(C)‐;(3)‐(CH(E)(CH‐(dは2
〜8であり、fは1〜3であり、Eは‐C(O)O‐である);(4)‐C(O
)NR46‐(R46はHまたはC‐Cアルキルである);および
【化34】 (上記式中xは0〜3である;Jは、存在するとき、独立して‐CR5152 ‐、‐CR5152CR5354‐および‐CR5152CR5354 CR5556‐からなる群より選択される;R47‐R56はH、C‐C アルキル、シクロアルキル、アルカリール、アリール、アラルキル、アルキレ
ン、ヘテロ環式環、アルコキシ、アリールカルボニル、カルボキシアルキルおよ
びアミド基からなる直鎖または分岐群より選択される置換または非置換基である
)からなる群より選択される;R35‐R42はH、直鎖または分岐C‐C アルキル、アルキレン、アルコキシ、アリール、アルカリール、アラルキル、
シクロアルキルおよびヘテロ環式環からなる群より独立して選択される置換また
は非置換基である;R43およびR44はH、酸素、直鎖または分岐C‐C アルキル、アルキレン、アルコキシ、アリール、アルカリール、アラルキル、
シクロアルキルおよびヘテロ環式環からなる群より独立して選択される置換また
は非置換基である;但し、いずれのR32‐R44もいずれか他のR32‐R と一緒に結合して、共有環の一部を形成してよい;いずれの隣接R35‐R も結合して不飽和を形成してよい;存在するとき、置換基R35‐R38、R 37 ‐R40、R39‐R42またはR43およびR44のうちいずれか1つの
グループは結合して、置換または非置換縮合不飽和部分を形成してもよい。
【0034】 好ましい漂白種には、(1)R34が直鎖または分岐C‐C14置換または
非置換アルキルからなる群より選択される、オキサジリジニウムカチオンまたは
オキサジリジニウム双極性イオン、あるいはR34が下記式で表わされる基であ
る: ‐T‐(Z (上記式中Zは‐CO 、‐SO または‐OSO であり、aは1で
あり、Tは下記からなる群より選択される:
【化35】 上記式中pは2〜4の整数であり、R57はHおよび直鎖または分岐C‐C 置換または非置換アルキルからなる群より独立して選択される)オキサジリジ
ニウム双極性イオン;(2)R33がHであり、R34が下記式で表わされる基
からなる群より選択される: ‐T‐(Z (上記式中Zは‐CO 、‐SO または‐OSO であり、aは1で
あり、Tは下記からなる群より選択される:
【化36】 上記式中pは2〜4の整数であり、R57はHおよび直鎖または分岐C‐C 置換または非置換アルキルからなる群より独立して選択される)正味負電荷を
有したオキサジリジニウムポリイオン;および(3)R33がHであり、Z
‐CO 、‐SO または‐OSO であり、aが2である、正味負電荷
を有したオキサジリジニウムポリイオンがあるが、それらに限定されない。
【0035】 本発明の別な面によると、カチオン性または双極性イオン洗濯ブリーチ増強化
合物が提供される。このようなブリーチ増強化合物は、好ましくは、:
【化37】 およびそれらの混合物からなる群より選択される:R32‐R44はR‐R と各々同一である;上記式中、mは0または1であり、nは0〜4の整数であ
る;RはH、アルキル、シクロアルキル、アリール、縮合アリール、ヘテロ環
式環、縮合ヘテロ環式環、ニトロ、ハロ、シアノ、スルホナト、アルコキシ、ケ
ト、カルボキシルおよびカルボアルコキシ基からなる群より選択される置換また
は非置換基から独立して選択される;2つの隣接R置換基は結合して、縮合ア
リール、縮合カルボ環式または縮合ヘテロ環式環を形成してもよい;RはH、
アルキル、シクロアルキル、アルカリール、アリール、アラルキル、ヘテロ環式
環、ニトロ、ハロ、シアノ、スルホナト、アルコキシ、ケト、カルボキシルおよ
びカルボアルコキシ基からなる群より選択される置換または非置換基である;R はH、アルキル、シクロアルキル、アルカリール、アリール、アラルキル、ヘ
テロ環式環および下記式で表わされる基からなる群より選択される置換または非
置換、飽和または不飽和基である: ‐T‐(Z 上記式中ZはTへ共有結合されており、Zは‐CO 、‐SO 、‐
OSO 、‐SO および‐OSO からなる群より選択され、aは1ま
たは2である;Tは(1)‐(CH(R14))‐または‐(C(R14 )‐(R14は独立してHまたはC‐Cアルキルから選択される);(2)
‐CH(C)‐;
【化38】 (5)‐(CH(E)(CH‐(dは2〜8であり、fは1〜3で
あり、Eは‐C(O)O‐である);(6)‐C(O)NR15‐(R15はH
またはC‐Cアルキルである);
【化39】 (上記式中xは0〜3である;Jは、存在するとき、独立して‐CR2021 ‐、‐CR2021CR2223‐および‐CR2021CR2223 CR2425‐からなる群より選択される;R16‐R25はH、C‐C アルキル、シクロアルキル、アルカリール、アリール、アラルキル、アルキレ
ン、ヘテロ環式環、アルコキシ、アリールカルボニル、カルボキシアルキルおよ
びアミド基からなる直鎖または分岐群より選択される置換または非置換基である
)からなる群より選択される;R‐R11はH、直鎖または分岐C‐C12 アルキル、アルキレン、アルコキシ、アリール、アルカリール、アラルキル、シ
クロアルキルおよびヘテロ環式環からなる群より独立して選択される置換または
非置換基である;R12およびR13はH、酸素、直鎖または分岐C‐C12 アルキル、アルキレン、アルコキシ、アリール、アルカリール、アラルキル、シ
クロアルキルおよびヘテロ環式環からなる群より独立して選択される置換または
非置換基である; 但し、式〔I〕の場合において、いずれのR‐R13もいずれか他のR
13と一緒に結合して、共有環の一部を形成してよい;いずれのgem-R‐R 11 も結合してカルボニルを形成してよい:いずれの隣接R‐R13も結合し
て不飽和を形成してよい;置換基R‐R、R‐RまたはR‐R13
うちいずれか1つのグループは結合して、置換または非置換縮合不飽和部分を形
成してもよい;但しG=NR12またはG=NR1213のとき、Rまたは
はアリール基ではなく、G=CR1011またはG=Oのとき、Rの正
味電荷は0ではない;および 但し、式〔II〕の場合において、いずれのR32‐R44もいずれか他のR ‐R44と一緒に結合して、共有環の一部を形成してよい;いずれのgem-R ‐R44も結合してカルボニルを形成してよい:いずれの隣接R35‐R44 も結合して不飽和を形成してよい;存在するとき、置換基R35‐R38、R ‐R40、R39‐R44のうちいずれか1つのグループは結合して、置換ま
たは非置換縮合不飽和部分を形成してもよい。
【0036】 本発明の別な態様において、洗濯の必要な布帛を洗濯するための方法が提供さ
れる。好ましい方法では、布帛を洗濯液と接触させる。その布帛には、通常の消
費者使用条件下で洗濯しうる、ほぼあらゆる布帛を含む。洗濯液はここで詳しく
記載されているような漂白組成物を含んでなる。水温は、好ましくは約0〜約5
0℃またはそれ以上である。水対布帛比は、好ましくは約1:1〜約15:1で
ある。 洗濯液は、洗浄界面活性剤、キレート化剤、洗浄酵素およびそれらの混合物か
らなる群より選択される少くとも1種の追加成分を更に含有してもよい。好まし
くは、洗濯液は漂白組成物の1%溶液中で約6〜約12、更に好ましくは約8〜
約10.5のpHを有している。
【0037】 本発明の別な面によると、洗濯添加製品が提供される。洗濯添加製品は、先に
詳しく記載されたようなブリーチ増強化合物を含んでなる。このような洗濯添加
製品は、追加の漂白有効性が望まれるときに、洗浄プロセスへの含有にとり理想
的に適するようになる。このような事例には低温溶液洗濯用途があるが、それに
限定されない。 洗濯添加製品は、先に詳しく記載されたようなペルオキシゲン源を更に含有し
ていることが望ましい。洗濯添加製品は、先に詳しく記載されたような過酸化水
素源またはペルオキシゲン源を含有した粉末または液体組成物も含有しうる。 更に、洗濯添加製品が過酸化水素源を含有しているならば、洗濯添加製品は、
先に詳しく記載されたようなブリーチアクチベーターを更に含有していることが
望ましい。
【0038】 好ましくは、洗濯添加製品は、ペルオキシゲン源が用いられて、高い漂白有効
性が望まれるときに、洗濯プロセスへの添加に向いた剤形でパッケージ化される
。このような単一剤形には丸剤、錠剤、ゲルキャップ、または他の単一投入単位
、例えば計量済み粉末または液体がある。フィラーまたはキャリア物質も、所望
であれば組成物の容量を増すために含有させてよい。適切なフィラーまたはキャ
リア物質は硫酸、炭酸およびケイ酸の様々な塩、並びにタルク、クレーなどから
選択されるが、それらに限定されない。液体組成物向けのフィラーまたはキャリ
ア物質には、水または低分子量一級および二級アルコール、例えばポリオール類
およびジオール類がある。例としてメタノール、エタノール、プロパノールおよ
びイソプロパノールがある。一価アルコールも用いてよい。組成物はこのような
物質を約5〜約90%含有してよい。酸性フィラーもpHを下げるために用いう
る。
【0039】 本発明のブリーチ増強化合物がアリールイミニウム双極性イオンまたはオキサ
ジリジニウム双極性イオン以外であるとき、適切なブリーチ適合性で電荷バラン
スをとれる対イオンも存在する。
【0040】ブリーチ増強化合物を含有した漂白組成物 前記のブリーチ増強化合物の使用に加えて、本発明のブリーチ増強化合物は、
他の漂白組成物において、それらの形にかかわらず、ペルオキシゲン源と一緒に
またはそれなしで、好ましくはそれと一緒に用いられる。例えば、ブリーチ増強
化合物は洗濯添加製品で用いられる。 本発明の漂白組成物において、ペルオキシゲン源は組成物の約0.1重量%(
1ppm)〜約60%(600ppm)、好ましくは組成物の約1重量%(10
ppm)〜約40%(400ppm)のレベルで存在し、ブリーチ増強化合物お
よび/または漂白種は組成物の約0.00001重量%(0.0001ppm)
〜約10%(100ppm)、好ましくは組成物の約0.0001重量%(0.
001ppm)〜約2%(20ppm)、更に好ましくは約0.005%(0.
05ppm)〜約0.5%(5ppm)、更に一層好ましくは約0.01%(0
.1ppm)〜約0.2%(2ppm)で存在する。最も好ましくは約0.02
%(0.2ppm)〜約0.1%(1ppm)。
【0041】 好ましくは、本発明ブリーチ組成物の漂白組成物は、洗浄液中で得られるブリ
ーチ増強化合物の濃度が約0.001〜約5ppmとなるような量で、ブリーチ
増強化合物および/または漂白種を含んでなる。
【0042】 更に、好ましくは、本発明のブリーチ組成物は、洗浄液中で得られるペルオキ
シゲン化合物対ブリーチ増強化合物および/または漂白種のモル比が、好ましく
は1:1より大きく、更に好ましくは10:1より大きく、更に一層好ましくは
50:1より大きくなるような量で、存在するならばペルオキシゲン化合物、お
よびブリーチ増強化合物および/または漂白種を含んでなる。ペルオキシゲン化
合物対ブリーチ増強化合物の好ましいモル比範囲は約30,000:1〜約10
:1、更に一層好ましくは約10,000:1〜約50:1、更になお一層好ま
しくは約5000:1〜約100:1、更に一層好ましくは約3500:1〜約
150:1である。
【0043】 変換値(ppm)は、1000ppmの使用時製品濃度をベースにして、例示
目的で示されている。重量で0.2%ブースターを含有した製品の1000pp
m洗浄液は、2ppmのブースター濃度となる。同様に、重量で0.2%ブース
ターを含有した製品の3500ppm洗浄液は、6.5ppmのブースター濃度
となる。
【0044】 本発明のブリーチ増強化合物をデリバリーするための方法、本発明の方法で特
に有用なこのようなブリーチ増強化合物を含有した漂白組成物(製品)をデリバ
リーするための方法は、ペルオキシゲン源および構造がここで記載されたブリー
チ増強化合物を含む水性媒体で汚れた基材を漂白するための好ましい方法にうま
く合うブリーチ増強化合物およびそれを含有した組成物であり、上記の媒体は媒
体1L当たり約0.05〜約250ppmのペルオキシゲン化合物からの活性酸
素、および0.001〜約5ppm、好ましくは約0.01〜約3ppm、更に
好ましくは約0.1〜約2ppm、最も好ましくは約0.2〜約1ppmの上記
ブリーチ増強化合物を含有している。 ペルオキシゲン源およびブリーチ増強化合物を含む水性媒体で汚れた基材を漂
白するためのこのような好ましい方法は、クリーニングの必要な汚れた基材の色
安全性が懸念される用途で、特に価値がある。このような用途において、好まし
い態様(例えば、0.01〜約3ppm)は許容しうる布帛色安全性を果たす上
で特に重要である。クリーニングの必要な汚れた基材の色安全性がさほど懸念さ
れない他の用途では、高い使用時濃度が好ましい。
【0045】 本発明の漂白組成物は、限定されないが、しみ漂白、転染阻止およびホワイト
ニングを含めた洗濯用途、硬質表面クリーニング、自動皿洗い用途、並びに義歯
、歯、髪および皮膚のような化粧品用途で有利に用いられる。しかしながら、低
温溶液で向上した漂白有効性および優れた漂白有効性という双方の独特な利点の
ために、本発明のブリーチブースターは、ブリーチ含有洗剤または洗濯ブリーチ
添加物の使用による布帛の漂白のような洗濯用途と理想的に合う。更に、本発明
のブリーチ増強化合物は顆粒および液体双方の組成物で用いられる。 ブリーチ増強化合物およびブリーチ増強化合物を含有した漂白組成物は、抗菌
剤および消毒剤として用いうる。
【0046】 したがって、本発明の漂白組成物は洗濯用途で望まれる様々な追加成分を含有
してよい。このような成分には、洗浄界面活性剤、ブリーチ触媒、ビルダー、キ
レート化剤、酵素、ポリマー汚れ放出剤、増白剤および様々な他の成分がある。
これら様々な追加成分を含有した組成物は、好ましくは、漂白組成物の1%溶液
中で、約6〜約12、好ましくは約8〜約10.5のpHを有している。 漂白組成物は好ましくは少くとも1種の洗浄界面活性剤、少くとも1種のキレ
ート化剤、少くとも1種の洗浄酵素を含有して、好ましくは、漂白組成物の1%
溶液中で、約6〜約12、好ましくは約8〜約10.5のpHを有している。し
かも、好ましくは、漂白組成物中に含有される少くとも1種の洗浄界面活性剤は
アニオン性界面活性剤である。
【0047】 本発明の別な態様において、洗濯の必要な布帛を洗濯するための方法が提供さ
れる。好ましい方法では、布帛を洗濯液と接触させる。その布帛には、通常の消
費者使用条件下で洗濯しうる、ほぼあらゆる布帛を含む。洗濯液はここで詳しく
記載されているような漂白組成物を含んでなる。水温は、好ましくは約0〜約5
0℃またはそれ以上である。水対布帛比は、好ましくは約1:1〜約15:1で
ある。 洗濯液は、洗浄界面活性剤、キレート化剤、洗浄酵素およびそれらの混合物か
らなる群より選択される少くとも1種の追加成分を更に含有してもよい。好まし
くは、洗濯液は漂白組成物の1%溶液中で約6〜約12、更に好ましくは約8〜
約10.5のpHを有している。
【0048】 本発明の別な面によると、洗濯添加製品が提供される。洗濯添加製品は、先に
詳しく記載されたようなブリーチ増強化合物を含んでなる。このような洗濯添加
製品は、追加の漂白有効性が望まれるときに、洗浄プロセスへの含有にとり理想
的に適するようになる。このような事例には低温および中温溶液洗濯用途がある
が、それに限定されない。 洗濯添加製品は、先に詳しく記載されたようなペルオキシゲン源を更に含有し
ていることが望ましい。洗濯添加製品は、先に詳しく記載されたような過酸化水
素源またはペルオキシゲン源を含有した粉末または液体組成物も含有しうる。 更に、洗濯添加製品が過酸化水素源を含有しているならば、洗濯添加製品は、
先に詳しく記載されたようなブリーチアクチベーターを更に含有していることが
望ましい。
【0049】 好ましくは、洗濯添加製品は、ペルオキシゲン源が用いられて、高い漂白有効
性が望まれるときに、洗濯プロセスへの添加に向いた剤形でパッケージ化される
。このような単一剤形には丸剤、錠剤、ゲルキャップ、または他の単一投入単位
、例えば計量済み粉末または液体がある。フィラーまたはキャリア物質も、所望
であれば組成物の容量を増すために含有させてよい。適切なフィラーまたはキャ
リア物質は硫酸、炭酸およびケイ酸の様々な塩、並びにタルク、クレーなどから
選択されるが、それらに限定されない。液体組成物向けのフィラーまたはキャリ
ア物質には、水または低分子量一級および二級アルコール、例えばポリオール類
およびジオール類がある。例としてメタノール、エタノール、プロパノールおよ
びイソプロパノールがある。一価アルコールも用いてよい。組成物はこのような
物質を約5〜約90%含有してよい。酸性フィラーもpHを下げるために用いう
る。
【0050】 好ましい漂白組成物は: (a)ペルオキシゲン源、および (b)ブリーチ増強化合物 を含んでなる漂白組成物であり、ペルオキシゲン源が活性になった後しばらくし
て、漂白組成物を含有した水溶液中でブリーチ増強化合物が活性になる。前記の
ようなペルオキシゲン源は、好ましくは: (i)過カルボン酸および塩、過炭酸および塩、過イミド酸および塩、ペルオ
キシ一硫酸および塩、およびそれらの混合物からなる群より選択される前形成過
酸化合物、および (ii)ペルボレート化合物、ペルカーボネート化合物、ペルホスフェート化合
物およびそれらの混合物からなる群より選択される過酸化水素源、およびブリー
チアクチベーター からなる群より選択される。
【0051】 漂白系‐本発明のブリーチ増強化合物に加えて、本発明の漂白組成物は好まし
くは漂白系を含有する。漂白系は典型的にはペルオキシゲン源を含んでなる。ペ
ルオキシゲン源は当業界で周知であり、本発明で用いられるペルオキシゲン源は
、ペルオキシゲン化合物と、消費者使用条件下で有効量のペルオキシゲンをその
場で形成する化合物とを含めて、これら周知の供給源のいずれであってもよい。
ペルオキシゲン源には、過酸化水素源、過酸化水素源およびブリーチアクチベー
ターの反応から過酸アニオンのその場での形成、前形成過酸化合物または適切な
ペルオキシゲン源の混合物がある。もちろん、当業者であれば、他のペルオキシ
ゲン源も発明の範囲から逸脱しなければ用いてよいことがわかるであろう。好ま
しくは、ペルオキシゲン源は: (i)過カルボン酸および塩、過炭酸および塩、過イミド酸および塩、ペルオ
キシ一硫酸および塩、およびそれらの混合物からなる群より選択される前形成過
酸化合物、および (ii)ペルボレート化合物、ペルカーボネート化合物、ペルホスフェート化合
物およびそれらの混合物からなる群より選択される過酸化水素源、およびブリー
チアクチベーター からなる群より選択される。 存在するとき、ペルオキシゲン源(過酸および/または過酸化水素源)は、典
型的には組成物の約1重量%、好ましくは約5%〜約30%、好ましくは約20
%のレベルである。存在するとき、ブリーチアクチベーターの量は、典型的には
、漂白剤+ブリーチアクチベーターを含有した漂白組成物の約0.1重量%、好
ましくは約0.5%〜約60%、好ましくは約40%である。
【0052】 a.前形成過酸‐ここで用いられるような前形成過酸化合物は、安定であって
、消費者使用条件下で有効量の過酸アニオンを形成する、いかなる好都合な化合
物でもよい。本発明のブリーチブースターは、もちろん、過カルボン酸および塩
、過炭酸および塩、過イミド酸および塩、ペルオキシ一硫酸および塩、およびそ
れらの混合物からなる群より選択される前形成過酸化合物と併用してもよく、そ
の例はMiracleらのUS特許5,576,282で記載されている。
【0053】 適切な有機ペルオキシカルボン酸の1種は下記一般式を有している:
【化40】 上記式中Rは1〜約22の炭素原子を有するアルキレンもしくは置換アルキレン
基、またはフェニレンもしくは置換フェニレン基であり、Yは水素、ハロゲン、
アルキル、アリール、‐C(O)OHまたは‐C(O)OOHである。
【0054】 本発明で使用に適した有機ペルオキシ酸は1または2つのペルオキシ基を有す
ることができ、脂肪族でもまたは芳香族でもよい。有機ペルオキシカルボン酸が
脂肪族であるとき、非置換過酸は下記一般式を有している:
【化41】 上記式中Yは例えばH、CH、CHCl、C(O)OHまたはC(O)OO
Hであり、nは0〜20の整数である。有機ペルオキシカルボン酸が芳香族であ
るとき、非置換過酸は下記一般式を有している:
【化42】 上記式中Yは、例えば水素、アルキル、アルキルハロゲン、ハロゲン、C(O)
OHまたはC(O)OOHである。
【0055】 ここで有用な典型的モノペルオキシ酸には、アルキルおよびアリールペルオキ
シ酸、例えば: (i)ペルオキシ安息香酸および環置換ペルオキシ安息香酸、例えばペルオキ
シ‐a‐ナフトエ酸、モノペルオキシフタル酸(マグネシウム塩六水物)および
o‐カルボキシベンズアミドペルオキシヘキサン酸(ナトリウム塩) (ii)脂肪族、置換脂肪族およびアリールアルキルモノペルオキシ酸、例えばペ
ルオキシラウリン酸、ペルオキシステアリン酸、N‐ノナノイルアミノペルオキ
シカプロン酸(NAPCA)、N,N‐(3‐オクチルサクシノイル)アミノペ
ルオキシカプロン酸(SAPA)およびN,N‐フタロイルアミノペルオキシカ
プロン酸(PAP) (iii)アミドペルオキシ酸、例えばペルオキシコハク酸(NAPSA)または
ペルオキシアジピン酸(NAPAA)のモノノニルアミド がある。
【0056】 ここで有用な典型的ジペルオキシ酸には、アルキルジペルオキシ酸およびアリ
ールジペルオキシ酸、例えば (iv)1,12‐ジペルオキシドデカン二酸 (v)1,9‐ジペルオキシアゼライン酸 (vi)ジペルオキシブラシル酸、ジペルオキシセバシン酸およびジペルオキシイ
ソフタル酸 (vii)2‐デシルジペルオキシブタン‐1,4‐二酸 (viii)4,4′‐スルホニルビスペルオキシ安息香酸 がある。
【0057】 このような漂白剤は、1984年11月20日付で発行されたHartmanのUS
特許4,483,781、BurnsらのUS特許4,634,551、1985年
2月20日付で公開されたBanksらの欧州特許出願0,133,354、および
1983年11月1日付で発行されたChungらのUS特許4,412,934で
開示されている。その供給源には、1987年1月6日付で発行されたBurnsら
のUS特許4,634,551で詳しく記載されているような6‐ノニルアミノ
‐6‐オキソペルオキシカプロン酸もある。例えばE.I.DuPont de Nemours of W
ilmington,DE製造のOXONEのようなペルサルフェート化合物も、ペルオキシ一硫
酸の適切な供給源として用いうる。
【0058】 b.過酸化水素源‐過酸化水素源はいかなる適切な過酸化水素源でもよく、U
S特許5,576,282で詳しく記載されているようなレベルで存在する。例
えば、過酸化水素源にはペルボレート化合物、ペルカーボネート化合物、ペルホ
スフェート化合物およびそれらの混合物からなる群より選択される。 過酸化水素源はここで組み込まれるKirk Othmer's Encyclopedia of Chemical
Technology,4th Ed.(1992,John Wiley & Sons),Vol.4,pp.271-300"Bleaching A
gents(Survey)"で詳細に記載されており、様々な被覆および修飾された形を含め
て、様々な形のナトリウムペルボレートおよびナトリウムペルカーボネートがあ
る。
【0059】 ここで用いられる好ましい過酸化水素源は、過酸化水素自体を含めて、いかな
る好都合な供給源でもよい。例えば、ペルボレート、例えばナトリウムペルボレ
ート(あらゆる水和物、但し好ましくは一または四水物)、ナトリウムカーボネ
ートペルオキシヒドレートまたは相当するペルカーボネート塩、ナトリウムピロ
ホスフェートペルオキシヒドレート、尿素ペルオキシヒドレートまたは過酸化ナ
トリウムがここでは用いうる。ペルサルフェートブリーチ(例えば、DuPont製の
OXONE)のような有効酸素源も有用である。ナトリウムペルボレート一水物およ
びナトリウムペルカーボネートが特に好ましい。いかなる好都合な過酸化水素源
の混合物も用いうる。
【0060】 好ましいペルカーボネートブリーチは約500〜約1000μm範囲の平均粒
径を有した乾燥粒子からなり、その粒子の約10重量%以下は約200μmより
小さく、上記粒子の約10重量%以下は約1250μmより大きい。場合により
、ペルカーボネートはシリケート、ボレートまたは水溶性界面活性剤で被覆して
もよい。ペルカーボネートは、FMC、SolvayおよびTokai Denkaのような様々
な供給元から市販されている。
【0061】 本発明の組成物は漂白剤として塩素タイプ漂白物質も含んでよい。このような
剤は当業界で周知であり、例えばナトリウムジクロロイソシアヌレート(“Na
DCC”)がある。しかしながら、塩素タイプブリーチは、酵素を含んだ組成物
ではさほど好ましくない。
【0062】 c.ブリーチアクチベーター‐好ましくは、組成物中におけるペルオキシゲン
源はアクチベーター(過酸前駆体)と共に処方される。アクチベーターは、組成
物の約0.01重量%、好ましくは約0.5%、更に好ましくは約1%〜約15
%、好ましくは約10%、更に好ましくは約8%のレベルで存在する。ここで用
いられるようなブリーチアクチベーターは、過酸化水素源と併用されたときに、
ブリーチアクチベーターに相当する過酸をその場で形成しうる、いかなる化合物
でもよい。アクチベーターの様々な非制限例は、US特許5,576,282、
US特許4,915,854およびUS特許4,412,934で詳しく開示さ
れている。ここで有用な他の典型的なブリーチおよびアクチベーターについては
US4,634,551も参照。
【0063】 好ましいアクチベーターは、テトラアセチルエチレンジアミン(TAED)、
ベンゾイルカプロラクタム(BzCL)、4‐ニトロベンゾイルカプロラクタム
、3‐クロロベンゾイルカプロラクタム、ベンゾイルオキシベンゼンスルホネー
ト(BOBS)、ノナノイルオキシベンゼンスルホネート(NOBS)、フェニ
ルベンゾエート(PhBz)、デカノイルオキシベンゼンスルホネート(C10 ‐OBS)、ベンゾイルバレロラクタム(BZVL)、オクタノイルオキシベン
ゼンスルホネート(C‐OBS)、ペルヒドロライズ性エステルおよびそれら
の混合物、最も好ましくはベンゾイルカプロラクタムおよびベンゾイルバレロラ
クタムからなる群より選択される。約8〜約9.5のpH範囲で特に好ましいブ
リーチアクチベーターは、OBSまたはVL脱離基を有したものから選択される
【0064】 好ましい疎水性ブリーチアクチベーターには、ノナノイルオキシベンゼンスル
ホネート(NOBS)、4‐〔N‐(ノナノイル)アミノヘキサノイルオキシ〕
ベンゼンスルホネートナトリウム塩(NACA‐OBS)(その例はUS特許5
,523,434で記載されている)、ラウロイルオキシベンゼンスルホネート
(LOBSまたはC12‐OBS)、10‐ウンデセノイルオキシベンゼンスル
ホネート(10位に不飽和のUDOBSまたはC11‐OBS)およびデカノイ
ルオキシ安息香酸(DOBA)があるが、それらに限定されない。
【0065】 好ましいブリーチアクチベーターは、1997年12月16日付で発行された
ChristieらのUS5,698,504、1997年12月9日付で発行されたCh
ristieらのUS5,695,679、1997年11月11日付で発行されたWi
lleyらのUS5,686,401、1997年11月11日付で発行されたHart
shornらのUS5,686,014、1995年4月11日付で発行されたWille
yらのUS5,405,412、1995年4月11日付で発行されたWilleyら
のUS5,405,413、1992年7月14日付で発行されたMitchelらの
US5,130,045および1983年11月1日付で発行されたChungらの
US4,412,934、および同時係属特許出願USSN08/709,07
2、08/064,564で記載されたものであり、それらすべてが参考のため
ここに組み込まれる。
【0066】 本発明におけるペルオキシゲン漂白化合物(AvOとして)対ブリーチアクチ
ベーターのモル比は、通常少くとも1:1、好ましくは約20:1、更に好まし
くは約10:1〜約1:1、好ましくは約3:1の範囲である。
【0067】 四級置換ブリーチアクチベーターも含有させてよい。本漂白組成物は、好まし
くは四級置換ブリーチアクチベーター(QSBA)または四級置換過酸(QSP
)、更に好ましくは前者を含んでなる。好ましいQSBA構造は、1997年1
1月11日付で発行されたWilleyらのUS5,686,015、1997年8月
5日付で発行されたTaylorらのUS5,654,421、1995年10月24
日付で発行されたGosselinkらのUS5,460,747、1996年12月1
7日付で発行されたMiracleらのUS5,584,888および1996年11
月26日付で発行されたTaylorらのUS5,578,136で更に記載されてお
り、それらすべてが参考のためここに組み込まれる。
【0068】 ここで有用な高度に好ましいブリーチアクチベーターは、各々が前記で引用さ
れたUS5,698,504、US5,695,679およびUS5,686,
014で記載されているように、アミド置換されている。このようなブリーチア
クチベーターの好ましい例には、(6‐オクタンアミドカプロイル)オキシベン
ゼンスルホネート、(6‐ノナンアミドカプロイル)オキシベンゼンスルホネー
ト、(6‐デカンアミドカプロイル)オキシベンゼンスルホネートおよびそれら
の混合物がある。
【0069】 各々が前記で引用されたUS5,698,504、US5,695,679、
US5,686,014、および1990年10月30日付で発行されたHodge
らのUS4,966,723で開示されている他の有用なアクチベーターには、
1,2位で部分‐C(O)OC(R)=N‐が縮合されたC環のような
ベンゾオキサジンタイプアクチベーターがある。
【0070】 アクチベーターおよび用途そのものに応じて、良い漂白結果が約6〜約13、
好ましくは約9.0〜約10.5の使用時pHを有する漂白系から得られる。典
型的には、例えば、電子求引部分を有したアクチベーターは中性付近またはほぼ
中性のpH範囲で用いられる。アルカリおよび緩衝剤がこのようなpHを確保す
るために用いうる。
【0071】 各々が前記で引用されたUS5,698,504、US5,695,679お
よびUS5,686,014で記載されているようなアシルラクタムアクチベー
ター、特にアシルカプロラクタム(例えばWO94‐28102A参照)および
アシルバレロラクタム(参考のためここに組み込まれる、1996年4月2日付
で発行されたWilleyらのUS5,503,639参照)が、ここでは非常に有用
である。
【0072】 d.有機ペルオキシド、特にジアシルペルオキシド‐前記の漂白剤に加えて、
本発明の漂白組成物は有機ペルオキシドを場合により含有しうる。有機ペルオキ
シドはKirk Othmer,Encyclopedia of Chemical Technology,Vol.17,John Wiley
and Sons,1982,pp.27-90、特にpp.63-72で詳細に記載されており、すべて参考の
ためここに組み込まれる。ジアシルペルオキシドが用いられるときには、しみ付
き/皮膜化の悪影響を最少で済ませるものが好ましい。
【0073】 e.金属含有ブリーチ触媒‐漂白組成物は、金属含有ブリーチ触媒、好ましく
はマンガンおよびコバルト含有ブリーチ触媒も場合により含有しうる。 1つのタイプの金属含有ブリーチ触媒は、所定ブリーチ触媒活性の遷移金属カ
チオン、例えば銅、鉄、チタン、ルテニウム、タングステン、モリブデンまたは
マンガンカチオン、ブリーチ触媒活性をほとんどまたは全く有しない補助金属カ
チオン、例えば亜鉛またはアルミニウムカチオン、触媒および補助金属カチオン
に対して所定の安定定数を有するイオン封鎖剤、特にエチレンジアミン四酢酸、
エチレンジアミンテトラ(メチレンホスホン酸)およびそれらの水溶性塩を含ん
でなる触媒系である。このような触媒は、1982年2月2日付で発行されたBr
aggのUS4,430,243で開示されている。
【0074】 i.マンガン金属錯体‐所望であれば、本組成物はマンガン化合物により触
媒されうる。このような化合物および使用レベルは当業界で周知であり、例えば
1996年11月19日付で発行されたMiracleらのUS5,576,282、
1993年9月21日付で発行されたFavreらのUS5,246,621、19
93年9月14日付で発行されたFavreらのUS5,244,594、1993
年3月16日付で発行されたJurellerらのUS5,194,416、1992年
5月19日付で発行されたvan VlietらのUS5,114,606、欧州特許出
願公開549,271A1、549,272A1、544,440A2および5
44,490A1で開示されたマンガンベース触媒がある。これら触媒の好まし
い例には、MnIV (u‐O)(1,4,7‐トリメチル‐1,4,7‐トリ
アザシクロノナン)(PF、MnIII (u‐O)(u‐OAc)
(1,4,7‐トリメチル‐1,4,7‐トリアザシクロノナン)(ClO、MnIV (u‐O)(1,4,7‐トリアザシクロノナン)(ClO 、MnIIIMnIV (u‐O)(u‐OAc)(1,4,7‐トリメ
チル‐1,4,7‐トリアザシクロノナン)(ClO、MnIV(1,4
,7‐トリメチル‐1,4,7‐トリアザシクロノナン)(OCH(PF )およびそれらの混合物がある。他の金属ベースブリーチ触媒には、参考のた
めここで先に組み込まれたUS4,430,243および1992年5月19日
付で発行されたvan KralingenのUS5,114,611で開示されたものがあ
る。漂白性を高める上でマンガンと様々な錯体配位子との使用も、次で報告され
ている:1988年3月1日付で発行されたRerekのUS4,728,455、
1994年2月8日付で発行されたMadisonのUS5,284,944、199
3年9月21日付で発行されたvan DijkらのUS5,246,612、1993
年10月26日付で発行されたKerschnerらのUS5,256,779、199
4年1月18日付で発行されたKerschnerらのUS5,280,117、199
3年12月28日付で発行されたKerschnerらのUS5,274,147、19
92年10月6日付で発行されたKerschnerらのUS5,153,161および
1993年7月13日付で発行されたMartensらのUS5,227,084
【0075】 ii.コバルト金属錯体‐ここで有用なコバルトブリーチ触媒は公知であり、
例えば、1997年1月28日付で発行されたPerkinsらのUS5,597,9
36、1997年1月21日付で発行されたMiracleらのUS5,595,96
7、1997年12月30日付で発行されたPerkinsらのUS5,703,03
0およびM.L.Tobe,"Base Hydrolysis of Transition-Metal Complexes",Adv.Ino rg.Bioinorg.Mech. ,(1983),2,pages 1-94で記載されている。ここで有用な最も
好ましいコバルト触媒は、式〔Co(NHOAc〕T(“OAc”はア
セテート部分を表わし、“T”はアニオンである)を有するコバルトペンタア
ミン酢酸塩、特にコバルトペンタアミン酢酸クロリド〔Co(NHOAc
〕Cl、並びに〔Co(NHOAc〕(OAc)、〔Co(NH OAc〕(PF、〔Co(NHOAc〕(SO)、〔Co(N
OAc〕(BFおよび〔Co(NHOAc〕(NO (以下“PAC”)である。 これらのコバルト触媒は、例えば、先に引用されたUS特許5,597,93
6、5,595,967、5,703,030、先に引用されたTobeの論文およ
び1989年3月7日付で発行されたDiakunらのUS特許4,810,410; J.Chem.Ed. (1989),66(12),1043-45;The Synthesis and Characterization of I
norganic Compounds,W.L.Jolly(Prentice-Hall;1970),pp.461-3;Inorg.Chem.,1 8 ,1497-1502(1979);Inorg.Chem.,21,2881-2885(1982);Inorg.Chem.,18,2023-2
025(1979);Inorg.Synthesis,173-176(1960);およびJournal of Physical Chem istry ,56,22-25(1952)で開示されているような、公知の操作により容易に製造さ
れる。
【0076】 iii.大多環式硬質配位子の遷移金属錯体‐本組成物は、適切には、ブリーチ
触媒として、大多環式硬質配位子の遷移金属錯体も含有してよい。“大多環式硬
質配位子”という語句は以下でときには“MRL”と略記される。用いられる量
は、触媒有効量、適切には約1ppb以上、例えば約99.9%以内、更に典型
的には約0.001ppm以上、好ましくは約0.05〜約500ppmである
(“ppb”は重量で部/十億を表わし、“ppm”は重量で部/百万を表わす
)。
【0077】 適切な遷移金属、例えばMnが以下で説明されている。“大多環式”とは、M
RLがマクロサイクルおよび多環式の双方であることを意味している。“多環式
”とは少くとも二環式を意味する。ここで用いられている“硬質”という用語に
は、“超構造を有して”、“架橋された”ことを含んでいる。“硬質”は軟質の
反意語として規定されている:参考のため組み込まれるD.H.Busch.,Chemical Re views ,(1993),93,847-860参照。更に詳しくは、ここで用いられている“硬質”
とは、MRLでみられる超構造(特に連結部分、または好ましくは架橋部分)を
欠いたこと以外は同一である(主環で、同一の環サイズおよびタイプ、および原
子数を有する)マクロサイクル(“親マクロサイクル”)よりも、MRLが確実
に硬くなければならないことを意味する。超構造を有するおよび有しないマクロ
サイクルの相対的硬さを調べる上で、実施者は遊離形の(金属結合形ではない)
マクロサイクルを用いる。硬さはマクロサイクルを比較する上で有用なことがよ
く知られている;硬さを決定、測定または比較するために適した手法にはコンピ
ューター法がある(例えば、Zimmer,Chemical Reviews,(1995),95(38),2629-264
8またはHancock et al.,Inorganica Chimica Acta,(1989),164,73-84参照)。 ここで好ましいMRLは、架橋された特定タイプの超硬質配位子である。“架
橋”は下記1.11で非制限的に説明されている。1.11において、架橋は‐
CHCH‐部分である。それは例示構造でNおよびNを橋かけしている
。比較のため、“同側”橋は、例えば1.11でNとN12とに導入されてい
ると、“架橋”を構築する上で十分ではなく、そのため好ましくはない。
【0078】 硬質配位子錯体で適切な金属にはMn(II)、Mn(III)、Mn(IV)、Mn(V
)、Fe(II)、Fe(III)、Fe(IV)、Co(I)、Co(II)、Co(III)、Ni
(I)、Ni(II)、Ni(III)、Cu(I)、Cu(II)、Cu(III)、Cr(II)、
Cr(III)、Cr(IV)、Cr(V)、Cr(VI)、V(III)、V(IV)、V(V)、M
o(IV)、Mo(V)、Mo(VI)、W(IV)、W(V)、W(VI)、Pd(II)、Ru(I
I)、Ru(III)およびRu(IV)がある。本遷移金属ブリーチ触媒で好ましい遷移
金属には、マンガン、鉄およびクロムがある。
【0079】 更に一般的には、本MRL(および、それに対応した遷移金属触媒)は、適切
には: (a)4以上のヘテロ原子を有した少くとも1つのマクロサイクル主環、並びに
(b)好ましくは、 (i)連結部分のような橋かけ超構造 (ii)架橋連結部分のような架橋超構造、および (iii)それらの組合せ から選択される、マクロサイクルの硬さを増せる、共有結合された非金属超構造
から構成されている。 “超構造”という用語は、Buschらによる論文で規定されているように、ここ
でも用いられている(例えばBusch,"Chemical Reviews"の論文参照)。
【0080】 ここで好ましい超構造は、親マクロサイクルの硬さを高めるのみならず、裂け
目のある形で金属と配位するようなマクロサイクルの折りたたみにとっても好ま
しい。適切な超構造は著しく簡単でもよく、例えば以下の図1および図2で示さ
れたような連結部分が用いうる:
【化43】 上記式中nは整数、例えば2〜8、好ましくは6未満、典型的には2〜4である
;または
【化44】 上記式中mおよびnは約1〜8、更に好ましくは1〜3の整数である;ZはNま
たはCHである;Tは適合性置換基、例えばH、アルキル、トリアルキルアンモ
ニウム、ハロゲン、ニトロ、スルホネートなどである。1.10の芳香環は飽和
環で置き換えてもよく、その場合に環中に結合されるZの原子にはN、O、Sま
たはCがある。
【0081】 適切なMRLは下記化合物で非制限的に更に示される:
【化45】 これは、シクラムの高度に好ましい架橋メチル置換(すべて三級窒素原子)誘
導体である、本発明によるMRLである。公式には、この配位子は、拡大von Ba
eyer系を用いると、5,12‐ジメチル‐1,5,8,12‐テトラアザビシク
ロ〔6.6.2〕ヘキサデカンと称される。"A Guide to IUPAC Nomenclature o
f Orgnic Compounds: Recommendations 1993",R.Panico,W.H.Powell & J.C.Rich
er(Eds.),Blackwell Scientific Publications,Boston,1993参照;特にセクショ
ンR-2.4.2.1参照。
【0082】 本発明の組成物で使用に適した大環式硬質配位子の遷移金属ブリーチ触媒には
、一般的に、ここでの定義と一致する公知化合物、並びに、更に好ましくは、本
洗濯またはクリーニング向けに特別にデザインされて、以下で非制限的に例示さ
れた多数の新規化合物がある: ジクロロ‐5,12‐ジメチル‐1,5,8,12‐テトラアザビシクロ〔6
.6.2〕ヘキサデカンマンガン(II) ジアコ‐5,12‐ジメチル‐1,5,8,12‐テトラアザビシクロ〔6.
6.2〕ヘキサデカンマンガン(II)ヘキサフルオロホスフェート アコ‐ヒドロキシ‐5,12‐ジメチル‐1,5,8,12‐テトラアザビシ
クロ〔6.6.2〕ヘキサデカンマンガン(III)ヘキサフルオロホスフェート ジアコ‐5,12‐ジメチル‐1,5,8,12‐テトラアザビシクロ〔6.
6.2〕ヘキサデカンマンガン(II)テトラフルオロボレート ジクロロ‐5,12‐ジメチル‐1,5,8,12‐テトラアザビシクロ〔6
.6.2〕ヘキサデカンマンガン(III)ヘキサフルオロホスフェート ジクロロ‐5,12‐ジ‐n‐ブチル‐1,5,8,12‐テトラアザビシク
ロ〔6.6.2〕ヘキサデカンマンガン(II) ジクロロ‐5,12‐ジベンジル‐1,5,8,12‐テトラアザビシクロ〔
6.6.2〕ヘキサデカンマンガン(II) ジクロロ‐5‐n‐ブチル‐12‐メチル‐1,5,8,12‐テトラアザビ
シクロ〔6.6.2〕ヘキサデカンマンガン(II) ジクロロ‐5‐n‐オクチル‐12‐メチル‐1,5,8,12‐テトラアザ
ビシクロ〔6.6.2〕ヘキサデカンマンガン(II) ジクロロ‐5‐n‐ブチル‐12‐メチル‐1,5,8,12‐テトラアザビ
シクロ〔6.6.2〕ヘキサデカンマンガン(II)
【0083】 f.他のブリーチ触媒‐本組成物は1種以上の他のブリーチ触媒を含んでもよ
い。好ましいブリーチ触媒は、US特許5,576,282(特に3‐(3,4
‐ジヒドロイソキノリニウム)プロパンスルホネート)で記載された双極性ブリ
ーチ触媒である。他のブリーチ触媒には、US特許5,360,569、5,4
42,066、5,478,357、5,370,826、5,482,515
、5,550,256、並びにWO95/13351、WO95/13352お
よびWO95/13353で記載されているカチオン性ブリーチ触媒がある。
【0084】 実際問題として、例示ではなく、本組成物およびクリーニングプロセスは水性
洗浄媒体中に少くとも0.01ppm程度で活性ブリーチ触媒種を供給するよう
に調整され、洗浄液中に好ましくは約0.01〜約25ppm、更に好ましくは
約0.05〜約10ppm、最も好ましくは約0.1〜約5ppmのブリーチ触
媒種を供給する。自動洗浄プロセスの洗浄液中でこのようなレベルを得るために
は、典型的な本組成物はクリーニング組成物の約0.0005〜約0.2重量%
、更に好ましくは約0.004〜約0.08%のブリーチ触媒、特にマンガンま
たはコバルト触媒を含む。
【0085】 好ましくは、ペルオキシゲン源は、ペルボレート化合物、ペルカーボネート化
合物、ペルホスフェート化合物およびそれらの混合物からなる群より選択される
過酸化水素源、およびブリーチアクチベーターから選択される。 好ましくは、ブリーチアクチベーターはここで開示されたような疎水性ブリー
チアクチベーターからなる群より選択される。 このような漂白組成物の目的は、ブリーチ増強化合物の望ましくない分解を抑
え、およびブリーチ増強化合物の利用可能前に、洗浄液中において汚れた布帛の
ようなクリーニングの必要な布帛に対する漂白性能を過酸にもたらすことである
。 過酸が洗浄液中で活性になるときと、ブリーチ増強化合物が活性になるときと
の時間差は、約1秒間〜約24時間である。一方、ブリーチ増強化合物は洗浄液
中で比較的安定であるため、ブリーチ増強化合物が活性または利用可能になった
後で、過酸が洗浄液中で活性化することもある。
【0086】 (本発明と一緒に用いてもまたはそうでなくてもよい)遅延型添加漂白組成物
の目的は、ブリーチ増強化合物の導入前に、洗浄液中で汚れた布帛のようなクリ
ーニングの必要な布帛に対する最大漂白性能を過酸にもたらすことである。換言
すると、クリーニングの必要な布帛が洗浄液へ加えられた後で、洗浄液中で活性
化するブリーチ増強化合物を、漂白組成物が含有することである。ブリーチ増強
化合物の遅延型(制御的)添加のための方法は、1999年8月27日付で出願
された“処方成分の制御的利用可能性、それを用いた組成物および洗濯方法”と
題する同時係属および共同所有US仮特許出願(P&G代理人事件No.774
9P)で更に詳細に記載されている。
【0087】 一方、ブリーチ増強化合物は高い安定性をもてるため、クリーニングの必要な
布帛が洗浄液へ加えられる前に、洗浄液中で活性になるブリーチ増強化合物を含
有した漂白組成物も用いてよい。 本発明の漂白組成物は、先に記載された1種以上のブリーチブースターに加え
て、漂白組成物中に存在するブリーチ増強化合物および/または酵素と好ましく
は適合する1種以上のクリーニング添加物質も含んでなる。ここで用いられてい
る“適合性”という用語は、ブリーチ増強化合物および/または酵素が通常の使
用状況下で所望どおりに有効でなくなる程度まで、漂白組成物が漂白組成物中に
存在するブリーチ増強化合物の漂白活性および/または酵素の酵素活性を減少さ
せないことを意味する。ここで用いられている“クリーニング添加物質”という
用語は、望まれる漂白組成物の具体的タイプおよび製品の形態(例えば、液体、
顆粒、粉末、バー、ペースト、スプレー、錠剤、ゲル、フォーム組成物)に合わ
せて選択されるあらゆる液体、固体または気体物質を意味するが、その物質は本
組成物で用いられるプロテアーゼ酵素および漂白剤とも好ましくは適合しうる。
顆粒組成物は“コンパクト”形態でもよく、液体組成物は“濃縮”形態でもよい
【0088】 クリーニング補助物質の具体的選択は、クリーニングされる表面、物品または
布帛、および使用中(例えば、洗浄洗剤使用中)のクリーニング条件に応じた組
成物の望ましい形態について考慮することにより容易に行われる。適切なクリー
ニング補助物質の例には、US特許5,705,464、5,710,115、
5,698,504、5,695,679、5,686,014および5,64
6,101で記載されたような、界面活性剤、ビルダー、ブリーチ、ブリーチア
クチベーター、ブリーチ触媒、他の酵素、酵素安定系、キラント、蛍光増白剤、
汚れ放出ポリマー、転染剤、分散剤、起泡抑制剤、染料、香料、着色料、フィラ
ー塩、ヒドロトロープ、フォトアクチベーター、蛍光剤、布帛コンディショナー
、加水分解性界面活性剤、保存剤、酸化防止剤、縮み防止剤、しわ防止剤、殺菌
剤、殺真菌剤、カラースペクル(color speckle)、シルバーケア、さび防止およ
び/または腐食防止剤、アルカリ源、溶解剤、キャリア、加工助剤、顔料および
pHコントロール剤があるが、それらに限定されない。具体的な漂白組成物物質
は後で詳細に例示されている。
【0089】 クリーニング添加物質が漂白組成物でプロテアーゼ変種と適合しないならば、
二成分の組合せが適当となるまでクリーニング添加物質およびプロテアーゼ変種
を別々にしておける(互いに接触させない)適切な方法も用いてよい。適切な方
法は、ゲルカップ、カプセル化、錠剤、物理的隔離などのように、当業界で公知
のいかなる方法であってもよい。
【0090】 適切な漂白組成物には、形態上制限されない、硬質表面をクリーニングするた
めの洗剤組成物(例えば、液体、顆粒、ペースト、フォーム、スプレーなど);
形態上制限されない、布帛をクリーニングするための洗剤組成物(例えば、顆粒
、液体および固形処方物など);皿洗い組成物(形態上制限されず、顆粒および
液体双方の自動皿洗いを含む);形態上制限されない口内漂白組成物(例えば、
歯磨剤、練歯磨剤および洗口液処方物);形態上制限されない義歯漂白組成物(
例えば、液体、錠剤)がある。
【0091】 本発明の布帛漂白組成物は主に洗濯機の洗浄サイクルで用いるためにあるが、
しかしながらひどく汚れた布帛向けの前処理製品、または浸漬製品のような他の
使用も考えられる;その使用は必ずしも洗濯機関連に限定されず、本発明の組成
物は単独でもまたは適合する手洗い用組成物と併用してもよい。
【0092】 漂白組成物は、組成物の約1〜約99.9重量%のクリーニング添加物質を含
有してもよい。 ここで用いられる“非布帛漂白組成物”には、硬質表面漂白組成物、皿洗い用
組成物、口内漂白組成物、義歯漂白組成物およびパーソナルクレンジング組成物
がある。 本発明の漂白組成物が洗濯機洗浄法で使用に適した組成物として処方されると
き、本発明の組成物は、好ましくは、界面活性剤およびビルダー化合物の双方と
、好ましくは有機ポリマー化合物、漂白剤、追加酵素、起泡抑制剤、分散剤、ラ
イムソープ分散剤、汚れ懸濁および再付着防止剤、および腐食抑制剤から選択さ
れる1種以上のクリーニング添加物質を更に含有している。洗濯組成物は追加ク
リーニング添加物質として柔軟剤も含有しうる。 本発明の組成物は、固体または液体形態で洗剤添加製品としても用いうる。こ
のような添加製品は慣用的洗剤組成物の性能を補強または増強させるためにあり
、クリーニングプロセスのいかなる段階で加えてもよい。
【0093】 手皿洗い法向けの組成物として処方されるとき、本発明の組成物は、好ましく
は、界面活性剤および、好ましくは有機ポリマー化合物、泡増強剤、II族金属イ
オン、溶媒、ヒドロトロープおよび追加酵素から選択される他のクリーニング添
加物質を含有している。
【0094】 必要であれば、本洗濯洗剤組成物の密度は20℃で測定された組成物で400
〜1200g/L、好ましくは600〜950g/Lである。 本漂白組成物の“コンパクト”形態は、密度と、組成面では無機フィラー塩の
量で最もよく反映される;無機フィラー塩は粉末形態をした洗剤組成物で慣用的
な成分である;慣用的な洗剤組成物では、フィラー塩は実質量、典型的には全組
成物の17〜35重量%で存在する。コンパクト組成物において、フィラー塩は
全組成物の15重量%を超えない、好ましくは組成物の10%を超えない、最も
好ましくは5%を超えない量で存在する。本組成物で意味されるような無機フィ
ラー塩は、サルフェートおよびクロリドのアルカリおよびアルカリ土類金属塩か
ら選択される。好ましいフィラー塩は硫酸ナトリウムである。
【0095】 本発明による液体漂白組成物は“濃縮形態”でもよく、このような場合に、本
発明による液体漂白組成物は慣用的な液体洗剤と比較して少量の水を含有してい
る。典型的には、濃縮液体漂白組成物の水分は、好ましくは漂白組成物の40重
量%以下、更に好ましくは30%以下、最も好ましくは20%以下である。
【0096】クリーニング添加物質 本発明の目的にとり必須ではないが、後で記載される数種の慣用的な添加物も
本漂白組成物で使用に適しており、香料、着色料、染料などの場合のように、例
えば、クリーニング性能の補助または向上、クリーニングされる基材の処理、ま
たは漂白組成物の審美性の修正向けのために、本発明の好ましい態様では配合さ
れることが望ましい。これら追加成分の性質そのもの、およびその配合レベルは
、組成物の物理的形態、および用いられるクリーニング操作の性質に依存する。
別記されないかぎり、本発明の漂白組成物は、顆粒または粉末形態の多目的また
は“重質”洗浄剤、特に洗濯洗剤;液体、ゲルまたはペースト形態の多目的洗浄
剤、特にいわゆる重質液体タイプ;液体デリケート布帛洗剤;ハンド皿洗い剤ま
たは軽質皿洗い剤、特に高フォーミングタイプのもの;家庭および施設使用向け
の様々な錠剤、顆粒、液体およびすすぎ補助タイプを含めた機械皿洗い剤;抗菌
手洗いタイプ、固形洗濯石鹸、洗口液、義歯クリーナー、カーまたはカーペット
シャンプー、浴室クリーナーを含めた液体クリーニングおよび消毒剤;ヘアシャ
ンプーおよびヘアリンス;シャワーゲル、フォームバスおよび金属クリーナー;
並びにブリーチ添加物および“ステインスティック”または前処理タイプのよう
なクリーニング補助物として処方される。
【0097】 界面活性剤‐本発明の組成物は、好ましくは洗浄界面活性剤を含有している。
洗浄界面活性剤は、典型的には、アニオン性、ノニオン性、カチオン性、両性、
双極性およびそれらの混合物からなる群より選択される。ここで開示された他の
添加成分と一緒に、洗浄界面活性剤のタイプおよび量を選択することにより、本
洗剤組成物は洗濯クリーニング関係または他の異なるクリーニング用途、特に皿
洗いで用いられるように処方しうる。したがって、用いられる具体的な界面活性
剤は、考えられる具体的な最終用途に応じて様々である。適切な界面活性剤は以
下で記載されている。適切なノニオン性、アニオン性、カチオン性、両性および
双極性界面活性剤の例は"Surface Active Agents and Detergents"(Vol.Iおよび
II by Schwartz,Perry and Berch)で示されている。様々なこのような界面活性
剤が、1975年12月30日付でLaughlinらに発行されたUS特許3,929
,678の第23欄58行目〜第29欄23行目でも一般的に開示されている。 界面活性剤は、典型的には、漂白組成物の約0.1重量%、好ましくは約1%
、更に好ましくは約5%〜漂白組成物の約99.9重量%、好ましくは約80%
、更に好ましくは約35%、最も好ましくは約30%のレベルで存在する。
【0098】 アニオン性界面活性剤‐本発明で有用なアニオン性界面活性剤は、好ましくは
、直鎖アルキルベンゼンスルホネート、α‐オレフィンスルホネート、パラフィ
ンスルホネート、アルキルエステルスルホネート、アルキルサルフェート、アル
キルアルコキシサルフェート、アルキルスルホネート、アルキルアルコキシカル
ボキシレート、アルキルアルコキシル化サルフェート、サルコシネート、タウリ
ネートおよびそれらの混合物からなる群より選択される。有効量、典型的には約
0.5〜約90重量%、好ましくは約5〜約60%、更に好ましくは約10〜約
30%のアニオン性洗浄界面活性剤が、本発明で用いうる。
【0099】 アルキルサルフェート界面活性剤が、ここで使用上重要なアニオン性界面活性
剤のもう1つのタイプである。ポリヒドロキシ脂肪酸アミド(下記参照)と併用
されたときに、優れた全体的クリーニング能力、例えば全範囲の温度、洗浄濃度
および洗浄時間にわたり良好な脂肪/油クリーニング性を発揮することに加えて
、アルキルサルフェートの溶解、および液体洗剤処方物で改善された処方性が得
られるが、これらの界面活性剤は式ROSOMの水溶性塩または酸であって、
ここでRは好ましくはC10‐C24ヒドロカルビル、好ましくはC10‐C アルキル部分を有するアルキルまたはヒドロキシアルキル、更に好ましくはC 12 ‐C18アルキルまたはヒドロキシアルキルであり、MはHまたはカチオン
、例えばアルカリ(IA族)金属カチオン(例えば、ナトリウム、カリウム、リ
チウム)、置換または非置換アンモニウムカチオン、例えばメチル‐、ジメチル
‐およびトリメチルアンモニウム、および四級アンモニウムカチオン、例えばテ
トラメチルアンモニウムおよびジメチルピペリジニウム、およびエタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミンのようなアルカノールアミンか
ら誘導されるカチオン、およびそれらの混合物である。典型的には、C12‐1 のアルキル鎖は低い洗浄温度(例えば約50℃以下)で好ましく、C16‐1 アルキル鎖は高い洗浄温度(例えば約50℃以上)で好ましい。
【0100】 アルキルアルコキシル化サルフェート界面活性剤が、有用なアニオン性界面活
性剤のもう1つのカテゴリーである。これらの界面活性剤は、典型的には式RO
(A)SOMの水溶性塩または酸であり、ここでRは非置換C10‐C24 アルキルまたはC10‐C24アルキル部分を有するヒドロキシアルキル基、好
ましくはC12‐C20アルキルまたはヒドロキシアルキル、更に好ましくはC 12 ‐C18アルキルまたはヒドロキシアルキルであり、Aはエトキシまたはプ
ロポキシ単位であり、mはゼロより大きく、典型的には約0.5〜約6、更に好
ましくは約0.5〜約3であり、MはHまたはカチオン、例えば金属カチオン(
例えばナトリウム、カリウム、リチウム等)、アンモニウムまたは置換アンモニ
ウムカチオンである。アルキルエトキシル化サルフェートおよびアルキルプロポ
キシル化サルフェートがここでは考えられる。置換アンモニウムカチオンの具体
例には、メチル、ジメチル、トリメチル‐アンモニウムカチオン、並びにテトラ
メチルアンモニウムおよびジメチルピペリジニウムカチオンのような四級アンモ
ニウムカチオン、並びにアルカノールアミン、例えばモノエタノールアミン、ジ
エタノールアミンおよびトリエタノールアミンから誘導されるカチオン、それら
の混合物がある。例示される界面活性剤は、C12‐C18アルキルポリエトキ
シレート(1.0)サルフェート、C12‐C18アルキルポリエトキシレート
(2.25)サルフェート、C12‐C18アルキルポリエトキシレート(3.
0)サルフェートおよびC12‐C18アルキルポリエトキシレート(4.0)
サルフェートであり、ここでMは便宜上ナトリウムおよびカリウムから選択され
る。ここで有用な界面活性剤は、天然または合成アルコール原料から製造しうる
。鎖長は、分岐を含めた平均炭化水素分布を表わす。
【0101】 加えて、好ましくは、界面活性剤は中間鎖分岐アルキルサルフェート、中間鎖
分岐アルキルアルコキシレートまたは中間鎖分岐アルキルアルコキシレートサル
フェートでもよい。これらの界面活性剤は、1997年10月14日付の60/
061,971、代理人事件No.6881P;1997年10月14日付の6
0/061,975、代理人事件No.6882P;1997年10月14日付
の60/062,086、代理人事件No.6883P;1997年10月14
日付の60/061,916、代理人事件No.6884P;1997年10月
14日付の60/061,970、代理人事件No.6885P;1997年1
0月14日付の60/062,407、代理人事件No.6886Pで更に記載
されている。他の適切な中間鎖分岐界面活性剤は、US特許出願60/032,
035(事件No.6401P)、60/031,845(事件No.6402
P)、60/031,916(事件No.6403P)、60/031,917
(事件No.6404P)、60/031,761(事件No.6405P)、
60/031,762(事件No.6406P)および60/031,844(
事件No.6409P)でみられる。これらの分岐界面活性剤と慣用的な直鎖界
面活性剤との混合物も、本組成物で使用に適している。
【0102】 もう1つの好ましいアニオン性界面活性剤は、いわゆる修飾アルキルベンゼン
スルホネート界面活性剤、即ちMLASである。一部の適切なMLAS界面活性
剤、それらの製造方法および例示組成物は、同時係属US特許出願60/053
,319(事件No.6766P)、60/053,318(事件No.676
7P)、60/053,321(事件No.6768P)、60/053,20
9(事件No.6769P)、60/053,328(事件No.6770P)
、60/053,186(事件No.6771P)、60/053,437(事
件No.6796P)、60/105,017(事件No.7303P)および
60/104,962(事件No.7304P)で記載されている。 適切なアニオン性界面活性剤の例は、"Surface Active Agents and Detergent
s"(Vol.IおよびII by Schwartz,Perry and Berch)で示されている。
【0103】 ノニオン性洗剤界面活性剤‐適切なノニオン性洗剤界面活性剤は、参考のため
ここに組み込まれる、1975年12月30日付で発行されたLaughlinらのUS
特許3,929,678の第13欄14行目〜第16欄6行目で一般的に開示さ
れている。有用なノニオン性界面活性剤の例示非制限種には、アミンオキシド、
アルキルエトキシレート、アルカノイルグルコースアミド、アルキルベタイン、
スルホベタインおよびそれらの混合物がある。
【0104】 アミンオキシドは半極性ノニオン性界面活性剤であって、炭素原子約10〜約
18の1つのアルキル部分と、炭素原子約1〜約3のアルキル基およびヒドロキ
シアルキル基からなる群より選択される2つの部分とを有した、水溶性アミンオ
キシド;炭素原子約10〜約18の1つのアルキル部分と、炭素原子約1〜約3
のアルキル基およびヒドロキシアルキル基からなる群より選択される2つの部分
とを有した水溶性ホスフィンオキシド;炭素原子約10〜約18の1つのアルキ
ル部分と、炭素原子約1〜約3のアルキルおよびヒドロキシアルキル部分からな
る群より選択される部分とを有した水溶性スルホキシドがある。
【0105】 半極性ノニオン性洗剤界面活性剤には、下記式を有するアミンオキシド界面活
性剤がある:
【化46】 上記式中Rは約8〜約22の炭素原子を有するアルキル、ヒドロキシアルキル
、アルキルフェニル基またはそれらの混合物である;Rは約2〜約3の炭素原
子を有するアルキレン、ヒドロキシアルキレン基またはそれらの混合物である;
xは0〜約3である;各Rは約1〜約3の炭素原子を有するアルキルまたはヒ
ドロキシアルキル基、あるいは約1〜約3のエチレンオキシド基を有するポリエ
チレンオキシド基である。R基は、例えば酸素または窒素原子を介して互いに
結合されて、環構造を形成してもよい。
【0106】 これらのアミンオキシド界面活性剤には、特にC10‐C18アルキルジメチ
ルアミンオキシドおよびC‐C12アルコキシエチルジヒドロキシエチルアミ
ンオキシドがある。好ましくは、アミンオキシドは有効量で、更に好ましくは約
0.1〜約20重量%、更に一層好ましくは約0.1〜約15%、更になお一層
好ましくは約0.5〜約10%で、組成物中に存在する。
【0107】 アルキルフェノールのポリエチレン、ポリプロピレンおよびポリブチレンオキ
シド縮合物。一般的に、ポリエチレンオキシド縮合物が好ましい。これらの化合
物には、直鎖または分岐鎖配置で炭素原子約6〜約12のアルキル基を有するア
ルキルフェノールと、アルキレンオキシドとの縮合産物がある。好ましい態様に
おいて、エチレンオキシドは、アルキルフェノール1モル当たり約5〜約25モ
ルのエチレンオキシドに相当する量で存在する。このタイプの市販ノニオン性界
面活性剤には、GAF Corporationから販売されているIgepalCO-630、すべて
Rohm & Haas Companyから販売されているTritonX-45、X-114、X-100およびX-1
02がある。これらの化合物はアルキルフェノールアルコキシレート(例えば、ア
ルキルフェノールエトキシレート)と通常称される。
【0108】 脂肪族アルコールと約1〜約25モルのエチレンオキシドとの縮合産物。脂肪
族アルコールのアルキル鎖は直鎖または分岐、一級または二級であり、通常約8
〜約22の炭素原子を有している。炭素原子約10〜約20のアルキル基を有す
るアルコールと、アルコール1モル当たり約2〜約18モルのエチレンオキシド
との縮合産物が特に好ましい。このタイプの市販ノニオン性界面活性剤の例には
、双方ともUnion Carbide Corporationから販売されているTergitol15-S-9(
11‐C15直鎖二級アルコールとエチレンオキシド9モルとの縮合産物)、
Tergitol24-L-6 NMW(C12‐C14一級アルコールとエチレンオキシド6モ
ルとの、狭い分子量分布の縮合産物);Shell Chemical Companyから販売されて
いるNeodol45-9(C14‐C15直鎖アルコールとエチレンオキシド9モルと
の縮合産物)、Neodol23-6.5(C12‐C13直鎖アルコールとエチレンオキ
シド6.5モルとの縮合産物)、Neodol45-7(C14‐C15直鎖アルコール
とエチレンオキシド7モルとの縮合産物)、Neodol45-4(C14‐C15直鎖
アルコールとエチレンオキシド4モルとの縮合産物);The Procter & Gamble C
ompanyから販売されているKyroEOB(C13‐C15アルコールとエチレンオ
キシド9モルとの縮合産物)がある。他の市販ノニオン性界面活性剤には、Shel
l Chemical Co.から販売されているDobanol 91-8およびHoechstから販売され
ているGenapol UD-080がある。このカテゴリーのノニオン性界面活性剤は“ア
ルキルエトキシレート”と通常称されている。
【0109】 好ましいアルキルポリグリコシドは下記式を有している: R2O(Cn2nO)t(グリコシル)x 上記式中Rはアルキル、アルキルフェニル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ
アルキルフェニルおよびそれらの混合からなる群より選択され、ここでアルキル
基は約10〜約18、好ましくは約12〜約14の炭素原子を有する;nは2ま
たは3、好ましくは2である;tは0〜約10、好ましくは0である;xは約1
.3〜約10、好ましくは約1.3〜約3、最も好ましくは約1.3〜約2.7
である。グリコシルは、好ましくはグルコースから誘導される。これらの化合物
を製造するためには、アルコールまたはアルキルポリエトキシアルコールが最初
に形成され、その後グルコースまたはグルコース源と反応させてグルコシド(1
位に結合)を形成させる。追加グリコシル単位も、それらの1位と、先のグリコ
シル単位の2、3、4および/または6位、好ましくは主に2位との間で結合さ
せてよい。
【0110】 下記式を有する脂肪酸アミド界面活性剤:
【化47】 上記式中Rは約7〜約21(好ましくは約9〜約17)の炭素原子をもつアル
キル基であり、各Rは水素、C‐Cアルキル、C‐Cヒドロキシアル
キルおよび‐(CO)H(xは約1〜約3である)からなる群より選択
される。
【0111】 好ましいアミドは、C‐C20アンモニアアミド、モノエタノールアミド、
ジエタノールアミドおよびイソプロパノールアミドである。 好ましくは、ノニオン性界面活性剤は、組成物中に存在するとき、有効量で、
更に好ましくは約0.1〜約20重量%、更に一層好ましくは約0.1〜約15
%、更になお一層好ましくは約0.5〜約10%で存在する。
【0112】 ポリヒドロキシ脂肪酸アミド界面活性剤‐本洗剤組成物は有効量のポリヒドロ
キシ脂肪酸アミド界面活性剤も含有してよい。“有効量”とは、洗剤組成物のク
リーニング性能を改善する上で、組成物中に配合されるポリヒドロキシ脂肪酸ア
ミドの量を組成物の業者が選択しうることを意味する。一般的に、慣用的レベル
のとき、約1重量%のポリヒドロキシ脂肪酸アミドの配合で、クリーニング性能
を高められる。
【0113】 本洗剤組成物は、典型的には約1重量%ベースのポリヒドロキシ脂肪酸アミド
界面活性剤、好ましくは約3〜約30%のポリヒドロキシ脂肪酸アミドを含有す
る。ポリヒドロキシ脂肪酸アミド界面活性剤成分は下記構造式の化合物からなる
【化48】 上記式中:RはH、C‐Cヒドロカルビル、2‐ヒドロキシエチル、2‐
ヒドロキシプロピルまたはそれらの混合物、好ましくはC‐Cアルキル、更
に好ましくはCまたはCアルキル、最も好ましくはCアルキル(即ち、メ
チル)である;RはC‐C31ヒドロカルビル、好ましくは直鎖C‐C アルキルまたはアルケニル、更に好ましくは直鎖C‐C17アルキルまたは
アルケニル、最も好ましくは直鎖C11‐C15アルキルまたはアルケニル、ま
たはそれらの混合物である;Zは、直鎖ヒドロカルビル鎖と、その鎖に直接結合
された少くとも3つのヒドロキシルとを有した、ポリヒドロキシヒドロカルビル
、またはそのアルコキシル化(エトキシル化もしくはプロポキシル化)誘導体で
ある。Zは好ましくは還元アミノ化反応で還元糖から誘導される;更に好ましく
はZはグリシチルである。適切な還元糖にはグルコース、フルクトース、マルト
ース、ラクトース、ガラクトース、マンノースおよびキシロースがある。原料と
して、上記された個別の糖のみならず、高デキストロースコーンシロップ、高フ
ルクトースコーンシロップおよび高マルトースコーンシロップも利用しうる。こ
れらのコーンシロップはZについて糖成分のミックスを生じる。他の適切な原料
を決して排除する意味ではないと理解すべきである。Zは好ましくは‐CH
(CHOH)‐CHOH、‐CH(CHOH)‐(CHOH)n-1‐CH
OH、‐CH‐(CHOH)(CHOR′)(CHOH)‐CHOHお
よびそれらのアルコキシル化誘導体からなる群より選択され、ここでnは3〜5
の整数であり、R′はHまたは環式もしくは脂肪族単糖である。nが4であるグ
リシチル、特に‐CH‐(CHOH)‐CHOHが最も好ましい。
【0114】 Rには、例えばN‐メチル、N‐エチル、N‐プロピル、N‐イソプロピル
、N‐ブチル、N‐2‐ヒドロキシエチルまたはN‐2‐ヒドロキシプロピルが
ある。 R‐CO‐N<には、例えばコカミド、ステアラミド、オレアミド、ラウラ
ミド、ミリストアミド、カプリカミド、パルミトアミド、タローアミドなどがあ
る。 Zには1‐デオキシグルシチル、2‐デオキシフルクチチル、1‐デオキシマ
ルチチル、1‐デオキシラクチチル、1‐デオキシガラクチチル、1‐デオキシ
マンニチル、1‐デオキシマルトトリオチチルなどがある。
【0115】 ポリヒドロキシ脂肪酸アミドの製造方法は当業界で知られている。一般的に、
それらは、還元アミノ化反応でアルキルアミンを還元糖と反応させて、対応N‐
アルキルポリヒドロキシアミンを形成させ、その後縮合/アミド化ステップでN
‐アルキルポリヒドロキシアミンを脂肪脂肪族エステルまたはトリグリセリドと
反応させて、N‐アルキル、N‐ポリヒドロキシ脂肪酸アミド産物を形成させる
ことにより製造しうる。ポリヒドロキシ脂肪酸アミドを含有した組成物の製造方
法は、例えば、1959年2月18日付で公開されたThomas Hedley & Co.,Ltd.
のGB特許明細書809,060、1960年12月20日付で発行されたE.R.
WilsonのUS特許2,965,576、1955年3月8日付で発行されたAnth
ony M.SchwartzのUS特許2,703,798および1934年12月25日付
で発行されたPiggottのUS特許1,985,424で開示されており、それら
各々が参考のためここに組み込まれる。
【0116】 ジアミン類‐本発明の方法で有用な、好ましい液体洗剤組成物、例えば軽質液
体、LDL組成物は、1種以上のジアミン類、好ましくは存在するアニオン性界
面活性剤対ジアミンの比率が約40:1〜約2:1となるような量のジアミンを
更に含有してもよい。上記のジアミン類は、適切な起泡レベルを維持しながら、
脂肪および脂肪様食物の除去性を向上させる。
【0117】 本発明の組成物で使用に適したジアミン類は下記式を有している:
【化49】 上記式中各R20は独立して水素、C‐C直鎖または分岐アルキル、下記式
を有するアルキレンオキシからなる群より選択される: ‐(R21O)y22 上記式中R21はC‐C直鎖または分岐アルキレンおよびそれらの混合物で
ある;R22は水素、C‐Cアルキルおよびそれらの混合物である;yは1
〜約10である;Xは下記から選択される単位である: i)C‐C10直鎖アルキレン、C‐C10分岐アルキレン、C‐C 環式アルキレン、C‐C10分岐環式アルキレン、下記式を有するアルキレ
ンオキシアルキレン: ‐(R21O)y21‐ 上記式中R21およびyは前記と同義である; ii)C‐C10直鎖、C‐C10分岐直鎖、C‐C10環式、C‐C 10 分岐環式アルキレン、C‐C10アリーレン(上記単位は、上記ジアミン
のpKaを約8以上に調整する、1以上の電子供与または電子求引部分を含んで
いる);および iii)(i)および(ii)の混合物 但し上記アミンは少くとも約8のpKaを有している。
【0118】 本発明の好ましいジアミン類は、約8〜約11.5の範囲内、好ましくは約8
.4〜約11、更に好ましくは約8.6〜約10.75の範囲内に各々ある、p
およびpKを有している。本発明の目的にとり、“pKa”という用語は
、“pK”および“pK”という用語を別々にまたは包括的に等しく表わし
ている。ここで用いられているpKaという用語は、当業者により用いられてい
るように、本明細書の全体を通して用いられている。pKa値は、標準文献、例
えば"Critical Stability Constants: Volume 2,Amines" by Smith and Martel,
Plenum Press,NY and London,1975から容易に得られる。
【0119】 ここで適用されている定義として、ジアミン類のpKa値は、25℃で約0.
1〜約0.5Mのイオン強度を有する水溶液で測定して、特定されている。ここ
で用いられているpKaは温度およびイオン強度に依存した平衡定数であるため
、上記手法で測定されずに文献で報告された値は、本発明による値および範囲と
完全に一致しないことがある。不明確さをなくすために、本発明のpKaについ
て用いられた関連条件および/または文献は、ここでまたは"Critical Stabilit
y Constants: Volume 2,Amines"で規定されたとおりである。1つの典型的な測
定方法は、水酸化ナトリウムによる酸の電位差滴定、並びに"The Chemist's Rea
dy Reference Handbook" by Shugar and Dean,McGraw Hill,NY,1990で記載およ
び引用されたような適切な方法によるpKaの測定である。
【0120】 性能および供給面からみて好ましいジアミン類は、1,3‐ビス(メチルアミ
ノ)シクロヘキサン、1,3‐ジアミノプロパン(pK=10.5;pK
8.8)、1,6‐ジアミノヘキサン(pK=11;pK=10)、1,3
‐ジアミノペンタン(Dytek EP)(pK=10.5;pK=8.9)、2‐メ
チル‐1,5‐ジアミノペンタン(Dytek A)(pK=11.2;pK=1
0.0)である。他の好ましい物質は、C‐Cのアルキレンスペーサーを有
する一級/一級ジアミン類である。一般的に、一級ジアミン類は二級および三級
ジアミン類よりも好ましい。
【0121】 以下は本発明で使用に適したジアミン類の非制限例である。 下記式を有する1‐N,N‐ジメチルアミノ‐3‐アミノプロパン:
【化50】 下記式を有する1,6‐ジアミノヘキサン:
【化51】 下記式を有する1,3‐ジアミノプロパン:
【化52】 下記式を有する2‐メチル‐1,5‐ジアミノペンタン
【化53】 商品名Dytec EPで市販されている、下記式を有する1,3‐ジアミノペンタン:
【化54】 下記式を有する1,3‐ジアミノブタン:
【化55】 下記式を有する、アルキレンオキシ主鎖を有したジアミン、Jeffamine EDR148:
【化56】 下記式を有する3‐メチル‐3‐アミノエチル‐5‐ジメチル‐1‐アミノシク
ロヘキサン(イソホロンジアミン):
【化57】 下記式を有する1,3‐ビス(メチルアミノ)シクロヘキサン:
【化58】
【0122】追加洗剤成分 以下は、本発明の漂白組成物、特に洗濯洗剤組成物で有用な追加洗剤成分(添
加成分)の非制限例であり、その添加成分にはビルダー、蛍光増白剤、汚れ放出
ポリマー、転染剤、分散剤、酵素、起泡抑制剤、染料、香料、着色料、フィラー
塩、ヒドロトロープ、フォトアクチベーター、蛍光剤、布帛コンディショナー、
加水分解性界面活性剤、保存剤、酸化防止剤、キラント、安定剤、縮み防止剤、
しわ防止剤、殺菌剤、殺真菌剤、腐食防止剤およびそれらの混合物がある。
【0123】 ビルダー‐本発明の漂白組成物は、好ましくは1種以上の洗剤ビルダーまたは
ビルダー系を含んでいる。存在するとき、その組成物は、典型的には少くとも約
1重量%のビルダー、好ましくは約5%、更に好ましくは約10%〜約80%、
好ましくは約50%、更に好ましくは約30%の洗剤ビルダーを含んでいる。 ビルダーのレベルは、組成物の最終用途およびその望ましい物理的形態に応じ
て広く変わる。存在するとき、組成物は典型的には少くとも1%のビルダーを含
む。処方物は、典型的には約5〜約50重量%、更に典型的には約5〜約30%
の洗剤ビルダーを含む。顆粒処方物は、典型的には約10〜約80重量%、更に
典型的には約15〜約50%の洗剤ビルダーを含む。しかしながら、それより低
いまたは高いレベルのビルダーが除外されるわけではない。
【0124】 無機またはP含有洗剤ビルダーには、ポリホスフェート(トリポリホスフェー
ト、ピロホスフェートおよびガラス質ポリマーメタホスフェートで例示される)
、ホスホネート、フィチン酸、シリケート、カーボネート(ビカーボネートおよ
びセスキカーボネートを含む)、サルフェートおよびアルミノシリケートのアル
カリ金属、アンモニウムおよびアルカノールアンモニウム塩があるが、それらに
限定されない。しかしながら、非リン酸ビルダーも一部の地方では必要とされて
いる。重要なことは、本組成物がシトレートのような(ホスフェートと比較して
)いわゆる“弱い”ビルダーの存在下、あるいはゼオライトまたは積層シリケー
トビルダーで生じうるいわゆる“アンダービルト”状況下であっても意外によく
機能することである。
【0125】 シリケートビルダーの例は、アルカリ金属シリケート、特に1.6:1〜3.
2:1範囲のSiO:NaO比を有するもの、および1987年5月12日
付で発行されたRieckのUS4,664,839で記載された積層ナトリウムシ
リケートのような積層シリケートである。NaSKS‐6はHoechstから販売さ
れている結晶積層シリケートの商標名である(一般的にここでは“SKS‐6”
と略記される)。ゼオライトビルダーと異なり、NaSKS‐6シリケートビル
ダーはアルミニウムを含んでいない。NaSKS‐6はδ‐NaSiO形態
の積層シリケートである。それはドイツDE‐A‐3,417,649およびD
E‐A‐3,742,043で記載されたような方法により製造しうる。SKS
‐6がここで使用上高度に好ましい積層シリケートであるが、他のこのような積
層シリケート、例えば一般式NaMSi2x+1・yHOを有したもの(Mは
ナトリウムまたは水素であり、xは1.9〜4、好ましくは2の数であり、yは
0〜20、好ましくは0の数である)もここでは用いうる。Hoechstによる様々
な他の積層シリケートには、α、βおよびγ形としてNaSKS‐5、NaSK
S‐7およびNaSKS‐11がある。上記のようなδ‐NaSiO(Na
SKS‐6形)がここでは使用上最も好ましい。顆粒処方でクリスプニング(cri
spening)剤として、酸素ブリーチ用の安定剤として、および起泡コントロール系
の成分として機能しうる、例えばマグネシウムシリケートのような他のシリケー
トも有用である。
【0126】 カーボネートビルダーの例は、1973年11月15日付で公開されたドイツ
特許出願2,321,001で開示されているようなアルカリ土類およびアルカ
リ金属カーボネートである。
【0127】 アルミノシリケートビルダーも本発明で有用である。アルミノシリケートビル
ダーはほとんどの現行市販重質顆粒洗剤組成物で非常に重要であり、液体洗剤処
方で重要なビルダー成分でもある。アルミノシリケートビルダーには下記実験式
を有するものがある: 〔Mz(zAlO2)y〕・xH2O 上記式中zおよびyは少くとも6の整数であり、z対yのモル比は1.0〜約0
.5の範囲であり、xは約15〜約264の整数である。
【0128】 有用なアルミノシリケートイオン交換物質が市販されている。これらのアルミ
ノシリケートは構造上結晶でもまたは非晶質でもよく、天然アルミノシリケート
でもまたは合成で誘導してもよい。アルミノシリケートイオン交換物質の製造方
法は、1976年10月12日付で発行されたKrummelらのUS3,985,6
69で開示されている。ここで有用な好ましい合成結晶アルミノシリケートイオ
ン交換物質は、ゼオライトA、ゼオライトP(B)、ゼオライトMAPおよびゼ
オライトXという名称で市販されている。特に好ましい態様において、結晶アル
ミノシリケートイオン交換物質は下記式を有している: Na12〔(AlO2)12(SiO2)12〕・xH2O 上記式中xは約20〜約30、特に約27である。この物質はゼオライトAとし
て知られている。脱水ゼオライト(x=0〜10)もここでは用いてよい。好ま
しくは、アルミノシリケートは直径約0.1〜10ミクロンの粒径を有する。
【0129】 本発明の目的に適した有機洗剤ビルダーには様々なポリカルボキシレート化合
物があるが、それらに限定されない。ここで用いられている“ポリカルボキシレ
ート”とは、多数のカルボキシレート基、好ましくは少くとも3つのカルボキシ
レートを有した化合物に関する。ポリカルボキシレートビルダーは通常酸形で組
成物へ加えられるが、中和塩の形で加えてもよい。塩形で利用される場合には、
ナトリウム、カリウムおよびリチウムのようなアルカリ金属、またはアルカノー
ルアンモニウム塩が好ましい。
【0130】 ポリカルボキシレートビルダーの中には、様々なカテゴリーの有用な物質が含
まれている。ポリカルボキシレートビルダーの1つの重要なカテゴリーには、1
964年4月7日付で発行されたBergのUS3,128,287、1972年1
月18日付で発行されたLambertiらのUS3,635,830および1976年
2月3日付で発行されたLambertiのUS3,936,448で開示されたような
、オキシジサクシネートを含めた、エーテルポリカルボキシレートがある。19
87年5月5日付で発行されたBushらのUS4,663,071の“TMS/T
DS”ビルダーも参照。適切なエーテルポリカルボキシレートには、1975年
12月2日付で発行されたRapkoのUS3,923,679、1979年6月1
9日付で発行されたCrutchfieldらのUS4,158,635、1978年10
月17日付で発行されたCrutchfieldらのUS4,120,874および197
8年7月25日付で発行されたCrutchfieldらのUS4,102,903で記載
されたような環式化合物、特に脂環式化合物もある。
【0131】 他の有用な洗浄ビルダーには、エーテルヒドロキシポリカルボキシレート、無
水マレイン酸とエチレンまたはビニルメチルエーテルとのコポリマー、1,3,
5‐トリヒドロキシベンゼン‐2,4,6‐トリスルホン酸およびカルボキシメ
チルオキシコハク酸、エチレンジアミン四酢酸およびニトリロ三酢酸のようなポ
リ酢酸の様々なアルカリ金属、アンモニウムおよび置換アンモニウム塩、並びに
メリット酸、コハク酸、オキシジコハク酸、ポリマレイン酸、ベンゼン‐1,3
,5‐トリカルボン酸、カルボキシメチルオキシコハク酸およびそれらの可溶性
塩のようなポリカルボキシレートがある。
【0132】 シトレートビルダー、例えばクエン酸およびその可溶性塩(特にナトリウム塩
)は、再生源からのそれらの利用性およびそれらの生分解性のために、重質液体
洗剤処方で特に重要なポリカルボキシレートビルダーである。シトレートは、特
にゼオライトおよび/または積層シリケートビルダーと組み合わせて、顆粒組成
物で用いてもよい。オキシジサクシネートもこのような組成物および組合せで特
に有用である。
【0133】 本発明の漂白組成物には、1986年1月28日付で発行されたBushのUS4
,566,984で開示された3,3‐ジカルボキシ‐4‐オキサ‐1,6‐ヘ
キサンジオエート類および関連化合物も適している。有用なコハク酸ビルダーに
は、C‐C20アルキルおよびアルケニルコハク酸、およびその塩がある。こ
のタイプの特に好ましい化合物はドデセニルコハク酸である。サクシネートビル
ダーの具体例には、ラウリルサクシネート、ミリスチルサクシネート、パルミチ
ルサクシネート、2‐ドデセニルサクシネート(好ましい)、2‐ペンタデセニ
ルサクシネート等がある。ラウリルサクシネートがこのグループの好ましいビル
ダーであり、1986年11月5日付で公開された欧州特許出願8620069
0.5/0,200,263で記載されている。
【0134】 他の適切なポリカルボキシレートは、1979年3月13日付で発行されたCr
utchfieldらのUS4,144,226および1967年3月7日付で発行され
たDiehlのUS3,308,067で開示されている。DiehlのUS特許3,72
3,322も参照。
【0135】 脂肪酸、例えばC12‐C18モノカルボン酸も、単独で、あるいは追加ビル
ダー活性を与えるために前記ビルダー、特にシトレートおよび/またはサクシネ
ートビルダーと組み合わせて、組成物中に配合しうる。脂肪酸のこのような使用
は起泡性の減少を通常起こすため、これは業者により考慮されるべきである。
【0136】 リンベースビルダーが用いうる状況下、特に手で洗濯する操作に用いられるバ
ーの処方では、周知のナトリウムトリポリホスフェート、ナトリウムピロホスフ
ェートおよびナトリウムオルトホスフェートのような様々なアルカリ金属ホスフ
ェートが用いうる。エタン‐1‐ヒドロキシ‐1,1‐ジホスホネートおよび他
の公知ホスホネートのようなホスホネートビルダー(例えば、US特許3,15
9,581、3,213,030、3,422,021、3,400,148お
よび3,422,137参照)も用いうる。
【0137】 キレート化剤‐本漂白組成物は、1種以上の鉄および/またはマンガンキレー
ト化剤も場合により含有してよい。このようなキレート化剤は、すべて以下で記
載されているようなアミノカルボキシレート、アミノホスホネート、多官能性置
換芳香族キレート化剤およびそれらの混合物からなる群より選択しうる。理論に
拘束されることなく、これら物質の効果は、可溶性キレートの形成により洗浄液
から鉄およびマンガンイオンを除去しうる、それらの例外的な能力に一部起因し
ていると考えられる。 適切なキレート化剤の例および使用レベルは、US特許5,576,282お
よび5,728,671で記載されている。 ここで使用上好ましい生分解性キレーターは、エチレンジアミン二コハク酸(
“EDDS”)、特にHartmanおよびPerkinsの1987年11月3日付US特許
4,704,233で記載されたような〔S,S〕異性体である。 本組成物は、例えばゼオライト、積層シリケートなどのような不溶性ビルダー
と一緒にして有用なキラントまたはコビルダーとして、水溶性メチルグリシン二
酢酸(MGDA)塩(または酸形)も含有してもよい。 利用されるならば、これらのキレート化剤は通常本漂白組成物の約0.1重量
%〜本漂白組成物の約15重量%、更に好ましくは3.0%である。
【0138】 転染阻止剤‐本発明の漂白組成物は、着色布帛を伴う布帛洗濯およびコンディ
ショニング操作中にみられる、溶解および懸濁された染料のある布帛から他への
転染を阻止するために、1種以上の化合物、転染阻止剤も含有してよい。 適切なポリマー転染阻止剤には、ポリビニルピロリドンポリマー、ポリアミン
N‐オキシドポリマー、N‐ビニルピロリドンおよびN‐ビニルイミダゾールの
コポリマー、ポリビニルオキサゾリドン類およびポリビニルイミダゾール類また
はそれらの混合物があるが、それらに限定されない。このような転染阻止剤の例
は、US特許5,707,950号および5,707,951で開示されている
【0139】 追加の適切な転染阻止剤には架橋ポリマーもあるが、それに限定されない。架
橋ポリマーは主鎖がある程度まで内部連結されたポリマーであり、これらのリン
クは化学的でもまたは物理的性質でもよく、可能性として活性基は主鎖上でもま
たは側鎖上でもよい。架橋ポリマーはJournal of Polymer Science,volume 22,p
ages 1035-1039で記載されている。 一態様において、架橋ポリマーは三次元硬質構造を形成するように作られ、三
次元構造により形成された孔に染料を捕捉しうる。 もう1つの態様では、架橋ポリマーは膨潤により染料を捕捉する。 適切な架橋ポリマーは同時係属欧州特許出願94870213.9で記載され
ている。 このようなポリマーの添加も、本漂白組成物内における酵素の性能を高める。
【0140】 転染阻止剤は、染料が洗浄液中で他の物体と付着するようになる機会をもつ前
に、着色布帛から洗い落ちた遊離染料と複合化するかまたはそれを吸着する能力
を有している。 本漂白組成物中に存在するとき、転染阻止剤は漂白組成物の約0.0001重
量%、更に好ましくは約0.01%、最も好ましくは約0.05%〜漂白組成物
の約10重量%、更に好ましくは約2%、最も好ましくは約1%のレベルで存在
している。
【0141】 分散剤‐本発明の漂白組成物は分散剤も含有しうる。適切な水溶性有機塩はホ
モまたはコポリマー酸またはそれらの塩であり、ポリカルボン酸は2以下の炭素
原子で互いに離された少くとも2つのカルボキシル基を含んでいる。 このタイプのポリマーはGB‐A‐1,596,756で開示されている。こ
のような塩の例はMW2000〜5000のポリアクリレート、およびそれらと
無水マレイン酸とのコポリマーであり、このようなコポリマーは1000〜10
0,000の分子量を有している。 特に、4000の分子量を有する480Nのようなアクリレートおよびメチル
アクリレートのコポリマーは、組成物の0.5〜20重量%のレベルで、本発明
の洗剤組成物中に加えることができる。
【0142】 本発明の組成物は、8以下、好ましくは7以下、最も好ましくは6以下の下記
のようなライムソープ分散力(LSDP)を有した、ライムソープペプタイザー
化合物を含有してもよい。ライムソープペプタイザー化合物は、好ましくは0〜
20重量%のレベルで存在する。 ライムソープペプタイザーの有効性の数値尺度はライムソープ分散力(LSD
P)により与えられ、H.C.Borghetty and C.A.Bergman,J.Am.Oil.Chem.Soc.,vol
ume 27,pages 88-90(1950)の論文で記載されたようなライムソープ分散試験を用
いて調べられる。このライムソープ分散試験法は当業者により広く用いられてお
り、例えば下記レビュー文献:W.N.Linfield,Surfactant Science Series,Volum
e 7,page 3;W.N.Linfield,Tenside surf.det.,Volume 27,pages 159-163(1990)
;M.K.Nagarajan,W.F.Masler,Cosmetics and Toiletries,Volume 104,pages 71-
73(1989)で記載されている。LSDPとは、333ppm CaCO(Ca:
Mg=3:2)相当硬度の水30ml中でオレイン酸ナトリウム0.025gに
より形成されるライムソープ沈降物を分散させる上で必要な分散剤対オレイン酸
ナトリウムの重量%比のことである。
【0143】 良好なライムソープペプタイザー能力を有する界面活性剤には、あるアミンオ
キシド、ベタイン、スルホベタイン、アルキルエトキシサルフェートおよびエト
キシル化アルコールがある。 本発明向けに8以下のLSDPを有する例示界面活性剤には、C16‐C18 ジメチルアミンオキシド、平均エトキシル化度1〜5のC12‐C18アルキル
エトキシサルフェート、特にエトキシル化度3のC12‐C15アルキルエトキ
シサルフェート界面活性剤(LSDP=4)、およびBASF GmbHから商品名L
utensol A012およびLutensol A030で各々販売されている平均エトキシル化度1
2(LSDP=6)または30のC14‐C15エトキシル化アルコールがある
。 ここで使用に適したポリマーライムソープペプタイザーは、Cosmetics and To
iletries,Volume 104,pages 71-73(1989)でみられるM.K.Nagarajan,W.F.Masler
による論文で記載されている。 4‐(N‐オクタノイル‐6‐アミノヘキサノイル)ベンゼンスルホネート、
4‐(N‐ノナノイル‐6‐アミノヘキサノイル)ベンゼンスルホネート、4‐
(N‐デカノイル‐6‐アミノヘキサノイル)ベンゼンスルホネートおよびそれ
らの混合物のような疎水性ブリーチ;親水性/疎水性ブリーチ処方物と一緒にし
たノナノイルオキシベンゼンスルホネートも、ライムソープペプタイザー化合物
として用いうる。
【0144】 酵素‐漂白組成物は、本発明のアミラーゼに加えて、クリーニング性能および
/または布帛ケア効果を発揮する1種以上の洗剤酵素を含むことができる。この
ような酵素にはプロテアーゼ、アミラーゼ、セルラーゼおよびリパーゼがある。
それらは、懸濁物、“マルメ”(marume)または“小球”の形態で、本非水性液体
漂白組成物中に配合してよい。もう1つの適切なタイプの酵素には、ノニオン性
界面活性剤中で酵素のスラリーの形態をとるもの、例えば、商品名“SL”でNo
vo Nordiskから販売されている酵素、または商品名“LDP”でNovo Nordiskか
ら販売されているマイクロカプセル化酵素がある。適切な酵素および使用レベル
はUS特許5,576,282で記載されている。
【0145】 慣用的な酵素小球の形態で本組成物へ加えられる酵素が、ここでは使用上特に
好ましい。このような小球は通常大きさ約100〜1000ミクロン、更に好ま
しくは約200〜800ミクロンであり、組成物の非水性液相中に懸濁される。
本発明の組成物中における小球は、経時的な酵素活性の保持について特に望まし
い酵素安定性を示すことが、他の酵素形態と比較してわかった。そのため、酵素
小球を利用した組成物では、酵素が水性液体洗剤中へ配合されたときにしばしば
用いられねばならないような、慣用的な酵素安定剤を含有する必要はない。
【0146】 適切な酵素の例には、ヘミセルラーゼ、ペルオキシダーゼ、プロテアーゼ、セ
ルラーゼ、キシラナーゼ、リパーゼ、ホスホリパーゼ、エステラーゼ、クチナー
ゼ、ペクチナーゼ、ケラタナーゼ、レダクターゼ、オキシダーゼ、フェノールオ
キシダーゼ、リポキシゲナーゼ、リグニナーゼ、プルラナーゼ、タンナーゼ、ペ
ントサナーゼ、マラナーゼ、β‐グルカナーゼ、アラビノシダーゼ、ヒアルロニ
ダーゼ、コンドロイチナーゼ、ラッカーゼ、公知のアミラーゼ、マンナナーゼ、
キシログルカナーゼおよびそれらの混合物があるが、それらに限定されない。好
ましい組合せは、本発明のアミラーゼと共に、プロテアーゼ、リパーゼ、クチナ
ーゼおよび/またはセルラーゼのような、慣用的に適用される酵素のカクテルを
有した漂白組成物である。 このような適切な酵素の例は、US特許5,576,282、5,728,6
71および5,707,950で開示されている。
【0147】 適切なプロテアーゼは、B.subtilisおよびB.licheniformisの特定株から得ら
れるズブチリシン(ズブチリシンBPNおよびBPN′)である。1つの適切な
プロテアーゼはBacillusの株から得られ、8〜12のpH範囲で最大活性を有し
、デンマークのNovo Industies A/S、以下“Novo”からESPERASEとして開発お
よび販売されている。この酵素および類似酵素の製法はNovoのGB1,243,
784で記載されている。他の適切なプロテアーゼには、NovoのALCALASE、DU
RAZYMおよびSAVINASE、並びにGist-BrocadesのMAXATASE、MAXACAL、PRO
PERASEおよび MAXAPEM(タンパク質工学処理Maxacal)がある。タンパク質
分解酵素には、修飾細菌セリンプロテアーゼ、例えば、1987年4月28日付
で出願された欧州特許出願第87/303761.8号明細書(特に第17、2
4および98頁)に記載されて、以下“プロテアーゼB”と称されるものと、以
下“プロテアーゼA”と称される修飾細菌セリンタンパク質分解酵素に関する1
986年10月29日付で公開されたVenegasの欧州特許出願第199,404
号明細書で記載されたものがある。リジンが27位でアルギニンから代わり、チ
ロシンが104位でバリンから代わり、セリンが123位でアスパラギンから代
わり、アラニンが274位でトレオニンから代わった、Bacillus由来のアルカリ
セリンプロテアーゼの変種である、以下“プロテアーゼC”と称されるものが更
に好ましい。プロテアーゼCは、1991年5月16日付で公開されたWO91
/06637に対応するEP90915958:4で記載されている。特にプロ
テアーゼCの遺伝子修飾変種もここに含まれる。NovoのWO93/18140A
で記載されたBacillus sp.NCIMB 40338からの高pHプロテアーゼも参照。プロ
テアーゼ、1種以上の他の酵素および可逆性プロテアーゼインヒビターを含む酵
素洗剤は、NovoのWO92/03529Aで記載されている。所望ならば、減少
した吸着性および増加した加水分解性を有するプロテアーゼが、Procter & Gamb
leのWO95/07791で記載されたように市販されている。ここで適した洗
剤向けの組換えトリプシン様プロテアーゼは、NovoのWO94/25583で記
載されている。
【0148】 更に詳しくは、“プロテアーゼD”と称されるプロテアーゼは、天然でみられ
ないアミノ酸配列を有したカルボニルヒドロラーゼ変種であって、1995年4
月20日付で公開されたGenencor InternationalのWO95/10615で記載
されているように、Bacillus amyloliquefaciensズブチリシンの番号付けに従い
、好ましくは+99、+101、+103、+104、+107、+123、+
27、+105、+109、+126、+128、+135、+156、+16
6、+195、+197、+204、+206、+210、+216、+217
、+218、+222、+260、+265および/または+274からなる群
より選択されるものに相当する1以上のアミノ酸残基位置と組合せて、+76位
に相当する上記カルボニルヒドロラーゼの位置で、複数のアミノ酸残基の代わり
に異なるアミノ酸を用いることにより、前駆カルボニルヒドロラーゼから誘導さ
れる。特許出願EP251446およびWO91/06637で記載されたプロ
テアーゼ、およびWO91/02792で記載されたプロテアーゼBLAPも、本
発明に適している。タンパク質分解酵素は、組成物の0.0001〜2重量%、
好ましくは0.001〜0.2%、更に好ましくは0.005〜0.1%の純粋
酵素レベルで、本発明の漂白組成物中に配合される。
【0149】 有用なプロテアーゼは、PCT公報:The Procter & Gamble Companyにより1
995年11月9日付で公開されたWO95/30010;The Procter & Gamb
le Companyにより1995年11月9日付で公開されたWO95/30011;
The Procter & Gamble Companyにより1995年11月9日付で公開されたWO
95/29979でも記載されている。
【0150】 他の特に有用なプロテアーゼは、Bacillus amyloliquefaciensズブチリシンの
1、3、4、8、9、10、12、13、16、17、18、19、20、21
、22、24、27、33、37、38、42、43、48、55、57、58
、61、62、68、72、75、76、77、78、79、86、87、89
、97、98、99、101、102、104、106、107、109、11
1、114、116、117、119、121、123、126、128、13
0、131、133、134、137、140、141、142、146、14
7、158、159、160、166、167、170、173、174、17
7、181、182、183、184、185、188、192、194、19
8、203、204、205、206、209、210、211、212、21
3、214、215、216、217、218、222、224、227、22
8、230、232、236、237、238、240、242、243、24
4、245、246、247、248、249、251、252、253、25
4、255、256、257、258、259、260、261、262、26
3、265、268、269、270、271、272、274および275位
に相当する1以上のアミノ酸残基位置で、他の天然アミノ酸残基によるアミノ酸
残基の置換と共に、Bacillus amyloliquefaciensズブチリシンの103位に相当
するアミノ酸残基位置で、他の天然アミノ酸残基によるアミノ酸残基の置換をう
けた多置換プロテアーゼ変種であり;そのプロテアーゼ変種が103および76
位に相当する位置でアミノ酸残基の置換をうけているとき、Bacillus amyloliqu
efaciensズブチリシンの27、99、101、104、107、109、123
、128、166、204、206、210、216、217、218、222
、260、265または274位に相当するアミノ酸残基位置以外の1以上のア
ミノ酸残基位置でもアミノ酸残基の置換があり;および/または、すべてThe Pr
octer & Gamble CompanyのPCT公開出願No.WO99/20727、WO9
9/20726およびWO99/20723で記載されているような、Bacillus
amyloliquefaciensズブチリシンの62、212、230、232、252およ
び257位に相当する1以上のアミノ酸残基位置で別な天然アミノ酸残基による
アミノ酸残基の置換をうけた多置換プロテアーゼ変種もある。
【0151】 更に好ましくは、プロテアーゼ変種は、下記からなる群より選択される置換組
合せをうけている:
【化59】 更に一層好ましくは、プロテアーゼ変種は、下記からなる群より選択される置換
組合せをうけている:
【化60】 最も好ましくは、プロテアーゼ変種は置換組合せ:101/103/104/1
59/232/236/245/248/252、好ましくは101G/103
A/104I/159D/232V/236H/245R/248D/252K
をうけている。
【0152】 本発明で用いうるセルラーゼには細菌または真菌双方のセルラーゼがある。好
ましくは、それらは5〜9.5の至適pHを有する。適切なセルラーゼはBarbes
goardらのUS特許4,435,307で開示されており、そこではHumicola in
solensから産生される真菌セルラーゼについて開示している。適切なセルラーゼ
は、GB‐A‐2,075,028、GB‐A‐2,095,275およびDE
‐OS‐2,247,832でも開示されている。 このようなセルラーゼの例は、Humicola insolens (Humicola grisea var.the
rmoidea)の株、特にHumicola株DSM1800により産生されるセルラーゼであ
る。
【0153】 他の適切なセルラーゼは、約50kDaの分子量、5.5の等電点を有して、
415のアミノ酸を含んだ、Humicola insolens由来のセルラーゼ;セルラーゼ
活性を示す、Humicola insolens DSM1800に由来した〜43kDエンドグ
ルカナーゼである。好ましいエンドグルカナーゼ成分は、PCT特許出願WO9
1/17243で開示されたアミノ酸配列を有している。1994年9月29日
付で公開されたGenencorのWO94/21801で記載されたTrichoderma long
ibrachiatum由来のEGIIIセルラーゼも適切なセルラーゼである。特に適切なセ
ルラーゼは、カラーケア効果を有するセルラーゼである。このようなセルラーゼ
の例は、1991年11月6日付で出願された欧州特許出願91202879.
2(Novo Nordisk A/S)で記載されたセルラーゼである。CarezymeおよびCelluz
yme(Novo Nordisk A/S)が特に有用である。WO91/17243も参照。
【0154】 ペルオキシダーゼ酵素は当業界で知られており、それには例えばホースラディ
ッシュペルオキシダーゼ、リグニナーゼ、クロロおよびブロモペルオキシダーゼ
のようなハロペルオキシダーゼがある。ペルオキシダーゼ含有漂白組成物は、例
えば、US特許5,576,282、5,728,671および5,707,9
50、PCT国際出願WO89/099813、WO89/09813、199
1年11月6日付で出願された欧州特許出願EP91202882.6、および
1996年2月20日付で出願されたEP96870013.8で開示されてい
る。ラッカーゼ酵素も適している。
【0155】 好ましいエンハンサーは、置換フェノチアジンおよびフェノキサジン類、10
‐フェノチアジンプロピオン酸(PPT)、10‐エチルフェノチアジン‐4‐
カルボン酸(EPC)、10‐フェノキサジンプロピオン酸(POP)、10‐
メチルフェノキサジン(WO94/12621で記載)、置換シリンゲート類(
C3‐C5置換アルキルシリンゲート類)およびフェノール類である。ナトリウ
ムペルカーボネートまたはペルボレートが好ましい過酸化水素源である。 上記のペルオキシダーゼは、漂白組成物の0.0001〜2重量%の活性酵素
レベルで、漂白組成物中に通常配合される。
【0156】 本発明の漂白組成物中へ含有しうる他の好ましい酵素にはリパーゼがある。洗
剤用に適したリパーゼ酵素には、英国特許1,372,034で開示されたPseu
domonas stutzeri ATCC19.154のようなPseudomonas属の微生物により
産生されるものがある。適切なリパーゼには、微生物Pseudomonas fluorescent
IAM1057により産生される、リパーゼの抗体と陽性の免疫交差反応を示す
ものがある。このリパーゼは商品名リパーゼP"Amano"として日本、名古屋のAma
no Pharmaceutical Co.Ltd.から市販されており、以下"Amano-P"と称される。他
の適切な市販リパーゼには、Chromobacter viscosum、例えば日本、田方の東洋
醸造社のChromobacter viscosum var.lipolyticum NRRLB 3673由来のリパーゼ、
Amano-CES;USAのU.S.Biochemical Corp.およびオランダのDisoynth Co.から
のChromobacter viscosumリパーゼ;Pseudomonas gladioli由来のリパーゼがあ
る。特に適切なリパーゼはM1 LIPASEおよび LIPOMAX(Gist-Brocades)、並
びにLIPOLASEおよびLIPOLASE ULTRA(Novo)のようなリパーゼであり、これ
らは本発明の組成物で併用されたときに非常に有効であることがわかった。
【0157】 特別種のリパーゼ、即ち界面活性を要しないリパーゼとして考えられるクチナ
ーゼ〔EC3.1.1.50〕も適切である。漂白組成物へのクチナーゼの添加
は、例えばWO88/09367(Genencor)で記載されている。 リパーゼおよび/またはクチナーゼは、漂白組成物の0.0001〜2重量%
の活性酵素レベルで、漂白組成物中に通常配合される。
【0158】 公知のアミラーゼ(αおよび/またはβ)も炭水化物ベース汚れの除去向けに
含有させてよい。1994年2月3日付で公開されたNovo Nordisk A/SのWO9
4/02597では、変異アミラーゼを配合したクリーニング組成物について記
載している。1994年8月18日付で公開されたGenencorのWO94/183
14および1995年4月20日付で公開されたNovo Nordisk A/SのWO95/
10603も参照。漂白組成物で使用上知られた他のアミラーゼには、α‐およ
びβ‐アミラーゼの双方がある。α‐アミラーゼは当業界で公知であり、US特
許5,003,257、EP252,666、WO91/00353、FR2,
676,456、EP285,123、EP525,610、EP368,34
1および英国特許明細書第1,296,839号(Novo)で開示されたものがあ
る。他の適切なアミラーゼは、1994年8月18日付で公開されたWO94/
18314、1996年2月22日付で公開されたGenencorのWO96/052
95に記載されたPURAFACT OX AMを含めた安定性向上アミラーゼ、および95
年4月に公開されたWO95/10603で開示されているNovo Nordisk A/Sの
アミラーゼ変種である。
【0159】 市販α‐アミラーゼ製品の例は、すべてNovo Nordisk A/S Denmarkから市販さ
れているTERMAMYL、BAN、FUNGAMYLおよびDURAMYLである。WO95/2
6397は、他の適切なアミラーゼ:Phadebasα‐アミラーゼ活性アッセイで
測定すると、25〜55℃の温度範囲および8〜10範囲のpH値で、TERMAMYL の比活性より少くとも25%高い比活性を有することで特徴づけられるα‐ア
ミラーゼについて記載している。活性レベルと、熱安定性および高い活性レベル
の組合せとの点で、改善された性質を有する、他のデンプン分解酵素は、WO9
5/35382で記載されている。
【0160】 本発明の組成物はマンナナーゼ酵素も含んでよい。好ましくは、マンナナーゼ
は3種のマンナン分解酵素:EC3.2.1.25:β‐マンノシダーゼ、EC3.2.1.78
:エンド‐1,4‐β‐マンノシダーゼ(以下“マンナナーゼ”と称される)、
EC3.2.1.100:1,4‐β‐マンノビオシダーゼおよびそれらの混合物からな
る群より選択される(IUPAC Classification-Enzyme nomenclature,1992,I
SBN 0-12-227165-3,Academic Press)。
【0161】 更に詳しくは、本発明の処理組成物は、マンナナーゼが存在しているとき、マ
ンナナーゼと称されるβ‐1,4‐マンノシダーゼ(EC3.2.1.78)を含んでな
る。“マンナナーゼ”または“ガラクトマンナナーゼ”という用語は、公にはマ
ンナン エンド‐1,4‐β‐マンノシダーゼと称され、β‐マンナナーゼおよ
びエンド‐1,4‐マンナナーゼという別称を有して、次の反応:マンナン、ガ
ラクトマンナン、グルコマンナンおよびガラクトグルコマンナンにおける1,4
‐β‐D‐マンノシド結合のランダム加水分解を触媒するとして当業界に従い定
義される、マンナナーゼ酵素を表わしている。
【0162】 特に、マンナナーゼ(EC3.2.1.78)はマンナンを分解するポリサッカラーゼ
のグループに属しており、マンノース単位を有したポリオース鎖を開裂しうる、
即ちマンナン、グルコマンナン、ガラクトマンナンおよびガラクトグルコマンナ
ンのグリコシド結合を開裂しうる酵素を表わしている。マンナンはβ‐1,4‐
結合マンノースから構成される主鎖を有した多糖であり、グルコマンナンは主鎖
または多かれ少なかれ規則的に交互にβ‐1,4‐結合マンノースおよびグルコ
ースを有した多糖であり、ガラクトマンナンおよびガラクトグルコマンナンはα
‐1,6‐結合ガラクトース側鎖を有したマンナンおよびグルコマンナンである
。これらの化合物はアセチル化されてもよい。
【0163】 ガラクトマンナンおよびガラクトグルコマンナンの分解は、ガラクトース側鎖
の全体的または部分的な除去により促進される。更に、アセチル化されたマンナ
ン、グルコマンナン、ガラクトマンナンおよびガラクトグルコマンナンの分解は
、全体的または部分的な脱アセチル化により促進される。アセチル基はアルカリ
またはマンナンアセチルエステラーゼにより除去しうる。マンナナーゼから、あ
るいはマンナナーゼとα‐ガラクトシダーゼおよび/またはマンナンアセチルエ
ステラーゼとの組合せにより放出されたオリゴマーは、β‐マンノシダーゼおよ
び/またはβ‐グルコシダーゼにより更に分解されて、遊離マルトースを放出し
うる。
【0164】 マンナナーゼはいくつかのBacillus生物で同定されてきた。例えば、Talbot e
t al.,Appl.Environ.Microbiol.,Vol.56,No.11,pp.3505-3510(1990)は、162
kDaの分子量および5.5〜7.5の至適pHを有したダイマー形で、Bacill
us stearothermophilus由来のβ‐マンナナーゼについて記載している。Mendoza
et al.,World J.Microbiol.Biotech.,Vol.10,No.5,pp.551-555(1994)は、38
kDaの分子量、pH5.0および55℃で至適活性、および4.8のplを有
した、Bacillus subtilis由来のβ‐マンナナーゼについて記載している。JP
‐03047076は、ゲル濾過により測定すると373kDaの分子量、8〜
10の至適pHおよび5.3〜5.4のplを有した、Bacillus sp.由来のβ‐
マンナナーゼについて開示している。JP‐63056289はアルカリ性で熱
安定性なβ‐マンナナーゼの産生について記載しており、これは例えばマンナン
のβ‐1,4‐D‐マンノピラノシド結合を加水分解して、マンノオリゴ糖を産
生する。JP‐63036774は、アルカリ性pHでβ‐マンナナーゼおよび
β‐マンノシダーゼを産生するBacillus微生物FERM P‐8856に関する
。JP‐08051975は、好アルカリ性Bacillus sp.AM‐001からのア
ルカリ性β‐マンナナーゼについて開示している。パルプおよび紙の漂白に有用
なBacillus amyloliquefaciens由来の精製マンナナーゼ、およびその産生方法は
、WO97/11164で開示されている。WO91/18974は、極端なp
Hおよび温度で活性なグルカナーゼ、キシラナーゼまたはマンナナーゼのような
ヘミセルラーゼについて記載している。WO94/25576は、植物または藻
類細胞壁物質の分解または修飾に有用なマンナナーゼ活性を示す、Aspergillus
aculeatus CBS 101.43由来の酵素について開示している。WO93/24622
は、リグノセルロースパルプを漂白するために有用な、Trichoderma reseeiから
単離されたマンナナーゼについて開示している。マンナン含有ヘミセルロースを
分解しうるヘミセルラーゼはWO91/18974で記載されており、Bacillus
amyloliquefaciens由来の精製マンナナーゼはWO97/11164で記載され
ている。
【0165】 好ましくは、マンナナーゼ酵素は下記のようなアルカリ性マンナナーゼ、更に
好ましくは細菌源に由来したマンナナーゼである。特に、本発明の洗濯洗剤組成
物は、Bacillus agaradhaerens株NICMB 40482由来のマンナナーゼ;Bacillus su
btilis株168、遺伝子yght由来のマンナナーゼ;Bacillus sp.I633由
来のマンナナーゼおよび/またはBacillus sp.AAI12由来のマンナナーゼか
ら選択されるアルカリ性マンナナーゼを含んでなる。本発明の洗剤組成物への含
有上最も好ましいマンナナーゼは、同時係属デンマーク特許出願PA1998
01340で記載されているようなBacillus sp.I633由来のマンナナーゼ酵
素である。 “アルカリ性マンナナーゼ酵素”という用語は、7〜12、好ましくは7.5
〜10.5の所定pHで、その最大活性の少くとも10%、好ましくは少くとも
25%、更に好ましくは少くとも40%の酵素活性を有する酵素を包含した意味
である。
【0166】 Bacillus agaradhaerens NICMB 40482由来のアルカリ性マンナナーゼは、同時
係属US特許出願09/111,256で記載されている。更に詳しくは、この
マンナナーゼは: i)Bacillus agaradhaerens NICMB 40482により産生されるポリペプチド ii)US特許出願09/111,256で示されているようなSEQ ID
NO:2の32‐343位で示されたようなアミノ酸配列を含んでなるポリペプ
チド、または iii)上記ポリペプチドと少くとも70%相同性であるか、あるいは1つまたは
いくつかのアミノ酸の置換、欠失または付加により上記ポリペプチドから誘導さ
れたか、あるいは精製形で上記ポリペプチドに対するポリクローナル抗体と免疫
反応性である、i)またはii)で規定されたポリペプチドのアナログである。
【0167】 更には: (a)US特許出願09/111,256で示されているようなSEQ ID NO:1のヌクレオチド97‐ヌクレオチド1029で示されるようなヌクレ
オチドの配列を含んでなる、マンナナーゼ活性を有したポリペプチドについてコ
ードしているポリヌクレオチド分子; (b)(a)の種ホモログ; (c)US特許出願09/111,256で示されているようなSEQ ID
NO:2でアミノ酸残基32‐アミノ酸残基343のアミノ酸配列と少くとも
70%同一である、マンナナーゼ活性を有したポリペプチドについてコードして
いるポリヌクレオチド分子; (d)(a)、(b)または(c)と相補的な分子;および (e)(a)、(b)、(c)または(d)の縮重ヌクレオチド配列 からなる群より選択される、マンナナーゼ活性を有した対応する単離ポリペプチ
ドにも関する。
【0168】 上記のマンナナーゼについてコードするポリヌクレオチド分子(DNA配列)
を含んでなるプラスミドpSJ1678はEscherichia coliの株中に組み込まれ
て、Deutsche Sammlung von Mikroorganismen und Zellkulturen GmbH,Maschero
der Web 1b,D-38124 Braunschweig,Federal Republic of Germanyに、特許出願
のための微生物の寄託の国際的承認に関するブダペスト条約に従い、1998年
5月18日付で寄託番号DSM12180として本発明者らにより寄託された。
【0169】 第二の更に好ましい酵素は、同時係属US特許出願09/095,163で記
載されているBacillus subtilis株168由来のマンナナーゼである。更に詳し
くは、このマンナナーゼは: i)US特許出願09/095,163で示されたSEQ ID NO:5で
示されているDNA配列のコード部分またはその配列のアナログによりコードさ
れている、および/または ii)US特許出願09/095,163で示されたSEQ ID NO:6で
示されているようなアミノ酸配列を含んでなるポリペプチド、または iii)上記ポリペプチドと少くとも70%相同性であるか、1つまたはいくつか
のアミノ酸の置換、欠失または付加により上記ポリペプチドから誘導されたか、
あるいは精製形で上記ポリペプチドに対するポリクローナル抗体と免疫反応性で
ある、ii)で規定されたポリペプチドのアナログである。
【0170】 更には: (a)US特許出願09/095,163で示されているようなSEQ ID
NO:5で示されたようなヌクレオチドの配列を含んでなる、マンナナーゼ活
性を有したポリペプチドについてコードしているポリヌクレオチド分子; (b)(a)の種ホモログ; (c)US特許出願09/095,163で示されているようなSEQ ID
NO:6のアミノ酸配列と少くとも70%同一である、マンナナーゼ活性を有
したポリペプチドについてコードしているポリヌクレオチド分子; (d)(a)、(b)または(c)と相補的な分子;および (e)(a)、(b)、(c)または(d)の縮重ヌクレオチド配列 からなる群より選択される、マンナナーゼ活性を有した対応する単離ポリペプチ
ドにも関する。
【0171】 第三の更に好ましいマンナナーゼは、同時係属デンマーク特許出願PA199
8 01340で記載されている。更に詳しくは、このマンナナーゼは: i)Bacillus sp.I633により産生されるポリペプチド ii)デンマーク出願PA1998 01340で示されているようなSEQ
ID NO:2の33‐340位で示されたようなアミノ酸配列を含んでなるポ
リペプチド、または iii)上記ポリペプチドと少くとも65%相同性であり、1つまたはいくつかの
アミノ酸の置換、欠失または付加により上記ポリペプチドから誘導されたか、あ
るいは精製形で上記ポリペプチドに対するポリクローナル抗体と免疫反応性であ
る、i)またはii)で規定されたポリペプチドのアナログである。
【0172】 更には: (a)デンマーク出願PA1998 01340で示されているようなSEQ
ID NO:1のヌクレオチド317‐ヌクレオチド1243で示されたよう
なヌクレオチドの配列を含んでなる、マンナナーゼ活性を有したポリペプチドに
ついてコードしているポリヌクレオチド分子; (b)(a)の種ホモログ; (c)デンマーク出願PA1998 01340で示されているようなSEQ
ID NO:2でアミノ酸残基33‐アミノ酸残基340のアミノ酸配列と少
くとも65%同一である、マンナナーゼ活性を有したポリペプチドについてコー
ドしているポリヌクレオチド分子; (d)(a)、(b)または(c)と相補的な分子;および (e)(a)、(b)、(c)または(d)の縮重ヌクレオチド配列 からなる群より選択される対応した単離ポリヌクレオチド分子にも関する。
【0173】 本発明のマンナナーゼについてコードするポリヌクレオチド分子(DNA配列
)を含んでなるプラスミドpBXM3はEscherichia coliの株中に組み込まれて
、Deutsche Sammlung von Mikroorganismen und Zellkulturen GmbH,Mascherode
r Web 1b,D-38124 Braunschweig,Federal Republic of Germanyに、特許出願の
ための微生物の寄託の国際的承認に関するブダペスト条約に従い、1998年5
月29日付で寄託番号DSM12197として本発明者らにより寄託された。
【0174】 第四の更に好ましいマンナナーゼは、同時係属デンマーク特許出願PA199
8 01341で記載されている。更に詳しくは、このマンナナーゼは: i)Bacillus sp.AAI12により産生されるポリペプチド ii)デンマーク出願PA1998 01341で示されているようなSEQ
ID NO:2の25‐362位で示されたようなアミノ酸配列を含んでなるポ
リペプチド、または iii)上記ポリペプチドと少くとも65%相同性であり、1つまたはいくつかの
アミノ酸の置換、欠失または付加により上記ポリペプチドから誘導されたか、あ
るいは精製形で上記ポリペプチドに対するポリクローナル抗体と免疫反応性であ
る、i)またはii)で規定されたポリペプチドのアナログである。
【0175】 更には: (a)デンマーク出願PA1998 01341で示されているようなSEQ
ID NO:1のヌクレオチド225‐ヌクレオチド1236で示されたよう
なヌクレオチドの配列を含んでなる、マンナナーゼ活性を有したポリペプチドに
ついてコードしているポリヌクレオチド分子; (b)(a)の種ホモログ; (c)デンマーク出願PA1998 01341で示されているようなSEQ
ID NO:2でアミノ酸残基25‐アミノ酸残基362のアミノ酸配列と少
くとも65%同一である、マンナナーゼ活性を有したポリペプチドについてコー
ドしているポリヌクレオチド分子; (d)(a)、(b)または(c)と相補的な分子;および (e)(a)、(b)、(c)または(d)の縮重ヌクレオチド配列 からなる群より選択される対応した単離ポリヌクレオチド分子にも関する。
【0176】 本発明のマンナナーゼについてコードするポリヌクレオチド分子(DNA配列
)を含んでなるプラスミドpBXM1はEscherichia coliの株中に組み込まれて
、Deutsche Sammlung von Mikroorganismen und Zellkulturen GmbH,Mascherode
r Web 1b,D-38124 Braunschweig,Federal Republic of Germanyに、特許出願の
ための微生物の寄託の国際的承認に関するブダペスト条約に従い、1998年1
0月7日付で寄託番号DSM12433として本発明者らにより寄託された。
【0177】 マンナナーゼは、存在しているとき、好ましくは組成物の0.0001〜2重
量%、更に好ましくは0.0005〜0.1%、最も好ましくは0.001〜0
.02%の純粋酵素レベルで、本発明の処理組成物中に配合される。
【0178】 本発明の組成物はキシログルカナーゼ酵素も含んでよい。本発明の目的に適し
たキシログルカナーゼは、好ましくは組成物の約0.001〜約1重量%、更に
好ましくは約0.01〜約0.5%のレベルで、キシログルカンに特異的なエン
ドグルカナーゼ活性を示す酵素である。ここで用いられている“エンドグルカナ
ーゼ活性”という用語は、セルロース物質、例えばセルロース、セルロース誘導
体、リケニン、β‐D‐グルカンまたはキシログルカンに存在する1,4‐β‐
D‐グリコシド結合を加水分解しうる酵素の能力を意味する。エンドグルカナー
ゼ活性は当業界で公知の方法に従い調べられ、その例はWO94/14953お
よび以下で記載されている。1単位のエンドグルカナーゼ活性(例えば、CMC
U、AVIU、XGUまたはBGU)はグルカン基質から1μmol還元糖/minの
産生として規定され、グルカン基質は例えばCMC(CMCU)、酸膨潤Avicel
l(AVIU)、キシログルカン(XGU)または穀物β‐グルカン(BGU)
である。還元糖はWO94/14953および以下で記載されたようにして調べ
られる。基質に対するエンドグルカナーゼの比活性は、単位/mgタンパク質と
して規定される。
【0179】 最大活性としてXGUエンドグルカナーゼ活性を示す(以下、“キシログルカ
ンに特異的な”)酵素が適切であり、その酵素は: i)下記の部分配列のうち少くとも1つを含んでなるかまたはそれに含まれた
DNA配列:
【化61】 または、エンドグルカナーゼ活性を有するキシログルカンに特異的なポリペプチ
ドについてコードする、それと相同的な配列によりコードされており、 ii)i)で規定されたDNA配列によりコードされた、Aspergillus aculeatu
s CBS101.43に由来する高度精製エンドグルカナーゼに対する抗体と免疫反応性
であって、キシログルカンに特異的である。
【0180】 更に詳しくは、ここで用いられている“キシログルカンに特異的な”という用
語は、エンドグルカナーゼ酵素が、キシログルカン基質でその最大のエンドグル
カナーゼ活性を示し、他のセルロース含有基質、例えばカルボキシメチルセルロ
ース、セルロースまたは他のグルカンで、好ましくは75%以下の活性、更に好
ましくは50%以下の活性、最も好ましくは約25%以下の活性を示すことを意
味している。 好ましくは、キシログルカンに対するエンドグルカナーゼの特異性は、各々、
試験されるキシログルカンおよび他の基質とその酵素とのインキュベートにより
得られる、最適な条件下における還元糖の放出として調べられる相対的な活性と
して更に規定される。例えば、その特異性はキシログルカン対β‐グルカン活性
(XGU/BGU)、キシログルカン対カルボキシメチルセルロース活性(XG
U/CMCU)、またはキシログルカン対酸膨潤Avicell活性(XGU/AVI
U)として規定され、それは好ましくは約50以上、例えば75、90または1
00である。
【0181】 ここで用いられている“由来する”という用語は、株CBS101.43によ
り産生されたエンドグルカナーゼのみならず、株CBS101.43から単離さ
れるDNA配列によりコードされて、そのDNA配列で形質転換された宿主生物
で産生されたエンドグルカナーゼにも関する。ここで用いられている、“ホモロ
グ”という用語は、(例えば、5×SSCに前浸漬し、5×SSC、5×デンハ
ート溶液および変性超音波処理子牛胸腺DNA50μgの溶液中−40℃で1時
間にわたり前ハイブリッド形成させ、その後50μCi32P‐dCTP標識プ
ローブで補充された同溶液中−40℃で18時間にわたりハイブリッド形成させ
て、2×SSC、0.2% SDS中40℃で30分間にわたり3回洗浄する)
ある特定の条件下で、キシログルカンと特異的なエンドグルカナーゼ酵素につい
てコードするDNAと同様のプローブとハイブリッド形成するDNAによりコー
ドされたポリペプチドを示す。更に詳しくは、その用語は、キシログルカンに特
異的なエンドグルカナーゼついてコードする前記いずれかの配列と、該配列と少
くとも75%、少くとも80%、少くとも85%、少くとも90%または更には
少くとも95%も含めて、少くとも70%相同的なDNA配列に関する。その用
語は、上記いずれかのDNA配列の修飾、例えば、その配列によりコードされる
ポリペプチドとは別のアミノ酸配列を生じずに、そのいずれかのDNA配列を含
むDNA構築体が導入された宿主生物のコドン使用に相当するヌクレオチド置換
、あるいは、異なるアミノ酸配列、したがって、おそらく、天然酵素とは異なる
性質を有したエンドグルカナーゼ変異体を生じうる異なるアミノ酸配列、ひいて
は、おそらく、異なるタンパク質構造を生じるヌクレオチド置換を含めた意味で
ある。可能な修飾の他の例は、配列中へ1以上のヌクレオチドの挿入、配列の末
端へ1以上のヌクレオチドの付加、または配列の末端またはその内部における1
以上のヌクレオチドの欠失である。
【0182】 本発明で有用な、キシログルカンに特異的なエンドグルカナーゼとは、50以
上、例えば75、90または100の(前記のような)XGU/BGU、XGU
/CMUおよび/またはXGU/AVIU比を有しているものをいう。 更に、キシログルカンに特異的なエンドグルカナーゼは、好ましくは、キシロ
グルカンに対する活性が100%であるとき、β‐グルカンに対する活性を実質
的に欠いており、および/または、カルボキシメチルセルロースおよび/または
Avicellに対する活性を多くて25%、例えば多くて10%または約5%示す。
加えて、本発明のキシログルカンに特異的なエンドグルカナーゼは、好ましくは
、トランスフェラーゼ活性、即ち植物源のキシログルカンに特異的なほとんどの
エンドグルカナーゼで観察された活性を実質的に欠いている。
【0183】 キシログルカンに特異的なエンドグルカナーゼは、WO94/14953で記
載されているように、真菌種A.aculeatusからも得られる。キシログルカンに特
異的な微生物エンドグルカナーゼも、WO94/14953で記載されている。
植物からのキシログルカンに特異的なエンドグルカナーゼも記載されているが、
これらの酵素はトランスフェラーゼ活性を有しており、そのためキシログルカン
の徹底した分解が望まれるときにはいつも、キシログルカンに特異的な微生物エ
ンドグルカナーゼより劣るとみなされるにちがいない。微生物酵素の追加利点は
、それが他の起源の酵素よりも高い量で微生物宿主で一般的に産生されることで
ある。
【0184】 キシログルカナーゼは、存在しているとき、好ましくは組成物の0.0001
〜2重量%、更に好ましくは0.0005〜0.1%、最も好ましくは0.00
1〜0.02%の純粋酵素レベルで、本発明の処理組成物中に配合される。
【0185】 上記の酵素は、植物、動物、細菌、真菌および酵母起源のように、いかなる適
切な起源であってもよい。これら酵素の精製または非精製形が用いうる。天然酵
素の変異体も定義に含まれる。変異体は、例えば天然酵素のタンパク質および/
または遺伝子工学、化学的および/または物理的修飾により得られる。酵素の産
生に関与する遺伝物質がクローニングされた宿主生物による酵素の発現も慣例的
である。 上記の酵素は、漂白組成物の0.0001〜2重量%の活性酵素レベルで、漂
白組成物中に通常配合される。酵素は、個別の単一成分(1種の酵素を含有した
小球、顆粒、安定化液体など)として、または2種以上の酵素の混合物(例えば
、共顆粒)として加えることができる。 添加しうる他の適切な洗剤成分は酵素酸化スカベンジャーである。このような
酵素酸化スカベンジャーの例はエトキシル化テトラエチレンポリアミンである。
【0186】 様々な酵素物質および合成漂白組成物中へのそれらの配合手段も、Genencor I
nternationalのWO93/07263およびWO93/07260、NovoのWO
89/08694、および1971年1月5日付McCartyらのUS3,553,
139で開示されている。酵素は、1978年7月18日付PlaceらのUS4,
101,457および1985年3月26日付HughesのUS4,507,219
でも更に開示されている。液体洗剤処方物で有用な酵素物質およびこのような処
方物中へのそれらの配合は、1981年4月14日付HoraらのUS4,261,
868で開示されている。
【0187】 酵素安定剤‐洗剤で有用な酵素は様々な技術で安定化させることができる。酵
素安定化技術は、1971年8月17日付GedgeらのUS3,600,319、G
edgeらのEP199,405および1986年10月29日付VenegasのEP2
00,586で開示および例示されている。酵素安定化系も、例えばUS3,5
19,570で記載されている。プロテアーゼ、キシラナーゼおよびセルラーゼ
を出す有用なBacillus sp.AC13は、NovoのWO9401532で記載されて
いる。ここで用いられる酵素は最終組成物でカルシウムおよび/またはマグネシ
ウムイオンの水溶性源の存在により安定化させることができ、それはこのような
イオンを酵素に供する。適切な酵素安定剤および使用レベルはUS特許5,57
6,282で記載されている。
【0188】 他の洗剤成分‐本漂白組成物は、次のうち1種以上:ポリマー分散剤、土汚れ
除去/再付着防止剤、増白剤、起泡抑制剤、染料、香料、構造弾性剤、布帛柔軟
剤、キャリア、ヒドロトロープ、加工助剤および/または顔料を場合により含有
してもよい。このような他の洗剤成分の適切な例および使用レベルはUS特許5
,576,282で記載されている。
【0189】 クリーニングの方法‐ここで記載された、布帛、皿および他の硬質表面、およ
びをパーソナルクレンジングにより体部分をクリーニングするための方法に加え
て、本発明は汚れたまたはしみの付いた布帛の洗濯前処理プロセスにも関し、慣
用的な洗浄水溶液を用いてこのような布帛を洗浄する前に、前記のような高濃縮
形態の漂白組成物と、上記のしみおよび/または汚れを直接接触させることから
なる。好ましくは、漂白組成物は、常法で前処理汚れ/しみ付き基材を洗浄する
前に、約30秒間〜24時間にわたり汚れ/しみと接触させておく。更に好まし
くは、前処理時間は約1〜180分間である。
【0190】 下記例は本発明の組成物を例示するための意味であり、必ずしも本発明の範囲
を制限したりまたは限定するような意味ではない。 下記例では、当業者に知られた一部の略号が、ここで記載された開示に合わせ
て用いられている。
【0191】合成例 例I 1‐(4,5‐ジヒドロ‐3H‐2‐ベンゾアゼピニウム)プロパン‐3‐サル
フェート()の製造:ステップ1 :4,5‐ジヒドロ‐3H‐2‐ベンゾアゼピン()の製造: 磁気攪拌棒および蒸留装置を備えた100ml丸底フラスコへ3‐フェニルプ
ロピルアミン(,24.8g,0.18モル)および88%ギ酸(41.4g
,0.79モル,4.4当量)を入れ、反応液を150℃で蒸留する。約1時間
後から、ガスクロマトグラフィーによりモニターしながら、3‐フェニルプロピ
ルアミンが消費されるまで、更に88%ギ酸8mlを2時間かけて追加する。反
応混合液を200℃で3時間にわたり(Dean-Starkトラップを用いて)蒸留して
から、それを室温まで冷却させる。 オーバーヘッドメカニカルスターラー、還流冷却器および滴下漏斗を備えた5
00ml丸底フラスコへ、五酸化リン(38.6g)およびポリホスホン酸(1
68g)を入れる。混合液を180℃で約8時間にわたり攪拌および加熱し、そ
の後150℃まで冷却する。冷却された、前記のように製造された粗製3‐フェ
ニルプロピルホルムアミドをこの混合液へ滴下する。滴下終了後に、反応液を1
70℃で一夜加熱および攪拌する。混合液を室温まで冷却し、氷水(1.0L)
で希釈し、ジエチルエーテル(500ml)で洗浄し、塩水/氷浴で冷却しなが
ら、pHを飽和水酸化カリウムで9に調整する。水溶液をエーテル(2×250
ml)で抽出し、プールされた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、
減圧下で濃縮して、エーテル/ヘキサンの添加で固化する油状物を得、これを濾
過して、を得る。製法は下記反応で表わされる:
【化62】
【0192】ステップ2 :1‐(4,5‐ジヒドロ‐3H‐2‐ベンゾアゼピニリウム)プロ
パン‐3‐サルフェート() 磁気攪拌棒、アルゴン導入口、滴下漏斗および還流冷却器を備えた250ml
丸底フラスコへ4,5‐ジヒドロ‐3H‐2‐ベンゾアゼピン(,1.45g
,10.0mmol)およびアセトニトリル(10ml)を入れる。この混合液を氷
浴で冷却し、アセトニトリル(5ml)中1,3‐プロパンスルトン(,1.
34g,11.0mmol)の溶液を滴下する。滴下終了後、氷浴を取除き、反応液
を一夜加熱還流する。混合液を室温まで冷却させ、揮発性物質を減圧下で除去す
る。固体生成物をスラリー化させ、アセトンですすいで、風乾させる。製法は下
記反応で表わされる:
【化63】
【0193】例II N‐メチル‐4,5‐ジヒドロ‐3H‐2‐ベンゾアゼピニリウム四フッ化ホウ
素塩()の製造: 磁気攪拌棒およびアルゴン導入口を備えた250ml丸底フラスコへ4,5‐
ジヒドロ‐3H‐2‐ベンゾアゼピン(,1.45g,10.0mmol)および
アセトニトリル(10ml)を入れる。この混合液を氷浴で冷却し、アセトニト
リル(5ml)中トリメチルオキソニウムテトラフルオロボレート(1.62g
,11.0mmol)の溶液を滴下する。滴下終了後、氷浴を取除き、反応液を室温
で一夜攪拌する。揮発性物質を減圧下で除去し、固体生成物をスラリー化させ、
アセトンですすいで、風乾させる。製法は下記反応で表わされる:
【化64】
【0194】例III 1‐(8‐クロロ‐3,4‐ジヒドロ‐1‐メチル‐6‐フェニル‐1H‐1,
5‐ベンゾジアゾシン‐2‐オン)ヘキサン‐2‐サルフェート()の製造:ステップ1 :1,2‐ヘキサンジオール環式サルフェート()の製造: メカニカルスターラー、均圧滴下漏斗および還流冷却器を備えた500ml三
首丸底フラスコへ1,2‐ヘキサンジオール(,5.91g,50.0mmol)
および四塩化炭素50mlを入れる。1,2‐ヘキサンジオールの溶解後、塩化
チオニル(5.5ml,75mmol)を室温で滴下し、反応液を60℃まで加熱す
る。2時間後に、反応液を氷浴で冷却する。水(50ml)およびアセトニトリ
ル(75ml)を加える。水和塩化ルテニウム(0.131g,0.50mmol)
および過ヨウ素酸ナトリウム(21.4g,100mmol)を加え、反応混合液を
室温で1時間攪拌する。混合液をジエチルエーテル(4×175ml)で抽出し
、有機層を水(5×100ml)、飽和重炭酸ナトリウム(3×100ml)、
塩水(2×100ml)で洗浄し、セライト/シリカゲルで濾過し、硫酸マグネ
シウムで乾燥させる。透明液体を濃縮して、透明油状物としてを得る。製法は
下記反応で表わされる:
【化65】
【0195】ステップ2 :8‐クロロ‐3,4‐ジヒドロ‐1‐メチル‐6‐フェニル‐1H
‐1,5‐ベンゾジアゾシン‐2‐オン()の製法は、Derieg,M.E.et al.J.O
rg.Chem.1969,34,179のように、当業界で記載された通りである。
【0196】ステップ3 :1‐(8‐クロロ‐3,4‐ジヒドロ‐1‐メチル‐6‐フェニル
‐1H‐1,5‐ベンゾジアゾシン‐2‐オン)ヘキサン‐2‐サルフェート( )の製造: 磁気攪拌棒を備えた100ml丸底フラスコへ8‐クロロ‐3,4‐ジヒドロ
‐1‐メチル‐6‐フェニル‐1H‐1,5‐ベンゾジアゾシン‐2‐オン( ,1.98g,10.0mmol)およびアセトニトリル(15ml)を入れる。こ
の溶液へ1,2‐ヘキサンジオール環式サルフェート(,1.30g,11.
0mmol)を一度に加える。反応混合液は5分以内で粘稠になり、アセトニトリル
(40ml)を追加する。反応液を一夜攪拌する。沈殿物を集め、アセトンで洗
浄し、風乾させて、を得る。製法は下記反応で表わされる:
【化66】
【0197】例IV N‐メチル‐1,2‐オキシド‐1,2,4,5‐テトラヒドロ‐3H‐2‐ベ
ンゾアゼピニリウム四フッ化ホウ素塩(11)の製造:ステップ1 :1,2‐オキシド‐1,2,4,5‐テトラヒドロ‐3H‐2‐ベ
ンゾアゼピン(10)の製造: 磁気攪拌棒およびアルゴン導入口を備えた500ml丸底フラスコへ4,5‐
ジヒドロ‐3H‐2‐ベンゾアゼピン(,14.5g,0.10モル)および
メタノール(200ml)を入れる。溶液を氷浴で冷却し、m‐クロロペルオキ
シ安息香酸(1.0当量,25.9g,68%活性の0.15モル)を加える。
滴下終了後、氷浴を取除き、透明溶液を室温で1時間攪拌する。溶液を水250
mlで希釈し、CHCl2×250mlで抽出する。合わせた有機層を10
%水性重炭酸ナトリウム3×200mlおよび水200mlで洗浄する。有機抽
出液を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して、油状物を得、これを次の反応に用
いる。製法は下記反応で表わされる:
【化67】
【0198】ステップ2 :N‐メチル‐1,2‐オキシド‐1,2,4,5‐テトラヒドロ‐
3H‐2‐ベンゾアゼピニリウム四フッ化ホウ素塩(11)の製造: 磁気攪拌棒、セプタムおよびアルゴン導入口を備えた250ml丸底フラスコ
へCHCl(30ml)中トリメチルオキソニウムテトラフルオロボレート
(14.8g,0.10mmol)を入れる。−78℃(ドライアイス/アセトン浴
)に冷却された不均質溶液へ、CHCl(30ml)中1,2‐オキシド‐
1,2,4,5‐テトラヒドロ‐3H‐2‐ベンゾアゼピン(10,16.1g
,0.10mmol)の溶液をカニューレにより加える。反応混合液を−10℃(氷
/塩水浴)に加温させ、2.5時間攪拌したとき、その溶液は不均質である。こ
の固体物を濾取し、冷(0℃)CHCl100mlで洗浄し、デシケ−ター
で乾燥させる。製法は下記反応で表わされる:
【化68】
【0199】処方例 例V 顆粒洗濯洗剤の形態を有する漂白洗剤組成物が下記処方で例示されている。 ブリーチ増強化合物* 0.05 0.01 0.13 0.04 0.07 慣用的アクチベーター(NOBS) 0.00 2.00 1.20 0.70 0.00 慣用的アクチベーター(TAED) 3.00 0.00 2.00 0.00 0.00 慣用的アクチベーター(NACA‐OBS) 3.00 0.00 0.00 0.00 2.20 過炭酸ナトリウム 5.30 0.00 0.00 4.00 4.30 過ホウ酸ナトリウム一水物 0.00 5.30 3.60 0.00 0.00 直鎖アルキルベンゼンスルホネート 12.00 0.00 12.00 0.00 21.00 C45AE0.6S 0.00 15.00 0.00 15.00 0.00 C2ジメチルアミンN‐オキシド 0.00 2.00 0.00 2.00 0.00 C12ココアミドプロピルベタイン 1.50 0.00 1.50 0.00 0.00 パームN‐メチルグルカミド 1.70 2.00 1.70 2.00 0.00 C12ジメチルヒドロキシエチル 1.50 0.00 1.50 0.00 0.00 アンモニウムクロリド AE23‐6.5T 2.50 3.50 2.50 3.50 1.00 C25E3S 4.00 0.00 4.00 0.00 0.00 トリポリリン酸ナトリウム 25.00 25.00 15.00 15.00 25.00 ゼオライトA 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 アクリル酸/マレイン酸コポリマー 0.00 0.00 0.00 0.00 1.00 ポリアクリル酸,部分的中和 3.00 3.00 3.00 3.00 0.00 汚れ放出剤 0.00 0.00 0.50 0.40 0.00 カルボキシメチルセルロース 0.40 0.40 0.40 0.40 0.40 炭酸ナトリウム 2.00 2.00 2.00 0.00 8.00 ケイ酸ナトリウム 3.00 3.00 3.00 3.00 6.00 重炭酸ナトリウム 5.00 5.00 5.00 5.00 5.00 Savinase(4T) 1.00 1.00 1.00 1.00 0.60 Termamyl(60T) 0.40 0.40 0.40 0.40 0.40 Lipolase(100T) 0.12 0.12 0.12 0.12 0.12 Carezyme(5T) 0.15 0.15 0.15 0.15 0.15 ジエチレントリアミンペンタ 1.60 1.60 1.60 1.60 0.40 (メチレンホスホン酸) 増白剤 0.20 0.20 0.20 0.05 0.20 スルホン化亜鉛フタロシアニン 0.50 0.00 0.25 0.00 0.00 フォトブリーチ MgSO4 2.20 2.20 2.20 2.20 0.64Na 2 SO 4 残部 残部 残部 残部 残部 例Iに従い製造された1‐(4,5‐ジヒドロ‐3H‐2‐ベンゾアゼピニウ
ム)プロパン‐3‐サルフェート 上記いずれの組成物も、水中3500ppmの濃度、25℃および15:1水
:衣類比で布帛を洗濯するために用いる。典型的pHは約9.5であるが、アル
キルベンゼンスルホネートの酸対Na塩形の割合を変えることにより調整しても
よい。
【0200】例VI 顆粒洗濯洗剤の形態を有する漂白洗剤組成物が下記処方で例示されている。 ブリーチ増強化合物* 0.26 0.38 0.04 0.03 0.01 慣用的アクチベーター(NOBS) 0.00 0.00 0.00 0.50 0.00 慣用的アクチベーター(TAED) 1.80 1.00 2.50 3.00 1.00 慣用的アクチベーター(NACA‐OBS) 3.00 0.00 0.00 2.50 0.00 過炭酸ナトリウム 5.30 0.00 0.00 9.00 0.00 過ホウ酸ナトリウム一水物 0.00 9.00 17.60 0.00 9.00 直鎖アルキルベンゼンスルホネート 21.00 12.00 0.00 12.00 12.00 C45AE0.6S 0.00 0.00 15.00 0.00 0.00 C2ジメチルアミンN‐オキシド 0.00 0.00 2.00 0.00 0.00 C12ココアミドプロピルベタイン 0.00 1.50 0.00 1.50 1.50 パームN‐メチルグルカミド 0.00 1.70 2.00 1.70 1.70 C12ジメチルヒドロキシエチル 1.00 1.50 0.00 1.50 1.50 アンモニウムクロリド AE23‐6.5T 0.00 2.50 3.50 2.50 2.50 C25E3S 0.00 4.00 0.00 4.00 4.00 トリポリリン酸ナトリウム 25.00 15.00 25.00 15.00 15.00 ゼオライトA 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 アクリル酸/マレイン酸コポリマー 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 ポリアクリル酸,部分的中和 0.00 3.00 3.00 3.00 3.00 汚れ放出剤 0.30 0.50 0.00 0.50 0.50 カルボキシメチルセルロース 0.00 0.40 0.40 0.40 0.40 炭酸ナトリウム 0.00 2.00 2.00 2.00 2.00 ケイ酸ナトリウム 6.00 3.00 3.00 3.00 3.00 重炭酸ナトリウム 2.00 5.00 5.00 5.00 5.00 Savinase(4T) 0.60 1.00 1.00 1.00 1.00 Termamyl(60T) 0.40 0.40 0.40 0.40 0.40 Lipolase(100T) 0.12 0.12 0.12 0.12 0.12 Carezyme(5T) 0.15 0.15 0.15 0.15 0.15 ジエチレントリアミンペンタ 0.40 0.00 1.60 0.00 0.00 (メチレンホスホン酸) 増白剤 0.20 0.30 0.20 0.30 0.30 スルホン化亜鉛フタロシアニン 0.25 0.00 0.00 0.00 0.00 フォトブリーチ MgSO4 0.64 0.00 2.20 0.00 0.00Na 2 SO 4 残部 残部 残部 残部 残部 例Iに従い製造された1‐(4,5‐ジヒドロ‐3H‐2‐ベンゾアゼピニウ
ム)プロパン‐3‐サルフェート 上記いずれの組成物も、水中3500ppmの濃度、25℃および15:1水
:衣類比で布帛を洗濯するために用いる。典型的pHは約9.5であるが、アル
キルベンゼンスルホネートの酸対Na塩形の割合を変えることにより調整しても
よい。
【0201】例VII 漂白洗剤粉末は下記成分を含んでなる: 成 分 重量% ブリーチブースター* 0.07 TAED 2.0 過ホウ酸ナトリウム四水物 10 C12直鎖アルキルベンゼンスルホネート 8 ホスフェート(トリポリリン酸ナトリウムとして) 9 炭酸ナトリウム 20 タルク 15 増白剤、香料 0.3 塩化ナトリウム 25水およびその他 * 残部100%まで 例IIに従い製造されたN‐メチル‐4,5‐ジヒドロ‐3H‐2‐ベンゾアゼ
ピニリウム四フッ化ホウ素塩
【0202】例VIII 汚れた布帛を手洗いする上で適した固形洗濯洗剤を標準押出しプロセスにより
製造するが、これは下記を含んでなる: 成 分 重量% ブリーチブースター1 0.1 TAED 1.7 NOBS 0.2 過炭酸ナトリウム 12 C12直鎖アルキルベンゼンスルホネート 30 ホスフェート(トリポリリン酸ナトリウムとして) 10 炭酸ナトリウム 5 ピロリン酸ナトリウム 7 ココナツモノエタノールアミド 2 ゼオライトA(0.1〜10ミクロン) 5 カルボキシメチルセルロース 0.2 ポリアクリレート(m.w.1400) 0.2 増白剤、香料 0.2 プロテアーゼ 0.3 CaSO4 1 MgSO4 1 水 4フィラー 2 残部100%まで 例IIに従い製造されたN‐メチル‐4,5‐ジヒドロ‐3H‐2‐ベンゾアゼ
ピニリウム四フッ化ホウ素塩 CaCO、タルク、クレー、シリケートなどのような好都合な物質から選択
することができる。 酸性フィラーもpHを減少させるために用いうる。 組成物は、20〜40℃の温度および約20:1の水:布帛比で、溶液中約1
000ppmの濃度で布帛を洗濯するために用いる。
【0203】例IX 機械向けに適した洗濯洗剤組成物を標準法により製造するが、これは下記組成
からなる: 成 分 重量% ブリーチブースター* 0.20 NOBS 7.20 過ホウ酸ナトリウム四水和物 9.2 炭酸ナトリウム 23.74 アニオン性界面活性剤 14.80 アルミノシリケート 21.30 シリケート 1.85 ジエチレントリアミン五酢酸 0.43 ポリアクリル酸 2.72 増白剤 0.23 固形ポリエチレングリコール 1.05 サルフェート 8.21 香料 0.25 水 7.72 加工助剤 0.10その他 0.43 例IIIに従い製造された1‐(8‐クロロ‐3,4‐ジヒドロ‐1‐メチル‐
6‐フェニル‐1H‐1,5‐ベンゾジアゾシン‐2‐オン)ヘキサン‐2‐サ
ルフェート 組成物は、20〜40℃の温度および約20:1の水:布帛比で、溶液中約1
000ppmの濃度で布帛を洗濯するために用いる。
【0204】例X 成 分 重量% ブリーチブースター* 0.07 NOBS 6.0 過ホウ酸ナトリウム四水和物 8.0 炭酸ナトリウム 21.0 アニオン性界面活性剤 12.0 アルミノシリケート 18.0 ジエチレントリアミン五酢酸 0.3 ノニオン性界面活性剤 0.5 ポリアクリル酸 2.0 増白剤 0.3 サルフェート 17.0 香料 0.25 水 6.7その他 2.95 例Iに従い製造された1‐(4,5‐ジヒドロ‐3H‐2‐ベンゾアゼピニウ
ム)プロパン‐3‐サルフェート 組成物は、20〜40℃の温度および約20:1の水:布帛比で、溶液中約8
50ppmの濃度で布帛を洗濯するために用いる。
【0205】 本発明の具体的態様が記載されてきたが、本発明の様々な変更および修正が本
発明の精神および範囲から逸脱せずに行えることは当業者にとり明らかであろう
。本発明の範囲内に属するすべてのこのような修正について、添付された請求の
範囲では包含していると考えられる。
【0206】 本発明の組成物は業者により選択されるいずれのプロセスでも適切に製造しう
るが、その非制限例はUS特許5,691,297、5,574,005、5,
569,645、5,565,422、5,516,448、5,489,39
2および5,486,303で記載されている。 前記例に加えて、本発明の漂白系はいかなる適切な洗濯洗剤組成物へも処方す
ることができ、その非制限例はUS特許5,679,630、5,565,14
5、5,478,489、5,470,507、5,466,802、5,46
0,752、5,458,810、5,458,809および5,288,43
1で記載されている。 好ましい態様および例を掲載しながら本発明を詳細に記載してきたが、様々な
変更および修正が本発明の範囲から逸脱せずに行えて、本発明が明細書で記載さ
れたものに限定されないことは、当業者にとり明らかであろう。
【配列表】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D06L 3/02 D06L 3/02 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN, YU,ZA,ZW (72)発明者 ロバート、リチャード、ダイクストラ アメリカ合衆国オハイオ州、クリーブス、 ミッチェル、パーク、ドライブ、7715 Fターム(参考) 4C072 AA01 AA06 BB02 BB06 CC01 CC11 EE01 FF10 GG01 4H003 AB19 AB31 AC03 AC15 AD04 AE06 BA09 DA01 EA09 EA12 EA15 EA16 EA28 EB16 EB20 EB22 EB30 EB42 EC02 ED02 EE05 EE10 FA09 FA43

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペルオキシゲン源と一緒にまたはそれなしでブリーチ増強化合物を含んでなる
    漂白組成物であって、 上記のブリーチ増強化合物が: (a)アリールイミニウムカチオン、アリールイミニウム双極性イオン、約+
    3〜約−3の正味電荷を有したアリールイミニウムポリイオンおよびそれらの混
    合物からなる群より選択されるブリーチブースター;該ブリーチブースターは下
    記式〔I〕および〔II〕で表わされる: 【化1】 上記式中、mは0または1であり、nは0〜4の整数である;各RはH、アル
    キル、シクロアルキル、アリール、縮合アリール、ヘテロ環式環、縮合ヘテロ環
    式環、ニトロ、ハロ、シアノ、スルホナト、アルコキシ、ケト、カルボキシルお
    よびカルボアルコキシ基からなる群より選択される置換または非置換基から独立
    して選択される;2つの隣接R置換基は結合して、縮合アリール、縮合カルボ
    環式または縮合ヘテロ環式環を形成してもよい;RはH、アルキル、シクロア
    ルキル、アルカリール、アリール、アラルキル、ヘテロ環式環、ニトロ、ハロ、
    シアノ、スルホナト、アルコキシ、ケト、カルボキシルおよびカルボアルコキシ
    基からなる群より選択される置換または非置換基である;RはH、アルキル、
    シクロアルキル、アルカリール、アリール、アラルキル、ヘテロ環式環および下
    記式で表わされる基からなる群より選択される置換または非置換、飽和または不
    飽和基である: ‐T‐(Z 上記式中ZはTへ共有結合されており、Zは‐CO 、‐SO 、‐
    OSO 、‐SO および‐OSO からなる群より選択され、aは1ま
    たは2である;Tは(1)‐(CH(R14))‐または‐(C(R14 )‐(R14は独立してHまたはC‐Cアルキルから選択される);(2)
    ‐CH(C)‐; 【化2】 (5)‐(CH(E)(CH‐(dは2〜8であり、fは1〜3で
    あり、Eは‐C(O)O‐である);(6)‐C(O)NR15‐(R15はH
    またはC‐Cアルキルである); 【化3】 (上記式中xは0〜3である;Jは、存在するとき、独立して‐CR2021 ‐、‐CR2021CR2223‐および‐CR2021CR2223 CR2425‐からなる群より選択される;R16‐R25はH、C‐C アルキル、シクロアルキル、アルカリール、アリール、アラルキル、アルキレ
    ン、ヘテロ環式環、アルコキシ、アリールカルボニル、カルボキシアルキルおよ
    びアミド基からなる直鎖または分岐群より選択される置換または非置換基である
    )からなる群より選択される;R‐R11はH、直鎖または分岐C‐C12 アルキル、アルキレン、アルコキシ、アリール、アルカリール、アラルキル、シ
    クロアルキルおよびヘテロ環式環からなる群より独立して選択される置換または
    非置換基である;R12およびR13はH、酸素、直鎖または分岐C‐C12 アルキル、アルキレン、アルコキシ、アリール、アルカリール、アラルキル、シ
    クロアルキルおよびヘテロ環式環からなる群より独立して選択される置換または
    非置換基である;但し、いずれのR‐R13もいずれか他のR‐R13と一
    緒に結合して、共有環の一部を形成してよい;いずれのgem-R‐R11も結合
    してカルボニルを形成してよい:いずれの隣接R‐R13も結合して不飽和を
    形成してよい;置換基R‐R、R‐RまたはR‐R13のうちいずれ
    か1つのグループは結合して、置換または非置換縮合不飽和部分を形成してもよ
    い; (b)オキサジリジニウムカチオン、オキサジリジニウム双極性イオン、約+
    3〜約−3の正味電荷を有したオキサジリジニウムポリイオンおよびそれらの混
    合物からなる群より選択される漂白種;該オキサジリジニウム化合物は下記式〔
    III〕および〔IV〕で表わされる: 【化4】 上記式中、mは0または1であり、nは0〜4の整数である;各R32はH、ア
    ルキル、シクロアルキル、アリール、縮合アリール、ヘテロ環式環、縮合ヘテロ
    環式環、ニトロ、ハロ、シアノ、スルホナト、アルコキシ、ケト、カルボキシル
    およびカルボアルコキシ基からなる群より選択される置換または非置換基から独
    立して選択される;2つの隣接R32置換基は結合して、縮合アリール、縮合カ
    ルボ環式または縮合ヘテロ環式環を形成してもよい;R33はH、アルキル、シ
    クロアルキル、アルカリール、アリール、アラルキル、ヘテロ環式環、ニトロ、
    ハロ、シアノ、スルホナト、アルコキシ、ケト、カルボキシルおよびカルボアル
    コキシ基からなる群より選択される置換または非置換基である;R34はH、ア
    ルキル、シクロアルキル、アルカリール、アリール、アラルキル、ヘテロ環式環
    および下記式で表わされる基からなる群より選択される置換または非置換基であ
    る: ‐T‐(Z 上記式中ZはTへ共有結合されており、Zは‐CO 、‐SO 、‐
    OSO 、‐SO および‐OSO からなる群より選択され、aは1ま
    たは2である;Tは(1)‐(CH(R45))‐または‐(C(R45 )‐(R45は独立してHまたはC‐Cアルキルから選択される);(2)
    ‐CH(C)‐;(3)‐(CH(E)(CH‐(dは2
    〜8であり、fは1〜3であり、Eは‐C(O)O‐である);(4)‐C(O
    )NR46‐(R46はHまたはC‐Cアルキルである);および 【化5】 (上記式中xは0〜3である;Jは、存在するとき、独立して‐CR5152 ‐、‐CR5152CR5354‐および‐CR5152CR5354 CR5556‐からなる群より選択される;R47‐R56はH、C‐C アルキル、シクロアルキル、アルカリール、アリール、アラルキル、アルキレ
    ン、ヘテロ環式環、アルコキシ、アリールカルボニル、カルボキシアルキルおよ
    びアミド基からなる直鎖または分岐群より選択される置換または非置換基である
    )からなる群より選択される;R35‐R42はH、直鎖または分岐C‐C アルキル、アルキレン、アルコキシ、アリール、アルカリール、アラルキル、
    シクロアルキルおよびヘテロ環式環からなる群より独立して選択される置換また
    は非置換基である;R43およびR44はH、酸素、直鎖または分岐C‐C アルキル、アルキレン、アルコキシ、アリール、アルカリール、アラルキル、
    シクロアルキルおよびヘテロ環式環からなる群より独立して選択される置換また
    は非置換基である;但し、いずれのR32‐R44もいずれか他のR32‐R と一緒に結合して、共有環の一部を形成してよい;いずれの隣接R35‐R も結合して不飽和を形成してよい;存在するとき、置換基R35‐R38、R 37 ‐R40、R39‐R42またはR43およびR44のうちいずれか1つの
    グループは結合して、置換または非置換縮合不飽和部分を形成してもよい;およ
    び (c)それらの混合物 からなる群より選択される、上記漂白組成物。
  2. 【請求項2】 ブリーチ増強化合物が、組成物の約0.001〜約10重量%であり、ペルオ
    キシゲン源が、存在するとき、組成物の約0.01〜約60重量%である、請求
    項1に記載の漂白組成物。
  3. 【請求項3】 ペルオキシゲン源が、存在するとき、 (a)過カルボン酸および塩、過炭酸および塩、過イミド酸および塩、ペルオ
    キシ一硫酸および塩、およびそれらの混合物からなる群より選択される前形成過
    酸化合物;および (b)ペルボレート化合物、ペルカーボネート化合物、ペルホスフェート化合
    物およびそれらの混合物からなる群より選択される過酸化水素源;およびブリー
    チアクチベーターの存在または不在 からなる群より選択される、請求項1に記載の漂白組成物。
  4. 【請求項4】 Rが下記式で表わされる: ‐T‐(Z 上記式中ZはTへ共有結合されており、Zは‐CO 、‐SO 、‐
    OSO 、‐SO および‐OSO からなる群より選択され、aは1ま
    たは2である;Tは以下である: 【化6】 上記式中xは0〜3である;Jは、存在するとき、独立して‐CR2021
    、‐CR2021CR2223‐および‐CR2021CR2223
    2425‐からなる群より選択される;R16‐R25はH、C‐C18 アルキル、シクロアルキル、アルカリール、アリール、アラルキルおよびアルキ
    レンからなる直鎖または分岐群より選択される置換または非置換基である、請求
    項1に記載の漂白組成物。
  5. 【請求項5】 ブリーチブースターがアリールイミニウム双極性イオンであって、ここでR がHまたはメチルで、aが1である、請求項4に記載の漂白組成物。
  6. 【請求項6】 ブリーチブースターが、正味負電荷を有するアリールイミニウムポリイオンで
    あって、ここでRがHまたはメチルで、aが2である、請求項4に記載の漂白
    組成物。
  7. 【請求項7】 ブリーチブースターがアリールイミニウムカチオンであって、ここでRがH
    またはメチルであり、RがHまたは直鎖もしくは分岐C‐C14置換もしく
    は非置換アルキルおよびシクロアルキルである、請求項1に記載の漂白組成物。
  8. 【請求項8】 ブリーチブースターがアリールイミニウムカチオンであって、ここでRが直
    鎖または分岐C‐C14置換または非置換アルキルおよびシクロアルキルから
    なる群より選択されるか、あるいは該ブリーチブースターがアリールイミニウム
    双極性イオンであって、ここでRが下記式で表わされる基である: ‐T‐(Z 上記式中Zは‐CO 、‐SO または‐OSO である;aは1であ
    る;Tは下記からなる群より選択される: 【化7】 上記式中pは2〜4の整数であり、R26がHおよび直鎖または分岐C‐C 置換または非置換アルキルまたはシクロアルキルからなる群より独立して選択
    される、請求項1に記載の漂白組成物。
  9. 【請求項9】 漂白種がオキサジリジニウムカチオンであって、ここでR34が直鎖または分
    岐C‐C14置換または非置換アルキルからなる群より選択されるか、あるい
    は該漂白種がオキサジリジニウム双極性イオンであって、ここでR34が下記式
    で表わされる基である: ‐T‐(Z 上記式中Zは‐CO 、‐SO または‐OSO である;aは1であ
    る;Tは下記からなる群より選択される: 【化8】 上記式中pは2〜4の整数であり、R57はHおよび直鎖または分岐C‐C 置換または非置換アルキルおよびシクロアルキルからなる群より独立して選択
    される、請求項1に記載の漂白組成物。
  10. 【請求項10】 漂白種が、正味負電荷を有するオキサジリジニウムポリイオンであって、ここ
    でR33がHであり、Zが‐CO 、‐SO または‐OSO であり
    、aが2である、請求項1に記載の漂白組成物。
  11. 【請求項11】 漂白種が、正味負電荷を有するオキサジリジニウムポリイオンであって、ここ
    でR33がHであり、R34が下記式で表わされる基からなる群より選択される
    : ‐T‐(Z 上記式中Zは‐CO 、‐SO または‐OSO である;aは1であ
    る;Tは下記からなる群より選択される: 【化9】 上記式中pは2〜4の整数であり、R57はHおよび直鎖または分岐C‐C 置換または非置換アルキルおよびシクロアルキルからなる群より独立して選択
    される、請求項1に記載の漂白組成物。
  12. 【請求項12】 漂白組成物が、界面活性剤を更に含んでなる、請求項1に記載の漂白組成物。
  13. 【請求項13】 界面活性剤がアニオン性界面活性剤である、請求項12に記載の漂白組成物。
  14. 【請求項14】 漂白組成物が、酵素を更に含んでなる、請求項1に記載の漂白組成物。
  15. 【請求項15】 漂白組成物が、キレート化剤を更に含んでなる、請求項1に記載の漂白組成物
  16. 【請求項16】 下記からなる群より選択されるカチオン性または双極性イオン洗濯ブリーチ増
    強化合物: 【化10】 上記式中、R32‐R44はR‐R13と各々同一である;上記式中、mは0
    または1であり、nは0〜4の整数である;RはH、アルキル、シクロアルキ
    ル、アリール、縮合アリール、ヘテロ環式環、縮合ヘテロ環式環、ニトロ、ハロ
    、シアノ、スルホナト、アルコキシ、ケト、カルボキシルおよびカルボアルコキ
    シ基からなる群より選択される置換または非置換基から独立して選択される;2
    つの隣接R置換基は結合して、縮合アリール、縮合カルボ環式または縮合ヘテ
    ロ環式環を形成してもよい;RはH、アルキル、シクロアルキル、アルカリー
    ル、アリール、アラルキル、ヘテロ環式環、ニトロ、ハロ、シアノ、スルホナト
    、アルコキシ、ケト、カルボキシルおよびカルボアルコキシ基からなる群より選
    択される置換または非置換基である;RはH、アルキル、シクロアルキル、ア
    ルカリール、アリール、アラルキル、ヘテロ環式環および下記式で表わされる基
    からなる群より選択される置換または非置換、飽和または不飽和基である: ‐T‐(Z 上記式中ZはTへ共有結合されており、Zは‐CO 、‐SO 、‐
    OSO 、‐SO および‐OSO からなる群より選択され、aは1ま
    たは2である;Tは(1)‐(CH(R14))‐または‐(C(R14 )‐(R14は独立してHまたはC‐Cアルキルから選択される);(2)
    ‐CH(C)‐; 【化11】 (5)‐(CH(E)(CH‐(dは2〜8であり、fは1〜3で
    あり、Eは‐C(O)O‐である);(6)‐C(O)NR15‐(R15はH
    またはC‐Cアルキルである); 【化12】 (上記式中xは0〜3である;Jは、存在するとき、独立して‐CR2021 ‐、‐CR2021CR2223‐および‐CR2021CR2223 CR2425‐からなる群より選択される;R16‐R25はH、C‐C アルキル、シクロアルキル、アルカリール、アリール、アラルキル、アルキレ
    ン、ヘテロ環式環、アルコキシ、アリールカルボニル、カルボキシアルキルおよ
    びアミド基からなる直鎖または分岐群より選択される置換または非置換基である
    )からなる群より選択される;R‐R11はH、直鎖または分岐C‐C12 アルキル、アルキレン、アルコキシ、アリール、アルカリール、アラルキル、シ
    クロアルキルおよびヘテロ環式環からなる群より独立して選択される置換または
    非置換基である;R12およびR13はH、酸素、直鎖または分岐C‐C12 アルキル、アルキレン、アルコキシ、アリール、アルカリール、アラルキル、シ
    クロアルキルおよびヘテロ環式環からなる群より独立して選択される置換または
    非置換基である; 但し、式〔I〕の場合において、いずれのR‐R13もいずれか他のR
    13と一緒に結合して、共有環の一部を形成してよい;いずれのgem-R‐R 11 も結合してカルボニルを形成してよい:いずれの隣接R‐R13も結合し
    て不飽和を形成してよい;置換基R‐R、R‐RまたはR‐R13
    うちいずれか1つのグループは結合して、置換または非置換縮合不飽和部分を形
    成してもよい;但しG=NR12またはG=NR1213のとき、Rまたは
    はアリール基ではなく、G=CR1011またはG=Oのとき、Rの正
    味電荷は0ではない;および 但し、式〔III〕の場合において、いずれのR32‐R44もいずれか他のR
    32‐R44と一緒に結合して、共有環の一部を形成してよい;いずれのgem-R 35 ‐R44も結合してカルボニルを形成してよい:いずれの隣接R35‐R も結合して不飽和を形成してよい;存在するとき、置換基R35‐R38、R 37 ‐R40、R39‐R44のうちいずれか1つのグループは結合して、置換
    または非置換縮合不飽和部分を形成してもよい、上記カチオン性または双極性イ
    オン洗濯ブリーチ増強化合物。
  17. 【請求項17】 請求項1に記載された漂白組成物を有する洗濯液と布帛を接触させることから
    なる、洗濯の必要な布帛を洗濯するための方法。
  18. 【請求項18】 ブリーチ増強化合物の使用時濃度が、約0.01〜約10ppmである、請求
    項17に記載の方法。
  19. 【請求項19】 ブリーチ増強化合物の使用時濃度が、約0.04〜約2.5ppmである、請
    求項18に記載の方法。
  20. 【請求項20】 ブリーチ増強化合物の使用時濃度が、約0.1〜約1ppmである、請求項1
    9に記載の方法。
  21. 【請求項21】 (a)アリールイミニウムカチオン、アリールイミニウム双極性イオン、約+
    3〜約−3の正味電荷を有したアリールイミニウムポリイオンおよびそれらの混
    合物からなる群より選択されるブリーチブースター;該ブリーチブースターは下
    記式〔I〕および〔II〕で表わされる: 【化13】 上記式中、mは0または1であり、nは0〜4の整数である;各RはH、アル
    キル、シクロアルキル、アリール、縮合アリール、ヘテロ環式環、縮合ヘテロ環
    式環、ニトロ、ハロ、シアノ、スルホナト、アルコキシ、ケト、カルボキシルお
    よびカルボアルコキシ基からなる群より選択される置換または非置換基から独立
    して選択される;2つの隣接R置換基は結合して、縮合アリール、縮合カルボ
    環式または縮合ヘテロ環式環を形成してもよい;RはH、アルキル、シクロア
    ルキル、アルカリール、アリール、アラルキル、ヘテロ環式環、ニトロ、ハロ、
    シアノ、スルホナト、アルコキシ、ケト、カルボキシルおよびカルボアルコキシ
    基からなる群より選択される置換または非置換基である;RはH、アルキル、
    シクロアルキル、アルカリール、アリール、アラルキル、ヘテロ環式環および下
    記式で表わされる基からなる群より選択される置換または非置換、飽和または不
    飽和基である: ‐T‐(Z 上記式中ZはTへ共有結合されており、Zは‐CO 、‐SO 、‐
    OSO 、‐SO および‐OSO からなる群より選択され、aは1ま
    たは2である;Tは(1)‐(CH(R14))‐または‐(C(R14 )‐(R14は独立してHまたはC‐Cアルキルから選択される);(2)
    ‐CH(C)‐; 【化14】 (5)‐(CH(E)(CH‐(dは2〜8であり、fは1〜3で
    あり、Eは‐C(O)O‐である);(6)‐C(O)NR15‐(R15はH
    またはC‐Cアルキルである); 【化15】 (上記式中xは0〜3である;Jは、存在するとき、独立して‐CR2021 ‐、‐CR2021CR2223‐および‐CR2021CR2223 CR2425‐からなる群より選択される;R16‐R25はH、C‐C アルキル、シクロアルキル、アルカリール、アリール、アラルキル、アルキレ
    ン、ヘテロ環式環、アルコキシ、アリールカルボニル、カルボキシアルキルおよ
    びアミド基からなる直鎖または分岐群より選択される置換または非置換基である
    )からなる群より選択される;R‐R11はH、直鎖または分岐C‐C12 アルキル、アルキレン、アルコキシ、アリール、アルカリール、アラルキル、シ
    クロアルキルおよびヘテロ環式環からなる群より独立して選択される置換または
    非置換基である;R12およびR13はH、酸素、直鎖または分岐C‐C12 アルキル、アルキレン、アルコキシ、アリール、アルカリール、アラルキル、シ
    クロアルキルおよびヘテロ環式環からなる群より独立して選択される置換または
    非置換基である;但し、いずれのR‐R13もいずれか他のR‐R13と一
    緒に結合して、共有環の一部を形成してよい;いずれのgem-R‐R11も結合
    してカルボニルを形成してよい;いずれの隣接R‐R13も結合して不飽和を
    形成してよい;置換基R‐R、R‐RまたはR‐R13のうちいずれ
    か1つのグループは結合して、置換または非置換縮合不飽和部分を形成してもよ
    い; (b)オキサジリジニウムカチオン、オキサジリジニウム双極性イオン、約+
    3〜約−3の正味電荷を有したオキサジリジニウムポリイオンおよびそれらの混
    合物からなる群より選択される漂白種;該オキサジリジニウム化合物は下記式〔
    III〕および〔IV〕で表わされる: 【化16】 上記式中、mは0または1であり、nは0〜4の整数である;各R32はH、ア
    ルキル、シクロアルキル、アリール、縮合アリール、ヘテロ環式環、縮合ヘテロ
    環式環、ニトロ、ハロ、シアノ、スルホナト、アルコキシ、ケト、カルボキシル
    およびカルボアルコキシ基からなる群より選択される置換または非置換基から独
    立して選択される;2つの隣接R32置換基は結合して、縮合アリール、縮合カ
    ルボ環式または縮合ヘテロ環式環を形成してもよい;R33はH、アルキル、シ
    クロアルキル、アルカリール、アリール、アラルキル、ヘテロ環式環、ニトロ、
    ハロ、シアノ、スルホナト、アルコキシ、ケト、カルボキシルおよびカルボアル
    コキシ基からなる群より選択される置換または非置換基である;R34はH、ア
    ルキル、シクロアルキル、アルカリール、アリール、アラルキル、ヘテロ環式環
    および下記式で表わされる基からなる群より選択される置換または非置換基であ
    る: ‐T‐(Z 上記式中ZはTへ共有結合されており、Zは‐CO 、‐SO 、‐
    OSO 、‐SO および‐OSO からなる群より選択され、aは1ま
    たは2である;Tは(1)‐(CH(R45))‐または‐(C(R45 )‐(R45は独立してC‐Cアルキルから選択される);(2)‐CH (C)‐;(3)‐(CH(E)(CH‐(dは2〜8であ
    り、fは1〜3であり、Eは‐C(O)O‐である);(4)‐C(O)NR ‐(R46はHまたはC‐Cアルキルである);および 【化17】 (上記式中xは0〜3である;Jは、存在するとき、独立して‐CR5152 ‐、‐CR5152CR5354‐および‐CR5152CR5354 CR5556‐からなる群より選択される;R47‐R56はH、C‐C アルキル、シクロアルキル、アルカリール、アリール、アラルキル、アルキレ
    ン、ヘテロ環式環、アルコキシ、アリールカルボニル、カルボキシアルキルおよ
    びアミド基からなる直鎖または分岐群より選択される置換または非置換基である
    )からなる群より選択される;R35‐R42はH、直鎖または分岐C‐C アルキル、アルキレン、アルコキシ、アリール、アルカリール、アラルキル、
    シクロアルキルおよびヘテロ環式環からなる群より独立して選択される置換また
    は非置換基である;R43およびR44はH、酸素、直鎖または分岐C‐C アルキル、アルキレン、アルコキシ、アリール、アルカリール、アラルキル、
    シクロアルキルおよびヘテロ環式環からなる群より独立して選択される置換また
    は非置換基である;但し、いずれのR32‐R44もいずれか他のR32‐R と一緒に結合して、共有環の一部を形成してよい;いずれの隣接R35‐R も結合して不飽和を形成してよい;存在するとき、置換基R35‐R38、R 37 ‐R40、R39‐R42またはR43およびR44のうちいずれか1つの
    グループは結合して、置換または非置換縮合不飽和部分を形成してもよい;およ
    び (c)それらの混合物; からなる群より選択されるブリーチ増強化合物を含んでなる洗濯添加製品。
  22. 【請求項22】 Rが下記式で表わされる: ‐T‐(Z 上記式中ZはTへ共有結合されており、Zは‐CO 、‐SO 、‐
    OSO 、‐SO および‐OSO からなる群より選択され、aは1ま
    たは2である;Tは以下である: 【化18】 上記式中xは0〜3である;Jは、存在するとき、独立して‐CR2021
    、‐CR2021CR2223‐および‐CR2021CR2223
    2425‐からなる群より選択される;R16‐R25はH、C‐C18 アルキル、シクロアルキル、アルカリール、アリール、アラルキル、アルキレン
    、ヘテロ環式環、アルコキシ、アリールカルボニル、カルボキシアルキルおよび
    アミド基からなる直鎖または分岐群より選択される、請求項21に記載の洗濯添
    加製品。
  23. 【請求項23】 ブリーチブースターが下記式を有している: 【化19】 上記式中、mは0または1である;RはH、アルキル、シクロアルキル、アリ
    ール、縮合アリール、ヘテロ環式環、縮合ヘテロ環式環、ニトロ、ハロ、シアノ
    、スルホナト、アルコキシ、ケト、カルボキシルおよびカルボアルコキシ基から
    なる群より選択される置換または非置換、飽和または不飽和基である;RはH
    、アルキル、シクロアルキル、アルカリール、アリール、アラルキル、ヘテロ環
    式環、ニトロ、ハロ、シアノ、スルホナト、アルコキシ、ケト、カルボキシルお
    よびカルボアルコキシ基からなる群より選択される置換または非置換基である;
    はH、アルキル、シクロアルキル、アルカリール、アリール、アラルキル、
    ヘテロ環式環および下記式で表わされる基からなる群より選択される置換または
    非置換、飽和または不飽和基である: ‐T‐(Z 上記式中ZはTへ共有結合されており、Zは‐CO 、‐SO 、‐
    OSO 、‐SO および‐OSO からなる群より選択され、aは1ま
    たは2である;Tは(1)‐(CH(R14))‐または‐(C(R14 )‐(R14は独立してHまたはC‐Cアルキルから選択される);(2)
    ‐CH(C)‐; 【化20】 (5)‐(CH(E)(CH‐(dは2〜8であり、fは1〜3で
    あり、Eは‐C(O)O‐である);(6)‐C(O)NR15‐(R15はH
    またはC‐Cアルキルである); 【化21】 (上記式中xは0〜3である;Jは、存在するとき、独立して‐CR2021 ‐、‐CR2021CR2223‐および‐CR2021CR2223 CR2425‐からなる群より選択される;R16‐R25はH、C‐C アルキル、シクロアルキル、アルカリール、アリール、アラルキル、アルキレ
    ン、ヘテロ環式環、アルコキシ、アリールカルボニル、カルボキシアルキルおよ
    びアミド基からなる直鎖または分岐群より選択される置換または非置換基である
    )からなる群より選択される;R‐R11はH、直鎖または分岐C‐C12 アルキル、アルキレン、アルコキシ、アリール、アルカリール、アラルキル、シ
    クロアルキルおよびヘテロ環式環からなる群より独立して選択される置換または
    非置換基である;R12およびR13はH、酸素、直鎖または分岐C‐C12 アルキル、アルキレン、アルコキシ、アリール、アルカリール、アラルキル、シ
    クロアルキルおよびヘテロ環式環からなる群より独立して選択される置換または
    非置換基である;但し、いずれのR‐R13もいずれか他のR‐R13と一
    緒に結合して、共有環の一部を形成してよい;いずれのgem-R‐R11も結合
    してカルボニルを形成してよい:いずれの隣接R‐R13も結合して不飽和を
    形成してよい;置換基R‐R、R‐RまたはR‐R13のうちいずれ
    か1つのグループは結合して、置換または非置換縮合不飽和部分を形成してもよ
    い、請求項21に記載の洗濯添加製品。
  24. 【請求項24】 洗濯添加製品が、丸剤、錠剤、カプレット、ゲルキャップまたは他の単一剤形
    からなる群より選択される剤形である、請求項21に記載の洗濯添加製品。
  25. 【請求項25】 洗濯添加製品が、適切なキャリアを更に含有している、請求項21に記載の洗
    濯添加製品。
  26. 【請求項26】 ブリーチアクチベーターが、テトラアセチルエチレンジアミン(TAED)、
    ベンゾイルカプロラクタム(BzCL)、4‐ニトロベンゾイルカプロラクタム
    、3‐クロロベンゾイルカプロラクタム、ベンゾイルオキシベンゼンスルホネー
    ト(BOBS)、ノナノイルオキシベンゼンスルホネート(NOBS)、フェニ
    ルベンゾエート(PhBz)、デカノイルオキシベンゼンスルホネート(C10 ‐OBS)、ベンゾイルバレロラクタム(BZVL)、オクタノイルオキシベン
    ゼンスルホネート(C‐OBS)、ペルヒドロライズ性エステル、4‐〔N‐
    (ノナノイル)アミノヘキサノイルオキシ〕ベンゼンスルホネートナトリウム塩
    (NACA‐OBS)、ラウロイルオキシベンゼンスルホネート(LOBSまた
    はC12‐OBS)、10‐ウンデセノイルオキシベンゼンスルホネート(UD
    OBS)、デカノイルオキシ安息香酸(DOBA)およびそれらの混合物からな
    る群より選択される、請求項3に記載の漂白組成物。
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